JP2003052480A - 折り曲げ自在ベッド - Google Patents
折り曲げ自在ベッドInfo
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- JP2003052480A JP2003052480A JP2001248732A JP2001248732A JP2003052480A JP 2003052480 A JP2003052480 A JP 2003052480A JP 2001248732 A JP2001248732 A JP 2001248732A JP 2001248732 A JP2001248732 A JP 2001248732A JP 2003052480 A JP2003052480 A JP 2003052480A
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- plate frame
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- gas spring
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 背板枠の起伏が体重の軽重に関係なく、容易
に安全に行なえる折り曲げ自在ベッドを提供すること。 【解決手段】 利用者が背上げ時に、把手44に手をか
けて同時に操作レバーハンドル32を引き上げると、操
作レバー43は揺動され、これに伴って操作ワイヤ31
が引張られることになる。すると、操作ワイヤ31に連
結されたトリガレバー30は揺動し、ガススプリング1
9のブッシュロッド29の頭部を押し込んでバルブ28
を開き、ガススプリング19を駆動することになる。そ
の結果、シリンダ本体21の一端20は、トルクアーム
18をトルクロッド17のまわりに回動させ、前記バネ
56の付勢力と相俟って、ブラケット16を介して背板
枠7に枢軸12を中心として起き上がる力を与えること
になる。
に安全に行なえる折り曲げ自在ベッドを提供すること。 【解決手段】 利用者が背上げ時に、把手44に手をか
けて同時に操作レバーハンドル32を引き上げると、操
作レバー43は揺動され、これに伴って操作ワイヤ31
が引張られることになる。すると、操作ワイヤ31に連
結されたトリガレバー30は揺動し、ガススプリング1
9のブッシュロッド29の頭部を押し込んでバルブ28
を開き、ガススプリング19を駆動することになる。そ
の結果、シリンダ本体21の一端20は、トルクアーム
18をトルクロッド17のまわりに回動させ、前記バネ
56の付勢力と相俟って、ブラケット16を介して背板
枠7に枢軸12を中心として起き上がる力を与えること
になる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折り曲げ自在ベッ
ドに関する。特に、入院患者等がベッドの上に起き上が
るとき、看護婦等の助力なしで起き上がれるようにした
折り曲げ自在ベッドに関する。
ドに関する。特に、入院患者等がベッドの上に起き上が
るとき、看護婦等の助力なしで起き上がれるようにした
折り曲げ自在ベッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の折り曲げ自在ベッドは、
本出願人が実用新案権者である実用新案登録第1608
325号の明細書に記載されてあるように、本体枠と、
該本体枠上に支持されると共に相互間を枢支軸で連結さ
れた背板枠と腰板枠と脚板枠とで3つに折り曲げ可能と
されたマット受枠と、前記背板枠に連結されたガススプ
リングとを備え、前記ガススプリングからの駆動力を前
記背板枠に伝達して該背板枠を起伏可能としている。ま
た、以上の3つに折り曲げ可能とされたマット受枠に限
らず、2つにや4つに折り曲げ可能とされたマット受枠
を備えた折り曲げ自在ベッドも、同様に前記ガススプリ
ングからの駆動力を前記背板枠に伝達して該背板枠を起
伏可能としている。
本出願人が実用新案権者である実用新案登録第1608
325号の明細書に記載されてあるように、本体枠と、
該本体枠上に支持されると共に相互間を枢支軸で連結さ
れた背板枠と腰板枠と脚板枠とで3つに折り曲げ可能と
されたマット受枠と、前記背板枠に連結されたガススプ
リングとを備え、前記ガススプリングからの駆動力を前
記背板枠に伝達して該背板枠を起伏可能としている。ま
た、以上の3つに折り曲げ可能とされたマット受枠に限
らず、2つにや4つに折り曲げ可能とされたマット受枠
を備えた折り曲げ自在ベッドも、同様に前記ガススプリ
ングからの駆動力を前記背板枠に伝達して該背板枠を起
伏可能としている。
【0003】これによれば、前記背板枠の駆動源として
ガススプリングからの駆動力のみならず、ベッド上の人
体の体重圧をも利用しうるようにし、外部からの人力等
の補助駆動力がなくとも背板枠の起伏運動が容易に行な
えることとなる。
ガススプリングからの駆動力のみならず、ベッド上の人
体の体重圧をも利用しうるようにし、外部からの人力等
の補助駆動力がなくとも背板枠の起伏運動が容易に行な
えることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ガ
ススプリングからの駆動力は一律であるため、体重の重
い人にとっては前記背板枠が起伏しにくく、逆に軽い人
にとっては起伏し易い。このため、重い人にとっては看
護婦など外部からの人力等の補助が必要となり、軽い人
にとっては急に起伏するので、ときに危険な場合があ
る。
ススプリングからの駆動力は一律であるため、体重の重
い人にとっては前記背板枠が起伏しにくく、逆に軽い人
にとっては起伏し易い。このため、重い人にとっては看
護婦など外部からの人力等の補助が必要となり、軽い人
にとっては急に起伏するので、ときに危険な場合があ
る。
【0005】そこで本発明は、前記の点に鑑み、前記背
板枠の起伏が体重の軽重に関係なく、容易に安全に行な
える折り曲げ自在ベッドを提供することを目的とする。
板枠の起伏が体重の軽重に関係なく、容易に安全に行な
える折り曲げ自在ベッドを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため第1の発明は、
本体枠と、該本体枠に支軸を介して回動可能に支持され
た背板枠を有するマット受枠と、前記背板枠に連結され
たガススプリングとを備え、前記ガススプリングからの
駆動力を前記背板枠に伝達して該背板枠を起伏可能とし
た折り曲げ自在ベッドにおいて、前記ガススプリングの
駆動を補助するために前記本体枠と前記背板枠との間に
バネを張架したことを特徴とする。
本体枠と、該本体枠に支軸を介して回動可能に支持され
た背板枠を有するマット受枠と、前記背板枠に連結され
たガススプリングとを備え、前記ガススプリングからの
駆動力を前記背板枠に伝達して該背板枠を起伏可能とし
た折り曲げ自在ベッドにおいて、前記ガススプリングの
駆動を補助するために前記本体枠と前記背板枠との間に
バネを張架したことを特徴とする。
【0007】また第2の発明は、前記バネの付勢力を調
節可能としたことを特徴とする。
節可能としたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図1乃至図10に基づき、本
発明の実施の形態について説明する。先ず、図1に示す
1は本折り曲げ自在ベッドの本体枠であり、該本体枠1
は平行に置かれた立枠2、2とこれより短い横枠3、3
とを短形状に枠組みして構成する。
発明の実施の形態について説明する。先ず、図1に示す
1は本折り曲げ自在ベッドの本体枠であり、該本体枠1
は平行に置かれた立枠2、2とこれより短い横枠3、3
とを短形状に枠組みして構成する。
【0009】前記本体枠1の内側には、全体を5で示し
たマット受枠が組込まれている。このマット受枠5は、
背板枠7、腰板枠8および脚板枠9の3つの部分から構
成され、背板枠7と腰板枠8とは枢支軸10によって折
り曲げ可能に連結される一方、腰板枠8と脚板枠9とは
枢支軸11によって折り曲げ可能に連結されている。従
って、前記背板枠7、腰板枠8および脚板枠9はそれぞ
れ枢支軸10、11を中心として3つに折り曲がるよう
になっている。
たマット受枠が組込まれている。このマット受枠5は、
背板枠7、腰板枠8および脚板枠9の3つの部分から構
成され、背板枠7と腰板枠8とは枢支軸10によって折
り曲げ可能に連結される一方、腰板枠8と脚板枠9とは
枢支軸11によって折り曲げ可能に連結されている。従
って、前記背板枠7、腰板枠8および脚板枠9はそれぞ
れ枢支軸10、11を中心として3つに折り曲がるよう
になっている。
【0010】また、前記背板枠7の枢支軸10に近い位
置は、支軸12を介して本体枠1の前記立枠2、2に対
して回動可能に支持されている。
置は、支軸12を介して本体枠1の前記立枠2、2に対
して回動可能に支持されている。
【0011】一方、前記腰板枠8の枢支軸10に近い下
面は、ローラ13、13によって担持されており、ロー
ラ13、13は、図3から明らかなように、前記本体枠
1の立枠2、2の内側に植設された固定軸14、14の
外側に回転可能に嵌合している。
面は、ローラ13、13によって担持されており、ロー
ラ13、13は、図3から明らかなように、前記本体枠
1の立枠2、2の内側に植設された固定軸14、14の
外側に回転可能に嵌合している。
【0012】他方、前記脚板枠9の先端下面には、転動
ローラ(図示せず)が取付けられ、この転動ローラは、
前記横枠3、3と立枠2、2とで形成される角部の一部
に設けられた支持台(図示せず)上を動けるようになっ
ている。この転動ローラは必ずしも設ける必要はなく、
脚板枠9の先端を前記支持台上を直接滑動させても良
い。
ローラ(図示せず)が取付けられ、この転動ローラは、
前記横枠3、3と立枠2、2とで形成される角部の一部
に設けられた支持台(図示せず)上を動けるようになっ
ている。この転動ローラは必ずしも設ける必要はなく、
脚板枠9の先端を前記支持台上を直接滑動させても良
い。
【0013】さらに、前記背板枠7の途中には、ブラケ
ット16を介してトルクロッド17が掛け渡されてお
り、このトルクロッド17の一部にはトルクアーム18
が固定されている。また、前記トルクアーム18の先端
には、ガススプリング19の一端20が回動可能に結合
されている。
ット16を介してトルクロッド17が掛け渡されてお
り、このトルクロッド17の一部にはトルクアーム18
が固定されている。また、前記トルクアーム18の先端
には、ガススプリング19の一端20が回動可能に結合
されている。
【0014】このガススプリング19は、図4に示され
たように、シリンダ本体21を有し、このシリンダ本体
21の内はフリーピストン22によって高圧ガス室23
と油室24とに仕切られ、油室24内にはピストン体2
5が組込まれ、このピストン体25の一側からピストン
ロッド26がシリンダ本体21の外部へ延出している。
そして、前記ピストン体25には、ピストン体25の前
後の油室24Aと24Bとを連絡する通路27が形成さ
れ、この通路27上には概ね球状のバルブ28が組込ま
れている。このバルブ28は、ピストンロッド26内を
貫通するブッシュロッド29によって開閉操作される。
たように、シリンダ本体21を有し、このシリンダ本体
21の内はフリーピストン22によって高圧ガス室23
と油室24とに仕切られ、油室24内にはピストン体2
5が組込まれ、このピストン体25の一側からピストン
ロッド26がシリンダ本体21の外部へ延出している。
そして、前記ピストン体25には、ピストン体25の前
後の油室24Aと24Bとを連絡する通路27が形成さ
れ、この通路27上には概ね球状のバルブ28が組込ま
れている。このバルブ28は、ピストンロッド26内を
貫通するブッシュロッド29によって開閉操作される。
【0015】前記バルブ28が前記通路27を閉塞して
ガススプリング19をロックしている状態下で、ブッシ
ュロッド29を押し込むと、バルブ28を押して通路2
7が開かれる。すると、油室24Aと24Bとを通路2
7を介して連通させ、ピストン体25の動きを可能にす
る。即ち、通路27を介して油室24A内の油が油室2
4Bに流入することにより、前記ピストン体25が油室
24Aを小さくする方向に移動する。
ガススプリング19をロックしている状態下で、ブッシ
ュロッド29を押し込むと、バルブ28を押して通路2
7が開かれる。すると、油室24Aと24Bとを通路2
7を介して連通させ、ピストン体25の動きを可能にす
る。即ち、通路27を介して油室24A内の油が油室2
4Bに流入することにより、前記ピストン体25が油室
24Aを小さくする方向に移動する。
【0016】このブッシュロッド29を押し込む操作
は、操作ワイヤ31の一端と接続固定されたトリガレバ
ー30の揺動によって達成される。さらに、このトリガ
レバー30は、操作ワイヤ31を引張ることによって揺
動され、この操作ワイヤ31はいずれかの操作レバーハ
ンドル32を持ち上げることによって引張られる。
は、操作ワイヤ31の一端と接続固定されたトリガレバ
ー30の揺動によって達成される。さらに、このトリガ
レバー30は、操作ワイヤ31を引張ることによって揺
動され、この操作ワイヤ31はいずれかの操作レバーハ
ンドル32を持ち上げることによって引張られる。
【0017】詳述すると、前記立枠2、2間に設けられ
た横桟3Aの下面に断面コ字形状の支持体33が固定さ
れ、該支持体33にはピン34を介して同じくコ字形状
の支持枠35が固定され、更にこの支持枠35に支軸3
6を介して前記トリガレバー30が回動可能に支持され
ている。また、前記ガススプリング19の他端側は前記
支持枠35及び該支持枠35に固定された断面がクラン
ク状の固定枠37に固定され、そのブッシュロッド29
の外端が前記支持枠35内の空間に突出しており、前記
トリガレバー30の揺動によって前記ブッシュロッド2
9は押し込まれる構成である。更に、図5及び図6に示
すように、一端がブシュ38を介して前記固定枠37に
固定され、また他端がブシュ40を介して背板枠7の下
面に設けられたブラケット39に固定された保護筒体4
1内を前記操作ワイヤ31が摺動可能となるように配設
され、この操作ワイヤ31の一端は前記トリガレバー3
0に固定されると共に他端は金具42を介して操作レバ
ー43に連結固定されている。
た横桟3Aの下面に断面コ字形状の支持体33が固定さ
れ、該支持体33にはピン34を介して同じくコ字形状
の支持枠35が固定され、更にこの支持枠35に支軸3
6を介して前記トリガレバー30が回動可能に支持され
ている。また、前記ガススプリング19の他端側は前記
支持枠35及び該支持枠35に固定された断面がクラン
ク状の固定枠37に固定され、そのブッシュロッド29
の外端が前記支持枠35内の空間に突出しており、前記
トリガレバー30の揺動によって前記ブッシュロッド2
9は押し込まれる構成である。更に、図5及び図6に示
すように、一端がブシュ38を介して前記固定枠37に
固定され、また他端がブシュ40を介して背板枠7の下
面に設けられたブラケット39に固定された保護筒体4
1内を前記操作ワイヤ31が摺動可能となるように配設
され、この操作ワイヤ31の一端は前記トリガレバー3
0に固定されると共に他端は金具42を介して操作レバ
ー43に連結固定されている。
【0018】図2に示すように、前記背板枠7の枢軸1
2から離れた両側端に取付けられた把手44、44に近
い位置に、前記操作レバーハンドル32、32に固定さ
れた支軸45が該背板枠7に回動可能に支持され、該支
軸45の他端には前記操作レバ−43、43が固定され
ており、更に前記操作レバ−43、43間には操作軸4
6が固定されている。また、前記操作レバ−43の上部
と前記ブラケット39との間には、バネ47が張架さ
れ、前記操作レバーハンドル32、32が下降するよう
に付勢しているが、ストッパー49により下降は制限さ
れる。
2から離れた両側端に取付けられた把手44、44に近
い位置に、前記操作レバーハンドル32、32に固定さ
れた支軸45が該背板枠7に回動可能に支持され、該支
軸45の他端には前記操作レバ−43、43が固定され
ており、更に前記操作レバ−43、43間には操作軸4
6が固定されている。また、前記操作レバ−43の上部
と前記ブラケット39との間には、バネ47が張架さ
れ、前記操作レバーハンドル32、32が下降するよう
に付勢しているが、ストッパー49により下降は制限さ
れる。
【0019】また、図7に示すように、下面に角筒状の
アウターパイプ50が固定された断面がコ字形状の取付
金具51が、前記本体枠1の頭部側の横枠3を挟むよう
にしてネジで固定されている。そして、前記アウターパ
イプ50の外端部にはハンドル52が設けられ、該ハン
ドル52の回転中心部に連結されたスクリュー53がア
ウターパイプ50内に配設され、該スクリュー53が螺
合するナット54を備えたインナーパイプ55が前記ア
ウターパイプ50内に配設される。
アウターパイプ50が固定された断面がコ字形状の取付
金具51が、前記本体枠1の頭部側の横枠3を挟むよう
にしてネジで固定されている。そして、前記アウターパ
イプ50の外端部にはハンドル52が設けられ、該ハン
ドル52の回転中心部に連結されたスクリュー53がア
ウターパイプ50内に配設され、該スクリュー53が螺
合するナット54を備えたインナーパイプ55が前記ア
ウターパイプ50内に配設される。
【0020】更に、前記トルクアーム18とインアーパ
イプ55との間にはバネ56が張架され、前記ガススプ
リング19の駆動を補助するように前記バネ56が作用
することとなる。
イプ55との間にはバネ56が張架され、前記ガススプ
リング19の駆動を補助するように前記バネ56が作用
することとなる。
【0021】ここで、当該折り曲げ自在ベッドの利用者
が比較的体重の重い人であれば、背板枠7が枢軸12を
支点として回動して腰板枠8に対して折り曲がって利用
者が起き上がり易いように、前記バネ56による付勢力
が強めとなるように調節するが、それはハンドル52を
回してスクリュー53を回動させてナット54を介して
インナーパイプ55をアウターパイプ50内に引き込む
ように移動させておくことにより行なえる。
が比較的体重の重い人であれば、背板枠7が枢軸12を
支点として回動して腰板枠8に対して折り曲がって利用
者が起き上がり易いように、前記バネ56による付勢力
が強めとなるように調節するが、それはハンドル52を
回してスクリュー53を回動させてナット54を介して
インナーパイプ55をアウターパイプ50内に引き込む
ように移動させておくことにより行なえる。
【0022】そして、利用者が背上げ時に、把手44に
手をかけて同時に操作レバーハンドル32を矢印A方向
に引き上げると、操作レバー43は支軸45を支点とし
て矢印B方向へ揺動され、これに伴って操作ワイヤ31
が矢印C方向へ引張られることになる。すると、操作ワ
イヤ31に連結されたトリガレバー30は支軸36を支
点として矢印D方向に揺動し、ガススプリング19のブ
ッシュロッド29の頭部を押し込んでバルブ28を開
き、ガススプリング19を駆動することになる。
手をかけて同時に操作レバーハンドル32を矢印A方向
に引き上げると、操作レバー43は支軸45を支点とし
て矢印B方向へ揺動され、これに伴って操作ワイヤ31
が矢印C方向へ引張られることになる。すると、操作ワ
イヤ31に連結されたトリガレバー30は支軸36を支
点として矢印D方向に揺動し、ガススプリング19のブ
ッシュロッド29の頭部を押し込んでバルブ28を開
き、ガススプリング19を駆動することになる。
【0023】即ち、前記バルブ28が前記通路27を閉
塞してガススプリング19をロックしている状態からブ
ッシュロッド29が押し込まれると、バルブ28を押し
て通路27が開かれ、油室24Aと24Bとを通路27
を介して連通させ、通路27を介して油室24A内の油
が油室24Bに流入することにより、前記ピストン体2
5が油室24Aを小さくする方向に移動してシリンダ本
体21を頭部方向に移動させる。
塞してガススプリング19をロックしている状態からブ
ッシュロッド29が押し込まれると、バルブ28を押し
て通路27が開かれ、油室24Aと24Bとを通路27
を介して連通させ、通路27を介して油室24A内の油
が油室24Bに流入することにより、前記ピストン体2
5が油室24Aを小さくする方向に移動してシリンダ本
体21を頭部方向に移動させる。
【0024】その結果、シリンダ本体21の一端20
は、トルクアーム18をトルクロッド17のまわりに回
動させ、前記バネ56の付勢力と相俟って、ブラケット
16を介して背板枠7に枢軸12を中心として起き上が
る力を与えることになる。このとき、腰板枠8は、ロー
ラ13の上を下方へ滑動して枢支軸10の位置が下方へ
引張られ、一方腰板枠8の他端すなわち枢支軸11は、
腰板枠9を伴って上方へ引き上げられる。即ち、利用者
が比較的体重の重い人であっても、前記ガススプリング
19の駆動力を前記背板枠7に伝達して該背板枠7を起
伏させるが、前記バネ56による付勢力が前記ガススプ
リング19の駆動を補助することとなるから確実に起伏
することができるものである。
は、トルクアーム18をトルクロッド17のまわりに回
動させ、前記バネ56の付勢力と相俟って、ブラケット
16を介して背板枠7に枢軸12を中心として起き上が
る力を与えることになる。このとき、腰板枠8は、ロー
ラ13の上を下方へ滑動して枢支軸10の位置が下方へ
引張られ、一方腰板枠8の他端すなわち枢支軸11は、
腰板枠9を伴って上方へ引き上げられる。即ち、利用者
が比較的体重の重い人であっても、前記ガススプリング
19の駆動力を前記背板枠7に伝達して該背板枠7を起
伏させるが、前記バネ56による付勢力が前記ガススプ
リング19の駆動を補助することとなるから確実に起伏
することができるものである。
【0025】そして、背板枠7が所定の傾斜位置にきた
ときは操作レバーハンドル32を離せばよく、トリガレ
バー30はもとの位置までバネ47の付勢力で戻ると共
に、高圧ガス室23内の高圧ガスによりブッシュロッド
29を突き出してバルブ28を再度閉じることになる。
その結果、図4に示すように、ピストン体25の動きは
停止してガススプリング19はロック状態になり、起き
上がった背板枠7などは静止して利用に供せられる。
ときは操作レバーハンドル32を離せばよく、トリガレ
バー30はもとの位置までバネ47の付勢力で戻ると共
に、高圧ガス室23内の高圧ガスによりブッシュロッド
29を突き出してバルブ28を再度閉じることになる。
その結果、図4に示すように、ピストン体25の動きは
停止してガススプリング19はロック状態になり、起き
上がった背板枠7などは静止して利用に供せられる。
【0026】また、当該折り曲げ自在ベッドの利用者が
比較的体重の軽い人であれば、前記バネ56による付勢
力が弱めとなるように、ハンドル52を回してスクリュ
ー53を回動させてナット54を介してインナーパイプ
55をアウターパイプ50内より外方に出るように移動
させておく。これにより、前述したように操作レバーハ
ンドル32を矢印A方向に引き上げることにより、ガス
スプリング19を作動させたときの駆動力を前記背板枠
7に伝達して該背板枠7を起伏させるが、その起伏させ
る力は前記体重の重い人の場合よりも軽くなり、勢い良
く起伏することが防止できる。
比較的体重の軽い人であれば、前記バネ56による付勢
力が弱めとなるように、ハンドル52を回してスクリュ
ー53を回動させてナット54を介してインナーパイプ
55をアウターパイプ50内より外方に出るように移動
させておく。これにより、前述したように操作レバーハ
ンドル32を矢印A方向に引き上げることにより、ガス
スプリング19を作動させたときの駆動力を前記背板枠
7に伝達して該背板枠7を起伏させるが、その起伏させ
る力は前記体重の重い人の場合よりも軽くなり、勢い良
く起伏することが防止できる。
【0027】尚、前記背板枠7に取付けられる操作レバ
ーハンドル32および把手44は、背板枠7の片側に取
付けても良い。
ーハンドル32および把手44は、背板枠7の片側に取
付けても良い。
【0028】また、以上の実施形態が、マット受枠5を
背板枠7と腰板枠8と脚板枠9とで構成して3つに折り
曲げ可能とし、ガススプリング19からの駆動力を前記
背板枠7に伝達して該背板枠7を起伏可能とした形態で
あるが、これに限らず、図9に示すように、マット受枠
5を背板枠60と腰板枠61と膝板枠62と脚板枠63
とで構成して4つに折り曲げ可能とした形態や、図10
に示すように、マット受枠5を背板枠64と固定枠65
とで構成して2つに折り曲げ可能とした形態において
も、ガススプリング19の駆動を補助するために前記本
体枠1と背板枠60又は64との間にバネ56を張架す
ることにより、前記背板枠の起伏が体重の軽重に関係な
く、容易に安全に行なえるものである。
背板枠7と腰板枠8と脚板枠9とで構成して3つに折り
曲げ可能とし、ガススプリング19からの駆動力を前記
背板枠7に伝達して該背板枠7を起伏可能とした形態で
あるが、これに限らず、図9に示すように、マット受枠
5を背板枠60と腰板枠61と膝板枠62と脚板枠63
とで構成して4つに折り曲げ可能とした形態や、図10
に示すように、マット受枠5を背板枠64と固定枠65
とで構成して2つに折り曲げ可能とした形態において
も、ガススプリング19の駆動を補助するために前記本
体枠1と背板枠60又は64との間にバネ56を張架す
ることにより、前記背板枠の起伏が体重の軽重に関係な
く、容易に安全に行なえるものである。
【0029】以上本発明の実施形態について説明した
が、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替
例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸
脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包
含するものである。
が、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替
例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸
脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包
含するものである。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、背板枠の
起伏が体重の軽重に関係なく、容易に安全に行なえる折
り曲げ自在ベッドを提供することができる。
起伏が体重の軽重に関係なく、容易に安全に行なえる折
り曲げ自在ベッドを提供することができる。
【図1】折り曲げ自在ベッドの折り曲げた状態の斜視図
である。
である。
【図2】背板枠の要部を示す図である。
【図3】腰板枠を支持するローラ等の拡大斜視図であ
る。
る。
【図4】ガススプリングの断面図である。
【図5】操作ワイヤの一端部での固定状態を示す図であ
る。
る。
【図6】操作ワイヤの他端部での固定状態を示す図であ
る。
る。
【図7】バネによる付勢力を調節する構造を示す図であ
る。
る。
【図8】折り曲げ自在ベッドの折り曲げた状態の背面斜
視図である。
視図である。
【図9】折り曲げ自在ベッドの側面図である。
【図10】折り曲げ自在ベッドの側面図である。
1 本体枠
5 マット受枠
7、60、64 背板枠
19 ガススプリング
30 トリガレバー
31 操作ワイヤ
52 ハンドル
56 バネ
Claims (2)
- 【請求項1】 本体枠と、該本体枠に支軸を介して回動
可能に支持された背板枠を有するマット受枠と、前記背
板枠に連結されたガススプリングとを備え、前記ガスス
プリングからの駆動力を前記背板枠に伝達して該背板枠
を起伏可能とした折り曲げ自在ベッドにおいて、前記ガ
ススプリングの駆動を補助するために前記本体枠と前記
背板枠との間にバネを張架したことを特徴とする折り曲
げ自在ベッド。 - 【請求項2】 前記バネの付勢力を調節可能としたこと
を特徴とする請求項1に記載の折り曲げ自在ベッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001248732A JP2003052480A (ja) | 2001-08-20 | 2001-08-20 | 折り曲げ自在ベッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001248732A JP2003052480A (ja) | 2001-08-20 | 2001-08-20 | 折り曲げ自在ベッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003052480A true JP2003052480A (ja) | 2003-02-25 |
Family
ID=19077848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001248732A Pending JP2003052480A (ja) | 2001-08-20 | 2001-08-20 | 折り曲げ自在ベッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003052480A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016093434A (ja) * | 2014-11-17 | 2016-05-26 | 株式会社アテックス | ベッド |
JP2016523630A (ja) * | 2013-06-14 | 2016-08-12 | ファーノ−ワシントン・インコーポレーテッド | ロールイン型簡易ベッドのための補助リフト装置 |
-
2001
- 2001-08-20 JP JP2001248732A patent/JP2003052480A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016523630A (ja) * | 2013-06-14 | 2016-08-12 | ファーノ−ワシントン・インコーポレーテッド | ロールイン型簡易ベッドのための補助リフト装置 |
JP2019111364A (ja) * | 2013-06-14 | 2019-07-11 | ファーノ−ワシントン・インコーポレーテッド | ロールイン型簡易ベッドのための補助リフト装置 |
JP2016093434A (ja) * | 2014-11-17 | 2016-05-26 | 株式会社アテックス | ベッド |
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