JP2003095683A - 風冷強化ガラス板の製造方法及びその装置 - Google Patents
風冷強化ガラス板の製造方法及びその装置Info
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- JP2003095683A JP2003095683A JP2001281685A JP2001281685A JP2003095683A JP 2003095683 A JP2003095683 A JP 2003095683A JP 2001281685 A JP2001281685 A JP 2001281685A JP 2001281685 A JP2001281685 A JP 2001281685A JP 2003095683 A JP2003095683 A JP 2003095683A
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- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B27/00—Tempering or quenching glass products
- C03B27/04—Tempering or quenching glass products using gas
- C03B27/044—Tempering or quenching glass products using gas for flat or bent glass sheets being in a horizontal position
- C03B27/0442—Tempering or quenching glass products using gas for flat or bent glass sheets being in a horizontal position for bent glass sheets
- C03B27/0445—Tempering or quenching glass products using gas for flat or bent glass sheets being in a horizontal position for bent glass sheets the quench unit being adapted to the bend of the sheet
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- Materials Engineering (AREA)
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- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ガラス板の全面に強化を入れることができるガ
ラス板の風冷強化方法及びその装置を提供する。 【解決手段】風冷強化装置24のガラス受台40には、
ガラス板16の曲面形状に応じて曲率半径を可変できる
長尺の2本の構造体52が所定間隔を隔てて平行に設け
られ、構造体52に直角の向きにリンク構造体52間に
跨って複数の軸部材54が設けられ、複数の軸部材54
上にガラス板16を載置し、ガラス板16を移動させな
がら風冷強化する。
ラス板の風冷強化方法及びその装置を提供する。 【解決手段】風冷強化装置24のガラス受台40には、
ガラス板16の曲面形状に応じて曲率半径を可変できる
長尺の2本の構造体52が所定間隔を隔てて平行に設け
られ、構造体52に直角の向きにリンク構造体52間に
跨って複数の軸部材54が設けられ、複数の軸部材54
上にガラス板16を載置し、ガラス板16を移動させな
がら風冷強化する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は風冷強化ガラス板の
製造方法及びその装置に係り、特に曲げ成形された高温
状態下にある湾曲ガラス板の両面に冷却エアを吹き付け
てガラス板を風冷強化する風冷強化ガラス板の製造方法
及びその装置に関する。
製造方法及びその装置に係り、特に曲げ成形された高温
状態下にある湾曲ガラス板の両面に冷却エアを吹き付け
てガラス板を風冷強化する風冷強化ガラス板の製造方法
及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス板を加熱炉で軟化点近くまで加熱
し、これを成形型で曲げ成形した後、風冷強化装置で急
冷することにより自動車用窓ガラス等の湾曲ガラス板を
製造する製造装置が従来から知られている。
し、これを成形型で曲げ成形した後、風冷強化装置で急
冷することにより自動車用窓ガラス等の湾曲ガラス板を
製造する製造装置が従来から知られている。
【0003】風冷強化装置は、複数の上部吹口ヘッドと
複数の下部吹口ヘッドとから構成されている。これらの
上部吹口ヘッドと下部吹口ヘッドとの間に湾曲ガラス板
が挿入されると、上部吹口ヘッドのエア噴射ノズルから
湾曲ガラス板の上面に冷却エアが吹きつけられるととも
に、複数の下部吹口ヘッドのエア噴射ノズルから湾曲ガ
ラス板の下面に冷却エアが吹きつけられる。これによ
り、ガラス板が風冷強化される。
複数の下部吹口ヘッドとから構成されている。これらの
上部吹口ヘッドと下部吹口ヘッドとの間に湾曲ガラス板
が挿入されると、上部吹口ヘッドのエア噴射ノズルから
湾曲ガラス板の上面に冷却エアが吹きつけられるととも
に、複数の下部吹口ヘッドのエア噴射ノズルから湾曲ガ
ラス板の下面に冷却エアが吹きつけられる。これによ
り、ガラス板が風冷強化される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、風冷強化装
置によってガラス板を風冷強化する場合には、ガラス板
は、枠状でガラス板の輪郭形状に沿って形成されたリン
グ状部材上に下面の周面が支持されるのが従来の方法で
あった。
置によってガラス板を風冷強化する場合には、ガラス板
は、枠状でガラス板の輪郭形状に沿って形成されたリン
グ状部材上に下面の周面が支持されるのが従来の方法で
あった。
【0005】よって、ガラス板のリング状部材に支持さ
れた支持部分に、下部吹口ヘッドのエア噴射ノズルから
のエアが十分には当たらず、強化が不十分になるという
問題があった。
れた支持部分に、下部吹口ヘッドのエア噴射ノズルから
のエアが十分には当たらず、強化が不十分になるという
問題があった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みて成され
たもので、ガラス板の全面に強化を入れることができる
風冷強化ガラス板の製造方法及びその装置を提供するこ
とを目的とする。
たもので、ガラス板の全面に強化を入れることができる
風冷強化ガラス板の製造方法及びその装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、曲げ成形された高温のガラス板の上面
に、複数の上部吹口部材より冷却エアを吹きつけるとと
もに、前記ガラス板の下面に、複数の下部吹口部材より
冷却エアを吹きつけてガラス板を風冷強化する風冷強化
ガラス板の製造方法において、前記複数の上部吹口部材
と前記複数の下部吹口部材との間に配置できるととも
に、水平移動され前記複数の上部吹口部材と前記複数の
下部吹口部材との間から退避できる複数の軸部材からな
るガラス受台に前記ガラス板を載置して、該ガラス板を
複数の軸部材により移動させながら該ガラス板を風冷強
化することを特徴とする。
成するために、曲げ成形された高温のガラス板の上面
に、複数の上部吹口部材より冷却エアを吹きつけるとと
もに、前記ガラス板の下面に、複数の下部吹口部材より
冷却エアを吹きつけてガラス板を風冷強化する風冷強化
ガラス板の製造方法において、前記複数の上部吹口部材
と前記複数の下部吹口部材との間に配置できるととも
に、水平移動され前記複数の上部吹口部材と前記複数の
下部吹口部材との間から退避できる複数の軸部材からな
るガラス受台に前記ガラス板を載置して、該ガラス板を
複数の軸部材により移動させながら該ガラス板を風冷強
化することを特徴とする。
【0008】また、本発明は、前記目的を達成するため
に、曲げ成形された高温のガラス板の上面に冷却エアを
吹きつける複数の上部吹口部材と、前記ガラス板の下面
に冷却エアを吹きつける複数の下部吹口部材とを備えた
風冷強化ガラス板の製造装置において、該風冷強化ガラ
ス板の製造装置には前記ガラス板を載置し前記複数の上
部吹口部材と前記複数の下部吹口部材との間に配置でき
るとともに、水平移動され前記複数の上部吹口部材と前
記複数の下部吹口部材との間から退避できるガラス受台
が設けられ、該ガラス受台には、正逆自在に回動できる
駆動手段が連結されている複数の軸部材が設けられ、該
複数の軸部材上にガラス板が載置可能であることを特徴
とする。
に、曲げ成形された高温のガラス板の上面に冷却エアを
吹きつける複数の上部吹口部材と、前記ガラス板の下面
に冷却エアを吹きつける複数の下部吹口部材とを備えた
風冷強化ガラス板の製造装置において、該風冷強化ガラ
ス板の製造装置には前記ガラス板を載置し前記複数の上
部吹口部材と前記複数の下部吹口部材との間に配置でき
るとともに、水平移動され前記複数の上部吹口部材と前
記複数の下部吹口部材との間から退避できるガラス受台
が設けられ、該ガラス受台には、正逆自在に回動できる
駆動手段が連結されている複数の軸部材が設けられ、該
複数の軸部材上にガラス板が載置可能であることを特徴
とする。
【0009】本発明によれば、ガラス受台の複数の軸部
材上にガラス板が載置可能となっており、かつ、複数の
軸部材には正逆自在に回動できる駆動手段が連結されて
いる。よって、ガラス板を複数の軸部材の回転で移動さ
せながら強化を入れることにより、下部吹口ヘッドのエ
ア噴射ノズルからのエアがガラス板下面全面に均一に当
たり充分な強化がなされる。
材上にガラス板が載置可能となっており、かつ、複数の
軸部材には正逆自在に回動できる駆動手段が連結されて
いる。よって、ガラス板を複数の軸部材の回転で移動さ
せながら強化を入れることにより、下部吹口ヘッドのエ
ア噴射ノズルからのエアがガラス板下面全面に均一に当
たり充分な強化がなされる。
【0010】また、複数の上部吹口部材の下面には、ガ
ラス板の上面が接する複数のローラ部材が配設されると
ともに、該複数のローラ部材には正逆自在に回動できる
駆動手段が連結されているので、風冷強化処理中にガラ
ス板が上部吹口部材側に移動(浮上)した場合でも、該
複数のローラ部材がガラス板と接触し、ローラ部材の回
転で往復移動することにより、上部吹口ヘッドのエア噴
射ノズルからのエアがガラス板上面全面に均一に当たり
充分な強化がなされる。
ラス板の上面が接する複数のローラ部材が配設されると
ともに、該複数のローラ部材には正逆自在に回動できる
駆動手段が連結されているので、風冷強化処理中にガラ
ス板が上部吹口部材側に移動(浮上)した場合でも、該
複数のローラ部材がガラス板と接触し、ローラ部材の回
転で往復移動することにより、上部吹口ヘッドのエア噴
射ノズルからのエアがガラス板上面全面に均一に当たり
充分な強化がなされる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る風冷強化ガラス板の製造方法及びその装置の好まし
い実施の形態について詳説する。図1は、実施の形態の
風冷強化ガラス板の製造装置を含むガラス板成形装置の
構造を示す斜視図である。また、図1に示すガラス板成
形装置は、自動車用サイドガラスの成形装置である。
係る風冷強化ガラス板の製造方法及びその装置の好まし
い実施の形態について詳説する。図1は、実施の形態の
風冷強化ガラス板の製造装置を含むガラス板成形装置の
構造を示す斜視図である。また、図1に示すガラス板成
形装置は、自動車用サイドガラスの成形装置である。
【0012】ガラス板成形装置10のガラス板搬送方向
上流側には、加熱炉12が設けられている。この加熱炉
12にはローラコンベア14が配設されている。成形加
工すべきガラス板16は、ローラコンベア14によって
加熱炉12内を図1上矢印A方向に搬送され、加熱炉1
2の出口において軟化点近く(650〜700℃程度)
まで加熱される。
上流側には、加熱炉12が設けられている。この加熱炉
12にはローラコンベア14が配設されている。成形加
工すべきガラス板16は、ローラコンベア14によって
加熱炉12内を図1上矢印A方向に搬送され、加熱炉1
2の出口において軟化点近く(650〜700℃程度)
まで加熱される。
【0013】加熱されたガラス板16は、ローラコンベ
ア14によってガラス板成形装置10まで搬送される。
ここでガラス板16は、枠状でガラス板16の輪郭形状
に沿って形成されたリング状部材18に下面の周面が支
持される。リング状部材18に支持されたガラス板16
は、図1上矢印Bで示すリング状部材18の上昇移動に
より上型20に向けて移動される。上型20は、下部に
凸部(図示せず)が形成されており、これによってリン
グ状部材18で上昇されたガラス板16は、上型20の
凸部に押し付けられて、凸部に沿った形状に曲げ成形さ
れる。なお、実施の形態では、上型20を固定しリング
状部材18を上昇させてガラス板16を曲げ成形した
が、これとは逆にリング状部材18を固定し上型20を
下降移動させてガラス板16を曲げ成形してもよい。
ア14によってガラス板成形装置10まで搬送される。
ここでガラス板16は、枠状でガラス板16の輪郭形状
に沿って形成されたリング状部材18に下面の周面が支
持される。リング状部材18に支持されたガラス板16
は、図1上矢印Bで示すリング状部材18の上昇移動に
より上型20に向けて移動される。上型20は、下部に
凸部(図示せず)が形成されており、これによってリン
グ状部材18で上昇されたガラス板16は、上型20の
凸部に押し付けられて、凸部に沿った形状に曲げ成形さ
れる。なお、実施の形態では、上型20を固定しリング
状部材18を上昇させてガラス板16を曲げ成形した
が、これとは逆にリング状部材18を固定し上型20を
下降移動させてガラス板16を曲げ成形してもよい。
【0014】曲げ成形終了したガラス板16は、リング
状部材18を水平方向に移動する移動装置22により、
リング状部材18に支持された状態で図1上矢印C方向
に移動され、風冷強化装置24に搬送される。
状部材18を水平方向に移動する移動装置22により、
リング状部材18に支持された状態で図1上矢印C方向
に移動され、風冷強化装置24に搬送される。
【0015】風冷強化装置24は、ガラス処理ステージ
Sを挟んで上方に上部送風ボックス26と下方に下部送
風ボックス28とを備えている。上部送風ボックス26
と下部送風ボックス28とには各々ダクト30が連結さ
れ、これらのダクト30には図示しないブロアが連結さ
れている。したがって、ブロアが駆動されると、ブロア
によって発生した冷却エアが、ダクト30を介して上部
送風ボックス26と下部送風ボックス28とに供給され
る。そして、冷却エアは、上部送風ボックス26に内設
された図示しない複数の上部吹口ヘッド(複数の上部吹
口部材に相当)、及び下部送風ボックス28に内設され
た図示しない複数の下部吹口ヘッド(複数の下部吹口部
材に相当)からガラス処理ステージSに向けて吹き出さ
れる。これにより、リング状部材18に支持されたガラ
ス板16は、その両面が冷却されて風冷強化される。
Sを挟んで上方に上部送風ボックス26と下方に下部送
風ボックス28とを備えている。上部送風ボックス26
と下部送風ボックス28とには各々ダクト30が連結さ
れ、これらのダクト30には図示しないブロアが連結さ
れている。したがって、ブロアが駆動されると、ブロア
によって発生した冷却エアが、ダクト30を介して上部
送風ボックス26と下部送風ボックス28とに供給され
る。そして、冷却エアは、上部送風ボックス26に内設
された図示しない複数の上部吹口ヘッド(複数の上部吹
口部材に相当)、及び下部送風ボックス28に内設され
た図示しない複数の下部吹口ヘッド(複数の下部吹口部
材に相当)からガラス処理ステージSに向けて吹き出さ
れる。これにより、リング状部材18に支持されたガラ
ス板16は、その両面が冷却されて風冷強化される。
【0016】この風冷強化工程の初期において、ガラス
板16は上部吹口ヘッドと下部吹口ヘッドとの間におい
てリング状部材18からガラス受台40(図2、図3参
照)に載せ代えられる。以下、その手順について説明す
る。
板16は上部吹口ヘッドと下部吹口ヘッドとの間におい
てリング状部材18からガラス受台40(図2、図3参
照)に載せ代えられる。以下、その手順について説明す
る。
【0017】1)リング状部材18上に載置されたガラ
ス板16が、上部送風ボックス26の上部吹口ヘッドと
下部送風ボックス28の下部吹口ヘッドとの間に搬送さ
れる。
ス板16が、上部送風ボックス26の上部吹口ヘッドと
下部送風ボックス28の下部吹口ヘッドとの間に搬送さ
れる。
【0018】2)上部吹口ヘッドのエア噴射ノズルと下
部吹口ヘッドのエア噴射ノズルからガラス板16に冷却
エアが吹きつけられるが、下部吹口ヘッドからのエア噴
射を上部吹口ヘッドからのエア噴射より強くして、ガラ
ス板16を浮上させ、上部吹口ヘッド下面に配設されて
いる複数のローラ部材(図示略)に押し当て、その状態
に保持する。
部吹口ヘッドのエア噴射ノズルからガラス板16に冷却
エアが吹きつけられるが、下部吹口ヘッドからのエア噴
射を上部吹口ヘッドからのエア噴射より強くして、ガラ
ス板16を浮上させ、上部吹口ヘッド下面に配設されて
いる複数のローラ部材(図示略)に押し当て、その状態
に保持する。
【0019】3)リング状部材18を上部吹口ヘッドと
下部吹口ヘッドとの間から退避させ、前工程位置に戻
す。
下部吹口ヘッドとの間から退避させ、前工程位置に戻
す。
【0020】4)後工程位置にあるガラス受台40を上
部吹口ヘッドと下部吹口ヘッドとの間(ガラス板の下
方)に搬入する。
部吹口ヘッドと下部吹口ヘッドとの間(ガラス板の下
方)に搬入する。
【0021】5)下部吹口ヘッドからのエア噴射と上部
吹口ヘッドからのエア噴射をバランスさせて、ガラス板
16を浮上状態から降ろし、ガラス受台40上に載置さ
せ、その状態でガラス板16の風冷強化処理を続行す
る。
吹口ヘッドからのエア噴射をバランスさせて、ガラス板
16を浮上状態から降ろし、ガラス受台40上に載置さ
せ、その状態でガラス板16の風冷強化処理を続行す
る。
【0022】6)風冷強化処理後、ガラス板16を載置
したガラス受台40を、次工程に搬出する。
したガラス受台40を、次工程に搬出する。
【0023】即ち、風冷強化されたガラス板16は、ガ
ラス受台40の図1上矢印D方向の移動によって次工程
(ガラス板載せ代え工程)へ搬送される。
ラス受台40の図1上矢印D方向の移動によって次工程
(ガラス板載せ代え工程)へ搬送される。
【0024】ガラス板載せ代え工程では、図2に示され
るように、ガラス受台40上のガラス板16は、ブロワ
59によるエア噴射により上方に浮上させられる。この
状態でガラス受台40が図2上で左方に退避し、その
後、ブロワ59によるエア噴射が低減され、これによ
り、ガラス板16はローラコンベア61上に載置され、
ローラコンベア61によって図2上で紙面に垂直方向に
搬送されて次工程(検査工程)に送られる。
るように、ガラス受台40上のガラス板16は、ブロワ
59によるエア噴射により上方に浮上させられる。この
状態でガラス受台40が図2上で左方に退避し、その
後、ブロワ59によるエア噴射が低減され、これによ
り、ガラス板16はローラコンベア61上に載置され、
ローラコンベア61によって図2上で紙面に垂直方向に
搬送されて次工程(検査工程)に送られる。
【0025】ここでガラス板16は、クラック等の欠陥
が検査され、欠陥の無いものは良品工程へ、そして、欠
陥が発見されたものは不良品工程へ各々搬送される。
が検査され、欠陥の無いものは良品工程へ、そして、欠
陥が発見されたものは不良品工程へ各々搬送される。
【0026】ガラス受台40は、図3に示されるよう
に、平行に設けられた2本のガイドレール42、42上
に、図1上矢印D方向に移動自在に設けられている。即
ち、ガラス受台40のベース44、44は断面が略コ字
状の長尺部材であり、ベース44に対し摺動自在に係合
している。
に、平行に設けられた2本のガイドレール42、42上
に、図1上矢印D方向に移動自在に設けられている。即
ち、ガラス受台40のベース44、44は断面が略コ字
状の長尺部材であり、ベース44に対し摺動自在に係合
している。
【0027】それぞれのベース44、44には、矩形状
のカム板46、46が所定間隔をもって立設されてい
る。それぞれのカム板46には2本のカム溝48、48
が設けられている。図3に示されるように、それぞれの
カム板46に設けられるカム溝48は、相対するカム板
46、46の内側に形成され、その形状は左右のカム板
46、46で対称形状となっている。
のカム板46、46が所定間隔をもって立設されてい
る。それぞれのカム板46には2本のカム溝48、48
が設けられている。図3に示されるように、それぞれの
カム板46に設けられるカム溝48は、相対するカム板
46、46の内側に形成され、その形状は左右のカム板
46、46で対称形状となっている。
【0028】ガラス板16を支持するガラス受部50
は、2本のリンク構造体52、52、多数本の軸部材5
4、54および角度調整板56、等より構成されてい
る。ガラス受部50は、その4隅に設けられる各2本の
ピン58、58がカム板46のカム溝48、48内に配
されカム板46と係合することによりカム板46、 46
…に支持されている。
は、2本のリンク構造体52、52、多数本の軸部材5
4、54および角度調整板56、等より構成されてい
る。ガラス受部50は、その4隅に設けられる各2本の
ピン58、58がカム板46のカム溝48、48内に配
されカム板46と係合することによりカム板46、 46
…に支持されている。
【0029】ガラス受部50において、ガラス板16の
曲面形状に応じて曲率半径を可変できる長尺の2本のリ
ンク構造体52、52が所定間隔を隔てて平行に設けら
れ、リンク構造体52に直角の向きにリンク構造体5
2、52間に跨って複数の軸部材54、54…が設けら
れ、複数の軸部材54、54…上にガラス板が載置可能
となっている。
曲面形状に応じて曲率半径を可変できる長尺の2本のリ
ンク構造体52、52が所定間隔を隔てて平行に設けら
れ、リンク構造体52に直角の向きにリンク構造体5
2、52間に跨って複数の軸部材54、54…が設けら
れ、複数の軸部材54、54…上にガラス板が載置可能
となっている。
【0030】リンク構造体52は、図4に示されるよう
に、両短辺部分に歯型60、60が形成された略長方形
形状の複数のリンク部材62、62…より構成される。
長さ方向に隣接するリンク部材62、62同士は短辺部
分で歯合することにより連結され、複数のリンク部材6
2、62…が連なって略直線状となった第一の列64を
形成する。
に、両短辺部分に歯型60、60が形成された略長方形
形状の複数のリンク部材62、62…より構成される。
長さ方向に隣接するリンク部材62、62同士は短辺部
分で歯合することにより連結され、複数のリンク部材6
2、62…が連なって略直線状となった第一の列64を
形成する。
【0031】第一の列64と同一構成の第二の列66と
をリンク部材62の略半ピッチ分の長さだけずらして第
一の列64と厚さ方向で隣接させ、第一の列64のリン
ク部材62、62…と第二の列66のリンク部材62、
62…との厚さ方向で隣接するリンク部材62、62同
士を、それぞれのリンク部材62に設けられているピン
孔68にピン状部材70を嵌合することによりリンク部
材62、62同士を回動自在に連結してリンク構造体5
2が出来上がる。
をリンク部材62の略半ピッチ分の長さだけずらして第
一の列64と厚さ方向で隣接させ、第一の列64のリン
ク部材62、62…と第二の列66のリンク部材62、
62…との厚さ方向で隣接するリンク部材62、62同
士を、それぞれのリンク部材62に設けられているピン
孔68にピン状部材70を嵌合することによりリンク部
材62、62同士を回動自在に連結してリンク構造体5
2が出来上がる。
【0032】なお、各リンク部材62において、該リン
ク部材62は厚さ方向で隣接する2個のリンク部材6
2、62と連結されなければならないことより、ピン孔
68は各リンク部材62毎に2個設ける必要がある。ピ
ン孔68の位置は任意であるが、歯型60、60が形成
された箇所の歯型60のピッチ円の中心に設けることが
回動を円滑にできるので好ましい。
ク部材62は厚さ方向で隣接する2個のリンク部材6
2、62と連結されなければならないことより、ピン孔
68は各リンク部材62毎に2個設ける必要がある。ピ
ン孔68の位置は任意であるが、歯型60、60が形成
された箇所の歯型60のピッチ円の中心に設けることが
回動を円滑にできるので好ましい。
【0033】リンク構造体52の作用は、図4、図5で
説明されるように、たとえば、第二の列66の左端部の
リンク部材62を第一の列64の厚さ方向で隣接するリ
ンク部材62に対し所定角度だけ回動させた場合、第二
の列66の隣接する(右側の)リンク部材62は歯型6
0、60の歯合作用により、第一の列64の厚さ方向で
隣接するリンク部材62に対し同じ角度だけ回動する。
説明されるように、たとえば、第二の列66の左端部の
リンク部材62を第一の列64の厚さ方向で隣接するリ
ンク部材62に対し所定角度だけ回動させた場合、第二
の列66の隣接する(右側の)リンク部材62は歯型6
0、60の歯合作用により、第一の列64の厚さ方向で
隣接するリンク部材62に対し同じ角度だけ回動する。
【0034】このような関係が隣接する各リンク部材6
2、62同士について成り立つので、連鎖により、リン
ク構造体52が全ての部分に亘って均一な曲率半径とな
る。
2、62同士について成り立つので、連鎖により、リン
ク構造体52が全ての部分に亘って均一な曲率半径とな
る。
【0035】ガラス受部50において、リンク構造体5
2、52間に跨って複数の軸部材54、54…が設けら
れており、複数の軸部材54、54…上にガラス板が載
置可能となっている。軸部材54、54…の材質、軸
径、リンク構造体52への固定方法、軸部材54、54
間の間隔等は、ガラス板16のサイズ、リンク構造体5
2、52の間隔等に応じて任意に選択できる。
2、52間に跨って複数の軸部材54、54…が設けら
れており、複数の軸部材54、54…上にガラス板が載
置可能となっている。軸部材54、54…の材質、軸
径、リンク構造体52への固定方法、軸部材54、54
間の間隔等は、ガラス板16のサイズ、リンク構造体5
2、52の間隔等に応じて任意に選択できる。
【0036】図6において、各軸部材54、54…に
は、所定間隔を隔てて複数の略ドーナツ状のローラ部材
92、92…が配設されている。このように各軸部材5
4にローラ部材92、92…が配設されていれば、ガラ
ス板16の支持は軸部材54による線接触から、ローラ
部材92による点接触になり、ガラス板16とガラス受
部50との接触面積を減少できる。
は、所定間隔を隔てて複数の略ドーナツ状のローラ部材
92、92…が配設されている。このように各軸部材5
4にローラ部材92、92…が配設されていれば、ガラ
ス板16の支持は軸部材54による線接触から、ローラ
部材92による点接触になり、ガラス板16とガラス受
部50との接触面積を減少できる。
【0037】これにより、下部吹口ヘッドのエア噴射ノ
ズルからのエアが各軸部材とガラス板16との隙間より
ガラス板下面に当たり充分な強化がなされること、ガラ
ス板16と軸部材54との接触によるガラスに生じるキ
ズの低減が図れること、等の効果が得られる。
ズルからのエアが各軸部材とガラス板16との隙間より
ガラス板下面に当たり充分な強化がなされること、ガラ
ス板16と軸部材54との接触によるガラスに生じるキ
ズの低減が図れること、等の効果が得られる。
【0038】ローラ部材92の形状、材質、ローラ部材
92、92の間隔、ローラ部材92の軸部材54への固
定方法等は任意である。たとえば、図6に示されるよう
に、断熱クロス(ヤーン)を軸部材54にスパイラル状
に巻き付ける構成も採り得る。
92、92の間隔、ローラ部材92の軸部材54への固
定方法等は任意である。たとえば、図6に示されるよう
に、断熱クロス(ヤーン)を軸部材54にスパイラル状
に巻き付ける構成も採り得る。
【0039】図6において、複数の軸部材54、54…
には、回動手段が設けられている。即ち、複数の軸部材
54、54…の端部は奥側のリンク構造体52を貫通し
て設けられ、リンク構造体52の各リンク部材62に取
付けられている軸受けボックス100、100…の一端
側の軸と連結されている。軸受けボックス100、10
0…の他端側にはフレキシブルワイヤ102が連結され
ており、右奥のカム板46に設けられているディストリ
ビュータ104からの回転が伝達可能になっている。デ
ィストリビュータ104にはモータ106が固定されて
おり、モータ106からの回転がディストリビュータ1
04に伝達可能になっている。
には、回動手段が設けられている。即ち、複数の軸部材
54、54…の端部は奥側のリンク構造体52を貫通し
て設けられ、リンク構造体52の各リンク部材62に取
付けられている軸受けボックス100、100…の一端
側の軸と連結されている。軸受けボックス100、10
0…の他端側にはフレキシブルワイヤ102が連結され
ており、右奥のカム板46に設けられているディストリ
ビュータ104からの回転が伝達可能になっている。デ
ィストリビュータ104にはモータ106が固定されて
おり、モータ106からの回転がディストリビュータ1
04に伝達可能になっている。
【0040】したがって、モータ106を運転し、短い
周期で正逆方向に回転を切り替えることにより、ガラス
受部50上のガラス板16は前後に移動する。このよう
にガラス板16を移動させれば、ローラ部材92、92
…と接触するガラス板16の部位が絶えず変動し、強化
処理がより均一にできる。
周期で正逆方向に回転を切り替えることにより、ガラス
受部50上のガラス板16は前後に移動する。このよう
にガラス板16を移動させれば、ローラ部材92、92
…と接触するガラス板16の部位が絶えず変動し、強化
処理がより均一にできる。
【0041】なお、軸部材54の回動手段は、必ずしも
全ての軸部材54に設けなくともよく、たとえば、軸部
材54の1本おきに設けることであっても、図6に示さ
れるように局所的に複数本の軸部材54、54…に設け
ることであってもよい。
全ての軸部材54に設けなくともよく、たとえば、軸部
材54の1本おきに設けることであっても、図6に示さ
れるように局所的に複数本の軸部材54、54…に設け
ることであってもよい。
【0042】ガラス受部50において、リンク構造体5
2、52の端部(図3では左端部)にはリンク構造体5
2、52間に跨って角度調整板56が設けられ、角度調
整板56にリンク構造体52、52の端部が固定されて
いる。角度調整板56の両端には、既述の如くそれぞれ
2本のピン58、58が立設されており、ピン58、5
8はカム板46のカム溝48、48と係合している。
2、52の端部(図3では左端部)にはリンク構造体5
2、52間に跨って角度調整板56が設けられ、角度調
整板56にリンク構造体52、52の端部が固定されて
いる。角度調整板56の両端には、既述の如くそれぞれ
2本のピン58、58が立設されており、ピン58、5
8はカム板46のカム溝48、48と係合している。
【0043】角度調整板56によるリンク構造体52、
52端部の角度調整は、角度調整板56を昇降させるこ
とにより行う。即ち、角度調整板56の中央部に形成さ
れた切欠き56a内には、両端が角度調整板56に連結
され、角度調整板56に対し回動自在とされたナット板
72が設けられている。ナット板72の中央部には貫通
孔が穿設されており、該貫通孔にはめねじ加工が施され
ている。
52端部の角度調整は、角度調整板56を昇降させるこ
とにより行う。即ち、角度調整板56の中央部に形成さ
れた切欠き56a内には、両端が角度調整板56に連結
され、角度調整板56に対し回動自在とされたナット板
72が設けられている。ナット板72の中央部には貫通
孔が穿設されており、該貫通孔にはめねじ加工が施され
ている。
【0044】ナット板72の貫通孔には棒ねじ74が螺
合している。棒ねじ74の上端部はモータ76に連結さ
れており、モータ76はモータ支持板78に固定されて
いる。モータ支持板78はカム板46、46と連結され
ている(図示略)。
合している。棒ねじ74の上端部はモータ76に連結さ
れており、モータ76はモータ支持板78に固定されて
いる。モータ支持板78はカム板46、46と連結され
ている(図示略)。
【0045】したがって、モータ76を運転し棒ねじ7
4を回動させると、角度調整板56がその両端のカム溝
48、48…に沿って昇降し、これにより角度調整板5
6の水平との傾き角度を調整できる。したがって、角度
調整板56に固定されているリンク構造体52、52端
部の角度調整ができ、リンク構造体52、52の曲率半
径を任意に設定できる。
4を回動させると、角度調整板56がその両端のカム溝
48、48…に沿って昇降し、これにより角度調整板5
6の水平との傾き角度を調整できる。したがって、角度
調整板56に固定されているリンク構造体52、52端
部の角度調整ができ、リンク構造体52、52の曲率半
径を任意に設定できる。
【0046】本実施の形態においては、リンク構造体5
2、52の一端にのみ角度調整板56およびその昇降機
構を設けてあるが、リンク構造体52、52の両端に角
度調整板56およびその昇降機構を設けることもでき
る。リンク構造体52、52の一端にのみ角度調整板5
6およびその昇降機構を設ければ、リンク構造体52、
52の曲率半径を設定できるが、両端に設ければより確
実な動きが得られる。
2、52の一端にのみ角度調整板56およびその昇降機
構を設けてあるが、リンク構造体52、52の両端に角
度調整板56およびその昇降機構を設けることもでき
る。リンク構造体52、52の一端にのみ角度調整板5
6およびその昇降機構を設ければ、リンク構造体52、
52の曲率半径を設定できるが、両端に設ければより確
実な動きが得られる。
【0047】ガラス受台40の移動は、ガイドレール4
2、42上に設けられたラック80、80と、ガラス受
台40のベース44、44に設けられたピニオン82、
82の組み合せにより行う。即ち、ベース44、44に
設けられた軸受84、84により回転自在に支持された
駆動軸86にはピニオン82、82が固定されている。
ピニオン82、82はラック80、80と歯合する。
2、42上に設けられたラック80、80と、ガラス受
台40のベース44、44に設けられたピニオン82、
82の組み合せにより行う。即ち、ベース44、44に
設けられた軸受84、84により回転自在に支持された
駆動軸86にはピニオン82、82が固定されている。
ピニオン82、82はラック80、80と歯合する。
【0048】駆動軸86の一端はベース44上に固定さ
れた減速機88の出力軸に連結され、減速機88の入力
軸側にはサーボモータ90が固定されており、減速機8
8の入力軸にはサーボモータ90の軸が連結されてい
る。したがって、サーボモータ90を回転させると、駆
動力が、減速機88、駆動軸86、ピニオン82、8
2、ラック80、80の順で伝達され、ガラス受台40
が移動する。
れた減速機88の出力軸に連結され、減速機88の入力
軸側にはサーボモータ90が固定されており、減速機8
8の入力軸にはサーボモータ90の軸が連結されてい
る。したがって、サーボモータ90を回転させると、駆
動力が、減速機88、駆動軸86、ピニオン82、8
2、ラック80、80の順で伝達され、ガラス受台40
が移動する。
【0049】図7において、風冷強化装置24の複数の
上部吹口ヘッド(複数の上部吹口部材に相当)32、3
2…は図示しないリンク機構を介して連結されて所定の
揺動支点を中心に揺動自在に連結され、該揺動支点を中
心に揺動されることにより、複数の上部吹口ヘッド3
2、32…の突状ブロック160、160…に設けられ
た各々のエアノズルを結ぶ曲線の曲率が、ガラス板16
の曲面形状に応じて変更されるように構成されている。
上部吹口ヘッド(複数の上部吹口部材に相当)32、3
2…は図示しないリンク機構を介して連結されて所定の
揺動支点を中心に揺動自在に連結され、該揺動支点を中
心に揺動されることにより、複数の上部吹口ヘッド3
2、32…の突状ブロック160、160…に設けられ
た各々のエアノズルを結ぶ曲線の曲率が、ガラス板16
の曲面形状に応じて変更されるように構成されている。
【0050】このような動きが達成できるリンク機構と
しては、たとえば、本願出願人によりなされた特開20
00−281369号に記載のリンク機構が挙げられ
る。この機構は、一対の短辺と一対の長辺とからなる四
辺形のリンク機構であり、該四辺形のリンク機構におけ
る四辺形の一方の対角線はガラス板の法線に概略一致す
る方向に配されていて、前記一方の対角線におけるガラ
ス板側に配される頂点が前記一対の短辺が隣合うように
形成されている構成のものである。
しては、たとえば、本願出願人によりなされた特開20
00−281369号に記載のリンク機構が挙げられ
る。この機構は、一対の短辺と一対の長辺とからなる四
辺形のリンク機構であり、該四辺形のリンク機構におけ
る四辺形の一方の対角線はガラス板の法線に概略一致す
る方向に配されていて、前記一方の対角線におけるガラ
ス板側に配される頂点が前記一対の短辺が隣合うように
形成されている構成のものである。
【0051】また、四節回転連鎖であるリンク機構を連
結したもので、隣接するリンク機構同士で一つのリンク
を共有し、該リンク上に回転中心を有する両リンク機構
のそれぞれ相対する少なくとも一対のリンクの前記回転
中心側の先端部分には歯切り加工が施されており、両者
が歯合してなる構成のリンク機構であっても同様な動き
が達成できる。
結したもので、隣接するリンク機構同士で一つのリンク
を共有し、該リンク上に回転中心を有する両リンク機構
のそれぞれ相対する少なくとも一対のリンクの前記回転
中心側の先端部分には歯切り加工が施されており、両者
が歯合してなる構成のリンク機構であっても同様な動き
が達成できる。
【0052】図7において、風冷強化装置24は、複数
の上部吹口ヘッド32、32…を備えている。複数の上
部吹口ヘッド32、32…は長尺の箱体であり、その長
手方向が図において紙面で左上から右下に延在するよう
に配設され、その長さはガラス板16の長さよりも長め
に形成されている。また、複数の上部吹口ヘッド32、
32…の各々の上部には、図示しないフレキシブルチュ
ーブが連結され、このフレキシブルチューブがダクト3
0(図1参照)に連結されている。
の上部吹口ヘッド32、32…を備えている。複数の上
部吹口ヘッド32、32…は長尺の箱体であり、その長
手方向が図において紙面で左上から右下に延在するよう
に配設され、その長さはガラス板16の長さよりも長め
に形成されている。また、複数の上部吹口ヘッド32、
32…の各々の上部には、図示しないフレキシブルチュ
ーブが連結され、このフレキシブルチューブがダクト3
0(図1参照)に連結されている。
【0053】したがって、ダクト30に供給された冷却
エアは、フレキシブルチューブを介して複数の上部吹口
ヘッド32、32…に導入される。そして、複数の上部
吹口ヘッド32、32…の下部に上部吹口ヘッド32の
長手方向に所定の間隔で取り付けられた突状ブロック1
60、160…のエア噴射ノズルから下方に向けて冷却
エアが噴射される上部吹口ヘッド32、32…の下面か
ら所定の距離には複数のローラ部材110、110…が
配設されており、ローラ部材110、110…には正逆
自在に回動できる駆動手段が連結されている。ローラ部
材110、110…は各上部吹口ヘッド32、32…に
立設された軸受112、112…を貫通するフレキシブ
ル軸114、114…に嵌着されており、上部送風ボッ
クス26下面の略全面に分布するように配されている。
エアは、フレキシブルチューブを介して複数の上部吹口
ヘッド32、32…に導入される。そして、複数の上部
吹口ヘッド32、32…の下部に上部吹口ヘッド32の
長手方向に所定の間隔で取り付けられた突状ブロック1
60、160…のエア噴射ノズルから下方に向けて冷却
エアが噴射される上部吹口ヘッド32、32…の下面か
ら所定の距離には複数のローラ部材110、110…が
配設されており、ローラ部材110、110…には正逆
自在に回動できる駆動手段が連結されている。ローラ部
材110、110…は各上部吹口ヘッド32、32…に
立設された軸受112、112…を貫通するフレキシブ
ル軸114、114…に嵌着されており、上部送風ボッ
クス26下面の略全面に分布するように配されている。
【0054】ローラ部材110、110…の配設位置は
特に限定されないが、突状ブロック160、160…を
避けるように配設するのが冷却エアの噴射を妨げないの
で好ましい。ローラ部材110の形状、材質、ローラ部
材110のフレキシブル軸114への固定方法等は任意
である。
特に限定されないが、突状ブロック160、160…を
避けるように配設するのが冷却エアの噴射を妨げないの
で好ましい。ローラ部材110の形状、材質、ローラ部
材110のフレキシブル軸114への固定方法等は任意
である。
【0055】図7の構成では、フレキシブル軸114は
上部吹口ヘッド32、32…の長手方向に対し垂直な方
向に配され、各フレキシブル軸114は平行に配されて
いる。
上部吹口ヘッド32、32…の長手方向に対し垂直な方
向に配され、各フレキシブル軸114は平行に配されて
いる。
【0056】フレキシブル軸114、114…の一方の
端部には駆動用のプーリ116、116…が固定されて
おり、各フレキシブル軸114、114…のプーリ11
6、116…には環状の駆動用ベルト部材118が掛け
られている。ベルト部材118の端部にはモータ120
の軸に固定された原動プーリ122が掛けられている。
端部には駆動用のプーリ116、116…が固定されて
おり、各フレキシブル軸114、114…のプーリ11
6、116…には環状の駆動用ベルト部材118が掛け
られている。ベルト部材118の端部にはモータ120
の軸に固定された原動プーリ122が掛けられている。
【0057】したがって、モータ120を運転し、短い
周期で正逆方向に回転を切り替えることにより、各ロー
ラ部材110、110…に接したガラス板16は前後に
移動する。既述のように、ガラス板16が各ローラ部材
110、110…に接する時間は僅かであるが(ガラス
板16をリング状部材18からガラス受台40に載せ代
える間)、その間でもこのようにガラス板16を揺動さ
せれば、ローラ部材110、110…と接触するガラス
板16の部位が絶えず変動し、強化処理がより均一にで
きる。
周期で正逆方向に回転を切り替えることにより、各ロー
ラ部材110、110…に接したガラス板16は前後に
移動する。既述のように、ガラス板16が各ローラ部材
110、110…に接する時間は僅かであるが(ガラス
板16をリング状部材18からガラス受台40に載せ代
える間)、その間でもこのようにガラス板16を揺動さ
せれば、ローラ部材110、110…と接触するガラス
板16の部位が絶えず変動し、強化処理がより均一にで
きる。
【0058】なお、各ローラ部材110、110…が嵌
着されているフレキシブル軸114、114…はコイル
バネにより形成されている。したがって、複数の上部吹
口ヘッド32、32…がリンク機構により揺動支点を中
心に揺動される場合、上部吹口ヘッド32、32…間の
間隔が変化するが、コイルバネの伸縮がこのような間隔
の変化に対応して、その回転軸としての機能が妨げられ
ない。
着されているフレキシブル軸114、114…はコイル
バネにより形成されている。したがって、複数の上部吹
口ヘッド32、32…がリンク機構により揺動支点を中
心に揺動される場合、上部吹口ヘッド32、32…間の
間隔が変化するが、コイルバネの伸縮がこのような間隔
の変化に対応して、その回転軸としての機能が妨げられ
ない。
【0059】以上に説明したローラ部材110に対し、
従来は、ガラス板16をリング状部材18からガラス受
台40に載せ代える際には、ガラス板を浮上させ、上部
吹口ヘッド位置に配設されているリング状部材に押し当
てていた。該リング状部材は、枠状でガラス板の輪郭形
状に沿って形成された部材であり、ガラス板上面の周面
に接する。したがって、ガラス板の品種を変更する度に
リング状部材を取り外し、その品種の湾曲面に沿うよう
なリング状部材に取り替えなければならない。また、前
記従来のリング状部材は、ガラス板上面の周面を支持す
る構造であり、該部分に上部吹口ヘッドのエア噴射ノズ
ルからのエアが十分には当たらず、強化が不十分になる
という問題もあった。
従来は、ガラス板16をリング状部材18からガラス受
台40に載せ代える際には、ガラス板を浮上させ、上部
吹口ヘッド位置に配設されているリング状部材に押し当
てていた。該リング状部材は、枠状でガラス板の輪郭形
状に沿って形成された部材であり、ガラス板上面の周面
に接する。したがって、ガラス板の品種を変更する度に
リング状部材を取り外し、その品種の湾曲面に沿うよう
なリング状部材に取り替えなければならない。また、前
記従来のリング状部材は、ガラス板上面の周面を支持す
る構造であり、該部分に上部吹口ヘッドのエア噴射ノズ
ルからのエアが十分には当たらず、強化が不十分になる
という問題もあった。
【0060】これに対し、本発明の実施の形態によれ
ば、リンク機構により各々のエアノズルを結ぶ曲線の曲
率が、ガラス板16の曲面形状に応じて変更される構成
であり、また、ローラ部材110が冷却エアの噴射を妨
げないように配置でき、さらに、ローラ部材110の回
動によりガラス板16を揺動させられるので、従来の課
題を解決でき強化処理を均一にできる。
ば、リンク機構により各々のエアノズルを結ぶ曲線の曲
率が、ガラス板16の曲面形状に応じて変更される構成
であり、また、ローラ部材110が冷却エアの噴射を妨
げないように配置でき、さらに、ローラ部材110の回
動によりガラス板16を揺動させられるので、従来の課
題を解決でき強化処理を均一にできる。
【0061】なお、本発明の風冷強化ガラス板の製造装
置は、以上に詳述した実施の構成に限定されるものでは
なく、各種の構成が採り得る。
置は、以上に詳述した実施の構成に限定されるものでは
なく、各種の構成が採り得る。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る風冷強
化ガラス板の製造装置によれば、ガラス受台に複数の軸
部材が設けられ、軸部材が回動可能となっているので、
下部吹口ヘッドのエア噴射ノズルからのエアがガラス板
下面全面に当たり充分な強化がなされる。
化ガラス板の製造装置によれば、ガラス受台に複数の軸
部材が設けられ、軸部材が回動可能となっているので、
下部吹口ヘッドのエア噴射ノズルからのエアがガラス板
下面全面に当たり充分な強化がなされる。
【0063】また、複数の上部吹口部材の下面には、ガ
ラス板の上面が接する複数のローラ部材が配設されると
ともに、該複数のローラ部材には正逆自在に回動できる
駆動手段が連結されているので、上部吹口ヘッドのエア
噴射ノズルからのエアがガラス板上面全面に均一に当た
り充分な強化がなされる。
ラス板の上面が接する複数のローラ部材が配設されると
ともに、該複数のローラ部材には正逆自在に回動できる
駆動手段が連結されているので、上部吹口ヘッドのエア
噴射ノズルからのエアがガラス板上面全面に均一に当た
り充分な強化がなされる。
【図1】実施の形態に係る風冷強化ガラス板の製造装置
が適用されたガラス板成形装置の構造図
が適用されたガラス板成形装置の構造図
【図2】実施の形態に係る風冷強化ガラス板の製造装置
の構造図
の構造図
【図3】実施の形態に係る風冷強化ガラス板の製造装置
のガラス受台の構造図
のガラス受台の構造図
【図4】ガラス受台に使用されるリンク構造体の要部拡
大斜視図
大斜視図
【図5】同じく要部拡大構造図
【図6】ガラス受台の要部拡大斜視図
【図7】実施の形態に係る風冷強化ガラス板の製造装置
の要部拡大斜視図
の要部拡大斜視図
10…ガラス板成形装置、24…風冷強化装置、40…
ガラス受台、42…ガイドレール、46…カム板、48
…カム溝、50…ガラス受部、52…リンク構造体、5
4…軸部材、56…角度調整板、60…歯型、62…リ
ンク部材、70…ピン状部材、80…ラック、82…ピ
ニオン、92…ローラ部材、100…軸受ボックス、1
02…フレキシブルワイヤ、110…ローラ部材、11
2…軸受、114…フレキシブル軸、120…モータ
ガラス受台、42…ガイドレール、46…カム板、48
…カム溝、50…ガラス受部、52…リンク構造体、5
4…軸部材、56…角度調整板、60…歯型、62…リ
ンク部材、70…ピン状部材、80…ラック、82…ピ
ニオン、92…ローラ部材、100…軸受ボックス、1
02…フレキシブルワイヤ、110…ローラ部材、11
2…軸受、114…フレキシブル軸、120…モータ
Claims (4)
- 【請求項1】 曲げ成形された高温のガラス板の上面
に、複数の上部吹口部材より冷却エアを吹きつけるとと
もに、前記ガラス板の下面に、複数の下部吹口部材より
冷却エアを吹きつけてガラス板を風冷強化する風冷強化
ガラス板の製造方法において、 前記複数の上部吹口部材と前記複数の下部吹口部材との
間に配置できるとともに、水平移動され前記複数の上部
吹口部材と前記複数の下部吹口部材との間から退避でき
る複数の軸部材からなるガラス受台に前記ガラス板を載
置して、該ガラス板を複数の軸部材により移動させなが
ら該ガラス板を風冷強化することを特徴とする風冷強化
ガラス板の製造方法。 - 【請求項2】 前記複数の上部吹口部材の下面に設けら
れた複数のローラ部材にガラス板の上面を接触させると
ともに、該複数のローラ部材を正逆方向に回動させてガ
ラス板を往復移動させながら風冷強化することを特徴と
する請求項1に記載の風冷強化ガラス板の製造方法。 - 【請求項3】 曲げ成形された高温のガラス板の上面に
冷却エアを吹きつける複数の上部吹口部材と、前記ガラ
ス板の下面に冷却エアを吹きつける複数の下部吹口部材
とを備えた風冷強化ガラス板の製造装置において、 該風冷強化ガラス板の製造装置には前記ガラス板を載置
し前記複数の上部吹口部材と前記複数の下部吹口部材と
の間に配置できるとともに、水平移動され前記複数の上
部吹口部材と前記複数の下部吹口部材との間から退避で
きるガラス受台が設けられ、 該ガラス受台には、正逆自在に回動できる駆動手段が連
結されている複数の軸部材が設けられ、該複数の軸部材
上にガラス板が載置可能であることを特徴とする風冷強
化ガラス板の製造装置。 - 【請求項4】 前記複数の上部吹口部材の下面には、ガ
ラス板が接する複数のローラ部材が配設されるととも
に、該複数のローラ部材には正逆自在に回動できる駆動
手段が連結されていることを特徴とする請求項3に記載
の風冷強化ガラス板の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001281685A JP2003095683A (ja) | 2001-09-17 | 2001-09-17 | 風冷強化ガラス板の製造方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001281685A JP2003095683A (ja) | 2001-09-17 | 2001-09-17 | 風冷強化ガラス板の製造方法及びその装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003095683A true JP2003095683A (ja) | 2003-04-03 |
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ID=19105465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001281685A Pending JP2003095683A (ja) | 2001-09-17 | 2001-09-17 | 風冷強化ガラス板の製造方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003095683A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2001
- 2001-09-17 JP JP2001281685A patent/JP2003095683A/ja active Pending
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