JP2003081959A - ベンゼン環縮合5員複素環式化合物、その製造法および用途 - Google Patents
ベンゼン環縮合5員複素環式化合物、その製造法および用途Info
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Abstract
作用、βアミロイドの細胞毒性抑制作用等の医薬作用を
有する新規なベンゼン環縮合5員複素環式化合物を提供
する。 【解決手段】 式: 【化1】 〔式中、R1およびR2は、同一または異なって、水素
原子、炭化水素基または複素環基、あるいはR1とR2
が、隣接する炭素原子と共に3ないし8員同素または複
素環を形成していてもよく、R3は、環状基、ヒドロキ
シ基、オキソ化されていてもよいメルカプト基またはア
ミノ基、R4は水素原子、炭化水素基、ヒドロキシ基、
オキソ化されていてもメルカプト基またはアミノ基、あ
るいはR2とR4は一緒になって二重結合を形成してい
てもよく、Xは、結合手または鎖状炭化水素基、Wは酸
素原子または硫黄原子、B環は5ないし8員含窒素複素
環、C環はベンゼン環を示し、− − − は単結合また
は二重結合を示す。〕で表わされる化合物、その塩また
はそのプロドラッグは、優れた神経変性抑制作用等およ
び脳内移行性を有し、低毒性であり、神経変性疾患予防
・治療剤等として有用である。
Description
合5員複素環式化合物、特に、ベンゾフランまたはベン
ゾチオフェン誘導体、その製造法およびそれを含有する
医薬組成物に関する。さらに詳しくは、神経栄養因子様
作用、神経栄養因子活性増強作用、神経変性抑制作用、
神経新生促進作用、神経再生促進作用、βアミロイド毒
性抑制作用等の優れた医薬作用を有し、神経変性疾患等
の予防・治療用の医薬として有効な化合物に関する。
的な損傷をもたらす進行性の疾患である。主な神経変性
疾患としては、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋
萎縮性側索硬化症(ALS)、ハンチントン病等の中枢
神経疾患や糖尿病性神経障害に代表される末梢神経障害
等が知られている。その多くは老化と関係しており、実
際加齢と共に発症が増加するが、時に中年からさらに若
い年齢においても発病することがある。脳の構造や機能
に関する研究の結果、神経伝達物質や神経栄養因子の役
割等が徐々に解明されつつあるが、神経変性疾患の原因
についてはまだ未知の部分が多い。唯一パーキンソン病
のみは、特定の神経伝達物質、即ちドーパミンとの関連
が明らかにされ、ドーパミンの前駆物質であるL−ドー
パが神経症状を軽減し、機能を回復させる薬として使わ
れている。しかしながら、L−ドーパが神経変性の進行
を抑制するわけではなく、病状の進行即ちドーパミン神
経の変性・脱落と共にL−ドーパの効果は徐々に失われ
ていく。また、アルツハイマー病はアセチルコリン神経
細胞やモノアミン系神経細胞等多種の神経細胞が変性・
脱落する疾患であるが、これに対する薬として、コリン
エステラーゼの阻害薬が上市あるいは開発中である。し
かしながら、これにおいてもパーキンソン病におけるL
−ドーパ同様、神経症状を一時的に改善する対症療法の
域をでない。このようにアルツハイマー病やパーキンソ
ン病を含め、細胞死を引き起こす因子の毒性から神経細
胞を保護し、神経変性疾患の進行を抑制する薬物は現在
報告されていない。また、神経変性疾患における細胞死
は、それぞれの疾患に特有の因子の毒性により引き起こ
されるとされ、例えばアルツハイマー病では内因性のβ
アミロイドが細胞死を引き起こす因子として考えられて
いる。βアミロイドはアルツハイマー病患者の脳内にみ
られる神経病理学的特徴である老人斑を構成する蛋白質
で、40から43個のアミノ酸からなる。このβアミロ
イドを海馬神経細胞の初代培養系に加えると神経細胞死
が起こることが明らかにされており[サイエンス(scie
nce)、245巻、417−420頁、1989年]、またβアミロイ
ドの凝集が、その毒性発現に必須であること等が示され
ている[ニューロバイオロジー オブ エイジング(Neuro
biology of Aging)、13巻、587−590頁、1992年および
ジャーナル オブモレキュラー バイオロジー(Journal
of Molecular Biology)、218巻、149−163頁、1991
年]。βアミロイドの毒性発現メカニズムについては、
1)βアミロイドがイオンチャンネルを形成し、カルシ
ウムイオンを流入させる、2)βアミロイドがフリーラ
ジカルの発生を促進する、3)βアミロイドがタウ蛋白
キナーゼI(TPK−I)を活性化し、タウのリン酸化
が亢進される、4)βアミロイドがミクログリアを活性
化し、ミクログリアから神経毒が分泌される等が考えら
れている。最近になって、IGF−1(インスリン様成
長因子)、NGF(神経成長因子)等の神経栄養因子
が、βアミロイド等による神経細胞のアポトーシスを抑
制し、そのメカニズムとしてPI−3キナーゼの活性化
によるTPK−I/GSK−3β(グリコーゲン シン
ターゼ キナーゼ3)の阻害が関与することが明らかと
なった[ジャーナル オブ ニューロサイエンス (J. Ne
urosci.)、11巻、2552−2563頁、1991年、サイエンス
(Science)、267巻、2003−2006頁、1995年およびザ
ジャーナル オブ バイオロジカル ケミストリー(J. Bio
l. Chem.)、272巻、154−161頁、1997年]。βアミロイ
ドによってPI−3キナーゼが阻害され、TPK−I/
GSK−3βが活性化されると、ピルビン酸脱水素酵素
(PDH)の阻害によりアセチルコリンの合成反応系に
影響し、アセチルコリンの含量も低下する。このことは
アルツハイマー病患者の脳でアセチルコリンの含量が低
下していることとも一致し、逆にPI−3キナーゼを活
性化することにより、神経細胞死を防止するのみなら
ず、脳内のアセチルコリン含量の増加をもたらし神経症
状を改善することが期待される。さらにTPK−I/G
SK−3βの阻害により、アルツハイマー病で低下して
いる脳内グルコース利用率の増加も期待することができ
る[ザ ジャーナル オブ バイオロジカル ケミストリー
(J. Biol. Chem.)、269巻、3568−3573頁、1994年お
よびエンドクリノロジー(Endocrinology)、125巻、31
4−320頁、1989年]。また、5員の複素環、例えば、フ
ラン環またはジヒドロフラン環、あるいはベンゾチオフ
ェン環またはジヒドロベンゾチオフェン環と縮合したベ
ンゼン環に、縮合含窒素複素環基を有する化合物として
は以下の化合物が報告されている。
るとして式:
ノ、アシルアミノ、ニトロ、ハロゲンまたは1個以上の
適当な置換基を有していてもよいヒドロキシ低級アルキ
ルであり、R2は水素、低級アルキル、アシル基、低級
アルコキシ、アシル低級アルキル、アリール、シアノ、
モノ(またはジまたはトリ)ハロ低級アルキル、低級ア
ルキルチオまたは1個以上の適当な置換基を有していて
もよいヒドロキシ低級アルキルであり、R3は水素、低
級アルキル、低級アルケニル、シクロ低級アルキル低級
アルキル、ハロゲン、アシル基、アシル低級アルキル、
アシルアミノ、アシルアミノ低級アルキル、アシル低級
アルケニル、アシルオキシ低級アルキル、アシル低級ア
ルキルチオ低級アルキル、アミノ低級アルキル、モノ
(またはジ)低級アルキルアミノ、低級アルキルチオ低
級アルキル、1個以上の適当な置換基を有していてもよ
いヒドロキシイミノ低級アルキル、1個以上の適当な置
換基を有していてもよいヒドロキシ低級アルキル、ヒド
ロキシ低級アルキルチオ低級アルキル、シアノ低級アル
キル、1個以上の適当な置換基を有していてもよいモノ
(またはジ)低級アルコキシ低級アルキル、1個以上の
適当な置換基を有していてもよいアリールで置換された
低級アルキル、モノ(またはジ)低級アルキルアミノ低
級アルキル、1個以上の適当な置換基を有していてもよ
い複素環基で置換された低級アルキル、1個以上の適当
な置換基を有していてもよい複素環基、複素環チオ、複
素環チオ低級アルキル、複素環オキシ、複素環オキシ低
級アルキル、複素環アミノイミノ低級アルキル、アリー
ル、アミノまたはニトロであり、R2とR3とは互いに
連結して、(1)1個以上の適当な置換基を有していて
もよい低級アルキレン、(2)1個以上の適当な置換基
を有していてもよい低級アルケニレンまたは(3)式−
(A1)m−W−(A2)n− [ここに、A1およびA2は
各々、1個以上の適当な置換基を有していてもよい低級
アルキレンまたは1個以上の適当な置換基を有していて
もよい低級アルケニレンであり、Wは−S−、−S(O)
−またはN(R5)−(ここに、R5は水素、低級アルキ
ルまたはアシル基である)であり、mおよびnは各々整
数0または1である]の基を形成していてもよく、Xは
OまたはSであり、Yはビニレンまたは式−NHCO
−、−NHSO2−、−OCO−、−OCH2−、−N
HCOCO−、−NHCOCH=CH−、−NHCOC
H2−、−NHCONH−またはN(R6)CO−(ここ
に、R6は低級アルキルである)の基であり、Zは1個
以上の適当な置換基を有していてもよい複素環基または
1個以上の適当な置換基を有していてもよいアリールで
あり、lは整数0または1であり、− − − は単結合
または二重結合を表わす。〕で表される化合物およびそ
の医薬として許容しうる塩、および具体的に
5号公報)。
て式:
5で表される基であり、ここでR4およびR5は、水素
原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、アリール
基、アラルキル基、アシル基、アロイル基、置換もしく
は無置換のカルバモイル基または置換もしくは無置換の
チオカルバモイル基であり、さらにR4およびR5は一
体となり環状のアミノ基を形成してもよい。R2および
R3は水素原子または低級アルキルである。〕で表され
る3,5−ジヒドロキシヘプタン酸誘導体、および式:
5で表される基であり、ここでR4およびR5は、水素
原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、アリール
基、アラルキル基、アシル基、アロイル基、置換もしく
は無置換のカルバモイル基または置換もしくは無置換の
チオカルバモイル基であり、さらにR4およびR5は一
体となり環状のアミノ基を形成してもよい。R2および
R3は水素原子または低級アルキルである。R6は、水
素原子、低級アルキル基、アルカリ金属またはアルカリ
土類金属である。〕で表される3,5−ジヒドロキシヘ
プタン酸誘導体(特開平5−194466号公報)。
C1−C2アルコキシ;R1はH,F,Cl,Br,C
H3,OCH3,CN,CF3,OCF3またはOCF
2H;X1はO;R2はH,CH3またはCH2C
H3;R3はH,C1−C4ハロアルキル,CR2R7
CN,CN,CR2R4R7,COCl,COR4,C
(NOR6)R2,CO2R4,CONR4R2,CHR
2OH,CO2(CH2)2Si(CH3)3,CONR2
SO2CH3,CHR2CO2R4,CONHCH(C
H3)CONHCH(CH3)CO2CH3,CHR2C
OR4,CHR2OSO2(C1−C4アルキル),CH
R2OC(O)R4,CHR2OC(O)N(R2)2,CH
R2OC(O)N(R2)OCH3,CHR2OC(O)N
(R2)Ph,HC=CH2またはC≡CH;R4はH,
C1−C4アルキル,C1−C4ハロアルキル,C2−
C6アルケニル,C3−C6アルキニル,C2−C4ハ
ロアルケニル,フェニル,C1−C4アルキルフェニ
ル,C3−C6アルコキシカルボニルアルキルまたは
(CH2CH2O)bR2;bは1ないし6;mは1;n
は1または2;Jは
示す。〕で表される化合物(USP 4,881,96
7)。
が1、Rが水素または低級アルキル、R'はR,
成、R''はR、低級アルキル、CF3−またはClCH
2−、R'''は低級アルキルまたはCF3−を示す。〕
で表される化合物またはその薬理学的に許容されうる塩
(USP 4,212,865)。
ron Letters)、37巻、51号、9183−9186頁、1996年]。
子、アシル基、アルコキシカルボニル基、それぞれ置換
基を有していてもよい脂肪族基または芳香環基、R3、
R4およびR5は、同一または異なって、アシル化され
ていてもよい水酸基、それぞれ置換基を有していてもよ
いアミノ基、アルコキシ基または脂肪族基であるか、ま
たはR3、R4およびR5のうち二つが置換基を有して
いてもよい炭素同素環を形成していてもよく、R6およ
びR7は、同一または異なって、置換基を有していても
よい脂肪族基、しかも、R6およびR7のうち少なくと
も一つはα位がメチレン、R8およびR9は、同一また
は異なって、水素原子またはそれぞれ置換基を有してい
てもよい脂肪族基または芳香環基を示す。〕で表される
化合物またはその塩(EP−A−483772および特
開平5−140142号公報)。
チオモルホリノカルボニル低級アルキル、チオモルホリ
ノカルボニル低級アルキルS−オキシド、ピリジルアミ
ノカルボニル低級アルキル、ピラゾリルアミノカルボニ
ル低級アルキル、トリアゾリルアミノカルボニル低級ア
ルキル、1個以上の適当な置換基を有していてもよいキ
ノリルアミノカルボニル低級アルキル、3−ピリジル低
級アルキルアミノカルボニル低級アルキル、4−ピリジ
ル低級アルキルアミノカルボニル低級アルキル、ピリジ
ルエチルアミノカルボニル低級アルキル、ピリジル低級
アルキルアミノカルボニル低級アルキルN−オキシド、
ベンズイミダゾリル低級アルキルアミノカルボニル低級
アルキル、N−ピリジル低級アルキル−N−アシル低級
アルキルアミノカルボニル低級アルキル、N−ピリジル
−N−低級アルキルアミノカルボニル低級アルキル、低
級アルキルアミノカルボニル低級アルキル、ジ低級アル
キルアミノカルボニルメチル、キノリル、2−ヒドロキ
シエチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、シア
ノ低級アルキル、ジ低級アルキルアミノ低級アルキル、
ピリジル低級アルキル、トリアゾリル低級アルキル、1
個以上の適当な置換基を有していてもよいピラゾリル低
級アルキル、1個以上の適当な置換基を有していてもよ
いピリミジニル低級アルキル、1個以上の適当な置換基
を有していてもよいジヒドロフタラジニル低級アルキ
ル、1個以上の適当な置換基を有していてもよいオキサ
ジアゾリル低級アルキル、1個以上の適当な置換基を有
していてもよい複素環低級アルケニル、1個以上の適当
な置換基を有していてもよい低級アルコキシ低級アルキ
ルアミノ低級アルキル、1個以上の適当な置換基を有し
ていてもよいアリール低級アルキルアミノカルボニル低
級アルキル、1個以上の適当な置換基を有していてもよ
いアリールアミノカルボニル低級アルキル、1個以上の
適当な置換基を有していてもよいアリールチオ低級アル
キル、低級アルキルまたはイミダゾリル低級アルキルで
あり、R2は低級アルキル、保護されたカルボキシまた
はシアノであり、R3はハロゲンまたは低級アルキルで
あり、R4は水素、ニトロまたはアミノであり、R5は
ハロゲン、低級アルキルまたはニトロである。但し、
1)R1がメチルであるときには、R2は保護されたカ
ルボキシまたはシアノであり、2)R1がイミダゾリル
メチルであるときには、R2は保護されたカルボキシま
たはシアノであるものとする。〕で表される化合物また
はその塩(特開平9−124633号公報)。
る式:
有していてもよい低級アルキルまたはアシル、R3、R
4およびR5はそれぞれ置換基を有していてもよい低級
アルキルまたは置換基を有していてもよい低級アルコキ
シ、あるいはR4およびR5は一緒になって5または6
員同素環を形成していてもよく、R6は低級アルキル、
Arは置換基を有していてもよい芳香族基、A環は置換
基を有していてもよい5ないし8員含窒素複素環、Xは
置換基を有していてもよい低級アルキレン、Yは炭素原
子または窒素原子、ZaはCH2、COCH(R7)、O
CH(R7)、SCH(R7)またはN(R10)CH(R7) (式中、R7は水素原子または置換基を有していてもよ
い芳香族基、R10は水素原子、置換基を有していても
よい炭化水素基またはアシルを示す)で表される基、Z
bは結合手または置換基を有していてもよく、かつ、酸
素原子、窒素原子または硫黄原子を介していてもよい2
価の脂肪族炭化水素基、およびmは1ないし3の整数を
示す〕で表される化合物またはその塩(WO 98/0
8842)。
様作用や神経栄養因子活性増強作用や神経変性後におい
て神経細胞の新生および再生を促進する作用を有する化
合物はアルツハイマー病等の神経変性疾患における神経
細胞死を抑制し、かつ症状を改善することが可能と考え
られる。そこで、神経栄養因子様作用や神経栄養因子活
性増強作用を有し、さらにβアミロイドなどの細胞毒性
を抑制して神経細胞を保護、または細胞死を引き起こす
因子の毒性から神経細胞を保護する作用等の優れた医薬
作用を有する、神経変性疾患の予防・治療剤等の医薬と
して有用な化合物の開発が望まれている。このような事
情に鑑み、本出願人は、先に、式:
し、B環はハロゲンまたは置換基を有していてもよい炭
化水素基で置換されていてもよい5ないし7員含窒素複
素環を示す〕で表わされる基または(ii)式:
基で置換され、かつさらに置換基を有していてもよい脂
肪族炭化水素基または(2)置換基を有していてもよい
芳香族基を含有するアシル基を示し、R5は水素原子、
C1−6アルキルまたはアシル基を示す〕で表される基
を示し、WがWaのとき、R3は水素原子、置換基を有
していてもよい炭化水素基または置換基を有していても
よい複素環基を示し、C環はWaで表される基の他にさ
らにハロゲン、ハロゲン化されていてもよい低級アルキ
ル、ハロゲン化されていてもよい低級アルコキシおよび
ハロゲン化されていてもよい低級アルキルチオから選ば
れる置換基を有していてもよいベンゼン環を示し、Wが
Wbのとき、R3は置換基を有していてもよいC
6−14アリール基を示し、C環はWbで表される基の
他にさらに置換基を有していてもよいベンゼン環を示
す。ただし、− − − が二重結合を示す時、部分構造
功し、これが神経栄養因子様作用、神経栄養因子活性増
強作用、βアミロイドの細胞毒性抑制作用等の医薬作用
を有すること、さらにこれらの化合物が毒性も極めて低
く、脳内移行性にも優れ、神経変性抑制作用等を有する
医薬として十分満足できるものであることを見出し、特
許出願した(WO 00/34262)。
子様作用、神経栄養因子活性増強作用、神経新生促進作
用、神経再生促進作用、βアミロイドの細胞毒性抑制作
用等の医薬作用を有し、脳内移行性にも優れ、神経変性
抑制作用等を有する、さらなる新規なベンゼン環縮合5
員複素環式化合物を提供することを目的とする。
果、以下の式(I)で示す、新規な化合物が予想外にも
優れた神経栄養因子様作用、神経栄養因子活性増強作
用、神経新生促進作用、神経再生促進作用、βアミロイ
ドの細胞毒性抑制作用等の医薬作用を有すること、さら
に毒性も極めて低く、脳内移行性にも優れることを見出
し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、
(1)式:
原子、置換基を有していてもよい炭化水素基または置換
基を有していてもよい複素環基を示すか、あるいはR1
とR2が、隣接する炭素原子と共に置換基を有していて
もよい3ないし8員同素または複素環を形成していても
よく、R3は、置換基を有していてもよい環状基を示
し、Xは、結合手または原子数1ないし3のスペーサー
を示し、R4は水素原子、置換基を有していてもよい炭
化水素基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換さ
れていてもよくオキソ化されていてもよいメルカプト基
または置換されていてもよいアミノ基を示すか、あるい
はR2とR4は一緒になって二重結合を形成していても
よく、Wは酸素原子または硫黄原子を示し、B環は置換
基を有していてもよい4ないし8員含窒素複素環を示
し、C環はB環で表される基の他にさらに窒素を介さな
い置換基を有していてもよいベンゼン環を示し、− −
− は単結合または二重結合を示す。〕で表わされる化
合物またはその塩、(2)R1およびR2が、同一また
は異なって、(i)水素原子、(ii)(1)ハロゲン、
(2)C1−3アルキレンジオキシ、(3)ニトロ、
(4)シアノ、(5)ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルキル、(6)ハロゲン化されていてもよいC
2−6アルケニル、(7)ハロゲン化されていてもよい
C2−6アルキニル、(8)ハロゲン化されていてもよ
いC3−8シクロアルキル、(9)ハロゲンで置換され
ていてもよいC6−14アリール、(10)ハロゲン化さ
れていてもよいC1−6アルコキシ、(11)ハロゲン化
されていてもよいC1−6アルキルチオまたはメルカプ
ト、(12)ヒドロキシ、(13)アミノ、(14)モノ−C
1− 6アルキルアミノ、(15)モノ−C6−14アリー
ルアミノ、(16)ジ−C1− 6アルキルアミノ、(17)
ジ−C6−14アリールアミノ、(18)ホルミル、カル
ボキシ、カルバモイル、C1−6アルキル−カルボニ
ル、C3−8シクロアルキル−カルボニル、C1−6ア
ルコキシ−カルボニル、C6−14アリール−カルボニ
ル、C7−16アラルキル−カルボニル、C6−14ア
リールオキシ−カルボニル、C7−16アラルキルオキ
シ−カルボニル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子お
よび酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含
む5または6員複素環カルボニル、モノ−C1−6アル
キル−カルバモイル、ジ−C1−6アルキル−カルバモ
イル、C6−14アリール−カルバモイル、チオカルバ
モイル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素
原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5また
は6員複素環カルバモイル、C1−6アルキルスルホニ
ル、C6−14アリールスルホニル、C1−6アルキル
スルフィニルおよびC 6−14アリールスルフィニルか
ら選ばれるアシル、(19)ホルミルアミノ、C 1−6ア
ルキル−カルボキサミド、C6−14アリール−カルボ
キサミド、C1 −6アルコキシ−カルボキサミド、C
1−6アルキルスルホニルアミノおよびC 6−14アリ
ールスルホニルアミノから選ばれるアシルアミノ、(2
0)C1−6アルキル−カルボニルオキシ、C6−14
アリール−カルボニルオキシ、C1− 6アルコキシ−カ
ルボニルオキシ、モノ−C1−6アルキル−カルバモイ
ルオキシ、ジ−C1−6アルキル−カルバモイルオキ
シ、C6−14アリール−カルバモイルオキシおよびニ
コチノイルオキシから選ばれるアシルオキシ、(21)C
1 −6アルキル、C6−14アリールおよび炭素原子以
外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘ
テロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族複素
環基から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよ
い4ないし8員飽和環状アミノ、(22)炭素原子以外に
窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ
原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族複素環
基、(23)スルホおよび(24)C6−14アリールオキ
シ、から選ばれる置換基を1ないし5個それぞれ有して
いてもよいC1−6アルキル基、C2−6アルケニル
基、C2− 6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基
またはC6−14アリール基;または(iii)(1)ハロ
ゲン、(2)C1−3アルキレンジオキシ、(3)ニト
ロ、(4)シアノ、(5)ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルキル、(6)ハロゲン化されていてもよいC
2−6アルケニル、(7)ハロゲン化されていてもよい
C 2−6アルキニル、(8)ハロゲン化されていてもよ
いC3−8シクロアルキル、(9)ハロゲンで置換され
ていてもよいC6−14アリール、(10)ハロゲン化さ
れていてもよいC1−6アルコキシ、(11)ハロゲン化
されていてもよいC 1−6アルキルチオまたはメルカプ
ト、(12)ヒドロキシ、(13)アミノ、(14)モノ−C
1−6アルキルアミノ、(15)モノ−C6−14アリー
ルアミノ、(16)ジ−C1−6アルキルアミノ、(17)
ジ−C6−14アリールアミノ、(18)ホルミル、カル
ボキシ、カルバモイル、C1−6アルキル−カルボニ
ル、C3 −8シクロアルキル−カルボニル、C1−6ア
ルコキシ−カルボニル、C6−1 4アリール−カルボニ
ル、C7−16アラルキル−カルボニル、C6−14ア
リールオキシ−カルボニル、C7−16アラルキルオキ
シ−カルボニル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子お
よび酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含
む5または6員複素環カルボニル、モノ−C1−6アル
キル−カルバモイル、ジ−C1−6アルキル−カルバモ
イル、C6−14アリール−カルバモイル、チオカルバ
モイル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素
原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5また
は6員複素環カルバモイル、C1−6アルキルスルホニ
ル、C6−14アリールスルホニル、C1−6アルキル
スルフィニルおよびC6−14アリールスルフィニルか
ら選ばれるアシル、(19)ホルミルアミノ、C1−6ア
ルキル−カルボニルアミノ、C6−14アリール−カル
ボニルアミノ、C1−6アルコキシ−カルボニルアミ
ノ、C1−6アルキルスルホニルアミノおよびC
6−14アリールスルホニルアミノから選ばれるアシル
アミノ、(20)C1−6アルキル−カルボニルオキシ、
C6−14アリール−カルボニルオキシ、C1−6アル
コキシ−カルボニルオキシ、モノ−C1−6アルキル−
カルバモイルオキシ、ジ−C1−6アルキル−カルバモ
イルオキシ、C6− 14アリール−カルバモイルオキシ
およびニコチノイルオキシから選ばれるアシルオキシ、
(21)C1−6アルキル、C6−14アリールおよび炭
素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選
ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳
香族複素環基から選ばれる置換基を1ないし3個有して
いてもよい4ないし8員飽和環状アミノ、(22)炭素原
子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれ
るヘテロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族
複素環基、(23)スルホおよび(24)C6−14アリー
ルオキシ、から選ばれる置換基を1ないし5個有してい
てもよい炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素
原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5ない
し14員複素環基を示すか、あるいは(iv)R1とR2
が隣接する炭素原子と共に、(1)ハロゲン、(2)C
1−3アルキレンジオキシ、(3)ニトロ、(4)シア
ノ、(5)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキ
ル、(6)ハロゲン化されていてもよいC2−6アルケ
ニル、(7)ハロゲン化されていてもよいC2−6アル
キニル、(8)ハロゲン化されていてもよいC3−8シ
クロアルキル、(9)ハロゲンで置換されていてもよい
C6−14アリール、(10)ハロゲン化されていてもよ
いC1−6アルコキシ、(11)ハロゲン化されていても
よいC1−6アルキルチオまたはメルカプト、(12)ヒ
ドロキシ、(13)アミノ、(14)モノ−C1−6アルキ
ルアミノ、(15)モノ−C6−14アリールアミノ、
(16)ジ−C1−6アルキルアミノ、(17)ジ−C
6−14アリールアミノ、(18)ホルミル、カルボキ
シ、カルバモイル、C1−6アルキル−カルボニル、C
3−8シクロアルキル−カルボニル、C1− 6アルコキ
シ−カルボニル、C6−14アリール−カルボニル、C
7−16アラルキル−カルボニル、C6−14アリール
オキシ−カルボニル、C7−16アラルキルオキシ−カ
ルボニル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸
素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5ま
たは6員複素環カルボニル、モノ−C1−6アルキル−
カルバモイル、ジ−C1−6アルキル−カルバモイル、
チオカルバモイル、C6−14アリール−カルバモイ
ル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子
から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5または6
員複素環カルバモイル、C1−6アルキルスルホニル、
C6−14アリールスルホニル、C1−6アルキルスル
フィニルおよびC6−14アリールスルフィニルから選
ばれるアシル、(19)ホルミルアミノ、C1−6アルキ
ル−カルボニルアミノ、C6−14アリール−カルボニ
ルアミノ、C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ、C
1−6アルキルスルホニルアミノおよびC6−14アリ
ールスルホニルアミノから選ばれるアシルアミノ、(2
0)C1−6アルキル−カルボニルオキシ、C6−14
アリール−カルボニルオキシ、C1−6アルコキシ−カ
ルボニルオキシ、モノ−C1−6アルキル−カルバモイ
ルオキシ、ジ−C1−6アルキル−カルバモイルオキ
シ、C6−14アリール−カルバモイルオキシおよびニ
コチノイルオキシから選ばれるアシルオキシ、(21)C
1−6アルキル、C6 −14アリールおよび炭素原子以
外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘ
テロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族複素
環基から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよ
い4ないし8員飽和環状アミノ、(22)炭素原子以外に
窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ
原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族複素環
基、(23)スルホおよび(24)C6 −14アリールオキ
シ、から選ばれる置換基を1ないし5個それぞれ有して
いてもよいC3−8シクロアルカンまたは炭素原子以外
に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテ
ロ原子を1ないし4個含む3ないし8員複素環を形成し
ていてもよく;
ルキレンジオキシ、(3)ニトロ、(4)シアノ、(5)
ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、(6)
ハロゲン化されていてもよいC2−6アルケニル、
(7)ハロゲン化されていてもよいC2−6アルキニ
ル、(8)ハロゲン化されていてもよいC3−8シクロ
アルキル、(9)ハロゲンで置換されていてもよいC
6−14アリール、(10)ハロゲン化されていてもよい
C1−6アルコキシ、(11)ハロゲン化されていてもよ
いC1−6アルキルチオまたはメルカプト、(12)ヒド
ロキシ、(13)アミノ、(14)モノ−C1−6アルキル
アミノ、(15)モノ−C6−14アリールアミノ、(1
6)ジ−C1−6アルキルアミノ、(17)ジ−C
6−14アリールアミノ、(18)ホルミル、カルボキ
シ、カルバモイル、C1−6アルキル−カルボニル、C
3−8シクロアルキル−カルボニル、C1−6アルコキ
シ−カルボニル、C6 −14アリール−カルボニル、C
7−16アラルキル−カルボニル、C6−14アリール
オキシ−カルボニル、C7−16アラルキルオキシ−カ
ルボニル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸
素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5ま
たは6員複素環カルボニル、モノ−C1−6アルキル−
カルバモイル、ジ−C1−6アルキル−カルバモイル、
C6−14アリール−カルバモイル、チオカルバモイ
ル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子
から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5または6
員複素環カルバモイル、C1 −6アルキルスルホニル、
C6−14アリールスルホニル、C1−6アルキルスル
フィニルおよびC6−14アリールスルフィニルから選
ばれるアシル、(19)ホルミルアミノ、C1−6アルキ
ル−カルボニルアミノ、C6−14アリール−カルボニ
ルアミノ、C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ、C
1−6アルキルスルホニルアミノおよびC6−14アリ
ールスルホニルアミノから選ばれるアシルアミノ、(2
0)C1−6アルキル−カルボニルオキシ、C6−14
アリール−カルボニルオキシ、C1−6アルコキシ−カ
ルボニルオキシ、モノ−C1−6アルキル−カルバモイ
ルオキシ、ジ−C1−6アルキル−カルバモイルオキ
シ、C 6−14アリール−カルバモイルオキシおよびニ
コチノイルオキシから選ばれるアシルオキシ、(21)C
1−6アルキル、C6−14アリールおよび炭素原子以
外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘ
テロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族複素
環基から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよ
い4ないし8員飽和環状アミノ、(22)炭素原子以外に
窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ
原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族複素環
基、(23)スルホおよび(24)C6−14アリールオキ
シ、から選ばれる置換基を1ないし5個それぞれ有して
いてもよい(1)C6−14アリール、(2)ハロゲン化
されていてもよいC3−8シクロアルキルまたは(3)
炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から
選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5ないし10員
複素環基を示し;Xが、結合手、
基、C3−8シクロアルキル基またはC6−14アリー
ル基を示し、nは1ないし3の整数であり、nが2また
は3のとき、各繰返し単位毎にR’およびR”は異なっ
ていてもよい。)、−CO−、−O−、−S−、−SO
−、−SO2−または−NR5−(式中R 5は水素原子
または(1)ハロゲン、(2)C1−3アルキレンジオキ
シ、(3)ニトロ、(4)シアノ、(5)ハロゲン化され
ていてもよいC1−6アルキル、(6)ハロゲン化され
ていてもよいC2−6アルケニル、(7)ハロゲン化さ
れていてもよいC2−6アルキニル、(8)ハロゲン化
されていてもよいC3−8シクロアルキル、(9)ハロ
ゲンで置換されていてもよいC6−14アリール、(1
0)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、
(11)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチ
オまたはメルカプト、(12)ヒドロキシ、(13)アミ
ノ、(14)モノ−C1−6アルキルアミノ、(15)モノ
−C6−14アリールアミノ、(16)ジ−C1−6アル
キルアミノ、(17)ジ−C6−14アリールアミノ、
(18)ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、C1−6
アルキル−カルボニル、C3−8シクロアルキル−カル
ボニル、C1−6アルコキシ−カルボニル、C6−14
アリール−カルボニル、C7−16アラルキル−カルボ
ニル、C6 −14アリールオキシ−カルボニル、C
7−16アラルキルオキシ−カルボニル、炭素原子以外
に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテ
ロ原子を1ないし4個含む5または6員複素環カルボニ
ル、モノ−C1−6アルキル−カルバモイル、ジ−C
1−6アルキル−カルバモイル、C6−14アリール−
カルバモイル、チオカルバモイル、炭素原子以外に窒素
原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子
を1ないし4個含む5または6員複素環カルバモイル、
C1−6アルキルスルホニル、C6−14アリールスル
ホニル、C1−6アルキルスルフィニルおよびC
6−14アリールスルフィニルから選ばれるアシル、
(19)ホルミルアミノ、C1−6アルキル−カルボキサ
ミド、C6−14アリール−カルボキサミド、C1−6
アルコキシ−カルボキサミド、C1−6アルキルスルホ
ニルアミノおよびC6−14アリールスルホニルアミノ
から選ばれるアシルアミノ、(20)C1−6アルキル−
カルボニルオキシ、C6−14アリール−カルボニルオ
キシ、C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ、モノ−
C1−6アルキル−カルバモイルオキシ、ジ−C1−6
アルキル−カルバモイルオキシ、C 6−14アリール−
カルバモイルオキシおよびニコチノイルオキシから選ば
れるアシルオキシ、(21)C1−6アルキル、C
6−14アリールおよび炭素原子以外に窒素原子、硫黄
原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし
4個含む5ないし10員芳香族複素環基から選ばれる置
換基を1ないし3個有していてもよい4ないし8員飽和
環状アミノ、(22)炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子
および酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個
含む5ないし10員芳香族複素環基、(23)スルホおよ
び(24)C6−14アリールオキシから選ばれる置換基
を1ないし5個それぞれ有していてもよいC1−6アル
キル基、C2− 6アルケニル基、C2−6アルキニル
基、C3−8シクロアルキル基、C6−1 4アリール基
を示す。)を示し、これらを1ないし3個組み合わせた
二価基でもよい;
(2)C1−3アルキレンジオキシ、(3)ニトロ、
(4)シアノ、(5)ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルキル、(6)ハロゲン化されていてもよいC
2−6アルケニル、(7)ハロゲン化されていてもよい
C2−6アルキニル、(8)ハロゲン化されていてもよ
いC3− 8シクロアルキル、(9)ハロゲンで置換され
ていてもよいC6−14アリール、(10)ハロゲン化さ
れていてもよいC1−6アルコキシ、(11)ハロゲン化
されていてもよいC1−6アルキルチオまたはメルカプ
ト、(12)ヒドロキシ、(13)アミノ、(14)モノ−C
1−6アルキルアミノ、(15)モノ−C6−14アリー
ルアミノ、(16)ジ−C1−6アルキルアミノ、(17)
ジ−C6−14アリールアミノ、(18)ホルミル、カル
ボキシ、カルバモイル、C1−6アルキル−カルボニ
ル、C3−8シクロアルキル−カルボニル、C1−6ア
ルコキシ−カルボニル、C6−14アリール−カルボニ
ル、C7−16アラルキル−カルボニル、C6−14ア
リールオキシ−カルボニル、C7−16アラルキルオキ
シ−カルボニル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子お
よび酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含
む5または6員複素環カルボニル、モノ−C1−6アル
キル−カルバモイル、ジ−C1−6アルキル−カルバモ
イル、C6−14アリール−カルバモイル、チオカルバ
モイル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素
原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5また
は6員複素環カルバモイル、C1−6アルキルスルホニ
ル、C6−14アリールスルホニル、C1− 6アルキル
スルフィニルおよびC6−14アリールスルフィニルか
ら選ばれるアシル、(19)ホルミルアミノ、C1−6ア
ルキル−カルボニルアミノ、C6−1 4アリール−カル
ボニルアミノ、C1−6アルコキシ−カルボニルアミ
ノ、C1 −6アルキルスルホニルアミノおよびC
6−14アリールスルホニルアミノから選ばれるアシル
アミノ、(20)C1−6アルキル−カルボニルオキシ、
C6−1 4アリール−カルボニルオキシ、C1−6アル
コキシ−カルボニルオキシ、モノ−C1−6アルキル−
カルバモイルオキシ、ジ−C1−6アルキル−カルバモ
イルオキシ、C6−14アリール−カルバモイルオキシ
およびニコチノイルオキシから選ばれるアシルオキシ、
(21)C1−6アルキル、C6−14アリールおよび炭
素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選
ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳
香族複素環基から選ばれる置換基を1ないし3個有して
いてもよい4ないし8員飽和環状アミノ、(22)炭素原
子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれ
るヘテロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族
複素環基、(23)スルホおよび(24)C6−14アリー
ルオキシ、から選ばれる置換基を1ないし5個それぞれ
有していてもよいC1−6アルキル基、C2−6アルケ
ニル基、C2−6アルキニル基またはC3−8シクロア
ルキル基、C6−14アリール基、ヒドロキシ基、オキ
ソ化されていてもよいメルカプト基またはアミノ基を示
すか、あるいはR2とR4は一緒になって二重結合を形
成していてもよく;B環は−Y−を介して、(i)水素
原子、(ii)ハロゲン、(iii)オキソ、(iv)ハロ
ゲンまたは(1)ハロゲン、(2)C1−3アルキレン
ジオキシ、(3)ニトロ、(4)シアノ、(5)ハロゲン
化されていてもよいC1−6アルキル、(6)ハロゲン
化されていてもよいC2−6アルケニル、(7)ハロゲ
ン化されていてもよいC2−6アルキニル、(8)ハロ
ゲン化されていてもよいC3− 8シクロアルキル、
(9)ハロゲンで置換されていてもよいC6−14アリ
ール、(10)ハロゲン化されていてもよいC1−6アル
コキシ、(11)ハロゲン化されていてもよいC1−6ア
ルキルチオまたはメルカプト、(12)ヒドロキシ、(1
3)アミノ、(14)モノ−C1−6アルキルアミノ、(1
5)モノ−C6−14アリールアミノ、(16)ジ−C
1−6アルキルアミノ、(17)ジ−C6−14アリール
アミノ、(18)ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、
C1−6アルキル−カルボニル、C3−8シクロアルキ
ル−カルボニル、C1−6アルコキシ−カルボニル、C
6−14アリール−カルボニル、C7−16アラルキル
−カルボニル、C6−14アリールオキシ−カルボニ
ル、C7−16アラルキルオキシ−カルボニル、炭素原
子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれ
るヘテロ原子を1ないし4個含む5または6員複素環カ
ルボニル、モノ−C1−6アルキル−カルバモイル、ジ
−C1−6アルキル−カルバモイル、C6−14アリー
ル−カルバモイル、チオカルバモイル、炭素原子以外に
窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ
原子を1ないし4個含む5または6員複素環カルバモイ
ル、C1−6アルキルスルホニル、C6−14アリール
スルホニル、C1− 6アルキルスルフィニルおよびC
6−14アリールスルフィニルから選ばれるアシル、
(19)ホルミルアミノ、C1−6アルキル−カルボキサ
ミド、C6−14アリール−カルボキサミド、C1−6
アルコキシ−カルボキサミド、C1−6アルキルスルホ
ニルアミノおよびC6−14アリールスルホニルアミノ
から選ばれるアシルアミノ、(20)C1−6アルキル−
カルボニルオキシ、C6−14アリール−カルボニルオ
キシ、C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ、モノ−
C1 −6アルキル−カルバモイルオキシ、ジ−C1−6
アルキル−カルバモイルオキシ、C6−14アリール−
カルバモイルオキシおよびニコチノイルオキシから選ば
れるアシルオキシ、(21)C1−6アルキル、C
6−14アリールおよび炭素原子以外に窒素原子、硫黄
原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし
4個含む5ないし10員芳香族複素環基から選ばれる置
換基を1ないし3個有していてもよい4ないし8員飽和
環状アミノ、(22)炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子
および酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個
含む5ないし10員芳香族複素環基、(23)スルホおよ
び(24)C6−14アリールオキシから選ばれる置換基
を1ないし5個それぞれ有していてもよいC1−6アル
キル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル
基、C3−8シクロアルキル基、C 6−14アリール基
または炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原
子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5ないし
10員芳香族複素環基を1ないし5個有していてもよい
4ないし8員含窒素環であり;ここに、Yは結合手、−
CO−、−O−、−S−、−SO−、−SO2−または
−NR6−(式中R6は水素原子または(1)ハロゲン、
(2)C1−3アルキレンジオキシ、(3)ニトロ、
(4)シアノ、(5)ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルキル、(6)ハロゲン化されていてもよいC
2−6アルケニル、(7)ハロゲン化されていてもよい
C2−6アルキニル、(8)ハロゲン化されていてもよ
いC3−8シクロアルキル、(9)ハロゲンで置換され
ていてもよいC6−14アリール、(10)ハロゲン化さ
れていてもよいC1−6アルコキシ、(11)ハロゲン化
されていてもよいC1−6アルキルチオまたはメルカプ
ト、(12)ヒドロキシ、(13)アミノ、(14)モノ−C
1−6アルキルアミノ、(15)モノ−C6−14アリー
ルアミノ、(16)ジ−C1−6アルキルアミノ、(17)
ジ−C6−14アリールアミノ、(18)ホルミル、カル
ボキシ、カルバモイル、C1−6アルキル−カルボニ
ル、C3−8シクロアルキル−カルボニル、C1−6ア
ルコキシ−カルボニル、C6−14アリール−カルボニ
ル、C7−16アラルキル−カルボニル、C6− 14ア
リールオキシ−カルボニル、C7−16アラルキルオキ
シ−カルボニル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子お
よび酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含
む5または6員複素環カルボニル、モノ−C1−6アル
キル−カルバモイル、ジ−C1−6アルキル−カルバモ
イル、C6−14アリール−カルバモイル、チオカルバ
モイル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素
原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5また
は6員複素環カルバモイル、C1−6アルキルスルホニ
ル、C6−14アリールスルホニル、C1−6アルキル
スルフィニルおよびC6−14アリールスルフィニルか
ら選ばれるアシル、(19)ホルミルアミノ、C1−6ア
ルキル−カルボキサミド、C6−14アリール−カルボ
キサミド、C1−6アルコキシ−カルボキサミド、C
1−6アルキルスルホニルアミノおよびC6−14アリ
ールスルホニルアミノから選ばれるアシルアミノ、(2
0)C1−6アルキル−カルボニルオキシ、C6−14
アリール−カルボニルオキシ、C1−6アルコキシ−カ
ルボニルオキシ、モノ−C1−6アルキル−カルバモイ
ルオキシ、ジ−C1−6アルキル−カルバモイルオキ
シ、C6 −14アリール−カルバモイルオキシおよびニ
コチノイルオキシから選ばれるアシルオキシ、(21)C
1−6アルキル、C6−14アリールおよび炭素原子以
外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘ
テロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族複素
環基から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよ
い4ないし8員飽和環状アミノ、(22)炭素原子以外に
窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ
原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族複素環
基、(23)スルホおよび(24)C6−14アリールオキ
シから選ばれる置換基を1ないし5個それぞれ有してい
てもよいC1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、
C2−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、C
6−14アリール基を示す。)であり;C環がB環の他
にさらに、(1)ハロゲン、(2)C1−3アルキレンジ
オキシ、(3)ニトロ、(4)シアノ、(5)ハロゲン化
されていてもよいC1−8アルキル、(6)ハロゲン化
されていてもよいC2−8アルケニル、(7)ハロゲン
化されていてもよいC2−8アルキニル、(8)ハロゲ
ン化されていてもよいC3 −8シクロアルキル、(9)
ハロゲンで置換されていてもよいC6−14アリール、
(10)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキ
シ、(11)ヒドロキシ、(12)アミノ、(13)モノ−C
1−6アルキルアミノ、(14)モノ−C6−1 4アリー
ルアミノ、(15)ジ−C1−6アルキルアミノ、(16)
ジ−C6−14アリールアミノ、(17)ホルミル、カル
ボキシ、カルバモイル、C1−6アルキル−カルボニ
ル、C3−8シクロアルキル−カルボニル、C1−6ア
ルコキシ−カルボニル、C6−14アリール−カルボニ
ル、C7−16アラルキル−カルボニル、C6−14ア
リールオキシ−カルボニル、C7−16アラルキルオキ
シ−カルボニル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子お
よび酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含
む5または6員複素環カルボニル、モノ−C1−6アル
キル−カルバモイル、ジ−C1−6アルキル−カルバモ
イル、C6−14アリール−カルバモイル、チオカルバ
モイル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素
原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5また
は6員複素環カルバモイル、C1−6アルキルスルホニ
ル、C6−14アリールスルホニル、C 1−6アルキル
スルフィニルおよびC6−14アリールスルフィニルか
ら選ばれるアシル、(18)ホルミルアミノ、C1−6ア
ルキル−カルボキサミド、C6− 14アリール−カルボ
キサミド、C1−6アルコキシ−カルボキサミド、C
1− 6アルキルスルホニルアミノおよびC6−14アリ
ールスルホニルアミノから選ばれるアシルアミノ、(1
9)C1−6アルキル、C6−14アリールおよび炭素
原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ば
れるヘテロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香
族複素環基から選ばれる置換基を1ないし3個有してい
てもよい4ないし8員飽和環状アミノ、(20)炭素原子
以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれる
ヘテロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族複
素環基および(21)スルホから選ばれる置換基を1ない
し3個有していてもよいベンゼン環である前記(1)記
載の化合物、
の化合物、(4)Xが結合手である前記(1)記載の化
合物、(5)Xが、
基、C3−8シクロアルキル基またはC6−14アリー
ル基を示し、nは1ないし3の整数であり、nが2また
は3のとき、各繰返し単位毎にR’およびR”は異なっ
ていてもよい。)である前記(1)記載の化合物、
(6)− − − が単結合である前記(1)記載の化合
物、(7)R3が置換基を有していてもよいC6−14
アリール基である前記(1)記載の化合物、(8)R3
が置換基を有していてもよい複素環基である前記(1)
記載の化合物、(9)Xが結合手であり、R3が置換基
を有していてもよいフェニル基である前記(1)記載の
化合物、(10)Xが結合手であり、R3が(1)ハロ
ゲン、(2)ハロゲン化されていてもよいC1−6アル
キル、(3)ハロゲンで置換されていてもよいC
6−14アリール、(4)ハロゲン化されていてもよい
C1−6アルコキシ、(5)ジ−C 1−6アルキルアミ
ノ、から選ばれる置換基を1ないし5個それぞれ有して
いてもよいフェニル基である前記(1)記載の化合物、
ハロゲン、(2)C1−3アルキレンジオキシ、(3)ニ
トロ、(4)シアノ、(5)ハロゲン化されていてもよい
C1 −6アルキル、(6)ハロゲン化されていてもよい
C2−6アルケニル、(7)ハロゲン化されていてもよ
いC2−6アルキニル、(8)ハロゲン化されていても
よいC3−8シクロアルキル、(9)ハロゲンで置換さ
れていてもよいC6−1 4アリール、(10)ハロゲン化
されていてもよいC1−6アルコキシ、(11)ハロゲン
化されていてもよいC1−6アルキルチオまたはメルカ
プト、(12)ヒドロキシ、(13)アミノ、(14)モノ−
C1−6アルキルアミノ、(15)モノ−C 6−14アリ
ールアミノ、(16)ジ−C1−6アルキルアミノ、(1
7)ジ−C6 −14アリールアミノ、(18)ホルミル、
カルボキシ、カルバモイル、C1−6アルキル−カルボ
ニル、C3−8シクロアルキル−カルボニル、C1−6
アルコキシ−カルボニル、C6−14アリール−カルボ
ニル、C7−16アラルキル−カルボニル、C6−14
アリールオキシ−カルボニル、C7−16アラルキルオ
キシ−カルボニル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子
および酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個
含む5または6員複素環カルボニル、モノ−C1 −6ア
ルキル−カルバモイル、ジ−C1−6アルキル−カルバ
モイル、C6−1 4アリール−カルバモイル、チオカル
バモイル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸
素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5ま
たは6員複素環カルバモイル、C1−6アルキルスルホ
ニル、C6−14アリールスルホニル、C1−6アルキ
ルスルフィニルおよびC6−14アリールスルフィニル
から選ばれるアシル、(19)ホルミルアミノ、C1−6
アルキル−カルボニルアミノ、C6−14アリール−カ
ルボニルアミノ、C1−6アルコキシ−カルボニルアミ
ノ、C1−6アルキルスルホニルアミノおよびC
6−14アリールスルホニルアミノから選ばれるアシル
アミノ、(20)C1−6アルキル−カルボニルオキシ、
C6−14アリール−カルボニルオキシ、C1−6アル
コキシ−カルボニルオキシ、モノ−C1−6アルキル−
カルバモイルオキシ、ジ−C1−6アルキル−カルバモ
イルオキシ、C6−14アリール−カルバモイルオキシ
およびニコチノイルオキシから選ばれるアシルオキシ、
(21)C1−6アルキル、C6−14アリールおよび炭
素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選
ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳
香族複素環基から選ばれる置換基を1ないし3個有して
いてもよい4ないし8員飽和環状アミノ、(22)炭素原
子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれ
るヘテロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族
複素環基、(23)スルホおよび(24)C6−14アリー
ルオキシ、から選ばれる置換基を1ないし5個それぞれ
有していてもよい、環構成へテロ原子として窒素原子を
1ないし3個含む5ないし8員の複素環基である前記
(1)記載の化合物、(12)Xが結合手であり、R3
が(1)ハロゲン、(2)ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルキル、(3)ハロゲンで置換されていてもよ
いC6−14アリールおよび(4)ホルミル、カルボキ
シ、カルバモイル、C1−6アルキル−カルボニル、C
3−8シクロアルキル−カルボニル、C1−6アルコキ
シ−カルボニル、C6−14アリール−カルボニル、C
7−16アラルキル−カルボニル、C6−14アリール
オキシ−カルボニルおよびC7−16アラルキルオキシ
−カルボニルから選ばれるアシル、から選ばれる置換基
を1ないし3個それぞれ有していてもよい、から選ばれ
る置換基を1ないし3個それぞれ有していてもよい、ピ
ペリジノ、モルホリノ、ピペラジニル、ピリジル、また
はピロリジニル基である前記(1)記載の化合物、(1
3)B環が式−Y−Ar〔式中Yは−(CH2)m−
(mは1ないし6の整数を示す)、−CO−、−O−、
−S−、−SO−、−SO2−または−NR6−(式中
R6は水素原子または置換されていてもよい炭化水素基
を示す。)または結合手を示し、Arは置換されていて
もよい芳香環基を示す〕で表わされる基を1ないし4個
有する(複数有する場合それぞれ同一であっても異なっ
ていてもよい)前記(1)記載の化合物、(14)B環
がピペリジン環、ピペラジン環またはピロリジン環であ
る前記(1)記載の化合物、(15)B環が(ジヒド
ロ)ベンゾフラン環または(ジヒドロ)ベンゾチオフェ
ン環の5位に置換している前記(1)記載の化合物、
(16)Arで表わされる芳香環基が置換基を有してい
てもよいフェニル基である前記(13)記載の化合物、
(17)Yが結合手である前記(13)記載の化合物、
(18)R1およびR2がそれぞれC1−6アルキル基
である前記(1)記載の化合物、(19)R4が水素原
子である前記(1)記載の化合物、
個の(1)ハロゲン、(2)C1−3アルキレンジオキ
シ、(3)ニトロ、(4)シアノ、(5)ハロゲン化され
ていてもよいC1−8アルキル、(6)ハロゲン化され
ていてもよいC2−8アルケニル、(7)ハロゲン化さ
れていてもよいC2−8アルキニル、(8)ハロゲン化
されていてもよいC3−8シクロアルキル、(9)ハロ
ゲンで置換されていてもよいC6−14アリール、(1
0)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、
(11)ヒドロキシ、(12)アミノ、(13)モノ−C
1−6アルキルアミノ、(14)モノ−C6−14アリー
ルアミノ、(15)ジ−C1−6アルキルアミノ、(16)
ジ−C6−14アリールアミノ、(17)ホルミル、カル
ボキシ、カルバモイル、C1−6アルキル−カルボニ
ル、C3−8シクロアルキル−カルボニル、C 1−6ア
ルコキシ−カルボニル、C6−14アリール−カルボニ
ル、C7−16アラルキル−カルボニル、C6−14ア
リールオキシ−カルボニル、C7−16アラルキルオキ
シ−カルボニル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子お
よび酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含
む5または6員複素環カルボニル、モノ−C1−6アル
キル−カルバモイル、ジ−C1−6アルキル−カルバモ
イル、C6−14アリール−カルバモイル、チオカルバ
モイル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素
原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5また
は6員複素環カルバモイル、C1−6アルキルスルホニ
ル、C6−14アリールスルホニル、C1−6アルキル
スルフィニルおよびC6−14アリールスルフィニルか
ら選ばれるアシル、(18)ホルミルアミノ、C1−6ア
ルキル−カルボキサミド、C6−14アリール−カルボ
キサミド、C1−6アルコキシ−カルボキサミド、C
1−6アルキルスルホニルアミノおよびC6−14アリ
ールスルホニルアミノから選ばれるアシルアミノ、(1
9)C1−6アルキル、C6−14アリールおよび炭素
原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ば
れるヘテロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香
族複素環基から選ばれる置換基を1ないし3個有してい
てもよい4ないし8員飽和環状アミノ、(20)炭素原子
以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれる
ヘテロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族複
素環基および(21)スルホから選ばれる置換基を有する
前記(1)記載の化合物、(21)C環がB環の他にさ
らに1ないし3個の(1)ハロゲン、(2)C1− 3アル
キレンジオキシ、(3)ニトロ、(4)シアノ、(5)C
1−8アルキル、(6)C2−8アルケニル、(7)C
2−8アルキニル、(8)ハロゲン化されていてもよい
C3−8シクロアルキル、(9)ハロゲンで置換されて
いれもよいC 6−14アリール、(10)C1−6アルコ
キシ、(11)ヒドロキシ、(12)アミノ、(13)モノ−
C1−6アルキルアミノ、(14)モノ−C6−14アリ
ールアミノ、(15)ジ−C1−6アルキルアミノ、(1
6)ジ−C6−14アリールアミノ、(17)ホルミル、
カルボキシ、カルバモイル、C1−6アルキル−カルボ
ニル、C3−8シクロアルキル−カルボニル、C1−6
アルコキシ−カルボニル、C6−14アリール−カルボ
ニル、C7−16アラルキル−カルボニル、C6− 14
アリールオキシ−カルボニル、C7−16アラルキルオ
キシ−カルボニル、モノ−C1−6アルキル−カルバモ
イル、ジ−C1−6アルキル−カルバモイル、C
6−14アリール−カルバモイル、チオカルバモイル、
C1−6アルキルスルホニル、C6−14アリールスル
ホニル、C1−6アルキルスルフィニルおよびC
6−14アリールスルフィニルから選ばれるアシル、
(18)ホルミルアミノ、C1−6アルキル−カルボキサ
ミド、C6−14アリール−カルボキサミド、C1−6
アルコキシ−カルボキサミド、C1−6アルキルスルホ
ニルアミノおよびC6−14アリールスルホニルアミノ
から選ばれるアシルアミノおよび(19)スルホから選ば
れる置換基から選ばれる置換基で置換されている前記
(1)記載の化合物、(22)C環がB環の他にさらに
1ないし3個のC1−6アルキル基で置換されている前
記(1)記載の化合物、(23)C環がB環の他にさら
に3個のC1−6アルキル基で置換されている前記
(1)記載の化合物、(24)C環がB環の他にさらに
3個のメチル基で置換されている前記(1)記載の化合
物、(25)4−(3,4−ジメトキシフェニル)−1
−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メ
チルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
−5−イル)ピペラジン、(3R)−4−(4−メトキ
シフェニル)−1−(2,2,4,6,7−ペンタメチ
ル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−
1−ベンゾフラン−5−イル)ピペリジン、1−(2,
2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェ
ニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イ
ル)−4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン、N−
フェニル−5−(4−(4−メトキシフェニル)ピペラ
ジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−アミン、
4−(4−メトキシフェニル)−1−(2,2,4,
6,7−ペンタメチル−3−ピペリジノ−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン、1−
(3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,
2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾフラン−5−イル)−4−(4−メトキシフェ
ニル)ピペラジン、4−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)−1−(3−(4−メチルフェニル)−2,2,
4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾフラン−5−イル)ピペリジン、1−(3−(4−
イソプロピルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタ
メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イ
ル)−4−(3,4−ジメトキシフェニル)ピペリジ
ン、1−(4−メトキシフェニル)−4−(2,2,
4,6,7−ペンタメチル−3−(ピロリジン−1−イ
ル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イ
ル)ピペラジン、1−(5−(4−(4−メトキシフェ
ニル)1−ピペラジニル)−(2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
−イル)インドリン、1−(4−メトキシフェニル)−
4−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−ピリジ
ン−2−イル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−
5−イル)ピペラジン、1−(3−(6−フルオロピリ
ジン−3−イル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−
4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン、1−(3,
4−ジメトキシフェニル)−4−(2,2,4,6,7
−ペンタメチル−3−ピペリジノ−2,3−ジヒドロ−
1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン、1−(4−
メトキシフェニル)−4−(2,2,4,6,7−ペン
タメチル−3−(6−メチル−3−ピリジニル)−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジ
ン、4−(4−メトキシフェニル)−1−(2,2,
4,5,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニ
ル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イ
ル)ピペラジン、1−(3−ベンジル−2,2,4,
6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾ
フラン−5−イル)−4−(4−メトキシフェニル)ピ
ペラジン、または1−(4−メトキシフェニル)−4−
(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−((4−フ
ェノキシ)メチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフ
ラン−5−イル)ピペラジン、(26)前記(1)記載
の化合物のプロドラッグ、
の塩あるいはそのプロドラッグを含有してなる神経変性
抑制剤、(28)βアミロイド毒性抑制剤である前記
(27)記載の抑制剤、(29)神経栄養因子様作用剤
である前記(27)記載の抑制剤、(30)神経変性疾
患予防・治療剤である前記(27)記載の抑制剤、(3
1)アルツハイマー病またはパーキンソン病の予防・治
療剤である前記(27)記載の抑制剤、(32)軽度認
知障害または軽症記憶障害の治療薬である前記(27)
記載の抑制剤、(33)前記(1)記載の化合物または
その塩あるいはそのプロドラッグを含有してなる神経新
生促進剤または神経再生促進剤、(34)幹細胞および
/または神経前駆細胞の増殖・分化促進剤である前記
(33)記載の剤、(35)幹細胞が胚性幹細胞または
神経幹細胞である前記(33)記載の剤、(36)神経
幹細胞および/または神経細胞移植における生着・分化
促進剤である前記(33)記載の剤、(37)神経幹細
胞および/または神経細胞における増殖・分化促進剤で
ある前記(33)記載の剤、(38)内因性神経幹細胞
の増殖・分化促進剤である前記(33)記載の剤、(3
9)中枢神経系疾患の予防・治療用である前記(33)
記載の剤、(40)前記(1)記載の化合物またはその
塩を含有してなる移植用の神経幹細胞および/または神
経前駆細胞の培養時における増殖・分化促進剤、(4
1)移植用の神経幹細胞および/または神経前駆細胞の
培養時における増殖・分化促進剤としての前記(1)記
載の化合物またはその塩の使用、(42)前記(1)記
載の化合物またはその塩あるいはそのプロドラッグを含
有してなるプロテインキナーゼB(PKB)活性化剤、
(43)パーキンソン病、アルツハイマー病、ALSま
たはハンチントン病の予防・治療剤である前記(42)
記載のPKB活性化剤、(44)うつ病、不安症、躁う
つ病またはPTSD(心的外傷後ストレス障害)の予防
・治療剤である前記(42)記載のPKB活性化剤、
(45)前記(42)記載のPKB活性化剤のパーキン
ソン病、アルツハイマー病、ALSまたはハンチントン
病予防・治療剤製造のための使用、(46)パーキンソ
ン病、アルツハイマー病、ALSまたはハンチントン病
の予防・治療を必要とする哺乳動物に請求項42記載の
PKB活性化剤を投与することを特徴とする哺乳動物に
おけるパーキンソン病、アルツハイマー病、ALSまた
はハンチントン病の予防・治療方法、(47)前記(4
2)記載のPKB活性化剤の、うつ病、不安症、躁うつ
病またはPTSD予防・治療剤製造のための使用、(4
8)うつ病、不安症、躁うつ病またはPTSDの予防・
治療を必要とする哺乳動物に前記(42)記載のPBK
活性化剤を投与することを特徴とする哺乳動物における
うつ病、不安症、躁うつ病またはPTSDの予防・治療
方法、
含窒素複素環を示し、C環はB環で表される基の他にさ
らに置換基を有していてもよいベンゼン環を示し、D環
は置換基を有していてもよい5員環を示し、Zは炭素原
子、窒素原子、酸素原子または硫黄原子を示し、− −
− は単結合または二重結合を示す。〕で表わされる化
合物またはその塩あるいはそのプロドラッグを含有して
なる神経変性抑制剤、(50)Zが酸素原子である前記
(49)記載の抑制剤、(51)βアミロイド毒性抑制
剤である前記(49)記載の抑制剤、(52)神経栄養
因子様作用剤である前記(49)記載の抑制剤、(5
3)神経変性疾患予防・治療剤である前記(49)記載
の抑制剤、(54)アルツハイマー病、パーキンソン
病、ALSまたはハンチントン病の予防・治療剤である
前記(49)記載の抑制剤、(55)軽度認知障害また
は軽症記憶障害の治療剤である前記(49)記載の抑制
剤、(56)前記(49)記載の化合物またはその塩あ
るいはそのプロドラッグを含有してなるPKB活性化
剤、(57)前記(49)記載の化合物またはその塩あ
るいはそのプロドラッグを含有してなる神経新生促進剤
または神経再生促進剤、(58)幹細胞および/または
神経前駆細胞の増殖・分化促進剤である前記(57)記
載の剤、(59)Zが酸素原子である前記(57)記載
の剤、(60)幹細胞が胚性幹細胞または神経幹細胞で
ある請求項57記載の剤。(61)神経幹細胞および/
または神経細胞移殖における生着・分化促進剤である前
記(57)記載の剤、(62)移殖用の神経幹細胞およ
び/または神経細胞の増殖・分化促進剤である前記(5
7)記載の剤、(63)内因性神経幹細胞の増殖・分化
促進剤である前記(57)記載の剤、(64)中枢神経
系疾患の予防・治療用である前記(57)記載の剤、
(65)前記(49)記載の化合物またはその塩を含有
してなる神経幹細胞培養用幹細胞および/または神経前
駆細胞の増殖・分化促進剤、(66)Zが酸素原子であ
る前記(65)記載の剤、(67)神経幹細胞培養用の
幹細胞および/または神経前駆細胞の増殖・分化促進剤
としての前記(49)記載の化合物またはその塩の使
用、(68)Zが酸素原子である前記(67)記載の使
用、(69)式:
る化合物またはその塩と、式:
素原子以外の環構成部分鎖を示す)で表される化合物ま
たはその塩とを反応をさせることを特徴とする前記
(1)記載の化合物またはその塩の製造法、および(7
0)塩基の存在下に反応させる前記(69)記載の製造
法を提供するものである。
黄原子である。すなわち、本発明の前記式(I)で表さ
れる化合物またはその塩(以下、これらをまとめて、単
に化合物(I)と称する場合がある)は、ベンゾフラン
またはベンゾチオフェン誘導体である。好ましくは、W
は酸素原子である。
結合を示す。− − − が二重結合を示す時、R2およ
びR4は存在しない。すなわち、前記式において、 (i)− − − が単結合を示す時、部分構造
i)をまとめて、式:
異なって、水素原子、置換基を有していてもよい炭化水
素基または置換基を有していてもよい複素環基を示す
か、あるいはR1とR2が隣接する炭素原子と共に置換
基を有していてもよい3ないし8員同素または複素環を
形成していてもよい。R1またはR2で示される「置換
基を有していてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」と
しては、例えば、鎖状または環状炭化水素基(例、アル
キル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリ
ール等)等が挙げられる。このうち、炭素数1ないし1
6の鎖状または環状炭化水素基等が好ましい。「アルキ
ル」としては、例えばC1−6アルキル(例、メチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル
等)等が好ましい。「アルケニル」としては、例えばC
2−6アルケニル(例、ビニル、アリル、イソプロペニ
ル、ブテニル、イソブテニル、sec−ブテニル等)等が
好ましい。「アルキニル」としては、例えばC2−6ア
ルキニル(例、エチニル、プロパルギル、ブチニル、1
−ヘキシニル等)等が好ましい。「シクロアルキル」と
しては、例えばC3−8シクロアルキル(例、シクロプ
ロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル等)等が好ましい。「アリール」としては、例えばC
6−14アリール(例、フェニル、1−ナフチル、2−
ナフチル、ビフェニリル、2−アンスリル等)等が好ま
しい。「ハロゲンで置換されていてもよいC6−14ア
リール」としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等で置
換されていてもよい前記のようなC6−14アリールが
好ましい。R1またはR2で示される「置換基を有して
いてもよい炭化水素基」の「置換基」としては、例えば
(1)ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素
等)、(2)C1−3アルキレンジオキシ(例、メチレン
ジオキシ、エチレンジオキシ等)、(3)ニトロ、(4)シア
ノ、(5)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキ
ル、(6)ハロゲン化されていてもよいC2−6アルケニ
ル、(7)ハロゲン化されていてもよいC2−6アルキニ
ル、(8)ハロゲン化されていてもよいC3−8シクロア
ルキル、(9)ハロゲンで置換されていてもよいC
6−14アリール(例、フェニル、フッ素置換フェニ
ル、1−ナフチル、2−ナフチル、ビフェニリル、2−
アンスリル等)、(10)ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルコキシ、(11)ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルキルチオまたはメルカプト、(12)ヒドロキ
シ、(13)アミノ、(14)モノ−C1−6アルキルアミノ
(例、メチルアミノ、エチルアミノ等)、(15)モノ−C
6−14アリールアミノ(例、フェニルアミノ、1−ナ
フチルアミノ、2−ナフチルアミノ等)、(16)ジ−C
1−6アルキルアミノ(例、ジメチルアミノ、ジエチル
アミノ等)、(17)ジ−C6−14アリールアミノ(例、
ジフェニルアミノ等)、(18)アシル、(19)アシルアミ
ノ、(20)アシルオキシ、(21)置換基を有していてもよい
4ないし8員飽和環状アミノ、(22)5ないし10員芳香
族複素環基(例、2−または3−チエニル、2−,3−
または4−ピリジル、2−,3−,4−,5−または8
−キノリル、1−,3−,4−または5−イソキノリ
ル、1−,2−または3−インドリル、2−ベンゾチア
ゾリル、2−ベンゾ[b]チエニル、ベンゾ[b]フラ
ニル等)、(23)スルホ、(24)C6−14アリールオキシ
(例、フェニルオキシ、ナフチルオキシ等)等が挙げら
れる。該「炭化水素基」は、例えば上記置換基を、置換
可能な位置に1ないし5個、好ましくは1ないし3個有
していてもよく、置換基数が2個以上の場合、各置換基
は同一または異なっていてもよい。
1−6アルキル」としては、例えば1ないし5個、好ま
しくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素等)を有していてもよいC1−6アル
キル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペ
ンチル、ヘキシル等)等が挙げられる。具体例として
は、メチル、クロロメチル、ジフルオロメチル、トリク
ロロメチル、トリフルオロメチル、エチル、2−ブロモ
エチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ペンタフル
オロエチル、プロピル、3,3,3−トリフルオロプロ
ピル、イソプロピル、ブチル、4,4,4−トリフルオ
ロブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、
ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、5,5,5−
トリフルオロペンチル、ヘキシル、6,6,6−トリフ
ルオロヘキシル等が挙げられる。前記「ハロゲン化され
ていてもよいC2−6アルケニル」としては、例えば1
ないし5個、好ましくは1ないし3個のハロゲン原子
(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)を有していても
よいC2−6アルケニル(例、ビニル、アリル、イソプ
ロペニル、ブテニル、イソブテニル、sec−ブテニル
等)等が挙げられる。具体例としては、ビニル、アリ
ル、イソプロペニル、ブテニル、イソブテニル、sec−
ブテニル、3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニ
ル、4,4,4−トリフルオロ−1−ブテニル等が挙げ
られる。前記「ハロゲン化されていてもよいC2−6ア
ルキニル」としては、例えば1ないし5個、好ましくは
1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素等)を有していてもよいC2−6アルキニル
(例、エチニル、プロパルギル、ブチニル、1−ヘキシ
ニル等)等が挙げられる。具体例としては、エチニル、
プロパルギル、ブチニル、1−ヘキシニル、3,3,3
−トリフルオロ−1−プロピニル、4,4,4−トリフ
ルオロ−1−ブチニル等が挙げられる。前記「ハロゲン
化されていてもよいC3−8シクロアルキル」として
は、例えば1ないし5個、好ましくは1ないし3個のハ
ロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)を有
していてもよいC3−8シクロアルキル(例、シクロプ
ロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル等)等が挙げられる。具体例としては、シクロプロピ
ル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、
4,4−ジクロロシクロヘキシル、2,2,3,3−テ
トラフルオロシクロペンチル、4−クロロシクロヘキシ
ル等が挙げられる。前記「ハロゲン化されていてもよい
C1−6アルコキシ」としては、例えば1ないし5個、
好ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、
塩素、臭素、ヨウ素等)を有していてもよいC1−6ア
ルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソ
プロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキ
シ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等)等が挙げられ
る。具体例としては、例えばメトキシ、ジフルオロメト
キシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、2,2,2−
トリフルオロエトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、
ブトキシ、4,4,4−トリフルオロブトキシ、イソブ
トキシ、sec−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオ
キシ等が挙げられる。前記「ハロゲン化されていてもよ
いC1−6アルキルチオ」としては、例えば1ないし5
個、好ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素等)を有していてもよいC
1−6アルキルチオ(例、メチルチオ、エチルチオ、プ
ロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、sec−ブ
チルチオ、tert−ブチルチオ等)等が挙げられる。具体
例としては、メチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリ
フルオロメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソ
プロピルチオ、ブチルチオ、4,4,4−トリフルオロ
ブチルチオ、ペンチルチオ、ヘキシルチオ等が挙げられ
る。前記「アシル」としては、例えばホルミル、カルボ
キシ、カルバモイル、C1 −6アルキル−カルボニル
(例、アセチル、プロピオニル等)、C3−8シクロア
ルキル−カルボニル(例、シクロプロピルカルボニル、
シクロペンチルカルボニル、シクロヘキシルカルボニル
等)、C1−6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシ
カルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニ
ル、tert−ブトキシカルボニル等)、C6−14アリー
ル−カルボニル(例、ベンゾイル、1−ナフトイル、2
−ナフトイル等)、C7−16アラルキル−カルボニル
(例、フェニルアセチル、フェニルプロピオニル等)、
C6−14アリールオキシ−カルボニル(例、フェノキ
シカルボニル等)、C7−16アラルキルオキシ−カル
ボニル(例、ベンジルオキシカルボニル、フェネチルオ
キシカルボニル等)、5または6員複素環カルボニル
(例、ニコチノイル、イソニコチノイル、2−テノイ
ル、3−テノイル、2−フロイル、3−フロイル、モル
ホリノカルボニル、チオモルホリノカルボニル、ピペリ
ジノカルボニル、1−ピロリジニルカルボニル等)、モ
ノ−C1−6アルキル−カルバモイル(例、メチルカル
バモイル、エチルカルバモイル等)、ジ−C1−6アル
キル−カルバモイル(例、ジメチルカルバモイル、ジエ
チルカルバモイル、エチルメチルカルバモイル等)、C
6−14アリール−カルバモイル(例、フェニルカルバ
モイル、1−ナフチルカルバモイル、2−ナフチルカル
バモイル等)、チオカルバモイル、5または6員複素環
カルバモイル(例、2−ピリジルカルバモイル、3−ピ
リジルカルバモイル、4−ピリジルカルバモイル、2−
チエニルカルバモイル、3−チエニルカルバモイル
等)、C1−6アルキルスルホニル(例、メチルスルホ
ニル、エチルスルホニル等)、C6−14アリールスル
ホニル(例、フェニルスルホニル、1−ナフチルスルホ
ニル、2−ナフチルスルホニル等)、C1−6アルキル
スルフィニル(例、メチルスルフィニル、エチルスルフ
ィニル等)、C6−14アリールスルフィニル(例、フ
ェニルスルフィニル、1−ナフチルスルフィニル、2−
ナフチルスルフィニル等)等が挙げられる。前記「アシ
ルアミノ」としては、例えばホルミルアミノ、C1−6
アルキル−カルボニルアミノ(例、アセチルアミノ
等)、C6−14アリール−カルボニルアミノ(例、フ
ェニルカルボニルアミノ、ナフチルカルボニルアミノ
等)、C1 −6アルコキシ−カルボキニルアミノ(例、
メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミ
ノ、プロポキシカルニルアミノ、ブトキシカルボニルア
ミノ等)、C1−6アルキルスルホニルアミノ(例、メ
チルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ等)、
C6−14アリールスルホニルアミノ(例、フェニルス
ルホニルアミノ、2−ナフチルスルホニルアミノ、1−
ナフチルスルホニルアミノ等)等が挙げられる。前記
「アシルオキシ」としては、例えばC1−6アルキル−
カルボニルオキシ(例、アセトキシ、プロピオニルオキ
シ等)、C6−14アリール−カルボニルオキシ(例、
ベンゾイルオキシ、ナフチルカルボニルオキシ等)、C
1−6アルコキシ−カルボニルオキシ(例、メトキシカ
ルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、プロポキ
シカルボニルオキシ、ブトキシカルボニルオキシ等)、
モノ−C1−6アルキル−カルバモイルオキシ(例、メ
チルカルバモイルオキシ、エチルカルバモイルオキシ
等)、ジ−C1−6アルキル−カルバモイルオキシ
(例、ジメチルカルバモイルオキシ、ジエチルカルバモ
イルオキシ等)、C6−14アリール−カルバモイルオ
キシ(例、フェニルカルバモイルオキシ、ナフチルカル
バモイルオキシ等)、ニコチノイルオキシ等が挙げられ
る。
8員飽和環状アミノ」の「4ないし8員飽和環状アミ
ノ」としては、例えばモルホリノ、チオモルホリノ、ピ
ペラジン−1−イル、ピペリジノ、ピロリジン−1−イ
ル等が挙げられる。該「置換基を有していてもよい4な
いし8員飽和環状アミノ」の「置換基」としては、例え
ばC1−6アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、ter
t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等)、C6−1 4アリ
ール(例、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、ビ
フェニリル、2−アンスリル等)、5ないし10員芳香
族複素環基(例、2−または3−チエニル、2−,3−
または4−ピリジル、2−,3−,4−,5−または8
−キノリル、1−,3−,4−または5−イソキノリ
ル、1−,2−または3−インドリル、2−ベンゾチア
ゾリル、2−ベンゾ[b]チエニル、ベンゾ[b]フラ
ニル等)等が1ないし3個挙げられる。R1またはR2
で示される「置換基を有していてもよい複素環基」の
「複素環基」としては、炭素原子以外に窒素原子,硫黄
原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし
4個含む5ないし14員複素環基(芳香族複素環基、飽
和または不飽和の非芳香族複素環基)等が挙げられる。
該「芳香族複素環基」としては、例えば炭素原子以外に
窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ
原子を1個以上(例えば1ないし4個)を含む5ないし
14員、好ましくは5ないし10員の芳香族複素環基等
が挙げられる。具体的には、チオフェン、ベンゾチオフ
ェン、ベンゾフラン、ベンズイミダゾール、ベンズオキ
サゾール、ベンゾチアゾール、ベンズイソチアゾール、
ナフト[2,3−b]チオフェン、フラン、イソインド
リジン、キサントレン、フェノキサチイン、ピロール、
イミダゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリ
ミジン、ピリダジン、インドール、イソインドール、1
H−インダゾール、プリン、4H−キノリジン、イソキ
ノリン、キノリン、フタラジン、ナフチリジン、キノキ
サリン、キナゾリン、シンノリン、カルバゾール、β−
カルボリン、フェナントリジン、アクリジン、フェナジ
ン、チアゾール、イソチアゾール、フェノチアジン、オ
キサゾール、イソオキサゾール、フラザン、フェノキサ
ジン等の芳香族複素環、またはこれらの環(好ましくは
単環)が1ないし複数個(好ましくは1または2個)の
芳香環(例、ベンゼン環等)と縮合して形成された環か
ら任意の水素原子を除いてできる1価基等が挙げられ
る。「芳香族複素環基」の好ましい例としては、1個の
ベンゼン環と縮合していてもよい5または6員芳香族複
素環基等が挙げられる。具体例としては、2−,3−ま
たは4−ピリジル、2−,3−,4−,5−または8−
キノリル、1−,3−,4−または5−イソキノリル、
1−,2−または3−インドリル、2−ベンゾチアゾリ
ル、2−ベンゾ[b]チエニル、ベンゾ[b]フラニ
ル、2−または3−チエニル等が挙げられる。さらに好
ましくは、2−または3−チエニル、2−,3−または
4−ピリジル、2−または3−キノリル、1−イソキノ
リル、1−または2−インドリル、2−ベンゾチアゾリ
ル等である。「非芳香族複素環基」としては、例えばオ
キシラニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニ
ル、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、チオラニル、
ピペリジル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チ
オモルホリニル、ピペラジニル等の3ないし8員(好ま
しくは5または6員)の飽和あるいは不飽和(好ましく
は飽和)の非芳香族複素環基(脂肪族複素環基)等が挙
げられる。R1またはR2で示される「置換基を有して
いてもよい複素環基」の「置換基」としては、前記R1
またはR2で示される「置換基を有していてもよい炭化
水素基」の「置換基」と同様のものが同個数用いられ
る。
ていてもよい3ないし8員同素環」の「3ないし8員同
素環」としては、例えばシクロプロパン、シクロブタ
ン、シクロペンタン、シクロヘキサン等のC3−8シク
ロアルカン等が挙げられる。R1とR2とで形成される
「置換基を有していてもよい3ないし8員複素環」の
「3ないし8員複素環」としては、例えばアジリジン、
アゼチジン、モルホリン、チオモルホリン、ピペラジ
ン、ピペリジン、ピロリジン、ヘキサメチレンイミン、
ヘプタメチレンイミン、ヘキサヒドロピリミジン等の炭
素原子以外に窒素原子,硫黄原子および酸素原子から選
ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む3ないし8員複素
環が挙げられる。R1とR2とで形成される「置換基を
有していてもよい3ないし8員同素または複素環」の
「置換基」としては、前記R1またはR2で示される
「置換基を有していてもよい炭化水素基」の「置換基」
と同様のものが同個数用いられる。
を示す。R3で表される「置換基を有していてもよい環
状基」における「環状基」としては、例えば、(1)C
6−14アリール、(2)ハロゲン化されていてもよい
C3−8シクロアルキル、(3)炭素原子以外に窒素原
子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子を
1個以上(例えば、1ないし4個)含む5ないし14員
芳香族複素環基から選ばれる環状基が挙げられる。
(1)の具体例として、例えばフェニル、1−ナフチ
ル、2−ナフチル、ビフェニリル、アンスリル等のC
6−14アリール等、好ましくは例えばフェニル、1−
ナフチル、2−ナフチル等のC6−10アリール等が挙
げられる。とりわけフェニルが好ましい。(2)および
(3)としては、前記R1およびR2について例示した
と同様な基が挙げられる。
ン、(2)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキ
ル、(3)ハロゲンで置換されていてもよいC6−14
アリール、(4)ハロゲン化されていてもよいC1−6
アルコキシ、(5)ジ−C1−6アルキルアミノ、から
選ばれる置換基を1ないし5個それぞれ有していてもよ
いフェニル基である場合が特に好ましい。また、Xが結
合手のとき、R3が、(1)ハロゲン、(2)C1−3ア
ルキレンジオキシ、(3)ニトロ、(4)シアノ、(5)
ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、(6)
ハロゲン化されていてもよいC2−6アルケニル、
(7)ハロゲン化されていてもよいC2−6アルキニ
ル、(8)ハロゲン化されていてもよいC3−8シクロ
アルキル、(9)ハロゲンで置換されていてもよいC
6−14アリール、(10)ハロゲン化されていてもよい
C1−6アルコキシ、(11)ハロゲン化されていてもよ
いC1−6アルキルチオまたはメルカプト、(12)ヒド
ロキシ、(13)アミノ、(14)モノ−C1− 6アルキル
アミノ、(15)モノ−C6−14アリールアミノ、(1
6)ジ−C1− 6アルキルアミノ、(17)ジ−C
6−14アリールアミノ、(18)ホルミル、カルボキ
シ、カルバモイル、C1−6アルキル−カルボニル、C
3−8シクロアルキル−カルボニル、C1−6アルコキ
シ−カルボニル、C6−14アリール−カルボニル、C
7−16アラルキル−カルボニル、C6−14アリール
オキシ−カルボニル、C7−16アラルキルオキシ−カ
ルボニル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸
素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5ま
たは6員複素環カルボニル、モノ−C1−6アルキル−
カルバモイル、ジ−C1−6アルキル−カルバモイル、
C6−14アリール−カルバモイル、チオカルバモイ
ル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子
から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5または6
員複素環カルバモイル、C1−6アルキルスルホニル、
C6−14アリールスルホニル、C1−6アルキルスル
フィニルおよびC 6−14アリールスルフィニルから選
ばれるアシル、(19)ホルミルアミノ、C 1−6アルキ
ル−カルボニルアミノ、C6−14アリール−カルボニ
ルアミノ、C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ、C
1−6アルキルスルホニルアミノおよびC6−14アリ
ールスルホニルアミノから選ばれるアシルアミノ、(2
0)C 1−6アルキル−カルボニルオキシ、C6−14
アリール−カルボニルオキシ、C1−6アルコキシ−カ
ルボニルオキシ、モノ−C1−6アルキル−カルバモイ
ルオキシ、ジ−C1−6アルキル−カルバモイルオキ
シ、C6−14アリール−カルバモイルオキシおよびニ
コチノイルオキシから選ばれるアシルオキシ、(21)C
1−6アルキル、C6−14アリールおよび炭素原子以
外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘ
テロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族複素
環基から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよ
い4ないし8員飽和環状アミノ、(22)炭素原子以外に
窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ
原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族複素環
基、(23)スルホおよび(24)C6−14アリールオキ
シ、から選ばれる置換基を1ないし5個それぞれ有して
いてもよい、環構成へテロ原子として窒素原子を1ない
し3個有する5ないし8員の複素環基も好ましく、とり
わけ、(1)ハロゲン、(2)ハロゲン化されていてもよ
いC1−6アルキル、(3)ハロゲンで置換されていて
もよいC6−14アリールおよび(4)ホルミル、カル
ボキシ、カルバモイル、C1−6アルキル−カルボニ
ル、C3−8シクロアルキル−カルボニル、C 1−6ア
ルコキシ−カルボニル、C6−14アリール−カルボニ
ル、C7−16アラルキル−カルボニル、C6−14ア
リールオキシ−カルボニルおよびC7− 16アラルキル
オキシ−カルボニルから選ばれるアシル、から選ばれる
置換基を1ないし3個それぞれ有していてもよい、から
選ばれる置換基を1ないし3個それぞれ有していてもよ
い、ピペリジノ、モルホリノ、ピペラジニル、ピリジ
ル、またはピロリジニル基である化合物が好ましい。X
で表される原子数1ないし3のスペーサーとは、具体的
には、
基、C3−8シクロアルキル基またはC6−14アリー
ル基を示し、nは1ないし3の整数であり、nが2また
は3のとき、各繰返し単位毎にR’およびR”は異なっ
ていてもよい。)、−CO−、−O−、−S−、−SO
−、−SO2−または−NR5−を示し、これらを1な
いし3個組み合わせた二価基でもよい。R’およびR”
で表されるC1−6アルキル基、C3−8シクロアルキ
ル基およびC6−14アリール基としては、R1および
R2で例示したと同様な基が挙げられ、特にC1−6ア
ルキルが好ましい。
「置換基」としては、前記R1またはR2で示される
「置換基を有していてもよい炭化水素基」の「置換基」
と同様のものが同個数用いられる。R’およびR”で表
されるC1−6アルキル基、C3−8シクロアルキル基
およびC6−14アリール基は、置換基を置換可能な位
置に1ないし3個有していてもよく、置換基数が2個以
上の場合、各置換基は同一または異なっていてもよい。
このような「置換基」としては、前記R1またはR2で
示される「置換基を有していてもよい炭化水素基」の
「置換基」と同様のものが同個数用いられる。
子または、前記R1およびR2の「置換基を有していて
もよい炭化水素基」の「置換基」について例示したと同
様な、(1)ハロゲン、(2)C1−3アルキレンジオキ
シ、(3)ニトロ、(4)シアノ、(5)ハロゲン化され
ていてもよいC1−6アルキル、(6)ハロゲン化され
ていてもよいC2−6アルケニル、(7)ハロゲン化さ
れていてもよいC2−6アルキニル、(8)ハロゲン化
されていてもよいC3−8シクロアルキル、(9)ハロ
ゲンで置換されていてもよいC6−14アリール、(1
0)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、
(11)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチ
オまたはメルカプト、(12)ヒドロキシ、(13)アミ
ノ、(14)モノ−C1−6アルキルアミノ、(15)モノ
−C6−14アリールアミノ、(16)ジ−C1−6アル
キルアミノ、(17)ジ−C6−14アリールアミノ、
(18)ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、C1−6
アルキル−カルボニル、C3−8シクロアルキル−カル
ボニル、C1−6アルコキシ−カルボニル、C6−14
アリール−カルボニル、C7−16アラルキル−カルボ
ニル、C6−14アリールオキシ−カルボニル、C
7−16アラルキルオキシ−カルボニル、炭素原子以外
に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテ
ロ原子を1ないし4個含む5または6員複素環カルボニ
ル、モノ−C1−6アルキル−カルバモイル、ジ−C
1−6アルキル−カルバモイル、C6−14アリール−
カルバモイル、チオカルバモイル、炭素原子以外に窒素
原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子
を1ないし4個含む5または6員複素環カルバモイル、
C1−6アルキルスルホニル、C6−14アリールスル
ホニル、C1−6アルキルスルフィニルおよびC
6−14アリールスルフィニルから選ばれるアシル、
(19)ホルミルアミノ、C1−6アルキル−カルボキサ
ミド、C6−14アリール−カルボキサミド、C1−6
アルコキシ−カルボキサミド、C1−6アルキルスルホ
ニルアミノおよびC6−14アリールスルホニルアミノ
から選ばれるアシルアミノ、(20)C 1−6アルキル−
カルボニルオキシ、C6−14アリール−カルボニルオ
キシ、C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ、モノ−
C1−6アルキル−カルバモイルオキシ、ジ−C1−6
アルキル−カルバモイルオキシ、C6−14アリール−
カルバモイルオキシおよびニコチノイルオキシから選ば
れるアシルオキシ、(21)C1−6アルキル、C
6−14アリールおよび炭素原子以外に窒素原子、硫黄
原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし
4個含む5ないし10員芳香族複素環基から選ばれる置
換基を1ないし3個有していてもよい4ないし8員飽和
環状アミノ、(22)炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子
および酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個
含む5ないし10員芳香族複素環基、(23)スルホおよ
び(24)C6−14アリールオキシから選ばれる置換基
を1ないし5個それぞれ有していてもよいC1−6アル
キル基、C2−6アルケニル基、C 2−6アルキニル
基、C3−8シクロアルキル基、C6−14アリール基
が挙げられる。
8員の含窒素複素環を示し、例えば、ハロゲンまたは置
換基を有していてもよい炭化水素基で置換されていても
よい4ないし8員の含窒素複素環、および置換されてい
てもよい複素環基で置換されていてもよく、かつ該複素
環基はYを介して置換されていてもよい4〜8員の含窒
素複素環を示す。B環で示される「4ないし8員含窒素
複素環」としては、例えばピロール(例、1H−ピロー
ル等)、ジヒドロピロール(例、2,5−ジヒドロ−1
H−ピロール等)、ジヒドロピリジン(例、1,2−ジ
ヒドロピリジン等)、テトラヒドロピリジン(例、1,
2,3,4−テトラヒドロピリジン等)、ピペリジン、
ピペラジン、アゼピン(例、1H−アゼピン等)、ジヒ
ドロアゼピン(例、2,3−ジヒドロ−1H−アゼピ
ン、2,5−ジヒドロ−1H−アゼピン、2,7−ジヒ
ドロ−1H−アゼピン等)、テトラヒドロアゼピン
(例、2,3,6,7−テトラヒドロ−1H−アゼピ
ン、2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−アゼピン
等)、ペンタヒドロアゼピン、1,4−ジアゼパン等の
4ないし8員含窒素複素環等が挙げられる。B環が有し
ていてもよい「置換基」としての「ハロゲン」として
は、例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等が挙げられ
る。B環が有していてもよい「置換基」としての「置換
基を有していてもよい炭化水素基」としては、前記R1
またはR2で示される「置換基を有していてもよい炭化
水素基」と同様のものが用いられる。B環が有していて
もよい「置換されていてもよい複素環基」としては前記
R1およびR2における「置換されていてもよい複素環
基」と同様な基が挙げられる。
−SO−,−SO2−または−NR 6−を示す。Yが結
合手の場合、該複素環基はB環と直接結合している。R
6は水素原子または、前記R1およびR2の「置換基を
有していてもよい炭化水素基」の「置換基」について例
示したと同様な、(1)ハロゲン、(2)C1 −3アルキ
レンジオキシ、(3)ニトロ、(4)シアノ、(5)ハロ
ゲン化されていてもよいC1−6アルキル、(6)ハロ
ゲン化されていてもよいC2−6アルケニル、(7)ハ
ロゲン化されていてもよいC2−6アルキニル、(8)
ハロゲン化されていてもよいC3−8シクロアルキル、
(9)ハロゲンで置換されていてもよいC6−14アリ
ール、(10)ハロゲン化されていてもよいC1−6アル
コキシ、(11)ハロゲン化されていてもよいC1−6ア
ルキルチオまたはメルカプト、(12)ヒドロキシ、(1
3)アミノ、(14)モノ−C1−6アルキルアミノ、(1
5)モノ−C6−14アリールアミノ、(16)ジ−C
1−6アルキルアミノ、(17)ジ−C6−14アリール
アミノ、(18)ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、
C1−6アルキル−カルボニル、C3−8シクロアルキ
ル−カルボニル、C1−6アルコキシ−カルボニル、C
6−14アリール−カルボニル、C7−1 6アラルキル
−カルボニル、C6−14アリールオキシ−カルボニ
ル、C7−1 6アラルキルオキシ−カルボニル、炭素原
子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれ
るヘテロ原子を1ないし4個含む5または6員複素環カ
ルボニル、モノ−C1−6アルキル−カルバモイル、ジ
−C1−6アルキル−カルバモイル、C6−14アリー
ル−カルバモイル、チオカルバモイル、炭素原子以外に
窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ
原子を1ないし4個含む5または6員複素環カルバモイ
ル、C1−6アルキルスルホニル、C6−14アリール
スルホニル、C1−6アルキルスルフィニルおよびC
6−14アリールスルフィニルから選ばれるアシル、
(19)ホルミルアミノ、C1−6アルキル−カルボキサ
ミド、C6−14アリール−カルボキサミド、C1−6
アルコキシ−カルボキサミド、C1−6アルキルスルホ
ニルアミノおよびC6−14アリールスルホニルアミノ
から選ばれるアシルアミノ、(20)C1−6アルキル−
カルボニルオキシ、C6−14アリール−カルボニルオ
キシ、C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ、モノ−
C1−6アルキル−カルバモイルオキシ、ジ−C1−6
アルキル−カルバモイルオキシ、C6−14アリール−
カルバモイルオキシおよびニコチノイルオキシから選ば
れるアシルオキシ、(21)C1−6アルキル、C6
−14アリールおよび炭素原子以外に窒素原子、硫黄原
子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4
個含む5ないし10員芳香族複素環基から選ばれる置換
基を1ないし3個有していてもよい4ないし8員飽和環
状アミノ、(22)炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子お
よび酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含
む5ないし10員芳香族複素環基、(23)スルホおよび
(24)C6 −14アリールオキシから選ばれる置換基を
1ないし5個それぞれ有していてもよいC1−6アルキ
ル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、
C3 −8シクロアルキル基、C6−14アリール基が挙
げられる。B環はこれらの置換基を置換可能な位置に1
ないし5個有していてもよく、置換基数が2個以上の場
合、各置換基は同一または異なっていてもよい。
ていてもよいベンゼン環を示す。該置換基としては、前
記R1およびR2の「置換基を有していてもよい炭化水
素基」の「置換基」について例示したと同様な、(1)
ハロゲン、(2)C1−3アルキレンジオキシ、(3)ニ
トロ、(4)シアノ、(5)ハロゲン化されていてもよい
C1−8アルキル、(6)ハロゲン化されていてもよい
C2−8アルケニル、(7)ハロゲン化されていてもよ
いC2−8アルキニル、(8)ハロゲン化されていても
よいC3−8シクロアルキル、(9)ハロゲンで置換さ
れていれもよいC6−14アリール、(10)ハロゲン化
されていてもよいC1−6アルコキシ、(11)ヒドロキ
シ、(12)アミノ、(13)モノ−C1−6アルキルアミ
ノ、(14)モノ−C6−14アリールアミノ、(15)ジ
−C1−6アルキルアミノ、(16)ジ−C6−14アリ
ールアミノ、(17)ホルミル、カルボキシ、カルバモイ
ル、C1−6アルキル−カルボニル、C3−8シクロア
ルキル−カルボニル、C 1−6アルコキシ−カルボニ
ル、C6−14アリール−カルボニル、C7−16アラ
ルキル−カルボニル、C6−14アリールオキシ−カル
ボニル、C7−16アラルキルオキシ−カルボニル、炭
素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選
ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5または6員複素
環カルボニル、モノ−C1−6アルキル−カルバモイ
ル、ジ−C1−6アルキル−カルバモイル、C6−14
アリール−カルバモイル、チオカルバモイル、炭素原子
以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれる
ヘテロ原子を1ないし4個含む5または6員複素環カル
バモイル、C1−6アルキルスルホニル、C6−14ア
リールスルホニル、C1−6アルキルスルフィニルおよ
びC6−14アリールスルフィニルから選ばれるアシ
ル、(18)ホルミルアミノ、C1−6アルキル−カルボ
キサミド、C6−14アリール−カルボキサミド、C
1−6アルコキシ−カルボキサミド、C1−6アルキル
スルホニルアミノおよびC6−14アリールスルホニル
アミノから選ばれるアシルアミノ、(19)C1−6アル
キル、C6−14アリールおよび炭素原子以外に窒素原
子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子を
1ないし4個含む5ないし10員芳香族複素環基から選
ばれる置換基を1ないし3個有していてもよい4ないし
8員飽和環状アミノ、(20)炭素原子以外に窒素原子、
硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1な
いし4個含む5ないし10員芳香族複素環基および(2
1)スルホから選ばれる置換基、とりわけ、(1)ハロゲ
ン、(2)C1−3アルキレンジオキシ、(3)ニトロ、
(4)シアノ、(5)C1−8アルキル、(6)C2−8
アルケニル、(7)C2 −8アルキニル、(8)ハロゲン
化されていてもよいC3−8シクロアルキル、(9)ハ
ロゲンで置換されていてもよいC6−14アリール、
(10)C1−6アルコキシ、(11)ヒドロキシ、(12)
アミノ、(13)モノ−C1−6アルキルアミノ、(14)
モノ−C6−14アリールアミノ、(15)ジ−C1−6
アルキルアミノ、(16)ジ−C6−14アリールアミ
ノ、(17)ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、C
1−6アルキル−カルボニル、C3−8シクロアルキル
−カルボニル、C1−6アルコキシ−カルボニル、C
6−14アリール−カルボニル、C 7−16アラルキル
−カルボニル、C6−14アリールオキシ−カルボニ
ル、C 7−16アラルキルオキシ−カルボニル、モノ−
C1−6アルキル−カルバモイル、ジ−C1−6アルキ
ル−カルバモイル、C6−14アリール−カルバモイ
ル、チオカルバモイル、C1−6アルキルスルホニル、
C6−14アリールスルホニル、C1−6アルキルスル
フィニルおよびC6−14アリールスルフィニルから選
ばれるアシル、(18)ホルミルアミノ、C1−6アルキ
ル−カルボキサミド、C6−14アリール−カルボキサ
ミド、C1−6アルコキシ−カルボキサミド、C1−6
アルキルスルホニルアミノおよびC6−14アリールス
ルホニルアミノから選ばれるアシルアミノおよび(19)
スルホから選ばれる置換基が挙げられる。
していてもよい置換基は、ハロゲン、ハロゲン化されて
いてもよい低級アルキル、ハロゲン化されていてもよい
低級アルコキシおよびハロゲン化されていてもよい低級
アルキルチオから選ばれる置換基であってもよい。この
ような「置換基」としての「ハロゲン」としては、例え
ばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等が挙げられる。「ハロ
ゲン化されていてもよい低級アルキル」としては、例え
ば、1ないし5個、好ましくは1ないし3個のハロゲン
原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)を有してい
てもよいC1− 6アルキル(例、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチ
ル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等)等が挙げら
れ、具体例としては、メチル、クロロメチル、ジフルオ
ロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロメチル、エ
チル、2−ブロモエチル、2,2,2−トリフルオロエ
チル、ペンタフルオロエチル、プロピル、3,3,3−
トリフルオロプロピル、イソプロピル、ブチル、4,
4,4−トリフルオロブチル、イソブチル、sec−ブチ
ル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペン
チル、5,5,5−トリフルオロペンチル、ヘキシル、
6,6,6−トリフルオロヘキシル等が挙げられる。
「ハロゲン化されていてもよい低級アルコキシ」として
は、例えば1ないし5個、好ましくは1ないし3個のハ
ロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)を有
していてもよいC1−6アルコキシ(例、メトキシ、エ
トキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソ
ブトキシ、sec−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシル
オキシ等)等が挙げられる。具体例としては、例えばメ
トキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、
エトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、プロポ
キシ、イソプロポキシ、ブトキシ、4,4,4−トリフ
ルオロブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、ペン
チルオキシ、ヘキシルオキシ等が挙げられる。「ハロゲ
ン化されていてもよい低級アルキルチオ」としては、例
えば1ないし5個、好ましくは1ないし3個のハロゲン
原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)を有してい
てもよいC1−6アルキルチオ(例、メチルチオ、エチ
ルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチ
オ、sec−ブチルチオ、tert−ブチルチオ等)等が挙げ
られる。具体例としては、メチルチオ、ジフルオロメチ
ルチオ、トリフルオロメチルチオ、エチルチオ、プロピ
ルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、4,4,4−
トリフルオロブチルチオ、ペンチルチオ、ヘキシルチオ
等が挙げられる。前記式中、C環は、B環以外の置換基
を置換可能な位置に1ないし3個有していてもよく、置
換基数が2個以上の場合、各置換基は同一または異なっ
ていてもよい。
3におけると同様な、置換基を有していてもよい炭化水
素基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換されて
いてもよく、オキソ化されていてもメルカプト基または
置換されていてもよいアミノ基を示す。「置換されてい
てもよいヒドロキシ基」の「置換基」としては、例え
ば、前記R1およびR2の「置換基を有していてもよい
炭化水素基」における「置換基」として例示したと同様
な、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C 2−6
アルキニル、C3−8シクロアルキル、C6−14アリ
ール(例、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、ビ
フェニリル、2−アンスリル等)、 置換基を有してい
てもよいアシル、置換基を有していてもよい4ないし8
員飽和環状アミノ、5ないし10員芳香族複素環基
(例、2−または3−チエニル、2−,3−または4−
ピリジル、2−,3−,4−,5−または8−キノリ
ル、1−,3−,4−または5−イソキノリル、1−,
2−または3−インドリル、2−ベンゾチアゾリル、2
−ベンゾ[b]チエニル、ベンゾ[b]フラニル等)等
が挙げられる。「置換基を有していてもよく、オキソ化
されていてもよいメルカプト基」の「オキソ化されてい
てもよいメルカプト基」としては、メルカプト基、スル
ファニル基、スルフィニル基およびスルホニル基が挙げ
られ、その置換基としては、例えば、前記R1およびR
2の「置換基を有していてもよい炭化水素基」における
「置換基」として例示したと同様な、C1−6アルキ
ル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C
3−8シクロアルキル、C6−14アリール(例、フェ
ニル、1−ナフチル、2−ナフチル、ビフェニリル、2
−アンスリル等)、C1 −6アルコキシ、置換基を有し
ていてもよいアミノ、アシル、置換基を有していてもよ
い4ないし8員飽和環状アミノ、5ないし10員芳香族
複素環基(例、2−または3−チエニル、2−,3−ま
たは4−ピリジル、2−,3−,4−,5−または8−
キノリル、1−,3−,4−または5−イソキノリル、
1−,2−または3−インドリル、2−ベンゾチアゾリ
ル、2−ベンゾ[b]チエニル、ベンゾ[b]フラニル
等)等が挙げられる。「置換基を有していてもよいアミ
ノ基」としては、例えば、アミノ、モノ−C 1−6アル
キルアミノ(例、メチルアミノ、エチルアミノ等)、モ
ノ−C6−1 4アリールアミノ(例、フェニルアミノ、
1−ナフチルアミノ、2−ナフチルアミノ等)、ジ−C
1−6アルキルアミノ(例、ジメチルアミノ、ジエチル
アミノ等)、ジ−C6−14アリールアミノ(例、ジフ
ェニルアミノ等)、アシルアミノ等が挙げられる。該ア
シルアミノとしては、前記R1およびR2におけると同
様な、ホルミルアミノ、C1−6アルキル−カルボニル
アミノ(例、アセチルアミノ等)、C6− 14アリール
−カルボニルアミノ(例、フェニルカルボニルアミノ、
ナフチルカルボニルアミノ等)、C1−6アルコキシ−
カルボキニルアミノ(例、メトキシカルボニルアミノ、
エトキシカルボニルアミノ、プロポキシカルニルアミ
ノ、ブトキシカルボニルアミノ等)、C1−6アルキル
スルホニルアミノ(例、メチルスルホニルアミノ、エチ
ルスルホニルアミノ等)、C6−14アリールスルホニ
ルアミノ(例、フェニルスルホニルアミノ、2−ナフチ
ルスルホニルアミノ、1−ナフチルスルホニルアミノ
等)等が挙げられる。R4がR2と一緒になって二重結
合を形成する場合は、前記のごとく、R4は存在しな
い。
例としては、例えば、 4−(3,4−ジメトキシフェニル)−1−(2,2,
4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニ
ル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イ
ル)ピペラジン、(3R)−4−(4−メトキシフェニ
ル)−1−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−
(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベン
ゾフラン−5−イル)ピペリジン、1−(2,2,4,
6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−4
−(4−メトキシフェニル)ピペラジン、N−フェニル
−5−(4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン−1
−イル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3
−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−アミン、4−(4
−メトキシフェニル)−1−(2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−3−ピペリジノ−2,3−ジヒドロ−1−
ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン、1−(3−(4
−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,2,4,
6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾ
フラン−5−イル)−4−(4−メトキシフェニル)ピ
ペラジン、4−(3,4−ジメトキシフェニル)−1−
(3−(4−メチルフェニル)−2,2,4,6,7−
ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−
5−イル)ピペリジン、1−(3−(4−イソプロピル
フェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−4−
(3,4−ジメトキシフェニル)ピペリジン、1−(4
−メトキシフェニル)−4−(2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−3−(ピロリジン−1−イル)−2,3−
ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン、
1−(5−(4−(4−メトキシフェニル)1−ピペラ
ジニル)−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)インドリ
ン、1−(4−メトキシフェニル)−4−(2,2,
4,6,7−ペンタメチル−3−ピリジン−2−イル−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペ
ラジン、1−(3−(6−フルオロピリジン−3−イ
ル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−4−(4−メ
トキシフェニル)ピペラジン、1−(3,4−ジメトキ
シフェニル)−4−(2,2,4,6,7−ペンタメチ
ル−3−ピペリジノ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフ
ラン−5−イル)ピペラジン、1−(4−メトキシフェ
ニル)−4−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3
−(6−メチル−3−ピリジニル)−2,3−ジヒドロ
−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン、4−(4
−メトキシフェニル)−1−(2,2,4,5,7−ペ
ンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)ピペラジン、1
−(3−ベンジル−2,2,4,6,7−ペンタメチル
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−
4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン、1−(4−
メトキシフェニル)−4−(2,2,4,6,7−ペン
タメチル−3−((4−フェノキシ)メチル)−2,3
−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン
などが挙げられる。
含む、式:
合物またはその塩(以下、単に化合物(I’)と称する
場合がある)が化合物(I)と同様な作用・効果を有す
ることを見出した。すなわち、環Cと環Dの縮合環に環
Bのような含窒素複素環がNのところで置換している構
造上の特徴を持つ化合物(I’)は、化合物(I)と同
様に神経変性抑制剤として有用であることを見出した。
ここでD環の置換基としてはR1およびR2で示される
ような水素原子、置換基を有していてもよい炭化水素基
または置換基を有していてもよい複素環基およびこれら
の置換基として列挙したような、(1)ハロゲン、(2)
C1−3アルキレンジオキシ、(3)ニトロ、(4)シア
ノ、(5)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキ
ル、(6)ハロゲン化されていてもよいC2−6アルケ
ニル、(7)ハロゲン化されていてもよいC2−6アル
キニル、(8)ハロゲン化されていてもよいC3 −8シ
クロアルキル、(9)ハロゲンで置換されていてもよい
C6−14アリール、(10)ハロゲン化されていてもよ
いC1−6アルコキシ、(11)ハロゲン化されていても
よいC1−6アルキルチオまたはメルカプト、(12)ヒ
ドロキシ、(13)アミノ、(14)モノ−C1−6アルキ
ルアミノ、(15)モノ−C6−14アリールアミノ、
(16)ジ−C1−6アルキルアミノ、(17)ジ−C
6−14アリールアミノ、(18)ホルミル、カルボキ
シ、カルバモイル、C1−6アルキル−カルボニル、C
3−8シクロアルキル−カルボニル、C1−6アルコキ
シ−カルボニル、C6−14アリール−カルボニル、C
7−16アラルキル−カルボニル、C6−14アリール
オキシ−カルボニル、C7−16アラルキルオキシ−カ
ルボニル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸
素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5ま
たは6員複素環カルボニル、モノ−C1−6アルキル−
カルバモイル、ジ−C1−6アルキル−カルバモイル、
C6−14アリール−カルバモイル、チオカルバモイ
ル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子
から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5または6
員複素環カルバモイル、C1−6アルキルスルホニル、
C6−14アリールスルホニル、C1 −6アルキルスル
フィニルおよびC6−14アリールスルフィニルから選
ばれるアシル、(19)ホルミルアミノ、C1−6アルキ
ル−カルボキサミド、C6−1 4アリール−カルボキサ
ミド、C1−6アルコキシ−カルボキサミド、C1−6
アルキルスルホニルアミノおよびC6−14アリールス
ルホニルアミノから選ばれるアシルアミノ、(20)C
1−6アルキル−カルボニルオキシ、C6−14アリー
ル−カルボニルオキシ、C1−6アルコキシ−カルボニ
ルオキシ、モノ−C 1−6アルキル−カルバモイルオキ
シ、ジ−C1−6アルキル−カルバモイルオキシ、C
6−14アリール−カルバモイルオキシおよびニコチノ
イルオキシから選ばれるアシルオキシ、(21)C1−6
アルキル、C6−14アリールおよび炭素原子以外に窒
素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原
子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族複素環基か
ら選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよい4な
いし8員飽和環状アミノ、(22)炭素原子以外に窒素原
子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子を
1ないし4個含む5ないし10員芳香族複素環基、(2
3)スルホおよび(24)C6−14アリールオキシが挙
げられ、これらを置換可能な位置に1ないし3個有して
いてもよい。
ては、−COOH等の酸性基を有する場合には、例えば
金属塩、アンモニウム塩、有機塩基等との塩、−NH2
等の塩基性基を有する場合には例えば無機酸、有機酸、
塩基性または酸性アミノ酸等との塩等の他分子内塩であ
ってもよい。金属塩の好適な例としては、例えばナトリ
ウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;カルシウム
塩、マグネシウム塩、バリウム塩等のアルカリ土類金属
塩;アルミニウム塩等が挙げられる。有機塩基との塩の
好適な例としては、例えばトリメチルアミン、トリエチ
ルアミン、ピリジン、ピコリン、エタノールアミン、ジ
エタノールアミン、トリエタノールアミン、ジシクロヘ
キシルアミン、N,N−ジベンジルエチレンジアミン等
との塩が挙げられる。無機酸との塩の好適な例として
は、例えば塩酸、臭化水素酸酸、硝酸、硫酸、リン酸等
との塩が挙げられる。有機酸との塩の好適な例として
は、例えばギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フマール
酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク
酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン
酸、p−トルエンスルホン酸等との塩が挙げられる。塩
基性アミノ酸との塩の好適な例としては、例えばアルギ
ニン、リジン、オルニチン等との塩が挙げられ、酸性ア
ミノ酸との塩の好適な例としては、例えばアスパラギン
酸、グルタミン酸等との塩が挙げられる。このうち、薬
学的に許容し得る塩が好ましい。例えば、化合物内に酸
性官能基を有する場合には、アルカリ金属塩(例、ナト
リウム塩,カリウム塩等)、アルカリ土類金属塩(例、
カルシウム塩,マグネシウム塩,バリウム塩等)との塩
等の無機塩、アンモニウム塩等、また、化合物内に塩基
性官能基を有する場合には塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩、
臭化水素酸酸塩等の無機塩または、酢酸塩、マレイン酸
塩、フマル酸塩、コハク酸塩、メタンスルホン酸塩、p
−トルエンスルホン酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩等の有
機塩が挙げられる。
b)、(Ic)、(Id)、(Ie)および(If)を
含む本発明の化合物(I)および化合物(I’)の製造
法について説明する。本発明の化合物(I)および化合
物(I’)は以下に示す方法またはそれらに準じた方法
により製造することができる。以下の反応式の略図中の
化合物の各記号は前記と同意義を示す。反応式中の化合
物は塩を形成している場合も含み、該塩としては、例え
ば、化合物(I)および(I’)の塩と同様のもの等が
挙げられる。
環の窒素原子以外の環構成部分を示す。他の記号は前記
と同意義である。反応式1に従って、化合物(I)は、
化合物(II)と式:
の存在下反応させることにより製造される。化合物(I
I)におけるC環が「−NH2の他にさらに有していて
もよい置換基」としては、化合物(I)におけるC環が
「さらに有していてもよい置換基」と同様のものが同個
数用いられる。化合物(III)は容易に市販品が入手で
き、また、自体公知の方法によっても製造される。L1
およびL2で示される「脱離基」としては、例えば、ヒ
ドロキシ、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素等)、ハロゲン化されていてもよいC 1−5アルキ
ルスルホニルオキシ(例、メタンスルホニルオキシ、エ
タンスルホニルオキシ、トリクロロメタンスルホニルオ
キシ等)、置換基を有していてもよいC6−10アリー
ルスルホニルオキシ等が挙げられる。「置換基を有して
いてもよいC6−10アリールスルホニルオキシ」とし
ては、例えばC1−6アルキル(例、メチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−
ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等)、C
1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−
ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等)および
ニトロから選ばれる置換基を1ないし3個有していても
よいC6−10アリールスルホニルオキシ(例、フェニ
ルスルホニルオキシ、ナフチルスルホニルオキシ等)等
が挙げられ、具体例としては、ベンゼンスルホニルオキ
シ、m−ニトロベンゼンスルホニルオキシ、p−トルエ
ンスルホニルオキシ等が挙げられる。
置換するアミノ基の窒素原子と共に、式:
換基を有していてもよい4ないし8員含窒素複素環を形
成し得る化合物である。化合物(III)の使用量は、化
合物(II)1モルに対し約0.8ないし約5.0モル、
好ましくは約1.0ないし約2.0モルである。該「塩
基」としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム等の塩基性塩
類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチ
ルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シ
クロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリ
ジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジ
ン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の
第3級アミン類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等
のアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウ
ムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラ
ジド等の金属アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリ
ウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド等の金属ア
ルコキシド類等が挙げられる。塩基の使用量は、化合物
(II)1モルに対し約0.5ないし約10.0モル、好
ましくは約1.0ないし約3.0モルである。また、所
望により、塩基とともに第4級アンモニウム塩を共存さ
せて反応させることによっても製造される。該「第4級
アンモニウム塩」としては、例えば、テトラブチルアン
モニウムヨージド等が挙げられる。第4級アンモニウム
塩の使用量は、化合物(II)1モルに対し約0.1ない
し約3.0モル、好ましくは約0.5ないし約1.0モ
ルである。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うの
が有利である。このような溶媒としては反応が進行する
限り特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノ
ール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類、ジ
エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、
1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、ベンゼン、
トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセ
トアミド等のアミド類、ジクロロメタン、クロロホル
ム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン
化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリル等の
ニトリル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類
等の溶媒またはこれらの混合溶媒等が好ましい。反応時
間は通常約30分ないし約72時間、好ましくは約3時
間ないし約24時間である。反応温度は通常約−20な
いし約200℃、好ましくは約20ないし約150℃で
ある。
る(Ia)は以下の反応式2に記載の方法によっても製
造される。 反応式2
ソ基の他に置換基を有していてもよい4〜8員複素環を
示し、−CO−E’−CO−は化合物(Ia)における
B’環の窒素原子以外の環構成部分鎖を示す。他の記号
は前記と同意義である。L5およびL6で示される「脱離
基」としては、例えば、ヒドロキシ、ハロゲン原子
(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、C1−6 ア
ルキルスルホニルオキシ(例、メタンスルホニルオキ
シ、エタンスルホニルオキシ等)、置換基を有していて
も良いC6−10 アリールスルホニルオキシ等が挙げ
られる。「置換基を有していてもよいC1−6 アリー
ルスルホニルオキシ」としては、例えば、C1−6 ア
ルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル等)、C1−6 アルコキシ
(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、ペンチ
ルオキシ、ヘキシルオキシ等)、ハロゲン(例、クロ
ロ、ブロモ、ヨード等)およびニトロから選ばれる置換
基を1ないし3個有していてもよいC6−10 アリール
スルホニルオキシ(例、ベンゼンスルホニルオキシ、ナ
フチルスルホニルオキシ等)等が挙げられ、具体例とし
ては、ベンゼンスルホニルオキシ、p−トルエンスルホ
ニルオキシ、p−ブロモベンゼンスルホニルオキシ、m−
ニトロベンゼンスルホニルオキシ等が挙げられる。化合
物(IVa)および(IVb)は、化合物(II)のC環に置換
するアミノ基の窒素原子と共に、式:
を形成しうる化合物である。
品が入手でき、また、自体公知の方法によっても製造さ
れる。化合物(Ia)は、反応式2に従い、化合物(IV
a)と化合物(II)を所望により塩基存在下反応させる
ことにより得られる。化合物(IVa)の使用量は、化合
物(II)1モルに対し、約0.8ないし約5.0モル、
好ましくは、約1.0ないし約2.0モルである。該
「塩基」としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム等の塩基性塩
類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチ
ルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シ
クロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリ
ジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジ
ン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の
第3級アミン類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等
のアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウ
ムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラ
ジド等の金属アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリ
ウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド等の金属ア
ルコキシド等が挙げられる。塩基の使用量は、化合物
(II)1モルに対し約0.5ないし約10.0モル、好
ましくは、約2.0ないし約3.0モルである。本反応
は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。こ
のような溶媒としては、例えばメタノール、エタノー
ル、プロパノール等のアルコール類、ヘキサン、シクロ
ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素
類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタ
ンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミドヘキサメチルホスホリッ
クトリアミド等のアミド類、ジメチルスルホキシド等の
スルホキシド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩
化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭素
類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル
類等の溶媒またはこれらの混合溶媒等が好ましい。反応
時間は通常約10分ないし約8時間、好ましくは約30
分ないし約3時間である。反応温度は通常約0ないし約
120℃、好ましくは約25ないし約100℃である。
生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次の反応
に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から
単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸
留、クロマトグラフィー等)により容易に精製すること
ができる。
(IVa)とを適当な縮合剤の存在下反応させる方法によ
っても合成される。化合物(IVa)の使用量は、化合物
(II)1モルに対し、約1.0ないし約5.0モル、好
ましくは、約0.8ないし約2.0モルである。該「縮
合剤」としては、例えば、N,N’−ジシクロヘキシル
カルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミド(WSC)塩酸塩等のN,
N’−ジカルボイミド類、N,N’−カルボニルイミダ
ゾール等のアゾライト類、N−エトキシカルボニル−2
−エトキシ−1,2−ジヒドロキノリン、オキシ塩化リ
ン、無水酢酸等の脱水剤、2−クロロメチルピリジニウ
ムヨージド、2−フルオロ−1−クロロメチルピリジニ
ウムヨージド等の2−ハロゲノピリジニウム塩などが用
いられる。縮合剤の使用量は、化合物(II)1モルに対
し、約1.0ないし約5.0モル、好ましくは、約2.
0ないし約3.0モルである。また所望により、縮合剤
とともに、塩基を共存させて反応させてもよい。該「塩
基」としては、例えば酢酸カリウム、酢酸ナトリウム等
の塩基性塩類、1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾ
ール(HOBt)一水和物などが挙げられる。塩基の使
用量は、化合物(II)1モルに対し、約0.5ないし約
5.0モル、好ましくは、約2.0ないし約3.0モル
である。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが
有利である。このような溶媒としては、例えばメタノー
ル、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ヘキ
サン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン
等の炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジ
メトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ヘキサメ
チルホスホリックトリアミド等のアミド類、ジメチルス
ルホキシド等のスルホキシド類、ジクロロメタン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハ
ロゲン化炭素類、アセトニトリル、プロピオニトリルな
どのニトリル類、無水酢酸等の酸無水物類等の溶媒また
はこれらの混合溶媒等が好ましい。反応時間は通常約1
0分ないし約48時間、好ましくは約30分ないし約2
4時間である。反応温度は通常約0ないし約120℃、
好ましくは約25ないし約100℃である。生成物は反
応液のまま、あるいは粗製物として次の反応に用いるこ
ともできるが、常法に従って反応混合物から単離するこ
ともでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマ
トグラフィー等)により容易に精製することができる。
(IVb)とを、適当な縮合剤の存在下反応させても良
い。化合物(IVb)の使用量は、化合物(II)1モルに対
し、約0.8ないし約5.0モル、好ましくは、約0.
8ないし約2.0モルである。該「縮合剤」としては、
例えば、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド、
1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カル
ボジイミド(WSC)塩酸塩等のN,N’−ジカルボイ
ミド類、N,N’−カルボニルイミダゾール等のアゾラ
イト類、N−エトキシカルボニル−2−エトキシ−1,
2−ジヒドロキノリン、オキシ塩化リン、無水酢酸等の
脱水剤、2−クロロメチルピリジニウムヨージド、2−
フルオロ−1−クロロメチルピリジニウムヨージド等の
2−ハロゲノピリジニウム塩などが用いられる。縮合剤
の使用量は、化合物(II)1モルに対し、約0.8ない
し約5.0モル、好ましくは、約2.0ないし約3.0
モルである。また所望により、縮合剤とともに、塩基を
共存させて反応させてもよい。該「塩基」としては、例
えば酢酸カリウム、酢酸ナトリウム等の塩基性塩類、1
−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール(HOBt)
一水和物などが挙げられる。塩基の使用量は、化合物
(II)1モルに対し、約0.5ないし約5.0モル、好
ましくは、約2.0ないし約3.0モルである。本反応
は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。こ
のような溶媒としては、例えばメタノール、エタノー
ル、プロパノール等のアルコール類、ヘキサン、シクロ
ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素
類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタ
ンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミドヘキサメチルホスホリッ
クトリアミド等のアミド類、ジメチルスルホキシド等の
スルホキシド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩
化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭素
類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル
類、無水酢酸等の酸無水物類等の溶媒またはこれらの混
合溶媒等が好ましい。反応時間は通常約10分ないし約
48時間、好ましくは約30分ないし約24時間であ
る。反応温度は通常約0ないし約120℃、好ましくは
約25ないし約100℃である。生成物は反応液のま
ま、あるいは粗製物として次の反応に用いることもでき
るが、常法に従って反応混合物から単離することもで
き、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラ
フィー等)により容易に精製することができる。
(IVb)を反応させた後、所望により適当な縮合剤の存
在下において閉環する方法によっても合成される。化合
物(IVb)の使用量は、化合物(II)1モルに対し、約
0.8ないし約5.0モル、好ましくは、約1.0ない
し約2.0モルである。該「縮合剤」としては、例え
ば、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−
エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジ
イミド(WSC)塩酸塩等のN,N’−ジカルボイミド
類、N,N’−カルボニルイミダゾール等のアゾライト
類、N−エトキシカルボニル−2−エトキシ−1,2−
ジヒドロキノリン、オキシ塩化リン、無水酢酸等の脱水
剤、2−クロロメチルピリジニウムヨージド、2−フル
オロ−1−クロロメチルピリジニウムヨージド等の2−
ハロゲノピリジニウム塩などが用いられる。縮合剤の使
用量は、化合物(II)1モルに対し、約0.8ないし約
5.0モル、好ましくは、約1.0ないし約3.0モル
である。また所望により、縮合剤とともに、塩基を共存
させて反応させてもよい。該「塩基」としては、例えば
酢酸カリウム、酢酸ナトリウム等の塩基性塩類、1−ヒ
ドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール(HOBt)一水
和物などが挙げられる。塩基の使用量は、化合物(II)
1モルに対し、約0.8ないし約5.0モル、好ましく
は、約1.0ないし約3.0モルである。本反応は反応
に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このよう
な溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、プロ
パノール等のアルコール類、ヘキサン、シクロヘキサ
ン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素類、ジ
エチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなど
のエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−
ジメチルアセトアミドヘキサメチルホスホリックトリア
ミド等のアミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホキ
シド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、
1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭素類、アセト
ニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、無水酢
酸等の酸無水物類等の溶媒またはこれらの混合溶媒等が
好ましい。反応時間は通常約10分ないし約48時間、
好ましくは約30分ないし約24時間である。反応温度
は通常約0ないし約120℃、好ましくは約25ないし
約100℃である。生成物は反応液のまま、あるいは粗
製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従
って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手
段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により
容易に精製することができる。化合物(I)は、化合物
(Ia)を還元剤で還元することにより製造される。該
「還元剤」としては、例えば、水素化ホウ素ナトリウ
ム、水素化リチウムアルミニウム等の金属水素化物類、
ボランテトラヒドロフラン錯体等のボラン類等が用いら
れる。還元剤の使用量は、それぞれ化合物(Ia)1モル
に対し、約0.5ないし約10モル、好ましくは、約
1.0ないし約6.0モルである。また、所望により還
元剤とともに酸触媒を加えても良い。該「酸触媒」とし
ては、三フッ化ホウ素、塩化アルミニウム等のルイス酸
などが用いられる。該「酸触媒」の使用量は、それぞれ
化合物(Ia)1モルに対し、約0.5ないし約10モ
ル、好ましくは、約1.0ないし約6.0モルである。
本反応は、無溶媒で行うか、反応に不活性な溶媒を用い
て行うのが有利である。このような溶媒としては、反応
が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノー
ル、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ヘキ
サン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン
等の炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジ
メトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドヘキサメチ
ルホスホリックトリアミド等のアミド類、ジメチルスル
ホキシド等のスルホキシド類、ジクロロメタン、クロロ
ホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロ
ゲン化炭素類、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエ
チルアニリン等のアニリン類、ギ酸、酢酸等の有機酸類
等の溶媒またはこれらの混合溶媒等が用いられる。反応
時間は通常約10分ないし約24時間、好ましくは約3
0分ないし約12時間である。反応温度は通常約−40
ないし約120℃、好ましくは約−10ないし約100
℃である。生成物は常法に従って反応混合物から単離す
ることもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、ク
ロマトグラフィー等)により容易に精製することができ
る。
合物(V)を用いて、以下の反応式3に記載の方法によ
っても製造される。 反応式3
同意義である。反応式3に従い、化合物(V)と式:
中、B環は前記と同意義である。)とを、所望により塩
基の存在下反応させることにより製造される。必要に応
じて例えば、銅、銅塩等の触媒を用いてもよく、またケ
ミストリー レターズ(Chemistry Letters)1983年、9
27−928頁に記載の方法に準じてパラジウムやニッケル
などの触媒と配位子(例えば、ホスフィンやピリジン類
など)を用いても良い。化合物(VI)の使用量は、化合
物(V)1モルに対し約0.8ないし約10.0モル、好
ましくは約1.0ないし約5.0モルである。該「塩
基」としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム等の塩基性塩
類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチ
ルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シ
クロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリ
ジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジ
ン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の
第3級アミン類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等
のアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウ
ムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラ
ジド等の金属アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリ
ウムエトキシド、ナトリウムtert−ブトキシド、カリウ
ムtert−ブトキシド等の金属アルコキシド類等が挙げら
れる。塩基の使用量は、化合物(V)1モルに対し約
0.8ないし約10.0モル、好ましくは約1.0ない
し約5.0モルである。本反応は反応に不活性な溶媒を
用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反
応が進行する限り特に限定されないが、例えば、メタノ
ール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ジ
エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、
1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、ベンゼン、
トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセト
アミド等のアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、
四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭
化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニト
リル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類等の
溶媒またはこれらの混合溶媒等が好ましい。銅触媒とし
ては、銅、ハロゲン化銅(CuI、CuBr、CuClなど)、酸
化銅(CuO)などが用いられる。銅触媒の使用量は、化
合物(V)1モルに対し約0.1ないし約10.0モル、
好ましくは約0.5ないし約2.0モルである。配位子
としてはホスフィンが好ましく、トリアルキルホスフィ
ン、トリアリールホスフィン、トリアルコキシホスフィ
ン等が用いられ、パラジウム触媒としては、酢酸パラジ
ウム、塩化パラジウム、テトラキス(トリフェニルホス
フィン)パラジウム、ビス(ジベンジリデンアセトン)
パラジウムなどを用いても良い。ホスフィンの使用量
は、化合物(V)1モルに対し約0.001ないし約1
0.0モル、好ましくは約0.01ないし約1.0モル
である。パラジウム触媒の使用量は、化合物(V)1モ
ルに対し約0.0001ないし約5.0モル、好ましく
は約0.01ないし約0.5モルである。反応時間は通
常約30分ないし約72時間、好ましくは約1時間ない
し約48時間である。反応温度は通常約−20ないし約
200℃、好ましくは約0ないし約150℃である。
し8員含窒素複素環を示し、前記B環に含まれる一部の
環を示し、L3は脱離基を示し、R8はR7よりメチレ
ンを1つ除いた基を示す。他の記号は前記と同意義であ
る。R7としては、例えば、置換基を有していてもよい
アシル基、置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素
基、置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基または
複素環基が挙げられる。反応式4に従い、化合物(Ic)
は、化合物(Ib)と式R7−L3で表される化合物(VI
I)とを反応させる、もしくは化合物(Ib)と式R8−
CHOで表される化合物(VIII)とを縮合させ、還元剤
で還元することにより製造される。L3で示される「脱
離基」としては、例えば、ヒドロキシ、ハロゲン原子
(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、ハロゲン化さ
れていてもよいC1−5アルキルスルホニルオキシ
(例、メタンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオキ
シ、トリクロロメタンスルホニルオキシ等)、置換基を
有していてもよいC6−1 0アリールスルホニルオキシ
等が挙げられる。「置換基を有していてもよいC
6−10アリールスルホニルオキシ」としては、例え
ば、C1−6アルキル(例、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチ
ル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等)、C1−6
アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イ
ソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキ
シ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等)およびニトロ
から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC
6−10アリールスルホニルオキシ(例、フェニルスル
ホニルオキシ、ナフチルスルホニルオキシ等)等が挙げ
られ、具体例としては、ベンゼンスルホニルオキシ、m
−ニトロベンゼンスルホニルオキシ、p−トルエンスル
ホニルオキシ等が挙げられる。 (1)R7が「置換基を有していてもよいアシル基」の
場合の反応条件を以下に述べる。化合物(Ib)と化合物
(VII)の反応は、所望により塩基または酸の存在下で
行われる。化合物(VII)の使用量は、化合物(Ib)1
モルに対し、約0.8ないし約5.0モル、好ましくは
約1.0ないし約2.0モルである。該「塩基」として
は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシ
ウム、炭酸水素ナトリウム等の塩基性塩類、ピリジン、
ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリ
プロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジ
メチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−
ジメチルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メチル
ピロリジン、N−メチルモルホリン等の第3級アミン
類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金
属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロ
ピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド等の金属
アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシ
ド、カリウムtert−ブトキシド等の金属アルコキシド類
等が挙げられる。該「酸」としては、例えば、メタンス
ルホン酸、p−トルエンスルホン酸、カンファースルホ
ン酸類、塩化亜鉛、塩化アルミニウム等のルイス酸類等
が挙げられる。該「塩基」の使用量は、化合物(Ib)1
モルに対し、約0.1ないし約10モル、好ましくは約
0.8ないし約2モルである。該「酸」の使用量は、化
合物(Ib)1モルに対し、約0.1ないし約10モル、
好ましくは約0.8ないし約3モルである。本反応は無
溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利で
ある。このような溶媒としては反応が進行する限り特に
限定されないが、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等
のエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、
ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジク
ロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジク
ロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリ
ル、プロピオニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホ
キシド等のスルホキシド類、ピリジン、ルチジン、キノ
リン等の含窒素芳香族炭化水素類等の溶媒またはこれら
の混合溶媒等が好ましい。反応温度は約−20ないし約
150℃、好ましくは約0ないし約100℃である。反
応時間は通常約5分ないし約24時間、好ましくは約1
0分ないし約5時間である。前記反応に代え、化合物
(Ib)と化合物(VII)とを、適当な縮合剤の存在下反
応させてもよい。化合物(VII)の使用量は、化合物(I
b)1モルに対し、約0.8ないし約5.0モル、好まし
くは約1.0ないし約2.0モルである。縮合剤として
は、例えば、N,N'−ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)
カルボジイミド(WSC)塩酸塩等のN,N'−ジカルボ
ジイミド類、N,N'−カルボニルジイミダゾール等のア
ゾライド類、N−エトキシカルボニル−2−エトキシ−
1,2−ジヒドロキノリン、オキシ塩化リン等の脱水
剤、2−クロロメチルピリジニウムヨージド、2−フル
オロ−1−クロロメチルピリジニウムヨージド等の2−
ハロゲノピリジニウム塩等が用いられる。縮合剤の使用
量は、それぞれ化合物(Ib)1モルに対し、約0.8な
いし約5.0モル、好ましくは約1.0ないし約2.0モ
ルである。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うの
が有利である。このような溶媒としては反応が進行する
限り特に限定されないが、例えば、ジエチルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシ
エタン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘ
キサン、ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド
類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,
2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、アセト
ニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ジメチル
スルホキシド等のスルホキシド類等の溶媒もしくはそれ
らの混合溶媒等が好ましい。反応時間は通常約5分ない
し約48時間、好ましくは約30分ないし約24時間で
ある。反応温度は通常約−20ないし約200℃、好ま
しくは約0ないし約100℃である。
脂肪族炭化水素基」の場合の反応条件を以下に述べる。
化合物(Ib)と式 R7−L3で表される化合物(VII)
とを、所望により塩基の存在下で反応させる。化合物
(VII)の使用量は、化合物(Ib)1モルに対し約0.
8ないし約5.0モル、好ましくは約1.0ないし約2.
0モルである。該「塩基」としては、例えば、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリ
ウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族ア
ミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリ
ブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジ
メチルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N
−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチ
ルモルホリン等の第3級アミン類、水素化ナトリウム、
水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物類、ナトリウ
ムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘ
キサメチルジシラジド等の金属アミド類、ナトリウムメ
トキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブト
キシド等の金属アルコキシド類等が挙げられる。塩基の
使用量は、化合物(Ib)1モルに対し約0.8ないし約
5.0モル、好ましくは約1.0ないし約2.0モルであ
る。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利
である。このような溶媒としては反応が進行する限り特
に限定されないが、例えば、メタノール、エタノール、
プロパノール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエ
タン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキ
サン、ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホル
ムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド
類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,
2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、アセト
ニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ジメチル
スルホキシド等のスルホキシド類等の溶媒またはこれら
の混合溶媒等が好ましい。反応時間は通常約30分ない
し約48時間、好ましくは約1時間ないし約24時間で
ある。反応温度は通常約−20ないし約200℃、好ま
しくは約0ないし約150℃である。
芳香族炭化水素基または複素環基」の場合の反応条件を
以下に述べる。化合物(Ib)と式 R7−L3で表され
る化合物(VII)とを、所望により塩基の存在下で反応
させる。必要に応じて銅、銅塩等の触媒を用いてもよ
く、またケミストリー レターズ(Chemistry Letter
s)1983年、927−928頁に記載の方法に準じてパラジウ
ムやニッケルなどの触媒と配位子(ホスフィンやピリジ
ン類など)を用いても良い。化合物(VII)の使用量
は、化合物(Ib)1モルに対し約0.8ないし約5.0
モル、好ましくは約1.0ないし約2.0モルである。該
「塩基」としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム等の塩基性塩
類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチ
ルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シ
クロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリ
ジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジ
ン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の
第3級アミン類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等
のアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウ
ムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラ
ジド等の金属アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリ
ウムエトキシド、ナトリウムtert−ブトキシド、カリウ
ムtert−ブトキシド等の金属アルコキシド類等が挙げら
れる。塩基の使用量は、化合物(Ib)1モルに対し約
0.8ないし約5.0モル、好ましくは約1.0ないし約
2.0モルである。本反応は反応に不活性な溶媒を用い
て行うのが有利である。このような溶媒としては反応が
進行する限り特に限定されないが、例えば、メタノー
ル、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ジエ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,
2−ジメトキシエタン等のエーテル類、ベンゼン、トル
エン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、N,
N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトア
ミド等のアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四
塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化
水素類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリ
ル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類等の溶
媒またはこれらの混合溶媒等が好ましい。銅触媒として
は、銅、ハロゲン化銅(CuI、CuBr、CuClなど)、酸化
銅(CuO)などが用いられる。銅触媒の使用量は、化合
物(Ib)1モルに対し約0.1ないし約10.0モル、
好ましくは約0.5ないし約2.0モルである。配位子
としてはホスフィンが好ましく、トリアルキルホスフィ
ン、トリアリールホスフィン、トリアルコキシホスフィ
ン等が用いられ、パラジウム触媒としては、酢酸パラジ
ウム、塩化パラジウム、テトラキス(トリフェニルホス
フィン)パラジウム、ビス(ジベンジリデンアセトン)
パラジウムなどを用いても良い。ホスフィンの使用量
は、化合物(Ib)1モルに対し約0.01ないし約1
0.0モル、好ましくは約0.1ないし約1.0モルで
ある。パラジウム触媒の使用量は、化合物(Ib)1モル
に対し約0.01ないし約5.0モル、好ましくは約
0.1ないし約0.5モルである。反応時間は通常約3
0分ないし約48時間、好ましくは約1時間ないし約2
4時間である。反応温度は通常約−20ないし約200
℃、好ましくは約0ないし約150℃である。
応により化合物(Ic)を合成することもできる。化合物
(VIII)の使用量は、化合物(Ib)1モルに対し、約
0.8ないし約5.0モル、好ましくは約1.0ないし約
2.0モルである。該「還元剤」としては、例えば、水
素化ホウ素ナトリウム、シアノ水素化ホウ素ナトリウ
ム、水素化リチウムアルミニウム等の金属水素化物類、
ボランテトラヒドロフラン錯体等のボラン類、トリエチ
ルシラン等のヒドロシラン類、あるいはギ酸等が用いら
れる。また所望により還元剤とともに酸触媒を加えても
良い。酸触媒としては、例えば塩酸、 臭化水素酸、硫酸
等の鉱酸類、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン
酸等のスルホン酸類、酢酸、プロピオン酸、トリフロオ
ロ酢酸等の有機酸類、塩化亜鉛、塩化アルミニウム等の
ルイス酸類等が用いられる。該「還元剤」の使用量は、
それぞれ化合物(Ib)1モルに対し、約0.25ないし
約5.0モル、好ましくは約0.5ないし約2.0モルで
ある。用いる酸触媒の量は、例えば鉱酸類の場合、通常
化合物(Ib)1モルに対し約1ないし約100モル、好
ましくは約1ないし約20モルである。本反応は反応に
不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような
溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、
例えば、メタノール、エタノール、プロパノール等のア
ルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル
類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等
の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−
ジメチルアセトアミド等のアミド類等の溶媒もしくはそ
れらの混合溶媒等が好ましい。反応時間は通常約5分な
いし約48時間、好ましくは約30分ないし約24時間
である。反応温度は通常約−20ないし約200℃、好
ましくは約0ないし約100℃である。該反応は、化合
物(Ib)と化合物(VIII)とを縮合後、還元剤で還元す
るかわりに、水素雰囲気下種々の触媒を共存させた接触
水素化反応によっても製造される。使用される触媒とし
ては、酸化白金、白金付活性炭、パラジウム付活性炭、
ニッケル、銅−クロム酸化物、ロジウム、コバルト、ル
テニウム等が用いられる。触媒の使用量は、化合物(I
b)に対して約1ないし約1000重量%、好ましくは
約5ないし約50重量%である。本反応は反応に不活性
な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒と
しては反応が進行する限り特に限定されないが、例え
ば、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコ
ール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、ベ
ンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化
水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチ
ルアセトアミド等のアミド類、水等の溶媒もしくはそれ
らの混合溶媒等が好ましい。反応時間は通常約30分な
いし約48時間、好ましくは約30分ないし約24時間
である。反応温度は通常約0ないし約120℃、好まし
くは約20ないし約80℃である。
シルアミド体を還元剤で還元する方法を用いることもで
きる。還元剤としては、例えば、水素化ホウ素ナトリウ
ム、水素化リチウムアルミニウム等の金属水素化物類、
ボランテトラヒドロフラン錯体等のボラン類等が用いら
れる。また、所望により還元剤とともに酸触媒を加えて
も良い。酸触媒としては、例えば、トリフルオロボラン
ジエチルエーテル錯体、塩化アルミニウム等のルイス酸
類等が用いられる。該還元剤の使用量は、それぞれアシ
ルアミド体1モルに対し、約0.25ないし約10モ
ル、好ましくは約0.5ないし約5モルである。該ルイ
ス酸類の使用量は、それぞれアシルアミド体1モルに対
し、約0.1ないし約10モル、好ましくは約0.5ない
し約5モルである。本反応は反応に不活性な溶媒を用い
て行うのが有利である。このような溶媒としては反応が
進行する限り特に限定されないが、例えば、メタノー
ル、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ジエ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,
2−ジメトキシエタン等のエーテル類、ベンゼン、トル
エン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、水等
の溶媒もしくはそれらの混合溶媒等が好ましい。反応時
間は通常約30分ないし約24時間、好ましくは約1時
間ないし約16時間である。反応温度は通常約0ないし
約150℃、好ましくは約20ないし約100℃であ
る。以上のようにして得られた生成物(Ic)は公知の単
離手段を用いて反応混合物から単離することもでき、再
結晶、蒸留、クロマトグラフィー等の分離手段により容
易に精製することができる。
d)は、以下の反応式5に記載の方法によっても製造さ
れる。 反応式5
である。式中、R3−X−Mで表される有機金属化合物
(X)は容易に市販品が入手でき、また、自体公知の方
法、例えば第4版実験化学講座、25(日本化学会
編)、丸善株式会社に記載の方法によっても製造され
る。反応式5に従い、化合物(Id)は、化合物(IX)と
有機金属化合物(X)を反応させることにより得られ
る。有機金属化合物(X)としては、グリニャール試薬
や有機リチウム試薬が好ましい。化合物(X)の使用量
は、化合物(IX)1モルに対し、約0.8ないし約30
モル、好ましくは、約1.0ないし約20モルである。
本反応は、無溶媒で行うか、反応に不活性な溶媒を用い
て行うのが有利である。このような溶媒としては、反応
が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノー
ル、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ヘキ
サン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン
等の炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジ
メトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドヘキサメチ
ルホスホリックトリアミド等のアミド類、ジメチルスル
ホキシド等のスルホキシド類、ジクロロメタン、クロロ
ホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロ
ゲン化炭素類等の溶媒またはこれらの混合溶媒等が用い
られる。反応時間は通常約10分ないし約24時間、好
ましくは約30分ないし約12時間である。反応温度は
通常約−100ないし約120℃、好ましくは約−80
ないし約60℃である。生成物は反応液のまま、あるい
は粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法
に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分
離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)に
より容易に精製することができる。
以下の化合物(Ie)は、次の反応式6に記載の方法によ
って製造される。 反応式6
d)を、公知の、アシル化反応、エーテル化反応、アミ
ノ化反応、ハロゲン化反応、アルキル化反応のそれぞれ
単独あるいはその2つ以上を組み合わせた反応に付し、
化合物(I)を製造できる。例えばR4がアルコキシ
(例、メトキシ、エトキシ、フェノキシ等)の場合、化
合物(Id)とアルコール(例、メタノール、エタノー
ル、フェノール等)を酸触媒存在下反応させることによ
り得られる。該「酸触媒」としては、ギ酸、酢酸、トリ
フルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸、硫
酸、塩酸、臭化水素酸等の鉱酸、塩化亜鉛等のルイス酸
などが用いられる。アルコールの使用量は、化合物(I
d)1モルに対し、約0.8モルないし過剰量である。酸
触媒の使用量は、それぞれ化合物(Id)1モルに対し、
約0.1ないし約100モル、好ましくは、約0.1な
いし約50モルである。本反応は、無溶媒で行うか、反
応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このよ
うな溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されな
いが、例えばヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の炭化水素類、ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,
N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトア
ミドヘキサメチルホスホリックトリアミド等のアミド
類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、ジクロ
ロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロ
ロエタン等のハロゲン化炭素類、アセトニトリル、プロ
ピオニトリルなどのニトリル類等の溶媒またはこれらの
混合溶媒等が好ましい。反応時間は通常約10分ないし
約48時間、好ましくは約30分ないし約12時間であ
る。反応温度は通常約0ないし約200℃、好ましくは
約25ないし約100℃である。生成物は反応液のま
ま、あるいは粗製物として次の反応に用いることもでき
るが、常法に従って反応混合物から単離することもで
き、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラ
フィー等)により容易に精製することができる。また、
化合物(Ie)は、化合物(Id)を還元的脱水反応に付す
ことにより製造できる。還元的脱水反応としては、自体
公知の接触還元法、有機シリル試薬(アルキルシラン試
薬等)を用いる方法等が挙げられる。接触還元法では、
化合物(Id)を水素雰囲気下、金属触媒と反応させるこ
とにより化合物(Ie)を製造できる。所望により適当な
酸触媒を加えても良い。該「金属触媒」としては、ラネ
ーニッケル、酸化白金、金属パラジウム、パラジウム付
活性炭等が用いられる。該「金属触媒」の使用量は、そ
れぞれ化合物(Id)に対して、通常約1ないし約100
0重量%、好ましくは約5ないし約20重量%である。
該「酸触媒」としては、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢
酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸、硫酸、塩酸、
臭化水素酸等の鉱酸などが用いられる。該「酸触媒」の
使用量は、それぞれ化合物(Id)1モルに対し、約0.
1ないし過剰量である。本反応は、反応に不活性な溶媒
を用いて行うのが有利である。このような溶媒として反
応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノー
ル、エタノール、プロパノールなどのアルコール類、ジ
エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、
1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、ベンゼ
ン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水
素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミドなどのアミド類、酢酸等の有機酸類、水等
などの溶媒もしくはそれらの混合溶媒などが好ましい。
水素圧は通常約1ないし約100気圧、好ましくは約1
ないし約5気圧である。反応時間は通常約30分ないし
約48時間、好ましくは約1ないし24時間である。反
応温度は通常約0ないし約120℃、好ましくは約20
ないし約80℃である。生成物は触媒を除いた後、常法
に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分
離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)に
より容易に精製することができる。有機シリル試薬(ア
ルキルシラン試薬)を用いる方法では、化合物(Ie)
は、化合物(Id)をアルキルシラン試薬および酸と反応
させることにより製造できる。アルキルシラン試薬とし
ては、例えば、トリエチルシラン、フェニルジメチルシ
ラン等が用いられる。該「アルキルシラン試薬」の使用
量は、それぞれ化合物(Id)1モルに対し、約0.8な
いし約20モル、好ましくは、約1ないし約10モルで
ある。酸としては、例えば、トリフルオロ酢酸などの有
機酸が用いられる。酸の使用量は、それぞれ化合物(I
d)1モルに対し、約0.1ないし過剰量である。本反応
は、無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが
有利である。このような溶媒として反応が進行する限り
特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン
などのエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサ
ン、ヘキサン等の炭化水素類、酢酸、トリフルオロ酢酸
等の有機酸類等などの溶媒もしくはそれらの混合溶媒な
どが好ましい。生成物は常法に従って反応混合物から単
離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸
留、クロマトグラフィー等)により容易に精製すること
ができる。化合物(I)に含まれる以下の化合物(Ie)
は、次の反応式7に記載の方法によっても製造される。 反応式7
義である。R3−Hで表される化合物(XIV)は容易
に市販品が入手でき、また、自体公知の方法によっても
製造される。L4で示される「脱離基」としては、例え
ば、ヒドロキシ、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素等)、ハロゲン化されていてもよいC1−5
アルキルスルホニルオキシ(例、メタンスルホニルオキ
シ、エタンスルホニルオキシ、トリクロロメタンスルホ
ニルオキシ等)、置換基を有していてもよいC6−10
アリールスルホニルオキシ等が挙げられる。「置換基を
有していてもよいC6− 10アリールスルホニルオキ
シ」としては、例えばC1−6アルキル(例、メチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル
等)、C1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、
プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキ
シ、sec−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ
等)およびニトロから選ばれる置換基を1ないし3個有
していてもよいC6−10アリールスルホニルオキシ
(例、フェニルスルホニルオキシ、ナフチルスルホニル
オキシ等)等が挙げられ、具体例としては、ベンゼンス
ルホニルオキシ、m−ニトロベンゼンスルホニルオキ
シ、p−トルエンスルホニルオキシ等が挙げられる。反
応式7に従い、化合物(Ie)は、化合物(XIII)と化合
物(XIV)を酸触媒存在下あるいは塩基存在下反応させ
ることにより得られる。該「酸触媒」としては、ギ酸、
酢酸、トリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸等の
有機酸、硫酸、塩酸、臭化水素酸等の鉱酸、塩化亜鉛等
のルイス酸などが用いられる。該「塩基」としては、例
えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭
酸水素ナトリウムなどの塩基性塩類、ピリジン、ルチジ
ンなどの芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロ
ピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチ
ルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジメ
チルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロ
リジン、N−メチルモルホリンなどの第3級アミン類、
水素化ナトリウム、水素化カリウムなどのアルカリ金属
水素化物類、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピ
ルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジドなどの金属
アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシ
ド、カリウムtert−ブトキシドなどの金属アルコキシド
類などが挙げられる。酸触媒の使用量は、化合物(XII
I)1モルに対し、約0.1モルないし過剰量である。好
ましくは、約0.1ないし約50モルである。塩基の使
用量は、化合物(XIII)1モルに対し約1.0ないし5.
0モル、好ましくは約1.0ないし2.0モルである。本
反応は無溶媒で行うか、反応に不活性な溶媒を用いて行
うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行
する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタ
ノール、プロパノールなどのアルコール類、ジエチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジ
メトキシエタンなどのエーテル類、ベンゼン、トルエ
ン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,
N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトア
ミドなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、
四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化
炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどの
ニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド
類などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。
反応時間は通常約10分ないし約48時間、好ましくは
約30分ないし約24時間である。反応温度は通常−2
0ないし200℃、好ましくは0ないし150℃であ
る。前記反応に代え、光延反応(シンセシス(Synthesi
s)、1981年、第1−27頁)を用いることもできる。該反
応は、化合物(XIV)と化合物(XIII)中、L4がOHで
ある化合物とを、アゾジカルボキシレート類(例、ジエ
チルアゾジカルボキシレートなど)およびホスフィン類
(例、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン
など)の存在下反応させる。化合物(XIV)の使用量
は、化合物(XIII)1モルに対し、約1.0ないし5.0
モル、好ましくは約1.0ないし2.0モルである。該
「アゾジカルボキシレート類」および「ホスフィン類」
の使用量は、それぞれ化合物(XIII)1モルに対し、約
1.0ないし5.0モル、好ましくは約1.0ないし2.0
モルである。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行う
のが有利である。このような溶媒としては反応が進行す
る限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシ
エタンなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロ
ヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどの
アミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭
素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素
類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル
類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類などの
溶媒もしくはそれらの混合溶媒などが好ましい。反応時
間は通常5分ないし48時間、好ましくは30分ないし
24時間である。反応温度は通常−20ないし200
℃、好ましくは0ないし100℃である。生成物は反応
液のまま、あるいは粗製物として次の反応に用いること
もできるが、常法に従って反応混合物から単離すること
もでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマト
グラフィー等)により容易に精製することができる。化
合物(I)に含まれる以下の化合物(Ie)は、次の反応
式8に記載の方法によっても製造される。 反応式8
義である。R3−L7で表される化合物(XVI)は容
易に市販品が入手でき、また、自体公知の方法によって
も製造される。L7で示される「脱離基」としては、例
えば、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素
等)、ハロゲン化されていてもよいC1−5アルキルス
ルホニルオキシ(例、メタンスルホニルオキシ、エタン
スルホニルオキシ、トリクロロメタンスルホニルオキシ
等)、置換基を有していてもよいC6−10アリールス
ルホニルオキシ等が挙げられる。「置換基を有していて
もよいC6−10アリールスルホニルオキシ」として
は、例えばC1−6アルキル(例、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブ
チル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等)、C
1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−
ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等)および
ニトロから選ばれる置換基を1ないし3個有していても
よいC6−10アリールスルホニルオキシ(例、フェニ
ルスルホニルオキシ、ナフチルスルホニルオキシ等)等
が挙げられ、具体例としては、ベンゼンスルホニルオキ
シ、m−ニトロベンゼンスルホニルオキシ、p−トルエ
ンスルホニルオキシ等が挙げられる。反応式8に従い、
化合物(Ie)は、化合物(XV)と化合物(XVI)を塩基
存在下反応させることにより得られる。化合物(XVI)
の使用量は、化合物(XV)1モルに対し、約0.8ない
し5.0モル、好ましくは約1.0ないし2.0モルであ
る。該「塩基」としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウムなどの塩
基性塩類、ピリジン、ルチジンなどの芳香族アミン類、
トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルア
ミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルア
ミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチル
ピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホ
リンなどの第3級アミン類、水素化ナトリウム、水素化
カリウムなどのアルカリ金属水素化物類、ナトリウムア
ミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサ
メチルジシラジドなどの金属アミド類、ナトリウムメト
キシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキ
シドなどの金属アルコキシド類などが挙げられる。塩基
の使用量は、化合物(XV)1モルに対し約1.0ないし
5.0モル、好ましくは約1.0ないし2.0モルであ
る。本反応は無溶媒で行うか、反応に不活性な溶媒を用
いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応
が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノー
ル、エタノール、プロパノールなどのアルコール類、ジ
エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、
1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、ベンゼ
ン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水
素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチ
ルアセトアミドなどのアミド類、ジクロロメタン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどの
ハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニト
リルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのス
ルホキシド類などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが
好ましい。反応時間は通常約10分ないし約48時間、
好ましくは約30分ないし約24時間である。反応温度
は通常−20ないし200℃、好ましくは0ないし15
0℃である。化合物(I)に含まれる以下の化合物(I
f)は、次の反応式9に記載の還元的アミノ化反応によ
っても製造される。 反応式9
号は前記と同意義である。化合物(If)は化合物(I
X)と(XI)とを縮合させ、還元剤で還元することによ
り製造される。化合物(XI)の使用量は、化合物(IX)
1モルに対し、約1.0ないし約5.0モル、好ましくは
約1.0ないし約2.0モルである。該「還元剤」として
は、水素化ホウ素ナトリウム、シアノ水素化ホウ素ナト
リウム、水素化リチウムアルミニウム等の金属水素化物
類、ボランテトラヒドロフラン錯体等のボラン類、トリ
エチルシラン等のヒドロシラン類、あるいはギ酸等が用
いられる。また所望により還元剤とともに酸触媒を加え
ても良い。酸触媒としては、例えば塩酸、 臭化水素酸、
硫酸等の鉱酸類、メタンスルホン酸、p−トルエンスル
ホン酸等のスルホン酸類、酢酸、プロピオン酸、トリフ
ロオロ酢酸等の有機酸類、塩化亜鉛、塩化アルミニウム
等のルイス酸類等が用いられる。該「還元剤」の使用量
は、それぞれ化合物(IX)1モルに対し、約0.25な
いし約5.0モル、好ましくは約0.5ないし約2.0モ
ルである。用いる酸触媒の量は、例えば鉱酸類の場合、
通常化合物(IX)1モルに対し約1ないし約100モ
ル、好ましくは約1ないし約20モルである。本反応は
反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。この
ような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されな
いが、例えばメタノール、エタノール、プロパノール等
のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテ
ル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン
等の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N
−ジメチルアセトアミド等のアミド類等の溶媒もしくは
それらの混合溶媒等が好ましい。反応時間は通常約5分
ないし約48時間、好ましくは約30分ないし約24時
間である。反応温度は通常約−20ないし約200℃、
好ましくは約0ないし約100℃である。
を縮合後、還元剤で還元するかわりに、水素雰囲気下種
々の触媒を共存させた接触水素化反応によっても製造さ
れる。使用される触媒としては、酸化白金、白金付活性
炭、パラジウム付活性炭、ニッケル、銅−クロム酸化
物、ロジウム、コバルト、ルテニウム等が用いられる。
触媒の使用量は、化合物(IX)に対して約5ないし約
1000重量%、好ましくは約5ないし約1000重量
%である。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うの
が有利である。このような溶媒としては反応が進行する
限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノー
ル、プロパノール等のアルコール類、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメト
キシエタン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、シク
ロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のア
ミド類、水等の溶媒もしくはそれらの混合溶媒等が好ま
しい。反応時間は通常約30分ないし約48時間、好ま
しくは約30分ないし約24時間である。反応温度は通
常約0ないし約120℃、好ましくは約20ないし約8
0℃である。生成物は常法に従って反応混合物から単離
することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、
クロマトグラフィー等)により容易に精製することがで
きる。
特開平5−140142号公報等に記載の方法またはそれらに
準じた方法等により製造される。また、化合物(II)が
ジヒドロベンゾフランの場合は、以下の反応式に記載の
方法によっても製造される。 反応式10
1からメチレンを1つ除いた基を示す。他の記号は前記
と同意義である。L8で示される「脱離基」としては、
例えば、ヒドロキシ、ハロゲン原子(例、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素等)、C1−6アルキルスルホニルオ
キシ(例、メチルスルホニルオキシ、エチルホニルオキ
シ等)、置換基を有していてもよいC6−10アリール
スルホニルオキシ等が挙げられる。「置換基を有してい
てもよいC6−10アリールスルホニルオキシ」として
は、例えば、C1−6アルキル(例、メチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−
ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等)、C
1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−
ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等)および
ニトロから選ばれる置換基を1ないし3個有していても
よいC6−10アリールスルホニルオキシ(例、フェニ
ルスルホニルオキシ、ナフチルスルホニルオキシ等)等
が挙げられ、具体例としては、ベンゼンスルホニルオキ
シ、m−ニトロベンゼンスルホニルオキシ、p−トルエ
ンスルホニルオキシ等が挙げられる。化合物(XVII)お
よび化合物(XIX)は容易に市販品が入手でき、また、
自体公知の方法によっても製造される。化合物(XVII
I)は、化合物(XVII)にペプチド化学などで一般的に
用いられるような保護基付加反応を行うことによって製
造される。保護基(P)としては、例えばホルミルまた
はそれぞれ置換基を有していてもよいC1−6アルキル−
カルボニル(例えば、アセチル、プロピオニルなど)、
フェニルカルボニル、C1−6アルコキシ−カルボニル
(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、
tert−ブトキシカルボニルなど)、フェニルオキシカル
ボニル、C7−10アラルキル−オキシカルボニル(例え
ば、ベンジルオキシカルボニルなど)、トリチル、フタ
ロイルなどが用いられる。これらの置換基としては、ハ
ロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素な
ど)、C1−6アルキル−カルボニル(例えば、アセチ
ル、プロピオニル、バレリルなど)、ニトロなどが用い
られ、置換基の数は1ないし3個である。化合物(XX)
は、化合物(XVIII)を塩基処理して生成するフェノラ
ートアニオンと式 R9−CHL5−CR2=CR3R
4で表される化合物(XIX)とを反応させることにより
製造される。化合物(XIX)の使用量は、化合物(XVII
I)1モルに対し約0.8ないし約5.0モル、好ましく
は約1.0ないし約2.0モルである。「塩基」として
は、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のア
ルカリ金属水酸化物等の無機塩基類、ナトリウムメトキ
シド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシ
ド等のアルカリ金属アルコラート類、水素化ナトリウ
ム、水素化カリウム等のアルカリ金属の水素化物類、ナ
トリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチ
ウムヘキサメチルジシラジド等の金属アミド類、炭酸水
素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、酢酸ナト
リウム等の塩基性塩類等が挙げられる。塩基の使用量
は、化合物(XVIII)1モルに対し約0.5ないし約5.
0モル、好ましくは約1.0ないし約3.0モルである。
本反応は、反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利で
ある。このような溶媒としては、例えば、メタノール、
エタノール、プロパノール等のアルコール類、シクロヘ
キサン、ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の
炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2
−ジメトキシエタン、ジエチルエーテル、ジイソプロピ
ルエーテル等のエーテル類、N,N−ジメチルホルムア
ミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホ
スホリックトリアミド等のアミド類、ジメチルスルホキ
シド等のスルホキシド類、ジクロロメタン、クロロホル
ム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン
化炭化水素類、水またはこれらの混合溶媒等が好まし
い。反応時間は通常約10分ないし約8時間、好ましく
は約30分ないし約3時間である。反応温度は通常約0
ないし約120℃、好ましくは約25ないし約100℃
である。生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として
次反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合
物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結
晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製す
ることもできる。化合物(XXI)は、化合物(XX)をク
ライゼン転位することにより製造される。本反応は、無
溶媒で行うか、反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有
利である。このような溶媒としては、反応が進行する限
り特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノー
ル、プロパノール等のアルコール類、シクロヘキサン、
ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン
等の炭化水素類、ギ酸、酢酸等の有機酸類、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、ジ
エチルエーテル、ジイソプロピルエーテル等のエーテル
類、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリ
ン等のアニリン類、ジクロロメタン、クロロホルム、四
塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化
水素類またはこれらの混合溶媒等が用いられる。また、
所望により酸触媒を用いて本反応を行ってもよい。酸触
媒としては、例えば、塩化アルミニウム、三フッ化ホウ
素等のルイス酸類等が用いられる。酸触媒の使用量は、
例えばルイス酸の場合、通常化合物(XX)1モルに対し
約0.1ないし約20モル、好ましくは約0.1ないし約
5.0モルである。反応時間は通常約30分ないし約2
4時間、好ましくは約1ないし約6時間である。反応温
度は通常約−70ないし約300℃、好ましくは約15
0ないし約250℃である。生成物は反応液のまま、あ
るいは粗製物として次反応に用いることもできるが、常
法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の
分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)
により容易に精製することもできる。化合物(II)は化
合物(XXI)を酸触媒で閉環させることによって製造さ
れる。酸触媒としては、例えば、塩酸、 臭化水素酸、硫
酸等の鉱酸類、p−トルエンスルホン酸、カンファース
ルホン酸等のスルホン酸類、塩化アルミニウム、三フッ
化ホウ素等のルイス酸類等が用いられる。用いる酸触媒
の量は、例えば鉱酸類の場合、通常化合物(XXI)1モ
ルに対し約0.8ないし約100モル、好ましくは約1
0ないし約50モルであり、例えばスルホン酸類の場
合、通常化合物(XXI)1モルに対し約0.1ないし約2
0モル、好ましくは約0.1ないし約5モルである。本
反応は、無溶媒で行うか、反応に不活性な溶媒を用いて
行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が
進行する限り特に限定されない。例えば鉱酸類を用いる
場合、溶媒としては、例えば、メタノール、エタノー
ル、プロパノール等のアルコール類、シクロヘキサン、
ヘキサン等の飽和炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、1,2−ジメトキシエタン、ジエチルエーテ
ル、ジイソプロピルエーテル等のエーテル類、N,N−
ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミ
ド、ヘキサメチルホスホリックトリアミド等のアミド
類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、ジクロ
ロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロ
ロエタン等のハロゲン化炭化水素類等の有機溶媒と水と
の混合溶媒または水が好ましい。反応時間は通常約30
分ないし約24時間、好ましくは約30分ないし約6時
間である。反応温度は通常約−78ないし約200℃、
好ましくは約−20ないし約150℃である。生成物は
反応液のまま、あるいは粗製物として次反応に用いるこ
ともできるが、常法に従って反応混合物から単離するこ
ともでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマ
トグラフィー等)により容易に精製することもできる。
も製造される。 反応式11
の記号は前記と同意義である。化合物(XXIII)は、化
合物(XXII)にペプチド化学などで一般的に用いられる
ような保護基付加反応を行うことによって製造される。
ヒドロキシル基の保護基(P’−jとしては、例えばそ
れぞれ置換基を有していてもよいC1−6アルキル(例え
ば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、tert−ブチルなど)、フェニル、C7−11アラルキ
ル(例えば、ベンジルなど)、ホルミル、C1−6アルキ
ル−カルボニル(例えば、アセチル、プロピオニルな
ど)、フェニルオキシカルボニル、C7−11アラルキル
−オキシカルボニル(例えば、ベンジルオキシカルボニ
ルなど)、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニ
ル、シリルなどが用いられる。これらの置換基として
は、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ
素など)、C1−6アルキル(例えば、メチル、エチル、
tert−ブチルなど)、C7−11アラルキル(例えば、ベ
ンジルなど)、C6−10アリール(例えば、フェニル、
ナフチルなど)、ニトロなどが用いられ、置換基の数は
1ないし4個である。化合物(XXIV)は、化合物(XXII
I)と臭素化試薬とを反応させることにより製造され
る。「臭素化試薬」としては、臭素、N−ブロモこはく
酸イミド等のイミド類、ベンジルトリメチルアンモニウ
ムトリブロミド等のハロゲン付加物類等が用いられる。
ハロゲン化試薬の使用量は、化合物(XXIII)0.8モ
ルに対し約1.0ないし約5.0モル、好ましくは約1.
0ないし約2.0モルである。本反応は、反応に不活性
な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒と
しては、反応が進行する限り特に限定されないが、例え
ばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、メタノ
ール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ベ
ンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化
水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチ
ルアセトアミド等のアミド類、ジクロロメタン、クロロ
ホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロ
ゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリル
等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシ
ド類、酢酸、プロピオン酸等の有機酸類、ニトロメタン
等のニトロアルカン類、ピリジン、ルチジン、キノリン
等の芳香族アミン類、またはこれらの混合溶媒等が用い
られる。本反応は、所望により、塩基もしくはルイス酸
もしくは鉄の存在下で行われる。「塩基」としては、例
えば炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸セシウム、
炭酸水素ナトリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等
の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン
類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチ
ルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチ
ルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メ
チルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモ
ルホリン等の三級アミン類等が挙げられる。塩基の使用
量は、化合物(XXIII)1モルに対し約0.8ないし約1
0モルである。「ルイス酸」としては、例えば塩化鉄、
塩化アルミニウム、三フッ化ホウ素等が挙げられる。ル
イス酸の使用量は、化合物(XXIII)1モルに対し約0.
01ないし約1モルである。「鉄」としては、鉄の使用
量は、化合物(XXIII)1モルに対し約0.01ないし約
1モルである。反応温度は通常約−50ないし約150
℃、好ましくは約0ないし約100℃である。反応時間
は通常約5分ないし約24時間、好ましくは約10分な
いし約12時間である。生成物は反応液のまま、あるい
は粗製物として次反応に用いることもできるが、常法に
従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離
手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)によ
り容易に精製することもできる。化合物(XXVI)は、化
合物(XXIV)をリチオ化した後、ケトン(XXV)と反応
させることにより製造される。「リチオ化試薬」として
は、n−ブチルリチウム等のアルキルリチウム類等が用
いられる。リチオ化試薬の使用量は、化合物(XXIV)1
モルに対し約0.8ないし約5.0モル、好ましくは約
1.0ないし約3.0モルである。本反応は、反応に不活
性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒
としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例
えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、ベンゼ
ン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素
類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,
2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、または
これらの混合溶媒等が用いられる。反応温度は通常約−
78ないし約100℃、好ましくは約−78ないし約5
0℃である。反応時間は通常約5分ないし約24時間、
好ましくは約10分ないし約3時間である。生成物は反
応液のまま、あるいは粗製物として次反応に用いること
もできるが、常法に従って反応混合物から単離すること
もでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマト
グラフィー等)により容易に精製することもできる。化
合物(IIa)は化合物(XXVI)を酸触媒で脱保護と閉環
を行うことによって製造される。酸触媒としては、例え
ば塩酸、 臭化水素酸、硫酸等の鉱酸類、p−トルエンス
ルホン酸、カンファースルホン酸等のスルホン酸類、塩
化アルミニウム、三フッ化ホウ素等のルイス酸類等が用
いられる。用いる酸触媒の量は、例えば鉱酸類の場合、
通常化合物(XXVI)1モルに対し約0.5ないし約10
0モル、好ましくは約10ないし約50モルであり、例
えばスルホン酸類の場合、通常化合物(XXVI)1モルに
対し約0.1ないし約20モル、好ましくは約0.1ない
し約5モルである。本反応は、無溶媒で行うか、反応に
不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような
溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されない。
例えば鉱酸類を用いる場合、溶媒としては、例えばメタ
ノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、
シクロヘキサン、ヘキサン等の飽和炭化水素類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタ
ン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル等のエ
ーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメ
チルアセトアミド、ヘキサメチルホスホリックトリアミ
ド等のアミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシ
ド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、
1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類等の
有機溶媒と水との混合溶媒または水が好ましい。反応時
間は通常約30分ないし約24時間、好ましくは約30
分ないし約6時間である。反応温度は通常約−78ない
し約200℃、好ましくは約−20ないし約150℃で
ある。生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次
反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物
から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結
晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製す
ることもできる。
ドロキシ基、カルボキシ基等の官能基が存在している場
合にはペプチド化学等で一般的に用いられるような保護
基を導入した後に反応に供してもよく、反応後に必要に
応じて保護基を除去することにより目的化合物を得るこ
とができる。保護基としては、例えば、ホルミルまたは
それぞれ置換基を有していてもよいC1−6アルキル−
カルボニル(例、アセチル、プロピオニル等)、フェニ
ルカルボニル、C1−6アルコキシ−カルボニル(例、
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル等)、フェニ
ルオキシカルボニル、C7−10アラルキルオキシ−カ
ルボニル(例、ベンジルオキシカルボニル等)、トリチ
ル、フタロイル等が用いられる。これらの置換基として
は、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素
等)、C1−6アルキル−カルボニル(例、アセチル、
プロピオニル、バレリル等)、ニトロ等が用いられ、置
換基の数は1ないし3個程度である。また、保護基の除
去方法としては、自体公知またはそれに準じる方法が用
いられるが、例えば酸、塩基、紫外光、ヒドラジン、フ
ェニルヒドラジン、N−メチルジチオカルバミン酸ナト
リウム、テトラブチルアンモニウムフルオリド、酢酸パ
ラジウム等で処理する方法または還元反応が用いられ
る。
は、以下の反応式に記載の方法によっても製造される。 反応式12
素、臭素、ヨウ素等)を示し、他の記号は前記と同意義
である。化合物(XXVIII)は、化合物(XXI)と同様に
して合成される化合物(XXVII)とハロゲン化試薬とを
反応させることにより製造される。「ハロゲン化試薬」
としては、例えば、臭素、塩素、ヨウ素等のハロゲン
類、N−ブロモこはく酸イミド等のイミド類、ベンジル
トリメチルアンモニウムヨードジクロリド、ベンジルト
リメチルアンモニウムトリブロミド等のハロゲン付加物
類等が用いられる。ハロゲン化試薬の使用量は、化合物
(XXVII)1モルに対し約0.8ないし約5.0モル、好
ましくは約1.0ないし約2.0モルである。本反応は、
反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。この
ような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定され
ないが、例えば、メタノール、エタノール、プロパノー
ル等のアルコール類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキ
サン、ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホル
ムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド
類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,
2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、アセト
ニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ジメチル
スルホキシド等のスルホキシド類、酢酸、プロピオン酸
等の有機酸類、ニトロメタン等のニトロアルカン類、ピ
リジン、ルチジン、キノリン等の芳香族アミン類、また
はこれらの混合溶媒等が用いられる。本反応は、所望に
より、塩基もしくはラジカル開始剤の存在下、または光
照射下で行われる。「塩基」としては、例えば、炭酸ナ
トリウム、炭酸カルシウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナ
トリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等の塩基性塩
類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチ
ルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シ
クロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリ
ジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジ
ン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の
三級アミン類等が挙げられる。塩基の使用量は、化合物
(XXVII)1モルに対し約0.8ないし約10モルであ
る。「ラジカル開始剤」としては、例えば、過酸化ベン
ゾイル、アゾビスイソブチロニトリル等が挙げられる。
ラジカル開始剤の使用量は、化合物(XXVII)1モルに
対し約0.01ないし約1モルである。光照射の場合、
ハロゲンランプ等を用いることができる。反応温度は通
常約−50ないし約150℃、好ましくは約0ないし約
100℃である。反応時間は通常約5分ないし約24時
間、好ましくは約10分ないし約12時間である。生成
物は反応液のまま、あるいは粗製物として次反応に用い
ることもできるが、常法に従って反応混合物から単離す
ることもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、ク
ロマトグラフィー等)により容易に精製することもでき
る。化合物(XXIX)は、化合物(XXVIII)を塩基処理す
ることにより製造される。「塩基」としては、例えば、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水
酸化物等の無機塩基類、例えばトリエチルアミン、1,
8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセン、ピ
リジン等の有機塩基類、ナトリウムメトキシド、ナトリ
ウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド等のアルカ
リ金属アルコラート類、水素化ナトリウム、水素化カリ
ウム等のアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、
リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチル
ジシラジド等の金属アミド類、炭酸水素カリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム、酢酸ナトリウム等の塩基性
塩類等が挙げられる。塩基の使用量は、化合物(XXVII
I)1モルに対し約0.5ないし約10モル、好ましくは
約1.0ないし約5.0モルである。本反応は、反応に不
活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶
媒としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパ
ノール等のアルコール類、シクロヘキサン、ヘキサン、
ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素類、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタ
ン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル等のエ
ーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメ
チルアセトアミド、ヘキサメチルホスホリックトリアミ
ド等のアミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシ
ド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、
1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、水
またはこれらの混合溶媒等が好ましい。反応時間は通常
約10分ないし約24時間、好ましくは約30分ないし
約12時間である。反応温度は通常約0ないし約120
℃、好ましくは約25ないし約100℃である。生成物
は反応液のまま、あるいは粗製物として次反応に用いる
こともできるが、常法に従って反応混合物から単離する
こともでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロ
マトグラフィー等)により容易に精製することもでき
る。化合物(II)は、化合物(XXIX)を脱保護反応を行
うことにより製造される。保護基の除去方法としては、
自体公知またはそれに準じる方法が用いられるが、例え
ば、酸、塩基、紫外光、ヒドラジン、フェニルヒドラジ
ン、N−メチルジチオカルバミン酸ナトリウム、テトラ
ブチルアンモニウムフルオリド、酢酸パラジウム等で処
理する方法または還元反応が用いられる。化合物(XXXI
V)は、自体公知の方法、例えば、ジャーナル オブ
アメリカン ケミカル ソサエティー(Journal of Ame
rican Chemical Society)、104巻、2659−2661頁、198
2年、テトラヘドロン アシンメトリー(Tetrahedron As
ymmmetry)、8巻、1号、45−55頁、1997年等に記載の方
法、またはこれらに準じた方法によっても製造すること
ができる。また、化合物(XXXIV)がジヒドロベンゾフ
ランの場合は、以下の反応式に記載の方法によっても製
造される。 反応式13
たはその反応性誘導体を、L9は脱離基を示し、他の記
号は前記と同意義である。化合物(XXX)は容易に市販
品が入手でき、また、自体公知の方法、例えば、第4版
実験化学講座20(日本化学会編)、第111ないし1
85頁、丸善株式会社、記載の方法およびそれに準じる
方法に従っても製造される。化合物(XXXII)は、化合
物(XXX)と化合物(XXXI)を、所望により塩基の存在
下反応させることにより製造される。L9で表される
「脱離基」としては、例えば、ヒドロキシ、ハロゲン原
子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、C1−6ア
ルキルスルホニルオキシ(例、メタンスルホニルオキ
シ、エタンスルホニルオキシ等)、置換基を有していて
も良いC6−10アリールスルホニルオキシ等が挙げら
れる。「置換基を有していても良いC6−10アリール
スルホニルオキシ」としては、例えば、C1−6アルキ
ル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペン
チル、ヘキシル等)、C 1−6 アルコキシ(例、メト
キシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、ペンチルオキシ、
ヘキシルオキシ等)、ハロゲン(例、クロロ、ブロモ、
ヨード等)およびニトロから選ばれる置換基を1ないし
3個有していてもよいC6−10アリールスルホニルオ
キシ(例、ベンゼンスルホニルオキシ、ナフチルスルホ
ニルオキシ等)等が挙げられ、具体例としては、ベンゼ
ンスルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシ、p
−ブロモベンゼンスルホニルオキシ、m−ニトロベンゼ
ンスルホニルオキシ等が挙げられる。該「塩基」として
は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシ
ウム、炭酸水素ナトリウム等の塩基性塩類、ピリジン、
ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリ
プロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジ
メチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−
ジメチルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メチル
ピロリジン、N−メチルモルホリン等の第3級アミン
類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金
属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロ
ピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド等の金属
アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシ
ド、カリウムtert−ブトキシド等の金属アルコキシド類
等が挙げられる。化合物(XXXI)の使用量は、化合物
(XXX)1モルに対し、約0.8ないし約5.0モル、
好ましくは約1.0ないし約3.0モルである。塩基の
使用量は、化合物(XXX)1モルに対し約0.8ないし
約5.0モル、好ましくは約1.0ないし約3.0モル
である。また、所望により、塩基とともに第4級アンモ
ニウム塩を共存させて反応させることによっても製造さ
れうる。該「第4級アンモニウム塩」としては、例え
ば、テトラブチルアンモニウムヨージド等が挙げられ
る。第4級アンモニウム塩の使用量は、化合物(XXX)
1モルに対し約0.1ないし約2.0モル、好ましくは
約0.5ないし約1.0モルである。本反応は反応に不
活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶
媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例
えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、ベン
ゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水
素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチ
ルアセトアミド等のアミド類、ジクロロメタン、クロロ
ホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロ
ゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリル
等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシ
ド類等の溶媒またはこれらの混合溶媒等が好ましい。反
応時間は通常約30分ないし約96時間、好ましくは約
1時間ないし約72時間である。反応温度は通常約0な
いし約120℃、好ましくは約0ないし約60℃であ
る。
ynthesis)、1981年、第1ないし27頁)を用いることもで
きる。該反応は、化合物(XXX)とL9がOHである化合
物(XXXI)とを、アゾジカルボキシレート類(例、ジエ
チルアゾジカルボキシレート等)およびホスフィン類
(例、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン
等)の存在下反応させる。化合物(XXXI)の使用量は、
化合物(XXX)1モルに対し、約0.8ないし約5.0
モル、好ましくは約1.0ないし約3.0モルである。
該「アゾジカルボキシレート類」および「ホスフィン
類」の使用量は、それぞれ化合物(XXX)1モルに対
し、約0.8ないし約5.0モル、好ましくは約1.0
ないし約3.0モルである。本反応は反応に不活性な溶
媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒として
は反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、ジ
エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、
1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、ベンゼン、
トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセ
トアミド等のアミド類、ジクロロメタン、クロロホル
ム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン
化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリル等の
ニトリル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類
等の溶媒もしくはそれらの混合溶媒等が好ましい。反応
時間は通常約5分ないし約48時間、好ましくは約30
分ないし約24時間である。反応温度は通常約−20な
いし約200℃、好ましくは約0ないし約100℃であ
る。生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次反
応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物か
ら単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、
蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製するこ
ともできる。化合物(XXXIII)は、化合物(XXXII)を
自体公知の環化反応に付すことにより製造される。該環
化反応として、酸を用いて環化反応を行う。該反応で
は、Qは好ましくは、ヒドロキシ、ハロゲンなどであ
る。該反応では、化合物(XXXII)を、所望により酸と
反応させて化合物(XXXIII)を得る。該「酸」として
は、塩化アルミニウム、塩化鉄、塩化第二スズ、四塩化
チタン、三フッ化ホウ素ジエチルエーテル等のルイス
酸、ポリリン酸、硫酸等の鉱酸、トリフルオロ酢酸、メ
タンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、トリフルオ
ロメタンスルホン酸等の有機酸などが用いられる。該
「酸」の使用量は、化合物(XXXII)1モルに対し触媒量
ないし過剰量、好ましくは、約0.8ないし約5モルで
ある。本反応は、無溶媒で行うか、反応に不活性な溶媒
を用いて行うのが有利である。このような溶媒として
は、反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、
二硫化炭素、ニトロメタン等のニトロアルカン類、ニト
ロベンゼン等のニトロアリール類、ジクロロメタン、
1,2−ジクロロエタン、1,2−ジクロロベンゼン等
のハロゲン化炭素類、酢酸、トリフルオロ酢酸等の有機
酸類、無水酢酸、無水トリフルオロ酢酸等の酸無水物等
の溶媒またはこれらの混合溶媒等が好ましい。反応時間
は通常約10分ないし約96時間、好ましくは約10分
ないし約12時間である。反応温度は通常約−70ない
し約200℃、好ましくは約−40ないし約150℃で
ある。生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次
の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合
物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結
晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製す
ることができる。
ハロゲン化試薬とを反応させることにより製造される。
「ハロゲン化試薬」としては、塩素、臭素、ヨウ素、N
−クロロこはく酸イミドやN−ブロモこはく酸イミド等
のイミド類、ベンジルトリメチルアンモニウムトリブロ
ミド等のハロゲン付加物類等が用いられる。ハロゲン化
試薬の使用量は、化合物(XXXIII)1モルに対し約0.
8ないし約5.0モル、好ましくは約1.0ないし約2.
0モルである。本反応は、反応に不活性な溶媒を用いて
行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が
進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエー
テル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル
類、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコ
ール類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサ
ン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,
N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタ
ン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピ
オニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等の
スルホキシド類、酢酸、プロピオン酸等の有機酸類、ニ
トロメタン等のニトロアルカン類、ピリジン、ルチジ
ン、キノリン等の芳香族アミン類、またはこれらの混合
溶媒等が用いられる。本反応は、所望により、塩基もし
くはルイス酸もしくは鉄の存在下で行われる。「塩基」
としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、炭
酸セシウム、炭酸水素ナトリウム、酢酸ナトリウム、酢
酸カリウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳
香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミ
ン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミ
ン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジメチルア
ニリン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジ
ン、N−メチルモルホリン等の三級アミン類等が挙げら
れる。塩基の使用量は、化合物(XXXIII)1モルに対し
約0.8ないし約10モルである。「ルイス酸」として
は、例えば塩化鉄、塩化アルミニウム、三フッ化ホウ素
等が挙げられる。ルイス酸の使用量は、化合物(XXXII
I)1モルに対し約0.01ないし約5モルである。
「鉄」としては、鉄の使用量は、化合物(XXXIII)1モ
ルに対し約0.01ないし約5モルである。反応温度は
通常約−50ないし約150℃、好ましくは約−20な
いし約100℃である。反応時間は通常約5分ないし約
24時間、好ましくは約10分ないし約12時間であ
る。また、化合物(XXX)のC環上にハロゲン原子が置
換している場合は、ハロゲン化を行わずに化合物(XXXI
V)を製造できる。生成物は反応液のまま、あるいは粗
製物として次反応に用いることもできるが、常法に従っ
て反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段
(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容
易に精製することもできる。また、化合物(IX)は、以
下の反応式に記載の方法によっても製造される。 反応式14
4に従い、化合物(XXXIV)と4ないし8員環状アミノ
化合物(VI)(式中、B環は前記と同意義である。)と
を、所望により塩基の存在下反応させることにより製造
される。必要に応じて例えば、銅、銅塩等の触媒を用い
てもよく、またケミストリー レターズ(Chemistry Le
tters)1983年、927−928頁に記載の方法に準じてパラ
ジウムやニッケルなどの触媒と配位子(例えば、ホスフ
ィンやピリジン類など)を用いても良い。化合物(VI)
の使用量は、化合物(XXXIV)1モルに対し約0.8な
いし約10.0モル、好ましくは約1.0ないし約5.
0モルである。該「塩基」としては、例えば、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリ
ウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族ア
ミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリ
ブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジ
メチルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N
−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチ
ルモルホリン等の第3級アミン類、水素化ナトリウム、
水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物類、ナトリウ
ムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘ
キサメチルジシラジド等の金属アミド類、ナトリウムメ
トキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムtert−ブ
トキシド、カリウムtert−ブトキシド等の金属アルコキ
シド類等が挙げられる。塩基の使用量は、化合物(XXXI
V)1モルに対し約0.8ないし約10.0モル、好ま
しくは約1.0ないし約5.0モルである。本反応は反応
に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このよう
な溶媒としては反応が進行する限り特に限定されない
が、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール等
のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテ
ル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン
等の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N
−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタ
ン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピ
オニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等の
スルホキシド類等の溶媒またはこれらの混合溶媒等が好
ましい。銅触媒としては、銅、ハロゲン化銅(CuI、CuB
r、CuClなど)、酸化銅(CuO)などが用いられる。銅触
媒の使用量は、化合物(XXXIV)1モルに対し約0.1
ないし約10.0モル、好ましくは約0.5ないし約
2.0モルである。配位子としてはホスフィンが好まし
く、トリアルキルホスフィン、トリアリールホスフィ
ン、トリアルコキシホスフィン等が用いられ、パラジウ
ム触媒としては、酢酸パラジウム、塩化パラジウム、テ
トラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ビス
(ジベンジリデンアセトン)パラジウムなどを用いても
良い。ホスフィンの使用量は、化合物(XXXIV)1モル
に対し約0.001ないし約10.0モル、好ましくは
約0.01ないし約1.0モルである。パラジウム触媒
の使用量は、化合物(XXXIV)1モルに対し約0.00
01ないし約5.0モル、好ましくは約0.01ないし
約0.5モルである。反応時間は通常約30分ないし約
72時間、好ましくは約1時間ないし約48時間であ
る。反応温度は通常約−20ないし約200℃、好まし
くは約0ないし約150℃である。生成物は反応液のま
ま、あるいは粗製物として次反応に用いることもできる
が、常法に従って反応混合物から単離することもでき、
通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィ
ー等)により容易に精製することもできる。
合物は、塩を形成していてもよく、反応が達成される限
り特に限定されないが、例えば、前記化合物(I)が形
成していてもよい塩と同様の塩等が用いられる。化合物
(I)と化合物(I)に含まれる化合物(Ia)、(Ib)、
(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)(以下、化合物(I)と
記載するときもある。)および化合物(I’)の配置異
性体(E,Z体)については異性化が生じた時点で、例
えば、抽出、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等の通
常の分離手段により単離、精製することができ、純粋な
化合物を製造することができる。また、新実験化学講座
14(日本化学会編)、第251ないし253頁、第4版実験化
学講座19(日本化学会編)、第273ないし274頁記載の方
法およびそれに準じる方法に従って、加熱、酸触媒、遷
移金属錯体、金属触媒、ラジカル種触媒、光照射あるい
は強塩基触媒等により二重結合の異性化を進行させ、対
応する純粋な異性体を得ることもできる。なお、化合物
(I)および(I’)は置換基の種類如何によっては立
体異性体が生ずるが、この異性体が単独の場合も、それ
らの混合物の場合も本発明に含まれる。化合物(I)お
よび(I’)は水和物であっても非水和物であってもよ
い。いずれの場合にも、さらに所望により、脱保護反
応、アシル化反応、アルキル化反応、水素添加反応、酸
化反応、還元反応、炭素鎖延長反応、置換基交換反応を
各々、単独あるいはその二つ以上を組み合わせて行うこ
とにより化合物(I)および(I’)を合成することが
できる。上記反応によって、目的物が遊離の状態で得ら
れる場合には、常法に従って塩に変換してもよく、また
塩として得られる場合には、常法に従って遊離体または
他の塩に変換することもできる。かくして得られる化合
物(I)および(I’)は、公知の手段例えば、転溶、
濃縮、溶媒抽出、分溜、結晶化、再結晶、クロマトグラ
フィー等により反応溶液から単離、精製することができ
る。なお、化合物(I)および(I’)が、コンフィギ
ュレーショナル アイソマー(配置異性体)、ジアステ
レオマー、コンフォーマー等として存在する場合には、
所望により、前記分離、精製手段によりそれぞれを単離
することができる。また、化合物(I)および(I’)
がラセミ体である場合には、通常の光学分割手段により
d体、l体に分離することができる。また、前記各反応
において、アミノ基、ヒドロキシ基、カルボキシ基等の
官能基が存在している場合にはペプチド化学等で一般的
に用いられるような保護基を導入した後に反応に供して
もよく、反応後に必要に応じて保護基を除去することに
より目的化合物を得ることができる。保護基としては、
例えば、ホルミルまたはそれぞれ置換基を有していても
よいC1−6アルキル−カルボニル(例、アセチル、プ
ロピオニル等)、フェニルカルボニル、C1−6アルコ
キシ−カルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシ
カルボニル等)、フェニルオキシカルボニル、C
7−10アラルキルオキシ−カルボニル(例、ベンジル
オキシカルボニル等)、トリチル、フタロイル等が用い
られる。これらの置換基としては、ハロゲン原子(例、
フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、C1−6アルキル−
カルボニル(例、アセチル、プロピオニル、バレリル
等)、ニトロ等が用いられ、置換基の数は1ないし3個
程度である。また、保護基の除去方法としては、自体公
知またはそれに準じる方法が用いられるが、例えば、
酸、塩基、紫外光、ヒドラジン、フェニルヒドラジン、
N−メチルジチオカルバミン酸ナトリウム、テトラブチ
ルアンモニウムフルオリド、酢酸パラジウム等で処理す
る方法または還元反応が用いられる。
ロドラッグは、生体内における生理条件下で酵素や胃酸
等による反応により化合物(I)および(I’)等に変
換する化合物、すなわち酵素的に酸化、還元、加水分解
等を起こして化合物(I)および(I’)等に変化する
化合物、胃酸等により加水分解などを起こして化合物
(I)および(I’)等に変化する化合物であってよ
い。化合物(I)および(I’)等のプロドラッグとし
ては、化合物(I)および(I’)等のアミノ基がアシ
ル化、アルキル化、りん酸化された化合物(例、化合物
(I)および(I’)等のアミノ基がエイコサノイル
化、アラニル化、ペンチルアミノカルボニル化、(5−
メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イ
ル)メトキシカルボニル化、テトラヒドロフラニル化、
ピロリジルメチル化、ピバロイルオキシメチル化、te
rt−ブチル化された化合物など);化合物(I)およ
び(I’)等のヒドロキシ基がアシル化、アルキル化、
りん酸化、ほう酸化された化合物(例、化合物(I)お
よび(I’)等のヒドロキシ基がアセチル化、パルミト
イル化、プロパノイル化、ピバロイル化、サクシニル
化、フマリル化、アラニル化、ジメチルアミノメチルカ
ルボニル化された化合物など);化合物(I)および
(I’)等のカルボキシル基がエステル化、アミド化さ
れた化合物のカルボキシル基がエチルエステル化、フェ
ニルエステル化、カルボキシメチルエステル化、ジメチ
ルアミノメチルエステル化、ピバロイルオキシメチルエ
ステル化、エトキシカルボニルオキシエチルエステル
化、フタリジルエステル化、(5−メチル−2−オキソ
−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルエステル
化、シクロヘキシルオキシカルボニルエチルエステル
化、メチルアミド化された化合物など)等が挙げられ
る。これらの化合物は自体公知の方法によって化合物
(I)および(I’)等から製造することができる。ま
た、本発明の化合物(I)および(I’)等のプロドラ
ッグは、広川書店1990年刊「医薬品の開発」第7巻
分子設計163頁から198頁に記載されているよう
な、生理的条件で化合物(I)および(I’)等に変化
するものであってもよい。
塩またはそのプロドラッグ(以下、本発明の化合物と略
記する)は、哺乳動物(例、マウス、ラット、ハムスタ
ー、ウサギ、ネコ、イヌ、ウシ、ヒツジ、サル、ヒト
等)に対して、神経栄養因子様物質、神経栄養因子活性
増強物質、神経変性抑制物質、神経新生促進物質、とし
て、またはβアミロイド毒性抑制物質等として作用し、
神経細胞死を抑制し、神経再生を促進し、軽度認知障害
または軽症記憶障害を改善する。また、本発明の化合物
は、コリン系の賦活作用(例、コリンアセチルトランス
フェラーゼの活性増強作用等)を有しており、アセチル
コリンの含量を上げ、神経機能を賦活等する。さらに本
発明の化合物は、幹細胞(例、胚性幹細胞、神経幹細胞
等)増殖促進物質、神経前駆細細胞分化促進物質とし
て、または神経栄養因子様物質、神経栄養因子活性増強
物質、神経変性抑制物質として、神経細胞死を抑制し、
神経新生および神経軸索進展により神経組織・機能の再
生を促進する。さらに移殖治療に用いられる、神経幹細
胞・神経細胞(神経前駆細胞を含む)の胎児脳・患者脳
組織および胚性幹細胞からの調製にも有用であると同時
に、移殖後の神経幹細胞・神経細胞の生着・分化および
機能発現を促進する。
(I)もしくはその塩またはそのプロドラッグ(以下単
に化合物(I)と総称することがある)は、PKB活性
剤として有用であり、PKBを活性化することにより神
経変性抑制作用、神経再生促進作用、神経幹細胞自己複
製促進作用、幹細胞(例、胚性幹細胞、神経幹細胞等)
増殖促進作用、神経前駆細胞分化促進作用、を発揮する
か乃至はPKBの基質としてのGSKを阻害する情報伝
達を通じ、神経幹細胞自己複製促進作用、幹細胞(例、
胚性幹細胞、神経幹細胞等)増殖促進作用、神経前駆細
胞分化促進作用、神経栄養因子様作用、神経栄養因子活
性増強作用、神経変性抑制作用、神経再生促進作用、抗
酸化作用またはβアミロイドによる神経細胞死抑制作用
等の医薬作用を奏し、パーキンソン病、アルツハイマー
病等の疾患を予防および/または治療すると推察され
る。本発明の化合物(I)は毒性が低く、かつ副作用も
少ない等の医薬品として優れた性質も有するので、とり
わけパーキンソン病、アルツハイマー病、ALS、ハン
チントン病等の予防・治療剤として有用である。また、
本願発明の化合物は、うつ病、不安症、躁うつ病または
心的外傷後ストレス障害(Posttraumatic stress disor
der: PTSD)の予防・治療剤としても有用である。ま
た、本発明の化合物は、PKB活性化作用により幹細胞
および/または神経前駆細胞の増殖および/または分化
促進剤として、または神経栄養因子様物質、神経栄養因
子活性増強物質、神経変性抑制物質として、神経細胞死
を抑制し、神経新生および神経軸索伸長により神経組織
・機能の再生を促進することにより、例えば、神経変性
疾患(例、パーキンソン病、アルツハイマー病、軽度認
知障害(MCI)、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、ハ
ンチントン病、脊髄小脳変性症、多発性硬化症(M
S),Pick病等)、その他の精神疾患(例、うつ病、不
安症、躁うつ病またはPTSD、精神分裂症、不安神経
症、強迫性神経症等)、頭部外傷、脊髄損傷、脳血管障
害、脳血管性痴呆、無症候性脳梗塞、ポリグルタミン病
(歯状核赤核・淡蒼球ルイ体萎縮症、球脊髄筋萎縮症、Ma
chado−Jacob病、脊髄小脳失調症6型)、プリオン病
(Creutzfeldt−Jacob病、Gerstmann−straussler−Sch
einker病)、大脳皮質基底核神経節変性症、進行性核上
性麻痺、AIDS脳症、筋ジストロフィー、糖尿病性神
経障害、等の疾患の予防・治療剤として用いられる。ま
たは栄養因子様物質、栄養因子活性増強物質として、細
胞死を抑制し、細胞の新生および再生により組織・機能
の再生を促進することにより、例えば、糖尿病性網膜
症、糖尿病性腎症、肝硬炎、アルコール性肝炎等の疾患
の予防・治療剤として用いられるとともにすい臓のβ−
細胞等の再生治療や骨芽細胞の再生などにより骨粗しょ
う症、等の治療等にも有用である。
あるいは自体公知の手段に従って、薬理学的に許容され
る担体を混合した医薬組成物、例えば、錠剤(糖衣錠、
フィルムコーティング錠、口腔内崩壊錠等を含む)、散
剤、顆粒剤、カプセル剤(ソフトカプセルを含む)、液
剤、注射剤、坐剤、徐放剤、貼布剤等を製造して、経口
的または非経口的(例、局所、直腸、静脈投与等)に安
全に投与することができる。本発明の化合物の本発明製
剤中の含有量は、製剤全体の約0.01ないし約100
重量%である。該投与量は、投与対象、投与ルート、疾
患等によっても異なるが、例えばアルツハイマー病治療
剤として、成人に対し、経口剤として投与する場合、本
発明の化合物を有効成分として約0.1ないし約20mg
/kg体重、好ましくは約0.2ないし約10mg/kg体
重、さらに好ましくは約0.5ないし約10mg/kg体重
であって、1日1ないし数回に分けて投与することがで
きる。さらに、例えば、神経変性疾患(例、アルツハイ
マー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(AL
S)、ハンチントン病、脊髄小脳変性症、多発性硬化症
(MS)等)、精神神経疾患(例、うつ病、不安症、躁う
つ病またはPTSD、精神分裂症等)、頭部外傷、脊髄
損傷、脳血管障害、脳血管性痴呆、脊髄損傷、ポリグル
タミン病(歯状核赤核・淡蒼球ルイ体萎縮症、球脊髄筋萎
縮症、Machado−Jacob病、脊髄小脳失調症6型)、プリ
オン病(Creutzfeldt−Jacob病、Gerstmann−straussle
r−Scheinker病)、大脳皮質基底核神経節変性症、進行
性核上性麻痺、AIDS脳症、筋ジストロフィー、糖尿病性
神経障害、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、肝硬炎、ア
ルコール性肝炎、骨粗しょう症、等前記した疾患に適応
するにあたってあるいはすい臓のβ−細胞等の再生治療
にあたっては、本発明の化合物に加え、他の活性成分と
併用してもよい。このような併用薬として例えば、アセ
チルコリンエステラーゼ阻害剤(例、ドネペジル、リバ
スチグミン、ガランタミン、ザナペジル(TAK−147)
等)、βアミロイド蛋白産生、分泌、蓄積、凝集および
/または沈着抑制剤[βセクレターゼ阻害剤(例.6−
(4−ビフェニリル)メトキシ−2−[2−(N,N−
ジメチルアミノ)エチル]テトラリン、6−(4−ビフ
ェニリル)メトキシ−2−(N,N−ジメチルアミノ)
メチルテトラリン、6−(4−ビフェニリル)メトキシ
−2−(N,N−ジプロピルアミノ)メチルテトラリ
ン、2−(N,N−ジメチルアミノ)メチル−6−
(4’−メトキシビフェニル−4−イル)メトキシテト
ラリン、6−(4−ビフェニリル)メトキシ−2−[2
−(N,N−ジエチルアミノ)エチル]テトラリン、2
−[2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル]−6−
(4’−メチルビフェニル−4−イル)メトキシテトラ
リン、2−[2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル]
−6−(4’−メトキシビフェニル−4−イル)メトキ
シテトラリン、6−(2’,4’−ジメトキシビフェニ
ル−4−イル)メトキシ−2−[2−(N,N−ジメチ
ルアミノ)エチル]テトラリン、6−[4−(1,3−
ベンゾジオキソール−5−イル)フェニル]メトキシ−
2−[2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル]テトラ
リン、6−(3’,4’−ジメトキシビフェニル−4−
イル)メトキシ−2−[2−(N,N−ジメチルアミ
ノ)エチル]テトラリン、その光学活性体、その塩およ
びその水和物、OM99−2(WO01/00663))、γセク
レターゼ阻害作用剤、βアミロイド蛋白凝集阻害作用剤
(例、PTI−00703、ALZHEMED(NC−
531)、PPI−368(特表平11−514333)、PP
I−558(特表平2001−500852)、SKF−7465
2(Biochem.J.(1999),340(1),283−289))、β
アミロイドワクチン、βアミロイド分解酵素等、脳機能
賦活薬(例、アニラセタム、ニセルゴリン等)、他のパ
ーキンソン病治療薬[(例、ドーパミン受容体作動薬
(L−ドーパ、ブロモクリプテン、パーゴライド、タリ
ペキソール、プラシペキソール、カベルゴリン、アダマ
ンタジン等)、モノアミン酸化酵素(MAO)阻害薬(デプ
レニル、セルジリン(セレギリン)、レマセミド(rema
cemide),リルゾール(riluzole)等)、抗コリン剤
(例、トリヘキシフェニジル、ビペリデン 等)、COMT
阻害剤(例、エンタカポン 等)]、筋萎縮性側索硬化
症治療薬(例、リルゾール等、神経栄養因子等)、コレ
ステロール低下薬等の高脂血症治療薬[スタチン系
(例、プラバスタチンナトリウム、アトロバスタチン、
シンバスタチン、ロスバスタチン等)、フィブラート
(例、クロフィブラート等)、スクワレン合成酵阻害剤
]、痴呆の進行に伴う異常行動、徘徊等の治療薬
(例、鎮静剤、抗不安剤等)、アポトーシス阻害薬
(例、CPI−1189、IDN−6556、CEP−1347等)、神経分
化・再生促進剤(例、レテプリニム(Leteprinim)、キ
サリプローデン(Xaliproden;SR−57746−A)、 SB−2
16763等)、降圧剤、糖尿病治療薬、抗うつ剤、抗不安
薬、非ステロイド性抗炎症薬(例、メロキシカム、テオ
キシカム、インドメタシン、イブプロフェン、セレコキ
シブ、ロフェコキシブ、アスピリン、インドメタシン
等)、疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)、抗サ
イトカイン薬(TNF阻害薬、MAPキナーゼ阻害薬な
ど)、ステロイド薬(例、デキサメサゾン、ヘキセスト
ロール、酢酸コルチゾン等)、性ホルモンまたはその誘
導体(例、プロゲステロン、エストラジオール、安息香
酸エストラジオール等)、副甲状腺ホルモン(PTH)、
カルシウム受容体拮抗薬等が挙げられる。とりわけ、6
−(4−ビフェニリル)メトキシ−2−[2−(N,N
−ジメチルアミノ)エチル]テトラリン塩酸塩・1水和
物等のβセクレターゼ阻害作用剤などとの併用が好まし
い。該その他の活性成分と本発明の化合物とを自体公知
の方法に従って混合し、ひとつの医薬組成物(例、錠
剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤(ソフトカプセルを含
む)、液剤、注射剤、坐剤、徐放剤等)中に製剤化して
併用してもよく、また、それぞれを別々に製剤化し、同
一対象に対して同時にまたは時間差を置いて投与しても
よい。本発明製剤の製造に用いられてもよい薬理学的に
許容される担体としては、製剤素材として慣用の各種有
機あるいは無機担体物質が挙げられ、例えば、固形製剤
における賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤;液状製剤に
おける溶剤、溶解補助剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝
剤、無痛化剤等が挙げられる。また、必要に応じて、通
常の防腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤、吸着剤、湿潤
剤等の添加物を用いることもできる。
−マンニトール、デンプン、コーンスターチ、結晶セル
ロース、軽質無水ケイ酸等が挙げられる。滑沢剤として
は、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸
カルシウム、タルク、コロイドシリカ等が挙げられる。
結合剤としては、例えば、結晶セルロース、白糖、D−
マンニトール、デキストリン、ヒドロキシプロピルセル
ロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビ
ニルピロリドン、デンプン、ショ糖、ゼラチン、メチル
セルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム等
が挙げられる。崩壊剤としては、例えば、デンプン、カ
ルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
スカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、カルボ
キシメチルスターチナトリウム、L−ヒドロキシプロピ
ルセルロース等が挙げられる。溶剤としては、例えば、
注射用水、アルコール、プロピレングリコール、マクロ
ゴール、ゴマ油、トウモロコシ油、オリーブ油等が挙げ
られる。溶解補助剤としては、例えば、ポリエチレング
リコール、プロピレングリコール、D−マンニトール、
安息香酸ベンジル、エタノール、トリスアミノメタン、
コレステロール、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウ
ム、クエン酸ナトリウム等が挙げられる。懸濁化剤とし
ては、例えば、ステアリルトリエタノールアミン、ラウ
リル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レ
シチン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、
モノステアリン酸グリセリン等の界面活性剤;例えばポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキ
シメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒ
ドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース等の親水性高分子等
が挙げられる。等張化剤としては、例えば、ブドウ糖、
D−ソルビトール、塩化ナトリウム、グリセリン、D
−マンニトール等が挙げられる。緩衝剤としては、例え
ば、リン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩等の緩衝液
等が挙げられる。無痛化剤としては、例えば、ベンジル
アルコール等が挙げられる。防腐剤としては、例えば、
パラオキシ安息香酸エステル類、クロロブタノール、ベ
ンジルアルコール、フェネチルアルコール、デヒドロ酢
酸、ソルビン酸等が挙げられる。抗酸化剤としては、例
えば、亜硫酸塩、アスコルビン酸、α−トコフェロール
等が挙げられる。
剤例および実験例によって詳しく説明されるが、これら
の例は単なる実施例であって、本発明を限定するもので
はなく、また本発明の範囲を逸脱しない範囲で変化させ
てもよい。以下の参考例、実施例中の「室温」は通常約
10ないし約35℃を示す。%は特記しない限り重量パ
ーセントを示す。その他の本文中で用いられている略号
は下記の意味を示す。 s :シングレット(singlet) d :ダブレット(doublet) dd :ダブレット オブ ダブレッツ(doublet of do
ublets) dt :ダブレット オブ トリプレッツ(doublet of
triplets) t :トリプレット(triplet) q :カルテット(quartet) septet :セプテット m :マルチプレット(multiplet) br :ブロード(broad) J :カップリング定数(coupling constant) Hz :ヘルツ(Hertz) THF :テトラヒドロフラン DMF :N,N−ジメチルホルムアミド BINAP :2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−
1,1’−ビナフチル CDCl3 :重クロロホルム DMSO−d6 :重ジメチルスルホキシド1 H−NMR :プロトン核磁気共鳴 また、1H−NMRについて、塩を形成している化合物につ
いては、フリー体でのデータを記載した。また、水酸基
やアミノ基上のプロトンにおいて非常に緩やかなピーク
については記載していない。シリカゲルクロマトグラフ
ィーにおいては、メルク社製 Kiesselgel 60 を用い、
塩基性シリカゲルクロマトグラフィーには、富士シリシ
ア化学社製 Chromatorex NH を使用した。また、塩基性
アルミナクロマトグラフィーにはICN ファーマシューテ
ィカルズ社製活性アルミナ(塩基性)を使用した。
g, 146 mmol) のDMF (120 mL) 溶液にヨウ化メチル
(31.1 g, 219 mmol) および炭酸カリウム (40.4 g, 29
2 mmol) を室温下加え、72時間撹拌した。反応液を水
に加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩
水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃
縮した。得られた残さをヘキサンより結晶化させ標題化
合物24.5g(収率93%)を得た。 融点 43−46
℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 3.81 (3H, s), 6.37 (1H, d, J=1
6.2 Hz), 7.00−7.16 (2H, m), 7.46−7.58 (2H, m),7.
66 (1H, d, J=16.2 Hz)。
g, 61.7 mmol) のTHF (100 mL) 溶液に氷冷下、1,
4−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン (1
1.0 mL, 73.6 mmol) およびヨウ化メチル (4.3 mL, 69.
1 mmol) を加え、室温で24時間撹拌した。反応液を水
に加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を亜硫酸ナトリ
ウム水溶液、飽和重曹水溶液、水、飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。
得られた残さをヘキサンより結晶化させ標題化合物9.
10g(収率84%)を得た。融点 56−58 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 2.37 (3H, s), 3.80 (3H, s), 6.
39 (1H, d, J=16.1 Hz),7.19 (2H, d, J=8.1 Hz), 7.42
(2H, d, J=8.1 Hz), 7.67 (1H, d, J=16.1 Hz)。
メチル 3−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−プロペン酸
(21.8 g, 105 mmol)のメタノール (220 mL) 懸濁液に
氷冷下、塩化チオニル (23.0 mL, 315 mmol)を加え、60
℃で12時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残さに
水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和重曹
水、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて
乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さを酢酸エチル−
ヘキサンより結晶化させ標題化合物18.7g(収率8
0%)を得た。 融点 72−74 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 3.80 (3H, s), 3.91 (6H, s), 6.
31 (1H, d, J=15.8 Hz),6.86 (1H, d, J=8.2 Hz), 7.05
(1H, d, J=1.8 Hz), 7.11 (1H, dd, J=8.2, 1.8 Hz),
7.64 (1H, d, J=15.8 Hz)。
酢酸(5 mL)に加え、3時間加熱還流した。反応液を減圧
下濃縮し、残さをジイソプロピルエーテルより結晶化さ
せて標題化合物1.8g(収率90%)を得た。1 H−NMR (CDCl3) δ: 2.87 (2H, dd, J=17.2, 11.4 H
z), 3.13 (2H, dd, J=17.2, 4.5 Hz), 3.32−3.56 (1H,
m), 7.10−7.50 (5H, m)。
ール溶液 (28%, 19.3 g, 100 mmol) を加えた後、マロ
ン酸ジメチル (14.7 g, 111 mmol) を氷冷下滴下し15分
間撹拌した。反応液に氷冷下、参考例1で得た(2E)
−3−(4−フルオロフェニル)−2−プロペン酸メチ
ル (10.0 g, 55.5 mmol) のTHF (50mL) 溶液を加
え、12時間加熱還流した。反応液を減圧下濃縮後、残
さに水および希塩酸を加え水層の液性を酸性とし、酢酸
エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、
無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得ら
れた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキ
サン−酢酸エチル 8:1)により精製後、再結晶(酢
酸エチル−ヘキサン)を経て2−(4−フルオロフェニ
ル)−1,1,3−トリメトキシカルボニルプロパン1
2.7g(収率73%)を得た。 融点 75−76 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 2.72 (1H, dd, J=15.8, 9.3 Hz),
2.86 (1H, dd, J=15.8,5.1 Hz), 3.50 (3H, s), 3.54
(3H, s), 3.74 (1H, d, J=9.8 Hz), 3.75 (3H,s), 3.82
−4.04 (1H, m), 6.90−7.08 (2H, m), 7.14−7.32 (2
H, m)。 2−(4−フルオロフェニル)−1,1,3−トリメト
キシカルボニルプロパン (6.7 g, 21.5 mmol) のメタノ
ール (100 mL) 溶液に、水酸化ナトリウム (3N, 23mL,
69 mmol) 水溶液を室温で加えた後、12時間撹拌し
た。反応液を減圧下濃縮後、残さに水 (20 mL) および
濃塩酸 (10 mL) を氷冷下に加え、12時間加熱還流し
た。反応液を酢酸エチルで抽出し、水、飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下
留去し、酢酸エチル−ヘキサンより結晶化させて3−
(4−フルオロフェニル)グルタル酸4.5g(収率9
3%)を得た。 融点 145−147 ℃。1 H−NMR (DMSO−d6) δ: 2.48 (2H, dd, J=15.8, 8.8 H
z), 2.64 (2H, dd, J=15.8, 6.2 Hz), 3.20−3.56 (1H,
m), 7.00−7.20 (2H, m), 7.22−7.40 (2H, m),12.1
(2H, br s)。 3−(4−フルオロフェニル)グルタル酸 (2.00 g, 8.
84 mmol) を無水酢酸(5 mL)に加え、3時間加熱還流
した。反応液を減圧下濃縮し、残さを酢酸エチル−ヘキ
サンより結晶化させて標題化合物1.4g(収率76
%)を得た。 融点 99−104 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 2.84 (2H, dd, J=17.2, 11.2 H
z), 3.11 (2H, dd, J=17.2, 4.4 Hz), 3.32−3.56 (1H,
m), 7.02−7.34 (4H, m)。
ペン酸メチルを用い、標題化合物を合成した。 収率4
1%。 融点 160−162℃(酢酸エチル−ヘキサン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 2.35 (3H, s), 2.84 (2H, dd, J=
17.2, 11.2 Hz), 3.09 (2H, dd, J=17.2, 4.5 Hz), 3.2
8−3.50 (1H, m), 7.08 (2H, d, J=8.5 Hz), 7.20 (2H,
d, J=8.5 Hz)。
−2−プロペン酸エチルを用い、標題化合物を合成し
た。 収率38%。 融点 144−149 ℃(酢酸エチル−
ヘキサン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 2.82 (2H, dd, J=17.0, 11.4 H
z), 3.09 (2H, dd, J=17.0, 4.4 Hz), 3.26−3.50 (1H,
m), 3.81 (3H, s), 6.86−6.98 (2H, m), 7.06−7.18
(2H, m)。
ジメトキシフェニル)−2−プロペン酸メチルを用い、
標題化合物を合成した。 収率54%。 融点118−120
℃(ジイソプロピルエーテル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 2.85 (2H, dd, J=16.9, 11.2 H
z), 3.16 (2H, dd, J=16.9, 4.4 Hz), 3.28−3.50 (1H,
m), 3.88 (3H, s), 3.89 (3H, s), 6.66−6.80 (2H,
m), 6.87 (1H, d, J=8.0 Hz)。
チル 2,3,5−トリメチルフェノール (20.0 g, 147 mmo
l) のジメチルスルホキシド (100 mL) 溶液に、2−ブ
ロモイソ酪酸メチル (52.2 g, 288 mmol) および炭酸カ
リウム (40.0 g, 289 mmol) を室温下加え、36時間撹
拌した。反応液を水に加え、酢酸エチルで抽出した。有
機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムに
て乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さを塩基性シリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチ
ル 50:1)により精製し、油状の標題化合物30.
3g(収率87%)を得た。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.57 (6H, s), 2.11 (3H, s), 2.
21 (6H, s), 3.79 (3H,s), 6.33 (1H, s), 6.46 (1H,
s)。
キシ)イソ酪酸メチル(29.0 g, 123 mmol) のメタノー
ル (290 mL) 溶液に、8規定水酸化ナトリウム水溶液
(30 mL, 240 mmol) を室温下加え、12時間撹拌後、減圧
下濃縮した。反応液に、水 および塩酸を加え水層を酸
性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩
水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を
減圧下留去し、得られた残さをヘキサンより結晶化させ
て標題化合物20.5g(収率75%)を得た。 融点
91−94℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.59 (6H, s), 2.12 (3H, s), 2.
22 (3H, s), 2.23 (3H,s), 6.53 (1H, s), 6.71 (1H,
s)。
−1−ベンゾフラン−3−オン 参考例10で得た、2−(2,3,5−トリメチルフェ
ノキシ)イソ酪酸 (1.00 g, 4.5 mmol) にポリリン酸
(8 g) を加え、100℃で30分間撹拌した。反応混合
物に、水を加え、ジイソプロピルエーテルで抽出した。
有機層を水、飽和重曹水、水、飽和食塩水で洗浄後、無
水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去し、
得られた残さをヘキサンより結晶化させて標題化合物3
00mg(収率 33%)を得た。 融点 99−101
℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.44 (6H, s), 2.16 (3H, s), 2.
30 (3H, s), 2.52 (3H,s), 6.63 (1H, s)。
3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オン
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オン (1
2.8 g, 63 mmol) の酢酸 (130 mL) 溶液に、臭素 (3.9
mL, 76 mmol) を室温下滴下し、1時間撹拌した。反応
液を減圧下濃縮し、残さに5%亜硫酸ナトリウム水溶液
を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和重曹
水、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて
乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた残さをメタノ
ールより結晶化させて標題化合物12.9g(収率73
%)を得た。 融点 92−93℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.44 (6H, s), 2.26 (3H, s), 2.
47 (3H, s), 2.66 (3H,s)。
6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾ
フラン−3−オン−5−イル)ピペラジン トルエン (80 mL) に、酢酸パラジウム (150 mg, 0.67
mmol) およびBINAP (1.30 g, 2.1 mmol) を室温下
加え、アルゴン気流下5分間撹拌した。反応液に参考例
12で得た、5−ブロモ−2,2,4,6,7−ペンタ
メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オ
ン (4.0 g, 14 mmol) および1−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン (8.1 g, 42 mmol)を室温下加え、アル
ゴン気流下10分間撹拌した。さらに、反応液にナトリ
ウム tert−ブトキシド (3.8 g,40 mmol) を室温下加
えた後、アルゴン気流下18時間加熱還流した。反応液
に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食
塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒
を減圧下留去し、得られた残さを塩基性アルミナカラム
クロマトグラフィー(酢酸エチル)およびシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 8:
1)により精製後、再結晶(酢酸エチル−ヘキサン)を
経て標題化合物1.66g(収率30%)を得た。 融
点 144−146 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.43 (6H, s), 2.18 (3H, s), 2.
35 (3H, s), 2.61 (3H,s), 3.02−3.46 (8H, m), 3.79
(3H, s), 6.86 (2H, d, J=9.3 Hz), 6.97 (2H,d, J=9.3
Hz)。
ジン−4−オール 4−ブロモ−1,2−ジメトキシベンゼン (34.4 g, 158 m
mol) のTHF (350 mL) 溶液に、アルゴン雰囲気下n
−ブチルリチウムのヘキサン (1.56 M, 93.0 mL, 145 m
mol) 溶液を−70℃以下で滴下し、30分間攪拌し
た。さらに反応液に、1−ベンジルピペリジン−4−オン
(25.0 g, 132 mmol) のTHF (50 mL) 溶液を−60℃
以下で滴下し、0℃まで昇温した。反応液を氷冷下30
分間攪拌後、水を加え減圧下濃縮し、酢酸エチルにて抽
出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナ
トリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーにより精製後、得られた結晶をヘ
キサンにて洗浄し、標題化合物26.6g(収率 71
%)を得た。 融点 112−114 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.50−1.84 (2H, m), 2.02−2.2
8 (2H, m), 2.36−2.58(2H, m), 2.70−2.90 (2H,
m), 3.58 (2H, s), 3.87 (3H, s), 3.89 (3H, s), 6.8
3 (1H, d, J=8.4 Hz), 6.94−7.14 (2H, m), 7.18−7.4
4 (5H, m)。
2,3,6−テトラヒドロピリジン 参考例14で得た、1−ベンジル−4−(3,4−ジメトキ
シフェニル)ピペリジン−4−オール (26.0 g, 79.4 mmo
l) を酢酸 (130 mL) に加え、3時間加熱還流した。反
応液を濃縮後、炭酸カリウム水溶液を加え、アルカリ性
とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水
で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮
した。得られた結晶をヘキサンにて洗浄し、標題化合物
22.0g(収率 90%)を得た。 融点 94−96
℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 2.46−2.64 (2H, m), 2.71 (2H,
d, J=5.5 Hz), 3.10−3.24 (2H, m), 3.64 (2H, s),
3.87 (3H, s), 3.88 (3H, s), 5.92−6.04 (1H,m), 6.
81 (1H, d, J=8.8 Hz), 7.86−7.98 (2H, m), 7.20−7.
46 (5H, m)。
シフェニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン (1
0.0 g, 32.3 mmol) および10%パラジウムー炭素 (2.
0 g) をメタノール (200 mL) に加え、4〜5気圧の水
素圧下、室温で10時間攪拌した。触媒をろ過して除去
し、ろ液を減圧下濃縮した。得られた結晶をヘキサンに
て洗浄し、標題化合物6.58g(収率 92%)を得
た。 融点 98−100 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.48−1.94 (4H, m), 2.46−2.8
8 (3H, m), 3.08−3.28(2H, m), 3.86 (3H, s), 3.88
(3H, s), 6.70−6.90 (3H, m)。1H未確認。
ノ)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン 参考例16で得た、4−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)ピペリジンを用いて、参考例13と同様に標題化合
物を合成した。 収率 34%。融点 175−177℃。
(酢酸エチル)1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.43 (6H, s), 1.70−1.98 (4H,
m), 2.17 (3H×0.39, s), 2.20 (3H×0.61, s), 2.30
(3H×0.39, s), 2.39 (3H×0.61, s), 2.44−2.74(1H,
m), 2.60 (3H×0.61, s), 2.61 (3H×0.39, s), 2.86−
3.08 (2H, m), 3.22−3.52 (2H, m), 3.88 (3H, s), 3.
92 (3H, s), 6.74−6.94 (3H, m)。
イル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−
ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オール 参考例13で得た、4−(4−メトキシフェニル)−1
−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾフラン−3−オン−5−イル)ピペラ
ジン (740 mg, 1.88 mmol) のTHF (7 mL) 溶液 にメ
タノール (7 mL) を加えた後、水素化ホウ素ナトリウム
(300 mg, 7.93 mmol) を室温下加え、2時間撹拌し
た。反応液を減圧下濃縮後、1規定炭酸カリウム水溶液
を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩
水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃
縮した。得られた結晶をヘキサンにて洗浄し、標題化合
物670mg(収率 90%)を得た。融点 159−161
℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.30 (3H, s), 1.51 (3H, s), 2.
09 (3H, s), 2.26 (3H,s), 2.39 (3H, s), 3.00−3.42
(8H, m), 3.78 (3H, s), 4.72 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.8
6 (2H, d, J=9.2 Hz), 6.97 (2H, d, J=9.2 Hz)。
ノ)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オール 参考例17で得た、5−(4−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)ピペリジノ)−2,2,4,6,7−ペンタメ
チル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3(2
H)−オンを用いて、参考例18と同様に標題化合物を
合成した。 収率96%。融点 140−142 ℃。(ヘキサ
ン)1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.31 (3H, s), 1.43 (1H, d, J=
9.0 Hz), 1.51 (3H, s),1.66−1.98 (4H, m), 2.08 (3H
×0.5, s), 2.11 (3H×0.5, s), 2.20 (3H×0.5,s), 2.
30 (3H×0.5, s), 2.38 (3H, s), 2.44−2.70 (1H, m),
2.86−3.12 (2H, m), 3.16−3.52 (2H, m), 3.88 (3H,
s), 3.92 (3H, s), 4.72 (1H, d, J=9.0Hz), 6.74−6.
94 (3H, m)。
4 mmol) の塩化メチレン (200 mL) 溶液に、塩化アルミ
ニウム (48.0 g, 360 mmol) を氷冷下加え、室温まで昇
温した。反応液に臭素 (7.80 ml, 151 mmol) を室温下
滴下し、4時間攪拌後、反応液を水に加え、塩化メチレ
ンを減圧下留去した。残さを酢酸エチルで抽出し、有機
層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、5%亜硫酸ナ
トリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を
無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を減圧下留去し、
標題化合物32.5g(収率 100%)を得た。 融
点108−110 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 2.38 (3H, s), 2.46 (3H, s), 2.
73 (3H, s), 7.54 (1H,s), 10.21 (1H, s)。
ベンズアルデヒド (32.0 g, 141 mmol) のTHF (100 mL)
溶液に、メタノール (200 mL) を加えた後、p−トルエ
ンスルホン酸一水和物 (5.40 g, 28.4 mmol) を氷冷下
加えた。反応液に、過酸化水素水 (30%, 24.0 g, 212 m
mol) を10℃以下で滴下後、室温まで昇温し、12時
間攪拌した。さらに反応液を50℃で36時間攪拌後、
亜硫酸ナトリウム水溶液を加え、メタノールおよびTH
Fを減圧下留去した。残さを、酢酸エチルで抽出し、有
機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムに
て乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた残さをシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン〜ヘキサ
ン:酢酸エチル=10:1)により精製後、得られた結
晶をヘキサンにて洗浄し、標題化合物9.1g(収率
30%)を得た。 融点 86−88 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 2.25 (3H, s), 2.30 (3H, s), 2.
32 (3H, s), 4.63 (1H,s), 6.56 (1H, s)。
シ)イソ酪酸メチル 参考例21で得た、3−ブロモ−2,4,5−トリメチ
ルフェノールを用いて、参考例9と同様に標題化合物を
合成した。 収率 41%。融点 66−68 ℃。(ヘキサ
ン)1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.56 (6H, s), 2.24 (3H, s), 2.
31 (3H, s), 2.32 (3H,s), 3.80 (3H, s), 6.48 (1H,
s)。
シ)イソ酪酸 参考例22で得た、2−(3−ブロモ−2,4,5−ト
リメチルフェノキシ)イソ酪酸メチルを用いて、参考例
15と同様に標題化合物を合成した。収率 97%。融
点151−153 ℃。(ヘキサン)1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.59 (6H, s), 2.26 (3H, s), 2.
33 (6H, s), 6.67 (1H,s), 9.60 (1H, br s)。
3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン 参考例23で得た、2−(3−ブロモ−2,4,5−ト
リメチルフェノキシ)イソ酪酸 (20.2 g, 67.1 mmol)
のTHF (200 mL) 溶液に、DMF (0.1 mL)を加えた
後、オキサリルクロリド (9.00 mL, 101 mmol) を氷冷
下滴下した。反応液を室温まで昇温し、1時間攪拌後、
減圧下濃縮した。残さを塩化メチレン (200 mL) に溶か
し、塩化アルミニウム (22.4 g, 168 mmol) を−70℃
以下で加えた後、30分間かけて室温まで昇温した。反
応液を氷冷下、水に加えた後、塩化メチレンを減圧下留
去し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫
酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得ら
れた残さをメタノールより結晶化させて標題化合物1
8.5g(収率 97%)を得た。 融点 125−127
℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.44 (6H, s), 2.34 (3H, s), 2.
37 (3H, s), 2.60 (3H,s)。
イル−2,2,4,5,7−ペンタメチル−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン参考例2
4で得た、6−ブロモ−2,2,4,5,7−ペンタメ
チル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オン
および1−(4−メトキシフェニル)ピペラジンを用い
て、参考例13と同様に標題化合物を合成した。 収率
74%。 融点 162−164 ℃。(酢酸エチル)1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.43 (6H, s), 2.22 (3H, s), 2.
26 (3H, s), 2.53 (3H,s), 2.94−3.56 (8H, m), 3.79
(3H, s), 6.87 (2H, d, J=9.2 Hz), 6.98 (2H,d, J=9.2
Hz)。
ドロキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−
イル)−4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン 参考例13で得た、4−(4−メトキシフェニル)−1
−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾフラン−3−オン−5−イル)ピペラ
ジン (2.00 g, 5.06 mmol) のTHF (20 mL) 溶液に、
メチルリチウムのジエチルエーテル (1.14 M, 5.60 mL,
6.38 mmol) 溶液を氷冷下滴下し、10分間攪拌した。
反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、
飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し
た。溶媒を減圧下留去し、得られた残さをヘキサンより
結晶化させ標題化合物2.00g(収率 96%)を得
た。融点 139−141 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.31 (3H, s), 1.41 (3H, s), 1.
56 (3H, s), 1.70 (1H,s), 2.08 (3H, s), 2.24 (3H,
s), 2.43 (3H, s), 3.00−3.40 (8H, m), 3.78 (3H,
s), 6.86 (2H, d, J=9.2 Hz), 6.97 (2H, d, J=9.2 H
z)。
2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ
−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン参考例26
で得た、1−(2,2,3,4,6,7−ヘキサメチル
−3−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラ
ン−5−イル)−4−(4−メトキシフェニル)ピペラ
ジン (1.70 g, 4.14 mmol) のアセトニトリル (15 mL)
懸濁液に、10%塩酸 (5 mL) を室温下加え、6時間攪
拌した。反応液を減圧下濃縮後、残さに10%炭酸カリ
ウム水溶液を加え、水層の液性をアルカリ性とし、酢酸
エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、
無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去
し、得られた残さをエタノールより結晶化させ標題化合
物1.50g(収率 92%)を得た。 融点134−
136℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.46 (6H, s), 2.12 (3H, s), 2.
29 (3H, s), 2.45 (3H,s), 3.04−3.42 (8H, m), 3.79
(3H, s), 4.82 (1H, s), 5.32 (1H, s), 6.86 (2H, d,
J=9.5 Hz), 6.98 (2H, d, J=9.5 Hz)。
ルピペラジン−1−イル)−1−ベンゾフラン−3(2
H)−オン 1−フェニルピペラジンを用い、参考例13と同様に標
題化合物を得た。 収率22%。1 H−NMR (CDCl3) δ : 1.43 (6H, s), 2.18 (3H, s),
2.35 (3H, s), 2.60 (3H,s), 3.10−3.26 (4H, m), 3.3
2−3.43 (4H, m), 6.88 (1H, t, J=7.2 Hz), 6.99 (2H,
dd, J=1.0, 8.8 Hz), 7.25−7.33 (2H, m)。
イル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−1−ベン
ゾフラン−3(2H)−オン 1−(2−メトキシフェニル)ピペラジンを用い、参考
例13と同様に標題化合物を非晶状粉末として得た。
収率38%。1 H−NMR (CDCl3) δ : 1.43 (6H, s), 2.18 (3H, s),
2.37 (3H, s), 2.63 (3H,s), 3.04−3.28 (6H, m), 3.3
4−3.42 (2H, m), 3.89 (3H, s), 6.86−7.05 (4H,
m)。
ルピラジン−1−イル)−2,3−ジヒドロベンゾフラ
ン−3−オール 参考例28で得た、2,2,4,6,7−ペンタメチル
−5−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−1−ベ
ンゾフラン−3(2H)−オン を用い、参考例18と同
様に標題化合物を得た。 収率22% 融点 142−144
℃。1 H−NMR (CDCl3) δ : 1.30 (3H, s), 1.40 (1H, d, J=
9.0 Hz), 1.51 (3H, s),2.09 (3H, s), 2.26 (3H, s),
2.38 (3H, s), 3.17−3.38 (8H, m), 4.71 (1H,d, J=9.
0 Hz), 6.81−6.89 (1H, m), 6.99 (2H, brd, J=8.0 H
z), 7.24−7.34(2H, m)。
ル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジ
ヒドロベンゾフラン−3−オール 参考例29で得た、5−(4−(2−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン を用
い、参考例18と同様に標題化合物を非晶状粉末として
得た。 収率58%1 H−NMR (CDCl3) δ : 1.30 (3H, s), 1.41 (1H, d, J=
9.0 Hz), 1.51 (3H, s),2.09 (3H, s), 2.28 (3H, s),
2.41 (3H, s), 3.05−3.38 (8H, m), 3.89 (3H,s), 4.7
1 (1H, d, J=9.0 Hz), 6.83−7.03 (4H, m)。
−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフ
ラン 2,2,4,6−テトラメチル−3−(4−メチルフェ
ニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン (3.1 g,
11.6 mmol) のアセトニトリル (30 mL) 溶液に氷冷下
でN−ブロモコハク酸イミド (2.1 g, 11.6 mmol) を加
え、室温で1.5時間攪拌した。減圧下濃縮し、残さの固
体をろ過で除いた後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた
残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン)により精製後、再結晶(メタノール)を経て標題化
合物2.67g(収率 67%)を得た。 融点 116−1
18 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ : 1.01 (3H, s), 1.49 (3H, s),
1.99 (3H, s), 2.31 (3H,s), 2.40 (3H, s), 4.10 (1H,
s), 6.63 (1H, s), 6.80−7.20 (4H, m)。
−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフ
ラン−7−カルバルデヒド 参考例32で得た、5−ブロモ−2,2,4,6−テト
ラメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾフラン (2.60 g, 7.53 mmol)と1,1
−ジクロロメチルメチルエーテル(0.95 g, 8.28 mmol)
の塩化メチレン(10 mL) 溶液にアルゴン雰囲気下、四塩
化チタン (1.5 mL, 13.6 mmol) を氷冷下で加えた後、
同温下で20分間攪拌した。反応液に水を加え、塩化メ
チレンで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下
濃縮した。得られた残さを結晶化(酢酸エチル−ヘキサ
ン)させて標題化合物2.54g(収率 90%)を得
た。 融点 128−130 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.07 (3H, s), 1.54 (3H, s), 2.
06 (3H, s), 2.32 (3H,s), 2.76 (3H, s), 4.13 (1H,
s), 6.40−7.20 (4H, m), 10.4 (1H, s)。
−2,2,4,6−テトラメチル−3−(4−メチルフ
ェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン 参考例33で得た、5−ブロモ−2,2,4,6−テト
ラメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾフラン−7−カルバルデヒド(2.42 g,
6.48 mmol) とエチレングリコール (2.0 mL, 35.8 mmo
l) p−トルエンスルホン酸一水和物 (50 mg, 0.263 mmo
l) のトルエン (30 mL) 混合物を3時間加熱還流し、De
an−Starkトラップを用いて生成する水を取り除いた。
溶媒を減圧下濃縮し,残さに水を加え、酢酸エチルで抽
出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水で
洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮し
た。得られた残さを結晶化(酢酸エチル−ヘキサン)さ
せて標題化合物1.89g(収率 70%)を得た。
融点 169−172 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.48 (3H, s), 2.
00 (3H, s), 2.30 (3H,s), 2.52 (3H, s), 4.00−4.27
(5H, m), 6.17 (1H, s), 6.50−7.10 (4H, m)。
ラジニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−1−
ベンゾフラン−3(2H)−オン 参考例12で得た、5−ブロモ−2,2,4,6,7−
ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−
3−オンおよび1−(3、4−ジメトキシフェニル)ピ
ペラジンを用い、参考例13と同様にして、標題化合物
を得た。 収率63% 融点 153−154 ℃(酢酸エチル
−ヘキサン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.43 (6H, s), 2.18 (3H, s), 2.
36 (3H, s), 2.61 (3H,s), 3.03−3.42 (8H, m), 3.85
(3H, s), 3.89 (3H, s), 6.52 (1H, dd, J=8.8,2.6 H
z), 6.65 (1H, d, J=2.6 Hz), 6.82 (1H, d, J=8.8 H
z)。
(トリフルオロメチル)フェニル)−1−ピペラジニ
ル)−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン 参考例12で得た、5−ブロモ−2,2,4,6,7−
ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−
3−オンおよび1−(4−(トリフルオロメチル)フェ
ニル)ピペラジンを用い、参考例13と同様にして、標
題化合物を得た。 収率33% 融点 188−190 ℃(酢
酸エチル−ヘキサン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.43 (6H, s), 2.18 (3H, s), 2.
35 (3H, s), 2.59 (3H,s), 3.10−3.52 (8H, m), 6.98
(2H, d, J=8.6 Hz), 7.50 (2H, d, J=8.6 Hz)。
ラジニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−1−
ベンゾフラン−3−オール 参考例35で得た、5−(4−(3、4−ジメトキシフ
ェニル)−1−ピペラジニル)−2,2,4,6,7−
ペンタメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンを
用いて、参考例18と同様にして、標題化合物を得た。
収率88%融点 150−151 ℃(酢酸エチル−ヘキサ
ン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.30 (3H, s), 1.45 (1H, d, J=
8.8 Hz), 1.51 (3H, s),2.09 (3H, s), 2.26 (3H, s),
2.39 (3H, s), 3.09−3.40 (8H, m), 3.85 (3H,s), 3.8
9 (3H, s), 4.72 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.52 (1H, dd, J
=8.6, 2.8 Hz),6.65 (1H, d, J=2.8 Hz), 6.81 (1H, d,
J=8.6 Hz)。
(トリフルオロメチル)フェニル)−1−ピペラジニ
ル)−1−ベンゾフラン−3−オール 参考例36で得た、2,2,4,6,7−ペンタメチル
−5−(4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)
−1−ピペラジニル)−1−ベンゾフラン−3(2H)
−オンを用いて、参考例18と同様にして、標題化合物
を得た。 収率77% 融点 212−214 ℃(酢酸エチル
−ヘキサン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.30 (3H, s), 1.42 (1H, d, J=
8.7 Hz), 1.51 (3H, s),2.08 (3H, s), 2.25 (3H, s),
2.37 (3H, s), 3.18−3.45 (8H, m), 4.71 (1H,d, J=8.
7 Hz), 6.97 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.49 (2H, d, J=8.7
Hz)。
−イル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3
−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)メタノール 参考例27で得た、4−(4−メトキシフェニル)−1
−(3−メチレン−2,2,4,6,7−ペンタメチル
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピ
ペラジン (2.0 g, 5.10 mmol) のTHF (20 mL) 溶液にア
ルゴン雰囲気下、氷冷下でボランTHF錯体THF (1.0M, 2
0.0 mL, 20.0 mmol) 溶液を加えた後、室温で1時間攪
拌した。水 (2.0 mL) を加え、水素が発生しなくなるま
で攪拌後、反応液に1規定水酸化ナトリウム水溶液 (5.0
mL)、次に30%過酸化水素水 (2.0 mL)を加え、50度で1
時間攪拌した。反応液に水と酢酸エチルを加え、有機層
を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:
1)により精製後、再結晶(酢酸エチル−ヘキサン)を
経て標題化合物1.87g(収率89%)を得た。融点 140
−141 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.22−1.30 (1H, m), 1.33 (3H,
s), 1.63 (3H, s), 2.07(3H, s), 2.23 (3H, s), 2.28
(3H, s), 3.04 (1H, t, J=3.6 Hz), 3.08−3.32(8H,
m), 3.71−3.85 (5H, m), 6.85 (2H, d, J=9.0 Hz), 6.
96 (2H, d, J=9.0Hz)。
ル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
−イル)メチル 参考例39で得た、(5−(4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
−イル)メタノール (1.7 g, 4.14 mmol) とトリエチル
アミン (0.69 mL, 4.97 mmol) の塩化メチレン (30 mL)
溶液に、氷冷下塩化メタンスルホニル(0.38 mL, 4.97
mmol) を滴下した。反応液を室温で1時間攪拌した。反
応液に水を加え、塩化メチレンで抽出した。有機層を1
規定塩酸、水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
し、減圧下濃縮した。得られた残さを結晶化(酢酸エチ
ル−ヘキサン)させて標題化合物1.50g(収率 7
4%)を得た。融点 150−151 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.36 (3H, s), 1.61 (3H, s), 2.
07 (3H, s), 2.24 (3H,s), 2.31 (3H, s), 2.89 (3H,
s), 3.10−3.38 (9H, m), 3.79 (3H, s), 4.21−4.30
(2H, m), 6.87 (2H, d, J=9.0 Hz), 6.98 (2H, d, J=9.
0 Hz)。
4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾフラン−3(2H)−オン 参考例12で得た、5−ブロモ−2,2,4,6,7−
ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−
3−オンと1−ベンジルピペラジンを用い、参考例13
と同様に標題化合物を得た。 収率75%1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.41 (6H, s), 2.16 (3H, s), 2.
32 (3H, s), 2.40−2.64(7H, m), 2.92−3.06 (2H, m),
3.13−3.30 (2H, m), 7.24−7.38 (5H, m)。
4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾフラン−3−オール 参考例41で得た、5−(4−ベンジルピペラジン−1
−イル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3
−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンを用
い、参考例18と同様に標題化合物を非晶状粉末として
得た。 収率93%1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.29 (3H, s), 1.42−1.55 (4H,
m), 2.07 (3H, s), 2.23(3H, s), 2.35 (3H, s), 2,42
−2.63 (4H, m), 2.98−3.20 (4H, m), 3.57 (2H, s),
4.69 (1H, br), 7.20−7.42 (5H, m)。
ル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オン−
5−イル)ピペラジンカルボキシレート tert−ブチル ピペラジンカルボキシレートを用い、参
考例13と同様に標題化合物を得た。 収率75% 融
点 123−125 ℃ (ヘキサン−酢酸エチル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.42 (6H, s), 1.49 (9H, s), 2.
17 (3H, s), 2.31 (3H,s), 2.55 (3H, s), 2.90−2.98
(2H, m), 3.07−3.17 (2H, m), 3.33−3.43 (2H, m),
3.3.6−3.71 (2H, m)。
6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾ
フラン−5−イル)ピペラジンカルボキシレート 参考例43で得た、tert−ブチル 4−(2,2,4,
6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾ
フラン−3−オン−5−イル)ピペラジンカルボキシレ
ートを用い、参考例18と同様に標題化合物を非晶状粉
末として得た。収率98%。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.23−1.32 (4H, m), 1.47−1.54
(12H, m), 2.07 (3H, s), 2.21 (3H, s), 2.33 (3H,
s), 2.94−3.08 (4H, m), 3.40−3.49 (2H, m), 3.52−
3.60 (2H, m), 4.69 (1H, d, J=9.0 Hz)。
イル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−1−ベン
ゾフラン−3(2H)−オン 1−(4−フルオロフェニル)ピペラジンを用い、参考
例13と同様に標題化合物を得た。 収率22% 融点 1
76−179 ℃ (ヘキサン−酢酸エチル)。1 H−NMR (CDCl3) δ : 1.44 (6H, s), 2.18 (3H, s),
2.35 (3H, s), 2.60 (3H,s), 3.07−3.41 (8H, m), 6.9
4−6.99 (4H, m)。
メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラ
ン−5−イル)ピペラジン 塩酸塩 2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチル
フェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5
−アミン (29.5 g, 100 mmol) と1−ブタノール (300
mL) の懸濁液にビス(2−クロロエチル)アミン 塩酸
塩 (18.7 g, 105 mmol) を加え、アルゴン雰囲気下、2
4時間加熱、還流した。反応液を室温に冷却後、炭酸ナ
トリウム (12.7 g, 120 mmol) を加え再び加熱、還流し
た。24時間撹拌後、反応液を減圧下濃縮した。残さに
水 (500 mL) を加え、酢酸エチルにて抽出した。抽出液
を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
し、減圧下溶媒を留去した。残さを塩基性シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 1
0:1)に付し、標題化合物のフリーベースをオイル状
残さとして得た。残さを酢酸エチルに溶解し、4N−塩
酸/酢酸エチルにて処理し、標題化合物10.3g(収
率26%)を得た。 融点 224−225 ℃ (ヘキサン−
エタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.99 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.
87 (3H, s), 2.14 (3H,s), 2.26 (3H, s), 2.31 (3H,
s), 2.85−3.05 (8H, m), 4.07 (1H, s), 6.65 (2H, b
r), 7.03 (2H, br)。
−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフ
ラン−5−イル)−4−(フェニルメチル))ピペラジ
ン 塩酸塩 実施例1で得た、1−(2,2,4,6,7−ペンタメ
チル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ
−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン塩酸塩 (36
4 mg, 1 mmol) と炭酸カリウム (138 mg, 1 mmol) をD
MF (5 mL)に懸濁し、ベンジルブロマイド (119 mL, 1
mmol) を加え、室温にて5時間撹拌した。反応液に水
を加え、酢酸エチルにて抽出した。抽出液を飽和食塩水
にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下溶
媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ヘキサン−酢酸エチル 10:1)に付し、標題
化合物のフリーベースをオイル状残さとして得た。残さ
を酢酸エチルに溶解し、4N−塩酸/酢酸エチルにて処
理し、標題化合物218mg(収率44%)を得た。
融点 278−280 ℃ (ヘキサン−エタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ : 0.98 (3H, s), 1.47 (3H, s),
1.87 (3H, s), 2.13 (3H,s), 2.25 (3H, s), 2.30 (3H,
s), 2.45−2.56 (4H, m), 3.00−3.16 (4H, m),3.56
(2H, s), 4.06 (1H, s), 6.78 (2H, br), 7.04 (2H, d,
J=7.0 Hz), 7.23−7.40 (5H, m)。
4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニ
ル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イ
ル)ピペラジン 塩酸塩 4−メトキシベンジルブロミドを用い、実施例2と同様
に標題化合物を得た。収率70% 融点 229−230 ℃
(ヘキサン−エタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.98 (3H, s), 1.47 (3H, s), 1.
86 (3H, s), 2.13 (3H,s), 2.24 (3H, s), 2.30 (3H,
s), 2.42−2.52 (4H, m), 2.98−3.07 (4H, m),3.48 (2
H, s), 3.80 (3H, s), 4.06 (1H, s), 6.70 (2H, br),
6.86 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.03 (2H, br), 7.25 (2H,
d, J=7.7 Hz)。
4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニ
ル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イ
ル)ピペラジン 塩酸塩 4−フルオロベンジルブロミドを用い、実施例2と同様
に標題化合物を得た。収率44% 融点 272−274 ℃
(ヘキサン−エタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.98 (3H, s), 1.47 (3H, s), 1.
86 (3H, s), 2.13 (3H,s), 2.25 (3H, s), 2.30 (3H,
s), 2.43−2.51 (4H, m), 2.98−3.07 (4H, m),3.50 (2
H, s), 4.06 (1H, s), 6.70 (2H, br), 6.95−7.08 (4
H, m), 7.25−7.35 (4H, m)。
4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニ
ル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イ
ル)ピペラジン 塩酸塩 2−メトキシベンジルブロミドを用い、実施例2と同様
に標題化合物を得た。収率64% 融点 122−123 ℃
(ヘキサン−エタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.98 (3H, s), 1.47 (3H, s), 1.
87 (3H, s), 2.13 (3H,s), 2.25 (3H, s), 2.30 (3H,
s), 2.52−2.59 (4H, m), 3.01−3.12 (4H, m),3.61 (2
H, s), 3.82 (3H, s), 4.06 (1H, s), 6.70 (2H, br),
6.87 (1H, d, J=8.1 Hz), 6.93 (1H, dt, J=0.9 Hz, 7.
6 Hz), 7.03 (2H, br), 7.18−7.24 (1H,m), 7.41 (1H,
dd, J=1.7 Hz, 7.6 Hz)。
4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニ
ル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イ
ル)ピペラジン 塩酸塩 3−メトキシベンジルブロミドを用い、実施例2と同様
に標題化合物を得た。収率64% 融点 234−236 ℃
(ヘキサン−エタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.98 (3H, s), 1.47 (3H, s), 1.
87 (3H, s), 2.13 (3H,s), 2.25 (3H, s), 2.30 (3H,
s), 2.46−2.53 (4H, m), 3.00−3.07 (4H, m),3.52 (2
H, s), 3.81 (3H, s), 4.06 (1H, s), 6.75 (2H, br),
6.79 (1H, dd, J=2.5 Hz, 8.0 Hz), 6.92−6.95 (2H,
m), 7.03 (2H, br), 7.22 (1H, t, J=8.0Hz)。
メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラ
ン−5−イル)−4−(3−ピリジルメチル)ピペラジ
ン 二塩酸塩 3−(クロロメチル)ピリジン塩酸塩を用い、実施例2
と同様に標題化合物を得た。 収率62% 融点 226−
229 ℃ (酢酸エチル−エタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.99 (3H, s), 1.47 (3H, s), 1.
86 (3H, s), 2.13 (3H,s), 2.25 (3H, s), 2.30 (3H,
s), 2.43−2.55 (4H, m), 2.98−3.10 (4H, m),3.55 (2
H, s), 4.06 (1H, s), 6.85 (2H, br), 7.00−7.09 (2
H, m), 7.235−7.30 (1H, m) 7.66−7.75 (1H, m), 8.5
0 (1H, dd, J=1.8 Hz, 4.8 Hz), 8.56 (d,J=1.8 Hz)。
−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジンヨウ化メチルを
用い、実施例2と同様に標題化合物を得た。 収率51
% 融点 188−190 ℃ (ヘキサン−エタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.99 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.
87 (3H, s), 2.14 (3H,s), 2.25 (3H, s), 2.31 (3H,
s), 2.35 (3H, s), 2.45−2.57 (4H, m), 3.00−3.15
(4H, m), 4.06 (1H, s), 6.85 (2H, br), 7.04 (2H, d,
J=6.8 Hz)。
メチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒド
ロ−1−ベンゾフラン−5−イル))ピペラジン 実施例1で得た、1−(2,2,4,6,7−ペンタメ
チル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ
−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン塩酸塩 (30
1 mg, 0.75 mmol) をTHF (5 mL) に懸濁し、トリエ
チルアミン (0.31 mL, 2.25 mmol) 、ベンゾイルクロリ
ド (96 mL) を室温にて加え、同温にて5時間撹拌し
た。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出し
た。抽出液を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウ
ムにて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残さをシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル
10:1)に付し、ヘキサンより結晶化することによっ
て、標題化合物350mg(収率100%)を得た。
融点 137−138 ℃ (ヘキサン−酢酸エチル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.99 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.
87 (3H, s), 2.14 (3H,s), 2.25 (3H, s), 2.31 (3H,
s), 2.92−3.20 (4H, m), 3.38−3.55 (2H, m),3.70−
4.02 (2H, m), 4.07 (1H, s), 6.70 (2H, br), 7.05 (2
H, br), 7.41 (5H, s)。
6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペ
ラジン 4−フルオロベンゾイルクロリドを用い、実施例9と同
様に標題化合物を得た。 収率52% 融点 241−142
℃ (ヘキサン−酢酸エチル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.47 (3H, s), 1.
86 (3H, s), 2.14 (3H,s), 2.24 (3H, s), 2.31 (3H,
s), 3.06 (4H, br), 3.60 (4H, br), 4.06 (1H,s), 6.8
0 (2H, br), 7.00−7.14 (4H, m), 7.43 (2H, dd, J=5.
4 Hz, 8.6 Hz)。
ル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−
1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン 無水酢酸を用い、実施例9と同様に標題化合物を得た。
収率83% 融点 272−274 ℃ (ヘキサン−酢酸エ
チル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.
84 (3H, s), 2.11 (3H,d, J=2.6 Hz), 2.14 (3H, s),
2.23 (3H, s), 2.31 (3H, s), 2.95−3.08 (4H,m), 3.4
3−3.57 (2H, m), 3.62−3.73 (2H, m), 4.06 (1H, s),
6.80 (2H, br),7.05 (2H, d, J=7.2 Hz)。
6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペ
ラジン 4−メトキシベンゾイルクロリドを用い、実施例9と同
様に標題化合物を得た。 収率58% 融点 163−165
℃ (ヘキサン−酢酸エチル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.99 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.
86 (3H, s), 2.14 (3H,s), 2.24 (3H, s), 2.31 (3H,
s), 3.05 (4H, br), 3.65 (4H, br), 3.83 (3H,s), 4.0
6 (1H, s), 6.80 (2H, br), 6.90 (2H, d, J=8.8 Hz),
7.04 (2H, d, J=7.2Hz), 7.40 (2H, d, J=8.8 Hz)。
6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペ
ラジン 4−シアノベンゾイルクロリドを用い、実施例9と同様
に標題化合物を得た。収率49% 融点 159−161 ℃
(ヘキサン−酢酸エチル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.
86 (3H, s), 2.14 (3H,s), 2.24 (3H, s), 2.31 (3H,
s), 3.05 (4H, br), 3.38 (2H, br), 3.80 (2H,br), 4.
06 (1H, s), 6.80 (2H, br), 7.04 (2H, d, J=7.2 Hz),
7.52 (2H, d, J=7.9 Hz), 7.71 (2H, d, J=7.9 Hz)。
メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラ
ン−5−イル)−4−(4−ニトロフェニル)ピペラジ
ン 実施例1で得た、1−(2,2,4,6,7−ペンタメ
チル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ
−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン塩酸塩 (30
1 mg, 0.75 mmol) をアセトニトリル (6 mL) に懸濁
し、トリエチルアミン (0.31 mL, 2.25 mmol) 、4−フ
ロオロニトロベンゼン (159 オL, 1.5 mmol) を室温にて
加え、10時間加熱、還流した。反応液を冷却後、飽和
重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和
食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減
圧下溶媒を留去した。残さをシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)に付し、
ヘキサンより結晶化することによって、標題化合物31
2mg(収率86%)を得た。 融点 203−205 ℃(ヘ
キサン−酢酸エチル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.49 (3H, s), 1.
88 (3H, s), 2.15 (3H,s), 2.26 (3H, s), 2.31 (3H,
s), 3.16−3.25 (4H, m), 3.42−3.53 (4H, m),4.07 (1
H, s), 6.75 (2H, br), 6.84 (2H, d, J=9.6 Hz), 7.05
(2H, brd, J=6.6Hz), 8.12 (2H, d, J=9.6 Hz)。
メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラ
ン−5−イル)−4−(2−ニトロフェニル)ピペラジ
ン 2−フルオロニトロベンゼンを用い、実施例14と同様
に標題化合物を得た。収率91% 融点 178−180 ℃
(ヘキサン−酢酸エチル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.49 (3H, s), 1.
90 (3H, s), 2.15 (3H,s), 2.28 (3H, s), 2.31 (3H,
s), 3.05−3.22 (8H, m), 4.08 (1H, s), 6.75 (2H, b
r), 7.01−7.09 (3H, m), 7.17 (1H, d, J=8.24 Hz),
7.47 (1H, t, J=8.8Hz), 7.77 (1H, d, J=8.8 Hz)。
メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラ
ン−5−イル)−4−(4−メチルフェニル)ピペラジ
ン 実施例1で得た、1−(2,2,4,6,7−ペンタメ
チル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ
−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン塩酸塩 (30
1 mg, 0.75 mmol) とナトリウム tert−ブトキシド (3
60 mg, 3.75mmol) をトルエン (6 mL) に懸濁し、4−
ブロモトルエン (185 オL, 1.5 mmol)、酢酸パラジウム
(17 mg, 0.075 mmol) およびBINAP (140 mg, 0.22
5 mmol) を室温にて加え、アルゴン雰囲気下24時間加
熱、還流した。反応液を冷却後、飽和重曹水を加え、酢
酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄
後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下溶媒を留去
した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘ
キサン−酢酸エチル 4:1)に付し、ヘキサンより結
晶化することによって、標題化合物281mg(収率8
2%)を得た。融点 157−158 ℃ (ヘキサン−酢酸エ
チル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.49 (3H, s), 1.
89 (3H, s), 2.15 (3H,s), 2.27 (6H, s), 2.31 (3H,
s), 3.10−3.28 (8H, m), 4.08 (1H, s), 6.88 (2H, d,
J=8.7 Hz), 7.00 (2H, br), 7.05 (2H, br), 7.08 (2
H, d, J=8.7 Hz)。
6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペ
ラジン 4−ブロモアセトアニリドを用い、実施例16と同様に
標題化合物を得た。収率17%1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.49 (3H, s), 1.
89 (3H, s), 2.15 (3H,s), 2.27 (3H, s), 2.31 (3H,
s), 3.13−3.25 (8H, m), 4.07 (1H, s), 6.80 (2H, b
r), 6.85−7.08 (5H, m), 7.36 (2H, d, J=8.4 Hz)。
(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチ
ルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−
5−イル)ピペラジン 4−トリフルオロメチル−1−ブロモベンゼンを用い、
実施例16と同様に標題化合物を得た。 収率67%
融点 180−181 ℃ (ヘキサン−酢酸エチル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.49 (3H, s), 1.
89 (3H, s), 2.15 (3H,s), 2.27 (3H, s), 2.31 (3H,
s), 3.15−3.25 (4H, m), 3.28−3.38 (4H, m),4.08 (1
H, s), 6.80 (2H, br), 6.95 (2H, d, J=8.6 Hz), 7.05
(2H, brd, J=6.9 Hz), 7.48 (2H, d, J=8.6 Hz)。
4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニ
ル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イ
ル)ピペラジン 4−ブロモベラトロールを用い、実施例16と同様に標
題化合物を得た。 収率35% 融点 136−139 ℃
(ヘキサン−酢酸エチル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.49 (3H, s), 1.
91 (3H, s), 2.15 (3H,s), 2.29 (3H, s), 2.31 (3H,
s), 3.07−3.30 (8H, m), 3.84 (3H, s), 3.87 (1H,
s), 6.49 (1H, dd, J=2.6 Hz, 8.8 Hz), 6.62 (1H, d,
J=2.6 Hz), 6.79 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.85 (2H, br),
7.06 (2H, brd, J=7.7 Hz), 8.12 (2H, d, J=9.6 Hz)。
7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジ
ン 4−ブロモベンゾニトリルを用い、実施例16と同様に
標題化合物を得た。収率45% 融点 216−217 ℃
(ヘキサン−酢酸エチル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.
87 (3H, s), 2.15 (3H,s), 2.26 (3H, s), 2.31 (3H,
s), 3.13−3.25 (4H, m), 3.30−3.43 (4H, m),4.07 (1
H, s), 6.80 (2H, br), 6.87 (2H, d, J=9.2 Hz), 7.05
(2H, brd, J=7.0 Hz), 7.49 (2H, d, J=9.2 Hz)。
メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラ
ン−5−イル)−4−(3−ピリジル)ピペラジン 3−ブロモピリジンを用い、実施例16と同様に標題化
合物を得た。 収率40% 融点 136−137 ℃ (ヘキ
サン−酢酸エチル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.49 (3H, s), 1.
89 (3H, s), 2.15 (3H,s), 2.28 (3H, s), 2.31 (3H,
s), 3.18−3.34 (8H, m), 4.08 (1H, s), 6.80 (2H, b
r), 7.05 (2H, brd, J=7.6Hz), 7.10−7.21 (2H, m),
8.10 (1H, dd, J=1.8 Hz, 4.6 Hz), 8.35 (1H, d, J=1.
8 Hz)。
メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラ
ン−5−イル)−4−(2−ピリジル)ピペラジン 2−ブロモピリジンを用い、実施例16と同様に標題化
合物を得た。 収率63% 融点 190−191 ℃ (ヘキ
サン−酢酸エチル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.
88 (3H, s), 2.15 (3H,s), 2.27 (3H, s), 2.31 (3H,
s), 3.10−3.21 (8H, m), 3.45−3.70 (4H, m),4.08 (1
H, s), 6.80 (2H, br), 7.05 (2H, brd, J=7.6Hz), 7.1
0−7.21 (2H, m), 8.10 (1H, dd, J=1.8 Hz, 4.6 Hz),
8.35 (1H, d, J=1.8 Hz)。
3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−
ベンゾフラン−5−イル)−4−フェニルピペリジン−
2,6−ジオン アルゴン雰囲気下で、(3R)−2,2,4,6,7−
ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−
ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン (700 mg, 2.
4 mmol) 、4−フェニルグルタル酸無水物 (500 mg, 2.
6 mmol)およびTHF (7 mL) の混合物を2時間加熱還
流した。反応液を室温まで冷却後、1−エチル−3−
(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(WS
C)塩酸塩(550 mg, 2.9 mmol) および1−ヒドロキシ
−1H−ベンゾトリアゾール(HOBt)一水和物 (45
0 mg, 2.9 mmol)を加えた。反応液を12時間加熱還流
後、室温まで冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を1規定塩酸、水、飽和重曹水、水で洗浄
後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留
去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ヘキサン−酢酸エチル 5:1)により精製後、再
結晶(酢酸エチル−ヘキサン)を経て標題化合物780
mg(収率70%)を得た。 融点 118−122 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.99 (3H, s), 1.49 (1.5H, s),
1.53 (3H, s), 1.61 (1.5H, s), 1.83 (1.5H, s), 2.02
(1.5H, s), 2.16 (1.5H, s), 2.18 (1.5H, s),2.30 (3
H, s), 2.84−3.28 (4H, m), 3.32−3.68 (1H, m), 4.1
9 (0.5H, s), 4.20 (0.5H, s), 6.50−7.50 (9H, m)。
2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェ
ニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イ
ル)ピペリジン−2,6−ジオン 参考例5で得た、3−(4−フルオロフェニル)グルタ
ル酸無水物を用い、実施例23に従い、標題化合物を合
成した。 収率82%。 融点 151−154 ℃(酢酸エチ
ル−ヘキサン)。 [α]D=+65.1°(c=0.491,クロロホル
ム)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.99 (3H, s), 1.47 (1.5H, s),
1.53 (3H, s), 1.60 (1.5H, s), 1.88 (1.5H, s), 2.01
(1.5H, s), 2.16 (1.5H, s), 2.18 (1.5H, s),2.30 (3
H, s), 2.80−3.26 (4H, m), 3.34−3.68 (1H, m), 4.1
8 (0.5H, s), 4.20 (0.5H, s), 6.50−7.50 (8H, m)。
3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−
ベンゾフラン−5−イル)−4−(4−メチルフェニ
ル)ピペリジン−2,6−ジオン 参考例6で得た、3−(4−メチルフェニル)グルタル
酸無水物を用い、実施例23に従い、標題化合物を合成
した。 収率 97%。 非晶状粉末。 [α]D=+68.2°(c=0.4925,クロロホ
ルム)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.99 (3H, s), 1.50 (1.5H, s),
1.53 (3H, s), 1.60 (1.5H, s), 1.89 (1.5H, s), 2.01
(1.5H, s), 2.16 (1.5H, s), 2.18 (1.5H, s),2.29 (3
H, s), 2.34 (1.5H, s), 2.35 (1.5H, s), 2.80−3.26
(4H, m), 3.30−3.64 (1H, m), 4.18 (0.5H, s), 4.20
(0.5H, s), 6.50−7.40 (8H, m)。
2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェ
ニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イ
ル)ピペリジン−2,6−ジオン 参考例7で得た、3−(4−メトキシフェニル)グルタ
ル酸無水物を用い、実施例23に従い、標題化合物を合
成した。 収率87%。 融点 207−209 ℃(酢酸エチ
ル−ヘキサン)。 [α]D=+66.6°(c=0.496,クロロホル
ム)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.99 (3H, s), 1.48 (1.5H, s),
1.53 (3H, s), 1.60 (1.5H, s), 1.88 (1.5H, s), 2.0
1 (1.5H, s), 2.16 (1.5H, s), 2.18 (1.5H, s),2.30
(3H, s), 2.80−3.24 (4H, m), 3.28−3.64 (1H, m),
3.80 (1.5H, s), 3.82 (1.5H, s), 4.18 (0.5H, s), 4.
20 (0.5H, s), 6.50−7.40 (8H, m)。
(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチ
ルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−
5−イル)ピペリジン−2,6−ジオン 参考例8で得た、3−(3,4−ジメトキシフェニル)
グルタル酸無水物を用い、実施例23に従い、標題化合
物を合成した。 収率100%。 非晶状粉末。 [α]D=+63.3°(c=0.499,クロロホル
ム)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.99 (3H, s), 1.49 (1.5H, s),
1.54 (3H, s), 1.61 (1.5H, s), 1.89 (1.5H, s), 2.01
(1.5H, s), 2.16 (1.5H, s), 2.18 (1.5H, s),2.29 (3
H, s), 2.80−3.26 (4H, m), 3.30−3.64 (1H, m), 3.8
7 (1.5H, s), 3.89 (4.5H, s), 4.19 (0.5H, s), 4.20
(0.5H, s), 6.50−7.30 (7H, m)。
3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−
ベンゾフラン−5−イル)−4−フェニルピペリジン THF (10 mL) に塩化アルミニウム (913 mg, 6.9 mmo
l) を氷冷下加えた後、反応液を室温まで昇温し塩化ア
ルミニウムを溶解した。反応液を再び氷冷し、水素化ア
ルミニウムリチウム (260 mg, 6.9 mmol) を加え15分
間撹拌した。さらに反応液に、氷冷下、実施例23で得
た(3R)−1−(2,2,4,6,7−ペンタメチル
−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾフラン−5−イル)−4−フェニルピペリジン
−2,6−ジオン (640 mg, 1.4mmol) のTHF (5 mL)
溶液を加えた後、2時間加熱還流した。反応液を室温
まで冷却した後、水に加え、酢酸エチルで抽出した。有
機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムに
て乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 2
5:1)により精製後、再結晶(ヘキサン)を経て標題
化合物350mg(収率58%)を得た。融点 137−14
0 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.99 (1.5H, s),1.00 (1.5H, s),
1.49 (3H, s), 1.64−2.06 (4H, m), 1.88 (1.5H, s),
1.91 (1.5H, s), 2.14 (1.5H, s), 2.17 (1.5H,s), 2.
22 (1.5H, s), 2.31 (3H, s), 2.32 (1.5H, s), 2.44−
2.70 (1H, m), 2.84−3.08 (2H, m), 3.12−3.46 (2H,
m), 4.08 (1H, s), 6.40−7.40 (9H, m)。
2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェ
ニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イ
ル)ピペリジン 実施例28と同様にして、実施例24で得た(3R)−
4−(4−フルオロフェニル)−1−(2,2,4,
6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペ
リジン−2,6−ジオンを用いて、標題化合物を合成し
た。 収率76%。 融点 141−144 ℃(ヘキサン)。 [α]D=+59.7°(c=0.495,クロロホル
ム)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.99 (1.5H, s),1.00 (1.5H, s),
1.49 (3H, s), 1.64−1.96 (4H, m), 1.88 (1.5H, s),
1.90 (1.5H, s), 2.13 (1.5H, s), 2.17 (1.5H,s), 2.
22 (1.5H, s), 2.31 (4.5H, s), 2.40−2.68 (1H, m),
2.84−3.08 (2H,m), 3.12−3.44 (2H, m), 4.08 (1H,
s), 6.50−7.40 (8H, m)。
3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−
ベンゾフラン−5−イル)−4−(4−メチルフェニ
ル)ピペリジン 実施例28と同様にして、実施例25で得た(3R)−
1−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−
メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラ
ン−5−イル)−4−(4−メチルフェニル)ピペリジ
ン−2,6−ジオンを用いて、標題化合物を合成した。
収率65%。融点 165−167 ℃。(ヘキサン) [α]D=+62.9°(c=0.4965,クロロホ
ルム)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.99 (1.5H, s),1.00 (1.5H, s),
1.49 (3H, s), 1.64−1.96 (4H, m), 1.88 (1.5H, s),
1.90 (1.5H, s), 2.13 (1.5H, s), 2.17 (1.5H,s), 2.
22 (1.5H, s), 2.31 (3H, s), 2.32 (4.5H, s), 2.40−
2.66 (1H, m), 2.84−3.06 (2H, m), 3.12−3.46 (2H,
m), 4.08 (1H, s), 6.40−7.40 (8H, m)。
2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェ
ニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イ
ル)ピペリジン 実施例28と同様にして、実施例26で得た(3R)−
4−(4−メトキシフェニル)−1−(2,2,4,
6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペ
リジン−2,6−ジオンを用いて、標題化合物を合成し
た。 収率59%。 融点 183−185 ℃(酢酸エチル−
ヘキサン)。 [α]D=+60.6°(c=0.505,クロロホル
ム)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.99 (1.5H, s),1.00 (1.5H, s),
1.49 (3H, s), 1.62−1.96 (4H, m), 1.88 (1.5H, s),
1.90 (1.5H, s), 2.14 (1.5H, s), 2.17 (1.5H,s), 2.
22 (1.5H, s), 2.31 (3H, s), 2.32 (1.5H, s), 2.40−
2.66 (1H, m), 2.82−3.06 (2H, m), 3.12−3.46 (2H,
m), 3.79 (1.5H, s), 3.80 (1.5H, s), 4.08 (1H, s),
6.40−7.40 (8H, m)。
(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチ
ルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−
5−イル)ピペリジン 実施例28と同様にして、実施例27で得た(3R)−
4−(3,4−ジメトキシフェニル)−1−(2,2,
4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニ
ル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イ
ル)ピペリジン−2,6−ジオンを用いて、標題化合物
を合成した。 収率54%。 融点 102−106 ℃(ヘキ
サン)。 [α]D=+60.5°(c=0.4915,クロロホ
ルム)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.99 (1.5H, s),1.00 (1.5H, s),
1.49 (3H, s), 1.62−1.96 (4H, m), 1.89 (1.5H, s),
1.91 (1.5H, s), 2.14 (1.5H, s), 2.17 (1.5H,s), 2.
22 (1.5H, s), 2.31 (3H, s), 2.33 (1.5H, s), 2.36−
2.68 (1H, m), 2.82−3.08 (2H, m), 3.12−3.46 (2H,
m), 3.86 (1.5H, s), 3.87 (1.5H, s), 3.88 (1.5H,
s), 3.91 (1.5H, s), 4.08 (1H, s), 6.40−7.40 (7H,
m)。
チル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ
−1−ベンゾフラン−5−イル)−4−(4−メトキシ
フェニル)ピペラジン 4−ブロモトルエン (1.10 g, 6.43 mmol) のTHF (1
0 mL) 溶液に、アルゴン気流下n−ブチルリチウムのヘ
キサン (1.50 M, 3.40 mL, 5.10 mmol) 溶液を−70℃
以下で滴下し、30分間撹拌した。さらに反応液に、参
考例13で得た−4−(4−メトキシフェニル)−1−
(2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒド
ロ−1−ベンゾフラン−3−オン−5−イル)ピペラジ
ン (1.00g, 2.5 mmol) のTHF (3 mL) 溶液を−70
℃以下で滴下し、0℃まで昇温した。反応液を氷冷下3
0分間撹拌後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機
層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて
乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル5:
1)により精製後、酢酸エチル−ヘキサンより再結晶し
て標題化合物1.11g(収率90%)を得た。 融点
145−147 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.86 (3H, s), 1.51 (3H, s), 1.
97 (3H, s), 2.08 (1H,s), 2.15 (3H, s), 2.30 (3H,
s), 2.35 (3H, s), 3.02−3.36 (8H, m), 3.77 (3H,
s), 6.60−7.90 (4H, m), 6.84 (2H, d, J=9.1 Hz), 6.
95 (2H, d, J=9.1 Hz)。
チル−3−(2−ナフチル)−2,3−ジヒドロ−1−
ベンゾフラン−5−イル)−4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン 実施例33と同様にして、2−ブロモナフタレンを用い
て、標題化合物を合成した。 収率89%。 融点 189
−190 ℃(酢酸エチル−ヘキサン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.90 (3H, br s), 1.58 (3H, s),
1.96 (3H, br s), 2.19(3H, s), 2.21 (1H, s), 2.33
(3H, s), 3.02−3.36 (8H, m), 3.77 (3H, s),6.84 (2
H, d, J=9.4 Hz), 6.95 (2H, d, J=9.4 Hz), 7.00−8.4
0 (7H, m)。
チル−3−(1,1’−ビフェニル−4−イル)−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−4−
(4−メトキシフェニル)ピペラジン 実施例33と同様にして、4−ブロモビフェニルを用い
て、標題化合物を合成した。 収率89%。 融点 182
−184 ℃(酢酸エチル−ヘキサン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.92 (3H, s), 1.56 (3H, s),
2.02 (3H, s), 2.12 (1H,s), 2.17 (3H, s), 2.31 (3H,
s), 3.02−3.40 (8H, m), 3.77 (3H, s), 6.85(2H, d,
J=9.2 Hz), 6.95 (2H, d, J=9.2 Hz), 6.80−8.00 (9
H, m)。
チル−3−(3−チエニル)−2,3−ジヒドロ−1−
ベンゾフラン−5−イル)−4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン 実施例33と同様にして、3−ブロモチオフェンを用い
て、標題化合物を合成した。 収率76%。 融点131
−133 ℃(ジイソプロピルエーテル−ヘキサン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.97 (3H, s), 1.52 (3H, s), 2.
02 (3H, s), 2.10 (1H,s), 2.14 (3H, s), 2.29 (3H,
s), 3.00−3.38 (8H, m), 3.78 (3H, s), 6.80−7.04
(1H, m), 6.85 (2H, d, J=9.2 Hz), 6.96 (2H, d, J=9.
2 Hz), 7.12−7.34(2H, m)。
4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾフラン−5−イル)−4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン 実施例33と同様にして、3−ブロモフランを用いて、
標題化合物を合成した。 収率90%。 融点 148−14
9 ℃(ヘキサン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.09 (3H, s), 1.50 (3H, s), 2.
00 (1H, s), 2.10 (3H,s), 2.13 (3H, s), 2.28 (3H,
s), 3.02−3.36 (8H, m), 3.78 (3H, s), 6.23 (1H, d
d, J=1.6, 1.0 Hz), 6.85 (2H, d, J=9.3 Hz), 6.96 (2
H, d, J=9.3 Hz),7.30−7.44 (2H, m)。
チル−3−(1−ナフチル)−2,3−ジヒドロ−1−
ベンゾフラン−5−イル)−4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン 実施例33と同様にして、1−ブロモナフタレンを用い
て、標題化合物を合成した。 収率60%。 非晶状粉
末。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.88 (1.5H, s), 0.95 (1.5H,
s), 1.59 (1.5H, s), 1.73(1.5H, s), 1.79 (1.5H, s),
2.06 (1.5H, s), 2.16 (1.5H, s), 2.23 (1.5H,s), 2.
34 (1.5H, s), 2.35 (1.5H, s), 2.48 (1Hラ2/3, s), 2.
96−3.44 (8H, m), 3.76 (1.5H, s), 3.77 (1.5H, s),
6.7−8.0 (10H, m), 8.10−8.22 (0.5H, m), 8.88−9.0
4 (0.5H, m)。
チル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフ
ラン−5−イル)−4−(4−メトキシフェニル)ピペ
ラジン 実施例33と同様にして、3−ブロモベンゼンを用い
て、標題化合物を合成した。 収率86%。 融点 123
−125 ℃(ヘキサン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.86 (3H, s), 1.53 (3H, s), 1.
97 (3H, s), 2.09 (1H,s), 2.15 (3H, s), 2.30 (3H,
s), 3.04−3.36 (8H, m), 3.77 (3H, s), 6.4−8.2 (5
H, m), 6.85 (2H, d, J=9.2 Hz), 6.95 (2H, d, J=9.2
Hz)。
チル−3−(3−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ
−1−ベンゾフラン−5−イル)−4−(4−メトキシ
フェニル)ピペラジン 実施例33と同様にして、3−ブロモトルエンを用い
て、標題化合物を合成した。 収率92%。融点 122−
125 ℃(ヘキサン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.86 (3H, s), 1.53 (3H, s), 1.
97 (3H, s), 2.07 (1H,s), 2.15 (3H, s), 2.30 (3H,
s), 2.35 (3H, br s), 3.02−3.38 (8H, m), 3.78 (3H,
s), 6.40−8.00 (4H, m), 6.85 (2H, d, J=9.4 Hz),
6.96 (2H, d, J=9.4 Hz)。
チル−3−(2−チエニル)−2,3−ジヒドロ−1−
ベンゾフラン−5−イル)−4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン 実施例33と同様にして、チオフェンを用いて、標題化
合物を合成した。 収率87%。融点 154−155 ℃(酢
酸エチル−ヘキサン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.02 (3H, s), 1.54 (3H, s), 2.
09 (3H, s), 2.14 (3H,s), 2.29 (3H, s), 2.33 (1H,
s), 3.00−3.38 (8H, m), 3.78 (3H, s), 6.64−6.78
(1H, m), 6.85 (2H, d, J=9.2 Hz), 6.88−7.02 (1H,
m), 6.96 (2H, d, J=9.2 Hz), 7.20−7.36 (1H, m)。
4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾフラン−5−イル)−4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン 実施例33と同様にして、フランを用いて、標題化合物
を合成した。 収率91%。 融点 111−112 ℃(ヘキ
サン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.04 (3H, s), 1.53 (3H, s), 2.
06 (3H, s), 2.12 (3H,s), 2.27 (1H, s), 2.28 (3H,
s), 3.04−3.36 (8H, m), 3.78 (3H, s), 6.27 (1H, d
d, J=2.2, 0.4 Hz), 6.39 (1H, dd, J=2.2, 1.4 Hz),
6.85 (2H, d, J=9.2Hz), 6.96 (2H, d, J=9.2 Hz), 7.3
6−7.44 (1H, m)。
4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾフラン−5−イル)−4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン 参考例13で得た4−(4−メトキシフェニル)−1−
(2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒド
ロ−1−ベンゾフラン−3−オン−5−イル)ピペラジ
ン (1.00 g, 2.53 mmol) のTHF (10 mL) 溶液に、シ
クロヘキシルマグネシウムブロミドのTHF (1.0 M, 35 m
L, 35 mmol) 溶液を氷冷下加えた後、反応液を室温まで
昇温し、1時間間撹拌した。反応液を水に加え、酢酸エ
チルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無
水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られ
た残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン−酢酸エチル 8:1)により精製後、再結晶(ヘキ
サン)を経て標題化合物970mg(収率80%)を得
た。 融点 166−167 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.40−2.50 (11H, m), 1.30 (3H,
s), 1.50 (3H, s), 1.75 (1H, s), 2.04 (3H, s), 2.2
4 (3H, s), 2.38 (3H, s), 3.02−3.42 (8H, m),3.79
(3H, s), 6.86 (2H, d, J=9.1 Hz), 6.98 (2H, d, J=9.
1 Hz)。
ル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−
1−ベンゾフラン−5−イル)−4−(4−メトキシフ
ェニル)ピペラジン 塩酸のメタノール (10%, 7 mL) 溶液に、実施例33で
得た1−(3−ヒドロキシ−2,2,4,6,7−ペン
タメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−4−(4−メト
キシフェニル)ピペラジン (350 mg, 0.72 mmol) を加
えた後、30分間加熱還流した。反応液を減圧下濃縮
後、残さに炭酸カリウム水溶液を加え、水層をアルカリ
性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩
水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃
縮した。得られた残さをヘキサンより結晶化させ標題化
合物320mg(収率89%)を得た。 融点 180−18
2 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.75 (3H, s), 1.50 (3H, s), 1.
96 (3H, s), 2.15 (3H,s), 2.31 (3H, s), 2.35 (3H,
s), 3.01 (3H, s), 3.00−3.40 (8H, m), 3.78 (3H,
s), 6.5−7.8 (4H, m), 6.85 (2H, d, J=9.3 Hz), 6.96
(2H, d, J=9.3 Hz)。
ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−
5−イル)−4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン
塩酸塩 実施例43で得た1−(3−シクロヘキシル−3−ヒド
ロキシ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−
ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−4−(4−
メトキシフェニル)ピペラジン(670 mg, 1.4 mmol)の
THF (5 mL)溶液に、メタノール (5 mL) および濃塩
酸 (0.5 mL) を加え、室温で12時間撹拌した。反応液
を減圧下濃縮後、残さに10%炭酸カリウム水溶液を加
え、水層をアルカリ性とし、酢酸エチルで抽出した。有
機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムに
て乾燥し、減圧下濃縮した。得られた粗生成物を塩酸塩
とし、エタノール−ジイソプロピルエーテルより結晶化
させ標題化合物520mg(収率75%)を得た。 融
点220−222 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.30−2.50 (10H, m), 1.58 (6H,
s), 2.09 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.25 (3H, s), 3.0
2−3.46 (8H, m), 3.78 (3H, s), 6.86 (2H, d,J=9.4 H
z), 6.98 (2H, d, J=9.4 Hz)。
メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラ
ン−5−イル)−4−(4−メトキシフェニル)ピペラ
ジン トリフルオロ酢酸 (3.5 mL) に、実施例33で得た1−
(3−ヒドロキシ−2,2,4,6,7−ペンタメチル
−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾフラン−5−イル)−4−(4−メトキシフェ
ニル)ピペラジン (350 mg, 0.72 mmol) を氷冷下加
え、室温まで昇温した。反応液に、トリエチルシラン
(0.3 mL, 1.9 mmol) を室温下加え、15分間撹拌し
た。反応液を減圧下濃縮後、残さに飽和重曹水を加え、
水層をアルカリ性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層
を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをヘキサンより結
晶化させ標題化合物270mg(収率80%)を得た。
融点 189−191 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.49 (3H, s), 1.
90 (3H, s), 2.15 (3H,s), 2.28 (3H, s), 2.31 (3H,
s), 2.96−3.36 (8H, m), 3.77 (3H, s), 4.08 (1H,
s), 6.40−7.40 (4H, m), 6.84 (2H, d, J=9.2 Hz), 6.
95 (2H, d, J=9.2 Hz)。
ナフチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5
−イル)−4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン 実施例46と同様にして、実施例34で得た1−(3−
ヒドロキシ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−
(2−ナフチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラ
ン−5−イル)−4−(4−メトキシフェニル)ピペラ
ジンを用いて、標題化合物を合成した。 収率88%。
融点 170−171 ℃(エタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.03 (3H, s), 1.55 (3H, s), 1.
89 (3H, s), 2.19 (3H,s), 2.31 (3H, s), 2.96−3.36
(8H, m), 3.76 (3H, s), 4.28 (1H, s), 6.60−8.20 (7
H, m), 6.83 (2H, d, J=9.2 Hz), 6.93 (2H, d, J=9.2
Hz)。
1’−ビフェニル−4−イル)−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾフラン−5−イル)−4−(4−メトキシフェ
ニル)ピペラジン 実施例46と同様にして、実施例35で得た1−(3−
ヒドロキシ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−
(1,1’−ビフェニル−4−イル)−2,3−ジヒド
ロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−4−(4−メトキ
シフェニル)ピペラジンを用いて、標題化合物を合成し
た。 収率82%。 融点 147−148 ℃(エタノー
ル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.06 (3H, s), 1.53 (3H, s), 1.
94 (3H, s), 2.17 (3H,s), 2.30 (3H, s), 2.96−3.38
(8H, m), 3.77 (3H, s), 4.15 (1H, s), 6.5−7.8 (9H,
m), 6.84 (2H, d, J=9.0 Hz), 6.95 (2H, d, J=9.0 H
z)。
チエニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5
−イル)−4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン 実施例46と同様にして、実施例36で得た1−(3−
ヒドロキシ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−
(3−チエニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラ
ン−5−イル)−4−(4−メトキシフェニル)ピペラ
ジンを用いて、標題化合物を合成した。 収率77%。
融点128−131 ℃(エタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.07 (3H, s), 1.47 (3H, s), 1.
95 (3H, s), 2.13 (3H,s), 2.27 (3H, s), 2.96−3.38
(8H, m), 3.78 (3H, s), 4.22 (1H, s), 6.70 (1H, dd,
J=4.8, 1.2 Hz), 6.76−6.90 (1H, m), 6.84 (2H, d,
J=9.1 Hz), 6.95(2H, d, J=9.1 Hz), 7.20 (1H, dd, J=
4.8, 3.0 Hz)。
タメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−
イル)−4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン 実施例46と同様にして、実施例37で得た1−(3−
(3−フリル)−3−ヒドロキシ−2,2,4,6,7
−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
−5−イル)−4−(4−メトキシフェニル)ピペラジ
ンを用いて、標題化合物を合成した。 収率72%。
融点 110−113 ℃(メタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.18 (3H, s), 1.45 (3H, s), 2.
02 (3H, s), 2.12 (3H,s), 2.26 (3H, s), 2.98−3.38
(8H, m), 3.78 (3H, s), 4.03 (1H, s), 6.03−6.12 (1
H, m), 6.85 (2H, d, J=9.2 Hz), 6.96 (2H, d, J=9.2
Hz), 7.11 (1H,s), 7.30−7.35 (1H, m)。
ナフチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5
−イル)−4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン 実施例46と同様にして、実施例38で得た1−(3−
ヒドロキシ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−
(1−ナフチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラ
ン−5−イル)−4−(4−メトキシフェニル)ピペラ
ジンを用いて、標題化合物を合成した 。収率63%。
融点 165−166 ℃(エタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.92 (3H, s), 1.68 (3H, s), 1.
81 (3H, s), 2.19 (3H,s), 2.32 (3H, s), 2.96−3.40
(8H, m), 3.76 (3H, s), 5.03 (1H, s), 6.64−6.82 (1
H, m), 6.83 (2H, d, J=9.1 Hz), 6.94 (2H, d, J=9.1
Hz), 7.22−7.38(1H, m), 7.42−7.68 (2H, m), 7.72
(1H, d, J=8.6 Hz), 7.84−7.96 (1H, m), 8.14 (1H,
d, J=8.6 Hz)。
ル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)
−4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン 実施例46と同様にして、実施例39で得た1−(3−
ヒドロキシ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−
フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−
イル)−4−(4−メトキシフェニル)ピペラジンを用
いて、標題化合物を合成した。 収率84%。 融点 1
26−128 ℃(メタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.50 (3H, s), 1.
90 (3H, s), 2.16 (3H,s), 2.28 (3H, s), 3.02−3.32
(8H, m), 3.77 (3H, s), 4.11 (1H, s), 6.40−7.60 (5
H, m), 6.84 (2H, d, J=9.3 Hz), 6.94 (2H, d, J=9.3
Hz)。
メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラ
ン−5−イル)−4−(4−メトキシフェニル)ピペラ
ジン 実施例46と同様にして、実施例40で得た1−(3−
ヒドロキシ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−
(3−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベン
ゾフラン−5−イル)−4−(4−メトキシフェニル)
ピペラジンを用いて、標題化合物を合成した。 収率8
6%。 融点 159−161 ℃(エタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.01 (3H, s), 1.49 (3H, s), 1.
90 (3H, s), 2.16 (3H,s), 2.29 (6H, br s), 3.00−3.
34 (8H, m), 3.77 (3H, s), 4.07 (1H, s), 6.20−7.40
(4H, m), 6.84 (2H, d, J=9.1 Hz), 6.95 (2H, d, J=
9.1 Hz)。
チエニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5
−イル)−4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン 実施例46と同様にして、実施例41で得た1−(3−
ヒドロキシ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−
(2−チエニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラ
ン−5−イル)−4−(4−メトキシフェニル)ピペラ
ジンを用いて、標題化合物を合成した。 収率78%。
融点 139−141 ℃(エタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.14 (3H, s), 1.48 (3H, s), 2.
00 (3H, s), 2.14 (3H,s), 2.28 (3H, s), 3.04−3.34
(8H, m), 3.78 (3H, s), 4.37 (1H, s), 6.66 (1H, d,
J=2.7 Hz), 6.85 (2H, d, J=9.0 Hz), 6.90−7.00 (1H,
m), 6.95 (2H,d, J=9.0 Hz), 7.15 (1H, dd, J=5.0,
1.1 Hz)。
タメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−
イル)−4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン 実施例46と同様にして、実施例42で得た1−(3−
(2−フリル)−3−ヒドロキシ−2,2,4,6,7
−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
−5−イル)−4−(4−メトキシフェニル)ピペラジ
ンを用いて、標題化合物を合成した。 収率67%。
融点 110−111 ℃(エタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.15 (3H, s), 1.48 (3H, s), 2.
00 (3H, s), 2.12 (3H,s), 2.27 (3H, s), 3.04−3.36
(8H, m), 3.78 (3H, s), 4.24 (1H, s), 5.84−5.90 (1
H, m), 6.28 (1H, dd, J=3.0, 1.8 Hz), 6.85 (2H, d,
J=9.3 Hz), 6.96(2H, d, J=9.3 Hz), 7.34 (1H, dd, J=
1.8, 0.9 Hz)。
タメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−
イル)−4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン 実施例45で得た1−(3−シクロヘキシリデン−2,
2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾフラン−5−イル)−4−(4−メトキシフェ
ニル)ピペラジン 塩酸塩 (390 mg, 0.79 mmol) 、1
0%パラジウムー炭素 (300 mg) 、エタノール (10 mL)
およびメタノール (10 mL) の混合物を4−5気圧の水
素圧下、室温で8時間撹拌した。触媒をろ過して除去
し、ろ液を減圧下濃縮した。残さに10%炭酸カリウム
水溶液を加え、水層をアルカリ性とし、酢酸エチルで抽
出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナ
トリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さを
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸
エチル 20:1)により精製後、再結晶(エタノー
ル)を経て標題化合物95mg(収率26%)を得た。
融点 119−121 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.40−2.40 (11H, m), 1.21 (3H,
s), 1.56 (3H, s), 2.06 (3H, s), 2.24 (6H, s), 2.6
4 (1H, d, J=2.6 Hz), 3.02−3.44 (8H, m), 3.79 (3H,
s), 6.86 (2H, d, J=9.1 Hz), 6.98 (2H, d, J=9.1 H
z)。
ペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペンタメ
チル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−アミ
ン 参考例18で得た、5−(4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
−オール (300 mg, 0.757 mmol) のTHF (3 mL) 溶液
に、トリエチルアミン (0.4 mL, 2.87 mmol) を加えた
後、氷冷下塩化メタンスルホニル (0.12 mL,1.55 mmol)
を滴下した。反応液を氷冷下10分間攪拌後、ベンジ
ルアミン (0.4mL, 3.66 mmol) を加え、氷冷下1時間攪
拌した。反応液に1規定炭酸カリウム水溶液を加え、酢
酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。
得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキサン〜ヘキサン:酢酸エチル=5:1)により精
製後、再結晶(エタノール)を経て、標題化合物280
mg(収率 76%)を得た。 融点 93−95 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.32 (3H, s), 1.62 (3H, s), 2.
08 (3H, s), 2.23 (3H,s), 2.27 (3H, s), 3.00−3.36
(8H, m), 3.78 (5H, s), 3.89 (1H, s), 6.86 (2H, d,
J=9.2 Hz), 6.97 (2H, d, J=9.2 Hz), 7.14−7.42 (5H,
m)。
ペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペンタメ
チル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−アミ
ン 参考例18で得た、5−(4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
−オール (260 mg, 0.656 mmol) のメタノール (3 mL)
溶液に、アニリン(120 mg, 1.29 mmol) およびp−トル
エンスルホン酸一水和物 (25.0 mg, 0.131mmol) を加
え、60℃で120時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮
後、1規定炭酸カリウム水溶液を加え水層の液性をアル
カリ性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和
食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧
下濃縮した。得られた残さを塩基性カラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン〜ヘキサン:酢酸エチル=25:1)
により精製後、再結晶(メタノール)を経て標題化合物
270mg(収率 87%)を得た。 融点 90−94
℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.44 (3H, s), 1.47 (3H, s), 2.
11 (3H, s), 2.21 (3H,s), 2.28 (3H, s), 3.00−3.40
(8H, m), 3.75 (1H, d, J=8.4 Hz), 3.78 (3H,s), 4.63
(1H, d, J=8.4 Hz), 6.58 (2H, d, J=7.6 Hz), 6.70
(1H, t, J=7.6 Hz), 6.85 (2H, d, J=9.1 Hz), 6.97 (2
H, d, J=9.1 Hz), 7.19 (2H, t, J=7.6 Hz)。
6,7−ペンタメチル−3−ピペリジノ−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン参考例
18で得た、5−(4−(4−メトキシフェニル)ピペ
ラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペンタメチ
ル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オール
とピペリジンを用いて、実施例57と同様に標題化合物
を合成した。 収率 80%。 融点 146−148 ℃(エ
タノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.00−3.50 (18H, m), 1.21 (3H,
s), 1.50 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.25 (3H, s), 2.3
0 (3H, s), 3.67 (1H, s), 3.79 (3H, s), 6.87(2H, d,
J=9.0 Hz), 6.98 (2H, d, J=9.0 Hz)。
6,7−ペンタメチル−3−(4−フェニルピペリジ
ノ)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イ
ル)ピペラジン 参考例18で得た、5−(4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
−オールと4−フェニルピペリジンを用いて、実施例5
7と同様に標題化合物を合成した。 収率 45%。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.24 (3H, s), 1.40−3.50 (17H,
m), 1.54 (3H, s), 2.08 (3H, s), 2.26 (3H, s), 2.3
4 (3H, s), 3.71 (1H, s), 3.79 (3H, s), 6.87(2H, d,
J=9.2 Hz), 6.99 (2H, d, J=9.2 Hz), 7.10−7.40 (5
H, m)。
6,7−ペンタメチル−3−モルホリノ−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン参考例
18で得た、5−(4−(4−メトキシフェニル)ピペ
ラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペンタメチ
ル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オール
とモルホリンを用いて、実施例57と同様に標題化合物
を合成した。 収率 80%。 融点 181−182 ℃(エ
タノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.23 (3H, s), 1.54 (3H, s), 1.
60−4.00 (16H, m), 2.07 (3H, s), 2.25 (3H, s), 2.3
2 (3H, s), 3.65 (1H, s), 3.79 (3H, s), 6.87(2H, d,
J=9.2 Hz), 6.99 (2H, d, J=9.2 Hz)。
シフェニル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,
6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾ
フラン−3−オール 参考例13で得た、4−(4−メトキシフェニル)−1
−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾフラン−3−オン−5−イル)ピペラ
ジンと1−ブロモ−4−クロロベンゼンを用いて、実施
例33と同様に標題化合物を合成した。 収率 71
%。 融点 153−155 ℃(ヘキサン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.87 (3H, s), 1.50 (3H, s), 1.
96 (3H, s), 2.10 (1H,s), 2.14 (3H, s), 2.29 (3H,
s), 2.98−3.38 (8H, m), 3.77 (3H, s), 6.60−8.20
(4H, m), 6.85 (2H, d, J=9.2 Hz), 6.95 (2H, d, J=9.
2 Hz)。
7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラ
ン−5−イル)−4−(4−メトキシフェニル)ピペラ
ジン 実施例62で得られた、3−(4−クロロフェニル)−
5−(4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン−1−
イル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−
ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オールを、実施例4
6と同様に標題化合物を合成した。収率 62%。 融
点 181−183 ℃(エタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.49 (3H, s), 1.
89 (3H, s), 2.15 (3H,s), 2.28 (3H, s), 3.02−3.32
(8H, m), 3.78 (3H, s), 4.07 (1H, s), 6.40−7.60 (4
H, m), 6.85 (2H, d, J=9.3 Hz), 6.96 (2H, d, J=9.3
Hz)。
キシフェニル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,
6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾ
フラン−3−オール 参考例13で得た、4−(4−メトキシフェニル)−1
−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾフラン−3−オン−5−イル)ピペラ
ジンと1−ブロモ−4−フルオロベンゼンを用いて、実
施例33と同様に標題化合物を合成した。 収率 84
%。 融点 142−144 ℃(ヘキサン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.86 (3H, s), 1.51 (3H, s), 1.
96 (3H, s), 2.10 (1H,s), 2.14 (3H, s), 2.30 (3H,
s), 2.98−3.38 (8H, m), 3.77 (3H, s), 6.60−8.20
(4H, m), 6.85 (2H, d, J=9.4 Hz), 6.95 (2H, d, J=9.
4 Hz)。
(4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イ
ル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オール 参考例13で得た、4−(4−メトキシフェニル)−1
−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾフラン−3−オン−5−イル)ピペラ
ジンと1−ブロモ−4−(トリフルオロメトキシ)ベン
ゼンを用いて、実施例33と同様に標題化合物を合成し
た。収率 82%。 融点 175−176 ℃(ヘキサン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.86 (3H, s), 1.51 (3H, s), 1.
96 (3H, s), 2.11 (1H,s), 2.15 (3H, s), 2.30 (3H,
s), 3.00−3.38 (8H, m), 3.78 (3H, s), 6.60−8.20
(4H, m), 6.85 (2H, d, J=9.6 Hz), 6.95 (2H, d, J=9.
6 Hz)。
キシフェニル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,
6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾ
フラン−3−オール 参考例13で得た、4−(4−メトキシフェニル)−1
−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾフラン−3−オン−5−イル)ピペラ
ジンと4−ブロモアニソールを用いて、実施例33と同
様に標題化合物を合成した。 収率 95%。 融点 1
57−159 ℃(ヘキサン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.86 (3H, s), 1.51 (3H, s), 1.
99 (3H, s), 2.05 (1H,s), 2.15 (3H, s), 2.30 (3H,
s), 2.98−3.38 (8H, m), 3.78 (3H, s), 3.82 (3H,
s), 6.60−8.20 (4H, m), 6.85 (2H, d, J=9.4 Hz), 6.
96 (2H, d, J=9.4 Hz)。
−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒド
ロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−4−(4−メトキ
シフェニル)ピペラジン 実施例65で得られた、3−(4−(トリフルオロメチ
ル)フェニル)−5−(4−(4−メトキシフェニル)
ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペンタ
メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オ
ールを、実施例46と同様に標題化合物を合成した。
収率 70%。融点 147−148 ℃(エタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.49 (3H, s), 1.
90 (3H, s), 2.15 (3H,s), 2.28 (3H, s), 2.98−3.36
(8H, m), 3.77 (3H, s), 4.10 (1H, s), 6.40−7.60 (4
H, m), 6.84 (2H, d, J=9.1 Hz), 6.95 (2H, d, J=9.1
Hz)。
キシフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペ
ラジン 実施例66で得られた、3−(4−メトキシフェニル)
−5−(4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン−1
−イル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3
−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オールを、実施例
46と同様に標題化合物を合成した。 収率 88%。
融点 205−207 ℃(エタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.
91 (3H, s), 2.15 (3H,s), 2.28 (3H, s), 2.98−3.36
(8H, m), 3.77 (3H, s), 3.78 (3H, s), 4.06 (1H, s),
6.30−7.60 (4H, m), 6.84 (2H, d, J=9.1 Hz), 6.95
(2H, d, J=9.1 Hz)。
(4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イ
ル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オール 参考例13で得た、4−(4−メトキシフェニル)−1
−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾフラン−3−オン−5−イル)ピペラ
ジンと1−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)ベンゼ
ンを用いて、実施例33と同様に標題化合物を合成し
た。収率 91%。 融点 181−183 ℃(ヘキサン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.86 (3H, s), 1.52 (3H, s), 1.
94 (3H, s), 2.15 (3H,s), 2.16 (1H, s), 2.30 (3H,
s), 2.98−3.38 (8H, m), 3.77 (3H, s), 6.60−8.20
(4H, m), 6.84 (2H, d, J=9.0 Hz), 6.95 (2H, d, J=9.
0 Hz)。
2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ
−1−ベンゾフラン−5−イル)−4−(4−メトキシ
フェニル)ピペラジン 実施例69で得られた、3−(4−(トリフルオロメチ
ル)フェニル)−5−(4−(4−メトキシフェニル)
ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペンタ
メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オ
ールを、実施例46と同様に標題化合物を合成した。
収率 93%。 融点 208−211 ℃(エタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.52 (3H, s), 1.
88 (3H, s), 2.16 (3H,s), 2.29 (3H, s), 2.98−3.36
(8H, m), 3.77 (3H, s), 4.16 (1H, s), 6.40−7.80 (4
H, m), 6.84 (2H, d, J=9.1 Hz), 6.95 (2H, d, J=9.1
Hz)。
6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾ
フラン−5−イル)−4−(4−メトキシフェニル)ピ
ペラジン 実施例64で得られた、3−(4−フルオロフェニル)
−5−(4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン−1
−イル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3
−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オールを、実施例
46と同様に標題化合物を合成した。 収率 78%。
融点 139−141 ℃(エタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.49 (3H, s), 1.
89 (3H, s), 2.15 (3H,s), 2.28 (3H, s), 2.98−3.36
(8H, m), 3.77 (3H, s), 4.08 (1H, s), 6.30−7.60 (4
H, m), 6.84 (2H, d, J=9.3 Hz), 6.95 (2H, d, J=9.3
Hz)。
(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベン
ゾフラン−5−イル))ピペラジン−1−イル)安息香
酸 3−ブロモ安息香酸エチルを用い、実施例16と同様に
標題化合物を得た。収率16% 融点 175−179 ℃(分
解) (ヘキサン−酢酸エチル)。1 H−NMR (CDCl3) δ : 1.00 (3H, s), 1.49 (3H, s),
1.90 (3H, s), 2.15 (3H,s), 2.28 (3H, s), 2.31 (3H,
s), 3.15−3.35 (8H, m), 4.08 (1H, s), 6.80(2H, b
r), 7.05 (2H, brd, J=7.8 Hz), 7.20−7.38 (2H, m),
7.60 (2H, d, J=6.6 Hz), 7.70 (1H, s)。
イル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4
−(ジメチルアミノ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−
1−ベンゾフラン−3−オール 参考例13で得た、4−(4−メトキシフェニル)−1
−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾフラン−3−オン−5−イル)ピペラ
ジンと4−ブロモ−N,N−ジメチルアニリンを用い
て、実施例33と同様に標題化合物を合成した。 収率
73%。 融点 144−146 ℃(酢酸エチル−ヘキサ
ン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.87 (3H, s), 1.52 (3H, s), 2.
02 (4H, s), 2.15 (3H,s), 2.30 (3H, s), 2.96 (6H,
s), 3.02−3.38 (8H, m), 3.78 (3H, s), 6.30−8.00
(4H, m), 6.85 (2H, d, J=9.2 Hz), 6.96 (2H, d, J=9.
2 Hz)。
ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−
5−イル)−4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン 参考例18で得た、5−(4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
−オール (0.30 g, 0.75 mmol) のDMF (5 mL) 溶液
に、水素化ナトリウム (60%, 0.06 g, 1.5 mmol) を氷
冷下加え、30分間攪拌した。反応液にベンジルブロマ
イド (0.14 g, 0.84 mmol) を加え30分間攪拌した。
更に室温で30分間攪拌後、反応液に水を加え、酢酸エ
チルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水
硫酸ナトリウムにて乾燥した。得られた残さをシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=
9:1)により精製後、ジイソプロピルエーテル−メタ
ノールより再結晶し、表題化合物0.23g(収率62
%)を得た。 融点 98−99 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.37 (3H, s), 1.60 (3H, s), 2.
08 (3H, s), 2.24 (3H,s), 2.26 (3H, s), 3.09−3.30
(8H, m), 3.79 (3H, s), 4.53 (2H, s), 4.68 (1H, s),
6.86 (2H, d, J=9.0 Hz), 6.97 (2H, d, J=9.0 Hz),
7.26−7.34 (5H,m)。
6,7−ペンタメチル−3−(2−ピリジルメチル)オ
キシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イ
ル)ピペラジン 参考例18で得た、5−(4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
−オールと2−クロロメチルピリジン塩酸塩を用いて、
実施例74と同様に標題化合物を合成した。収率 86
%。融点 120−121 ℃。(ヘキサン−酢酸エチル)1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.37 (3H, s), 1.59 (3H, s), 2.
09 (3H, s), 2.25 (3H,s), 2.28 (3H, s), 3.05−3.28
(8H, m), 3.79 (3H, s), 4.67 (2H, s), 4.75 (1H, s),
6.86 (2H, d, J=9.2 Hz), 6.97 (2H, d, J=9.2 Hz),
7.15−7.21 (1H,m), 7.48(1H, d, J=7.6 Hz), 7.68(1H,
t, J=7.6 Hz), 8.52(1H, d, J=4.4 Hz)。
メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラ
ン−5−イル)−4−(3,5−ジメチルフェニル)ピ
ペラジン 5−ブロモ−m−キシレンを用い、実施例16と同様に
標題化合物を得た。収率46% 融点 147−149 ℃ (ヘ
キサン−酢酸エチル)。1 H−NMR (CDCl3) δ : 1.00 (3H, s), 1.49 (3H, s),
1.89 (3H, s), 2.15 (3H,s), 2.28 (9H, s), 2.31 (3H,
s), 3.15−3.27 (8H, m), 4.08 (1H, s), 6.53(1H,
s), 6.60 (2H, s), 6.80 (2H, br), 7.05 (2H, brd, J=
7.4 Hz)。
6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペ
ラジン 4−ブロモフルオロベンゼンを用い、実施例17と同様
に標題化合物を得た。収率38% 融点 159−162 ℃
(ヘキサン−酢酸エチル)。1 H−NMR (CDCl3) δ : 1.00 (3H, s), 1.49 (3H, s),
1.90 (3H, s), 2.15 (3H,s), 2.28 (3H, s), 2.31 (3H,
s), 3.07−3.25 (8H, m), 4.08 (1H, s), 6.80(2H, b
r), 6.88−6.98 (4H, m), 7.05 (2H, brd, J=7.6 Hz)。
ノ)−3−(4−メチルフェニル)−2,2,4,6,
7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラ
ン−3−オール 参考例17で得られた、5−(4−(3,4−ジメトキ
シフェニル)ピペリジノ)−2,2,4,6,7−ペン
タメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
(2H)−オンと4−ブロモトルエンを用いて、実施例
33と同様に標題化合物を合成した 収率 89% 融
点 133−135 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.85 (3H×0.5, s), 0.86 (3H×
0.5, s), 1.52 (3H, s),1.64−2.00 (4H, m), 1.96 (3H
×0.5, s), 1.99 (3H×0.5, s), 2.06 (1H×0.5,s), 2.
07 (1H×0.5, s), 2.13 (3H×0.5, s), 2.17 (3H×0.5,
s), 2.24 (3H×0.5, s), 2.346 (3H, s), 2.353 (3H×
0.5, s), 2.40−2.68 (1H, m), 2.84−3.14 (2H, m),
3.16−3.48 (2H, m), 3.86 (3H×0.5, s), 3.87 (3H×
0.5, s), 3.88 (3H×0.5, s), 3.91 (3H×0.5, s), 6.0
0−8.20 (7H, m)。
−メチルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチ
ル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)
ピペリジン 実施例78で得られた、5−(4−(3,4−ジメトキ
シフェニル)ピペリジノ)−3−(4−メチルフェニ
ル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オールを、実施例46
と同様に標題化合物を合成した。 収率 51%。 融
点 103−105 ℃(ヘキサン−メタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.99 (3H×0.5, s), 1.00 (3H×
0.5, s), 1.49 (3H, s),1.62−1.96 (4H, m), 1.89 (3H
×0.5, s), 1.91 (3H×0.5, s), 2.14 (3H×0.5,s), 2.
17 (3H×0.5, s), 2.22 (3H×0.5, s), 2.31 (3H, s),
2.33 (3H×0.5,s), 2.36−2.68 (1H, m), 2.82−3.08
(2H, m), 3.12−3.46 (2H, m), 3.86 (3H×0.5, s), 3.
87 (3H×0.5, s), 3.88 (3H×0.5, s), 3.91 (3H×0.5,
s), 4.08(1H, s), 6.40−7.40 (7H, m)。
ノ)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−フェニ
ル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オール 参考例17で得られた、5−(4−(3,4−ジメトキ
シフェニル)ピペリジノ)−2,2,4,6,7−ペン
タメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
(2H)−オンとブロモベンゼンを用いて、実施例33
と同様に標題化合物を合成した。収率 96%。 融点
143−145 ℃(ヘキサン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.85 (3H×0.5, s), 0.86 (3H×
0.5, s), 1.53 (3H, s),1.64−2.00 (4H, m), 1.95 (3H
×0.5, s), 1.99 (3H×0.5, s), 2.10 (1H×0.5,s), 2.
11 (1H×0.5, s), 2.14 (3H×0.5, s), 2.17 (3H×0.5,
s), 2.25 (3H×0.5, s), 2.35 (3H×0.5, s), 2.40−
2.68 (1H, m), 2.84−3.14 (2H, m), 3.16−3.48 (2H,
m), 3.86 (3H×0.5, s), 3.87 (3H×0.5, s), 3.88 (3H
×0.5, s),3.91 (3H×0.5, s), 6.30−8.10 (8H, m)。
4,6,7−ペンタメチル−3−フェニル−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペリジン 実施例80で得られた、5−(4−(3,4−ジメトキ
シフェニル)ピペリジノ)−2,2,4,6,7−ペン
タメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベン
ゾフラン−3−オールを、実施例46と同様に標題化合
物を合成した。収率 65%。 融点 118−120 ℃(エ
タノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.99 (3H×0.5, s), 1.00 (3H×
0.5, s), 1.51 (3H, s),1.62−2.00 (4H, m), 1.88 (3H
×0.5, s), 1.90 (3H×0.5, s), 2.14 (3H×0.5,s), 2.
17 (3H×0.5, s), 2.23 (3H×0.5, s), 2.33 (3H×0.5,
s), 2.36−2.68(1H, m), 2.82−3.08 (2H, m), 3.12−
3.46 (2H, m), 3.86 (3H×0.5, s), 3.87 (3H×0.5,
s), 3.88 (3H×0.5, s), 3.90 (3H×0.5, s), 4.11 (1H
×0.5, s),4.12 (1H×0.5, s), 6.00−8.00 (8H, m)。
ジメトキシフェニル)ピペリジノ)−2,2,4,6,
7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラ
ン−3−オール 参考例17で得られた、5−(4−(3,4−ジメトキ
シフェニル)ピペリジノ)−2,2,4,6,7−ペン
タメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
(2H)−オンと1−ブロモ−4−フルオロベンゼンを用
いて、実施例33と同様に標題化合物を合成した。収率
99%。 融点 150−152 ℃(ヘキサン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.85 (3H, s), 1.51 (3H, s), 1.
64−2.00 (4H, m), 1.94(3H×0.5, s), 1.98 (3H×0.5,
s), 2.10 (1H×0.5, s), 2.11 (1H×0.5, s),2.13 (3H
×0.5, s), 2.16 (3H×0.5, s), 2.24 (3H×0.5, s),
2.34 (3H×0.5,s), 2.40−2.68 (1H, m), 2.84−3.14
(2H, m), 3.16−3.48 (2H, m), 3.86 (3H×0.5, s), 3.
87 (3H×0.5, s), 3.88 (3H×0.5, s), 3.91 (3H×0.5,
s), 6.20−8.20 (7H, m)。
4−ジメトキシフェニル)ピペリジノ)−2,2,4,
6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾ
フラン−3−オール 参考例17で得られた、5−(4−(3,4−ジメトキ
シフェニル)ピペリジノ)−2,2,4,6,7−ペン
タメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
(2H)−オンと1−ブロモ−4−イソプロピルベンゼ
ンを用いて、実施例33と同様に標題化合物を合成し
た。収率 94%。非晶状粉末。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.84 (3H×0.5, s), 0.85 (3H×
0.5, s), 1.25 (6H, d, J=7.0 Hz), 1.52 (3H, s), 1.
64−2.00 (4H, m), 1.96 (3H×0.5, s), 2.00 (3H×0.
5, s), 2.08 (1H×0.5, s), 2.10 (1H×0.5, s), 2.13
(3H×0.5, s), 2.17(3H×0.5, s), 2.24 (3H×0.5, s),
2.35 (3H×0.5, s), 2.40−2.68 (1H, m),2.76−3.14
(3H, m), 3.16−3.48 (2H, m), 3.85 (3H×0.5, s), 3.
87 (3H×0.5, s), 3.88 (3H×0.5, s), 3.91 (3H×0.5,
s), 6.20−8.00 (7H, m)。
4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾフラン−5−イル)−4−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)ピペリジン 実施例83で得られた、3−(4−イソプロピルフェニ
ル)−5−(4−(3,4−ジメトキシフェニル)ピペ
リジノ)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3
−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オールを、実施例
46と同様に標題化合物を合成した。 収率 90%。
融点 129−132 ℃(ヘキサン−メタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.98 (3H, s), 1.22 (6H, d, J=
7.0 Hz), 1.49 (3H, s),1.62−2.00 (4H, m), 1.89 (3H
×0.5, s), 1.91 (3H×0.5, s), 2.13 (3H×0.5,s), 2.
17 (3H×0.5, s), 2.22 (3H×0.5, s), 2.33 (3H×0.5,
s), 2.36−2.68(1H, m), 2.70−3.08 (3H, m), 3.12−
3.46 (2H, m), 3.86 (3H×0.5, s), 3.87 (3H×0.5,
s), 3.88 (3H×0.5, s), 3.90 (3H×0.5, s), 4.09 (1
H, s), 6.20−7.80 (7H, m)。
ジメトキシフェニル)ピペリジノ)−2,2,4,6,
7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラ
ン−3−オール 参考例17で得られた、5−(4−(3,4−ジメトキ
シフェニル)ピペリジノ)−2,2,4,6,7−ペン
タメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
(2H)−オンと4−ブロモアニソールを用いて、実施
例33と同様に標題化合物を合成した。収率 98%。
非晶状粉末。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.85 (3H×0.5, s), 0.86 (3H×
0.5, s), 1.51 (3H, s),1.64−2.00 (4H, m), 1.97 (3H
×0.5, s), 2.00 (3H×0.5, s), 2.08 (1H×0.5,s), 2.
10 (1H×0.5, s), 2.13 (3H×0.5, s), 2.17 (3H×0.5,
s), 2.24 (3H×0.5, s), 2.34 (3H×0.5, s), 2.40−
2.68 (1H, m), 2.84−3.14 (2H, m), 3.16−3.48 (2H,
m), 3.81 (3H×0.5, s), 3.82 (3H×0.5, s), 3.86 (3H
×0.5, s),3.87 (3H×0.5, s), 3.88 (3H×0.5, s), 3.
91 (3H×0.5, s), 6.00−8.20 (7H, m)。
6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾ
フラン−5−イル)−4−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)ピペリジン 実施例85で得られた、3−(4−メトキシフェニル)
−5−(4−(3,4−ジメトキシフェニル)ピペリジ
ノ)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オールを、実施例46
と同様に標題化合物を合成した。 収率 82%。 融
点 154−156 ℃(ヘキサン−メタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.
62−2.00 (4H, m), 1.89(3H×0.5, s), 1.91 (3H×0.5,
s), 2.13 (3H×0.5, s), 2.17 (3H×0.5, s),2.22 (3H
×0.5, s), 2.33 (3H×0.5, s), 2.36−2.68 (1H, m),
2.82−3.08 (2H, m), 3.12−3.46 (2H, m), 3.778 (3H
×0.5, s), 3.784 (3H×0.5, s), 3.86 (3H×0.5, s),
3.87 (3H×0.5, s), 3.88 (3H×0.5, s), 3.91 (3H×0.
5, s), 4.07 (1H×0.5, s), 4.08 (1H×0.5, s), 6.20
−7.80 (7H, m)。
6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾ
フラン−5−イル)−4−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)ピペリジン 実施例82で得られた、3−(4−フルオロフェニル)
−5−(4−(3,4−ジメトキシフェニル)ピペリジ
ノ)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オールを、実施例46
と同様に標題化合物を合成した。 収率 72%。 非
晶状粉末。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.99 (3H, s), 1.49 (3H, s), 1.
62−2.00 (4H, m), 1.88(3H×0.5, s), 1.90 (3H×0.5,
s), 2.13 (3H×0.5, s), 2.16 (3H×0.5, s),2.22 (3H
×0.5, s), 2.32 (3H×0.5, s), 2.36−2.68 (1H, m),
2.82−3.08 (2H, m), 3.12−3.46 (2H, m), 3.86 (3H×
0.5, s), 3.87 (3H×0.5, s), 3.88 (3H×0.5, s), 3.9
1 (3H×0.5, s), 4.09 (1H×0.5, s), 4.10 (1H×0.5,
s), 6.20−7.80 (7H, m)。
ノ)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(3−
チエニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
−オール 参考例17で得られた、5−(4−(3,4−ジメトキ
シフェニル)ピペリジノ)−2,2,4,6,7−ペン
タメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
(2H)−オンと3−ブロモチオフェンを用いて、実施
例33と同様に標題化合物を合成した。 収率 91
%。 融点 125−128 ℃(ヘキサン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.96 (3H×0.5, s), 0.97 (3H×
0.5, s), 1.52 (3H, s),1.64−2.00 (4H, m), 2.00 (3H
×0.5, s), 2.03 (3H×0.5, s), 2.11 (1H, s),2.12 (3
H×0.5, s), 2.16 (3H×0.5, s), 2.23 (3H×0.5, s),
2.33 (3H×0.5,s), 2.40−2.68 (1H, m), 2.84−3.14
(2H, m), 3.16−3.48 (2H, m), 3.86 (3H×0.5, s), 3.
87 (3H×0.5, s), 3.89 (3H×0.5, s), 3.91 (3H×0.5,
s), 6.70−7.36 (6H, m)。
4,6,7−ペンタメチル−3−(3−チエニル)−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペ
リジン 実施例88で得られた、5−(4−(3,4−ジメトキ
シフェニル)ピペリジノ)−2,2,4,6,7−ペン
タメチル−3−(3−チエニル)−2,3−ジヒドロ−
1−ベンゾフラン−3−オールを、実施例46と同様に
標題化合物を合成した。 収率 82% 融点 111−11
3 ℃(ヘキサン−メタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.10 (3H, s), 1.51 (3H, s), 1.
62−2.00 (4H, m), 1.96(3H×0.5, s), 1.98 (3H×0.5,
s), 2.15 (3H×0.5, s), 2.18 (3H×0.5, s),2.24 (3H
×0.5, s), 2.34 (3H×0.5, s), 2.36−2.68 (1H, m),
2.82−3.12 (2H, m), 3.14−3.48 (2H, m), 3.89 (3H×
0.5, s), 3.90 (3H×0.5, s), 3.91 (3H×0.5, s), 3.9
3 (3H×0.5, s), 4.25 (1H×0.5, s), 4.26 (1H×0.5,
s), 6.66−6.96 (5H, m), 7.14−7.34 (1H, m)。
ル)ピペリジノ)−2,2,4,6,7−ペンタメチル
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−アミン 参考例19で得た、5−(4−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)ピペリジノ)−2,2,4,6,7−ペンタメ
チル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オー
ルとアニリンを用いて、実施例58と同様に標題化合物
を合成した。収率 60%。 融点 138−140 ℃(メタ
ノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.44 (3H, s), 1.47 (3H, s), 1.
70−1.96 (4H, m), 2.10(3H×0.5, s), 2.13 (3H×0.5,
s), 2.21 (3H×1.5, s), 2.32 (3H×0.5, s),2.36−2.
70 (1H, m), 2.86−3.08 (2H, m), 3.18−3.48 (2H,
m), 3.68−3.84 (1H, m), 3.87 (3H×0.5, s), 3.88 (3
H×0.5, s), 3.90 (3H×0.5, s), 3.91 (3H×0.5, s),
4.63 (1H, d, J=8.0 Hz), 6.59 (2H, d, J=7.7 Hz), 6.
70 (1H, t,J=7.7 Hz), 6.74−6.90 (3H, m), 7.20 (2H,
t, J=7.7 Hz)。
ル)ピペリジノ)−2,2,4,6,7−ペンタメチル
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−アミン 参考例19で得た、5−(4−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)ピペリジノ)−2,2,4,6,7−ペンタメ
チル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オー
ルとベンIジルアミンを用いて、実施例57と同様に標
題化合物を合成した。 収率 80%。 非晶状粉末。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.32 (3H, s), 1.61 (3H, s), 1.
62−2.00 (4H, m), 2.06(3H×0.5, s), 2.10 (3H×0.5,
s), 2.18 (3H×0.5, s), 2.26 (3H×0.5, s),2.27 (3H
×0.5, s), 2.28 (3H×0.5, s), 2.40−2.68 (1H, m),
2.84−3.08 (2H, m), 3.16−3.46 (2H, m), 3.79 (2H,
d, J=1.8 Hz), 3.84−3.96 (1H, m), 3.87 (3H, s), 3.
91 (3H, s), 6.76−6.92 (3H, m), 7.14−7.46 (5H,
m)。
リジノ)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3
−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンゾアゼピン 参考例19で得た、5−(4−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)ピペリジノ)−2,2,4,6,7−ペンタメ
チル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オー
ルと2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズ
アゼピンを用いて、実施例57と同様に標題化合物を合
成した。 収率 54%。 融点 136−138 ℃(ヘキサ
ン−メタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.24 (3H, s), 1.53 (3H×0.5,
s), 1.54 (3H×0.5, s),1.62−2.00 (4H, m), 2.07 (3H
×0.5, s), 2.11 (3H×0.5, s), 2.19 (3H×0.5,s), 2.
25 (3H, s), 2.30 (3H×0.5, s), 2.34−3.50 (13H,
m), 3.70−4.06 (1H, m), 3.87 (3H, s), 3.90 (3H×0.
5, s), 3.91 (3H×0.5, s), 6.66−7.24 (7H, m)。
2,4,6−テトラメチル−3−(4−メチルフェニ
ル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イ
ル)−4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン 参考例34で得た、5−ブロモ−7−(1,3−ジオキ
ソラン−2−イル)−2,2,4,6−テトラメチル−
3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−
ベンゾフランおよび1−(4−メトキシフェニル)ピペ
ラジンを用い、参考例13と同様にして、標題化合物を
得た。 収率59% 非晶状粉末。1 H−NMR (CDCl3) δ : 0.99 (3H, s), 1.47 (3H, s),
1.92 (3H, s), 2.31 (3H,s), 2.44 (3H, s), 3.03−3.3
0 (8H, m), 3.77 (3H, s), 3.99−4.32 (5H, m),6.18
(1H, s), 6.40−7.20 (8H, m)。
メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラ
ン−5−イル)−3−フェニルピロリジン−2,5−ジ
オン 2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチル
フェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5
−アミン (2.95 g, 10 mmol) とフェニルコハク酸無水
物(1.94 g, 11 mmol) のトルエン溶液を6時間加熱、
還流した。反応液を減圧下濃縮し、残さに水を加え、酢
酸エチルにて抽出した。抽出液を飽和食塩水にて洗浄
後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下溶媒を留去
した。残渣を無水酢酸(60 mL)に溶解し、酢酸ナトリ
ウム (0.86 g, 10.5 mmol) を加え、90 ℃にて1時間撹
拌した。反応液を減圧下濃縮し、残さに水を加え、酢酸
エチルにて抽出した。抽出液を飽和食塩水にて洗浄後、
無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下溶媒を留去し
た。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製し、標
題化合物を2.27g(収率50%)を得た。 融点 1
30−131 ℃。 低極性成績体:1 H−NMR (CDCl3) δ : 1.00 (3H, s), 1.52 (3H, s),
1.64 (3H, s), 2.02 (3H,s), 2.16 (3H, s), 2.30 (3H,
s), 3.00 (1H, dd, J=4.7, 18.5 Hz), 3.36 (1H, dd,
J=9.5, 18.5 Hz), 4.15−4.25 (2H, m), 6.85 (2H, b
r), 7.06 (2H, brd,J=6.6 Hz), 7.30−7.47 (5H, m)。
メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラ
ン−5−イル)−3−フェニルピロリジン実施例94で
得た、1−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−
(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベン
ゾフラン−5−イル)−3−フェニルピロリジン−2,
5−ジオン (2.27 g, 5 mmol) を塩化アルミニウム (3.
33g, 25 mmol) とリチウムアルミニウムハイドライド
(0.95 g, 25 mmol) のTHF(30 mL) 溶液に0 ℃にて加え
た後、1時間加熱還流した。反応液を0 ℃に冷却し、過
剰の還元剤を飽和食塩水にて分解後、ろ過にて除いた。
ろ液に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。抽出液を飽
和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、
減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 8:1)により精
製し、標題化合物を1.21g(収率57%)を得た。
融点 73−76 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ : 1.05 (3H, s), 1.48 (3H, s),
1.91 (3H, s), 2.20 (3H,s), 2.31 (3H, s), 2.40−2.8
1 (4H, m), 3.31−3.85 (2H, m), 4.09 (1H, s),4.25
(1H, br), 4.78 (1H, br), 4.97 (1H, br), 6.70 (2H,
br), 7.06 (2H, br), 7.22−7.40 (3H, m), 7.76 (1H,
br)。
6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルピペラジン−
1−イル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5
−イル)ピペラジン 参考例18で得た5−(4−(4−メトキシフェニル)
ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペンタ
メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オ
ールおよび1−メチルピペラジンを用い、実施例57と
同様に標題化合物を得た。 収率52% 融点 94−96
℃(メタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.22 (3H, s), 1.50 (3H, s), 1.
82−2.72 (18H, m), 2.82−3.35 (10H, m), 3.70 (1H,
s), 3.79 (3H, s), 6.87 (2H, d, J=9.0 Hz), 6.98 (2
H, d, J=9.0 Hz)。
イル)−4−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3
−(3−ピリジル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフ
ラン−3−オール 参考例13で得た、4−(4−メトキシフェニル)−1
−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾフラン−3−オン−5−イル)ピペラ
ジンおよび3−ブロモピリジンを用い、実施例33と同
様に標題化合物を得た。 収率27% 融点 210−212
℃(ヘキサン−酢酸エチル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.89 (3H, s), 1.53 (3H, s), 1.
95 (3H, s), 2.15 (3H,s), 2.26 (1H, s), 2.30 (3H,
s), 3.08−3.35 (8H, m), 3.77 (3H, s), 6.85 (2H, d,
J=9.0 Hz), 6.95 (2H, d, J=9.0 Hz), 7.28 (1H, br
s), 8.10 (2H, brs), 8.52 (1H, d, J=6.2 Hz)。
6,7−ペンタメチル−3−(3−ピリジル)−2,3
−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン 実施例97で得た、5−(4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)−4−(2,2,4,6,
7−ペンタメチル−3−(3−ピリジル)−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オールを用い、実施例
46と同様に標題化合物を得た。 収率79% 融点 1
59−161 ℃(ヘキサン−酢酸エチル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.03 (3H, s), 1.52 (3H, s), 1.
90 (3H, s), 2.15 (3H,s), 2.28 (3H, s), 3.05−3.27
(8H, m), 3.77 (3H, s), 4.12 (1H, s), 6.84 (2H, d,
J=9.0 Hz), 6.94 (2H, d, J=9.0 Hz), 7.14−7.22 (2H,
m), 8.30 (1H,br s), 8.47 (1H, t, J=3.0 Hz)。
6,7−ペンタメチル−3−(ピロリジニル)−2,3
−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン 参考例18で得た、5−(4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
−オールおよびピロリジンを用い、実施例57と同様に
標題化合物を得た。 収率48% 融点 124−126 ℃
(メタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.24 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.
62−1.78 (4H, m), 2.07(3H, s), 2.20 (3H, s), 2.25
(3H, s), 2.48−2.75 (4H, m), 3.08−3.35 (8H, m),
3.78 (3H, s), 3.98 (1H, s), 6.85 (2H, d, J=9.0 H
z), 6.96 (2H, d, J=9.0 Hz)。
−1−イル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)イン
ドリン 参考例18で得た、5−(4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
−オールおよびインドリンを用い、実施例57と同様に
標題化合物を得た。 収率33% 融点 166−168 ℃
(メタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.40 (6H, s), 2.08 (3H, s), 2.
10 (3H, s), 2.27 (3H,s), 2.82−2.97 (3H, m), 3.05
−3.30 (9H, m), 3.77 (3H, s), 4.69 (1H, s),6.42 (1
H, d, J=8.1 Hz), 6.55 (1H, d, J=7.2 Hz), 6.84 (2H,
d, J=9.0 Hz),6.91−7.09 (4H, m)。
−1−イル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン 参考例18で得た、5−(4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
−オールおよび1,2,3,4−テトラヒドロキノリン
を用い、実施例57と同様に標題化合物を得た。 収率
52% 融点 188−190 ℃(メタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.39 (3H, s), 1.46 (3H, s), 1.
68−1.82 (2H, m), 2.08(3H, s), 2.11 (3H, s), 2.28
(3H, s), 2.60−2.90 (4H, m), 3.00−3.38 (8H, m),
3.78 (3H, s), 4.90 (1H, s), 6.56 (1H, d, J=7.0 H
z), 6.64 (1H, d, J=8.2 Hz), 6.85 (2H, d, J=9.2 H
z), 6.93−7.02 (3H, m), 7.08 (1H, t, J=8.2Hz)。
−1−イル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)−
1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン 参考例18で得た、5−(4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
−オールおよび1,2,3,4−テトラヒドロイソキノ
リンを用い、実施例57と同様に標題化合物を得た。
収率63% 融点 144−145 ℃(メタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.27 (3H, s), 1.52 (3H, s), 2.
12 (3H, s), 2.27 (3H,s), 2.29 (3H, s), 1.68−1.82
(2H, m), 2.50−3.60 (13H, m), 3.78 (3H, s),3.92 (1
H, s), 4.18 (1H,br s), 6.85 (1H, d, J=9.0 Hz), 6.9
6 (1H, d, J=9.0 Hz), 7.07 (4H, s)。
イル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(2
−ピリジル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−
3−オール 参考例13で得た、4−(4−メトキシフェニル)−1
−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾフラン−3−オン−5−イル)ピペラ
ジンおよび2−ブロモピリジンを用い、実施例33と同
様に標題化合物を得た。 収率34% 融点 113−115
℃(ヘキサン−酢酸エチル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.90 (3H, s), 1.51 (3H, s), 1.
91 (3H, s), 2.15 (3H,s), 2.28 (3H, s), 3.07−3.30
(8H, m), 3.76 (3H, s), 5.92 (1H, br s), 6.78−7.01
(5H, m), 7.16−7.01 (1H, m), 7.60 (1H, dt, J=7.8,
1.5 Hz), 8.56(1H, dd, J=5.1, 1.5 Hz)。
6,7−ペンタメチル−3−(2−ピリジル)−2,3
−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン 実施例103で得た、5−(4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−3−(2−ピリジル)−2,3−ジヒドロ
−1−ベンゾフラン−3−オールを用い、実施例46と
同様に標題化合物を得た。 収率37% 融点 123−12
5 ℃(ヘキサン−酢酸エチル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.04 (3H, s), 1.55 (3H, s), 1.
91 (3H, s), 2.15 (3H,s), 2.28 (3H, s), 3.05−3.30
(8H, m), 3.77 (3H, s), 4.37 (1H, s), 6.75 (1H, d,
J=7.8 Hz), 6.83 (2H, d, J=9.0 Hz), 6.94 (2H, d, J=
9.0 Hz), 7.08−7.16 (1H, m), 7.53 (1H, dt, J=7.8,
1.8 Hz), 8.55 (1H, d, J=5.6 Hz)。
イル)−2,2,4,6−テトラメチル−3−(4−メ
チルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
−7−カルバルデヒド 実施例93で得た、1−(7−(1,3−ジオキソラン
−2−イル)−2,2,4,6−テトラメチル−3−
(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベン
ゾフラン−5−イル)−4−(4−メトキシフェニル)
ピペラジン (1.41g, 2.67 mmol)のアセトン (15 mL)と
水 (1 mL)溶液にp−トルエンスルホン酸ピリジニウム
(20 mg, 80 μmol)を加え、30分間加熱還流した。反応
液を減圧下濃縮後、残さに水を加え、酢酸エチルで抽出
した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナト
リウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをヘ
キサン−酢酸エチルより結晶化させて、標題化合物1.
04g(収率81%)を得た。 融点 175−177 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.06 (3H, s), 1.54 (3H, s), 1.
98 (3H, s), 2.32 (3H,s), 2.64 (3H, s), 3.00−3.30
(8H, m), 3.77 (3H, s), 4.07 (1H, s), 6.60−7.17 (8
H, m), 10.4 (1H, s)。
−1−イル)−2,2,4,6−テトラメチル−3−
(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベン
ゾフラン−7−イル)エタノール メチルマグネシウムブロミドのTHF (3.0 M, 1.0 mL, 3.
0 mmol) 溶液のTHF(5 mL) 溶液に、実施例105で
得た5−(4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン−
1−イル)−2,2,4,6−テトラメチル−3−(4
−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフ
ラン−7−カルバルデヒド (310 mg, 640 μmol)を−3
0℃で加えた後、反応液を同温下で、20分間撹拌した。
反応液を水に加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を
水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
し、減圧下濃縮した。得られた残さをヘキサン−酢酸エ
チルより結晶化させて、標題化合物195mg(収率6
1%)を得た。 融点 149−151 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.02 (3H, s), 1.50−1.60 (6H,
m), 1.91 (3H, s), 2.31(6H, s), 2.26 (1H, s), 3.00
−3.30 (8H, m), 3.77 (3H, s), 3.92−4.04 (1H, m),
4.97−5.10 (1H, m), 6.50−7.17 (8H, m)。
1−イル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)−2,
3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−1H−アゼピン 参考例18で得た、5−(4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
−オールおよび2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ
−1H−アゼピンを用い、実施例57と同様に標題化合
物を得た。 収率52% 融点 127−128℃(メタノー
ル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.00−1.80 (14H, m), 2.08 (3H,
s), 2.20−2.60 (8H, m), 2.83−3.37 (10H, m), 3.79
(3H, s), 3.86 (1H, s), 6.86 (2H, d, J=9.2 Hz), 6.
98 (2H, d, J=9.2 Hz)。
ル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
−イル)ピペラジン 参考例18で得た、5−(4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
−オールおよび1−エチルピペラジンを用い、実施例5
7と同様に標題化合物を得た。 収率46% 融点 98
−100 ℃(メタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.04 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.21
(3H, s), 1.51 (3H, s),1.85−3.30 (27H, m), 3.69 (1
H, s), 3.78 (3H, s), 6.85 (2H, d, J=9.0 Hz),6.97
(2H, d, J=9.0 Hz)。
ル)−1−ピペラジニル)−(2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
−イル)ピペラジン 参考例18で得た、5−(4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
−オールおよび1−アセチルピペラジンを用い、実施例
57と同様に標題化合物を得た。 収率60% 融点 1
78−179 ℃(メタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.23 (3H, s), 1.52 (3H, s), 2.
03 (3H, s), 2.07 (3H,s), 2.25 (3H, s), 2.27 (3H,
s), 2.40−3.40 (16H, m), 3.71 (1H, s), 3.78(3H,
s), 6.86 (2H, d, J=9.2 Hz), 6.98 (2H, d, J=9.2 H
z)。
−1−イル)−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)−4
−フェニルピペラジン 参考例18で得た、5−(4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
−オールおよび1−フェニルピペラジンを用い、実施例
57と同様に標題化合物を得た。 収率45% 融点 1
44−145 ℃(ヘキサン−酢酸エチル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.25 (3H, s), 1.54 (3H, s), 2.
09 (3H, s), 2.26 (3H,s), 2.33 (3H, s), 2.40−3.37
(16H, m), 3.76 (1H, s), 3.78 (3H, s), 6.80−7.02
(7H, m), 7.21 (2H, d, J=8.6 Hz)。
ル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
−イル)ピペラジン 参考例18で得た、5−(4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
−オールおよび1−ベンジルピペラジンを用い、実施例
57と同様に標題化合物を得た。 収率46% 融点 1
12−116 ℃(メタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.20 (3H, s), 1.50 (3H, s), 1.
80−3.38 (25H, m), 3.46 (2H, s), 3.68 (1H, s), 3.7
8 (3H, s), 6.86 (1H, d, J=9.0 Hz), 6.97 (1H,d, J=
9.0 Hz), 7.18−7.30 (5H, m)。
(4−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)−
2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ
−1−ベンゾフラン−3−オール 参考例13で得た、4−(4−メトキシフェニル)−1
−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾフラン−3−オン−5−イル)ピペラ
ジンおよび5−ブロモ−2−フルオロピリジンを用い、
実施例33と同様に標題化合物を得た。 収率67%
融点 129−131 ℃(ヘキサン−酢酸エチル)。1 H−NMR (CDCl3) δ : 0.90 (3H, s), 1.51 (3H, s),
1.96 (3H, s), 2.14 (3H,s), 2.19 (1H, s), 2.29 (3H,
s), 3.08−3.28 (8H, m), 3.77 (3H, s), 6.84(2H, d,
J=9.0 Hz), 6.94 (2H, d, J=9.0 Hz), 7.60−8.70 (3
H, m)。
2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾフラン−5−イル)−4−(4−メトキシフェ
ニル)ピペラジン 実施例112で得た、3−(6−フルオロピリジン−3
−イル)−5−(4−(4−メトキシフェニル)ピペラ
ジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オールを
用い、実施例46と同様に標題化合物を得た。 収率7
2% 融点 87−88 ℃(ヘキサン−酢酸エチル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.04 (3H, s), 1.51 (3H, s), 1.
91 (3H, s), 2.14 (3H,s), 2.28 (3H, s), 3.05−3.24
(8H, m), 3.77 (3H, s), 4.11 (1H, s), 6.76−6.86 (3
H, m), 6.94 (2H, d, J=9.3 Hz), 7.25 (1H, br s), 7.
95 (1H, br s)。
6,7−ペンタメチル−3−(ピロリジニル)−2,3
−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン 参考例42で得た、5−(4−(3−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−1−ベンゾフラン−3−オールおよびピロ
リジンを用い、実施例57と同様に標題化合物を得た。
収率39% 融点 106−107 ℃(メタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.23 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.
60−1.78 (4H, m), 2.07(3H, s), 2.21 (3H, s), 2.24
(3H, s), 2.47−2.77 (4H, m), 3.15−3.37 (8H, m),
3.80 (3H, s), 3.98 (1H, s), 6.43 (1H, dd, J=8.1,
2.1 Hz), 6.53 (1H, d, J=2.1 Hz), 6.60 (1H, dd, J=
8.1, 2.1 Hz), 7.18 (1H, t, J=8.1 Hz)。
6,7−ペンタメチル−3−(ピロリジニル)−2,3
−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン
塩酸塩 参考例45で得た、5−(4−(4−フルオロフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン (268
mg, 0.7 mmol) のTHF (1.5 mL) 溶液 にメタノール
(4.5 mL) を加えた後、水素化ホウ素ナトリウム (106
mg, 2.8 mmol) を室温下加え、16時間撹拌した。反応液
を氷冷後、1規定塩酸にて酸性とした後、酢酸エチルで
抽出した。有機層を、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン
−酢酸エチル 4:1)により精製し、得られた結晶を
ジクロロメタン (1 mL) に溶解した。トリエチルアミン
(0.084 mL, 0.6 mmol) を加えた後、氷冷下塩化メタン
スルホニル (0.023 mL, 0.3 mmol) を滴下した。反応液
を氷冷下30分間攪拌後、ピロリジン (0.125 mL, 1.5
mmol) を加え、氷冷下1時間攪拌した。反応液に飽和重
曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和
食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧
下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)により精
製後、塩酸/酢酸エチル溶液にて塩酸塩とし、標題化合
物27mg(収率 8%)を得た。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.24 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.
64−1.75 (4H, m), 2.08(3H, s), 2.22 (3H, s), 2.24
(3H, s), 2.45−2.62 (2H, m), 2.64−2.78 (2H, m),
3.12−3.35 (8H, m), 3.98 (1H, s), 6.92−7.02 (4H,
m)。
リジニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5
−イル)−4−フェニルピペラジン 塩酸塩 参考例30で得た、2,2,4,6,7−ペンタメチル
−5−(4−フェニルピラジン−1−イル)−2,3−
ジヒドロベンゾフラン−3−オールとピロリジンを用い
て、実施例57と同様に処理した後、4規定塩酸/酢酸
エチル溶液にて塩酸塩とし、標題化合物を合成した。
収率 80%。 無晶状粉末。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.24 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.
64−1.73 (4H, m), 2.04(3H, s), 2.22 (3H, s), 2.24
(3H, s), 2.45−2.78 (2H, m), 3.17−3.36 (8H, m),
3.98 (1H, s), 6.87, t, J=7.3 Hz), 6.99 (2H, d, J=
8.6 Hz,), 7.28 (2H, dd, J=7.3, 8.6 Hz)。
2,4,6,7−ペンタメチル−3−(ピロリジニル)
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピ
ペラジン 塩酸塩 参考例31で得た、5−(4−(2−メトキシフェニ
ル)ピラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペン
タメチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−オール
とピロリジンを用いて、実施例57と同様に処理した
後、4規定塩酸/酢酸エチル溶液にて塩酸塩とし、標題
化合物を合成した。 収率 62%。 無晶状粉末。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.24 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.
64−1.71 (4H, m), 2.08(3H, s), 2.25 (3H, s), 2.27
(3H, s), 2.50−2.80 (2H, m), 3.07−3.38 (8H, m),
3.89 (3H, s), 3.98 (1H, s), 6.83−7.03 (4H, m)。
4,6,7−ペンタメチル−3−ピペリジノ−2,3−
ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン 参考例37で得た、5−(4−(3、4−ジメトキシフ
ェニル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7
−ペンタメチル−1−ベンゾフラン−3−オールを用
い、実施例57と同様に標題化合物を得た。 収率34
% 融点 134−135 ℃(メタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.17−1.90 (13H, m), 2.07 (3H,
s), 2.25 (3H, s), 2.29 (3H, s), 2.35 (1H, br s),
2.78 (1H, br s), 2.92 (1H, br s), 3.07−3.39(8H,
m), 3.66 (1H, s), 3.85 (3H, s), 3.89 (3H, s), 6.52
(1H, dd, J=8.4,2.7 Hz), 6.65 (1H, d, J=2.7 Hz),
6.81 (1H, d, J=8.4 Hz)。
4,6,7−ペンタメチル−3−(ピロリジニル)−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペ
ラジン 参考例37で得た、5−(4−(3、4−ジメトキシフ
ェニル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7
−ペンタメチル−1−ベンゾフラン−3−オールおよび
ピロリジンを用い、実施例57と同様に標題化合物を得
た。 収率39% 融点 128−130 ℃(メタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.24 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.
60−1.72 (4H, m), 2.08(3H, s), 2.22 (3H, s), 2.25
(3H, s), 2.48−2.79 (4H, m), 3.30−3.78 (8H, m),
3.85 (3H, s), 3.89 (3H, s), 3.98 (1H, s), 6.52 (1
H, dd, J=8.7, 2.7Hz), 6.64 (1H, d, J=2.7 Hz), 6.81
(1H, d, J=8.7 Hz)。
ジノ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イ
ル)−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピ
ペラジン 参考例38で得た、2,2,4,6,7−ペンタメチル
−5−(4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)
ピペラジン−1−イル)−1−ベンゾフラン−3−オー
ルおよびピペリジンを用い、実施例57と同様に標題化
合物を得た。収率61% 融点 182−183 ℃(メタノー
ル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.10−1.82 (13H, m), 2.07 (3H,
s), 2.23 (3H, s), 2.28 (3H, s), 2.38 (1H, br s),
2.78 (1H, br s), 2.92 (1H, br s), 3.18−3.42(8H,
m), 3.66 (1H, s), 6.98 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.49 (2
H, d, J=8.7 Hz)。
リジニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5
−イル)−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニ
ル)ピペラジン 参考例38で得た、2,2,4,6,7−ペンタメチル
−5−(4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)
ピペラジン−1−イル)−1−ベンゾフラン−3−オー
ルおよびピロリジンを用い、実施例57と同様に標題化
合物を得た。収率66% 融点 140−141 ℃(メタノー
ル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.24 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.
60−1.78 (4H, m), 2.07(3H, s), 2.21 (3H, s), 2.23
(3H, s), 2.46−2.78 (4H, m), 3.18−3.45 (8H, m),
3.98 (1H, s), 6.97 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.48 (2H, d,
J=8.4 Hz)。
6,7−ペンタメチル−3−(6−メチルピリジン−3
−イル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−
イル)ピペラジン 5−ブロモ−2−メチルピリジン (0.80 g, 4.65 mmol)
のジエチルエーテル(20 mL) 溶液に、アルゴン気流下
n−ブチルリチウムのヘキサン (1.60 M, 2.90mL, 4.65
mmol) 溶液を−70℃以下で滴下し、30分間撹拌し
た。さらに反応液に参考例13で得た、1−(2,2,
4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾフラン−3−オン−5−イル)−4−(4−メトキ
シフェニル)ピペラジン (734 mg, 1.86 mmol) のTH
F (5 mL) 溶液を−70℃以下で滴下し、0℃まで昇温
した。反応液を氷冷下30分間撹拌後、水を加え、酢酸
エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、
無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得ら
れた残さをヘキサンより結晶化を経て、5−(4−(4
−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)−(2,
2,4,6,7−ペンタメチル−3−(6−メチルメチ
ルピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1−ベン
ゾフラン−3−オール(520mg)を得た。トリフル
オロ酢酸 (5.0 mL) に、この化合物を氷冷下加え、室温
まで昇温した。反応液に、トリエチルシラン (0.5 mL,
3.2 mmol) を室温下加え、15分間撹拌した。反応液を
減圧下濃縮後、残さに飽和重曹水溶液を加え、水層をア
ルカリ性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽
和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減
圧下濃縮した。得られた残さをヘキサンより結晶化させ
標題化合物370mg(収率42%)を得た。 融点 1
31−133 ℃(メタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.02 (3H, s), 1.51 (3H, s), 1.
90 (3H, s), 2.15 (3H,s), 2.28 (3H, s), 2.54 (3H,
s), 3.08−3.26 (8H, m), 3.78 (3H, s), 4.10 (1H,
s), 6.82−7.10 (6H, m), 8.23 (1H, br s)。
2,4,6,7−ペンタメチル−3−(ピロリジニル)
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピ
ペラジン 実施例99で得た、1−(4−メトキシフェニル)−4
−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(ピロリ
ジニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−
イル)ピペラジンを高速液体クロマトグラフィー(機
器:日立 L−7100、L−7405、カラム:CH
IRALCEL OJ(4.6(i,d)x 250m
m)ダイセル化学工業株式会社製)、移動層:ヘキサ
ン:エタノール=95:5,流速:0.5mL/mi
n、カラム温度:25℃、注入量:10μL)を用いて
保持時間の小さい方を分取した。 融点 93−94 ℃(エ
タノール)。 [α]D=−9.3°(c=1.01,クロロホル
ム)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.23 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.
62−1.77 (4H, m), 2.07(3H, s), 2.22 (3H, s), 2.24
(3H, s), 2.44−2.78 (4H, m), 3.07−3.39 (8H, m),
3.78 (3H, s), 3.98 (1H, s), 6.85 (2H, d, J=9.0 H
z), 6.97 (2H, d, J=9.0 Hz)。
2,4,6,7−ペンタメチル−3−(ピロリジニル)
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピ
ペラジン 実施例99で得た、1−(4−メトキシフェニル)−4
−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(ピロリ
ジニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−
イル)ピペラジンを高速液体クロマトグラフィー(機
器:日立 L−7100、L−7405、カラム:CH
IRALCEL OJ(4.6(i,d)x 250m
m)ダイセル化学工業株式会社製)、移動層:ヘキサ
ン:エタノール=95:5,流速:0.5mL/mi
n、カラム温度:25℃、注入量:10μL)を用いて
保持時間の大きい方を分取した。 融点 90−92 ℃
(エタノール)。 [α]D=+8.8°(c=0.87,クロロホル
ム)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.23 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.
62−1.78 (4H, m), 2.07(3H, s), 2.22 (3H, s), 2.24
(3H, s), 2.44−2.80 (4H, m), 3.09−3.35 (8H, m),
3.78 (3H, s), 3.98 (1H, s), 6.85 (2H, d, J=9.0 H
z), 6.97 (2H, d, J=9.0 Hz)。
ベンジルピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7
−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
−3−オール 参考例41で得た、5−(4−ベンジルピペラジン−1
−イル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3
−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンと2
−フルオロ−5−ブロモピリジンを用いて、実施例33
と同様に標題化合物を合成した。 収率 79%。 融
点 105−109 ℃(ヘキサン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.89 (3H, s), 1.50 (3H, s), 1.
93 (3H, s), 2.12 (3H,s), 2.20 (1H, br), 2.26 (3H,
s), 2.43−2.60 (4H, m), 3.00−3.15 (4H, m),3.55 (2
H, s), 6.91 (1H, br), 7.20−7.40 (5H, m), 7.85 (2
H, br)。
−イル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3
−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン 実施例125で得た、3−(6−フルオロピリジン−3
−イル)−5−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)
−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒド
ロ−1−ベンゾフラン−3−オールを、実施例46と同
様に標題化合物を合成した。収率 78%。 融点 76
−79 ℃(ヘキサン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.02 (3H, s), 1.49 (3H, s), 1.
87 (3H, s), 2.12 (3H,s), 2.24 (3H, s), 2.45−2.58
(4H, m), 2.98−3.12 (4H, m), 3.55 (2H, s),4.10 (1
H, s), 6.80 (1H, dd, J=2.8, 8.2 Hz), 7.20−7.40 (6
H, m), 7.91 (1H, br)。
2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン 実施例126で得た、4−ベンジル−1−(3−(6−
フルオロピリジン−3−イル)−2,2,4,6,7−
ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−
5−イル)ピペラジン (1.83 g, 4 mmol) とギ酸アンモ
ニウム (505 mg, 8 mmol) のメタノール (50 mL) 溶液
に10%パラジウム炭素 (50%含水, 183 mg) を加え、窒
素雰囲気下2時間加熱還流した。反応液を室温に冷却
後、触媒をろ過にて除き、ろ液を減圧下濃縮した。残さ
を酢酸エチルにて希釈し、飽和重曹水にて洗浄後、無水
硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得
られた残さを塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(酢酸エチル)により精製し、標題化合物1.3g
(収率 88%)を得た。無晶状粉末。11 H−NMR (CDCl3) δ: 1.03 (3H, s), 1.50 (3H, s),
1.79 (1H, br), 1.88 (3H, s), 2.13 (3H, s), 2.26 (3
H, s), 2.83−3.05 (8H, m), 4.11 (1H, s), 6.81(1H,
dd, J=2.9, 8.7 Hz), 7.23 (1H, br), 7.92 (1H, br)。
ル−3−(ピロリジニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾフラン−5−イル)ピペラジン 二塩酸塩参考例4
2で得た、5−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)
−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒド
ロ−1−ベンゾフラン−3−オールとピロリジンを用い
て、実施例57と同様に処理した後、4規定塩酸/酢酸
エチル溶液にて塩酸塩とし、標題化合物を合成した。
収率 93%。 融点 224−227 ℃(分解)(酢酸エチ
ル−エタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.22 (3H, s), 1.47 (3H, s), 1.
60−1.75 (4H, m), 2.06(3H, s), 2.19 (3H, s), 2.22
(3H, s), 2.45−2.60 (4H, m), 2.61−2.77 (2H, m),
3.02−3.20 (4H, m), 3.56 (2H, s), 3.96 (1H, s), 7.
21−7.42 (5H, m)。
オロピリジン−3−イル)−2,2,4,6,7−ペン
タメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−
イル)ピペラジン 実施例127で得た、1−(3−(6−フルオロピリジ
ン−3−イル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペ
ラジンとフルオロベンゼンを用いて、実施例16と同様
に標題化合物を得た。 収率50% 無晶状粉末。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.03 (3H, s), 1.51 (3H, s), 1.
90 (3H, s), 2.14 (3H,s), 2.27 (3H, s), 3.10−3.26
(8H, m) 4.11 (1H, s), 6.81 (1H, dd, J=2.7,8.3 Hz),
6.83−7.00 (4H, m), 7.20 (1H, br), 7.93 (1H, b
r)。
6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルベンジル)オ
キシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イ
ル)ピペラジン 参考例18で得た、5−(4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
−オールとα−ブロモ−p−キシレンを用いて、実施例
74と同様に標題化合物を合成した。収率 68%。融
点 84−85 ℃。(ジイソプロピルエーテル−メタノー
ル)1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.36 (3H, s), 1.59 (3H, s), 2.
07 (3H, s), 2.24 (3H,s), 2.25 (3H, s), 2.33 (3H,
s), 3.05−3.35 (8H, m), 3.78 (3H, s), 4.49 (2H,
s), 4.66 (1H, s), 6.86 (2H, d, J=9.2 Hz), 6.97 (2
H, d, J=9.2 Hz), 7.13 (2H, d, J=8.2 Hz), 7.23 (2H,
d, J=8.2 Hz)。
2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾフラン−5−イル)−4−(4−メトキシフェ
ニル)メチルピペラジン 二塩酸塩 実施例127で得た、1−(3−(6−フルオロピリジ
ン−3−イル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペ
ラジン (369 mg, 1 mmol) と炭酸カリウム (138 mg, 1
mmol) のDMF (5mL) 溶液に、4−メトキシベンジルクロ
リド (0.16 mL, 1.2 mmol) を加え、室温にて3時間撹
拌した。反応液を水で希釈後、酢酸エチルにて抽出し
た。有機層を飽和食塩水にて3回洗浄後、無水硫酸ナト
リウムにて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。得られた残
さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−
酢酸エチル 4:1)により精製し、標題化合物のフリ
ー塩を365mg(収率 75%)を得た。次いで、4
規定塩酸/酢酸エチル溶液にて塩酸塩とし、標題化合物
を得た。 融点 218−221 ℃(分解)(酢酸エチル−エ
タノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.02 (3H, s), 1.49 (3H, s), 1.
87 (3H, s), 2.12 (3H,s), 2.24 (3H, s), 2.40−2.53
(4H, m), 2.90−3.10 (4H, m), 3.48 (2H, s),3.80 (3
H, s), 4.10 (1H, s), 6.76−6.95 (3H, m), 7.20−7.3
5 (3H, m), 7.91(1H, br)。
ル−3−ピロリジニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾ
フラン−5−イル)ピペラジンカルボキシレート 参考例44で得た、tert−ブチル 4−(3−ヒドロキ
シ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジンカルボ
キシレートとピロリジンを用い、実施例57と同様に標
題化合物を合成した。 収率 89%。 融点 127−12
8 ℃(酢酸エチル−ヘキサン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.22 (3H, s), 1.47 (3H, s), 1.
49 (9H, s), 1.63−1.79(4H, m), 2.06 (3H, s), 2.17
(3H, s), 2.19 (3H, s), 2.55 (2H, br), 2.66−2.74
(2H, m), 2.98−3.06 (4H, m), 3.42−3.59 (4H, m),
3.96 (1H, s)。
ル−3−ピペリジノ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフ
ラン−5−イル)ピペラジンカルボキシレート参考例4
4で得た、tert−ブチル 4−(3−ヒドロキシ−2,
2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジンカルボキシレー
トとピペリジンを用い、実施例57と同様に標題化合物
を合成した。 収率 89%。 融点 167−168 ℃(酢
酸エチル−ヘキサン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.19 (3H, s), 1.45−1.83 (18H,
m), 2.05 (3H, s), 2.20 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.3
0−2.43 (2H, br), 2.65−3.10 (6H, m), 3.45−3.58
(4H, m), 3.65 (1H, s)。
ル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)
ピペラジン 実施例132で得た、tert−ブチル 4−(2,2,
4,6,7−ペンタメチル−3−ピロリジニル−2,3
−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン
カルボキシレート (3.55 g, 8 mmol) をTHF (20 mL)−
酢酸エチル (20 mL) に溶解し、4規定塩酸/酢酸エチ
ル溶液 (20 mL) を加え、60℃にて3時間撹拌した。
反応液を0℃に冷却後、1規定水酸化ナトリウム水溶液
にて弱アルカリ性とし、酢酸エチルにて抽出した。有機
層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥し、減圧下溶媒を留去した。得られた残さを塩基性シ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)によ
り精製し、標題化合物を2.72g(収率 100%)
を非晶状粉末として得た。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.22 (3H, s), 1.47 (3H, s), 1.
63−1.72 (4H, m), 2.06(3H, s), 2.20 (3H, s), 2.21
(3H, s), 2.50−2.74 (4H, m), 3.04−3.27 (8H, m) 3.
97 (1H, s)。
ジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)オ
キシ)メチル)安息香酸メチル 参考例18で得た、5−(4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
−オールと4−(ブロモメチル)安息香酸メチルを用い
て、実施例94と同様に標題化合物を合成した。油状
物。収率 76%1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.36 (3H, s), 1.59 (3H, s), 2.
09 (3H, s), 2.26 (6H,s), 3.10−3.30 (8H, m), 3.79
(3H, s), 3.91 (3H, s), 4.57 (2H, s), 4.69 (1H, s),
6.86 (2H, d, J=9.2 Hz), 6.97 (2H, d, J=9.2 Hz),
7.39 (2H, d, J=8.0 Hz), 7.99 (2H, d, J=8.0 Hz)。
ジニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イ
ル)−1−(フェニルエチル)ピペラジン 二塩酸塩 フェネチルアルコール (0.14 mL, 1.2 mmol) とトリエ
チルアミン (0.21 mL,1.5 mmo) のアセトニトリル (5 m
L) 溶液に、室温にてメタンスルホニルクロリド (0.09
mL, 1.2 mmol) を加え、1時間撹拌した。反応液に実施
例134で得た、(2,2,4,6,7−ペンタメチル
−3−ピロリジニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフ
ラン−5−イル)ピペラジン (343 mg, 1 mmol) を加
え、室温にて16時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮
後、残さに水を加え酢酸エチルにて抽出した。有機層を
飽和重曹水および飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナト
リウムにて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。得られた残
さを塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸
エチル−ヘキサン 4:1)により精製し、フリー塩基
として166mgを得た。4規定塩酸/酢酸エチル溶液に
て塩酸塩とし、標題化合物を96mg(収率 18%)
を得た。 融点 176−180 ℃(分解)(エタノール−酢
酸エチル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.23 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.
60−1.75 (4H, m), 2.06(3H, s), 2.21 (3H, s), 2.23
(3H, s), 2.45−2.76 (10H, m), 2.80−2.95 (2H, m),
3.03−3.26 (4H, m),3.97 (1H, s), 7.18−7.38 (5H,
m)。
4,6,7−ペンタメチル−3−ピロリジニル−2,3
−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン
二塩酸塩 4−メトキシフェネチルアルコールを用いて、実施例1
36と同様に標題化合物を得た。 収率24% 融点 1
90−195 ℃(分解)(エタノール−酢酸エチル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.23 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.
60−1.73 (4H, m), 2.07(3H, s), 2.20 (3H, s), 2.23
(3H, s), 2.45−2.87 (12H, m), 3.03−3.24 (4H, m),
3.79 (3H, s), 3.97 (1H, s), 6.85 (2H, d, J=8.7 H
z), 7.15 (2H, d,J=8.7 Hz)。
6,7−ペンタメチル−3−ピロリジニル−2,3−ジ
ヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン 二
塩酸塩 実施例134で得た、(2,2,4,6,7−ペンタメ
チル−3−ピロリジニル−2,3−ジヒドロ−1−ベン
ゾフラン−5−イル)ピペラジンと4−フルオロベンジ
ルクロリドを用いて、実施例2と同様に処理した後、4
規定塩酸/酢酸エチル溶液にて塩酸塩とし、標題化合物
を得た。 収率25% 融点 227−232℃(分解)(エ
タノール−酢酸エチル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.22 (3H, s), 1.47 (3H, s), 1.
60−1.71 (4H, m), 2.06(3H, s), 2.18 (3H, s), 2.21
(3H, s), 2.45−2.59 (6H, m), 2.63−2.77 (2H, m),
3.00−3.18 (4H, m), 3.53 (2H, s), 3.96 (1H, s), 6.
00 (2H, t, J=8.6Hz), 7.30−7.35 (2H, m)。
4,6,7−ペンタメチル−3−ピロリジニル−2,3
−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン
二塩酸塩 実施例134で得た、(2,2,4,6,7−ペンタメ
チル−3−ピロリジニル−2,3−ジヒドロ−1−ベン
ゾフラン−5−イル)ピペラジンと炭酸カリウム (207
mg, 1.1 mmol) のアセトニトリル (5 mL) 溶液に、3−
メトキシフェネチル メタンスルホネート (253 mg) を
室温にて加え16時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮
後、残さに水を加え酢酸エチルにて抽出した。有機層を
飽和重曹水および飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナト
リウムにて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。得られた残
さを塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸
エチル−ヘキサン 4:1)により精製し、フリー塩基
として186mgを得た。4規定塩酸/酢酸エチル溶液に
て塩酸塩とし、標題化合物を137mg(収率 25
%)を得た。 融点 183−185 ℃(分解)(エタノール
−酢酸エチル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.23 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.
60−1.70 (4H, m), 2.06(3H, s), 2.20 (3H, s), 2.23
(3H, s), 2.40−2.76 (10H, m), 2.81−2.88 (2H, m),
3.05−3.27 (4H, m), 3.80 (3H, s), 3.97 (1H, s), 6.
83−6.92 (2H, m), 7.21 (1H, t, J=7.8 Hz)。
イル)−2,2,4,5,7−ペンタメチル−3−(4
−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフ
ラン−3−オール 参考例25で得られた、6−(4−(4−メトキシフェ
ニル)ピペラジン−1−イル−2,2,4,5,7−ペ
ンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
(2H)−オンと4−ブロモトルエンを用いて、実施例
33と同様に標題化合物を合成した。 収率87% 融
点 162−164 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 0.86 (3H, s), 1.52 (3H, s), 1.
88 (3H, s), 2.07 (1H,s), 2.19 (3H, s), 2.24 (3H,
s), 2.35 (3H, s), 3.00−3.52 (8H, m), 3.79 (3H,
s), 6.20−8.20 (4H, m), 6.86 (2H, d, J=9.1 Hz), 6.
98 (2H, d, J=9.1 Hz)。
5,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)ピペ
ラジン 実施例140で得られた、6−(4−(4−メトキシフ
ェニル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,5,7
−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3
−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オールを、実施例
46と同様に標題化合物を合成した。 収率 85%
融点 160−162 ℃(エタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.49 (3H, s), 1.
81 (3H, s), 2.16 (3H,s), 2.25 (3H, s), 2.31 (3H,
s), 3.00−3.52 (8H, m), 3.79 (3H, s), 4.10 (1H,
s), 6.40−7.40 (4H, m), 6.86 (2H, d, J=9.2 Hz), 6.
98 (2H, d, J=9.2 Hz)。
1−ピペラジニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチ
ル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オール 参考例13で得た、4−(4−メトキシフェニル)−1
−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾフラン−3−オン−5−イル)ピペラ
ジンおよびベンジルマグネシウムクロリドを用い、実施
例43と同様に標題化合物を得た。 収率70% 融点
152−153 ℃(酢酸エチル−ヘキサン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.27 (3H, s), 1.39 (3H, s), 1.
55 (3H, s), 1.58 (1H,s), 2.09 (3H, s), 2.23 (3H,
s), 2.92−3.22 (10H, m), 3.77 (3H, s), 6.84(2H, d,
J=9.0 Hz), 6.86−6.97 (4H, m), 7.12−7.26 (3H,
m)。
ル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)
−4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン実施例14
2で得た、3−ベンジル−5−(4−(4−メトキシフ
ェニル)−1−ピペラジニル)−2,2,4,6,7−
ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−
3−オールを用い、実施例46と同様に標題化合物を得
た。収率59% 融点 146−148 ℃(酢酸エチル−ヘキ
サン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.27 (3H, s), 1.43 (3H, s), 1.
80 (3H, s), 2.10 (3H,s), 2.24 (3H, s), 2.75 (1H, d
d, J=14.4, 6.3 Hz), 2.90 (1H, dd, J=14.4, 8.4 Hz),
3.00−3.30 (9H, m), 3.78 (3H, s), 6.84 (2H, d, J=
9.0 Hz), 6.98 (2H, d, J=9.0 Hz), 7.07−7.28 (5H,
m)。
6,7−ペンタメチル−3−(5−メチルピリジン−2
−イル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−
イル)ピペラジン 参考例13で得た、4−(4−メトキシフェニル)−1
−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾフラン−3−オン−5−イル)ピペラ
ジンおよび2−ブロモ−5−メチルピリジンを用い、実
施例122と同様に標題化合物を得た。 収率20%
融点 186−187 ℃(酢酸エチル−ヘキサン)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.03 (3H, s), 1.54 (3H, s), 1.
90 (3H, s), 2.14 (3H,s), 2.28 (3H, s), 2.30 (3H,
s), 3.07−3.30 (8H, m), 3.77 (3H, s), 4.34 (1H,
s), 6.64 (1H, d, J=8.4 Hz), 6.83 (2H, d, J=9.0 H
z), 6.94 (2H, d, J=9.0 Hz), 7.33 (1H, d, J=8.4 H
z), 8.37 (1H, s)。
6,7−ペンタメチル−3−(1−ピロリジニルメチ
ル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イ
ル)ピペラジン 参考例40で得た、メタンスルホン酸(5−(4−(4
−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)−2,
2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾフラン−3−イル)メチル (0.35 g, 0.716 mm
ol) のアセトニトリル (10 mL) 溶液に、炭酸カリウム
(396 mg, 2.86 mmol)、ピロリジン (0.12mL, 1.43 mmo
l)を加え、16時間加熱還流した。水を加え、酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水
硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた
残さを塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘ
キサン:酢酸エチル=5:1)により精製後、再結晶
(酢酸エチル−ヘキサン)を経て標題化合物175 mg
(収率53%)を得た。 融点 94−96 ℃(メタノー
ル)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.33 (3H, s), 1.59 (3H, s), 1.
62−1.82 (4H, m), 2.07(3H, s), 2.17−2.32 (7H, m),
2.38−2.51 (2H, m), 2.55−2.65 (2H, m), 2.81−2.9
0 (1H, m), 3.02−3.35 (9H, m), 3.78 (3H, s), 6.85
(2H, d, J=9.0 Hz), 6.96 (2H, d, J=9.0 Hz)。
6,7−ペンタメチル−3−(ピペリジノメチル)−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペ
ラジン 参考例40で得た、メタンスルホン酸(5−(4−(4
−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)−2,
2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾフラン−3−イル)メチル を用い、実施例1
45と同様に標題化合物を得た。 収率75% 融点 1
44−145 ℃(メタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.33 (3H, s), 1.40−1.70 (9H,
m), 2.07 (3H, s), 2.18−2.35 (9H, m), 2.42−2.62
(3H, m), 3.02−3.35 (9H, m), 3.78 (3H, s), 6.85 (2
H, d, J=9.0 Hz), 6.96 (2H, d, J=9.0 Hz)。
6,7−ペンタメチル−3−((4−メチルフェノキ
シ)メチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−
5−イル)ピペラジン 参考例39で得た、(5−(4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
−イル)メタノール (0.15 g, 0.365 mmol)、4−メチ
ルフェノール (59 mg, 0.548 mmol)、トリフェニルホス
フィン (144 mg, 0.548 mmol)のTHF (10mL) 溶液に、ア
ゾジカルボン酸 ジエチル (40% トルエン溶液, 239 m
g, 0.548mmol) を氷冷下で加え、室温で3時間撹拌し
た。溶媒を減圧下濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出
した。有機層を1規定水酸化ナトリウム水溶液、水で洗
浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮し
た。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1)により精製後、
再結晶(メタノール)を経て標題化合物45 mg(収率2
5%)を得た。 融点149−150 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.39 (3H, s), 1.55 (3H, s), 2.
08 (3H, s), 2.24 (3H,s), 2.27 (3H, s), 2.31 (3H,
s), 3.08−3.32 (8H, m), 3.36 (1H, d, J=6.3 Hz), 3.
78 (3H, s), 3.95 (2H, d, J=6.3 Hz), 6.76 (2H, d, J
=8.1 Hz), 6.85 (2H, d, J=9.0 Hz), 6.96 (2H, d, J=
9.0 Hz), 7.06 (2H, d, J=8.1 Hz)。
2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾフラン−5−イル)−4−(4−メトキシフェ
ニル)ピペラジン 参考例39で得た、(5−(4−(4−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペ
ンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3
−イル)メタノール (0.20 g, 0.487 mmol) のDMF (10
mL) 溶液に、アルゴン気流下水素化ナトリウム (60%,
23 mg, 0.584 mmol) を氷冷下で加え、室温で30分間
撹拌した。この混合物に臭化ベンジル (92 mg, 0.536 m
mol) を氷冷下で滴下し、反応液を60℃で16時間撹
拌した。水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を
水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:
1)により精製後、再結晶(酢酸エチル−ヘキサン)を
経て標題化合物155 mg(収率64%)を得た。 融点
159−160 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.33 (3H, s), 1.58 (3H, s), 2.
06 (3H, s), 2.22 (6H,s), 3.05−3.31 (9H, m), 3.51
(2H, d, J=6.6 Hz), 3.78 (3H, s), 4.44 (1H,d, J=11.
7 Hz), 4.50 (1H, d, J=11.7 Hz), 6.85 (2H, d, J=9.0
Hz), 6.96 (2H, d, J=9.0 Hz), 7.24−7.38 (5H, m)。
ル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(2−
フェニルエチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラ
ン−3−オール 参考例13で得た、4−(4−メトキシフェニル)−1
−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾフラン−3−オン−5−イル)ピペラ
ジンおよびフェネチルマグネシウムクロリドを用い、実
施例43と同様に標題化合物を得た。 収率83% 融
点 124−126 ℃(メタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ : 1.41 (3H, s), 1.59 (3H, s),
1.81 (1H, s), 2.08 (3H,s), 2.15 (1H, dt, J=13.2,
5.1 Hz), 2.25 (3H, s), 2.34 (1H, dt, J=13.2,5.1 H
z), 2.42 (3H, s), 2.51 (1H, dt, J=13.2, 5.1 Hz),
2.73 (1H, dt, J=13.2, 5.1 Hz), 3.10−3.30 (8H, m),
3.78 (3H, s), 6.85 (2H, d, J=9.0 Hz), 6.96 (2H,
d, J=9.0 Hz), 7.10−7.18 (3H, m), 7.20−7.28 (2H,
m)。
6,7−ペンタメチル−3−(2−フェニルエチリデ
ン)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イ
ル)ピペラジン 実施例149で得た5−(4−(4−メトキシフェニ
ル)−1−ピペラジニル)−2,2,4,6,7−ペン
タメチル−3−(2−フェニルエチル)−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾフラン−3−オールを用い、実施例4
5と同様に標題化合物を得た。 収率67% 融点 166
−167 ℃(エタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.65 (6H, s), 2.11 (3H, s), 2.
27 (3H, s), 2.41 (3H,s), 3.08−3.32 (8H, m), 3.69
(2H, d, J=8.1 Hz), 3.78 (3H, s), 6.02 (1H,t, J=8.1
Hz), 6.85 (2H, d, J=9.0 Hz), 6.96 (2H, d, J=9.0 H
z), 7.18−7.37(5H, m)。
6,7−ペンタメチル−3−(2−フェニルエチル)−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペ
ラジン 実施例149で得た5−(4−(4−メトキシフェニ
ル)−1−ピペラジニル)−2,2,4,6,7−ペン
タメチル−3−(2−フェニルエチル)−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾフラン−3−オールを用い、実施例4
6と同様に標題化合物を得た。 収率59% 融点 92
−94 ℃(メタノール)。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.31 (3H, s), 1.60 (3H, s), 1.
70−1.90 (1H, m), 1.92−2.06 (1H, m), 2.08 (3H,
s), 2.18 (3H, s), 2.23 (3H, s), 2.48−2.62 (2H,
m), 2.91 (1H, dd, J=7.8, 3.0 Hz), 3.08−3.32 (8H,
m), 3.78 (3H, s), 6.85 (2H, d, J=9.0 Hz), 6.96 (2
H, d, J=9.0 Hz), 7.10−7.27 (5H, m)。
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピ
ペラジン 実施例133で得た、tert−ブチル 4−(2,2,
4,6,7−ペンタメチル−3−ピペリジノ−2,3−
ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジンカ
ルボキシレート (1.37 g, 3 mmol) をTHF (10 mL)−メ
タノール (10 mL)に溶解し、4規定塩酸/酢酸エチル溶
液 (10 mL) を加え、60℃にて3時間撹拌した。反応
液を0℃に冷却後、1規定水酸化ナトリウム水溶液にて
弱アルカリ性とし、酢酸エチルにて抽出した。有機層を
飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
し、減圧下溶媒を留去した。得られた残さを塩基性シリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)により
精製し、標題化合物を0.89g(収率 83%)を非
晶状粉末として得た。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.15−1.93 (11H, m), 2.05 (3H,
s), 2.21 (3H, s), 2.27 (3H, s), 2.35 (1H, br), 2.
78 (1H, br), 2.95 (1H, br), 3.13−3.39 (8H,m), 3.6
6 (1H, s), 4.75 (2H, br)。
ル−3−ピペリジノ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフ
ラン−5−イル)ピペラジン 二塩酸塩 実施例152で得た、(2,2,4,6,7−ペンタメ
チル−3−ピペリジノ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾ
フラン−5−イル)ピペラジンとベンジルクロリドを用
いて、実施例2と同様に処理した後、4規定塩酸/酢酸
エチル溶液にて塩酸塩とし、標題化合物を得た。 収率
64% 非晶状粉末。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.10−1.80 (12H, m), 2.05 (3H,
s), 2.21 (3H, s), 2.26 (3H, s), 2.32 (1H, br), 2.
48−2.60 (5H, br), 2.77 (1H, br), 2.93 (1H,br), 3.
08−3.22 (4H, m), 3.58 (2H, s), 3.64 (1H, s), 7.25
−7.40 (5H, m)。
ジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)オ
キシ)メチル)安息香酸 実施例135で得た、4−(((5−(4−(4−メト
キシフェニル)ピペラジン−1−イル)−2,2,4,
6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾ
フラン−3−イル)オキシ)メチル)安息香酸メチル
(0.18 g, 0.33 mmol) のメタノール (1 mL) −THF
(1 mL) 溶液に1規定水酸化ナトリウム水溶液(0.5 mL)
を加え、室温で16時間攪拌した。反応液を1規定塩酸
で酸性にし、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食
塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。残さ
をヘキサン−酢酸エチルより再結晶し表題化合物0.1
3g(収率75%)を得た。 融点 162−163 ℃。1 H−NMR (CDCl3) δ: 1.36 (3H, s), 1.59 (3H, s), 2.
09 (3H, s), 2.25 (6H,s), 3.05−3.35 (8H, m), 3.77
(3H, s), 4.56 (2H, dd, J=14.7, 12.0 Hz), 4.68 (1H,
s), 6.84 (2H, d, J=9.0 Hz), 6.98 (2H, d, J=9.0 H
z), 7.39 (2H, d,J=7.8 Hz), 8.03 (2H, d, J=7.8 H
z)。
を以下に示す。表中の各記号は以下のものを意味する。 Me:メチル Et:エチル iPr:イソプロピル Ph:フェニル
り打錠し、錠剤を製造する。
るPI−3キナーゼ阻害剤LY−294002に対する
細胞保護作用 a)実験材料 ヒト・ニューロブラストーマSK−N−SH細胞はアメ
リカン・タイプ・セルカルチャー(ATCC)より購入
した。DMEM/F−12培地およびカルウム・マグネ
シウム不含リン酸生理食塩水(PBS(−))は日研生
物医学研究所(株)より、N2添加物およびEDTA溶
液はギブコBRL社より、牛胎児血清(FCS)および
ペニシリン(5000U/mL)ストレプトマイシン
(5mg/mL)混液はバイオホワイタッカー社より、
アラマーブルーTM試薬は和光純薬工業(株)より、培
養フラスコはファルコン社より、96穴コラーゲンコー
ト・マルチプレートはイワキガラス社より、LY−29
4002はアレキシス社よりそれぞれ購入した。他の試
薬は市販の特級品を用いた。 b)実験方法 (1)SK−N−SH細胞の培養 SK−N−SH細胞は5%FCS、0.5%N2、10
mM HEPESおよび1%ペニシリン(5000U/
mL)ストレプトマイシン(5mg/mL)混液を含む
DMEM/F−12培地を用い、10%二酸化炭素/9
0%空気混合ガス下にて炭酸ガス恒温器で継代培養を行
った。サブコンフルエント状態まで培養したのち、2.
5mM EDTAを含むPBS(−)溶液で剥離した細
胞を104個/100μL/ウエルの割合で96穴コラーゲ
ンコート・マルチプレートに播種、その後24時間培養
したものを細胞毒性試験に使用した。 (2)LY−294002誘発神経細胞毒性に対する保
護作用 前記のようにして96穴コラーゲンコート・マルチプレ
ートで培養したSK−N−SH細胞の培養液80μMを
除去し、終濃度30μMのLY−294002と終濃度
1.0μMになるように調製した化合物を40μLづつ
同時添加し細胞毒性試験を開始した。なお、化合物はジ
メチルスルホキシドで10mMの濃度に調製したものを
使用し、LY−294002はジメチルスルホキシドで
100mMの濃度に調製したものを希釈して使用した。 (3)細胞生存活性の評価 細胞毒性試験を開始した1日後に生存している神経細胞
の生存活性はアラマーブルーTM試薬の細胞による還元
活性を指標に測定した。細胞培養液の20μLを除去し
20μLのアラマーブルーTM試薬を添加し、4時間に
還元されるアラマーブルーTM試薬をプレートリーダー
(WAKO SPECTRAMAX 250マイクロプレ
ートリーダー)にて比色定量(測定波長 570nm、
参照波長600nm)した。細胞保護作用は下記の式に
より算出した。 化合物の細胞保護活性=(A−B)/(C−B)×10
0(%) A:化合物+LY−294002添加群の生存活性 B:LY−294002添加群の生存活性 C:コントロールの生存活性 (結果)化合物1用量につき最低4ウエルを用い、化合
物の細胞保護活性を求めた。結果を表00に示す。
にPI−3キナーゼの阻害剤で神経変性を惹起するLY
−294002による細胞毒性に対して保護作用を有
し、神経変性を抑制することがわかる。
購入。40 mmナイロンセルストレイナーはベクトン・デ
ィキンソンより購入。DMEM/F12培地、抗生物質、N2添加
物はライフテクノロジー社より購入。抗βIII−tubulin
抗体はシグマ社より購入。DAKO EnVision+/HRP kitはダ
コジャパン社より購入した。他の試薬は市販の特級品を
用いた。 b)実験方法 1.ラットグリア混合培養 ラット混合グリア培養はSD系2日齢新生仔の大脳より
調製。新生仔は氷冷にて麻酔し、断頭屠殺を行い、脳を
すばやく取り出した。髄膜を注意深く除去し、大脳皮質
を分離した。大脳皮質は40ミクロン径のナイロンメッ
シュを通し、物理的に破砕した。血清の上に細胞分散液
に重層し、非連続密度勾配遠心にて細胞を分画。沈澱を
成長培地(DMEM/F12に10% FBSと抗生物質を添加)で2
回洗浄し、分散した。混合グリア培養はコラーゲン覆被
96穴マルチプレートの上にウエル当たり1x105細胞の
割合で播種し、5日間培養を行った。 2.分化アッセイ 5日間培養を行った後に、混合グリア培養は分化アッセ
イに用いた。成長培地を無血清培地(DMEM/F12にN2添加
物と抗生物質を添加)に置換し、化合物も同時添加し
た。5日間分化させた後に4%パラホルムアルデヒドで
固定を行い、マウス抗βIII−tubulin モノクローナル
抗体およびDAKO EnVison+ /HRP キットで免疫染色を行
った。βIII−tubulin陽性細胞領域を画像解析により定
量化し化合物(I)添加時 (1μM) と非添加時(コン
トロール)との比較を行った。結果を下表に示す。
の神経前駆細胞への分化・新生促進作用を有することが
わかる。
ドラッグは、優れた神経変性抑制作用等および脳内移行
性を有し、低毒性であり、神経変性疾患予防・治療剤等
として有用である。また、幹細胞および/または神経前
駆細胞の増殖・分化促進作用を有し、神経新生促進剤ま
たは神経再生促進剤等として有用である。
Claims (70)
- 【請求項1】 式: 【化1】 〔式中、R1およびR2は、同一または異なって、水素
原子、置換基を有していてもよい炭化水素基または置換
基を有していてもよい複素環基を示すか、あるいはR1
とR2が、隣接する炭素原子と共に置換基を有していて
もよい3ないし8員同素または複素環を形成していても
よく、R3は、置換基を有していてもよい環状基を示
し、Xは、結合手または原子数1ないし3のスペーサー
を示し、R4は水素原子、置換基を有していてもよい炭
化水素基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換さ
れていてもよくオキソ化されていてもよいメルカプト基
または置換されていてもよいアミノ基を示すか、あるい
はR2とR4は一緒になって二重結合を形成していても
よく、Wは酸素原子または硫黄原子を示し、B環は置換
基を有していてもよい4ないし8員含窒素複素環を示
し、C環はB環で表される基の他にさらに窒素を介さな
い置換基を有していてもよいベンゼン環を示し、− −
− は単結合または二重結合を示す。〕で表わされる化
合物またはその塩。 - 【請求項2】 R1およびR2が、同一または異なっ
て、(i)水素原子、(ii)(1)ハロゲン、(2)C
1−3アルキレンジオキシ、(3)ニトロ、(4)シア
ノ、(5)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキ
ル、(6)ハロゲン化されていてもよいC2−6アルケ
ニル、(7)ハロゲン化されていてもよいC2 −6アル
キニル、(8)ハロゲン化されていてもよいC3−8シ
クロアルキル、(9)ハロゲンで置換されていてもよい
C6−14アリール、(10)ハロゲン化されていてもよ
いC1−6アルコキシ、(11)ハロゲン化されていても
よいC1 −6アルキルチオまたはメルカプト、(12)ヒ
ドロキシ、(13)アミノ、(14)モノ−C1−6アルキ
ルアミノ、(15)モノ−C6−14アリールアミノ、
(16)ジ−C1−6アルキルアミノ、(17)ジ−C
6−14アリールアミノ、(18)ホルミル、カルボキ
シ、カルバモイル、C1−6アルキル−カルボニル、C
3− 8シクロアルキル−カルボニル、C1−6アルコキ
シ−カルボニル、C6−14アリール−カルボニル、C
7−16アラルキル−カルボニル、C6−14アリール
オキシ−カルボニル、C7−16アラルキルオキシ−カ
ルボニル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸
素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5ま
たは6員複素環カルボニル、モノ−C1−6アルキル−
カルバモイル、ジ−C1−6アルキル−カルバモイル、
C6−14アリール−カルバモイル、チオカルバモイ
ル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子
から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5または6
員複素環カルバモイル、C1−6アルキルスルホニル、
C6−14アリールスルホニル、C1−6アルキルスル
フィニルおよびC6−14アリールスルフィニルから選
ばれるアシル、(19)ホルミルアミノ、C1−6アルキ
ル−カルボキサミド、C6−14アリール−カルボキサ
ミド、C1−6アルコキシ−カルボキサミド、C1−6
アルキルスルホニルアミノおよびC6−14アリールス
ルホニルアミノから選ばれるアシルアミノ、(20)C
1−6アルキル−カルボニルオキシ、C6−14アリー
ル−カルボニルオキシ、C1−6アルコキシ−カルボニ
ルオキシ、モノ−C1−6アルキル−カルバモイルオキ
シ、ジ−C1−6アルキル−カルバモイルオキシ、C
6−14アリール−カルバモイルオキシおよびニコチノ
イルオキシから選ばれるアシルオキシ、(21)C1−6
アルキル、C6−14アリールおよび炭素原子以外に窒
素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原
子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族複素環基か
ら選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよい4な
いし8員飽和環状アミノ、(22)炭素原子以外に窒素原
子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子を
1ないし4個含む5ないし10員芳香族複素環基、(2
3)スルホおよび(24)C6−14アリールオキシ、か
ら選ばれる置換基を1ないし5個それぞれ有していても
よいC1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C
2−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基または
C6−14アリール基;または(iii)(1)ハロゲン、
(2)C1−3アルキレンジオキシ、(3)ニトロ、
(4)シアノ、(5)ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルキル、(6)ハロゲン化されていてもよいC
2−6アルケニル、(7)ハロゲン化されていてもよい
C 2−6アルキニル、(8)ハロゲン化されていてもよ
いC3−8シクロアルキル、(9)ハロゲンで置換され
ていてもよいC6−14アリール、(10)ハロゲン化さ
れていてもよいC1−6アルコキシ、(11)ハロゲン化
されていてもよいC 1−6アルキルチオまたはメルカプ
ト、(12)ヒドロキシ、(13)アミノ、(14)モノ−C
1−6アルキルアミノ、(15)モノ−C6−14アリー
ルアミノ、(16)ジ−C1−6アルキルアミノ、(17)
ジ−C6−14アリールアミノ、(18)ホルミル、カル
ボキシ、カルバモイル、C1−6アルキル−カルボニ
ル、C3 −8シクロアルキル−カルボニル、C1−6ア
ルコキシ−カルボニル、C6−1 4アリール−カルボニ
ル、C7−16アラルキル−カルボニル、C6−14ア
リールオキシ−カルボニル、C7−16アラルキルオキ
シ−カルボニル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子お
よび酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含
む5または6員複素環カルボニル、モノ−C1−6アル
キル−カルバモイル、ジ−C1−6アルキル−カルバモ
イル、C6−14アリール−カルバモイル、チオカルバ
モイル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素
原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5また
は6員複素環カルバモイル、C1−6アルキルスルホニ
ル、C6−14アリールスルホニル、C1−6アルキル
スルフィニルおよびC6−14アリールスルフィニルか
ら選ばれるアシル、(19)ホルミルアミノ、C1−6ア
ルキル−カルボニルアミノ、C6−14アリール−カル
ボニルアミノ、C1−6アルコキシ−カルボニルアミ
ノ、C1−6アルキルスルホニルアミノおよびC
6−14アリールスルホニルアミノから選ばれるアシル
アミノ、(20)C1−6アルキル−カルボニルオキシ、
C6−14アリール−カルボニルオキシ、C1−6アル
コキシ−カルボニルオキシ、モノ−C1−6アルキル−
カルバモイルオキシ、ジ−C1−6アルキル−カルバモ
イルオキシ、C6− 14アリール−カルバモイルオキシ
およびニコチノイルオキシから選ばれるアシルオキシ、
(21)C1−6アルキル、C6−14アリールおよび炭
素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選
ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳
香族複素環基から選ばれる置換基を1ないし3個有して
いてもよい4ないし8員飽和環状アミノ、(22)炭素原
子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれ
るヘテロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族
複素環基、(23)スルホおよび(24)C6−14アリー
ルオキシ、から選ばれる置換基を1ないし5個有してい
てもよい炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素
原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5ない
し14員複素環基を示すか、あるいは(iv)R1とR2
が隣接する炭素原子と共に、(1)ハロゲン、(2)C
1−3アルキレンジオキシ、(3)ニトロ、(4)シア
ノ、(5)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキ
ル、(6)ハロゲン化されていてもよいC2−6アルケ
ニル、(7)ハロゲン化されていてもよいC2−6アル
キニル、(8)ハロゲン化されていてもよいC3−8シ
クロアルキル、(9)ハロゲンで置換されていてもよい
C6−14アリール、(10)ハロゲン化されていてもよ
いC1−6アルコキシ、(11)ハロゲン化されていても
よいC1−6アルキルチオまたはメルカプト、(12)ヒ
ドロキシ、(13)アミノ、(14)モノ−C1−6アルキ
ルアミノ、(15)モノ−C6−14アリールアミノ、
(16)ジ−C1−6アルキルアミノ、(17)ジ−C
6−14アリールアミノ、(18)ホルミル、カルボキ
シ、カルバモイル、C1−6アルキル−カルボニル、C
3−8シクロアルキル−カルボニル、C1− 6アルコキ
シ−カルボニル、C6−14アリール−カルボニル、C
7−16アラルキル−カルボニル、C6−14アリール
オキシ−カルボニル、C7−16アラルキルオキシ−カ
ルボニル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸
素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5ま
たは6員複素環カルボニル、モノ−C1−6アルキル−
カルバモイル、ジ−C1−6アルキル−カルバモイル、
チオカルバモイル、C6−14アリール−カルバモイ
ル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子
から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5または6
員複素環カルバモイル、C1−6アルキルスルホニル、
C6−14アリールスルホニル、C1−6アルキルスル
フィニルおよびC6−14アリールスルフィニルから選
ばれるアシル、(19)ホルミルアミノ、C1−6アルキ
ル−カルボニルアミノ、C6−14アリール−カルボニ
ルアミノ、C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ、C
1−6アルキルスルホニルアミノおよびC6−14アリ
ールスルホニルアミノから選ばれるアシルアミノ、(2
0)C1−6アルキル−カルボニルオキシ、C6−14
アリール−カルボニルオキシ、C1−6アルコキシ−カ
ルボニルオキシ、モノ−C1−6アルキル−カルバモイ
ルオキシ、ジ−C1−6アルキル−カルバモイルオキ
シ、C6−14アリール−カルバモイルオキシおよびニ
コチノイルオキシから選ばれるアシルオキシ、(21)C
1−6アルキル、C6 −14アリールおよび炭素原子以
外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘ
テロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族複素
環基から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよ
い4ないし8員飽和環状アミノ、(22)炭素原子以外に
窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ
原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族複素環
基、(23)スルホおよび(24)C6 −14アリールオキ
シ、から選ばれる置換基を1ないし5個それぞれ有して
いてもよいC3−8シクロアルカンまたは炭素原子以外
に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテ
ロ原子を1ないし4個含む3ないし8員複素環を形成し
ていてもよく;R3が、(1)ハロゲン、(2)C1−3
アルキレンジオキシ、(3)ニトロ、(4)シアノ、
(5)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、
(6)ハロゲン化されていてもよいC2−6アルケニ
ル、(7)ハロゲン化されていてもよいC2−6アルキ
ニル、(8)ハロゲン化されていてもよいC3−8シク
ロアルキル、(9)ハロゲンで置換されていてもよいC
6−14アリール、(10)ハロゲン化されていてもよい
C1−6アルコキシ、(11)ハロゲン化されていてもよ
いC1−6アルキルチオまたはメルカプト、(12)ヒド
ロキシ、(13)アミノ、(14)モノ−C1−6アルキル
アミノ、(15)モノ−C6−14アリールアミノ、(1
6)ジ−C1−6アルキルアミノ、(17)ジ−C
6−14アリールアミノ、(18)ホルミル、カルボキ
シ、カルバモイル、C1−6アルキル−カルボニル、C
3−8シクロアルキル−カルボニル、C1−6アルコキ
シ−カルボニル、C6 −14アリール−カルボニル、C
7−16アラルキル−カルボニル、C6−14アリール
オキシ−カルボニル、C7−16アラルキルオキシ−カ
ルボニル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸
素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5ま
たは6員複素環カルボニル、モノ−C1−6アルキル−
カルバモイル、ジ−C1−6アルキル−カルバモイル、
C6−14アリール−カルバモイル、チオカルバモイ
ル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子
から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5または6
員複素環カルバモイル、C1 −6アルキルスルホニル、
C6−14アリールスルホニル、C1−6アルキルスル
フィニルおよびC6−14アリールスルフィニルから選
ばれるアシル、(19)ホルミルアミノ、C1−6アルキ
ル−カルボニルアミノ、C6−14アリール−カルボニ
ルアミノ、C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ、C
1−6アルキルスルホニルアミノおよびC6−14アリ
ールスルホニルアミノから選ばれるアシルアミノ、(2
0)C1−6アルキル−カルボニルオキシ、C6−14
アリール−カルボニルオキシ、C1−6アルコキシ−カ
ルボニルオキシ、モノ−C1−6アルキル−カルバモイ
ルオキシ、ジ−C1−6アルキル−カルバモイルオキ
シ、C 6−14アリール−カルバモイルオキシおよびニ
コチノイルオキシから選ばれるアシルオキシ、(21)C
1−6アルキル、C6−14アリールおよび炭素原子以
外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘ
テロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族複素
環基から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよ
い4ないし8員飽和環状アミノ、(22)炭素原子以外に
窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ
原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族複素環
基、(23)スルホおよび(24)C6−14アリールオキ
シ、から選ばれる置換基を1ないし5個それぞれ有して
いてもよい(1)C6−14アリール、(2)ハロゲン化
されていてもよいC3−8シクロアルキルまたは(3)
炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から
選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5ないし10員
複素環基を示し;Xが、結合手、 【化2】 (式中、R’およびR”は水素原子、C1−6アルキル
基、C3−8シクロアルキル基またはC6−14アリー
ル基を示し、nは1ないし3の整数であり、nが2また
は3のとき、各繰返し単位毎にR’およびR”は異なっ
ていてもよい。)、−CO−、−O−、−S−、−SO
−、−SO2−または−NR5−(式中R 5は水素原子
または(1)ハロゲン、(2)C1−3アルキレンジオキ
シ、(3)ニトロ、(4)シアノ、(5)ハロゲン化され
ていてもよいC1−6アルキル、(6)ハロゲン化され
ていてもよいC2−6アルケニル、(7)ハロゲン化さ
れていてもよいC2−6アルキニル、(8)ハロゲン化
されていてもよいC3−8シクロアルキル、(9)ハロ
ゲンで置換されていてもよいC6−14アリール、(1
0)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、
(11)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチ
オまたはメルカプト、(12)ヒドロキシ、(13)アミ
ノ、(14)モノ−C1−6アルキルアミノ、(15)モノ
−C6−14アリールアミノ、(16)ジ−C1−6アル
キルアミノ、(17)ジ−C6−14アリールアミノ、
(18)ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、C1−6
アルキル−カルボニル、C3−8シクロアルキル−カル
ボニル、C1−6アルコキシ−カルボニル、C6−14
アリール−カルボニル、C7−16アラルキル−カルボ
ニル、C6 −14アリールオキシ−カルボニル、C
7−16アラルキルオキシ−カルボニル、炭素原子以外
に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテ
ロ原子を1ないし4個含む5または6員複素環カルボニ
ル、モノ−C1−6アルキル−カルバモイル、ジ−C
1−6アルキル−カルバモイル、C6−14アリール−
カルバモイル、チオカルバモイル、炭素原子以外に窒素
原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子
を1ないし4個含む5または6員複素環カルバモイル、
C1−6アルキルスルホニル、C6−14アリールスル
ホニル、C1−6アルキルスルフィニルおよびC
6−14アリールスルフィニルから選ばれるアシル、
(19)ホルミルアミノ、C1−6アルキル−カルボキサ
ミド、C6−14アリール−カルボキサミド、C1−6
アルコキシ−カルボキサミド、C1−6アルキルスルホ
ニルアミノおよびC6−14アリールスルホニルアミノ
から選ばれるアシルアミノ、(20)C1−6アルキル−
カルボニルオキシ、C6−14アリール−カルボニルオ
キシ、C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ、モノ−
C1−6アルキル−カルバモイルオキシ、ジ−C1−6
アルキル−カルバモイルオキシ、C 6−14アリール−
カルバモイルオキシおよびニコチノイルオキシから選ば
れるアシルオキシ、(21)C1−6アルキル、C
6−14アリールおよび炭素原子以外に窒素原子、硫黄
原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし
4個含む5ないし10員芳香族複素環基から選ばれる置
換基を1ないし3個有していてもよい4ないし8員飽和
環状アミノ、(22)炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子
および酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個
含む5ないし10員芳香族複素環基、(23)スルホおよ
び(24)C6−14アリールオキシから選ばれる置換基
を1ないし5個それぞれ有していてもよいC1−6アル
キル基、C2− 6アルケニル基、C2−6アルキニル
基、C3−8シクロアルキル基、C6−1 4アリール基
を示す。)を示し、これらを1ないし3個組み合わせた
二価基でもよい;R4が水素原子あるいは(1)ハロゲ
ン、(2)C1−3アルキレンジオキシ、(3)ニトロ、
(4)シアノ、(5)ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルキル、(6)ハロゲン化されていてもよいC
2−6アルケニル、(7)ハロゲン化されていてもよい
C2−6アルキニル、(8)ハロゲン化されていてもよ
いC3− 8シクロアルキル、(9)ハロゲンで置換され
ていてもよいC6−14アリール、(10)ハロゲン化さ
れていてもよいC1−6アルコキシ、(11)ハロゲン化
されていてもよいC1−6アルキルチオまたはメルカプ
ト、(12)ヒドロキシ、(13)アミノ、(14)モノ−C
1−6アルキルアミノ、(15)モノ−C6−14アリー
ルアミノ、(16)ジ−C1−6アルキルアミノ、(17)
ジ−C6−14アリールアミノ、(18)ホルミル、カル
ボキシ、カルバモイル、C1−6アルキル−カルボニ
ル、C3−8シクロアルキル−カルボニル、C1−6ア
ルコキシ−カルボニル、C6−14アリール−カルボニ
ル、C7−16アラルキル−カルボニル、C6−14ア
リールオキシ−カルボニル、C7−16アラルキルオキ
シ−カルボニル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子お
よび酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含
む5または6員複素環カルボニル、モノ−C1−6アル
キル−カルバモイル、ジ−C1−6アルキル−カルバモ
イル、C6−14アリール−カルバモイル、チオカルバ
モイル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素
原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5また
は6員複素環カルバモイル、C1−6アルキルスルホニ
ル、C6−14アリールスルホニル、C1− 6アルキル
スルフィニルおよびC6−14アリールスルフィニルか
ら選ばれるアシル、(19)ホルミルアミノ、C1−6ア
ルキル−カルボニルアミノ、C6−1 4アリール−カル
ボニルアミノ、C1−6アルコキシ−カルボニルアミ
ノ、C1 −6アルキルスルホニルアミノおよびC
6−14アリールスルホニルアミノから選ばれるアシル
アミノ、(20)C1−6アルキル−カルボニルオキシ、
C6−1 4アリール−カルボニルオキシ、C1−6アル
コキシ−カルボニルオキシ、モノ−C1−6アルキル−
カルバモイルオキシ、ジ−C1−6アルキル−カルバモ
イルオキシ、C6−14アリール−カルバモイルオキシ
およびニコチノイルオキシから選ばれるアシルオキシ、
(21)C1−6アルキル、C6−14アリールおよび炭
素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選
ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳
香族複素環基から選ばれる置換基を1ないし3個有して
いてもよい4ないし8員飽和環状アミノ、(22)炭素原
子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれ
るヘテロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族
複素環基、(23)スルホおよび(24)C6−14アリー
ルオキシ、から選ばれる置換基を1ないし5個それぞれ
有していてもよいC1−6アルキル基、C2−6アルケ
ニル基、C2−6アルキニル基またはC3−8シクロア
ルキル基、C6−14アリール基、ヒドロキシ基、オキ
ソ化されていてもよいメルカプト基またはアミノ基を示
すか、あるいはR2とR4は一緒になって二重結合を形
成していてもよく;B環は−Y−を介して、(i)水素
原子、(ii)ハロゲン、(iii)オキソ、(iv)ハロ
ゲンまたは(1)ハロゲン、(2)C1−3アルキレン
ジオキシ、(3)ニトロ、(4)シアノ、(5)ハロゲン
化されていてもよいC1−6アルキル、(6)ハロゲン
化されていてもよいC2−6アルケニル、(7)ハロゲ
ン化されていてもよいC2−6アルキニル、(8)ハロ
ゲン化されていてもよいC3− 8シクロアルキル、
(9)ハロゲンで置換されていてもよいC6−14アリ
ール、(10)ハロゲン化されていてもよいC1−6アル
コキシ、(11)ハロゲン化されていてもよいC1−6ア
ルキルチオまたはメルカプト、(12)ヒドロキシ、(1
3)アミノ、(14)モノ−C1−6アルキルアミノ、(1
5)モノ−C6−14アリールアミノ、(16)ジ−C
1−6アルキルアミノ、(17)ジ−C6−14アリール
アミノ、(18)ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、
C1−6アルキル−カルボニル、C3−8シクロアルキ
ル−カルボニル、C1−6アルコキシ−カルボニル、C
6−14アリール−カルボニル、C7−16アラルキル
−カルボニル、C6−14アリールオキシ−カルボニ
ル、C7−16アラルキルオキシ−カルボニル、炭素原
子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれ
るヘテロ原子を1ないし4個含む5または6員複素環カ
ルボニル、モノ−C1−6アルキル−カルバモイル、ジ
−C1−6アルキル−カルバモイル、C6−14アリー
ル−カルバモイル、チオカルバモイル、炭素原子以外に
窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ
原子を1ないし4個含む5または6員複素環カルバモイ
ル、C1−6アルキルスルホニル、C6−14アリール
スルホニル、C1− 6アルキルスルフィニルおよびC
6−14アリールスルフィニルから選ばれるアシル、
(19)ホルミルアミノ、C1−6アルキル−カルボキサ
ミド、C6−14アリール−カルボキサミド、C1−6
アルコキシ−カルボキサミド、C1−6アルキルスルホ
ニルアミノおよびC6−14アリールスルホニルアミノ
から選ばれるアシルアミノ、(20)C1−6アルキル−
カルボニルオキシ、C6−14アリール−カルボニルオ
キシ、C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ、モノ−
C1 −6アルキル−カルバモイルオキシ、ジ−C1−6
アルキル−カルバモイルオキシ、C6−14アリール−
カルバモイルオキシおよびニコチノイルオキシから選ば
れるアシルオキシ、(21)C1−6アルキル、C
6−14アリールおよび炭素原子以外に窒素原子、硫黄
原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし
4個含む5ないし10員芳香族複素環基から選ばれる置
換基を1ないし3個有していてもよい4ないし8員飽和
環状アミノ、(22)炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子
および酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個
含む5ないし10員芳香族複素環基、(23)スルホおよ
び(24)C6−14アリールオキシから選ばれる置換基
を1ないし5個それぞれ有していてもよいC1−6アル
キル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル
基、C3−8シクロアルキル基、C 6−14アリール基
または炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原
子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5ないし
10員芳香族複素環基を1ないし5個有していてもよい
4ないし8員含窒素環であり;ここに、Yは結合手、−
CO−、−O−、−S−、−SO−、−SO2−または
−NR6−(式中R6は水素原子または(1)ハロゲン、
(2)C1−3アルキレンジオキシ、(3)ニトロ、
(4)シアノ、(5)ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルキル、(6)ハロゲン化されていてもよいC
2−6アルケニル、(7)ハロゲン化されていてもよい
C2−6アルキニル、(8)ハロゲン化されていてもよ
いC3−8シクロアルキル、(9)ハロゲンで置換され
ていてもよいC6−14アリール、(10)ハロゲン化さ
れていてもよいC1−6アルコキシ、(11)ハロゲン化
されていてもよいC1−6アルキルチオまたはメルカプ
ト、(12)ヒドロキシ、(13)アミノ、(14)モノ−C
1−6アルキルアミノ、(15)モノ−C6−14アリー
ルアミノ、(16)ジ−C1−6アルキルアミノ、(17)
ジ−C6−14アリールアミノ、(18)ホルミル、カル
ボキシ、カルバモイル、C1−6アルキル−カルボニ
ル、C3−8シクロアルキル−カルボニル、C1−6ア
ルコキシ−カルボニル、C6−14アリール−カルボニ
ル、C7−16アラルキル−カルボニル、C6− 14ア
リールオキシ−カルボニル、C7−16アラルキルオキ
シ−カルボニル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子お
よび酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含
む5または6員複素環カルボニル、モノ−C1−6アル
キル−カルバモイル、ジ−C1−6アルキル−カルバモ
イル、C6−14アリール−カルバモイル、チオカルバ
モイル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素
原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5また
は6員複素環カルバモイル、C1−6アルキルスルホニ
ル、C6−14アリールスルホニル、C1−6アルキル
スルフィニルおよびC6−14アリールスルフィニルか
ら選ばれるアシル、(19)ホルミルアミノ、C1−6ア
ルキル−カルボキサミド、C6−14アリール−カルボ
キサミド、C1−6アルコキシ−カルボキサミド、C
1−6アルキルスルホニルアミノおよびC6−14アリ
ールスルホニルアミノから選ばれるアシルアミノ、(2
0)C1−6アルキル−カルボニルオキシ、C6−14
アリール−カルボニルオキシ、C1−6アルコキシ−カ
ルボニルオキシ、モノ−C1−6アルキル−カルバモイ
ルオキシ、ジ−C1−6アルキル−カルバモイルオキ
シ、C6 −14アリール−カルバモイルオキシおよびニ
コチノイルオキシから選ばれるアシルオキシ、(21)C
1−6アルキル、C6−14アリールおよび炭素原子以
外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘ
テロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族複素
環基から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよ
い4ないし8員飽和環状アミノ、(22)炭素原子以外に
窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ
原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族複素環
基、(23)スルホおよび(24)C6−14アリールオキ
シから選ばれる置換基を1ないし5個それぞれ有してい
てもよいC1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、
C2−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、C
6−14アリール基を示す。)であり;C環がB環の他
にさらに、(1)ハロゲン、(2)C1−3アルキレンジ
オキシ、(3)ニトロ、(4)シアノ、(5)ハロゲン化
されていてもよいC1−8アルキル、(6)ハロゲン化
されていてもよいC2−8アルケニル、(7)ハロゲン
化されていてもよいC2−8アルキニル、(8)ハロゲ
ン化されていてもよいC3 −8シクロアルキル、(9)
ハロゲンで置換されていてもよいC6−14アリール、
(10)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキ
シ、(11)ヒドロキシ、(12)アミノ、(13)モノ−C
1−6アルキルアミノ、(14)モノ−C6−1 4アリー
ルアミノ、(15)ジ−C1−6アルキルアミノ、(16)
ジ−C6−14アリールアミノ、(17)ホルミル、カル
ボキシ、カルバモイル、C1−6アルキル−カルボニ
ル、C3−8シクロアルキル−カルボニル、C1−6ア
ルコキシ−カルボニル、C6−14アリール−カルボニ
ル、C7−16アラルキル−カルボニル、C6−14ア
リールオキシ−カルボニル、C7−16アラルキルオキ
シ−カルボニル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子お
よび酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含
む5または6員複素環カルボニル、モノ−C1−6アル
キル−カルバモイル、ジ−C1−6アルキル−カルバモ
イル、C6−14アリール−カルバモイル、チオカルバ
モイル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素
原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5また
は6員複素環カルバモイル、C1−6アルキルスルホニ
ル、C6−14アリールスルホニル、C 1−6アルキル
スルフィニルおよびC6−14アリールスルフィニルか
ら選ばれるアシル、(18)ホルミルアミノ、C1−6ア
ルキル−カルボキサミド、C6− 14アリール−カルボ
キサミド、C1−6アルコキシ−カルボキサミド、C
1− 6アルキルスルホニルアミノおよびC6−14アリ
ールスルホニルアミノから選ばれるアシルアミノ、(1
9)C1−6アルキル、C6−14アリールおよび炭素
原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ば
れるヘテロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香
族複素環基から選ばれる置換基を1ないし3個有してい
てもよい4ないし8員飽和環状アミノ、(20)炭素原子
以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれる
ヘテロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族複
素環基および(21)スルホから選ばれる置換基を1ない
し3個有していてもよいベンゼン環である請求項1記載
の化合物。 - 【請求項3】 Wが酸素原子である請求項1記載の化合
物。 - 【請求項4】 Xが結合手である請求項1記載の化合
物。 - 【請求項5】 Xが、 【化3】 (式中、R’およびR”は水素原子、C1−6アルキル
基、C3−8シクロアルキル基またはC6−14アリー
ル基を示し、nは1ないし3の整数であり、nが2また
は3のとき、各繰返し単位毎にR’およびR”は異なっ
ていてもよい。)である請求項1記載の化合物。 - 【請求項6】 − − − が単結合である請求項1記載
の化合物。 - 【請求項7】 R3が置換基を有していてもよいC
6−14アリール基である請求項1記載の化合物。 - 【請求項8】 R3が置換基を有していてもよい複素環
基である請求項1記載の化合物。 - 【請求項9】 Xが結合手であり、R3が置換基を有し
ていてもよいフェニル基である請求項1記載の化合物。 - 【請求項10】 Xが結合手であり、R3が(1)ハロ
ゲン、(2)ハロゲン化されていてもよいC1−6アル
キル、(3)ハロゲンで置換されていてもよいC
6−14アリール、(4)ハロゲン化されていてもよい
C1−6アルコキシ、(5)ジ−C1−6アルキルアミ
ノ、から選ばれる置換基を1ないし5個それぞれ有して
いてもよいフェニル基である請求項1記載の化合物。 - 【請求項11】 Xが結合手であり、R3が(1)ハロ
ゲン、(2)C1−3アルキレンジオキシ、(3)ニト
ロ、(4)シアノ、(5)ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルキル、(6)ハロゲン化されていてもよいC
2−6アルケニル、(7)ハロゲン化されていてもよい
C2−6アルキニル、(8)ハロゲン化されていてもよ
いC3−8シクロアルキル、(9)ハロゲンで置換され
ていてもよいC6−14アリール、(10)ハロゲン化さ
れていてもよいC1−6アルコキシ、(11)ハロゲン化
されていてもよいC1−6アルキルチオまたはメルカプ
ト、(12)ヒドロキシ、(13)アミノ、(14)モノ−C
1−6アルキルアミノ、(15)モノ−C6−14アリー
ルアミノ、(16)ジ−C1−6アルキルアミノ、(17)
ジ−C6−14アリールアミノ、(18)ホルミル、カル
ボキシ、カルバモイル、C1−6アルキル−カルボニ
ル、C3−8シクロアルキル−カルボニル、C1 −6ア
ルコキシ−カルボニル、C6−14アリール−カルボニ
ル、C7−16アラルキル−カルボニル、C6−14ア
リールオキシ−カルボニル、C7−16アラルキルオキ
シ−カルボニル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子お
よび酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含
む5または6員複素環カルボニル、モノ−C1−6アル
キル−カルバモイル、ジ−C1−6アルキル−カルバモ
イル、C6−14アリール−カルバモイル、チオカルバ
モイル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素
原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5また
は6員複素環カルバモイル、C1−6アルキルスルホニ
ル、C6−14アリールスルホニル、C1−6アルキル
スルフィニルおよびC6−14アリールスルフィニルか
ら選ばれるアシル、(19)ホルミルアミノ、C1−6ア
ルキル−カルボニルアミノ、C6−14アリール−カル
ボニルアミノ、C1−6アルコキシ−カルボニルアミ
ノ、C1−6アルキルスルホニルアミノおよびC
6−14アリールスルホニルアミノから選ばれるアシル
アミノ、(20)C1−6アルキル−カルボニルオキシ、
C6−14アリール−カルボニルオキシ、C1−6アル
コキシ−カルボニルオキシ、モノ−C1−6アルキル−
カルバモイルオキシ、ジ−C1−6アルキル−カルバモ
イルオキシ、C6−14アリール−カルバモイルオキシ
およびニコチノイルオキシから選ばれるアシルオキシ、
(21)C1−6アルキル、C 6−14アリールおよび炭
素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選
ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳
香族複素環基から選ばれる置換基を1ないし3個有して
いてもよい4ないし8員飽和環状アミノ、(22)炭素原
子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれ
るヘテロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族
複素環基、(23)スルホおよび(24)C 6−14アリー
ルオキシ、から選ばれる置換基を1ないし5個それぞれ
有していてもよい、環構成へテロ原子として窒素原子を
1ないし3個含む5ないし8員の複素環基である請求項
1記載の化合物。 - 【請求項12】 Xが結合手であり、R3が(1)ハロ
ゲン、(2)ハロゲン化されていてもよいC1−6アル
キル、(3)ハロゲンで置換されていてもよいC
6−14アリールおよび(4)ホルミル、カルボキシ、
カルバモイル、C1− 6アルキル−カルボニル、C
3−8シクロアルキル−カルボニル、C1−6アルコキ
シ−カルボニル、C6−14アリール−カルボニル、C
7−16アラルキル−カルボニル、C6−14アリール
オキシ−カルボニルおよびC7−16アラルキルオキシ
−カルボニルから選ばれるアシル、から選ばれる置換基
を1ないし3個それぞれ有していてもよい、から選ばれ
る置換基を1ないし3個それぞれ有していてもよい、ピ
ペリジノ、モルホリノ、ピペラジニル、ピリジル、また
はピロリジニル基である請求項1記載の化合物。 - 【請求項13】 B環が式−Y−Ar〔式中Yは−(C
H2)m−(mは1ないし6の整数を示す)、−CO−、
−O−、−S−、−SO−、−SO2−または−NR6
−(式中R6は水素原子または置換されていてもよい炭
化水素基を示す。)または結合手を示し、Arは置換さ
れていてもよい芳香環基を示す〕で表わされる基を1な
いし4個有する(複数有する場合それぞれ同一であって
も異なっていてもよい)請求項1記載の化合物。 - 【請求項14】 B環がピペリジン環、ピペラジン環ま
たはピロリジン環である請求項1記載の化合物。 - 【請求項15】 B環が(ジヒドロ)ベンゾフラン環ま
たは(ジヒドロ)ベンゾチオフェン環の5位に置換して
いる請求項1記載の化合物。 - 【請求項16】 Arで表わされる芳香環基が置換基を
有していてもよいフェニル基である請求項13記載の化
合物。 - 【請求項17】 Yが結合手である請求項13記載の化
合物。 - 【請求項18】 R1およびR2がそれぞれC1−6ア
ルキル基である請求項1記載の化合物。 - 【請求項19】 R4が水素原子である請求項1記載の
化合物。 - 【請求項20】 C環がB環の他に、さらに1〜3個の
(1)ハロゲン、(2)C1−3アルキレンジオキシ、
(3)ニトロ、(4)シアノ、(5)ハロゲン化されてい
てもよいC1−8アルキル、(6)ハロゲン化されてい
てもよいC2− 8アルケニル、(7)ハロゲン化されて
いてもよいC2−8アルキニル、(8)ハロゲン化され
ていてもよいC3−8シクロアルキル、(9)ハロゲン
で置換されていてもよいC6−14アリール、(10)ハ
ロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、(11)
ヒドロキシ、(12)アミノ、(13)モノ−C1−6アル
キルアミノ、(14)モノ−C6−14アリールアミノ、
(15)ジ−C1−6アルキルアミノ、(16)ジ−C
6−14アリールアミノ、(17)ホルミル、カルボキ
シ、カルバモイル、C1−6アルキル−カルボニル、C
3−8シクロアルキル−カルボニル、C1−6アルコキ
シ−カルボニル、C6−14アリール−カルボニル、C
7−16アラルキル−カルボニル、C6−14アリール
オキシ−カルボニル、C7−16アラルキルオキシ−カ
ルボニル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸
素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5ま
たは6員複素環カルボニル、モノ−C1−6アルキル−
カルバモイル、ジ−C1−6アルキル−カルバモイル、
C6−14アリール−カルバモイル、チオカルバモイ
ル、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子
から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む5または6
員複素環カルバモイル、C1−6アルキルスルホニル、
C6 −14アリールスルホニル、C1−6アルキルスル
フィニルおよびC6−14アリールスルフィニルから選
ばれるアシル、(18)ホルミルアミノ、C1−6アルキ
ル−カルボキサミド、C6−14アリール−カルボキサ
ミド、C1−6アルコキシ−カルボキサミド、C1−6
アルキルスルホニルアミノおよびC6−14アリールス
ルホニルアミノから選ばれるアシルアミノ、(19)C
1−6アルキル、C6−14アリールおよび炭素原子以
外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘ
テロ原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族複素
環基から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよ
い4ないし8員飽和環状アミノ、(20)炭素原子以外に
窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ
原子を1ないし4個含む5ないし10員芳香族複素環基
および(21)スルホから選ばれる置換基を有する請求項
1記載の化合物。 - 【請求項21】 C環がB環の他にさらに1ないし3個
の(1)ハロゲン、(2)C1−3アルキレンジオキシ、
(3)ニトロ、(4)シアノ、(5)C1−8アルキル、
(6)C2−8アルケニル、(7)C2−8アルキニル、
(8)ハロゲン化されていてもよいC3−8シクロアル
キル、(9)ハロゲンで置換されていてもよいC
6−14アリール、(10)C1−6アルコキシ、(11)
ヒドロキシ、(12)アミノ、(13)モノ−C1−6アル
キルアミノ、(14)モノ−C6−14アリールアミノ、
(15)ジ−C1−6アルキルアミノ、(16)ジ−C
6−14アリールアミノ、(17)ホルミル、カルボキ
シ、カルバモイル、C1−6アルキル−カルボニル、C
3−8シクロアルキル−カルボニル、C1−6アルコキ
シ−カルボニル、C6−14アリール−カルボニル、C
7−16アラルキル−カルボニル、C6−14アリール
オキシ−カルボニル、C7−16アラルキルオキシ−カ
ルボニル、モノ−C1−6アルキル−カルバモイル、ジ
−C1−6アルキル−カルバモイル、C6−14アリー
ル−カルバモイル、チオカルバモイル、C1−6アルキ
ルスルホニル、C6−14アリールスルホニル、C
1−6アルキルスルフィニルおよびC6−14アリール
スルフィニルから選ばれるアシル、(18)ホルミルアミ
ノ、C1−6アルキル−カルボキサミド、C6−14ア
リール−カルボキサミド、C1−6アルコキシ−カルボ
キサミド、C1−6アルキルスルホニルアミノおよびC
6−14アリールスルホニルアミノから選ばれるアシル
アミノおよび(19)スルホから選ばれる置換基から選ば
れる置換基で置換されている請求項1記載の化合物。 - 【請求項22】 C環がB環の他にさらに1ないし3個
のC1−6アルキル基で置換されている請求項1記載の
化合物。 - 【請求項23】 C環がB環の他にさらに3個のC
1−6アルキル基で置換されている請求項1記載の化合
物。 - 【請求項24】 C環がB環の他にさらに3個のメチル
基で置換されている請求項1記載の化合物。 - 【請求項25】 4−(3,4−ジメトキシフェニル)
−1−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4
−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフ
ラン−5−イル)ピペラジン、 (3R)−4−(4−メトキシフェニル)−1−(2,
2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェ
ニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イ
ル)ピペリジン、 1−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−
メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラ
ン−5−イル)−4−(4−メトキシフェニル)ピペラ
ジン、 N−フェニル−5−(4−(4−メトキシフェニル)ピ
ペラジン−1−イル)−2,2,4,6,7−ペンタメ
チル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−アミ
ン、 4−(4−メトキシフェニル)−1−(2,2,4,
6,7−ペンタメチル−3−ピペリジノ−2,3−ジヒ
ドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン、 1−(3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−
2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ
−1−ベンゾフラン−5−イル)−4−(4−メトキシ
フェニル)ピペラジン、 4−(3,4−ジメトキシフェニル)−1−(3−(4
−メチルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチ
ル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)
ピペリジン、 1−(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,
4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベ
ンゾフラン−5−イル)−4−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)ピペリジン、 1−(4−メトキシフェニル)−4−(2,2,4,
6,7−ペンタメチル−3−(ピロリジン−1−イル)
−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピ
ペラジン、 1−(5−(4−(4−メトキシフェニル)1−ピペラ
ジニル)−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)インドリ
ン、 1−(4−メトキシフェニル)−4−(2,2,4,
6,7−ペンタメチル−3−ピリジン−2−イル−2,
3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジ
ン、 1−(3−(6−フルオロピリジン−3−イル)−2,
2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾフラン−5−イル)−4−(4−メトキシフェ
ニル)ピペラジン、 1−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−(2,2,
4,6,7−ペンタメチル−3−ピペリジノ−2,3−
ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピペラジン、 1−(4−メトキシフェニル)−4−(2,2,4,
6,7−ペンタメチル−3−(6−メチル−3−ピリジ
ニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イ
ル)ピペラジン、 4−(4−メトキシフェニル)−1−(2,2,4,
5,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)ピペ
ラジン、 1−(3−ベンジル−2,2,4,6,7−ペンタメチ
ル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)
−4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン、または 1−(4−メトキシフェニル)−4−(2,2,4,
6,7−ペンタメチル−3−((4−フェノキシ)メチ
ル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イ
ル)ピペラジン。 - 【請求項26】 請求項1記載の化合物のプロドラッ
グ。 - 【請求項27】 請求項1記載の化合物またはその塩あ
るいはそのプロドラッグを含有してなる神経変性抑制
剤。 - 【請求項28】 βアミロイド毒性抑制剤である請求項
27記載の抑制剤。 - 【請求項29】 神経栄養因子様作用剤である請求項2
7記載の抑制剤。 - 【請求項30】 神経変性疾患予防・治療剤である請求
項27記載の抑制剤。 - 【請求項31】 アルツハイマー病またはパーキンソン
病の予防・治療剤である請求項27記載の抑制剤。 - 【請求項32】 軽度認知障害または軽症記憶障害の治
療薬である請求項27記載の抑制剤。 - 【請求項33】 請求項1記載の化合物またはその塩あ
るいはそのプロドラッグを含有してなる神経新生促進剤
または神経再生促進剤。 - 【請求項34】 幹細胞および/または神経前駆細胞の
増殖・分化促進剤である請求項33記載の剤。 - 【請求項35】 幹細胞が胚性幹細胞または神経幹細胞
である請求項33記載の剤。 - 【請求項36】 神経幹細胞および/または神経細胞移
植における生着・分化促進剤である請求項33記載の
剤。 - 【請求項37】 神経幹細胞および/または神経細胞に
おける増殖・分化促進剤である請求項33記載の剤。 - 【請求項38】 内因性神経幹細胞の増殖・分化促進剤
である請求項33記載の剤。 - 【請求項39】 中枢神経系疾患の予防・治療用である
請求項33記載の剤。 - 【請求項40】 請求項1記載の化合物またはその塩を
含有してなる移植用の神経幹細胞および/または神経前
駆細胞の培養時における増殖・分化促進剤。 - 【請求項41】 移植用の神経幹細胞および/または神
経前駆細胞の培養時における増殖・分化促進剤としての
請求項1記載の化合物またはその塩の使用。 - 【請求項42】 請求項1記載の化合物またはその塩あ
るいはそのプロドラッグを含有してなるプロテインキナ
ーゼB(PKB)活性化剤。 - 【請求項43】 パーキンソン病、アルツハイマー病、
筋萎縮性側索硬化症(ALS)またはハンチントン病の
予防・治療剤である請求項42記載のPKB活性化剤。 - 【請求項44】 うつ病、不安症、躁うつ病またはPT
SD(心的外傷後ストレス障害)の予防・治療剤である
請求項42記載のPKB活性化剤。 - 【請求項45】 請求項42記載のPKB活性化剤のパ
ーキンソン病、アルツハイマー病、ALSまたはハンチ
ントン病予防・治療剤製造のための使用。 - 【請求項46】 パーキンソン病、アルツハイマー病、
ALSまたはハンチントン病の予防・治療を必要とする
哺乳動物に請求項42記載のPKB活性化剤を投与する
ことを特徴とする哺乳動物におけるパーキンソン病、ア
ルツハイマー病、ALSまたはハンチントン病の予防・
治療方法。 - 【請求項47】 請求項42記載のPKB活性化剤の、
うつ病、不安症、躁うつ病またはPTSD予防・治療剤
製造のための使用。 - 【請求項48】 うつ病、不安症、躁うつ病またはPT
SDの予防・治療を必要とする哺乳動物に請求項42記
載のPBK活性化剤を投与することを特徴とする哺乳動
物におけるうつ病、不安症、躁うつ病またはPTSDの
予防・治療方法。 - 【請求項49】 式: 【化4】 〔式中、B環は置換基を有していてもよい5ないし8員
含窒素複素環を示し、C環はB環で表される基の他にさ
らに置換基を有していてもよいベンゼン環を示し、D環
は置換基を有していてもよい5員環を示し、Zは炭素原
子、窒素原子、酸素原子または硫黄原子を示し、− −
− は単結合または二重結合を示す。〕で表わされる化
合物またはその塩あるいはそのプロドラッグを含有して
なる神経変性抑制剤。 - 【請求項50】 Zが酸素原子である請求項49記載の
抑制剤。 - 【請求項51】 βアミロイド毒性抑制剤である請求項
49記載の抑制剤。 - 【請求項52】 神経栄養因子様作用剤である請求項4
9記載の抑制剤。 - 【請求項53】 神経変性疾患予防・治療剤である請求
項49記載の抑制剤。 - 【請求項54】 アルツハイマー病、パーキンソン病、
ALSまたはハンチントン病の予防・治療剤である請求
項49記載の抑制剤。 - 【請求項55】 軽度認知障害または軽症記憶障害の治
療剤である請求項49記載の抑制剤。 - 【請求項56】 請求項49記載の化合物またはその塩
あるいはそのプロドラッグを含有してなるPKB活性化
剤。 - 【請求項57】 請求項49記載の化合物またはその塩
あるいはそのプロドラッグを含有してなる神経新生促進
剤または神経再生促進剤。 - 【請求項58】 幹細胞および/または神経前駆細胞の
増殖・分化促進剤である請求項57記載の剤。 - 【請求項59】 Zが酸素原子である請求項57記載の
剤。 - 【請求項60】 幹細胞が胚性幹細胞または神経幹細胞
である請求項57記載の剤。 - 【請求項61】 神経幹細胞および/または神経細胞移
殖における生着・分化促進剤である請求項57記載の
剤。 - 【請求項62】 移殖用の神経幹細胞および/または神
経細胞の増殖・分化促進剤である請求項57記載の剤。 - 【請求項63】 内因性神経幹細胞の増殖・分化促進剤
である請求項57記載の剤。 - 【請求項64】 中枢神経系疾患の予防・治療用である
請求項57記載の剤。 - 【請求項65】 請求項49記載の化合物またはその塩
を含有してなる神経幹細胞培養用幹細胞および/または
神経前駆細胞の増殖・分化促進剤。 - 【請求項66】 Zが酸素原子である請求項65記載の
剤。 - 【請求項67】 神経幹細胞培養用の幹細胞および/ま
たは神経前駆細胞の増殖・分化促進剤としての請求項4
9記載の化合物またはその塩の使用。 - 【請求項68】 Zが酸素原子である請求項67記載の
使用。 - 【請求項69】 式: 【化5】 (式中、各記号は前記請求項1と同意義である)で表さ
れる化合物またはその塩と、式: 【化6】 (式中、L1およびL2は脱離基を示し、EはB環の窒
素原子以外の環構成部分鎖を示す)で表される化合物ま
たはその塩とを反応をさせることを特徴とする請求項1
記載の化合物またはその塩の製造法。 - 【請求項70】 塩基の存在下に反応させる請求項69
記載の製造法。
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