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JP2003086498A - 焦点位置検出方法及び焦点位置検出装置 - Google Patents

焦点位置検出方法及び焦点位置検出装置

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Publication number
JP2003086498A
JP2003086498A JP2001278107A JP2001278107A JP2003086498A JP 2003086498 A JP2003086498 A JP 2003086498A JP 2001278107 A JP2001278107 A JP 2001278107A JP 2001278107 A JP2001278107 A JP 2001278107A JP 2003086498 A JP2003086498 A JP 2003086498A
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JP
Japan
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optical system
stage
contrast value
marks
projection optical
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JP2001278107A
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Nozomi Hayashi
望 林
Hiroshi Tanaka
浩 田中
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Canon Inc
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7003Alignment type or strategy, e.g. leveling, global alignment
    • G03F9/7023Aligning or positioning in direction perpendicular to substrate surface
    • G03F9/7026Focusing

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明光強度が変化しても、焦点位置検出に与
える影響を小さくし、かつ複雑でなく簡易に測定可能に
する。 【解決手段】 平板状物体であるウエハWを載置したス
テージ11を投影光学系1の光軸方向に移動させる工程
と、ステージ11の複数の移動位置にて投影光学系1を
介して、焦点位置検出用光学系Sの焦点位置検出照明手
段2でウエハWを照明し、撮像手段6でウエハWの像を
撮像して画像情報を生成する工程と、ウエハWを照明し
光量計測手段19で計測される光強度に応じて前記画像
情報を補正する工程と、ステージ11の複数の移動位置
毎の補正された前記画像情報に基づいて、投影光学系1
の焦点位置を検出する工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイス製
造用の縮小投影露光装置(ステッパ) において、投影光
学系の焦点位置を計測する為に使用される焦点位置検出
方法及び焦点位置検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造用露光装置における投影光学
系焦点位置検出方法の従来例について述べる。図6にお
いて、RSはレチクルステージ、Rはレチクル、RMは
レチクルマーク、Wは露光基板であるウエハ、1は投影
光学系である。また、Sは焦点位置検出用光学系であ
り、2は焦点位置検出照明手段、3はビームスプリッ
タ、4と5は結像光学系、6は撮像手段である。7はA
/D変換手段、8は積算手段、9はコントラスト計算手
段、10はステージ駆動手段、11は3次元に移動可能
なステージである。12と13は結像光学系で、14は
Z軸位置計測照明手段、15は撮像手段であり、16は
A/D変換手段、17は積算手段、18はZ軸位置計測
手段である。これら結像光学系12からZ軸位置計測手
段18まではZ軸位置計測に用いる。次に、焦点位置検
出手順について説明する。
【0003】まず、ステージ上の焦点位置検出用マーク
を観測できる位置にステージを移動させる。最初に、露
光光を照射する焦点位置検出照明手段2から照射した光
束により、ビームスプリッタ3、レチクルR及び投影光
学系1を介して、焦点位置検出用マーク( 以降基準マー
クSMと称する) を照明する。図2(a) は基準マークS
Mの像を示したものであり、同一形状のパターンを複数
配置したものである。基準マークSMから反射した光束
は、再度投影光学系1、レチクルRを介してビームスプ
リッタ3に到達し、ここで反射して結像光学系5を介し
て撮像手段6の撮像画面Wp上に基準マークSMの像を
形成する。この基準マークSMの像は撮像手段6におい
て光電変換が行われる。その後、A/D変換手段7が、
2次元のデジタル信号列に変換する。図6中の8は、積
算手段であって、図2(a) に示すY方向に積算処理を行
い、図2(b) に示すように2次元信号を1次元のデジタ
ル信号列S(x) に変換する。その変換されたデジタル信
号列を用いてコントラスト計算手段9にて基準マーク部
分の基準マーク計測ウインドウWSMの範囲でコントラ
ストを計測する。この作業を投影光学系1の焦点が存在
すると思われるZ軸範囲内でステージの位置を変えて複
数回行い、図4(a) に示すように、横軸にZ軸位置をと
り、縦軸に基準マークコントラスト値をとってプロット
したグラフを作成し、コントラスト値が最大となる周辺
で曲線近似や重心計算等の手段を用いて、コントラスト
値の最も大きくなるZ軸位置を求め、その点を投影光学
系の焦点位置(best focus)とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記焦点位置検出方法
は、精密な焦点位置検出を必要とする装置において有効
な方法である。
【0005】しかし、図3(a) のようにステージの複数
の位置で基準マークを撮像する際、照明光強度(intens
ity )は一定でなく、僅かながら画像蓄積時間(storage
time)内の時間経過とともに強度が変化したり、振動し
たりする場合もある(図3(b))。このような場合、コン
トラストが光強度の変化により影響を受け、Z軸位置対
コントラスト値グラフを正しく作成することが出来なく
なる。その結果、検出焦点位置にもずれが生じる。
【0006】これの対策として、光源の安定性を上げる
方法と、照明系内に光量をモニタするシステムを加える
方法がある。しかし、光源の安定性を上げるためには照
明系の精度を上げなければならず、システムが複雑で高
価なものになってしまう。光量をモニタする方法はマー
ク撮像カメラとこれに加えて光量モニタの構成を行わな
ければならないのと、同一タイミングで測定しなくては
ならない点で計測システムが複雑なものになってしま
う。
【0007】これらのことから、本発明は、複数のステ
ージ位置で基準マークを撮像する際に、照明光強度が変
化しても、焦点位置検出に与える影響を小さくし、かつ
複雑でなく簡易に測定することができる焦点位置検出方
法及び焦点位置検出装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為
に、本発明に係る焦点位置検出方法は、平板状物体を載
置したステージを投影光学系の光軸方向に移動させる工
程と、前記ステージの複数の移動位置にて前記投影光学
系を介して前記平板状物体を照明し、前記平板状物体の
像を撮像して画像情報を生成する工程と、前記平板状物
体を照明する光強度に応じて前記画像情報を補正する工
程と、前記ステージの複数の移動位置毎の補正された前
記画像情報に基づいて、前記投影光学系の焦点位置を検
出する工程とを有することを特徴とする。
【0009】また、本発明に係る焦点位置検出方法は、
複数のマークが刻まれている平板状物体を載置したステ
ージを投影光学系の光軸方向に移動させる工程と、前記
ステージの複数の移動位置にて前記投影光学系を介し
て、順次前記複数のマークを照明し、前記複数のマーク
の像を撮像して画像情報を生成する工程と、前記複数の
マークを照明する光強度に応じて前記画像情報を補正す
る工程と、前記ステージの複数の移動位置毎の補正され
た前記画像情報に基づいて、前記投影光学系の焦点位置
を検出する工程とを有することを特徴としてもよい。こ
れらの焦点位置検出方法では、光量計測手段を用いて計
測した光強度に応じて前記画像情報を補正することが可
能である。
【0010】また、本発明に係る焦点位置検出方法は、
複数のマークが刻まれている平板状物体を載置したステ
ージを投影光学系の光軸方向に移動させる工程と、前記
ステージの複数の移動位置にて前記投影光学系を介し
て、順次前記複数のマークを照明し、前記複数のマーク
の像を撮像して画像情報を生成する工程と、撮像された
前記複数のマークの像のコントラスト値を算定する工程
と、前記画像情報に含まれる撮像時の光強度情報を用い
て前記コントラスト値の補正を行う工程と、前記ステー
ジの複数の移動位置毎の補正された前記コントラスト値
に基づいて前記投影光学系の焦点位置を検出する工程と
を有することを特徴としてもよい。前記コントラスト値
の補正を行う工程では、前記マークから反射した光束の
光量、及び前記平板状物体部分における光量の実測値の
どちらかを撮像時の光量として、前記複数のマークの像
のコントラスト値について、[コントラスト値]/[撮
像時の光量]によって補正コントラスト値を算出するこ
とが望ましい。
【0011】また、本発明に係る焦点位置検出方法は、
複数のマークが刻まれている平板状物体を載置したステ
ージを投影光学系の光軸方向に移動させる工程と、前記
ステージの複数の移動位置にて前記投影光学系を介し
て、順次前記複数のマークを照明し、前記複数のマーク
の像を撮像して画像情報を生成する工程と、撮像された
前記複数のマークの像のコントラスト値を算定する工程
と、前記平板状物体以外のマーク撮像光学系と位置関係
が実質的に同じ部分からの反射光を用い、前記画像情報
に含まれる撮像時の光強度情報を求める工程と、前記光
強度情報を用いて前記コントラスト値の補正を行う工程
と、前記ステージの複数の移動位置毎の補正された前記
コントラスト値に基づいて前記投影光学系の焦点位置を
検出する工程とを有することを特徴としてもよい。前記
コントラスト値の補正を行う工程では、前記平板状物体
以外のマーク撮像光学系と位置関係が実質的に同じ部分
からの反射光の光量を撮像時の光量として、前記複数の
マークの像のコントラスト値について、[コントラスト
値]/[撮像時の光量]によって補正コントラスト値を
算出することが望ましい。
【0012】また、本発明に係る焦点位置検出装置は、
平板状物体を載置したステージを投影光学系の光軸方向
に移動させる手段と、前記ステージの複数の移動位置に
て前記投影光学系を介して前記平板状物体を照明し、前
記平板状物体の像を撮像して画像情報を生成する手段
と、前記平板状物体を照明する光強度に応じて前記画像
情報を補正する手段と、前記ステージの複数の移動位置
毎の補正された前記画像情報に基づいて、前記投影光学
系の焦点位置を検出する手段とを有することを特徴とす
る。
【0013】また、本発明に係る焦点位置検出装置は、
複数のマークが刻まれている平板状物体を載置したステ
ージを投影光学系の光軸方向に移動させる手段と、前記
ステージの複数の移動位置にて前記投影光学系を介し
て、順次前記複数のマークを照明し、前記複数のマーク
の像を撮像して画像情報を生成する手段と、前記複数の
マークを照明する光強度に応じて前記画像情報を補正す
る手段と、前記ステージの複数の移動位置毎の補正され
た前記画像情報に基づいて、前記投影光学系の焦点位置
を検出する手段とを有することを特徴としてもよい。こ
れらの焦点位置検出装置では、撮像時の光強度を計測す
る光量計測手段を備えていてもよい。
【0014】また、本発明に係る焦点位置検出装置は、
複数のマークが刻まれている平板状物体を載置したステ
ージを投影光学系の光軸方向に移動させる手段と、前記
ステージの複数の移動位置にて前記投影光学系を介し
て、順次前記複数のマークを照明し、前記複数のマーク
の像を撮像して画像情報を生成する手段と、撮像された
前記複数のマークの像のコントラスト値を算定する手段
と、前記画像情報に含まれる撮像時の光強度情報を用い
て前記コントラスト値の補正を行う手段と、前記ステー
ジの複数の移動位置毎の補正された前記コントラスト値
に基づいて前記投影光学系の焦点位置を検出する手段と
を有することを特徴としてもよい。前記コントラスト値
の補正を行う手段は、前記マークから反射した光束の光
量、及び前記平板状物体部分における光量の実測値のど
ちらかを撮像時の光量として、前記複数のマークの像の
コントラスト値について、[コントラスト値]/[撮像
時の光量]によって補正コントラスト値を算出するもの
であることが望ましい。
【0015】また、本発明に係る焦点位置検出装置は、
複数のマークが刻まれている平板状物体を載置したステ
ージを投影光学系の光軸方向に移動させる手段と、前記
ステージの複数の移動位置にて前記投影光学系を介し
て、順次前記複数のマークを照明し、前記複数のマーク
の像を撮像して画像情報を生成する手段と、撮像された
前記複数のマークの像のコントラスト値を算定する手段
と、前記平板状物体以外のマーク撮像光学系と位置関係
が実質的に同じ部分からの反射光を用いて、前記画像情
報に含まれる撮像時の光強度情報を求める手段と、前記
光強度情報を用いて前記コントラスト値の補正を行う手
段と、前記ステージの複数の移動位置毎の補正された前
記コントラスト値に基づいて前記投影光学系の焦点位置
を検出する手段とを有することを特徴とすることもでき
る。前記コントラスト値の補正を行う手段は、前記平板
状物体以外のマーク撮像光学系と位置関係が実質的に同
じ部分からの反射光の光量を撮像時の光量として、前記
複数のマークの像のコントラスト値について、[コント
ラスト値]/[撮像時の光量]によって補正コントラス
ト値を算出するものであることが望ましい。
【0016】また、本発明に係る焦点位置検出方法及び
焦点位置検出装置は、前記ステージの各移動位置での撮
像時の光強度が予め設定された範囲外であった場合、再
度焦点位置検出をし直すことができ、前記ステージの初
期位置で撮像と光強度計測を繰り返し、光強度のばらつ
きが予め設定されている範囲内に収束してから焦点位置
検出を開始してもよく、コントラスト値を計測するため
に撮像したマーク画像から同時に撮像時の照明光強度を
求め、この値を用いてコントラスト値を補正し焦点位置
を検出してもよい。
【0017】この様に各ステージ位置での基準マーク撮
像時の照明光強度が相対的に異なっても、撮像したマー
クの画像情報から照明光強度を求め、コントラスト値の
補正を行うことにより、複数のマークの画像の撮像時光
量が異なっていてもコントラスト値を正しく比較するこ
とができ、照明光強度変化が投影光学系の焦点位置検出
に与える影響を小さくすることが出来る( 図4(b))。
【0018】また、本発明は、上記いずれかの焦点位置
検出方法を用いまたは焦点位置検出装置を備える露光装
置にも適用可能である。
【0019】また、本発明は、上記露光装置を含む各種
プロセス用の製造装置群を半導体製造工場に設置する工
程と、該製造装置群を用いて複数のプロセスによって半
導体デバイスを製造する工程とを有する半導体デバイス
製造方法にも適用可能である。前記製造装置群をローカ
ルエリアネットワークで接続する工程と、前記ローカル
エリアネットワークと前記半導体製造工場外の外部ネッ
トワークとの間で、前記製造装置群の少なくとも1台に
関する情報をデータ通信する工程とをさらに有すること
が好ましい。前記露光装置のベンダもしくはユーザが提
供するデータベースに前記外部ネットワークを介してア
クセスしてデータ通信によって前記製造装置の保守情報
を得る、もしくは前記半導体製造工場とは別の半導体製
造工場との間で前記外部ネットワークを介してデータ通
信して生産管理を行うことが好ましい。
【0020】また、本発明は、前記露光装置を含む各種
プロセス用の製造装置群と、該製造装置群を接続するロ
ーカルエリアネットワークと、該ローカルエリアネット
ワークから工場外の外部ネットワークにアクセス可能に
するゲートウェイを有し、前記製造装置群の少なくとも
1台に関する情報をデータ通信することを可能にした半
導体製造工場にも適用される。
【0021】また、本発明は、半導体製造工場に設置さ
れた上記露光装置の保守方法であって、前記露光装置の
ベンダもしくはユーザが、半導体製造工場の外部ネット
ワークに接続された保守データベースを提供する工程
と、前記半導体製造工場内から前記外部ネットワークを
介して前記保守データベースへのアクセスを許可する工
程と、前記保守データベースに蓄積される保守情報を前
記外部ネットワークを介して半導体製造工場側に送信す
る工程とを有することを特徴としてもよい。
【0022】また、本発明は、上記露光装置において、
ディスプレイと、ネットワークインタフェースと、ネッ
トワーク用ソフトウェアを実行するコンピュータとをさ
らに有し、露光装置の保守情報をコンピュータネットワ
ークを介してデータ通信することを可能にしたことを特
徴としてもよい。前記ネットワーク用ソフトウェアは、
前記露光装置が設置された工場の外部ネットワークに接
続され前記露光装置のベンダもしくはユーザが提供する
保守データベースにアクセスするためのユーザインタフ
ェースを前記ディスプレイ上に提供し、前記外部ネット
ワークを介して該データベースから情報を得ることを可
能にすることが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)半導体製造用
露光装置における本発明の第1の実施形態について説明
する。図1において、RSはレチクルステージ、Rはレ
チクル、RMはレチクルマーク、Wは平板状物体として
の露光基板であるウエハ、1は投影光学系である。ま
た、Sは焦点位置検出用光学系であり、2は焦点位置検
出照明手段、3はビームスプリッタ、4と5は結像光学
系、6は撮像手段である。7はA/D変換手段、8は積
算手段、9はコントラスト計算手段、10はステージ駆
動手段、11は3次元に移動可能なステージである。1
2と13は結像光学系であり、14はZ軸位置計測照明
手段、15は撮像手段であり、16はA/D変換手段、
17は積算手段、18はZ軸位置計測手段である。これ
ら結像光学系12からZ軸位置計測手段18まではZ軸
位置計測に用いる。19は光量計測手段、20はコント
ラスト補正手段である。次に、焦点位置検出手順につい
て説明する。
【0024】まず、ステージ11上の焦点位置検出用マ
ークを観測できる位置にステージを移動させる。最初
に、露光光を照射する焦点位置検出照明手段2から照射
した光束により、ビームスプリッタ3、レチクルR及び
投影光学系1を介して、焦点位置検出用マーク(以降基
準マークSMと称する)を照明する。図2は基準マーク
SMを示したものであり、同一形状のパターンを複数配
置したものである。基準マークSMから反射した光束
は、再度投影光学系1、レチクルRを介してビームスプ
リッタ3に到達し、ここで反射して結像光学系5を介し
て撮像手段6の撮像画面Wp上に基準マークSMの像を
形成する。この基準マークSMの像は撮像手段6におい
て光電変換が行われる。撮像された基準マークSMは、
その後、A/D変換手段7において、2次元のデジタル
信号列に変換される。図1における8は、積算手段であ
って、図2(a)に示すY方向に積算処理を行い、図2
(b)に示すように2次元信号を1次元のデジタル信号
列S(x)に変換する。その変換されたデジタル信号列
を用いて、コントラストがコントラスト計算手段9にて
基準マークSM部分の基準マーク計測ウィンドウWSM
の範囲で計測される。コントラスト値は、例えば基準マ
ーク計測ウィンドウWSMの範囲内の微分最大値でよ
い。また、光量計測手段19にて基準マークSM部分の
基準マーク計測ウィンドウWSMの範囲で撮像時の光強
度情報として光量を求める。光量はデジタル信号列S
(x)の基準マーク計測ウィンドウWSMの範囲内の最
大値、あるいは最大値から最小値を引いたものでもよ
い。さらに、信頼性を上げるために最大値最小値付近の
数画素で平均を取って計算してもよい。そして、先に求
めたコントラスト値は、コントラスト補正手段20にて
光量で、例えば以下の式1を用いて規格化を行う。この
規格化によって、補正コントラスト値が算出される。
[S(x)のWSM内の微分最大値]/[WSM内の最
大値−最小値]……式1
【0025】この作業を投影光学系の焦点が存在すると
思われるZ軸範囲内で複数回で行い、横軸に既に求めて
いた撮像Z軸位置をとり、縦軸に基準マーク補正コント
ラスト値をとってプロットし、コントラスト値が最大と
なる周辺で曲線近似や重心計算等の手段を用いて、コン
トラスト値の最も大きくなるZ軸位置を求め、その点を
投影光学系の焦点位置(best focus)とする。
【0026】なお、ステージ11の各移動位置での撮像
時光量のバラツキの範囲、あるいは分散(σ) を求め、
この値が設定範囲内である時のコントラストを求め、そ
うでない時は再度ステージ11の位置を駆動し、画像を
撮像し直してもよい。さらには、ステージ11を焦点位
置検出範囲内の初期位置から動かさず、基準マークSM
の撮像と光量計測を繰り返し、撮像時光量のバラツキ及
び分散が設定された範囲内に入ってから、焦点位置の検
出を行ってもよい。
【0027】(第2の実施形態)半導体製造用露光装置
における本発明の第2の実施形態について説明する。図
1において、RSはレチクルステージ、Rはレチクル、
RMはレチクルマーク、Wは平板状物体としての露光基
板であるウエハ、1は投影光学系である。また、Sは焦
点位置検出用光学系であり、2は焦点位置検出照明手
段、3はビームスプリッタ、4と5は結像光学系、6は
撮像手段である。7はA/D変換手段、8は積算手段、
9はコントラスト計算手段、10はステージ駆動手段、
11は3次元に移動可能なステージである。12と13
は結像光学系であり、14はZ軸位置計測照明手段、1
5は撮像手段であり、16はA/D変換手段、17は積
算手段、18はZ軸位置計測手段である。これら結像光
学系12からZ軸位置計測手段18まではZ軸位置計測
に用いる。19は光量計測手段、20はコントラスト補
正手段である。次に、焦点位置検出手順について説明す
る。
【0028】まず、ステージ11上の焦点位置検出用マ
ークを観測できる位置にステージを移動させる。最初
に、露光光を照射する焦点位置検出照明手段2から照射
した光束により、ビームスプリッタ3、レチクルR及び
投影光学系1を介して、焦点位置検出用マーク(以降基
準マークSMと称する)を照明する。図2は基準マーク
SMを示したものであり、同一形状のパターンを複数配
置したものである。基準マークSMから反射した光束
は、再度投影光学系1、レチクルRを介してビームスプ
リッタ3に到達し、ここで反射して結像光学系5を介し
て撮像手段6の撮像画面Wp上に基準マークSMの像を
形成する。この基準マークSMの像は撮像手段6におい
て光電変換が行われる。撮像された基準マークSMは、
その後、A/D変換手段7において、2次元のデジタル
信号列に変換される。図1における8は、積算手段であ
って、図2(a)に示すY方向に積算処理を行い、図2
(b)に示すように2次元信号を1次元のデジタル信号
列S(x)に変換する。その変換されたデジタル信号列
を用いて、コントラストがコントラスト計算手段9にて
基準マークSM部分の基準マーク計測ウィンドウWSM
の範囲で計測される。コントラスト値は例えば基準マー
ク計測ウィンドウWSMの範囲内の微分最大値でよい。
また、本実施形態では、ウエハW以外のマーク撮像光学
系と位置関係が実質的に同じのレチクルマークRM部分
からの反射光が利用される。つまり、光量計測手段19
にてレチクルマークRM部分のレチクルマーク計測ウィ
ンドウWRMの範囲で撮像時の光強度情報として光量を
求める。光量はデジタル信号列S(x)のレチクルマー
ク計測ウィンドウWRMの範囲内の最大値、あるいは最
大値から最小値を引いたものでもよい。さらに、信頼性
を上げるために最大値最小値付近の数画素で平均を取っ
て計算してもよい。そして、先に求めたコントラスト値
は、コントラスト補正手段20にて光量で、例えば以下
の式2を用いて規格化を行う。この規格化によって、補
正コントラスト値が算出される。 [S(x)のWSM内の微分最大値]/[WRM内の最
大値−最小値]……式2 レチクルマークRM、投影光学系1、焦点位置検出用光
学系Sの位置関係は焦点位置走査中に変わることがない
ので、より一層正確に撮像時の光量が評価できる。
【0029】この作業を投影光学系の焦点が存在すると
思われるZ軸範囲内で複数回で行い、横軸に既に求めて
いた撮像Z軸位置をとり、縦軸に基準マーク補正コント
ラスト値をとってプロットし、コントラスト値が最大と
なる周辺で曲線近似や重心計算等の手段を用いて、コン
トラスト値の最も大きくなるZ軸位置を求め、その点を
投影光学系の焦点位置(best focus)とする。
【0030】なお、ステージ11の各移動位置での撮像
時光量のバラツキの範囲、あるいは分散(σ) を求め、
この値が設定範囲内である時のコントラストを求め、そ
うでない時は再度ステージ11の位置を駆動し、画像を
撮像し直してもよい。さらには、ステージ11を焦点位
置検出範囲内の初期位置から動かさず、基準マークSM
の撮像と光量計測を繰り返し、撮像時光量のバラツキ及
び分散が設定された範囲内に入ってから、焦点位置の検
出を行ってもよい。
【0031】上記実施形態において、コントラスト値を
求め焦点位置検出に使用すると書いたが、この発明はコ
ントラスト値に限らず、例えばデジタル信号列S(x) の
微分最大値などを使用することも可能である。
【0032】(第3の実施形態)半導体製造用露光装置
における本発明の第3の実施形態について説明する。図
5において、RSはレチクルステージ、Rはレチクル、
RMはレチクルマーク、Wは露光基板であるウエハ、1
は投影光学系である。また、Sは焦点位置検出用光学系
であり、2は焦点位置検出照明手段、3はビームスプリ
ッタ、4と5は結像光学系、6は撮像手段である。7は
A/D変換手段、8は積算手段、9はコントラスト計算
手段、10はステージ駆動手段、11は3次元に移動可
能なステージである。12と13は結像光学系であり、
14はZ軸位置計測照明手段、15は撮像手段であり、
16はA/D変換手段、17は積算手段、18はZ軸位
置計測手段である。これら結像光学系12からZ軸位置
計測手段18まではZ軸位置計測に用いる。20はコン
トラスト補正手段である。21はステージ11上に設け
られた光量計測センサである。この光量計測センサ21
は、撮像時のウエハW上の基準マークSMにおる光強度
を計測するためのものである。次に、焦点位置検出手順
について説明する。
【0033】まず、ステージ11上の焦点位置検出用マ
ークSMを観測できる位置にステージを移動させる。最
初に、露光光を照射する焦点位置検出照明手段2から照
射した光束により、ビームスプリッタ3、レチクルR及
び投影光学系1を介して、焦点位置検出用マーク( 以降
基準マークSMと称する) を照明する。図2は基準マー
クSMを示したものであり、同一形状のパターンを複数
配置したものである。基準マークSMから反射した光束
は、再度投影光学系1、レチクルRを介してビームスプ
リッタ3に到達し、ここで反射して結像光学系5を介し
て撮像手段6の撮像画面Wp上に基準マークSMの像を
形成する。撮像手段6において基準マークSMの像は光
電変換が行われる。撮像された基準マークSMの像はそ
の後、A/D変換手段7において、2次元のデジタル信
号列に変換される。図5中の8は、積算手段であって、
図2(a) に示すY方向に積算処理を行い、図2(b) に示
すように2次元信号を1次元のデジタル信号列S(x) に
変換する。その変換されたデジタル信号列を用いて、コ
ントラストがコントラスト計算手段9にて基準マーク部
分の基準マーク計測ウィンドウWSMの範囲で計測され
る。コントラスト値は、例えば基準マーク計測ウィンド
ウWSMの範囲内の微分最大値でよい。また、ステージ
11上に設けられた光量計測センサ21にて撮像時の光
量の実測値を求めておく。そして、先に求めたコントラ
スト値は、コントラスト補正手段20にて光量で、例え
ば以下の式3を用いて規格化を行う。この規格化によっ
て、補正コントラスト値が算出される。 [S(x) のWSM内の微分最大値]/[光量計測センサ
で求めた光量] ……式3
【0034】この作業を投影光学系1の焦点が存在する
と思われるZ軸範囲内で複数回で行い、横軸に既に求め
ていた撮像Z軸位置をとり、縦軸に基準マーク補正コン
トラスト値をとってプロットし、コントラスト値が最大
となる周辺で曲線近似や重心計算等の手段を用いて、コ
ントラスト値の最も大きくなるZ軸位置を求め、その点
を投影光学系1の焦点位置とする。
【0035】なお、ステージ11の各移動位置での撮像
時光量のバラツキの範囲、あるいは分散(σ) を求め、
この値が設定範囲内である時のコントラストを求め、そ
うでない時は再度ステージ11の位置を駆動し、画像を
撮像し直してもよい。さらには、ステージ11を焦点位
置検出範囲内の初期位置から動かさず、基準マークSM
の撮像と光量計測を繰り返し、撮像時光量のバラツキ及
び分散が設定された範囲内に入ってから、焦点位置の検
出を行ってもよい。
【0036】上記実施形態において、コントラスト値を
求め焦点位置検出に使用すると書いたが、この発明はコ
ントラスト値に限らず、例えばデジタル信号列S(x) の
微分最大値などを使用することも可能である。
【0037】(半導体生産システムの実施形態)次に、
本発明に係る装置を用いた半導体デバイス(ICやLS
I等の半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘ
ッド、マイクロマシン等)の生産システムの例を説明す
る。これは半導体製造工場に設置された製造装置のトラ
ブル対応や定期メンテナンス、あるいはソフトウェア提
供などの保守サービスを、製造工場外のコンピュータネ
ットワークを利用して行うものである。
【0038】図7は全体システムをある角度から切り出
して表現したものである。図中、101は半導体デバイ
スの製造装置を提供するベンダ(装置供給メーカ)の事
業所である。製造装置の実例としては、半導体製造工場
で使用する各種プロセス用の半導体製造装置、例えば、
前工程用機器(露光装置、レジスト処理装置、エッチン
グ装置等のリソグラフィ装置、熱処理装置、成膜装置、
平坦化装置等)や後工程用機器(組立て装置、検査装置
等)を想定している。事業所101内には、製造装置の
保守データベースを提供するホスト管理システム10
8、複数の操作端末コンピュータ110、これらを結ん
でイントラネット等を構築するローカルエリアネットワ
ーク(LAN)109を備える。ホスト管理システム1
08は、LAN109を事業所の外部ネットワークであ
るインターネット105に接続するためのゲートウェイ
と、外部からのアクセスを制限するセキュリティ機能を
備える。
【0039】一方、102〜104は、製造装置のユー
ザとしての半導体製造メーカの製造工場である。製造工
場102〜104は、互いに異なるメーカに属する工場
であっても良いし、同一のメーカに属する工場(例え
ば、前工程用の工場、後工程用の工場等)であっても良
い。各工場102〜104内には、夫々、複数の製造装
置106と、それらを結んでイントラネット等を構築す
るローカルエリアネットワーク(LAN)111と、各
製造装置106の稼動状況を監視する監視装置としてホ
スト管理システム107とが設けられている。各工場1
02〜104に設けられたホスト管理システム107
は、各工場内のLAN111を工場の外部ネットワーク
であるインターネット105に接続するためのゲートウ
ェイを備える。これにより各工場のLAN111からイ
ンターネット105を介してベンダの事業所101側の
ホスト管理システム108にアクセスが可能となり、ホ
スト管理システム108のセキュリティ機能によって限
られたユーザだけにアクセスが許可となっている。具体
的には、インターネット105を介して、各製造装置1
06の稼動状況を示すステータス情報(例えば、トラブ
ルが発生した製造装置の症状)を工場側からベンダ側に
通知する他、その通知に対応する応答情報(例えば、ト
ラブルに対する対処方法を指示する情報、対処用のソフ
トウェアやデータ)や、最新のソフトウェア、ヘルプ情
報などの保守情報をベンダ側から受け取ることができ
る。各工場102〜104とベンダの事業所101との
間のデータ通信及び各工場内のLAN111でのデータ
通信には、インターネットで一般的に使用されている通
信プロトコル(TCP/IP)が使用される。なお、工
場外の外部ネットワークとしてインターネットを利用す
る代わりに、第三者からのアクセスができずにセキュリ
ティの高い専用線ネットワーク(ISDNなど)を利用
することもできる。また、ホスト管理システムはベンダ
が提供するものに限らずユーザがデータベースを構築し
て外部ネットワーク上に置き、ユーザの複数の工場から
該データベースへのアクセスを許可するようにしてもよ
い。
【0040】さて、図8は本実施形態の全体システムを
図7とは別の角度から切り出して表現した概念図であ
る。先の例ではそれぞれが製造装置を備えた複数のユー
ザ工場と、該製造装置のベンダの管理システムとを外部
ネットワークで接続して、該外部ネットワークを介して
各工場の生産管理や少なくとも1台の製造装置の情報を
データ通信するものであった。これに対し本例は、複数
のベンダの製造装置を備えた工場と、該複数の製造装置
のそれぞれのベンダの管理システムとを工場外の外部ネ
ットワークで接続して、各製造装置の保守情報をデータ
通信するものである。図中、201は製造装置ユーザ
(半導体デバイス製造メーカ)の製造工場であり、工場
の製造ラインには各種プロセスを行う製造装置、ここで
は例として露光装置202、レジスト処理装置203、
成膜処理装置204が導入されている。なお図8では製
造工場201は1つだけ描いているが、実際は複数の工
場が同様にネットワーク化されている。工場内の各装置
はLAN206で接続されてイントラネットを構成し、
ホスト管理システム205で製造ラインの稼動管理がさ
れている。
【0041】一方、露光装置メーカ210、レジスト処
理装置メーカ220、成膜装置メーカ230などベンダ
(装置供給メーカ)の各事業所には、それぞれ供給した
機器の遠隔保守を行うためのホスト管理システム21
1,221,231を備え、これらは上述したように保
守データベースと外部ネットワークのゲートウェイを備
える。ユーザの製造工場内の各装置を管理するホスト管
理システム205と、各装置のベンダの管理システム2
11,221,231とは、外部ネットワーク200で
あるインターネットもしくは専用線ネットワークによっ
て接続されている。このシステムにおいて、製造ライン
の一連の製造機器の中のどれかにトラブルが起きると、
製造ラインの稼動が休止してしまうが、トラブルが起き
た機器のベンダからインターネット200を介した遠隔
保守を受けることで迅速な対応が可能であり、製造ライ
ンの休止を最小限に抑えることができる。
【0042】半導体製造工場に設置された各製造装置は
それぞれ、ディスプレイと、ネットワークインタフェー
スと、記憶装置にストアされたネットワークアクセス用
ソフトウェアならびに装置動作用のソフトウェアを実行
するコンピュータを備える。記憶装置としては内蔵メモ
リやハードディスク、あるいはネットワークファイルサ
ーバーなどである。上記ネットワークアクセス用ソフト
ウェアは、専用又は汎用のウェブブラウザを含み、例え
ば図9に一例を示す様な画面のユーザインタフェースを
ディスプレイ上に提供する。各工場で製造装置を管理す
るオペレータは、画面を参照しながら、製造装置の機種
401、シリアルナンバー402、トラブルの件名40
3、発生日404、緊急度405、症状406、対処法
407、経過408等の情報を画面上の入力項目に入力
する。入力された情報はインターネットを介して保守デ
ータベースに送信され、その結果の適切な保守情報が保
守データベースから返信されディスプレイ上に提示され
る。またウェブブラウザが提供するユーザインタフェー
スはさらに図示のごとくハイパーリンク機能410〜4
12を実現し、オペレータは各項目の更に詳細な情報に
アクセスしたり、ベンダが提供するソフトウェアライブ
ラリから製造装置に使用する最新バージョンのソフトウ
ェアを引出したり、工場のオペレータの参考に供する操
作ガイド(ヘルプ情報)を引出したりすることができ
る。ここで、保守データベースが提供する保守情報に
は、上記説明した本発明に関する情報も含まれ、また前
記ソフトウェアライブラリは本発明を実現するための最
新のソフトウェアも提供する。
【0043】次に上記説明した生産システムを利用した
半導体デバイスの製造プロセスを説明する。図10は半
導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示す。
ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計
を行う。ステップ2(マスク製作)では設計した回路パ
ターンを形成したマスクを製作する。一方、ステップ3
(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを
製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼
ばれ、上記用意したマスクとウエハを用いて、リソグラ
フィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。次
のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ
4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化す
る工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンデ
ィング)、パッケージング工程(チップ封入)等の組立
て工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作
製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テス
ト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイス
が完成し、これを出荷(ステップ7)する。前工程と後
工程はそれぞれ専用の別の工場で行い、これらの工場毎
に上記説明した遠隔保守システムによって保守がなされ
る。また前工程工場と後工程工場との間でも、インター
ネットまたは専用線ネットワークを介して生産管理や装
置保守のための情報がデータ通信される。
【0044】図11は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を成膜する。ステップ13(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ1
5(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ス
テップ16(露光)では上記説明した露光装置によって
マスクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステッ
プ17(現像)では露光したウエハを現像する。ステッ
プ18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部
分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッ
チングが済んで不要となったレジストを取り除く。これ
らのステップを繰り返し行うことによって、ウエハ上に
多重に回路パターンを形成する。各工程で使用する製造
機器は上記説明した遠隔保守システムによって保守がな
されているので、トラブルを未然に防ぐと共に、もしト
ラブルが発生しても迅速な復旧が可能であり、従来に比
べて半導体デバイスの生産性を向上させることができ
る。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、基
準マーク撮像時の照明光強度変化が焦点計測に与える影
響を小さくすることができ、より正確な焦点位置を検出
することが可能となる。さらに、本発明は、同じ信号列
からコントラストと光量を求めていることから、他の外
乱を受けにくく、正確なコントラストの補正が可能とな
るという効果を奏する。また、半導体製造用露光装置に
おいても、同様の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る焦点位置検出装置を
備える半導体製造用露光装置の代表的な例を示す構成図
である。
【図2】 マーク撮像画面の例を示す図であって、(a)
は基準マーク及びレチクルマークの像の図、 (b) はX軸
位置と照明光強度との関係における基準マーク計測ウィ
ンドウ及びレチクルマーク計測ウィンドウの範囲を表す
図である。
【図3】 Z軸方向の位置変化と撮像時光量を説明する
ための図であって、(a) は時間とZ軸方向の位置との関
係を示す図、(b) は時間と撮像時光量との関係を示す図
である。
【図4】 焦点位置の求め方を説明するために、Z軸位
置と基準マークコントラスト値との関係を示した図であ
る。
【図5】 本発明の別の実施形態に係る焦点位置検出装
置を備える半導体製造用露光装置を示す構成図である。
【図6】 従来例の代表的な例の構成図である。
【図7】 本発明に係る装置を用いた半導体デバイスの
生産システムをある角度から見た概念図である。
【図8】 本発明に係る装置を用いた半導体デバイスの
生産システムを別の角度から見た概念図である。
【図9】 ユーザインタフェースの具体例である。
【図10】 デバイスの製造プロセスのフローを説明す
る図である。
【図11】 ウエハプロセスを説明する図である。
【符号の説明】
1:投影光学系、2:焦点位置検出照明手段、3:ビー
ムスプリッタ、4:結像光学系、5:結像光学系、6:
撮像手段、7:A/D変換手段、8:積算手段、9:コ
ントラスト計算手段、10:ステージ駆動手段、11:
ステージ、12:結像光学系、13:結像光学系、1
4:Z軸位置計測照明手段、15:撮像手段、16:A
/D変換手段、17:積算手段、18:Z軸位置計測手
段、19:光量計測手段、20:コントラスト補正手
段、21:光量計測センサ、W:ウエハ、SM:基準マ
ーク(焦点位置検出用マーク)、WSM:基準マーク計
測ウィンドウ、RS:レチクルステージ、R:レチク
ル、RM:レチクルマーク、WRM:レチクルマーク計
測ウィンドウ、S:焦点位置検出用光学系、Wp:撮像
画面、101:ベンダの事業所、102,103,10
4:製造工場、105:インターネット、106:製造
装置、107:工場のホスト管理システム、108:ベ
ンダ側のホスト管理システム、109:ベンダ側のロー
カルエリアネットワーク(LAN)、110:操作端末
コンピュータ、111:工場のローカルエリアネットワ
ーク(LAN)、200:外部ネットワーク、201:
製造装置ユーザの製造工場、202:露光装置、20
3:レジスト処理装置、204:成膜処理装置、20
5:工場のホスト管理システム、206:工場のローカ
ルエリアネットワーク(LAN)、210:露光装置メ
ーカ、211:露光装置メーカの事業所のホスト管理シ
ステム、220:レジスト処理装置メーカ、221:レ
ジスト処理装置メーカの事業所のホスト管理システム、
230:成膜装置メーカ、231:成膜装置メーカの事
業所のホスト管理システム、401:製造装置の機種、
402:シリアルナンバー、403:トラブルの件名、
404:発生日、405:緊急度、406:症状、40
7:対処法、408:経過、410,411,412:
ハイパーリンク機能。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 7/11 M N Fターム(参考) 2H051 AA10 BA70 BA72 BA77 CC10 CC19 DA22 5F046 AA28 BA04 DA14 DB05 FA10 FA20

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状物体を載置したステージを投影光
    学系の光軸方向に移動させる工程と、 前記ステージの複数の移動位置にて前記投影光学系を介
    して前記平板状物体を照明し、前記平板状物体の像を撮
    像して画像情報を生成する工程と、 前記平板状物体を照明する光強度に応じて前記画像情報
    を補正する工程と、 前記ステージの複数の移動位置毎の補正された前記画像
    情報に基づいて、前記投影光学系の焦点位置を検出する
    工程とを有することを特徴とする焦点位置検出方法。
  2. 【請求項2】 複数のマークが刻まれている平板状物体
    を載置したステージを投影光学系の光軸方向に移動させ
    る工程と、 前記ステージの複数の移動位置にて前記投影光学系を介
    して、順次前記複数のマークを照明し、前記複数のマー
    クの像を撮像して画像情報を生成する工程と、 前記複数のマークを照明する光強度に応じて前記画像情
    報を補正する工程と、 前記ステージの複数の移動位置毎の補正された前記画像
    情報に基づいて、前記投影光学系の焦点位置を検出する
    工程とを有することを特徴とする焦点位置検出方法。
  3. 【請求項3】 光量計測手段を用いて計測した光強度に
    応じて前記画像情報を補正することを特徴とする請求項
    1または2に記載の焦点位置検出方法。
  4. 【請求項4】 複数のマークが刻まれている平板状物体
    を載置したステージを投影光学系の光軸方向に移動させ
    る工程と、 前記ステージの複数の移動位置にて前記投影光学系を介
    して、順次前記複数のマークを照明し、前記複数のマー
    クの像を撮像して画像情報を生成する工程と、 撮像された前記複数のマークの像のコントラスト値を算
    定する工程と、 前記画像情報に含まれる撮像時の光強度情報を用いて前
    記コントラスト値の補正を行う工程と、 前記ステージの複数の移動位置毎の補正された前記コン
    トラスト値に基づいて前記投影光学系の焦点位置を検出
    する工程とを有することを特徴とする焦点位置検出方
    法。
  5. 【請求項5】 複数のマークが刻まれている平板状物体
    を載置したステージを投影光学系の光軸方向に移動させ
    る工程と、 前記ステージの複数の移動位置にて前記投影光学系を介
    して、順次前記複数のマークを照明し、前記複数のマー
    クの像を撮像して画像情報を生成する工程と、 撮像された前記複数のマークの像のコントラスト値を算
    定する工程と、 前記平板状物体以外のマーク撮像光学系と位置関係が実
    質的に同じ部分からの反射光を用い、前記画像情報に含
    まれる撮像時の光強度情報を求める工程と、 前記光強度情報を用いて前記コントラスト値の補正を行
    う工程と、 前記ステージの複数の移動位置毎の補正された前記コン
    トラスト値に基づいて前記投影光学系の焦点位置を検出
    する工程とを有することを特徴とする焦点位置検出方
    法。
  6. 【請求項6】 前記コントラスト値の補正を行う工程で
    は、前記マークから反射した光束の光量、及び前記平板
    状物体部分における光量の実測値のどちらかを撮像時の
    光量として、前記複数のマークの像のコントラスト値に
    ついて、[コントラスト値]/[撮像時の光量]によっ
    て補正コントラスト値を算出することを特徴とする請求
    項4に記載の焦点位置検出方法。
  7. 【請求項7】 前記コントラスト値の補正を行う工程で
    は、前記平板状物体以外のマーク撮像光学系と位置関係
    が実質的に同じ部分からの反射光の光量を撮像時の光量
    として、前記複数のマークの像のコントラスト値につい
    て、[コントラスト値]/[撮像時の光量]によって補
    正コントラスト値を算出することを特徴とする請求項5
    に記載の焦点位置検出方法。
  8. 【請求項8】 前記ステージの各移動位置での撮像時の
    光強度が予め設定された範囲外であった場合、再度焦点
    位置検出をし直すことを特徴とする請求項1〜7のいず
    れかに記載の焦点位置検出方法。
  9. 【請求項9】 前記ステージの初期位置で撮像と光強度
    計測を繰り返し、光強度のばらつきが予め設定されてい
    る範囲内に収束してから焦点位置検出を開始することを
    特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の焦点位置検
    出方法。
  10. 【請求項10】 平板状物体を載置したステージを投影
    光学系の光軸方向に移動させる手段と、 前記ステージの複数の移動位置にて前記投影光学系を介
    して前記平板状物体を照明し、前記平板状物体の像を撮
    像して画像情報を生成する手段と、 前記平板状物体を照明する光強度に応じて前記画像情報
    を補正する手段と、 前記ステージの複数の移動位置毎の補正された前記画像
    情報に基づいて、前記投影光学系の焦点位置を検出する
    手段とを有することを特徴とする焦点位置検出装置。
  11. 【請求項11】 複数のマークが刻まれている平板状物
    体を載置したステージを投影光学系の光軸方向に移動さ
    せる手段と、 前記ステージの複数の移動位置にて前記投影光学系を介
    して、順次前記複数のマークを照明し、前記複数のマー
    クの像を撮像して画像情報を生成する手段と、 前記複数のマークを照明する光強度に応じて前記画像情
    報を補正する手段と、 前記ステージの複数の移動位置毎の補正された前記画像
    情報に基づいて、前記投影光学系の焦点位置を検出する
    手段とを有することを特徴とする焦点位置検出装置。
  12. 【請求項12】 撮像時の光強度を計測する光量計測手
    段を備えていることを特徴とする請求項10または11
    に記載の焦点位置検出装置。
  13. 【請求項13】 複数のマークが刻まれている平板状物
    体を載置したステージを投影光学系の光軸方向に移動さ
    せる手段と、 前記ステージの複数の移動位置にて前記投影光学系を介
    して、順次前記複数のマークを照明し、前記複数のマー
    クの像を撮像して画像情報を生成する手段と、 撮像された前記複数のマークの像のコントラスト値を算
    定する手段と、 前記画像情報に含まれる撮像時の光強度情報を用いて前
    記コントラスト値の補正を行う手段と、 前記ステージの複数の移動位置毎の補正された前記コン
    トラスト値に基づいて前記投影光学系の焦点位置を検出
    する手段とを有することを特徴とする焦点位置検出装
    置。
  14. 【請求項14】 複数のマークが刻まれている平板状物
    体を載置したステージを投影光学系の光軸方向に移動さ
    せる手段と、 前記ステージの複数の移動位置にて前記投影光学系を介
    して、順次前記複数のマークを照明し、前記複数のマー
    クの像を撮像して画像情報を生成する手段と、 撮像された前記複数のマークの像のコントラスト値を算
    定する手段と、 前記平板状物体以外のマーク撮像光学系と位置関係が実
    質的に同じ部分からの反射光を用い、前記画像情報に含
    まれる撮像時の光強度情報を求める手段と、 前記光強度情報を用いて前記コントラスト値の補正を行
    う手段と、 前記ステージの複数の移動位置毎の補正された前記コン
    トラスト値に基づいて前記投影光学系の焦点位置を検出
    する手段とを有することを特徴とする焦点位置検出装
    置。
  15. 【請求項15】 前記コントラスト値の補正を行う手段
    は、前記マークから反射した光束の光量、及び前記平板
    状物体部分における光量の実測値のどちらかを撮像時の
    光量として、前記複数のマークの像のコントラスト値に
    ついて、[コントラスト値]/[撮像時の光量]によっ
    て補正コントラスト値を算出するものであることを特徴
    とする請求項13に記載の焦点位置検出装置。
  16. 【請求項16】 前記コントラスト値の補正を行う手段
    は、前記平板状物体以外のマーク撮像光学系と位置関係
    が実質的に同じ部分からの反射光の光量を撮像時の光量
    として、前記複数のマークの像のコントラスト値につい
    て、[コントラスト値]/[撮像時の光量]によって補
    正コントラスト値を算出するものであることを特徴とす
    る請求項14に記載の焦点位置検出装置。
  17. 【請求項17】 前記ステージの各移動位置での撮像時
    の光強度が予め設定された範囲外であった場合、再度焦
    点位置検出をし直すことを特徴とする請求項10〜16
    のいずれかに記載の焦点位置検出装置。
  18. 【請求項18】 前記ステージの初期位置で撮像と光強
    度計測を繰り返し、光強度のばらつきが予め設定されて
    いる範囲内に収束してから焦点位置検出を開始すること
    を特徴とする請求項10〜16のいずれかに記載の焦点
    位置検出装置。
  19. 【請求項19】 請求項1〜9のいずれかに記載の焦点
    位置検出方法を用いることを特徴とする露光装置。
  20. 【請求項20】 請求項10〜18のいずれかに記載の
    焦点位置検出装置を備えることを特徴とする露光装置。
  21. 【請求項21】 請求項19または20に記載の露光装
    置を含む各種プロセス用の製造装置群を半導体製造工場
    に設置する工程と、該製造装置群を用いて複数のプロセ
    スによって半導体デバイスを製造する工程とを有するこ
    とを特徴とする半導体デバイス製造方法。
  22. 【請求項22】 前記製造装置群をローカルエリアネッ
    トワークで接続する工程と、前記ローカルエリアネット
    ワークと前記半導体製造工場外の外部ネットワークとの
    間で、前記製造装置群の少なくとも1台に関する情報を
    データ通信する工程とをさらに有することを特徴とする
    請求項21に記載の半導体デバイス製造方法。
  23. 【請求項23】 前記露光装置のベンダもしくはユーザ
    が提供するデータベースに前記外部ネットワークを介し
    てアクセスしてデータ通信によって前記製造装置の保守
    情報を得る、もしくは前記半導体製造工場とは別の半導
    体製造工場との間で前記外部ネットワークを介してデー
    タ通信して生産管理を行うことを特徴とする請求項22
    に記載の半導体デバイス製造方法。
  24. 【請求項24】 請求項19または20に記載の露光装
    置を含む各種プロセス用の製造装置群と、該製造装置群
    を接続するローカルエリアネットワークと、該ローカル
    エリアネットワークから工場外の外部ネットワークにア
    クセス可能にするゲートウェイを有し、前記製造装置群
    の少なくとも1台に関する情報をデータ通信することを
    可能にしたことを特徴とする半導体製造工場。
  25. 【請求項25】 半導体製造工場に設置された請求項1
    9または20に記載の露光装置の保守方法であって、前
    記露光装置のベンダもしくはユーザが、半導体製造工場
    の外部ネットワークに接続された保守データベースを提
    供する工程と、前記半導体製造工場内から前記外部ネッ
    トワークを介して前記保守データベースへのアクセスを
    許可する工程と、前記保守データベースに蓄積される保
    守情報を前記外部ネットワークを介して半導体製造工場
    側に送信する工程とを有することを特徴とする露光装置
    の保守方法。
  26. 【請求項26】 請求項19または20に記載の露光装
    置において、ディスプレイと、ネットワークインタフェ
    ースと、ネットワーク用ソフトウェアを実行するコンピ
    ュータとをさらに有し、露光装置の保守情報をコンピュ
    ータネットワークを介してデータ通信することを可能に
    したことを特徴とする露光装置。
  27. 【請求項27】 前記ネットワーク用ソフトウェアは、
    前記露光装置が設置された工場の外部ネットワークに接
    続され前記露光装置のベンダもしくはユーザが提供する
    保守データベースにアクセスするためのユーザインタフ
    ェースを前記ディスプレイ上に提供し、前記外部ネット
    ワークを介して該データベースから情報を得ることを可
    能にすることを特徴とする請求項26に記載の露光装
    置。
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