JP2003027899A - 粉塵排除方法およびこれに用いる集塵装置 - Google Patents
粉塵排除方法およびこれに用いる集塵装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トンネル掘削工事中に発生する粉塵を捕集
し、容易に除去するための粉塵排除方法およびこれに用
いる集塵装置の提供。 【解決手段】 掘削する坑道10の壁面に周方向に固定
されるガス管1a,1bと、ガス管1a,1bの途中に
坑道10の中央部に向けて設けられる噴霧ノズル2と、
ガス管1a,1bに高圧の液体を供給する給水管16と
を備えた集塵装置であり、坑道10内に設置した風管1
1を通じて切羽部へ風を送り込み、この坑道10内の粉
塵14を坑口15方向へ送り出す際、坑道10の途中に
設置された集塵装置の噴霧ノズル2から噴霧される霧状
の水滴によって粉塵14が捕集される。捕集された粉塵
14は、坑道10内を坑口15へ向かって流れ出る排水
とともに排除される。
し、容易に除去するための粉塵排除方法およびこれに用
いる集塵装置の提供。 【解決手段】 掘削する坑道10の壁面に周方向に固定
されるガス管1a,1bと、ガス管1a,1bの途中に
坑道10の中央部に向けて設けられる噴霧ノズル2と、
ガス管1a,1bに高圧の液体を供給する給水管16と
を備えた集塵装置であり、坑道10内に設置した風管1
1を通じて切羽部へ風を送り込み、この坑道10内の粉
塵14を坑口15方向へ送り出す際、坑道10の途中に
設置された集塵装置の噴霧ノズル2から噴霧される霧状
の水滴によって粉塵14が捕集される。捕集された粉塵
14は、坑道10内を坑口15へ向かって流れ出る排水
とともに排除される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル掘削工事
において坑道内に発生する粉塵を捕集し排除する粉塵排
除方法およびこれに用いる集塵装置に関する。
において坑道内に発生する粉塵を捕集し排除する粉塵排
除方法およびこれに用いる集塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トンネル掘削工事は、所要の大きさの空
洞を掘る工程であり、主に掘削、ずり処理、支保工建込
み、覆工の4工程からなり、一般にはダイナマイト等の
火薬を用いた発破工法により行われる。
洞を掘る工程であり、主に掘削、ずり処理、支保工建込
み、覆工の4工程からなり、一般にはダイナマイト等の
火薬を用いた発破工法により行われる。
【0003】発破工法における掘削作業は、削岩機によ
りダイナマイト等の火薬を装填する小孔を穿孔する削岩
(削孔)、小孔に火薬を装填する装薬、火薬を爆発させ
て地山を崩す発破、発破により崩落した岩石を機械など
により積み込むずり積み、トロやダンプトラックなどで
搬出するずり運搬、これによってできた空洞が崩れない
ように支えを入れる支保工建込み工、吹付コンクリート
工、ロックボルト工、および、覆工を繰り返すことによ
って行われる。
りダイナマイト等の火薬を装填する小孔を穿孔する削岩
(削孔)、小孔に火薬を装填する装薬、火薬を爆発させ
て地山を崩す発破、発破により崩落した岩石を機械など
により積み込むずり積み、トロやダンプトラックなどで
搬出するずり運搬、これによってできた空洞が崩れない
ように支えを入れる支保工建込み工、吹付コンクリート
工、ロックボルト工、および、覆工を繰り返すことによ
って行われる。
【0004】このうち、削岩、発破、ずり積み、ずり運
搬、ロックボルト用孔の削孔や吹付コンクリート作業な
どの各作業において多量の粉塵が発生する。特に、発破
時の粉塵は、あらゆるトンネル作業の内で最も激しい。
従来、粉塵を排除するため、図5に示すように坑道10
内に風管11を設置し、この風管11を通じて換気ファ
ン12により送り込む風を切羽13に当て、坑道10を
大きな煙突として粉塵14を坑口15まで送り出すよう
にしている(送気式換気方式)。
搬、ロックボルト用孔の削孔や吹付コンクリート作業な
どの各作業において多量の粉塵が発生する。特に、発破
時の粉塵は、あらゆるトンネル作業の内で最も激しい。
従来、粉塵を排除するため、図5に示すように坑道10
内に風管11を設置し、この風管11を通じて換気ファ
ン12により送り込む風を切羽13に当て、坑道10を
大きな煙突として粉塵14を坑口15まで送り出すよう
にしている(送気式換気方式)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、坑口15まで送り出される粉塵14が、
坑道10内を浮遊して途中の配管や分電盤などに堆積し
ていく。そのため、配管や分電盤に堆積した粉塵14を
定期的に掃除するようにしているが、肺に有害な粉塵1
4の粒径は5μm以下と極めて細かいため、堆積した粉
塵14はすぐに舞い上がってしまい、簡単に除去するこ
とができない。
来の方法では、坑口15まで送り出される粉塵14が、
坑道10内を浮遊して途中の配管や分電盤などに堆積し
ていく。そのため、配管や分電盤に堆積した粉塵14を
定期的に掃除するようにしているが、肺に有害な粉塵1
4の粒径は5μm以下と極めて細かいため、堆積した粉
塵14はすぐに舞い上がってしまい、簡単に除去するこ
とができない。
【0006】そこで、本発明においては、トンネル掘削
工事中に発生する粉塵を捕集し、容易に除去するための
粉塵排除方法およびこれに用いる集塵装置を提供する。
工事中に発生する粉塵を捕集し、容易に除去するための
粉塵排除方法およびこれに用いる集塵装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の粉塵排除方法
は、坑道内に設置した風管を通じて切羽部へ風を送り込
み、この坑道内の粉塵を坑口方向へ送り出す粉塵排除方
法において、坑道内を送出される粉塵に対し坑道の周方
向より液体を噴霧することを特徴とするものである。本
発明の粉塵排除方法によれば、坑道内に噴霧される液体
によって坑道内を送出される粉塵を捕集することがで
き、捕集した粉塵は容易に集塵して除去することが可能
となる。
は、坑道内に設置した風管を通じて切羽部へ風を送り込
み、この坑道内の粉塵を坑口方向へ送り出す粉塵排除方
法において、坑道内を送出される粉塵に対し坑道の周方
向より液体を噴霧することを特徴とするものである。本
発明の粉塵排除方法によれば、坑道内に噴霧される液体
によって坑道内を送出される粉塵を捕集することがで
き、捕集した粉塵は容易に集塵して除去することが可能
となる。
【0008】ここで、噴霧とは粒径1mm以下の液体を
散布することであるが、この噴霧する液体の平均粒径
は、50〜550μmであることが望ましい。この範囲
の平均粒径を有する霧状の液体であれば、粒径5μm以
下の肺に有害な粉塵を捕集するために最適な表面積を有
するため、浮遊する粉塵を最も効率よく集塵することが
できる。
散布することであるが、この噴霧する液体の平均粒径
は、50〜550μmであることが望ましい。この範囲
の平均粒径を有する霧状の液体であれば、粒径5μm以
下の肺に有害な粉塵を捕集するために最適な表面積を有
するため、浮遊する粉塵を最も効率よく集塵することが
できる。
【0009】なお、50μm未満の平均粒径を有する液
体の場合、雲粒と同様の粒径となるため、粉塵を捕集し
ても沈降し難くなり、空中に浮遊している時間が長くな
ってしまい、粉塵の抑制効果が小さくなる。550μm
超の平均粒径を有する液体の場合、雨粒と同様の粒径と
なるため、堆積している粉塵を叩き付けて飛散させるこ
ともある。
体の場合、雲粒と同様の粒径となるため、粉塵を捕集し
ても沈降し難くなり、空中に浮遊している時間が長くな
ってしまい、粉塵の抑制効果が小さくなる。550μm
超の平均粒径を有する液体の場合、雨粒と同様の粒径と
なるため、堆積している粉塵を叩き付けて飛散させるこ
ともある。
【0010】本発明の粉塵排除方法に用いる集塵装置
は、掘削する坑道の壁面に周方向に固定されるチューブ
と、チューブの途中に坑道の中央部に向けて設けられる
噴霧ノズルと、チューブに高圧の液体を供給する管とを
備えたものとすることができる。本発明の集塵装置によ
れば、坑道内を送出される粉塵に対し坑道の周方向より
液体を噴霧して捕集することができる。ここで、チュー
ブとしては、高圧ホース、ガス管や塩ビ管などを用いる
ことができる。
は、掘削する坑道の壁面に周方向に固定されるチューブ
と、チューブの途中に坑道の中央部に向けて設けられる
噴霧ノズルと、チューブに高圧の液体を供給する管とを
備えたものとすることができる。本発明の集塵装置によ
れば、坑道内を送出される粉塵に対し坑道の周方向より
液体を噴霧して捕集することができる。ここで、チュー
ブとしては、高圧ホース、ガス管や塩ビ管などを用いる
ことができる。
【0011】噴霧ノズルは、50〜200cm間隔で複
数個設けたものとするのが望ましい。これにより、坑道
内に満遍なく液体を噴霧することができ、浮遊する粉塵
を取り逃がすことなく捕集することができる。一方、5
0mm未満の間隔では、隣接する噴霧ノズルから噴霧さ
れた液体が合体してその粒径が大きくなることがあり、
200mm超の間隔では、隣接する噴霧ノズルの間隔が
広すぎて坑道内に液体が噴霧されない部分が生じること
がある。
数個設けたものとするのが望ましい。これにより、坑道
内に満遍なく液体を噴霧することができ、浮遊する粉塵
を取り逃がすことなく捕集することができる。一方、5
0mm未満の間隔では、隣接する噴霧ノズルから噴霧さ
れた液体が合体してその粒径が大きくなることがあり、
200mm超の間隔では、隣接する噴霧ノズルの間隔が
広すぎて坑道内に液体が噴霧されない部分が生じること
がある。
【0012】また、噴霧する液体としては、水以外を用
いることも可能であるが、トンネル掘削工事において坑
道内に必ず設置される給水設備から得やすい水を用いる
のがよく、どの掘削現場においても本発明の集塵装置を
設置して容易に粉塵排除を行うことが可能である。
いることも可能であるが、トンネル掘削工事において坑
道内に必ず設置される給水設備から得やすい水を用いる
のがよく、どの掘削現場においても本発明の集塵装置を
設置して容易に粉塵排除を行うことが可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態におけ
る粉塵排除システムの概略構成を示す断面図、図2は図
1のA−A線断面図、図3は噴霧ノズルの詳細図、図4
は図2のB部拡大図である。
る粉塵排除システムの概略構成を示す断面図、図2は図
1のA−A線断面図、図3は噴霧ノズルの詳細図、図4
は図2のB部拡大図である。
【0014】図1および図2において、本発明の実施の
形態における粉塵排除システムでは、高さ約6.5mの
坑道10内の上部中央に、約1.5mφの風管11が設
置され、この風管11を通じて換気ファン12により送
り込まれる風が切羽13に当てられる。また、坑道10
の下部側面には、削岩機(図示せず)に外部より水を供
給するための約100mm(4インチ)φの給水管1
6、コンクリート吹き付けに使用するための約100m
m(4インチ)φの給気管17および坑道10内の水を
排水するための約200mm(8インチ)φの配水管1
8が設置されている。
形態における粉塵排除システムでは、高さ約6.5mの
坑道10内の上部中央に、約1.5mφの風管11が設
置され、この風管11を通じて換気ファン12により送
り込まれる風が切羽13に当てられる。また、坑道10
の下部側面には、削岩機(図示せず)に外部より水を供
給するための約100mm(4インチ)φの給水管1
6、コンクリート吹き付けに使用するための約100m
m(4インチ)φの給気管17および坑道10内の水を
排水するための約200mm(8インチ)φの配水管1
8が設置されている。
【0015】また、坑道10の壁面に沿って、本実施形
態における集塵装置を構成する第1,第2のチューブと
しての長さ約2.5m・約19mm(3/4インチ)φ
のガス管1a,1bがその長手方向を坑道10の周方向
として設置されており、一方のガス管1aはボール弁1
6aを介して給水管16へ接続されている。この管1a
ともう一方のガス管1bとは、第3のチューブとしての
約19mm(3/4インチ)φのホース1cを介して接
続されている。
態における集塵装置を構成する第1,第2のチューブと
しての長さ約2.5m・約19mm(3/4インチ)φ
のガス管1a,1bがその長手方向を坑道10の周方向
として設置されており、一方のガス管1aはボール弁1
6aを介して給水管16へ接続されている。この管1a
ともう一方のガス管1bとは、第3のチューブとしての
約19mm(3/4インチ)φのホース1cを介して接
続されている。
【0016】ガス管1a,1bには、約1m間隔でそれ
ぞれ3個の図3に示す噴霧ノズル2が設けられている。
これらの噴霧ノズル2は、すべて坑道10の中央部へ向
けて固定されている。噴霧ノズル2は、平均粒径380
〜520μmの水を約60°の噴角で均等に噴霧するも
のである。給水管16からガス管1aへ約6.9MPa
(7kg/cm2)の高圧水を供給したとき、ガス管1
a,1bの噴霧ノズル2からの噴量は約10L/min
である。
ぞれ3個の図3に示す噴霧ノズル2が設けられている。
これらの噴霧ノズル2は、すべて坑道10の中央部へ向
けて固定されている。噴霧ノズル2は、平均粒径380
〜520μmの水を約60°の噴角で均等に噴霧するも
のである。給水管16からガス管1aへ約6.9MPa
(7kg/cm2)の高圧水を供給したとき、ガス管1
a,1bの噴霧ノズル2からの噴量は約10L/min
である。
【0017】図4に示すように、ボール弁16aとガス
管1aとの間には、二股のストレーナ3およびフレキシ
ブルホース4が設けられる。ストレーナ3は、給水管1
6から供給される水に含まれる砂や埃等のごみをろ過す
るものであり、ガス管1a,1bの噴霧ノズル2の目詰
まりを防止する。ストレーナ3の一端は通常キャップ3
aによって封止されており、清掃時にはキャップ3aを
取り外して水を注入し、逆洗することが可能である。ま
た、ガス管1bの先端(図2の下端)には水抜き弁5が
設けられており、清掃時には水抜き弁5を開いてガス管
1b内の水をごみとともに排出することが可能である。
管1aとの間には、二股のストレーナ3およびフレキシ
ブルホース4が設けられる。ストレーナ3は、給水管1
6から供給される水に含まれる砂や埃等のごみをろ過す
るものであり、ガス管1a,1bの噴霧ノズル2の目詰
まりを防止する。ストレーナ3の一端は通常キャップ3
aによって封止されており、清掃時にはキャップ3aを
取り外して水を注入し、逆洗することが可能である。ま
た、ガス管1bの先端(図2の下端)には水抜き弁5が
設けられており、清掃時には水抜き弁5を開いてガス管
1b内の水をごみとともに排出することが可能である。
【0018】上記構成の粉塵排除システムによれば、ト
ンネル掘削工事中に発生した粉塵14は、風管11を通
じて送り込まれる風によって坑口15へ送出される際、
坑道10の途中に設置された集塵装置の噴霧ノズル2か
ら噴角約60°で噴霧される平均粒径380〜520μ
mの霧状の水滴によって捕集される。そして、捕集され
た粉塵14は、坑道10内を坑口15へ向かって流れ出
る排水とともに排除される。
ンネル掘削工事中に発生した粉塵14は、風管11を通
じて送り込まれる風によって坑口15へ送出される際、
坑道10の途中に設置された集塵装置の噴霧ノズル2か
ら噴角約60°で噴霧される平均粒径380〜520μ
mの霧状の水滴によって捕集される。そして、捕集され
た粉塵14は、坑道10内を坑口15へ向かって流れ出
る排水とともに排除される。
【0019】このような粉塵排除システムは、トンネル
掘削工事において坑道10内に設置されている給水管1
6等の既存の給水設備から水を得て動作させることがで
きるため、どの掘削現場においても本実施形態における
集塵装置を設置して構築することが可能である。
掘削工事において坑道10内に設置されている給水管1
6等の既存の給水設備から水を得て動作させることがで
きるため、どの掘削現場においても本実施形態における
集塵装置を設置して構築することが可能である。
【0020】また、本実施形態の粉塵排除システムにお
いては、集塵装置を構成するガス管1a,1bが坑道1
0の壁面に沿って周方向に配置されており、坑道10の
切羽13から坑口10に向かって送出される粉塵14を
取り囲むように周囲から水が噴霧されるため、浮遊する
粉塵14を取り逃がすことがない。また、このような集
塵装置は坑道10内に切羽13から坑口15に向かって
並列に複数セット設置することにより、浮遊する粉塵1
4をより早く確実に集塵して排除することができる。
いては、集塵装置を構成するガス管1a,1bが坑道1
0の壁面に沿って周方向に配置されており、坑道10の
切羽13から坑口10に向かって送出される粉塵14を
取り囲むように周囲から水が噴霧されるため、浮遊する
粉塵14を取り逃がすことがない。また、このような集
塵装置は坑道10内に切羽13から坑口15に向かって
並列に複数セット設置することにより、浮遊する粉塵1
4をより早く確実に集塵して排除することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、坑道内を送出される粉
塵に対し坑道の周方向より液体を噴霧することで、坑道
内に設置した風管を通じて切羽部へ送り込まれる風によ
って送出される粉塵を効率よく捕集することができ、捕
集した粉塵は容易に集塵して除去することが可能であ
る。
塵に対し坑道の周方向より液体を噴霧することで、坑道
内に設置した風管を通じて切羽部へ送り込まれる風によ
って送出される粉塵を効率よく捕集することができ、捕
集した粉塵は容易に集塵して除去することが可能であ
る。
【図1】 本発明の実施の形態における粉塵排除システ
ムの概略構成を示す断面図である。
ムの概略構成を示す断面図である。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 噴霧ノズルの詳細図である。
【図4】 図2のB部拡大図である。
【図5】 従来の粉塵排除システムの概略構成を示す断
面図である。
面図である。
1a,1b ガス管
1c ホース
2 噴霧ノズル
3 ストレーナ
4 フレキシブルホース
5 水抜き弁
10 坑道
11 風管
12 換気ファン
13 切羽
14 粉塵
15 坑口
16 給水管
17 給気管
18 配水管
Claims (4)
- 【請求項1】 坑道内に設置した風管を通じて切羽部へ
風を送り込み、この坑道内の粉塵を坑口方向へ送り出す
粉塵排除方法において、 前記坑道内を送出される粉塵に対し前記坑道の周方向よ
り液体を噴霧することを特徴とする粉塵排除方法。 - 【請求項2】 前記噴霧する液体の平均粒径は、50〜
550μmであることを特徴とする請求項1記載の粉塵
排除方法。 - 【請求項3】 掘削する坑道の壁面に周方向に固定され
るチューブと、同チューブの途中に前記坑道の中央部に
向けて設けられる噴霧ノズルと、前記チューブに高圧の
液体を供給する管とを備えた集塵装置。 - 【請求項4】 前記噴霧ノズルは、50〜200cm間
隔で複数個設けたものである請求項3記載の集塵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001211162A JP2003027899A (ja) | 2001-07-11 | 2001-07-11 | 粉塵排除方法およびこれに用いる集塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001211162A JP2003027899A (ja) | 2001-07-11 | 2001-07-11 | 粉塵排除方法およびこれに用いる集塵装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003027899A true JP2003027899A (ja) | 2003-01-29 |
Family
ID=19046523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001211162A Pending JP2003027899A (ja) | 2001-07-11 | 2001-07-11 | 粉塵排除方法およびこれに用いる集塵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003027899A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005352476A (ja) * | 2004-05-21 | 2005-12-22 | Jds Uniphase Corp | 2パネル液晶オンシリコンカラーマネージメントシステム |
KR100892400B1 (ko) | 2007-06-21 | 2009-04-10 | 주식회사 포스코건설 | 터널공사용 이동식 분진제거장치 |
JP2009150139A (ja) * | 2007-12-21 | 2009-07-09 | Sb Kogyo Kk | トンネル発破工事の粉塵沈静方法 |
JP2009233626A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Maeda Corp | 地下空間における粉塵及び悪臭低減装置 |
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