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JP2003061074A - 画像認識処理システム - Google Patents

画像認識処理システム

Info

Publication number
JP2003061074A
JP2003061074A JP2001241528A JP2001241528A JP2003061074A JP 2003061074 A JP2003061074 A JP 2003061074A JP 2001241528 A JP2001241528 A JP 2001241528A JP 2001241528 A JP2001241528 A JP 2001241528A JP 2003061074 A JP2003061074 A JP 2003061074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
recognition processing
vehicle
image recognition
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001241528A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Yoshiike
久夫 吉池
Yoshiji Hama
義二 濱
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2001241528A priority Critical patent/JP2003061074A/ja
Publication of JP2003061074A publication Critical patent/JP2003061074A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精度に優れた路上における車両状況を判断す
ることができる画像認識処理システムを得ることを目的
とする。 【解決手段】 路上の状況の画像データを入力する監視
カメラ装置1と、車両2とともに移動する通信機器8の
信号と車両2の外観情報とを関連づけて登録する外観情
報登録手段7と、監視カメラ装置1からの画像データお
よび外観情報登録手段7からの外観情報および通信機器
8から発信される信号から路上における車両状況を判断
する画像認識処理装置3とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、監視カメラ装置
から入力される各種画像の状況判別及び認識対象の変化
等を検出する画像処理アルゴリズム、及び、この画像処
理アルゴリズムの認識処理結果を監視カメラ装置の設定
区間、若しくは走行している運転手車両の通信機器の通
信機能を用いて情報提供を行う画像認識処理システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の画像認識処理システムの
構成を示すブロック図である。図において、101は路
上の状況の画像を入力するための監視カメラ装置で、一
般的に監視範囲の異なる位置に複数個設置されている。
そして、常時路上の状況を撮影しているものとする。1
02は監視範囲を移動する監視対象となる車両で、一般
的に複数存在する。103は監視カメラ装置101から
入力された画像データをもとに画像認識処理を行い、車
両速度・渋滞状況・異常走行・停止車両・障害物などの
検出を行う画像認識処理装置である。
【0003】104は画像認識処理装置103からの処
理結果を外部に転送するための通信回線、105は画像
認識処理装置103から通信回線104を経由して送信
される処理結果をもとに各監視区域への警報処置(掲示
板、ハイウェイラジオによる警報通知)等を行う中央計
算機装置、103−aは各監視カメラ装置101から入
力されるアナログ画像信号をデジタルデータに変換する
A/D変換部、103−bはA/D変換部103−aで
変換された画像デジタルデータを格納する画像メモリ部
である。
【0004】103−cは各監視カメラ装置101に対
応した画像処理アルゴリズムに従って、各画像メモリ部
103−bに蓄積された画像データをもとに、画像認識
処理を行い、車両認識を行う画像処理部、103−dは
画像処理部103−cで認識された車両情報をもとに車
両速度・渋滞状況・異常走行・停止車両・障害物などの
路上の車両状況を抽出する車両状況抽出部、103−e
は車両状況抽出部103−dで抽出された車両状況を通
信回線104へ送信するための送信部である。
【0005】次に上記のように構成された従来の画像認
識処理システムの動作について説明する。まず、監視カ
メラ装置101で車両認識対象となる候補の決定や追
跡、事象判定を行うための画像データを入力する。監視
カメラ装置101から入力したアナログ画像信号は、画
像認識処理装置103に入力される。そして、A/D変
換部103−aで輝度信号と色信号とのアナログ画像信
号を各々8ビットのデジタル信号に変換する。
【0006】次に、A/D変換部103−aで変換され
た輝度/色デジタルデータは、画像認識処理に必要なフ
レーム数だけ画像メモリ部103−bに逐次格納され
る。次に、画像メモリ部103−bに格納された複数フ
レームの輝度/色デジタルデータをもとに画像処理部1
03−cによって、各監視カメラ装置101に対応し
た、あらかじめ決められた一定の画像アルゴリズム処理
を実施し、入力した各フレーム画像の変化をもとに画像
上の移動物体や停止物体など画像認識の対象となる物体
候補を選択する。そして、選択した候補物体の画像上の
位置・大きさ・形状などの各種パラメータを抽出する。
【0007】次に、画像処理部103−cで抽出した画
像認識対象となる物体侯補の各種パラメータをもとに車
両状況抽出部103−dで車両速度・渋滞状況・異常走
行・停止車両・障害物など抽出と画像上の各種事象判定
を行う。次に、送信部103−eにて車両状況抽出部1
03−dで抽出された車両認識情報を通信回線104へ
送信し、中央計算機装置105へ転送する。
【0008】次に、中央計算機装置105では、画像認
識処理装置103から送信されてくる車両認識・事象判
定情報などを一括処理し、各監視区域への警報処置(掲
示板、ハイウェイラジオによる警報通知)や、道路規制
情報の通達等を行うものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像認識処理シ
ステムは上記のように構成されているので、車両認識、
事象判定の基となる情報が、監視カメラ装置からの画像
データのみに限られている。このため、カメラ画像に悪
影響を与える外的要因(日照変動、対向車両のヘッドラ
イト、天候など)によって、画像認識処理精度が低下す
る。そして、追跡車両のロストにより誤検出が発生す
る。このような監視カメラ装置からの入力画像データに
対する画像認識処理だけでは、これら誤りを訂正する手
段がなく、交通事象の誤判定が生じやすいという問題点
があった。
【0010】また、精度よく判断するためには、監視カ
メラ装置を常に作動させておき画像データを得る必要が
あるが、コストが高くなるという問題点があった。そこ
で、監視カメラ装置に光センサを付加して、光センサに
て車両が近づいてきたこと検出して、監視カメラ装置の
撮影を開始する方法もあるが、光センサで開始を判断し
ていると、上記に示したカメラ画像と同様に外的要因に
より精度が低下するという問題点があった。
【0011】また、従来の画像データ処理方式では、監
視区間直前または監視区間内など特定の地点に設置され
た警報掲示板、また、ハイウェイラジオなどしか画像認
識処理結果を車両に提供する方法しかない。このため、
各監視区間を走行している車両に適切な交通事象を提供
することができない。よって、例えば渋滞発生情報を受
け洩らした車両が渋滞に巻き込まれるなど、有効に車両
認証情報、交通事象情報が活用できないという問題点が
あった。
【0012】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、画像認識処理における精度を向
上させ、また、必要な情報を確実に伝達することができ
る画像認識処理システムを得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
の画像認識処理システムは、路上の状況の画像データを
入力する監視カメラ手段と、車両とともに移動する通信
機器の信号と車両の外観情報とを関連づけて登録する外
観情報登録手段と、監視カメラ手段からの画像データお
よび外観情報登録手段からの外観情報および通信機器か
ら発信される信号から路上における車両状況を判断する
判断手段とを備えたものである。
【0014】また、この発明に係る請求項2の画像認識
処理システムは、請求項1において、判断手段は、通信
機器からの信号を受信すると、信号に対応する車両の外
観情報を抽出して、画像データに外観情報が存在するか
否かを判断し、画像データに外観情報が存在しない場
合、外観情報を追加するものである。
【0015】また、この発明に係る請求項3の画像認識
処理システムは、請求項2において、判断手段は、画像
データの処理方法の基準を、外観情報が確認できるよう
に変更するものである。
【0016】また、この発明に係る請求項4の画像認識
処理システムは、請求項2において、判断手段は、外観
情報と画像データとの差が所定値以上であれば、画像デ
ータの取り込みを一定時間中断して外観情報のみにて路
上における車両状況を判断するものである。
【0017】また、この発明に係る請求項5の画像認識
処理システムは、請求項1ないし請求項4のいずれかに
おいて、外観情報登録手段に外観情報を入力した通信機
器に対して、判断手段にて判断された路上の車両状況の
データを送信する送信手段を備えたものである。
【0018】また、この発明に係る請求項6の画像認識
処理システムは、請求項5において、通信機器に送信す
る車両状況のデータは、音声データまたは/および映像
データである。
【0019】また、この発明に係る請求項7の画像認識
処理システムは、請求項6において、映像データは、画
像データから必要なデータを抽出して作成するものであ
る。
【0020】また、この発明に係る請求項8の画像認識
処理システムは、請求項6において、映像データは、判
断手段が異常発生地点と判断した近傍の道路地図データ
である。
【0021】また、この発明に係る請求項9の画像認識
処理システムは、路上の状況の画像データを入力する監
視カメラ手段と、車両とともに移動する通信機器の信号
を登録する信号登録手段と、通信機器の信号を受信する
受信手段と、画像データから路上の車両状況を判断する
判断手段と、受信手段が受信した信号が、信号登録手段
に登録されている信号で、かつ、監視カメラ手段の撮影
範囲近傍位置にあると判断すると監視カメラ手段に撮影
開始を指示する指示手段とを備えたものである。
【0022】また、この発明に係る請求項10の画像認
識処理システムは、請求項1ないし請求項9のいずれか
において、通信機器として携帯電話が用いられるもので
ある。
【0023】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1の画像認識処理システムの構成を示すブ
ロック図である。図において、11−a、11−b、1
1−cは路上の状況の画像を入力するための監視カメラ
装置で、一般的に監視範囲の異なる位置に複数個設置さ
れている。12−a、12−b、12−cは監視範囲を
移動する監視対象となる車両で、一般的には複数存在す
る。18は各車両12とともに移動する通信機器で、例
えば携帯電話、通信機能付きのカーナビゲーションなど
である。
【0024】16−a、16−b、16−cは各監視カ
メラ装置のそれぞれの近傍に設置された受信局で、追跡
する走行する車両12とともに移動している通信機器1
8の信号を受信する。13は各監視カメラ装置11の画
像データから画像認識処理を行い、路上における車両状
況、車両速度・渋滞状況・異常走行・停止車両・障害物
などの判断を行う判断手段としての画像認識処理装置、
17は車両12とともに移動する通信機器18の信号を
予め登録するための信号登録手段である。
【0025】そして画像認識処理装置13は、以下のも
のから構成されている。13−aは各監視カメラ装置1
1から入力されるアナログ画像信号をデジタルデータに
変換するA/D変換部、13−bはA/D変換部13−
aで変換された画像デジタルデータを格納する画像メモ
リ部である。13−cは各監視カメラ装置11に対応し
た画像処理アルゴリズムに従って、各画像メモリ部13
−bに蓄積された画像データをもとに、画像認識処理を
行い、車両認識を行う画像処理部である。
【0026】13−dは画像処理部13−cで認識され
た車両情報をもとに車両速度・渋滞状況・異常走行・停
止車両・障害物などの抽出を行う車両状況抽出部、13
−eは車両状況抽出部13−dで抽出された車両認識情
報を通信回線14へ送信するための送信部である。13
−fは通信機器18からの信号を各受信局16にて受信
すると、信号登録手段17に登録された信号であるか否
かを判断し、登録されている信号ならば、各監視カメラ
装置11に撮影開始を指示する指示部である。
【0027】14は画像認識処理装置13からの処理結
果を公衆回線網等に転送するための通信回線、15は画
像認識処理装置13から通信回線14を経由して送信さ
れる画像処理結果をもとに各監視区域への警報処置(掲
示板、ハイウェイラジオによる警報通知)等を行う中央
計算機装置である。
【0028】次に上記のように構成された実施の形態1
の画像認識処理システムの動作について説明する。ま
ず、各車両12とともに移動する通信機器18の信号を
信号登録手段17に登録しておく。通信機器18が自動
車電話、車両搭載型で通信機能付きのカーナビゲーショ
ンのような場合には、信号登録手段17には車両12に
対して固有の信号として登録しておく。
【0029】また、通信機器18が携帯電話のように、
車両12に対して固有でないものは、車両12に携帯電
話を搭載するたび(携帯電話を携帯している搭乗者が乗
車するたび)に、信号登録手段17に車両12に対する
信号を登録しておく。ただし、車両12から降車する場
合(携帯電話を携帯している搭乗者が降車する場合)に
は、その登録を解除する必要がある。
【0030】次に、車両12−aに搭載されている通信
機器18からの信号を受信局16−aが受信する。次
に、受信局16−aは指示部13−fに受信信号を送信
する。次に、指示部13−fはその信号が、信号登録手
段17に登録されている信号であるか否かを判断する。
次に、登録されている信号であると判断すると、受信局
16−aから受信した信号は、監視カメラ装置11−a
の撮影範囲近傍位置にあると判断され、監視カメラ装置
11−aに撮影開始の指示信号を送信する。
【0031】また、通信機器12を搭載していないよう
な車両12は、従来の場合と同様に、各監視カメラ装置
11に付加されている光センサ(図示せず)にてその存
在を確認して、撮影開始を判断している。
【0032】次に、従来の場合と同様に、各監視カメラ
装置11で車両認識対象となる候補の決定や追跡、事象
判定を行うための画像データを入力する。各監視カメラ
装置11から入力したアナログ画像信号は、画像認識処
理装置13に入力される。そして、A/D変換部13−
aで輝度信号と色信号とのアナログ画像信号を各々8ビ
ットのデジタル信号に変像する。
【0033】次に、A/D変換部13−aで変換された
輝度/色デジタルデータは、画像認識処理に必要なフレ
ーム数だけ画像メモリ部13−bに逐次格納される。次
に、画像メモリ部13−bに格納された複数フレームの
輝度/色デジタルデータをもとに画像処理部13−cに
よって、各監視カメラ装置11に対応した、あらかじめ
決められた一定の画像アルゴリズム処理を実施し、入力
した各フレーム画像の変化をもとに画像上の移動物体や
停止物体など画像認識の対象となる物体候補を選択し、
選択した候補物体の画像上の位置・大きさ・形状などの
各種パラメータを抽出する。
【0034】次に、画像処理部13−cで抽出した画像
データを基に認識対象となる物体侯補の各種パラメータ
をもとに車両状況抽出部13−dで車両速度・渋滞状況
・異常走行・停止車両・障害物など抽出と画像上の各種
事象判定を行う。次に、送信部13−eにて車両状況抽
出部13−dで抽出された車両認識情報を通信回線14
へ送信し、中央計算機装置15へ転送する。
【0035】次に、中央計算機装置15では、画像認識
処理装置13から送信されてくる車両認識・事象判定情
報などを一括処理し、各監視区域への警報処置(掲示
板、ハイウェイラジオによる警報通知)や、道路規制情
報の通達等を行う。
【0036】上記のように構成された実施の形態1の画
像認識処理システム、監視カメラ装置の撮影を光センサ
に加えて、通信機器から発信される信号を受信すること
により行っている。通信機器から発信される信号は、外
的要因による不具合が少なく受信できるため、確実に車
両の画像データを撮影することができる。よって、低コ
ストにて所望の画像データを精度よく得ることができ
る。
【0037】尚、以下の実施の形態においては、監視カ
メラ装置が常に撮影を行ってる場合を例に説明するがこ
れに限られることはなく、監視カメラ装置の撮影方法
は、上記実施の形態1のように行ってもよいことは言う
までもない。
【0038】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2の画像認識処理システムの構成を示すブロック図
である。図において、1は路上の状況の画像を入力する
ための監視カメラ装置で、一般的に監視範囲の異なる位
置に複数個設置されている。2は監視範囲を移動する監
視対象となる車両で、一般的には複数存在する。8は各
車両2とともに移動する通信機器で、例えば携帯電話、
通信機能付きのカーナビゲーションなどである。
【0039】6は各監視カメラ装置1のそれぞれの近傍
に設置された無線通信局で、追跡する走行する車両2と
ともに移動している通信機器8の信号を受信する。3は
監視カメラ装置1の画像データから画像認識処理を行
い、路上における車両状況、車両速度・渋滞状況・異常
走行・停止車両・障害物などの判断を行う判断手段とし
ての画像認識処理装置、7は車両2とともに移動する通
信機器2の信号と車両の外観情報とを関連づけて登録す
るための外観情報登録手段である。
【0040】そして画像認識処理装置3は、以下のもの
から構成されている。3−aは各監視カメラ装置1から
入力されるアナログ画像信号をデジタルデータに変換す
るA/D変換部、3−bはA/D変換部3−aで変換さ
れた画像デジタルデータを格納する画像メモリ部であ
る。3−cは各監視カメラ装置1に対応した画像処理ア
ルゴリズムに従って、各画像メモリ部3−bに蓄積され
た画像データをもとに、画像認識処理を行い、車両認識
を行う画像処理部である。
【0041】3−fは各無線通信局6から通信機器8の
信号を受信する通信部、3−gは通信部3−fから送ら
れた通信機器2の信号を基に、外観情報登録手段7から
上記信号に対応する外観情報を抽出する抽出部ある。3
−hは画像処理部3−cでの認識処理結果と抽出部3−
gでの外観情報との差分を抽出し、その差分情報を用い
て画像処理部3−cの画像認識処理結果を補正する補正
情報生成部である。
【0042】3−dは補正情報生成部3−hで認識され
た車両情報をもとに車両速度・渋滞状況・異常走行・停
止車両・障害物などの抽出を行う車両状況抽出部、3−
eは車両状況抽出部3−dで抽出された車両認識情報を
通信回線4へ送信するための送信部である。
【0043】4は画像認識処理装置3からの処理結果を
公衆回線網等に転送するための通信回線、5は画像認識
処理装置3から通信回線4を経由して送信される画像処
理結果をもとに各監視区域への警報処置(掲示板、ハイ
ウェイラジオによる警報通知)等を行う中央計算機装置
である。
【0044】次に上記のように構成された実施の形態2
の画像認識処理システムの動作について説明する。ま
ず、車両2とともに移動する通信機器8の信号と車両2
の外観情報とを関連づけて外観情報登録手段7に登録し
ておく。通信機器8が自動車電話、車両搭載型で通信機
能付きのカーナビゲーションのような場合には、外観情
報登録手段7には車両2に対して固有の信号と外観情報
とを関連づけて登録しておく。
【0045】また、通信機器8が携帯電話のように、車
両2に対して固有でないものは、車両2に携帯電話を搭
載するたび(携帯電話を携帯している搭乗者が乗車する
たび)に、外観情報登録手段7に車両2に対する信号と
外観情報とを登録しておく。ただし、車両2から降車す
る場合(携帯電話を携帯している搭乗者が降車する場
合)には、その登録を解除する必要がある。
【0046】具体的に、登録者が外観情報を登録する場
合は、まず通信機器8から外観情報登録手段7にアクセ
スし、通信機器8の固有の番号に対して、それを搭載し
ようとする車両2の、例えば、メーカ、車種、色などを
登録する。そして、外観情報登録手段7では、予め、各
車両のメーカから各車種に対する外観データを収集して
おき、監視カメラ装置と同レベルにて判断することがで
きる画像データから成る各車種に対応する外観情報を構
築しておく。そして、この中から上記登録内容に対応す
る外観情報を通信機器8の信号と関連づけて登録してお
く。よって、外観情報登録手段7から抽出した外観情報
は、監視カメラ装置にて撮影され、処理された画像デー
タと同一の基準にて判断することができる。
【0047】次に、車両2に搭載されている通信機器8
からの信号を無線通信局6が受信する。次に、無線通信
局6は通信部3−fに受信信号を送信する。次に、通信
部3−fはその信号を抽出部3−gに送信する。次に、
抽出部3−gは外観情報登録手段7に登録されている信
号であるか否かを判断する。次に、登録されている信号
であると判断すると、その信号に対応する外観情報を抽
出する。
【0048】尚、通信機器2を搭載していないような車
両2は、従来の場合と同様に、監視カメラ装置1の画像
データのみにて判断されることとなる。
【0049】次に、従来の場合と同様に、監視カメラ装
置1で車両認識対象となる候補の決定や追跡、事象判定
を行うための画像データを入力する。監視カメラ装置1
から入力したアナログ画像信号は、画像認識処理装置3
に入力される。そして、A/D変換部3−aで輝度信号
と色信号とのアナログ画像信号を各々8ビットのデジタ
ル信号に変像する。
【0050】次に、A/D変換部3−aで変換された輝
度/色デジタルデータは、画像認識処理に必要なフレー
ム数だけ画像メモリ部3−bに逐次格納される。次に、
画像メモリ部3−bに格納された複数フレームの輝度/
色デジタルデータをもとに画像処理部3−cによって、
各監視カメラ装置1に対応した、あらかじめ決められた
一定の画像アルゴリズム処理を実施し、入力した各フレ
ーム画像の変化をもとに画像上の移動物体や停止物体な
ど画像認識の対象となる物体候補を選択し、選択した候
補物体の画像上の位置・大きさ・形状などの各種パラメ
ータを抽出する。
【0051】次に、補正情報生成部3−hにて、画像処
理部3−cで抽出した画像と、上記抽出部3gより抽出
した外観情報との差分を判断して、差が生じている場
合、抽出した外観情報を追加して画像データを補正す
る。次に、補正した画像データ(補正が生じない場合が
存在することは言うまでもない)を基に認識対象となる
物体候補の各種パラメータをもとに、車両状況抽出部3
−dにて車両速度・渋滞状況・異常走行・停止車両・障
害物など抽出と画像上の各種事象判定を行う。次に、送
信部3−eにて車両状況抽出部3−dで抽出された車両
認識情報を通信回線4へ送信し、中央計算機装置5へ転
送する。
【0052】次に、中央計算機装置5では、画像認識処
理装置3から送信されてくる車両認識・事象判定情報な
どを一括処理し、各監視区域への警報処置(掲示板、ハ
イウェイラジオによる警報通知)や、道路規制情報の通
達等を行う。
【0053】上記のように構成された実施の形態2の画
像認識処理システム、監視カメラ装置の画像データに加
えて、通信機器の信号から特定することができる通信機
器が搭載されている車両の外観情報を得ることができ
る。よって、画像データの外的要因等による車両情報の
抜けを解消することができるため、精度に優れた路上の
状況判断を行うことができる。
【0054】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3の画像認識処理システムの構成を示すブロック図
である。図において、上記実施の形態2と同様の部分は
同一符号を付して説明を省略する。3−iは画像認識処
理装置3に設けられ、補正情報生成部3−hと画像処理
部3−cとに接続された矯正部で、補正情報生成部3−
hで画像処理部3−cでの認識処理結果と抽出部3−g
での外観情報との差分が生じ、その差分情報を用いて画
像処理部3−cの画像認識処理結果を補正する場合、こ
の差分情報を画像処理部3−cにフィードバックするた
めに、画像処理部3−cのアルゴリズム(画像データの
処理方法の基準)を矯正する。
【0055】次に上記のように構成された実施の形態3
の画像認識処理システムの動作について説明する。ま
ず、画像の認識処理においては上記実施の形態2と同様
に行うことができる。そして、上記実施の形態2と同様
に行い、補正情報生成部3−hにおいて、差分情報が発
生した場合、差分情報を画像処理部3−cにフィードバ
ックする。これは、差分情報が生じた原因として、考え
られ得ることは、外的環境の変化、例えば、天候、日照
条件などの変化により、従来までの画像データ処理のア
ルゴリズムでは適当でないことが考えられるためであ
る。
【0056】よって、画像処理部3−cのアルゴリズム
を差分情報が吸収できるように矯正する。そして、画像
処理部3−cは矯正されたアルゴリズムにて、画像デー
タを処理する。そして、外的環境の変化に対応した、実
質的な画像データの処理を行うことができる。
【0057】上記のように構成された実施の形態3の画
像認識処理システムは、画像データと外観情報との差分
が生じた場合、そのデータの差を吸収するために画像デ
ータ処理におけるアルゴリズムの変更を行うようにして
いるため、天候、日照条件など絶えず変化する外的環境
の変化に追随して画像データの処理を行うことができる
ため、より一層精度の高い処理を行うことができる。
【0058】実施の形態4.図4は、この発明の実施の
形態4の画像認識処理システムの構成を示すブロック図
である。図において、上記各実施の形態と同様の部分は
同一符号を付して説明を省略する。3−mは画像認識処
理装置3に設けられ、補正情報生成部3−hと画像処理
部3−cとに接続された入力制御部で、補正情報生成部
3−hで画像処理部3−cでの認識処理結果と抽出部3
−gでの外観情報との差分が生じ、その差分がある閾値
以上である場合、画像処理部3−cから補正情報生成部
3−hへの画像データの入力を一定時間停止する。
【0059】次に上記のように構成された実施の形態4
の画像認識処理システムの動作について説明する。ま
ず、画像の認識処理において、通常時は上記各実施の形
態と同様に行うことができる。そして、上記各実施の形
態と同様に行い、補正情報生成部3−hにおいて、差分
が発生し、その差分情報がある閾値以上である場合、画
像処理部3−cの画像データをキャンセルする。これ
は、差分が余りにも大きい場合には、外的環境の変化、
例えば、悪天候(濃霧、土砂降りの雨)、日照条件(照
り返し、西日など)、監視カメラ装置1の故障などによ
り、監視カメラ装置1からの画像データに信頼性がない
と考えられるためである。
【0060】よって、画像処理部3−cの画像データを
入力制御部3−mにより一定時間キャンセルする。そし
て、車両2に搭載されている通信機器8からの信号を無
線通信局6が受信する。次に、無線通信局6は通信部3
−fに受信信号を送信する。次に、通信部3−fはその
信号を抽出部3−gに送信する。次に、抽出部3−gは
外観情報登録手段7に登録されている信号であるか否か
を判断する。次に、登録されている信号であると判断す
ると、その信号に対応する外観情報を抽出する。
【0061】次に、補正情報生成部3−hには、画像処
理部3−cからの画像データがキャンセルされているた
め、上記抽出部3gより抽出した外観情報との差分を判
断する場合、抽出した外観情報のみにて画像データが補
正される。次に、補正した画像データを基に、以下通常
時と同様に、認識対象となる物体候補の各種パラメータ
をもとに、車両状況抽出部3−dにて車両速度・渋滞状
況・異常走行・停止車両・障害物など抽出と画像上の各
種事象判定を行う。次に、送信部3−eにて車両状況抽
出部3−dで抽出された車両認識情報を通信回線4へ送
信し、中央計算機装置5へ転送する。
【0062】次に、中央計算機装置5では、画像認識処
理装置3から送信されてくる車両認識・事象判定情報な
どを一括処理し、各監視区域への警報処置(掲示板、ハ
イウェイラジオによる警報通知)や、道路規制情報の通
達等を行う。
【0063】上記のように構成された実施の形態4の画
像認識処理システムは、画像データと外観情報との差分
が生じた場合、その差分が閾値以上であれば、監視カメ
ラ装置からの画像データに信頼性がないとして入力制限
部によりキャンセルし、一定時間、外観情報のみにて判
断する。よって、外的環境または監視カメラ装置の故障
などの不慮の事態に対しても、追随して外観情報を用い
て路上の車両状況の判断を行うことができる。
【0064】尚、外観情報を得ることのできない、即
ち、通信機器を搭載していない車両の存在についてであ
るが、携帯電話の普及率を考えると、通信機器を搭載し
ている車両がほとんどであり、通信機器を搭載していな
い車両はわずかであると考えられる。また、そのような
車両が存在したとしても、監視カメラ装置による画像デ
ータにて検出されることは期待できないため、実質的に
外観情報のみにて判断するものと同一となり、監視カメ
ラ装置の画像データをキャンセルしている分、処理速度
を向上することができる。
【0065】実施の形態5.図5は、この発明の実施の
形態5の画像認識処理システムの構成を示すブロック図
である。図において、上記各実施の形態と同様の部分は
同一符号を付して説明を省略する。3−jは画像認識処
理装置3に設けられ、車両状況抽出部3−dと通信部3
−fとに接続された処理結果蓄積部で、車両状況抽出部
3−dで抽出された車両認識情報、交通事象情報等の履
歴を蓄積する。
【0066】次に上記のように構成された実施の形態5
の画像認識処理システムの動作について説明する。ま
ず、画像の認識処理においては上記各実施の形態と同様
に行う。そして、車両状況抽出部3−dにて抽出された
車両認識情報、車両速度・渋滞状況・異常走行・停止車
両・障害物などの各種交通事象を処理結果蓄積部3−f
に蓄積する。
【0067】次に、通信部3−fは、中央計算機装置5
の配信要求、または、通信機器8からのデータ要求をト
リガとして、処理結果蓄積部3−fに蓄積された交通事
象情報を取り出して通信機器8に配信する。
【0068】上記のように構成された実施の形態5の画
像認識処理システムは、予め登録している通信機器に対
してのみ、必要となる交通事象情報を配信することがで
きる。
【0069】実施の形態6.図6は、この発明の実施の
形態6の画像認識処理システムの構成を示すブロック図
である。図において、上記各実施の形態と同様の部分は
同一符号を付して説明を省略する。3−kは画像認識処
理装置3に設けられ、処理結果蓄積部3−jと通信部3
−fとに接続された音声データ変換部で、処理結果蓄積
部3−jに蓄積された車両認識情報、交通事象情報等を
一定の規則に従って音声データに変換する。
【0070】次に上記のように構成された実施の形態6
の画像認識処理システムの動作について説明する。ま
ず、画像の認識処理においては上記各実施の形態と同様
に行う。音声データ変換部3−kは処理結果蓄積部3−
jに蓄積された車両認識情報、交通事象情報等を一定の
規則に従って音声データに変換している。そして、通信
部3−fは、中央計算機装置5の配信要求、または、通
信機器8からのデータ要求をトリガとして、音声データ
変換部3−kにて変換された交通事象を通信機器8に配
信する。
【0071】上記のように構成された実施の形態6の画
像認識処理システムは、予め登録している通信機器に対
してのみ、必要となる交通事象情報を音声データにて配
信することができる。
【0072】実施の形態7.図7は、この発明の実施の
形態7の画像認識処理システムの構成を示すブロック図
である。図において、上記各実施の形態と同様の部分は
同一符号を付して説明を省略する。3−lは画像認識処
理装置3に設けられ、画像メモリ部3−bと通信部3−
fとに接続された画像データ符号化部で、画像メモリ部
3−bに蓄積されデジタル化された画像データを、例え
ばMPEG/JPEG等の形式に符号化する。
【0073】次に上記のように構成された実施の形態7
の画像認識処理システムの動作について説明する。ま
ず、画像の認識処理においては上記各実施の形態と同様
に行う。画像データ符号化部3−lは、画像メモリ部3
−bに格納されたデジタル化の画像データを順次、MP
EG/JPEG等の形式に符号化する。そして、画像デ
ータ符号化部3−lのバッファに格納する。そして、通
信部3−fは、中央計算機装置5の配信要求、または、
通信機器8からのデータ要求をトリガとして、画像デー
タ符号化部3−lから画像データを通信機器8に配信す
る。また、これと同時に、処理結果蓄積部3−fに蓄積
された交通事象情報を取り出して通信機器8に配信する
こともできる。
【0074】上記のように構成された実施の形態7の画
像認識処理システムは、予め登録している通信機器に対
してのみ、必要となる交通事象情報の画像データを配信
することができる。また、交通事象情報を合わせて配信
することもできる。
【0075】実施の形態8.図8は、この発明の実施の
形態8の画像認識処理システムの構成を示すブロック図
である。図において、上記各実施の形態と同様の部分は
同一符号を付して説明を省略する。10は通信回線4に
接続されている画像認識処理装置で、画像認識処理装置
3とは別の箇所の路上の状況を判断しており、画像認識
処理装置3とほぼ同一の機能を果たすものである。
【0076】9は中央計算機装置5に接続されたデータ
ベースで、中央計算機装置5にて管理・制御している全
ての画像認識処理装置3、10のデータ収集・分配する
ものであり、交通事象情報、道路地図情報などを一定時
間で更新して格納している。尚、本実施の形態8におい
ては、中央計算機装置5は画像認識処理装置3、10と
接続されており、各画像認識処理装置3、10から車両
認識情報が通信回線4を介して送信される。さらに、画
像認識処理装置3、10から送信されてくる車両認識・
事象判定情報などを一括処理し、各監視区域への警報処
置(掲示板、ハイウェイラジオによる警報通知)や、道
路規制情報の通達等を行う。
【0077】次に上記のように構成された実施の形態8
の画像認識処理システムの動作について説明する。ま
ず、画像の認識処理においては上記各実施の形態と同様
に行うが、各画像認識処理装置3、10から抽出された
交通事象情報は中央計算機装置5に送信され、データベ
ース9に蓄積される。そして、画像認識処理装置3か
ら、事故、渋滞等といった交通事象情報を中央計算機装
置5が受信した場合には、他の画像認識処理装置10に
対して、画像認識処理装置3の監視範囲において、事
故、渋滞などが発生したことを通信回線4を介して知ら
せる。
【0078】そして、他の画像認識処理装置10から他
の監視範囲において事故、渋滞などが発生していること
を車両に知らせるとともに、画像認識処理装置3の監視
範囲を迂回するための近傍の道路地図データが送信され
る。
【0079】上記のように構成された実施の形態8の画
像認識処理システムは、予め登録している通信機器に対
して、異常発生地点と判断した近傍の道路地図データが
配信されるため、通信機器を搭載した車両が異常発生地
点に進入することを防止できる。
【0080】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、路上の状況の画像データを入力する監視カメラ手
段と、車両とともに移動する通信機器の信号と車両の外
観情報とを関連づけて登録する外観情報登録手段と、監
視カメラ手段からの画像データおよび外観情報登録手段
からの外観情報および通信機器から発信される信号から
路上における車両状況を判断する判断手段とを備えたの
で、監視カメラ手段に加えて外観情報を参考に路上にお
ける車両状況を判断することができる画像認識処理シス
テムを提供することが可能となる。
【0081】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、判断手段は、通信機器からの信号を受信
すると、信号に対応する車両の外観情報を抽出して、画
像データに外観情報が存在するか否かを判断し、画像デ
ータに外観情報が存在しない場合、外観情報を追加する
ので、外観情報を追加して判断することができる画像認
識処理システムを提供することが可能となる。
【0082】また、この発明の請求項3によれば、請求
項2において、判断手段は、画像データの処理方法の基
準を、外観情報が確認できるように変更するので、画像
データ処理の調整が容易となる画像認識処理システムを
提供することが可能となる。
【0083】また、この発明の請求項4によれば、請求
項2において、判断手段は、外観情報と画像データとの
差が所定値以上であれば、画像データの取り込みを一定
時間中断して外観情報のみにて路上における車両状況を
判断するので、画像データの不都合が生じても路上の車
両状況を判断することができる画像認識処理システムを
提供することが可能となる。
【0084】また、この発明の請求項5によれば、請求
項1ないし請求項4のいずれかにおいて、外観情報登録
手段に外観情報を入力した通信機器に対して、判断手段
にて判断された路上の車両状況のデータを送信する送信
手段を備えたので、通信機器が路上の車両状況を得るこ
とのできる画像認識処理システムを提供することが可能
となる。
【0085】また、この発明の請求項6によれば、請求
項5において、通信機器に送信する車両状況のデータ
は、音声データまたは/および映像データであるので、
より一層詳細な路上の車両状況を得ることができる画像
認識処理システムを提供することが可能となる。
【0086】また、この発明の請求項7によれば、請求
項6において、映像データは、画像データから必要なデ
ータを抽出して作成するので、画像データを有効的に利
用することができる画像認識処理システムを提供するこ
とが可能となる。
【0087】また、この発明の請求項8によれば、請求
項6において、映像データは、判断手段が異常発生地点
と判断した近傍の道路地図データであるので、車両が異
常発生地点を迂回することができる画像認識処理システ
ムを提供することが可能となる。
【0088】また、この発明の請求項9によれば、路上
の状況の画像データを入力する監視カメラ手段と、車両
とともに移動する通信機器の信号を登録する信号登録手
段と、通信機器の信号を受信する受信手段と、画像デー
タから路上の車両状況を判断する判断手段と、受信手段
が受信した信号が、信号登録手段に登録されている信号
で、かつ、監視カメラ手段の撮影範囲近傍位置にあると
判断すると監視カメラ手段に撮影開始を指示する指示手
段とを備えたので、監視カメラ手段の撮影を精度よく行
うことができる画像認識処理システムを提供することが
可能となる。
【0089】また、この発明の請求項10によれば、請
求項1ないし請求項9のいずれかにおいて、通信機器と
して携帯電話が用いられるものであるので、簡便に通信
機器の信号を登録することができる画像認識処理システ
ムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す画像認識処理
システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態2を示す画像認識処理
システムの構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態3を示す画像認識処理
システムの構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態4を示す画像認識処理
システムの構成を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態5を示す画像認識処理
システムの構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態6を示す画像認識処理
システムの構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態7を示す画像認識処理
システムの構成を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態8を示す画像認識処理
システムの構成を示すブロック図である。
【図9】 従来の画像認識処理装置を示すを示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1,11a,11b,11c 監視カメラ装置、2,1
2a,12b,12c 車両、3,10,13 画像認
識処理装置、3−a,13−a A/D変換部、3−
b,13−b 画像メモリ部、3−c,13−c 画像
処理部、3−d,13−d 車両状況抽出部、3−e,
13−e 送信部、3−f 通信制御部、3−g 抽出
部、3−h 補正情報生成部、3−i 矯正部、3−j
処理結果蓄積部、3−k 音声データ変換部、3−l
画像データ符号化部、3−m 入力制限部、4 通信
回線、5 中央計算機装置、6 無線通信局、7 外観
情報登録手段、8,18 通信機器、9 データベー
ス、13−f 指示部、16a,16b,16c 受信
局、17 信号登録手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C054 AA01 AA05 CH04 DA06 EB05 EG10 FC12 FF06 HA26 5H180 BB05 CC04 DD03 DD04 EE15 EE18

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路上の状況の画像データを入力する監視
    カメラ手段と、車両とともに移動する通信機器の信号と
    上記車両の外観情報とを関連づけて登録する外観情報登
    録手段と、上記監視カメラ手段からの画像データおよび
    上記外観情報登録手段からの外観情報および上記通信機
    器から発信される信号から上記路上における車両状況を
    判断する判断手段とを備えたことを特徴とする画像認識
    処理システム。
  2. 【請求項2】 判断手段は、通信機器からの信号を受信
    すると、上記信号に対応する車両の外観情報を抽出し
    て、画像データに上記外観情報が存在するか否かを判断
    し、上記画像データに上記外観情報が存在しない場合、
    上記外観情報を追加することを特徴とする請求項1に記
    載の画像認識処理システム。
  3. 【請求項3】 判断手段は、画像データの処理方法の基
    準を、上記外観情報が確認できるように変更することを
    特徴とする請求項2に記載の画像認識処理システム。
  4. 【請求項4】 判断手段は、外観情報と画像データとの
    差が所定値以上であれば、画像データの取り込みを一定
    時間中断して外観情報のみにて路上における車両状況を
    判断することを特徴とする請求項2に記載の画像認識処
    理システム。
  5. 【請求項5】 外観情報登録手段に外観情報を入力した
    通信機器に対して、判断手段にて判断された路上の車両
    状況のデータを送信する送信手段を備えたことを特徴と
    する請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像認
    識処理システム。
  6. 【請求項6】 通信機器に送信する車両状況のデータ
    は、音声データまたは/および映像データであることを
    特徴とする請求項5に記載の画像認識処理システム。
  7. 【請求項7】 映像データは、画像データから必要なデ
    ータを抽出して作成することを特徴とする請求項6に記
    載の画像認識処理システム。
  8. 【請求項8】 映像データは、判断手段が異常発生地点
    と判断した近傍の道路地図データであることを特徴とす
    る請求項6に記載の画像認識処理システム。
  9. 【請求項9】 路上の状況の画像データを入力する監視
    カメラ手段と、車両とともに移動する通信機器の信号を
    登録する信号登録手段と、上記通信機器の信号を受信す
    る受信手段と、上記画像データから路上の車両状況を判
    断する判断手段と、上記受信手段が受信した信号が、上
    記信号登録手段に登録されている信号で、かつ、上記監
    視カメラ手段の撮影範囲近傍位置にあると判断すると上
    記監視カメラ手段に撮影開始を指示する指示手段とを備
    えたことを特徴とする画像認識処理システム。
  10. 【請求項10】 通信機器として携帯電話が用いられる
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに
    記載の画像認識処理システム。
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