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JP2003001490A - 突合わせ溶接方法 - Google Patents

突合わせ溶接方法

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Publication number
JP2003001490A
JP2003001490A JP2001178675A JP2001178675A JP2003001490A JP 2003001490 A JP2003001490 A JP 2003001490A JP 2001178675 A JP2001178675 A JP 2001178675A JP 2001178675 A JP2001178675 A JP 2001178675A JP 2003001490 A JP2003001490 A JP 2003001490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
welding
arm
welding method
butt welding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001178675A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukimasa Fukumoto
幸正 福本
Hideaki Shirai
秀彰 白井
Yoshiaki Kondo
芳明 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2001178675A priority Critical patent/JP2003001490A/ja
Publication of JP2003001490A publication Critical patent/JP2003001490A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二部品間の軸心精度を向上し、且つ溶接熱収
縮による部品曲がりを抑制できる突き合わせ溶接方法の
提供。 【解決手段】 突合わせ溶接に使用される治具2は、V
字形の支持面4aを有するVアーム4を備え、このVア
ーム4の軸心精度を確保するために、予めセンター3に
対するVアーム4の軸心調整が行われている。これによ
り、Vアーム4の支持面4aに乗せた部品1を平押さえ
5により押圧することで、部品1の軸心をセンター3の
中心に合わせて保持することができる。その後、両部品
1の端面同士を軸方向に突き合わせ、両部品1の被接合
部に溶接エネルギを照射する。この時、周方向に等分し
た方向(例えば180度対向する方向)から溶接エネル
ギを照射することにより、溶接時の熱収縮を互いに打ち
消しあうことができるので、部品1の曲がりを抑制で
き、溶接後の部品間精度を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円形外周面を有す
る2個の部品を軸方向に突き合わせて溶接する突合わせ
溶接方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、製品の小型化と高精度化に伴い、
製品に使用される要素部品の小径化と部品同士の高精度
溶接が要求されている。この部品同士を溶接する場合の
一例として、例えば図7に示す方法がある。これは、図
8に示す様なパイプガイド100とパイプコネクタ110 と
を溶接する際に、パイプコネクタ110 の端部に設けた凸
部111 を円筒形のパイプガイド100 に嵌合して組み付
け、両者の当接面を溶接する方式である。しかし、この
方式では、嵌合部位の出来合い精度と、二部品を凹凸嵌
合させた時の組合わせ精度とが累積されることにより、
二部品間の位置精度が悪化する現象があった。
【0003】これに対し、図9に示す突合わせ溶接方式
がある。これは、パイプコネクタ110 が凸部を有してい
ないため、二部品を凹凸嵌合にて組み合わせることがで
きない時に適用される。具体的には、それぞれコレット
120 、130 によって保持されたパイプガイド100 とパイ
プコネクタ110 の端面同士を軸方向に突き合わせ、両者
の当接面にレーザー光等の溶接エネルギを照射して溶接
する方式である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の突合
わせ溶接方式では、コレット120 、130 に保持された部
品同士の心出しを行う際に、部品外周面の把握部位の外
径寸法変化から把握精度の再現性が著しく低下するた
め、心出し精度にバラツキがあり、二部品間の心ズレが
生じるという問題があった(図10参照)。また、図1
0に示す様に、溶接時の熱収縮により両部品の間に曲が
りが発生するため、溶接精度を維持することが困難であ
った。本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、
その目的は、二部品間の軸心精度を向上し、且つ溶接熱
収縮による部品曲がりを抑制することで、溶接後の部品
間精度を向上できる突合わせ溶接方法を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】(請求項1の発明)円形
外周面を有する2個の部品を一組の治具に保持して互い
の端面同士を軸方向に突き合わせ、溶接エネルギを両部
品の被接合部に照射して溶接する突合わせ溶接方法であ
って、治具は、V字形の支持面を形成するVアームと、
支持面に対向して可動する平押さえとを具備し、Vアー
ムと平押さえとで部品の円形外周面を周方向に3点支持
することで部品の心出しを行う。このVアームと平押さ
えとで部品を3点支持することにより、部品の把握部外
径寸法に影響されることなく、適正な把握接触面を維持
でき、心出し精度の再現性を向上できる。
【0006】(請求項2の発明)請求項1に記載した突
合わせ溶接方法において、一組の治具は、両Vアーム間
の軸心調整が行われている。これにより、二部品間の心
ズレを抑制でき、所望の溶接精度を維持できる。
【0007】(請求項3の発明)請求項1または2に記
載した突合わせ溶接方法において、2個の部品の被接合
部に対し、周方向に等分した方向から溶接エネルギを照
射する。この方法によれば、溶接時の熱収縮を互いに打
ち消しあうことができ、部品の曲がりを抑制できるの
で、溶接後の部品間精度を向上できる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は突合わせ溶接の方法を示す全
体図である。本実施形態では、2個の部品1を突合わせ
溶接する際に、以下に説明する一組の治具2を使用す
る。なお、2個の部品1は、一例として、内燃機関に燃
料を噴射するインジェクタの構成部品であるパイプガイ
ド1Aとパイプコネクタ1B(図2に断面形状を示す)
であり、共に同一外径を有する円筒形状に設けられてい
る。
【0009】一組の治具2(2A、2B)は、図3に示
す様に、それぞれセンター3、Vアーム4、平押さえ5
等から構成される。センター3は、部品1を軸方向から
支持するもので、先端形状が円錐形に設けられ、ベース
6の側面に回転自在に支持されている(a図参照)。V
アーム4は、部品1の外周面を支持するV字形(120
度)の支持面4aを有し、ベース6に対し上下位置を調
節可能に設けられ、固定ネジ(図示しない)を締め付け
て固定されている(b図参照)。平押さえ5は、ベース
6の側面上部に固定された横アーム7に支持され、その
横アーム7に対し上下方向に移動可能に設けられ、且つ
スプリング8により下方へ付勢されている。
【0010】この一組の治具2は、両Vアーム4間の軸
心精度を確保するために、予めセンター3に対するVア
ーム4の軸心調整が行われる。この軸心調整の方法につ
いて図4を用いて説明する。 2個の部品1と同一外径を有する調心マスタ9を両セ
ンター3で保持する(a図参照)。 固定ネジを緩めた後、Vアーム4を上方へ移動させ
て、Vアーム4の支持面4a(V字面)を調心マスタ9
の外周面に押し当てる(b図参照)。 固定ネジを締め込んで、ベース6に対しVアーム4の
位置を固定する。以上の操作により、両Vアーム4間の
軸心精度が確保される。
【0011】次に、上記の治具2を使用して2個の部品
1を突合わせ溶接する方法について説明する。 a)Vアーム4の支持面4aに部品1を乗せる(図5
(a)参照)。 b)平押さえ5により部品1の外周面を押圧して、部品
1の軸心1aをセンター3の中心(仮想軸心3aと呼
ぶ)に一致させる(図5(b)参照)。この作業によ
り、120度に等分割された把握力を3方向から仮想軸
心3aへ向かわせることにより、部品1の求心性が向上
する。
【0012】c)2個の部品1A、1Bをそれぞれの治
具2A、2Bにより保持する(図6(a)参照)。 d)治具2Bを図示矢印方向に移動させて、両部品1
A、1Bの端面同士を軸方向に突き合わせる(図6
(b)参照)。 e)図1に示す様に、両部品1を回転させながら、両部
品1の被接合部に溶接エネルギ(例えばレーザー光)を
照射する。この時、両部品1の被接合部に対し、周方向
に等分した方向(例えば180度対向する方向)から溶
接エネルギを照射する。
【0013】(実施形態の効果)上述した突合わせ溶接
では、Vアーム4と平押さえ5とで、円形外周面を有す
る部品1を120度に等分割された3方向から支持する
ことにより、部品1の把握部外径寸法に影響されること
なく、適正な把握接触面を維持でき、心出し精度の再現
性を向上できる。また、2個の部品1A、1Bの被接合
部に対し、周方向に等分した方向から溶接エネルギを照
射しているので、溶接時の熱収縮を互いに打ち消しあう
ことができる。その結果、部品1の曲がりを抑制でき、
溶接後の部品間精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】突合わせ溶接の方法を示す全体図である。
【図2】部品の断面図である。
【図3】治具の説明図である。
【図4】Vアームの軸心調整を示す図面である。
【図5】部品の調心手順を示す図面である。
【図6】治具に保持された部品の突合わせ工程を示す図
面である。
【図7】従来の溶接方法の一例を示す断面図である。
【図8】図7に示す溶接方法に用いられる部品の断面図
である。
【図9】従来の突合わせ溶接方法を示す断面図である。
【図10】突合わせ溶接の課題を示す断面図である。
【符号の説明】
1 部品 2 治具 4 Vアーム 4a Vアームの支持面 5 平押さえ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 芳明 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円形外周面を有する2個の部品を一組の治
    具に保持して互いの端面同士を軸方向に突き合わせ、溶
    接エネルギを両部品の被接合部に照射して溶接する突合
    わせ溶接方法であって、 前記治具は、V字形の支持面を形成するVアームと、前
    記支持面に対向して可動する平押さえとを具備し、 前記Vアームと前記平押さえとで前記部品の円形外周面
    を周方向に3点支持することで前記部品の心出しを行う
    ことを特徴とする突合わせ溶接方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した突合わせ溶接方法にお
    いて、 前記一組の治具は、両Vアーム間の軸心調整が行われて
    いることを特徴とする突合わせ溶接方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載した突合わせ溶接
    方法において、 前記2個の部品の被接合部に対し、周方向に等分した方
    向から溶接エネルギを照射することを特徴とする突合わ
    せ溶接方法。
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