JP2003002927A - 側鎖型液晶ポリマー、液晶性組成物、ホメオトロピック配向液晶フィルムの製造方法およびホメオトロピック配向液晶フィルム - Google Patents
側鎖型液晶ポリマー、液晶性組成物、ホメオトロピック配向液晶フィルムの製造方法およびホメオトロピック配向液晶フィルムInfo
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Abstract
久性に優れたホメオトロピック配向液晶フィルムを形成
できる液晶ポリマーを提供すること。 【解決手段】 液晶性フラグメント側鎖を含有するモノ
マーユニット(a)、非液晶性フラグメント側鎖を含有
するモノマーユニット(b)および末端に架橋性基を含
有するモノマーユニット(c)を含有することを特徴と
する側鎖型液晶ポリマー。
Description
ーおよび当該側鎖型液晶ポリマーと光重合性液晶化合物
を含有してなる液晶性組成物に関する。また本発明は、
これら側鎖型液晶ポリマーおよび液晶性組成物によりホ
メオトロピック配向液晶フィルムを製造する方法に関す
る。また本発明は当該製造方法により得られるホメオト
ロピック配向液晶フィルム、さらには光学フィルムおよ
び当該光学フィルムを用いた液晶表示装置に関する。ホ
メオトロピック配向液晶フィルムは単独でまたは他のフ
ィルムと組み合わせて、位相差フィルム、視角補償フィ
ルム、光学補償フィルム、楕円偏光フィルム等の光学フ
ィルムとして使用できる。
液晶相の分子長軸が平均して薄膜(液晶相)を形成する
基板に対して実質的に垂直である場合に生じる。自発的
にホメオトロピック配向する物質は非常に僅かしかな
く、従って、かかる配向を生じさせるためには、一般的
に垂直配向剤が用いられる。垂直配向剤によりホメオト
ロピック配向させることができる液晶化合物としては、
たとえば、ネマチック液晶化合物が知られている。かか
る液晶化合物の配向技術にかかわる概説は、例えば、化
学総説44(表面の改質,日本化学会編,156〜16
3頁)に記載されている。
せるうる垂直配向剤としては各種の有機系または無機系
配向剤が知られているが、慣用されている配向剤の多く
はガラス基板上で有効に作用するようにデザインされて
いる。
たとえば、レシチン、シラン系界面活性剤、n−オクタ
デシルトリエトキシシラン、チタネート系界面活性剤、
ピリジニウム塩系高分子界面活性剤、ヘキサデシルトリ
メチルアンモニウムハライドまたはクロム錯体などがあ
げられる。これら有機系配向剤は、活性成分が非常に少
量(代表的には1%よりも少ない量)となるように適当
な揮発性溶剤に溶解され、次いで例えばスピンコーティ
ングまたはその他周知の塗工方法によって基板上に塗工
された後、揮発性溶剤を蒸発させることにより、ガラス
基板上に有機配向剤の薄膜として形成される。これら有
機系配向剤は、極性のガラス表面に引き付けられると考
えられる極性末端基とガラス表面に対して垂直に配列す
る無極性の長鎖状アルキル鎖を有することを特徴とする
ものであり、このような表面上において液晶化合物にホ
メオトロピック配向を生じさせる。
ス基板上にSiOX またはIn2 O 3 /SnO2 を垂直
角度で蒸着させたものが知られており、液晶化合物にホ
メオトロピック配向を生じさせる。その他、アルキル側
鎖付ポリイミド膜も液晶ディスプレイなどのホメオトロ
ピック配向膜として用いられている。
れもガラス基板上においてのみ液晶化合物にホメオトロ
ピック配向を与えるものであり、プラスチックフィルム
やプラスチックシート等のポリマー物質からなる基板上
での配向にはあまり有効に作用するものではない。ポリ
マー物質からなる基板の表面は前記慣用されている配向
剤の極性末端基に対する親和性に乏しいものと推測さ
れ、それゆえ、一般的には、ホメオトロピック配向を全
然示さないか、またはほんの僅かに配向を示すに留ま
る。また、アルキル側鎖付ポリイミド膜の形成には高温
での熱処理が必要であるが、ポリイミド配向膜を焼成す
るに耐えることができ、光学用途として使用できる透明
プラスチックフィルムはほんの僅かである。
は、液晶性フラグメント側鎖を含有するモノマーユニッ
ト(a)と非液晶性フラグメント側鎖を含有するモノマ
ーユニット(b)を含有する側鎖型液晶ポリマーが、垂
直配向膜を使用することなく基板上でホメオトロピック
配向させることができ、これによりホメオトロピック配
向液晶フィルムを製造できることを見出している(特願
2000−370978)。しかし、これら側鎖型液晶
ポリマーは垂直配向膜を使用することなく基板上でフィ
ルムを形成しているため、液晶フィルムのTgが低く設
計されている。これら液晶フィルムには液晶ディプレイ
等の用途として用いうる耐久性の向上が望まれている。
く、基板上で、耐久性に優れたホメオトロピック配向液
晶フィルムを形成できる液晶ポリマーを提供すること、
また当該液晶ポリマーを用いてホメオトロピック配向液
晶フィルムの製造方法を提供すること、また前記製造方
法により得られたホメオトロピック配向液晶フィルムを
提供することを目的とする。さらには基板上に垂直配向
膜を介することなくホメオトロピック配向液晶フィルム
層を有する光学フィルムと上記光学フィルムを用いた液
晶表示装置を提供することを目的とする。
解決すべく鋭意検討を重ねた結果、以下に示す側鎖型液
晶ポリマーにより前記目的を達成できることを見出し本
発明を完成するに至った。
鎖を含有するモノマーユニット(a)、非液晶性フラグ
メント側鎖を含有するモノマーユニット(b)および末
端に架橋性基を含有するモノマーユニット(c)を含有
することを特徴とする側鎖型液晶ポリマー、に関する。
フラグメント側鎖を含有するモノマーユニット(a)
が、下記一般式(a):
6の正の整数を、X1 は−CO2 −基または−OCO−
基を、R2 はシアノ基、炭素数1〜6のアルコキシ基、
フルオロ基または炭素数1〜6のアルキル基を、bおよ
びcは1または2の整数を示す。)で表されるモノマー
ユニットであり、非液晶性フラグメント側鎖を含有する
モノマーユニット(b)が、下記一般式(b):
素数1〜22のアルキル基、炭素数1〜22のフルオロ
アルキル基、または一般式(b1):
6のアルキル基を示す。)。)で表されるモノマーユニ
ットであり、末端に架橋性基を含有するモノマーユニッ
ト(c)が、下記一般式(c):
の正の整数を、X1 は−CO2 −基または−OCO−基
を、X2 は−CO2 −基、−OCO−基、−O−基また
は単結合を、R6 は架橋性基を、bおよびcは1または
2の整数、eは0〜6の整数を示す。)で表されるモノ
マーユニットを有する側鎖型液晶ポリマーを例示でき
る。
向膜を用いずに、ホメオトロピック配向を実現すること
ができる。前記側鎖型液晶ポリマーは、液晶性フラグメ
ント側鎖を含有するモノマーユニット(a)の他に、非
液晶性フラグメント側鎖を含有するモノマーユニット
(b)を有しており、当該モノマーユニット(b)の作
用により、垂直配向膜を用いなくても、たとえば熱処理
により液晶状態としネマチック液晶相を発現させ、ホメ
オトロピック配向を示すようになったものと推察する。
また、当該側鎖型液晶ポリマーはモノマーユニット
(c)が末端に架橋性基を有しているため、側鎖型液晶
ポリマーをホメオトロピック配向させたのち、当該架橋
性基を活性光線で反応させることにより、側鎖型液晶ポ
リマーからなるホメオトロピック配向フィルムの耐久性
を向上させることを実現した。
は、2千〜10万であるのが好ましい。重量平均分子量
をかかる範囲に調整することにより液晶ポリマーとして
の性能を発揮する。側鎖型液晶ポリマーの重量平均分子
量が過少では配向層の成膜性に乏しくなる傾向があるた
め、重量平均分子量は2.5千以上とするのがより好ま
しい。一方、重量平均分子量が過多では液晶としての配
向性に乏しくなって均一な配向状態を形成しにくくなる
傾向があるため、重量平均分子量は5万以下とするのが
より好ましい。
と、光重合性液晶化合物を含有してなることを特徴とす
る液晶性組成物、に関する。
れたホメオトロピック配向液晶フィルムを製造できる
が、さらに上記側鎖型液晶ポリマーに重合または架橋し
うる官能基を含有する重合性液晶化合物を添加した液晶
性組成物にすることにより、より少ない活性光線照射に
よってホメオトロピック配向液晶フィルムの耐久性を向
上させることができる。
ない基板上に、前記側鎖型液晶ポリマーまたは前記液晶
性組成物を塗工し、さらに当該側鎖型液晶ポリマーまた
は液晶性組成物を液晶状態においてホメオトロピック配
向させ、その配向状態を維持した状態で固定化した後、
活性光線を照射することを特徴とするホメオトロピック
配向液晶フィルムの製造方法、に関する。
組成物を垂直配向膜を用いずに、ホメオトロピック配向
させた後、熱を除去しガラス化させ、ホメオトロピック
配向液晶層を固定化した後、活性光線により、側鎖型液
晶ポリマーの架橋基、さらには光重合性液晶化合物を重
合または架橋させることにより耐久性に優れたホメオト
ロピック配向液晶フィルムを得ることができる。
製造方法において、基板は、ポリマー物質、ガラス基
板、金属等の各種材質のものを用いることができる。ま
た、ポリマー物質が、プラスチックシートまたはプラス
チックフィルムとして用いられる。本発明の製造方法に
用いられる基板の種類に制限はなく、ガラス基板、ポリ
マー物質、金属を特に制限なく使用することができ、ま
たポリマー物質はプラスチックシートまたはプラスチッ
クフィルムとして用いることができる。
たホメオトロピック配向液晶フィルム、に関する。
ない基板上に、前記側鎖型液晶ポリマーまたは前記液晶
性組成物がホメオトロピック配向したホメオトロピック
配向液晶フィルム層が設けられている光学フィルム、に
関する。
用した液晶表示装置、に関する。
液晶性フラグメント側鎖を含有するモノマーユニット
(a)、非液晶性フラグメント側鎖を含有するモノマー
ユニット(b)および末端に架橋性基を含有するモノマ
ーユニット(c)を含有する。
液晶性を有する側鎖を有するものであり、たとえば、一
般式(a):
6の正の整数を、X1 は−CO2 −基または−OCO−
基を、R2 はシアノ基、炭素数1〜6のアルコキシ基、
フルオロ基または炭素数1〜6のアルキル基を、bおよ
びcは1または2の整数を示す。)で表されるモノマー
ユニットがあげられる。
鎖を有するものであり、たとえば、一般式(b):
素数1〜22のアルキル基、炭素数1〜22のフルオロ
アルキル基、または一般式(b1):
6のアルキル基を示す。)。)で表されるモノマーユニ
ットがあげられる。
活性光線により架橋する官能基(架橋性基)を有するモ
ノマーを特に制限なく使用できる。モノマーユニット
(c)の末端の架橋性基としては、例えばシクロへキセ
ン基、シクロペンテン基等の脂環族不飽和炭化水素基、
(メタ)アクリロイル基、ビニルエーテル基、エポキシ
基などがあげられる。活性光線として紫外線を使用する
場合には(メタ)アクリロイル基、電子線を使用する場
合にはシクロヘキセン基等の脂環族不飽和炭化水素基が
好適である。
ネマチック液晶性を有する側鎖を有するものであり、下
記一般式(c):
の正の整数を、X1 は−CO2 −基または−OCO−基
を、X2 は−CO2 −基、−OCO−基、−O−基また
は単結合を、R6 は架橋性基を、bおよびcは1または
2の整数、eは0〜6の整数を示す。)で表されるモノ
マーユニットがあげられる。
ユニット(b)およびモノマーユニット(c)の割合
は、特に制限されるものではなく、モノマーユニットの
種類によっても異なるが、モノマーユニット(b)、
(c)の割合が多くなると側鎖型液晶ポリマーが液晶モ
ノドメイン配向性を示さなくなるため、{(b)+
(c)}/{(a)十(b)+(c)}=0.01〜
0.8(モル比)とするのが好ましい。特に0.1〜
0.6とするのがより好ましい。
するため、(c)/{(a)十(b)+(c)}=0.
02〜0.4(モル比)とするのが好ましい。特に0.
05〜0.3とするのがより好ましい。
ーユニット(a)、モノマーユニット(b)、モノマー
ユニット(c)に対応するアクリル系モノマーまたはメ
タクリル系モノマーを共重合することにより調製でき
る。なお、モノマーユニット(a)、モノマーユニット
(b)、モノマーユニット(c)に対応するモノマーは
公知の方法により合成できる。共重合体の調製は、例え
ばラジカル重合方式、カチオン重合方式、アニオン重合
方式などの通例のアクリル系モノマー等の重合方式に準
じて行うことができる。なお、ラジカル重合方式を適用
する場合、各種の重合開始剤を用いうるが、そのうちア
ゾビスイソブチロニトリルや過酸化ベンゾイルなどの分
解温度が高くもなく、かつ低くもない中間的温度で分解
するものが好ましく用いられる。
基が(メタ)アクリロイル基である場合には、当該モノ
マーユニット(c)に相当するモノマーを共重合すると
共重合時に(メタ)アクリロイル基が架橋してしまい、
目的の側鎖型液晶ポリマーが得られない。そのため、モ
ノマーユニット(c)の末端架橋性基が(メタ)アクリ
ロイル基である場合には、末端に水酸基、カルボン酸
基、ハロゲン基などの官能基をもつモノマーを共重合し
たポリマー(このポリマーをプレポリマーという)を先
に調製しておき、このプレポリマーの前記末端官能基に
架橋性基を導入する。末端架橋性基を導入する反応はプ
レポリマーの前記末端官能基によって種々の方式をとり
うる。たとえば、前記末端官能基が水酸基の場合には、
ハロゲン化(メタ)アクリロイルを反応させる方法等を
採用できる。
晶化合物を配合して液晶性組成物とすることができる。
光重合性液晶化合物の配合により少ない活性光線照射に
より耐久性を向上させることが可能となる。光重合性液
晶化合物は、光重合性官能基として、たとえば、アクリ
ロイル基またはメタアクリロイル基等の不飽和二重結合
を少なくとも1つ有する液晶性化合物であり、ネマチッ
ク液晶性のものが賞用される。かかる光重合性液晶化合
物としては、前記モノマーユニット(a)となるアクリ
レートやメタクリレートを例示できる。光重合性液晶化
合物として、耐久性を向上させるには、光重合性官能基
を2つ以上有するものが好ましい。このような光重合性
液晶化合物として、たとえば、下記化13:
それぞれ独立して1,4−フェニレン基または1,4−
シクロヘキシレン基を、Xはそれぞれ独立して−COO
−基、−OCO−基または−O−基を、Bは1,4−フ
ェニレン基、1,4−シクロヘキシレン基、4,4’−
ビフェニレン基または4,4’−ビシクロヘキシレン基
を、gおよびhはそれぞれ独立して2〜6の整数を示
す。)で表される架橋型ネマチック性液晶モノマー等を
例示できる。また、光重合性液晶化合物としては、前記
化13における末端の「H2 C=CR−CO2 −」を、
ビニルエーテル基またはエポキシ基に置換した化合物
や、「−(CH2 )g −」および/または「−(CH
2 )h −」を「−(CH2 )3 −C* H(CH3 )−
(CH 2 )2 −」または「−(CH2 )2 −C* H(C
H3 )−(CH2 )3 −」に置換した化合物を例示でき
る。
鎖型液晶ポリマーの比率は、特に制限されず、得られる
ホメオトロピック配向液晶フィルムの耐久性等を考慮し
て適宜に決定されるが、通常、光重合性液晶化合物:側
鎖型液晶ポリマー(重量比)=0.1:1〜30:1程
度が好ましく、特に0.5:1〜20:1が好ましく、
さらには1:1〜10:1が好ましい。
塗工する基板は、ガラス基板、金属箔、プラスチックシ
ートまたはプラスチックフィルムのいずれの形状でもよ
い。基板の厚さは、通常、10〜1000μm程度であ
る。
変化しないものであれば特に制限はなく、たとえば、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート
等のポリエステル系ポリマー、ジアセチルセルロース、
トリアセチルセルロース等のセルロース系ポリマー、ポ
リカーボネート系ポリマー、ポリメチルメタクリレート
等のアクリル系ポリマー等の透明ポリマーからなるフィ
ルムがあげられる。またポリスチレン、アクリロニトリ
ル・スチレン共重合体等のスチレン系ポリマー、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、環状ないしノルボルネン構造
を有するポリオレフィン、エチレン・プロピレン共重合
体等のオレフィン系ポリマー、塩化ビニル系ポリマー、
ナイロンや芳香族ポリアミド等のアミド系ポリマー等の
透明ポリマーからなるフィルムもあげられる。さらにイ
ミド系ポリマー、スルホン系ポリマー、ポリエーテルス
ルホン系ポリマー、ポリエーテルエーテルケトン系ポリ
マー、ポリフェニレンスルフィド系ポリマー、ビニルア
ルコール系ポリマー、塩化ビニリデン系ポリマー、ビニ
ルブチラール系ポリマー、アリレート系ポリマー、ポリ
オキシメチレン系ポリマー、エポキシ系ポリマーや前記
ポリマーのブレンド物等の透明ポリマーからなるフィル
ムなどもあげられる。これらのなかでも水素結合性の高
いプラスチックフィルムが好ましい。
ニウムなどから形成される当該フィルムが挙げられる。
ノア(商品名,日本ゼオン(株)製)、ゼオネックス
(商品名,日本ゼオン(株)製)、アートン(商品名,
JSR(株)製)などのノルボルネン構造を有するポリ
マー物質からなるプラスチックフィルムが光学的にも優
れた特性を有する。これらポリマー物質(プラスチック
フィルム)は光学異方性が非常に小さいため、プラスチ
ックフィルム上に形成された前記側鎖型液晶ポリマーま
たは液晶性組成物の配向液晶フィルム層は、当該配向液
晶フィルム層を別のプラスチックフィルムヘ転写するこ
となく、そのままホメオトロピック配向位相差フィルム
として液晶ディスプレイの光学補償用途等の光学フィル
ムに用いることができる。また、光学異方性を有するプ
ラスチックフィルムやアルミホイルなどの金属フィルム
上に形成した前記側鎖型液晶ポリマーまたは液晶性組成
物の配向液晶フィルム層に関しては、前記側鎖型液晶ポ
リマーまたは液晶性組成物を配向液晶フィルム化した
後、ノルボルネン構造を有するフィルムやセルロースト
リアセテートなどの透明で光学異方性の小さいプラスチ
ックフィルム上に直接または粘着剤もしくは接着剤を介
して転写することにより、光学補償フィルム等の光学フ
ィルムに利用することができる。
物を基板に塗工する方法は、当該側鎖型液晶ポリマーま
たは液晶性組成物を溶媒に溶解した溶液を用いる溶液塗
工方法または当該液晶ポリマーまたは液晶性組成物を溶
融して溶融塗工する方法が挙げられるが、この中でも溶
液塗工方法にて支持基板上に側鎖型液晶ポリマーまたは
液晶性組成物の溶液を塗工する方法が好ましい。
しては、側鎖型液晶ポリマー、光重合性液晶化合物や基
板の種類により異なり一概には言えないが、通常、クロ
ロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン、テトラク
ロロエタン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレ
ン、クロロベンゼンなどのハロゲン化炭化水素類、フェ
ノール、パラクロロフェノールなどのフェノール類、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、メトキシベンゼン、1,
2−ジメトキベンゼンなどの芳香族炭化水素類、その
他、アセトン、酢酸エチル、tert−ブチルアルコー
ル、グリセリン、エチレングリコール、トリエチレング
リコール、エチレンブリコールモノメチルエーテル、ジ
エチレングリコールジメチルエーテル、エチルセルソル
ブ、ブチルセルソルブ、2−ピロリドン、N−メチル−
2−ピロリドン、ピリジン、トリエチルアミン、テトラ
ヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミド、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、ブチ
ロニトリル、二硫化炭素などを用いることができる。溶
液の濃度は、用いる側鎖型液晶ポリマーまたは液晶性組
成物の溶解性や最終的に目的とする配向液晶フィルムの
膜厚に依存するため一概には言えないが、通常3〜50
重量%、好ましくは7〜30重量%の範囲である。
液晶性組成物からなるホメオトロピック配向液晶フィル
ム層の厚みは1〜10μm程度とするのが好ましい。な
お、特にホメオトロピック配向液晶フィルムの膜厚を精
密に制御する必要がある場合には、膜厚が基板に塗工す
る段階でほぼ決まるため、溶液の濃度、塗工膜の膜厚な
どの制御は特に注意を払う必要がある。
側鎖型液晶ポリマーまたは液晶性組成物の溶液を、基板
上に塗工する方法としては、例えばスピンコート法、バ
ーコート法などを採用することができる。塗工後、溶媒
を除去し、基板上に液晶ポリマー層または液晶性組成物
層を形成させる。溶媒の除去条件は、特に限定されず、
溶媒をおおむね除去でき、液晶ポリマー層または液晶性
組成物層が流動したり、流れ落ちたりさえしなければ良
い。通常、室温での乾燥、乾燥炉ての乾燥、ホットプレ
ート上での加熱などを利用して溶媒を除去する。
晶ポリマー層または液晶性組成物層を液晶状態とし、ホ
メオトロピック配向させる。たとえば、側鎖型液晶ポリ
マーまたは液晶性組成物が液晶温度範囲になるように熱
処理を行い、液晶状態においてホメオトロピック配向さ
せる。熱処理方法としては、上記の乾燥方法と同様の方
法で行うことができる。熱処理温度は、使用する側鎖型
液晶ポリマーまたは液晶性組成物と支持基板の種類によ
り異なるため一概には言えないが、通常60〜300
℃、好ましくは70〜200℃の範囲において行う。ま
た熱処理時間は、熱処理温度および使用する側鎖型液晶
ポリマーまたは液晶性組成物や基板の種類によって異な
るため一概には言えないが、通常10秒〜2時間、好ま
しくは20秒〜30分の範囲で選択される。10秒より
短い場合、ホメオトロピック配向形成が十分に進行しな
いおそれがある。
としては、熱処理後のホメオトロピック配向液晶フィル
ムを、熱処理操作における加熱雰囲気中から、室温中に
出すことによって行うことができる。また空冷、水冷な
どの強制冷却を行ってもよい。前記側鎖型液晶ポリマー
のホメオトロピック配向層は、側鎖型液晶ポリマーのガ
ラス転移温度以下に冷却することにより配向が固定化さ
れる。
ック配向液晶層に対して、活性光線を照射し、側鎖型液
晶ポリマー、光重合性液晶化合物を重合または架橋させ
て耐久性を向上したホメオトロピック配向液晶フィルム
を得る。
る。紫外線を使用する場合には光重合開始剤を必要とす
る。電子線の場合、開始剤は不要である。光重合開始剤
は各種のものを特に制限なく使用できる。光重合開始剤
としては、モノマーユニット(c)の架橋性基が(メ
タ)アクリロイル基の場合には、たとえば、チバスペシ
ャリフィケミカルズ社製のイルガキュア(Irgacu
re)907,同184、同651、同369などを例
示できる。モノマーユニット(c)の架橋性基がエポキ
シ基、ビニルエーテル基の場合には、光カチオン系開始
剤が使用される。光重合開始剤の添加量は、側鎖型液晶
ポリマー、光重合液晶化合物の種類、液晶性組成物の配
合比等を考慮して、これらのホメオトロピック配向性を
乱さない程度に加えられる。通常、光重合性液晶化合物
100重量部に対して、0.5〜30重量部程度が好ま
しい。特に3〜15重量部が好ましい。
ために、不活性気体雰囲気中とすることが好ましい。通
常、約80〜160mW/cm2 の照度を有する高圧水
銀紫外ランプが代表的に用いられる。メタハライドUV
ランプや白熱管などの別種ランプを使用することもでき
る。なお、紫外線照射時の液晶層表面温度が液晶温度範
囲内になるように、コールドミラー、水冷その他の冷却
処理あるいはライン速度を速くするなどして適宜に調整
する。
ことが好ましい。照射量については、過少では十分な架
橋が進行せず目標の高耐熱性が得られない恐れがあり、
過多では液晶ポリマーやその基材分子が崩壊する恐れが
あるため、品質の点から好ましくない。従って系により
異なるがおおむね1〜200Mrad/cm2 の照射が
好ましい。
は液晶性組成物の薄膜が生成され、配向性を維持したま
ま固定化することにより、ホメオトロピック配向した配
向液晶フィルムが得られる。当該配向液晶層は同一の方
向で配向された分子を有する。従ってこの配向液晶層の
配向ベクトルの凍結または安定化およびその異方性物性
の保存が達成されることは周知であり、このような薄膜
はそれらの光学的性質が確認され、各種の用途で使用さ
れる。前記配向液晶層は一軸性の正の複屈折率を有する
薄膜である。
ク配向液晶層の配向は、当該液晶層の光学位相差を垂直
入射から傾けた角度で測定することによって量化するこ
とができる。ホメオトロピック配向液晶フィルムの場
合、この位相差値は垂直入射について対称的である。光
学位相差の測定には数種の方法を利用することができ、
例えば自動複屈折測定装置(オーク製)および偏光顕微
鏡(オリンパス製)を利用することができる。このホメ
オトロピック配向液晶フィルムはクロスニコル偏光子間
で黒色に見える。
晶フィルムは、光学フィルムとして用いられる。前記配
向液晶フィルムは基板から剥離して用いてもよいし、剥
離することなく基板上に形成された配向液晶層としてそ
のまま用いてもよい。
は光学フィルムとして用いられる。例えば、一軸配向し
た位相差フィルムを基材としてホメオトロピック配向液
晶フィルムを作製すると、広視野角の位相差フィルが得
られ、これをSTN型液晶表示装置に適用することによ
り、液晶表示装置の表示特性、特に視野角特性を著しく
向上させることができる。
て説明するが、本発明は実施例に限定されないことはい
うまでもない。
%を示し、便宜的にブロック体で表示している)。
マーの合成)水酸化ナトリウム83.9g/水2リット
ル溶液に4 −(4′−ヒドロキシフェニル)安息香酸1
39gを加え、氷浴上で撹拌しながらクロロ炭酸メチル
91.1mlを2時間かけて滴下した。室温で4 時間撹
拌を行った後、12モル/リットル塩酸約70mlを加
えて反応溶液をpH2〜3に調整し、析出した結晶を濾
別し水洗した。減圧乾燥により水分を除去した後、イソ
プロパノール1リットルで再結晶し、4−(4 ′−メト
キシカルボニルオキシフェニル)安息香酸130g(化
学純度:>99%)を得た。
ェニル)安息香酸55.5g、ジメチルホルムアミド
1.5mlをクロロホルム400mlに溶解し、窒素雰
囲気下で撹拌しているところへ、室温で塩化チオニル1
9.3mlを25分間かけて滴下し、40℃に加温しな
がら2時間撹拌した。未反応塩化チオニル、反応溶媒を
留去し、乾燥テトラヒドロフラン(THF)20mlで
一旦溶解し溶媒を留去して酸クロライドを洗浄した後、
乾燥THF300mlに溶解した。次いで、1−−ヒド
ロキシメチル−3−シクロへキセン25.2g、トリエ
チルアミン(TEA)22.7g、ジメチルアミノピリ
ジン(DMAP)触媒量を乾燥THF100mlに溶解
し、窒素雰囲気下氷浴上で酸クロライド溶液に40分間
かけて滴下し、氷浴を除去して室温に戻しながら終夜撹
拌を行った。析出したトリエチルアミン塩酸塩を濾別
し、濾液よりTHFを3/4ほど留去した後、塩化メチ
レン300mlを添加した。この有機層を飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液、2モル/リットル塩酸、飽和食塩水
(各300ml)で洗浄し硫酸マグネシウムで乾燥した
後、溶媒を留去した。シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより精製し、4 −(4′−メトキシカルボニルオ
キシフェニル)安息香酸3−シクロヘキセニルメチルエ
ステル81.6g(化学純度:>99%)を得た。
ェニル)安息香酸3−シクロヘキセニルメチルエステル
81.6gおよび25%アンモニア水70mlをTHF
700mlに溶解し、室温で1時間撹拌した。そこへ1
2モル/リットル塩酸を添加して中和し、塩化アンモニ
ウムを濾別し、濾液のTHFを留去した。塩化メチレン
1リットルを加え、水洗い(1リットル×2 回)した
後、硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留去して、
4−(4′−ヒドロキシフェニル)安息香酸3−シクロ
へキセニルメチルエステル52.5g(化学純度:95
%)を得た。
酸3−シクロヘキセニルメチルエステル52.5g、4
−(2−プロぺノイルオキシエトキシ)安息香酸42.
2g、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)少量、ジメ
チルアミノピリジン(DMAP)触媒量を塩化メチレン
1リットル中で撹拌している所へ、水浴上でジシクロへ
キシルカルボジイミド(DCC)38.6g/塩化メチ
レン50ml溶液を40分間かけて滴下し、水浴を取り
除いて室温で一晩撹拌した。析出したウレアを濾別し、
塩化メチレン1リットルを加えた後、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液、0.5モル/リットル塩酸、飽和食塩水
(各1リットル)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒を留去した。イソプロパノール2リットルで再
結晶し、4−(2−プロぺノイルオキシエトキシ)安息
香酸4′−[(3′′‐シクロへキセニル)メトキシカ
ルボニル]ビフェニルエステル58.5g(化学純度:
98.5%):シクロヘキセン基含有モノマーを得た。
−シアノフェニル)フェニルオキシカルボニル)フェニ
ルオキシエチルアクリレート5.00g、ステアリルア
クリレート2.50gおよびシクロヘキセン基含有モノ
マー1.16gをジメチルアセトアミド/THF=4/
1溶媒中、窒素雰囲気下で57℃に加温しながら溶解さ
せ、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.15
5gを少量の反応溶媒に溶かして、反応液中に滴下し、
そのまま6 時間撹拌した。反応液をメタノール1リット
ルに投入してポリマーを析出させ、メタノール/THF
=3/2の混合溶媒中でこすり洗いし、ポリマーを減圧
乾燥させて、目的の側鎖型液晶ポリマー(重量平均分子
量:8400)7.36gを得た。
造)前記側鎖型液晶ポリマー25重量部をシクロヘキサ
ノン75重量部に溶解した溶液を、ノルボルネン系ポリ
マー(商品名ゼオネックス,日本ゼオン(株)製)をポ
リマー材料とするプラスチックフィルム(20μm):
基板に、スピンコーティングにより塗工した。ついで1
30℃で1分間加熱し、その後室温まで一気に冷却する
ことにより、前記液晶層をホメオトロピツク配向させ、
かつ配向性を維持したままガラス化し、ホメオトロピツ
ク配向液晶層(2μm)を固定化したホメオトロピック
配向液晶フィルムを得た。さらに固定化したホメオトロ
ピツク配向液晶フィルムに電子線を200Mradを照
射することにより高耐熱ホメオトロピツク配向液晶フィ
ルムを作製した。
部、光重合性液晶化合物(BASF社製,Palioc
olorLC242)12.5重量部をシクロヘキサノ
ン75重量部に溶解した溶液を調製した。この溶液を、
実施例1と同様の条件でホメオトロピック配向液晶フィ
ルムとした後、電子線を100Mrad照射することに
より高耐熱ホメオトロピック配向液晶フィルムを作製し
た。
ル%を示し、便宜的にブロック体で表示している)。
ビフェノール120g、p−トルエンスルホン酸一水和
物(TsOH)5.00gをTHF1.2リットルに溶
解して室温で撹拌しているところへ(反応液温度:2
3.5℃)、THF300mlで希釈した3 ,4 −ジヒ
ドロ−2H−ピラン(DHP)54.2gを2.5時間
かけて滴下した(反応液温度:23.5〜27℃)。室
温で終夜撹拌を行った後、反応溶液よりTHFを3/4
ほど留去した後、塩化メチレン1リットルを添加した。
これを飽和食塩水、0.5モル/リットル水酸化ナトリ
ウム水溶液、0.5モル/リットル塩酸、飽和食塩水
(各1リットル)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、溶媒を留去した。精製はシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(塩化メチレン/ジエチルエーテル=15
/1)で行い4−(4′−ヒドロキシビフェニル)テト
ラヒドロピラニルエーテル23.1g(化学純度:97
%)を得た。
安息香酸9.17g、4−(4−ヒドロキシビフェニ
ル)テトラヒドロピラニルエーテル10.0g、ジメチ
ルアミノピリジン(DMAP)0.4g、ブチルヒドロ
キシトルエン(BHT)少量を塩化メチレン200ml
中で室温撹拌し懸濁させているところへ、塩化メチレン
10mlに溶解したジシクロへキシルカルボジイミド
(DCC)8.01gを少量づつ添加した。終夜撹拌
後、析出したDCウレアを濾別し、濾液を0.5モル/
リットル塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食
塩水2回、(各200ml)で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥した後、溶媒を留去した。精製は再結晶で行い
(イソプロピルアルコール:210ml,トルエン:2
0ml)、テトラヒドロピラニル(THP)保護ビフェ
ノール末端モノマーを得た。
キシカルボニル)フェニルオキシエチルアクリレート
2.63g、ステアリルアクリレート1.21gおよび
THP保護ビフェノール末端モノマー0.21gをTH
F100ml中、窒素気流下で加熱撹拌し、還流させて
(63℃)、モノマーを完全に溶解した。そこへTHF
2mlに溶解したアゾビスイソブチロニトリル(AIB
N)0.19gを添加し、還流しながら撹拌を行った。
4 時間後、p−トルエンスルホン酸一水和物0.75g
を添加してさらに1時間還流しながら撹拌を行った。そ
の後、加熱を停止し、反応液を室温程度に冷却し、メタ
ノール800ml中へ滴下してポリマーを析出させた。
ポリマーは濾別し、メタノール/THF=3/1の混合
溶媒で洗浄した後、濾別・乾燥し3.2gのプレポリマ
ーを得た。
(TEA)800μl、ジメチルアミノピリジン(DM
AP)触媒量、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)少
量を乾燥THF80ml中で室温撹拌して溶解させた。
そこへ塩化アクリロイル500μl を添加し、そのまま
室温で撹拌した。その後、反応液よりトリエチルアミン
塩酸塩を濾別し、濾液にクロロホルム350mlを添加
して、水、0.5モル/リットル塩酸、飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液、飽和食塩水(各350ml)で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留去した。
そこへTHF30mlを加えてポリマーを溶解し、ジエ
チルエーテル400ml中へ滴下して目的の側鎖型液晶
ポリマー(重量平均分子量6500)を析出させ、濾別
・乾燥を行った。側鎖型液晶ポリマー収量:2.1g。
造)前記側鎖型液晶ポリマー25重量部をシクロヘキサ
ノン75重量部に溶解した溶液を、実施例1と同様にノ
ルボルネン系ポリマー(商品名ゼオネックス,日本ゼオ
ン(株)製)をポリマー材料とするプラスチックフィル
ム(20μm)に、スピンコーティングにより塗工し
た。ついで130℃で1分間加熱し、その後室温まで一
気に冷却することにより、前記液晶層をホメオトロピツ
ク配向させ、かつ配向性を維持したままガラス化し、ホ
メオトロピツク配向液晶層(2μm)を固定化したホメ
オトロピック配向液晶フィルムを得た。さらに固定化し
たホメオトロピツク配向液晶フィルムに高圧水銀ランプ
により紫外線を200mJ/cm 2 照射することにより
高耐熱ホメオトロピツク配向液晶フィルムを作製した。
部、光重合性液晶化合物(BASF社製,Palioc
olorLC242)12.5重量部をシクロヘキサノ
ン75重量部に溶解した溶液を調製した。この溶液を、
実施例3の(ホメオトロピック配向液晶フィルムの製
造)と同様の条件でホメオトロピック配向液晶フィルム
とした。さらに固定化したホメオトロピツク配向液晶フ
ィルムに高圧水銀ランプにより紫外線を100mJ/c
m2 照射することにより高耐熱ホメオトロピツク配向液
晶フィルムを作製した。
造)において、基板として、プラスチックフィルムの代
わりにガラス基板(1mm)を用いたこと以外は実施例
1と同様にしてホメオトロピツク配向液晶フィルムを作
製した。
マー2.5重量部、光重合性液晶化合物(BASF社
製,PaliocolorLC242)22.5重量部
をシクロヘキサノン75重量部に溶解して調製した溶液
を用いた以外は実施例4と同様にしてホメオトロピツク
配向液晶フィルムを作製した。
造)において、実施例1で合成した側鎖型液晶ポリマー
のみを用い、電子線を照射しなかったこと以外は実施例
1と同様にしてホメオトピック配向液晶フィルムを作製
した。
られたホメオトピック配向液晶フィルム(基板付きホメ
オトロピック配向液晶フィルム)をクロスニコルさせた
偏光顕微鏡により、当該フィルム表面に対し垂直な方向
からサンプルを観察したところ、正面からは何も見えな
かった。これによりホメオトロピック配向を確認した。
すなわち光学位相差が発生していないことがわかった。
このフィルムを傾けて斜めから光を入射し、同様にクロ
スニコルで観察したところ、光の透過が観測された。
折測定装置により測定した。測定光をサンプル表面に対
して垂直あるいは斜めから入射して、その光学位相差と
測定光の入射角度のチャートから、ホメオトロピック配
向を確認した。ホメオトロピック配向では、サンプル表
面に対して垂直方向での位相差(正面位相差)がほぼゼ
ロである。このサンプルに関しては、液晶層の遅相軸方
向に斜めから位相差を測定したところ、測定光の入射角
度の増加に伴い、位相差値が増加したことからホメオト
ロピック配向が得られていると判断できた。いずれの配
向フィルムともホメオトロピック配向性を有することが
確認できた。
で得られたホメオトピック配向液晶フィルム(基板付き
ホメオトロピック配向液晶フィルム)を90℃の乾燥炉
内に120時間投入する耐熱試験、60℃/90%RH
の条件下に120時間放置する湿熱試験、および偏光フ
ィルムに粘着剤を介してホメオトロピック配向液晶フィ
ルムを90℃の乾燥炉内に2時間投入する耐熱粘着試験
の3種の試験を行い投入前後の物性を比較した。評価結
果を表1に示す。
Claims (9)
- 【請求項1】 液晶性フラグメント側鎖を含有するモノ
マーユニット(a)、非液晶性フラグメント側鎖を含有
するモノマーユニット(b)および末端に架橋性基を含
有するモノマーユニット(c)を含有することを特徴と
する側鎖型液晶ポリマー。 - 【請求項2】 液晶性フラグメント側鎖を含有するモノ
マーユニット(a)が、下記一般式(a): 【化1】 (ただし、R1 は水素原子またはメチル基を、aは1〜
6の正の整数を、X1 は−CO2 −基または−OCO−
基を、R2 はシアノ基、炭素数1〜6のアルコキシ基、
フルオロ基または炭素数1〜6のアルキル基を、bおよ
びcは1または2の整数を示す。)で表されるモノマー
ユニットであり、 非液晶性フラグメント側鎖を含有するモノマーユニット
(b)が、下記一般式(b): 【化2】 (ただし、R3 は水素原子またはメチル基を、R4 は炭
素数1〜22のアルキル基、炭素数1〜22のフルオロ
アルキル基、または一般式(b1): 【化3】 (ただし、dは1〜6の正の整数を、R5 は炭素数1〜
6のアルキル基を示す。)。)で表されるモノマーユニ
ットであり、 末端に架橋性基を含有するモノマーユニット(c)が、
下記一般式(c): 【化4】 (ただし、R1 水素原子またはメチル基を、aは1〜6
の正の整数を、X1 は−CO2 −基または−OCO−基
を、X2 は−CO2 −基、−OCO−基、−O−基また
は単結合を、R6 は架橋性基を、bおよびcは1または
2の整数、eは0〜6の整数を示す。)で表されるモノ
マーユニットであることを特徴とする請求項1記載の側
鎖型液晶ポリマー。 - 【請求項3】 重量平均分子量が、2千〜10万である
請求項1または2記載の側鎖型液晶ポリマー。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の側鎖型
液晶ポリマーと、光重合性液晶化合物を含有してなるこ
とを特徴とする液晶性組成物。 - 【請求項5】 垂直配向膜の設けられていない基板上
に、請求項1〜3のいずれかに記載の側鎖型液晶ポリマ
ーまたは請求項4記載の液晶性組成物を塗工し、さらに
当該側鎖型液晶ポリマーまたは液晶性組成物を液晶状態
においてホメオトロピック配向させ、その配向状態を維
持した状態で固定化した後、活性光線を照射することを
特徴とするホメオトロピック配向液晶フィルムの製造方
法。 - 【請求項6】 基板の材質が、ポリマー物質、ガラスま
たは金属であることを特徴とする請求項5記載のホメオ
トロピック配向液晶フィルムの製造方法。 - 【請求項7】 請求項5または6記載の製造方法により
得られたホメオトロピック配向液晶フィルム。 - 【請求項8】 垂直配向膜の設けられていない基板上
に、請求項1〜3のいずれかに記載の側鎖型液晶ポリマ
ーまたは請求項4記載の液晶性組成物がホメオトロピッ
ク配向したホメオトロピック配向液晶フィルム層が設け
られている光学フィルム。 - 【請求項9】 請求項8記載の光学フィルムを適用した
液晶表示装置。
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