JP2003057707A - 像ぶれ補正装置 - Google Patents
像ぶれ補正装置Info
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- JP2003057707A JP2003057707A JP2001240788A JP2001240788A JP2003057707A JP 2003057707 A JP2003057707 A JP 2003057707A JP 2001240788 A JP2001240788 A JP 2001240788A JP 2001240788 A JP2001240788 A JP 2001240788A JP 2003057707 A JP2003057707 A JP 2003057707A
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B5/00—Adjustment of optical system relative to image or object surface other than for focusing
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B2205/00—Adjustment of optical system relative to image or object surface other than for focusing
- G03B2205/0007—Movement of one or more optical elements for control of motion blur
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 像ぶれ補正装置のさらなる小型化が要求され
ている。 【解決手段】 像ぶれ補正用レンズ群1を保持したピッ
チング移動枠2は、ピッチング方向(Y方向)に摺動自
在に保持されていおり、軸受2a,2bは2つに分割さ
れている。ヨーイング移動枠4は、ヨーイング方向(X
方向)に摺動自在に保持されており、軸受4a,4bは
2つに分割されている。像ぶれ補正用レンズ群1をY方
向に駆動する電磁アクチュエータ13yは、軸受4a,
4bの間に配置され、X方向に駆動する電磁アクチュエ
ータ13xは、軸受3a,3bの間に配置される。この
ような構成としたことにより、像ぶれ補正装置の小型化
を図ることができる。
ている。 【解決手段】 像ぶれ補正用レンズ群1を保持したピッ
チング移動枠2は、ピッチング方向(Y方向)に摺動自
在に保持されていおり、軸受2a,2bは2つに分割さ
れている。ヨーイング移動枠4は、ヨーイング方向(X
方向)に摺動自在に保持されており、軸受4a,4bは
2つに分割されている。像ぶれ補正用レンズ群1をY方
向に駆動する電磁アクチュエータ13yは、軸受4a,
4bの間に配置され、X方向に駆動する電磁アクチュエ
ータ13xは、軸受3a,3bの間に配置される。この
ような構成としたことにより、像ぶれ補正装置の小型化
を図ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手ぶれ補正を行う
レンズ鏡筒に搭載した像ぶれ補正装置に関し、特にその
小型化に関するものである。
レンズ鏡筒に搭載した像ぶれ補正装置に関し、特にその
小型化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、民生用ビデオカメラの小型化、軽
量化、光学ズームの高倍率化が進み、その使い勝手が格
段に向上した。このため、一般撮影者にとってビデオカ
メラは、ごく普通の映像機器となっている。しかしその
反面、小型化、軽量化、光学ズームの高倍率化は、撮影
に習熟していないビデオカメラの使用者にとっては、撮
影時に手ぶれが生じると、画面が安定しなくなるという
原因になっていた。よって、このようなトラブルを少な
くするため、手ぶれ補正装置を搭載するビデオカメラが
多く開発され、既に商品化されている。
量化、光学ズームの高倍率化が進み、その使い勝手が格
段に向上した。このため、一般撮影者にとってビデオカ
メラは、ごく普通の映像機器となっている。しかしその
反面、小型化、軽量化、光学ズームの高倍率化は、撮影
に習熟していないビデオカメラの使用者にとっては、撮
影時に手ぶれが生じると、画面が安定しなくなるという
原因になっていた。よって、このようなトラブルを少な
くするため、手ぶれ補正装置を搭載するビデオカメラが
多く開発され、既に商品化されている。
【0003】また静止画を撮影するデジタルスチルカメ
ラも普及しており、このデジタルスチルカメラにおいて
も、高解像度になるにつれ、手ぶれの影響が目立つよう
になってきた。
ラも普及しており、このデジタルスチルカメラにおいて
も、高解像度になるにつれ、手ぶれの影響が目立つよう
になってきた。
【0004】このビデオカメラ、デジタルスチルカメラ
用の手ぶれ補正装置としては、本発明者が先に出願した
特開2001−117129号公報にて記載されている
ように、補正レンズ群を光軸と垂直な2方向に動かすこ
とにより、撮影者による手ぶれを補正し、安定な画像を
得る方法が提案されている。図6は、上記公報に開示の
従来の像ぶれ補正装置45の一例を示す分解斜視図であ
る。
用の手ぶれ補正装置としては、本発明者が先に出願した
特開2001−117129号公報にて記載されている
ように、補正レンズ群を光軸と垂直な2方向に動かすこ
とにより、撮影者による手ぶれを補正し、安定な画像を
得る方法が提案されている。図6は、上記公報に開示の
従来の像ぶれ補正装置45の一例を示す分解斜視図であ
る。
【0005】撮影時に像ぶれを補正するための像ぶれ補
正用レンズ群31は、図6のY方向およびX方向に移動
可能なピッチング移動枠32に固定されている。このピ
ッチング移動枠32は、軸受32aとその反対側に廻り
止め32bを設けることにより、2本のピッチングシャ
フト33a,33bを介してY方向に摺動可能な構成と
なっている。ピッチング移動枠32の下側には第1の電
磁アクチュエータ36yが配置されている。この第1の
電磁アクチュエータ36yは、ピッチング移動枠32に
取り付けられた第1のコイル37yと、固定枠40に取
り付けられたマグネット38yおよびヨーク39yによ
り構成されている。
正用レンズ群31は、図6のY方向およびX方向に移動
可能なピッチング移動枠32に固定されている。このピ
ッチング移動枠32は、軸受32aとその反対側に廻り
止め32bを設けることにより、2本のピッチングシャ
フト33a,33bを介してY方向に摺動可能な構成と
なっている。ピッチング移動枠32の下側には第1の電
磁アクチュエータ36yが配置されている。この第1の
電磁アクチュエータ36yは、ピッチング移動枠32に
取り付けられた第1のコイル37yと、固定枠40に取
り付けられたマグネット38yおよびヨーク39yによ
り構成されている。
【0006】さらにピッチング移動枠32の右側には、
第2の電磁アクチュエータ36xが配置されている。こ
の第2の電磁アクチュエータ36xは、ピッチング移動
枠32に取り付けられた第2のコイル37xと、固定枠
10に取り付けられた固定枠40に取り付けられるマグ
ネット38xおよびヨーク39xにより構成されてい
る。
第2の電磁アクチュエータ36xが配置されている。こ
の第2の電磁アクチュエータ36xは、ピッチング移動
枠32に取り付けられた第2のコイル37xと、固定枠
10に取り付けられた固定枠40に取り付けられるマグ
ネット38xおよびヨーク39xにより構成されてい
る。
【0007】ピッチング移動枠32の−Z方向には、像
ぶれ補正用レンズ群31をX方向に移動させるヨーイン
グ移動枠34が取り付けられている。ヨーイング移動枠
34には、先ほど述べたピッチング移動枠32をY方向
に摺動2本のピッチングシャフト33a,33bの両端
を固定する固定部34c、34dが設けられている。ま
たヨーイング移動枠4は、軸受34aとその反対側にシ
ャフト35bを設けることにより、2本のヨーイングシ
ャフト35a、35bを介してX方向に摺動可能な構成
となっている。
ぶれ補正用レンズ群31をX方向に移動させるヨーイン
グ移動枠34が取り付けられている。ヨーイング移動枠
34には、先ほど述べたピッチング移動枠32をY方向
に摺動2本のピッチングシャフト33a,33bの両端
を固定する固定部34c、34dが設けられている。ま
たヨーイング移動枠4は、軸受34aとその反対側にシ
ャフト35bを設けることにより、2本のヨーイングシ
ャフト35a、35bを介してX方向に摺動可能な構成
となっている。
【0008】このヨーイングシャフト35aは、ヨーイ
ング移動枠34の−Z方向に設けられた固定枠40の固
定部40a(図示せず)に固定される。またヨーイング
シャフト35bは、固定枠40に設けられた廻り止め4
0bにより摺動自在である。
ング移動枠34の−Z方向に設けられた固定枠40の固
定部40a(図示せず)に固定される。またヨーイング
シャフト35bは、固定枠40に設けられた廻り止め4
0bにより摺動自在である。
【0009】次に像ぶれ補正装置45のサイズについ
て、図7を用いて説明する。この図は、図6に示した像
ぶれ補正装置を、−Z方向から見たときのピッチング移
動枠と電磁アクチュエータの配置図である。なおこの図
は、説明をわかりやすくするため、マグネット38y,
38xおよびヨーク39y,39xの−Z側半分の部分
を省略して図示している。この図からわかるように、光
軸中心からヨーク39xの左端までの距離はX2で3あ
り、光軸中心からヨーク39yの下端までの距離はY2
となる。したがって、この距離が、像ぶれ補正装置45
のサイズを決める要因となる。
て、図7を用いて説明する。この図は、図6に示した像
ぶれ補正装置を、−Z方向から見たときのピッチング移
動枠と電磁アクチュエータの配置図である。なおこの図
は、説明をわかりやすくするため、マグネット38y,
38xおよびヨーク39y,39xの−Z側半分の部分
を省略して図示している。この図からわかるように、光
軸中心からヨーク39xの左端までの距離はX2で3あ
り、光軸中心からヨーク39yの下端までの距離はY2
となる。したがって、この距離が、像ぶれ補正装置45
のサイズを決める要因となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の像ぶれ補正装置においては、次のような問題点があ
った。
来の像ぶれ補正装置においては、次のような問題点があ
った。
【0011】すなわち、昨今のビデオムービー、デジタ
ルスチルカメラ本体の小型化に対する要求がますます高
まり、本体に内蔵される手ぶれ補正装置を有したレンズ
鏡筒のさらなる小型化が要求されている。
ルスチルカメラ本体の小型化に対する要求がますます高
まり、本体に内蔵される手ぶれ補正装置を有したレンズ
鏡筒のさらなる小型化が要求されている。
【0012】従来例においては、図7に説明したよう
に、像ぶれ補正装置45のX方向のサイズを小さくする
ためには、X2の距離を縮める必要がある。しかしがら
従来例においては、図7の点線で囲んだ部分41が無駄
なスペースとなっており、X2の距離を縮まるために、
ヨーク39yを光軸中心側に移動させて配置することは
困難であり、像ぶれ補正装置45の小型化を阻害する要
因の一つとなっていた。同様にY方向についても、その
説明のための図は省略するが、Y2の距離を縮める必要
があった。
に、像ぶれ補正装置45のX方向のサイズを小さくする
ためには、X2の距離を縮める必要がある。しかしがら
従来例においては、図7の点線で囲んだ部分41が無駄
なスペースとなっており、X2の距離を縮まるために、
ヨーク39yを光軸中心側に移動させて配置することは
困難であり、像ぶれ補正装置45の小型化を阻害する要
因の一つとなっていた。同様にY方向についても、その
説明のための図は省略するが、Y2の距離を縮める必要
があった。
【0013】また、ピッチングシャフト33a、あるい
はヨーイングシャフト35aの両端を固定する際には、
それぞれヨーイング移動枠34の固定部34d、固定枠
40の固定部40aに接着にて固定する必要があり、組
立が煩雑になっていた。
はヨーイングシャフト35aの両端を固定する際には、
それぞれヨーイング移動枠34の固定部34d、固定枠
40の固定部40aに接着にて固定する必要があり、組
立が煩雑になっていた。
【0014】そこで、本発明は、従来の像ぶれ補正装置
よりもさらに小型化に対応し、組立を簡略化した像ぶれ
補正装置を提供しようとするものである。
よりもさらに小型化に対応し、組立を簡略化した像ぶれ
補正装置を提供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の請求項1記載の像ぶれ補正装置は、像ぶれ補
正用レンズ群を保持した第1の移動枠と、第1、第2の
ガイド手段と第1の廻り止め手段により、第1の移動枠
を光軸と直交する第1の方向に対し摺動自在に保持した
第2の移動枠と、第3、第4のガイド手段と第2の廻り
止め手段により、第2の移動枠を光軸と直交する第2の
方向に対し摺動自在に保持した固定枠と、第3、第4の
ガイド手段の間に配置され、第1の方向に像ぶれ補正レ
ンズ群を駆動する第1の駆動手段と、第1、第2のガイ
ド手段の間に配置され、第2の方向に像ぶれ補正レンズ
群を駆動する第2の駆動手段を備えたことを特徴とす
る。この構成により、像ぶれ補正装置の小型化、さらに
は組立の簡略化を図ることが可能となる。
に本発明の請求項1記載の像ぶれ補正装置は、像ぶれ補
正用レンズ群を保持した第1の移動枠と、第1、第2の
ガイド手段と第1の廻り止め手段により、第1の移動枠
を光軸と直交する第1の方向に対し摺動自在に保持した
第2の移動枠と、第3、第4のガイド手段と第2の廻り
止め手段により、第2の移動枠を光軸と直交する第2の
方向に対し摺動自在に保持した固定枠と、第3、第4の
ガイド手段の間に配置され、第1の方向に像ぶれ補正レ
ンズ群を駆動する第1の駆動手段と、第1、第2のガイ
ド手段の間に配置され、第2の方向に像ぶれ補正レンズ
群を駆動する第2の駆動手段を備えたことを特徴とす
る。この構成により、像ぶれ補正装置の小型化、さらに
は組立の簡略化を図ることが可能となる。
【0016】請求項2記載の像ぶれ補正装置は、第3、
第4のガイド手段の間に配置され、第1の方向の像ぶれ
補正用レンズ群の位置を検出する第1の位置検出手段
と、第1、第2のガイド手段の間に配置され、第2の方
向の像ぶれ補正用レンズ群の位置を検出する第2の位置
検出手段を設けたことを特徴とする。この構成により、
像ぶれ補正装置の部品点数の削減、さらには光軸方向の
短縮化を図ることが可能となる。
第4のガイド手段の間に配置され、第1の方向の像ぶれ
補正用レンズ群の位置を検出する第1の位置検出手段
と、第1、第2のガイド手段の間に配置され、第2の方
向の像ぶれ補正用レンズ群の位置を検出する第2の位置
検出手段を設けたことを特徴とする。この構成により、
像ぶれ補正装置の部品点数の削減、さらには光軸方向の
短縮化を図ることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
る像ぶれ補正装置について、図1〜図5を用いて説明す
る。図1は本実施の形態における像ぶれ補正装置の分解
斜視図、図2(a)および(b)は同像ぶれ補正装置の
構成を説明する概略図、図3は図2(a)に示した像ぶ
れ補正装置の断面を示す図、図4は同像ぶれ補正装置の
位置検出部の変位量とマグネットの磁束密度の関係を示
す図、図5は同像ぶれ補正装置を有するカメラのハード
ウェア構成を示すブロック図である。
る像ぶれ補正装置について、図1〜図5を用いて説明す
る。図1は本実施の形態における像ぶれ補正装置の分解
斜視図、図2(a)および(b)は同像ぶれ補正装置の
構成を説明する概略図、図3は図2(a)に示した像ぶ
れ補正装置の断面を示す図、図4は同像ぶれ補正装置の
位置検出部の変位量とマグネットの磁束密度の関係を示
す図、図5は同像ぶれ補正装置を有するカメラのハード
ウェア構成を示すブロック図である。
【0018】撮影時に像ぶれを補正するための像ぶれ補
正用レンズ群1は、図1の第1の方向(Y方向)である
ピッチング方向と、第2の方向(X方向)であるヨーイ
ング方向にも移動可能であるピッチング移動枠2に固定
されている。このピッチング移動枠2は、軸受2a、2
bとその反対側にピッチングシャフト3cの両端を圧入
固定する固定部2cを設けることにより、3本のピッチ
ングシャフト3a,3b,3cを介して第1の方向
(Y)方向に摺動可能な構成となっている。
正用レンズ群1は、図1の第1の方向(Y方向)である
ピッチング方向と、第2の方向(X方向)であるヨーイ
ング方向にも移動可能であるピッチング移動枠2に固定
されている。このピッチング移動枠2は、軸受2a、2
bとその反対側にピッチングシャフト3cの両端を圧入
固定する固定部2cを設けることにより、3本のピッチ
ングシャフト3a,3b,3cを介して第1の方向
(Y)方向に摺動可能な構成となっている。
【0019】ピッチング移動枠2の−Z方向には、像ぶ
れ補正用レンズ群1を第2の方向(X方向)に移動させ
るヨーイング移動枠4が取り付けられている。ヨーイン
グ移動枠4には、先ほど述べたピッチング移動枠2をピ
ッチング方向(Y方向)に摺動させるための2本のピッ
チングシャフト3a,3bの片側を固定する固定部4
d,4eと廻り止め4cが設けられている。またヨーイ
ング移動枠4は、軸受4a,4bとその反対側にヨーイ
ングシャフト5cの両端を圧入固定する固定部4cを設
けることにより、3本のヨーイングシャフト5a,5
b,5cを介して第2の方向(X方向)に摺動可能な構
成となっている。
れ補正用レンズ群1を第2の方向(X方向)に移動させ
るヨーイング移動枠4が取り付けられている。ヨーイン
グ移動枠4には、先ほど述べたピッチング移動枠2をピ
ッチング方向(Y方向)に摺動させるための2本のピッ
チングシャフト3a,3bの片側を固定する固定部4
d,4eと廻り止め4cが設けられている。またヨーイ
ング移動枠4は、軸受4a,4bとその反対側にヨーイ
ングシャフト5cの両端を圧入固定する固定部4cを設
けることにより、3本のヨーイングシャフト5a,5
b,5cを介して第2の方向(X方向)に摺動可能な構
成となっている。
【0020】ヨーイング移動枠4の−Z方向に設けられ
た固定枠6には、先ほど述べたヨーイング移動枠4をヨ
ーイング方向(X方向)に摺動させるための2本のヨー
イングシャフト5a,5bの片側を固定する固定部6
a、6bとその反対側に廻り止め6cが設けられてい
る。
た固定枠6には、先ほど述べたヨーイング移動枠4をヨ
ーイング方向(X方向)に摺動させるための2本のヨー
イングシャフト5a,5bの片側を固定する固定部6
a、6bとその反対側に廻り止め6cが設けられてい
る。
【0021】電気基板7は、ピッチング移動枠2の−Z
方向に取り付けられている。この電気基板7には、補正
レンズ群1をピッチング方向に駆動する第1のコイル8
y、ヨーイング方向に駆動する第2のコイル8xと、補
正レンズ群1のピッチング方向の位置を検出するホール
素子9y、ヨーイング方向の位置を検出するホール素子
9xが設けられている。なおこのコイル8y,8xは、
ファインパターンコイルとして電気基板7に一体に構成
されている。
方向に取り付けられている。この電気基板7には、補正
レンズ群1をピッチング方向に駆動する第1のコイル8
y、ヨーイング方向に駆動する第2のコイル8xと、補
正レンズ群1のピッチング方向の位置を検出するホール
素子9y、ヨーイング方向の位置を検出するホール素子
9xが設けられている。なおこのコイル8y,8xは、
ファインパターンコイルとして電気基板7に一体に構成
されている。
【0022】マグネット10y、10xは片側に2極着
磁されている。このマグネット10y、10xは、固定
枠6のZ方向より、それぞれマグネット固定部6y、6
xに挿入する。また固定枠の−Z方向より第1のヨーク
11を挿入することにより、固定枠6を挟んで、マグネ
ット10y、10xと第1のヨーク11が互いに引き付
けられることにより、固定枠6に位置決め固定される。
一方、第2のヨーク12は、Z方向より固定枠6の6d
に位置決め固定される。
磁されている。このマグネット10y、10xは、固定
枠6のZ方向より、それぞれマグネット固定部6y、6
xに挿入する。また固定枠の−Z方向より第1のヨーク
11を挿入することにより、固定枠6を挟んで、マグネ
ット10y、10xと第1のヨーク11が互いに引き付
けられることにより、固定枠6に位置決め固定される。
一方、第2のヨーク12は、Z方向より固定枠6の6d
に位置決め固定される。
【0023】第1の電磁アクチュエータ13yは、第1
のコイル8yと、マグネット10yおよび第1のヨーク
11、第2のヨーク12により構成される。同様に、第
2の電磁アクチュエータ13xは、第1のコイル8x
と、マグネット10xおよび第1のヨーク11、第2の
ヨーク12により構成される。第1の電磁アクチュエー
タ13yがピッチング移動枠2を第1の方向であるピッ
チング方向(Y方向)に駆動する第1の駆動手段を構成
し、第2の電磁アクチュエータ13xがピッチング移動
枠2を第2の方向であるヨーイング方向(X方向)に駆
動する第2の駆動手段を構成している。
のコイル8yと、マグネット10yおよび第1のヨーク
11、第2のヨーク12により構成される。同様に、第
2の電磁アクチュエータ13xは、第1のコイル8x
と、マグネット10xおよび第1のヨーク11、第2の
ヨーク12により構成される。第1の電磁アクチュエー
タ13yがピッチング移動枠2を第1の方向であるピッ
チング方向(Y方向)に駆動する第1の駆動手段を構成
し、第2の電磁アクチュエータ13xがピッチング移動
枠2を第2の方向であるヨーイング方向(X方向)に駆
動する第2の駆動手段を構成している。
【0024】以上の構成によって、電気基板7の第1の
コイル8yに電流が流されると、マグネット10yと第
1のヨーク11、第2のヨーク12とにより第1の方向
であるピッチング方向(Y方向)に沿った電磁力が発生
する。これと同様に、電気基板7の第2のコイル8xに
電流が流されると、マグネット10xと第1のヨーク1
1、第2のヨーク12とにより第2の方向であるヨーイ
ング方向(X方向)に沿った電磁力が発生する。このよ
うに2つの電磁アクチュエータ13y,13xにより、
像ぶれ補正用レンズ群1は光軸Z方向にほぼ垂直なX,
Yの2方向に駆動される。
コイル8yに電流が流されると、マグネット10yと第
1のヨーク11、第2のヨーク12とにより第1の方向
であるピッチング方向(Y方向)に沿った電磁力が発生
する。これと同様に、電気基板7の第2のコイル8xに
電流が流されると、マグネット10xと第1のヨーク1
1、第2のヨーク12とにより第2の方向であるヨーイ
ング方向(X方向)に沿った電磁力が発生する。このよ
うに2つの電磁アクチュエータ13y,13xにより、
像ぶれ補正用レンズ群1は光軸Z方向にほぼ垂直なX,
Yの2方向に駆動される。
【0025】次に像ぶれ補正装置15のサイズについ
て、図2を用いて説明する。図2(a)はピッチング移
動枠2と第2のアクチュエータ13xの位置関係を、図
2(b)はヨーイング移動枠4と第1のアクチュエータ
13yの位置関係を示している。なお説明をわかりやす
くするため、第2のヨーク12は図示していない。ま
た、第1のヨーク11についても、2つに分割してい
る。
て、図2を用いて説明する。図2(a)はピッチング移
動枠2と第2のアクチュエータ13xの位置関係を、図
2(b)はヨーイング移動枠4と第1のアクチュエータ
13yの位置関係を示している。なお説明をわかりやす
くするため、第2のヨーク12は図示していない。ま
た、第1のヨーク11についても、2つに分割してい
る。
【0026】図2(a)に示すように、ピッチング移動
枠2に設けた軸受2a、2bを上下に分割したことによ
り、その間に第2のアクチュエータ13xを配置するこ
とが可能となる。この結果、第2のアクチュエータ13
xを光軸中心方向に近づけることが可能となるため、光
軸中心から第2のアクチュエータ13xの左端までの距
離X1は、図7の従来例で示した距離X2に比べて短く
なる。
枠2に設けた軸受2a、2bを上下に分割したことによ
り、その間に第2のアクチュエータ13xを配置するこ
とが可能となる。この結果、第2のアクチュエータ13
xを光軸中心方向に近づけることが可能となるため、光
軸中心から第2のアクチュエータ13xの左端までの距
離X1は、図7の従来例で示した距離X2に比べて短く
なる。
【0027】したがって、像ぶれ補正装置15のX方向
のサイズを小さくすることができる。同様に図2(b)
に示すように、ヨーイング移動枠4に設けた軸受4a,
4bを左右に分割したことにより、その間に第1のアク
チュエータ13yを配置することが可能となる。この結
果、第1のアクチュエータ13yを光軸中心方向に近づ
けることが可能となるため、光軸中心から第1のアクチ
ュエータ13yの下端までの距離Y1は、従来例で示し
た距離Y2に比べて短くなる。したがって、像ぶれ補正
装置15のY方向のサイズを小さくすることができる。
のサイズを小さくすることができる。同様に図2(b)
に示すように、ヨーイング移動枠4に設けた軸受4a,
4bを左右に分割したことにより、その間に第1のアク
チュエータ13yを配置することが可能となる。この結
果、第1のアクチュエータ13yを光軸中心方向に近づ
けることが可能となるため、光軸中心から第1のアクチ
ュエータ13yの下端までの距離Y1は、従来例で示し
た距離Y2に比べて短くなる。したがって、像ぶれ補正
装置15のY方向のサイズを小さくすることができる。
【0028】図3は、図2(a)の断面Aを示したもの
である。ピッチング移動枠2の軸受2aには、ヨーイン
グ移動枠4の固定部4dの上側より、B方向にピッチン
グシャフト3aを挿入し、その一端を固定部4dに固定
する。一方、固定部4dの穴径に対し、ピッチング移動
枠2の軸受2aの穴径が大きくなるように形成されてお
り、ピッチングシャフト3aと軸受2aとは、数ミクロ
ンのクリアランスにてグリス等を介して摺動する。また
グリス溜り2fは、グリスがその他の部分に抜けないよ
うにグリスを溜めておく役目を果たす。同様に、ピッチ
ング移動枠2bには、ヨーイング移動枠4の固定部4f
の下側より、C方向にピッチング移動枠2に挿入し、そ
の一端を固定部4eに固定する。
である。ピッチング移動枠2の軸受2aには、ヨーイン
グ移動枠4の固定部4dの上側より、B方向にピッチン
グシャフト3aを挿入し、その一端を固定部4dに固定
する。一方、固定部4dの穴径に対し、ピッチング移動
枠2の軸受2aの穴径が大きくなるように形成されてお
り、ピッチングシャフト3aと軸受2aとは、数ミクロ
ンのクリアランスにてグリス等を介して摺動する。また
グリス溜り2fは、グリスがその他の部分に抜けないよ
うにグリスを溜めておく役目を果たす。同様に、ピッチ
ング移動枠2bには、ヨーイング移動枠4の固定部4f
の下側より、C方向にピッチング移動枠2に挿入し、そ
の一端を固定部4eに固定する。
【0029】一方、固定部4fの穴径に対し、ピッチン
グ移動枠2の軸受2bの穴径が大きくなるように形成さ
れており、ピッチングシャフト3bと軸受2bとは、数
ミクロンのクリアランスにてグリス等を介して摺動す
る。またグリス溜り2gは、グリスがその他の部分に抜
けないようにグリスを溜めておく役目を果たす。なおピ
ッチングシャフト3a,3bについては、径が均一であ
るシャフトについて説明したが、固定部4d,4fの部
分の径が大きく、摺動部の径が小さい、いわゆる段付き
シャフトとしても良い。
グ移動枠2の軸受2bの穴径が大きくなるように形成さ
れており、ピッチングシャフト3bと軸受2bとは、数
ミクロンのクリアランスにてグリス等を介して摺動す
る。またグリス溜り2gは、グリスがその他の部分に抜
けないようにグリスを溜めておく役目を果たす。なおピ
ッチングシャフト3a,3bについては、径が均一であ
るシャフトについて説明したが、固定部4d,4fの部
分の径が大きく、摺動部の径が小さい、いわゆる段付き
シャフトとしても良い。
【0030】また図2(b)で説明したヨーイング移動
枠4と固定枠6の関係については、先ほど説明したピッ
チング移動枠2とヨーイング移動枠と関係が同じである
ため、その説明は省略する。
枠4と固定枠6の関係については、先ほど説明したピッ
チング移動枠2とヨーイング移動枠と関係が同じである
ため、その説明は省略する。
【0031】次に、像ぶれ補正用レンズ群1の位置を検
出する位置検出部14y,14xについて説明する。9
y,9xは磁束密度を電気信号に変換するホール素子で
あり、電気基板7に位置決め固定されている。検出用マ
グネットは、先に説明した電磁アクチュエータ13y,
13xのマグネット10x,10yを使用する。したが
って、ホール素子9y、9xとマグネット10y,10
xとにより位置検出部14y,14xが構成される。こ
こで、図4を用いてマグネット10x,10yの磁束の
状態を説明する。
出する位置検出部14y,14xについて説明する。9
y,9xは磁束密度を電気信号に変換するホール素子で
あり、電気基板7に位置決め固定されている。検出用マ
グネットは、先に説明した電磁アクチュエータ13y,
13xのマグネット10x,10yを使用する。したが
って、ホール素子9y、9xとマグネット10y,10
xとにより位置検出部14y,14xが構成される。こ
こで、図4を用いてマグネット10x,10yの磁束の
状態を説明する。
【0032】図の横軸は光軸を中心としてピッチング方
向(Y方向)、ヨーイング方向(X方向)の位置、縦軸
は磁束密度を示している。また横軸の中央は、マグネッ
ト10x,10yの2極着磁の境界部分であり、このと
き磁束密度はゼロとなる。この位置は、像ぶれ補正レン
ズ群1の光軸中心に略一致するようになっている。マグ
ネット10y,10xに対して、ホール素子9y,9x
が移動することにより、変位量がゼロの位置を中心とす
る破線で示す範囲内では、変位量の変化に対して磁束密
度が略直線的に変化する。
向(Y方向)、ヨーイング方向(X方向)の位置、縦軸
は磁束密度を示している。また横軸の中央は、マグネッ
ト10x,10yの2極着磁の境界部分であり、このと
き磁束密度はゼロとなる。この位置は、像ぶれ補正レン
ズ群1の光軸中心に略一致するようになっている。マグ
ネット10y,10xに対して、ホール素子9y,9x
が移動することにより、変位量がゼロの位置を中心とす
る破線で示す範囲内では、変位量の変化に対して磁束密
度が略直線的に変化する。
【0033】したがって、ホール素子9y,9xの出力
される電気信号を検出することにより、像ぶれ補正レン
ズ群1のピッチング方向(Y方向)およびヨーイング方
向(X方向)の位置を検出することが可能となる。
される電気信号を検出することにより、像ぶれ補正レン
ズ群1のピッチング方向(Y方向)およびヨーイング方
向(X方向)の位置を検出することが可能となる。
【0034】このように構成された像ぶれ補正装置15
について、図5を参照しつつその動作を以下に述べる。
について、図5を参照しつつその動作を以下に述べる。
【0035】像ぶれ補正装置15を内蔵したカメラに作
用した像ぶれは、略90゜に配置された2個の角速度セ
ンサ16により検出される。角速度センサ18により得
られた出力は時間積分される。そしてカメラのぶれ角度
に変換され、像ぶれ補正用レンズ群1の目標位置情報に
変換される。この目標位置情報に応じて像ぶれ補正用レ
ンズ群1を移動させるために、サーボ駆動回路17は、
目標位置情報と位置検出部14y,14xにより検出さ
れた現在の像ぶれ補正用レンズ群1の位置情報との差を
演算し、電磁アクチュエータ13y,13xに信号を伝
送する。
用した像ぶれは、略90゜に配置された2個の角速度セ
ンサ16により検出される。角速度センサ18により得
られた出力は時間積分される。そしてカメラのぶれ角度
に変換され、像ぶれ補正用レンズ群1の目標位置情報に
変換される。この目標位置情報に応じて像ぶれ補正用レ
ンズ群1を移動させるために、サーボ駆動回路17は、
目標位置情報と位置検出部14y,14xにより検出さ
れた現在の像ぶれ補正用レンズ群1の位置情報との差を
演算し、電磁アクチュエータ13y,13xに信号を伝
送する。
【0036】電磁アクチュエータ13y,13xは、こ
の信号に基づいて像ぶれ補正レンズ群1を駆動する。ピ
ッチング方向Yの駆動については、サーボ駆動回路17
から指令を受けた電磁アクチュエータ13yは、図示せ
ぬフレキシブルプリントケーブルを通じて第1のコイル
7yに電流が流れると、第1の方向であるピッチング方
向(Y方向)に力が働き、ピッチング移動枠2をピッチ
ング方向(Y方向)に駆動する。
の信号に基づいて像ぶれ補正レンズ群1を駆動する。ピ
ッチング方向Yの駆動については、サーボ駆動回路17
から指令を受けた電磁アクチュエータ13yは、図示せ
ぬフレキシブルプリントケーブルを通じて第1のコイル
7yに電流が流れると、第1の方向であるピッチング方
向(Y方向)に力が働き、ピッチング移動枠2をピッチ
ング方向(Y方向)に駆動する。
【0037】また、第2の方向であるヨーイング方向
(X方向)の駆動については、サーボ駆動回路17から
指令を受けた電磁アクチュエータ13xは、図示せぬフ
レキシブルプリントケーブルを通して第2コイル7xに
電流が流れると、ヨーイング方向(X方向)に力が働
き、ヨーイング移動枠4とともにピッチング移動枠2を
ヨーイング方向(X方向)に駆動する。よって、像ぶれ
補正用レンズ群1をピッチング移動枠2ならびにヨーイ
ング移動枠4により、光軸と直交する2次元平面内にお
いて任意に動かすことが可能となるため、手ぶれにより
発生する像ぶれを補正することが可能となる。
(X方向)の駆動については、サーボ駆動回路17から
指令を受けた電磁アクチュエータ13xは、図示せぬフ
レキシブルプリントケーブルを通して第2コイル7xに
電流が流れると、ヨーイング方向(X方向)に力が働
き、ヨーイング移動枠4とともにピッチング移動枠2を
ヨーイング方向(X方向)に駆動する。よって、像ぶれ
補正用レンズ群1をピッチング移動枠2ならびにヨーイ
ング移動枠4により、光軸と直交する2次元平面内にお
いて任意に動かすことが可能となるため、手ぶれにより
発生する像ぶれを補正することが可能となる。
【0038】以上のように本実施の形態によれば、ピッ
チング移動枠2の軸受2a,2bおよびヨーイング移動
枠4の軸受4a,4bの間に、電磁アクチュエータ13
x、13yをそれぞれ配置したことにより、光軸中心か
ら電磁アクチュエータの端までの距離を短くすることが
できるので、従来に比べ、像ぶれ補正装置の小型化を図
ることができる。
チング移動枠2の軸受2a,2bおよびヨーイング移動
枠4の軸受4a,4bの間に、電磁アクチュエータ13
x、13yをそれぞれ配置したことにより、光軸中心か
ら電磁アクチュエータの端までの距離を短くすることが
できるので、従来に比べ、像ぶれ補正装置の小型化を図
ることができる。
【0039】また、ピッチングシャフト3a,3b、3
cおよびヨーイングシャフト5a,5b、5cを、横か
ら圧入固定する方式としたことにより、従来の接着する
煩雑な工程を省くことができるため、作業効率をアップ
させることができる。
cおよびヨーイングシャフト5a,5b、5cを、横か
ら圧入固定する方式としたことにより、従来の接着する
煩雑な工程を省くことができるため、作業効率をアップ
させることができる。
【0040】また、すべてのシャフトの長さを同一とす
ることが可能となり、コストの削減を図ることができ
る。さらに、位置検出部14についても、検出用マグネ
ットを兼用し、電磁アクチュエータ13x,13yと同
位置に配置したことにより、部品点数の削減、像ぶれ補
正装置15の光軸方向(Z方向)の短縮化を実現するこ
とができる。
ることが可能となり、コストの削減を図ることができ
る。さらに、位置検出部14についても、検出用マグネ
ットを兼用し、電磁アクチュエータ13x,13yと同
位置に配置したことにより、部品点数の削減、像ぶれ補
正装置15の光軸方向(Z方向)の短縮化を実現するこ
とができる。
【0041】なお、本実施の形態の請求項1に記載した
像ぶれ補正装置15については、ホール素子を用いた位
置検出手段を別の場所に設けるような構成としても良
い。あるいは磁気式の位置検出手段に替えて、例えば発
光素子と受光素子からなる光学式の位置検出手段を設け
ても替えても差し支えない。
像ぶれ補正装置15については、ホール素子を用いた位
置検出手段を別の場所に設けるような構成としても良
い。あるいは磁気式の位置検出手段に替えて、例えば発
光素子と受光素子からなる光学式の位置検出手段を設け
ても替えても差し支えない。
【0042】以上のように、本発明の像ぶれ補正装置を
搭載したカメラは小型軽量化を図ることができ、動画を
撮影するムービーは勿論、静止画を撮影するデジタルス
チルカメラ、あるいは銀塩カメラにおいても、有効に働
く手ぶれ補正機能を導入しつつ小型化を図ることができ
る。
搭載したカメラは小型軽量化を図ることができ、動画を
撮影するムービーは勿論、静止画を撮影するデジタルス
チルカメラ、あるいは銀塩カメラにおいても、有効に働
く手ぶれ補正機能を導入しつつ小型化を図ることができ
る。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、像ぶれ補
正レンズを搭載した像ぶれ補正装置において、軸受の間
に電磁アクチュエータを配置したことにより、像ぶれ補
正装置のサイズを小さくすることができるため、小型化
に対応したレンズ鏡筒、さらにはカメラ本体を実現する
ことができる。
正レンズを搭載した像ぶれ補正装置において、軸受の間
に電磁アクチュエータを配置したことにより、像ぶれ補
正装置のサイズを小さくすることができるため、小型化
に対応したレンズ鏡筒、さらにはカメラ本体を実現する
ことができる。
【0044】また組立時に、シャフトを圧入固定したこ
とにより、接着などの煩雑な工程を必要としないため、
組立性を良くすることができるという顕著な効果が得ら
れる。さらに位置検出手段の検出用マグネットを、電磁
アクチュエータのマグネットと兼用としたことにより、
部品点数の削減、像ぶれ補正装置の光軸方向の短縮化を
実現できるという顕著な効果が得られる。
とにより、接着などの煩雑な工程を必要としないため、
組立性を良くすることができるという顕著な効果が得ら
れる。さらに位置検出手段の検出用マグネットを、電磁
アクチュエータのマグネットと兼用としたことにより、
部品点数の削減、像ぶれ補正装置の光軸方向の短縮化を
実現できるという顕著な効果が得られる。
【図1】本発明の実施の形態における像ぶれ補正装置の
分解斜視図
分解斜視図
【図2】同像ぶれ補正装置の構成を説明する概略図
【図3】図2(a)に示した像ぶれ補正装置の断面を示
す図
す図
【図4】同像ぶれ補正装置における位置検出部の変位量
とマグネットの磁束密度の関係を示す図
とマグネットの磁束密度の関係を示す図
【図5】同像ぶれ補正装置を有するカメラのハードウェ
ア構成を示すブロック図
ア構成を示すブロック図
【図6】従来の像ぶれ補正装置の分解斜視図
【図7】従来の像ぶれ補正装置の構成を説明する概略図
1 像ぶれ補正用レンズ群
2 ピッチング移動枠
3a,3b,3c ピッチングシャフト
4 ヨーイング移動枠
5a,5b,5c ヨーイングシャフト
6 固定枠
7 電気基板
8y,8x コイル
9y,9x ホール素子
10y,10x マグネット
11 第1のヨーク
12 第2のヨーク
13y,13x 電磁アクチュエータ
14y、14x 位置検出部
15 像ぶれ補正装置
16 角速度センサ
17 サーボ駆動回路
Claims (3)
- 【請求項1】 像ぶれ補正用レンズ群を保持した第1の
移動枠と、第1、第2のガイド手段と第1の廻り止め手
段により、前記第1の移動枠を光軸と直交する第1の方
向に対し摺動自在に保持した第2の移動枠と、第3、第
4のガイド手段と第2の廻り止め手段により、前記第2
の移動枠を光軸と直交する第2の方向に対し摺動自在に
保持した固定枠と、前記第3、第4のガイド手段の間に
配置され、前記第1の方向に前記像ぶれ補正レンズ群を
駆動する第1の駆動手段と、前記第1、第2のガイド手
段の間に配置され、前記第2の方向に像ぶれ補正レンズ
群を駆動する第2の駆動手段を備えたことを特徴とする
像ぶれ補正装置。 - 【請求項2】 前記第3、第4のガイド手段の間に配置
され、前記第1の方向の像ぶれ補正用レンズ群の位置を
検出する第1の位置検出手段と、前記第1、第2のガイ
ド手段の間に配置され、前記第2の方向の前記像ぶれ補
正用レンズ群の位置を検出する第2の位置検出手段を設
けたことを特徴とする請求項1記載の像ぶれ補正装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の像ぶれ補正装
置を搭載したことを特徴とするカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001240788A JP2003057707A (ja) | 2001-08-08 | 2001-08-08 | 像ぶれ補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001240788A JP2003057707A (ja) | 2001-08-08 | 2001-08-08 | 像ぶれ補正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003057707A true JP2003057707A (ja) | 2003-02-26 |
Family
ID=19071342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001240788A Pending JP2003057707A (ja) | 2001-08-08 | 2001-08-08 | 像ぶれ補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003057707A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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-
2001
- 2001-08-08 JP JP2001240788A patent/JP2003057707A/ja active Pending
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