JP2003061327A - 回転同期型パルス電動機 - Google Patents
回転同期型パルス電動機Info
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- JP2003061327A JP2003061327A JP2001287820A JP2001287820A JP2003061327A JP 2003061327 A JP2003061327 A JP 2003061327A JP 2001287820 A JP2001287820 A JP 2001287820A JP 2001287820 A JP2001287820 A JP 2001287820A JP 2003061327 A JP2003061327 A JP 2003061327A
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Landscapes
- Brushless Motors (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のパルス電動機の回転の原理としては固
定子巻線に直流電流を与え、そこに生ずる電磁力で回転
子を吸引して回転力を発生させいる。回転の原理から高
い回転速度、大きなトルクを得るのを目的とする電動機
ではない。本発明はパルス現象に秘蔵するエネルギーを
高度に利用することの目的としてパルス電動機をその手
段とするもので、汎用機器(家庭用から産業用)の動力
源として、且つ高効率省エネの動力源として回転同期型
パルス電動機を提供する。 【解決手段】 本発明の回転同期型パルス電動機は従来
のパルス電動機とは異なり対向磁極間で反発力を利用す
る。このために反発力の反動で生まれる慣性力と、磁極
と磁性体が回転接近するとき異極性磁化作用で生ずる吸
引力も利用する。有電力の反発回転力と無電力の慣性回
転力及び吸引回転力を回転の原理三要素とする回転同期
型パルス電動機を提供する。
定子巻線に直流電流を与え、そこに生ずる電磁力で回転
子を吸引して回転力を発生させいる。回転の原理から高
い回転速度、大きなトルクを得るのを目的とする電動機
ではない。本発明はパルス現象に秘蔵するエネルギーを
高度に利用することの目的としてパルス電動機をその手
段とするもので、汎用機器(家庭用から産業用)の動力
源として、且つ高効率省エネの動力源として回転同期型
パルス電動機を提供する。 【解決手段】 本発明の回転同期型パルス電動機は従来
のパルス電動機とは異なり対向磁極間で反発力を利用す
る。このために反発力の反動で生まれる慣性力と、磁極
と磁性体が回転接近するとき異極性磁化作用で生ずる吸
引力も利用する。有電力の反発回転力と無電力の慣性回
転力及び吸引回転力を回転の原理三要素とする回転同期
型パルス電動機を提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転同期型パルス電
動機の反発力、慣性力、吸引力の回転の原理及びその応
用技術に関する。
動機の反発力、慣性力、吸引力の回転の原理及びその応
用技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパルス電動機は回転の原理として
固定子巻線に直流電流を与え、そこに生ずる電磁力で回
転子を吸引して回転力を発生させている。回転子磁極に
は電磁軟鋼を用いた歯車状のものと永久磁石を用いたも
のがある。回転子の回転を持続するためには複数ある固
定子巻線の通電を順次切り替える。回転数を調節するに
は順次切り替えの速度を調節する。順次切り替えの信号
はパルス発生器のパルス数を調節して行われる。
固定子巻線に直流電流を与え、そこに生ずる電磁力で回
転子を吸引して回転力を発生させている。回転子磁極に
は電磁軟鋼を用いた歯車状のものと永久磁石を用いたも
のがある。回転子の回転を持続するためには複数ある固
定子巻線の通電を順次切り替える。回転数を調節するに
は順次切り替えの速度を調節する。順次切り替えの信号
はパルス発生器のパルス数を調節して行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のパルス電動機は
回転の原理として高い回転速度、大きなトルクを得るの
を目的とする電動機ではない。従って家庭用から産業用
に亘る汎用機器の動力源としては不向きである。
回転の原理として高い回転速度、大きなトルクを得るの
を目的とする電動機ではない。従って家庭用から産業用
に亘る汎用機器の動力源としては不向きである。
【0004】パルスの利用は古くから信号として際限な
く利用されている。近年はパルスの持つエネルギーを利
用する研究が多分野で活発に行われている。本発明はパ
ルスの持つエネルギーを高度に利用することの目的とし
てパルス電動機をその手段とするもので、動力源として
汎用性の高い省エネ型高効率の回転同期型パルス電動機
を提供することを目的とする。
く利用されている。近年はパルスの持つエネルギーを利
用する研究が多分野で活発に行われている。本発明はパ
ルスの持つエネルギーを高度に利用することの目的とし
てパルス電動機をその手段とするもので、動力源として
汎用性の高い省エネ型高効率の回転同期型パルス電動機
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明の回転同期型パルス電動機においては、回
転子の回転の原理として反発回転力、慣性回転力、吸引
回転力の三要素を同時的に且つ、効率的に利用するもの
である。この回転の原理の各々の要素を連続的、且つ効
果的にするために本発明では次のような磁極手段をと
る。
めに、本発明の回転同期型パルス電動機においては、回
転子の回転の原理として反発回転力、慣性回転力、吸引
回転力の三要素を同時的に且つ、効率的に利用するもの
である。この回転の原理の各々の要素を連続的、且つ効
果的にするために本発明では次のような磁極手段をと
る。
【0006】固定子と回転子に設ける磁極を突極形磁極
とする。磁極は各々が対向する形で取付けられる。対向
磁極の片側は界磁コイルによる界磁磁極とし、これに対
向する片側の磁極は永久磁石による永久磁極とする。対
向する磁極の極性は全て同一極性とし、対向磁極間には
反発力が作用するようにする。
とする。磁極は各々が対向する形で取付けられる。対向
磁極の片側は界磁コイルによる界磁磁極とし、これに対
向する片側の磁極は永久磁石による永久磁極とする。対
向する磁極の極性は全て同一極性とし、対向磁極間には
反発力が作用するようにする。
【0007】前記の対向磁極間に反発力を作用させる手
段として、磁極が対向している時のみ界磁コイルに通電
し、且つ界磁磁極が永久磁極と同一極性となるように通
電する。通電の手段として電源制御装置を備え、この装
置内で磁極が対向した時のみ通電するように電源を開閉
する。電源の開閉の同期(タイミング)を得るために回
転子の回転位置を検出して、検出信号で電源開閉の同期
を計る。
段として、磁極が対向している時のみ界磁コイルに通電
し、且つ界磁磁極が永久磁極と同一極性となるように通
電する。通電の手段として電源制御装置を備え、この装
置内で磁極が対向した時のみ通電するように電源を開閉
する。電源の開閉の同期(タイミング)を得るために回
転子の回転位置を検出して、検出信号で電源開閉の同期
を計る。
【0008】回転位置の検出方法の一つとして、回転子
の適当な真円状の部分(例えば、回転子外周表面、側面
又は冷却フアン等)に、回転子磁極と同じ回転位置にな
るように位置検出マークを取付ける。検出マークの数は
磁極数と同じで等間隔に配置される。検出マークの幅
(長さ)は通電の時間長さとなるように調整する。この
位置検出マークを位置検出センサーで検出する。検出さ
れた信号は電気信号に変換され、この電気信号で前記電
源制御装置の電源を開閉する。開閉された電源波形は完
全な矩形状の波形となり、矩形波の波高値(電圧または
電流の最大値)が界磁コイルの通電の状態を、矩形波の
波高値幅が界磁コイル通電の時間を示すパルス波形とな
る。
の適当な真円状の部分(例えば、回転子外周表面、側面
又は冷却フアン等)に、回転子磁極と同じ回転位置にな
るように位置検出マークを取付ける。検出マークの数は
磁極数と同じで等間隔に配置される。検出マークの幅
(長さ)は通電の時間長さとなるように調整する。この
位置検出マークを位置検出センサーで検出する。検出さ
れた信号は電気信号に変換され、この電気信号で前記電
源制御装置の電源を開閉する。開閉された電源波形は完
全な矩形状の波形となり、矩形波の波高値(電圧または
電流の最大値)が界磁コイルの通電の状態を、矩形波の
波高値幅が界磁コイル通電の時間を示すパルス波形とな
る。
【0009】回転同期型パルス電動機の運転の停止状態
では、回転子磁極と固定子磁極は完全に対向する位置で
停止する。この状態は界磁コイルに通電が停止されてい
る状態で界磁磁極は単なる磁性体として存在し、物理的
自然現象である異極性磁化作用で永久磁極極性の反極性
磁極に磁化された状態にある。このため対向磁極は異極
性磁極となり対向磁極間には吸引力が作用して停止の状
態を保持する。
では、回転子磁極と固定子磁極は完全に対向する位置で
停止する。この状態は界磁コイルに通電が停止されてい
る状態で界磁磁極は単なる磁性体として存在し、物理的
自然現象である異極性磁化作用で永久磁極極性の反極性
磁極に磁化された状態にある。このため対向磁極は異極
性磁極となり対向磁極間には吸引力が作用して停止の状
態を保持する。
【0010】前記の停止状態に通電が開始されると、対
向磁極は瞬時に同極性となり磁極間に強力な反発力を生
じその反動力(反発回転力)で回転子の回転を始める。
回転子が回転すると対向磁極は放れると同時に位置検出
センサーによって界磁コイルの通電は停止される。回転
を始めた回転子は次の対向磁極が構成される直前まで反
発力の変化である角運動、即ち慣性回転力で回転する。
この慣性回転力で回転する間の界磁磁極は単なる磁性体
として存在(磁極が回転子の場合は回転)する。
向磁極は瞬時に同極性となり磁極間に強力な反発力を生
じその反動力(反発回転力)で回転子の回転を始める。
回転子が回転すると対向磁極は放れると同時に位置検出
センサーによって界磁コイルの通電は停止される。回転
を始めた回転子は次の対向磁極が構成される直前まで反
発力の変化である角運動、即ち慣性回転力で回転する。
この慣性回転力で回転する間の界磁磁極は単なる磁性体
として存在(磁極が回転子の場合は回転)する。
【0011】慣性回転力で回転する回転子の磁極が固定
子磁極に近ずくと、単なる磁性体であった界磁磁極は異
極性磁化作用で永久磁極に対し反極性磁極に磁化され
る。このために磁極間に強力な吸引力が作用して慣性回
転状態にある回転子を吸引回転する。吸引力は磁極が対
向直前状態(界磁コイルに通電開始)に接近するほど大
きくなり、従って回転力も加速(吸引加速回転力)され
る。
子磁極に近ずくと、単なる磁性体であった界磁磁極は異
極性磁化作用で永久磁極に対し反極性磁極に磁化され
る。このために磁極間に強力な吸引力が作用して慣性回
転状態にある回転子を吸引回転する。吸引力は磁極が対
向直前状態(界磁コイルに通電開始)に接近するほど大
きくなり、従って回転力も加速(吸引加速回転力)され
る。
【0012】吸引加速された回転子は磁極が対向状態に
なると同時に位置検出センサーによって界磁コイルに通
電され、対向磁極間に反発力が作用して吸引加速状態に
ある回転子を更に加速(反発加速回転力)する。
なると同時に位置検出センサーによって界磁コイルに通
電され、対向磁極間に反発力が作用して吸引加速状態に
ある回転子を更に加速(反発加速回転力)する。
【0013】反発加速された回転子は慣性回転、吸引加
速回転そして反発加速回転と順次に本発明の回転の原理
三要素を繰り返し、市販の汎用(交流)電動機と略同じ
始動時間で定格回転速度に達して安定運転状態となる。
速回転そして反発加速回転と順次に本発明の回転の原理
三要素を繰り返し、市販の汎用(交流)電動機と略同じ
始動時間で定格回転速度に達して安定運転状態となる。
【0014】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づく図面を参照して説明する。図1は回転同期型パルス
電動機の対向磁極2極、固定子1が界磁磁極7b、回転
子4が永久磁極6bの実施例で、センサーマーク回転体
10及び位置検出センサーマーク12は説明上回転子4
と同一軸8にあることを模式的に表現する。対向磁極の
極性を説明上N極として説明する。尚、回転位置a点は
界磁コイル7a通電開始点を、回転位置b点は界磁コイ
ル7a通電停止点を示し、回転位置a点〜d点は何れも
永久磁極6bの中心軸点を現わす。
づく図面を参照して説明する。図1は回転同期型パルス
電動機の対向磁極2極、固定子1が界磁磁極7b、回転
子4が永久磁極6bの実施例で、センサーマーク回転体
10及び位置検出センサーマーク12は説明上回転子4
と同一軸8にあることを模式的に表現する。対向磁極の
極性を説明上N極として説明する。尚、回転位置a点は
界磁コイル7a通電開始点を、回転位置b点は界磁コイ
ル7a通電停止点を示し、回転位置a点〜d点は何れも
永久磁極6bの中心軸点を現わす。
【0015】(a)図は回転している回転子4の永久磁
極6bが固定子1の界磁磁極7bと回転位置a点で対向
磁極関係になったことを、センサーマーク回転体10の
中の位置検出センサーマーク12と回転位置検出センサ
ー11との位置関係で示すものである。即ち回転位置a
点で界磁コイル7aに通電され界磁磁極7bはN極に磁
化される。対向磁極間にはN極同志の反発力を生じ、そ
の反動力で回転子4に反発回転力を与える。
極6bが固定子1の界磁磁極7bと回転位置a点で対向
磁極関係になったことを、センサーマーク回転体10の
中の位置検出センサーマーク12と回転位置検出センサ
ー11との位置関係で示すものである。即ち回転位置a
点で界磁コイル7aに通電され界磁磁極7bはN極に磁
化される。対向磁極間にはN極同志の反発力を生じ、そ
の反動力で回転子4に反発回転力を与える。
【0016】(b)図は対向磁極間の反発力で回転子4
に反発加速回転力が作用して、回転子4の位置が回転位
置a点から回転位置b点に回転移動したことをセンサー
マーク回転体10の中の位置検出センサーマーク12と
回転位置検出センサー11との位置関係で示すものであ
る。回転位置b点で界磁コイル7aの通電が停止され
る。
に反発加速回転力が作用して、回転子4の位置が回転位
置a点から回転位置b点に回転移動したことをセンサー
マーク回転体10の中の位置検出センサーマーク12と
回転位置検出センサー11との位置関係で示すものであ
る。回転位置b点で界磁コイル7aの通電が停止され
る。
【0017】(c)図は回転子4が反発力の変化作用で
ある角運動、即ち慣性回転力で回転子4位置が回転位置
b点から回転位置c点に回転移動したことを、センサー
マーク回転体10の中の位置検出センサーマーク12と
回転位置検出センサー11との位置関係で示すものであ
る。回転位置b点から継続して界磁コイル7aの通電は
停止され、この間の界磁磁極7bは単に磁性体として存
在する。
ある角運動、即ち慣性回転力で回転子4位置が回転位置
b点から回転位置c点に回転移動したことを、センサー
マーク回転体10の中の位置検出センサーマーク12と
回転位置検出センサー11との位置関係で示すものであ
る。回転位置b点から継続して界磁コイル7aの通電は
停止され、この間の界磁磁極7bは単に磁性体として存
在する。
【0018】(d)図は慣性回転力で回転位置c点を回
転通過した回転子4の永久磁極6bと、N極である永久
磁極6bが接近することによって異極磁化作用でS極に
磁化された固定子1の界磁磁極7bとの間に吸引力が生
じ、回転子4に吸引加速回転力が作用して回転位置d点
に回転移動したことを、センサーマーク回転体10の中
の位置検出センサーマーク12と回転位置検出センサー
11との位置関係で示すものである。回転位置b点から
回転位置d点直前までは継続して界磁コイル7aの通電
は停止される。
転通過した回転子4の永久磁極6bと、N極である永久
磁極6bが接近することによって異極磁化作用でS極に
磁化された固定子1の界磁磁極7bとの間に吸引力が生
じ、回転子4に吸引加速回転力が作用して回転位置d点
に回転移動したことを、センサーマーク回転体10の中
の位置検出センサーマーク12と回転位置検出センサー
11との位置関係で示すものである。回転位置b点から
回転位置d点直前までは継続して界磁コイル7aの通電
は停止される。
【0019】尚、回転位置d点と回転位置a点は本発明
の回転の原理上同一の回転位置に当り、回転子4の永久
磁極6bが回転位置d点を通過した時点で前記した
(a)図の説明に戻ることにり、回転子4は反発加速回
転力の作用圏内に突入して回転が加速継続される。
の回転の原理上同一の回転位置に当り、回転子4の永久
磁極6bが回転位置d点を通過した時点で前記した
(a)図の説明に戻ることにり、回転子4は反発加速回
転力の作用圏内に突入して回転が加速継続される。
【0020】図2及び図3は固定子1を界磁磁極7b、
回転子4を永久磁極6bとする磁極手段で、対向磁極の
磁束の方向が半径方向の磁路16を構成することを特長
とする回転同期型パルス電動機の実施例で、極小容量並
びに小容量機の用途分野を目標とするものである。
回転子4を永久磁極6bとする磁極手段で、対向磁極の
磁束の方向が半径方向の磁路16を構成することを特長
とする回転同期型パルス電動機の実施例で、極小容量並
びに小容量機の用途分野を目標とするものである。
【0021】図4及び図5は固定子1を永久磁極6b、
回転子4を界磁磁極7bとする磁極手段で、対向磁極の
磁束の方向が半径方向の磁路16を構成することを特長
とする回転同期型パルス電動機の実施例で、小容量機の
用途分野で小型化を目標とするものである。
回転子4を界磁磁極7bとする磁極手段で、対向磁極の
磁束の方向が半径方向の磁路16を構成することを特長
とする回転同期型パルス電動機の実施例で、小容量機の
用途分野で小型化を目標とするものである。
【0022】図6及び図7は固定子1を界磁磁極7b、
回転子4を永久磁極6bとする磁極手段で、対向磁極の
磁束の方向が軸方向の磁路17を構成することを特長と
する回転同期型パルス電動機の実施例で、小容量機から
大容量機の用途分野で固定子をはじめとする材質の軽量
化を目標とするものである。
回転子4を永久磁極6bとする磁極手段で、対向磁極の
磁束の方向が軸方向の磁路17を構成することを特長と
する回転同期型パルス電動機の実施例で、小容量機から
大容量機の用途分野で固定子をはじめとする材質の軽量
化を目標とするものである。
【0023】図8及び図9は固定子1を永久磁極6b、
回転子4を界磁磁極7bとする磁極手段で、対向磁極の
磁束の方向が軸方向の磁路17を構成することを特長と
する回転同期型パルス電動機の実施例で、中容量機の用
途分野で小型軽量化を目標とするものである。
回転子4を界磁磁極7bとする磁極手段で、対向磁極の
磁束の方向が軸方向の磁路17を構成することを特長と
する回転同期型パルス電動機の実施例で、中容量機の用
途分野で小型軽量化を目標とするものである。
【0024】図10は前記回転同期型パルス電動機の実
施例に実装した電気配線の実施例である。電源制御装置
18は単純な高速スイッチング回路で市販のパワートラ
ンジスター等の素子で構成される。
施例に実装した電気配線の実施例である。電源制御装置
18は単純な高速スイッチング回路で市販のパワートラ
ンジスター等の素子で構成される。
【0025】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を発する。
ているので、以下に記載されるような効果を発する。
【0026】従来のパルス電動機に比べて、回転の原理
を変えることでパルス現象に秘蔵するエネルギーを高度
に利用、これによってパルスを使用する電動機の利用範
囲を家庭用から産業用まで汎用性の高い分野で利用する
ことが可能となる。
を変えることでパルス現象に秘蔵するエネルギーを高度
に利用、これによってパルスを使用する電動機の利用範
囲を家庭用から産業用まで汎用性の高い分野で利用する
ことが可能となる。
【0027】従来のパルス電動機に比べ、対向磁極間で
反発加速回転力(界磁コイル通電)を利用するため、慣
性回転力及び吸引加速回転力と何れも無電力(界磁コイ
ル通電停止)の回転エネルギーを高度に利用する。これ
によって従来のパルス電動機、在来の一般直流電動機は
元より、市販の汎用(交流)電動機等と同等以上の高い
効率で省エネ型の電動機が製作可能となる。
反発加速回転力(界磁コイル通電)を利用するため、慣
性回転力及び吸引加速回転力と何れも無電力(界磁コイ
ル通電停止)の回転エネルギーを高度に利用する。これ
によって従来のパルス電動機、在来の一般直流電動機は
元より、市販の汎用(交流)電動機等と同等以上の高い
効率で省エネ型の電動機が製作可能となる。
【0028】用途に応じて、電源電圧の種別、回転数、
極数、構造的な磁路構成等の種別を自由に選択して安価
に製造することが可能となる。
極数、構造的な磁路構成等の種別を自由に選択して安価
に製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる回転同期型パルス電動
機の回転原理を示す図である。
機の回転原理を示す図である。
【図2】本発明の実施例にかかる回転同期型パルス電動
機で半径方向磁路回転磁石形の軸断面を示す図である。
機で半径方向磁路回転磁石形の軸断面を示す図である。
【図3】本発明の実施例にかかる回転同期型パルス電動
機で半径方向磁路回転磁石形の側断面を示す図である。
機で半径方向磁路回転磁石形の側断面を示す図である。
【図4】本発明の実施例にかかる回転同期型パルス電動
機で半径方向磁路回転界磁形の軸断面を示す図である。
機で半径方向磁路回転界磁形の軸断面を示す図である。
【図5】本発明の実施例にかかる回転同期型パルス電動
機で半径方向磁路回転界磁形の側断面を示す図である。
機で半径方向磁路回転界磁形の側断面を示す図である。
【図6】本発明の実施例にかかる回転同期型パルス電動
機で軸方向磁路回転磁石形の軸断面を示す図である。
機で軸方向磁路回転磁石形の軸断面を示す図である。
【図7】本発明の実施例にかかる回転同期型パルス電動
機で軸方向磁路回転磁石形の側断面を示す図である。
機で軸方向磁路回転磁石形の側断面を示す図である。
【図8】本発明の実施例にかかる回転同期型パルス電動
機で軸方向磁路回転界磁形の軸断面を示す図である。
機で軸方向磁路回転界磁形の軸断面を示す図である。
【図9】本発明の実施例にかかる回転同期型パルス電動
機で軸方向磁路回転界磁形の側断面を示す図である。
機で軸方向磁路回転界磁形の側断面を示す図である。
【図10】本発明の実施例にかかる回転同期型パルス電
動機の電気配線系統を示す図である。
動機の電気配線系統を示す図である。
1 固定子
2 軸受わく
3 継鉄
4 回転子及び回転子継鉄部
5 回転子非磁性体部
6a 永久磁石
6b 永久磁極(極孤)
7a 界磁コイル
7b 界磁磁極(極孤)
8 軸
9 軸受
10 センサーマーク回転体(冷却フアン兼用)
11 回転位置検出センサー
12 位置検出センサーマーク
13 摺導環
14 カーボン刷子
15 刷子保持器
16 半径方向磁路
17 軸方向磁路
Claims (7)
- 【請求項1】 固定子と回転子を有する回転体で各々に
突極形磁極を対向する形で有し、対向磁極の片側に界磁
コイルによる界磁磁極と、これに対向する片側に永久磁
石による永久磁極を且つ、全ての対向磁極の極性が同一
極性となるようにして対向磁極間を反発させる磁極手段
と、前記磁極手段の回転子が回転し、界磁磁極と永久磁
極が対向した時のみ該界磁コイルに電源が通電されるた
めの電源開閉装置(以降、電源制御装置と称する)の開
閉信号を得るのを目的とし、回転子の回転体部分に円線
上等間隔で配置される位置検出センサーマーク及び、前
記センサーマーク位置を検出して電気信号に変換し、こ
の電気信号を前記電源制御装置の開閉信号とするための
回転位置検出センサーを固定子側に備えた回転位置検出
手段とにおいて、前記回転体の回転子磁極と固定子磁極
が対向した時のみ界磁コイルに通電且つ、対向磁極の極
性を同極として反発させ、この反発力を回転子回転の第
1の原動力とすることを特長とする回転同期型パルス電
動機。 - 【請求項2】 前1項回転体が界磁コイルに通電され、
反発力が生じて回転子の回転が生じると対向磁極は放れ
てこの瞬間に通電は停止されるが、回転子には先に生じ
た反発回転力の反動で角運動を生じさせる慣性回転力手
段と、回転子が回転して界磁磁極と永久磁極が再び対向
磁極になる直前は界磁コイル非通電状態で、界磁磁極は
物理的自然現象である異極性磁化作用で永久磁極極性の
反極性磁極に磁化され、この異極性磁極間に生ずる吸引
力を回転子回転の第2の原動力とする吸引回転力手段と
において、回転子回転で界磁コイルの通電の開閉が回転
子回転と同期的に行われることにより、反発力及び吸引
力の部分では各々加速力が加わり、反発加速回転力→慣
性回転力→吸引加速回転力の三要素を回転の原理とする
ことを特長とする請求項1に記載の回転同期型パルス電
動機。 - 【請求項3】 請求項1の磁極手段にあって対向磁極の
数(=極数)が1を含む奇数及び偶数の何れの磁極数に
あっても、請求項2の回転の原理を満足することを特長
とする請求項1に記載の回転同期型パルス電動機。 - 【請求項4】 請求項1の磁極手段にあって固定子を界
磁磁極、回転子を永久磁極とする磁極手段で、対向磁極
の磁束の方向が半径方向の磁路を構成することを特長と
する請求項1に記載の回転同期型パルス電動機。 - 【請求項5】 請求項1の磁極手段にあって固定子を永
久磁極、回転子を界磁磁極とする磁極手段で、対向磁極
の磁束の方向が半径方向の磁路を構成することを特長と
する請求項1に記載の回転同期型パルス電動機。 - 【請求項6】 請求項1の磁極手段にあって固定子を界
磁磁極、回転子を永久磁極とする磁極手段で、対向磁極
の磁束の方向が軸方向の磁路を構成することを特長とす
る請求項1に記載の回転同期型パルス電動機。 - 【請求項7】 請求項1の磁極手段にあって固定子を永
久磁極、回転子を界磁磁極とする磁極手段で、対向磁極
の磁束の方向が軸方向の磁路を構成することを特長とす
る請求項1に記載の回転同期型パルス電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001287820A JP2003061327A (ja) | 2001-08-20 | 2001-08-20 | 回転同期型パルス電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001287820A JP2003061327A (ja) | 2001-08-20 | 2001-08-20 | 回転同期型パルス電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003061327A true JP2003061327A (ja) | 2003-02-28 |
Family
ID=19110569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001287820A Pending JP2003061327A (ja) | 2001-08-20 | 2001-08-20 | 回転同期型パルス電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003061327A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013108581A1 (ja) * | 2012-01-20 | 2013-07-25 | 株式会社ティーエムエス | 永久磁石型回転機 |
FR3129257A1 (fr) * | 2021-11-17 | 2023-05-19 | Didier Le Bleis | Moteur-generateur |
-
2001
- 2001-08-20 JP JP2001287820A patent/JP2003061327A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2013108581A1 (ja) * | 2012-01-20 | 2013-07-25 | 株式会社ティーエムエス | 永久磁石型回転機 |
CN104054242A (zh) * | 2012-01-20 | 2014-09-17 | 株式会社Tms | 永磁型旋转电机 |
JPWO2013108581A1 (ja) * | 2012-01-20 | 2015-05-11 | 株式会社ティーエムエス | 永久磁石型回転機 |
FR3129257A1 (fr) * | 2021-11-17 | 2023-05-19 | Didier Le Bleis | Moteur-generateur |
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Legal Events
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