JP2003035977A - 画像形成装置 - Google Patents
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Landscapes
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像濃度制御による連続プリントの出力遅延
を防止し、さらに安定した色調の画像を出力し続けるこ
とのできる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 最大濃度制御用パッチと中間調制御用パ
ッチを2つのグループ(最大濃度制御用パッチPmax
と中間調制御用パッチPhalf)に分割し、それぞれ
異なるシート間領域に作成したので、遅延時間の最大値
SbはSaより短縮されており、連続プリントシーケン
ス中に大きな遅延を発生させることなく画像濃度制御を
実行することができ、所定の濃度及び階調性を有する画
像を安定して出力することができる。
を防止し、さらに安定した色調の画像を出力し続けるこ
とのできる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 最大濃度制御用パッチと中間調制御用パ
ッチを2つのグループ(最大濃度制御用パッチPmax
と中間調制御用パッチPhalf)に分割し、それぞれ
異なるシート間領域に作成したので、遅延時間の最大値
SbはSaより短縮されており、連続プリントシーケン
ス中に大きな遅延を発生させることなく画像濃度制御を
実行することができ、所定の濃度及び階調性を有する画
像を安定して出力することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式のプ
リンタあるいは複写機等のカラー画像形成装置に関する
ものである。
リンタあるいは複写機等のカラー画像形成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来からパーソナルコンピュータ等の出
力装置として、様々な原理のプリンタ(画像形成装置)
が提案されており、特に電子写真プロセスとレーザ走査
技術を用いたレーザビームプリンタは画像品質やプリン
トスピードの点で優位性が高く、オフィスプリンタの主
流となっている。
力装置として、様々な原理のプリンタ(画像形成装置)
が提案されており、特に電子写真プロセスとレーザ走査
技術を用いたレーザビームプリンタは画像品質やプリン
トスピードの点で優位性が高く、オフィスプリンタの主
流となっている。
【0003】近年、オフィスのカラー出力指向が強くな
り、カラー画像形成装置が広く利用されるようになっ
た。電子写真方式のフルカラー画像形成装置としては、
感光体をただ一つしか有さず、この感光体上あるいは中
間転写体上に各色のトナー像(現像剤像)を一色毎に順
次形成する方式のものがある。
り、カラー画像形成装置が広く利用されるようになっ
た。電子写真方式のフルカラー画像形成装置としては、
感光体をただ一つしか有さず、この感光体上あるいは中
間転写体上に各色のトナー像(現像剤像)を一色毎に順
次形成する方式のものがある。
【0004】フルカラー画像を得るには、3または4色
のトナー像を重ね合わせる必要があるため、この方式の
場合、単色出力の場合に比べると出力に3または4倍も
の時間を要する。
のトナー像を重ね合わせる必要があるため、この方式の
場合、単色出力の場合に比べると出力に3または4倍も
の時間を要する。
【0005】これに対して、各色に対応する感光体を一
つずつ備えて各色のトナー像を並列的に形成しその後に
重ね合わせることにより、単色画像の形成速度と同一の
速度でフルカラー画像を得ることができる感光体ドラム
3連または4連タンデムと呼ばれる方式もあり、プリン
トスピードの高速化にはこちらの方式が有利である。
つずつ備えて各色のトナー像を並列的に形成しその後に
重ね合わせることにより、単色画像の形成速度と同一の
速度でフルカラー画像を得ることができる感光体ドラム
3連または4連タンデムと呼ばれる方式もあり、プリン
トスピードの高速化にはこちらの方式が有利である。
【0006】ところで一般に、フルカラー等の多値画像
形成を行う際には、入力される濃度レベル信号と実際に
画像形成される濃度との関係が線形(濃度の線形性)に
なり、かつ同じ濃度レベル信号に対して画像形成される
濃度は、温湿度等の条件に関わらず常に一定である(濃
度の一定性)必要がある。
形成を行う際には、入力される濃度レベル信号と実際に
画像形成される濃度との関係が線形(濃度の線形性)に
なり、かつ同じ濃度レベル信号に対して画像形成される
濃度は、温湿度等の条件に関わらず常に一定である(濃
度の一定性)必要がある。
【0007】フルカラー画像形成装置の場合には例えば
マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色について
それぞれ濃度階調の線型性と一定性が要求される。
マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色について
それぞれ濃度階調の線型性と一定性が要求される。
【0008】しかしながら、電子写真方式による画像形
成処理を行う画像形成装置においては、トナー特性や現
像特性が、使用する環境やプリント枚数等の諸条件によ
って変動してしまうため、濃度の線形性や一定性を保つ
には何らかの工夫が必要である。
成処理を行う画像形成装置においては、トナー特性や現
像特性が、使用する環境やプリント枚数等の諸条件によ
って変動してしまうため、濃度の線形性や一定性を保つ
には何らかの工夫が必要である。
【0009】そこで、露光量や現像バイアス等のプロセ
ス条件、ルックアップテーブル(LUT)等の階調補正
手段を適切に設定するために最大濃度制御(Dmax制
御)や中間調制御の画像濃度制御が行なわれる。
ス条件、ルックアップテーブル(LUT)等の階調補正
手段を適切に設定するために最大濃度制御(Dmax制
御)や中間調制御の画像濃度制御が行なわれる。
【0010】最大濃度制御は、最大濃度(Dmax)の
濃度検知用トナー像(基準画像パターン。以下、パッチ
と称する。)を感光体または転写体等のトナー像を担持
する担持体上に各色トナーについて試験的に作成し、そ
れらの濃度の光学センサ等による検知結果を現像バイア
ス電位等のプロセス条件にフィードバックして各トナー
のDmaxを所定の値に調整するものである。
濃度検知用トナー像(基準画像パターン。以下、パッチ
と称する。)を感光体または転写体等のトナー像を担持
する担持体上に各色トナーについて試験的に作成し、そ
れらの濃度の光学センサ等による検知結果を現像バイア
ス電位等のプロセス条件にフィードバックして各トナー
のDmaxを所定の値に調整するものである。
【0011】中間調制御は、各色トナーごとに複数の中
間調のパッチを感光体または転写体等担持体上に作成
し、それらの濃度を光学センサ等で検知して、その結果
から入力画像信号と出力画像濃度とが直線関係になるよ
うにコントローラ部でLUTを補正(いわゆるγ補正)
をするというものである。
間調のパッチを感光体または転写体等担持体上に作成
し、それらの濃度を光学センサ等で検知して、その結果
から入力画像信号と出力画像濃度とが直線関係になるよ
うにコントローラ部でLUTを補正(いわゆるγ補正)
をするというものである。
【0012】このように、最大濃度を所定の値に制御し
た上でγ補正を行うことにより、濃度の線形性と一定性
が保たれる仕組みである。
た上でγ補正を行うことにより、濃度の線形性と一定性
が保たれる仕組みである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の画像形成装置の場合には、プリント枚
数がある枚数に達すると、上記画像濃度制御を実行する
ために、連続プリント中であってもプリントを中断させ
ていた。
ような従来技術の画像形成装置の場合には、プリント枚
数がある枚数に達すると、上記画像濃度制御を実行する
ために、連続プリント中であってもプリントを中断させ
ていた。
【0014】特に、電子写真方式のカラー画像形成装置
に複数の現像カートリッジが回転ロータリー内にあり、
一色ずつ画像形成を行うものでは、4回の画像濃度制御
が必要なため、かなりの時間を画像濃度制御に必要とし
ていた。
に複数の現像カートリッジが回転ロータリー内にあり、
一色ずつ画像形成を行うものでは、4回の画像濃度制御
が必要なため、かなりの時間を画像濃度制御に必要とし
ていた。
【0015】また、画像濃度制御に必要な時間が長い
と、画像濃度制御を実行する回数が限られてしまうた
め、画像濃度制御を行う間隔が長めになってしまい、さ
らに、装置の使用状態によっては出力画像の濃度やLU
Tが急激に変化することがあるために、画像濃度制御の
前後で、同一の画像を出力しているにもかかわらず、色
調がずれてしまうことがあった。
と、画像濃度制御を実行する回数が限られてしまうた
め、画像濃度制御を行う間隔が長めになってしまい、さ
らに、装置の使用状態によっては出力画像の濃度やLU
Tが急激に変化することがあるために、画像濃度制御の
前後で、同一の画像を出力しているにもかかわらず、色
調がずれてしまうことがあった。
【0016】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、画像
濃度制御による連続プリントの出力遅延を防止し、さら
に安定した色調の画像を出力し続けることのできる画像
形成装置を提供することにある。
ためになされたもので、その目的とするところは、画像
濃度制御による連続プリントの出力遅延を防止し、さら
に安定した色調の画像を出力し続けることのできる画像
形成装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、各色現像剤ごとに現像剤像を形成
する複数の一色像形成ユニットを備え、該複数の一色像
形成ユニットで形成した各色の現像剤像を重ね合わせて
画像を形成する画像形成装置において、現像剤像を担持
する担持体上に濃度検知のための基準画像パターンを作
成する作成手段と、作成した基準画像パターンの画像濃
度を検知する検知手段と、検知した基準画像パターンの
画像濃度に基づいて最大濃度制御及び中間調制御を有す
る画像濃度制御を行う画像濃度制御手段と、を備え、連
続画像形成中に行われる1回の画像濃度制御のための複
数の基準画像パターンを複数グループに分割して作成
し、画像濃度制御を行うことを特徴とする。
に本発明にあっては、各色現像剤ごとに現像剤像を形成
する複数の一色像形成ユニットを備え、該複数の一色像
形成ユニットで形成した各色の現像剤像を重ね合わせて
画像を形成する画像形成装置において、現像剤像を担持
する担持体上に濃度検知のための基準画像パターンを作
成する作成手段と、作成した基準画像パターンの画像濃
度を検知する検知手段と、検知した基準画像パターンの
画像濃度に基づいて最大濃度制御及び中間調制御を有す
る画像濃度制御を行う画像濃度制御手段と、を備え、連
続画像形成中に行われる1回の画像濃度制御のための複
数の基準画像パターンを複数グループに分割して作成
し、画像濃度制御を行うことを特徴とする。
【0018】前記基準画像パターンを、前記担持体上に
おける各画像形成領域の上下流側の非画像形成領域に作
成することが好適である。
おける各画像形成領域の上下流側の非画像形成領域に作
成することが好適である。
【0019】前記1回の画像濃度制御のための複数の基
準画像パターンを、最大濃度制御用基準画像パターン
と、中間調制御用基準画像パターンと、のグループに分
割することが好適である。
準画像パターンを、最大濃度制御用基準画像パターン
と、中間調制御用基準画像パターンと、のグループに分
割することが好適である。
【0020】前記最大濃度制御用基準画像パターンのグ
ループ及び中間調制御用基準画像パターンのグループを
さらに細かいグループに分割することが好適である。
ループ及び中間調制御用基準画像パターンのグループを
さらに細かいグループに分割することが好適である。
【0021】前記1回の画像濃度制御のための複数の基
準画像パターンを、先に形成される所定条件が成立して
いるかどうかを判定するための基準画像パターンと、後
に形成される前記所定条件が成立した場合に省略される
基準画像パターンと、のグループに分割することが好適
である。
準画像パターンを、先に形成される所定条件が成立して
いるかどうかを判定するための基準画像パターンと、後
に形成される前記所定条件が成立した場合に省略される
基準画像パターンと、のグループに分割することが好適
である。
【0022】前記1回の画像濃度制御のための複数の基
準画像パターンを、先に形成される所定条件が成立して
いるかどうかを判定するための基準画像パターンと、後
に形成される前記所定条件が成立した場合に省略される
基準画像パターン及びその他の省略されない基準画像パ
ターンと、のグループに分割することが好適である。
準画像パターンを、先に形成される所定条件が成立して
いるかどうかを判定するための基準画像パターンと、後
に形成される前記所定条件が成立した場合に省略される
基準画像パターン及びその他の省略されない基準画像パ
ターンと、のグループに分割することが好適である。
【0023】各色現像剤ごとに現像剤像を形成する複数
の一色像形成ユニットを備え、該複数の一色像形成ユニ
ットで形成した各色の現像剤像を重ね合わせて画像を形
成する画像形成装置において、現像剤像を担持する担持
体上に濃度検知のための基準画像パターンを作成する作
成手段と、作成した基準画像パターンの画像濃度を検知
する検知手段と、検知した基準画像パターンの画像濃度
に基づいて最大濃度制御及び中間調制御を有する画像濃
度制御を行う画像濃度制御手段と、1回の画像濃度制御
のための複数の基準画像パターンのうち所定条件が成立
しているかどうかを判定するための基準画像パターンを
用いて前記所定条件が成立しているかどうかを判定する
判定手段と、を備え、連続画像形成中に行われる1回の
画像濃度制御として、少なくとも前記所定条件が成立し
ているかどうかを判定するための基準画像パターンを作
成し、前記所定条件が成立しているかどうかを判定し、
前記所定条件が成立した場合には前記所定条件成立時に
省略される基準画像パターンを省略して残りの基準画像
パターンを作成して画像濃度制御を実行し、前記所定条
件が不成立の場合には前記所定条件が成立しているかど
うかを判定するための基準画像パターン以外の基準画像
パターンを作成して画像濃度制御を実行することを特徴
とする。
の一色像形成ユニットを備え、該複数の一色像形成ユニ
ットで形成した各色の現像剤像を重ね合わせて画像を形
成する画像形成装置において、現像剤像を担持する担持
体上に濃度検知のための基準画像パターンを作成する作
成手段と、作成した基準画像パターンの画像濃度を検知
する検知手段と、検知した基準画像パターンの画像濃度
に基づいて最大濃度制御及び中間調制御を有する画像濃
度制御を行う画像濃度制御手段と、1回の画像濃度制御
のための複数の基準画像パターンのうち所定条件が成立
しているかどうかを判定するための基準画像パターンを
用いて前記所定条件が成立しているかどうかを判定する
判定手段と、を備え、連続画像形成中に行われる1回の
画像濃度制御として、少なくとも前記所定条件が成立し
ているかどうかを判定するための基準画像パターンを作
成し、前記所定条件が成立しているかどうかを判定し、
前記所定条件が成立した場合には前記所定条件成立時に
省略される基準画像パターンを省略して残りの基準画像
パターンを作成して画像濃度制御を実行し、前記所定条
件が不成立の場合には前記所定条件が成立しているかど
うかを判定するための基準画像パターン以外の基準画像
パターンを作成して画像濃度制御を実行することを特徴
とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0025】(第1の実施の形態)図1〜図5を参照し
て、第1の実施の形態について説明する。
て、第1の実施の形態について説明する。
【0026】図1は、本実施の形態に係る画像形成装置
を示す概略断面構成図である。図1の画像形成装置は、
マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色の現像剤
像としてのトナー像を形成する電子写真方式の4組の一
色像形成ユニットとしての画像形成ユニット10M,1
0C,10Y,10Kを備えており、これらの画像形成
ユニット10M,10C,10Y,10Kは、略水平方
向に並設されている。
を示す概略断面構成図である。図1の画像形成装置は、
マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色の現像剤
像としてのトナー像を形成する電子写真方式の4組の一
色像形成ユニットとしての画像形成ユニット10M,1
0C,10Y,10Kを備えており、これらの画像形成
ユニット10M,10C,10Y,10Kは、略水平方
向に並設されている。
【0027】これらの画像形成ユニット10M,10
C,10Y,10Kの下方には、被転写媒体としての転
写材等のシートTを搬送するための搬送ユニット20が
設置されている。
C,10Y,10Kの下方には、被転写媒体としての転
写材等のシートTを搬送するための搬送ユニット20が
設置されている。
【0028】搬送ユニット20は、横方向に離間して配
置された下流側の駆動ローラ21、上流側の従動ローラ
22及び各ローラ21,22に張設され所定方向に無端
走行される搬送ベルト23を有している。従動ローラ2
2には、図示しないバネ等により駆動ローラ21から離
れる方向(図中矢印A方向)に付勢され、両者の間に巻
回された搬送ベルト23に1kg〜10kg程度のテン
ションが与えられている。
置された下流側の駆動ローラ21、上流側の従動ローラ
22及び各ローラ21,22に張設され所定方向に無端
走行される搬送ベルト23を有している。従動ローラ2
2には、図示しないバネ等により駆動ローラ21から離
れる方向(図中矢印A方向)に付勢され、両者の間に巻
回された搬送ベルト23に1kg〜10kg程度のテン
ションが与えられている。
【0029】本画像形成装置は、画像形成ユニット10
M,10C,10Y,10Kは、略同一の構成を有して
いるため、ここではマゼンタ用の画像形成ユニット10
Mについて代表して説明する。なお、シアン、イエロ
ー、ブラックの各画像形成ユニット10C,10Y,1
0Kも、マゼンタ画像形成ユニット10Mと略同様に構
成されている。
M,10C,10Y,10Kは、略同一の構成を有して
いるため、ここではマゼンタ用の画像形成ユニット10
Mについて代表して説明する。なお、シアン、イエロ
ー、ブラックの各画像形成ユニット10C,10Y,1
0Kも、マゼンタ画像形成ユニット10Mと略同様に構
成されている。
【0030】画像形成ユニット10Mは、像担持体とし
ての感光ドラム11Mを備え、感光ドラム11Mの周囲
には、感光ドラム11Mの表面を所定の電位に帯電させ
る帯電手段12M、帯電された感光ドラム11M表面を
露光して静電潜像を形成する露光手段13M、静電潜像
に現像剤であるマゼンタのトナーを供給して現像する現
像手段14M、現像により形成されたトナー像を不図示
の給送機構を介して図の右側から給送されるシートTに
転写する転写ローラ15M、および転写されずに感光ド
ラム11Mの表面に残留したトナーを除去するクリーナ
16Mが配設されている。
ての感光ドラム11Mを備え、感光ドラム11Mの周囲
には、感光ドラム11Mの表面を所定の電位に帯電させ
る帯電手段12M、帯電された感光ドラム11M表面を
露光して静電潜像を形成する露光手段13M、静電潜像
に現像剤であるマゼンタのトナーを供給して現像する現
像手段14M、現像により形成されたトナー像を不図示
の給送機構を介して図の右側から給送されるシートTに
転写する転写ローラ15M、および転写されずに感光ド
ラム11Mの表面に残留したトナーを除去するクリーナ
16Mが配設されている。
【0031】以下に、マゼンタ用の画像形成ユニット1
0Mの動作について説明する。まず、帯電手段12Mを
介して感光ドラム11Mの表面が−400V〜−700
V程度の電位に帯電される。不図示の制御部から送られ
てくるマゼンタ用の画像データに従って、帯電した感光
ドラム11Mの表面に、露光手段13Mによって露光光
が出力され、これにより、マゼンタの静電潜像が感光ド
ラム11Mの表面に形成される。
0Mの動作について説明する。まず、帯電手段12Mを
介して感光ドラム11Mの表面が−400V〜−700
V程度の電位に帯電される。不図示の制御部から送られ
てくるマゼンタ用の画像データに従って、帯電した感光
ドラム11Mの表面に、露光手段13Mによって露光光
が出力され、これにより、マゼンタの静電潜像が感光ド
ラム11Mの表面に形成される。
【0032】このようにして形成された静電潜像は、感
光ドラム11Mの回転に従い所定の現像位置まで移動
し、現像手段14Mによってトナー像として可視化され
る。
光ドラム11Mの回転に従い所定の現像位置まで移動
し、現像手段14Mによってトナー像として可視化され
る。
【0033】現像手段14Mは、不図示の現像手段駆動
モータにより所定の周速度で回転駆動される現像スリー
ブ14Maを有しており、現像手段14M内には、マゼ
ンタ染料を含み掛脂にて形成されるマゼンタトナーが収
容されている。マゼンタトナーは摩擦帯電により、感光
ドラム11M上の帯電荷と同極性の電荷を有した状態で
現像スリーブ14Ma表面にトナー層を形成している。
感光ドラム11Mの表面が現像手段14Mの現像スリー
ブ14Maの対向位置を通過していく(現像位置)こと
により、感光ドラム11M表面上の除電された潜像部に
のみマゼンタトナーが静電的に付着し、感光ドラム11
M表面上にマゼンタトナー像が形成される。
モータにより所定の周速度で回転駆動される現像スリー
ブ14Maを有しており、現像手段14M内には、マゼ
ンタ染料を含み掛脂にて形成されるマゼンタトナーが収
容されている。マゼンタトナーは摩擦帯電により、感光
ドラム11M上の帯電荷と同極性の電荷を有した状態で
現像スリーブ14Ma表面にトナー層を形成している。
感光ドラム11Mの表面が現像手段14Mの現像スリー
ブ14Maの対向位置を通過していく(現像位置)こと
により、感光ドラム11M表面上の除電された潜像部に
のみマゼンタトナーが静電的に付着し、感光ドラム11
M表面上にマゼンタトナー像が形成される。
【0034】マゼンタのトナー像が形成された感光ドラ
ム11Mは、引続き所定の周速度で回転され、トナー像
が転写位置へ回転される。
ム11Mは、引続き所定の周速度で回転され、トナー像
が転写位置へ回転される。
【0035】一方、不図示の給送機構を介して供給され
るシートTは、搬送ベルト23と吸着ローラ24との間
を通って転写位置へ搬送される。このとき、吸着バイア
ス電源24aを介して吸着ローラ24に+500V〜+
2000V程度の吸着バイアス電圧が印加され、吸着ロ
ーラ24と従動ローラ22との間に所定の電界が形成さ
れる。この電界により、シートTが搬送ベルト23に吸
着され、搬送ベルト23の走行に従って吸着されたシー
トTが各画像形成ユニット10M,10C,10Y,1
0Kの複数の転写位置を通過するように搬送される。
るシートTは、搬送ベルト23と吸着ローラ24との間
を通って転写位置へ搬送される。このとき、吸着バイア
ス電源24aを介して吸着ローラ24に+500V〜+
2000V程度の吸着バイアス電圧が印加され、吸着ロ
ーラ24と従動ローラ22との間に所定の電界が形成さ
れる。この電界により、シートTが搬送ベルト23に吸
着され、搬送ベルト23の走行に従って吸着されたシー
トTが各画像形成ユニット10M,10C,10Y,1
0Kの複数の転写位置を通過するように搬送される。
【0036】そして、感光ドラム11Mの回転により感
光ドラム11M上のトナー像が転写位置へ位置するとと
もに搬送ベルト23に吸着されたシートTが転写位置へ
搬送される。
光ドラム11M上のトナー像が転写位置へ位置するとと
もに搬送ベルト23に吸着されたシートTが転写位置へ
搬送される。
【0037】このとき、転写位置の搬送ベルト23の内
側には転写ローラ15Mが存在して搬送ベルト23を介
して感光ドラム11Mに転接しており、転写ローラ15
Mとで感光ドラム11M表面に静電的に付着しているマ
ゼンタトナーの電位と逆極性を有する電界を搬送ベルト
23の裏側からシートTに供給する。この電界は、搬送
ベルト23及びシートTを通して感光ドラム11M上の
マゼンタトナー像に作用し、その結果、感光ドラム11
MからシートTへトナー像が転写される。転写バイアス
は、トナーの極性と逆極性であり、+500〜+200
0V程度に設定される。
側には転写ローラ15Mが存在して搬送ベルト23を介
して感光ドラム11Mに転接しており、転写ローラ15
Mとで感光ドラム11M表面に静電的に付着しているマ
ゼンタトナーの電位と逆極性を有する電界を搬送ベルト
23の裏側からシートTに供給する。この電界は、搬送
ベルト23及びシートTを通して感光ドラム11M上の
マゼンタトナー像に作用し、その結果、感光ドラム11
MからシートTへトナー像が転写される。転写バイアス
は、トナーの極性と逆極性であり、+500〜+200
0V程度に設定される。
【0038】以上のように、シートT上にトナー像が転
写された後、感光ドラム11Mは、そのまま所定の周速
度にて回転駆動され、クリーナ16Mによって表面の残
留トナーや紙粉が除去される。その後、必要に応じて再
び帯電手段12Mによる帯電から始まる一連のプロセス
に入る。
写された後、感光ドラム11Mは、そのまま所定の周速
度にて回転駆動され、クリーナ16Mによって表面の残
留トナーや紙粉が除去される。その後、必要に応じて再
び帯電手段12Mによる帯電から始まる一連のプロセス
に入る。
【0039】こうして、マゼンタ画像形成ユニット10
Mにてマゼンタトナー像を転写されたシートTは、搬送
ベルト23によりシアン画像形成ユニット10C、イエ
ロー画像形成ユニット10Y、さらにブラック画像形成
ユニット10Kについての転写位置へ順次搬送され、各
色のトナー像が重ねられて転写される。
Mにてマゼンタトナー像を転写されたシートTは、搬送
ベルト23によりシアン画像形成ユニット10C、イエ
ロー画像形成ユニット10Y、さらにブラック画像形成
ユニット10Kについての転写位置へ順次搬送され、各
色のトナー像が重ねられて転写される。
【0040】転写ローラ15M,15C,15Y,15
Kによる転写バイアスは、後段に行くにつれて高くなる
ように設定されている。これは、各画像形成ユニット1
0M,10C,10Y,10Kについての転写位置をシ
ートTが通過する際に、シートT上のトナーが各感光ド
ラム11M,11C,11Y,11Kとの間の放電によ
り、逆極性のチャージを受け、このチャージがシートT
上のトナーに蓄積することにより、転写電界が徐々に弱
まるためである。本実施の形態では、常温常湿環境にお
いて、転写ローラ15M,15C,15Y,15Kによ
る転写バイアスを、それぞれ+900V,+1000
V,+1100V,+1200Vに設定した。これらの
転写バイアスの適正値は、シートTの種類や環境条件に
より適宜変更される。
Kによる転写バイアスは、後段に行くにつれて高くなる
ように設定されている。これは、各画像形成ユニット1
0M,10C,10Y,10Kについての転写位置をシ
ートTが通過する際に、シートT上のトナーが各感光ド
ラム11M,11C,11Y,11Kとの間の放電によ
り、逆極性のチャージを受け、このチャージがシートT
上のトナーに蓄積することにより、転写電界が徐々に弱
まるためである。本実施の形態では、常温常湿環境にお
いて、転写ローラ15M,15C,15Y,15Kによ
る転写バイアスを、それぞれ+900V,+1000
V,+1100V,+1200Vに設定した。これらの
転写バイアスの適正値は、シートTの種類や環境条件に
より適宜変更される。
【0041】4色のトナー像の転写が終了したシートT
は最後に定着ユニット30に送られて加熱及び加圧によ
りトナーが溶固着され、シートT上に永久像が得られ
る。
は最後に定着ユニット30に送られて加熱及び加圧によ
りトナーが溶固着され、シートT上に永久像が得られ
る。
【0042】次に本実施の形態における濃度検知用トナ
ー像(基準画像パターン。以下、パッチと称する。)を
用いてのパッチ濃度測定による画像濃度制御について説
明する。本実施の形態における画像濃度制御は、狭義の
濃度制御である最大濃度制御と、階調制御である中間調
制御とからなる。
ー像(基準画像パターン。以下、パッチと称する。)を
用いてのパッチ濃度測定による画像濃度制御について説
明する。本実施の形態における画像濃度制御は、狭義の
濃度制御である最大濃度制御と、階調制御である中間調
制御とからなる。
【0043】最大濃度制御について説明する。まず各色
毎にパターン発生回路40により作成された所定の例え
ば5個のパッチデータ(No.1〜No.5)が、露光
手段13M,13C,13Y,13Kを介して感光ドラ
ム11M,11C,11Y,11K上に各色5個のパッ
チパターンが潜像として形成される。
毎にパターン発生回路40により作成された所定の例え
ば5個のパッチデータ(No.1〜No.5)が、露光
手段13M,13C,13Y,13Kを介して感光ドラ
ム11M,11C,11Y,11K上に各色5個のパッ
チパターンが潜像として形成される。
【0044】次に、不図示の現像高圧発生器により前記
パッチパターンの数に対応して段階的に変化する複数レ
ベルの現像バイアスV1〜V5を発生し、現像手段14
M,14C,14Y,14Kにより前記潜像を可視化す
る。
パッチパターンの数に対応して段階的に変化する複数レ
ベルの現像バイアスV1〜V5を発生し、現像手段14
M,14C,14Y,14Kにより前記潜像を可視化す
る。
【0045】これら各色5個の可視画像を搬送ベルト2
3上に転写し、下流の濃度センサ50により各現像バイ
アスV1〜V5に対応した各パッチパターン毎の濃度を
計測する。
3上に転写し、下流の濃度センサ50により各現像バイ
アスV1〜V5に対応した各パッチパターン毎の濃度を
計測する。
【0046】この得られた計測データに対して補間処理
を行い、図2に示す現像バイアス−画像濃度の特性グラ
フから所定の最大濃度Dmaxが得られる現像バイアス
Vを算出して、この算出結果に基づいて現像バイアスを
設定することにより最大濃度を一定に保つ。なお、最大
濃度制御は帯電電圧などの他のプロセス条件を制御して
も構わない。
を行い、図2に示す現像バイアス−画像濃度の特性グラ
フから所定の最大濃度Dmaxが得られる現像バイアス
Vを算出して、この算出結果に基づいて現像バイアスを
設定することにより最大濃度を一定に保つ。なお、最大
濃度制御は帯電電圧などの他のプロセス条件を制御して
も構わない。
【0047】次に中間調制御について説明する。まず、
パターン発生回路40により濃度検知パッチ用の画像信
号を発生し、この信号に従って感光ドラム11M上に濃
度検知パッチを作成する。本実施の形態では、各色の画
像信号は8ビットであり、00H〜FFH(Hは16進
表示を意味する)の256レベルの画像信号を発生可能
である。しかし、トナー消費や時間等の制限から00
H、10H、‥・等といった10レベル程度の画像信号
を発生してパッチの潜像を形成する。
パターン発生回路40により濃度検知パッチ用の画像信
号を発生し、この信号に従って感光ドラム11M上に濃
度検知パッチを作成する。本実施の形態では、各色の画
像信号は8ビットであり、00H〜FFH(Hは16進
表示を意味する)の256レベルの画像信号を発生可能
である。しかし、トナー消費や時間等の制限から00
H、10H、‥・等といった10レベル程度の画像信号
を発生してパッチの潜像を形成する。
【0048】その後、感光ドラム11M上のこの潜像は
現像手段14Mによりマゼンタトナーで現像され、さら
に搬送ベルト23上に転写され、濃度センサ50でそれ
ら濃度検知パッチの濃度の測定を行う。
現像手段14Mによりマゼンタトナーで現像され、さら
に搬送ベルト23上に転写され、濃度センサ50でそれ
ら濃度検知パッチの濃度の測定を行う。
【0049】図3は露光信号−測定濃度の特性グラフで
あり、図3中の実線は濃度を指定するパッチ画像信号を
補正をかけずにそのまま露光信号に変換し、搬送ベルト
23上に作成された濃度検知パッチの濃度を測定した結
果を示している。同図に示されているように中間濃度領
域において入力画像信号と実際の出力濃度とは直線関係
になっていない。そこで、入力画像信号と露光信号の対
応を調整するためのルックアップテーブル(LUT)を
作成するいわゆるγ補正を行い、同図中に点線で示され
ているような直線関係を得る。例えば濃度0.2の画像
信号に対しては同図中にVで示される露光信号を対応さ
せればよい。以上のような中間調制御を他のシアン、イ
エロー、ブラックの各トナーに対しても行い、各色につ
いてLUTを作成する。
あり、図3中の実線は濃度を指定するパッチ画像信号を
補正をかけずにそのまま露光信号に変換し、搬送ベルト
23上に作成された濃度検知パッチの濃度を測定した結
果を示している。同図に示されているように中間濃度領
域において入力画像信号と実際の出力濃度とは直線関係
になっていない。そこで、入力画像信号と露光信号の対
応を調整するためのルックアップテーブル(LUT)を
作成するいわゆるγ補正を行い、同図中に点線で示され
ているような直線関係を得る。例えば濃度0.2の画像
信号に対しては同図中にVで示される露光信号を対応さ
せればよい。以上のような中間調制御を他のシアン、イ
エロー、ブラックの各トナーに対しても行い、各色につ
いてLUTを作成する。
【0050】次にこれら最大濃度制御及び中間調制御の
分割実施について説明する。本実施の形態では搬送ベル
ト23上において先のシート後端と次のシート先端との
間の非画像域(以下、シート間領域という)に毎回パッ
チを作成して画像濃度制御を行い、濃度及び階調変動を
逐次補正する。即ち、パッチが形成される担持体として
搬送ベルト23を用いている。
分割実施について説明する。本実施の形態では搬送ベル
ト23上において先のシート後端と次のシート先端との
間の非画像域(以下、シート間領域という)に毎回パッ
チを作成して画像濃度制御を行い、濃度及び階調変動を
逐次補正する。即ち、パッチが形成される担持体として
搬送ベルト23を用いている。
【0051】図4に画像形成ユニット10M,10C,
10Y,10K及び濃度センサ50と、搬送ベルト23
上のシートTとパッチPとの位置関係を示す。本実施の
形態の画像形成装置では、濃度センサ50を4色目のブ
ラックの画像形成ユニット10Kの後にただ1つだけ設
ける構成をとるため、例えば第1のパッチP1の読み取
りが終了する時、マゼンタの画像形成ユニット10Mで
は既に次のシートT1に転写する画像を形成してしまっ
ており、第1のパッチP1の濃度測定により得られた濃
度及び階調制御データはすぐ次のシートT1ではなく、
その次のシートT2以降にフィードバックされ、濃度及
び階調の補正が可能となる。
10Y,10K及び濃度センサ50と、搬送ベルト23
上のシートTとパッチPとの位置関係を示す。本実施の
形態の画像形成装置では、濃度センサ50を4色目のブ
ラックの画像形成ユニット10Kの後にただ1つだけ設
ける構成をとるため、例えば第1のパッチP1の読み取
りが終了する時、マゼンタの画像形成ユニット10Mで
は既に次のシートT1に転写する画像を形成してしまっ
ており、第1のパッチP1の濃度測定により得られた濃
度及び階調制御データはすぐ次のシートT1ではなく、
その次のシートT2以降にフィードバックされ、濃度及
び階調の補正が可能となる。
【0052】ところで、最大濃度制御及び中間調制御
は、それぞれ異なる複数のパッチを各色について作成す
る必要があり、例えば10mm角のパッチを最大濃度制
御において各色5個ずつ、中間調制御については各色1
0個ずつ5mm間隔で作成すると、計60個のパッチ作
成に要する領域の長さは1mほどにも達する。このた
め、連続プリント中にこれらのパッチを全て一気に作成
して画像濃度制御を行なうと画像出力に相当な遅延が発
生する。
は、それぞれ異なる複数のパッチを各色について作成す
る必要があり、例えば10mm角のパッチを最大濃度制
御において各色5個ずつ、中間調制御については各色1
0個ずつ5mm間隔で作成すると、計60個のパッチ作
成に要する領域の長さは1mほどにも達する。このた
め、連続プリント中にこれらのパッチを全て一気に作成
して画像濃度制御を行なうと画像出力に相当な遅延が発
生する。
【0053】図5は連続プリント中の画像濃度制御によ
って画像出力が遅延する様子を示した図である。同図中
の上半分は3つのケースA、B及びCについて、シート
TとパッチPとの位置関係を示したものであり、下半分
のグラフは横軸に示されるパッチの長さを搬送ベルト2
3の速度で除算して縦軸に示される画像出力の遅延時間
に変換したものである。
って画像出力が遅延する様子を示した図である。同図中
の上半分は3つのケースA、B及びCについて、シート
TとパッチPとの位置関係を示したものであり、下半分
のグラフは横軸に示されるパッチの長さを搬送ベルト2
3の速度で除算して縦軸に示される画像出力の遅延時間
に変換したものである。
【0054】同図中で従来のケースAでは、最大濃度制
御及び中間調制御の両方のパッチPmax及びPhal
fを同一のシート間領域に作成した場合であり、画像出
力の遅延時間は図5中にSaで示される長さである。
御及び中間調制御の両方のパッチPmax及びPhal
fを同一のシート間領域に作成した場合であり、画像出
力の遅延時間は図5中にSaで示される長さである。
【0055】これに対して、同図中、本実施の形態であ
るケースBでは、最大濃度制御用パッチと中間調制御用
パッチを2つのグループ(最大濃度制御用パッチPma
xと中間調制御用パッチPhalf)に分割し、それぞ
れ異なるシート間領域に作成した場合である。この場合
の遅延時間の最大値SbはSaより短縮されており、プ
リントアウトを待つユーザーに与える不快感も低減され
る。
るケースBでは、最大濃度制御用パッチと中間調制御用
パッチを2つのグループ(最大濃度制御用パッチPma
xと中間調制御用パッチPhalf)に分割し、それぞ
れ異なるシート間領域に作成した場合である。この場合
の遅延時間の最大値SbはSaより短縮されており、プ
リントアウトを待つユーザーに与える不快感も低減され
る。
【0056】さらに最大濃度制御用パッチ及び中間調制
御用パッチを3つ以上のグループに分割してもよい。図
5中のケースCでは、最大濃度制御用パッチと中間調制
御用パッチをそれぞれ2つのグループ、計4つのグルー
プP1〜P4に分割して画像濃度制御を実行した場合の
様子を示す。この場合の遅延時間の最大値ScはSbよ
りさらに短縮される。なお、ケースCのパッチグループ
の分割方法としては例えば最大濃度制御用パッチチおよ
び中間調制御用パッチをそれぞれ2色ずつの2グループ
に分割して計4グループとするなどの方法をとればよ
い。
御用パッチを3つ以上のグループに分割してもよい。図
5中のケースCでは、最大濃度制御用パッチと中間調制
御用パッチをそれぞれ2つのグループ、計4つのグルー
プP1〜P4に分割して画像濃度制御を実行した場合の
様子を示す。この場合の遅延時間の最大値ScはSbよ
りさらに短縮される。なお、ケースCのパッチグループ
の分割方法としては例えば最大濃度制御用パッチチおよ
び中間調制御用パッチをそれぞれ2色ずつの2グループ
に分割して計4グループとするなどの方法をとればよ
い。
【0057】以上が本実施の形態における画像濃度制御
実施法の詳細である。以上、述べてきたように最大濃度
制御用パッチ及び中間調制御用パッチを複数のグループ
に分割して、連続プリント中のそれぞれ異なるシート間
領域に作成することにより、連続プリントシーケンス中
に大きな遅延を発生させることなく画像濃度制御を実行
することができ、所定の濃度及び階調性を有する画像を
安定して出力することができる。
実施法の詳細である。以上、述べてきたように最大濃度
制御用パッチ及び中間調制御用パッチを複数のグループ
に分割して、連続プリント中のそれぞれ異なるシート間
領域に作成することにより、連続プリントシーケンス中
に大きな遅延を発生させることなく画像濃度制御を実行
することができ、所定の濃度及び階調性を有する画像を
安定して出力することができる。
【0058】(第2の実施の形態)図6〜図8には、第
2の実施の形態が示されている。ただし、以下の第2の
実施の形態に係る画像形成装置は、第1の実施の形態と
同一構成なので、同一の構成部分については同一の符号
を付して、その説明は省略する。
2の実施の形態が示されている。ただし、以下の第2の
実施の形態に係る画像形成装置は、第1の実施の形態と
同一構成なので、同一の構成部分については同一の符号
を付して、その説明は省略する。
【0059】第1の実施の形態では、画像濃度制御を行
なうために必要な大量のパッチを複数のグループに分割
して作成することにより、連続プリント中に画像濃度制
御を実行した場合に画像出力に大きな遅延が発生するこ
とを防いでいた。しかしながら1回の画像濃度制御に用
いる複数のパッチの作成を分割したことにより、画像濃
度制御結果のフィードバックをかける間隔が減ってしま
うという欠点があった。
なうために必要な大量のパッチを複数のグループに分割
して作成することにより、連続プリント中に画像濃度制
御を実行した場合に画像出力に大きな遅延が発生するこ
とを防いでいた。しかしながら1回の画像濃度制御に用
いる複数のパッチの作成を分割したことにより、画像濃
度制御結果のフィードバックをかける間隔が減ってしま
うという欠点があった。
【0060】図8中でケースAの場合には図示時間域で
2セット(2回の画像濃度制御)分のパッチデータを作
成しているが、第1の実施の形態に係るケースCの場合
には1セット分しか作成できておらず、画像濃度制御の
頻度が低下してしまっている。
2セット(2回の画像濃度制御)分のパッチデータを作
成しているが、第1の実施の形態に係るケースCの場合
には1セット分しか作成できておらず、画像濃度制御の
頻度が低下してしまっている。
【0061】これに対して、本実施の形態では、同図中
のケースDに示すように、ある所定条件が満たされた場
合に省略可能となるパッチグループの前に、その省略可
能条件が成立しているかどうかを判定するために濃度デ
ータを測定する必要があるパッチグループを先に作成す
る。
のケースDに示すように、ある所定条件が満たされた場
合に省略可能となるパッチグループの前に、その省略可
能条件が成立しているかどうかを判定するために濃度デ
ータを測定する必要があるパッチグループを先に作成す
る。
【0062】そして、先に作成した省略可能条件の判定
のためのパッチの濃度データを測定し、省略可能条件が
成立しているかどうかを判定した上で、省略可能条件が
成立した場合には該当する省略可能なパッチの作成を省
略するという構成をとる。
のためのパッチの濃度データを測定し、省略可能条件が
成立しているかどうかを判定した上で、省略可能条件が
成立した場合には該当する省略可能なパッチの作成を省
略するという構成をとる。
【0063】以下、本実施の形態を詳細に説明する。図
6は本実施の形態における最大濃度制御の実施方法を説
明する図であり、最大濃度制御に使用する1色中の5つ
のパッチをP1とP2の2つのグループに分割する様子
を示している。
6は本実施の形態における最大濃度制御の実施方法を説
明する図であり、最大濃度制御に使用する1色中の5つ
のパッチをP1とP2の2つのグループに分割する様子
を示している。
【0064】P1は前回の最大濃度制御実施結果から計
算された現像バイアスを中心とする領域をカバーする3
つのパッチのグループであり、頻繁に濃度制御を実行す
る場合には濃度変動が比較的小さいため、この3つのバ
ッチがカバーする範囲で目標とするDmaxを得るため
の現像バイアスVを算出できることが多い。このP1が
先に形成される所定条件が成立しているかどうかを判定
するための基準画像パターンのグループとなる。
算された現像バイアスを中心とする領域をカバーする3
つのパッチのグループであり、頻繁に濃度制御を実行す
る場合には濃度変動が比較的小さいため、この3つのバ
ッチがカバーする範囲で目標とするDmaxを得るため
の現像バイアスVを算出できることが多い。このP1が
先に形成される所定条件が成立しているかどうかを判定
するための基準画像パターンのグループとなる。
【0065】これに対してP2はP1パッチの外側の領
域をカバーする2つのパッチであり、何らかの事情によ
り目的とする現像バイアスがP1パッチの領域外側、例
えばV’にずれてしまっていた場合に対応するためのパ
ッチグループである。このP2が後に形成される所定条
件が成立した場合に省略される基準画像パターンのグル
ープとなる。
域をカバーする2つのパッチであり、何らかの事情によ
り目的とする現像バイアスがP1パッチの領域外側、例
えばV’にずれてしまっていた場合に対応するためのパ
ッチグループである。このP2が後に形成される所定条
件が成立した場合に省略される基準画像パターンのグル
ープとなる。
【0066】すなわち、まず先にP1グループのパッチ
を作成し、目的の現像バイアスVを算出できた場合に
は、P2グループのバッチの計測データは不要であるた
め、後の作成グループであるP2パッチの作成を省略す
ることにより、画像濃度制御の頻度を低下させることな
く画像出力の遅延を抑制することができる。
を作成し、目的の現像バイアスVを算出できた場合に
は、P2グループのバッチの計測データは不要であるた
め、後の作成グループであるP2パッチの作成を省略す
ることにより、画像濃度制御の頻度を低下させることな
く画像出力の遅延を抑制することができる。
【0067】図7は本実施の形態における中間調制御の
実施方法を説明する図であり、中間調制御に使用する1
0個のパッチをP3とP4の2つのグループに分割する
様子を示している。P3が先に形成される所定条件が成
立しているかどうかを判定するための基準画像パターン
のグループとなり、P4が後に形成される所定条件が成
立した場合に省略される基準画像パターンのグループと
なる。どちらも本来の中間調制御用パッチを半分に間引
きしたものであり、本質的な違いはない。
実施方法を説明する図であり、中間調制御に使用する1
0個のパッチをP3とP4の2つのグループに分割する
様子を示している。P3が先に形成される所定条件が成
立しているかどうかを判定するための基準画像パターン
のグループとなり、P4が後に形成される所定条件が成
立した場合に省略される基準画像パターンのグループと
なる。どちらも本来の中間調制御用パッチを半分に間引
きしたものであり、本質的な違いはない。
【0068】本実施の形態においては、まずP3パッチ
を作成し、計測した濃度データを前回計測したパッチデ
ータと比較する。僅かな濃度変動をも逐次補正すために
頻繁に画像濃度制御を実施する場合、計測したパッチデ
ータと前回のデータとの間に有意差がないことも多い。
このような場合にはP4グループパッチの計測データは
不要であるのでP4パッチの作成を省略し、画像出力の
遅延を避けることができる。
を作成し、計測した濃度データを前回計測したパッチデ
ータと比較する。僅かな濃度変動をも逐次補正すために
頻繁に画像濃度制御を実施する場合、計測したパッチデ
ータと前回のデータとの間に有意差がないことも多い。
このような場合にはP4グループパッチの計測データは
不要であるのでP4パッチの作成を省略し、画像出力の
遅延を避けることができる。
【0069】なお、前回のパッチデータと有意差が有っ
た場合でも、例えば低濃度領域の一部でのみ差が認めら
れた場合にはその領域のみのバッチをP4バッチグルー
プとして作成することにより同様の効果を得ることが可
能である。
た場合でも、例えば低濃度領域の一部でのみ差が認めら
れた場合にはその領域のみのバッチをP4バッチグルー
プとして作成することにより同様の効果を得ることが可
能である。
【0070】以上述べてきたように、ある条件が満たさ
れた場合に省略可能となるパッチが存在する場合には、
パッチを適切なグループに分割して、先の判定グループ
のパッチを形成して省略可能条件を判定し、後のグルー
プの省略可能なパッチの作成を省略することにより、画
像濃度制御の頻度の低下を回避しつつ画像出力の遅延を
最小限に抑制することができる。
れた場合に省略可能となるパッチが存在する場合には、
パッチを適切なグループに分割して、先の判定グループ
のパッチを形成して省略可能条件を判定し、後のグルー
プの省略可能なパッチの作成を省略することにより、画
像濃度制御の頻度の低下を回避しつつ画像出力の遅延を
最小限に抑制することができる。
【0071】なお、本実施の形態では、省略可能条件判
定後のパッチのグループは、省略可能なパッチのみで構
成されていたが、省略されないパッチが存在し、必ず省
略可能条件判定後にも後段のグループでパッチ形成がな
される場合であってもよい。
定後のパッチのグループは、省略可能なパッチのみで構
成されていたが、省略されないパッチが存在し、必ず省
略可能条件判定後にも後段のグループでパッチ形成がな
される場合であってもよい。
【0072】また、実施の態様は上述の実施の形態に限
定されるものではなく、例えば色毎に異なる濃度制御頻
度を設定したり、あるいはトナー使用率ではなく現像ス
リーブ回転数を寿命判断用パラメータとしてもよい。ま
た、例えば中間転写ベルト上などにパッチを作成する画
像形成装置にも同様の方法を適用して濃度制御の頻度を
最適化できる。この際、上記実施の形態ではシート間領
域にパッチを形成していたが、中間転写ベルト上などで
はシート転写対象領域である画像形成領域の上下流側の
非画像形成領域(非画像領域、シート間領域に相当)に
形成することで同様に扱うことができる。
定されるものではなく、例えば色毎に異なる濃度制御頻
度を設定したり、あるいはトナー使用率ではなく現像ス
リーブ回転数を寿命判断用パラメータとしてもよい。ま
た、例えば中間転写ベルト上などにパッチを作成する画
像形成装置にも同様の方法を適用して濃度制御の頻度を
最適化できる。この際、上記実施の形態ではシート間領
域にパッチを形成していたが、中間転写ベルト上などで
はシート転写対象領域である画像形成領域の上下流側の
非画像形成領域(非画像領域、シート間領域に相当)に
形成することで同様に扱うことができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、連続画
像形成中の画像出力を遅延させてしまうことを防ぐこと
ができ、所定の濃度および階調性を有する画像を安定し
て出力することができる。
像形成中の画像出力を遅延させてしまうことを防ぐこと
ができ、所定の濃度および階調性を有する画像を安定し
て出力することができる。
【0074】また、連続画像形成中の濃度制御の頻度の
低下を回避しつつ画像出力の遅延を最小限に抑制するこ
とができる。
低下を回避しつつ画像出力の遅延を最小限に抑制するこ
とができる。
【図1】第1の実施の形態に係る画像形成装置を示す概
略断面説明図である。
略断面説明図である。
【図2】現像バイアス−画像濃度の特性グラフである。
【図3】露光信号−測定濃度の特性グラフである。
【図4】シートTとパッチPの位置関係を示す説明図で
ある。
ある。
【図5】第1の実施の形態に係る画像濃度制御の遅延時
間を示す説明図である。
間を示す説明図である。
【図6】第2の実施の形態に係る最大濃度制御の分割実
施法を示すグラフである。
施法を示すグラフである。
【図7】第2の実施の形態に係る中間調制御の分割実施
法を示すグラフである。
法を示すグラフである。
【図8】第2の実施の形態に係る画像濃度制御の遅延時
間を示す説明図である。
間を示す説明図である。
10M,10C,10Y,10K 画像形成ユニット
11M 感光ドラム
12M 帯電手段
13M 露光手段
14M 現像手段
14Ma 現像スリーブ
15M 転写ローラ
Claims (7)
- 【請求項1】各色現像剤ごとに現像剤像を形成する複数
の一色像形成ユニットを備え、該複数の一色像形成ユニ
ットで形成した各色の現像剤像を重ね合わせて画像を形
成する画像形成装置において、 現像剤像を担持する担持体上に濃度検知のための基準画
像パターンを作成する作成手段と、 作成した基準画像パターンの画像濃度を検知する検知手
段と、 検知した基準画像パターンの画像濃度に基づいて最大濃
度制御及び中間調制御を有する画像濃度制御を行う画像
濃度制御手段と、を備え、 連続画像形成中に行われる1回の画像濃度制御のための
複数の基準画像パターンを複数グループに分割して作成
し、画像濃度制御を行うことを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項2】前記基準画像パターンを、前記担持体上に
おける各画像形成領域の上下流側の非画像形成領域に作
成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
置。 - 【請求項3】前記1回の画像濃度制御のための複数の基
準画像パターンを、最大濃度制御用基準画像パターン
と、中間調制御用基準画像パターンと、のグループに分
割することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形
成装置。 - 【請求項4】前記最大濃度制御用基準画像パターンのグ
ループ及び中間調制御用基準画像パターンのグループを
さらに細かいグループに分割することを特徴とする請求
項3に記載の画像形成装置。 - 【請求項5】前記1回の画像濃度制御のための複数の基
準画像パターンを、先に形成される所定条件が成立して
いるかどうかを判定するための基準画像パターンと、後
に形成される前記所定条件が成立した場合に省略される
基準画像パターンと、のグループに分割することを特徴
とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成
装置。 - 【請求項6】前記1回の画像濃度制御のための複数の基
準画像パターンを、先に形成される所定条件が成立して
いるかどうかを判定するための基準画像パターンと、後
に形成される前記所定条件が成立した場合に省略される
基準画像パターン及びその他の省略されない基準画像パ
ターンと、のグループに分割することを特徴とする請求
項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 【請求項7】各色現像剤ごとに現像剤像を形成する複数
の一色像形成ユニットを備え、該複数の一色像形成ユニ
ットで形成した各色の現像剤像を重ね合わせて画像を形
成する画像形成装置において、 現像剤像を担持する担持体上に濃度検知のための基準画
像パターンを作成する作成手段と、 作成した基準画像パターンの画像濃度を検知する検知手
段と、 検知した基準画像パターンの画像濃度に基づいて最大濃
度制御及び中間調制御を有する画像濃度制御を行う画像
濃度制御手段と、 1回の画像濃度制御のための複数の基準画像パターンの
うち所定条件が成立しているかどうかを判定するための
基準画像パターンを用いて前記所定条件が成立している
かどうかを判定する判定手段と、を備え、 連続画像形成中に行われる1回の画像濃度制御として、
少なくとも前記所定条件が成立しているかどうかを判定
するための基準画像パターンを作成し、前記所定条件が
成立しているかどうかを判定し、 前記所定条件が成立した場合には前記所定条件成立時に
省略される基準画像パターンを省略して残りの基準画像
パターンを作成して画像濃度制御を実行し、 前記所定条件が不成立の場合には前記所定条件が成立し
ているかどうかを判定するための基準画像パターン以外
の基準画像パターンを作成して画像濃度制御を実行する
ことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001221810A JP2003035977A (ja) | 2001-07-23 | 2001-07-23 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001221810A JP2003035977A (ja) | 2001-07-23 | 2001-07-23 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003035977A true JP2003035977A (ja) | 2003-02-07 |
Family
ID=19055424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001221810A Withdrawn JP2003035977A (ja) | 2001-07-23 | 2001-07-23 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003035977A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2001
- 2001-07-23 JP JP2001221810A patent/JP2003035977A/ja not_active Withdrawn
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