JP2003076208A - カラー画像形成装置 - Google Patents
カラー画像形成装置Info
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- JP2003076208A JP2003076208A JP2001264579A JP2001264579A JP2003076208A JP 2003076208 A JP2003076208 A JP 2003076208A JP 2001264579 A JP2001264579 A JP 2001264579A JP 2001264579 A JP2001264579 A JP 2001264579A JP 2003076208 A JP2003076208 A JP 2003076208A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ウォームアップタイムが短く、低コストな定着
装置をカラー画像形成装置に使用し、OHPシート画像
の透過性向上や定着後画像の光沢アップを行うカラー画
像形成装置において、より高い透過性の向上や光沢アッ
プを行えるカラー画像形成装置の提供。 【解決手段】弾性層を有しない定着部材と厚み1mm以
上の弾性層を有する加圧部材を用いた定着装置11を使
用し、画像形成モードにより記録材Pの定着を一度行う
か、または、一度定着を行った後記録材を反転再給紙し
て2度目の定着を行うかを分けているカラー画像形成装
置において、2度目の定着時に定着温度及び定着速度を
一度目の定着の定着温及び定着速度と異ならせることを
特徴としたカラー画像形成装置。
装置をカラー画像形成装置に使用し、OHPシート画像
の透過性向上や定着後画像の光沢アップを行うカラー画
像形成装置において、より高い透過性の向上や光沢アッ
プを行えるカラー画像形成装置の提供。 【解決手段】弾性層を有しない定着部材と厚み1mm以
上の弾性層を有する加圧部材を用いた定着装置11を使
用し、画像形成モードにより記録材Pの定着を一度行う
か、または、一度定着を行った後記録材を反転再給紙し
て2度目の定着を行うかを分けているカラー画像形成装
置において、2度目の定着時に定着温度及び定着速度を
一度目の定着の定着温及び定着速度と異ならせることを
特徴としたカラー画像形成装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザー
ビームプリンター(LBP)、プリンター、ファクシミ
リ、マイクロフィルムリーダプリンター、記録機等のカ
ラー画像形成装置に関するものである。
ビームプリンター(LBP)、プリンター、ファクシミ
リ、マイクロフィルムリーダプリンター、記録機等のカ
ラー画像形成装置に関するものである。
【0002】さらに詳しくは、電子写真、静電記録、磁
気記録等の適宜の画像形成プロセス手段により加熱溶融
性の樹脂等よりなるトナーを用いて、記録材(紙、印刷
紙、転写材シート、エレクトロファックスシート、静電
記録シート、OHTシート、光沢紙、光沢フィルムな
ど)の面に直接方式もしくは間接(転写)方式で目的の
画像情報に対応した未定着トナー画像を形成担持させ、
該未定着トナー画像を、該画像を担持している記録材面
上に永久固着画像として加熱定着処理する方式の定着装
置を使用したカラー画像形成装置において、定着後画像
の画質向上(光沢アップ、OHPシート画像の透過性向
上等)に関するものである。
気記録等の適宜の画像形成プロセス手段により加熱溶融
性の樹脂等よりなるトナーを用いて、記録材(紙、印刷
紙、転写材シート、エレクトロファックスシート、静電
記録シート、OHTシート、光沢紙、光沢フィルムな
ど)の面に直接方式もしくは間接(転写)方式で目的の
画像情報に対応した未定着トナー画像を形成担持させ、
該未定着トナー画像を、該画像を担持している記録材面
上に永久固着画像として加熱定着処理する方式の定着装
置を使用したカラー画像形成装置において、定着後画像
の画質向上(光沢アップ、OHPシート画像の透過性向
上等)に関するものである。
【0003】
【従来の技術】近年、プリンターや複写機等の画像形成
装置におけるカラー化が進んできている。
装置におけるカラー化が進んできている。
【0004】また、省エネの点から通常スタンバイ時に
は定着装置の定着温調をオフにして電力が消費されない
ようにスリープ状態にしている画像形成装置の増えてい
るが、このような画像形成装置では、スリープ状態から
の復帰時に定着装置のウォームアップタイムが短い定着
装置が要望されている。
は定着装置の定着温調をオフにして電力が消費されない
ようにスリープ状態にしている画像形成装置の増えてい
るが、このような画像形成装置では、スリープ状態から
の復帰時に定着装置のウォームアップタイムが短い定着
装置が要望されている。
【0005】従来、カラー画像形成装置に使用される定
着装置には、定着部材に弾性層を有するものがほとんど
であり、弾性層を有するため定着部材の熱容量が大き
く、定着装置のウォームアップタイムが非常に長かっ
た。
着装置には、定着部材に弾性層を有するものがほとんど
であり、弾性層を有するため定着部材の熱容量が大き
く、定着装置のウォームアップタイムが非常に長かっ
た。
【0006】また、カラー画像形成装置に使用される定
着装置は、高価なものが多く、近年の市場で要望される
低コストの定着装置を実現することは難しかった。
着装置は、高価なものが多く、近年の市場で要望される
低コストの定着装置を実現することは難しかった。
【0007】そこで、定着部材に弾性層を有しない定着
フィルムを使用し、厚み1mm以上の弾性層を有する加
圧部材を使用した定着装置を、カラー画像形成装置の定
着装置として使用し、OHPシートの透過性アップや、
定着後画像の光沢アップのため、一度定着を行った記録
材を反転再給紙し、2度目の定着をトナー画像と加圧部
材が接するようにして定着を行うことが考えられてい
る。
フィルムを使用し、厚み1mm以上の弾性層を有する加
圧部材を使用した定着装置を、カラー画像形成装置の定
着装置として使用し、OHPシートの透過性アップや、
定着後画像の光沢アップのため、一度定着を行った記録
材を反転再給紙し、2度目の定着をトナー画像と加圧部
材が接するようにして定着を行うことが考えられてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2度定
着を行う際、一度目の定着温度と2度目の定着温度を同
じにしている。定着速度の切り替えは、安価なDCモー
タなどを使用すると自由に設定できるものではなく、定
着速度ダウンは通常モードの約1/2、1/3、1/4
等が普通であり、このような整数分の1の刻みで定着速
度が切り替えられると、記録材及びトナー画像に定着時
に与えられる熱も定着ニップの通過時間におよそ比例し
て増加するので、通常モードの約2倍、3倍、4倍等の
整数倍の変化となる。したがって、OHPシートの透過
性向上や、定着後画像の光沢アップを行う場合、記録材
やトナー画像に与える熱の細かい調整が行えず、最適な
設定を行うことが難しかったり、ホットオフセットなど
のマージンが狭くなってしまうなどの問題が有った。
着を行う際、一度目の定着温度と2度目の定着温度を同
じにしている。定着速度の切り替えは、安価なDCモー
タなどを使用すると自由に設定できるものではなく、定
着速度ダウンは通常モードの約1/2、1/3、1/4
等が普通であり、このような整数分の1の刻みで定着速
度が切り替えられると、記録材及びトナー画像に定着時
に与えられる熱も定着ニップの通過時間におよそ比例し
て増加するので、通常モードの約2倍、3倍、4倍等の
整数倍の変化となる。したがって、OHPシートの透過
性向上や、定着後画像の光沢アップを行う場合、記録材
やトナー画像に与える熱の細かい調整が行えず、最適な
設定を行うことが難しかったり、ホットオフセットなど
のマージンが狭くなってしまうなどの問題が有った。
【0009】また、記録材及びトナー画像へ加える熱を
多くしようと2度目の定着速度を遅くしていくとその分
スループットが低下していく問題があった。
多くしようと2度目の定着速度を遅くしていくとその分
スループットが低下していく問題があった。
【0010】また、定着装置を駆動していいる定着モー
タが着替えられるレンジは限られたもので有り、定着速
度の切り替えだけでは限度が有る問題が有った。
タが着替えられるレンジは限られたもので有り、定着速
度の切り替えだけでは限度が有る問題が有った。
【0011】本発明の目的は、上記問題点に鑑みなされ
たものであり、ウォームアップタイムの短く、低コスト
な定着装置をカラー画像形成装置に使用し、OHPシー
ト画像の透過性向上や定着後画像の光沢アップを行うカ
ラー画像形成装置において、より高い透過性の向上や光
沢アップを行えるカラー画像形成装置の提供に有る。
たものであり、ウォームアップタイムの短く、低コスト
な定着装置をカラー画像形成装置に使用し、OHPシー
ト画像の透過性向上や定着後画像の光沢アップを行うカ
ラー画像形成装置において、より高い透過性の向上や光
沢アップを行えるカラー画像形成装置の提供に有る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とするカラー画像形成装置である。
徴とするカラー画像形成装置である。
【0013】(1)記録材上に未定着トナー画像を形成
する画像形成手段と、少なくとも発熱手段、弾性層を有
しない定着部材、厚み1mm以上の弾性層を有する加圧
部材とからなる定着手段と、画像形成モードとして、黒
単色モードおよび、イエロー、マゼンタ、シアンの単色
カラーモードまたは、黒、イエロー、マゼンタ、シアン
4色のうち複数色を使用するフルカラーモードとを有
し、画像形成モードにより記録材の定着を一度行うか、
または、一度定着を行った後記録材を反転再給紙して2
度目の定着を行うかを分けることが可能なカラー画像形
成装置において、2度目の定着時に定着温度及び定着速
度を一度目の定着の定着温及び定着速度と異ならせるこ
とを特徴としたカラー画像形成装置。
する画像形成手段と、少なくとも発熱手段、弾性層を有
しない定着部材、厚み1mm以上の弾性層を有する加圧
部材とからなる定着手段と、画像形成モードとして、黒
単色モードおよび、イエロー、マゼンタ、シアンの単色
カラーモードまたは、黒、イエロー、マゼンタ、シアン
4色のうち複数色を使用するフルカラーモードとを有
し、画像形成モードにより記録材の定着を一度行うか、
または、一度定着を行った後記録材を反転再給紙して2
度目の定着を行うかを分けることが可能なカラー画像形
成装置において、2度目の定着時に定着温度及び定着速
度を一度目の定着の定着温及び定着速度と異ならせるこ
とを特徴としたカラー画像形成装置。
【0014】(2)記録材の種類により、2度目の定着
温度及び定着速度を異ならせることを特徴とした(1)
に記載のカラー画像形成装置。
温度及び定着速度を異ならせることを特徴とした(1)
に記載のカラー画像形成装置。
【0015】(3)上記定着部材は、エンドレスベルト
状のフィルムであることを特徴としたと(1)または
(2)に記載のカラー画像形成装置。
状のフィルムであることを特徴としたと(1)または
(2)に記載のカラー画像形成装置。
【0016】[作 用]即ち本発明では、弾性層を有し
ない定着部材と厚み1mm以上の弾性層を有する加圧部
材を用いた定着装置を使用するカラー画像形成装置で、
画像形成モードにより定着動作を異ならせているカラー
画像形成装置において、一度目の定着速度と2度目の定
着速度を異ならせるだけでなく、一度目の定着温度と2
度目の定着温度を異ならせることにより、上記問題点を
解決するもので、2度目の定着を行う場合、定着速度の
切り替えだけでなく、定着温度も切り替えるようにした
ので、記録材及びトナー画像へのより細かな熱コントロ
ールが可能になり、OHPシート画像の透過性向上や、
定着後画像の光沢アップが行える。
ない定着部材と厚み1mm以上の弾性層を有する加圧部
材を用いた定着装置を使用するカラー画像形成装置で、
画像形成モードにより定着動作を異ならせているカラー
画像形成装置において、一度目の定着速度と2度目の定
着速度を異ならせるだけでなく、一度目の定着温度と2
度目の定着温度を異ならせることにより、上記問題点を
解決するもので、2度目の定着を行う場合、定着速度の
切り替えだけでなく、定着温度も切り替えるようにした
ので、記録材及びトナー画像へのより細かな熱コントロ
ールが可能になり、OHPシート画像の透過性向上や、
定着後画像の光沢アップが行える。
【0017】
【発明の実施の形態】[実施例1]
(1)カラー画像形成装置例
図1に本発明の一実施例であるカラー画像形成装置の概
略構成図を示す。本実施例では中間転写体方式のインラ
インカラー画像形成装置を用いている。また、定着装置
後に公知の自動両面搬送手段である自動両面機構(不図
示)を備えており、一度定着した記録材(以下、転写材
と記す)を自動的に表裏を反転させ再給紙搬送させるこ
とができる。
略構成図を示す。本実施例では中間転写体方式のインラ
インカラー画像形成装置を用いている。また、定着装置
後に公知の自動両面搬送手段である自動両面機構(不図
示)を備えており、一度定着した記録材(以下、転写材
と記す)を自動的に表裏を反転させ再給紙搬送させるこ
とができる。
【0018】図1において、実線で示した部分は、一度
目の定着動作を行う転写材の搬送経路であり、点線で示
した部分は、前述した自動両面機構による転写材の反転
搬送経路である。
目の定着動作を行う転写材の搬送経路であり、点線で示
した部分は、前述した自動両面機構による転写材の反転
搬送経路である。
【0019】以下に本実施系のカラー画像形成装置の構
成について説明する。本実施例では、感光体ドラム(O
PCドラムを本実施例では使用)、帯電手段(不図
示)、トナー現像器(不図示)、感光体ドラムのクリー
ニング手段(クリーニングブレードを本実施例では使
用:不図示)等をひとつの容器にまとめた、いわゆるオ
ールインワンCRG(プロセスカートリッジ)2を使用
している。イエロー(Y)トナーを使用しているイエロ
ーCRG 2Y,マゼンタ(M)トナーを使用している
マゼンタCRG 2M,シアン(C)トナーを使用して
いるシアンCRG 2C、ブラック(K)トナーを使用
しているブラックCRG 2K、の4個のCRGを使用
している。
成について説明する。本実施例では、感光体ドラム(O
PCドラムを本実施例では使用)、帯電手段(不図
示)、トナー現像器(不図示)、感光体ドラムのクリー
ニング手段(クリーニングブレードを本実施例では使
用:不図示)等をひとつの容器にまとめた、いわゆるオ
ールインワンCRG(プロセスカートリッジ)2を使用
している。イエロー(Y)トナーを使用しているイエロ
ーCRG 2Y,マゼンタ(M)トナーを使用している
マゼンタCRG 2M,シアン(C)トナーを使用して
いるシアンCRG 2C、ブラック(K)トナーを使用
しているブラックCRG 2K、の4個のCRGを使用
している。
【0020】上記4色のトナーCRGに対応した、4個
の光学系1が設けられており、光学系(レーザー走査露
光光学系を本実施例では使用)より画像データに基づい
た走査光が、帯電手段(帯電ローラを本実施例では使
用)により一様に帯電された感光体ドラム上を露光する
ことにより、感光体ドラム表面に画像に対応する静電潜
像が形成される。現像剤であるトナー(非磁性1成分ト
ナーを本実施例では使用)が静電潜像の形成された感光
体ドラム表面に供給される。現像ローラに印加される現
像バイアスを、帯電電位と潜像(露光部)電位の間の適
切な値に設定することで、負の極性に帯電されたトナー
が、感光体ドラム上の静電潜像に選択的に付着される、
現像が行われる。
の光学系1が設けられており、光学系(レーザー走査露
光光学系を本実施例では使用)より画像データに基づい
た走査光が、帯電手段(帯電ローラを本実施例では使
用)により一様に帯電された感光体ドラム上を露光する
ことにより、感光体ドラム表面に画像に対応する静電潜
像が形成される。現像剤であるトナー(非磁性1成分ト
ナーを本実施例では使用)が静電潜像の形成された感光
体ドラム表面に供給される。現像ローラに印加される現
像バイアスを、帯電電位と潜像(露光部)電位の間の適
切な値に設定することで、負の極性に帯電されたトナー
が、感光体ドラム上の静電潜像に選択的に付着される、
現像が行われる。
【0021】感光体ドラム上に現像された単色トナー画
像は、該感光体ドラムと同期して略等速で回転する中間
転写体3(中間転写ベルトを本実施例では使用)上へ、
一次転写ローラ9に印加されるトナーと逆極性である正
極性のバイアスにより1次転写される。
像は、該感光体ドラムと同期して略等速で回転する中間
転写体3(中間転写ベルトを本実施例では使用)上へ、
一次転写ローラ9に印加されるトナーと逆極性である正
極性のバイアスにより1次転写される。
【0022】一次転写後、感光体ドラム上に転写残とし
て残ったトナーは、クリーニング手段(不図示:クリー
ニングブレードを本実施例では使用)により除去され
る。
て残ったトナーは、クリーニング手段(不図示:クリー
ニングブレードを本実施例では使用)により除去され
る。
【0023】上記工程を中間転写体3の回転に同期し
て、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
ブラック(K)の各色のCRG 2Y、2M、2C、2
Kに対して順次行い、中間転写体3上に各色の1次転写
トナー画像を順次重ねて形成していく。単色のみの画像
形成時(単色モード)には上記行程は目的の色(例えば
黒色)の現像器を有するCRGについてのみ行なわれ
る。
て、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
ブラック(K)の各色のCRG 2Y、2M、2C、2
Kに対して順次行い、中間転写体3上に各色の1次転写
トナー画像を順次重ねて形成していく。単色のみの画像
形成時(単色モード)には上記行程は目的の色(例えば
黒色)の現像器を有するCRGについてのみ行なわれ
る。
【0024】また、転写材供給部となる転写材カセット
13或いは転写材トレイ(MPトレイ)14にセットさ
れた転写材Pは、給送ローラ12により夫々選択的に給
送され、2次転写部に所定のタイミングでレジストロー
ラ対8により中間転写体3と2次転写手段10とのニッ
プ部に搬送される。
13或いは転写材トレイ(MPトレイ)14にセットさ
れた転写材Pは、給送ローラ12により夫々選択的に給
送され、2次転写部に所定のタイミングでレジストロー
ラ対8により中間転写体3と2次転写手段10とのニッ
プ部に搬送される。
【0025】中間転写体3上に形成された一次転写トナ
ー画像は、2次転写手段10(2次転写ローラを本実施
例では使用)に印加されるトナーと逆極性である正極性
のバイアスにより転写材P上に一括転写される。
ー画像は、2次転写手段10(2次転写ローラを本実施
例では使用)に印加されるトナーと逆極性である正極性
のバイアスにより転写材P上に一括転写される。
【0026】2次転写後、中間転写体3上に残った2次
転写残トナーは、中間転写体のクリーニング手段(クリ
ーニングブレードを本実施例では使用)4により除去さ
れる。
転写残トナーは、中間転写体のクリーニング手段(クリ
ーニングブレードを本実施例では使用)4により除去さ
れる。
【0027】なお、図中、5は中間転写体3の駆動ロー
ラ、6はテンションローラ、7は2次転写対向ローラで
ある。
ラ、6はテンションローラ、7は2次転写対向ローラで
ある。
【0028】中間転写体3として使用している中間転写
ベルトとしては、厚さ50μm〜200μm、体積抵抗
率108Ωcm〜1016Ωcm程度のPVdF(ポリフ
ッ化ビニリデン)、ポリアミド、ポリイミド、PET
(ポリエチレンテレフタレート)、ポリカーボネート等
の樹脂フィルムベルトや0.5mm〜2mm厚程度の低
抵抗なゴム基層の上に厚さ数十μmの離型性の良い高抵
抗な樹脂層を設けたゴムベルト等を用いることが出来
る。
ベルトとしては、厚さ50μm〜200μm、体積抵抗
率108Ωcm〜1016Ωcm程度のPVdF(ポリフ
ッ化ビニリデン)、ポリアミド、ポリイミド、PET
(ポリエチレンテレフタレート)、ポリカーボネート等
の樹脂フィルムベルトや0.5mm〜2mm厚程度の低
抵抗なゴム基層の上に厚さ数十μmの離型性の良い高抵
抗な樹脂層を設けたゴムベルト等を用いることが出来
る。
【0029】本実施例では、高耐久性とクリーニングブ
レードによるクリーニングが可能なことから厚み50〜
75umのポリイミドベルトを使用している。
レードによるクリーニングが可能なことから厚み50〜
75umのポリイミドベルトを使用している。
【0030】転写材P上に2次転写されたトナー画像
は、定着手段となる定着装置11を通過することで転写
材P上に溶融定着され、画像形成装置の出力画像とな
る。
は、定着手段となる定着装置11を通過することで転写
材P上に溶融定着され、画像形成装置の出力画像とな
る。
【0031】(2)定着装置11
本実施例において定着装置11としては、フィルム定着
方式の定着装置を使用している。図2に本実施例でのフ
ィルム定着方式の定着装置の概略を示す。
方式の定着装置を使用している。図2に本実施例でのフ
ィルム定着方式の定着装置の概略を示す。
【0032】定着部材である定着フィルム25は、本実
施例では長さ約230mm、厚み50μm、外径φ18
mmの耐熱性樹脂(ポリイミド樹脂を本実施例では使
用)の円筒状エンドレスフィルムを基層27とし、その
上プライマー層および、厚み約10μmのPFAやPT
FE等からなる離形表面層21を順次形成しした定着フ
ィルムを用いていおり、定着部材である定着フィルム2
5には、シリコンゴム層などの弾性層は設けていない。
施例では長さ約230mm、厚み50μm、外径φ18
mmの耐熱性樹脂(ポリイミド樹脂を本実施例では使
用)の円筒状エンドレスフィルムを基層27とし、その
上プライマー層および、厚み約10μmのPFAやPT
FE等からなる離形表面層21を順次形成しした定着フ
ィルムを用いていおり、定着部材である定着フィルム2
5には、シリコンゴム層などの弾性層は設けていない。
【0033】定着フィルム25の基層27としては他の
耐熱樹脂や金属製のものを用いても良い。
耐熱樹脂や金属製のものを用いても良い。
【0034】定着フィルム25内には発熱手段であるセ
ラミックヒータ28(アルミナ、窒化アルミなどのセラ
ミック基板28a上に抵抗発熱体34を設け、その上に
ガラスコート28bを設けたものを本実施例では使用)
が内包されている。
ラミックヒータ28(アルミナ、窒化アルミなどのセラ
ミック基板28a上に抵抗発熱体34を設け、その上に
ガラスコート28bを設けたものを本実施例では使用)
が内包されている。
【0035】セラミックヒータ28の定着フィルム25
との非当接面側には温度検出手段であるサーミスタ29
が当接されており、該サーミスタ29によりセラミック
ヒータ28の温度を検知して温度制御が行なわれる。
との非当接面側には温度検出手段であるサーミスタ29
が当接されており、該サーミスタ29によりセラミック
ヒータ28の温度を検知して温度制御が行なわれる。
【0036】30はフィルムガイドであり、定着フィル
ム25はフィルムガイド30により回転自在に支持され
ている。
ム25はフィルムガイド30により回転自在に支持され
ている。
【0037】また、フィルムガイド30に一体的に設け
られたセラミックヒータ28は図示しない加圧機構によ
り加圧部材26(加圧ローラを使用)の方向へ本実施例
では総圧196N(20kgf)の力で押圧されてお
り、これによりフィルムガイド30に回転自在に支持さ
れた定着フィルム25が加圧ローラ26に圧接されてい
る。
られたセラミックヒータ28は図示しない加圧機構によ
り加圧部材26(加圧ローラを使用)の方向へ本実施例
では総圧196N(20kgf)の力で押圧されてお
り、これによりフィルムガイド30に回転自在に支持さ
れた定着フィルム25が加圧ローラ26に圧接されてい
る。
【0038】加圧ローラ26は外径φ14mmの鉄製芯
金31の上に、厚さ3mmのシリコンゴム弾性層32お
よび、離形表面層33として厚さ20μmのPFA(テ
トラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルエーテル
共重合体)やFEP(テトラフルオロエチレン・ヘキサ
フルオロプロピレン共重合体/4フッ化エチレン・6フ
ッ化プロピレン共重合樹脂)などのフッ素樹脂よりなる
コート層が順次形成されている。加圧ローラ26の外径
は、略φ20mmである。定着ニップ幅は約7.5mm
で有った。
金31の上に、厚さ3mmのシリコンゴム弾性層32お
よび、離形表面層33として厚さ20μmのPFA(テ
トラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルエーテル
共重合体)やFEP(テトラフルオロエチレン・ヘキサ
フルオロプロピレン共重合体/4フッ化エチレン・6フ
ッ化プロピレン共重合樹脂)などのフッ素樹脂よりなる
コート層が順次形成されている。加圧ローラ26の外径
は、略φ20mmである。定着ニップ幅は約7.5mm
で有った。
【0039】加圧ローラ26の製品硬度は50度(高分
子計器株式会社製硬度計ASKER−Cを用い、総荷重
5.88N(600gf)での硬度値)であった。
子計器株式会社製硬度計ASKER−Cを用い、総荷重
5.88N(600gf)での硬度値)であった。
【0040】加圧部材となる加圧ローラ26のシリコン
ゴム弾性層32は、厚さ1mm以下では、定着部材25
側に弾性層が無いため、十分な定着ニップ幅を確保でき
ない。また、加圧部材26側の弾性層32が厚み500
μm以下では、転写材の凹凸やトナー画像の凹凸に追従
しにくい。このため弾性層を有しない定着部材25と組
み合わせる加圧部材26の弾性層32の厚みとしては1
mm以上が好ましい。
ゴム弾性層32は、厚さ1mm以下では、定着部材25
側に弾性層が無いため、十分な定着ニップ幅を確保でき
ない。また、加圧部材26側の弾性層32が厚み500
μm以下では、転写材の凹凸やトナー画像の凹凸に追従
しにくい。このため弾性層を有しない定着部材25と組
み合わせる加圧部材26の弾性層32の厚みとしては1
mm以上が好ましい。
【0041】本実施例では、加圧ローラ26に不図示の
駆動手段により回転駆動がかけられ、定着フィルム25
は従動回転している。
駆動手段により回転駆動がかけられ、定着フィルム25
は従動回転している。
【0042】定着装置11では、加圧ローラ26が本実
施例では約100mm/secの周速度で回転駆動され
ると共に、定着ニップ部Nが未定着トナー画像35の定
着に適した温度となるようセラミックヒータ28への通
電が調整される。2次転写プロセスまでを終えて未定着
トナー画像35をその上に載せた転写材P(図2)は定
着ニップ部Nへ導かれ、該定着ニップ部Nで加えられる
圧力と定着フィルム25を介してセラミックヒータ28
から伝えられる熱により未定着トナー画像35が熱溶融
されて転写材P上に定着画像として定着される(一度目
の定着)。
施例では約100mm/secの周速度で回転駆動され
ると共に、定着ニップ部Nが未定着トナー画像35の定
着に適した温度となるようセラミックヒータ28への通
電が調整される。2次転写プロセスまでを終えて未定着
トナー画像35をその上に載せた転写材P(図2)は定
着ニップ部Nへ導かれ、該定着ニップ部Nで加えられる
圧力と定着フィルム25を介してセラミックヒータ28
から伝えられる熱により未定着トナー画像35が熱溶融
されて転写材P上に定着画像として定着される(一度目
の定着)。
【0043】本実施例の定着装置11は、弾性層を有し
ない定着フィルム25を使用したフィルム定着方式を用
いたので、定着ニップ部Nの温度の立ち上がりが早く、
ウェイトタイムを短くすることが出来る。
ない定着フィルム25を使用したフィルム定着方式を用
いたので、定着ニップ部Nの温度の立ち上がりが早く、
ウェイトタイムを短くすることが出来る。
【0044】(3)トナー
本実施例に用いられるトナーとしては、重合法により製
造され、低軟化点物質を5〜30重量%含み、形状係数
SF−1が100〜110である実質球形トナー(以下
単に重合トナーと称す)を用いている。
造され、低軟化点物質を5〜30重量%含み、形状係数
SF−1が100〜110である実質球形トナー(以下
単に重合トナーと称す)を用いている。
【0045】低軟化点物質としては、ASTMD341
8−8に準拠し測定された主体極大ピーク値が40〜9
0℃を示す化合物である。重合トナーの極大ピーク値温
度の測定は、例えばパーキンエルマー社製DSC−7を
用いる。装置検出部の温度補正は、インジウムと亜鉛の
融点を用い、熱量の補正についてはインジウムの融解熱
を用いる。サンプルは、アルミニウム製パンを用い対照
用に空パンをセットし、昇温速度10℃/minで測定
を行った。具体的には、パラフィンワックス、ポリオレ
フィン、フィッシャートロピッシュワックス、アミドワ
ックス、高級脂肪酸、エステルワックス及びこれらの誘
導体またはこれらのグラフト/ブロック化合物が利用で
きる。好ましくは、下記の一般構造式で示す炭素数が1
0以上の長鎖エステル部分を一個以上有するエステルワ
ックスである。具体的なエステルワックスの代表的な化
合物の構造式を下記に一般構造式、、及びとして
示す。
8−8に準拠し測定された主体極大ピーク値が40〜9
0℃を示す化合物である。重合トナーの極大ピーク値温
度の測定は、例えばパーキンエルマー社製DSC−7を
用いる。装置検出部の温度補正は、インジウムと亜鉛の
融点を用い、熱量の補正についてはインジウムの融解熱
を用いる。サンプルは、アルミニウム製パンを用い対照
用に空パンをセットし、昇温速度10℃/minで測定
を行った。具体的には、パラフィンワックス、ポリオレ
フィン、フィッシャートロピッシュワックス、アミドワ
ックス、高級脂肪酸、エステルワックス及びこれらの誘
導体またはこれらのグラフト/ブロック化合物が利用で
きる。好ましくは、下記の一般構造式で示す炭素数が1
0以上の長鎖エステル部分を一個以上有するエステルワ
ックスである。具体的なエステルワックスの代表的な化
合物の構造式を下記に一般構造式、、及びとして
示す。
【0046】
【化1】
【0047】本発明で好ましく用いられるエステルワッ
クスは、硬度0.5〜5.0を有するものである。エス
テルワックスの硬度は、直径20mmで厚さが5mmの
円筒状のサンプルを作成した後、島津製作所製ダイナミ
ック微小硬度計(DUH−200)を用い、ビッカース
硬度を測定した値である。測定条件は、0.5gの荷重
で負荷速度が9.67mm/secの条件で10μm変
位させた後、15秒間保持し、得られた打痕形状を測定
しビッカース硬度を求める。本発明に好ましく用いられ
るエステルワックスの硬度は、0.5〜5.0の値を示
す。具体的化合物の例を下記の化学式(1)、(2)、
(3)、(4)に示す。
クスは、硬度0.5〜5.0を有するものである。エス
テルワックスの硬度は、直径20mmで厚さが5mmの
円筒状のサンプルを作成した後、島津製作所製ダイナミ
ック微小硬度計(DUH−200)を用い、ビッカース
硬度を測定した値である。測定条件は、0.5gの荷重
で負荷速度が9.67mm/secの条件で10μm変
位させた後、15秒間保持し、得られた打痕形状を測定
しビッカース硬度を求める。本発明に好ましく用いられ
るエステルワックスの硬度は、0.5〜5.0の値を示
す。具体的化合物の例を下記の化学式(1)、(2)、
(3)、(4)に示す。
【0048】
【化2】
【0049】なお、ここでいう形状係数SF−1とは、
球状物質の球状の丸さの割合を示す数値であり、球状物
質を2次元平面上に投影してできる楕円状の図形の最大
長MAXLNGの2乗を図形面積AREAで割って、1
00π/4を乗じたときの値で表わされる。つまり、形
状係数SF−1は次式
球状物質の球状の丸さの割合を示す数値であり、球状物
質を2次元平面上に投影してできる楕円状の図形の最大
長MAXLNGの2乗を図形面積AREAで割って、1
00π/4を乗じたときの値で表わされる。つまり、形
状係数SF−1は次式
【0050】
【数1】
【0051】で定義されるものである。
【0052】日立製作所FE−SEM(S−800)を
用いトナー像を無作為に100個サンプリングし、その
画像情報をインターフェースを介してニコレ社製画像解
析装置(Luzex3)に導入し解析を行い上式より算
出したものである。
用いトナー像を無作為に100個サンプリングし、その
画像情報をインターフェースを介してニコレ社製画像解
析装置(Luzex3)に導入し解析を行い上式より算
出したものである。
【0053】シアントナーは、次のごとくして調整し
た。高速攪拌装置を備えた21リットル用四つ口フラス
コ中にイオン交換水710重量部と0.1モル/リット
ルNa 3PO4水溶液450重量部を添加し回転数を12
000回転に調整し、65℃に加温せしめた。ここに
1.0モル/リットルCaCL2水溶液68重量部を徐
々に添加し、微少な難水溶液性分散剤Ca3(PO4)2
を含む分散媒系を調整した。
た。高速攪拌装置を備えた21リットル用四つ口フラス
コ中にイオン交換水710重量部と0.1モル/リット
ルNa 3PO4水溶液450重量部を添加し回転数を12
000回転に調整し、65℃に加温せしめた。ここに
1.0モル/リットルCaCL2水溶液68重量部を徐
々に添加し、微少な難水溶液性分散剤Ca3(PO4)2
を含む分散媒系を調整した。
【0054】一方、分散質系は、
スチレン単量体 165重量部
n−ブチルアクリレート単量体 35重量部
I.ピクメントブルー15:30 14重量部
飽和ポリエステル 10重量部
{テレフタール酸−プロピレンオキサイド変性ビスフェ
ノールA酸価15、ピーク分子量:6000} サリチル酸金属化合物 2重量部 下記化合物(極大ピーク値59.4℃) 60重量部
ノールA酸価15、ピーク分子量:6000} サリチル酸金属化合物 2重量部 下記化合物(極大ピーク値59.4℃) 60重量部
【0055】
【化3】
【0056】上記混合物をアトライターを用い3時間分
散させた後、重合開始剤である2、2′−アゾビス
(2、4−ジメチルバレロニトリル)10重量部を添加
した分散物を分散媒中に投入し回転数を維持しつつ15
分間造粒した。
散させた後、重合開始剤である2、2′−アゾビス
(2、4−ジメチルバレロニトリル)10重量部を添加
した分散物を分散媒中に投入し回転数を維持しつつ15
分間造粒した。
【0057】その後、高速攪拌器からプロペラ攪拌羽根
に攪拌器を変え、内温を80℃に昇温させ50回転で重
合を10時間継続させた。
に攪拌器を変え、内温を80℃に昇温させ50回転で重
合を10時間継続させた。
【0058】重合終了後スリラーを冷却し、希塩酸を添
加し分散媒を除去せしめた。
加し分散媒を除去せしめた。
【0059】更に洗浄し乾燥を行う事でコールターカウ
ンターで測定したシアントナーの重量平均粒径は6.2
μmで個数変動係数が27%であり、SF−1が104
であった。
ンターで測定したシアントナーの重量平均粒径は6.2
μmで個数変動係数が27%であり、SF−1が104
であった。
【0060】同様にして、SF−1が104のイエロー
トナー、マゼンタトナー及びブラックトナーを製造し
た。なお、着色剤としては、イエロートナーでは、C.
I.ピグメントイエロー17、マゼンタトナーでは、
C.I.ピグメントレッド122及びブラックトナーで
は、カーボンブラックを用いた。
トナー、マゼンタトナー及びブラックトナーを製造し
た。なお、着色剤としては、イエロートナーでは、C.
I.ピグメントイエロー17、マゼンタトナーでは、
C.I.ピグメントレッド122及びブラックトナーで
は、カーボンブラックを用いた。
【0061】(4)制 御
本発明で、画像形成モードが黒単色モードか?もしく
は、Y,M,Cいずれかの単色カラーモードまたは複数
色を使用したフルカラーモードであるかを画像形成装置
が認識するためには、ユーザーがパソコン上からプリン
タードライバ上の設定で画像形成装置に指示したり、ユ
ーザーが画像形成装置のオペレーションボタン等により
直接指示したり、転写材に記録される画像が、黒(K)
のみであるか?または、Y,M,Cのいずれかの単色カ
ラーやY,M,C,BKの複数色を使用したフルカラー
であるか?どうかを判断する画像判断手段をカラー画像
形成装置に設け、不図示のフォーマッタから画像形成装
置に送られてくる画像信号を基に不図示のCPUを用い
て、画像形成装置自体が自動的に判断するよう等のよう
にすればよい次に、本実施例では、転写材がOHPシー
トの場合に、画像形成モードにより動作を異ならせてい
る。
は、Y,M,Cいずれかの単色カラーモードまたは複数
色を使用したフルカラーモードであるかを画像形成装置
が認識するためには、ユーザーがパソコン上からプリン
タードライバ上の設定で画像形成装置に指示したり、ユ
ーザーが画像形成装置のオペレーションボタン等により
直接指示したり、転写材に記録される画像が、黒(K)
のみであるか?または、Y,M,Cのいずれかの単色カ
ラーやY,M,C,BKの複数色を使用したフルカラー
であるか?どうかを判断する画像判断手段をカラー画像
形成装置に設け、不図示のフォーマッタから画像形成装
置に送られてくる画像信号を基に不図示のCPUを用い
て、画像形成装置自体が自動的に判断するよう等のよう
にすればよい次に、本実施例では、転写材がOHPシー
トの場合に、画像形成モードにより動作を異ならせてい
る。
【0062】転写材が、OHPシートかどうかを知るた
めには、画像形成装置に転写材の種類を判別するセンサ
を設け、転写材がOHPシートだと判断するか、また
は、ユーザーが画像形成装置のオペレーションボタン等
やパソコン上のプリンタードライバ設定の操作により転
写材がOHPシートであると指定したりすればよい。
めには、画像形成装置に転写材の種類を判別するセンサ
を設け、転写材がOHPシートだと判断するか、また
は、ユーザーが画像形成装置のオペレーションボタン等
やパソコン上のプリンタードライバ設定の操作により転
写材がOHPシートであると指定したりすればよい。
【0063】1)転写材がOHPシートであり、かつ、
画像形成が黒(K)単色モードの場合には、一度目の定
着のみを行い完成定着画像として排紙する。
画像形成が黒(K)単色モードの場合には、一度目の定
着のみを行い完成定着画像として排紙する。
【0064】一度目の定着条件としたは、定着速度が略
プロセススピードと同じ約100mm/secで、定着
温度は定着フィルム表面温度が約150〜170℃であ
るように制御して定着動作を行った。
プロセススピードと同じ約100mm/secで、定着
温度は定着フィルム表面温度が約150〜170℃であ
るように制御して定着動作を行った。
【0065】2)転写材がOHPシートであり、かつ、
画像形成がフルカラーモードまたはY,M,Cいずれか
の単色カラーモードで有る場合には、一度目の定着条件
として、定着速度が略プロセススピードと同じ約100
mm/secで、定着温度は定着フィルム表面温度が約
150〜160℃であるように制御して定着動作を行っ
た。
画像形成がフルカラーモードまたはY,M,Cいずれか
の単色カラーモードで有る場合には、一度目の定着条件
として、定着速度が略プロセススピードと同じ約100
mm/secで、定着温度は定着フィルム表面温度が約
150〜160℃であるように制御して定着動作を行っ
た。
【0066】一度目の定着を行ったのち定着装置から排
出された転写材は、定着装置下流にある自動両面機構に
よりスイッチバック搬送され、図中点線で示される反転
給紙搬送経路を通り再給紙され定着装置に再度搬送され
る(図2→図3)。
出された転写材は、定着装置下流にある自動両面機構に
よりスイッチバック搬送され、図中点線で示される反転
給紙搬送経路を通り再給紙され定着装置に再度搬送され
る(図2→図3)。
【0067】2度目の定着時には、一度目に定着された
定着画像35′(図3)が、弾性層32を有する加圧部
材26側に接するため、転写材Pの凹凸や、トナー画像
の凹凸の、凸部と凹部に加えられる熱の差が少なくな
る。
定着画像35′(図3)が、弾性層32を有する加圧部
材26側に接するため、転写材Pの凹凸や、トナー画像
の凹凸の、凸部と凹部に加えられる熱の差が少なくな
る。
【0068】2度目の定着条件としては、2度目の定着
速度を一度目の定着速度の約1/3である約30mm/
sec程度に遅くした。定着温度については、一度目の
定着温度と異なると約180−185℃で行った。
速度を一度目の定着速度の約1/3である約30mm/
sec程度に遅くした。定着温度については、一度目の
定着温度と異なると約180−185℃で行った。
【0069】2度目の定着を行った後、完成定着画像と
して排紙を行う。
して排紙を行う。
【0070】画像形成がフルカラーモードや単色カラー
モードの場合には、上記のように2度目の定着速度を遅
くすることで、1度目のトナー画像の凸部と凹部に加え
られる熱の差が少なく、また、十分加えられることで、
2度目定着後トナー画像の表面平滑性が向上し、OHP
シート上定着トナー画像の透過性が向上できる。
モードの場合には、上記のように2度目の定着速度を遅
くすることで、1度目のトナー画像の凸部と凹部に加え
られる熱の差が少なく、また、十分加えられることで、
2度目定着後トナー画像の表面平滑性が向上し、OHP
シート上定着トナー画像の透過性が向上できる。
【0071】また、一度目の定着速度を遅くしていない
ため、一度目定着終了後のOHPシートの熱による軟化
を少なくすることができ、反転給紙搬送経路などでのジ
ャムの発生をすくなくすることができる。
ため、一度目定着終了後のOHPシートの熱による軟化
を少なくすることができ、反転給紙搬送経路などでのジ
ャムの発生をすくなくすることができる。
【0072】一方、画像形成が黒単色モードの場合に
は、上記のような2度定着を行わず、一度の定着のみ
で、透過性が悪くても、使用上問題ないため、定着動作
を一度のみで行うことで、スループットが遅くならなく
て済すむメリットがある。
は、上記のような2度定着を行わず、一度の定着のみ
で、透過性が悪くても、使用上問題ないため、定着動作
を一度のみで行うことで、スループットが遅くならなく
て済すむメリットがある。
【0073】OHPシートとして、3M社製のCG37
04A、LetterサイズのOHPシートを使用し、
黒単色モードのOHPシートではスループットが毎分約
16枚であり、それに対して、フルカラーモードや単色
カラーモードのOHPシートの場合には、毎分約2枚と
スループットが遅くなってしまった。
04A、LetterサイズのOHPシートを使用し、
黒単色モードのOHPシートではスループットが毎分約
16枚であり、それに対して、フルカラーモードや単色
カラーモードのOHPシートの場合には、毎分約2枚と
スループットが遅くなってしまった。
【0074】OHTの透過性については、次の方法で測
定を行った。OHPとして、3M社製の透過型OHP9
550を使用し、スペクトロメータとして、Photo
Research 社のSpectra Scan PR
650を使用し、暗室環境において、OHPからスクリ
ーンに投影した画像のスペクトルを、前記スペクトロメ
ータにて測定した。測定手順としては、最初に、OHP
に被測定OHPシートサンプルを載せない状態でのスペ
クトルをReferenceとして測定を行い、つぎに
被測定OHPシートサンプルをOHPに載せ、投影され
た像のスペクトルを測定し、前記のreference
との差から、計算によりL*、C*、H*を求め、透過
性のデータとした。ここでL*,は、JIS Z 87
29によるCIE 1976 L* a* b*表色系
での明度である。C*は、JIS Z 8729による
CIE 1976 L* a* b*表色系でのabク
ロマであり、以下の式で求められる。
定を行った。OHPとして、3M社製の透過型OHP9
550を使用し、スペクトロメータとして、Photo
Research 社のSpectra Scan PR
650を使用し、暗室環境において、OHPからスクリ
ーンに投影した画像のスペクトルを、前記スペクトロメ
ータにて測定した。測定手順としては、最初に、OHP
に被測定OHPシートサンプルを載せない状態でのスペ
クトルをReferenceとして測定を行い、つぎに
被測定OHPシートサンプルをOHPに載せ、投影され
た像のスペクトルを測定し、前記のreference
との差から、計算によりL*、C*、H*を求め、透過
性のデータとした。ここでL*,は、JIS Z 87
29によるCIE 1976 L* a* b*表色系
での明度である。C*は、JIS Z 8729による
CIE 1976 L* a* b*表色系でのabク
ロマであり、以下の式で求められる。
【0075】
【数2】
【0076】また、H*は、JIS Z 8729によ
るCIE 1976 L* a*b*表色系でのab色
相角であり、以下の式で求められる。
るCIE 1976 L* a*b*表色系でのab色
相角であり、以下の式で求められる。
【0077】
【数3】
【0078】ここで、L*,C*,H*算出の条件とし
ては、光源として標準光源D65、等色関数として2°
視野の等色関数を用いている。
ては、光源として標準光源D65、等色関数として2°
視野の等色関数を用いている。
【0079】測定パッチとしてイエローべた部の透過性
を測定したところ、従来例では、透過性の目安であるL
*が約70−75程度であったが、本実施例では、2度
目の定着速度を遅くするとともに、定着温度も変更し、
転写材とトナー画像に与える熱をより細かくコントロー
ルしたので、完成定着後画像表面の平滑性がより向上
し、透過性もL*が75〜80と向上した。
を測定したところ、従来例では、透過性の目安であるL
*が約70−75程度であったが、本実施例では、2度
目の定着速度を遅くするとともに、定着温度も変更し、
転写材とトナー画像に与える熱をより細かくコントロー
ルしたので、完成定着後画像表面の平滑性がより向上
し、透過性もL*が75〜80と向上した。
【0080】本実施例では、2回目の搬送時に画像形成
装置は、少なくとも任意の画像形成を行なわない(一例
としてベタ白画像を形成し、転写位置を通過してもトナ
ー画像面の裏面にトナー画像が形成されないようにする
など)ようにした。
装置は、少なくとも任意の画像形成を行なわない(一例
としてベタ白画像を形成し、転写位置を通過してもトナ
ー画像面の裏面にトナー画像が形成されないようにする
など)ようにした。
【0081】尚、本実施例ではウェイトタイムの短い定
着装置としてフィルム定着方式の定着装置を採用した
が、その他、磁気誘導加熱等の誘導加熱定着方式を用い
た定着装置等を採用しても良い。
着装置としてフィルム定着方式の定着装置を採用した
が、その他、磁気誘導加熱等の誘導加熱定着方式を用い
た定着装置等を採用しても良い。
【0082】また、カラー画像形成装置としてインラン
カラー(タンデム)方式のものについて説明したが、他
のカラー画像形成方式のものについても同様の効果が得
られる。
カラー(タンデム)方式のものについて説明したが、他
のカラー画像形成方式のものについても同様の効果が得
られる。
【0083】[実施例2]本発明に関わる実施例2を以
下に説明する。ただし、実施例1と重複する部分につい
ては、説明を省略する。
下に説明する。ただし、実施例1と重複する部分につい
ては、説明を省略する。
【0084】本実施例2では、転写材がOHPシート以
外の場合に、画像形成モードにより、通常モードと光沢
アップモードが選択可能としている。
外の場合に、画像形成モードにより、通常モードと光沢
アップモードが選択可能としている。
【0085】転写材がOHPシート以外だと知るために
は、画像形成装置に転写材の種類を判別するセンサを設
け、転写材がOHPシート以外だと判断するか、また
は、ユーザーが画像形成装置のオペレーションボタン等
やパソコン上のプリンタードライバ設定の操作により転
写材がOHPシート以外であると指定したりすればよ
い。
は、画像形成装置に転写材の種類を判別するセンサを設
け、転写材がOHPシート以外だと判断するか、また
は、ユーザーが画像形成装置のオペレーションボタン等
やパソコン上のプリンタードライバ設定の操作により転
写材がOHPシート以外であると指定したりすればよ
い。
【0086】次に各動作モードについて説明する。
【0087】1)転写材がOHPシート以外でかつ、画
像形成が黒単色モードの場合には、一度目の定着のみを
行い完成定着画像として排紙する。
像形成が黒単色モードの場合には、一度目の定着のみを
行い完成定着画像として排紙する。
【0088】一度目の定着条件としたは、定着速度が略
プロセススピードと同じ約100mm/secで、定着
温度は定着フィルム表面温度が約150〜170℃であ
るように制御して定着動作を行った。
プロセススピードと同じ約100mm/secで、定着
温度は定着フィルム表面温度が約150〜170℃であ
るように制御して定着動作を行った。
【0089】2)転写材がOHPシート以外でかつ、画
像形成が黒単色モード以外の場合(フルカラーモードや
単色カラーモードの場合)には、 .転写材を一度定着装置において定着を行うのみで完
成定着画像として排紙する通常モードが、ユーザーによ
り選択された場合には、一度目の定着のみを行い完成定
着画像として排紙する。
像形成が黒単色モード以外の場合(フルカラーモードや
単色カラーモードの場合)には、 .転写材を一度定着装置において定着を行うのみで完
成定着画像として排紙する通常モードが、ユーザーによ
り選択された場合には、一度目の定着のみを行い完成定
着画像として排紙する。
【0090】一度目の定着条件としたは、定着速度が略
プロセススピードと同じ約100mm/secで、定着
温度が、定着フィルム表面温度が約150〜170℃で
あるようにして定着動作を行った。
プロセススピードと同じ約100mm/secで、定着
温度が、定着フィルム表面温度が約150〜170℃で
あるようにして定着動作を行った。
【0091】.完成定着後トナー画像の光沢として、
の通常モードよりも光沢の高い完成定着後画像を得る
ための光沢アップモードをユーザーが選択した場合に
は、一度目の定着を行ったのち定着装置から排出された
転写材は、定着装置下流にある自動両面機構によりスイ
ッチバック搬送され、図中点線で示される反転給紙搬送
経路を通り再給紙され定着装置に再度搬送される。
の通常モードよりも光沢の高い完成定着後画像を得る
ための光沢アップモードをユーザーが選択した場合に
は、一度目の定着を行ったのち定着装置から排出された
転写材は、定着装置下流にある自動両面機構によりスイ
ッチバック搬送され、図中点線で示される反転給紙搬送
経路を通り再給紙され定着装置に再度搬送される。
【0092】2度目の定着時には、一度目に定着された
定着画像が、弾性層を有する加圧部材側に接するため、
転写材の凹凸や、トナー画像の凹凸の、凸部と凹部に加
えられる熱の差が少なくなる。2度目の定着を行った
後、完成定着画像として排紙を行う。
定着画像が、弾性層を有する加圧部材側に接するため、
転写材の凹凸や、トナー画像の凹凸の、凸部と凹部に加
えられる熱の差が少なくなる。2度目の定着を行った
後、完成定着画像として排紙を行う。
【0093】一度目と2度目の定着条件としては、転写
材の種類により適切な定着条件で定着を行うことが好ま
しい。
材の種類により適切な定着条件で定着を行うことが好ま
しい。
【0094】転写材として、キヤノン販売株式会社製の
光沢フィルムGF−2のA4サイズ品を使用した場合の
光沢について説明する。定着後画像の光沢を次の方法を
用いて測定を行った。測定器として、日本電色工業株式
会社製の光沢計PG―3Dを使用し、JIS Z 874
1における75度鏡面光沢測定方法により測定を行っ
た。
光沢フィルムGF−2のA4サイズ品を使用した場合の
光沢について説明する。定着後画像の光沢を次の方法を
用いて測定を行った。測定器として、日本電色工業株式
会社製の光沢計PG―3Dを使用し、JIS Z 874
1における75度鏡面光沢測定方法により測定を行っ
た。
【0095】転写材上のトナー量としては、Y,M,
C,BKのいわゆる1次色のべた画像部のトナー量が約
0.5〜0.6mg/cm2、R,G,Bのいわゆる2
次色のべた部が約1.0〜1.2mg/cm2の状態で
定着を行い、定着後画像の光沢を測定した。
C,BKのいわゆる1次色のべた画像部のトナー量が約
0.5〜0.6mg/cm2、R,G,Bのいわゆる2
次色のべた部が約1.0〜1.2mg/cm2の状態で
定着を行い、定着後画像の光沢を測定した。
【0096】転写材が光沢フィルムGF−2を使用する
場合、光沢アップモードでは、一度目の定着条件を一度
目の定着温度(定着フィルム表面の温度)を約150−
160℃、定着速度を約100mm/secで行い、2
度目の定着時の定着速度を1度目の定着速度の約1/3
の約30mm/secとし、定着温度は、1度目と異な
る約180−185℃とした。
場合、光沢アップモードでは、一度目の定着条件を一度
目の定着温度(定着フィルム表面の温度)を約150−
160℃、定着速度を約100mm/secで行い、2
度目の定着時の定着速度を1度目の定着速度の約1/3
の約30mm/secとし、定着温度は、1度目と異な
る約180−185℃とした。
【0097】従来例では、光沢アップモードでの光沢フ
ィルムの定着後画像光沢Gs(75°)は約50程度で
あったのに対し、本実施例では、2度目の定着速度を遅
くするとともに、定着温度も変更し、転写材とトナー画
像に与える熱をより細かくコントロールしたので、完成
定着後画像表面の平滑性がより向上しと光沢が約60−
80と上昇し、画質の向上を行うことが出来た。
ィルムの定着後画像光沢Gs(75°)は約50程度で
あったのに対し、本実施例では、2度目の定着速度を遅
くするとともに、定着温度も変更し、転写材とトナー画
像に与える熱をより細かくコントロールしたので、完成
定着後画像表面の平滑性がより向上しと光沢が約60−
80と上昇し、画質の向上を行うことが出来た。
【0098】また、転写材として普通紙(Xerox社
の4024 DP 、坪量75g/m 2、Letterサ
イズ)を用いた場合、通常モードでは光沢が10以下を
低光沢で有ったが、光沢アップモードとして2度目の定
着速度は約100mm/sec、定着温度を一度目と異
ならせ約180−185℃として光沢アップを行ったと
ころ、定着後光沢は約20〜25と光沢が向上できた。
の4024 DP 、坪量75g/m 2、Letterサ
イズ)を用いた場合、通常モードでは光沢が10以下を
低光沢で有ったが、光沢アップモードとして2度目の定
着速度は約100mm/sec、定着温度を一度目と異
ならせ約180−185℃として光沢アップを行ったと
ころ、定着後光沢は約20〜25と光沢が向上できた。
【0099】本実施例では、2回目の搬送時に画像形成
装置は、少なくとも任意の画像形成を行なわない、一例
としてベタ白画像を形成し、転写位置を通過してもトナ
ー画像面の裏面にトナー画像が形成されないようにし
た。
装置は、少なくとも任意の画像形成を行なわない、一例
としてベタ白画像を形成し、転写位置を通過してもトナ
ー画像面の裏面にトナー画像が形成されないようにし
た。
【0100】尚、本実施例ではウェイトタイムの短い定
着装置としてフィルム定着方式の定着装置を採用した
が、その他、磁気誘導加熱等の誘導加熱定着方式を用い
た定着装置等を採用しても良い。
着装置としてフィルム定着方式の定着装置を採用した
が、その他、磁気誘導加熱等の誘導加熱定着方式を用い
た定着装置等を採用しても良い。
【0101】また、カラー画像形成装置としてインラン
カラー(タンデム)方式のものについて説明したが、他
のカラー画像形成方式のものについても同様の効果が得
られる。
カラー(タンデム)方式のものについて説明したが、他
のカラー画像形成方式のものについても同様の効果が得
られる。
【0102】[実施例3]以下に本発明に関わる実施例
3について説明する。ただし、実施例1や実施例2と重
複する部分については、説明を省略する。
3について説明する。ただし、実施例1や実施例2と重
複する部分については、説明を省略する。
【0103】本実施例3においては、カラー画像形成装
置に自動両面機構が付いていない場合についての実施例
を説明する。
置に自動両面機構が付いていない場合についての実施例
を説明する。
【0104】本実施例では、2度目の定着が必要なモー
ドの場合(転写材がOHPシートで、画像形成モードが
黒単色モード以外の場合や、転写材がOHPシート以外
で画像形成モードが黒単色モード以外で、かつユーザー
が光沢アップモードを選択した場合)に、一度定着され
排紙された後、カラー画像形成装置は、転写材が再度給
紙トレイにセットされるのを待つモードに移行する。
ドの場合(転写材がOHPシートで、画像形成モードが
黒単色モード以外の場合や、転写材がOHPシート以外
で画像形成モードが黒単色モード以外で、かつユーザー
が光沢アップモードを選択した場合)に、一度定着され
排紙された後、カラー画像形成装置は、転写材が再度給
紙トレイにセットされるのを待つモードに移行する。
【0105】そして、ユーザーが一度定着排紙された転
写材を、2度目の定着で、一度目の定着後トナー画像面
が弾性層を有する加圧部材側に接するような方向にして
(転写材の表裏を反転させ)、給紙口に転写材をセット
する。
写材を、2度目の定着で、一度目の定着後トナー画像面
が弾性層を有する加圧部材側に接するような方向にして
(転写材の表裏を反転させ)、給紙口に転写材をセット
する。
【0106】その後、カラー画像形成装置が、給紙口に
転写材がセットされたのを検知して、自動的に給紙動作
を行い2度目の定着動作を行い完成定着画像として排紙
してもよいし、また、給紙口に転写材をセット後、ユー
ザーが、画像形成装置上のオペレーションボタンを操作
したり、画像形成装置と通信可能なパソコンから、動作
再スタートの指示を画像形成装置に送ることで、2度目
の定着動作が行われ完成定着画像として排紙されても良
い。
転写材がセットされたのを検知して、自動的に給紙動作
を行い2度目の定着動作を行い完成定着画像として排紙
してもよいし、また、給紙口に転写材をセット後、ユー
ザーが、画像形成装置上のオペレーションボタンを操作
したり、画像形成装置と通信可能なパソコンから、動作
再スタートの指示を画像形成装置に送ることで、2度目
の定着動作が行われ完成定着画像として排紙されても良
い。
【0107】本実施例によれば、カラー画像形成装置が
自動両面機構を付けていなくても良いので、安価に行う
ことができる。
自動両面機構を付けていなくても良いので、安価に行う
ことができる。
【0108】表1に、従来例、実施例1、実施例2の定
着条件の比較表を示した。
着条件の比較表を示した。
【0109】
【表1】
【0110】
【発明の効果】したがって、本発明によれば、弾性層を
有しない定着部材と厚み1mm以上の弾性層を有する加
圧部材を用いた定着装置を使用するカラー画像形成装置
で、画像形成モードにより定着動作を異ならせることが
可能なカラー画像形成装置において、一度目の定着速度
と2度目の定着速度を異ならせるだけでなく、一度目の
定着温度と2度目の定着温度を異ならせるようにしたの
で、転写材及びトナー画像へのより細かな熱コントロー
ルが可能になり、OHPシート画像の透過性向上や、定
着後画像の光沢アップが行える効果がある。
有しない定着部材と厚み1mm以上の弾性層を有する加
圧部材を用いた定着装置を使用するカラー画像形成装置
で、画像形成モードにより定着動作を異ならせることが
可能なカラー画像形成装置において、一度目の定着速度
と2度目の定着速度を異ならせるだけでなく、一度目の
定着温度と2度目の定着温度を異ならせるようにしたの
で、転写材及びトナー画像へのより細かな熱コントロー
ルが可能になり、OHPシート画像の透過性向上や、定
着後画像の光沢アップが行える効果がある。
【図1】 本発明の実施例におけるカラー画像形成装置
の概略説明図である。
の概略説明図である。
【図2】 本発明のカラー画像形成装置に使用される定
着装置の概略構成図であり、一度目の定着時のものであ
る(トナー画像面が、定着部材面側)。
着装置の概略構成図であり、一度目の定着時のものであ
る(トナー画像面が、定着部材面側)。
【図3】 本発明のカラー画像形成装置に使用される定
着装置の概略構成図であり、二度目の定着時のものであ
る(定着トナー画像面が、加圧部材面側)。
着装置の概略構成図であり、二度目の定着時のものであ
る(定着トナー画像面が、加圧部材面側)。
1・・光学系(スキャナ)、2・・カートリッジ、3・
・中間転写体、4・・クリーナ、5・・駆動ローラ、6
・・テンションローラ、7・・2転対向ローラ、8・・
レジローラ、9・・1次転写ローラ、10・・2次転写
ローラ、11・・定着装置、12・12′・・給紙ロー
ラ、13・・給紙カセット、14・・給紙トレイ、P・
・転写材、25・・定着フィルム、21・・表面離形
層、27・・エンドレスベルト、28・・セラミックヒ
ータ、28a・・セラミック基盤、29・・サーミス
タ、34・・抵抗発熱体、26・・加圧ローラ、31・
・芯金、32・・弾性層(シリコンゴム層)、33・・
表面離形層、35・・未定着トナー像、35′・・一度
目定着後のトナー像
・中間転写体、4・・クリーナ、5・・駆動ローラ、6
・・テンションローラ、7・・2転対向ローラ、8・・
レジローラ、9・・1次転写ローラ、10・・2次転写
ローラ、11・・定着装置、12・12′・・給紙ロー
ラ、13・・給紙カセット、14・・給紙トレイ、P・
・転写材、25・・定着フィルム、21・・表面離形
層、27・・エンドレスベルト、28・・セラミックヒ
ータ、28a・・セラミック基盤、29・・サーミス
タ、34・・抵抗発熱体、26・・加圧ローラ、31・
・芯金、32・・弾性層(シリコンゴム層)、33・・
表面離形層、35・・未定着トナー像、35′・・一度
目定着後のトナー像
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2H030 AA03 AD04 AD07 AD08 BB23
BB42 BB46 BB54 BB58 BB63
2H033 AA02 AA30 AA46 AA47 BA11
BA12 BA25 BB29 BE03 BE06
CA07 CA16 CA17 CA30 CA40
CA44
Claims (3)
- 【請求項1】記録材上に未定着トナー画像を形成する画
像形成手段と、少なくとも発熱手段、弾性層を有しない
定着部材、厚み1mm以上の弾性層を有する加圧部材と
からなる定着手段と、画像形成モードとして、黒単色モ
ードおよび、イエロー、マゼンタ、シアンの単色カラー
モードまたは、黒、イエロー、マゼンタ、シアン4色の
うち複数色を使用するフルカラーモードとを有し、画像
形成モードにより記録材の定着を一度行うか、または、
一度定着を行った後記録材を反転再給紙して2度目の定
着を行うかを分けることが可能なカラー画像形成装置に
おいて、 2度目の定着時に定着温度及び定着速度を一度目の定着
の定着温及び定着速度と異ならせることを特徴としたカ
ラー画像形成装置。 - 【請求項2】記録材の種類により、2度目の定着温度及
び定着速度を異ならせることを特徴とした請求項1に記
載のカラー画像形成装置。 - 【請求項3】上記定着部材は、エンドレスベルト状のフ
ィルムであることを特徴としたと請求項1または2に記
載のカラー画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001264579A JP2003076208A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | カラー画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001264579A JP2003076208A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | カラー画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003076208A true JP2003076208A (ja) | 2003-03-14 |
Family
ID=19091159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001264579A Pending JP2003076208A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | カラー画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003076208A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101930199A (zh) * | 2009-06-26 | 2010-12-29 | 富士施乐株式会社 | 图像形成装置和图像形成方法 |
-
2001
- 2001-08-31 JP JP2001264579A patent/JP2003076208A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101930199A (zh) * | 2009-06-26 | 2010-12-29 | 富士施乐株式会社 | 图像形成装置和图像形成方法 |
US8244149B2 (en) | 2009-06-26 | 2012-08-14 | Fuji Xerox Co., Ltd | Image forming apparatus, image forming method, and computer readable medium for reducing gloss difference between a first image and a region of a second image |
CN101930199B (zh) * | 2009-06-26 | 2014-11-05 | 富士施乐株式会社 | 图像形成装置和图像形成方法 |
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