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JP2003069868A - カメラ機能を有する携帯型情報端末機器 - Google Patents

カメラ機能を有する携帯型情報端末機器

Info

Publication number
JP2003069868A
JP2003069868A JP2001256543A JP2001256543A JP2003069868A JP 2003069868 A JP2003069868 A JP 2003069868A JP 2001256543 A JP2001256543 A JP 2001256543A JP 2001256543 A JP2001256543 A JP 2001256543A JP 2003069868 A JP2003069868 A JP 2003069868A
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JP
Japan
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optical system
optical
information terminal
camera function
terminal device
Prior art date
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Application number
JP2001256543A
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Inventor
Hiroyuki Fukuda
弘之 福田
Akira Matsui
亮 松井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2001256543A priority Critical patent/JP2003069868A/ja
Priority to US10/225,264 priority patent/US7106357B2/en
Publication of JP2003069868A publication Critical patent/JP2003069868A/ja
Publication of JP2003069868A5 publication Critical patent/JP2003069868A5/ja
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
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  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】カメラ機能を有する携帯型情報端末機器におい
て、容易にカメラの光学特性を変化させられるようにす
ること。 【解決手段】筐体10に、レンズと撮像素子とを含む撮
像モジュール16を配設したカメラ機能を有する携帯型
情報端末機器において、上記レンズとは異なるアダプタ
光学系26を所定の位置に配設した当該機器のための蓋
部材12を、上記レンズの光軸と上記アダプタ光学系2
6の光軸とが略一致する位置を含む所定の位置間で上記
筐体10に対して相対的に変位可能なように当該筐体1
0に結合し、上記筐体10と上記蓋部材12とを相対的
に変位させて上記レンズの光軸と上記アダプタ光学系2
6の光軸とを略一致させたとき、上記レンズと上記アダ
プタ光学系26とによる合成光学系の光学特性が、上記
レンズの光学特性と異なるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話やPDA
(Personal digital assistant)などの携帯型情報端末
機器に関し、特に、カメラ機能を有する携帯型情報端末
機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、撮像素子の小型化や低消費電力
化、及び、電子機器の処理能力の向上やメモリの大容量
化、更には、通信インフラの高速、大容量化(ブロード
バンド化)を背景として、携帯電話やPDAなどの携帯
型情報端末機器にもCMOSイメージセンサを使用した
カメラ機能が内蔵されるようになってきた。
【0003】これらの携帯型情報端末機器は、バッグの
中や、衣服のポケットに入れて携行することから、機器
の操作キー類の誤操作を防止するために、フリップを設
け、収納、携行時にはそのフリップを閉じ、操作キー部
分を覆うことで、誤ってキーが押されることを防止する
ことができるようにしたものや、一方にLCD、もう一
方に操作キーを配置して折りたたみ式にしたものが多く
なりつつある。特に、折りたたみ式にした場合、折りた
たみ時の収納性の良さと、誤操作防止、液晶画面の保護
といった利点があると共に、大型の液晶表示画面を実装
できる利点がある。
【0004】近年、多機能化、高機能化が進み、本来の
通話機能だけでなく電子メール閲覧やインターネット・
コンテンツへのアクセスを行うことが可能となった携帯
電話では、一度により多くの情報を表示できる大型のL
CDを実装できる折りたたみ式携帯電話が好まれ、増加
する傾向にある。
【0005】そして、これらの携帯電話にも小型の撮像
モジュールを内蔵しカメラ機能を有した機器が増えてき
ている。
【0006】また、PDAやハンドヘルドPC(パーソ
ナルコンピュータ)などの携帯型情報端末機器にも、液
晶表示画面の保護と携行時の収納性の良さから、一方に
LCD、もう一方にキーボードを配した折りたたみ式の
機器が多くある。さらに、これらの機器にもCMOSイ
メージセンサなどの小型撮像モジュールが内蔵されカメ
ラ機能を有するようになってきている。
【0007】以上のように、フリップや折りたたみ機構
を有し、撮像モジュールを内蔵した携帯型情報端末機器
は多数存在している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一方、これら携帯型情
報端末機器に内蔵される撮像モジュールは、小型、軽量
であることを求められ、一般的なカメラが有するような
ズーミング機構を内蔵することができないため、単一焦
点のレンズが使用される。
【0009】このため、レンズの倍率、画角等は、携帯
型情報端末機器内蔵カメラの一般的な使用方法として考
えられているスナップ撮影に適した状態で固定されてお
り変更することができない。
【0010】従って、携帯機器に内蔵されるカメラの利
用方法はスナップ撮影(しかもズーム等なし)に限定さ
れてしまっている。
【0011】勿論、電気的に撮像された画像の一部を拡
大して取り出す、デジタルズームにより画角を変化させ
る方法は考えられるが、小型携帯機器の内蔵カメラは、
小型、軽量、低消費電力が要求されるため、撮像素子の
画素数はそれほど大きいものを使用できず、よって、デ
ジタルズームを使用すると画質が劣化し十分な画質を得
られない問題がある。
【0012】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、容易にカメラの光学特性を変化させることが可能
な、カメラ機能を有する携帯型情報端末機器を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によるカメラ機能を有する携帯型情報端末
機器は、筐体に、第1の光学系と、該第1の光学系によ
り結像された物点からの光を受光して対応する撮像信号
を出力する撮像素子と、を配設したものであって、上記
第1の光学系とは異なる第2の光学系を所定の位置に配
設した当該機器のための蓋部材を、上記第1の光学系の
光軸と上記第2の光学系の光軸とが略一致する位置を含
む所定の位置間で上記筐体に対して相対的に変位可能な
ように当該筐体に結合し、上記筐体と上記蓋部材とを相
対的に変位させて上記第1の光学系の光軸と上記第2の
光学系の光軸とを略一致させたとき、上記第1の光学系
と上記第2の光学系とによる合成光学系の光学特性が、
上記第1の光学系の光学特性と異なるように構成したこ
とを特徴とする。
【0014】即ち、本発明のカメラ機能を有する携帯型
情報端末機器によれば、筐体と蓋部材との相対的移動に
伴って蓋部材に設けられた第2の光学系としてのアダプ
タ光学系によりシステム全体の光学性能が変化するよう
になっているので、蓋部材を動かす動作と光学特性を変
えるという動作を簡単に連動させることができる。従っ
て、蓋部材を動かすという簡単な動作でカメラの光学特
性を変化させることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0016】[第1の実施の形態]図1の(A)は、本
発明の第1の実施の形態に係るカメラ機能を有する携帯
型情報端末機器としての折りたたみ式の携帯電話の外観
を示す図である。
【0017】この携帯電話は、筐体10と、該筐体10
に対し、図中に双方向矢印で示すように折りたたみ自在
に結合された蓋部材12とから構成されている。より具
体的には、筐体10と蓋部材12とは、回動軸11を介
して回動可能(変位可能)に結合されている。
【0018】上記筐体10には、折りたたみ時に内面と
なる側に、LCDやEL(Electro-Luminescence)パネ
ルなどにより構成され、電話帳や動作メニュー表示等の
ユーザインタフェース情報の表示を行う表示部14と、
CMOSセンサやCCD等の撮像素子とレンズ(第1の
光学系)とで構成される撮像モジュール(カメラ)16
と、スピーカ18とが配置されている。また、この筐体
10には、アンテナ20が取り付けられている。
【0019】一方、上記蓋部材12には、折りたたみ時
に内面となる側に、操作キー22とマイク24に加え
て、第2の光学系としてのアダプタ光学系26が配置さ
れている。この場合、該アダプタ光学系26は、図1の
(B)に示すように、折りたたみ時に、上記筐体10の
撮像モジュール16の光軸と略一致する位置に配置され
ている。このアダプタ光学系26は、例えばレンズで構
成され、蓋部材12の裏面まで光が透過できる、即ち、
該蓋部材12の裏面側から光を受けて、上記筐体10側
の撮像モジュール16に光が入射するようになってい
る。
【0020】なお、この蓋部材12には、折りたたみ検
出スイッチ28が設けられ、筐体10の該折りたたみ検
出スイッチ28に相対する位置には折りたたみ検出スイ
ッチ押下用突起30が設けられており、折りたたみ時
に、上記折りたたみ検出スイッチ押下用突起30が上記
折りたたみ検出スイッチ28を押下するので、この折り
たたみ検出スイッチ28がONかOFFかにより、折り
たたまれているか否かを容易に検出できるようになって
いる。
【0021】ここで、上記撮像モジュール16は、図2
の(A)に示すように、レンズ16Aと、該レンズ16
Aと撮像素子が配置される結像面16Bとの間に配され
たフィルタ又はカバーガラス16Cと、レンズ前面に配
された固定絞り16Dとを有し、物点距離は200m
m、焦点距離flは4.74mm、画角ωは38.9°
という光学特性を有している。この場合、全長は8.7
mmとなっている。
【0022】このような遠点撮像用の光学特性を持つの
で、撮像モジュール16を操作者自身に向けて自分自身
を撮影したり、撮影者の周囲の風景や人物等のスナップ
撮影を行うことができる。撮影した画像は、携帯電話内
のメモリに蓄積して表示部14に表示したり、電子メー
ルに添付して他の電子機器に送信したりすることができ
る。
【0023】また、このような撮像モジュール16を有
する携帯電話同士で、それぞれの携帯電話で撮像した通
話者の画像を通話相手の表示部14に表示しながら会話
するビデオフォンとしての使用も可能である。
【0024】これに対し、折りたたみ時には、図2の
(B)に示すように、上記アダプタ光学系26を構成す
るレンズ26A,26Bが被写体側に挿入されることに
なる。これにより、全体の光学特性、つまり合成光学系
の光学特性は、物点距離が20mm、焦点距離flが
8.44mm、画角ωが15.2°となる。このとき、
全長は19.5mmである。
【0025】このように、携帯電話を折りたたむと、蓋
部材12に配置されたアダプタ光学系26は、相対する
筐体10に配置された撮像モジュール16の前面に位置
し光軸が一致した状態となり、上記撮像モジュール16
に入射する光線は該アダプタ光学系26により変化し、
近点撮像用の光学特性となる。
【0026】また、図3の(A)は、上記撮像モジュー
ル16の別の構成例を示す図である。この例では、物点
距離は∞、焦点距離flは7.72mm、そして、画角
ωは25.4°という光学特性を有し、全長は12mm
となっている。そして、折りたたむことによりアダプタ
光学系26を挿入すると、図3の(B)に示すように、
物点距離は200mm、焦点距離flは4.74mm、
画角ωは38.9°で、全長は18.6mmと変更する
ことができる。
【0027】あるいは、アダプタ光学系26のレンズ構
成を図3の(C)に示すように変更することで、図3の
(A)に示す撮像モジュール16と同様∞の物点距離を
保ったまま、焦点距離flを10.43mmに、画角ω
を17.6°とすることも可能である(この場合全長は
19.4mmとなる)。即ち、倍率を変えることができ
る。
【0028】なお、アダプタ光学系26は、上記のよう
なレンズに限定されるものではなく、図3の(D)に示
すように、パワーを持たず、光路を90°曲げるミラー
又は光学プリズム26Cにより構成しても良い。このよ
うな構成とした場合には、例えば、開いた状態では撮像
モジュール16により自分の顔を撮りながら通話できる
ビデオフォンとして使用し、折りたたむことで、該アダ
プタ光学系26により光路を曲げて、景色を撮影して相
手に送信するという使い方が想定できる。
【0029】また、特に図示はしていないが、アダプタ
光学系26は、赤外カットフィルタ等の光学フィルタで
あっても良い。
【0030】更には、該アダプタ光学系26は、絞りで
あっても良い。例えば、絞り径を絞ったものとすること
で、Fナンバが大きくなり、被写界深度を深めることも
可能となる。
【0031】このように、携帯電話を折りたたんでアダ
プタ光学系26を挿入することで、カメラとしての光学
特性を種々変更することができるので、様々な用途に使
用することが可能となる。
【0032】その用途の一つとして、折りたたんだ時に
近点側物点にピントが合うようなアダプタ光学系26を
採用することで、該携帯電話を光学マウスとして動作さ
せることが考えられる。
【0033】ここで、光学マウスとは、図4の(A)に
示すように、照明用LED100で照明された像を結像
レンズ102を通して、CMOSセンサ等の撮像素子1
04に結像させ、所定の時間間隔でこの画像をサンプリ
ングし、これらの画像間の相関から動きベクトルを算出
することで、マウスの移動量と方向を検出するものであ
り、広く一般的に市販されているものであり公知のもの
である。
【0034】即ち、結像レンズ102は、テーブルや紙
面上の粗面の動きを画像として捉えるくらいの倍率を有
し、図4の(B)に示すように、上記撮像素子104に
よって撮像した画像をフレームメモリである1フレーム
ディレイ回路106に記憶する。そして、所定の間隔を
開けて、上記撮像素子104によって撮像し、その撮像
素子104で撮像した現フレームの画像(図4の(C)
におけるn+1フレームの画像)と、上記1フレームデ
ィレイ回路106に記憶された1フレーム前の画像(図
4の(C)におけるnフレームの画像)とを、フレーム
間動きベクトル検出回路108に入力する。フレーム間
動きベクトル検出回路108では、それら所定の間隔で
撮像された画像の特徴抽出を行い、動きの方向と大きさ
すなわち動きベクトルを算出する。そして、算出された
動きベクトル情報は、出力手段としての外部インタフェ
ース(I/F)回路110を介して、PCなどの外部電
子機器112に送信され、該外部機器112は、その受
信した動きベクトル情報に基づいて、マウスカーソルの
移動等の処理を行う。この場合、外部I/F回路110
は、RS232CやUSB(Universal Serial Bus)な
どの有線による通信や、IrDA(Infrared Data Asso
ciation)やBluetoothや無線LAN等の無線
による通信により、上記外部機器112へ上記動きベク
トル情報を送信するものである。
【0035】このように、光学マウスは、異なる時点に
おいて撮像された各被写体画像から自己の相対的な移動
方向及び移動距離(即ち、動きベクトル)を検出するこ
とにより、自己の現時点での相対的位置情報を求めるこ
とができるものである。
【0036】そこで、本実施の形態では、携帯電話をこ
のような光学マウスとして機能させるために、図5の
(A)に示すように、筐体10の側面に押しボタンを設
け、それをマウスボタン32として使用すると共に、図
5の(B)に示すように、蓋部材12の上記アダプタ光
学系26の撮像面側に、上記光学マウスの照明用LED
100に相当する照明用LED34を設け、撮像モジュ
ール16の撮像素子16Eを上記光学マウスの撮像素子
104として使用するようにしている。
【0037】図6は、このような光学マウスとしても機
能する携帯電話のブロック構成図である。
【0038】即ち、該携帯電話全体の制御を行うCPU
36には、上記表示部14、折りたたみ検出スイッチ2
8、照明用LED34に加えて、画像処理部38、メモ
リ40、キー入力部42、外部I/F44、音声出力部
46、音声入力部48、及び送受信部50が接続されて
いる。
【0039】ここで、上記表示部14は、LCDやEL
パネルなどにより構成され、電話帳や動作メニュー表示
等のユーザインタフェース情報の表示を行うものであ
り、上記折りたたみ検出スイッチ28は、該携帯電話が
折りたたまれたことを検知するためのものである。そし
て、上記照明用LED34は、近点撮像時に撮影対象を
照明するためのものである。
【0040】また、画像処理部38は、CCDやCMO
Sセンサにより構成されレンズ16Aにより結像された
物点からの光を電気信号に変換する撮像素子16Eから
の撮像信号を処理して、画像のノイズ除去等のフィルタ
リングや2値化を行い、CPU36と撮像素子16Eと
のインタフェースを行うものである。更に、この画像処
理部38は、アダプタ光学系26が挿入されて近点撮影
を行う時、つまり該携帯電話を光学マウスとして機能さ
せる時には、上記光学マウスの1フレームディレイ回路
106及びフレーム間の動きベクトル検出回路108の
機能を果たすような回路構成も備えている。
【0041】メモリ40は、撮影した画像や、電話帳な
どのユーザ情報を蓄えるものであり、キー入力部42
は、蓋部材12に配された上記操作キー22や筐体10
の側面に配された上記マウスボタン32等の入力を受け
付けて上記CPU36へ伝達するものである。
【0042】外部I/F44は、上記光学マウスの外部
I/F回路110に相当するもので、該携帯電話とPC
などの外部電子機器112との通信を行うためのインタ
フェースである。なお、本実施の形態においては、Ir
DAやBluetoothや無線LAN等の無線により
通信を行うものとするが、RS232CやUSBなどの
有線により通信を行うものとしても良いことは勿論であ
る。
【0043】音声出力部46は、通話時に音声を出力す
るための上記スピーカ18や、アンプ等を含むものであ
り、音声入力部48は、通話時に話者の音声を入力する
ための上記マイク24やアンプを含むものである。
【0044】そして、送受信部50は、相手方の通話を
受信したり、こちらの通話を発信したりするための処理
を行うものである。
【0045】次に、このような構成の携帯電話の動作
を、図7の(A)に示すCPU36の動作フローチャー
トに従って説明する。
【0046】まず、該携帯電話の電源がONされると、
CPU36は、待ち受けや通話、スナップ写真撮影やビ
デオフォンといった通常の電話動作の処理を行う(ステ
ップS10)。即ち、折りたたみ式の携帯電話の電源ス
イッチは、通常、蓋部材12の操作キー22の一つとし
て配置されているので、電源をONするためには、開い
た状態にする必要があり、必然的に、閉じた状態で使用
する光学マウスとしての動作は行われない。従ってこの
場合には、CPU36は、上記照明用LED34及び外
部I/F44の動作を停止させると共に、画像処理部3
8の1フレームディレイ及びフレーム間の動きベクトル
検出の機能を停止させる、第1の撮像モードである遠点
撮像動作モードとなり、通常電話動作処理を行うもので
ある。
【0047】そして、折りたたみ時の機能切り替えキー
入力の有無を判別する(ステップS12)。ここで、機
能切り替えキーは、操作キー22の所定キー入力による
メニュー選択によって行われるものであるが、勿論、専
用のキーを設けても良い。この機能切り替えキー入力が
無かった時には、後述するステップS16に進む。これ
に対して、その機能切り替えキー入力が有った時には、
折りたたみ時の動作モード指定を「光学マウス」と「通
常動作」とでトグル設定した後(ステップS14)、後
述するステップS16に進む。即ち、メモリ40の所定
領域に記憶された折りたたみ時の動作モード指定が「光
学マウス」に設定されている時に該機能切り替えキー入
力が有ったならば「通常動作」を新たな折りたたみ時の
動作モード指定として設定記憶し、また、その折りたた
み時の動作モード指定が「通常動作」に設定されている
時に該機能切り替えキー入力が有ったならば「光学マウ
ス」を新たな折りたたみ時の動作モード指定として設定
記憶するものである。換言すれば、折りたたみ時の動作
モードとして「光学マウス」に設定するか否かをここで
選択しているわけである。
【0048】そして、上記折りたたみ検出スイッチ28
の状態により、該携帯電話が折りたたまれたか否かを判
別する(ステップS16)。ここで、折りたたまれてい
ないならば、上記ステップS10に戻って、通常電話動
作処理を続ける。また、該携帯電話が折りたたまれたと
きには、更に、上記折りたたみ時の動作モード指定が
「光学マウス」となっているか否かを判別する(ステッ
プS18)。そして、その指定が「通常動作」であれ
ば、上記ステップS10に戻って、通常電話動作処理を
続ける。つまり、この場合には、電話の待ち受け状態と
なる。
【0049】これに対して、折りたたみ時の動作モード
指定が「光学マウス」となっている場合には、CPU3
6は、アダプタ光学系26との合成光学特性により近点
撮影を行う状態とされた撮像モジュール16を用いた、
前述したような光学マウス機能の動作を行う(ステップ
S20)。即ち、上記表示部14、音声出力部46、音
声入力部48、及び送受信部50の動作を停止させると
共に、上記照明用LED34及び外部I/F44の動
作、並びに、画像処理部38の1フレームディレイ及び
フレーム間の動きベクトル検出の機能を開始させ、上記
撮像素子16Eを高速のフレームレートで動作させる、
第2の撮像モードである近点撮像動作モード(位置情報
検出モード)となり、光学マウスとしての動作を行うも
のである。
【0050】その後、上記折りたたみ検出スイッチ28
の状態により該携帯電話が開かれたか否かを判別し(ス
テップS22)、折りたたまれた状態である限り、上記
ステップS20に戻って、光学マウス機能動作を続け
る。そして、該携帯電話が開かれたならば、上記ステッ
プS10に戻って、通常電話動作処理を行うことにな
る。
【0051】以上のように、本第1の実施の形態によれ
ば、折りたたみ式のカメラ付き携帯電話を無線光学マウ
スとして使用することが可能となる。
【0052】なお、光学マウスの1フレームディレイ回
路106及びフレーム間の動きベクトル検出回路108
の機能を画像処理部38に構成する代わりに、CPU3
6として十分な処理能力があるものを使用すれば、1フ
レームディレイ回路106としては上記メモリ40の所
定領域を利用し、フレーム間の動きベクトル検出回路1
08の機能はCPU36でソフトウェア的に行うものと
することができる。
【0053】また、上記折りたたみ検出スイッチ28を
2段押しのものとして、その2段目のスイッチをマウス
スイッチとすることで、即ち、折りたたんだときにはそ
の1段目のスイッチのみがONし、筐体10を更に蓋部
材12に押し付けるよう撮像面側に押すことで2段目の
スイッチがONするような構成とすることで、上記マウ
スボタン32を不要とすることができる。或いは、上記
アンテナ20を押し込むことでONするスイッチを設け
て、それをマウスボタン32の代わりとしても良い。
【0054】また、折りたたまれたときに携帯電話とし
て機能するか光学マウスとして機能するかをユーザが選
択指定するものとしたが、そのような選択指定機能を省
いても良い。
【0055】即ち、図7の(B)に示すように、該携帯
電話の電源がONされると、CPU36は、遠点撮像動
作モードとなり、通常電話動作処理を行う(ステップS
10)。そして、上記折りたたみ検出スイッチ28の状
態により、該携帯電話が折りたたまれたか否かを判別し
(ステップS16)、折りたたまれていないならば、上
記ステップS10に戻って、通常電話動作処理を続け
る。これに対して、該携帯電話が折りたたまれたときに
は、近点撮像動作モードとなり、光学マウス機能動作を
行う(ステップS20)。その後、上記折りたたみ検出
スイッチ28の状態により該携帯電話が開かれたか否か
を判別し(ステップS22)、折りたたまれた状態であ
る限り、上記ステップS20に戻って、光学マウス機能
動作を続ける。そして、該携帯電話が開かれたならば、
上記ステップS10に戻って、通常電話動作処理を行
う。
【0056】このようにすることで、折りたたみ式の携
帯電話を開く又は折りたたむという容易な操作だけで、
通常のカメラ付き携帯電話と無線光学マウスの機能とを
切り替えて使用することが可能となる。
【0057】なお、本実施の形態では、折りたたみ検出
スイッチ28を蓋部材12に、折りたたみ検出スイッチ
押下用突起30を筐体10に設けたが、逆に、折りたた
み検出スイッチ28を筐体10に、折りたたみ検出スイ
ッチ押下用突起30を蓋部材12に設けても良い。或い
は、筐体10と蓋部材12との回動軸11近傍に、折り
たたもうとする動作(レンズ16Aの光軸とアダプタ光
学系26の光軸とを略一致させるための動作)途中で、
例えば所定量回動したときに、ONするような他の公知
の機械的なスイッチを設けても良い。
【0058】また、撮像モジュール16を操作キー22
側に配設し、アダプタ光学系26を表示部14側に配設
することも可能である。この場合、撮像モジュール16
を配設した側の操作キー22を有する部材が筐体とな
り、アダプタ光学系26を配設した側の表示部14を有
する部材が蓋部材となる。
【0059】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態を説明する。
【0060】本第2の実施の形態は、上記第2の撮像モ
ードである近点撮像動作モードとしてコード読取モード
を採用したものであって、具体的には、折りたたみ時に
近接撮影が可能となるようなアダプタ光学系26を用い
ることで、バーコードやドットコード等の光学的に読み
取り可能なコードを読み取るコード読取装置として機能
させるというものである。
【0061】例えば、従来、音声や映像、或いはテキス
ト等を含むデータを符号化処理し、その符号化処理され
たデータの「1」又は「0」に応じてドットの有無を定
義し、これらドットを所定のフォーマットに従って配置
してなるドットコードを紙等の記録媒体に光学的に読み
取り可能に記録することは夙に知られている。
【0062】これについては、本出願人も特開平6−2
31466号公報や同8−171620号公報として提
案している。
【0063】これらの公報に開示されているドットコー
ドの物理フォーマット構成を図8に示す。
【0064】即ち、このドットコード200は、複数個
のブロック202が2次元に隣接配列されて構成されて
いる。
【0065】そして、その各ブロック202は、記録さ
れる音声等を含むデータの各ブロック毎に分割されたデ
ータの「1」又は「0」に対応して黒ドット又は白ドッ
ト(図8の白ドットについては記録媒体自体の色が相当
する。)のドットイメージが所定の2次元配列にて存在
するデータドットパターン領域204を有しており、更
に、そのデータドットパターン領域204内の各ドット
(データドット206)を読み取るための基準点を見つ
けるために使用される各ブロックの四隅に配置された一
定の黒の連続数を有するマーカ208と、その読取基準
点を更に精度良く見つけるために使用されるマーカ20
8間に配置された周囲が全て白領域の孤立ドットの集合
体であるパターンドット210と、各ブロックを識別す
るために同じくマーカ208間に配置されたエラー検出
又はエラー訂正符号を含むブロックアドレスパターン2
12と、を有している。
【0066】従って、このドットコード200によれ
ば、ドットコード200全体の大きさが読取装置の撮像
視野214より大きくても、換言すれば、当該ドットコ
ード200を読取装置によってワンショットにて撮像す
ることができなくても、上記の各ブロック202に付与
された各アドレスをブロック内に含まれるデータドット
206と共にブロック単位で検出すれば、各ブロックに
含まれるデータを集めて元の全体のデータを再構築する
ことが可能となるので、紙面に対する音声等の容量の大
きなデータの記録も可能になり、手動による走査でも簡
便に読み取ることができるようになっている。
【0067】そして、このようなドットコード200を
読み取るコード読取装置としては、本出願人は、特開平
9−179930号公報を提案している。
【0068】図9は、その特開平9−179930号公
報に開示されたコード読取装置の機能ブロック構成を示
したものである。
【0069】即ち、このコード読取装置は、上記ドット
コード200を照明するためのLED等よりなる照明部
と、そのドットコード200の反射光を結像する光学系
と、この光学系による結像光を撮像するCCD等のエリ
アセンサとを含む撮像部216と、この撮像部216よ
り出力された画像信号を所定の2値化閾値で2値化処理
する2値化部218と、この2値化部218で2値化処
理されて出力された2値化画像データから上記のマーカ
208を検出するマーカ検出部220と、このマーカ検
出部220で検出されたマーカ208と既知のフォーマ
ット情報とに基づいて上記のパターンドット210を検
出するパターンドット検出部222と、このパターンド
ット検出部222で検出されたパターンドット210か
ら各データドット206の読取点を演算し求めるドット
読取点検出部224と、このドット読取点検出部224
で求められた各データドット206の読取点に従って各
データドット206の読み取りを行い、その各データド
ット毎に「1」又は「0」の値を割り当てて出力するド
ット読取部226と、このドット読取部226から出力
されたデータを一時的に記憶するメモリ228と、この
メモリ228からデータを読み出してデインターリーブ
処理及びリードソロモン符号等を用いたエラー訂正処理
を行うデインターリーブ&訂正処理部230と、このエ
ラー訂正処理されたデータの伸張処理等を行って元の音
声等のデータを再生出力する音声再生部232と、から
構成されている。
【0070】而して、本第2の実施の形態では、折りた
たまれたときの近点撮影状態を利用して、上記撮像モジ
ュール16、アダプタ光学系26、及び照明用LED3
4を、上記コード読取装置の撮像部216として機能さ
せ、上記画像処理部38を上記コード読取装置の2値化
部218として機能させ、上記CPU36を、上記コー
ド読取装置のマーカ検出部220、パターンドット検出
部222、ドット読取点検出部224、ドット読取部2
26、及びデインターリーブ&訂正処理部230として
機能させ、上記メモリ40を上記メモリ228として機
能させ、そして、上記音声出力部46を上記コード読取
装置の音声再生部232として機能させることで、携帯
電話をコード読取装置として使用することが可能とな
る。またこの場合、折りたたまれたときに上記撮像モジ
ュール16による撮像を繰り返すのではなく、上記マウ
スボタン32のように筐体10に走査開始ボタンを設け
ておき、それが押下されている間のみ撮像を行うように
構成しておくことが好ましい。
【0071】また、復元された音声等のデータを上記外
部I/F44により外部電子機器112に送信すること
で、その外部電子機器112を上記音声再生部232と
して機能させても良い。
【0072】更に、ドットコード200として記録され
るデータは音声に限定されるものではなく、画像データ
やテキストデータの場合がある。そのような場合には、
復元された画像データやテキストデータを、メモリ40
に記憶しておき、該携帯電話が開けられた時に、上記表
示部14にそれを表示する。或いは、外部I/F44に
より外部電子機器112に送信することで、その外部電
子機器112で表示するようにしても良い。
【0073】その他、ドットコード200には、電話帳
データや、インターネット上のアドレスを示すURL
(Uniform Resource Locator)データ、該携帯電話機又
は外部電子機器で実行可能なプログラム、等の各種デー
タを記録することができる。ここで、電話帳データを記
録した場合、その復元した電話帳データをメモリ40に
記憶されている電話帳データに追加登録することができ
る。或いは、メモリ40への登録はせずに一時的に保存
しておき、次に該携帯電話が開けられた時に、その電話
帳データに従って送受信部50により電話をかけるとい
う動作を行わせることも可能である。また、URLデー
タであれば、それをメモリ40に一時保存しておき、次
に該携帯電話が開けられた時に、そのURLで示される
サイトを閲覧するという動作を行わせることができる。
また、プログラムであれば、それをメモリ40に一時保
存しておき、次に該携帯電話が開けられた時に、そのプ
ログラムをCPU36が実行したり、外部I/F44に
より外部電子機器112に送信して、外部電子機器11
2でそのプログラムを実行させるような動作も可能とな
る。
【0074】なお、本実施の形態に係るカメラ機能を有
する携帯型情報端末機器は、ドットコード200以外の
他の光学的に読み取り可能なコードを読み取るためのコ
ード読取装置として機能させることが可能なことは勿論
である。
【0075】例えば、撮像視野よりも大きな一次元バー
コードを読む場合には、メモリ40に複数フレームの画
像取り込み、それらを貼り合わせて大きな一次元バーコ
ードの像として再構成することで読み取りが可能とな
る。或いは、照明用LED34からの光をビーム状に絞
って投射することで、所謂ペン型バーコードリーダと同
様の動作で読み取ることも可能である。
【0076】[第3の実施の形態]次に、本発明の第3
の実施の形態を説明する。
【0077】本第3の実施の形態は、折りたたみ時に近
接撮影が可能となるようなアダプタ光学系26を用いる
ことで、指紋検出を行い、個人認証を行うというもので
ある。
【0078】この場合は、図10のフローチャートに示
すように、該携帯電話の電源がONされると、CPU3
6は、上記折りたたみ検出スイッチ28の状態を判別す
ることで、該携帯電話が折りたたまれるのを待つ(ステ
ップS30)。即ち、該携帯電話を開いて操作キー22
のうちの電源キーをONしたとしても、そのままでは該
携帯電話の操作ができないようになっている。
【0079】そして、折りたたまれたならば、上記アダ
プタ光学系26により近接撮影状態となっている上記撮
像モジュール16によりユーザの指紋を撮影して、個人
認証動作を実行する(ステップS32)。この指紋によ
る個人認証動作は周知のものであるので、その説明は省
略する。
【0080】而して、この個人認証動作の結果、認証が
成功したか否かを判別し(ステップS34)、認証成功
の場合にのみ通常動作を開始して、該携帯電話を使用で
きるようにする。つまり、認証不成功の場合には、電源
OFFするものである。
【0081】[第4の実施の形態]次に、本発明の第4
の実施の形態を説明する。
【0082】上記第1乃至第3の実施の形態は、折りた
たみ式の携帯電話を例に説明したが、本発明は、図11
の(A)に示すようなフリップタイプ携帯電話や、図1
1の(B)及び(C)((B)におけるC−C線断面
図)に示すようなスライド蓋付きの携帯電話においても
同様に適用可能である。
【0083】即ち、筐体10に撮像モジュール16を配
置し、蓋部材12であるフリップ部もしくはスライド蓋
にアダプタ光学系26を配置する。ここで、同図の
(A)においては、蓋部材12が回動軸11を介して筐
体10に矢印方向に回動可能に結合されている。また、
同図の(B)及び(C)においては、蓋部材12がスラ
イド係合部13を介して筐体10に矢印方向に摺動可能
に結合されている。
【0084】なおこの場合、蓋部材12であるフリップ
部もしくはスライド蓋は、上記第1の実施の形態におけ
る蓋部材12に比べて薄いため、構造的に電気的配線が
困難で照明用LED34を取り付けられない場合があ
る。そこで、本実施の形態では、筐体10側に照明用L
ED34を配置し、蓋部材12たるフリップ部もしくは
スライド蓋側の相対する位置に、その照明用LED34
の光を透過するための照明用LED透過窓52を設けて
いる。
【0085】また、特に図示はしていないが、図11の
(A)に示したフリップタイプ携帯電話では、蓋部材1
2が薄いため、上記第1の実施の形態とは逆に、折りた
たみ検出スイッチ28を筐体10側に設け、折りたたみ
検出スイッチ押下用突起30を蓋部材12に設ける。或
いは、筐体10と蓋部材12との回動軸11近傍に、折
りたたもうとする動作途中で、例えば所定量回動したと
きに、ONするような他の公知の機械的なスイッチを設
けても良い。
【0086】また、図11の(B)及び(C)に示すよ
うなスライド蓋付きの携帯電話の場合は、蓋部材12が
完全に閉じた時、或いは完全に開いた時にONするよう
な機械的なスイッチにより開閉を検出するよう構成す
る。或いは、開こうとする摺動途中又は閉めようとする
摺動途中であることを検出するためのスイッチを設けて
も良い。
【0087】このような構成とすることにより、フリッ
プタイプ携帯電話やスライド蓋付きの携帯電話において
も、上記第1乃至第3の実施の形態のような、光学マウ
スとしての機能、コード読取装置としての機能、指紋に
よる個人認証機能を実現することが可能である。
【0088】[第5の実施の形態]次に、本発明の第5
の実施の形態を説明する。
【0089】上記第1乃至第4の実施の形態は、携帯型
情報端末として携帯電話の例を説明したが、本発明は、
携帯電話に限定されるものではなく、ノートPCと称さ
れるような小型のパーソナルコンピュータや、PDA、
ハンドヘルドPC等の折りたたみ機構を有する機器にも
適用可能なものである。
【0090】即ち、図12に示すように、表示部14の
配された筐体10に撮像モジュール16を配置し、操作
キー22の配された蓋部材12にアダプタ光学系26を
配置する。
【0091】このように、種々の形態の携帯型情報端末
において、上記第1乃至第3の実施の形態のような、光
学マウスとしての機能、コード読取装置としての機能、
指紋による個人認証機能を実現することが可能である。
【0092】[第6の実施の形態]次に、本発明の第6
の実施の形態を説明する。
【0093】本第6の実施の形態は、照明用LED34
を設ける代わりに、表示部14を構成するバックライト
付きLCDのバックライトを利用して照明を行うもので
ある。
【0094】図13の(A)及び(B)はその構成を示
す図で、蓋部材12の、折りたたみ時に筐体10の表示
部(バックライト付きLCD)14の一部と相対する位
置に、集光面54Aを持つ導光部材54を設けている。
この導光部材54は、蓋部材12の上記表示部14側と
なる面に配された集光面54Aと、該蓋部材12の裏面
側となる面に配された発光面(拡散面)54Bとを有
し、近接撮像領域へ照明光を導くことが可能になってい
る。この導光部材54は、例えば、光ファイバを束ねて
構成したものであっても良いし、内面を鏡面加工した穴
として構成することもできる。
【0095】このような導光部材54を使用した構成に
よれば、該携帯電話を折りたたんだとき、表示部14の
LCD表示面の一部と導光部材54の集光面54Aとが
相対する位置となる。よって、発光しているLCDバッ
クライトから発せられる光線の一部が、該導光部材54
の集光面54Aで集光され、蓋部材12の裏面へ導か
れ、撮像モジュール16で撮影される近接撮像領域を照
明することになる。
【0096】従って、上記第1の実施の形態のような光
学マウスとして使用した時の照明や、上記第2の実施の
形態のようなコード読取装置でのコード読み取り時の照
明として利用することができる。
【0097】なお、LCDのバックライトは、複数のL
EDからの光を拡散してLCD画面全体を均一に照明す
るような構成となっているものが多い。そこで、折りた
たみ時には、導光部材54と相対するLCD画面周辺を
照明するための一部のバックライト用のLEDのみを点
灯するようにして、消費電力の軽減を図るようにしても
良い。
【0098】以上のように、本第6の実施の形態によれ
ば、折りたたみ時に撮像する近接撮像領域は、本体の影
となり周囲光での照明が難しいため照明が必要となる
が、このとき、表示部14を構成するLCDのバックラ
イトを利用することで、新たに専用の照明を設ける必要
が無い。
【0099】また、蓋部材12が、例えば上記第4の実
施の形態のようにフリップ部もしくはスライド蓋等で薄
く、構造的に電気的配線が困難でLED等の発光部品を
取り付けられない場合であっても本構成は適用可能であ
る。
【0100】なお、光源は、表示部14を構成するLC
Dのバックライトに限らず、操作キー22のイルミネー
ション用に使用しているLEDの発光を利用することも
可能である。
【0101】以上実施の形態に基づいて本発明を説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可
能なことは勿論である。
【0102】ここで、本発明の要旨をまとめると以下の
ようになる。
【0103】(1) 筐体に、第1の光学系と、該第1
の光学系により結像された物点からの光を受光して対応
する撮像信号を出力する撮像素子と、を配設したカメラ
機能を有する携帯型情報端末機器において、上記第1の
光学系とは異なる第2の光学系を所定の位置に配設した
当該機器のための蓋部材を、上記第1の光学系の光軸と
上記第2の光学系の光軸とが略一致する位置を含む所定
の位置間で上記筐体に対して相対的に変位可能なように
当該筐体に結合し、上記筐体と上記蓋部材とを相対的に
変位させて上記第1の光学系の光軸と上記第2の光学系
の光軸とを略一致させたとき、上記第1の光学系と上記
第2の光学系とによる合成光学系の光学特性が、上記第
1の光学系の光学特性と異なるように構成したことを特
徴とするカメラ機能を有する携帯型情報端末機器。
【0104】即ち、筐体と蓋部材との相対的移動に伴っ
て、蓋部材に設けられた第2の光学系としてのアダプタ
光学系によりシステム全体の光学性能が変化するように
なっているので、蓋部材を動かす動作と光学特性を変え
るという動作を簡単に連動させることができる。
【0105】(2) 上記蓋部材は、上記第1の光学系
の光軸と上記第2の光学系の光軸とが略一致する位置
と、これらの両光学系の光軸が一致しない位置との間で
上記筐体に対して相対的に変位可能なように当該筐体に
結合されていることを特徴とする(1)に記載のカメラ
機能を有する携帯型情報端末機器。
【0106】即ち、第2の光学系としてのアダプタ光学
系の光軸を第1の光学系の光軸と簡単に一致させること
ができる。
【0107】(3) 上記第1の光学系の光軸と上記第
2の光学系の光軸とが略一致する位置が、上記蓋部材を
上記筐体に対して閉蓋した状態の位置であることを特徴
とする(2)に記載のカメラ機能を有する携帯型情報端
末機器。
【0108】即ち、蓋部材を閉じるという相対的動作に
よって第2の光学系としてのアダプタ光学系を装着で
き、更に、該蓋部材が第1の光学系の保護カバーを兼ね
られるようになる。
【0109】(4) 上記光学特性は、合焦時における
物点の位置に関する特性であることを特徴とする
(1)、(2)又は(3)に記載のカメラ機能を有する
携帯型情報端末機器。
【0110】即ち、筐体と蓋部材との相対的移動によっ
て、カメラを直視から側視タイプに切り替えられるよう
になったり、焦点の合う位置を変えることができるよう
になる。
【0111】(5) 上記光学特性は、倍率又は画角を
含むことを特徴とする(1)、(2)、(3)又は
(4)に記載のカメラ機能を有する携帯型情報端末機
器。
【0112】即ち、筐体と蓋部材との相対的移動によっ
て光学倍率が変動するような所謂テレコンバータやワイ
ドコンバータが実現できる。
【0113】(6) 上記筐体と上記蓋部材とを互いに
回動軸を介して所定の方向に回動可能に結合したことを
特徴とする請求項(1)、(2)、(3)、(4)又は
(5)に記載のカメラ機能を有する携帯型情報端末機
器。
【0114】即ち、筐体と蓋部材との相対的な変位動作
を簡単な構成で実現でき、第1の光学系の光軸と第2の
光学系の光軸とを簡単に一致させることができる。
【0115】(7) 上記筐体と上記蓋部材とを互いに
スライド係合部を介して所定の方向に摺動可能に結合し
たことを特徴とする(1)、(2)、(3)、(4)又
は(5)に記載のカメラ機能を有する携帯型情報端末機
器。
【0116】即ち、筐体と蓋部材との相対的な変位動作
を簡単な構成で実現でき、第1の光学系の光軸と第2の
光学系の光軸とを簡単に一致させることができる。
【0117】(8) 上記第1の光学系の光軸と上記第
2の光学系の光軸との略一致を検出して、又は上記第1
の光学系の光軸と上記第2の光学系の光軸とを略一致さ
せるための動作を検出して、上記第1の光学系のみを用
いた撮像に適する第1の撮像モードとは異なる、上記合
成光学系を用いた撮像に適する第2の撮像モードを設定
する手段を更に具備することを特徴とする(1)、
(2)、(3)、(4)、(5)、(6)又は(7)に
記載のカメラ機能を有する携帯型情報端末機器。
【0118】即ち、筐体と蓋部材との相対的移動によっ
て自動的にカメラのモード切り替えが実現できるので、
例えば、蓋部材が開いていて携帯電話の通話状態で自分
の顔を撮像して相手に送信するような所謂ビデオフォン
的なカメラのモードと、蓋部材を閉じていて即ち通話し
ていないときに景色を撮影するような所謂一般的なカメ
ラとしてのモード或いは近接撮影のためのモードとを自
動的に切り替えることができる。
【0119】(9) 上記第1の撮像モードが遠点側物
点の撮像に適した撮像モードであり、上記第2の撮像モ
ードが近点側物点の撮像に適した撮像モードであること
を特徴とする(8)に記載のカメラ機能を有する携帯型
情報端末機器。
【0120】即ち、近点カメラモードを有するので、ス
イッチ投入による動作開始時の操作者認証カメラとして
指紋や顔画像を取り込むようにして、認証完了してから
蓋を開いて通常の利用ができるようになるといった使い
方ができる。
【0121】(10) 上記第2の撮像モードは、異な
る時点において撮像された各被写体画像から自己の相対
的な移動方向と移動距離とを検出することにより自己の
現時点での相対的位置情報を求める位置情報検出モード
を含むことを特徴とする(9)に記載のカメラ機能を有
する携帯型情報端末機器。
【0122】即ち、情報端末機器は、動きを検出しその
動きベクトルを求めることができるようになるので、P
DAにおける入力機器やポインティングデバイスとして
利用できるようになる。
【0123】(11) 上記位置情報検出モードにおい
て求められた相対的位置情報を外部機器に対して出力す
るための出力手段を更に具備することを特徴とする(1
0)に記載のカメラ機能を有する携帯型情報端末機器。
【0124】即ち、情報端末機器をPC等のマウスとし
て利用することができるようになる。
【0125】(12) 上記第2の撮像モードは、デー
タが光学的に読み取り可能なコードで記録された記録媒
体から上記コードを撮像して上記データを再生するコー
ド読取モードを含むことを特徴とする(9)に記載のカ
メラ機能を有する携帯型情報端末機器。
【0126】即ち、情報端末機器をバーコードやドット
コードの読取装置として利用することができる。
【0127】(13) 上記第2の撮像モードにおいて
近点側物点を照明するための照明部を、上記蓋部材に配
設したことを特徴とする(9)に記載のカメラ機能を有
する携帯型情報端末機器。
【0128】即ち、近接撮影において外部照明が当たり
にくくなる場合でも、照明を利用して好適に撮影ができ
る。
【0129】(14) 上記筐体又は上記蓋部材の少な
くとも何れか一方に所定の情報を表示するための表示部
を更に配設し、上記照明部が、上記表示部で利用される
光を上記近点側物点に導くための導光部材を含むことを
特徴とする(13)に記載のカメラ機能を有する携帯型
情報端末機器。
【0130】即ち、LCD等のバックライト等、表示部
での光を照明としても利用できるようになる。
【0131】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
容易にカメラの光学特性を変化させ、当該機器の用途を
広げることが可能な、カメラ機能を有する携帯型情報端
末機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1の実施の形態に係るカメ
ラ機能を有する携帯型情報端末機器としての折りたたみ
式の携帯電話の外観を示す図であり、(B)は該携帯電
話を折りたたんだ時の撮像モジュールとアダプタ光学系
との位置関係を説明するための図である。
【図2】(A)は撮影モジュールの光学特性を説明する
ための図であり、(B)は折りたたみ時の撮像モジュー
ルとアダプタ光学系との合成光学特性を説明するための
図である。
【図3】(A)は別のレンズ構成による撮影モジュール
の光学特性を説明するための図であり、(B)乃至
(D)はそれぞれ異なる構成のアダプタ光学系による折
りたたみ時の撮像モジュールとアダプタ光学系との合成
光学特性をそれぞれ説明するための図である。
【図4】(A)は光学マウスの原理を説明するための光
学マウスの撮像部の構成図、(B)は光学マウスの電気
的な構成を示すブロック図、(C)は動きベクトルを説
明するための図である。
【図5】(A)は第1の実施の形態における折りたたみ
式の携帯電話を光学マウスとしての使用状態を示す図で
あり、(B)はその場合の照明用LEDの配置を説明す
るための図である。
【図6】光学マウスとして機能する携帯電話のブロック
構成図である。
【図7】(A)は光学マウスとして機能する携帯電話の
動作フローチャートを示す図であり、(B)は変形例を
説明するための動作フローチャートを示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るカメラ機能を
有する携帯型情報端末機器としての折りたたみ式の携帯
電話をコード読取装置として機能させる際に、読み取ら
れるコードの一例としてのドットコードの物理フォーマ
ット構成を示す図である。
【図9】図8のドットコードを読み取るための従来のコ
ード読取装置のブロック構成図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係るカメラ機能
を有する携帯型情報端末機器としての折りたたみ式の携
帯電話の動作を説明するためのフローチャートを示す図
である。
【図11】(A)は本発明の第4の実施の形態に係るカ
メラ機能を有する携帯型情報端末機器としてのフリップ
タイプ携帯電話の外観を示す図であり、(B)及び
(C)は本発明の第4の実施の形態に係るカメラ機能を
有する携帯型情報端末機器としてのスライド蓋付きの携
帯電話の外観図及び断面図である。
【図12】本発明の第5の実施の形態に係るカメラ機能
を有する携帯型情報端末機器としての折りたたみ機構を
有する機器の外観を示す図である。
【図13】(A)は本発明の第6の実施の形態に係るカ
メラ機能を有する携帯型情報端末機器としての折りたた
み式の携帯電話の外観を示す図であり、(B)は該携帯
電話を折りたたんだ時の導光部材と表示部及びアダプタ
光学系との関係を説明するための図である。
【符号の説明】
10 筐体 11 回動軸 12 蓋部材 13 スライド係合部 14 表示部(バックライト付きLCD) 16 撮像モジュール 16A,26A,26B レンズ 16B 結像面 16C フィルタ又はカバーガラス 16D 固定絞り 16E 撮像素子 18 スピーカ 20 アンテナ 22 操作キー 24 マイク 26 アダプタ光学系 26C ミラー又は光学プリズム 28 折りたたみ検出スイッチ 30 折りたたみ検出スイッチ押下用突起 32 マウスボタン 34 照明用LED 36 CPU 38 画像処理部 40 メモリ 42 キー入力部 44 外部I/F 46 音声出力部 48 音声入力部 50 送受信部 52 照明用LED透過窓 54 導光部材 54A 集光面 54B 発光面(拡散面)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 17/04 G03B 17/04 17/12 17/12 A H04M 1/02 H04M 1/02 C 1/21 1/21 Z Fターム(参考) 2H044 AE00 HB02 2H100 AA31 AA32 AA33 AA61 BB05 BB06 CC01 CC07 2H101 BB00 DD02 DD03 DD04 DD09 DD21 DD41 DD42 DD65 EE04 EE05 EE11 EE12 EE51 EE52 EE53 EE55 EE62 EE63 FF00 5C022 AA12 AB15 AB44 AB62 AC03 AC06 AC21 AC32 AC42 AC54 AC72 AC77 AC78 CA02 5K023 AA07 DD08 MM00

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体に、第1の光学系と、該第1の光学
    系により結像された物点からの光を受光して対応する撮
    像信号を出力する撮像素子と、を配設したカメラ機能を
    有する携帯型情報端末機器において、 前記第1の光学系とは異なる第2の光学系を所定の位置
    に配設した当該機器のための蓋部材を、前記第1の光学
    系の光軸と前記第2の光学系の光軸とが略一致する位置
    を含む所定の位置間で前記筐体に対して相対的に変位可
    能なように当該筐体に結合し、 前記筐体と前記蓋部材とを相対的に変位させて前記第1
    の光学系の光軸と前記第2の光学系の光軸とを略一致さ
    せたとき、前記第1の光学系と前記第2の光学系とによ
    る合成光学系の光学特性が、前記第1の光学系の光学特
    性と異なるように構成したことを特徴とするカメラ機能
    を有する携帯型情報端末機器。
  2. 【請求項2】 前記蓋部材は、前記第1の光学系の光軸
    と前記第2の光学系の光軸とが略一致する位置と、これ
    らの両光学系の光軸が一致しない位置との間で前記筐体
    に対して相対的に変位可能なように当該筐体に結合され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のカメラ機能を
    有する携帯型情報端末機器。
  3. 【請求項3】 前記第1の光学系の光軸と前記第2の光
    学系の光軸とが略一致する位置が、前記蓋部材を前記筐
    体に対して閉蓋した状態の位置であることを特徴とする
    請求項2に記載のカメラ機能を有する携帯型情報端末機
    器。
  4. 【請求項4】 前記光学特性は、合焦時における物点の
    位置に関する特性であることを特徴とする請求項1乃至
    3の何れかに記載のカメラ機能を有する携帯型情報端末
    機器。
  5. 【請求項5】 前記光学特性は、倍率又は画角を含むこ
    とを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のカメラ
    機能を有する携帯型情報端末機器。
  6. 【請求項6】 前記筐体と前記蓋部材とを互いに回動軸
    を介して所定の方向に回動可能に結合したことを特徴と
    する請求項1乃至5の何れかに記載のカメラ機能を有す
    る携帯型情報端末機器。
  7. 【請求項7】 前記筐体と前記蓋部材とを互いにスライ
    ド係合部を介して所定の方向に摺動可能に結合したこと
    を特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のカメラ機
    能を有する携帯型情報端末機器。
  8. 【請求項8】 前記第1の光学系の光軸と前記第2の光
    学系の光軸との略一致を検出して、又は前記第1の光学
    系の光軸と前記第2の光学系の光軸とを略一致させるた
    めの動作を検出して、前記第1の光学系のみを用いた撮
    像に適する第1の撮像モードとは異なる、前記合成光学
    系を用いた撮像に適する第2の撮像モードを設定する手
    段を更に具備することを特徴とする請求項1乃至7の何
    れかに記載のカメラ機能を有する携帯型情報端末機器。
  9. 【請求項9】 前記第1の撮像モードが遠点側物点の撮
    像に適した撮像モードであり、前記第2の撮像モードが
    近点側物点の撮像に適した撮像モードであることを特徴
    とする請求項8に記載のカメラ機能を有する携帯型情報
    端末機器。
  10. 【請求項10】 前記第2の撮像モードは、異なる時点
    において撮像された各被写体画像から自己の相対的な移
    動方向と移動距離とを検出することにより自己の現時点
    での相対的位置情報を求める位置情報検出モードを含む
    ことを特徴とする請求項9に記載のカメラ機能を有する
    携帯型情報端末機器。
  11. 【請求項11】 前記位置情報検出モードにおいて求め
    られた相対的位置情報を外部機器に対して出力するため
    の出力手段を更に具備することを特徴とする請求項10
    に記載のカメラ機能を有する携帯型情報端末機器。
  12. 【請求項12】 前記第2の撮像モードは、データが光
    学的に読み取り可能なコードで記録された記録媒体から
    前記コードを撮像して前記データを再生するコード読取
    モードを含むことを特徴とする請求項9に記載のカメラ
    機能を有する携帯型情報端末機器。
  13. 【請求項13】 前記第2の撮像モードにおいて近点側
    物点を照明するための照明部を、前記蓋部材に配設した
    ことを特徴とする請求項9に記載のカメラ機能を有する
    携帯型情報端末機器。
  14. 【請求項14】 前記筐体又は前記蓋部材の少なくとも
    何れか一方に所定の情報を表示するための表示部を更に
    配設し、 前記照明部が、前記表示部で利用される光を前記近点側
    物点に導くための導光部材を含むことを特徴とする請求
    項13に記載のカメラ機能を有する携帯型情報端末機
    器。
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