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JP2003019039A - 昇降式アッパーキャビネット - Google Patents

昇降式アッパーキャビネット

Info

Publication number
JP2003019039A
JP2003019039A JP2001207263A JP2001207263A JP2003019039A JP 2003019039 A JP2003019039 A JP 2003019039A JP 2001207263 A JP2001207263 A JP 2001207263A JP 2001207263 A JP2001207263 A JP 2001207263A JP 2003019039 A JP2003019039 A JP 2003019039A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer casing
mounting portion
upper cabinet
outer housing
elevating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001207263A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Hata
喜憲 畑
Masahiko Horiuchi
雅彦 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP2001207263A priority Critical patent/JP2003019039A/ja
Publication of JP2003019039A publication Critical patent/JP2003019039A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置工事の際や電気系統の故障を修理する
際、収納庫を一旦下降させることなくこの種の作業を行
なうことができ、又外筐体の下部を有効に活用できるよ
う形成した昇降式アッパーキャビネットを提供する。 【解決手段】 外筐体2と収納庫3とを備え、この収納
庫3を、相対する両側のリンク部材4で支持させて外筐
体2の内部に設けた自動昇降機構5で外筐体2の前側下
方の使用位置に回動させて配置自在に形成する。上記の
自動昇降機構5を、外筐体2の上部に設けた可逆モータ
5aと、この可逆モータ5aの回転力を収納庫3の昇降
動作に変換する伝動部材5bと、又上記の可逆モータ5
aを制御するため外筐体2の上部に設けたコントローラ
5cとで形成する。上記の外筐体2の上部を、収納庫3
の上方の外筐体2内の位置に選定し、この位置に可逆モ
ータ5aとコントローラ5cとを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降式アッパーキ
ャビネットに関し、更に詳しくは台所や洗面室等の上方
の壁面に取り付けて使用する昇降式アッパーキャビネッ
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のキャビネットとしては、例
えば本出願人の提案に係る特願2000−40429号
の明細書及び図面に記載されたものがある。このキャビ
ネットは、壁面の上方位置に取り付ける外筐体と、この
外筐体に内蔵させる収納庫とを備え、この収納庫を、相
対する両側のリンク部材で支持させて外筐体の内部に設
けた自動昇降機構で外筐体の前側下方の使用位置に回動
させて配置自在に形成したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】而して上記の提案品
は、自動昇降機構を構成する可逆モータ等の装置が、収
納庫の下側の外筐体内の下部に設けられていた。従って
この提案品によると、設置工事の際に収納庫を一旦下降
させないと、この種装置の電気コードの配線等ができな
い、という不便があった。又この提案品は、収納庫が外
筐体に格納された状態で自動昇降機構の電気系統等に故
障が生じると、同様の理由から、収納庫を一旦下降させ
たり分解しないと、その修理が困難であった。更にこの
提案品の場合は、可逆モータ等が支障になるため、外筐
体の下部を有効に活用できなかった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、提案されたものである。
【0005】従って本発明の技術的課題は、設置工事の
際や電気系統の故障を修理する際、収納庫を一旦下降さ
せることなくこの種の作業を行なうことができ、又外筐
体の下部を有効に活用できるよう形成した昇降式アッパ
ーキャビネットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、次のような技術的手段を採る。
【0007】即ち本発明は、図1等に示されるように、
壁面1の上方位置に取り付けられる外筐体2と、この外
筐体2に内蔵される収納庫3とを備え、この収納庫3
が、相対する両側のリンク部材4で支持されて外筐体2
の内部に設けられている自動昇降機構5で外筐体2の前
側下方の使用位置に回動されて配置自在に形成されてい
る昇降式アッパーキャビネットであって、上記の自動昇
降機構5が、外筐体2の上部に設けられた可逆モータ5
aと、この可逆モータ5aの回転力を収納庫3の昇降動
作に変換する伝動部材5bと、又上記の可逆モータ5a
を制御するため外筐体2の上部に設けられたコントロー
ラ5cとで形成され、このコントローラ5cと上記の可
逆モータ5aとが設けられる上記外筐体2の上部が、収
納庫3の上方の外筐体2内の位置であることを特徴とす
る(請求項1)。
【0008】ここで外筐体2とは、収納庫3の納まる箇
所を意味し、通常、ケース状に形成されている。リンク
部材4は、外筐体2内にデッドスペースを作ることなく
効率良く納まるよう直線状に形成されるのが好ましい
が、これに限定されるものではない。又伝動部材5bと
しては、ベルトやワイヤ等があり、コントローラ5cは
マイコンやシーケンサ等で構成される。又ここで、外筐
体2の上部が、収納庫3の上方の外筐体2内の位置であ
る、とは、外筐体2の上部で且つ収納庫3の裏側の位置
を除く、ということを意味する。従って可逆モータ5a
等の配設位置は、収納庫3を格納させたまま電気配線工
事等を行なうことができるのであれば、外筐体2の手前
側でも奥側でも良く、又中央位置には限られず、片寄り
されているのでも良い。
【0009】又本発明は、外筐体2の下部に、照明器具
18の取付部17が外筐体2内に凹まれて形成され、こ
の取付部17に外筐体2の外方を照明するための照明器
具18が設けられているのが好ましい(請求項2)。
【0010】なぜならこれによると、本発明品を取り付
けることで照明器具18の取り付け工事を併せてでき、
調理や皿洗い等の際に手元を照明でき、便利で使い勝手
が一層良くなるからである。なお照明器具18として
は、例えば蛍光灯や白熱電球がある。
【0011】又本発明品は、図6等に示されるように、
外筐体2の下部に、手持用器具20を吊るすためのバー
21の取付部22が外筐体2内に凹まれて形成され、こ
の取付部22に上記のバー21が水平状に設けられてい
るのが好ましい(請求項3)。
【0012】この種のキャビネットが取り付けられる台
所等の壁面1には、例えばフライ返し、御玉杓子、泡立
て器、フライパン等の手持用器具20が吊るされるもの
である。この種の器具を吊下げるためのバー21は、従
来、キャビネットとは別個に台所の壁面1に取り付けら
れるのが通例であった。従って従来は、台所等の壁面1
が雑然化したり、この種の器具を吊るすためのスペース
の確保に苦労したり、又使い勝手の良い位置に効率良く
設置できない等の問題があった。
【0013】この請求項に係る本発明品は、このような
問題を解消できるものである。従ってこれによれば、本
発明品を壁面1に取り付けることにより、壁面スペース
が狭い場合でもバー21を利用でき、又壁面1を整然化
でき、一層使い勝手が良くなるものである。
【0014】又本発明は、図12等に示されるように、
外筐体2の下部に、壁面1に取り付けて使用するための
補助機器24の取付部25が外筐体2内に凹まれて形成
され、この取付部25に上記の補助機器24が設けられ
ているのでも良い(請求項4)。
【0015】なぜならこれによると、本発明品を取り付
けることで補助機器24の取り付けを併せて行なうこと
ができ、効率が良くなるからである。ここで、補助機器
24とは、台所や洗面室等で調理や洗面を行なう際に使
用したり、この種の行為を補助する機械器具を意味し、
具体的にはリモコン装置、ホルダー、排気ファン、消臭
器等がある。
【0016】又この本発明の場合は、上記の取付部1
7、22、25は、図4、図7等に示されるように、下
面を開口させて凹溝状に形成されているのが好ましい
(請求項5)。
【0017】なぜならこれによると、取付部17、2
2、25の下面が開口しているから照明器具18等の取
付作業を楽にでき、又凹溝状であるため、蛍光灯やバー
21を取付部17、22、25に沿わせて取付部17、
22、25と調和がとれた状態で設けることができるか
らである。
【0018】又この場合、上記の取付部17、22、2
5は、図4等に示されるように、外筐体2の背板2bを
後壁として左右方向に延びて形成されているのが好まし
い(請求項6)。
【0019】なぜならこれによると、照明器具18やバ
ー21等を取り付けできるだけではなく、外筐体2を壁
面1に取り付ける際、取付部17、22、25内から外
筐体2の背板2bを壁面1にビスで止め付けることがで
き、外筐体2の取付作業を容易化できるからである。
【0020】又本発明の場合、上記の取付部17、2
2、25は、図8、図9に示されるように、照明器具1
8の取付部17と、バー21の取付部22とが横並び状
に形成されたり、図10等に示されるように、照明器具
18の取付部17が照明器具18と共にバー21を備え
ているのでも良い。又取付部17、22、25は、外筐
体2の左右方向に延びて形成される場合には限られず、
前後方向に形成されているのでも良い。
【0021】而してこの種の取付部17、22、25
は、収納庫3の昇降操作を手動で行なう形式の昇降キャ
ビネットに形成されるのでも良い。この場合の本発明品
としては、例えば図14に示されるように形成されるも
のがある。
【0022】即ちこの本発明品は、壁面1の上方位置に
取り付けられる外筐体2と、この外筐体2に内蔵される
収納庫3とを備え、この収納庫3が、相対する両側のリ
ンク部材4で支持されて外筐体2の前側下方の使用位置
に手動で回動されて配置自在に形成されている昇降式ア
ッパーキャビネットであって、上記の外筐体2の下部
に、照明器具18の取付部17が外筐体2内に凹まれて
形成され、この取付部17に外筐体2の外方を照明する
ための照明器具18が設けられていることを特徴とする
(請求項7)。
【0023】従来、台所等の壁面1には、照明器具18
やフライ返し等の手持用器具20(図6等参照)、或い
はリモコン装置等の補助機器24(図12等参照)が、
昇降式キャビネットとは別個に取り付けられるのが通例
であった。そのため従来は、台所等の壁面1が雑然化し
たり、照明器具18等を取り付けるためのスペースを確
保するのに苦労したり、又使い勝手の良い位置に効率良
く取り付けることができ難いものであった。
【0024】請求項7記載の本発明は、このような従来
の実情に鑑み、提案されたものである。従って本発明の
技術的課題は、収納庫3の昇降操作を手動で行なう形式
の昇降キャビネットにおいて、壁面1を整然化でき、照
明器具18等の取り付けスペースを確実に確保でき、外
筐体2の下部を有効活用できるよう形成した、商品価値
の高い昇降キャビネットを提供することにある。
【0025】この場合本発明は、照明器具18の取付部
17に代え、外筐体2の下部に、図6等に示されるよう
に、手持用器具20を吊るすためのバー21の取付部2
2が外筐体2内に凹まれて形成され、この取付部22に
上記のバー21が水平状に設けられているのでも良い
(請求項8)。
【0026】なぜならこれによると、本発明品を壁面1
に取り付けることで、壁面スペースが狭い場合でもバー
21を利用でき、又壁面1を整然化できるからである。
手持用器具20としては、例えばフライ返しや御玉杓子
等があり、上例の場合と同様である。
【0027】又本発明は、照明器具18の取付部17に
代え、外筐体2の下部に、図12等に示されるように、
壁面1に取り付けて使用するための補助機器24の取付
部25が外筐体2内に凹まれて形成され、この取付部2
5に上記の補助機器24が設けられているのでも良い
(請求項9)。
【0028】なぜならこれによれば、本発明品を壁面1
へ取り付けることで補助機器24の取り付けを行なうこ
とができ、使い勝手が良くなるからである。補助機器2
4の意味や、その種類等は上例の場合と同様である。
【0029】又本発明の場合、取付部17、22、25
は、下面を開口させて凹溝状に形成されているのでも良
い(請求項10)。
【0030】なぜならこの場合は、取付部17、22、
25の下面が開口しているから照明器具18等の取付作
業を楽にでき、又凹溝状であるため、蛍光灯やバー21
を取付部17、22、25に沿わせて取付部17、2
2、25と調和がとれた状態で設けることができるから
である。
【0031】更に本発明の場合、取付部17、22、2
5は、外筐体2の背板2bを後壁として左右方向に延び
て形成されているのが好ましい(請求項11)。
【0032】なぜならこれによると、照明器具18やバ
ー21を取り付けできるだけではなく、取付部17、2
2、25内から外筐体2の背板2bを介して外筐体2を
壁面1にネジ19で止め付けることができ、外筐体2の
取付作業を容易化できるからである。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施形態
を添付図面に従って説明する。
【0034】図1等において、1は例えば台所の壁面で
あり、2はこの壁面1の上方位置に取り付けられる外筐
体である。この外筐体2は、前面開口状の箱形に形成さ
れると共に、観音開きの扉2aを備えている。
【0035】3は、上記の外筐体2に内蔵される収納庫
である。本発明品は、この収納庫3と上記の外筐体2と
を備え、収納庫3が、相対する両側のリンク部材4で支
持されて外筐体2の内部に設けられている自動昇降機構
5で外筐体2の前側下方の使用位置に回動されて配置自
在に形成されている。
【0036】上記のリンク部材4の一端は、図4等に示
されるように、外筐体2の側板の内面に固定された金属
板6に軸7で枢着されている。又リンク部材4の他端
は、収納庫3の外側壁の上部に固定された金属プレート
8に軸9で枢着されている。又同図において、10は、
収納庫3が下降する際、リンク部材4の一端(下端)を
牽引し、軸7を中心に収納庫3を下降回動させるための
コイルバネである。このコイルバネ10は、収納庫3の
両側に設けられている。
【0037】上記の自動昇降機構5は、外筐体2の上部
に設けられた可逆モータ5aと、この可逆モータ5aの
回転力を収納庫3の昇降動作に変換する伝動部材5b
と、又上記の可逆モータ5aを制御するため外筐体2の
上部に設けられたコントローラ5cとで形成されてい
る。
【0038】上記の可逆モータ5aは、この実施形態で
は収納庫3の背面側中央の上方にあたる外筐体2の内部
位置に設けられている。又この実施形態の場合、可逆モ
ータ5aはブレーキ機能を備え、運転の停止時に他の特
別な機構を伴うことなく収納庫3の落下を防止できるよ
う形成されている。
【0039】上記の伝動部材5bは、この実施形態では
ベルトで構成され、収納庫3の背面側中央の上部に設け
た滑車11(図4、図5参照)を介して後方に返され、
外筐体2の中央奥側に端部5b1が固定されている。
【0040】上記のコントローラ5cは、各種のスイッ
チ類から信号を受けると予め設定された手順で信号を出
力する制御回路と、この制御回路からの信号により可逆
モータ5aを駆動させる駆動回路等を備えている。そし
てこのコントローラ5cは、収納庫3の上方の、外筐体
2内の位置である外筐体2の天板の下面位置に、上記の
可逆モータ5aと共に取り付けられている。
【0041】上記の各種のスイッチ類は、図1等に示さ
れるように、収納庫3の前側下部の片側に設けられた上
昇スイッチ12、下降スイッチ13、緊急停止スイッチ
14や、図4等に示されるように、外筐体2の側板の内
面に設けられてリンク部材4の回動位置を検知すると検
知信号をコントローラ5cに送るセンサ15、16で構
成されている。センサ15は、収納庫3が使用位置に配
置されると、コントローラ5cに検知信号を出力し、セ
ンサ16は収納庫3が外筐体2に格納されると検知信号
を出力するものである。
【0042】又図1、図3等において、17は、照明器
具18の取付部である。この取付部17は、外筐体2の
下部に外筐体2内に凹まれて形成され、この実施形態で
は外筐体2の背板2bを後壁として左右方向に延びて、
且つ下面を開口させて凹溝状に形成されている。本発明
では、この取付部17に、外筐体2の外方を照明するた
めの照明器具18としての蛍光灯が設けられている。又
外筐体2は、図3等に示されるように、取付部17内に
臨まれる背板2bの箇所がネジ19で止め付けられてい
る。
【0043】次に本発明品の作用を、図1、図4、図5
に従って説明する。
【0044】使用者が扉2aを開き、次に下降スイッチ
13を入れると、可逆モータ5aが回転して伝動部材5
bを巻戻す。このときコイルバネ10が、図4において
リンク部材4の一端(下端)を、右上方に牽引する。従
ってリンク部材4が、軸7を中心に反時計方向に回転
し、収納庫3が外筐体2に格納された状態(図4参照)
から、リンク部材4で規制されながら平行状態を保って
徐々に自重で下降する。そして収納庫3が使用位置に配
置されると(図5の状態参照)、センサ15から検知信
号がコントローラ5cに送られ、コントローラ5cから
の信号により可逆モータ5aの駆動が停止する。
【0045】次に使用者が上昇スイッチ12を入れる
と、可逆モータ5aが逆回転し、伝動部材5bが巻取ら
れる。その結果収納庫3が上昇し、収納庫3が外筐体2
に格納されると、センサ16からコントローラ5cに検
知信号が送られる。そしてこの信号を受けてコントロー
ラ5cから可逆モータ5aに駆動停止信号が送られ、可
逆モータ5aの駆動が停止する。
【0046】而して本発明品の場合、可逆モータ5aや
コントローラ5cの電気配線工事や故障時の修理作業
は、収納庫3が格納された状態(図4参照)で外筐体2
内の上部スペースSを利用して行なわれる。又この実施
形態の場合は、取付部17が外筐体2の背板2bを後壁
として左右方向に延びて下面開口状に形成されているか
ら、作業者は本発明品を壁面1に取り付ける際、照明器
具18を取り付ける前に、この取付部17内を利用して
外筐体2の背板2bを壁面1にネジ19で止め付ける。
【0047】以上の処において、本発明は、図6、図7
に示されるように、外筐体2の下部に、フライ返しや御
玉杓子等の手持用器具20を吊るすためのバー21の取
付部22が、外筐体2内に凹まれて形成され、この取付
部22にバー21が水平状に設けられているのでも良
い。この実施形態の場合、上記の取付部22は、下面を
開口させて凹溝状に、且つ外筐体2の背板2bを後壁と
して左右方向に延びて形成されている。なお同図におい
て、23はS字状のフックである。
【0048】又本発明の場合、外筐体2は、図8、図9
に示されるように、照明器具18の取付部17と、バー
21の取付部22の両方を備えているのでも良い。図8
の実施形態は、照明器具18の取付部17の両側に、バ
ー21の取付部22を形成したものであり、図9は、照
明器具18の取付部17とバー21の取付部22とを左
右に並べて形成したものである。又本発明は、図10、
図11に示されるように、例えば照明器具18の取付部
17に、照明器具18と共に、バー21が取り付けられ
るのでも良い。
【0049】又本発明は、図12に示されるように、台
所等の壁面1に取り付けて使用するための補助機器24
の取付部25が、外筐体2の下部に、外筐体2内に凹ま
れて形成され、この取付部25に例えばリモコン装置等
の補助機器24が設けられているのでも良い。又この場
合本発明は、図13に示されるように、取付部25が例
えば左右に隣り合わせて複数形成され、各取付部25に
補助機器24が設けられているのでも良い。補助機器2
4は、この実施形態ではアルミホイルの巻回ロール26
と、ラッピングフィルムの巻回ロール27を保持するホ
ルダーで構成されている。補助機器24としての各ホル
ダーは、この実施形態では巻回ロール26、27を夫々
の取付部25の下方から差し入れると、上方に回動後、
水平状に復元して巻回ロール26、27を支持するよう
形成されている。
【0050】次に請求項7記載の本発明の好適な一実施
形態を、図14に従って説明する。上例と同一部材、同
一箇所には、同一の符号を付し、詳しい説明は省略す
る。
【0051】この本発明品は、壁面1の上方位置に取り
付けられる外筐体2と、この外筐体2に内蔵される収納
庫3とを備え、この収納庫3が、相対する両側のリンク
部材4で支持されて外筐体2の前側下方の使用位置に手
動で回動されて配置自在に形成されている。
【0052】30は、昇降操作用の把手である。この把
手30は、外筐体2の底板の切欠部から下方に突出する
よう収納庫3に取り付けられている。又31は、収納庫
3の両側に設けられているダンパーであり、32はコイ
ルバネである。収納庫3は、これらの部品により急激な
下降が防止されると共に、上昇時は小さな力で外筐体2
に格納できるよう形成されている。
【0053】17は、照明器具18の取付部である。こ
の取付部17は、外筐体2の下部に、外筐体2内に凹ま
れて形成されている。又この取付部17は、この実施形
態では下面を開口させて凹溝状に形成され、外筐体2の
背板2bを後壁として左右方向に延びて形成されている
(図3の状態参照)。照明器具18は、例えば蛍光灯で
構成され、取付部17に、その長手方向に沿って設けら
れ、外筐体2の外方を照明できるよう配置されている。
なおこの実施形態の本発明品は、取付部17内を利用し
て外筐体2の背板2bがネジ19で壁面1に取り付けら
れている。
【0054】以上の処において、本発明キャビネット
は、電動式の昇降キャビネットについて説明した上例の
場合と同様に形成されるのでも良い。即ち本発明は、例
えば照明器具18の取付部17に代え、外筐体2の下部
に、手持用器具20(図6、図7参照)を吊るすための
バー21の取付部22が外筐体2内に凹まれて形成さ
れ、この取付部22に上記のバー21が水平状に設けら
れているのでも良い。
【0055】又外筐体2は、照明器具18の取付部17
とバー21の取付部22の両方を備えているのでも良く
(図8、図9参照)、又図10、図11に示されるよう
に、照明器具18の取付部17に、照明器具18と一緒
にバー21が取り付けられているのでも良い。
【0056】更に本発明は、照明器具18の取付部17
に代え、図12、図13に示されるように、外筐体2の
下部に、壁面1に取り付けて使用するための補助機器2
4の取付部25が外筐体2内に凹まれて形成され、この
取付部25に上記の補助機器24が設けられているので
も良い。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、収納庫を
自動で昇降回動させる自動昇降機構を備え、この自動昇
降機構を構成する可逆モータとコントローラとを、収納
庫の上方の外筐体内位置に設けているものである。
【0058】従って本発明の場合は、収納庫の昇降操作
に要する労力を軽減化できるだけではなく、設置工事や
電気系統の故障を修理する際、収納庫を下降させること
なく、簡単且つ迅速にこの種の作業を行なうことがで
き、又外筐体の下部に照明器具等を設置でき、この箇所
を有効に活用できる。
【0059】又請求項7記載の本発明は、収納庫の昇降
操作を手動で行なう形式の昇降キャビネットにおいて、
外筐体の下部を有効活用できるよう形成したものであ
る。従ってこの本発明の場合は、従来品に比べ使い勝手
が良くなるから、商品価値の高い手動式昇降キャビネッ
トを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明キャビネットの好適な一実施形態を示す
使用状態時の斜視図である。
【図2】収納庫が格納された状態の同上キャビネットの
要部正面図である。
【図3】同上キャビネットの底面図である。
【図4】図3のIVーIV線における要部断面図である。
【図5】同上キャビネットの作用を説明するための要部
断面図である。
【図6】外筐体がバーを備えている場合の要部縦断面図
である。
【図7】図6のVIIーVII線における要部断面図である。
【図8】外筐体が照明器具とバーを備えている場合の要
部縦断面図である。
【図9】外筐体が照明器具とバーを備えている場合の他
の実施形態を示す要部縦断面図である。
【図10】外筐体が照明器具とバーを備えている場合の
更に他の実施形態を示す要部縦断面図である。
【図11】図10のXIーXI線における要部断面図であ
る。
【図12】外筐体が補助機器を備えている場合の要部縦
断面図である。
【図13】外筐体が補助機器を備えている場合の更に他
の実施形態を示す要部縦断面図である。
【図14】手動式昇降キャビネットの好適な一実施形態
を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 壁面 2 外筐体 3 収納庫 4 リンク部材 5 自動昇降機構 5a 可逆モータ 5b 伝動部材 5c コントローラ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面の上方位置に取り付けられる外筐体
    と、この外筐体に内蔵される収納庫とを備え、この収納
    庫が、相対する両側のリンク部材で支持されて外筐体の
    内部に設けられている自動昇降機構で外筐体の前側下方
    の使用位置に回動されて配置自在に形成されている昇降
    式アッパーキャビネットであって、上記の自動昇降機構
    が、外筐体の上部に設けられた可逆モータと、この可逆
    モータの回転力を収納庫の昇降動作に変換する伝動部材
    と、又上記の可逆モータを制御するため外筐体の上部に
    設けられたコントローラとで形成され、このコントロー
    ラと上記の可逆モータとが設けられる上記外筐体の上部
    が、収納庫の上方の外筐体内位置であることを特徴とす
    る昇降式アッパーキャビネット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の昇降式アッパーキャビネ
    ットであって、外筐体の下部に、照明器具の取付部が外
    筐体内に凹まれて形成され、この取付部に外筐体の外方
    を照明するための照明器具が設けられていることを特徴
    とする昇降式アッパーキャビネット。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の昇降式アッパーキャビネ
    ットであって、外筐体の下部に、手持用器具を吊るすた
    めのバーの取付部が外筐体内に凹まれて形成され、この
    取付部に上記のバーが水平状に設けられていることを特
    徴とする昇降式アッパーキャビネット。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の昇降式アッパーキャビネ
    ットであって、外筐体の下部に、壁面に取り付けて使用
    するための補助機器の取付部が外筐体内に凹まれて形成
    され、この取付部に上記の補助機器が設けられているこ
    とを特徴とする昇降式アッパーキャビネット。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4の何れかに記載の昇降式
    アッパーキャビネットであって、取付部が下面を開口さ
    せて凹溝状に形成されていることを特徴とする昇降式ア
    ッパーキャビネット。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の昇降式アッパーキャビネ
    ットであって、取付部が、外筐体の背板を後壁として左
    右方向に延びて形成されていることを特徴とする昇降式
    アッパーキャビネット。
  7. 【請求項7】 壁面の上方位置に取り付けられる外筐体
    と、この外筐体に内蔵される収納庫とを備え、この収納
    庫が、相対する両側のリンク部材で支持されて外筐体の
    前側下方の使用位置に手動で回動されて配置自在に形成
    されている昇降式アッパーキャビネットであって、上記
    の外筐体の下部に、照明器具の取付部が外筐体内に凹ま
    れて形成され、この取付部に外筐体の外方を照明するた
    めの照明器具が設けられていることを特徴とする昇降式
    アッパーキャビネット。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の昇降式アッパーキャビネ
    ットであって、照明器具の取付部に代え、外筐体の下部
    に、手持用器具を吊るすためのバーの取付部が外筐体内
    に凹まれて形成され、この取付部に上記のバーが水平状
    に設けられていることを特徴とする昇降式アッパーキャ
    ビネット。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の昇降式アッパーキャビネ
    ットであって、照明器具の取付部に代え、外筐体の下部
    に、壁面に取り付けて使用するための補助機器の取付部
    が外筐体内に凹まれて形成され、この取付部に上記の補
    助機器が設けられていることを特徴とする昇降式アッパ
    ーキャビネット。
  10. 【請求項10】 請求項7乃至9の何れかに記載の昇降
    式アッパーキャビネットであって、取付部が下面を開口
    させて凹溝状に形成されていることを特徴とする昇降式
    アッパーキャビネット。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の昇降式アッパーキャ
    ビネットであって、取付部が、外筐体の背板を後壁とし
    て左右方向に延びて形成されていることを特徴とする昇
    降式アッパーキャビネット。
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