JP2003086540A - 半導体装置の製造方法及びその製造装置 - Google Patents
半導体装置の製造方法及びその製造装置Info
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- H01L2221/68318—Auxiliary support including means facilitating the separation of a device or wafer from the auxiliary support
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 粘着性テープに貼り付けられた半導体素子を
ピックアップするときに破損を防止する。 【解決手段】 粘着性テープ1に貼り付けられ個片化さ
れた半導体素子2を、支持体11を介して多孔質粘着性
テープ3上に真空吸着した状態で粘着性テープ1を剥離
する。この後、吸着コレットを用いて半導体素子2を真
空吸着してピックアップする。真空吸着により半導体素
子2を多孔質粘着性テープ3に転写することにより、多
孔質粘着性テープ3の粘着力を通常の粘着テープより下
げることができるので、容易に多孔質粘着性テープ3か
ら半導体素子2をピックアップすることができ、破損の
防止が可能である。
ピックアップするときに破損を防止する。 【解決手段】 粘着性テープ1に貼り付けられ個片化さ
れた半導体素子2を、支持体11を介して多孔質粘着性
テープ3上に真空吸着した状態で粘着性テープ1を剥離
する。この後、吸着コレットを用いて半導体素子2を真
空吸着してピックアップする。真空吸着により半導体素
子2を多孔質粘着性テープ3に転写することにより、多
孔質粘着性テープ3の粘着力を通常の粘着テープより下
げることができるので、容易に多孔質粘着性テープ3か
ら半導体素子2をピックアップすることができ、破損の
防止が可能である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法及びその製造装置に係わり、特に、ウェーハのダイ
シング及び裏面研削が終了した後において、個片化され
一方の面が粘着性テープに貼り付けられた半導体素子を
他の粘着性テープに転写し、装置間を搬送し半導体素子
毎にピックアップするための方法及び装置に関する。
方法及びその製造装置に係わり、特に、ウェーハのダイ
シング及び裏面研削が終了した後において、個片化され
一方の面が粘着性テープに貼り付けられた半導体素子を
他の粘着性テープに転写し、装置間を搬送し半導体素子
毎にピックアップするための方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置を製造する際には、一方の面
に第1の粘着性テープが貼り付けられた半導体ウェーハ
にダイシング及び裏面研削を行って個片化した後、第2
の粘着性テープに転写して第1の粘着性テープを剥離
し、この状態で各半導体素子をピックアップすることが
ある。この場合の従来の半導体装置の製造方法及び製造
装置について、図21から図26を参照して説明する。
に第1の粘着性テープが貼り付けられた半導体ウェーハ
にダイシング及び裏面研削を行って個片化した後、第2
の粘着性テープに転写して第1の粘着性テープを剥離
し、この状態で各半導体素子をピックアップすることが
ある。この場合の従来の半導体装置の製造方法及び製造
装置について、図21から図26を参照して説明する。
【0003】図21に示されたように、一方の面に粘着
性テープ101が貼り付けられた状態で、半導体ウェー
ハが複数の半導体素子102に個片化されている。
性テープ101が貼り付けられた状態で、半導体ウェー
ハが複数の半導体素子102に個片化されている。
【0004】このような粘着性テープ101に貼り付け
られた半導体素子102を、ウェーハリング103に貼
り付けられている他の粘着性テープ104に転写する。
この転写の際に、粘着性テープ104の下面側におい
て、多孔質材105を介して真空配管106から矢印1
14の方向に真空吸着を行い、粘着性テープ104を吸
着固定する。そして、粘着性テープ101を矢印110
の方向へ引っ張ることで、この粘着性テープ101を半
導体素子102から剥離する。
られた半導体素子102を、ウェーハリング103に貼
り付けられている他の粘着性テープ104に転写する。
この転写の際に、粘着性テープ104の下面側におい
て、多孔質材105を介して真空配管106から矢印1
14の方向に真空吸着を行い、粘着性テープ104を吸
着固定する。そして、粘着性テープ101を矢印110
の方向へ引っ張ることで、この粘着性テープ101を半
導体素子102から剥離する。
【0005】図22に、半導体素子102が粘着性テー
プ101から粘着性テープ104に転写され、粘着性テ
ープ101が剥離された状態を示す。
プ101から粘着性テープ104に転写され、粘着性テ
ープ101が剥離された状態を示す。
【0006】この状態で、図23、及び図23における
点線Aで囲まれた領域を拡大した図22に示されたよう
に、粘着性テープ104を吸着装置111に吸着固定
し、吸着コレット107を用いて半導体素子102を1
素子毎に粘着性テープ104から矢印112の方向にピ
ックアップする。
点線Aで囲まれた領域を拡大した図22に示されたよう
に、粘着性テープ104を吸着装置111に吸着固定
し、吸着コレット107を用いて半導体素子102を1
素子毎に粘着性テープ104から矢印112の方向にピ
ックアップする。
【0007】ここで、粘着性テープ104を矢印114
の方向に真空吸着した状態で、突き上げピン108が4
本取り付けられたピンホルダ109を矢印113の方向
に上昇させて半導体素子102の四隅を突き上げ、半導
体素子102を吸着コレット107で真空吸着して矢印
112の方向にピックアップする。
の方向に真空吸着した状態で、突き上げピン108が4
本取り付けられたピンホルダ109を矢印113の方向
に上昇させて半導体素子102の四隅を突き上げ、半導
体素子102を吸着コレット107で真空吸着して矢印
112の方向にピックアップする。
【0008】しかし、半導体素子102の厚さが例えば
100μm以下というように薄いと、半導体素子102
をピックアップしようとする際に、半導体素子102が
粘着性テープ104から剥がれにくい場合がある。
100μm以下というように薄いと、半導体素子102
をピックアップしようとする際に、半導体素子102が
粘着性テープ104から剥がれにくい場合がある。
【0009】このような場合、図25(a)の正面図、
及び図25(b)の平面図に示されたように半導体素子
102にクラックを発生させてしまい、図25(c)の
平面図に示されたように破損して不良となることがあっ
た。
及び図25(b)の平面図に示されたように半導体素子
102にクラックを発生させてしまい、図25(c)の
平面図に示されたように破損して不良となることがあっ
た。
【0010】また、半導体素子102の厚さとは関係な
く、突き上げピン108により半導体素子102の裏面
を押し上げるので、図26(a)の正面図、図26
(b)の平面図に示されたように半導体素子102の裏
面における突き上げピン108の接触箇所にひびが入っ
たり、接触箇所を起点にクラックが入って不良となるこ
ともあった。
く、突き上げピン108により半導体素子102の裏面
を押し上げるので、図26(a)の正面図、図26
(b)の平面図に示されたように半導体素子102の裏
面における突き上げピン108の接触箇所にひびが入っ
たり、接触箇所を起点にクラックが入って不良となるこ
ともあった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来は
半導体素子が薄い場合にピックアップの際に破損させる
ことがあり、歩留まりの低下を招いていた。
半導体素子が薄い場合にピックアップの際に破損させる
ことがあり、歩留まりの低下を招いていた。
【0012】本発明は上記事情に鑑み、半導体素子をピ
ックアップするときに破損を防止し歩留まりを向上させ
ることが可能な半導体装置の製造方法及びその製造装置
を提供することを目的とする。
ックアップするときに破損を防止し歩留まりを向上させ
ることが可能な半導体装置の製造方法及びその製造装置
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、一方の面に粘着性テープを貼り付けた複数の
半導体素子に個片化されてなる半導体ウェーハの他方の
面を多孔質粘着性テープの一方の面に貼り付け、前記多
孔質粘着性テープの他方の面に少なくとも1つの真空吸
着用穴が開孔された支持体を接触させた状態で前記半導
体ウェーハを前記多孔質粘着性テープに真空吸着するこ
とで、前記多孔質粘着性テープの有する粘着力及び真空
吸着力とによって前記半導体ウェーハを前記多孔質粘着
性テープに転写し、前記粘着性テープを前記半導体ウェ
ーハから剥離する工程を備えることを特徴とする。
造方法は、一方の面に粘着性テープを貼り付けた複数の
半導体素子に個片化されてなる半導体ウェーハの他方の
面を多孔質粘着性テープの一方の面に貼り付け、前記多
孔質粘着性テープの他方の面に少なくとも1つの真空吸
着用穴が開孔された支持体を接触させた状態で前記半導
体ウェーハを前記多孔質粘着性テープに真空吸着するこ
とで、前記多孔質粘着性テープの有する粘着力及び真空
吸着力とによって前記半導体ウェーハを前記多孔質粘着
性テープに転写し、前記粘着性テープを前記半導体ウェ
ーハから剥離する工程を備えることを特徴とする。
【0014】ここで、前記多孔質粘着性テープの前記一
方の面に転写した前記半導体ウェーハを、前記多孔質粘
着性テープの前記他方の面に前記支持体を接触させた状
態で搬送する工程をさらに備えることもできる。
方の面に転写した前記半導体ウェーハを、前記多孔質粘
着性テープの前記他方の面に前記支持体を接触させた状
態で搬送する工程をさらに備えることもできる。
【0015】また、前記多孔質粘着性テープの前記他方
の面に前記支持体を接触させた状態で、前記多孔質粘着
性テープに転写した前記半導体ウェーハの個片化された
各々の前記半導体素子を、真空吸着によりピックアップ
する工程をさらに備えてよい。
の面に前記支持体を接触させた状態で、前記多孔質粘着
性テープに転写した前記半導体ウェーハの個片化された
各々の前記半導体素子を、真空吸着によりピックアップ
する工程をさらに備えてよい。
【0016】本発明の半導体装置の製造装置は、多孔質
材料から成り、一方の面と他方の面とが通気性を有する
状態で少なくとも前記一方の面に粘着剤が塗布された多
孔質粘着性テープと、少なくとも1つの真空吸着用穴が
開孔された支持体と、真空吸着装置とを備え、複数の半
導体素子に個片化された半導体ウェーハの一方の面に粘
着性テープが貼り付けられるとともにその他方の面が前
記多孔質粘着性テープの前記一方の面に貼り付けられ、
前記多孔質粘着性テープの他方の面側に前記支持体を介
して前記真空吸着装置を配置した状態で、前記多孔質粘
着性テープの有する粘着力及び前記真空吸着装置による
真空吸着力とによって前記半導体ウェーハを前記多孔質
粘着性テープの前記一方の面に転写することを特徴とす
る。
材料から成り、一方の面と他方の面とが通気性を有する
状態で少なくとも前記一方の面に粘着剤が塗布された多
孔質粘着性テープと、少なくとも1つの真空吸着用穴が
開孔された支持体と、真空吸着装置とを備え、複数の半
導体素子に個片化された半導体ウェーハの一方の面に粘
着性テープが貼り付けられるとともにその他方の面が前
記多孔質粘着性テープの前記一方の面に貼り付けられ、
前記多孔質粘着性テープの他方の面側に前記支持体を介
して前記真空吸着装置を配置した状態で、前記多孔質粘
着性テープの有する粘着力及び前記真空吸着装置による
真空吸着力とによって前記半導体ウェーハを前記多孔質
粘着性テープの前記一方の面に転写することを特徴とす
る。
【0017】ここで、前記支持体の一方の面における前
記真空吸着用穴が開孔されていない領域に粘着剤が塗布
されていてよい。
記真空吸着用穴が開孔されていない領域に粘着剤が塗布
されていてよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0019】(1)第1の実施の形態
図1に示されたように、回路の形成が終了した半導体ウ
ェーハ60における回路形成面の裏面に粘着性テープ6
2を貼り付ける。そして、半導体素子の外形に合わせて
ダイシング溝61を形成する。このダイシング溝61
は、半導体ウェーハ60の厚さより浅く、かつ最終的な
半導体素子の厚さ以上の深さで形成する。
ェーハ60における回路形成面の裏面に粘着性テープ6
2を貼り付ける。そして、半導体素子の外形に合わせて
ダイシング溝61を形成する。このダイシング溝61
は、半導体ウェーハ60の厚さより浅く、かつ最終的な
半導体素子の厚さ以上の深さで形成する。
【0020】次に、粘着性テープ1を半導体ウェーハ6
0の回路形成面に貼り付け、裏面側の粘着性テープ62
を剥がす。半導体ウェーハ60の裏面に、BSG(Back
Side Grinding)による研削を行い、半導体ウェーハ6
0を薄厚化する。これにより、図3に示されたように複
数の半導体素子2に個片化される。ここで、BSGの替
わりに化学的エッチング等の手法を用いてもよい。
0の回路形成面に貼り付け、裏面側の粘着性テープ62
を剥がす。半導体ウェーハ60の裏面に、BSG(Back
Side Grinding)による研削を行い、半導体ウェーハ6
0を薄厚化する。これにより、図3に示されたように複
数の半導体素子2に個片化される。ここで、BSGの替
わりに化学的エッチング等の手法を用いてもよい。
【0021】図4に示された、多孔質粘着性テープ3を
用意する。この多孔質粘着性テープ3は、多孔質材の少
なくとも一方の面において、一方の面と他方の面との間
で空気が貫通する多数の孔を塞がない通気性を有した状
態で粘着剤4が塗布されている。尚、本実施の形態では
多孔質粘着性テープ3の両面に粘着剤4が塗布されてい
る。また、多孔質粘着性テープ3は半導体ウェーハの外
形に適合するように円形形状を有し、その側面には空気
が抜けないように空気抜け防止具5が設けられている。
この空気抜け防止具5は、例えば粘着性樹脂や、粘着性
テープ等により構成することができる。
用意する。この多孔質粘着性テープ3は、多孔質材の少
なくとも一方の面において、一方の面と他方の面との間
で空気が貫通する多数の孔を塞がない通気性を有した状
態で粘着剤4が塗布されている。尚、本実施の形態では
多孔質粘着性テープ3の両面に粘着剤4が塗布されてい
る。また、多孔質粘着性テープ3は半導体ウェーハの外
形に適合するように円形形状を有し、その側面には空気
が抜けないように空気抜け防止具5が設けられている。
この空気抜け防止具5は、例えば粘着性樹脂や、粘着性
テープ等により構成することができる。
【0022】図5に示されたように、一方の面と他方の
面とを貫通する真空吸着用の穴12が開孔された支持体
11の表面上に、多孔質粘着性テープ3における転写面
と反対側の面を貼り付ける。
面とを貫通する真空吸着用の穴12が開孔された支持体
11の表面上に、多孔質粘着性テープ3における転写面
と反対側の面を貼り付ける。
【0023】ここで、多孔質粘着性テープ3の反対側の
面に粘着剤4が塗布されていない場合は、支持体11の
表面上に粘着剤を塗布しておく必要がある。
面に粘着剤4が塗布されていない場合は、支持体11の
表面上に粘着剤を塗布しておく必要がある。
【0024】そして、多孔質粘着性テープ3の転写面
に、半導体素子2における粘着性テープ1が貼り付けら
れた面と反対側の転写面を貼り付ける。支持体11の下
面に固定治具21を配置し、支持体11の真空吸着用の
穴12、多孔質粘着性テープ3に存在する多数の孔を介
して、半導体素子2を真空吸着し、この真空吸着力と粘
着剤4の粘着力とで多孔質粘着性テープ3上に転写す
る。この状態から、半導体素子2に貼り付けられていた
粘着性テープ1を矢印31の方向に引っ張って剥離す
る。
に、半導体素子2における粘着性テープ1が貼り付けら
れた面と反対側の転写面を貼り付ける。支持体11の下
面に固定治具21を配置し、支持体11の真空吸着用の
穴12、多孔質粘着性テープ3に存在する多数の孔を介
して、半導体素子2を真空吸着し、この真空吸着力と粘
着剤4の粘着力とで多孔質粘着性テープ3上に転写す
る。この状態から、半導体素子2に貼り付けられていた
粘着性テープ1を矢印31の方向に引っ張って剥離す
る。
【0025】粘着性テープ1の剥離が終了すると、図6
に示された状態になる。そして、支持体11から固定治
具21を取り外すと、図7に示されたように支持体11
上に貼り付けられた多孔質粘着性テープ3に半導体素子
2が転写された状態になる。この状態で、次のピックア
ップを行う工程に向けて搬送する。
に示された状態になる。そして、支持体11から固定治
具21を取り外すと、図7に示されたように支持体11
上に貼り付けられた多孔質粘着性テープ3に半導体素子
2が転写された状態になる。この状態で、次のピックア
ップを行う工程に向けて搬送する。
【0026】図8に示されたように、多孔質粘着性テー
プ3に転写された半導体素子2のうち、良品を選択して
吸着コレット6の真空吸着力により吸着し、矢印33方
向にピックアップする。
プ3に転写された半導体素子2のうち、良品を選択して
吸着コレット6の真空吸着力により吸着し、矢印33方
向にピックアップする。
【0027】図9に、良品の半導体素子2のピックアッ
プが終了し、不要となった半導体素子2のみが多孔質粘
着性テープ3上に残った状態を示す。
プが終了し、不要となった半導体素子2のみが多孔質粘
着性テープ3上に残った状態を示す。
【0028】図10に示されたように、不要の半導体素
子2が貼り付けられた多孔質粘着性テープ3から支持体
11を取り外す。
子2が貼り付けられた多孔質粘着性テープ3から支持体
11を取り外す。
【0029】図11に、多孔質粘着性テープ3を取り外
して支持体11のみになった状態を示す。この支持体1
1は、次回の半導体素子のピックアップに再度用いるこ
とができる。多孔質粘着性テープ3は、不要の半導体素
子2が貼り付けられた状態のまま廃棄してよい。
して支持体11のみになった状態を示す。この支持体1
1は、次回の半導体素子のピックアップに再度用いるこ
とができる。多孔質粘着性テープ3は、不要の半導体素
子2が貼り付けられた状態のまま廃棄してよい。
【0030】上記実施の形態によれば、粘着性テープ1
が貼り付けられた半導体素子2を転写するために用いる
多孔質粘着性テープ3は、粘着剤4が貫通孔を塞がない
ように塗布されており、その粘着力は通常の粘着性テー
プよりも弱く設定されている。そして、粘着力が低いこ
とを補うために、支持体11を介して半導体素子2を多
孔質粘着性テープ3に真空吸着させた状態で、予め貼り
付けられていた粘着性テープ1を剥がすようにしてい
る。
が貼り付けられた半導体素子2を転写するために用いる
多孔質粘着性テープ3は、粘着剤4が貫通孔を塞がない
ように塗布されており、その粘着力は通常の粘着性テー
プよりも弱く設定されている。そして、粘着力が低いこ
とを補うために、支持体11を介して半導体素子2を多
孔質粘着性テープ3に真空吸着させた状態で、予め貼り
付けられていた粘着性テープ1を剥がすようにしてい
る。
【0031】この後は、支持体11上の多孔質粘着性テ
ープ3に転写された状態で、半導体素子2をピックアッ
プを行う工程に向けて容易に搬送することができる。そ
して、吸着コレット6を用いて半導体素子2をピックア
ップする際に、多孔質粘着性テープ3の粘着力が低いた
め、薄型化された半導体素子2であっても容易に多孔質
粘着性テープ3から剥がすことができる。従って、図2
5、図26を用いて説明したようなピックアップの際に
従来発生していた半導体素子2の破損を防止することが
でき、歩留まりの向上に寄与することができる。
ープ3に転写された状態で、半導体素子2をピックアッ
プを行う工程に向けて容易に搬送することができる。そ
して、吸着コレット6を用いて半導体素子2をピックア
ップする際に、多孔質粘着性テープ3の粘着力が低いた
め、薄型化された半導体素子2であっても容易に多孔質
粘着性テープ3から剥がすことができる。従って、図2
5、図26を用いて説明したようなピックアップの際に
従来発生していた半導体素子2の破損を防止することが
でき、歩留まりの向上に寄与することができる。
【0032】(2)第2の実施の形態
本発明の第2の実施の形態について、図12〜図14を
用いて説明する。
用いて説明する。
【0033】本実施の形態は、上記第1の実施の形態に
おける図1〜図9に示された工程と同様に、粘着性テー
プ1に貼り付けられ個片化された半導体素子2を多孔質
粘着性テープ3に転写し、必要な半導体素子2をピック
アップする。ピックアップが終了し、不要となった半導
体素子2が多孔質粘着性テープ3上に残った状態を図1
2に示す。
おける図1〜図9に示された工程と同様に、粘着性テー
プ1に貼り付けられ個片化された半導体素子2を多孔質
粘着性テープ3に転写し、必要な半導体素子2をピック
アップする。ピックアップが終了し、不要となった半導
体素子2が多孔質粘着性テープ3上に残った状態を図1
2に示す。
【0034】上記第1の実施の形態では、多孔質粘着性
テープ3から支持体11を取り外し、支持体11の再利
用は行うが、不要となった半導体素子2が残存した多孔
質粘着性テープ3は廃棄する。これに対し、本実施の形
態では支持体11のみならず多孔質粘着性テープ3の再
利用も図るべく、図13に示されたように不要の半導体
素子2の表面に粘着性テープ22を貼り付け、図14に
示されたようにこの半導体素子2を多孔質粘着性テープ
3から取り外す。そして、粘着性テープ22及び半導体
素子2を廃棄する。
テープ3から支持体11を取り外し、支持体11の再利
用は行うが、不要となった半導体素子2が残存した多孔
質粘着性テープ3は廃棄する。これに対し、本実施の形
態では支持体11のみならず多孔質粘着性テープ3の再
利用も図るべく、図13に示されたように不要の半導体
素子2の表面に粘着性テープ22を貼り付け、図14に
示されたようにこの半導体素子2を多孔質粘着性テープ
3から取り外す。そして、粘着性テープ22及び半導体
素子2を廃棄する。
【0035】この後、支持体11と多孔質粘着性テープ
3とを、次のピックアップ工程用に再度利用する。この
ようにして多孔質粘着性テープ3を、例えば2〜10回
程度再利用することにより、コストの低減を図ることが
できる。
3とを、次のピックアップ工程用に再度利用する。この
ようにして多孔質粘着性テープ3を、例えば2〜10回
程度再利用することにより、コストの低減を図ることが
できる。
【0036】次に、上記第1、第2の実施の形態におい
て用いることが可能な支持体のより具体的な構成につい
て、幾つかの例を用いて説明する。図15〜図20に、
それぞれの支持体の平面図及び正面図を示す。
て用いることが可能な支持体のより具体的な構成につい
て、幾つかの例を用いて説明する。図15〜図20に、
それぞれの支持体の平面図及び正面図を示す。
【0037】図15(a)及び図15(b)に示された
支持体11aは、金属、セラミックあるいは樹脂等から
成る円形の平板に、貫通した孔23が複数箇所開孔され
た構成を有する。図16(a)及び図16(b)に示さ
れた支持体11bは、樹脂やセラミック等から成り多く
の空気が貫通する孔を有する多孔質材料で形成された円
形の平板において、その側面に空気抜け防止具25が設
けられている。図17(a)及び図17(b)に示され
た支持体11cは、金属、セラミック、樹脂等から成る
平板に、貫通した孔24が一箇所設けられている。
支持体11aは、金属、セラミックあるいは樹脂等から
成る円形の平板に、貫通した孔23が複数箇所開孔され
た構成を有する。図16(a)及び図16(b)に示さ
れた支持体11bは、樹脂やセラミック等から成り多く
の空気が貫通する孔を有する多孔質材料で形成された円
形の平板において、その側面に空気抜け防止具25が設
けられている。図17(a)及び図17(b)に示され
た支持体11cは、金属、セラミック、樹脂等から成る
平板に、貫通した孔24が一箇所設けられている。
【0038】この図15〜図17にそれぞれ示された支
持体11a、11b、11cは、いずれも表面に粘着剤
が塗布されていない。従って、このような支持体11
a、11b、11cを用いる場合には、多孔質粘着性テ
ープ3における支持体との貼り付け面に粘着剤が塗布さ
れている必要がある。
持体11a、11b、11cは、いずれも表面に粘着剤
が塗布されていない。従って、このような支持体11
a、11b、11cを用いる場合には、多孔質粘着性テ
ープ3における支持体との貼り付け面に粘着剤が塗布さ
れている必要がある。
【0039】これに対し、図18〜図20にそれぞれ示
された支持体11d、11e、11fは、一方の面に粘
着剤42、46、52が塗布されている。ここで、粘着
剤42、46、52は、それぞれ孔を塞ぐことがないよ
うに塗布されている。即ち、図18に示された支持体1
1dでは、複数の孔41が存在しない領域の表面上に粘
着剤42が塗布されており、図19に示された支持体1
1eでは、側面に空気抜け防止具45が設けられた多孔
質材における多数の孔を塞ぐことがないようにその表面
上に粘着剤46が塗布されており、また図20に示され
た支持体11eでは、一つの孔51が存在しない領域の
表面上に粘着剤52が塗布されている。
された支持体11d、11e、11fは、一方の面に粘
着剤42、46、52が塗布されている。ここで、粘着
剤42、46、52は、それぞれ孔を塞ぐことがないよ
うに塗布されている。即ち、図18に示された支持体1
1dでは、複数の孔41が存在しない領域の表面上に粘
着剤42が塗布されており、図19に示された支持体1
1eでは、側面に空気抜け防止具45が設けられた多孔
質材における多数の孔を塞ぐことがないようにその表面
上に粘着剤46が塗布されており、また図20に示され
た支持体11eでは、一つの孔51が存在しない領域の
表面上に粘着剤52が塗布されている。
【0040】この支持体11d、11e、11fは、多
孔質粘着性テープ3における支持体との貼り付け面に粘
着剤が塗布されている場合、あるいは塗布されていない
場合の両方において用いることができる。
孔質粘着性テープ3における支持体との貼り付け面に粘
着剤が塗布されている場合、あるいは塗布されていない
場合の両方において用いることができる。
【0041】以上の支持体11a〜11fのいずれを用
いる場合においても、真空吸着用の孔が設けられている
ので、多孔質粘着性テープをこの支持体11a〜11f
に貼り付けた状態で支持体11a〜11f側から真空吸
引を行い、半導体素子を多孔質粘着性テープに真空吸着
することが可能である。
いる場合においても、真空吸着用の孔が設けられている
ので、多孔質粘着性テープをこの支持体11a〜11f
に貼り付けた状態で支持体11a〜11f側から真空吸
引を行い、半導体素子を多孔質粘着性テープに真空吸着
することが可能である。
【0042】上述した実施の形態はいずれも一例であ
り、本発明を限定するものではない。また、多孔質粘着
性テープは、多孔質材であればセラミック、樹脂等のい
かなる材料を用いたものであってよい。
り、本発明を限定するものではない。また、多孔質粘着
性テープは、多孔質材であればセラミック、樹脂等のい
かなる材料を用いたものであってよい。
【0043】
【発明の効果】本発明の半導体装置の製造方法及びその
製造装置によれば、多孔質粘着性テープの粘着力を通常
の粘着性テープのものより小さく抑えることが可能であ
り、故に半導体素子を多孔質粘着性テープからピックア
ップする際に容易に剥がすことが可能であり、半導体素
子の破損を防止し歩留まりを向上させることができる。
製造装置によれば、多孔質粘着性テープの粘着力を通常
の粘着性テープのものより小さく抑えることが可能であ
り、故に半導体素子を多孔質粘着性テープからピックア
ップする際に容易に剥がすことが可能であり、半導体素
子の破損を防止し歩留まりを向上させることができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態による半導体装置の
製造方法及び装置の構成を工程別に示し、半導体ウェー
ハの回路形成面にダイシング溝が形成され、裏面側に粘
着性テープが貼り付けられた状態を示した縦断面図。
製造方法及び装置の構成を工程別に示し、半導体ウェー
ハの回路形成面にダイシング溝が形成され、裏面側に粘
着性テープが貼り付けられた状態を示した縦断面図。
【図2】同第1の実施の形態による半導体装置の製造方
法及び装置の構成を工程別に示し、半導体ウェーハの回
路形成面に粘着性テープが貼り付けられ、裏面研削を行
うため裏面側の粘着性テープが剥がされる様子を示した
縦断面図。
法及び装置の構成を工程別に示し、半導体ウェーハの回
路形成面に粘着性テープが貼り付けられ、裏面研削を行
うため裏面側の粘着性テープが剥がされる様子を示した
縦断面図。
【図3】同第1の実施の形態による半導体装置の製造方
法及び装置の構成を工程別に示し、個片化され粘着性テ
ープに貼り付けられた半導体素子を示した縦断面図。
法及び装置の構成を工程別に示し、個片化され粘着性テ
ープに貼り付けられた半導体素子を示した縦断面図。
【図4】同第1の実施の形態による半導体装置の製造方
法及び装置の構成を工程別に示し、半導体素子を転写す
べき多孔質粘着性テープを示した縦断面図。
法及び装置の構成を工程別に示し、半導体素子を転写す
べき多孔質粘着性テープを示した縦断面図。
【図5】同第1の実施の形態による半導体装置の製造方
法及び装置の構成を工程別に示し、多孔質粘着性テープ
に半導体素子を転写するため予め貼り付けられた粘着性
テープを剥離する状態を示した縦断面図。
法及び装置の構成を工程別に示し、多孔質粘着性テープ
に半導体素子を転写するため予め貼り付けられた粘着性
テープを剥離する状態を示した縦断面図。
【図6】同第1の実施の形態による半導体装置の製造方
法及び装置の構成を工程別に示し、転写が終了した半導
体素子を示した縦断面図。
法及び装置の構成を工程別に示し、転写が終了した半導
体素子を示した縦断面図。
【図7】同第1の実施の形態による半導体装置の製造方
法及び装置の構成を工程別に示し、転写終了後の半導体
素子を搬送する状態を示した縦断面図。
法及び装置の構成を工程別に示し、転写終了後の半導体
素子を搬送する状態を示した縦断面図。
【図8】同第1の実施の形態による半導体装置の製造方
法及び装置の構成を工程別に示し、半導体素子をピック
アップする状態を示した縦断面図。
法及び装置の構成を工程別に示し、半導体素子をピック
アップする状態を示した縦断面図。
【図9】同第1の実施の形態による半導体装置の製造方
法及び装置の構成を工程別に示し、ピックアップが終了
した状態を示した縦断面図。
法及び装置の構成を工程別に示し、ピックアップが終了
した状態を示した縦断面図。
【図10】同第1の実施の形態による半導体装置の製造
方法及び装置の構成を工程別に示し、不要となった多孔
質粘着性テープを支持体から外す状態を示した縦断面
図。
方法及び装置の構成を工程別に示し、不要となった多孔
質粘着性テープを支持体から外す状態を示した縦断面
図。
【図11】同第1の実施の形態による半導体装置の製造
方法及び装置の構成を工程別に示し、支持体のみを示し
た縦断面図。
方法及び装置の構成を工程別に示し、支持体のみを示し
た縦断面図。
【図12】本発明の第2の実施の形態による半導体装置
の製造方法及び装置の構成を工程別に示し、ピックアッ
プが終了した状態を示した縦断面図。
の製造方法及び装置の構成を工程別に示し、ピックアッ
プが終了した状態を示した縦断面図。
【図13】同第2の実施の形態による半導体装置の製造
方法及び装置の構成を工程別に示し、不要の半導体素子
に粘着性テープを貼り付けた状態を示した縦断面図。
方法及び装置の構成を工程別に示し、不要の半導体素子
に粘着性テープを貼り付けた状態を示した縦断面図。
【図14】同第2の実施の形態による半導体装置の製造
方法及び装置の構成を工程別に示し、不要の半導体素子
を多孔質粘着性テープから外す様子を示した縦断面図。
方法及び装置の構成を工程別に示し、不要の半導体素子
を多孔質粘着性テープから外す様子を示した縦断面図。
【図15】上記第1、第2の実施の形態による半導体装
置の製造方法及び装置において用いる支持体の構成を示
した平面図及び正面図。
置の製造方法及び装置において用いる支持体の構成を示
した平面図及び正面図。
【図16】同第1、第2の実施の形態による半導体装置
の製造方法及び装置において用いる支持体の他の構成を
示した平面図及び正面図。
の製造方法及び装置において用いる支持体の他の構成を
示した平面図及び正面図。
【図17】同第1、第2の実施の形態による半導体装置
の製造方法及び装置において用いる支持体のさらに他の
構成を示した平面図及び正面図。
の製造方法及び装置において用いる支持体のさらに他の
構成を示した平面図及び正面図。
【図18】同第1、第2の実施の形態による半導体装置
の製造方法及び装置において用いる支持体のさらに他の
構成を示した平面図及び正面図。
の製造方法及び装置において用いる支持体のさらに他の
構成を示した平面図及び正面図。
【図19】同第1、第2の実施の形態による半導体装置
の製造方法及び装置において用いる支持体のさらに他の
構成を示した平面図及び正面図。
の製造方法及び装置において用いる支持体のさらに他の
構成を示した平面図及び正面図。
【図20】同第1、第2の実施の形態による半導体装置
の製造方法及び装置において用いる支持体のさらに他の
構成を示した平面図及び正面図。
の製造方法及び装置において用いる支持体のさらに他の
構成を示した平面図及び正面図。
【図21】従来の半導体装置の製造方法を工程別に示し
た縦断面図。
た縦断面図。
【図22】同半導体装置の製造方法を工程別に示した縦
断面図。
断面図。
【図23】同半導体装置の製造方法において用いていた
ピックアップ装置を示した斜視図。
ピックアップ装置を示した斜視図。
【図24】同半導体装置の製造方法において半導体素子
をピックアップするときの状態を示した縦断面図。
をピックアップするときの状態を示した縦断面図。
【図25】同半導体装置の製造方法により半導体素子を
ピックアップしたときに半導体素子が破損した状態を示
した縦断面図及び平面図。
ピックアップしたときに半導体素子が破損した状態を示
した縦断面図及び平面図。
【図26】同半導体装置の製造方法により半導体素子を
ピックアップしたときに半導体素子が破損した状態を示
した縦断面図及び平面図。
ピックアップしたときに半導体素子が破損した状態を示
した縦断面図及び平面図。
1、22、62 粘着性テープ
2 半導体素子
3 多孔質粘着性テープ
4、42、46、52 粘着剤
5、45 空気抜け防止具
6 吸着コレット
11、11a、11b、11c、11d、11e、11
f 支持体 12、23、24、41、51 真空吸着用の穴 60 半導体ウェーハ 61 ダイシング溝
f 支持体 12、23、24、41、51 真空吸着用の穴 60 半導体ウェーハ 61 ダイシング溝
Claims (5)
- 【請求項1】一方の面に粘着性テープを貼り付けた複数
の半導体素子に個片化されてなる半導体ウェーハの他方
の面を多孔質粘着性テープの一方の面に貼り付け、前記
多孔質粘着性テープの他方の面に少なくとも1つの真空
吸着用穴が開孔された支持体を接触させた状態で前記半
導体ウェーハを前記多孔質粘着性テープに真空吸着する
ことで、前記多孔質粘着性テープの有する粘着力及び真
空吸着力とによって前記半導体ウェーハを前記多孔質粘
着性テープに転写し、前記粘着性テープを前記半導体ウ
ェーハから剥離する工程を備えることを特徴とする半導
体装置の製造方法。 - 【請求項2】前記多孔質粘着性テープの前記一方の面に
転写した前記半導体ウェーハを、前記多孔質粘着性テー
プの前記他方の面に前記支持体を接触させた状態で搬送
する工程をさらに備えることを特徴とする請求項1記載
の半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】前記多孔質粘着性テープの前記他方の面に
前記支持体を接触させた状態で、前記多孔質粘着性テー
プに転写した前記半導体ウェーハの個片化された各々の
前記半導体素子を、真空吸着によりピックアップする工
程をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2記載
の半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】多孔質材料から成り、一方の面と他方の面
とが通気性を有した状態で少なくとも前記一方の面に粘
着剤が塗布された多孔質粘着性テープと、 少なくとも1つの真空吸着用穴が開孔された支持体と、 真空吸着装置と、を備え、 複数の半導体素子に個片化された半導体ウェーハの一方
の面に粘着性テープが貼り付けられるとともにその他方
の面が前記多孔質粘着性テープの前記一方の面に貼り付
けられ、前記多孔質粘着性テープの他方の面側に前記支
持体を介して前記真空吸着装置を配置した状態で、前記
多孔質粘着性テープの有する粘着力及び前記真空吸着装
置による真空吸着力とによって前記半導体ウェーハを前
記多孔質粘着性テープの前記一方の面に転写することを
特徴とする半導体装置の製造装置。 - 【請求項5】前記支持体の一方の面における前記真空吸
着用穴が開孔されていない領域に粘着剤が塗布されてい
ることを特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001272317A JP2003086540A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 半導体装置の製造方法及びその製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001272317A JP2003086540A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 半導体装置の製造方法及びその製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003086540A true JP2003086540A (ja) | 2003-03-20 |
Family
ID=19097708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001272317A Pending JP2003086540A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 半導体装置の製造方法及びその製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003086540A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1458021A2 (en) * | 2003-03-06 | 2004-09-15 | Shinko Electric Industries Co., Ltd. | Semiconductor device fabrication method |
WO2005083763A1 (ja) * | 2004-03-01 | 2005-09-09 | Lintec Corporation | ウェハの転写方法 |
US7223319B2 (en) | 2003-03-26 | 2007-05-29 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor manufacturing apparatus and method of manufacturing semiconductor device |
EP1605521A3 (en) * | 2004-06-11 | 2007-08-08 | Sharp Kabushiki Kaisha | Manufacturing method for a base piece made to adhere to an adhesive sheet, for a semiconductor wafer and for a semiconductor device |
CN103065957A (zh) * | 2012-12-27 | 2013-04-24 | 日月光半导体制造股份有限公司 | 半导体基板切割的装置及半导体晶圆切割的制造方法 |
-
2001
- 2001-09-07 JP JP2001272317A patent/JP2003086540A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1458021A2 (en) * | 2003-03-06 | 2004-09-15 | Shinko Electric Industries Co., Ltd. | Semiconductor device fabrication method |
EP1458021A3 (en) * | 2003-03-06 | 2005-01-26 | Shinko Electric Industries Co., Ltd. | Semiconductor device fabrication method |
US7223319B2 (en) | 2003-03-26 | 2007-05-29 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor manufacturing apparatus and method of manufacturing semiconductor device |
CN1323431C (zh) * | 2003-03-26 | 2007-06-27 | 株式会社东芝 | 半导体制造设备和半导体器件的制造方法 |
WO2005083763A1 (ja) * | 2004-03-01 | 2005-09-09 | Lintec Corporation | ウェハの転写方法 |
EP1605521A3 (en) * | 2004-06-11 | 2007-08-08 | Sharp Kabushiki Kaisha | Manufacturing method for a base piece made to adhere to an adhesive sheet, for a semiconductor wafer and for a semiconductor device |
US7438780B2 (en) | 2004-06-11 | 2008-10-21 | Sharp Kabushiki Kaisha | Manufacturing method for base piece made to adhere to adhesive sheet, manufacturing method for semiconductor wafer and manufacturing method for semiconductor device |
CN103065957A (zh) * | 2012-12-27 | 2013-04-24 | 日月光半导体制造股份有限公司 | 半导体基板切割的装置及半导体晶圆切割的制造方法 |
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