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JP2003056703A - 高圧流体容器 - Google Patents

高圧流体容器

Info

Publication number
JP2003056703A
JP2003056703A JP2001243073A JP2001243073A JP2003056703A JP 2003056703 A JP2003056703 A JP 2003056703A JP 2001243073 A JP2001243073 A JP 2001243073A JP 2001243073 A JP2001243073 A JP 2001243073A JP 2003056703 A JP2003056703 A JP 2003056703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
container
pressure fluid
container lid
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001243073A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyasu Iida
勝康 飯田
Hideo Takagishi
秀夫 高岸
Isao Konishi
勇雄 小西
Hiroshi Harada
宏志 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OSAKA BOILER Manufacturing CO Ltd
ITEC Co Ltd
Original Assignee
OSAKA BOILER Manufacturing CO Ltd
ITEC Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OSAKA BOILER Manufacturing CO Ltd, ITEC Co Ltd filed Critical OSAKA BOILER Manufacturing CO Ltd
Priority to JP2001243073A priority Critical patent/JP2003056703A/ja
Publication of JP2003056703A publication Critical patent/JP2003056703A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧流体容器の密閉操作の迅速化と、パッキ
ンの早期劣化の問題を解消する。 【解決手段】 容器本体1と、この容器本体1の開口部
2を閉止する容器蓋5と、上記開口部2の内周面2aと
上記容器蓋5の開口嵌入部6の外周面6aとの間に介装
したシールリング8と、上記容器蓋5を開口部2から抜
け止めする抜止手段10とを備え、シールリング8を挟
圧することなく、上記容器蓋5で開口部2を閉止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭酸ガス等による
超臨界流体又は亜臨界流体を取り扱う高圧流体容器に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、産業用途に用いられる高圧プロセ
スは、その用途が多様化しつつあり、使用される圧力範
囲も広くなりつつある。上記高圧プロセスは、例えば高
圧流体容器の開操作、被処理物の搬入・搬出、当該容器
の閉操作、容器内への液化炭酸ガス等の充填・加圧、超
臨界流体又は亜臨界流体下における処理、容器内の減
圧、等を繰り返すことにより実行される。この高圧流体
容器としては、従来より例えば、容器本体開口部のフラ
ンジと容器蓋のフランジとの対向面間にシールリングを
装着し、対向配置した当該フランジの全周を複数の締結
ボルトで均等に締結するもの、あるいは、対向配置した
当該フランジに分割した締結リングを外嵌し、その締結
リングを縮径方向に締結して当該フランジを全周に亙っ
て均等に締結するものがあり、いずれもフランジの対向
面間に装着したシールリングを挟圧して密閉するように
構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者に
よれば、複数の締結ボルトを均等に締結するのに手間取
る。後者によれば、対向配置したフランジの間隔を締結
リングでほぼ均等に締結しなければならず、両フランジ
の締結に手間取る。また、いずれもフランジの対向面間
に装着したシールリングを強力に挟圧することとなるの
で、そのシールリングが早期に劣化する。本発明はこの
ような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、高圧
流体容器の密閉操作の迅速化を図り、シールリングの早
期劣化の問題を解消することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下のように構成される。即ち、請求項1
に記載の高圧流体容器は、容器本体1と、この容器本体
1の開口部2を閉止する容器蓋5と、上記開口部2の内
周面2aと上記容器蓋5の開口嵌入部6の外周面6aと
の間に介装したシールリング8と、上記容器蓋5を開口
部2から抜け止めする抜止手段10とを備えることを特
徴とする。
【0005】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
した高圧流体容器において、上記開口嵌入部6の外周面
6aにリング溝7を凹設し、このリング溝7内に自緊式
シールリング8を設け、容器内圧力で開口部内周面2a
と開口嵌入部6との間隙を密閉するように構成した、こ
とを特徴とする。
【0006】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載した高圧流体容器において、上記容器蓋5
と容器本体1の開口部2との間にバヨネット結合による
抜止機構10を設けたことを特徴とする。ここで、バヨ
ネット結合による抜止手段10とは、例えば図1、図
2、図3及び図7に示すように、容器蓋5とその結合相
手側がいずれも複数の掛止爪と爪挿入凹部とを交互に備
え、一方の掛止爪を他方の爪挿入凹部を通して挿入し、
次いで両者を相対回動することにより、一方の掛止爪が
他方の掛止爪によって抜け止めされるものを意味する
(以下同じ)。
【0007】請求項4に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載した高圧流体容器において、上記容器蓋5
と容器本体1の開口部2とに亙り抜止リング11を外嵌
し、この抜止リング11と上記容器蓋5との間、又は上
記抜止リング11と上記開口部2との間のいずれかにバ
ヨネット結合による抜止手段10を設けたことを特徴と
する。
【0008】請求項5に記載の発明は、請求項3又は請
求項4に記載した高圧流体容器において、上記容器蓋5
を退避位置Aから容器本体1の開口部2に対面する対面
位置Bまで駆動する対面駆動手段20と、当該容器蓋5
を上記対面位置Bから閉蓋位置Cまで開口中心軸Zに沿
って進退駆動する閉蓋駆動手段24と、上記抜止手段1
0を備える一方の容器蓋5と他方の開口部2又は抜止リ
ング11とを相対回動させる回動手段30と、上記各手
段20・24・30を駆動制御する制御手段30とを備
え、上記制御手段35により当該容器蓋5を開閉制御す
るように構成したことを特徴とする。
【0009】
【発明の作用・効果】本発明によれば、以下の作用・効
果を奏する。 (イ)請求項1に記載の発明では、高圧流体容器が、容
器本体1と、この容器本体1の開口部2を閉止する容器
蓋5と、上記開口部2の内周面2aと上記容器蓋5の開
口嵌入部6の外周面6aとの間に介装したシールリング
8と、上記容器蓋5を開口部2から抜け止めする抜止手
段10とを備えることから、高圧流体容器の密閉操作の
迅速化を図り、シールリングの早期劣化の問題を解消す
ることができる。
【0010】即ち、本発明では、容器本体1の開口部2
内に容器蓋5の嵌入部6を嵌入し、上記抜止手段10に
より容器蓋5を開口部2から抜け止めするので、従来例
のように、対向配置したフランジを全周に亙って均等に
締結する必要がなく、容器蓋5の閉止操作に手間取るこ
とはない。また、上記開口部2の内周面2aと容器蓋5
の開口嵌入部6の外周面6aとの間に介装したシールリ
ング8は、従来例のように挟圧されることもないので、
密閉操作の迅速化とシールリングの早期劣化の問題を同
時に解消することができる。
【0011】(ロ)請求項2に記載の発明では、上記容
器蓋5の開口嵌入部6の外周面6aにリング溝7を凹設
し、このリング溝7内に自緊式シールリング8を設けた
ことから、この自緊式シールリング8は、容器内圧力を
受けて開口部内周面2aと開口嵌入部6との間隙を密閉
する。これにより、開口部を確実に密閉することができ
る。
【0012】(ハ)請求項3又は請求項4に記載の発明
では、上記容器蓋5と容器本体1の開口部2との間、又
は上記容器蓋5と容器本体1の開口部2とに亙り外嵌し
た抜止リング11と当該容器蓋5との間、もしくは上記
抜止リング11と上記開口部2との間のいずれかにバヨ
ネット結合による抜止手段10を設けたことから、上記
抜止手段10を備える一方の容器蓋5と他方の開口部2
又は抜止リング11とを相対回動することにより、当該
開口部2を容器蓋5で容易に開閉できる。これにより、
容器蓋の密閉操作を一層迅速化できる。
【0013】(ニ)請求項5に記載の発明では、前記制
御手段35により容器蓋5を自動開閉するように構成し
たので、特に大型の高圧流体容器の密閉操作が容易にな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。図1〜図5は本発明に係る高圧
流体容器の第1実施形態を示し、図1(A)はその高圧
流体容器の要部横断平面図、図1(B)は図1(A)中
のa部分の拡大図、図2はその高圧流体容器の開閉機構
を示す斜視図、図3はその高圧流体容器の正面図、図4
はその高圧流体容器の右側面図、図5はその高圧流体容
器の背面図である。
【0015】この高圧流体容器は、図1〜図5に示すよ
うに、容器本体1と、この容器本体1の開口部2を閉止
する容器蓋5と、上記開口部2の内周面2aと上記容器
蓋5の開口嵌入部6の外周面6aとの間に介装したシー
ルリング8と、上記容器蓋5を開口部2から抜け止めす
る抜止リング11とを備える。
【0016】上記容器本体1は、図4及び図5に示すよ
うに、基台41上に設けた容器載置台42に固定手段4
3で固定されている。この容器本体1の左右両側面に
は、容器内を覗くための覗き窓3が設けられている。ま
た、この容器本体1の上側面及び背面には、超臨界流体
又は亜臨界流体となる液化炭酸ガス等を充填及び排出す
る充填口4a及び排出口4bが付設配置されている。そ
して上記基台41上には、図2〜図5に示すように、容
器蓋5を開閉するための対面駆動手段20及び閉蓋駆動
手段24と、上記抜止リング11を回動操作する回動手
段28が付設配置されている。
【0017】上記対面駆動手段20は、図2及び図3に
示すように、上記容器蓋5を水平揺動可能に支持する揺
動アーム21と、この揺動アーム21をアーム支軸21
aを介して基台41上に支持するアーム支持ブロック4
4と、このアーム支持ブロック44上に設けられ、上記
アーム支軸21aを水平回動する回動アクチュエータ2
2と、上記アーム支軸21aを位置決めピン23aによ
り所定位置に固定するピンアクチュエータ23とを備
え、上記容器蓋5を図2に示す退避位置Aから容器本体
1の開口部2に対面する対面位置B〔図1(A)中の仮
想線Bで示す位置〕まで駆動するように構成されてい
る。
【0018】上記閉蓋駆動手段24は、図1(A)及び
図3に示すように、上記揺動アーム21に設けられ、上
記容器蓋5を開口中心軸Zに沿って進退可能に案内する
左右一対のガイドロッド25と、その揺動アーム21に
設けられ、容器蓋5を進退駆動するアクチュエータ27
とを備え、アクチュエータ27の出力ロッド28で容器
蓋5を前記対面位置Bから図1(A)中の実線Cで示す
閉蓋位置Cまで駆動するように構成されている。なお、
図1(A)中の符号26は上記ガイドロッド25を高精
度で軸支するスラストベアリングを示す。
【0019】上記容器蓋5の先端部には上記開口部2内
に嵌入する開口嵌入部6が突設されており、その開口嵌
入部6の外周面6aには、図1(B)に示すように、リ
ング溝7が凹設されている。このリング溝7は、上記開
口嵌入部6の先端寄り外周に形成した段落状凹部7a
と、当該開口嵌入部6の先端外周部にリング板9をネジ
止めして構成されている。このリング板9の外周部に
は、当該開口嵌入部6が開口内へ円滑に嵌入するように
円弧状のガイド面9aが形成されている。ちなみに、上
記開口部2の内径と上記リング板9の外径との間隙は、
略0.5mmに設定されている。
【0020】上記リング溝7内にはリング状の自緊式シ
ールリング8が設けられている。この自緊式シールリン
グ8は、容器内に向けて拡開する断面コの字状のシール
部材8aと、このシール部材8aの形崩れを防止するた
めに、その拡開空隙内に装着されたリング状の巻きバネ
8bとから成り、シール部材8aが容器内圧力で開口部
内周面2aと開口嵌入部6との間隙を密閉するように構
成されている。これにより開口部を確実に密閉すること
ができる。ちなみに、上記シール部材8aの自由外径
は、上記開口部2の内径よりも略0.4mm大きく設定
されている。
【0021】前記基台41上には機枠45が立設され、
前記抜止リング11は、図2に示すように、この機枠4
5の正面に固定した枠板46に回動自在に設けられてい
る。即ち、この抜止リング11は、図1(A)に示すよ
うに、前リング部分11aと後リング部分11bとを一
体に形成して構成される。この抜止リング11の前後方
向中間部にはリング状の溝14が形成され、この溝14
を上記枠板46にあけた装着孔47(図2参照)に装着
して当該抜止リング11を回動可能に支持させる。上記
装着孔47は枠板本体46aにあけた半円部分と補助板
46bにあけた半円部分とからなり、上記補助板46b
を着脱して抜止リング11を着脱自在に支持させるよう
に構成されている。
【0022】この実施形態では、前リング部分11aに
容器蓋5が着脱自在に装着され、後リング部分11bに
は容器本体1の開口部2が着脱自在に装着される。そし
て前記抜止手段10は、容器蓋5と上記抜止リング11
との間及び容器本体1の開口部2と上記抜止リング11
との間に設けられている。即ち、上記容器蓋5の外周面
には、図2〜図3に示すように、掛止爪12と爪挿入凹
部13が交互に略等角度間隔(22.5°)で形成さ
れ、上記抜止リング11を構成する前リング部分11a
の内周面には、これらに対応する爪挿入凹部12aと掛
止爪13aが交互に略等角度間隔(22.5°)で形成
されている。
【0023】また、容器本体開口部2の外周面には、図
1(A)に示すように、上記と同様の掛止爪12と爪挿
入凹部(図示せず)が交互に略等角度間隔(45°)で
形成され、上記抜止リング11を構成する後リング部分
11bの内周面には、これらに対応する爪挿入凹部(図
示せず)と掛止爪13bが交互に略等角度間隔(45
°)で形成されている。このように抜止リング11を構
成する前リング部分11aと後リング部分11bとで掛
止爪12と爪挿入凹部13の角度間隔を異ならせたの
は、容器蓋5と抜止リング11とのバヨネット結合のた
めに、抜止リング11を回動しても、当該抜止リング1
1が容器本体1の開口部2から脱落しないように意図し
たものである。
【0024】上記容器蓋5は、容器本体1の開口部2に
上記抜止リング11を介してバヨネット結合される。即
ち、図1(A)に示すように、上記容器蓋5の開口嵌入
部6を容器本体1の開口部2に嵌入した状態で、上記抜
止リング11を所定角度(この実施形態では1/16回
転)だけ回動することによりバヨネット結合される。こ
の結合状態では、上記容器蓋5の各掛止爪12が上記抜
止リング11の各掛止爪13aで受け止められ、上記開
口部2の掛止爪12が上記抜止リング11の各掛止爪1
3bで受け止められる。このバヨネット結合により、当
該開口部2を容器蓋5で容易に開閉でき、容器蓋5が容
器内の高圧で脱落することもない。しかも、容器の密閉
操作を一層迅速化できる。
【0025】上記抜止リング11を回動させる回動手段
30は、図5に示すように、枠板46の背面に設けられ
ている。この回動手段30は、抜止リング11を上記の
所定角度だけ押し引きする上下一対のエアシリンダ31
a・31bによって構成される。上側のエアシリンダ3
1aは、その出力ロッド32aで後リング部分11bの
上部に設けた回動アーム15aを実線Dで示す連結解除
位置Dから仮想線Eで示す連結位置Eまで引いて回動す
る。また、下側のエアシリンダ31bは、その出力ロッ
ド32bで後リング部分11bの下部に設けた回動アー
ム15bを破線Dで示す連結解除位置Dから仮想線Eで
示す連結位置Eまで押して回動する。
【0026】つまり、上下一対のエアシリンダ31a・
31bは、相互に逆向きに押し引きするように構成され
ている。これは、容器内に高圧流体が充填されている場
合において、例えば停電時の誤動作等により、エアシリ
ンダ31a・31bの一方の出力ロッドが連結解除側に
作動しても、他方の出力ロッドが連結側に作動すること
により、容器蓋5が容器内の高圧で不用意に脱落するこ
とがないように意図したものである。なお、図5中の符
号33は安全ピン33aを突出させるピンアクチュエー
タ、34はピンガイドであり、上記連結解除位置Dと連
結位置Eで上記安全ピン33aを抜止リング11に凹設
したピン嵌入穴に向けて突出させることにより、当該抜
止リング11の不用意な回動を阻止する。
【0027】本発明では、上記のように容器本体1の開
口部2内に容器蓋5の嵌入部6を嵌入し、その容器蓋5
を上記抜止手段10で抜け止めするので、従来例のよう
に、対向配置したフランジを全周に亙って均等に締結す
る必要がなく、容器蓋5の閉止操作に手間取ることはな
い。また、上記開口部2の内周面2aと容器蓋5の開口
嵌入部6の外周面6aとの間に介装したシールリング8
は、従来例のように挟圧されることもないので、密閉操
作の迅速化とシールリングの早期劣化の問題を同時に解
消することができる。
【0028】本実施形態では、上記対面駆動手段20、
閉蓋駆動手段24、及び上記回動手段30は、図2に示
す制御手段35により駆動制御されて、上記容器蓋5を
開閉するように構成されている。この制御手段35は、
上記各手段20・24・30を駆動する駆動回路と各駆
動回路に駆動信号を出力するCPU(いずれも図示せ
ず)とを備え、所定のプログラムに従って容器蓋5を開
閉する。以下、容器蓋5の閉手順を図6により説明す
る。
【0029】ステップS1では、前記対面駆動手段20
を構成するアクチュエータ22のオン作動により、アー
ム支軸21aを回動させ、揺動アーム21に設けた容器
蓋5を前記退避位置Aから容器本体1の開口部2に対面
する対面位置Bまで移動させる。ステップS2では、容
器蓋5が対面位置Bに来たことを図示しない近接センサ
ーで検知することにより判断する。その結果、前記ピン
アクチュエータ23のオン作動により位置決めピン23
aを突出させ、アーム支軸21aを固定する。
【0030】ステップS3では、前記閉蓋駆動手段24
を構成するアクチュエータ27のオン作動により容器蓋
5を上記対面位置Bから前記閉蓋位置Cまで移動させ
る。ステップS4では、容器蓋5が閉蓋位置Cに来たこ
とを図示しない近接センサーで検知することにより判断
する。
【0031】ステップS5では、前記回動手段30を構
成する上下一対のアクチュエータ31a・31bのオン
作動により、抜止リング11を前記連結解除位置Dから
前記連結位置Eまで回動させる。ステップS6では、上
側アクチュエータ31aの出力ロッド32aが所定スト
ロークだけ退入したことを図示しない各近接センサーで
検知することにより、抜止リング11が連結位置Eに回
動したことを判断し、ステップS7では、下側アクチュ
エータ31bの出力ロッド32bが所定ストロークだけ
突出したことを図示しない近接センサーで検知すること
により、抜止リング11が連結位置Eに回動したことを
判断する。
【0032】ステップS8では、前記ピンアクチュエー
タ33のオン作動により安全ピン33aを突出させ、ス
テップS9では、安全ピン33aが突出したことを図示
しない近接センサーで検知することにより判断する。こ
れにより抜止リング11が連結位置Eで固定され、容器
蓋5が当該抜止リング11で抜け止めされる。なお、容
器蓋5の開手順は上記ステップを逆の手順で辿ることに
より実行される。
【0033】図7は本発明の第2実施形態を示し、図7
(A)は高圧流体容器の縦断面図、図7(B)はその高
圧流体容器の平面図である。この実施形態では、容器本
体1は縦向きに固定され、上記容器蓋5と容器本体1の
開口部2との間に前記バヨネット結合による抜止手段1
0が設けられる。即ち、上記抜止リング11に代えて、
容器本体1の開口端部17の内周面には、容器蓋5の掛
止爪12と爪挿入凹部13に対応する爪挿入凹部12a
と掛止爪13aが交互に略等角度間隔(45°)で形成
されている。
【0034】上記容器蓋5は、容器本体1の開口部2に
バヨネット結合される。即ち、図7(A)に示すよう
に、上記容器蓋5の開口嵌入部6を容器本体1の開口部
2に嵌入した状態で、当該容器蓋5を容器本体1に対し
て所定角度(この実施形態では1/8回転)だけ相対回
動することによりバヨネット結合される。この結合状態
では、上記容器蓋5の各掛止爪12が上記開口端部3の
各掛止爪13aで受け止められて抜け止めされる。
【0035】上記容器蓋5の開口嵌入部6の外周面6a
には、図7(A)に示すように、第1実施形態と同様の
リング溝7が凹設され、このリング溝7内にリング状の
自緊式シールリング8が設けられている。この自緊式シ
ールリング8は、容器内に向けて拡開する断面くの字状
のシール部材8cであって、このシール部材8cが容器
内の圧力で開口部の内周面2aと開口嵌入部6との間隙
を確実に密閉する。
【0036】この第2実施形態では、図示しない閉蓋駆
動手段の出力ロッド28を進退させて容器蓋5を開口中
心軸Zに沿って退避位置から閉蓋位置まで駆動し、次い
で、図示しない回動手段で当該容器蓋5を容器本体1に
対して相対回動することにより、容器本体1の開口部2
と上記容器蓋5とをバヨネット結合するように構成され
ている。
【0037】なお、この発明は上記の実施形態に限るも
のではなく、例えば下記のように種々の設計変更を施す
ことが可能である。 第1実施形態では、対面駆動手段20を構成する回
動アクチュエータ22が、容器蓋5を図2に示す退避位
置Aから容器本体1の開口部2に対面する対面位置Bま
で回動するものについて例示したが、対面駆動手段20
が容器蓋5を上記対面位置Bから上方へ退避させるもの
でも差し支えない。
【0038】 第1実施形態では、回動手段30で抜
止リング11を回動して容器本体1の開口部2を容器蓋
5で開閉するものについて例示したが、回動手段30
は、第2実施形態のように、容器蓋5と容器本体1とを
相対回動するものでも差し支えない。
【0039】 第1実施形態では、抜止リング11と
容器蓋5との間、及び抜止リング11と上記開口部2と
の間にバヨネット結合による抜止手段10を設けたもの
について例示したが、抜止リング11と容器蓋5との
間、又は上記抜止リング11と上記開口部2との間のい
ずれかにバヨネット結合による抜止手段10を設けたも
のであれば差し支えない。
【0040】 第1実施形態では、抜止リング11を
構成する前リング部分11aと後リング部分11bとが
一体のものについて例示したが、前後に2分割した前リ
ング部分11aと後リング部分11bとを合体させて当
該抜止リング11を構成することもできる。また、抜止
リング11と容器本体1との係合態様は、バヨネット結
合によるものに限らない。
【0041】 各実施形態では、抜止手段10とし
て、容器蓋5とその相手側がいずれも複数の掛止爪と爪
挿入凹部とを交互に備えるバヨネット結合によるものに
ついて例示したが、これに代えて、容器本体1の開口部
外周面に雄ネジを形成し、容器蓋5のフランジ内部に雌
ネジを形成し、当該容器蓋5を容器本体1の開口部にネ
ジで装着するものでも差し支えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、図1(A)は高
圧流体容器の要部横断平面図、図1(B)は図1(A)
中のa部分の拡大図である。
【図2】上記高圧流体容器の開閉機構の斜視図である。
【図3】上記高圧流体容器の正面図である。
【図4】上記高圧流体容器の右側面図である。
【図5】上記高圧流体容器の背面図である。
【図6】容器蓋の閉手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施形態を示し、図7(A)は高
圧流体容器の縦断面図、図7(B)はその高圧流体容器
の平面図
【符号の説明】
1…容器本体、2…容器本体の開口部、2a…開口部の
内周面、5…容器蓋、6…容器蓋の開口嵌入部、6a…
開口嵌入部の外周面、7…リング溝、8…シールリング
(自緊式シールリング)、10…抜止手段、11…抜止
リング、20…対面駆動手段、24…閉蓋駆動手段、3
0…回動手段、35…制御手段、A…退避位置、B…対
面位置、C…閉蓋位置、Z…開口中心軸。
フロントページの続き (72)発明者 高岸 秀夫 大阪府大阪市中央区南船場1丁目3番5号 株式会社アイテック内 (72)発明者 小西 勇雄 大阪府大阪市西淀川区竹島5丁目3番35号 株式会社大阪ボイラー製作所内 (72)発明者 原田 宏志 大阪府大阪市西淀川区竹島5丁目3番35号 株式会社大阪ボイラー製作所内 Fターム(参考) 3E084 AA02 AA12 AB01 AB10 BA02 CA01 DA01 DB14 EA02 FA09 FD07 GA02 GB02 GB19 HA03 HB04 HD04 3J040 AA17 BA03 EA15 EA17 EA42 EA44 3J043 AA12 BA07 DA20 3J046 AA07 AA12 AA13 BA01 BB05 BC07 DA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体(1)と、この容器本体(1)
    の開口部(2)を閉止する容器蓋(5)と、上記開口部
    (2)の内周面(2a)と上記容器蓋(5)の開口嵌入
    部(6)の外周面(6a)との間に介装したシールリン
    グ(8)と、上記容器蓋(5)を開口部(2)から抜け
    止めする抜止手段(10)とを備える、ことを特徴とす
    る高圧流体容器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した高圧流体容器におい
    て、 上記開口嵌入部(6)の外周面(6a)にリング溝
    (7)を凹設し、このリング溝(7)内に自緊式シール
    リング(8)を設け、容器内圧力で開口部内周面(2
    a)と開口嵌入部(6)との間隙を密閉するように構成
    した、ことを特徴とする高圧流体容器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載した高圧流
    体容器において、 上記容器蓋(5)と容器本体(1)の開口部(2)との
    間に、バヨネット結合による抜止手段(10)を設け
    た、ことを特徴とする高圧流体容器。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載した高圧流
    体容器において、 上記容器蓋(5)と容器本体(1)の開口部(2)とに
    亙り抜止リング(11)を外嵌し、この抜止リング(1
    1)と上記容器蓋(5)との間、又は上記抜止リング
    (11)と上記開口部(2)との間のいずれかにバヨネ
    ット結合による抜止手段(10)を設けた、ことを特徴
    とする高圧流体容器。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4に記載した高圧流
    体容器において、 上記容器蓋(5)を退避位置(A)から容器本体(1)
    の開口部(2)に対面する対面位置(B)まで駆動する
    対面駆動手段(20)と、当該容器蓋(5)を上記対面
    位置(B)から閉蓋位置(C)まで開口中心軸(Z)に
    沿って進退駆動する閉蓋駆動手段(24)と、上記抜止
    手段(10)を備える一方の容器蓋(5)と他方の開口
    部(2)又は抜止リング(11)とを相対回動させる回
    動手段(30)と、上記各手段(20・24・30)を
    駆動制御する制御手段(35)とを備え、上記制御手段
    (35)により当該容器蓋(5)を開閉制御するように
    構成した、ことを特徴とする高圧流体容器。
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