[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2003073406A - 少なくとも2種のモノマーをベースとする、保護コロイドで安定化された、乳化剤不含の水性分散液の製造方法、該分散液及びその使用 - Google Patents

少なくとも2種のモノマーをベースとする、保護コロイドで安定化された、乳化剤不含の水性分散液の製造方法、該分散液及びその使用

Info

Publication number
JP2003073406A
JP2003073406A JP2002193644A JP2002193644A JP2003073406A JP 2003073406 A JP2003073406 A JP 2003073406A JP 2002193644 A JP2002193644 A JP 2002193644A JP 2002193644 A JP2002193644 A JP 2002193644A JP 2003073406 A JP2003073406 A JP 2003073406A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acrylate
monomers
acid
protective colloid
dispersion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002193644A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4115176B2 (ja
Inventor
Davide Brizzolara
ブリッツォラーラ ダヴィデ
Herbert Vorholt
フォアホルト ヘルベルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Polymer Latex GmbH and Co KG
Original Assignee
Polymer Latex GmbH and Co KG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Polymer Latex GmbH and Co KG filed Critical Polymer Latex GmbH and Co KG
Publication of JP2003073406A publication Critical patent/JP2003073406A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4115176B2 publication Critical patent/JP4115176B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2/00Processes of polymerisation
    • C08F2/12Polymerisation in non-solvents
    • C08F2/16Aqueous medium
    • C08F2/22Emulsion polymerisation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B24/00Use of organic materials as active ingredients for mortars, concrete or artificial stone, e.g. plasticisers
    • C04B24/24Macromolecular compounds
    • C04B24/26Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C04B24/2641Polyacrylates; Polymethacrylates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B24/00Use of organic materials as active ingredients for mortars, concrete or artificial stone, e.g. plasticisers
    • C04B24/24Macromolecular compounds
    • C04B24/26Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C04B24/2676Polystyrenes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F236/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds
    • C08F236/02Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds
    • C08F236/04Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds conjugated
    • C08F236/10Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds conjugated with vinyl-aromatic monomers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2103/00Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
    • C04B2103/0045Polymers chosen for their physico-chemical characteristics
    • C04B2103/0057Polymers chosen for their physico-chemical characteristics added as redispersable powders

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 保護コロイドで安定化された、乳化剤不含の
分散液の製造方法を提供する。 【解決手段】 助剤及び場合によりモノマーの全量に対
して0.1質量%〜20質量%の量の別のコモノマーの
存在下で、ビニル芳香族化合物、1,3−ジエン及び/
又は(メタ)アクリル酸エステルから選択される少なく
とも2種のモノマーをベースとする、保護コロイドで安
定化された、乳化剤不含の水性分散液を製造する方法に
おいて、モノマーを反応容器に装入しかつモノマー10
0%に対する反応率が少なくとも40%になった後初め
て、全水量の少なくとも10質量%を反応容器に入れ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保護コロイドで安
定化された、乳化剤不含の水性分散液の製造方法、該分
散液及びその使用に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック分散液を建築適用で使用す
ることは従来公知である。プラスチック分散液は、2つ
の理由から水硬結合系に加えられる。一方では、該分散
液添加は建築材料の加工性を簡単にする、それというの
も、長い時間帯にわたってそのコンシステンシーが同じ
に保たれる(セメント安定性:Zementstabilitaet)か
らである。第2の理由は、機械的特性、例えばモルタル
の曲げ強さ及び圧縮強さ、無機流動接着剤の接着力を改
良することにある。モルタル混合物の加工性及び機械的
特性は、強度に水/セメント比に左右される。水/セメ
ント比が大きければ、モルタルは液状になるが、しかし
耐用性及び曲げ強さ及び圧縮強さのような機械的特性は
悪くなる。分散液添加は、加工性及び機械的特性に関す
る該系の最適な調節を可能にする。
【0003】建築工業においては、種々の利点に基づき
分散液は有利にはその乾燥した再分散可能な粉末の形で
使用される。水性分散液の搬送は、50質量%の固体含
量では重量の半分を水が占有するので、経済的な欠点を
有する。該有効物質対搬送重量の割合は全く望ましくな
い。粉末の搬送が経済的である。使用する際に、初めて
水を加える。乾燥粉末は、別の乾燥素材、例えば砂、セ
メント等と一緒に貯蔵することができる。水性分散液
は、分離して貯蔵しなければならないという欠点を有す
る。更に、分散液は寒気に敏感でありかつ加熱した室内
で貯蔵しなければならない。適用する際には、分散液の
水量を考慮すべきであり、このことは正確な水の配合を
困難にする。
【0004】確率されたポリマー粉末の製造方法は、水
性分散液の熱した空気又は不活性ガス中での噴霧乾燥で
ある。粉末は、分散液、再分散性を改良しかつ乾燥中の
塊状化を防止する噴霧助剤、及び粘着防止剤として貯蔵
の際でも粉末の流動性を保証する無機固体からなる。噴
霧助剤としては、塊状化する、極性の巨大分子又は低分
子化合物が使用される。DE−OS2049114にお
いては、ポリビニルアルコール(PVA)及びメラミン
−ホルムアルデヒド−ナトリウムスルホネート樹脂が噴
霧添加物として使用される。粘着防止剤としては、微粉
砕ケイ酸塩、タルク、ドロマイト、ケイソウ土、滴虫
土、コロイド状シリカゲル、熱分解法二酸化ケイ素など
が適当である。粘着防止剤の量は、粉末粒度及び意図さ
れる貯蔵時間次第である。
【0005】粉末は特に再分散可能である場合、基礎分
散液のような比較可能な特性、例えばモルタル内のセメ
ント安定性を有することが判明した。このことは、噴霧
乾燥後に約30〜300μmの平均粒度を有する粉末は
水を加えると殆ど分散液の初期の粒度(一次粒度)に分
解することを意味する。この際、光散乱法に基づく粒度
又は粒度分布の測定は広い粒度分布において大きい粒子
と小さい粒子の異なる散乱光強度に基づき極めて困難で
ある。再分散可能な粉末を製造する際には、保護コロイ
ドで安定化された、乳化剤不含の分散液を使用するのが
有利である。斥力は保護コロイドによる立体的安定化の
際には、乳化剤による安定化におけるよりもの遙かに十
分である。乾燥すると、粒子は立体的安定化の場合に
は、水を加えると粒子が再分散しかつ新たに安定な分散
液を生じるだけ近づくに過ぎない(C. S. Hirtzel, R.
Rajagoplan, Colloidal Phenomena, Advanced Topics N
oyesPublications, New Jersey, 1985)。乳化剤安定化
の場合には、粒子は乾燥の際に一層近づく。水を加えた
場合、粉末は再分散しない。それというのも、粒子はも
はや互いに解離することができないからである。
【0006】建築適用で使用されるポリマーベースは多
種多様である。例えば、ポリビニルアセテート、ビニル
アセテートエチレンコポリマー及びビニルアセテートビ
ニルエステルコポリマーが使用される。高い鹸化安定性
が要求される場合には、スチレン−アクリレート−、純
アクリレート−及びスチレン−ブタジエン−コポリマー
が使用される。水硬系のために特に適当であるのは、高
い鹸化安定性に基づきスチレン−ブタジエン−コポリマ
ーである。更に、カルボキシル化スチレン−ブタジエン
−コポリマーは極性の下地に対して良好な付着力を有す
る。
【0007】水性分散液の場合には、アクリレート及び
スチレン−ブタジエン−コポリマーを使用するのが有利
である。それに対して、粉末は殆どもっぱらビニルアセ
テート−エチレン−及びビニルアセテートビニルエステ
ル−コポリマーをベースとする。それというのも、これ
らは伝統的なかつ化学的理由から保護コロイドで安定化
されておりかつこの理由から良好に再分散可能でありセ
メント安定な粉末を得ることができるからである。ビニ
ルアセテートは、その高い極性に基づき極性保護コロイ
ドにより良好に安定化される。主に、部分鹸化ポリビニ
ルアセテート(PVA)が保護コロイドとして使用され
る。それというのも、PVAとビニルアセテートの類似
した極性に基づきPVAはビニルアセテート含有分散液
のための極めて良好な保護コロイドであるからである。
【0008】PVA又はヒドロキシエチルセルロース
(HEC)のような極性保護コロイドで安定化されるス
チレン又はブタジエンのような疎水性モノマーは有する
分散液は、これらは極めて粘性であるので、製造するの
が困難である(US4670505)。そのためにこれ
らのコポリマーは一般に、プロセスにおいて粘度を低下
させる有効なイオン性及び非イオン性乳化剤により安定
化される。技術的にビニルアセテート含有粉末と等価で
あるべきである、純アクリレート、スチレン−アクリレ
ート又はスチレン−ブタジエンベースの粉末を製造する
ことができるためには、分散液が立体的に保護コロイド
で安定化されておりかつ乳化剤を放棄するのが有利であ
る。再分散性の他に、保護コロイドは分散液に、更に分
散液の耐水性を劣化する乳化剤とは別の流動学的及び付
着特性を付与する。従って、保護コロイドで安定化され
た疎水性コポリマーの製造は極めて重要である。
【0009】スチレン−アクリレート又はスチレン−ブ
タジエンのような疎水性コポリマーをベースとする保護
コロイドで安定化された、乳化剤不含の分散液のための
多数の製造方法が公知であり、これらの分散液はプロセ
ス中に粘度を調節することを可能にするが、しかし方法
に関しては欠点を有する。
【0010】保護コロイドとしてPVA又はHECを使
用したビニルアセテート割合50%未満を有するビニル
アセテート−(メタ)アクリレート分散液の粘度は、安
定化助剤、例えばアリルアルコール(USP46705
05)、プロパノール、又はエチレングリコール(GB
−PS1278813)により低下せしめられる。EP
−A013478では、粘度は水と混和可能な化合物、
例えばメタノール及びエタノールで低下せしめられる。
液状の有機化合物は、重合後に除去されねばならない。
【0011】EP−A538571においては、スチレ
ン割合>50質量%及び/又はC〜C−アルキル
(メタ)アクリレートを有する分散液の粘度を調節する
ために全量の保護コロイドが装入されかつ酸性ペルオキ
シド及びレドックス系からなる混合開始剤系、又は酸性
ペルオキシド又はレドックス系が単独で使用される。更
に、粘度は粘度調節化合物としてトリエタノールアミン
を使用することにより低下させることができる。
【0012】EP−A821016及びEP−A723
975には、保護コロイドとして部分鹸化ポリビニルア
セテートを有するスチレン−アクリレートの重合の際
の、ヒドロキシエチルメタクリレート及びグリシジル
(メタ)アクリレートのような、既に重合中に架橋する
ことができる極性コモノマーの粘度調節作用が言及され
ている。スチレン−ブタジエン−コポリマーの重合は達
成されない。
【0013】WO99/16794には、表面張力が異
なる保護コロイドの混合物を使用することにより、セメ
ント安定な際分散可能な粉末に噴霧乾燥することができ
る、立体的に安定化されたスチレン−ブタジエン−コポ
リマー分散液が製造可能であることが記載されている。
一方の保護コロイドは2%の水溶液として表面張力>4
0mN/mを有し、他方は2%の水溶液として<40m
N/mを有する。このようにして製造したスチレン−ブ
タジエン分散液は固体含量47.0%で粘度380mP
as(ブロックフィールド“Brookfield”粘度計、20
℃、20rpm)及び粒度950nm(Coulter LS
230,Dw)を有する。該粉末を用いたセメント混合
物は水/セメント比1.03で初めてセメント安定性で
ある。モルタルの機械的特性、例えば圧縮強さ及び曲げ
強さは、製造するために大量の水を使用すると悪くな
る。表面張力>40mN/mを有する保護コロイドだけ
を使用すると、分散液から製造された粉末の再分散性は
不満足である。表面張力<40mN/mを有する保護コ
ロイドだけを使用すると、分散液から製造された粉末の
セメント安定性は不満足である。
【0014】WO99/28360によれば、保護コロ
イドを部分的に先に装入しかつ部分的に配量することに
より、保護コロイドだけを用いて、セメント安定性の粉
末に噴霧乾燥することができるスチレン−ブタジエン−
コポリマーの立体的に安定化された分散液の製造が達成
される。この方法における欠点は約2.5μm〜4.5
μmの分散液の極めて大きな粒度にある。経験によれ
ば、この粒度(明らかに1μmを越える)を有する分散
液は貯蔵安定でない。モノマーの一部を先に装入しかつ
部分的に配量しなければならない。重合中に全てのモノ
マーを加えれば、重合反応は不完全である。
【0015】WO97/15603においては、メルカ
プトシランの補助で、部分鹸化したポリビニルアルコー
ルでブタジエン含有の、保護コロイドで安定化された分
散液が製造される。この方法の欠点は、メルカプトシラ
ンに制限されかつシランのコストが高いことにある。更
に、乳化剤が使用される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、従来
の技術の欠点、特に有機溶剤、乳化剤、製造するのに費
用がかかる保護コロイド又はメルカプトシランを使用し
た粘度の調節を克服しかつ1000nmの安定なコロイ
ド状分散液未満の平均粒子直径の調節を可能にし、かつ
更に分散液の乾燥により良好に再分散可能なかつセメン
ト安定性プラスチック粉末を製造する可能性を提供す
る、乳化剤不含の、保護コロイドで安定化された水性分
散液の製造方法を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の対象は、助剤及
び場合によりモノマーの全量に対して0.1質量%〜2
0質量%の量の別のコモノマーの存在下で、ビニル芳香
族化合物、1,3−ジエン及び/又は(メタ)アクリル
酸エステルから選択される少なくとも2種のモノマーを
ベースとする、保護コロイドで安定化された、乳化剤不
含の水性分散液を製造する方法であり、該方法は、モノ
マーを反応容器に装入しかつモノマー100%に対する
反応率が少なくとも40%になった後初めて、全水量の
少なくとも10質量%を反応容器に入れることを特徴と
する。
【0018】適当なビニル芳香族化合物は、スチレン及
び/又はメチルスチレンであり、この場合スチレンが有
利である。
【0019】1,3−ジエンの例は1,3−ブタジエン
及び/又はイソプレンであり、この場合1,3−ブタジ
エンが有利である。
【0020】有利なメタクリル酸エステル又はアクリル
酸エステルは、メチルメタクリレート、メチルメタクリ
レート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、
プロピルアクリレート、プロピルメタクリレート、n−
ブチルアクリレート、t−ブチルアクリレート、n−ブ
チルメタクリレート、t−ブチルメタクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレートである。
【0021】該当するコモノマーは、ヒドロキシ(C
〜C−アルキル)(メタ)アクリル酸エステル、例え
ばヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメ
タクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒド
ロキシ(2−エチルヘキシル)アクリレート、有利には
ヒドロキシエチルメタクリレート;エチレン系不飽和モ
ノ−及びジカルボン酸、有利にはアクリル酸、メタクリ
ル酸、フマル酸、マレイン酸;エチレン系不飽和カルボ
ン酸アミド及び−ニトリル、有利にはアクリルアミド及
びアクリルニトリル;フマル酸及びマレイン酸のモノ−
及びジエステル、例えばジエチル−及び/又はジイソプ
ロピルエステル並びに無水マレイン酸;エチレン系不飽
和スルホン酸もしくはその塩、有利にはビニルスルホン
酸、2−アクリルアミド−2−メチル−プロパンスルホ
ン酸である。その他の例は、前架橋するコモノマー、例
えば多エチレン系不飽和コモノマー、例えばジビニルア
ジペート、ジアリルマレエート、アリルメタクリレー
ト、又は後架橋するコモノマー、例えばN−メチロール
アクリルアミド(NMA)、N−メチロールメタクリル
アミド(NMMA)、又はN−メチロールアクリルアミ
ド又はN−メチロールメタクリルアミドのエステルであ
る。エポキシ官能性コモノマー、例えばグリシジルメタ
クリレート及びグリシジルアクリレートも適当である。
その他の例は、ケイ素官能性のコモノマー、例えばアク
リルオキシプロピルトリ(アルコキシ)−及びメタクリ
ルオキシプロピルトリ(アルコキシ)−シラン、ビニル
トリアルコキシシラン及びビニルメチルジアルコキシシ
ランであり、この場合アルコキシ基はエトキシ−及びエ
トキシプロピレングリコールエーテル基であってよい。
有利な実施態様によれば、全てのモノマーを重合中にフ
ィードで反応容器に加えるが、しかし部分的に先に装入
しかつ配量することもできる。
【0022】使用可能な保護コロイドの例は、ポリビニ
ルアルコール、ポリエチレングリコール、変性デンプン
及びデキストリン、セルロース誘導体、例えばヒドロキ
シエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、
又はカルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリド
ン、ポリスチレン−b−ポリエチレンオキシド−又はポ
リ(メタ)アクリレート−b−ポリエチレンオキシド−
ブロックコポリマー及びカゼインである。有利には、重
合度200〜2000及び加水分解度74〜99.5%
を有するポリビニルアルコールをモノマー100部当た
り1〜20部の量で使用する。保護コロイド又は保護コ
ロイド混合物は先に装入するが、しかし装入と供給に間
に分配するか又は重合中だけにフィードで加えることも
できる。
【0023】ラジカル開始剤は、ペルオキシド、ヒドロ
ペルオキシド、過酸化水素、ナトリウム−、カリウム−
又はアンモニウムペルオキソジスルフェートの個々のも
の又は組み合わせたものである。本発明の有利な実施態
様においては、水溶性ナトリウムペルオキソジスルフェ
ートをt−ブチルペルオキシドと組み合わせて、全モノ
マーに対して0.01〜2質量%の全量で装入する。活
性剤としては、水溶性還元剤、例えば亜硫酸−又は重亜
硫酸ナトリウム、−カリウム、−アンモニウム、ナトリ
ウムホルムアルデヒドスルホキシレート又はアスコルビ
ン酸が有効である。有利には、活性剤は、重合中に全モ
ノマーに対して0.01〜2質量%の量で配量する。
【0024】重合中のpH値を調節するためには、一種
以上の緩衝剤、例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリ
ウム、リン酸三カリウム、エチレンジアミンテトラアセ
テート又はニトリロトリ酢酸を使用する。第三アミンを
補助のために使用することができる。
【0025】分子量を調節するために、重合中に調節剤
を使用することができる。これらは全モノマーに対して
0.1〜3質量%の量で使用する。分子量調節剤は、先
に装入する、添加する又は部分的に先に装入しかつ部分
的に添加することができる。このような物質の例は、メ
ルカプトン、例えばn−ドデシルメルカプタン、t−ド
デシルメルカプタン、メルカプトプロピオン酸、メルカ
プトプロピオン酸メチルエステル、又は第三アミン、例
えばトリエタノールアミンである。重合温度は30〜9
0℃、有利には50〜80℃である。
【0026】重合は、有利には、全量の保護コロイドを
予め装入しかつモノマー及び別の成分を重合中に供給す
る形式で実施する。しかし、保護コロイド及びモノマー
を部分的に予め装入しかつ部分的に添加する、又は保護
コロイド及びモノマーを完全に予め装入することも可能
である。
【0027】モノマーの添加を行った後に初めて全水量
の一部を加える。その際水を加える開始時点で反応率は
モノマー100%に対して少なくとも40%である。こ
のことは、希釈効果により粘度を低く保つために、有利
に水を予め装入するか、又は水をモノマーに平行して加
える従来の技術と異なっている。全てのモノマーを反応
容器に加えかつ反応率がモノマー100%に対して少な
くとも40%になった後に1時間で、全水量に対して水
20質量%を加えるのが有利である。モノマーの添加を
行った後に加えられる水と共に、別の保護コロイドを加
えることもできる。別の実施態様においては、モノマー
の添加に並行して全水量の10〜60質量%を、又は全
水量の10〜60質量%を保護コロイドと一緒に反応器
に加えかつモノマー添加を行った後に、分散液の固体含
量に対して、水10〜40質量%を場合により保護コロ
イドと一緒に反応器に加える。この際、水に溶解した保
護コロイド量は、分散液の固体含量に対して0.5〜1
5質量%である。モノマーの添加を行った後に供給する
水量及び添加時間は、粘度が低下するように決定する。
そのために必要な水量は、添加を1時間以内で行う場合
には、その都度の添加速度に基づき、全水量に対して1
0〜40質量%、有利には20質量%である。本発明に
よる方法が分散液の粘度及びセメント安定性及びそれか
ら噴霧乾燥により製造された粉末の再分散性及びセメン
ト安定性にプラスに作用することは意想外のことであっ
た。
【0028】固体の水に対する比は、30〜70%、有
利には40〜60%の完成した分散液の固体含量に相応
して調節する。
【0029】モノマー添加の終了後に、公知方法で後開
始により重合を低い残留モノマーまで更に進行させるこ
とができる。
【0030】該ポリマーは、ガラス転移温度−40〜+
100℃、有利には−20〜+50℃を有する。コポリ
マーの組成は、前記のガラス転移温度が達成されるよう
に選択されている。この場合には、コモノマーの割合を
考慮すべきである。TgはFOX式を用いて近似値的に
予め計算することができる。FOX T. G., Bull. Am. Phy
sics Soc. 1, 3, page 123 (1956)によれば、1/Tg
=x1/Tg1+X2/Tg2+……xn/Tgnが当
てはまり、ここでxnはモノマーnの質量分数(質量%
/100)を表し、かつTgnはモノマーnのホモポリ
マーのケルビン度におけるガラス転移温度である。ホモ
ポリマーのためのTg値は、Polymer Handbook 2end Ed
ition, J. Wily & Sons, New York (1975) に記載され
ている。ポリマーのガラス転移温度Tgは、公知方法で
示差走査熱量法(DSC)により確認することができ
る。
【0031】本発明による分散液及びそれから製造され
た粉末は、接着剤組成物、例えば流動接着剤、パテ、モ
ルタル、例えばセメントモルタル、石灰モルタル、乾燥
モルタル、プラスター、石膏建材並びに分散塗料を製造
するために適当である。
【0032】本発明の対象はまた、モノマーを助剤の存
在下に反応させ、その際モノマーを反応容器に装入しか
つモノマー100%に対する反応率が少なくとも40%
になった後初めて、全水量の少なくとも10質量%を反
応容器に入れることにより得られた、ビニル芳香族化合
物及び1,3−ジエン及び場合によりモノマーの全量に
対して0.1質量%〜20質量%の量の別のコモノマー
をベースとする、保護コロイドで安定化された、乳化剤
不含の水性分散液である。製造及び使用物質は、前記に
詳細に記載されている。
【0033】
【実施例】以下の実施例により、本発明を更に詳細に説
明する。実験結果は、第1表にまとめられている。
【0034】分散液の噴霧乾燥 分散液に分散固体100部当たりPVA(約20%の溶
液として)10部を加えかつ固体含量を35%に調節し
た。該ラテックスを噴霧乾燥装置内で空気並流で乾燥さ
せた。粘着防止剤として、タルク/ドロマイト混合物
(1:1)10%(固体含量に対して)使用し、これを
乾燥中にフィードに並行して供給した。
【0035】超音波処理を行うか又は行わないで水中で
再分散した後の粒度 粉末を水中に分散させかつ0.1%の濃度に希釈した。
粒度分布をマルベルン社(Fa. Malvern)のMicrotrac X
-100で900秒の超音波処理前及び後に測定した。
【0036】分散液及びそれから製造された粉末のモル
タル特性の測定 分散液、又は分散粉末をモルタル(砂2−4mm400
g、砂1〜2mm600g、砂0.5〜1.2mm10
00g、砂H33、セメントPZ35F)において水/
セメント比(W/C)0.38又は0.46及びプラス
チック/セメント比(W/C)0.1及び消泡剤ベバロ
イド(Bevaloid)6352 DD5gで加工性について
試験した。DIN18555に基づき、この値をスラン
プ値として測定した。ガラス板の真ん中にスランプコー
ンを用いて、場合によりポリマー分散液又は粉末を有す
るモルタルケーキを形成した。モルタルコーンもしくは
モルタルケーキを、引き続き15ストロークの突き堅め
(1ストローク/秒)により板の衝撃の際の揺動により
スランプさせた。0、20、40及び60分後に測定し
た、スランプしたケーキの直径は、モルタルのスランプ
値を生じ、これはモルタルのセメント安定性もしくは加
工性のための尺度を反映する。モルタルプリズム体を製
造し、これで曲げ強さ及び圧縮強さを測定した。該測定
は、7日間の水中貯蔵及び21日間の乾燥貯蔵後に測定
した。モルタル混合物の気泡含量をホルム・ウント・テ
スト・ザイドナー社(Fa. Form und Test Seidner)の
空気含量検査器B2030を用いてDIN18555に
基づき測定した。標準サンプルとして、市場で慣用の粉
末における技術的標準を代表するビニルアセテート−エ
チレン−コポリマー粉末ビンナパス(Vinnapas)RE
545 Zを一緒に試験した。試験結果は、第1表にに
まとめられている。
【0037】本発明による分散液の製造 実施例1 翼攪拌機及びジャケット温度調節装置を備えた12リッ
トルの圧力オートクレーブに、水1622g、18.9
%のPVA溶液(加水分解度約87%)1058g、E
DTA4g及びトリエタノールアミン8gを装入しかつ
70℃に加熱した。反応器内部温度が一定に保たれた後
に、ペルオキソ二硫酸ナトリウム4g及びt−ブチルヒ
ドロペルオキシド(70%)34.3gを一回で添加し
た。その後5分で、フィードの配量を開始した。スチレ
ン2400g、t−ドデシルメルカプタン16g、ヒド
ロキシエチルメタクリレート200g及びブタジエン1
400gを5時間で反応器に供給した。それに並行し
て、2.8%のナトリウムホルムアルデヒドスルホキシ
レート溶液870gを6時間以内で添加した。モノマー
配量の終了後に、t−ブチルヒドロペルオキシド(70
%)11.4gを一回で添加した。t−ブチルヒドロペ
ルオキシドの添加終了後に、5時間目にモノマー100
%に対して46%の反応率で水858gを1時間以内で
添加した。水の添加終了後に、重合反応器を更に4時間
攪拌下に放置した。引き続き、反応器を20分で室温に
冷却した。脱臭した分散液のブロックフィールド粘度
は、固体含量50.6%で1560mPas(スピンド
ル3.30rpm)であった。重合後に、固体含量は4
8.3%であった。粒度をコウルター・ナノ−サイザー
(Coulter Nano-Sizer)で測定し、471nmであっ
た。水中に分散した粉末の粒度は、超音波処理を行わな
い場合D50=37μmでありかつ900秒間の超音波
処理後にD50=9.12μm(Microtrac-X100)であ
った。モルタル混合物は、該分散液から乾燥により製造
した粉末で水/セメント比(W/C)0.38でモルタ
ルケーキに加工可能であるが、これはしかしスランプ値
を示さない。W/C比0.46で、モルタル混合物は高
いスランプ値を示す(第1表)。
【0038】実施例2:翼攪拌機及びジャケット温度調
節装置を備えた12リットルの圧力オートクレーブに、
水667g、19.6%のPVA溶液(加水分解度約8
7%)1225g、EDTA4g及びトリエタノールア
ミン8gを装入しかつ70℃に加熱した。反応器内部温
度が一定に保たれた後に、ペルオキソ二硫酸ナトリウム
4g及びt−ブチルヒドロペルオキシド(70%)3
4.3gを一回で添加した。それに並行して、水874
gを1時間以内で添加した。ペルオキソ二硫酸ナトリウ
ム4g及びt−ブチルヒドロペルオキシド添加5分後
に、フィードの配量を開始した。スチレン2400g、
t−ドデシルメルカプタン16g、ヒドロキシエチルメ
タクリレート280g及びブタジエン1400gを5時
間で反応器に供給した。それに並行して、2.8%のナ
トリウムホルムアルデヒドスルホキシレート溶液870
gを6時間以内で添加した。モノマー配量の終了後に、
t−ブチルヒドロペルオキシド(70%)11.4gを
一回で添加した。t−ブチルヒドロペルオキシドの添加
終了後に、5時間目にモノマー100%に対して反応率
44%で水858gを1時間以内で添加した。水の添加
終了後に、重合反応器を更に4時間攪拌下に放置した。
引き続き、反応器を20分で室温に冷却した。分散液の
ブロックフィールド粘度は、固体含量50.5%(重合
後47.8%)及び粒度461nm(Coulter Nano-Size
r)で1460mPasであった。超音波処理を行わな
いで、水中に分散した粉末の粒度はD50=29.23
μmであった。900秒間の超音波処理後に、粉末は平
均粒度D50=8.20μmに分解した。モルタル混合
物は、該分散液から乾燥により製造した粉末で水/セメ
ント比0.38でセメント安定性であった。
【0039】実施例3(1277):翼攪拌機及びジャ
ケット温度調節装置を備えた12リットルの圧力オート
クレーブに、水861g、19.6%のPVA溶液(加
水分解度約87%)1005g、EDTA4g及びトリ
エタノールアミン8gを装入しかつ70℃に加熱した。
反応器内部温度が一定に保たれた後に、ペルオキソ二硫
酸ナトリウム4g及びt−ブチルヒドロペルオキシド
(70%)34.3gを一回で添加した。それに並行し
て、4.5質量%のPVA溶液865gを1時間以内で
添加した。ペルオキソ二硫酸ナトリウム4g及びt−ブ
チルヒドロペルオキシド添加5分後に、スチレン240
0g、t−ドデシルメルカプタン16g、ヒドロキシエ
チルメタクリレート280g及びブタジエン1400g
を5時間で反応器に供給した。それに並行して、2.8
%のナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート溶液
870gを6時間以内で添加した。モノマー配量の終了
後に、5時間目にt−ブチルヒドロペルオキシド(70
%)11.4gを一回で添加した。t−ブチルヒドロペ
ルオキシドの添加終了後に、4.5質量%bのPVA溶
液865gを1時間以内で添加した。反応率は、添加の
開始時にモノマー100%に対して47%であった。P
VA溶液の添加終了後に、重合反応器を更に4時間攪拌
下に放置した。引き続き、反応器を20分で室温に冷却
した。分散液のブロックフィールド粘度は、重合後固体
含量50.5%及び粒度539nm(Coulter Nano-Size
r)で1500mPasであった。モルタル混合物は該
分散液から乾燥により製造した粉末で水/セメント比
0.38でセメント安定性であった。該粉末は水中で平
均粒度D50=31.95μmに、かつ900秒間の超
音波処理後に平均粒度D50=8.88μmに分解し
た。該粉末はW/C比0.38でセメント安定性であっ
た。
【0040】比較例1:このバッチは実施例1に類似し
て製造したが、但しモノマー添加後の水の配量を行わな
かった。翼攪拌機及びジャケット温度調節装置を備えた
12リットルの圧力オートクレーブに、水2533g、
19.6%のPVA溶液(加水分解度約87%)101
5g、EDTA4g、炭酸ナトリウム12g及びトリエ
タノールアミン8gを装入しかつ70℃に加熱した。反
応器内部温度が一定に保たれた後に、ペルオキソ二硫酸
ナトリウム4g及びt−ブチルヒドロペルオキシド(7
0%)34.3gを一回で添加した。その5分後に、フ
ィードの配量を開始した。スチレン2460g、t−ド
デシルメルカプタン16g、ヒドロキシエチルメタクリ
レート250g及びブタジエン1340gを5時間で反
応器に供給した。それに並行して、2.8%のナトリウ
ムホルムアルデヒドスルホキシレート溶液870gを6
時間以内で添加した。モノマー配量の終了後に、t−ブ
チルヒドロペルオキシド(70%)11.4gを一回で
添加した。その後、重合反応器を更に5時間攪拌下に放
置した。引き続き、反応器を20分で室温に冷却した。
該バッチは、極めて粘性でありかつ粒状であるので、後
処理されなかった。
【0041】比較例1は、モノマー添加が行われかつ少
なくとも40%の反応率が達成された後初めて水を加え
ることにより固体含量約50%を有する保護コロイドで
安定化された、乳化剤不含の分散液の製造が達成される
ことを立証する。水を先に装入するか又は既に予めモノ
マー添加に並行して、又はモノマー100%に対して反
応率40%が達成される前に添加すれば、最終生成物の
粘度は極めて高くなる。しばしば、残留モノマーの除去
後にそうして製造された分散液は凝集することが観察さ
れる。
【0042】比較例2 比較例1に類似して分散液を製造したが、但しこの場合
には付加的に理論的固体含量を50%から40%に低下
させた。このようにして、固体含量39.7%、ブロッ
クフィールド粘度175mPas(スピンドル2.30
rpm)及び粒度267nm(Coulter-Nano-Sizer)を
有するラテックスが得られた。超音波処理を行わない場
合、再分散した粉末の平均粒度はD50=66.72μ
mであった。900秒間の超音波処理後に平均粒度は変
化せずにD50=63.77μmであった。モルタル混
合物の気泡含量は、11%を有する分散液の添加後に実
施例1〜3よりも高かった。これから製造した粉末で
は、水/セメント比0.38及び0.46でモルタルケ
ーキを製造することができなかった。それというのも、
モルタル混合物が乾燥しすぎたからである。比較例2
は、モノマー添加を行った後の水の添加は粉末のセメン
ト安定性及び再分散性を改良することを立証する。固体
含量を50%から40%に低下させることによる希釈し
た操作法は、確かに乳化剤不含の分散液の製造を可能に
するが、しかしこの粉末はセメント安定性及び再分散性
において明らかに悪くなる。更に、低い固体含量を有す
る分散液の製造は経済的に好ましくない。
【0043】ビニルアセテート−エチレン−コポリマー
粉末VinnapasRE 545 Zの場合には、超音波処理を用いた
水中での再分散性は本発明による粉末におけるよりも良
好である(第1表)。しかしながら、セメント安定性に
おいては本発明による粉末は同等である。
【0044】本発明による方法を用いると、無極性かつ
疎水性のモノマーをベースとする保護コロイドで安定化
された、乳化剤不含の分散液の重合を達成することがで
きる。該分散液の噴霧乾燥により得られた粉末は、良好
な再分散性及びセメント安定性を有する。
【0045】
【表1】
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月4日(2002.7.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダヴィデ ブリッツォラーラ ドイツ連邦共和国 ヘルテン アン デア ゲルトゥルーデナウ 18 (72)発明者 ヘルベルト フォアホルト ドイツ連邦共和国 ハルテルン リップシ ュピーカー 14 アー Fターム(参考) 4J011 AA08 JA06 JA07 JA08 JA11 JB08 KB29 4J038 BA022 BA122 BA192 CC022 CE022 CG142 CK032 DF012 DF022 FA02 FA04 FA08 FA09 FA11 FA18 FA21 HA156 JA66 JB16 KA03 KA09 MA08 MA10 4J040 BA032 BA102 BA142 BA162 DB032 DD022 DH032 EE012 EE022 FA02 FA04 FA08 FA13 FA18 HA11 HB41 HC02 HD03 KA12 KA22 KA38 4J100 AB02P AB03P AL03Q AL04Q AL05Q AS02Q AS03Q CA04 CA05 FA21 JA01 JA03

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 助剤及び場合によりモノマーの全量に対
    して0.1質量%〜20質量%の量の別のコモノマーの
    存在下で、ビニル芳香族化合物、1,3−ジエン及び/
    又は(メタ)アクリル酸エステルから選択される少なく
    とも2種のモノマーをベースとする、保護コロイドで安
    定化された、乳化剤不含の水性分散液を製造する方法に
    おいて、モノマーを反応容器に装入しかつモノマー10
    0%に対する反応率が少なくとも40%になった後初め
    て、全水量の少なくとも10質量%を反応容器に入れる
    ことを特徴とする、少なくとも2種のモノマーをベース
    とする、保護コロイドで安定化された、乳化剤不含の水
    性分散液の製造方法。
  2. 【請求項2】 ビニル芳香族化合物としてスチレン及び
    /又はメチルスチレンを使用する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 1,3−ジエンとして1,3−ブタジエ
    ン及び/又はイソプレンを使用する請求項1又は2記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 1〜15個の炭素原子を有するアルコー
    ルの(メタ)アクリル酸エステルを使用する請求項1か
    ら3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 メチルアクリレート、メチルメタクリレ
    ート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、プ
    ロピルアクリレート、プロピルメタクリレート、n−ブ
    チルアクリレート、t−ブチルアクリレート、n−ブチ
    ルメタクリレート、t−ブチルメタクリレート、2−エ
    チルヘキシルアクリレートを使用する請求項4記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 保護コロイド、開始剤、pH値調節剤、
    分子量調節剤から選択される助剤を使用する請求項1か
    ら5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 保護コロイドとしてポリビニルアルコー
    ル、ポリエチレングリコール、変性デンプン、デキスト
    リン、セルロース誘導体、ポリビニルピロリドン、ポリ
    スチレン−b−ポリエチレンオキシド−又はポリ(メタ
    クリレート−b−ポリエチレンオキシド−ブロックコポ
    リマー又はカゼインを単独で又は混合して使用する請求
    項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 開始剤としてペルオキシド、ヒドロペル
    オキシド、過酸化水素、ナトリウム−、カリウム−又は
    アンモニウムペルオキソジスルフェート、アゾ化合物を
    単独で又は混合して使用する請求項1から7までのいず
    れか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 pH値調節剤として炭酸ナトリウム、炭
    酸水素ナトリウム、リン酸三カリウム、エチレンジアミ
    ンテトラアセテート、又はニトリロトリ酢酸を単独で又
    は混合して使用する請求項1から8までのいずれか1項
    記載の方法。
  10. 【請求項10】 分子量調節剤としてn−ドデシルメル
    カプタン、t−ドデシルメルカプタン、メルカプトプロ
    ピオン酸、メルカプトプロピオン酸メチルエステル、及
    び/又はトリエタノールアミンを単独で又は混合して使
    用する請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
  11. 【請求項11】 ヒドロキシ(C〜C−アルキル)
    (メタ)アクリル酸エステル、エチレン系不飽和モノ−
    及びジカルボン酸、エチレン系不飽和カルボン酸アミド
    及び−ニトリル、フマル酸又はマレイン酸のモノ−及び
    ジエステル、エチレン系不飽和スルホン酸もしくはその
    塩、前架橋するコモノマー、後架橋するコモノマー、エ
    ポキシ官能性コモノマー、及びケイ素官能性コモノマー
    を単独で又は混合して使用する請求項1から10までの
    いずれか1項記載の方法。
  12. 【請求項12】 コモノマーとしてヒドロキシエチルア
    クリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロ
    キシプロピルアクリレート、ヒドロキシ(2−エチルヘ
    キシル)アクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、フ
    マル酸、マレイン酸、アクリルアミド、アクリルニトリ
    ル、フマル酸及びマレイン酸のジエチル−及び/又はジ
    イソプロピルエステル、無水マレイン酸、ビニルスルホ
    ン酸、2−アクリルアミド−2−メチル−プロパンスル
    ホン酸、ジビニルアジペート、ジアリルマレエート、ア
    リルメタクリレート、N−メチロールアクリルアミド
    (NMA)、N−メチロールメタクリルアミド(NMM
    A)、N−メチロールアクリルアミド又はN−メチロー
    ルメタクリルアミドのエステル、グリシジルメタクリレ
    ート、グリシジルアクリレート、アクリルオキシプロピ
    ルトリ(アルコキシ)−及びメタクリルオキシプロピル
    トリ(アルコキシ)−シラン、ビニルトリアルコキシシ
    ラン、ビニルメチルジアルコキシシラン(この場合アル
    コキシ基は例えばエトキシ−及びエトキシプロピレング
    リコールエーテル基であってよい)を単独で又は混合し
    て使用する請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 重合温度が30〜90℃である請求項
    1から12までのいずれか1項記載の方法。
  14. 【請求項14】 固体の水に対する比を、30〜70%
    の完成した分散液の固体含量に相当して調節する請求項
    1から13までのいずれか1項記載の方法。
  15. 【請求項15】 全量の保護コロイドを装入しかつモノ
    マー及び助剤を重合中に供給する請求項1から14まで
    のいずれか1項記載の方法。
  16. 【請求項16】 モノマーを助剤の存在下に反応させ、
    その際モノマーを反応容器に装入しかつモノマー100
    %に対する反応率が少なくとも40%になった後初め
    て、全水量の少なくとも10質量%を反応容器に入れる
    ことにより得られた、ビニル芳香族化合物及び1,3−
    ジエン及び場合によりモノマーの全量に対して0.1質
    量%〜20質量%の量の別のコモノマーをベースとす
    る、保護コロイドで安定化された、乳化剤不含の水性分
    散液。
  17. 【請求項17】 請求項1から15までの少なくとも1
    項に基づき製造された請求項16記載の分散液の、再分
    散可能な粉末を製造するための使用。
  18. 【請求項18】 請求項1から15までの少なくとも1
    項に基づき製造された請求項16記載の分散液の、接着
    剤組成物、パテ材料、モルタル、石膏建材及び分散塗料
    を製造するための使用。
JP2002193644A 2001-07-05 2002-07-02 少なくとも2種のモノマーをベースとする、保護コロイドで安定化された、乳化剤不含の水性分散液の製造方法、該分散液及びその使用 Expired - Fee Related JP4115176B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10132614.9 2001-07-05
DE10132614A DE10132614A1 (de) 2001-07-05 2001-07-05 Verfahren zur Herstellung von schutzkolloidstabilisierten, emulgatorfreien, wässrigen Dispersionen

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003073406A true JP2003073406A (ja) 2003-03-12
JP4115176B2 JP4115176B2 (ja) 2008-07-09

Family

ID=7690719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002193644A Expired - Fee Related JP4115176B2 (ja) 2001-07-05 2002-07-02 少なくとも2種のモノマーをベースとする、保護コロイドで安定化された、乳化剤不含の水性分散液の製造方法、該分散液及びその使用

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6841595B2 (ja)
EP (1) EP1275667A1 (ja)
JP (1) JP4115176B2 (ja)
DE (1) DE10132614A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10253045A1 (de) * 2002-11-14 2004-06-03 Wacker Polymer Systems Gmbh & Co. Kg In Wasser redispergierbare Polymerpulver-Zusammensetzungen mit abbindebeschleunigender Wirkung
US7516277B2 (en) * 2005-04-28 2009-04-07 Sap Ag Cache monitoring using shared memory
JP4868169B2 (ja) 2005-11-21 2012-02-01 日本電気株式会社 位置推定システム、位置推定方法および位置推定用プログラム
WO2008032327A2 (en) * 2006-09-14 2008-03-20 Yissum Research Development Company Of The Hebrew University Of Jerusalem Organic nanoparticles obtained from microemulsions by solvent evaporation
AR063704A1 (es) 2006-09-14 2009-02-11 Makhteshim Chem Works Ltd Nanoparticulas de pesticida obtenida obtenidas a partir de microemulsiones y nanoemulsiones
USD649249S1 (en) 2007-02-15 2011-11-22 Tyco Healthcare Group Lp End effectors of an elongated dissecting and dividing instrument
US9950502B2 (en) 2011-12-06 2018-04-24 Basf Se Paper and cardboard packaging with barrier coating
CN103013399B (zh) * 2012-12-03 2015-06-10 潍坊腾飞密封材料厂 一种环保防水密封胶及其制备方法
WO2019182124A1 (ja) * 2018-03-23 2019-09-26 株式会社 資生堂 コア-コロナ型ポリマー粒子を用いた化粧料用原料および水中油型乳化化粧料
CN111138581B (zh) * 2020-01-17 2022-05-06 日照广大建筑材料有限公司 一种异戊二烯胶乳及其制备方法
WO2021168062A1 (en) 2020-02-21 2021-08-26 Swimc Llc Stain-blocking polymers, primers, kits, and methods

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1278813A (en) 1969-08-27 1972-06-21 High Polymer Chemical Ind Ltd Method of preparation of acrylic polymer latices
DE2049114C3 (de) 1970-10-06 1974-03-21 Wacker-Chemie Gmbh, 8000 Muenchen Herstellen freifließender, blockfester,redispergierbarer Kunststoffpulver
DE2964171D1 (en) 1978-12-07 1983-01-05 Ici Plc Manufacture of polymer dispersions and coating compositions derived from them
DE4134671A1 (de) * 1991-10-19 1993-04-22 Huels Chemische Werke Ag Verfahren zur herstellung von schutzkolloidstabilisierten, emulgatorfreien waessrigen kunststoffdispersionen
DE4134672A1 (de) 1991-10-19 1993-04-22 Huels Chemische Werke Ag Verfahren zur herstellung von schutzkolloidstabilisierten, emulgatorfreien, waessrigen kunststoffdispersionen
DE19502435A1 (de) 1995-01-26 1996-08-01 Elotex Ag Chemische Zusammensetzung mit einem Gehalt an a) einem Copolymer auf Basis von Styrol und/oder Alkyl(meth)acrylat sowie mindestens eines weiteren Comonomers und b) an einem Schutzkolloid, deren wäßrige Polymerdispersion, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung
US5830934A (en) 1995-10-27 1998-11-03 Reichhold Chemicals, Inc. Colloidally stabilized emulsion polymer
DE19629948A1 (de) * 1996-07-25 1998-01-29 Polymer Latex Gmbh & Co Kg Verfahren zur Herstellung von sterisch stabilisierten, emulgatorfreien, wäßrigen Polymer-Dispersionen und daraus hergestellten Pulvern zum Einsatz in Baustoffen
JP3270450B2 (ja) 1997-09-26 2002-04-02 ワツカー−ケミー ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 保護コロイド−安定化されたポリマーの製法
HU224408B1 (hu) * 1997-12-02 2005-08-29 Wacker-Chemie Gmbh. Eljárás védőkolloiddal stabilizált vinilaromás 1,3-dién-kopolimerizátumok előállítására
DE19962568C2 (de) * 1999-12-23 2002-06-20 Wacker Polymer Systems Gmbh Verfahren zur Herstellung von Polyvinylalkohol-stabilisierten 1,3-Dien-(Meth)acrylsäureester-Mischpolymerisaten

Also Published As

Publication number Publication date
US20030022976A1 (en) 2003-01-30
JP4115176B2 (ja) 2008-07-09
US6841595B2 (en) 2005-01-11
DE10132614A1 (de) 2003-01-16
EP1275667A1 (de) 2003-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3270450B2 (ja) 保護コロイド−安定化されたポリマーの製法
AU2007216574B2 (en) Process for producing cationically stabilized and water-redispersible polymer powder compositions
US7863370B2 (en) Dispersion powders stabilized by polyvinyl alcohol protective colloids
US20080098933A1 (en) Dispersion powder compositions comprising gemini surfactants
JP2005036235A (ja) 水中で再分散可能なポリマー粉末組成物、その製造法および該組成物の使用
US6429251B2 (en) Polyvinyl alcohol-stabilized 1,3-diene/ (meth)acrylate copolymers
JP3624172B2 (ja) 2相ポリマーの製造法、この種のポリマー、および該ポリマーの使用
JP3590017B2 (ja) ポリビニルアセタール−グラフトポリマー、その製法及びその使用
US9156977B2 (en) Process for producing protective colloid-stabilized polymers
JP2004162071A (ja) 保護コロイド安定化された重合体、その製法及びその使用
JP2009513760A (ja) シラン変性された分散粉末
JP4115176B2 (ja) 少なくとも2種のモノマーをベースとする、保護コロイドで安定化された、乳化剤不含の水性分散液の製造方法、該分散液及びその使用
JP3361321B2 (ja) 保護コロイドにより安定化させたビニル芳香族−1,3−ジエン−コポリマーの製造方法
WO2000009589A1 (en) Redispersible emulsion powder and process for producing the same
US6605663B1 (en) Process for preparing polyvinyl alcohol-stabilized polymers
EP1112238B1 (de) Verwendung von schutzkolloid-stabilisierten vinylaromat-1,3-dien-mischpolymerisaten in baukleber-rezepturen
EP1670830B1 (de) Modifizierte polyvinylalkohole enthaltende polymerzusammensetzungen
JP3226912B2 (ja) 水中に再分散可能なビニル芳香族化合物−コポリマー再分散粉末の製法及び該製法により得られた方法生成物の使用
US9580591B2 (en) Use of hybrid copolymers as protective colloids for polymers
TW200523313A (en) Redispersible dispersion powders for composite thermal insulation systems
JP4190909B2 (ja) 保護コロイドで安定化された乳化剤不含の水性分散液の製造方法およびその使用

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070815

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080304

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080415

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees