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JP2003080404A - テールストックを備えた旋盤 - Google Patents

テールストックを備えた旋盤

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JP2003080404A
JP2003080404A JP2001270055A JP2001270055A JP2003080404A JP 2003080404 A JP2003080404 A JP 2003080404A JP 2001270055 A JP2001270055 A JP 2001270055A JP 2001270055 A JP2001270055 A JP 2001270055A JP 2003080404 A JP2003080404 A JP 2003080404A
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JP
Japan
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linear guide
tailstock
guide rail
bed
tail stock
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Application number
JP2001270055A
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Norihiro Sakai
宣博 坂井
Toru Yamamoto
亨 山本
Naoya Tanaka
直哉 田中
Satoshi Okada
岡田  聡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamazaki Mazak Corp
Original Assignee
Yamazaki Mazak Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋盤のテールストックをリニアガイド装置に
より案内する装置を提供する。 【解決手段】 テールストック60は、油圧シリンダ室
630を有し、油圧ピストン632が挿入される。油圧
ピストン632はクランパー634に連結される。ピス
トン632を降下させると、テールストック60はリニ
アガイドレール110から浮上し、リニアガイドブロッ
ク640に支持され高速移動が可能となる。ピストン6
32を上昇させると、クランパー634がベッド10の
内側面114を把持し、テールストック60をクランプ
する。リニアガイドブロック640には油圧によるクラ
ンプ力は伝達されず、バネの圧縮による反力のみが負荷
として伝達される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NC旋盤に関し、
特に改良されたテールストックを備えた旋盤に関する。
【0002】
【従来の技術】一般の旋盤は、ベッド上に固定される主
軸台と、ベッド上に配設されるガイドレールにより案内
される刃物台を有するキャリッジと、ガイドレールによ
り案内される芯押スピンドルを有するテールストックと
を備える。キャリッジは、ボールねじによって駆動と位
置制御がなされる。ボールねじにより駆動することによ
って、キャリッジの作動の応答性が向上し、高速化が達
成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】テールストックに直動
ボールベアリングブロックや直動ローラベアリングブロ
ック等の直動案内装置を装備することによって、移動の
高速化を達成することができる。例えば、特開平11−
90704号公報は、本出願によるテールストックの移
動装置として、リニアガイド装置を備えたものを開示し
ている。テールストックは、芯押し工程に使用される際
には、リニアガイドレールに強力にクランプされる必要
がある。このクランプ力が、リニアガイド装置に直接に
作用されると、リニアガイド装置に損傷等の不具合が発
生する。そこで本発明は、上述した不具合を解消するテ
ールストックを備えた旋盤を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の旋盤は、ベッド
と、ベッド上に装備される主軸台と、ベッド上に配設さ
れるリニアガイドレールと、ガイドレールにより案内さ
れる刃物台を有するキャリッジと、リニアガイドレール
により案内されるテールストックと、キャリッジを駆動
する手段を備え、テールストックは、リニアガイドレー
ルに係合されるリニアガイドブロックと、リニアガイド
ブロックを昇降させる油圧装置と、リニアガイドレール
上に当接される面を有し、テールストックの移動時に
は、リニアガイドブロックのみでリニアガイドレールに
より案内されるテールストックを備える。
【0005】また、テールストックは、リニアガイドレ
ールに係合されるリニアガイドブロックと、リニアガイ
ドブロックを昇降させる油圧装置と、リニアガイドレー
ル上に当接される面を有し、テールストックのクランプ
時には、油圧装置によりテールストックがリニアガイド
レールの上面に押し出される構成を有する。
【0006】そして、テールストックのクランプ時に
は、油圧装置によるクランプ力は、リニアガイドブロッ
クに伝達されないものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を実施するNC
(数値制御)旋盤の全体構成を示す斜視図、図2は、図
1のA−A矢視図である。全体を符号1で示すNC旋盤
は、ベッド10上に固定される主軸台20を有し、主軸
台20は回軸および割り出しが可能な主軸22を備え
る。ベッド10上には、2本のリニアガイドレール(案
内面)110、110及びボールねじ150が配設して
あり、この2本のリニアガイドレール110、110に
案内されるキャリッジ(往復台)40及びテールストッ
ク(芯押台)60が搭載される。
【0008】図2において、キャリッジ40は、ベッド
10上に配設されたリニアガイドレール110、110
に嵌合されるリニアボールベアリングブロック410、
420を有する。キャリッジ40に取り付けられるボー
ルナット44は、ベッド10上に配設されるボールねじ
150に螺合し、キャリッジ40は、ボールねじ150
の回転量に応じてリニアガイドレール110、110上
を主軸の軸線方向であるZ軸に沿って移動する。
【0009】キャリッジ40上には、ガイドレール43
0が設けてあり、このガイドレール430上に刃物台5
0が搭載される。刃物台は、例えばタレット型の刃物ヘ
ッド52を有し、刃物ヘッド52は中心軸Cを中心と
して割り出される。刃物台50は公知の態様により、主
軸の回転軸Cと刃物ヘッド52の中心軸Cを含む平
面内でZ軸に直交するX軸に沿って移動・制御される。
キャリッジ40に装備されるリニアボールベアリングブ
ロック410,420は内部に循環動するボールを備
え、リニアガイドレール110、110上をコロガリ運
動(転動)により案内される。コロガリ運動のために、
移動速度を高速化及び高い追従性を確保することができ
る。
【0010】図3は、テールストック60の駆動機構の
一例を示す説明図である。刃物台50は、伸縮操作させ
るアーム510を有し、アーム510の先端には、係合
部512を備える。アーム510にはドック520が併
設されている。テールストック60には、リニアガイド
ブロック640を有し、後述する態様により、リニアガ
イドレール上を案内される。テールストック60の上部
にはピン620が立設されている。テールストック60
の移動時には、刃物台50のアーム510が伸長して、
係合部が、ピン620に係合する。アーム510に取り
付けたドック620がアームストック側のリミットスイ
ッチ622を押すことにより、刃物台50のアーム51
0が、テールストック60のピン620に係合したこと
が確認される。この状態で刃物台50をZ方向に移動さ
せることで、テールストック60をZ方向に移動させる
ことができる。
【0011】図4は、本発明のテールストックの構造の
要部を示す側面図、図5は図4の左側面図である。本発
明のテールストック60は、ベース62とベース62上
に装備されるスピンドル70とライブセンタ72等を有
する。そして、ベース62内に油圧シリンダ室630を
有する。油圧シリンダ室630内には、油圧ピストン6
32が挿入されていて、油圧ピストン632の先端部は
クランパー634に係合している。リニアガイドブロッ
ク640は、リニアガイドレール110を把持した状態
でリニアガイドレール110上を転動する。
【0012】図4、図5の状態にあっては、油圧シリン
ダ室630の上部に油圧が供給されており、油圧ピスト
ン632はテールストック60のベース62から突出す
る方向に付勢されている。油圧ピストン632の先端部
のクランパー634はベッドルとは接触していない。こ
の状態にあっては、テールストック60は、リニアガイ
ドブロック640の上部のバネ650によってベース6
2の下面624はリニアガイドレール110とは接触し
ていない状態となる。この状態で刃物台50をテールス
トック60に係合し、刃物台を移動制御することによっ
て、テールストックを高速で移動させることができる。
【0013】図6、図7は、テールストック60をリニ
アガイドルーム110上に固定する操作を示す。油圧シ
リンダ室630の下部に油圧を供給し、油圧シリンダ6
32を矢印F方向へ引き上げる。テールストック60
は降下し、ベース62の下面624がリニアガイドレー
ル110の上面112に当接する。油圧ピストン632
の先端部のクランパー634は、ベッドルの内側面11
4に当接する。
【0014】この状態で油圧ピストン632の油圧力に
よりテールストック60は、矢印F の方向に付勢さ
れ、ベース62の下面624がリニアガイドレール11
0の上面112に圧接され、固定される。この状態にあ
たっては、リニアガイドブロック640には、バネ65
0の圧縮による反力のみ負荷され、油圧による負荷は伝
達されない。したがって、テールを固定する油圧力を強
大にしてもリニアガイドブロック640内の転動ボール
は、リニアガイドレール110に対して過荷重を受ける
ことはなく、損傷等も発生しない。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上のように、高速化が望まれ
る工作機械のテールストックをリニアガイド装置により
移動する構成として、テールストックの移動の高速化を
達成する。テールストックは、固定時にはワークを確実
に支持する必要があり、充分な力でリニアガイドレール
上にクランプする必要がある。このテールストックにい
たっては、油圧機構を用いて、テールストックをリニア
ガイドレール上に確実にクランプする。クランプ時に
は、テールストックとリニアガイドブロックは切り離さ
れ、リニアガイドブロックには、クランプ力はかから
ず、バネの圧力による反力のみが負荷としてかかる。し
たがって、リニアガイド機構も保護される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する旋盤の斜視図。
【図2】図1のA−A矢視図。
【図3】テールストックの駆動機構を示す説明図。
【図4】テールストックの要部を示す側面図。
【図5】図4の左側面図。
【図6】テールストックを固定する様子を示す説明図。
【図7】テールストックを固定する様子を示す説明図。
【符号の説明】
1 NC旋盤 10 ベッド 20 主軸台 40 キャリッジ 50 刃物台 60 テールストック 62 ベース 110 リニアガイドレール 630 油圧シリンダ室 632 油圧ピストル 640 シニアガイドブロック 650 ストッパ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 直哉 愛知県丹羽郡大口町大字小口字乗船1番地 ヤマザキマザック株式会社本社工場内 (72)発明者 岡田 聡 愛知県丹羽郡大口町大字小口字乗船1番地 ヤマザキマザック株式会社本社工場内 Fターム(参考) 3C045 FE02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッドと、ベッド上に装備される主軸台
    と、ベッド上に配設されるリニアガイドレールと、ガイ
    ドレールにより案内される刃物台を有するキャリッジ
    と、リニアガイドレールにより案内されるテールストッ
    クと、キャリッジを駆動する手段を備え、テールストッ
    クは、リニアガイドレールに係合されるリニアガイドブ
    ロックと、リニアガイドブロックを昇降させる油圧装置
    と、リニアガイドレール上に当接される面を有し、テー
    ルストックの移動時には、リニアガイドブロックのみで
    リニアガイドレールにより案内されるテールストックを
    備えた旋盤。
  2. 【請求項2】 ベッドと、ベッド上に装備される主軸台
    と、ベッド上に配設されるリニアガイドレールと、ガイ
    ドレールにより案内される刃物台を有するキャリッジ
    と、リニアガイドレールにより案内されるテールストッ
    クと、キャリッジを駆動する手段を備え、テールストッ
    クは、リニアガイドレールに係合されるリニアガイドブ
    ロックと、リニアガイドブロックを昇降させる油圧装置
    と、リニアガイドレール上に当接される面を有し、テー
    ルストックのクランプ時には、油圧装置によりテールス
    トックがリニアガイドレールの上面に押し出されるテー
    ルストックを備えた旋盤。
  3. 【請求項3】 テールストックのクランプ時には、油圧
    装置によるクランプ力は、リニアガイドブロックに伝達
    されない請求項2に記載のテールストックを備えた旋
    盤。
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