JP2003098418A - レンズ移動装置 - Google Patents
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Abstract
耗を抑える。 【解決手段】 変倍時には、変倍用モータ22の駆動に
より第1及び第2レンズ保持枠16,17を光軸Oの方
向にそれぞれ移動する。第3レンズ保持枠18は、第2
レンズ保持枠17に対し移動自在に設けられている。合
焦時には、合焦用モータ30の駆動により送りネジ32
が回転して移動台32が光軸Oの方向に移動する。移動
台32には、第3レンズ保持枠18が片当たり係合係合
しており、付勢バネ35の付勢により第3レンズ保持枠
18に常時係合する状態に維持されている。収納動作時
には、変倍用モータ22のみを駆動して第1及び第2レ
ンズ保持枠16,17を繰り込む。この間に第3レンズ
保持枠18が固定筒14に設けたストッパー枠36に当
接し、第2レンズ保持枠17に向けて寄せられる。
Description
子スチルカメラ等に用いられるレンズ移動装置に関し、
さらに詳しくは、不使用時にレンズをカメラボディに沈
胴させる収納位置に移動するレンズ移動装置に関するも
のである。
その多くがレンズの沈胴機構を備え、不使用時にはレン
ズ鏡筒をカメラボディ内に収納して携帯性を図ってい
る。収納位置にレンズ鏡筒を収納するときには、レンズ
鏡筒に組み込まれた各レンズ群の間隔が広すぎると大き
な収納スペースが必要となってカメラボディの厚みが厚
くなる。このような不都合を解消するために、特許第2
925197号公報に提案されている光学装置では、第
1の駆動手段の駆動で全体の光学系を収納位置に移動す
るとともに、焦点調節動作のための第2の駆動手段の駆
動で収納動作時に光学系を構成する第1のレンズユニッ
トをこれよりも前方の光学系を構成する第2のレンズユ
ニットに対し接近させ、各レンズ群を互いに干渉させず
に収納位置まで一斉に移動させている。
た公報記載の光学装置では、収納動作時に第1の駆動手
段とともに第2の駆動手段を駆動する。また、収納位置
から撮影位置に移動させる撮影準備動作時にも逆に第1
のレンズユニットを第2のレンズユニットから離すため
に第1及び第2の駆動手段とを駆動させる。このように
両方の駆動手段をそれぞれ駆動すると、収納動作及び撮
影準備動作時に電池の消耗が多くなる。
ので、レンズ鏡筒を沈胴させる収納スペースをできるだ
け小さくするとともに、これに伴う電池の消耗を極力少
なくすることができるレンズ移動装置を提供することを
目的とする。
に、本発明のレンズ移動装置では、第2の駆動手段のみ
を駆動して光学系を収納位置に向けて移動する収納動作
の過程で、第2の光学ユニットの前又は後の一部に当接
して第2の光学ユニットを第1の光学ユニットに向けて
寄せる間隔詰め手段と;前記間隔詰め手段が第2の光学
ユニットを第1の光学ユニットに向けて寄せるときに第
1の駆動手段と第2の光学ユニットとの連結を解除する
連結手段とを設けたものである。
学ユニットとを連結する連結手段を係脱自在に設け、第
2の駆動手段のみを駆動して光学系を収納位置に向けて
一斉に移動する収納動作時に、間隔詰め手段が第2の光
学ユニットに当接して、第2の光学ユニットを第1の光
学ユニットに向けて寄せて前記連結手段の連結を解除す
る。
玉レンズ又はレンズ群を保持したレンズ保持枠としても
よいし、また変倍動作時又は焦点調節動作時に互いの間
隔が変化するように移動される複数の単玉レンズ又はレ
ンズ群で構成される光学ユニットとしてもよい。第2の
光学ユニットを光学系の最も後方に配した場合には、第
2の光学ユニットの後方に固定して設けたストッパーを
間隔詰め手段とするのが望ましい。また、第2の光学ユ
ニットを第1の光学系の前に配した場合には、収納動作
時に第2の光学ユニットの前に配された前記光学系を構
成する第3の光学ユニットが収納位置に移動し、その移
動中に第3の光学ユニットが第2の光学ユニットに当接
して第2の光学ユニットを第1の光学ユニットに向けて
寄せることで連結部の連結が解除される。この場合に
は、間隔詰め手段が第3の光学ユニットに相当する。
1乃至図3に示すように、被写体側から順に第1乃至第
3レンズ群11〜13との3群で構成されており、これ
らのレンズ群11〜13を保持し、また光軸Oの方向に
移動させるために、固定筒14、カム筒15、第1レン
ズ保持枠16、第2レンズ保持枠17、及び第3レンズ
保持枠18とが用いられている。
1が固定され、第2レンズ保持枠17には第2レンズ群
12が固定されている。固定筒14には、光軸Oと平行
に延びる直進ガイド開口19が形成されている。カム筒
15の内周には、第1レンズ保持枠16を移動させるた
めの第1カム溝20と、第2レンズ保持枠17を移動さ
せるための第2カム溝21とがそれぞれ形成されてい
る。
が固定されている。変倍用モータ22は、光軸Oを中心
とする周方向にカム筒15を回動させる。第1レンズ保
持枠16には、直進ガイド開口19を通して第1カム溝
20に係合する第1カムフォロアー23が光軸Oを中心
とする3分割位置にそれぞれ設けられている。第2レン
ズ保持枠17には、直進ガイド開口19を通して第2カ
ム溝21に係合する第2カムフォロアー24が光軸Oを
中心とする3分割位置にそれぞれ設けられている。
2の駆動により固定筒14から被写体側に突出する位置
と、固定筒14の内部に収納される収納位置との間で移
動する。なお、図示していないが、固定筒14は外周が
カメラボディに覆われており、第1レンズ保持枠16は
収納位置に移動したときにカメラボディ内に沈胴した状
態となる。また、第2レンズ保持枠17は、変倍時には
第1レンズ保持筒16に対して間隔を変え、また収納位
置では結像面側に近寄る。なお、結像面は符号25で示
しており、ここには例えばCCDイメージセンサ26が
固定される。
とする周方向の3分割位置にそれぞれガイド棒27が固
定されている。また第3レンズ保持枠18には3本のガ
イド棒27に係合する軸受け部28がそれぞれ設けられ
ている。これにより、第2レンズ保持枠17は、第3レ
ンズ保持枠18を光軸Oの方向に移動自在に支持する。
30が固定されている。合焦用モータ30の軸には、送
りネジ31が取り付けられている。送りネジ31は、移
動台32に設けたネジ部33に螺合している。移動台3
2は、第3レンズ保持枠17に設けた回転止め用ガイド
棒34に係合して回転止めされながら送りネジ31の回
転により光軸Oの方向に移動する。
接部18aに係脱自在に連結されており、第3レンズ保
持枠18を第2レンズ保持枠17に寄せる方向に向けて
移動したときに当接部18aに片当たりして係合する。
そして、第2レンズ保持枠17には、第3レンズ保持枠
18を第2レンズ保持枠17から離す方向に、すなわち
当接部18aを移動台32に押し当てる方向に向けて付
勢する付勢バネ35がが設けられている。付勢バネ27
は、圧縮コイルバネとなっており、複数のガイド棒27
にそれぞれ挿入して配されている。これら付勢バネ35
の付勢により常に移動台32と当接部18aとが係合し
た状態となり、合焦時には合焦用モータ30が駆動する
ことで移動台32を介して第3レンズ保持枠18が第2
レンズ保持枠17に対して間隔を変えるように移動して
ピント調節がなされる。
にストッパー枠36が形成されている。ストッパー枠3
6は、内部が被写体光を通過させるための露光用開口1
4aとなっており、収納動作時に被写体側の前面36a
が第3レンズ保持枠18の後面18bに当接して第3レ
ンズ保持枠18を付勢バネ35の付勢に抗して第2レン
ズ保持枠17に向けて寄せる。
出部37で検出される。このカム筒回転位置検出部37
は、カム筒15の外周に沿わして設けられたコード板3
7aと、コード板37aに摺動する摺動子37bとから
構成されている。制御部38は、摺動子37bを介して
コード板37aからカム筒15の回転位置に対応するコ
ードを読み取ることで、ズームレンズの収納位置及び変
倍位置を特定する。
ている。第3レンズ保持枠18の原点位置は、第2レン
ズ保持枠17から離れたフォーカス初期位置(ピント調
節範囲のうちの無限大位置)となっている。この位置
は、第3レンズ保持枠18に設けた遮光板39を第2レ
ンズ保持枠17に設けたフォトセンサ40で検知するこ
とで特定することができる。
た電源スイッチ41、シャッタボタン42、及びズーム
レバー43等が接続されている。シャッタボタン42の
半押し操作でAF回路44が作動し、合焦動作が行われ
る。合焦動作時には、その時点の変倍位置とAF回路4
4から得られる被写体距離との組み合わせで決まる合焦
位置を求め、その合焦位置に対応するパルス信号をドラ
イバー45に送ることで合焦用モータ30を回転して、
第3レンズ保持枠18をフォーカス初期位置から合焦位
置に向けて移動させる。また、制御部38は、撮像完了
後に合焦用モータ30を逆方向に回転して第3レンズ保
持枠18をその時点の合焦位置からフォーカス初期位置
に戻す。このような合焦動作のプログラムはメモリ46
に記憶されている。
作が行われる。収納動作は、変倍用モータ22のみを駆
動してズームレンズ10を収納位置に移動させる。電源
スイッチ41をONすると、撮影準備動作が行われる。
撮影準備動作は、変倍用モータ22のみを駆動して第1
及び第2レンズ保持枠16,17をそれぞれ固定筒14
から被写体側に向けて繰り出し、ズームレンズ10を収
納位置からワイド端にセットする。このような収納動作
及び撮影準備動作のプログラムは、メモリ46に記憶さ
れている。
操作されるレバーからなり、テレ端側とワイド端側との
何れか一方に操作される。制御部38は、ズームレバー
43の操作に応答してドライバー47を介して駆動信号
を送ることで変倍用モータ22の駆動時間及び回転方向
を制御する。このような変倍動作のプログラムもメモリ
46に記憶されている。
レンズ群の動きを示している。ズームレンズ10は、収
納位置とワイド位置との間で移動される。テレ位置は、
収納位置とワイド位置との間に設定されている。ズーム
レンズ10が収納位置のときには、カム筒15の回転位
置が初期位置となっている。レンズ繰出し方向に向けた
カム筒15の回転は、初期位置から終端位置に向けた方
向である。
からなる。変倍域では、ズームレンズ10をテレ端とワ
イド端との間で変倍する。収納域は、撮影準備動作、又
は収納動作のときにカム筒15が回転する域である。変
倍域では、第1及び第2レンズ保持枠16,17が互い
の間隔が異なるように光軸Oの方向にそれぞれ移動して
ズームレンズ10の焦点距離が連続的に変化する。
及び第2レンズ保持枠16,17が収納位置に向けてそ
れぞれ移動する。このとき、第3レンズ保持枠18は、
第2レンズ保持枠17と一緒に収納位置に向けて移動
し、その移動中にストッパー枠36に当接して第2レン
ズ保持枠17に向けて寄せられる。この第3レンズ保持
枠18が寄るタイミングは、カム筒15が収納域のうち
の回転位置Fに回転したときとなっている。
連続的に駆動され、その駆動中に第3レンズ保持枠18
がストッパー枠36に当接する。これにより、収納動作
を短時間で行える。なお、収納動作時には、合焦用モー
タ30が駆動されることはない。収納動作が完了する
と、第1及び第2レンズ保持枠16,17がそれぞれ収
納位置J,Kに位置する。そして、第3レンズ保持枠1
8は、フォーカス初期位置のときよりも第2レンズ保持
枠17に接近した位置Lとなっている。
変倍用モータ22のみが連続的に駆動され、第1及び第
2レンズ保持枠16,17が被写体側に向けて繰り出さ
れる。そして、第3レンズ保持枠18も第2レンズ保持
枠17と一緒に移動し、カム筒15が回転位置Fに到達
したときに第3レンズ保持枠18に移動台32が係合し
てストッパー枠36から離れる。移動台32はと係合し
たときには、第3レンズ保持枠18が第2レンズ保持枠
17に対するフォーカス初期位置となる。このため、撮
影準備状態が迅速に行える。
メラの不使用状態では、ズームレンズ10が収納位置の
状態となっている。収納位置では、図1及び図5に示す
ように、第1レンズ移動筒16が固定筒14の内部に繰
り込んだ収納位置Jに、また、第2レンズ保持枠17が
第1レンズ保持枠16に接近した収納位置Kに、さら
に、第3レンズ保持枠18は後面18bがストッパー枠
36の前面36aに当接し、第2レンズ保持枠17に接
近した収納位置Lにそれぞれセットされている。この状
態では、移動台32と当接部18aとの係合が解除され
ている。
41をONにする。制御部38は、電源スイッチ41の
ONに応答してドライバ47を介して変倍用モータ22
のみを駆動する。この変倍用モータ22の駆動は、カム
筒15に伝達され、カム筒15が初期位置から終端位置
に向けて回転する。カム筒15が回転すると、第1レン
ズ保持枠16は、第1カム溝20の光軸Oの方向に沿っ
た変位に応じて、また第2レンズ保持枠17は第2カム
溝21の光軸Oの方向に沿った変位に応じてそれぞれ被
写体側に向けて繰り出される。
0、送りネジ31、移動台32、付勢バネ35,及びガ
イド棒27,34とを一緒に移動させる。そして、第3
レンズ保持枠18は、カム筒15が回転位置Fに達する
までは付勢バネ35の付勢によりストッパー枠36に当
接した状態でガイド棒27にガイドされながらその位置
で維持され、またカム筒15が回転位置Fに達したとき
に当接部18aが移動台32に係合して第2レンズ保持
枠17と一緒に移動する。当接部18aが移動台32に
係合したときには、第3レンズ保持枠18がフォーカス
初期位置となる。
からの信号を監視し、カム筒15がテレ端位置を通過し
ワイド端位置に達したことを識別すると、変倍用モータ
22の駆動を停止する。これによりズームレンズ10
は、撮影準備動作が完了した状態となる。
作してズーミングを行う。この操作のときには、制御部
38がズームレバー43の操作方向及び時間を監視し、
これらに応じた回転方向及び時間で変倍用モータ22の
駆動を制御する。これにより、カム筒15が変倍域内で
回動してズームレンズ10が所望の変倍位置にセットさ
れる。このとき、第3レンズ保持枠18は、第2レンズ
保持枠17と一緒に移動することでその時点の変倍位置
に対応したフォーカス初期位置となる。
の半押し操作に応答して制御部38は、AF回路44を
駆動し、AF回路44から得られた被写体距離の情報と
その時点の変倍位置の情報との組み合わせから予めメモ
リ46に記憶されたテーブルを参照して第3レンズ保持
枠18の移動量を求める。
ス信号をドライバ45に送って合焦用モータ30の駆動
を制御する。これにより、第3レンズ保持枠18は、そ
の時点の変倍位置に対応したフォーカス初期位置から第
2レンズ保持枠17に対して接近する方向に移動し、ズ
ームレンズ10のピントが被写体に合焦する。そして、
半押し操作から引き続いてシャッタボタン42の全押し
操作が行われることで、CCDイメージセンサ26での
撮像が行われる。そして撮像完了後には、合焦用モータ
30のみを駆動して第3レンズ保持枠18をフォーカス
初期位置に戻す。
より得られた画像データは、データ処理回路に取り込ま
れる。データ処理回路は、画像データに対してホワイト
バランス調節、ガンマ補正などの各種データ処理を行
う。また、データ処理回路からの画像データは、AE処
理回路にも送られる。このAE処理回路は、入力される
各画像データと、その時点でCCDドライバにセットさ
れているCCDイメージセンサの電荷蓄積時間、すなわ
ち電子シャッタのシャッタ秒時とに基づいてCCDイメ
ージセンサの被写体輝度の測光値を算出する。そして、
制御部38は、この測光値に基づいて新たな電子シャッ
タのシャッタ秒時を決定し、このシャッタ秒時をCCD
ドライバにフィードバックする、これにより、CCDイ
メージセンサ26の駆動が調節され、AE制御が行われ
る。
ッチ41をOFFに操作する。制御部38は、電源スイ
ッチ41のOFFに応答して変倍用モータ22のみを逆
転駆動する。この駆動によってカム筒15が初期位置に
向けて回転する。この回転により第1及び第2のカム溝
20,21の光軸Oの方向に沿った変位に従って第1及
び第2レンズ保持枠16,17がそれぞれ結像面側に向
けて繰り込まれる。このとき第3レンズ保持枠18は、
付勢バネ35の付勢により当接部18aが移動台32に
係合した状態であるため第2レンズ保持枠17と一緒に
移動する。そして、カム筒15の回転位置が回転位置F
に達したときに、第3レンズ保持枠18の後面18bが
ストッパー枠36の前面36aに当接してその移動が止
められる。このとき、第2レンズ保持枠17の結像面側
に向けての移動が継続されているため、第3レンズ保持
枠18は付勢バネ35の付勢に抗して第2レンズ保持枠
17に向けて寄せられ、当接部18aと移動台32との
係合が解除される。
は、変倍用モータ22の駆動が停止される。これによ
り、第1及び第2レンズ保持枠16,17が収納位置
J,Kにそれぞれ位置する。そして、第3レンズ保持枠
18は、移動台32との係合が解除された状態で第2レ
ンズ保持枠17に対し接近した収納位置Lに位置する。
17が本発明の第1の光学ユニットに、また、第3レン
ズ保持枠18が本発明の第2の光学ユニットに相当す
る。さらに、本発明の第1の駆動手段が合焦用モータ3
0に、また第2の駆動手段が変倍用モータ22に、さら
に間隔詰め手段がストッパー枠36にそれぞれ相当す
る。そして、本発明の連結手段は、本実施形態の移動台
31、当接部18a、及び付勢バネ35とで構成されて
いる。
焦時のみに駆動するモータとしているが、本発明ではこ
れに限らず変倍時にも第3レンズ保持枠18を移動する
ための変倍兼用の合焦用モータとしてもよい。また、第
1及び第2レンズ保持枠16,17をカム機構により進
退させる構造としているが、本発明ではこれに限らずヘ
リコイド機構など周知の機構であればいずれの機構を用
いることができる。
転位置で変倍位置を識別しているが、本発明ではこれに
限らず、カム筒15の回転量で識別してもよいし、ま
た、第1又は第2レンズ保持枠16,17の移動量又は
移動位置で識別してもよい。
ズとしているが、本発明ではこれに限らず、2群構成で
もよいし4群以上の構成でもよい。また、被写体側から
順に第1乃至第3レンズ保持枠16〜18を配置してい
るが、本発明ではこの順番に限ることはなく、例えば第
2レンズ保持枠17の被写体側に第3レンズ保持枠18
を移動自在に支持してもよい。この場合には、収納動作
時に結像面側に移動してくる第1レンズ保持枠16に第
3レンズ保持枠18を当接させて第3レンズ保持枠18
を第2レンズ保持枠17に対し接近した位置に寄せる構
造にすればよい。この例では、第3レンズ保持枠18の
前方に位置する第1レンズ保持枠16の後面で第3レン
ズ保持枠18を寄せるため、第1レンズ保持枠16の後
面が間隔詰め手段となる。
カメラとしているがこれに限らず、例えばテレ位置、ワ
イド位置、及び収納位置とに切り換わる2焦点カメラに
も本発明を適用することができる。さらにまた、収納位
置とワイド位置との間にテレ位置を設定しているが、収
納位置とテレ位置との間にワイド位置を設定することも
可能である。この場合には、変倍用案内域と収納用案内
域との境界がワイド位置となる。さらに、上記実施形態
のズームレンズでは、カメラボディの内部に沈胴した位
置を収納位置としているが、本発明の収納位置としては
カメラボディに沈胴する位置に限らず、カメラボディの
前面に設けたレンズフードに入り込む位置としてもよ
い。
1の操作に応答して撮影準備動作又は収納動作を行うよ
うに構成しているが、本発明ではこれに限らず、例え
ば、撮影レンズを保護する保護カバーをカメラの前面に
開閉自在に設け、保護カバーの開閉操作に応答して撮影
準備動作又は収納動作を行うように構成してもよい。
に、例えば写真用カメラにも採用することができる。ま
た、AF回路44としては、投光器及び受光器を内蔵し
たアクティブオートフォーカス回路やCCDイメージセ
ンサから得られる像のコントラストを利用して合焦か否
かを判断するコントラスト法を用いた回路を利用しるこ
とができる。
枠18のファーカス初期位置を調整することができるよ
うに構成しておくのが好適である。この場合、フォトセ
ンサ40の位置をずらす方法や第3レンズ保持枠18に
対し第3レンズ群13を光軸方向にずらす方法、及び遮
光板39をフォトセンサ40で検出してから所定パルス
の分だけモータ30を駆動して電気的に初期位置をずら
す方法などを採用することができる。
は、第1の駆動手段と第2の光学ユニットとを係脱自在
に連結する連結手段を設け、第2の駆動手段のみを駆動
して第1の光学ユニットと一緒に第2の光学ユニットを
収納位置に向けて移動する収納動作時に、第2の光学ユ
ニットが間隔詰め手段に当接して、間隔詰め手段が第2
の光学ユニットを第1の光学ユニットに向けて寄せるこ
とにより前記連結手段の連結を解除するようにしたか
ら、収納動作時に第2の駆動手段の駆動のみで第1及び
第2の光学ユニットとの間隔を詰めることができる。こ
れにより、収納動作時に第2の駆動手段の駆動に加えて
第1の駆動手段を駆動する必要がなくなり、よって収納
動作時及び撮影準備動作時の電池の消耗を抑えることが
できる。
ズを示した端面図であり、収納位置の状態を示してい
る。
である。
図である。
向への移動量を示した説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 第1の光学ユニットとその第1の光学ユ
ニットに撮影光軸方向に移動自在に支持された第2の光
学ユニットとを含む光学系と、前記第1の光学ユニット
に支持されており、前記第2の光学ユニットを焦点調節
動作又は変倍動作のために前記第1の光学ユニットに対
して間隔が変化するように移動させる第1の駆動手段
と、前記光学系を変倍動作及び収納動作のために移動さ
せる第2の駆動手段とを備えたレンズ移動装置におい
て、 前記第2の駆動手段のみを駆動して前記光学系を収納位
置に向けて移動する収納動作の過程で、前記第2の光学
ユニットの前又は後の一部に当接して第2の光学ユニッ
トを第1の光学ユニットに向けて寄せる間隔詰め手段
と、 前記間隔詰め手段が第2の光学ユニットを第1の光学ユ
ニットに向けて寄せるときに前記第1の駆動手段と第2
の光学ユニットとの連結を解除する連結手段とを設けた
ことを特徴とするレンズ移動装置。 - 【請求項2】 前記第2の光学ユニットを前記光学系の
うちの最も後方に配し、前記間隔詰め手段を第2の光学
ユニットの後方に固定して設けたストッパーとしたこと
を特徴とする請求項1記載のレンズ移動装置。 - 【請求項3】 第1の駆動手段は、第2の光学ユニット
を光軸方向に移動自在にガイドするガイド手段と、モー
タと、前記モータの回転により光軸方向に移動される移
動台とから構成されており、また前記連結手段は、移動
台と、前記移動台が第2の光学ユニットを第1の光学ユ
ニットに向けて寄せる方向に移動したときに前記移動台
に片当たりする第2の光学ユニットの当接部と、第2の
光学ユニットを前記当接部が移動台に係合する方向に向
けて付勢する付勢手段とからなることを特徴とする請求
項1又は2記載のレンズ移動装置。
Priority Applications (1)
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