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JP2003079219A - 乗用型茶葉摘採機における茶葉回収装置 - Google Patents

乗用型茶葉摘採機における茶葉回収装置

Info

Publication number
JP2003079219A
JP2003079219A JP2001278398A JP2001278398A JP2003079219A JP 2003079219 A JP2003079219 A JP 2003079219A JP 2001278398 A JP2001278398 A JP 2001278398A JP 2001278398 A JP2001278398 A JP 2001278398A JP 2003079219 A JP2003079219 A JP 2003079219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tea leaf
tea
frame
storage bag
plucking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001278398A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouji Matsumura
鋼司 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ochiai Cutlery Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Ochiai Cutlery Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ochiai Cutlery Manufacturing Co Ltd filed Critical Ochiai Cutlery Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2001278398A priority Critical patent/JP2003079219A/ja
Publication of JP2003079219A publication Critical patent/JP2003079219A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 摘採した茶葉を所望の容量を有する収容袋に
小分けして回収することが可能であり、しかも、連続的
な摘採作業を可能にして、圃場での作業効率を向上させ
ることができる。 【解決手段】 乗用型茶葉摘採機1の後方に、搬送ダク
ト5Cに連結した茶葉分離枠20と、乗用車体3に昇降
装置7を介して支持された収容袋支持枠30とからなる
茶葉回収装置10を設けた。茶葉分離枠20内には分離
シャッタ21,22が開閉操作可能に設けられ、これを
開閉操作して、収容袋支持枠30の上枠31に支持され
た複数の茶葉収容袋35A,35B,35C内に分割回
収する。各茶葉収容袋内に回収された茶葉は、更に下枠
32に掛けられた茶袋40に小分け回収することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、茶樹畝を跨いで走
行しながら茶葉摘採作業を行う乗用型の茶葉摘採機に装
備される茶葉回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】乗用型茶葉摘採機は、茶畝を跨いでその
両側の畝間を自走する乗用車体に、摘採装置と,大型の
搬送ダクトからなる搬送装置と,茶葉を収容する大型の
茶葉収容装置とを設けている。この乗用車体は、動力駆
動されるクローラ等からなる走行装置を備えており、こ
の走行装置を畝間に乗り入れ、摘採装置を稼働して摘採
作業を行い、摘採茶葉を、搬送装置により圧送して搬送
ダクト内にて上昇させ、茶葉収容装置内に収容する。こ
れにより、極端な傾斜地でない限り、茶畑内に乗用型摘
採機を乗入れて作業効率の高い摘採作業を行うことがで
きる。
【0003】また、この種の乗用型茶葉摘採機では、十
分な収容量を確保する大型の茶葉収容装置を備えて、作
業効率の向上を図っている。この茶葉収容装置の形態と
しては、摘採装置の後方に位置する車体本体に大型のコ
ンテナを配置し、摘採した茶葉を搬送装置によりこのコ
ンテナ内に導入し、このコンテナ内が摘採茶葉で満たさ
れると、コンテナを反転してトラックの荷台に茶葉を移
し替える方式(コンテナ方式)と、搬送装置の搬送ダク
トを左右一対に設け、この各搬送ダクトに収容袋を装着
してこの収容袋内に茶葉を回収し、収容袋が満たされる
とこれを取り外して左右両サイドの荷台に移し、新たな
収容袋を搬送ダクトに装着した後摘採作業を続ける方式
(袋取り方式)とがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成を備えた乗
用型茶葉摘採機において、袋取り方式の茶葉収容装置を
装備したものでは、作業者は、摘採された茶葉が左右の
収容袋内に満たされたことを確認して、機体を停止さ
せ、左右の収容袋を閉じ、これらを左右両サイドの荷台
に移した後、新しい収容袋を搬送ダクトに付け替える作
業を行い、その後に機体を再運転させる必要がある。こ
れによると、高能率の摘採装置を有する乗用型茶葉摘採
機を使用していながら、度々運転を停止させることにな
り、また、収容袋を閉じたり付け替えたりする作業には
かなりの時間がかかり、摘採作業以外の作業時間が長く
なって、効率よく摘採作業を行うことが困難となる問題
があった。
【0005】一方、乗用型茶葉摘採機にコンテナ方式の
茶葉収容装置を装備させたものでは、連続機な摘採から
コンテナへの回収が可能で、圃場における作業効率を高
めることができるが、茶葉をコンテナに回収した後の作
業を考えると、袋取り方式のようなハンドリングの良さ
を得られない問題がある。つまり、摘採茶葉のハンドリ
ングは袋単位で行うことが慣用化されており、そのため
にコンテナに回収された茶葉を改めて袋に詰めるという
非効率な作業を行わざるを得ないという問題があった。
【0006】本発明は、このような問題に対処するため
に提案されたものであって、摘採した茶葉を所望の容量
を有する収容袋に小分けして回収することが可能であ
り、しかも、連続的な摘採作業を可能にして、圃場での
作業効率を向上させることができる乗用型茶葉摘採機の
茶葉回収装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は以下の構成を具備するものである。
【0008】請求項1に係る発明は、茶樹畝を跨いでそ
の両側の畝間を走行する乗用車体に、茶樹畝上面に臨む
摘採装置と、この摘採装置により摘採された茶葉を搬送
ダクトを介して搬送する搬送装置を備えた乗用型茶葉摘
採機に設けられ、前記搬送装置によって搬送される摘採
茶葉を回収する茶葉回収装置であって、前記搬送装置の
吐き出し口に連結されて、吐き出された茶葉を吐き出し
方向から分離して落下させる茶葉分離枠と、前記乗用車
体の後方に支持され、前記吐き出し方向の上流側から下
流側に向けて配置された複数の茶葉収容袋を前記茶葉分
離枠の下方に開口させて支持する収容袋支持枠とを備
え、前記茶葉分離枠内に、前記吐き出し方向に対面して
茶葉を分離・落下させる閉状態と該吐き出し方向を開放
する開状態とを切り換える分離シャッタを、前記茶葉収
容袋の開口に対応させて複数段設けたことを特徴とす
る。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1の乗用茶
葉摘採機における茶葉回収装置を前提として、前記収容
袋支持枠は底板が設けられた下枠を有し、支持された前
記茶葉収容袋の下側開口を前記底板に臨ませ、前記下枠
に設けた掛け具に茶袋を掛けて、前記下側開口から前記
茶葉収容袋内の茶葉を前記茶袋内に移し替えるようにし
たことを特徴とする。
【0010】請求項3に係る発明は、請求項1又は2の
乗用茶葉摘採機における茶葉回収装置を前提として、前
記収容袋支持枠は、乗用車体に対して昇降自在に支持さ
れることを特徴とする。
【0011】請求項4に係る発明は、請求項1〜3の乗
用茶葉摘採機における茶葉回収装置を前提として、前記
収容袋支持枠は、分解且つ折りたたみ自在であることを
特徴とする。
【0012】請求項5に係る発明は、請求項1〜4の乗
用茶葉摘採機における茶葉回収装置を前提として、前記
収容袋支持枠は、乗用車体に対して着脱自在であって、
該収容袋支持枠に換えてコンテナを装着可能としたこと
を特徴とする。
【0013】このような構成を備えた各請求項に係る発
明は、以下の作用を奏するものである。
【0014】請求項1に係る発明によると、搬送装置か
ら吐き出された摘採茶葉は、茶葉分離枠内で吐き出し方
向から分離されて落下し、その下に位置する収容袋支持
枠に支持された複数の茶葉収容袋内に回収される。その
際、茶葉分離枠内には分離シャッタが設置されており、
吐き出し方向の上流側から下流側に向けて複数段設けら
れた分離シャッタを適宜開閉することで、その分離シャ
ッタに対応する位置に開口している所望の茶葉収容袋に
向けて茶葉を落下させることができる。
【0015】これによると、乗用型茶葉摘採機の搬送装
置から吐き出された摘採茶葉を複数の茶葉収容袋内に選
択して回収することができるので、連続した摘採作業を
停止させることなく、所望の量に小分けした袋回収が可
能となる。これによって、乗用型茶葉摘採機から直接小
分けした袋詰めを行うことができるので、乗用型茶葉摘
採機を用いて高能率の摘採作業を行う場合であっても、
その後のハンドリング慣行に合わせて必要な量毎に袋詰
め回収を行うことが可能となる。また、小分けすること
で袋を運搬する際の労力を軽減することができると共
に、作業量に応じて、効率の良い袋回収を行うことがで
きる。
【0016】請求項2に係る発明によると、前述の作用
と併せて、収容袋支持枠に支持された複数の茶葉収容袋
に分割して回収した摘採茶葉を、更に適宜の容量を有す
る茶袋に移し替えることを簡便に行うことができる。収
容袋支持枠に支持された茶葉収容袋は下側にも開口が形
成されており、この下側開口が収容袋支持枠の下枠に設
けられた底板に面して塞がれた状態で袋内に茶葉が回収
される。これを別の容量の茶袋に移し替えるには、下枠
に設けた掛け具に茶袋を引っ掛けた状態でその口を開
き、そこへ前述の茶葉収容袋の下側開口を臨ませて適宜
の量だけ移し替える。
【0017】これによると、摘採作業自体は乗用型の特
性を生かして適当な作業量だけ連続して行い、その後
に、要求される容量に合わせて袋詰めの小分けを行うこ
とが可能になる。したがって、摘採作業と回収作業の効
率化を図りながら、適宜の容量での袋詰めが可能とな
る。
【0018】請求項3に係る発明によると、前述の作用
と併せて、前述の収容袋支持枠を車体に対して昇降自在
に支持することにより、茶葉収容袋の支持枠への取り付
け又は取り外し、或いは茶葉収容袋から摘採茶葉を他の
茶袋内へ移し替える作業を、収容袋支持枠を降ろした状
態で行うことができ、作業性を向上させることができ
る。
【0019】請求項4に係る発明によると、前述の作用
と併せて、非使用時には、収容袋支持枠を一部分解し且
つ折りたたんだ状態にすることができるので、運搬車輌
の荷台や倉庫内での収納性を向上させることができる。
【0020】請求項5に係る発明によると、前述の作用
と併せて、収容袋支持枠を着脱自在としてコンテナを装
着可能としたので、必要に応じて、コンテナ方式の回収
に切り換えることも可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。図1及び図2は、本発明の実施形態に
係る乗用型茶葉摘採機及びそれに装備された茶葉回収装
置を示す説明図であり、図1が側面図、図2が正面図を
示している。これらの図において乗用型茶葉摘採機1
は、左右の走行装置2(クローラ式)により茶樹畝を跨
いでその両側の畝間を自走する腰高の乗用車体3を備え
ている。乗用車体3は、走行装置2の上部に設けられて
いる門型フレーム100,101およびこれらフレーム
の上部で橋渡された連結フレーム102により主要部が
構成されており、連結フレーム102には、操縦席3
A、エンジン6が搭載されている。
【0022】乗用車体3の下方には、茶樹畝の上面全面
に臨むバリカン式の摘採装置4が設けられている。摘採
装置4は、茶樹畝の上面全面に跨って上下方向に湾曲
し、図示省略した油圧モータあるいはエンジン等の駆動
源に連動するクランク機構を介して左右に往復駆動され
るバリカン刃(図示されず)が備えられている。
【0023】摘採装置4によって刈り取られた摘採茶葉
は搬送装置5によって機体後方に搬送されるようになっ
ている。この搬送装置5は、エンジン6によって駆動さ
れる送風機5A、摘採装置4に連結する送風ダクト5
B、及び摘採茶葉を機体後方に搬送する搬送ダクト5C
によって構成されている。
【0024】本発明が採用される乗用型茶葉摘採機1
は、前述の走行装置2、乗用車体3、摘採装置4、搬送
装置5を構成要素として備えているものであれば良く
(これら構成要素の具体的な構造は本発明の特徴に関係
がないので、個々の説明は省略した。)、これらの構成
要素を備えるこれまで知られた全ての乗用型茶葉摘採機
がこれに該当する。
【0025】次に本発明の特徴となる茶葉回収装置につ
いて説明する。図1及び図2において、茶葉回収装置1
0は、左右一対の搬送ダクト5Cに対してそれぞれ設け
られ、搬送ダクト5Cの吐き出し口に連結された茶葉分
離枠20と、その下方に設けられ乗用車体3の後方に昇
降装置7を介して支持される収容袋支持枠30とを備え
ている。図3にその外観図を示す。
【0026】茶葉分離枠20は、図3に示すように、周
辺を網部20Aで覆った箱状部材であって、その車体側
の面に搬送ダクト5Cの吐き出し口5C’が連結されて
いる。そして、その内部には、図1に示されるような、
分離シャッタ21,22が矢印のように開閉自在に装着
され、吐き出し口5C’の上流側から下流側に向けて複
数段設けられている。この分離シャッタ21,22は、
操縦席3Aからの操作で駆動される図示省略したシリン
ダによって開閉操作が行われるようになっている。
【0027】分離シャッタ21(22)の単体構造は、
図4に示すように、周辺フレーム21Aに網部21Bが
保持されて形成されており、周辺フレーム21Aの上辺
には軸固定部21Cが設けられている。そして、茶葉分
離枠20の上部に設けられた軸支持部20Bに支持され
て、軸操作部21Dを図示省略したシリンダで揺動操作
することにより開閉動作が行われるものである。
【0028】このような茶葉分離枠20は、搬送ダクト
5Cの吐き出し口5C’から吐き出された茶葉を送風に
よる吐き出し方向から分離して落下させる作用を有する
もので、網部20Aで送風を外に逃がして枠内に茶葉を
捕獲し、下方に落下させるものである。また、分離シャ
ッタ21,22は、吐き出し口5C’からの吐き出し方
向に対面する閉状態位置(図1参照)と、吐き出し方向
に平行になって吐き出し方向を開放する開状態位置とを
前述の開閉動作で切り換えるものであり、分離シャッタ
21(22)が閉状態位置になった場合には、その網部
21Bで捕獲された茶葉が、吐き出し方向と分離され
て、シャッタより上流側の下方に落下する。
【0029】収容袋支持枠30は、前述の茶葉分離枠2
0がその上に固定される上枠31と、それと平行に配置
される下枠32と、両者を連結する縦枠33,34から
なる箱形の枠であり、下枠31に設けた支持部30A及
び縦枠33が車体側に支持されている。その外観は図3
に示されるように、各枠が互いに支持材34で保持され
て所定の強度を確保している。
【0030】図5において上枠31の構造を説明する。
上枠31上には前述の茶葉分離枠20がねじ止め固定さ
れており、同図はその底面図である。上枠31には、吐
き出し方向の上流側から下流側に向けて複数の仕切31
A,31Bが設けられ、この仕切31A,31Bによっ
て区画された領域A,B,Cが吐き出し方向の上流側か
ら順に形成されている。そして、上枠31の周囲には、
袋掛け具31Cが要所に設けられており、この袋掛け具
31Cに複数の茶葉収容袋35A,35B,35C(図
1参照)の開口部を引っ掛けることにより、前述の領域
A,B,Cのそれぞれに茶葉収容袋35A,35B,3
5Cの開口が合致して支持されている。
【0031】この茶葉収容袋35A,35B,35C
は、上下が開口した縦長の網状袋であり、上枠31から
垂下されて下側の開口を下枠32に設けられた底板に臨
ませている。また、下枠32には、別の茶袋40を掛け
る掛け具36が茶葉収容袋35A,35B,35Cの下
側開口に対応する位置に設けられている。
【0032】このような茶葉回収装置10の作用を以下
に説明する。
【0033】搬送ダクト5Cの吐き出し口5C’から吐
き出された摘採茶葉は、茶葉分離枠20内で吐き出し方
向から分離されて下方の茶葉収容袋35A,35B,3
5C内に回収されるが、分離シャッタ21を閉状態位置
にセットした場合には、分離シャッタ21の下辺が上枠
31の仕切31Aに合うように設置されているので、最
も上流側の茶葉収容袋35A内にのみ茶葉を回収させる
ことができる。そして、分離シャッタ21を開状態にし
て分離シャッタ22を閉状態にすると、分離シャッタ2
2の下辺が上枠31の仕切31Bに合うように設置され
ているので、主に中段の茶葉収容袋35B内に茶葉を回
収させることができ、分離シャッタ21,22を共に開
状態にすると、主に最も下流側の茶葉収容袋35C内に
茶葉を回収させることができる。この際、上枠31の各
領域A,B,Cはそれぞれ仕切31A,31Bに仕切ら
れて各茶葉収容袋の開口と合致しているので、分離され
て落下した茶葉を漏れなく各袋内に回収させることがで
きる。
【0034】そこで、乗用型茶葉摘採機1により連続し
て摘採作業を行いながら、分離シャッタ21,22を開
閉操作することにより、摘採茶葉を適当な容量に分割し
て各茶葉収容袋35A,35B,35Cに小分けして回
収することができる。そして、各茶葉収容袋35A,3
5B,35Cに回収された茶葉に対して、下枠32に設
けた掛け具36に必要な容量の茶袋40を掛け、茶葉収
容袋の下側開口を茶袋40の開口に臨ませて必要量を移
し替えることにより、更に所望の量に分割した小分け回
収が可能になる。
【0035】このような機能を利用した使用形態の例を
示す。
【0036】(1)摘採作業量が少ない場合;摘採作業
量が少ない場合には、分離シャッタ21を閉状態にし
て、最も上流側の茶葉収容袋35Aのみに摘採茶葉を回
収させる。そして、摘採作業が終了後に、掛け具36に
茶袋40を掛けて、小分けの袋詰めを行う。これによっ
て、摘採から袋詰めに至る作業を円滑に行うことができ
る。
【0037】(2)摘採作業量が多い場合:摘採作業量
が多い場合には、まず、分離シャッタ21,22を共に
開状態にして、最も下流側の茶葉収容袋35Cに茶葉を
回収させ、これが満たされたら、次に分離シャッタ22
のみを閉状態にして、茶葉収容袋35Bへの回収を行
い、これが満たされたら、次に分離シャッタ21を閉状
態にして茶葉収容袋35Bへの回収を行う。そして、摘
採作業後に各茶葉収容袋35A,35B,35Cから茶
袋40への小分けを行う。
【0038】(3)異品種の連続摘採を行う場合;異な
る品種に対して連続的に摘採作業を行う場合に、各品種
毎に前述の分割回収を行うことで、各茶葉収容袋35
A,35B,35Cにそれぞれ異なる品種を回収させる
ことが可能になる。
【0039】また、図6は他の使用形態を示す説明図で
ある。同じ箇所の部位には前述と同一の符号を付して重
複した説明は省略する。ここでは、各茶葉収容袋35
A,35B,35Cを単独の搬送用茶袋として用いてお
り、各茶葉収容袋35A,35B,35Cの下側開口に
ひも等による絞り部37を設け、回収後に収容袋支持枠
か30から茶葉収容袋35A,35B,35Cを取り外
し可能にしたものである。
【0040】上述した各使用形態において、収容袋支持
枠30を昇降装置7により昇降自在に支持しているの
で、茶葉収容袋35A,35B,35Cの支持枠への取
り付け又は取り外し、或いは茶葉収容袋35A,35
B,35Cから茶袋40内への移し替えを収容袋支持枠
30を降ろした状態で行うことができ、良好な作業性を
確保できる。
【0041】図7及び図8によって、茶葉回収装置10
の着脱及び収納構造について説明する。
【0042】茶葉分離枠20は、搬送ダクト5Cに対し
て連結部20Cにおいて着脱可能であり、上枠31の上
にねじ等で固着されている。また、収容袋支持枠30は
支持部30Aにおいて乗用車体3に対して着脱可能であ
り、これによって茶葉回収装置10が乗用型茶葉摘採機
1から着脱可能となり、他の回収手段であるコンテナ等
への交換を可能にしている。
【0043】更に、収容袋支持枠30自体は、上枠31
が接続部31Dにおいて、縦枠33,34と着脱可能と
なっており、縦枠34は蝶番38によって下枠32に対
して折りたたみ可能となっている。そして、下枠32に
は折りたたみ部32Aが設けられているので、縦枠3
3,34から上枠31を取り外した後、縦枠34及び下
枠32を順次折りたたむことにより、車体に装着した状
態で、図8に示すようにコンパクトな収納態勢をとるこ
とができる。これにより、運搬車輌の荷台や倉庫内での
収納性を向上させることができる。
【0044】本発明のこのような実施形態によると、乗
用型茶葉摘採機1の搬送ダクト5Cから吐き出された摘
採茶葉を複数の茶葉収容袋35A,35B,35C内に
選択して回収することができるので、小分けした袋回収
が可能でありながら、連続した効率の良い圃場での摘採
作業が可能となり、また、作業量に応じて効率の良い袋
回収を行うことができる。
【0045】更には、これによって適当な量に小分けす
るとこで、回収後に袋を運搬する際の労力軽減が可能に
なると共に、製茶工場等の処理におけるハンドリング慣
行に合わせた量の袋詰めも可能である。また、乗用型茶
葉摘採機1から茶葉収容袋35A,35B,35Cに直
接小分けした袋詰めを行うこともできるし、茶葉収容袋
35A,35B,35Cに回収した茶葉を更に必要容量
の茶袋40に小分けすることも円滑に行うことができ
る。
【0046】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので、
摘採した茶葉を所望の容量を有する収容袋に小分けして
回収することが可能であり、しかも、連続的な摘採作業
を可能にして、圃場での作業効率を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る乗用型茶葉摘採機及び
それに装備された茶葉回収装置を示す説明図である(側
面図)。
【図2】本発明の実施形態に係る乗用型茶葉摘採機及び
それに装備された茶葉回収装置を示す説明図である(正
面図)。
【図3】茶葉回収装置の外観を示す説明図である。
【図4】分離シャッタの単体構造を示す説明図である。
【図5】収容袋支持枠における上枠の構造を示す説明図
(底面図)である。
【図6】茶葉回収装置の他の使用形態を示す説明図であ
る。
【図7】茶葉回収装置の着脱構造を示す説明図である。
【図8】茶葉回収装置の収納構造を示す説明図である。
【符号の説明】
1 乗用型茶葉摘採機 2 走行装置 3 乗用車体 4 摘採装置 5 搬送装置 6 エンジン 7 昇降装置 10 茶葉回収装置 20 茶葉分離枠 21,22 分離シャッタ 30 収容袋支持枠 31 上枠 32 下枠 33,34 縦枠 35A,35B,35C 茶葉収容袋 36 掛け具 40 茶袋

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茶樹畝を跨いでその両側の畝間を走行す
    る乗用車体に、茶樹畝上面に臨む摘採装置と、この摘採
    装置により摘採された茶葉を搬送ダクトを介して搬送す
    る搬送装置を備えた乗用型茶葉摘採機に設けられ、前記
    搬送装置によって搬送される摘採茶葉を回収する茶葉回
    収装置であって、 前記搬送装置の吐き出し口に連結されて、吐き出された
    茶葉を吐き出し方向から分離して落下させる茶葉分離枠
    と、 前記乗用車体の後方に支持され、前記吐き出し方向の上
    流側から下流側に向けて配置された複数の茶葉収容袋を
    前記茶葉分離枠の下方に開口させて支持する収容袋支持
    枠とを備え、 前記茶葉分離枠内に、前記吐き出し方向に対面して茶葉
    を分離・落下させる閉状態と該吐き出し方向を開放する
    開状態とを切り換える分離シャッタを、前記茶葉収容袋
    の開口に対応させて複数段設けたことを特徴とする乗用
    型茶葉摘採機における茶葉回収装置。
  2. 【請求項2】 前記収容袋支持枠は底板が設けられた下
    枠を有し、 支持された前記茶葉収容袋の下側開口を前記底板に臨ま
    せ、 前記下枠に設けた掛け具に茶袋を掛けて、前記下側開口
    から前記茶葉収容袋内の茶葉を前記茶袋内に移し替える
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の乗用型茶葉
    摘採機における茶葉回収装置。
  3. 【請求項3】 前記収容袋支持枠は、乗用車体に対して
    昇降自在に支持されることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の乗用型茶葉摘採機における茶葉回収装置。
  4. 【請求項4】 前記収容袋支持枠は、分解且つ折りたた
    み自在であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の乗用型茶葉摘採機における茶葉回収装置。
  5. 【請求項5】 前記収容袋支持枠は、乗用車体に対して
    着脱自在であって、該収容袋支持枠に換えてコンテナを
    装着可能とした請求項1〜4のいずれかに記載の乗用型
    茶葉摘採機における茶葉回収装置。
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