JP2003079369A - Breast-specific gene and protein - Google Patents
Breast-specific gene and proteinInfo
- Publication number
- JP2003079369A JP2003079369A JP2002188682A JP2002188682A JP2003079369A JP 2003079369 A JP2003079369 A JP 2003079369A JP 2002188682 A JP2002188682 A JP 2002188682A JP 2002188682 A JP2002188682 A JP 2002188682A JP 2003079369 A JP2003079369 A JP 2003079369A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- breast
- sequence
- polypeptide
- dna
- gene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Abstract
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新たに同定された
ポリヌクレオチド、このようなポリヌクレオチドにコー
ドされるポリぺプチド、および乳房の障害、特に乳ガン
の存在および乳ガンの転移の検出のためのこのようなポ
リヌクレオチドおよびポリぺプチドの使用に関する。本
発明はさらに、本発明のポリぺプチドの産生および機能
の阻害に関する。本発明の20個の乳房特異的遺伝子
は、ときどき本明細書中以下で「BSG1」、「BSG
2」などといわれる。
【0002】
【従来の技術】乳腺は、容易に検出可能な種々の障害に
供される。検出は、通常触診からなる検査によって達成
され得る。不運にも、定期的な自己検査はほとんどなさ
れておらず、そのため多くの乳房のしこりが偶発的な触
診によってのみ発見される。疑わしい嚢腫を微細ゲージ
針で吸引することは、かなり一般的なもう1つの診断の
実施である。乳房の乳房撮影または乾式X線撮影(軟組
織X線)は、なお別の診断の実施である。病変領域また
は疑わしい領域の生検は、診断的試験の最高の方法であ
る。
【0003】乳腺に影響を及ぼす多くのタイプの腫瘍お
よび嚢腫がある。線維腺腫は、最も一般的な良性の乳房
の腫瘍である。病理学の実体として、嚢胞の疾患および
癌腫それそれにつづき、3番目にランクされる。これら
の腫瘍は、最も頻繁に若い人々に見られ、通常容易に認
識される。なぜなら、カプセル化されたことを感じるか
らである。良性の状態である線維性嚢胞の疾患は、最も
一般的な女性の乳房の疾患であり、約20%の閉経前の
女性に起こる。乳房の脂肪腫もまた一般的であり、そし
てこれらはその性質が良性である。乳房の癌腫は、女性
の間で最も一般的な悪性の状態であり、女性に影響を及
ぼす全ガンのうちで最も高い致死率を有する。女性の一
生のうちでいある時期に、アメリカ合衆国の15人の女
性に1人が乳房のガンを発生する。その報告された一年
間の発生率は、1947年に人口の100,000人の
女性あたり70人、1969年に白人について72.5
人に、そして黒人について47.8人から60.1人に
上昇した。1930年から現在までの年間の死亡率は、
かなり一定なままであり、女性人口100,000あた
り約23人である。乳ガンは、男性において希である
が、それが発生するときは、通常後期まで認識されず、
従って治療の結果は芳しくない。女性においては、乳房
の癌腫は30歳前にはほとんど見られず、その発生率は
閉経後に急速に上昇する。この理由により、閉経後の乳
房のしこりは、そうでないと証明されるまでは、ガンと
考慮されるべきである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの局面に
よれば、本発明のヒト乳房特異的遺伝子から転写された
RNAまたはこのようなRNAに対応するDNAに特異
的にハイブリダイズするのに十分な長さの核酸分子を含
む核酸プローブが提供される。
【0005】本発明の別の局面によれば、宿主由来のサ
ンプル中の本発明のヒト乳房特異的遺伝子から転写され
たRNA、またはこのようなRNAに対応するDNAの
存在を検出することにより、乳ガンの形成および乳ガン
の転移を診断するための方法および産物が提供される。
【0006】本発明のなお別の局面によれば、宿主由来
のサンプル中の本発明の乳房特異的遺伝子に対応するポ
リぺプチドの変化したレベルを検出し、それによりこの
ポリぺプチドの上昇したレベルが乳ガンの診断を示すこ
とにより、乳ガンの形成および乳ガンの転移を診断する
ための方法および産物が提供される。
【0007】本発明の別の局面によれば、 mRNA、
DNA、cDNA、ゲノムDNA、ならびにそれらのア
ンチセンスアナログ、および生物学的に活性で、かつ診
断または治療に有用なそれらのフラグメントを含むヒト
乳房特異的ポリペプチドをコードする単離されたポリヌ
クレオチドが提供される。
【0008】本発明のなお別の局面によれば、配列表に
記載のポリヌクレオチドを含むヒト乳房特異的遺伝子が
提供される。
【0009】本発明のさらなる局面によれば、ポリヌク
レオチドにコードされる新規なポリぺプチド、ならびに
生物学的に活性で、かつ診断的または治療的に有用なそ
のフラグメント、アナログ、および誘導体が提供され
る。
【0010】本発明のなおさらなる局面によれば、本発
明のポリヌクレオチドを含む組換え原核生物宿主細胞お
よび/または組換え真核生物宿主細胞を、前記タンパク
質の発現およびその後の前記タンパク質の回収を促進す
る条件下で、培養する工程を包含する組換え技術によっ
てこのようなポリペプチドを産生するための方法が提供
される。
【0011】本発明のなおさらなる局面によれば、この
ようなポリペプチドに特異的な抗体で、乳ガン細胞また
は乳ガン転移を検出するために使用され得る抗体が提供
される。
【0012】本発明の別の局面によれば、1つ以上の本
発明のポリぺプチドを乳ガンを処置するために使用する
ための方法、およびこのポリぺプチドをこのポリぺプチ
ドと相互作用する化合物(例えば、本発明のポリぺプチ
ドを阻害または活性化する化合物)をスクリーニングす
るために使用するための方法が提供される。
【0013】本発明のなお別の局面によれば、1つ以上
の本発明のポリヌクレオチドおよび/またはポリぺプチ
ドの活性化を阻害し、治療的に、例えば乳ガンの処置に
おいて使用され得る化合物を検出するためのスクリーン
が提供される。
【0014】本発明のなおさらなる局面によれば、この
ようなポリペプチド、またはこのようなポリペプチドを
コードするポリヌクレオチドを、科学的研究、DNAの
合成およびDNAベクターの製造に関するインビトロの
目的のために利用するための方法が提供される。
【0015】本発明のこれらおよび他の局面は、本明細
書中の教示から当業者に明らかであるはずである。
【0016】
【課題を解決するための手段】1つの局面において、本
発明は、単離されたポリヌクレオチドであって、以下:
(a) 図1(配列番号1)に記載のポリヌクレオチド
と同一のポリペプチドをコードするポリヌクレオチド;
(b) 図2〜20(配列番号2〜20)の1つに記載
のDNAと少なくとも90%の同一性を有するDNAを
含むコード部分を有するヒト遺伝子と同一の成熟ポリぺ
プチドをコードするポリヌクレオチド;
(c) (a)のポリヌクレオチドにハイブリダイズ
し、そしてそのポリヌクレオチドと少なくとも70%の
同一性を有するポリヌクレオチド;および
(d) 寄託されたクローンに含まれるDNAと少なく
とも90%の同一性を有するDNAを含むコード部分を
有するヒト遺伝子と同一の成熟ポリぺプチドをコードす
るポリヌクレオチド、からなる群から選択されるメンバ
ーを含む、単離されたポリヌクレオチドに関する。
【0017】好ましい実施形態において、上記ヒト遺伝
子が上記寄託されたクローンに含まれるDNAを含み得
る。
【0018】さらに好ましい実施形態において、上記メ
ンバーが図1(配列番号1)のポリヌクレオチドと同一
のポリぺプチドをコードするポリヌクレオチドであり得
る。
【0019】別の局面において、本発明は、上記ポリヌ
クレオチドを含むベクターに関する。
【0020】別の局面において、本発明は、上記ベクタ
ーで形質転換またはトランスフェクトされた宿主細胞に
関する。
【0021】別の局面において、本発明は、上記ベクタ
ーで細胞を遺伝子操作する工程を包含する、ポリペプチ
ドを発現し得る細胞を産生するための方法に関する。
【0022】別の局面において、本発明は、上記宿主細
胞から、上記ポリヌクレオチドによりコードされるポリ
ぺプチドを発現する工程を包含する、ポリぺプチドを産
生するための方法に関する。
【0023】別の局面において、本発明は、ポリペプチ
ドであって、以下:
(i) ヒト遺伝子によりコードされるポリペプチドで
あって、ヒト遺伝子が、そのDNAが図2〜20(配列
番号2〜20)の1つのDNAに少なくとも90%の同
一性を有するコード部分を有する、ポリペプチド;
(ii) 図1(配列番号1)に記載の推定アミノ酸配
列を有するポリペプチド、ならびにそのフラグメント、
アナログ、および誘導体;および
(iii) そのコード領域が寄託されたクローンに含
まれるDNAと少なくとも90%の同一性を有するDN
Aを含むヒト遺伝子によりコードされるポリぺプチド、
ならびにポリぺプチドのフラグメント、アナログ、およ
び誘導体、からなる群から選択されるメンバーを含むポ
リペプチドに関する。
【0024】好ましい実施形態において、上記ポリぺプ
チドが図1(配列番号1)に記載の推定のアミノ酸配列
を有し得る。
【0025】別の局面において、本発明は、上記ポリペ
プチドに対する抗体に関する。
【0026】別の局面において、本発明は、上記ポリペ
プチドの活性化を阻害する化合物に関する。
【0027】別の局面において、本発明は、治療有効量
の上記化合物を患者に投与する工程を包含する、乳房特
異的遺伝子タンパク質を阻害する必要性を有する患者を
処置するための方法に関する。
【0028】好ましい実施形態において、上記化合物が
ポリペプチドであり、そして治療有効量の化合物が、患
者にポリぺプチドをコードするDNAを提供し、そして
インビボでこのポリぺプチドを発現することにより投与
され得る。
【0029】別の局面において、本発明は、治療有効量
の上記ポリぺプチドを患者に投与する工程を包含する、
乳房特異的遺伝子タンパク質を必要とする患者を処置す
るための方法に関する。
【0030】別の局面において、本発明は、宿主におけ
る乳房の障害を診断するための方法であって、以下:宿
主の非乳房組織由来のサンプル中のヒト遺伝子の転写を
測定する工程であって、遺伝子が、図1〜20(配列番
号1〜20)のDNAからなる群から選択されるDNA
に少なくとも90%の同一性を有するDNAを含むコー
ド部分を有し、それによって、転写が宿主における乳房
の障害を示す工程、を包含する、方法に関する。
【0031】好ましい実施形態において、転写が上記ヒ
ト遺伝子から転写されたRNAの変化したレベルの存在
を検出することによって測定され得る。
【0032】さらに好ましい実施形態において、転写が
上記ヒト遺伝子から転写されたRNAに相補的なDNA
の変化したレベルの存在を検出することによって測定さ
れ得る。
【0033】さらに好ましい実施形態において、転写が
上記ヒト遺伝子の発現産物の変化したレベルの存在を検
出することによって測定され得る。
【0034】別の局面において、本発明は、宿主におけ
る乳房の障害を測定するための方法であって、以下:B
SG抗原またはそのエピトープ部分に特異的な抗体を、
宿主由来の液体サンプルに接触させる工程;サンプル中
のBSG遺伝子産物の変化したレベルの存在を測定する
工程、を包含する、方法に関する。
【0035】別の局面において、本発明は、上記ポリぺ
プチドに対するアンタゴニストを同定する方法であっ
て、以下:ポリぺプチドを天然の基質およびスクリーニ
ングされるべき標識された化合物に同時にまたは連続的
な順のいずれかで接触させる工程;および上記タンパク
質のその基質への結合を阻害するのに十分な様式で、治
療薬が該天然の基質と効果的に競合するかどうか測定す
る工程、を包含する、方法に関する。
【0036】
【発明の実施の形態】添付の図面は、本発明の実施態様
の例示であり、そして請求の範囲により包含される本発
明の範囲を限定することを意味しない。
【0037】図1は、本発明の乳房特異的遺伝子1の全
長cDNA配列である。
【0038】図2は、本発明の部分cDNA配列、およ
びその対応する乳房特異的遺伝子2の推定アミノ酸配列
である。
【0039】図3は、本発明の部分cDNA配列および
乳房特異的遺伝子3の推定アミノ酸配列である。
【0040】図4は、本発明の部分cDNA配列および
その対応する乳房特異的遺伝子4の推定アミノ酸配列で
ある。
【0041】図5は、本発明の乳房特異的遺伝子5の部
分cDNA配列である。
【0042】図6は、本発明の部分cDNA配列および
乳房特異的遺伝子6の推定アミノ酸配列である。
【0043】図7は、本発明の乳房特異的遺伝子7の部
分cDNA配列である。
【0044】図8は、本発明の乳房特異的遺伝子8の部
分cDNA配列である。
【0045】図9は、本発明の乳房特異的遺伝子9の部
分cDNA配列である。
【0046】図10は、本発明の乳房特異的遺伝子10
の部分cDNA配列である。
【0047】図11は、本発明の乳房特異的遺伝子11
の部分cDNA配列である。
【0048】図12は、本発明の乳房特異的遺伝子12
の部分cDNA配列である。
【0049】図13は、本発明の乳房特異的遺伝子13
の部分cDNA配列である。
【0050】図14は、本発明の乳房特異的遺伝子14
の部分cDNA配列である。
【0051】図15は、本発明の乳房特異的遺伝子15
の部分cDNA配列である。
【0052】図16は、本発明の乳房特異的遺伝子16
の部分cDNA配列である。
【0053】図17は、本発明の乳房特異的遺伝子17
の部分cDNA配列である。
【0054】図18は、本発明の乳房特異的遺伝子18
の部分cDNA配列である。
【0055】図19は、本発明の乳房特異的遺伝子19
の部分cDNA配列である。
【0056】図20は、本発明の乳房特異的遺伝子20
の部分cDNA配列である。
【0057】用語「乳房特異的遺伝子」は、このような
遺伝子が主に乳房由来の組織で発現され、そしてこのよ
うな遺伝子が乳房以外の組織由来の細胞において発現さ
れ得ることを意味する。しかし、このような遺伝子の発
現は乳房組織に由来しない組織よりも乳房由来の組織に
おいて有意に高い。
【0058】本発明の1つの局面によれば、図1の推定
アミノ酸配列(配列番号1)を有する成熟ポリペプチ
ド、ならびにそのフラグメント、アナログ、および誘導
体をコードするポリヌクレオチドが提供される。
【0059】本発明のさらなる局面によれば、図2〜2
0(配列番号2〜20)のポリヌクレオチドの1つなら
びにそのフラグメントに少なくとも90%同一の(好ま
しくは、少なくとも95%同一、そして最も好ましくは
少なくとも97%または100%同一の)ポリヌクレオ
チド含むコード部分を有するヒト遺伝子と同一の成熟ポ
リぺプチドをコードするポリヌクレオチドが提供され
る。
【0060】本発明のなお別の局面によれば、そのコー
ド部分がATCC受託番号第97175号(1995年
6月2日寄託)に含まれるポリヌクレオチドの1つと少
なくとも90%同一の(好ましくは、少なくとも95%
同一、そして最も好ましくは少なくとも97%または1
00%同一の)ポリヌクレオチドを含むヒト遺伝子と同
一の成熟ポリぺプチドをコードするポリヌクレオチドが
提供される。
【0061】本発明のなお別の局面によれば、そのコー
ド部分が図1〜20(配列番号1〜20)のポリヌクレ
オチド配列の1つと少なくとも90%同一の(好ましく
は、少なくとも95%同一の、そして最も好ましくは少
なくとも97%または100%同一の)DNA配列を含
むヒト遺伝子のコード部分から転写されるmRNA(ま
たはその対応するcDNA)にハイブリダイズするポリ
ヌクレオチドプローブが提供される。
【0062】本発明はさらに、そのコード部分が図2〜
20(配列番号2〜20)のポリヌクレオチドの1つな
らびにこのようなポリぺプチドのアナログ、誘導体、お
よびフラグメントに少なくとも90%同一の(好ましく
は、少なくとも95%同一、そしてより好ましくは少な
くとも97%または100%同一の)DNA配列を含む
ヒト遺伝子のコード部分によってコードされる成熟ポリ
ぺプチドに関する。
【0063】本発明はまた、図1(配列番号1)の成熟
ポリぺプチド、ならびにこのようなポリぺプチドのフラ
グメント、アナログ、および誘導体の1つに関する。
【0064】本発明はさらに、そのコード部分がATC
C受託番号第97175号(1995年6月2日寄託)
に包含されるポリヌクレオチドの1つと少なくとも90
%同一の(好ましくは、少なくとも95%同一、そして
より好ましくは少なくとも97%または100%同一
の)DNAを含むヒト遺伝子によりコードされる同一の
成熟ポリぺプチドに関する。
【0065】本発明の1つの局面によれば、図1(配列
番号1)の推定アミノ酸配列を有する成熟ポリペプチ
ド、またはそのフラグメント、アナログ、または誘導体
をコードする単離された核酸(ポリヌクレオチド)が提
供される。
【0066】本発明のポリヌクレオチドは、RNAの形
態またはDNA(このDNAは、cDNA、ゲノムDN
A、および合成DNAを含む)の形態であり得る。DN
Aは二本鎖または一本鎖であり得、そして一本鎖の場合
には、コード鎖または非コード(アンチセンス)鎖であ
り得る。成熟ポリペプチドをコードするコード配列は、
図1〜20(配列番号1〜20)または寄託したクロー
ンのコード配列と同一であるDNAを含み得るか、ある
いはそのコード配列が、遺伝コードの重複または縮重の
結果として、そのコード配列が図1〜20(配列番号1
〜20)のDNAまたは寄託したcDNAを含む遺伝子
のコード配列と同じ成熟ポリペプチドをコードする異な
るコード配列であり得る。
【0067】本発明の成熟ポリペプチドをコードするポ
リヌクレオチドは、以下を含み得るが、これらに限定さ
れない:成熟ポリペプチドのコード配列のみ;成熟ポリ
ペプチドのコード配列、およびリーダー配列または分泌
配列あるいはプロタンパク質配列のようなさらなるコー
ド配列;成熟ポリペプチドのコード配列(および必要に
応じてさらなるコード配列)ならびに非コード配列(例
えば、イントロンあるいは成熟ポリペプチドのコード配
列の5’および/または3’非コード配列)。
【0068】従って、用語「ポリペプチドをコードする
ポリヌクレオチド」は、ポリペプチドのコード配列のみ
を含むポリヌクレオチド、ならびにさらなるコード配列
および/または非コード配列を含むポリヌクレオチドを
含む。
【0069】本発明はさらに本発明の成熟ポリペプチド
のフラグメント、アナログ、および誘導体をコードする
本明細書中上記のポリヌクレオチドの変異体に関する。
ポリヌクレオチドの変異体は、ポリヌクレオチドの天然
に存在する対立遺伝子変異体またはポリヌクレオチドの
天然に存在しない変異体であり得る。
【0070】従って、本発明は、本明細書中上記のもの
と同じ成熟ポリペプチドをコードするポリヌクレオチ
ド、ならびにそのようなポリヌクレオチドの変異体を含
む。この変異体は、本発明のポリペプチドのフラグメン
ト、誘導体またはアナログをコードする。このようなヌ
クレオチド変異体は、欠失変異体、置換変異体、および
付加または挿入変異体を含む。
【0071】本発明のポリヌクレオチドは、そのコード
配列が図1〜20(配列番号1〜20)に示すDNAを
含むヒト遺伝子の天然に存在する対立遺伝子変異体であ
るコード配列または寄託されたクローン中のDNAのコ
ード配列を有し得る。当該分野で公知のように、対立遺
伝子変異体は、1つ以上のヌクレオチドの置換、欠失、
または付加を有し得、コードされたポリぺプチドの機能
を実質的に変化させないポリヌクレオチド配列の別の形
態である。
【0072】本発明はまた、成熟ポリぺプチドのコード
配列が、同一のリーディングフレームで宿主細胞からの
ポリぺプチドの発現および分泌を補助するポリヌクレオ
チド配列(例えば、細胞からのポリぺプチドの輸送を制
御するための分泌配列として機能するリーダー配列)に
融合され得る、ポリヌクレオチドを含む。リーダー配列
を有するポリぺプチドは、プレタンパク質であり、そし
てポリぺプチドの成熟形態を形成するためにそのリーダ
ー配列を宿主細胞により切断され得る。そのポリヌクレ
オチドはまた、成熟タンパク質にさらなる5’アミノ酸
残基が付いたものであるプロタンパク質をコードし得
る。プロ配列を有する成熟タンパク質は、プロタンパク
質であり、そしてそのタンパク質の不活性な形態であ
る。一旦プロ配列が切断されると、活性な成熟タンパク
質が残る。
【0073】従って、例えば、本発明のポリヌクレオチ
ドは成熟タンパク質、またはプロ配列を有するタンパク
質、またはプロ配列およびプレ配列(リーダー配列)の
両方を有するタンパク質をコードし得る。
【0074】本発明のポリヌクレオチドはまた、本発明
のポリペプチドの精製を可能にするマーカー配列にイン
フレームで融合されたコード配列を有し得る。マーカー
配列は、細菌宿主の場合には、マーカーに融合された成
熟ポリペプチドの精製を提供する、pQE−9ベクター
により供給されるヘキサヒスチジンタグであり得る。あ
るいは、例えばマーカー配列は、哺乳動物宿主(例え
ば、COS−7細胞)が使用される場合は、赤血球凝集
素(HA)タグであり得る。HAタグは、インフルエン
ザ赤血球凝集素タンパク質由来のエピトープに対応する
(Wilson,I.ら、Cell, 37:767
(1984))。
【0075】本発明はさらに、配列間に少なくとも70
%、好ましくは少なくとも90%、およびより好ましく
は少なくとも95%の同一性が存在する場合、本明細書
中上記のポリヌクレオチドにハイブリダイズするポリヌ
クレオチドに関する。本発明は特に、本明細書中上記の
ポリヌクレオチドにストリンジェントな条件下でハイブ
リダイズするポリヌクレオチドに関する。本明細書中で
用いられる用語「ストリンジェントな条件」は、ハイブ
リダイゼーションが、配列間に少なくとも95%、そし
て好ましくは少なくとも97%の同一性が存在する場合
のみに生じることを意味する。好ましい実施態様におい
て、本明細書中上記のポリヌクレオチドにハイブリダイ
ズするポリヌクレオチドは、図1〜20(配列番号1〜
20)のDNAまたは寄託したcDNA(単数または複
数)を含むコード配列によりコードされる本発明の成熟
ポリペプチドと実質的に同じ生物学的機能または活性を
保持するポリペプチドをコードする。
【0076】あるいは、このポリヌクレオチドは、本発
明のポリヌクレオチドにハイブリダイズし、本明細書中
上記したように、それに対して同一性を有し、そして活
性を保持し得るかまたはし得ない、少なくとも10また
は20塩基、好ましくは少なくとも30塩基、そしてよ
り好ましくは少なくとも50塩基を有し得る。例えばそ
のようなポリヌクレオチドは、ポリヌクレオチドのため
のプローブとして(例えば、このポリヌクレオチドの回
収のためのプローブ、または診断用プローブ)あるいは
PCRプライマーとして用いられ得る。
【0077】従って、本発明は、図1〜20(配列番号
1〜20)の1つのDNAを含むヒト遺伝子によりコー
ドされる成熟ポリペプチドをコードするポリヌクレオチ
ドに対して少なくとも70%、好ましくは少なくとも9
0%の同一性、およびより好ましくは95%の同一性を
有するポリヌクレオチド、ならびにそのフラグメント
(このフラグメントは、少なくとも30塩基および好ま
しくは少なくとも50塩基を有する)、ならびにこのよ
うなポリヌクレオチドによりコードされるポリペプチド
に関する。
【0078】部分配列は、メッセンジャーRNA分子に
対する特異的なタグである。cDNAの形態でのそのメ
ッセンジャーRNAの完全配列は、部分配列をプローブ
として用い、全長転写物に対応するcDNAクローンを
同定し、その後そのクローンの配列決定をすることによ
って決定され得る。部分cDNAクローンはまた、ゲノ
ムクローンまたは調節領域およびプロモーター領域、エ
キソンおよびイントロンを含む完全遺伝子を含むクロー
ンを同定するためのプローブとして使用し得る。
【0079】図2〜20(配列番号2〜20)の部分配
列は、それらが由来する対応する全長遺伝子を同定する
ために使用し得る。部分配列は、ニックトッランスレー
ションされ得、または当業者に公知の標識法(Basi
c Methods inMolecular Bio
logy, L.G. Davis, M.D.Dib
ner,およびJ.F. Battey編, Else
vier Press, NY, 1986)を用いて
ポリヌクレオチドキナーゼを用いて32Pで末端標識さ
れ得る。ヒト乳房組織から調製されたラムダライブラリ
ーは、目的の標識された配列で直接スクリーニングされ
得るか、または細菌のブレスティー(breasty)
スクリーニングを容易にするためにライブラリーはひと
まとめにpBluescriptに変換され得る(St
ratagene Cloning Systems,
La Jolla, CA 92037)。pBlu
escriptに関しては、Sambrookら、Mo
lecular Cloning−A Laborat
ory Manual, Cold Spring H
arbor Laboratory Press (1
989), 1.20頁を参照のこと。両方の方法が当
該分野で周知である。簡単に述べれば、pBluesc
riptにライブラリーを含む細菌のコロニーを有する
フィルターまたはラムダプラークを含む細菌の芝生(l
awn)は変性され、そしてDNAはフィルターに固定
される。フィルターは、Davisら(前出)によって
記載されるハイブリダイゼーション条件を用いて、標識
されたプローブにハイブリダイズされる。ラムダまたは
pBluescriptにクローニングされた部分配列
は、正のコントロールとしてバックグラウンド結合を評
価するため、および正確なクローン同定に必要なハイブ
リダイゼーションおよび洗浄ストリンジェンシーを調節
するために用い得る。得られたオートラジオグラムは、
コロニーまたはプラークの複製プレートと比較される;
露出したスポットの各々は、陽性のブレスティーまたは
プラークに対応する。コロニーまたはプラークは選択さ
れ、拡大され、そしてDNAは、さらなる分析および配
列決定のためにコロニーから単離される。
【0080】陽性のcDNAクローンは分析されて、そ
れらが含むさらなる配列の量を、部分配列由来の一方の
プライマーおよびベクター由来の他方のプライマーを用
いたPCRを用いて決定する。元の部分配列よりも大き
なベクター−挿入PCR産物を有するクローンは制限消
化およびDNA配列決定により分析され、それらがノー
ザンブロット分析から決定されるmRNAのサイズと同
じかまたは類似のサイズの挿入を含むかどうかが決定さ
れる。
【0081】一旦一つ以上の重複cDNAクローンが同
定されると、クローンの完全配列が決定され得る。好ま
しい方法は、エキソヌクレアーゼIII消化を用いるこ
とである(McCombie, W.R, Kirkn
ess, E., Fleming, J.T., K
erlavage, A.R., Iovannisc
i, D.M., およびMartin−Gallar
do, R., Methods, 3:33−40,
1991)。一連の欠失クローンが生成され、その各
々が配列決定される。得られた重複配列は、高い縮重
(各ヌクレオチド位置での通常3から5個の重複配列)
を有する1つの連続配列に構築され、その結果高度に正
確な最終配列が得られる。
【0082】DNA配列(ならびにその対応するRNA
配列)はまた、ATCC受託番号第97175号(19
95年6月2日寄託)に含まれ、そしてそれから単離可
能な配列、およびその単離されたDNA配列(および対
応するRNA配列)のフラグメントまたは部分、ならび
に同一のポリぺプチドをコードするDNA(RNA)配
列に同一のDNA配列であるかまたはそれを含む配列を
含む。
【0083】本明細書中でいう寄託物(単数または複
数)は、特許手続き上の微生物の寄託の国際的承認に関
するブダペスト条約の下に維持される。これらの寄託物
は、当業者に対する便宜として提供されるにすぎず、そ
して米国特許法第112条の下で寄託が必要とされるこ
とを認めたわけではない。寄託物に含まれるポリヌクレ
オチドの配列、ならびにそれによりコードされるポリペ
プチドのアミノ酸配列は、本明細書中に参考として援用
され、そして本明細書中の配列の任意の記載とのいかな
る対立の場合にも管理している。寄託物を製造し、使用
し、または販売するためには実施許諾が必要とされ得、
そしてそのような実施許諾は本明細書によって与えられ
るわけではない。
【0084】本発明はさらに、少なくとも10塩基、好
ましくは少なくとも20塩基を有し、そして30以上の
塩基を有し得るポリヌクレオチドであって、そのコード
部分が本明細書中上記のDNAを含むヒト遺伝子から転
写されるRNA(およびこのようなRNAに対応するD
NA)にハイブリダイズし得、そして少なくともそれに
70%の同一性を有するポリヌクレオチドに関する。
【0085】従って、上記のようにハイブリダイズする
ポリヌクレオチド配列は、本明細書中以下に記載される
ように診断アッセイにおける使用のために、対応するヒ
ト遺伝子にハイブリダイズし、そしてその発現を検出す
るために用いられ得る。
【0086】本発明のなお別の局面によれば、宿主にお
ける乳ガンの微小転移を検出するための診断アッセイが
提供される。出願人は本発明の推論(reasonin
g)をいかなる特定の科学的理論に限定することを望ま
ないが、乳房由来の細胞以外の宿主の細胞中における本
発明の乳房特異的遺伝子の活性な転写の存在が、乳ガン
転移の指標と考えられている。これは、本当である。な
ぜなら、乳房特異的遺伝子は身体の全ての細胞において
見出されるのに対し、それらのmRNA、cDNAへの
転写および発現産物は、非罹患個体においては主に乳房
に限定されるからである。しかし、乳ガンが存在すれ
ば、乳ガン細胞は、ガンから他の細胞へ移動し、その結
果、これらの他の細胞は、活発に乳房特異的遺伝子の転
写および発現を、非罹患個体において通常見出されるよ
りも高いレベルで行う(すなわち、転写は健康な個体の
非乳房組織において見出されるよりも高い)。乳房由来
の細胞以外の細胞中でのこの増幅された転写または増幅
されたタンパク質発現の検出が、乳ガンの転移の指標で
ある。
【0087】このような診断アッセイの1例において、
乳房以外の組織由来のサンプル中のRNA配列は、プロ
ーブへのハイブリダイゼーションによって検出される。
サンプルは、核酸または核酸の混合物を含み、少なくと
もそれらの1つは本発明のヒト乳房特異的遺伝子または
そのフラグメントを含むと疑われ、それらは、このよう
な組織中で転写されそして発現される。従って、例え
ば、特定のRNAの細胞中での存在を決定するアッセイ
の形態において、初めにRNAがその細胞から単離され
る。
【0088】サンプルは、乳房以外(血液、尿、唾液、
組織生検材料、および剖検材料を含むがこれらに限定さ
れない)の組織由来の細胞から得られ得る。乳房以外由
来の細胞から得られたサンプル中の本発明のヒト乳房特
異的遺伝子またはそのフラグメントからmRNAへの増
幅された転写を検出するためのこのような方法の使用
は、本明細書の教示から十分に当業者の範囲内にある。
【0089】mRNAの単離は、細胞を破壊し、そして
分画遠心分離を行うことにより全細胞RNAを単離する
ことを含む。一旦全RNAが単離されると、mRNA
は、当業者にポリ(A)テール(実質的に全ての真核生
物mRNA分子の3’末端で見出される)として公知の
アデニンヌクレオチド残基を利用して単離される。デオ
キシチミジン[オリゴ(dT)]だけで構成されるオリ
ゴヌクレオチドは、小さいカラムに詰められたセルロー
スおよびオリゴ(dT)セルロースに結合される。全細
胞RNAの調製物がこのようなカラムを通過するとき、
mRNA分子はポリ(A)テールによりオリゴ(dT)
に結合するが、残りのRNAは、カラムを流れ去る。次
いで、結合したmRNAはカラムから溶出され、そして
回収される。
【0090】本発明の乳房特異的遺伝子から転写された
単離されたmRNAを検出する一例として、本明細書中
上記のように、回収されたmRNAを遺伝子特異的オリ
ゴヌクレオチドプローブでスクリーニングすることを含
む。
【0091】このようなプローブは好ましくは分析的に
検出可能な試薬で標識され得るか、または標識され、プ
ローブの同定を容易にすることがまた理解される。有用
な試薬として、放射能、蛍光色素、または検出可能な生
成物の形成を触媒し得る酵素が含まれるが、これらに限
定されない。
【0092】mRNA配列(cDNA)に相補的なポリ
ヌクレオチドを検出する一例は、ポリメラーゼ鎖反応
(PCR)を逆転写酵素と共に利用する。PCRは、D
NAストレッチまたはRNAストレッチの特異的な増幅
のための非常に強力な方法である(Saikiら、Na
ture, 234:163−166(1986))。
この技術の1つの適用は、低コピー数で存在する核酸配
列を、検出可能なレベルまで成長させる核酸プローブ技
術にある。この方法の多くの診断的および科学的適用
が、H.A. Erlich(編)によって、PCR
Technology−Principles and
Applications for DNA Amp
lification, Stockton Pres
s, USA, 1989、およびM.A. Inis
(編)によって、PCR Protocols, Ac
ademic Press, San Diego,
USA, 1990に記載されている。
【0093】RT−PCRは、PCRと逆転写酵素の組
合せである。逆転写酵素は、cDNA分子を対応するm
RNA分子から産生する酵素である。これは重要であ
る。なぜなら、PCRは、核酸分子、特にDNAを増幅
し、そしてこのDNAは、宿主由来のサンプルから単離
されたmRNAから産生され得るからである。
【0094】RT−PCR診断アッセイの特定の例は、
宿主の組織からサンプルを除去することを含む。このよ
うなサンプルは、乳房以外の組織、例えば、血液に由来
する。従って、このような診断的アッセイの一例は、有
核細胞の全血勾配単離、全RNA抽出、全RNAのRT
−PCR、およびPCR産物のアガロースゲル電気泳動
を含む。PCR産物は、本発明の一つ以上の乳房特異的
遺伝子またはそのフラグメントから転写されたRNAに
相補的なcDNAを含む。より詳細には、血液サンプル
が入手され、そしてその全血が、等容量のリン酸緩衝化
生理食塩水と混合され、遠心分離され、そしてリンパ球
および顆粒球の層が注意深く吸引され、そしてリン酸緩
衝化生理食塩水中に再希釈され、そして再び遠心分離さ
れる。上清は捨てられ、そして有核細胞を含むペレット
が、製造者(Tel−TestInc., Frien
dswood, TX)によって記載されるようにRN
azole B法を用いてRNA抽出に使用される。
【0095】本発明のDNA配列に高い特異性を有する
オリゴヌクレオチドプライマーおよびプローブが、調製
される。プローブは、少なくとも10塩基対長、好まし
くは少なくとも30塩基対長、そして最も好ましくは少
なくとも50塩基対長またはそれより長い。逆転写酵素
反応およびPCR増幅は、間断なしに連続的に行われ
る。Taqポリメラーゼは、PCRの間使用され、そし
てPCR産物は濃縮され、そして全サンプルがエチジウ
ムブロマイドを含むTris−ホウ酸−EDTAアガロ
ースゲルで流される。
【0096】本発明の別の局面によれば、乳房以外の組
織由来の生物学的サンプル中での本発明の乳房特異的ポ
リぺプチドの変化したレベルを測定することにより、乳
房の障害、例えば、乳ガンを、診断する方法が提供され
る。本発明の乳房特異的ポリぺプチドの上昇したレベル
は、対応する乳房特異的遺伝子産物の活性な転写および
発現を示す。宿主由来のサンプル中で乳房特異的遺伝子
ポリぺプチドのレベルを検出するために用いられるアッ
セイは、当業者に周知であり、そしてそれらはラジオイ
ムノアッセイ、競合的結合アッセイ、ウエスタンブロッ
ト分析、ELISAアッセイ、および「サンドイッチ」
アッセイを含む。生物学的サンプルには、組織抽出物、
細胞サンプルまたは生物の体液が含まれ得るがこれらに
限定されない。しかし、本発明によれば、生物学的サン
プルは特に、乳房の組織または細胞を含まない。
【0097】ELISAアッセイ(Coliganら、
Current Protocols in Immu
nology, 1(2), 第6章、1991)は、
最初に本発明の乳房特異的ポリぺプチドに特異的な抗
体、好ましくはモノクローナル抗体を調製することを含
む。さらに、レポーター抗体はモノクローナル抗体に対
して調製される。レポーター抗体には、放射能、蛍光、
または本実施例においては西洋ワサビペルオキシダーゼ
酵素のような検出可能な試薬が付加される。サンプル
は、宿主から除去され、そしてサンプル中のタンパク質
に結合する固体支持体(例えば、ポリスチレンディッシ
ュ)上でインキュベートされる。次いで、このディッシ
ュ上の任意の遊離のタンパク質結合部位は、BSAのよ
うな非特異的タンパク質と共にインキュベートすること
によって被覆される。次いで、モノクローナル抗体は、
ディッシュ中でインキュベートされ、その時間の間モノ
クローナル抗体は、ポリスチレンディッシュに結合した
乳房特異的ポリぺプチドに結合する。全ての未結合のモ
ノクローナル抗体は、緩衝液で洗浄除去される。このと
き、西洋ワサビペルオキシターゼに連結したレポーター
抗体は、ディッシュ中に置かれ、その結果、このレポー
ター抗体は、乳房特異的遺伝子ポリぺプチドに結合した
任意のモノクローナル抗体へ結合する。次いで、未結合
のレポーター抗体は、洗浄除去される。次いで、ペルオ
キシダーゼ基質が、ディッシュに添加され、そして所定
の時間内の発色量が、標準曲線に対して比較された場合
の患者のサンプルの所定の容量中に存在する乳房特異的
ポリぺプチドの測定量である。
【0098】競合アッセイが、乳房特異的ポリぺプチド
に特異的な抗体が固体支持体に結合している場合に使用
され得る。次いで、乳房特異的ポリぺプチドは標識さ
れ、そして宿主由来の標識されたポリぺプチドサンプル
は固体支持体上を通され、そして、例えば、液体シンチ
レーションクロマトグラフィーによって検出された標識
の量が、サンプル中の乳房特異的ポリぺプチドの量に相
関され得る。
【0099】「サンドイッチ」アッセイは、ELISA
アッセイに類似する。「サンドイッチ」アッセイにおい
て、乳房特異的ポリぺプチドは、固体支持体上を通さ
れ、そして固体支持体に結合した抗体に結合する。次い
で、二次抗体が、乳房特異的ポリぺプチドに結合する。
次いで、標識されかつ二次抗体に特異的な三次抗体が、
その固体支持体を通され、そして二次抗体に結合し、次
いでその量が定量化され得る。
【0100】別の方法においては、標識された乳房特異
的ポリぺプチドに対する抗体が使用される。1段階アッ
セイにおいては、標的分子は、存在すれば、固定化され
そして標識抗体と共にインキュベートされる。標識され
た抗体は、固定化された標的分子に結合する。未結合の
分子を除去するために洗浄した後、サンプルを標識の存
在についてアッセイする。2段階アッセイにおいては、
固体化された標的分子は、未標識の抗体と共にインキュ
ベートされる。標識分子−標識抗体複合体は、存在すれ
ば、次いで未標識の抗体に特異的な標識された二次抗体
に結合する。そのサンプルを洗浄し、そして標識の存在
についてアッセイする。
【0101】乳房特異的遺伝子タンパク質に特異的なこ
のような抗体、例えば、抗イディオタイプの抗体は、上
記のように標識され、そして乳ガン細胞に堅固に結合
し、従ってその存在を検出することによって、乳ガン細
胞を検出するために使用され得る。
【0102】これらの抗体はまた、例えば、乳ガン細胞
に接触したときに、それらを破壊するホーミング相互作
用試薬の方法において、乳ガン細胞を標的化するために
使用し得る。これは事実である。なぜなら、この抗体
は、主に乳ガンおいて発現される乳ガン特異的遺伝子に
特異的であり、そして相互作用試薬の抗体への結合が、
相互作用試薬の乳房への直接的な運搬を引き起こすため
である。
【0103】このタイプの抗体はまた、例えば、乳房の
走査を容易にするために抗体を標識することによって、
インビボ画像診断を行うために使用され得る。画像診断
のための1つの方法は、画像診断されるべき任意の乳房
のガン細胞を、検出可能なマーカーで標識された抗乳房
特異的遺伝子タンパク質抗体と接触させることを含む。
この方法は、標識された抗体が乳房特異的遺伝子タンパ
ク質に結合するような条件下で行われる。特定の例にお
いて、抗体は乳房(例えば、乳ガン細胞)およびフルオ
レセインとこのような接触のときに相互作用し、その結
果画像診断および乳房の視感度が増幅され、乳房の疾患
のまたは非疾患の状態の決定を可能にする。
【0104】抗体を標識するのに使用されるマーカーの
選択は、適用に依存して変化する。しかし、マーカーの
選択は、当業者にとって容易に決定可能である。これら
の標識された抗体は、免疫アッセイならびに組織学的な
適用において、そのタンパク質の存在を検出するために
使用され得る。標識された抗体は、ポリクローナルまた
はモノクローナルであり得る。
【0105】mRNA、cDNAまたは発現産物の変化
したレベルの存在による、乳房以外の細胞中での通常見
出される転写よりも活性な乳房特異的遺伝子の転写の存
在は、転移した乳ガンの存在の重要な指標である。なぜ
なら、乳ガン細胞が乳房から一般の循環中に移動してい
るからである。従って、この現象は重要な臨床的意味を
有する。なぜなら、局在した腫瘍の処置方法は、転移し
たものの処置とは対照的に、完全に異なるからである。
【0106】開示される20個の乳房特異的遺伝子のう
ち、乳房特異的遺伝子1のみが全長遺伝子である。乳房
特異的遺伝子1は、ヒトアルツハイマー病アミロイド遺
伝子に79%同一であり、そして83%類似である。乳
房特異的遺伝子2は、ヒトヒドロキシインドール−o−
メチルトランスフェラーゼ遺伝子に30%同一であり、
そして48%類似である。乳房特異的遺伝子3は、ヒト
O−6−メチルグアニン−DNAメチルトランスフェラ
ーゼ遺伝子に58%同一であり、そして62%類似であ
る。乳房特異的遺伝子4は、マウスp120遺伝子に3
4%同一であり、そして65%類似である。乳房特異的
遺伝子5は、ヒトp70リボソームS6キナーゼα−I
I遺伝子に78%同一であり、そして89%類似であ
る。乳房特異的遺伝子6は、ヒト転写因子NFATp遺
伝子に77%同一、そして79%類似である。
【0107】前述のように、本発明の乳房特異的遺伝子
は、乳ガン形成の診断、および乳ガン転移の診断におけ
る推定分子マーカーである。以下の表1に示すように、
乳房特異的遺伝子の存在が、正常乳房、乳ガン、胎児お
よび他のガンライブラリーにおいて試験されたときに、
本発明の乳房特異的遺伝子が、乳ガンライブラリーにお
いて最も流行性であることが見出された。これは、本発
明の遺伝子が、先に考察したように、乳ガンを検出する
ために使用され得ることを示す。表はまた、既知の遺伝
子に対するBSG1からBSG6の相同性に基づいた推
定の同定を示す。
【0108】
【表1】上記のアッセイはまた、化学療法前に保存された骨髄
が、乳ガン細胞の微小転移によって汚染されているかど
うかを試験するために用いられ得る。このアッセイにお
いて、骨髄由来の血液細胞が単離され、そして上記のよ
うに処置され、この方法は、保存された骨髄が、化学療
法の後に未だ移植に適するかどうかを決定することを可
能にする。
【0109】本発明はさらに、成熟ポリペプチド(例え
ば、BSG1ポリぺプチド)、ならびにそのようなポリ
ペプチドのフラグメント、アナログ、および誘導体に関
する。
【0110】用語「フラグメント」、「誘導体」、およ
び「アナログ」は、本発明の遺伝子にコードされるポリ
ペプチドをいう場合は、このようなポリぺプチドと本質
的に同じ生物学的な機能または活性を保持するポリペプ
チドを意味する。従って、アナログは、活性化成熟ポリ
ぺプチドを産生するためのプロタンパク質部分の切断に
より活性化され得るプロタンパク質を含む。
【0111】本発明のポリペプチドは、組換えポリペプ
チド、天然のポリペプチド、または合成ポリペプチドで
あり得、好ましくは組換えポリペプチドであり得る。
【0112】本発明の遺伝子によりコードされるポリペ
プチドのフラグメント、誘導体、またはアナログは、
(i)その中の1以上のアミノ酸残基が保存的または非
保存的アミノ酸残基(好ましくは保存的アミノ酸残基)
で置換され、そしてそのような置換されるアミノ酸残基
がこの遺伝コードによりコードされるアミノ酸残基であ
り得るかあり得ないもの、または(ii)その中の1以
上のアミノ酸残基が置換基を含むもの、または(ii
i)その中のポリペプチドがそのポリペプチドの半減期
を増加させる化合物(例えば、ポリエチレングリコー
ル)のような別の化合物に融合されているもの、または
(iv)その中のさらなるアミノ酸がポリペプチド(例
えば、リーダー配列もしくは分泌配列、または成熟ポリ
ぺプチドの精製に用いられる配列、またはプロタンパク
質配列であり得る)に融合されているものであり得る。
そのようなフラグメント、誘導体、およびアナログは、
本明細書中の教示から、当業者の範囲内にあると考えら
れる。
【0113】本発明のポリペプチドおよびポリヌクレオ
チドは、好ましくは単離された形態で提供され、そして
好ましくは均一に精製される。
【0114】用語「単離された」は、物質がその本来の
環境(例えば、天然に存在する場合は、天然の環境)か
ら取り出されていることを意味する。例えば、生きてい
る動物中に存在する天然に存在するポリヌクレオチドま
たはポリペプチドは単離されていないが、天然の系にお
いて共存する物質の幾らかまたは全てから分離されてい
る同一のポリヌクレオチドまたはポリペプチドは単離さ
れている。このようなポリヌクレオチドはベクターの一
部であり得、そして/またはこのようなポリヌクレオチ
ドまたはポリペプチドは、組成物の一部であり得、かつ
そのようなベクターまたは組成物がその天然の環境の一
部ではない点で、なお単離されている状態であり得る。
【0115】本発明のポリペプチドは、図1(配列番号
1)のポリペプチド(特に成熟ポリペプチド)ならびに
少なくとも70%の類似性(好ましくは70%の同一
性)を図1(配列番号1)のポリペプチドに対して有
し、そしてより好ましくは少なくとも90%の類似性
(より好ましくは少なくとも90%の同一性)を図8お
よび図9(配列番号8および9)のポリペプチドに対し
て有し、そしてなおより好ましくは少なくとも95%の
類似性(なおより好ましくは95%の同一性)を図1
(配列番号1)のポリペプチドに対して有するポリペプ
チドを含み、そしてまた一般に少なくとも30アミノ酸
およびより好ましくは少なくとも50アミノ酸を含むこ
のようなポリペプチドの部分を有するこのようなポリペ
プチドの部分を含む。
【0116】当業者に公知なように、2つのポリペプチ
ド間の「類似性」は、1つのポリペプチドのアミノ酸配
列およびその保存的アミノ酸置換を第2のポリペプチド
の配列と比較することにより決定される。
【0117】本発明のポリペプチドのフラグメントまた
は部分は、ペプチド合成により対応する全長ポリペプチ
ドを産生するために使用され得る。従って、このフラグ
メントは全長ポリペプチドを産生するための中間体とし
て使用され得る。本発明のポリヌクレオチドのフラグメ
ントまたは部分は、本発明の全長ポリヌクレオチドを合
成するために使用され得る。
【0118】本発明はまた、本発明のポリヌクレオチド
を含むベクター、本発明のベクターを用いて遺伝子操作
される宿主細胞、および組換え技術による本発明のポリ
ペプチドの産生に関する。
【0119】宿主細胞は、本発明のベクター(これは、
例えば、クローニングベクターまたは発現ベクターであ
り得る)を用いて遺伝子操作される(形質導入される
か、または形質転換されるか、またはトランスフェクト
される)。ベクターは、例えば、プラスミド、ウイルス
粒子、ファージなどの形態であり得る。操作された宿主
細胞は、プロモーターを活性化するか、形質転換体を選
択するか、または乳房特異的遺伝子を増幅するために適
切に改変した従来の栄養培地中において培養され得る。
培養条件(例えば、温度、pHなど)は、発現のために
選択される宿主細胞で以前使用された条件であり、そし
て当業者には明らかである。
【0120】本発明のポリヌクレオチドは、組換え技術
によりポリペプチドを産生するために用いられ得る。従
って、例えば、ポリヌクレオチドは、ポリペプチドを発
現するための種々の発現ベクターのいずれか1つに含ま
れ得る。このようなベクターは、染色体DNA配列、非
染色体DNA配列、および合成DNA配列(例えば、S
V40の誘導体;細菌性プラスミド;ファージDNA;
バキュロウイルス;酵母プラスミド;プラスミドおよび
ファージDNAの組み合わせに由来するベクター、ウイ
ルスDNA(例えば、ワクシニア、アデノウイルス、鶏
痘ウイルス、および仮性狂犬病))を含む。しかし、宿
主において複製可能で、かつ存続可能である限り、他の
任意のベクターも使用され得る。
【0121】適切なDNA配列は、種々の手順によりベ
クターに挿入され得る。一般に、DNA配列は、当該分
野で公知の手順により適切な制限エンドヌクレアーゼ部
位(単数または複数)に挿入される。このような手順お
よび他の手順は、当業者の範囲内であると考えられる。
【0122】発現ベクター中のDNA配列は、mRNA
の合成を指示する適切な発現制御配列(単数または複
数)(プロモーター)に作動可能に連結される。このよ
うなプロモーターの代表的な例としては、以下が挙げら
れ得る:LTRまたはSV40プロモーター、E.co
li lacまたはtrp、λファージPLプロモータ
ー、および原核生物細胞または真核生物細胞あるいはそ
れらのウイルス内で遺伝子の発現を制御することが知ら
れている他のプロモーター。発現ベクターはまた、翻訳
開始のためのリボソーム結合部位および転写ターミネー
ターを含有する。ベクターはまた、発現を増幅するため
の適切な配列を含有し得る。
【0123】さらに、発現ベクターは、好ましくは、形
質転換された宿主細胞の選択のための表現型特性(例え
ば、真核細胞培養物についてはジヒドロ葉酸レダクター
ゼまたはネオマイシン耐性、あるいは例えばE.col
iにおけるテトラサイクリン耐性またはアンピシリン耐
性)を提供する1つ以上の選択マーカー遺伝子を含有す
る。
【0124】本明細書中上記のような適切なDNA配列
ならびに適切なプロモーター配列または制御配列を含有
するベクターは、適切な宿主を形質転換して宿主にタン
パク質を発現させるために用いられ得る。
【0125】適切な宿主の代表的な例としては、以下が
挙げられ得る:細菌細胞(例えば、E.coli、St
reptomyces、Salmonella typ
himurium);真菌細胞(例えば酵母);昆虫細
胞(例えば、Drosophila S2およびSpo
doptera Sf9);動物細胞(例えば、CH
O、COSまたはBowes黒色腫);アデノウイル
ス;植物細胞など。適切な宿主の選択は、本明細書中の
教示から当業者の範囲内であると考えられる。
【0126】より詳細には、本発明はまた、先に広範に
記載した1つ以上の配列を含む組換え構築物を包含す
る。構築物は、ベクター(例えば、プラスミドベクター
またはウイルスベクター)を包含し、このベクターの中
に、本発明の配列が正方向または逆方向に挿入されてい
る。この実施態様の好ましい局面において、構築物はさ
らに、配列に作動可能に連結された調節配列(例えば、
プロモーターを含む)を含む。非常に多数の適切なベク
ターおよびプロモーターが当業者には公知であり、そし
て市販されている。以下のベクターが例として提供され
る。細菌性:pQE70、pQE60、pQE−9(Q
iagen)、pBS、pD10、phagescri
pt、psiX174、pbluescript S
K、pBSKS、pNH8A、pNH16a、pNH1
8A、pNH46A(Stratagene);ptr
c99a、pKK223−3、pKK233−3、pD
R540、pRIT5(Pharmacia)。真核
性:pWLNEO、pSV2CAT、pOG44、pX
T1、pSG(Stratagene);pSVK3、
pBPV、pMSG、pSVL(Pharmaci
a)。しかし、他の任意のプラスミドまたはベクター
も、それらが宿主において複製可能で、かつ存続可能で
ある限り、使用され得る。
【0127】プロモーター領域は、CAT(クロラムフ
ェニコールトランスフェラーゼ)ベクターまたは選択マ
ーカーを有する他のベクターを使用して、任意の所望の
遺伝子から選択され得る。2つの適切なベクターは、P
KK232−8およびpCM7である。特によく知られ
た細菌性プロモーターとして、lacI、lacZ、T
3、T7、gpt、λPR、PLおよびtrpが挙げら
れる。真核生物プロモーターとしては、CMV即時型、
HSVチミジンキナーゼ、初期SV40および後期SV
40、レトロウイルス由来のLTR、およびマウスメタ
ロチオネインIが挙げられる。適切なベクターおよびプ
ロモーターの選択は、十分に当業者のレベル内である。
【0128】さらなる実施態様では、本発明は上記の構
築物を含有する宿主細胞に関する。宿主細胞は、高等真
核生物細胞(例えば、哺乳動物細胞)または下等真核生
物細胞(例えば、酵母細胞)であり得るか、あるいは宿
主細胞は原核生物細胞(例えば、細菌細胞)であり得
る。構築物の宿主細胞への導入は、リン酸カルシウムト
ランスフェクション、DEAE−デキストラン媒介トラ
ンスフェクション、またはエレクトロポレーションによ
り実施され得る(Davis,L., Dibner,
M., Battey,I., Basic Meth
ods in Molecular Biology,
(1986))。
【0129】宿主細胞中の構築物を用いて、従来の方法
で、組換え配列によりコードされる遺伝子産物を産生し
得る。あるいは、本発明のポリペプチドは、従来のペプ
チド合成機により合成的に産生され得る。
【0130】タンパク質は、哺乳動物細胞、酵母、細
菌、または他の細胞中で適切なプロモーターの制御下で
発現され得る。無細胞翻訳系もまた、本発明のDNA構
築物に由来するRNAを使用して、このようなタンパク
質を産生するために用いられ得る。原核生物宿主および
真核生物宿主で使用される適切なクローニングベクター
および発現ベクターは、Sambrookら, Mol
ecular Cloning: A Laborat
ory Manual, 第2版, ColdSpri
ng Harbor,N.Y.,(1989)(この開
示は、本明細書中に参考として援用される)に記載され
ている。
【0131】本発明のポリペプチドをコードするDNA
の高等真核生物による転写は、ベクターにエンハンサー
配列を挿入することにより増大される。エンハンサーは
DNAのシス作動性エレメントであり、通常は約10〜
約300bpであり、これはプロモーターに作用してそ
の転写を増大させる。例として、複製起点のbp100
〜270の後期側のSV40エンハンサー、サイトメガ
ロウイルスの初期プロモーターエンハンサー、複製起点
の後期側のポリオーマエンハンサー、およびアデノウイ
ルスエンハンサーが挙げられる。
【0132】一般に、組換え発現ベクターは、宿主細胞
の形質転換を可能にする複製起点および選択マーカー
(例えば、E.coliのアンピシリン耐性遺伝子およ
びS.cerevisiaeのTRP1遺伝子)、なら
びに下流の構造配列の転写を指示する高発現遺伝子由来
のプロモーターを含む。このようなプロモーターは、と
りわけ解糖酵素(例えば、3−ホスホグリセリン酸キナ
ーゼ(PGK))、α因子、酸性ホスファターゼ、また
は熱ショックタンパク質をコードするオペロンに由来し
得る。異種構造配列は、翻訳開始配列および翻訳終止配
列と適切な相内で組立てられる。必要に応じて、異種配
列は、所望の特徴(例えば、発現された組換え産物の安
定化または簡略化された精製)を与えるN末端同定ペプ
チドを含む融合タンパク質をコードし得る。
【0133】細菌の使用に有用な発現ベクターは、機能
的なプロモーターと作動可能な読み枠で、適切な翻訳開
始シグナルおよび翻訳終止シグナルと共に所望のタンパ
ク質をコードする構造DNA配列を挿入することにより
構築される。ベクターは、1つ以上の表現型選択マーカ
ー、およびベクターの維持を確実にし、かつ所望される
場合は宿主内での増幅を提供するための複製起点を含有
する。形質転換のための適切な原核生物宿主として、
E.coli、Bacillus subtilis、
Salmonella typhimurium、なら
びにPseudomonas属、Streptomyc
es属、およびStaphylococcus属内の種
々の種が挙げられるが、他の種もまた選択対象として用
いられ得る。
【0134】代表的な、しかし限定しない例として、細
菌の使用に有用な発現ベクターは、周知のクローニング
ベクターpBR322(ATCC 37017)の遺伝
的エレメントを含む市販のプラスミドに由来する選択マ
ーカーおよび細菌性の複製起点を含み得る。このような
市販のベクターとしては、例えば、pKK223−3
(Pharmacia Fine Chemical
s, Uppsala,Sweden)およびGEM1
(Promega Biotec, Madison,
WI, USA)が挙げられる。これらのpBR32
2「骨格」部分は、適切なプロモーターおよび発現され
るべき構造配列と組み合わされる。
【0135】適切な宿主株の形質転換および適切な細胞
密度までの宿主株の増殖に続いて、選択されたプロモー
ターは適切な手段(例えば、温度シフトまたは化学的誘
導)により誘導され、そして細胞はさらなる期間培養さ
れる。
【0136】細胞は、代表的には遠心分離により回収さ
れ、物理的手段または化学的手段により破砕され、そし
て得られた粗抽出物はさらなる精製のために保持され
る。
【0137】タンパク質の発現において用いられる微生
物細胞は、凍結融解サイクル、超音波処理、機械的破
砕、または細胞溶解剤の使用を包含する任意の便利な方
法により破砕され得る。このような方法は当業者に周知
である。
【0138】種々の哺乳動物細胞の培養系もまた、組換
えタンパク質を発現するために用いられ得る。哺乳動物
発現系の例には、Gluzman, Cell, 2
3:175 (1981)に記載のサル腎臓線維芽細胞
のCOS−7株、および適合性のベクターを発現し得る
他の細胞株(例えば、C127、3T3、CHO、He
La、およびBHK細胞株)が含まれる。哺乳動物発現
ベクターは、複製起点、適切なプロモーターおよびエン
ハンサー、ならびに任意の必要なリボソーム結合部位、
ポリアデニル化部位、スプライスドナー部位およびスプ
ライスアクセプター部位、転写終結配列、および5’フ
ランキング非転写配列をまた含む。SV40スプライス
部位に由来するDNA配列、およびポリアデニル化部位
は、必要な非転写遺伝的エレメントを提供するために使
用され得る。
【0139】乳房特異的遺伝子ポリペプチドは、以下を
含む方法により組換え細胞培養物から回収され、そして
精製され得る:硫安沈殿またはエタノール沈殿、酸抽
出、陰イオンまたは陽イオン交換クロマトグラフィー、
ホスホセルロースクロマトグラフィー、疎水的相互作用
クロマトグラフィー、アフィニティークロマトグラフィ
ー、ヒドロキシルアパタイトクロマトグラフィー、およ
びレクチンクロマトグラフィー。必要に応じて、タンパ
ク質の再折りたたみ(refolding)工程が、成
熟タンパク質の配置を完全にするために使用され得る。
最終的に、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)
が、最終的な精製工程に用いられ得る。
【0140】本発明のポリヌクレオチドは、本発明のポ
リぺプチドの精製を可能にするマーカー配列にインフレ
ームで融合されたコード配列を有し得る。マーカー配列
の一例は、ベクター、好ましくはpQE−9ベクターに
よって供給され得るヘキサヒスチジンタグであり、これ
は細菌の宿主の場合、マーカーに融合したポリぺプチド
の精製を提供し、または哺乳動物宿主(例えば、COS
−7細胞)が用いられる場合には、例えば、マーカー配
列は赤血球凝集素(HA)タグであり得る。HAタグ
は、インフルエンザ赤血球凝集素タンパク質由来のエピ
トープに対応する(Wilson, I.ら、Cel
l, 37:767(1984))。
【0141】本発明のポリペプチドは、天然の精製され
た産物、または化学合成手順の産物であり得るか、ある
いは原核生物宿主または真核生物宿主(例えば、培養物
中の細菌、酵母、高等植物、昆虫、および哺乳動物細
胞)から組換え技術により産生され得る。組換え産生手
順に用いられる宿主に依存して、本発明のポリペプチド
は、グリコシル化され得るか、またはグリコシル化され
ないかもしれない。本発明のポリペプチドはまた、最初
のメチオニンアミノ酸残基を含み得る。
【0142】BSG1、および他の乳房特異的遺伝子、
ならびにそのタンパク質産物は、乳ガンの早期検出のた
めに利用され得る。なぜなら、これらは乳ガン状態にお
いて過剰発現されるからである。
【0143】本発明の別の局面によれば、本発明の乳房
特異的遺伝子または乳房特異的タンパク質の作用を阻害
する治療薬をスクリーニングするために使用され得るア
ッセイが提供される。本発明は、その生物学的作用を阻
止するのに十分な親和性を有して乳房特異的遺伝子タン
パク質と複合体を形成する治療薬を選択する方法を開示
する。この方法には、タンパク質が支持体に固定化さ
れ、天然の基質および標識された治療薬と同時または連
続的な順序のいずれかで接触され、タンパク質のその基
質への結合を阻止するのに十分な様式で治療有効的に天
然の基質と競合するかどうかを決定する競合アッセイを
含む種々のアッセイが含まれる。
【0144】別の実施態様において、基質は支持体に固
定化され、そして標識された乳房特異的ポリぺプチドお
よび治療薬(または未標識のタンパク質および標識され
た治療薬)の両方に接触され、そして基質に結合した乳
房特異的ポリぺプチドの量が、治療薬が添加されていな
いアッセイに比較して減少しているかどうかが決定され
る。乳房特異的ポリぺプチドは、抗体で標識され得る。
【0145】潜在的な治療化合物には、上記のように抗
体および抗イディオタイプ抗体が含まれ、またはいくつ
かの場合にはポリぺプチドに結合するオリゴヌクレオチ
ドが含まれる。
【0146】別の例は、アンチセンス技術を使用して調
製されたアンチセンス構築物であり、これは、転写を阻
止するために乳房特異的ポリヌクレオチドに指向され
る。アンチセンス技術は、三重らせん形成もしくはアン
チセンスDNAまたはRNAを介して遺伝子発現を制御
するために用いられ得、これらの方法の両方は、ポリヌ
クレオチドがDNAまたはRNAに結合することに基づ
いている。例えば、本発明の成熟ポリペプチドをコード
するポリヌクレオチド配列の5’コード部分は、長さが
約10〜40塩基対のアンチセンスRNAオリゴヌクレ
オチドを設計するために用いられる。DNAオリゴヌク
レオチドは、転写に関与する遺伝子の領域に相補的であ
るように設計され(三重らせん−Leeら、Nucl.
Acids Res., 6:3073 (197
9); Cooneyら、Science, 241:
456 (1988);およびDervanら、Sci
ence, 251: 1360 (1991)を参照
のこと)、それにより、転写および乳房特異的ポリヌク
レオチドの産生を阻害する。アンチセンスRNAオリゴ
ヌクレオチドはインビボでmRNAにハイブリダイズ
し、そしてmRNA分子の乳房特異的遺伝子ポリぺプチ
ドへの翻訳をブロックする(アンチセンス−Okan
o、J. Neurochem., 56:560
(1991);遺伝子発現のアンチセンス阻害剤として
のオリゴデオキシヌクレオチド, CRC Pres
s, Boca Raton, FL (198
8))。上記のオリゴヌクレオチドはまた、細胞に送達
され得、それによって、アンチセンスRNAまたはDN
Aが、乳房特異的ポリぺプチドの産生を阻害するために
インビボで発現され得る。
【0147】別の例は、乳房特異的ポリぺプチドに結合
し、そしてその活性部位を占有し、そうすることによっ
て正常な生物学的活性が妨げられるように活性部位を基
質へ接近不可能にする小分子である。小分子の例として
は、小ペプチドまたはペプチド様分子が挙げられるが、
これらに限定されない。
【0148】これらの化合物は、乳ガンを処置するため
に使用し得る。なぜなら、これらは、乳ガン細胞の生存
に必要な天然の機能を阻害するのに十分な様式で乳房特
異的ポリぺプチドの機能と相互作用するからである。こ
れは事実である。なぜなら、BSGおよびそれらのタン
パク質産物は、おもに乳ガン組織で発現され、従って、
この状態の形成に決定的であると推定されからである。
【0149】化合物は、例えば、本明細書中以下で記載
されるように、薬学的に受容可能なキャリアを有する組
成物中で使用され得る。
【0150】本発明の化合物は、適切な薬学的キャリア
と組み合わせて用いられ得る。このような組成物は、治
療的有効量のポリペプチド、および薬学的に受容可能な
キャリアまたは賦形剤を含む。このようなキャリアとし
ては、生理食塩水、緩衝化生理食塩水、デキストロー
ス、水、グリセロール、エタノール、およびそれらの組
み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。処方
は、投与の様式に合わせるべきである。
【0151】本発明はまた、本発明の薬学的組成物の1
つ以上の成分で満たされた1つ以上の容器を含む薬学的
パックまたはキットを提供する。このような容器(単数
または複数)に関して、薬剤または生物学的製品の製
造、使用、または販売を統制する政府機関により規定さ
れた形式の製品表示をし得、この製品表示は、ヒトへの
投与についての製造、使用、または販売における機関に
よる認可を表す。さらに、薬学的組成物は、他の治療化
合物と併用して用いられ得る。
【0152】薬学的組成物は、例えば、経口、局所、静
脈内、腹膜腔内、筋肉内、皮下、鼻腔内、肛門内または
皮内経路による便利な様式で投与され得る。薬学的組成
物は、特定の症状の処置および/または予防に有効な量
で投与される。一般に、薬学的組成物は少なくとも約1
0μg/kg体重の量で投与され、そして多くの場合、
それらは1日に約8mg/kg体重を超えない量で投与
される。多くの場合、投薬量は、1日に約10μg/k
g体重から約1mg/kg体重であり、投与経路、症状
などが考慮される。
【0153】乳房特異的遺伝子および化合物(これらは
ポリペプチドである)はまた、本発明に従って、インビ
ボでのこのようなポリペプチドの発現により用いられ得
る。これはしばしば「遺伝子治療」といわれる。
【0154】従って、例えば、患者由来の細胞は、ポリ
ペプチドをコードするポリヌクレオチド(DNAまたは
RNA)を用いてエキソビボで操作され得、次いで、操
作された細胞はこのポリペプチドで処置されるべき患者
に提供される。このような方法は当該分野で周知であ
る。例えば、細胞は、本発明のポリペプチドをコードす
るRNAを含有するレトロウイルス粒子の使用により、
当該分野で公知の手順によって操作され得る。
【0155】同様に、細胞は、インビボでのポリペプチ
ドの発現のために、例えば、当該分野で公知の手順によ
りインビボで操作され得る。当該分野で公知のように、
本発明のポリペプチドをコードするRNAを含有するレ
トロウイルス粒子を産生するための産生細胞は、インビ
ボで細胞を操作するため、およびインビボでのポリペプ
チドの発現のために患者に投与され得る。このような方
法により本発明のポリペプチドを投与するためのこれら
の方法および他の方法は、本発明の教示から当業者には
明らかである。例えば、細胞を操作するための発現ビヒ
クルは、レトロウイルス以外のもの(例えば、アデノウ
イルス)であり得る。これは、適切な送達ビヒクルと組
み合わせた後、インビボで細胞を操作するために使用さ
れ得る。
【0156】本明細書中上記のレトロウイルスプラスミ
ドベクターが由来し得るレトロウイルスとしては、モロ
ニーマウス白血病ウイルス、脾臓壊死ウイルス、ラウス
肉腫ウイルスのようなレトロウイルス、ハーベイ肉腫ウ
イルス、ニワトリ白血病ウイルス、テナガザル白血病ウ
イルス、ヒト免疫不全症ウイルス、アデノウイルス、骨
髄増殖性肉腫ウイルス、および哺乳動物腫瘍ウイルスが
挙げられるが、これらに限定されない。1つの実施態様
において、レトロウイルスプラスミドベクターは、モロ
ニーマウス白血病ウイルスに由来する。
【0157】ベクターは、1つ以上のプロモーターを含
む。使用され得る適切なプロモーターとしては、Mil
lerら、Biotechniques、第7巻、第9
号、980−990(1989)に記載のレトロウイル
スLTR;SV40プロモーター;およびヒトサイトメ
ガロウイルス(CMV)プロモーター、または他の任意
のプロモーター(例えば、真核生物細胞プロモーター
(ヒストン、pol III、およびβ−アクチンプロ
モーターを含むが、これらに限定されない))が挙げら
れるが、これらに限定されない。使用され得る他のウイ
ルスプロモーターとしては、アデノウイルスプロモータ
ー、チミジンキナーゼ(TK)プロモーター、およびB
19パルボウイルスプロモーターが挙げられるが、これ
らに限定されない。適切なプロモーターの選択は、本明
細書中に含まれる教示から当業者に明らかである。
【0158】本発明のポリペプチドをコードする核酸配
列は、適切なプロモーターの制御下にある。使用され得
る適切なプロモーターとしては、アデノウイルスプロモ
ーター(例えば、アデノウイルス主要後期プロモータ
ー);または異種プロモーター(例えば、サイトメガロ
ウイルス(CMV)プロモーター);RSウイルス(R
SV)プロモーター;誘導性プロモーター(例えば、M
MTプロモーター、メタロチオネインプロモーター);
熱ショックプロモーター;アルブミンプロモーター;A
poAIプロモーター;ヒトグロビンプロモーター;ウ
イルスチミジンキナーゼプロモーター(例えば、単純ヘ
ルペスチミジンキナーゼプロモーター);レトロウイル
スLTR(本明細書先に記載の改変レトロウイルスLT
Rを含む);βアクチンプロモーター;およびヒト成長
ホルモンプロモーターが挙げられるが、これらに限定さ
れない。プロモーターはまた、ポリペプチドをコードす
る遺伝子を制御する天然のプロモーターであり得る。
【0159】レトロウイルスプラスミドベクターは、パ
ッケージング細胞株に形質導入し、産生細胞株を形成す
るために使用される。トランスフェクトされ得るパッケ
ージング細胞の例としては、Miller、Human
Gene Therapy、第1巻、5−14頁(1
990)(その全体が参考として本明細書中に援用され
る)に記載のPE501、PA317、ψ−2、ψ−A
M、PA12、T19−14X、VT−19−17−H
2、ψCRE、ψCRIP、GP+E−86、GP+e
nvAm12、およびDAN細胞株が挙げられるが、こ
れらに限定されない。ベクターは、当該分野で公知の任
意の手段によりパッケージング細胞を形質導入し得る。
このような手段としては、エレクトロポレーション、リ
ポソームの使用、およびCaPO4沈澱が挙げられる
が、これらに限定されない。1つの代替として、レトロ
ウイルスプラスミドベクターは、リポソームにカプセル
化され得るか、または脂質に結合され得、次いで宿主に
投与され得る。
【0160】産生細胞株は、ポリペプチドをコードする
核酸配列(単数または複数)を含む感染性レトロウイル
スベクター粒子を産生する。次いで、このようなレトロ
ウイルスベクター粒子は、インビトロまたはインビボの
いずれかで、真核生物細胞を形質導入するために使用さ
れ得る。形質導入された真核生物細胞は、ポリペプチド
をコードする核酸配列(単数または複数)を発現する。
形質導入され得る真核生物細胞としては、胚芽幹細胞、
胚芽肉腫細胞ならびに造血幹細胞、肝細胞、線維芽細
胞、筋芽細胞、ケラチノサイト、内皮細胞、および気管
支上皮細胞が挙げられるが、これらに限定されない。
【0161】本発明はまた、本発明の乳房特異的遺伝子
の診断薬としての使用に関する。例えば、いくつかの疾
患は、遺伝された欠損遺伝子が原因である。例えば、乳
房特異的遺伝子、CSG7およびCSG10は、正常細
胞中の発現と比較して乳ガン細胞中で減少した発現を有
することが見出されている。さらに、残りの本発明の乳
房特異的遺伝子は、乳ガンにおいて過剰発現される。従
って、これらの遺伝子における変異は、乳房の障害(例
えば、乳ガン)の検出を可能にする。DNAレベルでの
本発明の乳房特異的遺伝子における変異は、種々の技術
によって検出され得る。診断に用いられる核酸(ゲノム
DNA、mRNAなど)は、血液、尿、唾液、組織生
検、および剖検材料のような、乳房以外の患者の細胞か
ら得られ得る。ゲノムDNAは、直接検出に用いられ
得、またはPCR(Saikiら、Nature, 3
24:163−166(1986))を用いて分析前に
酵素的に増幅され得る。RNAまたはcDNAはまた、
同じ目的のために用いられ得る。一例として、本発明の
核酸に相補的であるPCRプライマーは、本発明の乳房
特異的ポリヌクレオチドにおける変異を同定および分析
するために用いられ得る。例えば、欠失および挿入は、
増幅された産物の正常遺伝子型に比較した場合のサイズ
の変化によって検出され得る。点変異は、増幅されたD
NAを放射能標識された乳房特異的RNAまたは放射能
標識されたアンチセンスDNA配列にハイブリダイズす
ることにより同定され得るPCR増幅後のDNAの特定
のセグメントの変異をスクリーニングするための別の良
く確立された方法は、一本鎖立体配座多型性(SSC
P)分析である。PCR産物は、32P−dCTPを組
込むための10サイクルの再増幅によってSSCPのた
めに調製され、200〜300bpのフラグメントを生
成するために適切な制限酵素で消化され、そして85℃
に5分間加熱することにより変性され、次いで氷に浸さ
れる。次いで、非変性ゲル(5%グリセロール、5%ア
クリルアミド)において電気泳動が行われる(Glav
ac, D.およびDean,M., Human M
utation, 2:404−414 (199
3))。
【0162】参照の遺伝子と「変異体」の間の配列の相
違は、直接的DNA配列決定法により明らかにされ得
る。さらに、クローン化DNAセグメントは、特定のD
NAセグメントを検出するためのプローブとして用いら
れ得る。この方法の感受性は、PCRと組み合わされた
ときに大きく増幅される。例えば、配列決定プライマー
は、改変されたPCRによって生成された二本鎖PCR
産物または一本鎖鋳型分子と共に使用される。配列決定
は、放射能標識されたヌクレオチドを用いる従来の手順
により、または蛍光タグを用いる自動配列決定手順によ
り行われる。
【0163】DNA配列の差異に基づいた遺伝子試験
は、変性剤を含むかまたは含まないゲルにおけるDNA
フラグメントの電気泳動移動度における変化の検出によ
り達成され得る。小さな配列欠失および挿入は、高分解
能ゲル電気泳動によって視覚化され得る。異なる配列の
DNAフラグメントは、変性ホルムアミド勾配ゲルにお
いて区別され得る。ここでゲル中の異なるDNAフラグ
メントの移動度は、それらの特異的融解温度または部分
的融解温度に従って異なる位置にゲル内で遅延される
(例えば、Myersら、Science, 230:
1242 (1985)を参照のこと)。さらに、配列
の変化(特定の小さな欠失における)は、DNAの移動
度のパターンにおける変化として検出される。
【0164】特定の位置での配列の変化はまた、ヌクレ
アーゼ保護アッセイ(例えば、RNase保護およびS
1保護または化学的切断法(例えば、Cottonら、
PNAS、USA、85:4397−4401 (19
85)))により明らかにされ得る。
【0165】従って、特定のDNA配列の検出は、ハイ
ブリダイゼーション、RNase保護、化学的切断、直
接的なDNA配列決定、または制限酵素の使用(例え
ば、制限断片長多型(RFLP))およびサザンブロッ
ティングのような方法によって達成され得る。
【0166】本発明の配列はまた、染色体の同定に有益
である。この配列は、個々のヒト染色体上の特定の位置
を特異的に標的化し、そしてその位置にハイブリダイズ
し得る。さらに、現在は染色体上の特定の部位を同定す
る必要性がある。現在、染色体位置の標識化に利用可能
な実際の配列データ(反復多型)に基づいた染色体標識
化試薬はほとんどない。本発明によるDNAの染色体へ
のマッピングは、これらの配列と疾患に関連する遺伝子
との相関付けにおける重要な第1工程である。
【0167】簡潔に述べれば、配列は、cDNAからP
CRプライマー(好ましくは15〜25bp)を調製す
ることにより染色体にマップされ得る。3’非翻訳領域
のコンピューター解析が、ゲノムDNA内で1より多い
エキソンにまたがらない、従って増幅プロセスを複雑化
するプライマーを迅速に選択するために使用される。次
いで、これらのプライマーは、個々のヒト染色体を含む
体細胞ハイブリッドのPCRスクリーニングに使用され
る。プライマーに対応するヒト遺伝子を含むハイブリッ
ドのみが増幅フラグメントを生じる。
【0168】体細胞ハイブリッドのPCRマッピング
は、特定の染色体に特定のDNAを割り当てるための迅
速な手順である。同じオリゴヌクレオチドプライマーを
本発明と共に使用して、特定の染色体由来のフラグメン
トのパネルまたは類似の様式の大きなゲノムクローンの
プールを用いて、部分的局在性の決定(subloca
lization)が達成され得る。染色体にマップす
るために同様に使用され得る他のマッピングストラテジ
ーは、インサイチュハイブリダイゼーション、標識化フ
ロー選別した(flow−sorted)染色体を用い
るプレスクリーニング、および染色体特異的cDNAラ
イブラリーを構築するためのハイブリダイゼーションに
よる前選択を包含する。
【0169】cDNAクローンの中期染色体スプレッド
への蛍光インサイチュハイブリダイゼーション(FIS
H)は、1工程で正確な染色体位置を提供するために使
用され得る。この技術は、50または60塩基という短
いcDNAを用いて使用され得る。この技術の総説につ
いては、Vermaら, Human Chromos
omes: a Manual of Basic T
echniques,Pergamon Press,
New York (1988)を参照のこと。
【0170】一旦配列が正確な染色体位置にマップされ
ると、配列の染色体上での物理的な位置を遺伝子地図の
データと相関させ得る。このようなデータは、例えば、
V.McKusick, Mendelian Inh
eritance inMan(Johns Hopk
ins University Welch Medi
cal Libraryからオンラインで入手可能であ
る)において見出される。次いで、同じ染色体領域にマ
ップされる遺伝子と疾患との間の関係が、連鎖解析(物
理的に隣接した遺伝子の同時遺伝)により同定される。
【0171】次に、罹患個体と非罹患個体との間のcD
NA配列またはゲノム配列における差異を決定する必要
がある。変異がいくつかまたは全ての罹患個体に観察さ
れるが、いずれの正常な個体にも観察されない場合、こ
の変異は疾患の原因因子であるようである。
【0172】物理的マッピング技術および遺伝子マッピ
ング技術の現在の解像度では、疾患に関連する染色体領
域に正確に位置決めされたcDNAは、50と500と
の間の潜在的原因遺伝子の1つであり得る。(これは、
1メガベースのマッピング解像度、および20kbあた
り1遺伝子と仮定する)。
【0173】このポリペプチド、そのフラグメントまた
は他の誘導体、またはそれらのアナログ、あるいはそれ
らを発現する細胞は、それらに対する抗体を産生させる
ための免疫原として使用され得る。これらの抗体は、例
えば、ポリクローナル抗体、またはモノクローナル抗体
であり得る。本発明はまた、キメラ抗体、単鎖抗体、お
よびヒト化抗体、ならびにFabフラグメント、または
Fab発現ライブラリーの産物を包含する。当該分野で
公知の種々の手順が、このような抗体およびフラグメン
トの産生のために使用され得る。
【0174】本発明の配列に対応するポリペプチドに対
して生成される抗体は、動物へのポリペプチドの直接注
射により、または動物へのポリペプチドの投与により得
られ得る。この動物は、好ましくは非ヒトである。次い
で、このようにして得られた抗体は、ポリペプチド自体
に結合する。このようにして、ポリペプチドのフラグメ
ントのみをコードする配列でさえも、天然のポリペプチ
ド全体に結合する抗体を生成するために使用され得る。
次いで、このような抗体は、そのポリペプチドを発現す
る組織からポリペプチドを単離するために使用され得
る。
【0175】モノクローナル抗体の調製のために、細胞
株の連続培養により産生される抗体を提供する任意の技
術が使用され得る。例としては、ハイブリドーマ技術
(KohlerおよびMilstein, 1975,
Nature, 256:495−497)、トリオ
ーマ技術、ヒトB細胞ハイブリドーマ技術(Kozbo
rら, 1983, Immunology Toda
y 4: 72)、およびヒトモノクローナル抗体を産
生するためのEBVハイブリドーマ技術(Coleら,
1985, Monoclonal Antibod
ies andCancer Therapy, Al
an R.Liss,Inc.,77−96頁)が挙げ
られる。
【0176】単鎖抗体を産生するために記載された技術
(米国特許第4,946,778号)を、本発明の免疫
原性ポリペプチド産物に対する単鎖抗体を生成するため
に適合させ得る。トランスジェニックマウスはまた、抗
体を生成するために使用され得る。
【0177】抗体はまた、例えば、乳ガン細胞に接触し
たときにそれらを破壊するホーミング相互作用試薬の方
法において、乳ガン細胞を標的化するために使用され得
る。これは事実である。なぜなら、抗体は、本発明の乳
房特異的ポリぺプチドに特異的であるからである。相互
作用試薬の抗体への結合は、相互作用試薬を乳房に直接
運ばせる。
【0178】このタイプの抗体はまた、例えば、骨盤領
域および乳房の走査を容易にするために抗体を標識する
ことによって、インビボ画像診断を行うために使用され
得る。画像診断のための1つの方法は、画像診断される
べき乳房の任意のガン細胞と、検出可能なマーカーで標
識した抗乳房特異的タンパク質抗体を接触させる工程を
包含する。この方法は、標識された抗体が乳房特異的ポ
リぺプチドに結合するような条件下で行われる。特定の
例において、抗体は、乳房(例えば、乳ガン細胞)と相
互作用し、そして接触するときに蛍光を発し、その結
果、乳房の画像診断および視感度が増幅されて、乳房の
疾患状態または非疾患状態の決定を可能にする。
【0179】本発明を以下の実施例を参照にしてさらに
記載する;しかし、本発明はこのような実施例に限定さ
れないことが理解されるべきである。すべての部分また
は量は、他に明記しない限り重量基準である。
【0180】以下の実施例の理解を容易にするために、
頻繁に現れる特定の方法および/または用語が記載され
る。
【0181】「プラスミド」は、先行する小文字のpお
よび/またはそれに続く大文字および/または数字を示
すことにより明示される。本明細書中の出発プラスミド
は、市販されており、制限無く公的に入手可能である
か、または公開された手順に従って入手可能なプラスミ
ドから構築され得る。さらに、記載されるプラスミドと
等価のプラスミドが当該分野において公知であり、そし
て当業者には明らかである。
【0182】DNAの「消化」は、DNA中の特定の配
列でのみ作用する制限酵素でそのDNAを触媒反応的に
切断することをいう。本明細書中で使用される種々の制
限酵素は、市販されており、そしてそれらの反応条件、
補因子、および他の必要条件は当業者に公知のものが使
用された。分析目的のためには、典型的には1μgのプ
ラスミドまたはDNAフラグメントが、約2単位の酵素
と共に約20μlの緩衝溶液中で使用される。プラスミ
ド構築のためのDNAフラグメントを単離する目的のた
めには、代表的には5〜50μgのDNAが、20〜2
50単位の酵素を用いてより大きな容量中で消化され
る。特定の制限酵素のための適切な緩衝液および基質量
は、製造者により特定される。37℃で約1時間のイン
キュベーション時間が通常使用されるが、これは供給者
の説明書に従って変わり得る。消化後、反応物をポリア
クリルアミドゲル上で直接電気泳動して所望のフラグメ
ントを単離する。
【0183】切断フラグメントのサイズ分離は、Sam
brookら、「Molecular Clonin
g: A Laboratory Manual] C
oldSpring Laboratory Pres
s, (1989)に記載の1%TAEアガロースゲル
を使用して行われる。
【0184】「オリゴヌクレオチド」は、一本鎖ポリデ
オキシヌクレオチドまたは2つの相補的なポリデオキシ
ヌクレオチド鎖のいずれかをいい、これらは化学的に合
成され得る。このような合成オリゴヌクレオチドは、
5’リン酸を有さず、従ってキナーゼの存在下でATP
と共にリン酸を添加しなければ、別のオリゴヌクレオチ
ドと連結しない。合成オリゴヌクレオチドは、脱リン酸
化されていないフラグメントに連結する。
【0185】「連結」は、2つの二本鎖核酸フラグメン
トの間でリン酸ジエステル結合を形成するプロセスをい
う(Maniatis,Tら、前出、146頁)。他に
提供しなければ、連結は公知の緩衝液および条件を使用
して、ほぼ等モル量の連結されるべきDNAフラグメン
ト0.5μgあたり10単位のT4 DNAリガーゼ
(「リガーゼ」)を用いて達成され得る。
【0186】他に記載しない限り、Graham,F.
およびVan der Eb, A., Virolo
gy, 52:456−457 (1973)の方法に
記載されるように、形質転換を実施した。
【0187】
【実施例】(実施例1 乳房特異的遺伝子の転写の測
定)乳房特異的遺伝子RNAの活性な転写が存在するか
しないかを評価するために、約6mlの静脈血を、ヘパ
リン処理されたチューブを用いる標準的な静脈穿刺技術
を用いて得る。全血を等容量のリン酸緩衝化生理食塩水
と混合し、次いでこれを15−mlのポリスチレンチュ
ーブ中で8mlのFicoll(Pharmacia,
Uppsala, Sweden)に上層する。この
勾配を、5℃で1800×gで20分間遠心分離する。
リンパ球および顆粒球の層(約5ml)を注意深く吸引
し、そして50mlチューブ中で50mlまでリン酸緩
衝化生理食塩水中で再希釈し、そして5℃で1800×
gで20分間再び遠心分離する。上清を捨て、そして有
核細胞を含むペレットを、製造者により記載されるよう
にRNazole B法を用いるRNA抽出のために用
いる(Tel−TestInc., Friendsw
ood, TX)。
【0188】目的の遺伝子からのmRNAの量を測定す
るために、コード部分が図1〜20(配列番号1〜2
0)のDNA配列を含むヒト遺伝子から転写されたmR
NA配列の少なくとも一部に同一性を有するようにプロ
ーブを設計する。このプローブを抽出されたRNAと混
合し、そしてこの混合されたDNAおよびRNAをエタ
ノールで(−70℃で15分間)沈澱させる。このペレ
ットをハイブリダイゼーション緩衝液中に再懸濁し、そ
して溶解する。この混合物を含むチューブを、DNAを
変性させるために72℃の水浴中で10〜15分間イン
キュベートする。このチューブを、所望のハイブリダイ
ゼーション温度において迅速に水浴中に移す。ハイブリ
ダイゼーション温度は、DNA中のG+Cの含有量に依
存する。ハイブリダイゼーションは、3時間行われる。
0.3mlのヌクレアーゼ−S1緩衝液を添加し、そし
て十分に混合する。50μlの4.0M酢酸アンモニウ
ムおよび0.1M EDTAを添加し反応を停止させ
る。この混合物をフェノール/クロロホルムで抽出し、
そして20μgのキャリアtRNAを添加し、そして等
容量のイソプロパノールで沈澱させる。沈殿物を40μ
lのTE(pH 7.4)中に溶解し、そしてアルカリ
アガロースゲルにかける。電気泳動後、RNAを微量配
列決定してヌクレオチド配列を確認する。(より詳細な
概説については、Favaloro, J.ら、Mot
hods Enzymol., 65:718(198
0)を参照のこと)。
【0189】2つのオリゴヌクレオチドプライマーを上
記の方法で単離した配列を増幅するために使用する。
5’プライマーは20ヌクレオチド長であり、そして
3’プライマーは単離されたmRNAの3’末端に相補
的な配列である。プライマーを、単離されたmRNAに
従いカスタム設計する。逆転写反応およびPCR増幅
を、Perkin Elmer 9600 PCRマシ
ン(Emeryville,CA)において、間断なし
に連続的に行う。20μlジエチルピロカーボネート処
理水中の400ngの全RNAを、65℃の水浴中に5
分間置き、次いでPCR試薬の添加のすぐ前に迅速に氷
上で冷却する。50−μlの全PCR容量は、2.5単
位Taqポリメラーゼ(Perkin−Elmer)、
2単位のニワトリ骨髄芽球症ウイルス逆転写酵素(Bo
ehringer Mannheim, Indian
apolis, IN); 200 μMの各dCT
P, dATP, dGTPおよびdTTP(Perk
in Elmer); 18 pMの各プライマー,
10 mM Tris−HCl; 50 mM KC
l;および2 mM MgCl2(Perkin El
mer)からなる。PCR条件は、以下の通りである:
サイクル1は42℃で15分間、次いで97℃で15秒
間(1サイクル);サイクル2は95℃で1分間、60
℃で1分間、そして72℃で30秒間(15サイク
ル);サイクル3は、95℃で1分間、60℃で1分
間、そして72℃で1分間(10サイクル);サイクル
4は、95℃で1分間、60℃で1分間、そして72℃
で2分間(8サイクル);サイクル5は、72℃で15
分間(1サイクル);および最終サイクルは、サンプル
が、マシンから取り出されるまで4℃で保持する。50
−μlのPCR産物を、真空遠心分離で10μlまで濃
縮し、そして次にサンプルを、エチジウムブロマイドを
含む薄い1.2% Tris−borate−EDTA
アガロースゲルで流す。予想される大きさのバンドは、
この遺伝子がアッセイされた組織中に存在することを示
す。ペレット中のRNAの量は、多数の方法で定量され
得る。例えば、重量を量り得る。
【0190】PCR産物のヌクレオチド配列の確認を、
微量配列決定によって行う。PCR産物を、Qiage
n PCR Product Purificatio
nKit(Qiagen, Chatsworth,
CA)を用いて、製造者により記載されるように精製す
る。1μgのPCR産物を、Tag DyeDeoxy
Terminator Cycle 配列決定キット
を用いて、Perkin−Elmer 9600 PC
Rマシンにおいて、Applied Biosyste
ms (Foster, CA)により記載されるよう
に、PCR配列決定に供する。配列決定産物を、Cen
tri−Sepカラム(Princeton Sepa
rations, Adelphia, NJ)を用い
て、この会社により記載されるように精製する。次い
で、この産物を、Macintosh IIciコンピ
ューターの組み込まれたABIモデル373A DNA
配列決定システム(Applied Biosyste
ms)を用いて分析する。
【0191】(実施例2 BSGタンパク質の細菌発現
および精製ならびにモノクローナル抗体調製のための使
用)本発明のポリペプチドをコードするDNA配列(本
実施例においてはBSG1(ATCC受託番号第971
75号))を、タンパク質の5’配列およびタンパク質
に対するベクター配列3’に対応するPCRオリゴヌク
レオチドプライマーを用いて、最初に増幅を行った。D
NA配列に対応するさらなるヌクレオチドを、5’およ
び3’配列それぞれに付加する。5’オリゴヌクレオチ
ドプライマーは、配列5’GCCACCATGGATG
TTTTCAAG 3’(配列番号21)を有し、そし
てNcoI制限酵素部位、続いてプロセスされたタンパ
ク質の最初のアミノ酸から開始する15ヌクレオチドの
コード配列を含み得る。3’配列5’ GCGCAGA
TCTGTCTCCCCCACTCTGGGC 3’
(配列番号22)は、BglII制限酵素部位に相補的
な配列を含み、そしてまた続いてそのタンパク質をコー
ドする18ヌクレオチドの核酸配列を含む。制限酵素部
位は、細菌発現ベクター、pQE−60(Qiage
n, Inc. Chatsworth, CA)の制
限酵素部位に対応する。pQE−60は、抗生物質耐性
(Ampr)、細菌の複製起点(ori)、IPTG制
御可能プロモーターオペレーター(P/O)、リボソー
ム結合部位(RBS)、6−Hisタグ、および制限酵
素部位をコードする。次いで、pQE−60を、Nco
IおよびBglIIで消化する。増殖配列をpQE−6
0に連結し、そしてヒスチジンタグおよびRBSをコー
ドする配列に関してインフレームに挿入する。次いで、
連結混合物を用いて、E. coli株 M15/re
p4(Qiagen)をSambrook, J.ら、
Molecular Cloning: A Labo
ratory Manual, Cold Sprin
g Laboratory Press, (198
9)に記載の手順により形質転換する。M15/rep
4は、プラスミドpREP4の多数のコピーを含み、こ
れは、lacIリプレッサーを発現し、そしてカナマイ
シン耐性(Kanr)も付与する。形質転換体をLBプ
レート上で増殖するそれらの能力により同定し、そして
アンピシリン/カナマイシン耐性コロニーを選択する。
プラスミドDNAを単離し、そして制限酵素分析により
確認する。
【0192】所望の構築物を含むクローンを、Amp
(100μg/ml)とKan(25μg/ml)との
両方を補充したLB培地における液体培養で一晩(O/
N)増殖させる。O/N培養物を用いて1:100〜
1:250の比で大きな培養物に接種する。細胞を、6
00の光学密度(O.D.600)が0.4と0.6と
の間になるまで増殖させた。次いで、IPTG(「イソ
プロピル−B−D−チオガラクトピラノシド」)を加え
て1mMの最終濃度にする。IPTGはlacIリプレ
ッサーを不活性化することにより、遺伝子発現を増加さ
せるためのP/Oの解放を誘導する。細胞をさらに3〜
4時間増殖させる。次いで、細胞を遠心分離により回収
する。細胞ペレットをカオトロピック剤である6Mグア
ニジンHClで可溶化する。澄明後、可溶化されたタン
パク質を、6−Hisタグを含むタンパク質により堅く
結合させる条件下でニッケルキレートカラムでのクロマ
トグラフィーによりこの溶液から精製する(Hochu
li, E.ら、J. Chromatography
411:177−184 (1984))。BGS1
タンパク質(>90%純粋)を、6MグアニジンHCl
pH 5.0でカラムから溶出し、そして再生の目的
のために、3MグアニジンHCl、100mMリン酸ナ
トリウム、10mMグルタチオン(還元型)、および2
mMグルタチオン(酸化型)に調整する。この溶液中で
12時間インキュベーションした後、タンパク質を10
mMリン酸ナトリウムに対して透析する。
【0193】このように精製されたタンパク質は、この
ようなタンパク質に特異的なモノクローナル抗体を産生
するために、エピトープとして用い得る。単離されたタ
ンパク質のポリぺプチドに対して産生されたモノクロー
ナル抗体は、動物にそのポリぺプチドを直接注射するこ
とによって、または動物にそのポリぺプチドを投与する
ことによって得られ得る。次いで、このように得られた
抗体は、そのタンパク質自身に結合する。次いで、この
ような抗体は、そのタンパク質をそのポリぺプチドを発
現する組織から、例えばELISAアッセイを用いて、
単離するために、用いられ得る。
【0194】(実施例3 乳房組織からのcDNAライ
ブラリーの調製)全細胞性RNAを、グアニジニウムフ
ェノール法により、以前の記載(P.Chomczyn
skiおよびN. Sacchi, Anal. Bi
ochem., 162: 156−159 (198
7))に従い、RNAzol(Cinna−Biote
cx)を用いて、組織から調製する。RNAのさらなる
エタノール沈澱を含める。ポリA mRNAを、オリゴ
dT−コートしたラテックスビーズ(Qiagen)を
用いて、全RNAから単離する。充分な量の全RNAが
入手可能なときは、ポリA選択を二度行い、非ポリアデ
ニレート化物質からのより良い分離を確実にする。
【0195】オリゴdTで選択されたmRNAを、Go
bblerおよびHoffman(Gobbler,
U.およびB.J. Hoffman, 1983,
Gene, 25:263)の方法の改変によるcDN
A合成のために用いる。第一鎖合成を、Moloney
マウス肉腫ウイルス逆転写酵素(Stratagen
e)またはSuperscript II (Molo
neyマウス逆転写酵素を含まないRNase H,
Gibco−BRL)のいずれかを用いて行う。第一鎖
合成を、Xho I制限酵素部位を含むプライマー/リ
ンカーを用いて開始する。合成に用いられたヌクレオチ
ド混合物は、cDNA配列内での制限酵素消化を阻止す
るために、メチル化されたdCTPを含む。第二鎖合成
のために、E.coliポリメラーゼKlenowフラ
グメントを用い、そして[32P]−dATPを、ヌク
レオチド取り込みのトレーサーとして取り込ませる。
【0196】第二鎖合成に続いて、cDNAを、T4
DNAポリメラーゼまたはKlenowフラグメントの
いずれかを用いて、平滑末端化する。Eco RIアダ
プターをcDNAに添加し、そしてcDNAをXho
Iで制限酵素消化する。cDNAを、Sephacry
l S−500カラム(Pharmacia)でサイズ
分画し、過剰のリンカーおよび約500塩基対未満のc
DNAを除去する。
【0197】cDNAを、一方向的に、pBluesc
ript IIファージミドまたはλUni−zap
XR (Stratagene)のいずれかのEco
RI−Xho I部位へクローン化する。pBlues
cript IIへクローニングする場合は、プラスミ
ドを、E.coli SUREコンピテント細胞(St
ratagene)へエレクトロポレーションする。c
DNAをUni−Zap XRへクローニングするとき
は、Gigipack IIパッケージング抽出物(S
tratagene)を用いてパッケージングする。パ
ッケージングファージを用いてSURE細胞を感染し、
増幅する。cDNA挿入物を含むpBluescrip
tファージミドを、λZapファージから、ヘルパーフ
ァージExAssist(Stratagene)を用
いて切除する。回収したファージミドを、SOLR
E.coli細胞(Stratagene)上に播種す
る。
【0198】(配列決定する鋳型の調製)配列決定のた
めの鋳型DNAを、1)沸騰法、または2)PCR増幅
により調製する。
【0199】沸騰法は、HolmesおよびQuigl
ey(Holmes, D.S.およびM. Quig
ley, 1981, Anal.Biochem.,
114:193)の方法の改変である。Bluesc
ript II、または回収されたBluescrip
tファージミドにクローニングされたcDNAのいずれ
か由来のコロニーを濃縮細菌培地で一晩増殖させる。4
00μlの細胞を、遠心分離し、そしてリゾチーム(8
0μg/ml)およびRNase A(4μg/ml)
を含むSTET(0.1M NaCl, 10mM T
RIS pH8.0, 1.0mM EDTAおよび5
% Triton X−100)中に再懸濁する。細胞
を40秒間沸騰させ、そして10分間遠心分離する。上
澄みを取り出し、そしてDNAをPEG/NaClで沈
澱させ、そして70%エタノール(2×)で洗浄する。
鋳型を約250ng/μlで水に再懸濁する。
【0200】PCRによる鋳型の調製は、Rosent
halら(Rosenthalら、Nucleic A
cids Res., 1993, 21:173−1
74)の方法の改変である。pBluescript
IIまたは回収されたpBluescriptファージ
ミドにクローニングされたcDNAを含むコロニーを、
アンピシリンを含むLB中で、96ウェルの組織培養プ
レートにおいて、一晩培養する。2μlのこの培養物
を、トリシン緩衝液システム(PonceおよびMic
ol., Nucleic Acids Res.,
1992, 20:1992)および200μM dN
TPを用いて、PCR反応における鋳型として用いる
(Saiki, RK,ら、Science, 23
9:487−493, 1988;およびSaiki,
RK,ら、Science, 230:1350−1
354, 1985)。鋳型の増幅に選択されたプライ
マーセットは、鋳型の配列決定のために選択されたプラ
イマーセットの外側にある。用いられたプライマーは、
5’−ATGCTTCCGGCTCGTATG−3’
(配列番号23)(これはpBluescript中で
のM13逆配列の5’である)、および5’−GGGT
TTTCCCAGTCACGAC−3’(配列番号2
4)(これはpBluescript中でのM13順プ
ライマーの3’である)である。M13順および逆配列
に隣接する配列に対応する任意のプライマーを用い得
る。 Perkin−Elmer 9600サーモサイ
クラーを用いて、以下のサイクラー条件で、鋳型を増幅
する:5分間94℃で(1サイクル);(20秒間94
℃で);20秒間55℃で(1分72℃で)(30サイ
クル);7分間72℃で(1サイクル)。増幅に続い
て、PCR鋳型を、PEG/NaClを用いて沈澱さ
せ、そして70%エタノールで3回洗浄する。鋳型を、
水中に再懸濁する。
(実施例4 乳房組織からの選択されたクローンの単
離)2つのアプローチを用いて、ヒト乳房組織から調製
されたcDNAライブラリーからの特定のクローンを単
離する。
【0201】初めに、クローンを、オリゴヌクレオチド
プローブを用いて、直接ライブラリーをスクリーニング
することにより単離する。特定のクローンを単離するた
めに、30−40ヌクレオチドを有する特定のオリゴヌ
クレオチドを、Applied Biosystems
DNA合成機を用いて、本出願に記載の部分配列の1
つに従い合成する。そのオリゴヌクレオチドを、 T4
ポリヌクレオチドキナーゼを用いて32P− −ATP
で標識し、そして標準プロトコル(Maniatis
ら、Molecular Cloning: A La
boratoryManual, Cold Spri
ng Harbor Press, Cold Spr
ing, NY, 1982)に従い精製する。λcD
NAライブラリーを1.5%寒天プレートに、密度2
0,000−50,000pfu/150 mmプレー
トまで播種する。これらのプレートを、Nylon膜を
用いて、標準的なファージスクリーニングプロトコル
(Stratagene, 1993)に従いスクリー
ニングする。詳細には、変性しそして固定化したファー
ジDNAを有するNylon膜を、6×SSC、20m
M NaH2PO4、0.4% SDS、変性させた5
00μg/mlの5×Denhardt、超音波処理さ
れたサケの精子DNA、および6×SSC、0.1%
SDS中でプレハイブリダイズする。1時間のプレハイ
ブリダイゼーションの後、膜をハイブリダイゼーション
緩衝液(6×SSC、20mM NaH2PO4、0.
4% SDS、500μg/mlの変性させ、超音波処
理したサケ精子DNA)を用い、1×106cpm/m
l 32P−プローブで42℃で一晩ハイブリダイズす
る。膜を、45〜50℃で、洗浄緩衝液(6×SSC、
0.1% SDS)で20〜30分間洗浄し、乾燥しそ
してKodak X線フィルムに一晩曝露する。陽性の
クローンを単離し、そして二次、三次のスクリーニング
で精製する。本出願に記載された部分配列に対する同一
性を検証するために、精製されたクローンの配列決定を
する。
【0202】ヒト乳房組織から調製されたcDNAライ
ブラリーをスクリーンする別のアプローチは、全部分配
列に対応するDNAプローブを調製することである。プ
ローブを調製するために、報告された部分配列の両末端
由来の17〜20ヌクレオチドの2つのオリゴヌクレオ
チドプライマーを、合成しそして精製する。これらの2
つのオリゴヌクレオチドを使用して、そのcDNAライ
ブラリー鋳型を用いて、プローブを増幅する。DNA鋳
型を、cDNAライブラリーのファージ溶菌液から、標
準ファージDNA調製プロトコル(Maniatis
ら)に従い調製する。ポリメラーゼ連鎖反応を、0.5
μgの上記のcDNA鋳型を用いて、25μlの反応混
合物中で行う。反応混合物は、1.5〜5mM MgC
l2、0.01%(w/v)ゼラチン、20μMの各d
ATP、dCTP、dGTP、dTTP、25pmol
の各プライマー、および0.25 UnitのTaqポ
リメラーゼである。35サイクルのPCR(94℃で1
分間の変性;55℃で1分間のアニーリング;72℃で
1分間の伸長)を、Perkin−Elmer Cet
us自動化サーマルサイクラーを用いて行う。増幅され
た産物を、アガロースゲル電気泳動で分析し、そして予
測される分子量を有するDNAバンドを切除し、そして
精製する。PCR産物を、DNA産物をサブクローニン
グし、そして配列決定することにより、プローブである
ことを確認する。プローブをMultiprime D
NA Labelling System (Amer
sham)で、比活性<1×109dmp/μgにおい
て標識する。このプローブを用いて、Stratage
neのプロトコルに従い、λcDNAライブラリーをス
クリーニングする。ハイブリダイゼーションを、5×T
EN 920XTEN(0.3M Tris−HCl
pH 8.0、0.02M EDTAおよび3MNaC
l)、5×Denhartdt’s、0.5%ピロリン
酸ナトリウム、0.1% SDS、0.2 mg/ml
の熱変性サケ精子DNA、および1×10 6cpm/m
lの[32P]−標識されたプローブを用いて、55℃
において12時間行う。フィルターを、0.5X TE
N中で室温において20〜30分間、次いで55℃にお
いて15分間洗浄する。フィルターを乾燥し、そして−
70℃においてKodak XAR−5フィルムを用い
てオートラジオグラフする。陽性のクローンを、第二お
よび第三のスクリーニングにより精製する。単離された
クローンの配列を、DNA配列決定により確認する。
【0203】本明細書中に記載の部分配列から、完全な
配列を得るための一般的な手順は、以下のように要約さ
れる;
(手順1)部分配列クローン(部分配列を得るために配
列決定されたcDNAクローン)からの選択されたヒト
DNAを、例えば、Eco−RIを用いるエンドヌクレ
アーゼ消化、ゲル電気泳動、および低融点アガロースゲ
ルからの除去によるクローンの単離によって、精製す
る。単離された挿入DNAを、例えば、32P標識によ
って、好ましくはニックトランスレーションまたはラン
ダムプライマー標識によって、放射能標識する。標識さ
れた挿入物をプローブとして用い、λファージcDNA
ライブラリーまたはプラスミドcDNAライブラリーを
スクリーニングする。プローブcDNAに関連するクロ
ーンを含むコロニーを、公知の精製法によって、同定お
よび精製する。新しく精製されたクローンの末端をヌク
レオチド配列決定し、全長配列を同定する。次いで、全
長クローンの完全な配列決定を、Exonucleas
e III消化またはプライマーウォーキングによって
行う。部分配列が得られた寄託されたクローンの少なく
とも一部をプローブとして用い、種々の組織由来のmR
NAのノーザンブロットを、必要に応じて行い、全長c
DNAとされているものに対するmRNAの大きさを調
べ得る。
【0204】以下の手順2および3を、寄託されたクロ
ーン混合物から単離されたクローンが、全長配列を含ま
ない場合に、全長遺伝子または遺伝子の全長コード部分
を得るために用い得る。ヒト乳房組織由来または寄託さ
れたクローン混合物由来のライブラリーもまた、本発明
の部分配列を用いて寄託された混合物以外の供給源から
得られたクローンから全長配列を得るために適用可能で
ある。
【0205】(手順2)
全長遺伝子の回収のためのRACEプロトコル
部分cDNAクローンを、Frohman, M.
A.、Dush, M.K.、およびMartin,
G.R. (1988)Proc. Nat’l.Ac
ad. Sci. USA, 85:8998−900
2に記載されるcDNA末端の急速増幅(RACE)手
順を使用することにより、全長にし得る。5’または
3’末端のいずれかを欠損するcDNAクローンは、翻
訳開始または翻訳終止コドンのそれぞれに伸長する、欠
けている塩基対を含むように再構築し得る。ほとんどの
場合、cDNAはその翻訳の開始を欠損している。以下
は、簡単に、この本来の5’RACE手順の改変を記載
する。ポリA+または全RNAを、Superscri
pt II (Gibco/BRL)およびcDNA配
列に特異的なアンチセンスまたは相補的プライマーで逆
転写する。プライマーを、Microcon Conc
entrator (Amicon)で反応物から除去
する。次いで、第一鎖cDNAの末端にdATPおよび
末端デオキシヌクレオチドトランスフェラーゼ(Gib
co/BRL)を付ける。こうして、PCR増幅に必要
なアンカー配列を生成する。第二鎖を、PCR緩衝液中
のdA−テイル、Taq DNAポリメラーゼ(Per
kin−Elmer Cetus)、3つの隣接した制
限酵素部位(XhoI、SalIおよびClaI)を
5’末端に含むオリゴ−dTプライマー、およびこれら
の制限部位だけを含むプライマーから合成する。この二
重鎖cDNAを、40サイクルの間、同じプライマーな
らびに縮小された(nested)cDNA−特異的ア
ンチセンスプライマーでPCR増幅する。PCR産物
を、エチジウムブロマイド−アガロースゲルでサイズ分
離し、そして欠損タンパク質をコードするDNAの予測
される大きさのcDNA産物を含むゲルの領域を切除す
る。cDNAを、Magic PCR Prepキット
(Promega)を用いてアガロースから精製し、X
hoIまたはSalIを用いて制限酵素消化し、そして
pBluescript SKII(Stratage
ne)のようなプラスミドに、ShoIおよびEcoR
V部位で結合する。このDNAをバクテリアへ形質転換
し、そしてプラスミドクローンを、正しいタンパク質コ
ード挿入物を同定するために配列決定する。正しい5’
末端を、この配列を推定的に同定されたホモログおよび
部分cDNAクローンとの重複と比較することにより、
確認する。
【0206】いくつかの品質調節キットが市販されてい
る。上記のものと類似の試薬および方法が、Gibco
/BRLからキット形態で供給されている。第二のキッ
トは、Clontechから入手可能であり、これは関
連する技術、Dumasら(Dumas, J.B.,
Edwards, M., Delort, J.お
よびMallet, Jr., 1991, Nucl
eic AcidsRes., 19:5227−52
32)により開発されたSLIC(一本鎖cDNAへの
一本鎖結合)の改変である。手順の主要な相違は、逆転
写の後にRNAがアルカリ加水分解されること、および
RNAリガーゼが制限酵素部位を含むアンカープライマ
ーを第一鎖cDNAに結合させるために用いられること
である。これは、越えて配列決定することが困難なポリ
Tストレッチを生じる、dA−テイリング反応の必要性
を排除する。
【0207】5’cDNAをRNAから産生することの
代わりとして、cDNAライブラリー二重鎖DNAを用
いることがある。非対称のPCR増幅アンチセンスcD
NA鎖を、アンチセンスcDNA特異的プライマーおよ
びプラスミドをつないだ(plasmid−ancho
red)プライマーで合成する。これらのプライマーを
除去し、そして対称PCR反応を、短縮したcDNA−
特異的アンチセンスプライマーおよびプラスミドをつな
いだプライマーで行う。
【0208】(手順3)
全長遺伝子を得るために5’末端配列を産生するための
RNAリガーゼプロトコル
一旦目的の遺伝子が同定されると、いくつかの方法が、
本来の寄託されたクローンには存在し得ない遺伝子の、
5’または3’部分の同定に利用可能である。これらの
方法には、5’および3’RACEに類似および同一の
特定のプローブおよびプロトコルを用いたフィルタープ
ロービング(filter probing)、クロー
ン濃縮(enrichment)が含まれるが、これら
に限定されない。全長遺伝子はライブラリーに存在し
得、そしてプロービングによって同定し得る一方、5’
末端を産生するための有用な方法は、本来の部分配列か
らの現存の配列情報を、欠損する情報を産出するために
用いることである。5’RACEに同様な方法が、所望
の全長遺伝子の欠損している5’末端を産生するために
利用可能である。(この方法は、Fromont−Ra
cineらにより、Nucleic Acids Re
s., 21(7):1683−1684 (199
3)に公開された)。簡潔には、特定のRNAオリゴヌ
クレオチドを、全長遺伝子RNA転写物を含むと推定さ
れるRNA、および連結したRNAオリゴヌクレオチド
に特異的なプライマーを含むプライマーセットの集団の
5’末端に連結させる。目的の遺伝子の既知の配列(E
ST)に特異的なプライマーを用いて、所望の全長遺伝
子の5’部分をPCR増幅する。これは、次いで配列決
定され、そして全長遺伝子を産生するために用いられ得
る。この方法は、所望の供給源から単離された全RNA
で始まり、ポリA RNAは用い得るが、この手順には
必要ではない。次いで、RNA調製物を、分解または損
傷したRNAの5’リン酸基(これらは、後のRNAリ
ガーゼ工程を妨害し得る)を排除する必要があれば、ホ
スファターゼで処理し得る。次いで、ホスファターゼ
(もし用いられた場合)を、不活性化し、そしてメッセ
ンジャーRNAの5’末端に存在するキャップ構造を除
去するために、RNAをタバコ酸性ピロホスファターゼ
で処理する。この反応は、キャップが切断されたRNA
の5’末端に5’リン酸基を残し、これは次いで、T4
RNAリガーゼを用いて、RNAオリゴヌクレオチド
へ結合する。次いで、この改変されたRNA調製物を、
遺伝子特異的オリゴヌクレオチドを用いる第一鎖cDN
A合成のための鋳型として用い得る。次いで、第一鎖合
成反応物を、結合したRNAオリゴヌクレオチドに特異
的なプライマーおよび目的の遺伝子の公知の配列(ES
T)に特異的なプライマーを用いて、所望の5’末端の
PCR増幅のための鋳型として用い得る。次いで、得ら
れる生成物の配列決定を行い、そして分析し、5’末端
配列が部分配列に属することを確認する。
【0209】(実施例5 バキュロウイルス発現系を用
いるBSG1のクローニングおよび発現)全長のBSG
1タンパク質をコードするDNA配列(ATCC受託番
号第97175号)を、この遺伝子の5’配列および
3’配列に対応するPCRオリゴヌクレオチドプライマ
ーを用いて増幅した:5’プライマーは、配列5’−A
AAGGATCCCCCGCCATCATGGATGT
TTTCAAGAAG 3’(配列番号25)を有し、
そしてBamHI制限酵素部位(太字)と、それに続く
BSG1遺伝子(翻訳の開始コドン「ATG」に下線を
付する)の真核生物細胞における翻訳の開始に効率的な
シグナルに類似する8つのヌクレオチド(Kozak,
M., J. Mol. Biol., 196:9
47−950(1987))を含有する。
【0210】3’プライマーは、配列5’ AAATC
TAGACTAGTCTCCCCCACTCTG 3’
(配列番号26)を有し、そして制限エンドヌクレアー
ゼXbaIの切断部位およびこのBSG1遺伝子の3’
配列に相補的な21ヌクレオチドを含む。増幅した配列
を、市販のキット(「Geneclean」 BIO1
01 Inc., La Jolla, Ca.)を用
いて、1%アガロースゲルから単離した。次いで、この
フラグメントをエンドヌクレアーゼBamHIおよびX
baIで消化し、次いで再び1%アガロースゲルで精製
した。このフラグメントを、F2と命名する。
【0211】ベクターpA2(pVL941ベクターの
改変体、下記)を、バキュロウイルス発現系を用いるB
SG1タンパク質の発現のために用いる(総説について
は、Summers, M.D.およびSmith,
G.E. 1987, Amanual of met
hods for baculovirus vect
ors and insect cell cultu
re procedures, Texas Agri
cultural Experimental Sta
tion Bulletin No. 1555を参照
のこと)。この発現ベクターは、Autographa
californica核多角体病ウイルス(AcM
NPV)の強力なポリヘドリンプロモーター、それに続
く制限エンドヌクレアーゼBamHIおよびXbaIの
認識部位を含む。シミアンウイルス(SV)40のポリ
アデニル化部位を、効率的なポリアデニル化のために用
いる。組換えウイルスを容易に選択するために、E.
coli由来のβ−ガラクトシダーゼ遺伝子をポリヘド
リンプロモーターと、それに続くポリヘドリン遺伝子の
ポリアデニル化シグナルと同方向に挿入する。ポリヘド
リン配列を、コトランスフェクトした野生型ウイルスD
NAの細胞媒介性相同組換えのためにウイルス配列に両
端で隣接させる。多くの他のバキュロウイルスベクター
が、pA2の代わりに用いられ得る。例えば、pRG
1、pAc373、pVL941、およびpAcIM1
である(Luckow, V.A.およびSummer
s,M.D.、Virology, 170:31−3
9)。
【0212】プラスミドを制限酵素BamHIおよびX
baIで消化し、当該分野で公知の手順により仔ウシ腸
ホスファターゼを用いて脱リン酸化した。次いで、DN
Aを、市販のキット(「Geneclean」BIO
101 Inc., LaJolla, Ca.)を用
いて、1%アガロースゲルから単離した。このベクター
DNAをV2と呼ぶ。
【0213】フラグメントF2および脱リン酸化したプ
ラスミドpA2を、T4 DNAリガーゼを用いて連結
した。次いで、E. coli HB101細胞を形質
転換し、そして酵素BamHIおよびXbaIを用い
て、BSG1遺伝子を有するプラスミド(pBacBS
G1)を含む細菌を同定した。クローン化フラグメント
の配列を、DNA配列決定により確認した。
【0214】5μgのプラスミドpBacBSG1を、
リポフェクション法(Felgnerら Proc.
Natl. Acad. Sci. USA, 84:
7413−7417 (1987))を用いて、1.0
μgの市販の線状化したバキュロウイルス(「Bacu
loGoldTM baculovirus DN
A」, Pharmingen, San Dieg
o, CA.)とともにコトランスフェクトした。
【0215】1μgのBaculoGoldTMウイル
スDNAおよび5μgのプラスミドpBacBSG1
を、50μlの無血清Grace培地(Life Te
chnologies Inc., Gaithers
burg, MD)を含むマイクロタイタープレートの
無菌ウェル中で混合した。その後、10μlのリポフェ
クチンおよび90μlのGrace培地を添加し、混合
し、そして室温にて15分間インキュベートした。次い
で、そのトランスフェクション混合物を、血清を含まな
いGrace培地1mlを含有する35mm組織培養プ
レート内に播種されたSf9昆虫細胞(ATCC CR
L 1711)に滴下して加えた。プレートを、新たに
加えられた溶液を混合するために、前後に振動させた。
次いでプレートを、27℃で5時間インキュベートし
た。5時間後、トランスフェクション溶液をプレートか
ら除去し、そして10%ウシ胎児血清を補充した1ml
のGrace昆虫培地を添加した。プレートをインキュ
ベーターに戻し、そして27℃で4日間培養を続けた。
【0216】4日後、上清を回収し、そしてSumme
rsおよびSmith(前出)による記載と同様にプラ
ークアッセイを行った。改変法として、青く染色された
プラークの容易な単離を可能にする、「Blue Ga
l」(Life Technologies In
c., Gaithersburg)を有するアガロー
スゲルを用いた。(「プラークアッセイ」の詳細な記述
はまた、Life Technologies In
c.、Gaithersburgが配布する昆虫細胞培
養およびバキュロウイルス学の使用者ガイド(9〜10
頁)においても見い出され得る)。
【0217】連続希釈の4日後、ウイルスを細胞に加
え、そして青く染色されたプラークをエッペンドルフピ
ペットのチップで拾った。次いで、組換えウイルスを含
む寒天を、200μlのGrace培地を含むエッペン
ドルフチューブ中で再懸濁した。寒天を、短かい遠心分
離により除去し、そして組換えバキュロウイルスを含む
上清を、35mmディッシュに播種されたSf9細胞に
感染させるために用いた。4日後、これらの培養ディッ
シュの上清を収集し、次いで4℃で保存した。
【0218】Sf9細胞を、10%熱不活化FBSを補
充したGrace培地中で増殖させた。細胞を、感染多
重度(MOI)2で、組換えバキュロウイルスV−BS
G1で感染させた。6時間後、培地を除去し、そしてメ
チオニンおよびシステインを除いたSF900 II培
地(Life Technologies Inc.,
Gaithersburg)に置き換えた。42時間
後、5μCiの35S−メチオニンおよび5μCiの
35Sシステイン(Amersham)を添加した。細
胞をさらに16時間インキュベートし、その後細胞を遠
心分離により収集し、そして標識されたタンパク質をS
DS−PAGEおよびオートラジオグラフィーにより可
視化した。
【0219】(実施例6 COS細胞中での組換えBS
G1の発現)プラスミド、BSG1 HAの発現を、ベ
クターpcDNAI/Amp(Invitrogen)
から誘導する。ベクターpcDNAI/Ampは以下を
含有する:1)SV40複製起点、2)アンピシリン耐
性遺伝子、3)E. coli複製起点、4)ポリリン
カー領域、SV40イントロン、およびポリアデニル化
部位が続くCMVプロモーター。前駆体全体およびその
3’末端にインフレームで融合されたHAタグをコード
するDNAフラグメントを、ベクターのポリリンカー領
域にクローン化した。それゆえ、組換えタンパク質発現
はCMVプロモーター下に支配される。HAタグは、先
に記載された(I. Wilson、H. Nima
n、R. Heighten、A Cherenso
n、M. Connolly、およびR. Lerne
r、1984, Cell 37,767(198
4))ようなインフルエンザ赤血球凝集素タンパク質由
来のエピトープに対応する。標的タンパク質へのHAタ
グの融合により、HAエピトープを認識する抗体を用い
る組換えタンパク質の容易な検出が可能になる。
【0220】プラスミド構築ストラテジーを以下に記載
する:BSG1をコードするDNA配列(ATCC受託
番号第97175号)を、以下の2つのプライマーを用
いるPCRにより構築した:5’プライマー AAAG
GATCCCCCGCCATCATGGATGTTTT
CAAGAAG 3’(配列番号27)は、BamHI
部位、それに続く開始コドンから始まるBSG1コード
配列の18ヌクレオチドを含む;3’配列 AAATC
TAGACTAAAGCGTAGTCTGGGACGT
CGTATGGGTACTCCTGGGGTCTCCC
CCACTCTGGGC 3’(配列番号28)は、X
baI部位、翻訳停止コドン、HAタグ、およびBam
HIコード配列の最後の18ヌクレオチド(停止コドン
は含まない)に相補的な配列を含む。それゆえ、PCR
産物は、BamHI部位、インフレームで融合したHA
タグが続くBSG1コード配列、HAタグに隣接する翻
訳終結停止コドン、およびXbaI部位を含む。PCR
増幅DNAフラグメントおよびベクター(pcDNAI
/Amp)を、BamHIおよびXbaI制限酵素を用
いて消化し、そして連結した。連結混合物を、E. c
oli SURE株(Stratagene Clon
ing Systems, 11099 North
Torrey Pines Road, La Jol
la, CA 92037より入手可能)に形質転換
し、形質転換培養物をアンピシリン培地プレートに播種
し、そして耐性コロニーを選択した。プラスミドDNA
を形質転換体から単離し、そして正しいフラグメントの
存在を制限酵素分析で調べた。組換えBSGタンパク質
の発現のために、COS細胞をDEAE−DEXTRA
N法(J. Sambrook、E. Fritsc
h、T. Maniatis、Molecular C
loning: ALaboratory Manua
l, Cold Spring Laboratory
Press, (1989))により発現ベクターで
トランスフェクトした。BSG HAタンパク質の発現
を、放射性標識および免疫沈降法により検出した(E.
Harlow, D. Lane, Antibod
ies: A Laboratory Manual,
Cold Spring Harbor Labor
atory Press, (1988))。細胞を、
トランスフェクションの2日後、35S−システインで
8時間標識した。次いで培養培地を回収し、そして細胞
を界面活性剤(RIPA緩衝液(150mM NaC
l、1% NP−40、0.1% SDS、1% NP
−40、0.5%DOC、50mM Tris(pH
7.5))で溶解した(Wilson, I.ら、同上
37:767 (1984))。細胞溶解物および培
養培地の両方を、HA特異的モノクローナル抗体を用い
て沈降させた。沈降したタンパク質を15% SDS−
PAGEゲルにおいて分析した。
【0221】ヒト乳房特異的遺伝子ポリぺプチドおよび
このようなポリぺプチドをコードするDNA(RNA)
およびこのようなポリぺプチドを組換え技術により産生
するための手順を開示する。このようなポリヌクレオチ
ドまたはポリぺプチドを乳ガンの診断マーカーとして、
および乳ガンが転移しているかどうかを決定するための
薬剤として利用するための方法もまた開示する。ガン細
胞を標的化するために用いられ得、そして乳ガンワクチ
ンの一部として使用され得る乳ガン特異的遺伝子ポリぺ
プチドに特異的な抗体もまた開示する。ポリぺプチドに
対するアンタゴニストをスクリーニングするための方法
およびその治療的使用もまた開示する。
【0222】本発明の多数の改変および変更が、上記の
教示を参照して可能であり、従って、添付する請求の範
囲の範囲内で、本発明は特記した以外の方法で実施され
得る。
【0223】
【発明の効果】本発明に従って、ヒト乳房特異的遺伝子
ポリぺプチドおよびこのようなポリぺプチドをコードす
るDNA(RNA)およびこのようなポリぺプチドを組
換え技術により産生するための手順、このようなポリヌ
クレオチドまたはポリぺプチドを乳ガンの診断マーカー
として、および乳ガンが転移しているかどうかを決定す
るための薬剤として利用するための方法、ガン細胞を標
的化するために用いられ得、そして乳ガンワクチンの一
部として使用され得る乳ガン特異的遺伝子ポリぺプチド
に特異的な抗体、ならびにこれらのポリぺプチドに対す
るアンタゴニストをスクリーニングするための方法およ
びその治療的使用を提供し得る。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION [0001] The present invention relates to a newly identified
A polynucleotide, such a polynucleotide
Polypeptides and breast disorders, especially breast cancer
For the detection of breast cancer metastases
It relates to the use of polynucleotides and polypeptides. Book
The invention further relates to the production and function of the polypeptides of the invention.
Regarding the inhibition of 20 breast-specific genes of the present invention
Are sometimes referred to as "BSG1", "BSG1"
2 "etc. [0002] The mammary gland is subject to various easily detectable disorders.
Provided. Detection is usually achieved by inspection consisting of palpation
Can be done. Unfortunately, there is little regular self-examination
Are not occupied, so many breast lumps
Discovered only by consultation. Fine gauge suspect cysts
Aspiration with a needle is another fairly common diagnostic
It is an implementation. Mammography or dry radiography of the breast
Woven X-ray) is yet another diagnostic practice. Lesion area
Biopsy of suspect areas is the best method of diagnostic testing
You. [0003] Many types of tumors that affect the mammary gland
And cysts. Fibroadenoma is the most common benign breast
Tumor. Pathological entities include cyst disease and
Following carcinoma and then third. these
Tumors are most often found in young people and are usually
Be recognized. Because do you feel encapsulated
It is. The most common benign condition of fibrous cysts is
It is a common female breast disease, with about 20% premenopausal
Happens to women. Lipomas of the breast are also common, and
These are benign in nature. Breast carcinoma in a woman
Is the most common malignant condition among women and affects women.
It has the highest mortality rate among all cancers. One of women
At one point in life, 15 women in the United States
One person develops breast cancer in the sex. The reported year
The incidence between 1947 and 100,000 of the population
70 per woman, 72.5 for whites in 1969
From 47.8 to 60.1 for black and black
Rose. The annual mortality rate from 1930 to the present
Remains fairly constant, female population 100,000
About 23 people. Breast cancer is rare in men
But when it happens, it is usually not recognized until late,
Therefore the outcome of the treatment is not good. In women, the breast
Carcinomas are rarely seen before the age of 30, and the incidence is
It rises rapidly after menopause. For this reason, postmenopausal milk
Until the lump in the bunch is proven to be otherwise,
Should be considered. [0004] One aspect of the present invention relates to:
According to the human breast-specific gene of the present invention transcribed
Specific to RNA or DNA corresponding to such RNA
Contains a nucleic acid molecule of sufficient length to hybridize
A nucleic acid probe is provided. [0005] According to another aspect of the invention, host-derived support is provided.
Transcribed from the human breast-specific gene of the present invention
RNA or DNA corresponding to such RNA
By detecting the presence, breast cancer formation and breast cancer
Methods and products for diagnosing metastasis of are provided. According to yet another aspect of the present invention, a host-derived
In the sample corresponding to the breast-specific gene of the present invention.
Detects altered levels of the peptide, thereby
Elevated levels of polypeptides may indicate a diagnosis of breast cancer
To diagnose breast cancer formation and breast cancer metastasis
Methods and products are provided. [0007] According to another aspect of the present invention, mRNA,
DNA, cDNA, genomic DNA, and their
Antisense analogs and biologically active and diagnostic
Humans containing those fragments useful for ablation or treatment
An isolated polynucleic acid encoding a breast-specific polypeptide
A nucleotide is provided. [0008] According to yet another aspect of the present invention, the sequence listing
A human breast-specific gene comprising the polynucleotide of claim
Provided. According to a further aspect of the present invention, polynucs
Novel polypeptide encoded by leotide, and
Biologically active and diagnostically or therapeutically useful
Of fragments, analogs and derivatives of
You. According to a still further aspect of the present invention, the invention
Recombinant prokaryotic host cells and
And / or a recombinant eukaryotic host cell,
Facilitates the expression of quality and subsequent recovery of the protein
Under recombinant conditions, including the step of culturing
Provided are methods for producing such polypeptides
Is done. According to a still further aspect of the present invention,
Antibodies specific for such polypeptides,
Provides antibodies that can be used to detect breast cancer metastasis
Is done. According to another aspect of the invention, one or more books
Use polypeptides of the invention to treat breast cancer
And a method for converting this polypeptide to this polypeptide
Compounds that interact with the peptide (for example, the polypeptides of the present invention)
Compounds that inhibit or activate
There is provided a method for using According to yet another aspect of the invention, one or more
Of the polynucleotide and / or polypeptide of the present invention
Inhibits activation of the drug, for therapeutic use, for example, in the treatment of breast cancer
Screen for detecting compounds that can be used in
Is provided. According to a still further aspect of the present invention,
Such a polypeptide, or such a polypeptide
Encoding polynucleotides can be used for scientific research, DNA
In vitro for synthesis and production of DNA vectors
A method is provided for utilizing for a purpose. These and other aspects of the present invention are described herein.
It should be apparent to those skilled in the art from the teachings herein. Means for Solving the Problems In one aspect, the present invention
The invention relates to an isolated polynucleotide, comprising: (a) the polynucleotide according to FIG. 1 (SEQ ID NO: 1);
A polynucleotide encoding the same polypeptide as: (b) one of FIGS. 2-20 (SEQ ID NOs: 2-20)
DNA having at least 90% identity to the DNA of
Mature polymorphs identical to human genes having a coding portion containing
A polynucleotide encoding the peptide; (c) hybridizing to the polynucleotide of (a).
And at least 70% of the polynucleotide
A polynucleotide having identity; and (d) less DNA contained in the deposited clone.
A coding portion containing DNA having 90% identity with both
Encodes the same mature polypeptide as the human gene
A member selected from the group consisting of:
, Including isolated polynucleotides. In a preferred embodiment, the human genetic gene is
Offspring may contain DNA contained in the deposited clone.
You. In a further preferred embodiment, the above method
Member is the same as the polynucleotide of FIG. 1 (SEQ ID NO: 1)
Can be a polynucleotide encoding a polypeptide of the invention
You. In another aspect, the present invention provides
The present invention relates to a vector containing a nucleotide. In another aspect, the present invention provides the vector
To transformed or transfected host cells
Related. In another aspect, the present invention provides the above-described vector
A polypeptide comprising the step of genetically manipulating cells with
And a method for producing a cell capable of expressing the peptide. In another aspect, the present invention provides the above-described host cell
From the cells, the polynucleotide encoded by the polynucleotide
Producing polypeptides, including the step of expressing the polypeptides
About how to live. In another aspect, the invention relates to a polypeptide
And (i) a polypeptide encoded by a human gene
The DNA of the human gene is shown in FIG.
Nos. 2 to 20) contain at least 90% of the same DNA.
(Ii) a deduced amino acid sequence shown in FIG. 1 (SEQ ID NO: 1);
A polypeptide having a sequence, as well as fragments thereof;
Analogs and derivatives; and (iii) the coding region is included in the deposited clone.
DNA having at least 90% identity to the DNA
A polypeptide encoded by a human gene comprising A,
And fragments, analogs and polypeptides of polypeptides.
And a derivative comprising a member selected from the group consisting of
Related to repeptides. [0024] In a preferred embodiment, the polyp
The predicted amino acid sequence shown in FIG. 1 (SEQ ID NO: 1)
May be provided. [0025] In another aspect, the present invention provides the above-mentioned polypeptide.
Related to antibodies against the peptide. [0026] In another aspect, the present invention provides the above-mentioned polypeptide.
The present invention relates to a compound that inhibits activation of a peptide. [0027] In another aspect, the invention provides a therapeutically effective amount
Administering the above compound to a patient.
Patients with a need to inhibit foreign gene proteins
To a method for treating. In a preferred embodiment, the compound is
A polypeptide, and a therapeutically effective amount of the compound is
Providing the DNA encoding the polypeptide to the
Administered by expressing this polypeptide in vivo
Can be done. In another aspect, the invention provides a therapeutically effective amount
Administering the above polypeptide to a patient,
Treating patients in need of breast-specific gene proteins
About how to. [0030] In another aspect, the present invention relates to a method comprising administering to a host
A method for diagnosing breast disorders, comprising:
Transcription of human genes in samples from major non-breast tissues
In the step of measuring, the gene corresponds to the sequence shown in FIGS.
No. 1-20) DNA selected from the group consisting of DNA
Containing DNA having at least 90% identity to
Has a transcript, whereby transcription is performed in the breast
Indicating a disorder of the subject. In a preferred embodiment, the transfer is
The presence of altered levels of RNA transcribed from the gene
Can be measured by detecting In a further preferred embodiment, the transfer is
DNA complementary to RNA transcribed from the human gene
Measured by detecting the presence of an altered level of
Can be In a further preferred embodiment, the transfer is
The presence of altered levels of the above human gene expression products
It can be measured by issuing. [0034] In another aspect, the present invention relates to a method comprising administering to a host
A method for measuring breast damage comprising: B
An antibody specific to the SG antigen or an epitope portion thereof,
Contacting with a host-derived liquid sample; in the sample
The presence of altered levels of the BSG gene product
A process comprising: [0035] In another aspect, the present invention provides
A method for identifying antagonists to peptides
And the following: polypeptides as natural substrates and screens
Simultaneous or sequential on labeled compounds to be labeled
Contacting in any order; and said protein
Treatment in a manner sufficient to inhibit the binding of
Determine if the therapeutic drug effectively competes with the natural substrate
A process comprising the steps of: BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS The accompanying drawings illustrate embodiments of the present invention.
Of the invention, and is encompassed by the claims.
It is not meant to limit the scope of the light. FIG. 1 shows the entirety of the breast-specific gene 1 of the present invention.
Long cDNA sequence. FIG. 2 shows the partial cDNA sequence of the present invention and
And the corresponding amino acid sequence of breast-specific gene 2
It is. FIG. 3 shows the partial cDNA sequence of the present invention and
4 is the predicted amino acid sequence of breast-specific gene 3. FIG. 4 shows the partial cDNA sequence of the present invention and
With the corresponding deduced amino acid sequence of breast-specific gene 4
is there. FIG. 5 shows the part of the breast-specific gene 5 of the present invention.
2 is a cDNA sequence. FIG. 6 shows the partial cDNA sequence of the present invention and
4 is a predicted amino acid sequence of breast-specific gene 6. FIG. 7 shows the part of the breast-specific gene 7 of the present invention.
2 is a cDNA sequence. FIG. 8 shows the part of the breast-specific gene 8 of the present invention.
2 is a cDNA sequence. FIG. 9 shows the part of the breast-specific gene 9 of the present invention.
2 is a cDNA sequence. FIG. 10 shows the breast-specific gene 10 of the present invention.
Is a partial cDNA sequence. FIG. 11 shows the breast-specific gene 11 of the present invention.
Is a partial cDNA sequence. FIG. 12 shows the breast-specific gene 12 of the present invention.
Is a partial cDNA sequence. FIG. 13 shows the breast-specific gene 13 of the present invention.
Is a partial cDNA sequence. FIG. 14 shows the breast-specific gene 14 of the present invention.
Is a partial cDNA sequence. FIG. 15 shows the breast-specific gene 15 of the present invention.
Is a partial cDNA sequence. FIG. 16 shows the breast specific gene 16 of the present invention.
Is a partial cDNA sequence. FIG. 17 shows the breast-specific gene 17 of the present invention.
Is a partial cDNA sequence. FIG. 18 shows the breast-specific gene 18 of the present invention.
Is a partial cDNA sequence. FIG. 19 shows the breast-specific gene 19 of the present invention.
Is a partial cDNA sequence. FIG. 20 shows the breast-specific gene 20 of the present invention.
Is a partial cDNA sequence. The term “breast-specific gene” refers to such a
The gene is expressed mainly in breast-derived tissue, and
Una gene is expressed in cells derived from tissues other than breast
Means that it can be done. However, the expression of such genes
At present, breast-derived tissue is better than non-breast-derived tissue
Significantly higher. According to one aspect of the present invention, the estimation of FIG.
Mature polypeptide having amino acid sequence (SEQ ID NO: 1)
And its fragments, analogs and derivatives
A polynucleotide encoding a body is provided. According to a further aspect of the invention, FIGS.
0 (SEQ ID NO: 2 to 20)
And at least 90% identical (preferably
Or at least 95% identical, and most preferably
At least 97% or 100% identical)
Mature polypeptide identical to the human gene with the coding moiety
A polynucleotide encoding the peptide is provided.
You. According to yet another aspect of the present invention, the code
Part is ATCC Accession No. 97175 (1995
(Deposited on June 2) and one of the polynucleotides
At least 90% identical (preferably at least 95%
Identical, and most preferably at least 97% or 1
00% identical) to the human gene containing the polynucleotide
A polynucleotide encoding a mature polypeptide
Provided. According to yet another aspect of the present invention, the code
Part is the polynucleus of FIGS. 1 to 20 (SEQ ID NOS: 1 to 20)
At least 90% identical to one of the otide sequences (preferably
Are at least 95% identical, and most preferably
At least 97% or 100% identical).
MRNA transcribed from the coding portion of human genes
Or its corresponding cDNA)
A nucleotide probe is provided. According to the present invention, the code part is
20 (SEQ ID NOS: 2 to 20)
The analogs, derivatives, and other such polypeptides
And at least 90% identical (preferably
Are at least 95% identical, and more preferably less
At least 97% or 100% identical) DNA sequence
Mature poly-encoded by the coding part of the human gene
Regarding peptides. The present invention also relates to the mature form of FIG. 1 (SEQ ID NO: 1).
Polypeptides, and the hula of such polypeptides
Segment, analogs, and derivatives. The present invention further provides that the code portion
C Accession No. 97175 (Deposited on June 2, 1995)
At least 90% with one of the polynucleotides encompassed by
% Identical (preferably at least 95% identical, and
More preferably at least 97% or 100% identical
The same) encoded by a human gene including DNA
For mature polypeptides. According to one aspect of the invention, FIG.
Mature polypeptide having the deduced amino acid sequence of No. 1)
Or a fragment, analog or derivative thereof
The isolated nucleic acid (polynucleotide) encoding
Provided. The polynucleotide of the present invention may be in the form of RNA.
Or DNA (this DNA is cDNA, genomic DN
A, and synthetic DNA). DN
A can be double-stranded or single-stranded, and if single-stranded
Contains the coding or non-coding (antisense) strand.
You can. The coding sequence encoding the mature polypeptide is:
Figures 1-20 (SEQ ID NOs: 1-20) or deposited claw
May contain DNA that is identical to the coding sequence of the
Or the coding sequence is not redundant or degenerate in the genetic code.
As a result, the coding sequence is shown in FIGS.
20) DNA or gene containing the deposited cDNA
Coding for the same mature polypeptide as the coding sequence of
Coding sequence. The polypeptide encoding the mature polypeptide of the present invention
Renucleotides can include, but are not limited to:
Not: only the coding sequence for the mature polypeptide;
Peptide coding sequence and leader sequence or secretion
Additional coding such as sequence or proprotein sequence
Coding sequence of the mature polypeptide (and
Additional coding sequences as well as non-coding sequences (eg
For example, coding sequences for introns or mature polypeptides.
Sequence 5 'and / or 3' non-coding sequences). Thus, the term “encoding a polypeptide”
"Polynucleotide" refers to the polypeptide coding sequence only.
And a further coding sequence
And / or a polynucleotide comprising a non-coding sequence
Including. The present invention further provides a mature polypeptide of the present invention.
Encoding fragments, analogs, and derivatives of
The present invention relates to variants of the polynucleotide described above.
Polynucleotide variants are naturally occurring polynucleotides.
Allelic variants or polynucleotides present in
It may be a non-naturally occurring variant. Accordingly, the present invention relates to the present invention as described above.
Polynucleotide encoding the same mature polypeptide as
And variants of such polynucleotides.
No. This variant is a fragment of the polypeptide of the invention.
Encodes a derivative, derivative or analog. Like this
Nucleotide variants include deletion mutants, substitution mutants, and
Includes addition or insertion variants. The polynucleotide of the present invention has its code
The DNA whose sequence is shown in FIGS.
Naturally occurring allelic variants of human genes, including
Coding sequence or DNA copy in the deposited clone
Code sequence. As is known in the art,
A gene variant is a substitution, deletion, or substitution of one or more nucleotides.
Or may have an additional function of the encoded polypeptide
Forms of polynucleotide sequences that do not substantially alter the sequence
It is a state. The present invention also provides a mature polypeptide code.
The sequence is identical from the host cell in the same reading frame.
Polynucleotides that support polypeptide expression and secretion
Peptide sequences (eg, regulate the transport of polypeptides from cells)
Leader sequence that functions as a secretory sequence for
Includes polynucleotides that can be fused. Leader sequence
Is a preprotein, and
Leader to form mature forms of polypeptides
The sequence can be cleaved by the host cell. The polynucleus
Otides also add additional 5 'amino acids to the mature protein.
Can code for a proprotein with residues
You. The mature protein having a prosequence is a proprotein
Quality and inactive form of the protein
You. Once the prosequence is cleaved, the active mature protein
Quality remains. Thus, for example, the polynucleotides of the present invention
Is a mature protein or a protein with a prosequence
Quality, or pro and presequence (leader sequence)
It can encode a protein that has both. The polynucleotide of the present invention
To a marker sequence that allows for purification of the polypeptide
It may have the coding sequence fused in frame. marker
The sequence may be, in the case of a bacterial host, a sequence fused to a marker.
A pQE-9 vector that provides for purification of a mature polypeptide
Hex histidine tag supplied by Ah
Alternatively, for example, the marker sequence may be a mammalian host (eg,
If COS-7 cells are used, hemagglutination
Element (HA) tag. HA tag is Influence
For epitopes derived from the hemagglutinin protein
(Wilson, I. et al., Cell, 37: 767.
(1984)). The present invention further provides that at least 70
%, Preferably at least 90%, and more preferably
Here means that at least 95% identity is present
A polynucleotide hybridizing to the above polynucleotide
Regarding nucleotides. The present invention particularly relates to
Hybridize under stringent conditions to polynucleotides
It relates to a polynucleotide to be rediscovered. In this specification
The term "stringent conditions" is used to
Redidation is at least 95% between sequences and
Preferably with at least 97% identity
Means that only occurs. In a preferred embodiment
To hybridize to the polynucleotide described above in the present specification.
The polynucleotides to be used are shown in FIGS.
20) DNA or deposited cDNA (single or multiple)
Maturation of the present invention encoded by a coding sequence comprising
Have substantially the same biological function or activity as the polypeptide
Encodes the polypeptide to be retained. Alternatively, the polynucleotide may be
Hybridized to the polynucleotide described in
As noted above, it has identity and activity
At least 10 or not
Is 20 bases, preferably at least 30 bases, and
More preferably, it may have at least 50 bases. For example
A polynucleotide such as
As a probe (for example, the polynucleotide
Probe for collection or diagnostic probe) or
It can be used as a PCR primer. Accordingly, the present invention relates to FIGS.
1 to 20) by a human gene containing one DNA.
Polynucleotides encoding mature polypeptides to be encoded
At least 70%, preferably at least 9%
0% identity, and more preferably 95% identity
Having polynucleotides and fragments thereof
(This fragment should be at least 30 bases and preferably
Or at least 50 bases), as well as
Polypeptide encoded by such a polynucleotide
About. The partial sequence is added to the messenger RNA molecule.
This is a specific tag for this. The method in the form of cDNA
Probe the partial sequence for the complete sequence
CDNA clone corresponding to the full-length transcript
Identification and subsequent sequencing of the clone
Can be determined. Partial cDNA clones are also
Clones or regulatory and promoter regions,
Claw containing complete gene including xon and intron
Can be used as probes to identify proteins. Partial distribution of FIGS. 2 to 20 (SEQ ID NOs: 2 to 20)
Columns identify the corresponding full-length gene from which they are derived
Can be used for The partial sequence is nick tranceley
Labeling methods known to those skilled in the art (Basi
c Methods in Molecular Bio
logic, L .; G. FIG. Davis, M .; D. Dib
ner, and J.A. F. Batey Hen, Else
viar Press, NY, 1986)
Using polynucleotide kinase 32 End-labeled with P
Can be Lambda library prepared from human breast tissue
Are directly screened for the labeled sequence of interest.
Get or Bacterial Breasty
Libraries must be human to facilitate screening
It can be converted into pBluescript at once (St
ratagene Cloning Systems,
La Jolla, CA 92037). pBlu
For the script, see Sambrook et al., Mo.
rectangular Cloning-A Laborat
ory Manual, Cold Spring H
arbor Laboratory Press (1
989), page 1.20. Both methods are appropriate
It is well known in the art. Briefly, pBluesc
Have bacterial colonies containing the library in the rip
Bacterial lawn containing filter or lambda plaque (l
awn) is denatured and the DNA is fixed to the filter
Is done. Filters are provided by Davis et al.
Label using the hybridization conditions described.
The probe is hybridized to the probe. Lambda or
Partial sequence cloned into pBluescript
Evaluates background binding as a positive control
Hive for evaluation and for accurate clone identification
Adjust redistribution and wash stringency
Can be used to The obtained autoradiogram is
Compared to a duplicate plate of colonies or plaques;
Each of the exposed spots has a positive breach or
Respond to plaque. Colonies or plaques are selected
DNA is further analyzed and distributed.
Isolated from colonies for row determination. [0080] Positive cDNA clones were analyzed and
The amount of additional sequences they contain may be
Use the primer and the other primer derived from the vector
Determined using PCR. Larger than the original subarray
Clones with a unique vector-insert PCR product
Analysis by DNA digestion and DNA sequencing
Same as mRNA size determined by Zan blot analysis
Is determined to include direct or similar size inserts.
It is. Once one or more overlapping cDNA clones
Once defined, the complete sequence of the clone can be determined. Like
A new method is to use exonuclease III digestion.
(McCombie, WR, Kirkn
ess, E. , Fleming, J.A. T. , K
erlage, A.C. R. , Iovanisc
i, D. M. , And Martin-Gallar
do, R.D. , Methods, 3: 33-40,
1991). A series of deletion clones was generated, each of which
Are sequenced. The resulting duplicated sequence is highly degenerate
(Usually 3-5 overlapping sequences at each nucleotide position)
Are constructed in one contiguous sequence with
A reliable final sequence is obtained. DNA sequences (and their corresponding RNAs)
Sequence) can also be found in ATCC Accession No. 97175 (19
Deposited on June 2, 1995) and can be isolated therefrom.
Functional sequence, and its isolated DNA sequence (and
Fragment or part of the corresponding RNA sequence)
DNA (RNA) sequence encoding the same polypeptide
Sequences containing or containing the same DNA sequence
Including. The deposit (single or plural) referred to in this specification
Number) relates to the international recognition of deposits of microorganisms in patent procedures.
Maintained under the Budapest Treaty. These deposits
Is provided only as a convenience to those skilled in the art, and
That a deposit is required under 35 U.S.C. 112
I did not admit that. Polynuclei contained in the deposit
Otide sequences and polypeptides encoded thereby
The amino acid sequence of the peptide is incorporated herein by reference.
And with any description of the sequences herein
In case of conflict. Produce and use deposits
Or may require a license to sell,
And such license is granted by this specification.
Not necessarily. The present invention further provides at least 10 bases, preferably
Preferably it has at least 20 bases and more than 30
A polynucleotide which may have bases, the code
The part is converted from a human gene containing the DNA described above.
The RNA to be transcribed (and the D corresponding to such RNA
NA), and at least to it
Relates to polynucleotides having 70% identity. Therefore, the hybridization occurs as described above.
The polynucleotide sequences are described herein below.
Corresponding to the corresponding human for use in diagnostic assays.
Hybridize to the gene and detect its expression
Can be used to According to yet another aspect of the present invention, the host
Diagnostic assay to detect breast cancer micrometastases
Provided. Applicant has made an inference (reasonin) of the present invention.
g) to limit it to any particular scientific theory
But not in host cells other than breast-derived cells
The presence of active transcription of the breast specific gene of the invention may
It is considered an indicator of metastasis. This is true. What
If so, breast-specific genes can be found in all cells of the body
While they are found, their mRNA, cDNA
Transcription and expression products are mainly in the breast in unaffected individuals.
It is because it is limited to. But if breast cancer exists
Breast cancer cells migrate from the cancer to other cells,
As a result, these other cells are actively transferring breast-specific genes.
Transcription and expression are usually found in unaffected individuals
(Ie, transcription occurs in healthy individuals).
Higher than found in non-breast tissue). Breast origin
This amplified transcription or amplification in cells other than
Protein expression is an indicator of breast cancer metastasis
is there. In one example of such a diagnostic assay,
RNA sequences in samples from non-breast tissue
Detected by hybridization to the probe.
The sample contains nucleic acids or a mixture of nucleic acids, at least
One of them is the human breast-specific gene of the present invention or
Suspected to contain that fragment, they are
Transcribed and expressed in various tissues. So, for example
Assays to determine the presence of specific RNAs in cells
In an embodiment, RNA is first isolated from the cell.
You. Samples other than breast (blood, urine, saliva,
Including but not limited to tissue biopsy and autopsy material
(Not shown). Other than breast
Human breast features of the present invention in a sample obtained from
Increasing mRNA from heterologous genes or fragments thereof
Use of such a method to detect breadthed transcription
Are well within the purview of those skilled in the art from the teachings herein. The isolation of mRNA destroys cells and
Isolate total cellular RNA by differential centrifugation
Including. Once the total RNA is isolated, the mRNA
Is known to those skilled in the art as having a poly (A) tail (virtually
(Found at the 3 'end of the product mRNA molecule).
It is isolated using adenine nucleotide residues. Deo
Ori consisting only of xithymidine [oligo (dT)]
The gonucleotide is a cellulose packed in a small column.
And oligo (dT) cellulose. All details
As the preparation of vesicle RNA passes through such a column,
mRNA molecule is oligo (dT) with poly (A) tail
But the remaining RNA flows off the column. Next
Then, the bound mRNA is eluted from the column, and
Collected. [0092] Transcribed from the breast-specific gene of the present invention
One example of detecting an isolated mRNA is described herein.
As described above, the recovered mRNA is
Screening with oligonucleotide probes.
No. Such a probe is preferably analytically
It can be labeled with a detectable reagent or can be labeled
It is also understood that lobe identification is facilitated. useful
Radioactive, fluorescent dyes, or
Enzymes that can catalyze product formation include, but are not limited to
Not determined. [0092] Polynucleotide complementary to mRNA sequence (cDNA)
One example of detecting nucleotides is the polymerase chain reaction.
(PCR) is utilized with reverse transcriptase. PCR is D
Specific amplification of NA stretch or RNA stretch
Is a very powerful method for (Saiki et al., Na
cure, 234: 163-166 (1986)).
One application of this technology is in nucleic acid sequences present at low copy numbers.
Nucleic acid probe technology to grow a column to a detectable level
It is in the art. Many diagnostic and scientific applications of this method
Is H. A. PCR by Erlich (ed.)
Technology-Principles and
Applications for DNA Amp
ligation, Stockton Pres
s, USA, 1989, and A. Inis
(Eds.), PCR Protocols, Ac
ademic Press, San Diego,
USA, 1990. RT-PCR is a set of PCR and reverse transcriptase.
It is a match. Reverse transcriptase converts the cDNA molecule to the corresponding m
An enzyme produced from an RNA molecule. This is important
You. Because PCR amplifies nucleic acid molecules, especially DNA
And this DNA is isolated from a host-derived sample.
This is because it can be produced from the prepared mRNA. A specific example of an RT-PCR diagnostic assay is:
Removing the sample from the host tissue. This
Such samples are derived from tissues other than the breast, such as blood
I do. Therefore, one example of such a diagnostic assay is
Nuclear cell whole blood gradient isolation, total RNA extraction, total RNA RT
-PCR and agarose gel electrophoresis of PCR products
including. The PCR product may contain one or more breast-specific
RNA transcribed from the gene or its fragments
Contains complementary cDNA. More specifically, blood samples
And the whole blood is phosphate buffered to an equal volume
Mixed with saline, centrifuged and lymphocytes
And the granulocyte layer is carefully aspirated and phosphate buffered
Re-diluted in saline, and centrifuged again
It is. The supernatant is discarded and the pellet containing nucleated cells
Is a manufacturer (Tel-Test Inc., Friend)
RN as described by dswood, TX)
Used for RNA extraction using the azole B method. High specificity of the DNA sequence of the present invention
Oligonucleotide primers and probes are prepared
Is done. Probes should be at least 10 base pairs long, preferably
At least 30 base pairs in length, and most preferably
At least 50 base pairs long or longer. Reverse transcriptase
Reactions and PCR amplification are performed continuously without interruption
You. Taq polymerase is used during PCR and
PCR products are concentrated and all samples are
Tris-borate-EDTA agaro containing mbromide
Washed with sogel. According to another aspect of the invention, a non-breast set is provided.
Breast-specific ports of the invention in biological samples from tissue
By measuring the altered levels of peptides, milk
Methods for diagnosing tuft disorders, e.g., breast cancer, are provided.
You. Elevated levels of breast-specific polypeptides of the invention
Is the active transcription of the corresponding breast-specific gene product and
Shows expression. Breast-specific genes in host-derived samples
Updating used to detect polypeptide levels
Says are well known to those skilled in the art, and they
Muno assay, competitive binding assay, western block
Analysis, ELISA assay and "sandwich"
Including assays. Biological samples include tissue extracts,
Can include cell samples or biological fluids
Not limited. However, according to the present invention, biological
The pull is particularly free of breast tissue or cells. ELISA assays (Coligan et al.,
Current Protocols in Immu
Nology, 1 (2), Chapter 6, 1991)
First, an antibody specific to the breast-specific polypeptide of the invention
Preparation of a monoclonal antibody, preferably a monoclonal antibody.
No. In addition, reporter antibodies are
It is prepared by Reporter antibodies include radioactivity, fluorescence,
Or, in this example, horseradish peroxidase
A detectable reagent such as an enzyme is added. sample
Is removed from the host and the protein in the sample
Solid support (eg, polystyrene dish)
). Then, this dish
Any free protein binding sites on the
Incubation with non-specific proteins such as
Covered by The monoclonal antibody is then:
Incubated in the dish and during that time
Clonal antibody bound to polystyrene dish
Binds to breast-specific polypeptides. All unbound modules
Noclonal antibodies are washed away with a buffer. This and
Reporter linked to horseradish peroxidase
Antibodies are placed in the dish and, as a result,
Antibody bound to the breast-specific gene polypeptide
Binds to any monoclonal antibody. Then unbound
Are removed by washing. Next, Peru
The oxidase substrate is added to the dish and
When the amount of color development within the time is compared with the standard curve
Breast-specific present in a given volume of the patient's sample
It is a measured amount of polypeptide. [0098] A competition assay was performed for breast-specific polypeptides.
Used when antibody specific for conjugate is bound to solid support
Can be done. The breast-specific polypeptide is then labeled.
And labeled host-derived polypeptide samples
Is passed over a solid support and, for example, a liquid scintillator
Label detected by chromatography
Is the amount of breast-specific polypeptide in the sample.
May be involved. The "sandwich" assay is an ELISA
Similar to the assay. "Sandwich" assay smell
Breast specific polypeptide is passed over a solid support.
And binds to the antibody bound to the solid support. Next
At this point, the secondary antibody binds to the breast-specific polypeptide.
A tertiary antibody that is labeled and specific for the secondary antibody is then
Passed through the solid support and bound to a secondary antibody,
The amount can then be quantified. In another method, labeled breast-specific
Antibodies to the target polypeptide are used. One step up
In Say, the target molecule, if present, is immobilized
Then, it is incubated with the labeled antibody. Marked
The antibody binds to the immobilized target molecule. Unbound
After washing to remove molecules, the sample is
Assay for presence. In a two-step assay,
The immobilized target molecule is incubated with the unlabeled antibody.
Be baited. The labeled molecule-labeled antibody complex is present
If so, then a labeled secondary antibody specific for the unlabeled antibody
To join. Wash the sample and the presence of label
Assay. [0101] Specific for breast-specific gene proteins
Antibodies such as, for example, anti-idiotype antibodies
Labeled as above and tightly binds to breast cancer cells
And therefore its presence, to detect breast cancer
Can be used to detect cells. These antibodies can also be used, for example, in breast cancer cells.
Homing interactions that destroy them when they come in contact with
Method to target breast cancer cells
Can be used. This is a fact. Because this antibody
Is a gene specifically expressed in breast cancer
Specific and binding of the interaction reagent to the antibody
To cause direct transport of interacting reagents to the breast
It is. [0103] Antibodies of this type can also be used, for example, in the breast.
By labeling the antibody to facilitate scanning,
It can be used to perform in vivo imaging. Diagnostic imaging
One method for any breast to be imaged
Cancer cells, anti-breast labeled with a detectable marker
Contacting with a specific gene protein antibody.
In this method, the labeled antibody is used to
The reaction is performed under conditions that bind to proteins. In a specific example
Antibodies are used in breast (eg, breast cancer cells) and
It interacts with resin during such contact, resulting in
Imaging and breast visibility are amplified, breast disease
Or non-disease status. [0102] The markers used to label the antibodies
The choice will vary depending on the application. But the marker
The choice is easily determinable for a person skilled in the art. these
Labeled antibodies are used in immunoassays and histological
In applications, to detect the presence of the protein
Can be used. Labeled antibodies can be polyclonal or
Can be monoclonal. Changes in mRNA, cDNA or expression product
Normal levels in non-breast cells due to the presence of
Existence of breast-specific gene transcripts that are more active than the ones issued
Location is an important indicator of the presence of metastatic breast cancer. why
If the breast cancer cells are moving from the breast into the general circulation
This is because that. Therefore, this phenomenon has important clinical implications.
Have. Because the treatment of localized tumors is
Because it is completely different, in contrast to treatment. The disclosed 20 breast-specific genes
Incidentally, only the breast-specific gene 1 is the full-length gene. breast
Specific gene 1 is amyloid residue in human Alzheimer's disease
79% identical to the gene and 83% similar. milk
Tuft-specific gene 2 is human hydroxyindole-o-
30% identical to the methyltransferase gene,
And it is 48% similar. Breast-specific gene 3 is human
O-6-methylguanine-DNA methyl transferase
58% identical and 62% similar to
You. Breast-specific gene 4 has 3 in the mouse p120 gene.
4% identical and 65% similar. Breast specific
Gene 5 is human p70 ribosomal S6 kinase α-I
78% identical to the I gene and 89% similar
You. Breast-specific gene 6 is a human transcription factor NFATp
77% identical to the gene and 79% similar. As described above, the breast-specific gene of the present invention
Is used in the diagnosis of breast cancer formation and breast cancer metastasis.
Is a putative molecular marker. As shown in Table 1 below,
The presence of breast-specific genes indicates that normal breast, breast cancer,
And when tested in other cancer libraries,
The breast-specific gene of the present invention is contained in a breast cancer library.
Was found to be the most epidemic. This is the original
Ming gene detects breast cancer, as discussed earlier
That can be used for The table also shows the known genetics
Based on the homology of BSG1 to BSG6 to the offspring
Indicates constant identification. [Table 1] The above assay also demonstrates that bone marrow preserved prior to chemotherapy
Is contaminated by breast cancer cell micrometastases
Can be used to test for This assay
Blood cells from the bone marrow have been isolated and
In this method, the preserved bone marrow is
After the law, it is still possible to determine whether it is suitable for transplantation.
Make it work. The present invention further relates to mature polypeptides (eg,
BSG1 polypeptide), as well as such polypeptides.
For peptide fragments, analogs and derivatives
I do. The terms “fragment”, “derivative” and
And “analogs” are the polypeptides encoded by the gene of the present invention.
When referring to peptides, such polypeptides and essences
That retain the same biological function or activity
Means tide. Thus, the analog is an activated mature poly
For cleavage of the proprotein part to produce peptides
Includes proproteins that can be more activated. The polypeptide of the present invention is a recombinant polypeptide.
Tide, naturally occurring polypeptide, or synthetic polypeptide
And preferably a recombinant polypeptide. The polypeptide encoded by the gene of the present invention
Peptide fragments, derivatives, or analogs
(I) one or more amino acid residues therein are conservative or non-conservative;
Conservative amino acid residues (preferably conservative amino acid residues)
And substituted amino acid residues such
Is the amino acid residue encoded by this genetic code
Possible or impossible, or (ii) one or more thereof
The amino acid residue above contains a substituent, or (ii.
i) the polypeptide therein has a half-life of the polypeptide;
(Eg, polyethylene glycol
Fused to another compound, such as
(Iv) further amino acids therein are polypeptides (eg,
For example, leader or secretory sequences, or mature poly
The sequence used to purify the peptide or the proprotein
(Which may be a quality sequence).
Such fragments, derivatives, and analogs
Given the teachings herein, it is believed that they are within the purview of those skilled in the art.
It is. Polypeptides and Polynucleotides of the Invention
The tide is preferably provided in an isolated form; and
Preferably, it is uniformly purified. The term “isolated” means that a substance is
Environment (for example, the natural environment, if it occurs naturally)
Means that it has been removed from For example, alive
Naturally occurring polynucleotides in animals
Or polypeptide has not been isolated, but
Separated from some or all of the coexisting materials
The same polynucleotide or polypeptide
Have been. Such a polynucleotide is part of a vector.
And / or such a polynucleotide
Or polypeptide may be part of the composition, and
Such a vector or composition may be part of its natural environment.
In that it is not a part, it may still be isolated. The polypeptide of the present invention is shown in FIG.
1) the polypeptide (particularly the mature polypeptide);
At least 70% similarity (preferably 70% identity)
(SEQ ID NO: 1) for the polypeptide of FIG.
And more preferably at least 90% similarity
(More preferably at least 90% identity) in FIG.
And the polypeptide of FIG. 9 (SEQ ID NOs: 8 and 9)
And even more preferably at least 95%
Similarity (even more preferably 95% identity) is shown in FIG.
Polypeptide having the polypeptide of (SEQ ID NO: 1)
Containing a tide and also generally at least 30 amino acids
And more preferably contains at least 50 amino acids.
Such polypeptides having a polypeptide moiety such as
Including the portion of the peptide. As known to those skilled in the art, two polypeptides
The "similarity" between amino acids is the amino acid sequence of one polypeptide.
Sequence and its conservative amino acid substitutions in a second polypeptide
Is determined by comparison with the sequence of A fragment of the polypeptide of the present invention or
Is the corresponding full-length polypeptide by peptide synthesis.
Can be used to produce Therefore, this flag
Is an intermediate for producing the full-length polypeptide.
Can be used. Fragmentation of the polynucleotide of the present invention
Part or portion combines the full-length polynucleotide of the invention.
Can be used to generate The present invention also relates to the polynucleotide of the present invention.
Using the vector of the present invention
Host cells to be used
For the production of peptides. The host cell is a vector of the present invention, which comprises
For example, a cloning vector or an expression vector.
Genetically engineered (transduced)
Or transformed or transfected
Is done). Vectors include, for example, plasmids, viruses
It can be in the form of particles, phages, and the like. Manipulated host
Cells activate the promoter or select transformants.
Or to amplify breast-specific genes.
It can be cultured in a conventionally modified nutrient medium that has been modified.
Culture conditions (eg, temperature, pH, etc.)
Conditions previously used in the selected host cell, and
It will be clear to those skilled in the art. [0120] The polynucleotide of the present invention can be produced by a recombinant technique.
Can be used to produce a polypeptide. Subordinate
Thus, for example, a polynucleotide emits a polypeptide
Included in any one of a variety of expression vectors for expression
Can be Such vectors contain chromosomal DNA sequences,
Chromosomal and synthetic DNA sequences (eg, S
V40 derivatives; bacterial plasmids; phage DNA;
Baculovirus; yeast plasmid; plasmid and
Vector derived from a combination of phage DNA,
Rus DNA (eg, vaccinia, adenovirus, chicken
Pox virus, and pseudorabies)). But the inn
As long as it is replicable and viable in the Lord,
Any vector can be used. The appropriate DNA sequence may be identified by various procedures.
Can be inserted into the reactor. Generally, the DNA sequence
Appropriate restriction endonuclease sites by procedures known in the art
Inserted at the position (s). Such a procedure
And other procedures are considered to be within the purview of those skilled in the art. The DNA sequence in the expression vector
Appropriate expression control sequences (single or multiple) to direct the synthesis of
Number) (promoter). This
Representative examples of such promoters include:
Can be: LTR or SV40 promoter, E. coli. co
li lac or trp, λ phage P L Promoter
And prokaryotic or eukaryotic cells or
It is known that they regulate gene expression in these viruses.
Other promoters that are. Expression vectors can also be translated
Ribosome binding site and transcription terminator for initiation
Containing Vectors can also be used to amplify expression
Suitable sequences. Furthermore, the expression vector is preferably in the form
Phenotypic traits for selection of transformed host cells (eg,
For eukaryotic cell cultures, dihydrofolate reductor
Ze or neomycin resistance, or col
i resistance to tetracycline or ampicillin
Containing one or more selectable marker genes that provide
You. A suitable DNA sequence as described herein above
Contains appropriate promoter or control sequences
The appropriate vector is transformed into an appropriate host and
It can be used to express protein. Representative examples of suitable hosts include the following:
Mention may be made: bacterial cells such as E. coli, St.
reptomyces, Salmonella type
fungus cells (eg, yeast); insect cells
Vesicles (eg, Drosophila S2 and Spo
doptera Sf9); animal cells (eg, CH
O, COS or Bowes melanoma); adenovirus
And plant cells. Selection of an appropriate host is described herein.
It is considered within the skill of the art from the teachings. More specifically, the present invention has also been broadly described above.
Encompasses a recombinant construct comprising one or more of the described sequences.
You. The construct is a vector (eg, a plasmid vector).
Or viral vectors) within this vector
The sequence of the present invention is inserted in the forward or reverse direction.
You. In a preferred aspect of this embodiment, the construct is
In addition, a regulatory sequence operably linked to the sequence (eg,
Including a promoter). Very many suitable vectors
Promoters and promoters are known to those of skill in the art, and
It is commercially available. The following vectors are provided as examples
You. Bacterial: pQE70, pQE60, pQE-9 (Q
iagen), pBS, pD10, phaescri
pt, psiX174, pbluescript S
K, pBSKS, pNH8A, pNH16a, pNH1
8A, pNH46A (Stratagene); ptr
c99a, pKK223-3, pKK233-3, pD
R540, pRIT5 (Pharmacia). Eukaryotic
Sex: pWLNEO, pSV2CAT, pOG44, pX
T1, pSG (Stratagene); pSVK3,
pBPV, pMSG, pSVL (Pharmaci
a). However, any other plasmid or vector
Even if they are replicable and viable in the host
As long as it can be used. The promoter region is CAT (chloramph
Enicol transferase) vector or selection
Any other desired vector using other vectors with
It can be selected from genes. Two suitable vectors are P
KK232-8 and pCM7. Especially well-known
LacI, lacZ, T
3, T7, gpt, λP R , P L And trp
It is. As eukaryotic promoters, CMV immediate-type,
HSV thymidine kinase, early SV40 and late SV
40, LTR derived from retrovirus, and mouse meta
Lothionein I. Appropriate vectors and
The choice of the motor is well within the level of ordinary skill in the art. In a further embodiment, the present invention relates to the above structure.
The present invention relates to host cells containing structures. The host cell is higher
Eukaryotic cells (eg, mammalian cells) or lower eukaryotes
Cells (eg, yeast cells) or
The primary cell can be a prokaryotic cell (eg, a bacterial cell)
You. Introduction of the construct into the host
Transfection, DEAE-dextran mediated tiger
By transfection or electroporation
(Davis, L., Dibner,
M. Battey, I .; , Basic Meth
ods in Molecular Biology,
(1986)). Conventional methods using constructs in host cells
To produce the gene product encoded by the recombinant sequence.
obtain. Alternatively, the polypeptides of the present invention
It can be produced synthetically by a tide synthesizer. Proteins include mammalian cells, yeast, and cells.
Under the control of appropriate promoters in fungi or other cells
Can be expressed. The cell-free translation system is also a DNA structure of the present invention.
Using RNA from architectural structures, such proteins
Can be used to produce quality. Prokaryotic host and
Suitable cloning vectors for use in eukaryotic hosts
And expression vectors are described in Sambrook et al., Mol.
eco Cloning: A Laborat
ory Manual, 2nd edition, ColdSpri
ng Harbor, N.M. Y. , (1989)
Indications are incorporated herein by reference).
ing. DNA encoding the polypeptide of the present invention
Transcription by higher eukaryotes enhances vector
Augmented by inserting sequences. Enhancers
Cis-acting element of DNA, usually about 10
About 300 bp, which acts on the promoter and
Increase transcription. As an example, bp100 of the replication origin
メ ガ 270 late stage SV40 enhancer, Cytomega
Lovirus early promoter enhancer, origin of replication
Late-stage polyoma enhancers and adenowis
Ruth enhancer. In general, the recombinant expression vector is a host cell
Origins and selectable markers that allow transformation of yeast
(For example, E. coli ampicillin resistance gene and
And S. cerevisiae TRP1 gene)
From highly expressed genes that direct transcription of structural sequences downstream
Including the promoter. Such promoters are
Glycolytic enzymes such as 3-phosphoglycerate quina
(PGK)), α-factor, acid phosphatase,
Is derived from the operon encoding the heat shock protein
obtain. The heterologous structural sequence includes a translation initiation sequence and a translation termination sequence.
Assembled in row and appropriate phase. If necessary, use different types of distribution.
The columns may have the desired characteristics (eg, safety of the expressed recombinant product).
N-terminal identification peptides that provide for simplified or simplified purification)
It can encode a fusion protein that includes a tide. Expression vectors useful for bacterial use are functional
Proper promoters and operable reading frames
The desired protein along with the initiation and translation termination signals
By inserting a structural DNA sequence encoding the protein
Be built. Vectors contain one or more phenotype selection markers
And maintenance of the vector and desired
Contains an origin of replication to provide amplification in the host
I do. As a suitable prokaryotic host for transformation,
E. FIG. coli, Bacillus subtilis,
Salmonella typhimurium,
Genus Pseudomonas, Streptomyc
Species within the genus es and Staphylococcus
Various species, but other species are also available for selection
I can be. As a representative, but not limiting, example,
Expression vectors useful for the use of bacteria are well-known cloning
Inheritance of vector pBR322 (ATCC 37017)
Selection plasmids derived from commercially available plasmids containing
And bacterial origins of replication. like this
Commercially available vectors include, for example, pKK223-3
(Pharmacia Fine Chemical
s, Uppsala, Sweden) and GEM1
(Promega Biotec, Madison,
WI, USA). These pBR32
2 The "backbone" portion is a suitable promoter and expressed
Combined with the structural arrangement to be performed. Transformation of a suitable host strain and suitable cells
Following growth of the host strain to density, the selected promoter
Appropriate means (eg, temperature shift or chemical induction).
And the cells are cultured for a further period of time.
It is. The cells are typically recovered by centrifugation.
Crushed by physical or chemical means, and
The crude extract obtained is retained for further purification.
You. Microbes used in protein expression
Cells are subjected to freeze-thaw cycles, sonication, mechanical disruption
Any convenient method, including disruption or use of cell lysing agents
Can be crushed by the method. Such methods are well known to those skilled in the art.
It is. [0138] Various mammalian cell culture systems are also recombinant.
And can be used to express proteins. Mammal
Examples of expression systems include Gluzman, Cell, 2
3: 175 (1981) Monkey kidney fibroblasts
COS-7 strain, and compatible vectors
Other cell lines (eg, C127, 3T3, CHO, He
La, and BHK cell lines). Mammalian expression
The vector contains an origin of replication, an appropriate promoter and
Hansers, as well as any necessary ribosome binding sites,
Polyadenylation sites, splice donor sites and splice sites
Rice acceptor site, transcription termination sequence, and 5 ′
Also includes ranking non-transcribed sequences. SV40 splice
DNA sequence derived from the site, and polyadenylation site
Are used to provide the necessary non-transcribed genetic elements.
Can be used. [0139] Breast-specific gene polypeptides include:
Recovered from the recombinant cell culture by a method comprising
Can be purified: ammonium sulfate precipitation or ethanol precipitation, acid extraction
Chromatography, anion or cation exchange chromatography,
Phosphocellulose chromatography, hydrophobic interaction
Chromatography, affinity chromatography
-, Hydroxylapatite chromatography, and
And lectin chromatography. Tampa if necessary
The refolding process of the
It can be used to complete the arrangement of the mature protein.
Finally, high performance liquid chromatography (HPLC)
Can be used for the final purification step. The polynucleotide of the present invention comprises the polynucleotide of the present invention.
Inflation into a marker sequence that allows purification of the peptide
May have the coding sequence fused. Marker sequence
One example of a vector, preferably a pQE-9 vector
Is a hexahistidine tag that can be supplied by
Is a polypeptide fused to a marker in the case of a bacterial host
Or a mammalian host (eg, COS)
-7 cells) is used, for example, a marker
The columns can be hemagglutinin (HA) tags. HA tag
Is an epidemic derived from influenza hemagglutinin
Corresponding to Tope (Wilson, I. et al., Cel
1, 37: 767 (1984)). [0141] The polypeptides of the present invention may be naturally occurring purified
Or is the product of a chemical synthesis procedure
Or prokaryotic or eukaryotic host (eg, culture
Bacteria, yeast, higher plants, insects, and mammalian cells
Vesicles) can be produced by recombinant techniques. Recombinant producer
Depending on the host used in turn, the polypeptide of the invention
Can be glycosylated or glycosylated
Maybe not. The polypeptides of the present invention also
Methionine amino acid residue. BSG1, and other breast specific genes,
And its protein products are useful for early detection of breast cancer.
Can be used for Because these are breast cancer
Is overexpressed. According to another aspect of the present invention, the breast of the present invention
Inhibits the action of specific genes or breast-specific proteins
Can be used to screen for
Essays are provided. The present invention blocks its biological effects.
Breast-specific gene tans with sufficient affinity to stop
Disclosed is a method for selecting a therapeutic agent that forms a complex with protein
I do. In this method, the protein is immobilized on a support.
With or with natural substrates and labeled therapeutics
Contacted in one of the sequential
Therapeutically effective in a manner sufficient to prevent binding to
Competition assays to determine if they compete with natural substrates
And various assays. [0144] In another embodiment, the substrate is immobilized on a support.
And labeled breast-specific polypeptides
And therapeutic agents (or unlabeled proteins and labeled
Contacted with both and bound to the substrate
If the amount of tuft-specific polypeptide is
Is determined to be reduced compared to the new assay.
You. Breast-specific polypeptides can be labeled with an antibody. [0145] Potential therapeutic compounds include anti-
Body and anti-idiotype antibodies
In some cases, oligonucleotides that bind to the polypeptide
Is included. Another example is the use of antisense technology for tuning.
Produced antisense construct, which blocks transcription.
Directed to breast-specific polynucleotides to stop
You. Antisense technology is based on triple helix formation or
Control gene expression via chisense DNA or RNA
Both of these methods can be used to
Based on the binding of nucleotides to DNA or RNA
Have been. For example, encoding a mature polypeptide of the invention
The 5 'coding portion of the polynucleotide sequence
Antisense RNA oligonucleotide of about 10 to 40 base pairs
Used to design otides. DNA oligonucleotide
Reotide is complementary to the region of the gene involved in transcription.
(Triple helix-Lee et al., Nucl.
Acids Res. , 6: 3073 (197
9); Cooney et al., Science, 241:
456 (1988); and Dervan et al., Sci.
ence, 251: 1360 (1991).
That the transcription and breast specific polynuclease
Inhibits the production of leotide. Antisense RNA oligo
Nucleotides hybridize to mRNA in vivo
And breast-specific gene polypeptides of mRNA molecules
Block translation to anti-sense (Oksense-Okan
o. Neurochem. , 56: 560
(1991); as antisense inhibitors of gene expression
Oligodeoxynucleotides, CRC Pres
s, Boca Raton, FL (198
8)). The above oligonucleotides are also delivered to cells
And thereby obtain antisense RNA or DN
A inhibits the production of breast-specific polypeptide
It can be expressed in vivo. Another example is binding to breast-specific polypeptides.
And occupy the active site, thereby
Active site to prevent normal biological activity
A small molecule that makes quality inaccessible. Examples of small molecules
Is a small peptide or peptide-like molecule,
It is not limited to these. These compounds are useful for treating breast cancer.
Can be used for Because these are the survival of breast cancer cells
Breast features in a manner sufficient to interfere with the natural functions required for
It interacts with the function of the different polypeptides. This
This is a fact. Because BSG and their tanks
The protein product is mainly expressed in breast cancer tissue, thus
This is because it is presumed that the formation of this state is decisive. The compounds are described, for example, hereinbelow.
With a pharmaceutically acceptable carrier as described
Can be used in products. The compounds of the present invention can be used in any suitable pharmaceutical carrier.
Can be used in combination with Such compositions are cured
A therapeutically effective amount of the polypeptide, and a pharmaceutically acceptable
Includes carrier or excipient. Such a career
Saline, buffered saline, dextrose
Water, glycerol, ethanol, and their combinations
Combinations include, but are not limited to. Prescription
Should be adapted to the mode of administration. The present invention also relates to one of the pharmaceutical compositions of the present invention.
Pharmaceutical comprising one or more containers filled with one or more ingredients
Provide packs or kits. Such containers (single
Or more than one) regarding the manufacture of drugs or biological products
Specified by governmental agencies governing the manufacture, use, or sale of
Product labeling, which can be used in human
Institutions in the manufacture, use or sale of dosing
Represents authorization by In addition, the pharmaceutical composition may have other therapeutic
It can be used in combination with the compound. Pharmaceutical compositions may be, for example, oral, topical, static.
Intravenous, intraperitoneal, intramuscular, subcutaneous, intranasal, anal, or
It can be administered in a convenient manner by the intradermal route. Pharmaceutical composition
The substance is an amount effective for treating and / or preventing a particular condition.
Is administered. Generally, the pharmaceutical composition will have at least about 1
Administered in an amount of 0 μg / kg body weight, and often
They are administered in an amount not to exceed about 8 mg / kg body weight per day
Is done. In many cases, the dosage is about 10 μg / k daily
g to about 1 mg / kg body weight, administration route, symptoms
Etc. are considered. Breast-specific genes and compounds (these are
Is a polypeptide according to the invention.
Can be used by expressing such a polypeptide
You. This is often referred to as "gene therapy". Thus, for example, cells from a patient
A polynucleotide encoding a peptide (DNA or
RNA) can be manipulated ex vivo and then manipulated
The cells produced are the patients to be treated with this polypeptide
Provided to Such methods are well known in the art.
You. For example, a cell encodes a polypeptide of the invention.
The use of retroviral particles containing RNA
It can be operated by procedures known in the art. Similarly, cells can be used to produce polypeptides in vivo.
For expression of the peptide, for example, by procedures known in the art.
Can be manipulated in vivo. As known in the art,
Les containing RNA encoding the polypeptide of the present invention.
Producing cells for producing torovirus particles are
Polypep for manipulating cells in vivo and in vivo
It can be administered to a patient for expression of the tide. Such person
To administer the polypeptide of the invention by the method
And other methods are known to those skilled in the art from the teachings of the present invention.
it is obvious. For example, an expression vehicle for manipulating cells.
The virus is not a retrovirus (eg, adenovirus).
Ills). This should be paired with the appropriate delivery vehicle.
Once combined, they are used to manipulate cells in vivo.
Can be The retroviral plasmid described above in the present specification
Retroviruses from which the vector can be derived include Moro
Knee mouse leukemia virus, spleen necrosis virus, Rous
A retrovirus like the sarcoma virus, Harvey's sarcoma
Ils, chicken leukemia virus, gibbon monkey leukemia
Ills, human immunodeficiency virus, adenovirus, bone
Myeloproliferative sarcoma virus, and mammalian tumor virus
But not limited thereto. One embodiment
In the retroviral plasmid vector, the Moro
Derived from knee mouse leukemia virus. [0157] Vectors contain one or more promoters.
No. Suitable promoters that can be used include Mil.
ler et al., Biotechniques, Volume 7, 9
No. 980-990 (1989)
LTR; SV40 promoter;
Gallovirus (CMV) promoter, or any other
Promoters (eg, eukaryotic cell promoters)
(Histone, pol III, and β-actin pro
Including but not limited to motors)
But not limited to these. Other ui that can be used
Adenovirus promoter
, A thymidine kinase (TK) promoter, and B
19 parvovirus promoter, which
It is not limited to them. The choice of an appropriate promoter is
It will be apparent to those skilled in the art from the teachings contained in the specification. Nucleic acid sequence encoding the polypeptide of the present invention
The rows are under the control of a suitable promoter. Can be used
Suitable promoters include adenovirus promoters.
(Eg, the adenovirus major late promoter)
-); Or a heterologous promoter (eg, cytomegalo
Virus (CMV) promoter); RS virus (R
SV) promoter; an inducible promoter (eg, M
MT promoter, metallothionein promoter);
Heat shock promoter; albumin promoter; A
poAI promoter; human globin promoter;
Ilstymidine kinase promoter (eg,
Rupesthymidine kinase promoter); retrovirus
LTR (modified retrovirus LT described earlier herein)
R); β-actin promoter; and human growth
Hormone promoters, including but not limited to
Not. Promoters also encode polypeptides.
Can be a natural promoter that controls a gene. [0159] The retroviral plasmid vector
Transduce the packaging cell line to form a production cell line
Used to Packages that can be transfected
Examples of soaking cells include Miller, Human
Gene Therapy, Vol. 1, pp. 5-14 (1
990) (incorporated herein by reference in its entirety).
PE501, PA317, ψ-2, ψ-A
M, PA12, T19-14X, VT-19-17-H
2, ψCRE, ψCRIP, GP + E-86, GP + e
nvAm12, and the DAN cell line.
It is not limited to these. Vectors can be any vector known in the art.
The packaging cells can be transduced by any means.
Such means include electroporation,
Use of posomes and CaPO 4 Precipitation
However, it is not limited to these. As an alternative, retro
Viral plasmid vector encapsulated in liposome
Or be bound to a lipid, and then
Can be administered. The production cell line encodes a polypeptide.
Infectious retrovirus containing nucleic acid sequence (s)
Produce svector particles. Then such a retro
Viral vector particles can be used in vitro or in vivo.
Either used to transduce eukaryotic cells
Can be The transduced eukaryotic cell is a polypeptide
Expressing the nucleic acid sequence (s) encoding
Eukaryotic cells that can be transduced include embryonic stem cells,
Embryonic sarcoma cells and hematopoietic stem cells, hepatocytes, fibroblasts
Vesicles, myoblasts, keratinocytes, endothelial cells, and trachea
Include, but are not limited to, epithelial cells. The present invention also relates to a breast-specific gene of the present invention.
For use as a diagnostic. For example, some diseases
The illness is caused by an inherited defective gene. For example, milk
Tuft-specific genes, CSG7 and CSG10,
Has reduced expression in breast cancer cells compared to expression in vesicles
It has been found that In addition, the remaining milk of the present invention
Tuft-specific genes are overexpressed in breast cancer. Subordinate
Thus, mutations in these genes can cause breast disorders (eg,
For example, breast cancer) can be detected. At the DNA level
Mutations in the breast-specific gene of the present invention can be performed by various techniques.
Can be detected by Nucleic acids used for diagnosis (genome
DNA, mRNA, etc.), blood, urine, saliva, tissue
Non-breast patient cells, such as biopsy and necropsy material
Can be obtained. Genomic DNA is used for direct detection
Or PCR (Saiki et al., Nature, 3).
24: 163-166 (1986)) prior to analysis.
It can be amplified enzymatically. RNA or cDNA can also be
It can be used for the same purpose. As an example, the present invention
PCR primers that are complementary to nucleic acids are
Identify and analyze mutations in specific polynucleotides
Can be used to For example, deletions and insertions
Size of amplified product compared to normal genotype
Can be detected. The point mutation is the amplified D
Breast-specific RNA or radioactivity radiolabeled for NA
Hybridizes to the labeled antisense DNA sequence
Of DNA after PCR amplification that can be identified by
Another good way to screen for segment mutations
A well-established method is to use single-stranded conformational polymorphisms (SSC
P) Analysis. The PCR product is 32 P-dCTP
10 cycles of re-amplification
To produce a 200-300 bp fragment
Digested with the appropriate restriction enzymes to produce
Denatured by heating for 5 minutes, then immersed in ice
It is. Then a non-denaturing gel (5% glycerol, 5%
Electrophoresis is carried out (Cryamide) (Glav
ac, D.C. And Dean, M .; , Human M
utation, 2: 404-414 (199
3)). Sequence Sequence between Reference Gene and "Variant"
Differences can be revealed by direct DNA sequencing.
You. In addition, the cloned DNA segment contains a specific D
Used as a probe to detect NA segments
Can be The sensitivity of this method was combined with PCR
Sometimes greatly amplified. For example, sequencing primers
Is the double-stranded PCR generated by the modified PCR
Used with product or single-stranded template molecule. Sequencing
Is a conventional procedure using radiolabeled nucleotides.
Or by automated sequencing procedures using fluorescent tags
Is performed. Genetic Testing Based on DNA Sequence Differences
Is the DNA in gels with or without denaturing agents
By detecting changes in the electrophoretic mobility of fragments
Can be achieved. Small sequence deletions and insertions, high resolution
Can be visualized by gel electrophoresis. Of different arrays
DNA fragments are run on denaturing formamide gradient gels.
Can be distinguished. Here the different DNA flags in the gel
The mobility of the element is determined by their specific melting temperature or fraction
In the gel at different locations according to the specific melting temperature
(See, for example, Myers et al., Science, 230:
1242 (1985)). Furthermore, the array
Changes (in certain small deletions) are caused by DNA migration
It is detected as a change in the degree pattern. A sequence change at a particular position may also
Ase protection assays (eg, RNase protection and S
1 Protection or chemical cleavage methods (eg, Cotton et al.,
PNAS, USA, 85: 4397-4401 (19
85))). Therefore, the detection of a specific DNA sequence is high.
Hybridization, RNase protection, chemical cleavage, direct
Direct DNA sequencing or the use of restriction enzymes (eg,
For example, restriction fragment length polymorphism (RFLP)) and Southern block
Can be achieved by methods such as The sequences of the present invention are also useful for chromosome identification.
It is. This sequence is located at a specific location on individual human chromosomes.
And specifically hybridize to that position
I can do it. In addition, we now identify specific sites on the chromosome
Need to be Currently available for labeling chromosome locations
Chromosome labeling based on real sequence data (repetitive polymorphism)
There are almost no chemical reagents. DNA to chromosome according to the invention
Mapping of these sequences to disease-related genes
This is an important first step in correlation with. [0167] Briefly, the sequence was converted from cDNA to P
Prepare CR primer (preferably 15-25 bp)
Can be mapped to chromosomes. 3 'untranslated region
Computer analysis of more than one in genomic DNA
Does not span exons, thus complicating the amplification process
Used to quickly select the primer to be used. Next
These primers contain individual human chromosomes
Used for PCR screening of somatic cell hybrids
You. Hybrid containing the human gene corresponding to the primer
Only yield amplified fragments. PCR mapping of somatic cell hybrids
To assign specific DNA to specific chromosomes
This is a quick procedure. The same oligonucleotide primer
Used in conjunction with the present invention, a fragment derived from a particular chromosome
Panel or a large genomic clone in a similar fashion
Pooling is used to determine partial localization (subloca).
lization can be achieved. Map to chromosomes
Other mapping strategies that can also be used to
For in situ hybridization, labeled
Using flow-sorted chromosomes
Prescreening and chromosome-specific cDNA libraries
For hybridization to construct libraries
Preselection by Metaphase chromosome spread of cDNA clones
In situ hybridization (FIS)
H) is used to provide accurate chromosomal locations in one step.
Can be used. This technique can be as short as 50 or 60 bases.
Can be used with new cDNAs. A review of this technology
And Verma et al., Human Chromos.
omes: a Manual of Basic T
techniques, Pergamon Press,
See New York (1988). Once the sequence has been mapped to a precise chromosomal location,
The physical location of the sequence on the chromosome
Can be correlated with the data. Such data, for example,
V. McKusick, Mendelian Inh
eritance inMan (Johns Hopk
ins University Welch Medi
available online from Cal Library
). Then, the same chromosome region
The relationship between the gene being dropped and the disease
Co-inheritance of physically adjacent genes). Next, the cD between affected and unaffected individuals
Need to determine differences in NA or genomic sequence
There is. Mutations are observed in some or all affected individuals
If this is not observed in any normal individual,
Mutations appear to be causative factors of the disease. Physical Mapping Techniques and Gene Mapping
At the current resolution of imaging technology, chromosomal regions associated with disease
The cDNAs located exactly in the region are 50 and 500
May be one of the potential causative genes. (this is,
1 megabase mapping resolution and 20kb warm
One gene). The polypeptide, its fragments and
Is another derivative, or their analog, or it
Cells expressing them produce antibodies against them
Can be used as an immunogen for These antibodies are
For example, polyclonal antibodies or monoclonal antibodies
Can be The present invention also relates to chimeric, single chain,
And humanized antibodies, and Fab fragments, or
Includes the products of the Fab expression library. In the field
Various procedures known in the art may be used to make such antibodies and fragments.
Can be used for the production of The polypeptide corresponding to the sequence of the present invention
Antibodies produced by direct injection of the polypeptide into animals.
Or by administration of the polypeptide to the animal.
Can be The animal is preferably non-human. Next
The antibody thus obtained is the polypeptide itself.
To join. In this way, the fragmentation of the polypeptide
Even sequences that encode only native polypeptides
Can be used to generate antibodies that bind to the entire drug.
Such antibodies then express the polypeptide.
Used to isolate a polypeptide from a tissue.
You. For preparation of monoclonal antibodies, cells
Any technique for providing antibodies produced by continuous culture of a strain
Surgery may be used. Examples include hybridoma technology
(Kohler and Milstein, 1975,
Nature, 256: 495-497), trio
Technology, human B cell hybridoma technology (Kozbo)
1983, Immunology Toda.
y 4: 72), and a human monoclonal antibody
EBV hybridoma technology (Cole et al.,
1985, Monoclonal Antibod
ies and Cancer Therapy, Al
an R. Liss, Inc. , Pp. 77-96).
Can be Techniques Described for Producing Single Chain Antibodies
(U.S. Pat. No. 4,946,778) shows the immunity of the present invention.
To generate a single-chain antibody to a non-genic polypeptide product
Can be adapted. Transgenic mice also
Can be used to generate a body. Antibodies can also be used, for example, to contact breast cancer cells.
Homing interaction reagents that destroy them when exposed
Method, can be used to target breast cancer cells.
You. This is a fact. Because the antibody is
This is because it is specific to the tuft-specific polypeptide. Mutual
The binding of the working reagent to the antibody binds the interacting reagent directly to the breast.
Let me carry it. This type of antibody is also useful, for example, in the pelvic region.
Label antibodies to facilitate area and breast scanning
Used to perform in vivo imaging
obtain. One method for diagnostic imaging is diagnostic imaging
Label any cancer cells in the breast to be detected with a detectable marker.
Contacting the identified anti-breast specific protein antibody
Include. In this method, the labeled antibody is
The reaction is performed under conditions that bind to the peptide. specific
In some examples, the antibody interacts with the breast (eg, breast cancer cells).
Interact and fluoresce when contacted,
As a result, breast imaging and visibility are amplified,
Allows for the determination of diseased or non-diseased states. The present invention will be further described with reference to the following examples.
However, the invention is limited to such examples.
It should be understood that not. All parts also
The amounts are by weight unless otherwise specified. To facilitate understanding of the following examples,
Certain methods and / or terms that appear frequently are described.
You. "Plasmids" are preceded by lowercase p and
And / or following capital letters and / or numbers
It is specified by doing. Starting plasmids herein
Is commercially available and publicly available without restriction
Or the plasmid available according to published procedures
Can be built from In addition, the described plasmid
Equivalent plasmids are known in the art and
It will be clear to those skilled in the art. "Digestion" of DNA refers to specific arrangements in the DNA.
Catalytically catalyzes the DNA with a restriction enzyme that acts only on the sequence
Refers to cutting. Various controls used in this specification
Restriction enzymes are commercially available and their reaction conditions,
Cofactors and other requirements are those known to those skilled in the art.
Was used. For analytical purposes, typically 1 μg
Rasmid or DNA fragment contains about 2 units of enzyme
Together with about 20 μl of buffer solution. Plasmi
For the purpose of isolating DNA fragments for constructing
For this purpose, typically 5 to 50 μg of DNA are
Digested in a larger volume with 50 units of enzyme
You. Appropriate buffers and substrate for specific restriction enzymes
Is specified by the manufacturer. About 1 hour at 37 ° C
The incubation time is usually used, but this depends on the supplier
May vary according to instructions. After digestion, the reaction is
Direct electrophoresis on a acrylamide gel to obtain the desired fragment
Isolate. The size separation of the cleaved fragments was performed using Sam.
Brook et al., "Molecular Clonin
g: A Laboratory Manual] C
oldSpring Laboratory Pres
s, (1989) 1% TAE agarose gel
Is done using "Oligonucleotide" is a single-stranded polynucleotide.
Oxynucleotide or two complementary polydeoxy
Any of the nucleotide chains, which are chemically combined
Can be achieved. Such synthetic oligonucleotides are
Does not have a 5 'phosphate, and therefore has the ATP
If no phosphoric acid is added with the
Do not connect with Synthetic oligonucleotides are dephosphorylated
Ligate to unfragmented fragments. "Ligation" refers to two double-stranded nucleic acid fragments.
Process to form a phosphodiester bond between
(Maniatis, T et al., Supra, p. 146). other
If not provided, ligation uses known buffers and conditions
And an approximately equimolar amount of the DNA fragment to be ligated.
10 units of T4 DNA ligase per 0.5 μg
("Ligases"). Unless otherwise stated, Graham, F. et al.
And Van der Eb, A. et al. , Virolo
gy, 52: 456-457 (1973).
Transformations were performed as described. EXAMPLES Example 1 Measurement of Transcription of Breast-Specific Gene
Constant) Whether there is active transcription of breast-specific gene RNA
About 6 ml of venous blood was
Standard venipuncture technique using phosphorus-treated tubes
Obtained using Equivalent volume of phosphate buffered saline for whole blood
And then mix it with a 15-ml polystyrene tube.
8 ml of Ficoll (Pharmacia,
(Uppsala, Sweden). this
The gradient is centrifuged at 1800 × g for 20 minutes at 5 ° C.
Carefully aspirate the lymphocyte and granulocyte layer (about 5 ml)
And release the phosphate to 50 ml in a 50 ml tube.
Re-dilute in opiated saline and 1800 × at 5 ° C.
Centrifuge again at g for 20 minutes. Discard the supernatant, and
Pellet containing nuclear cells, as described by the manufacturer
For RNA extraction using RNazole B method
(Tel-Test Inc., Friendsw
wood, TX). [0188] The amount of mRNA from the gene of interest is determined.
1 to 20 (SEQ ID NOS: 1 to 2)
MR transcribed from a human gene containing the DNA sequence of 0)
Make sure that at least a part of the NA sequence has identity.
Design the probe. Mix this probe with the extracted RNA
And mix the mixed DNA and RNA
Precipitate in ethanol (-70 ° C for 15 minutes). This pere
Resuspend in hybridization buffer, and
And dissolve. Transfer the tube containing this mixture to the DNA
10 to 15 minutes in a 72 ° C water bath to denature
Cubate. Transfer this tube to the desired hybrid
Transfer into water bath quickly at the temperature of the zation. Hybrid
The ligation temperature depends on the content of G + C in DNA.
Exist. Hybridization is performed for 3 hours.
Add 0.3 ml of nuclease-S1 buffer and add
And mix well. 50 μl of 4.0 M ammonium acetate
And the reaction was stopped by adding 0.1 M EDTA
You. This mixture is extracted with phenol / chloroform,
Then add 20 μg of carrier tRNA, and etc.
Precipitate with a volume of isopropanol. 40μ precipitate
dissolved in 1 TE (pH 7.4) and alkaline
Run on agarose gel. After electrophoresis, distribute a small amount of RNA.
Sequence to confirm nucleotide sequence. (More detailed
For a review, see Fabaloro, J. et al. Mot
hods Enzymol. , 65: 718 (198
0)). The two oligonucleotide primers
Used to amplify sequences isolated in the manner described above.
The 5 'primer is 20 nucleotides in length, and
The 3 'primer is complementary to the 3' end of the isolated mRNA
Arrangement. Primers to isolated mRNA
Follow custom design. Reverse transcription reaction and PCR amplification
To Perkin Elmer 9600 PCR machine
(Emeryville, CA)
Continuously. 20 μl diethyl pyrocarbonate treatment
400 ng of total RNA in the
For 1 minute and then immediately on ice just before the addition of PCR reagents.
Cool on top. A total PCR volume of 50-μl is 2.5 units
Taq polymerase (Perkin-Elmer),
2 units of chicken myeloblastosis virus reverse transcriptase (Bo
ehringer Mannheim, Indian
apolis, IN); 200 μM of each dCT
P, dATP, dGTP and dTTP (Perk
in Elmer); 18 pM of each primer,
10 mM Tris-HCl; 50 mM KC
l; and 2 mM MgCl 2 (Perkin El
mer). The PCR conditions are as follows:
Cycle 1 at 42 ° C. for 15 minutes, then at 97 ° C. for 15 seconds
Cycle 2 at 95 ° C. for 1 minute, 60
° C for 1 minute and 72 ° C for 30 seconds (15 cycles
Cycle 3 is 95 ° C for 1 minute, 60 ° C for 1 minute
For 1 minute at 72 ° C. (10 cycles); cycle
4 at 95 ° C. for 1 minute, 60 ° C. for 1 minute, and 72 ° C.
For 2 minutes (8 cycles); cycle 5 is 15 minutes at 72 ° C.
Minutes (1 cycle); and the last cycle is
At 4 ° C. until removed from the machine. 50
-Concentrate the μl PCR product to 10 μl by vacuum centrifugation.
And then remove the sample, ethidium bromide
1.2% Tris-borate-EDTA containing
Run on agarose gel. The band of expected size is
Indicates that this gene is present in the assayed tissue
You. The amount of RNA in the pellet can be quantified in a number of ways.
obtain. For example, it may weigh. Confirmation of the nucleotide sequence of the PCR product
Performed by microsequencing. PCR products were
n PCR Product Purificatio
nKit (Qiagen, Chatsworth,
Using CA) to purify as described by the manufacturer.
You. 1 μg of the PCR product was added to Tag Dye Deoxy.
Terminator Cycle sequencing kit
Using a Perkin-Elmer 9600 PC
Applied Biosystem on R machine
ms (Foster, CA)
Next, it is subjected to PCR sequencing. The sequencing product was
Tri-Sep column (Princeton Sepa)
ratios, Adelphia, NJ)
And purified as described by this company. Next
This product is then transferred to the Macintosh IIci
ABI model 373A DNA with integrated
Sequencing system (Applied Biosystem)
(ms). Example 2 Bacterial Expression of BSG Protein
And purification and use for monoclonal antibody preparation.
DNA sequence encoding the polypeptide of the present invention (for
In the embodiment, BSG1 (ATCC Accession No. 971)
No. 75)), the 5 ′ sequence of the protein and the protein
PCR oligonucleotide corresponding to vector sequence 3 '
Amplification was first performed using a reotide primer. D
Additional nucleotides corresponding to the NA sequence were added 5 ′ and
And 3 'sequences. 5 'oligonucleotid
Primer has the sequence 5 ′ GCCACATGGGATG
Having TTTTCAAG 3 '(SEQ ID NO: 21);
NcoI restriction enzyme site followed by processed protein
15 nucleotides starting from the first amino acid of the protein
It may include a coding sequence. 3 'sequence 5' GCCGCAGA
TCTGTCTCCCCCACTCTGGGC 3 '
(SEQ ID NO: 22) is complementary to the BglII restriction enzyme site
Sequence and also subsequently encodes the protein.
18 nucleotide nucleotide sequence. Restriction enzyme section
The position was determined using a bacterial expression vector, pQE-60 (Qiage).
n, Inc. Chatsworth, CA)
Corresponds to the restriction enzyme site. pQE-60 is antibiotic resistant
(Amp r ), Bacterial origin of replication (ori), IPTG system
Possible promoter operator (P / O), Riboso
Binding site (RBS), 6-His tag, and restriction enzyme
Code the prime site. Then, pQE-60 was converted to Nco
Digest with I and BglII. The proliferating sequence was replaced with pQE-6.
0 and the histidine tag and RBS
The sequence to be inserted in frame. Then
Using the ligation mixture, E. coli strain M15 / re
p4 (Qiagen) is described in Sambrook, J .; Et al.,
Molecular Cloning: A Labo
rattro Manual, Cold Spring
g Laboratory Press, (198
Transform according to the procedure described in 9). M15 / rep
4 contains multiple copies of plasmid pREP4,
It expresses the lacI repressor and
Shin resistance (Kan r ) Is also given. Transformants are LB
Identified by their ability to grow on rate, and
Select ampicillin / kanamycin resistant colonies.
Isolate plasmid DNA and use restriction enzyme analysis
Confirm. The clone containing the desired construct was
(100 μg / ml) and Kan (25 μg / ml)
Overnight in liquid culture in LB medium supplemented with both (O /
N) Proliferate. 1: 100- using O / N culture
Inoculate a large culture at a ratio of 1: 250. Cells, 6
00 optical density (OD 600 ) Is 0.4 and 0.6
And grown to between Then, IPTG ("iso
Propyl-BD-thiogalactopyranoside ").
To a final concentration of 1 mM. IPTG is lacI replay
Gene expression by inactivating
To release the P / O for 3 to more cells
Grow for 4 hours. The cells are then recovered by centrifugation
I do. The cell pellet is treated with the chaotropic agent 6M guar.
Solubilize with Niidine HCl. After clearing, solubilized tan
Proteins are made more rigid by proteins containing 6-His tags
Chromatography on nickel chelate columns under binding conditions
Purify from this solution by chromatography (Hochu
li, E. J. et al. Chromatography
411: 177-184 (1984)). BGS1
The protein (> 90% pure) was converted to 6M guanidine HCl
Elution from the column at pH 5.0 and the purpose of the regeneration
For 3M guanidine HCl, 100 mM sodium phosphate
Thorium, 10 mM glutathione (reduced), and 2
Adjust to mM glutathione (oxidized form). In this solution
After a 12 hour incubation, the protein was
Dialyze against mM sodium phosphate. [0193] The protein thus purified was obtained from
Produce monoclonal antibodies specific for such proteins
Can be used as an epitope. Isolated
Monochromes produced against proteinaceous polypeptides
Null antibodies can be used to inject animals directly with the polypeptide.
Or by administering the polypeptide to the animal
Can be obtained by Then it was obtained in this way
Antibodies bind to the protein itself. Then this
Such an antibody would elicit the protein from its polypeptide
From the resulting tissue, for example, using an ELISA assay,
Can be used to isolate. Example 3 cDNA Libraries from Breast Tissue
Preparation of library) Total cellular RNA was guanidinium
According to the Enol method, the previous description (P. Chomczyn)
ski and N.I. Sacchi, Anal. Bi
ochem. , 162: 156-159 (198
7)), RNAzol (Cinna-Biote)
Prepared from tissue using cx). Further RNA
Include ethanol precipitation. Poly A mRNA is converted to oligo
dT-coated latex beads (Qiagen)
Used to isolate from total RNA. A sufficient amount of total RNA
If available, make a poly A selection twice and select
Ensure better separation from nitrated material. The mRNA selected with oligo dT was ligated with Go
bbler and Hoffman (Gobbler,
U. And B. J. Hoffman, 1983,
Gene, 25: 263).
Used for A synthesis. First-strand synthesis was performed by Moloney.
Mouse sarcoma virus reverse transcriptase (Stratagen)
e) or Superscript II (Molo
RNase H containing no mouse reverse transcriptase,
Gibco-BRL). First chain
Synthesis was performed using primers / reagents containing an Xho I restriction site.
Start with an anchor. Nucleotides used in the synthesis
Mixture prevents restriction enzyme digestion within the cDNA sequence
To include methylated dCTP. Second strand synthesis
For E. coli polymerase Klenow Hula
Using the mentment, and [ 32 P] -dATP,
Incorporate as a tracer for leotide incorporation. Following the second strand synthesis, the cDNA was converted to T4
DNA polymerase or Klenow fragment
Use either one to make blunt ends. Eco RI Ada
Is added to the cDNA and the cDNA is added to Xho.
Digest with I. cDNA is separated by Sephacryl
l Size with S-500 column (Pharmacia)
Fractionation, excess linker and less than about 500 base pairs of c.
Remove the DNA. The cDNA was unidirectionally transformed into pBluesc
ript II phagemid or λ Uni-zap
Any Eco of XR (Stratagene)
Clone into the RI-Xho I site. pBlues
When cloning into script II, use plasmid
To E. E. coli SURE competent cells (St
electroporation into the rat. c
When cloning DNA into Uni-Zap XR
Is a Gigipack II packaging extract (S
Packaging using tratagene). Pa
Infecting SURE cells using the packaging phage,
Amplify. pBluescript containing cDNA insert
t phagemid was isolated from λZap phage
Use Exassist (Stratagene)
And resect. The recovered phagemid was subjected to SOLR
E. FIG. E. coli cells (Stratagene)
You. (Preparation of Template for Sequencing)
Template DNA for 1) boiling method, or 2) PCR amplification
Prepared by The boiling method is described in Holmes and Quigl.
ey (Holmes, DS and M. Quig)
ley, 1981, Anal. Biochem. ,
114: 193). Bluesc
Rip II, or recovered Bluescript
Any of the cDNAs cloned into the t phagemid
The resulting colonies are grown overnight in concentrated bacterial media. 4
00 μl of cells are centrifuged and lysozyme (8
0 μg / ml) and RNase A (4 μg / ml)
Containing STET (0.1 M NaCl, 10 mM T
RIS pH 8.0, 1.0 mM EDTA and 5
% Triton X-100). cell
Boil for 40 seconds and centrifuge for 10 minutes. Up
Remove the supernatant and precipitate the DNA with PEG / NaCl.
Settle and wash with 70% ethanol (2x).
Resuspend the template in water at about 250 ng / μl. The preparation of the template by PCR was performed using Rosent
hal et al. (Rosenthal et al., Nucleic A
cids Res. , 1993, 21: 173-1.
74) is a modification of the method. pBluescript
II or recovered pBluescript phage
Colonies containing the cDNA cloned into the mid,
96 well tissue culture plates in LB containing ampicillin
Incubate overnight at rate. 2 μl of this culture
With the Tricine buffer system (Ponce and Mic)
ol. , Nucleic Acids Res. ,
1992, 20: 1992) and 200 μM dN.
Using TP as a template in a PCR reaction
(Saiki, RK, et al., Science, 23.
9: 487-493, 1988; and Saiki,
RK, et al., Science, 230: 1350-1.
354, 1985). Selected ply for template amplification
The merset is the plasmid that was selected for template sequencing.
Outside the Immerset. The primers used were
5'-ATGCTTCCGGCTCGTATG-3 '
(SEQ ID NO: 23) (this is in pBluescript
5 'of the M13 reverse sequence of
TTTCCCAGTCACGAC-3 ′ (SEQ ID NO: 2
4) (This is the M13 sequence in pBluescript
3 'of Limer). M13 forward and reverse array
Any primer corresponding to the sequence adjacent to
You. Perkin-Elmer 9600 Thermosai
Amplify the template using the following cycler conditions
Do: 94 ° C. for 5 minutes (1 cycle);
At 20 ° C.); 55 ° C. for 20 seconds (1 minute at 72 ° C.) (30 cycles
); 7 min at 72 ° C (1 cycle). Following amplification
The PCR template was precipitated with PEG / NaCl.
And wash three times with 70% ethanol. Mold
Resuspend in water. Example 4 Selection of Selected Clones from Breast Tissue
Separation) Prepared from human breast tissue using two approaches
Specific clones from the cloned cDNA library
Let go. First, clones were cloned into oligonucleotides
Screen libraries directly with probes
To isolate. To isolate a specific clone
For example, a specific oligonucleotide having 30-40 nucleotides
Creotide is applied to Applied Biosystems
Using a DNA synthesizer, one of the partial sequences described in the present application was
And combine them. The oligonucleotide is called T4
Using polynucleotide kinase 32 P- -ATP
And standard protocols (Maniatis
Et al., Molecular Cloning: A La
boratoryManual, Cold Spri
ng Harbor Press, Cold Spr
ing, NY, 1982). λcD
NA library on 1.5% agar plate, density 2
0000-50,000pfu / 150mm play
And sow the seeds. These plates are coated with Nylon membrane
Uses standard phage screening protocol
(Stratagene, 1993)
To synchronize. Specifically, denatured and immobilized fur
Nylon membrane with diDNA was applied to 6 × SSC, 20 m
M NaH 2 PO 4 , 0.4% SDS, denatured 5
5 x Denhardt, 00 μg / ml, sonicated
Salmon sperm DNA and 6 × SSC, 0.1%
Prehybridize in SDS. 1 hour pre-high
After hybridization, the membrane is hybridized
Buffer (6 × SSC, 20 mM NaH 2 PO 4 , 0.
4% SDS, 500 μg / ml denatured, sonicated
Salmon sperm DNA). 6 cpm / m
l 32 Hybridize overnight at 42 ° C with P-probe
You. The membrane was washed at 45-50 ° C. with wash buffer (6 × SSC,
(0.1% SDS) for 20-30 minutes,
And expose to Kodak X-ray film overnight. Positive
Isolate clones and perform secondary and tertiary screening
To purify. Identical to the subsequence described in this application
Sequencing of the purified clones to verify
I do. A cDNA library prepared from human breast tissue
Another approach to screening the blurry is to distribute everything
The purpose is to prepare DNA probes corresponding to the columns. Step
Both ends of the reported subsequence to prepare the lobe
Two oligonucleotides of 17-20 nucleotides of origin
The tide primer is synthesized and purified. These two
Using two oligonucleotides, the cDNA
The probe is amplified using the library template. DNA casting
From the phage lysate of the cDNA library,
Semi-phage DNA preparation protocol (Maniatis
Prepared according to Polymerase chain reaction
Using μg of the above cDNA template, 25 μl of the reaction mix
Perform in compound. The reaction mixture is 1.5-5 mM MgC
l 2 , 0.01% (w / v) gelatin, 20 μM each d
ATP, dCTP, dGTP, dTTP, 25 pmol
Primers, and a 0.25 Unit Taq
Limerase. 35 cycles of PCR (1 at 94 ° C)
Denaturation for 1 minute; annealing at 55 ° C. for 1 minute;
Extension for 1 minute) was analyzed using a Perkin-Elmer Cet.
us using an automated thermal cycler. Amplified
The product is analyzed by agarose gel electrophoresis and
Excising the DNA band with the measured molecular weight, and
Purify. PCR products, DNA products subclonin
Probe by sequencing and sequencing
Make sure that Connect the probe to Multiprime D
NA Labeling System (Amer
sham), specific activity <1 × 10 9 smell dmp / μg
Label. Using this probe, Stratage
λ cDNA library according to the
Clean. Hybridization was performed at 5 × T
EN 920XTEN (0.3M Tris-HCl
pH 8.0, 0.02M EDTA and 3M NaC
l) 5 × Denharddt's, 0.5% pyrroline
Sodium acid, 0.1% SDS, 0.2 mg / ml
Heat-denatured salmon sperm DNA and 1 × 10 6 cpm / m
l [ 32 P]-55 ° C using labeled probe
For 12 hours. Filter 0.5X TE
N for 20-30 minutes at room temperature, then at 55 ° C.
And wash for 15 minutes. Dry the filter and-
Using Kodak XAR-5 film at 70 ° C
To autoradiograph. Positive clones are
And purified by a third screening. Isolated
The sequence of the clone is confirmed by DNA sequencing. From the partial sequences described herein, the complete sequence
The general procedure for obtaining the sequence is summarized as follows:
(Procedure 1) A partial sequence clone (a sequence to obtain a partial sequence)
Selected humans from the sequenced cDNA clones)
For example, the DNA is subjected to endonuclease using Eco-RI.
Aase digestion, gel electrophoresis, and low melting point agarose
Purification by isolation of the clone by removal from the
You. The isolated insert DNA is, for example, 32 By P sign
Nick translation or run
Radiolabel with dam primer labeling. Sign
Phage cDNA using the inserted insert as a probe.
Library or plasmid cDNA library
Screen. Clones related to probe cDNA
Colonies containing chromosomes are identified and identified by known purification methods.
And purify. Insert the end of the newly purified clone
Reotide sequencing and identifying the full-length sequence. Then all
Complete sequencing of long clones was performed using Exoncleas.
e by III digestion or primer walking
Do. Fewer deposited clones for which partial sequences were obtained
MRs derived from various tissues
A Northern blot of NA was performed as needed,
Adjust the size of mRNA against what is considered DNA
I can get it. The following procedures 2 and 3 were performed with the deposited
Clones containing the full-length sequence
If not, the full length gene or the full length coding portion of the gene
Can be used to obtain Human breast tissue derived or deposited
Libraries from the clone mixtures obtained are also provided by the present invention.
From a source other than the mixture deposited using the subsequence of
Applicable to obtain full-length sequences from the resulting clones.
is there. (Procedure 2) RACE protocol for recovery of full-length gene A partial cDNA clone was prepared according to the method described by Frohman, M .;
A. Dush, M .; K. , And Martin,
G. FIG. R. (1988) Proc. Nat'l. Ac
ad. Sci. USA, 85: 8998-900.
Rapid Amplification (RACE) Hand of cDNA End as described in 2
By using a sequence, it can be full length. 5 'or
CDNA clones lacking any of the 3 'ends are
Extends to each of the translation start or translation stop codon,
Can be reconstructed to include open base pairs. Most
In some cases, the cDNA lacks the start of its translation. Less than
Briefly describes a modification of this original 5'RACE procedure
I do. Poly A + or total RNA is
pt II (Gibco / BRL) and cDNA
Reverse with column specific antisense or complementary primers
Transcribe. Primers are used with Microcon Conc
Removed from reactants with an extractor (Amicon)
I do. Then, dATP and the end of the first strand cDNA were added.
Terminal deoxynucleotide transferase (Gib
(co / BRL). Thus, necessary for PCR amplification
Generate a simple anchor sequence. Second strand in PCR buffer
DA-tail, Taq DNA polymerase (Per
Kin-Elmer Cetus), three adjacent systems
Restriction sites (XhoI, SalI and ClaI)
Oligo-dT primers containing at the 5 'end, and these
Synthesized from primers containing only restriction sites. These two
Heavy chain cDNA is used with the same primers for 40 cycles.
Nested cDNA-specific
PCR amplification with antisense primer. PCR products
With an ethidium bromide-agarose gel
Release and prediction of DNA encoding the defective protein
The region of the gel containing the cDNA product of the desired size
You. cDNA can be used in Magic PCR Prep Kit
(Promega) and purified from agarose using X
restriction digested with hoI or SalI, and
pBluescript SKII (Stratage
ne) into plasmids such as ShoI and EcoR.
Binds at the V site. Transform this DNA into bacteria
And clone the plasmid clone into the correct protein
Sequence to identify code insert. Right 5 '
The termini are homologues that have putatively identified this sequence and
By comparing the overlap with the partial cDNA clone,
Confirm. Several quality control kits are commercially available.
You. Reagents and methods similar to those described above are available from Gibco
/ BRL in kit form. The second kit
Is available from Clontech, which is
A series of technologies, Dumas et al. (Dumas, JB,
Edwards, M.E. , Delort, J.A. You
And Mallet, Jr. , 1991, Nucl
eic Acids Res. , 19: 5227-52.
32) developed by SLIC (for single-stranded cDNA)
(Single-stranded binding). The main difference in the procedure is the reversal
That the RNA is alkali-hydrolyzed after transcription, and
Anchor primer in which RNA ligase contains a restriction enzyme site
Used to bind DNA to first-strand cDNA
It is. This is a poly that is difficult to sequence beyond.
The necessity of dA-tailing reaction to generate T stretch
To eliminate. Production of 5 'cDNA from RNA
Alternatively, use cDNA library double-stranded DNA
May be. Asymmetric PCR amplified antisense cD
The NA chain is ligated with an antisense cDNA-specific primer and
And a plasmid (plasmid-ancho)
red) Synthesize with a primer. These primers
The symmetric PCR reaction was removed and the shortened cDNA-
Connect specific antisense primers and plasmid
Perform with IDA primer. (Procedure 3) In order to produce a 5 'terminal sequence to obtain a full-length gene,
RNA Ligase Protocol Once the gene of interest has been identified, several methods
Of genes that cannot be present in the original deposited clone,
It can be used to identify 5 'or 3' portions. these
The method includes similar and identical 5 'and 3' RACE.
Filter probes using specific probes and protocols
Roving (filter probing), claw
Enrichment, but these
It is not limited to. The full-length gene is in the library
And can be identified by probing, while 5 ′
A useful way to generate the ends is to use native subsequences.
Of existing sequence information to produce missing information
It is to use. A similar method for 5'RACE is desired
To produce the missing 5 'end of the full-length gene of
Available. (This method is based on the Front-Ra
Cine et al., Nucleic Acids Re
s. , 21 (7): 1683-1684 (199
3)). Briefly, specific RNA oligonucleotides
Nucleotides are predicted to contain full-length gene RNA transcripts.
RNA and linked RNA oligonucleotides
Of a primer set population containing primers specific to
Ligation at the 5 'end. The known sequence of the gene of interest (E
Using the primers specific to ST), the desired full-length gene
The 5 'portion of the offspring is PCR amplified. This is followed by sequencing
And can be used to produce full-length genes.
You. This method is based on total RNA isolated from a desired source.
And poly A RNA can be used, but this procedure involves
Not necessary. The RNA preparation is then degraded or damaged.
The 5 'phosphate group of the damaged RNA (these are
If it is necessary to eliminate (which may interfere with the gauze process)
It can be treated with phosphatase. Then phosphatase
Inactivate (if used) and
The cap structure at the 5 'end of the RNA.
To remove RNA from tobacco acid pyrophosphatase
To process. This reaction is based on capped RNA.
Leaving a 5 'phosphate group at the 5' end of the T4
Using RNA ligase, RNA oligonucleotide
To This modified RNA preparation is then
First-strand cDN using gene-specific oligonucleotides
Can be used as a template for A synthesis. Then the first chain combination
Specific reactions are performed for the bound RNA oligonucleotide
Primers and known sequences of the gene of interest (ES
Using primers specific to T), the desired 5 ′
Can be used as a template for PCR amplification. Then get
The resulting product was sequenced and analyzed and the 5 '
Check that the sequence belongs to the subsequence. Example 5 Using Baculovirus Expression System
Cloning and expression of BSG1) Full length BSG
DNA sequence encoding one protein (ATCC accession number
No. 97175), the 5 ′ sequence of this gene and
PCR oligonucleotide primer corresponding to 3 'sequence
The 5 ′ primer was sequence 5′-A
AAGGATCCCCCCGCCATCATGGATGT
Having TTTCAAGAAG 3 ′ (SEQ ID NO: 25);
And the BamHI restriction enzyme site (bold) followed by
BSG1 gene (the translation start codon "ATG" is underlined.
Efficient) to initiate translation in eukaryotic cells
Eight nucleotides similar to the signal (Kozak,
M. , J. et al. Mol. Biol. , 196: 9
47-950 (1987)). The 3 'primer had the sequence 5' AAATC
TAGACTAGTCTCCCCCACTCTG 3 '
(SEQ ID NO: 26) and has a restriction endonucleus
XbaI cleavage site and 3 ′ of this BSG1 gene
Contains 21 nucleotides complementary to the sequence. Amplified sequence
Using a commercially available kit (“Geneclean” BIO1)
01 Inc. , La Jolla, Ca. )
And isolated from a 1% agarose gel. Then this
Fragments were digested with the endonucleases BamHI and X
digest with baI, then purify again on 1% agarose gel
did. This fragment is named F2. The vector pA2 (of the pVL941 vector)
Variant, described below) using Baculovirus expression system B
Used for SG1 protein expression (for review
Is described in Summers, M .; D. And Smith,
G. FIG. E. FIG. 1987, Manual of met
hods for baculovirus vector
ors and insect cell culture
re procedures, Texas Agri
cultural Experimental Sta
Tion Bulletin No. See 1555
That). This expression vector is Autographa
californica nuclear polyhedrosis virus (AcM
NPV) strong polyhedrin promoter, followed by
Of the restriction endonucleases BamHI and XbaI
Includes recognition sites. Simian virus (SV) 40 poly
Adenylation site used for efficient polyadenylation
I have. For easy selection of recombinant viruses, E. coli was used.
E. coli-derived β-galactosidase gene
Phosphorous promoter followed by polyhedrin gene
Insert in the same direction as the polyadenylation signal. Polyhed
Phosphorus sequence co-transfected wild-type virus D
Both sequences are included in the viral sequence for cell-mediated homologous recombination of NA.
Adjacent at the edge. Many other baculovirus vectors
Can be used instead of pA2. For example, pRG
1, pAc373, pVL941, and pAcIM1
(Luckow, VA and Summer)
s, M .; D. , Virology, 170: 31-3.
9). The plasmid was replaced with the restriction enzymes BamHI and X
digested with baI and calf intestine by procedures known in the art.
Dephosphorylated using phosphatase. Then, DN
A using a commercially available kit ("Geneclean" BIO
101 Inc. , LaJolla, Ca. )
And isolated from a 1% agarose gel. This vector
The DNA is called V2. The fragment F2 and the dephosphorylated
Rasmid pA2 is ligated using T4 DNA ligase
did. Then, E. E. coli HB101 cells
And using the enzymes BamHI and XbaI
Plasmid containing the BSG1 gene (pBacBS
Bacteria containing G1) were identified. Cloned fragment
Was confirmed by DNA sequencing. 5 μg of plasmid pBacBSG1 was
Lipofection method (Felgner et al., Proc.
Natl. Acad. Sci. USA, 84:
7413-7417 (1987)).
μg of commercially available linearized baculovirus (“Bacu
loGold TM baculovirus DN
A ", Pharmingen, San Dieg
o, CA. ) And co-transfected. 1 μg of BaculoGold TM Will
DNA and 5 μg of plasmid pBacBSG1
With 50 μl of serum-free Grace's medium (Life Te)
channels Inc. , Gaithers
burg, MD) containing microtiter plates
Mix in sterile well. Thereafter, 10 μl of lipofer
Add Kutin and 90 μl Grace medium and mix
And incubated for 15 minutes at room temperature. Next
The transfection mixture without serum.
35 mm tissue culture plate containing 1 ml of Grace's medium
Sf9 insect cells (ATCC CR
L 1711). New plate
The solution was shaken back and forth to mix.
The plate was then incubated for 5 hours at 27 ° C.
Was. After 5 hours, place the transfection solution on a plate
1 ml supplemented with 10% fetal bovine serum
Grace insect medium was added. Incubate plate
Return to beta and continue culturing at 27 ° C. for 4 days. After 4 days, the supernatant was collected and Summe
rs and Smith (supra)
Workup assay was performed. As a modification, stained blue
"Blue Ga", which allows easy isolation of plaques
l ”(Life Technologies In
c. , Gaithersburg)
Sgel was used. (Detailed description of "plaque assay"
Also has Life Technologies In
c. Insect cell culture distributed by Gaithersburg
Nursing and baculovirology user guides (9-10
P.)). After 4 days of serial dilution, the virus was added to the cells.
And plaque stained blue with Eppendorf
Picked up with pet chips. Next, the recombinant virus
Mug agar in an eppen containing 200 μl of Grace's medium
Resuspended in Dorf tube. Agar, centrifuge briefly
Removed by release and contains recombinant baculovirus
The supernatant was added to Sf9 cells seeded on a 35 mm dish.
Used to infect. Four days later, these culture dishes are
The supernatant was collected and then stored at 4 ° C. Sf9 cells were supplemented with 10% heat-inactivated FBS.
Grow in filled Grace's medium. Infect cells
Recombinant baculovirus V-BS with severe (MOI) 2
Infected with G1. After 6 hours, the medium is removed and the
SF900 II medium without thionine and cysteine
Ground (Life Technologies Inc.,
Gaithersburg). 42 hours
Later, 5μCi 35 S-methionine and 5 μCi
35 S-cysteine (Amersham) was added. Fine
The cells are incubated for an additional 16 hours, after which the cells are
Collected by heart separation and labeled protein
Possible by DS-PAGE and autoradiography
Visualized. Example 6 Recombinant BS in COS cells
G1 expression) The expression of the plasmid, BSG1 HA,
Vector pcDNAI / Amp (Invitrogen)
Derived from. The vector pcDNAI / Amp contains:
Contains: 1) SV40 origin of replication, 2) Ampicillin resistance
Sex gene, 3) E. E. coli origin of replication, 4) polyline
Kerr region, SV40 intron, and polyadenylation
CMV promoter followed by a site. The whole precursor and its
Codes HA tag fused in-frame to 3 'end
The DNA fragment to be converted into the polylinker region of the vector.
Region. Therefore, recombinant protein expression
Is governed by the CMV promoter. HA tag is
(I. Wilson, H. Nima
n, R.I. Heighten, A Cherenso
n, M. Connolly, and R.C. Lerne
r, 1984, Cell 37, 767 (198
4)) like influenza hemagglutinin protein
Corresponding to the next epitope. HA to target protein
Using an antibody that recognizes the HA epitope
This allows easy detection of recombinant proteins. The plasmid construction strategy is described below.
: DNA sequence encoding BSG1 (ATCC contract)
No. 97175) using the following two primers:
Constructed by PCR: 5 'primer AAAAG
GATCCCCCGGCCATCATGGATGTTTTT
CAAGAAG 3 '(SEQ ID NO: 27) is a BamHI
BSG1 code starting at the site followed by the start codon
3 'sequence AAATC comprising 18 nucleotides of sequence
TAGACTAAAGCGTAGTCTGGGACGT
CGTATGGGTACTCCTGGGGTCTCCC
CCACTCTGGGC 3 ′ (SEQ ID NO: 28)
baI site, translation stop codon, HA tag, and Bam
The last 18 nucleotides of the HI coding sequence (stop codon
Is not included). Therefore, PCR
The product is a BamHI site, HA fused in frame.
BSG1 coding sequence followed by tag, translation adjacent to HA tag
Includes a translation stop codon, and an XbaI site. PCR
Amplified DNA fragments and vectors (pcDNAI
/ Amp) using BamHI and XbaI restriction enzymes
And digested and ligated. The ligation mixture is c
oli SURE strain (Stratagene Clon
ing Systems, 11099 North
Torrey Pines Road, La Jol
la, available from CA 92037)
And inoculate the transformed culture into ampicillin medium plates
And selected resistant colonies. Plasmid DNA
Was isolated from the transformant and the correct fragment
The presence was checked by restriction enzyme analysis. Recombinant BSG protein
For expression of COS cells, DEAE-DEXTRA
N method (J. Sambrook, E. Fritsc)
h. Maniatis, Molecular C
loning: Alabourory Manua
1, Cold Spring Laboratory
Press, (1989)).
Transfected. Expression of BSG HA protein
Was detected by radiolabeling and immunoprecipitation (E.
Harlow, D.M. Lane, Antibod
ies: A Laboratory Manual,
Cold Spring Harbor Labor
atry Press, (1988)). Cells
Two days after transfection, 35 With S-cysteine
Labeled for 8 hours. The culture medium is then recovered and the cells
With a surfactant (RIPA buffer (150 mM NaC)
1, 1% NP-40, 0.1% SDS, 1% NP
-40, 0.5% DOC, 50 mM Tris (pH
7.5)) (Wilson, I. et al., Ibid.)
37: 767 (1984)). Cell lysates and media
Both of the nutrient media were prepared using HA-specific monoclonal antibodies.
And settled. Precipitated protein was purified by 15% SDS-
Analyzed on PAGE gel. The human breast-specific gene polypeptide and
DNA (RNA) encoding such a polypeptide
And the production of such polypeptides by recombinant technology
A procedure for performing the above is disclosed. Such a polynucleotide
Or polypeptide as a diagnostic marker for breast cancer
And to determine if breast cancer has spread
A method for use as a medicament is also disclosed. Cancer
Can be used to target vesicles and breast cancer
Breast cancer-specific gene polymorphs that can be used as part of
Antibodies specific for the peptides are also disclosed. For polypeptides
Method for screening antagonists against
And therapeutic uses thereof are also disclosed. Numerous modifications and variations of the present invention are described above.
It is possible with reference to the teachings and therefore the scope of the appended claims.
Within the bounds, the invention may be practiced other than as specifically described.
obtain. According to the present invention, a human breast-specific gene
Encoding polypeptides and such polypeptides
DNA (RNA) and such polypeptides
Procedures for producing by recombinant technology, such polynus
Chromotide or polypeptide as diagnostic marker for breast cancer
As and determine if breast cancer has spread
For use as a drug for cancer
Can be used to target
Cancer specific gene polypeptide that can be used as a part
Antibodies specific for
Methods for screening for antagonists
And its therapeutic use.
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の乳房特異的遺伝子1の全長c
DNA配列である。
【図2】図2は、本発明の部分cDNA配列、およびそ
の対応する乳房特異的遺伝子2の推定アミノ酸配列であ
る。
【図3】図3は、本発明の部分cDNA配列および乳房
特異的遺伝子3の推定アミノ酸配列である。
【図4】図4は、本発明の部分cDNA配列およびその
対応する乳房特異的遺伝子4の推定アミノ酸配列であ
る。
【図5】図5は、本発明の乳房特異的遺伝子5の部分c
DNA配列である。
【図6】図6は、本発明の部分cDNA配列および乳房
特異的遺伝子6の推定アミノ酸配列である。
【図7】図7は、本発明の乳房特異的遺伝子7の部分c
DNA配列である。
【図8】図8は、本発明の乳房特異的遺伝子8の部分c
DNA配列である。
【図9】図9は、本発明の乳房特異的遺伝子9の部分c
DNA配列である。
【図10】図10は、本発明の乳房特異的遺伝子10の
部分cDNA配列である。
【図11】図11は、本発明の乳房特異的遺伝子11の
部分cDNA配列である。
【図12】図12は、本発明の乳房特異的遺伝子12の
部分cDNA配列である。
【図13】図13は、本発明の乳房特異的遺伝子13の
部分cDNA配列である。
【図14】図14は、本発明の乳房特異的遺伝子14の
部分cDNA配列である。
【図15】図15は、本発明の乳房特異的遺伝子15の
部分cDNA配列である。
【図16】図16は、本発明の乳房特異的遺伝子16の
部分cDNA配列である。
【図17】図17は、本発明の乳房特異的遺伝子17の
部分cDNA配列である。
【図18】図18は、本発明の乳房特異的遺伝子18の
部分cDNA配列である。
【図19】図19は、本発明の乳房特異的遺伝子19の
部分cDNA配列である。
【図20】図20は、本発明の乳房特異的遺伝子20の
部分cDNA配列である。BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 shows the full-length c of the breast-specific gene 1 of the present invention.
DNA sequence. FIG. 2 is a partial cDNA sequence of the present invention and its corresponding deduced amino acid sequence of breast-specific gene 2. FIG. 3 shows the partial cDNA sequence of the present invention and the deduced amino acid sequence of breast-specific gene 3. FIG. 4 is a partial cDNA sequence of the present invention and its corresponding deduced amino acid sequence of breast-specific gene 4. FIG. 5 shows part c of the breast-specific gene 5 of the present invention.
DNA sequence. FIG. 6 shows the partial cDNA sequence of the present invention and the deduced amino acid sequence of breast-specific gene 6. FIG. 7 shows part c of the breast-specific gene 7 of the present invention.
DNA sequence. FIG. 8 shows part c of the breast-specific gene 8 of the present invention.
DNA sequence. FIG. 9 shows part c of the breast-specific gene 9 of the present invention.
DNA sequence. FIG. 10 is a partial cDNA sequence of the breast-specific gene 10 of the present invention. FIG. 11 is a partial cDNA sequence of the breast-specific gene 11 of the present invention. FIG. 12 is a partial cDNA sequence of the breast-specific gene 12 of the present invention. FIG. 13 is a partial cDNA sequence of the breast-specific gene 13 of the present invention. FIG. 14 is a partial cDNA sequence of the breast-specific gene 14 of the present invention. FIG. 15 is a partial cDNA sequence of the breast-specific gene 15 of the present invention. FIG. 16 is a partial cDNA sequence of the breast-specific gene 16 of the present invention. FIG. 17 is a partial cDNA sequence of the breast-specific gene 17 of the present invention. FIG. 18 is a partial cDNA sequence of the breast-specific gene 18 of the present invention. FIG. 19 is a partial cDNA sequence of the breast-specific gene 19 of the present invention. FIG. 20 is a partial cDNA sequence of the breast-specific gene 20 of the present invention.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 597018381 9410 Key West Avenue, Rockville, Marylan d 20850, United State s of America (72)発明者 ホンジュン ジ アメリカ合衆国 メリーランド 20874, ジャーマンタウン, カントリー リッ ジ ドライブ 13144 (72)発明者 クレイグ エイ. ローゼン アメリカ合衆国 メリーランド 20850− 3338, レイトンズビル, ローリング ヒル ロード 22400 Fターム(参考) 4B024 AA01 AA11 BA80 CA04 CA11 DA02 EA02 EA03 EA04 GA11 GA18 GA19 HA03 HA11 ────────────────────────────────────────────────── ─── Continuation of front page (71) Applicant 597018381 9410 Key West Avenue, Rockville, Marylan d 20850, United State s of America (72) Inventor Hongjun Ji United States Maryland 20874, German Town, Country Ridge The drive 13144 (72) Inventor Craig A. Rosen United States Maryland 20850− 3338, Layton'sville, Rolling Hill Road 22400 F-term (reference) 4B024 AA01 AA11 BA80 CA04 CA11 DA02 EA02 EA03 EA04 GA11 GA18 GA19 HA03 HA11
Claims (1)
以下: (a) 図1に記載のポリヌクレオチドと同一のポリペ
プチドをコードするポリヌクレオチド; (b) 図2〜20の1つに記載のDNAと少なくとも
90%の同一性を有するDNAを含むコード部分を有す
るヒト遺伝子と同一の成熟ポリぺプチドをコードするポ
リヌクレオチド; (c) (a)のポリヌクレオチドにハイブリダイズ
し、そしてそのポリヌクレオチドと少なくとも70%の
同一性を有するポリヌクレオチド;および (d) 寄託されたクローンに含まれるDNAと少なく
とも90%の同一性を有するDNAを含むコード部分を
有するヒト遺伝子と同一の成熟ポリぺプチドをコードす
るポリヌクレオチド、からなる群から選択されるメンバ
ーを含む、単離されたポリヌクレオチド。Claims 1. An isolated polynucleotide, comprising:
The following: (a) a polynucleotide encoding the same polypeptide as the polynucleotide of FIG. 1; (b) a code comprising a DNA having at least 90% identity to the DNA of one of FIGS. (C) a polynucleotide that hybridizes to the polynucleotide of (a) and has at least 70% identity to the polynucleotide; and (c) a polynucleotide that encodes the same mature polypeptide as the human gene having the portion; d) a polynucleotide selected from the group consisting of a polynucleotide encoding a mature polypeptide identical to a human gene having a coding portion comprising DNA having at least 90% identity to the DNA contained in the deposited clone. An isolated polynucleotide.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002188682A JP2003079369A (en) | 2002-06-27 | 2002-06-27 | Breast-specific gene and protein |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002188682A JP2003079369A (en) | 2002-06-27 | 2002-06-27 | Breast-specific gene and protein |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9505093A Division JPH11509093A (en) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | Breast-specific genes and proteins |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003079369A true JP2003079369A (en) | 2003-03-18 |
Family
ID=19195466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002188682A Withdrawn JP2003079369A (en) | 2002-06-27 | 2002-06-27 | Breast-specific gene and protein |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003079369A (en) |
-
2002
- 2002-06-27 JP JP2002188682A patent/JP2003079369A/en not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20070172457A1 (en) | Interleukins-21 and 22 | |
JPH11513883A (en) | Human vascular endothelial growth factor 2 | |
JP2002521055A (en) | 98 human secreted proteins | |
JP2002502589A (en) | 45 human secreted proteins | |
JP2003512816A (en) | Human prostate cancer-related gene sequences and polypeptides | |
JP2002533058A (en) | 97 human secreted proteins | |
JP2002512521A (en) | 32 human secreted proteins | |
JP2002506625A (en) | Cytokine receptor common γ chain-like | |
JP2001514024A (en) | 50 human secreted proteins | |
JPH11509093A (en) | Breast-specific genes and proteins | |
JP2003524366A (en) | 64 human secreted proteins | |
JP2002514925A (en) | 19 human secreted proteins | |
JP2002505871A (en) | 31 human secretory proteins | |
JPH11506920A (en) | Colon-specific genes and proteins | |
JP2003521216A (en) | 90 human secreted proteins | |
EP1443055A2 (en) | Interleukins-21 and 22 | |
JP2000513567A (en) | Epithelial differentiation factor | |
JP2002532054A (en) | 29 human secreted proteins | |
JP2003521215A (en) | 83 human secreted proteins | |
JP2003525599A (en) | Methods for diagnosing, monitoring, staging, imaging and treating lung cancer with lung cancer-specific genes | |
JP2001509028A (en) | Human extracellular matrix-1 | |
US20060257409A1 (en) | Breast Specific Genes and Proteins | |
JPH11506921A (en) | Human G-protein receptor HCEGH45 | |
JP2002504361A (en) | 36 human secreted proteins | |
JP2003079369A (en) | Breast-specific gene and protein |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132 Effective date: 20041124 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20050224 |