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JP2003050709A - タスクスケジューリング方法および装置 - Google Patents

タスクスケジューリング方法および装置

Info

Publication number
JP2003050709A
JP2003050709A JP2001237582A JP2001237582A JP2003050709A JP 2003050709 A JP2003050709 A JP 2003050709A JP 2001237582 A JP2001237582 A JP 2001237582A JP 2001237582 A JP2001237582 A JP 2001237582A JP 2003050709 A JP2003050709 A JP 2003050709A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
task
value
execution
tasks
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001237582A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiko Yagyu
亜紀子 柳生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001237582A priority Critical patent/JP2003050709A/ja
Publication of JP2003050709A publication Critical patent/JP2003050709A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のタスクを備えたタスクスケジューリン
グ方法および装置において、固定された順に従って実行
タスクを決定していたため、実行完了限界時間を超えて
実行するタスクが存在していた。 【解決手段】複数のタスクを管理するタスク管理部を通
じて、タイマハンドラから定期的に呼び出されるスケジ
ューラ内で、タスクごとのアクセス管理情報に基づき、
各々のタスクに要求される処理時間より求められた余裕
度でタスク実行優先順を決めてタスクを実行する。それ
らの処理を複数回繰り返すうちにそれぞれのタスクの処
理を決められた時間内で確実に完了することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のタスクを備
えたタスクスケジューリング方法および装置に関し、特
に、タスクごとにあらかじめ設定された実行完了時間内
に各々のタスクが確実に処理を完了することにより、タ
スク実行のリアルタイム性を保証するタスクスケジュー
リング方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来OSのタスクスケジューリング機構で
はタスクが実行可能状態(そのタスクを実行する準備は
整っているが、他のタスクが実行中であるために、その
タスクを実行できない状態)であるとき、固定(優先度順
など)された順に従って実行タスクを決定していた。例
えば、一定時間ごとにタスクの実行を切替えるラウンド
ロビン方式や、最も高い優先度のタスクを実行する優先
度方式がある。
【0003】ここでは優先度方式のタスクスケジューリ
ングを紹介する。先に実行可能状態になったタスクから
順次、待ち行列に登録するタスクレディキューを優先度
ごとに備えている。次タスクの決定はタスクの優先度を
基準にして行われ、実行可能状態にあるタスクの中で最
も高い優先度を持つタスクが実行される。同一優先度の
タスクの場合には先にレディキューにキューイングされ
たタスクから処理される。そのため、高い優先度のタス
クの実行中はそれより低い優先度のタスクは全く実行さ
れない。また、低い優先度のタスクの実行中に高い優先
度のタスクが実行可能状態になると、実行中のタスクは
中断され、高い優先度のタスクが実行される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように優先度の
高いタスクをCPUに割り当てるため、従来のタスクスケ
ジューリング方式では、優先度の低いタスクをCPUに割
り当てるのが容易ではなかった。このため、完了限界時
間を超えて実行するタスクが存在した。
【0005】また、複数の開発者で設計を行う際、従来
のタスクスケジューリングでは固定(優先度順など)され
た順に従って実行タスクを決定していたため、それぞれ
の開発者が他のタスクの実行遷移を想像して設計しなけ
ればならず、デッドラインを超えないように設計するの
は困難だった。
【0006】したがって、この発明の目的は、優先度に
依存することなく、タスクの処理を決められた時間内で
確実に完了することができ、また複数の開発者で設計を
行う際、他のタスクの実行遷移を気にすることなく設計
することができるタスクスケジューリング方法および装
置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のタスクス
ケジューリング方法は、従来のタスクスケジューリング
方法に従って複数のタスクを一通り実行して各タスクが
有する状態値を求め、前記状態値から得たタスクごとの
実行時間に基づき、各々のタスクに要求される処理時間
より求められた余裕度でタスク実行優先順を決めて、1
〜Nの1回のループを複数回繰り返して全タスクの処理を
終了するものである。
【0008】請求項1記載のタスクスケジューリング方
法によれば、優先度に依存することなく、過去の遷移を
もとに動的に実行タスクを決定するため、本発明のタス
クスケジューリング方式では、それぞれのタスクの処理
を決められた時間内で確実に完了することができる。
【0009】また、複数の開発者で設計を行う際、本発
明のタスクスケジューリングでは動的に実行タスクを決
定できるため、それぞれの開発者が他のタスクの実行遷
移を気にすることなく、設計できる。また、過去の実績
をもとに自動的に処理順番を変更することによって、更
にデッドラインに余裕ができる。
【0010】さらに、所定のソフトウェアを汎用処理装
置に供給することによって、本方法を実施でき、タスク
スケジューリング装置と同様の効果を得ることができ
る。
【0011】請求項2記載のタスクスケジューリング方
法は、従来のスケジューリングに従って複数のタスクを
一通り実行して、一定時間ごとに各タスクが有する状態
値を管理するコード管理行程と、前記タスクごとに前記
状態値から得た実行時間を予め設定した完了限界時間と
比較して評価値を求める設定値評価行程と、前記評価値
が大きいタスクから順にCPUを割り当てる実行タスク決
定行程と、実行するタスクを選択して切替えを行うタス
ク切替え行程を含み、1〜Nの1回のループを複数回繰り
返すうちに全タスクの処理を終了するものである。
【0012】請求項2記載のタスクスケジューリング方
法によれば、請求項1と同様な効果がある。
【0013】請求項3記載のタスクスケジューリング方
法は、請求項2において、設定値評価行程が、評価値を
実行時間/完了限界時間で算出するものである。
【0014】請求項3記載のタスクスケジューリング方
法によれば、請求項2と同様な効果がある。
【0015】請求項4記載のタスクスケジューリング装
置は、従来のスケジューリングに従って複数のタスクを
一通り実行して各タスクが有する状態値を求める手段
と、前記状態値から得たタスクごとの実行時間に基づ
き、各々の前記タスクに要求される処理時間より求めら
れた余裕度でタスク実行優先順を決める手段を備えたも
のである。
【0016】請求項4記載のタスクスケジューリング装
置によれば、請求項1と同様な効果がある。
【0017】請求項5記載のタスクスケジューリング装
置は、従来のスケジューリングに従って複数のタスクを
一通り実行して、一定時間ごとに各タスクが有する状態
値を管理するコード管理部と、前記タスクごとに前記状
態値から求めた実行時間と予め設定した完了限界時間を
比較して評価値を求める設定値評価部と、前記評価値が
大きいタスクから順にCPUを割り当てる実行タスク決定
部と、実行するタスクを選択して切替えを行うタスク切
替え部を備えたものである。
【0018】請求項5記載のタスクスケジューリング装
置によれば、請求項1と同様な効果がある。
【0019】請求項6記載のタスクスケジューリング装
置は、請求項5において、設定値評価部が評価値を実行
時間/完了限界時間で算出するものである。
【0020】請求項6記載のタスクスケジューリング装
置によれば、請求項5と同様な効果がある。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明に関わるタスクスケジューリング装置を第1の実施の
形態に基づいて説明する。
【0022】図1は全体のブロック図である。1はスケ
ジューラであり、2のタイマハンドラによって定期的に
呼び出される。タイマハンドラ2は、一定時間ごとに発
生し、最初に設定したタイマハンドラ2のタイマ値ごと
にスケジューラ1を定期的に呼び出す。
【0023】図2はスケジューラ1の詳細ブロック図で
ある。11はコード管理部であり、一定時間ごとに各タ
スクが有する状態値を管理/コード化する。12は設定
値評価部であり、タスクごとのアクセス管理情報すなわ
ちタスクごとの実行時間と設定値(完了限界時間)をタ
スクごとに比較する。13は実行タスク決定部であり、
設定値が大きいタスクから順にCPUを割り当てる。1
4はタスク切替え部であり、実行タスクの選択と切替え
を行う。11のコード管理部の中にある状態値格納部1
11は各タスクが有する状態値を保存する。12の設定
値評価部の中にある設定値格納部121は、複数のタス
クについて各々の完了限界時間を設定値として最初に設
定し、格納しておく。
【0024】前述のように構成された本発明の請求項4
〜6に対応する第1の実施の形態における具体的な動作
について図2を参照しながら説明する。
【0025】11のコード管理部は、ある時間に各タス
クが有する状態の値を受け取り、各タスクの状態値をコ
ード化した値又はその管理表を出力する。コード管理部
11の中にある状態値格納部111に、ある時間に各タ
スクが有する状態の値を格納する。コード管理部11か
ら各タスクの状態値をコード化した値又はその管理表を
受け取った設定値評価部12は、各タスクの実行が一通
り終了していれば、タスクごとに評価をして、その結果
を出力する。設定値評価部12の中にある設定値格納部
121には、最初にタスクごとの完了限界時間を設定値
に設定している。この設定値格納部121に格納された
値はその後も変化することはない。評価方法について
は、第2の実施の形態で詳しく述べる。設定値評価部1
2から各タスクの評価値を受け取った実行タスク決定部
13は、次に実行するタスクのアドレスを出力する。実
行タスク決定部13から実行タスクのアドレスを受け取
ったタスク切替え部14は、タスクの切替えが必要であ
れば切替えを行い、次に実行するタスクのアドレスを出
力する。
【0026】全体の流れとしては、まず従来のタスクス
ケジューリングに従って一通り複数タスクの実行をし、
図2に示す矢印のように、コード管理部11〜タスク切
替部14を行った後フィードバックする。次回からは新
規のタスクスケジューリングに従って図2に示す矢印の
ようにコード管理部11〜タスク切替部14をフィード
バックして繰り返し、タスクを実行する。「従来のタス
クスケジューリング」とは、本発明のタスクスケジュー
リング装置を実現する前のタスクスケジューリングであ
る。例えば、一定時間ごとにタスクの実行を切替えるラ
ウンドロビン方式や、最も高い優先度のタスクを実行す
る優先度方式がある。「新規のタスクスケジューリン
グ」とは、複数のタスクを一通り実行し、タスクごとの
実行時間に基づき、タスクごとに要求される完了限界時
間に対して余裕のないものから実行するタスクスケジュ
ーリングである。
【0027】(第2の実施の形態)以下、本発明に関わ
るタスクスケジューリング方法を第2の実施の形態に基
づいて具体例を挙げて説明する。
【0028】図3は、スケジューラのフロー図である。
ステップS1は、スケジュール処理であり、定められた
時間ごとに処理を行う。ステップS11はコード管理ス
テップで、各タスク状態をコード化して管理する。ステ
ップS12は設定値評価ステップ(行程)であり、タス
クごとに実行時間や評価値を計算する。ステップS13
は実行タスク決定ステップ(行程)であり、次に実行す
るタスクの決定をする。ステップS14はタスク切替え
ステップ(行程)であり、次に実行するタスクに処理の
実行権を割り当てる。ステップS15はタイマ値設定ス
テップであり、次回のタイマハンドラが発生するように
タイマ値を設定する。タイマハンドラについては後で説
明する。ステップS120は評価モードチェックステッ
プであり、各タスクが一通り動作を終了しているかの評
価を行う。設定値評価ステップS12内には、更にステ
ップS121とステップS122とステップS123が存
在する。ステップS121は実行時間計算ステップであ
り、タスクごとに実行時間の計算や保存を行う。ステッ
プS122は評価値計算ステップであり、タスクごとに
評価値の計算を行う。ステップS123はキュー挿入ス
テップであり、評価値が大きい順にタスクをキューに設
定する。ステップS140はタスク切替えチェックステ
ップであり、タスクの切替えが必要かどうかの評価を行
う。
【0029】図4は、タイマハンドラのフロー図であ
り、タイマハンドラは一定時間ごとに発生し、最初に設
定したタイマハンドラのタイマ値ごとにスケジューラを
定期的に呼び出す。ステップS20はタイマ値チェック
ステップであり、現在のタイマ値がゼロかどうかの評価
を行う。ステップS21はタイマ値カウントダウンステ
ップであり、タイマ値がゼロでなければ、現在のタイマ
値をカウントダウンする。ステップS22はスケジュー
ラ呼び出しステップであり、タイマ値がゼロになってい
れば、スケジューラを呼び出す。
【0030】前述のようなステップで本発明の請求項1
〜3に対応する第2の実施の形態における具体的な動作
について、図3と以下のサンプルデータを参照しながら
説明する。図5は第2の実施の形態におけるタスクの実
行順を表すレディキュー図、表1は第2の実施の形態に
おけるタスク完了限界時間設定表、表2は第2の実施の
形態の従来のタスクスケジューリングにおけるタスク遷
移データ管理表、表3は第2の実施の形態におけるタス
ク評価値表、表4は第2の実施の形態の新規のタスクス
ケジューリングにおけるタスク完了限界時間設定表であ
る。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】
【表4】
【0035】ここで挙げる例では、3つのタスクを有
し、0.1秒(タイマ値)ごとにステップS1が呼び出
されるものとする。また表1に示すように、各タスクの
完了限界時間は、タスク1が0.5、タスク2が0.
4、タスク3が0.3とする。
【0036】ステップS11では各タスクが有する状態
値を記録する。ここで挙げる例では0.1秒ごとにステ
ップS1が呼び出されているので0.1秒ごとに記録し
ている。その記録の結果を表2に示す。「1」タスク実
行中、「0」はタスク未実行中であることを示してい
る。タスク1は最初の0.2秒間は実行中であり、0.
3秒後には実行権がタスク2に移され、0.4秒後に再
度実行して処理を完了している。同様にタスク2は0.
3秒後に、タスク3は0.5秒後に一通りの動作を完了
している。
【0037】全てのタスクが一通り動作を終了していれ
ば、ステップS12に移る。ステップS12では、ステッ
プS11で記録したコードを参照して、タスクごとの実
行時間と評価値を計算する。その結果を表3に示す。ス
テップS121にて、タスクごとに実行時間を計算す
る。実行時間は(スケジューラが呼び出されるタイミン
グ×タスク実行回数)で求める。ここで挙げる例では、
スケジューラが呼び出されるタイミングは0.1であ
る。また、タスク実行回数とは表2におけるタスクごと
の「1:タスク実行中」の数である。タスク1は0.1
秒後、0.2秒後、0.4秒後の3回実行中であったの
で、タスク1のタスク実行回数は3となる。よって、タ
スク1の実行時間は(0.1×3)で0.3となる。同
様に、タスク2とタスク3は0.1となる。次にS12
2にて、タスクごとに評価値を計算する。評価値は(実
行時間/設定値(完了限界時間))で求める。タスク1
はS121で求めた実行時間が0.3で、最初に設定し
た設定値(完了限界時間)は表1より0.5なので、
(0.3/0.5)で0.60となる。同様に、タスク
2は0.25、タスク3は0.33となる。次にS12
3にて、S122で求めた評価値の大きいタスクから順
にキューに設定する。その結果を図4に示す。ここで挙
げた例では、評価値が一番大きいタスク1から順に設定
される。
【0038】次にステップS13にて、キューの先頭の
タスクを次に実行するタスクと決定する。ここで挙げた
例ではタスク1が次に実行される。
【0039】現在実行中のタスクとこれから実行するタ
スクが違えば、ステップS14に移り、タスクの切替え
を行う。
【0040】最後にステップS15にて、タイマ値の設
定を行い、次回のタイマハンドラが発生するようにす
る。ここで挙げた例ではタイマ値が0.1なので、その
値を0.1にしておく。
【0041】以上のステップでS1を何度も繰り返し、
タスクを実行する。このタスクスケジューリング方法を
もう一度フィードバックすることによって、表2は表4
のように変化する。表4において、タスク1が0.1秒
から0.2秒間で連続して実行しているのは、タスク1
が実行できる状態であったからであり、0.2秒が経過
したときにタスク1は実行できる状態でなくなり、図5
よりタスク1の次に設定されているタスク3が実行でき
る状態になったことを示している。表1よりタスク3の
完了限界時間が0.3秒なのに対して、表2より実際の
実行時間は0.5秒で完了限界時間を超えていた。表4
では、タスク3の実際の実行時間は0.3秒で完了して
いる。よって、従来のタスクスケジューリングではタス
ク3が完了限界時間を超えて実行を終了していたのに対
して、S1を繰り返すことによって、新規タスクスケジ
ューリングでは完了限界時間内に処理を終了できた。
【0042】こうして、1〜Nの1回のループを複数回繰
り返して全タスクの処理を終了するようにする。あるタ
スクの実際の実行時間がそのタスクの完了限界時間以内
で処理を終了できればよいので、上記の条件が全てのタ
スクについて満たされた時(それまでにスケジューリン
グを繰り返した回数がN)、繰り返し(スケジューリン
グのループ)は終わる。
【0043】なお、この発明の実施の形態では、評価値
の計算式を掲示したり、実行タスクの決定を評価値の大
きい順番と固定したが、状態値から得たタスクごとの実
行時間に基づき、各々のタスクに要求される処理時間よ
り求められた余裕度でタスク実行優先順を決めるため、
処理の一部または全体を、他の計算式や他の実行タスク
決定方法で実現することは可能である。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載のタスクスケジューリング
方法によれば、優先度に依存することなく、過去の遷移
をもとに動的に実行タスクを決定するため、本発明のタ
スクスケジューリング方式では、それぞれのタスクの処
理を決められた時間内で確実に完了することができる。
【0045】また、複数の開発者で設計を行う際、本発
明のタスクスケジューリングでは動的に実行タスクを決
定できるため、それぞれの開発者が他のタスクの実行遷
移を気にすることなく、設計できる。また、過去の実績
をもとに自動的に処理順番を変更することによって、更
にデッドラインに余裕ができる。
【0046】さらに、所定のソフトウェアを汎用処理装
置に供給することによって、本方法を実施でき、タスク
スケジューリング装置と同様の効果を得ることができ
る。
【0047】請求項2記載のタスクスケジューリング方
法によれば、請求項1と同様な効果がある。
【0048】請求項3記載のタスクスケジューリング方
法によれば、請求項2と同様な効果がある。
【0049】請求項4および請求項5記載のタスクスケ
ジューリング装置によれば、請求項1と同様な効果があ
る。
【0050】請求項6記載のタスクスケジューリング装
置によれば、請求項5と同様な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の全体のブロック図
である。
【図2】スケジューラの詳細ブロック図である。
【図3】第2の実施の形態のスケジューラのフロー図で
ある。
【図4】タイマハンドラのフロー図である。
【図5】第2の実施の形態におけるタスクの実行順を表
すレディキュー図である。
【符号の説明】
1 スケジューラ 11 コード管理部 12 設定値評価部 13 実行タスク決定部 14 タスク切替え部 111 状態値格納部 121 設定値格納部 2 タイマハンドラ S1 スケジュール処理 S11 コード管理 S12 設定値評価 S13 実行タスク決定 S14 タスク切替え S15 タイマ値設定 S120 評価モードチェック S121 実行時間計算 S122 評価値計算 S123 キュー挿入 S140 タスク切替えチェック S20 タイマ値チェック S21 タイマ値カウントダウン S22 スケジューラ呼び出し

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 従来のタスクスケジューリング方法に従
    って複数のタスクを一通り実行して各タスクが有する状
    態値を求め、前記状態値から得たタスクごとの実行時間
    に基づき、各々のタスクに要求される処理時間より求め
    られた余裕度でタスク実行優先順を決めて、1〜Nの1回
    のループを複数回繰り返して全タスクの処理を終了する
    タスクスケジューリング方法。
  2. 【請求項2】 従来のスケジューリングに従って複数の
    タスクを一通り実行して、一定時間ごとに各タスクが有
    する状態値を管理するコード管理行程と、前記タスクご
    とに前記状態値から得た実行時間を予め設定した完了限
    界時間と比較して評価値を求める設定値評価行程と、前
    記評価値が大きいタスクから順にCPUを割り当てる実行
    タスク決定行程と、実行するタスクを選択して切替えを
    行うタスク切替え行程を含み、1〜Nの1回のループを複
    数回繰り返すうちに全タスクの処理を終了するタスクス
    ケジューリング方法。
  3. 【請求項3】 設定値評価行程は、評価値を実行時間/
    完了限界時間で算出する請求項2記載のタスクスケジュ
    ーリング方法。
  4. 【請求項4】 従来のスケジューリングに従って複数の
    タスクを一通り実行して各タスクが有する状態値を求め
    る手段と、前記状態値から得たタスクごとの実行時間に
    基づき、各々の前記タスクに要求される処理時間より求
    められた余裕度でタスク実行優先順を決める手段を備え
    たタスクスケジューリング装置。
  5. 【請求項5】 従来のスケジューリングに従って複数の
    タスクを一通り実行して、一定時間ごとに各タスクが有
    する状態値を管理するコード管理部と、前記タスクごと
    に前記状態値から求めた実行時間と予め設定した完了限
    界時間を比較して評価値を求める設定値評価部と、前記
    評価値が大きいタスクから順にCPUを割り当てる実行タ
    スク決定部と、実行するタスクを選択して切替えを行う
    タスク切替え部を備えたタスクスケジューリング装置。
  6. 【請求項6】 設定値評価部は評価値を実行時間/完了
    限界時間で算出する請求項5記載のタスクスケジューリ
    ング装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007140710A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Sony Computer Entertainment Inc タスク割り当て方法およびタスク割り当て装置
JP2016173750A (ja) * 2015-03-17 2016-09-29 株式会社デンソー 電子制御装置
CN115061807A (zh) * 2022-07-27 2022-09-16 中建电子商务有限责任公司 一种任务按需生成与调度执行的方法

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JP2016173750A (ja) * 2015-03-17 2016-09-29 株式会社デンソー 電子制御装置
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