JP2003066218A - カラーフィルタの欠陥修復方法 - Google Patents
カラーフィルタの欠陥修復方法Info
- Publication number
- JP2003066218A JP2003066218A JP2001257160A JP2001257160A JP2003066218A JP 2003066218 A JP2003066218 A JP 2003066218A JP 2001257160 A JP2001257160 A JP 2001257160A JP 2001257160 A JP2001257160 A JP 2001257160A JP 2003066218 A JP2003066218 A JP 2003066218A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- colored
- color filter
- colored portion
- color
- defect
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Ink Jet (AREA)
- Optical Filters (AREA)
Abstract
物の混入、付着といった欠陥を良好に修復する。 【解決手段】 欠陥が生じた着色画素の着色部を画素単
位で除去し、インクジェット方式によって該除去領域に
インクを付与して硬化させ、新たな着色部を形成する。
Description
ーソナルコンピュータ、パチンコ遊技台等に使用される
カラー液晶ディスプレイの構成部材であるカラーフィル
タの欠陥修復方法に関する。
特に携帯用パーソナルコンピュータの発達に伴い、液晶
ディスプレイ、とりわけカラー液晶ディスプレイの需要
が増加する傾向にある。しかしながら、さらなる普及の
ためには液晶ディスプレイのコストダウンが必要であ
り、特にコスト的に比重の高いカラーフィルタのコスト
ダウンに対する要求が高まっている。
ルタは、一般に透明基板上にR(赤)、G(緑)、B
(青)の着色部を形成する一方、表示コントラストを高
めるためにブラックマトリクスが形成され、上記着色部
の該ブラックマトリクスの開口部に重複する領域をもっ
て着色画素が規定される。上記ブラックマトリクスとし
ては、Cr等金属薄膜をパターニングしたものが一般的
であるが、近年は黒色レジストなどにより形成される樹
脂ブラックマトリクスも用いられている。また、着色部
上には、平滑性改善のため、アクリル系樹脂やエポキシ
系樹脂からなる保護層が形成される。
しては、従来から種々の方法が知られており、一般的な
方法としては、染色法、顔料分散法、電着法、印刷法な
どが挙げられる。このうち、染色法とは、透明基板上に
染色用の材料である水溶性高分子材料を塗布し、フォト
リソグラフィを用いて所定の形状にパターニングした
後、染色液に浸漬して着色する工程をR、G、Bについ
て繰り返し、着色部を形成する方法である。顔料分散法
とは、透明基板上に顔料を分散した感光性樹脂材料をス
ピンコーターなどにより塗布し、該塗布膜をパターニン
グする工程をR、G、Bについて繰り返し、着色部を得
る方法である。電着法とは、透明基板上に透明電極をパ
ターニングし、顔料、樹脂、電解液等の入った電着塗装
液に浸漬して着色する工程をR、G、Bについて繰り返
し、焼成して着色部を得る方法である。印刷法とは、顔
料が分散された熱硬化型樹脂を透明基板上にオフセット
印刷する工程をR、G、Bについて繰り返し、着色部を
形成する方法である。
は、R、G、Bの着色部を得るために、各色毎に同じ工
程を繰り返す必要があり、コストがかかることである。
また、工程数が多いことで製造歩留まりが良くないとい
う問題もある。
5205号公報、特開昭63−235901号公報、特
開平1−217320号公報等に、インクジェット方式
を用いたカラーフィルタの製造方法が開示されている。
この方法では、R、G、Bの各色のインクを同時に透明
基板上に吐出して着色部を形成するため、1工程で3色
の着色部を形成することができ、製造工程の簡略化とコ
ストダウンを図ることができる。また、工程数が少ない
ことから製造歩留まりを向上させることができる。
ジェット方式を用いたカラーフィルタの製造方法におい
ては、隣接する異なる色の着色部を形成するために付与
した異なる色のインク同士が混じり合う、いわゆる混色
が発生する場合があり、当該混色を発生したカラーフィ
ルタは不良品となるため、歩留まり低下の原因であっ
た。混色が発生したカラーフィルタは画像処理装置など
を用いた検出器で比較的容易に検出することができる。
ィルタに限らず、前記染色法、顔料分散法、電着法、印
刷法等によるカラーフィルタにおいても、夾雑物の着色
部内への混入、或いは付着によって、当該カラーフィル
タを組み込んだ液晶素子において、透過光の旋光性が変
化し、色ムラとなって視認されてしまう。また、特に着
色部上に付着した夾雑物が大きい場合、その上に保護層
や透明導電膜、配向膜を積層しても該夾雑物による突起
を平坦化しきれず、対向基板との間で短絡するという問
題を生じてしまう。従って、このような夾雑物が着色部
内に混入、或いは付着したカラーフィルタは不良品とし
て排除する必要があり、製造歩留まりを低下させる原因
であった。
ーザーリペア等により欠陥部分を除去する方法がとられ
ていたが、欠陥部分を除去した領域の濃度が周囲と異な
り、表示上影響を与えるといった問題を生じていた。
夾雑物の混入、付着、といったカラーフィルタの欠陥を
簡易に且つ良好に修復する方法を提供し、カラーフィル
タの製造歩留まり向上による液晶素子のコスト削減を図
ることにある。
に、ブラックマトリクスと、該ブラックマトリクスの開
口部に少なくとも重複する着色部とを有し、該ブラック
マトリクスの開口部内を着色画素とするカラーフィルタ
の欠陥修復方法であって、欠陥が発生した着色画素の着
色部を着色画素単位で除去し、該除去領域にインクジェ
ット方式により新たな着色部を形成することを特徴とす
るカラーフィルタの欠陥修復方法である。
法においては、上記欠陥が発生した着色画素に隣接する
欠陥を発生していない着色画素の着色部も着色画素単位
で除去し、該除去領域に新たな着色部を形成することが
好ましい。また、上記欠陥としては、混色、着色ムラ、
夾雑物の混入或いは付着、のいずれかが挙げられる。さ
らに、上記カラーフィルタが着色部上に保護層を有する
場合には、欠陥が発生した領域の着色部を、上記保護層
ごと除去する。
インクを付与することができるインクジェット方式を利
用し、欠陥が発生した着色画素の着色部を着色画素単位
で一旦除去した後、除去領域にインクジェット方式によ
り再度着色部を形成することに特徴を有する。本発明
は、上記した混色や夾雑物の混入或いは付着といった欠
陥以外にも、着色画素の濃度ムラといった従来のカラー
フィルタの問題にも対応することができる。
ジェット方式、染色法、顔料分散法、電着法、印刷法の
いずれの製造方法によるカラーフィルタであっても適用
されるが、インクジェット方式によるカラーフィルタの
場合、本来の製造工程と本発明による修復工程とが、同
じ製造装置、材料を用いて実施しうることから、全体の
コストを抑えることができ、好ましい。以下、インクジ
ェット方式によるカラーフィルタの製造方法について説
明する。
の製造方法としては、透明基板上にインク受容層を形成
し、該インク受容層にインクジェットヘッドよりインク
を吐出して着色し、着色部を形成する方法と、透明基板
上にブラックマトリクスを形成し、その開口部を被着色
部としてインクジェットヘッドより硬化型インクを吐出
して着色部を形成する方法が挙げられる。
に示す。図中、1は透明基板、2はブラックマトリク
ス、3は着色部、4は非着色部、31はインク受容層、
32はフォトマスク、33は被着色部、34はインク、
35は保護層である。尚、図3の(a)〜(d)はそれ
ぞれ、下記工程(a)〜(d)に対応する断面模式図で
ある。
明基板1としては、一般にガラスが用いられるが、カラ
ーフィルタの透明性を損なわず、強度等必要な特性を備
えたものであれば、プラスチック等も用いることができ
る。また、ブラックマトリクス2の膜厚は、通常0.1
〜0.5μm程度であり、透明基板1上にクロム等金属
をスパッタ或いは蒸着等により成膜し、フォトリソ工程
によりパターニングして得られる。また、ブラックマト
リクス2は金属以外にも黒色樹脂等を用いて形成しても
良い。
からなるインク受容層31を形成する。インク受容層3
1は、後述する工程において着色して着色部3を形成す
るための着色媒体であり、好ましくは、光照射或いは光
照射と熱処理によってインク受容能が変化する感光性樹
脂組成物で形成し、次工程においてパターン露光して混
色防止のための非着色部4を形成する。感光性として
は、ネガ型、ポジ型のいずれでも良く、具体的には、ア
クリル系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコーン樹脂、ヒド
ロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースな
どのセルロース誘導体或いはその変性物、アミド系樹
脂、フェノール系樹脂、ポリスチレン系樹脂などが必要
に応じて光開始剤(架橋剤)と併せて用いられる。光開
始剤としては、重クロム酸塩、ビスアジド化合物、ラジ
カル系開始剤、カチオン系開始剤、アニオン系開始剤等
が使用可能であり、さらには、これらの光開始剤を混合
して、或いは他の増感剤と組み合わせて使用することが
できる。さらに、オニウム塩などの光酸発生剤を架橋剤
として使用することも可能である。本実施形態は、光照
射によりインク受容能を消失(或いは低減)する、ネガ
型の樹脂組成物を用いた例を示す。
ロールコート、バーコート、スプレーコート、ディップ
コート等の方法により透明基板1上に塗布し、必要に応
じてプリベークしてインク受容層31とする。インク受
容層31の厚さは、通常0.3〜3.0μm程度であ
る。
は、フォトマスク32を用いて、インク受容層31をパ
ターン露光し、露光部分のインク受容能を消失(或いは
低減)せしめて非着色部4を形成する。当該工程におい
て露光されなかった領域は被着色部33となる。非着色
部4はブラックマトリクス2に重なる位置に形成され、
特に、ブラックマトリクス2の開口部境界における白抜
けを防止する観点から、ブラックマトリクス2の幅より
も非着色部4が狭くなるように形成することが好まし
い。さらに、インクジェットヘッドの走査方向に対して
は同じ色の着色画素が配置するため、走査方向に沿って
ドット状に配置したブラックマトリクスの開口部行に対
して、非着色部4を該開口部行を挟んで平行なストライ
プ状に形成することで、走査方向に平行なストライプ状
の被着色部33が形成され、着色時にインク34を該被
着色部33に連続して吐出できるため、好ましい。
部4が撥インク性を発現するような成分をインク受容層
31に付与しておくことも好ましく適用される。また、
露光によりインク受容能が発現(或いは増加)するポジ
型の樹脂組成物を用いた場合には、逆のパターンで露光
すればよい。
パターンに沿って、所定の色のインク34を被着色部3
3に吐出し、着色する。
方式としては、エネルギー発生素子として電気熱変換体
を用いたバブルジェット(登録商標)タイプ、或いは、
圧電素子を用いたピエゾジェットタイプ等が使用可能で
あり、着色面積及び着色パターンは任意に設定すること
ができる。
着色に用いられるインク34は、染料或いは顔料等着色
剤を含有し、吐出時に液状であるものであれば、いずれ
でも好ましく用いられる。
全体を硬化させ、非着色部3と着色部4からなる着色層
を形成する。
5を形成し、カラーフィルタを得る。保護層35は光硬
化型、熱硬化型、或いは熱・光併用硬化型の樹脂組成物
層、或いは蒸着、スパッタ等によって形成された無機膜
等を用いることができる。いずれの場合もカラーフィル
タとしての透明性を有し、その後のITO形成工程、配
向膜形成工程等に耐えるものであれば使用することがで
きる。
カラーフィルタの製造方法において前記した硬化型イン
クを用いて着色部を形成する方法の工程を模式的に示
す。図中、41はブラックマトリクス、42は硬化型イ
ンク、43は着色部で、図3と同じ部材には同じ符号を
付して説明を省略する。尚、図4の(a)〜(c)はそ
れぞれ、下記工程(a)〜(c)に対応する断面図であ
る。
る。該ブラックマトリクス41は、後述する硬化型イン
ク42を収納するための隔壁としても作用する部材であ
り、通常黒色樹脂で形成される。具体的には、市販され
ている黒色顔料含有レジストを用い、一般的なフォトリ
ソグラフィによりパターニングして形成することができ
る。また、ブラックマトリクス41には、後述する硬化
型インク41を吐出した際の混色を防止する上で撥イン
ク性を付与しておくのが好ましい。ブラックマトリクス
41の厚さは隔壁作用及び遮光作用を考慮すると0.5
μm以上が好ましい。また、ブラックマトリクス41の
素材としては、黒色顔料含有レジストの他に、クロム、
酸化クロム等の金属或いは酸化金属膜を用いることがで
き、上記したように0.5μm以上の厚みを得るため
に、その上部にシリコーンゴム等の層を設けることが好
ましい。
ンクジェットヘッド(図示しない)より、所定の着色パ
ターンに沿って、所定の色の硬化型インク42を吐出す
る。ここで用いられる硬化型インク42は、熱処理或い
は光照射等エネルギー付与により硬化するバインダー成
分と、着色剤とを含み、該バインダー成分としては、熱
硬化型或いは光硬化型の樹脂材料が好ましく用いられ
る。例えば熱硬化型の樹脂組成物としては、公知の樹脂
と架橋剤の組み合わせが使用でき、具体的には、メラミ
ン樹脂、水酸基或いはカルボキシル基含有ポリマーとメ
ラミン、水酸基或いはカルボキシル基含有ポリマーと多
官能エポキシ化合物、水酸基或いはカルボキシル基含有
ポリマーと繊維素反応型化合物、エポキシ樹脂とレゾー
ル型樹脂、エポキシ樹脂とアミン類、エポキシ樹脂とカ
ルボン酸または酸無水物、エポキシ化合物などが挙げら
れる。また、光硬化型樹脂組成物としては、市販のネガ
型レジストが好適に用いられる。
ることができる。特に、インクジェット方式に用いる場
合の吐出性の面から、水及び水溶性有機溶剤の混合溶媒
が好ましく用いられる。
の特性を持たせるために、界面活性剤、消泡剤、防腐剤
等を用いることができ、さらに、市販の水溶性染料など
を添加することもできる。
ち、水或いは水溶性有機溶剤に溶解しないものでも安定
に吐出可能なものであれば、水や水溶性有機溶剤以外の
溶媒を用いてもかまわない。また、特に光により重合す
るタイプの硬化性化合物を用いる場合には、染料をモノ
マーに溶解した無溶剤タイプとすることもできる。
42を硬化させ、着色部43を形成し、必要に応じて着
色部43上に保護層35を形成し、カラーフィルタを得
る。
タを用いた液晶素子の構成例の断面模式図を図5、図6
に示す。図中、50は共通電極、51は対向基板、52
は画素電極、53、54は配向膜、55は液晶であり、
図3、図4と同じ部材には同じ符号を付して説明を省略
する。
タ側の基板1と対向基板51とを合わせ込み、液晶55
を封入することにより形成される。液晶素子の一方の基
板51の内側に、TFT(不図示)と画素電極52がマ
トリクス状に形成されている。また、カラーフィルタ側
の基板1の内側には、画素電極52に対向する位置に、
R、G、Bが配列するように、カラーフィルタの着色部
3、43が形成され、その上に透明な共通電極50が形
成される。さらに、両基板の面内には配向膜53、54
が形成されており、液晶分子を一定方向に配列させてい
る。これらの基板は、スペーサー(不図示)を介して対
向配置され、シール材(不図示)によって貼り合わさ
れ、その間隙に液晶55が充填される。
51及び画素電極52を透明素材で形成し、それぞれの
基板の外側に偏光板を接着し、一般的に蛍光灯と散乱板
を組み合わせたバックライトを用い、液晶化合物をバッ
クライトの光の透過率を変化させる光シャッターとして
機能させることにより表示を行う。また、反射型の場合
には、基板51或いは画素電極52を反射機能を備えた
素材で形成するか、或いは、基板51上に反射層を設
け、透明基板1の外側に偏光板を設け、カラーフィルタ
側から入射した光を反射して表示を行う。
カラーフィルタ上には共通電極50が形成されている
が、該カラーフィルタを対向基板51として用いること
も可能である。
方法について、実施形態を挙げて説明する。
復方法のフローチャートであり、図2は、図3の工程で
着色部を形成したカラーフィルタの欠陥を修復する実施
形態の工程図である。図中、1は透明基板、2はブラッ
クマトリクス、3は着色部、4は非着色部、5は夾雑
物、6は着色部3の除去領域、7は再形成された着色部
である。以下に各工程について説明する。尚、図2の
(a)〜(c)はそれぞれ、下記工程(a)〜(c)に
対応する断面図である。
及び欠陥検出を行い、合否を判定する。本例のカラーフ
ィルタは、着色部3がブラックマトリクス2の開口部よ
りも広く形成されているため、着色画素は該着色部3の
うち、ブラックマトリクス2の開口部内の領域をもって
規定される。尚、図4の工程によって製造されるカラー
フィルタの場合には、着色部43全体が着色画素であ
る。
色ムラ、混色、夾雑物の混入、付着の有無を検出し、修
復が不要の場合には良品とし、欠陥が検出された場合に
は、以下に記載の工程に供する。
出し、着色画素単位で当該着色画素に対応する着色部3
を除去する。着色部3上に保護層が形成されている場合
には、保護層ごと着色部3を除去する。本発明において
着色画素単位で着色部3を除去する、とは、本例の如
く、着色部3がブラックマトリクス2の開口部よりも広
く形成されている場合であっても、着色部3内の該開口
部に対応する部分のみを除去すること、また、該開口部
内には着色部を残さないことを意味する。このように、
着色画素単位で着色部3を除去することにより、同一着
色画素内に部分的に修復された領域と修復前の領域が混
在することがなく、両領域の混在による濃度ムラの発生
等が防止される。また、欠陥が発生した着色画素に隣接
する着色画素についても同様に着色部3を除去し、後述
する工程により新たな着色部7を形成することにより、
修復領域を拡げて該修復領域を目立たなくすることがで
きる。
去方法としては、レーザーリペアによる方法が好ましく
用いられる。当該方法によれば、レーザー照射領域が局
部的な高温により蒸発し、着色画素に対応する着色部3
のみが除去される。尚、本発明では着色部3は着色画素
単位、即ちブラックマトリクス2の開口部内の着色部が
除去されるため、ブラックマトリクス2にレーザーが照
射されることがなく、ブラックマトリクス2の損傷によ
る開口率変動が防止される。また、この時、除去対象外
を保護するためのマスクを使用することにより、除去精
度を向上させることが好ましい。
な着色部7を形成する。具体的には、先の図4の工程に
おいて説明した硬化型インク42をインクジェットヘッ
ド(図示しない)から除去領域6に付与して硬化させ、
着色部7を形成する方法が、工程数が少ないことから好
ましい。また、本実施形態のカラーフィルタは図3の工
程で製造されたものであるため、図3の工程において説
明したインク受容層31の形成材料を除去領域6にイン
クジェットヘッドから付与し、インク34を付与して着
色することもできる。修復後のカラーフィルタの色ムラ
や濃度ムラを防止するためには、着色部3の形成に用い
た材料と同じ材料を用いて着色部7を形成することが望
ましい。また、予めダミーのカラーフィルタを用いて着
色部7を形成し、除去領域6に付与するインク7量を求
めておくことにより、修復精度を高めることができる。
場合には、着色部7上に同様の保護層を形成し、表面を
平坦化する。新たな保護層の形成方法としては、保護層
の材料にもよるが、インクジェット方式により保護層形
成材料を着色部7上に選択的に付与して形成することが
好ましい。
濃度及び欠陥の検出装置と、欠陥着色部の除去装置、修
復用のインクジェット記録装置において、互いに欠陥着
色画素の位置情報を共有しうることが好ましく、インク
ジェット記録装置を着色濃度や欠陥の検出機能を持たせ
た装置としても良い。
着色画素単位で修復を行うため、修復領域が目立たず、
カラーフィルタの製造歩留まりを向上させ、カラーフィ
ルタ製造用の原材料の無駄を削減することができる。よ
って、本発明の欠陥修復方法をカラーフィルタの製造工
程に組み込むことで、より安価にカラーフィルタを提供
することができ、カラー表示の液晶素子におけるコスト
削減を図ることができる。
ーチャートである。
施形態の工程図である。
造方法の一例の工程図である。
造方法の他の例の工程図である。
液晶素子の一例の断面模式図である。
液晶素子の一例の断面模式図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 透明基板上に、ブラックマトリクスと、
該ブラックマトリクスの開口部に少なくとも重複する着
色部とを有し、該ブラックマトリクスの開口部内を着色
画素とするカラーフィルタの欠陥修復方法であって、欠
陥が発生した着色画素の着色部を着色画素単位で除去
し、該除去領域にインクジェット方式により新たな着色
部を形成することを特徴とするカラーフィルタの欠陥修
復方法。 - 【請求項2】 上記欠陥が発生した着色画素に隣接する
欠陥を発生していない着色画素の着色部も着色画素単位
で除去し、該除去領域に新たな着色部を形成する請求項
1に記載のカラーフィルタの欠陥修復方法。 - 【請求項3】 上記欠陥が、混色、着色ムラ、夾雑物の
混入或いは付着、のいずれかである請求項1または2に
記載のカラーフィルタの欠陥修復方法。 - 【請求項4】 上記カラーフィルタが着色部上に保護層
を有し、欠陥が発生した着色画素の着色部を、上記保護
層ごと除去する請求項1〜3のいずれかに記載のカラー
フィルタの欠陥修復方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001257160A JP2003066218A (ja) | 2001-08-28 | 2001-08-28 | カラーフィルタの欠陥修復方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001257160A JP2003066218A (ja) | 2001-08-28 | 2001-08-28 | カラーフィルタの欠陥修復方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003066218A true JP2003066218A (ja) | 2003-03-05 |
JP2003066218A5 JP2003066218A5 (ja) | 2008-10-09 |
Family
ID=19084869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001257160A Pending JP2003066218A (ja) | 2001-08-28 | 2001-08-28 | カラーフィルタの欠陥修復方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003066218A (ja) |
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005107318A (ja) * | 2003-09-30 | 2005-04-21 | Dainippon Printing Co Ltd | カラーフィルタの製造方法およびカラーフィルタの欠陥除去装置 |
JP2006098760A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Sharp Corp | カラーフィルタ基板、液晶表示装置、カラーフィルタ基板の製造方法、及び、液晶表示装置の製造方法 |
WO2006134926A1 (ja) * | 2005-06-14 | 2006-12-21 | Sharp Kabushiki Kaisha | インク吐出装置およびインク吐出制御方法 |
JP2007086206A (ja) * | 2005-09-20 | 2007-04-05 | Sharp Corp | 欠陥画素修復装置、欠陥画素修復システム及び欠陥画素修復方法 |
JP2007086419A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Toppan Printing Co Ltd | 印刷物及びその製造方法。 |
WO2007052715A1 (ja) * | 2005-11-01 | 2007-05-10 | Sharp Kabushiki Kaisha | カラーフィルタ基板及びその製造方法 |
WO2007123076A1 (ja) | 2006-04-19 | 2007-11-01 | Sharp Kabushiki Kaisha | 液滴塗布装置 |
WO2007123148A1 (ja) | 2006-04-21 | 2007-11-01 | Sharp Kabushiki Kaisha | 欠陥修復装置、欠陥修復方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
WO2007123077A1 (ja) | 2006-04-19 | 2007-11-01 | Sharp Kabushiki Kaisha | 液滴塗布装置 |
WO2007129634A1 (ja) | 2006-05-08 | 2007-11-15 | Sharp Kabushiki Kaisha | 液滴塗布装置 |
WO2007132705A1 (ja) | 2006-05-12 | 2007-11-22 | Sharp Kabushiki Kaisha | 液滴吐出描画装置 |
WO2008084678A1 (ja) * | 2006-12-26 | 2008-07-17 | Sharp Kabushiki Kaisha | インク吐出装置 |
WO2008120569A1 (ja) * | 2007-03-22 | 2008-10-09 | Sharp Kabushiki Kaisha | インク吐出装置およびその制御方法 |
WO2008123468A1 (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Sharp Kabushiki Kaisha | インク吐出装置、インク吐出方法、および表示装置 |
JP2009163143A (ja) * | 2008-01-09 | 2009-07-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 高色濃度カラーフィルタ、およびその修正方法 |
JP2009271452A (ja) * | 2008-05-09 | 2009-11-19 | Hitachi High-Technologies Corp | カラーフィルタの着色パターン修正装置及び着色パターン修正方法 |
CN101846842B (zh) * | 2009-03-25 | 2011-09-07 | 华映视讯(吴江)有限公司 | 彩色滤光基板的重工方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03274504A (ja) * | 1990-03-26 | 1991-12-05 | Toppan Printing Co Ltd | カラーフィルタの修正方法及び修正済みカラーフィルタ |
JPH04369604A (ja) * | 1991-06-19 | 1992-12-22 | Dainippon Printing Co Ltd | カラーフィルタの欠陥部修正方法 |
JPH09230128A (ja) * | 1996-02-23 | 1997-09-05 | Sharp Corp | カラーフィルタの欠陥修正方法および欠陥修正装置 |
JPH11271752A (ja) * | 1998-03-18 | 1999-10-08 | Seiko Epson Corp | カラーフィルターの修正方法及びカラーフィルターの製造方法 |
-
2001
- 2001-08-28 JP JP2001257160A patent/JP2003066218A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03274504A (ja) * | 1990-03-26 | 1991-12-05 | Toppan Printing Co Ltd | カラーフィルタの修正方法及び修正済みカラーフィルタ |
JPH04369604A (ja) * | 1991-06-19 | 1992-12-22 | Dainippon Printing Co Ltd | カラーフィルタの欠陥部修正方法 |
JPH09230128A (ja) * | 1996-02-23 | 1997-09-05 | Sharp Corp | カラーフィルタの欠陥修正方法および欠陥修正装置 |
JPH11271752A (ja) * | 1998-03-18 | 1999-10-08 | Seiko Epson Corp | カラーフィルターの修正方法及びカラーフィルターの製造方法 |
Cited By (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005107318A (ja) * | 2003-09-30 | 2005-04-21 | Dainippon Printing Co Ltd | カラーフィルタの製造方法およびカラーフィルタの欠陥除去装置 |
JP4526010B2 (ja) * | 2003-09-30 | 2010-08-18 | 大日本印刷株式会社 | カラーフィルタの製造方法およびカラーフィルタの欠陥除去装置 |
JP2006098760A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Sharp Corp | カラーフィルタ基板、液晶表示装置、カラーフィルタ基板の製造方法、及び、液晶表示装置の製造方法 |
JP4508806B2 (ja) * | 2004-09-29 | 2010-07-21 | シャープ株式会社 | カラーフィルタ基板、液晶表示装置、カラーフィルタ基板の製造方法、及び、液晶表示装置の製造方法 |
WO2006134926A1 (ja) * | 2005-06-14 | 2006-12-21 | Sharp Kabushiki Kaisha | インク吐出装置およびインク吐出制御方法 |
JP2007086206A (ja) * | 2005-09-20 | 2007-04-05 | Sharp Corp | 欠陥画素修復装置、欠陥画素修復システム及び欠陥画素修復方法 |
JP4704168B2 (ja) * | 2005-09-20 | 2011-06-15 | シャープ株式会社 | 欠陥画素修復装置、欠陥画素修復システム及び欠陥画素修復方法 |
JP2007086419A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Toppan Printing Co Ltd | 印刷物及びその製造方法。 |
WO2007052715A1 (ja) * | 2005-11-01 | 2007-05-10 | Sharp Kabushiki Kaisha | カラーフィルタ基板及びその製造方法 |
WO2007123077A1 (ja) | 2006-04-19 | 2007-11-01 | Sharp Kabushiki Kaisha | 液滴塗布装置 |
US8079662B2 (en) | 2006-04-19 | 2011-12-20 | Sharp Kabushiki Kaisha | Drop coating apparatus |
US8066367B2 (en) | 2006-04-19 | 2011-11-29 | Sharp Kabushiki Kaisha | Drop coating apparatus |
WO2007123076A1 (ja) | 2006-04-19 | 2007-11-01 | Sharp Kabushiki Kaisha | 液滴塗布装置 |
US8196543B2 (en) | 2006-04-21 | 2012-06-12 | Sharp Kabushiki Kaisha | Defect repairing apparatus, defect repairing method, program, and computer-readable recording medium |
WO2007123148A1 (ja) | 2006-04-21 | 2007-11-01 | Sharp Kabushiki Kaisha | 欠陥修復装置、欠陥修復方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
WO2007129634A1 (ja) | 2006-05-08 | 2007-11-15 | Sharp Kabushiki Kaisha | 液滴塗布装置 |
WO2007132705A1 (ja) | 2006-05-12 | 2007-11-22 | Sharp Kabushiki Kaisha | 液滴吐出描画装置 |
WO2008084678A1 (ja) * | 2006-12-26 | 2008-07-17 | Sharp Kabushiki Kaisha | インク吐出装置 |
WO2008120569A1 (ja) * | 2007-03-22 | 2008-10-09 | Sharp Kabushiki Kaisha | インク吐出装置およびその制御方法 |
WO2008123468A1 (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Sharp Kabushiki Kaisha | インク吐出装置、インク吐出方法、および表示装置 |
JP2009163143A (ja) * | 2008-01-09 | 2009-07-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 高色濃度カラーフィルタ、およびその修正方法 |
JP2009271452A (ja) * | 2008-05-09 | 2009-11-19 | Hitachi High-Technologies Corp | カラーフィルタの着色パターン修正装置及び着色パターン修正方法 |
CN101846842B (zh) * | 2009-03-25 | 2011-09-07 | 华映视讯(吴江)有限公司 | 彩色滤光基板的重工方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6042974A (en) | Production processes of color filter and liquid crystal display device | |
KR0175420B1 (ko) | 컬러 필터, 그의 제조 방법, 액정 디스플레이 패널 및 그 패널이 장착된 정보 처리 장치 | |
JP3927654B2 (ja) | カラーフィルタおよび液晶表示装置の製造方法 | |
JP2003066218A (ja) | カラーフィルタの欠陥修復方法 | |
KR100356262B1 (ko) | 컬러 필터, 컬러 필터의 생산 공정, 컬러 필터를 사용한 액정디스플레이 장치, 및 블랙 매트릭스의 생산 공정 | |
JPH1184121A (ja) | カラーフィルタ基板とその製造方法、該基板を用いた液晶素子 | |
JPH08327817A (ja) | カラーフィルタ及びその製造方法ならびに液晶表示装置 | |
JP2001083906A (ja) | スペーサー形成方法、スペーサー付カラーフィルタとその製造方法、該カラーフィルタを用いた液晶素子 | |
JP2002156520A (ja) | カラーフィルタとその製造方法、該カラーフィルタを用いた液晶素子 | |
JP3190219B2 (ja) | 液晶用カラーフィルターの製造方法及び液晶用カラーフィルター及び該カラーフィルターを具備する液晶パネル | |
JP2001183516A (ja) | カラーフィルタとその製造方法、該カラーフィルタを用いた液晶素子 | |
JP2001083499A (ja) | スペーサー付カラーフィルタとその製造方法、該カラーフィルタを用いた液晶素子 | |
JP4636648B2 (ja) | カラーフィルタの製造方法 | |
JP5008590B2 (ja) | 画像形成方法、並びにカラーフィルタ及び表示装置 | |
JPH0895024A (ja) | カラーフィルター、その製造方法、及び同カラーフィルターを組込んだ液晶表示パネル | |
JP2001154008A (ja) | カラーフィルタとその製造方法、該カラーフィルタを用いた液晶素子 | |
JPH08230314A (ja) | カラーフィルタの製造方法、カラーフィルタ及びこれを用いた液晶パネル | |
JP4432353B2 (ja) | カラーフィルタ及びその製造方法並びにカラーフィルタを用いた液晶素子 | |
JP2001109003A (ja) | スペーサー付カラーフィルタとその製造方法、該カラーフィルタを用いた液晶素子 | |
JP4320806B2 (ja) | 表示装置用カラーフィルタ及びその製造方法及び表示装置 | |
JPH10268285A (ja) | 液晶表示装置 | |
JPH0990117A (ja) | カラーフィルタの製造方法 | |
JP2003066220A (ja) | カラーフィルタとその製造方法、該カラーフィルタを用いた液晶素子 | |
JP3317354B2 (ja) | カラーフィルタの製造方法 | |
JP2000105309A (ja) | カラ―フィルタ製造装置、カラ―フィルタの製造方法及び液晶素子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080820 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080820 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110118 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20111101 |