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JP2003067688A - 非接触通信媒体及びその製造方法 - Google Patents

非接触通信媒体及びその製造方法

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Publication number
JP2003067688A
JP2003067688A JP2001251771A JP2001251771A JP2003067688A JP 2003067688 A JP2003067688 A JP 2003067688A JP 2001251771 A JP2001251771 A JP 2001251771A JP 2001251771 A JP2001251771 A JP 2001251771A JP 2003067688 A JP2003067688 A JP 2003067688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna coil
communication medium
contact communication
metal wire
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001251771A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Iohara
勉 庵原
Hideo Takahashi
英夫 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
NEC Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Tokin Corp filed Critical NEC Tokin Corp
Priority to JP2001251771A priority Critical patent/JP2003067688A/ja
Publication of JP2003067688A publication Critical patent/JP2003067688A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信能力の高いアンテナコイルを容易に、安
定して低コストで製造できる非接触通信媒体及びその製
造方法を提供する。 【解決手段】 本発明の非接触通信媒体は、PET−G
からなるカード基材の上に、アンテナコイル2が形成さ
れたインレットシートを配し、更に、その上に上層基板
と、PET−Gからなる最表面層となるカード基材が配
置され、一体化されている。アンテナコイル2を形成す
る際、断面形状が矩形の銅からなる金属線をノズルNか
ら射出しながらを順次形成する。上方からインレットシ
ートの主表面に垂直に押しつけられた巻きピンPに沿っ
て折り曲げる。この折り曲げ部分では押しピンAで下方
に押しつけて、平らに整形しながら巻線する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触でデータの
読み出し書き込みを行う、非接触通信媒体及びその製造
方法に関するものであり、より具体的には、送受信用ア
ンテナコイルの構造とその形成方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、外部装置との信号交換を、電磁波
を利用して行う非接触方式の通信媒体が、種々の分野で
使用されている。この非接触方式の通信媒体は、基本的
に、データの処理や記憶を行うICモジュール(半導体
集積回路)と、信号交換を行う送受信用アンテナコイル
とからなる。
【0003】従来、上記送受信用アンテナコイルは、断
面が円形状の導線を直接、機械的に巻く方法や、導体膜
をフォトグラフィー手法によって選択的にエッチングし
て形成する方法や、印刷マスクによる方法等があった。
【0004】例えば、アンテナコイルを機械的に巻く方
法では、従来の非接触通信媒体は、次のように製造され
る。まず、図4(a)に示すように、インレットシート
1の主表面に断面が円形状の導線を直接機械的に巻いて
アンテナコイル12を形成する。次に、図4(b)に示
すように、このインレットシート1上に、上層基板5を
接着剤等で貼り合わせる。次いで、図4(c)に示すよ
うに、配線基板9上にICチップを搭載し、エポキシ樹
脂等のモールド樹脂11で固めて一体化した構造のIC
モジュール7を、アンテナコイルの接続端子12aの領
域に、導電性接着剤4を塗布した後、図4(d)に示す
ように、嵌め込む。最後に、図4(e)に示すように、
支持体としてカード基材8、13で上下から挟み込んで
従来の非接触通信媒体が得られる。
【0005】しかしながら、この従来の機械的に巻く方
法では、生産コストの点では有利ではあるが、アンテナ
コイルの断面積が小さいので、電波の受信面積が狭く、
受信能力が不十分なため、カードと外部装置との通信距
離が短いという問題点があった。又、エッチングによる
方法では、アンテナコイルの受信面積が広く、受信能力
は高いが、生産コストが高いという問題点があった。更
に、印刷による方法では、アンテナコイルの受信面積は
広く受信能力は高いが、印刷膜を安定して形成すること
が困難で、特性が不安定である上、歩留まりが低い分、
コストも高くなるという問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、上
述のような従来の問題点を克服し、受信能力の高いアン
テナコイルを容易に、安定して低コストで製造できる非
接触通信媒体及びその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の手段を
採ることにより、目的とする非接触通信媒体及びその製
造方法を得ようとするものである。即ち、本発明は、送
受信用アンテナコイルとICモジュールとを具備する非
接触通信媒体において、前記アンテナコイルは、平角金
属線からなることを特徴とする非接触通信媒体である。
【0008】又、本発明は、前記平角金属線におけるイ
ンレットシートと反対側の面が該シートの前記アンテナ
コイルが形成される表面に対し、平行に形成されている
ことを特徴とする上記非接触通信媒体である。
【0009】そして又、本発明は、前記アンテナコイル
を、前記シートの前記アンテナコイルが形成する表面に
対し垂直に押し当てられた巻きピンに沿って前記平角金
属線を順次巻き付けて形成することを特徴とする上記非
接触通信媒体の製造方法である。
【0010】更に、本発明は、前記巻きピンに前記平角
金属線を巻き付ける際、前記平角金属線における前記シ
ートと反対側の面を押さえ、折り曲げた部分を平坦に形
成することを特徴とする上記非接触通信媒体の製造方法
である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面を参照しながら詳述する。
【0012】図1は、本発明の非接触通信媒体の基本的
構成の概略を示す斜視図である。図1に示すように、本
発明の非接触通信媒体は、ポリエチレンテレフタレート
(以下、PET−Gと略称する)からなるカード基材8
の上に、アンテナコイル2が形成された、インレットシ
ート1を配し、更に、その上に上層基板5と、PET−
Gからなる最表面層となるカード基材13が配置され、
一体化されている。
【0013】ICモジュール7は、樹脂モールド11が
インレットシート1に形成されている貫通穴3に、又、
配線基板9が上層基板5に形成されている貫通穴6に嵌
め込まれる。
【0014】図2は、図1の本発明の非接触通信媒体の
製造プロセスの概略を説明するための断面図である。図
2(a)は、インレットシート1の主表面に、断面が平
角形状の金属線を直接機械的に巻き込んで形成したアン
テナコイル2及びその接続端子2aを示している。
【0015】図2(b)は、上層基板5を、熱圧着か接
着剤でインレットシート1の上に張り合わせた状態を示
している。位置整合しているので、アンテナコイル2の
接続端子2aが貫通穴6の領域に露出されている。
【0016】図2(c)は、図2(b)で露出されたア
ンテナコイルの接続端子2a領域に、導電性接着剤4
を、ディスペンサーにより定量塗布した後、ICモジュ
ール7を位置整合して対向させた状態を示している。
尚、ICモジュール7は、ウレタン材等からなる、配線
基板9上にICチップを搭載し、エポキシ樹脂等のモー
ルド樹脂11で固めて一体化した構造である。10は、
ICモジュールのアンテナ端子である。
【0017】図2(d)は、図2(c)の状態で、IC
モジュール7をしっかりと嵌め込み、アンテナコイルの
接続端子2aとICモジュールのアンテナ端子10とを
接合した状態を示している。
【0018】図2(e)は、最後に支持体としてのカー
ド基材8、13で上下から挟み込んで、本発明の非接触
通信媒体を完成した状態を示している。
【0019】次に、本発明の特徴である平角金属線によ
るアンテナコイルの形成方法につき図3で、その実施形
態について述べる。断面形状が矩形の銅を代表とする、
金属線をノズルNから射出しながらアンテナコイル2を
順次形成していくが、金属線の方向転換に際しては、上
方からインレットシートの主表面に垂直に押しつけられ
た巻きピンPに沿って巻線が進行していく。なお、コー
ナー部では平角形状が扁平であるほど、線のめくれ上が
りを生じやすいため、押しピンAで下方に押しつけて、
平らに整形しながら巻く。
【0020】平角金属線の表面はウレタン樹脂等の絶縁
皮膜によって被覆されているものを使用することで、コ
イルの交差部分は、特に絶縁対策のための処理プロセス
を講じなくともよいし、又、コイル間の間隙も小さくで
き、密に巻くことが極めて容易となる。
【0021】アンテナコイルのインレットシートへの固
着は、平角金属線でコイルを巻線しながら熱圧着治具で
一端から順に固着してもよいし、コイルパターン全体が
でき上がってから、平板状加熱治具で行ってもよい。
【0022】
【発明の効果】以上、説明した本発明によれば、断面が
円形状の従来のアイテナコイルに比べ、線材の高さを変
えないで、断面積を大きくでき、又絶縁被覆された線材
を用いることで、高密度に巻くことが可能であるため、
受信面積を大きく取れるようになる。
【0023】又、製造コストの点でも、直接機械的にア
ンテナコイルを形成できるため、他のエッチング方式
や、印刷方式に比べ、はるかに有利である上に、特性面
でも極めて安定した非接触通信媒体を得ることが可能と
なる。
【0024】本発明は、非接触のみならず、非接触と接
触の両機能を兼ね備えた通信媒体等のアンテナコイルに
よって、データを送受信するいかなる媒体及び装置に対
して、適用可能であることは、当然のことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非接触通信媒体の基本構成の概略を示
す斜視図。
【図2】本発明の非接触通信媒体のプロセスの概略を説
明するための断面図。
【図3】本発明のアンテナコイルの形成方法の概略を説
明するための斜視図。
【図4】従来の非接触通信媒体のプロセスの概略を説明
するための断面図。
【符号の説明】
1 インレットシート 2,12 アンテナコイル 2a,12a アンテナコイルの接続端子 3,6 貫通穴 4 導電性接着剤 5 上層基板 7 ICモジュール 8,13 カード基材 9 配線基板 10 ICモジュールのアンテナ端子 11 モールド樹脂 A 押しピン N ノズル P 巻きピン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送受信用アンテナコイルとICモジュー
    ルとを具備する非接触通信媒体において、前記アンテナ
    コイルは、平角金属線からなることを特徴とする非接触
    通信媒体。
  2. 【請求項2】 前記平角金属線におけるインレットシー
    トと反対側の面が該シートの前記アンテナコイルが形成
    される表面に対し、平行に形成されていることを特徴と
    する請求項1記載の非接触通信媒体。
  3. 【請求項3】 前記アンテナコイルを、前記シートの前
    記アンテナコイルが形成する表面に対し垂直に押し当て
    られた巻きピンに沿って前記平角金属線を順次巻き付け
    て形成することを特徴とする請求項1又は2記載の非接
    触通信媒体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記巻きピンに前記平角金属線を巻き付
    ける際、前記平角金属線における前記シートと反対側の
    面を押さえ、折り曲げた部分を平坦に形成することを特
    徴とする請求項3記載の非接触通信媒体の製造方法。
JP2001251771A 2001-08-22 2001-08-22 非接触通信媒体及びその製造方法 Pending JP2003067688A (ja)

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