JP2003050437A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
画像形成装置及び画像形成方法Info
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- JP2003050437A JP2003050437A JP2002121808A JP2002121808A JP2003050437A JP 2003050437 A JP2003050437 A JP 2003050437A JP 2002121808 A JP2002121808 A JP 2002121808A JP 2002121808 A JP2002121808 A JP 2002121808A JP 2003050437 A JP2003050437 A JP 2003050437A
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- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】現像処理条件の簡易化、とりわけ熱現像処理や
未脱銀処理とすることに伴うネガフィルムの種別毎の処
理性(ネガフィルム状態)の違いに最適化させた現像処
理条件、読み取り条件、画像処理条件とを設定すること
が出来、高画質なデジタル画像データが得られる技術を
明らかにする。 【解決手段】ハロゲン化銀カラー写真感光材料に発色現
像を施す現像処理手段と、顕在化した色素画像情報を画
像入力媒体を介して電気信号に変換しデジタル画像デー
タを形成する画像読み取り手段と、該デジタル画像デー
タに所定の画像処理を施す画像処理手段とを有するデジ
タル画像形成装置において、該画像形成装置が、該ハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料の種類情報を得る手段を有
し、該情報を用いて前記画像読み取り手段における画像
読取り条件を調整することを特徴とする画像形成装置で
ある。
未脱銀処理とすることに伴うネガフィルムの種別毎の処
理性(ネガフィルム状態)の違いに最適化させた現像処
理条件、読み取り条件、画像処理条件とを設定すること
が出来、高画質なデジタル画像データが得られる技術を
明らかにする。 【解決手段】ハロゲン化銀カラー写真感光材料に発色現
像を施す現像処理手段と、顕在化した色素画像情報を画
像入力媒体を介して電気信号に変換しデジタル画像デー
タを形成する画像読み取り手段と、該デジタル画像デー
タに所定の画像処理を施す画像処理手段とを有するデジ
タル画像形成装置において、該画像形成装置が、該ハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料の種類情報を得る手段を有
し、該情報を用いて前記画像読み取り手段における画像
読取り条件を調整することを特徴とする画像形成装置で
ある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料の現像処理、スキャニング、画像処理の
機能を具備したデジタル画像データを得る為の画像形成
装置及び画像形成方法に関する。さらに詳細には、熱現
像処理と未脱銀処理を特徴とする簡易現像機構と、脱銀
工程を省いたハロゲン化銀写真感光材料のスキャニング
機構と、前記簡易現像機構からでも遜色のないデジタル
画像データを得ることが出来る画像形成装置及び画像形
成方法に関する。
ー写真感光材料の現像処理、スキャニング、画像処理の
機能を具備したデジタル画像データを得る為の画像形成
装置及び画像形成方法に関する。さらに詳細には、熱現
像処理と未脱銀処理を特徴とする簡易現像機構と、脱銀
工程を省いたハロゲン化銀写真感光材料のスキャニング
機構と、前記簡易現像機構からでも遜色のないデジタル
画像データを得ることが出来る画像形成装置及び画像形
成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀を利用した写真感光材料は
近年ますます発展し、現在では簡易に高画質のカラー画
像を入手することが可能となっている。例えば通常カラ
ー写真と呼ばれる方式ではカラーネガフィルムを用いて
撮影を行い、現像後のカラーネガフィルムに記録された
画像情報を光学的にカラー印画紙に焼き付けることでカ
ラープリントを得る。近年ではこのプロセスは高度に発
達し、大量のカラープリントを高効率で生産する大規模
な集中拠点であるカラーラボ、又は店舗に設置された小
型、簡易のプリンタプロセッサである所謂ミニラボの普
及により、誰でもがカラー写真を手軽に楽しめるように
なっている。
近年ますます発展し、現在では簡易に高画質のカラー画
像を入手することが可能となっている。例えば通常カラ
ー写真と呼ばれる方式ではカラーネガフィルムを用いて
撮影を行い、現像後のカラーネガフィルムに記録された
画像情報を光学的にカラー印画紙に焼き付けることでカ
ラープリントを得る。近年ではこのプロセスは高度に発
達し、大量のカラープリントを高効率で生産する大規模
な集中拠点であるカラーラボ、又は店舗に設置された小
型、簡易のプリンタプロセッサである所謂ミニラボの普
及により、誰でもがカラー写真を手軽に楽しめるように
なっている。
【0003】現在普及しているカラー写真の原理は、減
色法による色再現を採用している。一般的なカラーネガ
では透過支持体上に青、緑、そして赤色領域に感光性を
付与した感光素子であるハロゲン化銀乳剤を用いた感光
性層を設け、それらの感光性層中には各々が補色となる
色相であるイエロー、マゼンタそしてシアンの色素を形
成する所謂カラーカプラーを組合せて含有させている。
撮影により像様の露光を施されたカラーネガフィルムは
芳香族第一級アミン現像主薬を含有するカラー現像液中
で現像される。この時、感光したハロゲン化銀粒子は現
像主薬によって現像即ち還元され、同時に生成する現像
主薬の酸化体と上記のカラーカプラーのカップリング反
応によって各色素が形成される。その後現像によって生
じた金属銀(以下「現像銀」とも称す)と未反応のハロ
ゲン化銀(以下、単に「ハロゲン化銀」とも称す)と
を、それぞれ漂白及び定着処理によって取り除くことで
色素画像が得られる。同様な感光波長領域と発色色相の
組合せを有する感光性層を反射支持体上に塗設したカラ
ー感光材料であるカラー印画紙に、現像処理後のカラー
ネガフィルムを通して光学的な露光を与え、これも同様
の発色現像と漂白、定着処理とを施すことでオリジナル
の光景を再現した色素画像よりなるカラープリントを得
ることができる。
色法による色再現を採用している。一般的なカラーネガ
では透過支持体上に青、緑、そして赤色領域に感光性を
付与した感光素子であるハロゲン化銀乳剤を用いた感光
性層を設け、それらの感光性層中には各々が補色となる
色相であるイエロー、マゼンタそしてシアンの色素を形
成する所謂カラーカプラーを組合せて含有させている。
撮影により像様の露光を施されたカラーネガフィルムは
芳香族第一級アミン現像主薬を含有するカラー現像液中
で現像される。この時、感光したハロゲン化銀粒子は現
像主薬によって現像即ち還元され、同時に生成する現像
主薬の酸化体と上記のカラーカプラーのカップリング反
応によって各色素が形成される。その後現像によって生
じた金属銀(以下「現像銀」とも称す)と未反応のハロ
ゲン化銀(以下、単に「ハロゲン化銀」とも称す)と
を、それぞれ漂白及び定着処理によって取り除くことで
色素画像が得られる。同様な感光波長領域と発色色相の
組合せを有する感光性層を反射支持体上に塗設したカラ
ー感光材料であるカラー印画紙に、現像処理後のカラー
ネガフィルムを通して光学的な露光を与え、これも同様
の発色現像と漂白、定着処理とを施すことでオリジナル
の光景を再現した色素画像よりなるカラープリントを得
ることができる。
【0004】これらのシステムは現在広く普及している
が、その簡易性を高める要求はますます強くなりつつあ
る。第一には、上述した発色現像及び漂白、定着処理を
行うための処理浴は、その組成や温度を精密に制御する
必要があり、専門的な知識と熟練した操作を必要とす
る。第二に、これらの処理液中には発色現像主薬や漂白
剤である鉄キレート化合物など環境的にその排出の規制
が必要な物質が含有されており、現像機器類の設置には
専用の設備を必要とする場合が多い。第三に、近年の技
術開発によって短縮されたとはいえ、これらの現像処理
には時間を要し、迅速に記録画像を再現する要求に対し
ては未だ不十分といわざるを得ない。
が、その簡易性を高める要求はますます強くなりつつあ
る。第一には、上述した発色現像及び漂白、定着処理を
行うための処理浴は、その組成や温度を精密に制御する
必要があり、専門的な知識と熟練した操作を必要とす
る。第二に、これらの処理液中には発色現像主薬や漂白
剤である鉄キレート化合物など環境的にその排出の規制
が必要な物質が含有されており、現像機器類の設置には
専用の設備を必要とする場合が多い。第三に、近年の技
術開発によって短縮されたとはいえ、これらの現像処理
には時間を要し、迅速に記録画像を再現する要求に対し
ては未だ不十分といわざるを得ない。
【0005】こうした背景から、現在のカラー画像形成
システムにおいて用いられている発色現像主薬や漂白剤
を使用しないシステムを構築することで環境上の負荷を
軽減しつつ、店舗・処理時間などの制約の改善を達成し
た、顧客にとって利便性に優れたシステムの要求はます
ます高まりつつある。
システムにおいて用いられている発色現像主薬や漂白剤
を使用しないシステムを構築することで環境上の負荷を
軽減しつつ、店舗・処理時間などの制約の改善を達成し
た、顧客にとって利便性に優れたシステムの要求はます
ます高まりつつある。
【0006】一方、カラーネガフィルムに形成された画
像をスキャナー等を用いて光学的に読みとり、電気信号
に変換した後、画像処理を施して一旦デジタル画像デー
タを作製し、これを用いて他の画像記録材料に画像情報
を転写する方法が知られている。この場合は、カラーペ
ーパーなどの感光材料に走査露光して仕上がりカラープ
リントを得るデジタルプリンタはもちろん、インクジェ
ットプリンタや昇華型プリンタ又は電子写真方式などの
各種の非銀塩プリンタを通じて仕上がりプリントを得る
ことが可能である。
像をスキャナー等を用いて光学的に読みとり、電気信号
に変換した後、画像処理を施して一旦デジタル画像デー
タを作製し、これを用いて他の画像記録材料に画像情報
を転写する方法が知られている。この場合は、カラーペ
ーパーなどの感光材料に走査露光して仕上がりカラープ
リントを得るデジタルプリンタはもちろん、インクジェ
ットプリンタや昇華型プリンタ又は電子写真方式などの
各種の非銀塩プリンタを通じて仕上がりプリントを得る
ことが可能である。
【0007】上記現像処理→スキャナ読み取り→画像処
理によりデジタル画像データを得る装置に求められる手
段は、下記の3点にまとめられる。 (1)再現性のある処理特性(センシトメトリー)が十
分得られる、出来るだけ簡易な現像処理手段、(2)上
記(1)で得られる処理特性のフィルムを最適条件で読
み取り、十分な撮影画像情報が得られる読み取り手段、
(3)上記(1)及び(2)から得られた撮影画像情報
から十分な画質のデジタル画像データが得られる画像処
理手段、の3点である。
理によりデジタル画像データを得る装置に求められる手
段は、下記の3点にまとめられる。 (1)再現性のある処理特性(センシトメトリー)が十
分得られる、出来るだけ簡易な現像処理手段、(2)上
記(1)で得られる処理特性のフィルムを最適条件で読
み取り、十分な撮影画像情報が得られる読み取り手段、
(3)上記(1)及び(2)から得られた撮影画像情報
から十分な画質のデジタル画像データが得られる画像処
理手段、の3点である。
【0008】上記(2)に記載の読み取り条件、及び上
記(3)に記載の画像処理条件夫々の最適化度によっ
て、上記(1)における現像処理手段の簡易化の程度が
決定される。すなわち画像処理による救済処理を施すこ
とにより、従来は難しかった、処理特性(センシメトリ
ー)の劣化を伴う程の上記簡易化も、今日では期待でき
るようになっている。
記(3)に記載の画像処理条件夫々の最適化度によっ
て、上記(1)における現像処理手段の簡易化の程度が
決定される。すなわち画像処理による救済処理を施すこ
とにより、従来は難しかった、処理特性(センシメトリ
ー)の劣化を伴う程の上記簡易化も、今日では期待でき
るようになっている。
【0009】フィルムの種別を判別する方法は、フィル
ム、及びフィルムを遮光状態で内包するパトローネの形
状やデザインの識別である。具体的な方法の例として
は、以下の3点がある。
ム、及びフィルムを遮光状態で内包するパトローネの形
状やデザインの識別である。具体的な方法の例として
は、以下の3点がある。
【0010】1.パトローネに記載されたユニバーサル
商品コード(バーコード、バーコードの算用数字表示)
の識別、 2.パトローネの表面に印刷された商標デザインの識
別、 3.フィルム自体に施されたラスターマーク(穴)の識
別、 の3点である。これらはDXコードとして知られてい
る。
商品コード(バーコード、バーコードの算用数字表示)
の識別、 2.パトローネの表面に印刷された商標デザインの識
別、 3.フィルム自体に施されたラスターマーク(穴)の識
別、 の3点である。これらはDXコードとして知られてい
る。
【0011】パトローネ表面には、カメラの自動感知用
コード(CAS)部と、機械読み取り用バーコード部
と、デザインの印刷された情報パネル部が形成されてお
り、カメラの自動感知用コード(CAS)を除き、フィ
ルムの自動識別が可能である。
コード(CAS)部と、機械読み取り用バーコード部
と、デザインの印刷された情報パネル部が形成されてお
り、カメラの自動感知用コード(CAS)を除き、フィ
ルムの自動識別が可能である。
【0012】またフィルム自体にも、ラスターパターン
と呼ばれる複数の穴による識別コードが規格・形成され
ており、フィルムの自動識別が可能である。
と呼ばれる複数の穴による識別コードが規格・形成され
ており、フィルムの自動識別が可能である。
【0013】上記(3)の画像処理を、ネガフィルムの
種別毎に行う方法としては、LUT(ルックアップテー
ブル)を用いた階調補正方法が知られている。
種別毎に行う方法としては、LUT(ルックアップテー
ブル)を用いた階調補正方法が知られている。
【0014】一方、米国特許としては、下記が知られて
いる。米国特許6174094号には、上記現像処理→
スキャナ読み取り→画像処理を行うプロセスを有する画
像形成装置が記載されている。
いる。米国特許6174094号には、上記現像処理→
スキャナ読み取り→画像処理を行うプロセスを有する画
像形成装置が記載されている。
【0015】米国特許6174094号には、前記画像
形成装置が、ネガフィルムのDXコードを読み取り、ネ
ガフィルムの種別毎に現像処理条件を最適化し、かつス
キャニング画像の最適化アルゴリズムを選択する機能を
有することが記載されている。
形成装置が、ネガフィルムのDXコードを読み取り、ネ
ガフィルムの種別毎に現像処理条件を最適化し、かつス
キャニング画像の最適化アルゴリズムを選択する機能を
有することが記載されている。
【0016】しかしながら、前記画像形成装置は、ネガ
フィルムの種別毎に最適化された読み取り条件を、現像
処理条件、及び画像処理条件に加え、デジタル画像デー
タを形成するものではない。
フィルムの種別毎に最適化された読み取り条件を、現像
処理条件、及び画像処理条件に加え、デジタル画像デー
タを形成するものではない。
【0017】ネガフィルムの種類毎、或いは従来の撮影
コマ毎の状態とネガフィルムの種別情報とを組み合わ
せ、読み取り条件、例えば、光源強度、分光特性、CC
Dの感度、読み取り時間などを変更する方法は知られて
いない。
コマ毎の状態とネガフィルムの種別情報とを組み合わ
せ、読み取り条件、例えば、光源強度、分光特性、CC
Dの感度、読み取り時間などを変更する方法は知られて
いない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】環境上の負荷を軽減し
つつ、店舗・処理時間などの制約を改善した、顧客にと
って利便性に優れる画像形成装置が市場で求められてお
り、その為に、前記画像形成装置に求められる手段は、
前述の如く下記3点にまとめられる。
つつ、店舗・処理時間などの制約を改善した、顧客にと
って利便性に優れる画像形成装置が市場で求められてお
り、その為に、前記画像形成装置に求められる手段は、
前述の如く下記3点にまとめられる。
【0019】(1)再現性のある処理特性(センシトメ
トリー)が十分得られる、出来るだけ簡易な現像処理手
段、(2)上記(1)で得られる処理特性のフィルムを
最適条件で読み取り、十分な撮影画像情報が得られる読
み取り手段、(3)上記(1)及び(2)から得られた
撮影画像情報から十分な画質のデジタル画像データが得
られる画像処理手段、の3点である。
トリー)が十分得られる、出来るだけ簡易な現像処理手
段、(2)上記(1)で得られる処理特性のフィルムを
最適条件で読み取り、十分な撮影画像情報が得られる読
み取り手段、(3)上記(1)及び(2)から得られた
撮影画像情報から十分な画質のデジタル画像データが得
られる画像処理手段、の3点である。
【0020】したがって本発明の課題は、上記(1)に
記載の出来るだけ簡易な現像処理を達成する為に、上記
(1)のネガフィルム種別毎の処理特性に合わせた、上
記(2)、(3)による最適化を実現することである。
記載の出来るだけ簡易な現像処理を達成する為に、上記
(1)のネガフィルム種別毎の処理特性に合わせた、上
記(2)、(3)による最適化を実現することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は下記構成を有する。
明は下記構成を有する。
【0022】1.ハロゲン化銀カラー写真感光材料に発
色現像を施す現像処理手段と、顕在化した色素画像情報
を画像入力媒体を介して電気信号に変換しデジタル画像
データを形成する画像読み取り手段と、該デジタル画像
データに所定の画像処理を施す画像処理手段とを有する
デジタル画像形成装置において、該画像形成装置が、該
ハロゲン化銀カラー写真感光材料の種類情報を得る手段
を有し、該情報を用いて前記画像読み取り手段における
画像読取り条件を調整することを特徴とする画像形成装
置。
色現像を施す現像処理手段と、顕在化した色素画像情報
を画像入力媒体を介して電気信号に変換しデジタル画像
データを形成する画像読み取り手段と、該デジタル画像
データに所定の画像処理を施す画像処理手段とを有する
デジタル画像形成装置において、該画像形成装置が、該
ハロゲン化銀カラー写真感光材料の種類情報を得る手段
を有し、該情報を用いて前記画像読み取り手段における
画像読取り条件を調整することを特徴とする画像形成装
置。
【0023】2.ハロゲン化銀カラー写真感光材料に発
色現像を施す現像処理手段と、顕在化した色素画像情報
を画像入力媒体を介して電気信号に変換しデジタル画像
データを形成する画像読み取り手段と、該デジタル画像
データに所定の画像処理を施す画像処理手段とを有する
デジタル画像形成装置において、該画像形成装置が、該
ハロゲン化銀カラー写真感光材料の種類情報を得る手段
を有し、該情報を用いて前記現像処理手段における現像
処理条件と、前記画像読み取り手段における画像読み取
り条件とを調整することを特徴とする画像形成装置。
色現像を施す現像処理手段と、顕在化した色素画像情報
を画像入力媒体を介して電気信号に変換しデジタル画像
データを形成する画像読み取り手段と、該デジタル画像
データに所定の画像処理を施す画像処理手段とを有する
デジタル画像形成装置において、該画像形成装置が、該
ハロゲン化銀カラー写真感光材料の種類情報を得る手段
を有し、該情報を用いて前記現像処理手段における現像
処理条件と、前記画像読み取り手段における画像読み取
り条件とを調整することを特徴とする画像形成装置。
【0024】3.ハロゲン化銀カラー写真感光材料に発
色現像を施す現像処理手段と、顕在化した色素画像情報
を画像入力媒体を介して電気信号に変換しデジタル画像
データを形成する画像読み取り手段と、該デジタル画像
データに所定の画像処理を施す画像処理手段とを有する
デジタル画像形成装置において、該画像形成装置が、該
ハロゲン化銀カラー写真感光材料の種類情報を得る手段
を有し、該情報を用いて前記画像処理手段における現像
処理条件と、前記画像処理手段における画像読み取り条
件と、前記画像処理手段における画像処理条件とを調整
することを特徴とする画像形成装置。
色現像を施す現像処理手段と、顕在化した色素画像情報
を画像入力媒体を介して電気信号に変換しデジタル画像
データを形成する画像読み取り手段と、該デジタル画像
データに所定の画像処理を施す画像処理手段とを有する
デジタル画像形成装置において、該画像形成装置が、該
ハロゲン化銀カラー写真感光材料の種類情報を得る手段
を有し、該情報を用いて前記画像処理手段における現像
処理条件と、前記画像処理手段における画像読み取り条
件と、前記画像処理手段における画像処理条件とを調整
することを特徴とする画像形成装置。
【0025】4.ハロゲン化銀カラー写真感光材料に発
色現像を施す現像処理手段と、顕在化した色素画像情報
を画像入力媒体を介して電気信号に変換しデジタル画像
データを形成する画像読み取り手段と、該デジタル画像
データに所定の画像処理を施す画像処理手段とを有する
デジタル画像形成装置において、該画像形成装置が、該
ハロゲン化銀カラー写真感光材料の種類情報を得る手段
を有し、該種別情報を用いて前記現像処理手段における
現像処理時間と、前記画像処理手段における画像処理条
件中の該ハロゲン化銀カラー写真感光材料から読み取っ
た画像情報の青、緑、赤間における色濁り(クロストー
ク)補正の補正パラメータとを調整することを特徴とす
る画像形成装置。
色現像を施す現像処理手段と、顕在化した色素画像情報
を画像入力媒体を介して電気信号に変換しデジタル画像
データを形成する画像読み取り手段と、該デジタル画像
データに所定の画像処理を施す画像処理手段とを有する
デジタル画像形成装置において、該画像形成装置が、該
ハロゲン化銀カラー写真感光材料の種類情報を得る手段
を有し、該種別情報を用いて前記現像処理手段における
現像処理時間と、前記画像処理手段における画像処理条
件中の該ハロゲン化銀カラー写真感光材料から読み取っ
た画像情報の青、緑、赤間における色濁り(クロストー
ク)補正の補正パラメータとを調整することを特徴とす
る画像形成装置。
【0026】5.前記画像読み取り手段における画像読
み取り条件が、読み取りに用いる光源の光量、分光分布
特性、画像入力媒体の感度、読み取り時間の少なくとも
1つであることを特徴とする請求項1、2又は3に記載
の画像形成装置。
み取り条件が、読み取りに用いる光源の光量、分光分布
特性、画像入力媒体の感度、読み取り時間の少なくとも
1つであることを特徴とする請求項1、2又は3に記載
の画像形成装置。
【0027】6.前記現像処理手段における現像処理条
件が現像処理時間であることを特徴とする上記2、3又
は5に記載の画像形成装置。
件が現像処理時間であることを特徴とする上記2、3又
は5に記載の画像形成装置。
【0028】7.前記画像処理手段における画像処理条
件が、青、緑、赤間における色濁り(クロストーク)補
正であることを特徴とする上記3、5又は6に記載の画
像形成装置。
件が、青、緑、赤間における色濁り(クロストーク)補
正であることを特徴とする上記3、5又は6に記載の画
像形成装置。
【0029】8.前記ロゲン化銀カラー写真感光材料の
種類情報を得る手段が、前記ハロゲン化銀カラー写真感
光材料を内包する部材に記載されたDXコード[ユニバ
ーサル商品コード(バーコード、バーコードの算用数字
表示)、デザイン、前記ハロゲン化銀カラー写真感光材
料に施されたラスターマーク]の少なくとも1つの読み
取りであることを特徴とする上記1〜7のいずれかに記
載の画像形成装置。
種類情報を得る手段が、前記ハロゲン化銀カラー写真感
光材料を内包する部材に記載されたDXコード[ユニバ
ーサル商品コード(バーコード、バーコードの算用数字
表示)、デザイン、前記ハロゲン化銀カラー写真感光材
料に施されたラスターマーク]の少なくとも1つの読み
取りであることを特徴とする上記1〜7のいずれかに記
載の画像形成装置。
【0030】9.前記現像処理手段が前記ハロゲン化銀
カラー写真感光材料に含まれる銀の一部又は全部が残っ
た状態で読み取る構成であることを特徴とする上記1〜
8のいずれかに記載の画像形成装置。
カラー写真感光材料に含まれる銀の一部又は全部が残っ
た状態で読み取る構成であることを特徴とする上記1〜
8のいずれかに記載の画像形成装置。
【0031】10.前記現像処理手段における現像処理
が、熱現像処理であることを特徴とする上記1〜9のい
ずれかに記載の画像形成装置。
が、熱現像処理であることを特徴とする上記1〜9のい
ずれかに記載の画像形成装置。
【0032】11.前記現像処理手段における現像処理
が、前記ハロゲン化銀カラー写真感光材料の潜像バーコ
ードの施された領域以外の撮影コマ領域に対し施される
ことを特徴とする上記1〜10のいずれかに記載の画像
形成装置。
が、前記ハロゲン化銀カラー写真感光材料の潜像バーコ
ードの施された領域以外の撮影コマ領域に対し施される
ことを特徴とする上記1〜10のいずれかに記載の画像
形成装置。
【0033】12.前記画像形成装置がセルフオペレー
ション端末であることを特徴とする上記1〜11のいず
れかに記載の画像形成装置。
ション端末であることを特徴とする上記1〜11のいず
れかに記載の画像形成装置。
【0034】13.前記現像処理手段における現像処理
条件、前記画像読み取り手段における読み取り条件、前
記画像処理手段における画像処理条件をコードとして記
録しておく手段を具備したことを特徴とする上記1〜1
2のいずれかに記載の画像形成装置。
条件、前記画像読み取り手段における読み取り条件、前
記画像処理手段における画像処理条件をコードとして記
録しておく手段を具備したことを特徴とする上記1〜1
2のいずれかに記載の画像形成装置。
【0035】14.ハロゲン化銀カラー写真感光材料に
発色現像を施す現像処理工程と、顕在化した色素画像情
報を画像入力媒体を介して電気信号に変換しデジタル画
像データを形成する画像読み取り工程と、該デジタル画
像データに所定の画像処理を施す画像処理工程とを有す
るデジタル画像形成方法において、該ハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料の種類情報を得る工程を有し、該情報を
用いて前記画像読み取り工程における画像読取り条件を
調整することを特徴とする画像形成方法。
発色現像を施す現像処理工程と、顕在化した色素画像情
報を画像入力媒体を介して電気信号に変換しデジタル画
像データを形成する画像読み取り工程と、該デジタル画
像データに所定の画像処理を施す画像処理工程とを有す
るデジタル画像形成方法において、該ハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料の種類情報を得る工程を有し、該情報を
用いて前記画像読み取り工程における画像読取り条件を
調整することを特徴とする画像形成方法。
【0036】15.ハロゲン化銀カラー写真感光材料に
発色現像を施す現像処理工程と、顕在化した色素画像情
報を画像入力媒体を介して電気信号に変換しデジタル画
像データを形成する画像読み取り工程と、該デジタル画
像データに所定の画像処理を施す画像処理工程とを有す
るデジタル画像形成方法において、該ハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料の種類情報を得る工程を有し、該情報を
用いて前記現像処理工程における現像処理条件と、前記
画像読み取り工程における画像読み取り条件とを調整す
ることを特徴とする画像形成方法。
発色現像を施す現像処理工程と、顕在化した色素画像情
報を画像入力媒体を介して電気信号に変換しデジタル画
像データを形成する画像読み取り工程と、該デジタル画
像データに所定の画像処理を施す画像処理工程とを有す
るデジタル画像形成方法において、該ハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料の種類情報を得る工程を有し、該情報を
用いて前記現像処理工程における現像処理条件と、前記
画像読み取り工程における画像読み取り条件とを調整す
ることを特徴とする画像形成方法。
【0037】16.ハロゲン化銀カラー写真感光材料に
発色現像を施す現像処理工程と、顕在化した色素画像情
報を画像入力媒体を介して電気信号に変換しデジタル画
像データを形成する画像読み取り工程と、該デジタル画
像データに所定の画像処理を施す画像処理工程とを有す
るデジタル画像形成方法において、該ハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料の種類情報を得る工程を有し、該情報を
用いて前記画像処理工程における現像処理条件と、前記
画像処理工程における画像読み取り条件と、前記画像処
理工程における画像処理条件とを調整することを特徴と
する画像形成方法。
発色現像を施す現像処理工程と、顕在化した色素画像情
報を画像入力媒体を介して電気信号に変換しデジタル画
像データを形成する画像読み取り工程と、該デジタル画
像データに所定の画像処理を施す画像処理工程とを有す
るデジタル画像形成方法において、該ハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料の種類情報を得る工程を有し、該情報を
用いて前記画像処理工程における現像処理条件と、前記
画像処理工程における画像読み取り条件と、前記画像処
理工程における画像処理条件とを調整することを特徴と
する画像形成方法。
【0038】17.ハロゲン化銀カラー写真感光材料に
発色現像を施す現像処理工程と、顕在化した色素画像情
報を画像入力媒体を介して電気信号に変換しデジタル画
像データを形成する画像読み取り工程と、該デジタル画
像データに所定の画像処理を施す画像処理工程とを有す
るデジタル画像形成方法において、該ハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料の種類情報を得る工程を有し、該種別情
報を用いて前記現像処理工程における現像処理時間と、
前記画像処理工程における画像処理条件中の該ハロゲン
化銀カラー写真感光材料から読み取った画像情報の青、
緑、赤間における色濁り(クロストーク)補正の補正パ
ラメータとを調整することを特徴とする画像形成方法。
発色現像を施す現像処理工程と、顕在化した色素画像情
報を画像入力媒体を介して電気信号に変換しデジタル画
像データを形成する画像読み取り工程と、該デジタル画
像データに所定の画像処理を施す画像処理工程とを有す
るデジタル画像形成方法において、該ハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料の種類情報を得る工程を有し、該種別情
報を用いて前記現像処理工程における現像処理時間と、
前記画像処理工程における画像処理条件中の該ハロゲン
化銀カラー写真感光材料から読み取った画像情報の青、
緑、赤間における色濁り(クロストーク)補正の補正パ
ラメータとを調整することを特徴とする画像形成方法。
【0039】特に本発明によれば、次の効果が得られ
る。請求項1に記載の本発明によって、現像処理、読み
取り、画像処理手段を有する画像形成装置において、現
像処理条件の簡易化、とりわけ熱現像処理や未脱銀処理
とすることに伴うネガフィルムの種別毎の処理性(ネガ
フィルム状態)の違いに最適化させた読み取り条件を設
定することが出来、高画質なデジタル画像データが得ら
れる。
る。請求項1に記載の本発明によって、現像処理、読み
取り、画像処理手段を有する画像形成装置において、現
像処理条件の簡易化、とりわけ熱現像処理や未脱銀処理
とすることに伴うネガフィルムの種別毎の処理性(ネガ
フィルム状態)の違いに最適化させた読み取り条件を設
定することが出来、高画質なデジタル画像データが得ら
れる。
【0040】請求項2に記載の本発明によって、現像処
理、読み取り、画像処理手段を有する画像形成装置にお
いて、現像処理条件の簡易化、とりわけ熱現像処理や未
脱銀処理とすることに伴うネガフィルムの種別毎の処理
性(ネガフィルム状態)の違いに最適化させた現像処理
条件と、読み取り条件とを設定することが出来、高画質
なデジタル画像データが得られる。
理、読み取り、画像処理手段を有する画像形成装置にお
いて、現像処理条件の簡易化、とりわけ熱現像処理や未
脱銀処理とすることに伴うネガフィルムの種別毎の処理
性(ネガフィルム状態)の違いに最適化させた現像処理
条件と、読み取り条件とを設定することが出来、高画質
なデジタル画像データが得られる。
【0041】請求項3に記載の本発明によって、現像処
理、読み取り、画像処理手段を有する画像形成装置にお
いて、現像処理条件の簡易化、とりわけ熱現像処理や未
脱銀処理とすることに伴うネガフィルムの種別毎の処理
性(ネガフィルム状態)の違いに最適化させた現像処理
条件、読み取り条件、画像処理条件とを設定することが
出来、高画質なデジタル画像データが得られる。
理、読み取り、画像処理手段を有する画像形成装置にお
いて、現像処理条件の簡易化、とりわけ熱現像処理や未
脱銀処理とすることに伴うネガフィルムの種別毎の処理
性(ネガフィルム状態)の違いに最適化させた現像処理
条件、読み取り条件、画像処理条件とを設定することが
出来、高画質なデジタル画像データが得られる。
【0042】請求項4に記載の本発明によって、現像処
理、読み取り、画像処理手段を有する画像形成装置にお
いて、現像処理条件の簡易化、とりわけ熱現像処理や未
脱銀処理とすることに伴うネガフィルムの種別毎の処理
性(ネガフィルム状態)の違いに最適化させた現像処理
条件と、画像処理条件とを設定することが出来、高画質
なデジタル画像データが得られる。
理、読み取り、画像処理手段を有する画像形成装置にお
いて、現像処理条件の簡易化、とりわけ熱現像処理や未
脱銀処理とすることに伴うネガフィルムの種別毎の処理
性(ネガフィルム状態)の違いに最適化させた現像処理
条件と、画像処理条件とを設定することが出来、高画質
なデジタル画像データが得られる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
本発明の、画像入力媒体としては、特に限定はされない
が、少なくとも色素画像情報を電気信号に変換する光電
変換部を有する。このような画像入力媒体としては、光
電変換機能を有する撮像素子(画素)の集合体(CC
D)が好ましく用いられるが、CCDには、1次元に配
列させたライン状のものと、2次元に配列させたエリア
型のものとがある。中でも、搬送機構を省略したり、読
み取りにかかる時間を短縮するために、本発明ではエリ
ア型を用いることが望ましい。
本発明の、画像入力媒体としては、特に限定はされない
が、少なくとも色素画像情報を電気信号に変換する光電
変換部を有する。このような画像入力媒体としては、光
電変換機能を有する撮像素子(画素)の集合体(CC
D)が好ましく用いられるが、CCDには、1次元に配
列させたライン状のものと、2次元に配列させたエリア
型のものとがある。中でも、搬送機構を省略したり、読
み取りにかかる時間を短縮するために、本発明ではエリ
ア型を用いることが望ましい。
【0044】本発明の現像処理手段は、特に限定はされ
ないが、少なくとも発色現像処理を施す機構を有する装
置であり、フィルム搬送機構及び温調機構を有すること
が好ましい。前記発色現像処理を施す機構は、液現像、
熱現像(ペースト、処理シート等を用いるものを含
む。)など何れでもよいが、請求項10に記載のよう
に、装置を小型化したり、処理廃液を少なくする為に、
熱現像処理とすることが望ましい。
ないが、少なくとも発色現像処理を施す機構を有する装
置であり、フィルム搬送機構及び温調機構を有すること
が好ましい。前記発色現像処理を施す機構は、液現像、
熱現像(ペースト、処理シート等を用いるものを含
む。)など何れでもよいが、請求項10に記載のよう
に、装置を小型化したり、処理廃液を少なくする為に、
熱現像処理とすることが望ましい。
【0045】本発明では請求項9に記載のように、脱銀
手段(漂白手段、定着手段若しくは漂白−定着手段)を
有さないことにより、さらなる装置の小型化、処理工程
に要する時間の短縮による高速化が達成される。さら
に、感材に含まれる銀の一部又は全部が残った状態のネ
ガフィルムを顧客に返却せずに回収することで、処理廃
液による環境への影響が軽減される。
手段(漂白手段、定着手段若しくは漂白−定着手段)を
有さないことにより、さらなる装置の小型化、処理工程
に要する時間の短縮による高速化が達成される。さら
に、感材に含まれる銀の一部又は全部が残った状態のネ
ガフィルムを顧客に返却せずに回収することで、処理廃
液による環境への影響が軽減される。
【0046】また、本発明では、ネガフィルムの種別判
別を現像処理前に完了させるため、請求項11に記載の
ように、現像処理を潜像バーコードの施されたフィルム
端部を除いた、撮影コマ領域のみに選択的に施す方式と
することが、処理液量を減らしたり、処理液のフィルム
搬送部への付着などを防ぐことが出来、より好ましい。
別を現像処理前に完了させるため、請求項11に記載の
ように、現像処理を潜像バーコードの施されたフィルム
端部を除いた、撮影コマ領域のみに選択的に施す方式と
することが、処理液量を減らしたり、処理液のフィルム
搬送部への付着などを防ぐことが出来、より好ましい。
【0047】さらに、現像処理液カートリッジをカラー
ネガフィルム1本分として、現像処理毎に交換する態様
としたり、前記処理液カートリッジを、12枚撮り用、
24枚撮り用、36枚撮り用など別々に複数用意し、カ
ラーネガフィルムの種別(撮影枚数)情報から、適宜選
択して用いる態様としても良い。
ネガフィルム1本分として、現像処理毎に交換する態様
としたり、前記処理液カートリッジを、12枚撮り用、
24枚撮り用、36枚撮り用など別々に複数用意し、カ
ラーネガフィルムの種別(撮影枚数)情報から、適宜選
択して用いる態様としても良い。
【0048】本発明における請求項2、3、5等に記載
の現像処理条件とは、現像処理時間、温度、pH、現像
液の種類、現像液の量などが挙げられる。
の現像処理条件とは、現像処理時間、温度、pH、現像
液の種類、現像液の量などが挙げられる。
【0049】本発明においては、スキャナによる読み取
り時のS/N比を向上させる為、未露光部の濃度(Dm
in)を低くすること、感色性層(特に青色感色性層)
のLogE対濃度で表される特性曲線上のγを低く設定
することが好ましい。このためにも、現像処理条件をネ
ガフィルムの種別毎に設定しておくことが望ましい。
り時のS/N比を向上させる為、未露光部の濃度(Dm
in)を低くすること、感色性層(特に青色感色性層)
のLogE対濃度で表される特性曲線上のγを低く設定
することが好ましい。このためにも、現像処理条件をネ
ガフィルムの種別毎に設定しておくことが望ましい。
【0050】特に請求項10に記載のように熱現像処理
とした場合、請求項6に記載のように、現像処理条件と
は現像処理時間を意味する。加熱時間、或いは加熱時間
と温度の調整で、ネガフィルムの種別毎の処理性が改善
される。
とした場合、請求項6に記載のように、現像処理条件と
は現像処理時間を意味する。加熱時間、或いは加熱時間
と温度の調整で、ネガフィルムの種別毎の処理性が改善
される。
【0051】本発明の画像読み取り手段としては、前記
現像処理手段により顕像化された色素画像情報を電気信
号に変換、デジタル画像データを作成するための少なく
とも前記画像入力媒体を有する装置であるが、特に限定
されず、一般的な公知のスキャナを用いることができ
る。本発明の画像読取手段としては、光源、R(re
d)・G(green)・B(blue)のフィルタを
備えた色分解機構(R・G・Bの光源を用いた場合は不
要)、前記画像入力媒体、フィルム搬送手段(前記画像
入力媒体としてライン上のCCDが用いられる場合に
は、走査機構)を有することが好ましい。
現像処理手段により顕像化された色素画像情報を電気信
号に変換、デジタル画像データを作成するための少なく
とも前記画像入力媒体を有する装置であるが、特に限定
されず、一般的な公知のスキャナを用いることができ
る。本発明の画像読取手段としては、光源、R(re
d)・G(green)・B(blue)のフィルタを
備えた色分解機構(R・G・Bの光源を用いた場合は不
要)、前記画像入力媒体、フィルム搬送手段(前記画像
入力媒体としてライン上のCCDが用いられる場合に
は、走査機構)を有することが好ましい。
【0052】請求項5に記載のように、請求項1、2、
3等に記載の画像読み取り条件とは、前記画像読み取り
手段により、色素画像情報を電気信号に変換する際の条
件であり、特に、前記光源の強度、R・G・Bのフィル
タの分光特性、画像入力媒体の感度や、読み取り時間の
設定値を調整することが好ましい。
3等に記載の画像読み取り条件とは、前記画像読み取り
手段により、色素画像情報を電気信号に変換する際の条
件であり、特に、前記光源の強度、R・G・Bのフィル
タの分光特性、画像入力媒体の感度や、読み取り時間の
設定値を調整することが好ましい。
【0053】本発明においては、特にネガフィルムの種
類情報から推定される残存銀量に相応する増加濃度分に
対応して、前記光源の強度、R・G・Bのフィルタの分
光特性、画像入力媒体の感度や、読み取り時間の設定を
行うことが好ましい。
類情報から推定される残存銀量に相応する増加濃度分に
対応して、前記光源の強度、R・G・Bのフィルタの分
光特性、画像入力媒体の感度や、読み取り時間の設定を
行うことが好ましい。
【0054】本発明において画像読み取りの光源として
は、瞬時に発光する光源でも良いし、一般的な連続的に
発光する光源でも良く、また、これらの光源が切替でき
るようになっていてもよい。
は、瞬時に発光する光源でも良いし、一般的な連続的に
発光する光源でも良く、また、これらの光源が切替でき
るようになっていてもよい。
【0055】本発明の画像処理手段とは、前記画像読み
取り手段により作成された前記デジタル画像データの画
質を調整する機能を有する装置であれば、制限はない
が、好ましくは階調、色(色相、彩度)、鮮鋭性、粒状
性を調整する機能を有するソフトウェアと、これを実行
されるためのCPUなどからなる装置であることが好ま
しい。
取り手段により作成された前記デジタル画像データの画
質を調整する機能を有する装置であれば、制限はない
が、好ましくは階調、色(色相、彩度)、鮮鋭性、粒状
性を調整する機能を有するソフトウェアと、これを実行
されるためのCPUなどからなる装置であることが好ま
しい。
【0056】本発明においては、装置の簡略化及び処理
時間の短縮の観点から、現像処理を発色現像のみ施し、
脱銀工程(漂白工程、定着工程、若しくは、漂白−定着
工程)を省略することが好ましい。
時間の短縮の観点から、現像処理を発色現像のみ施し、
脱銀工程(漂白工程、定着工程、若しくは、漂白−定着
工程)を省略することが好ましい。
【0057】しかし、脱銀工程を省略した場合、残存す
る銀による彩度低下が生じる。その要因としては、主に
2つの点が考えられる。一つは、現像銀による色素濃度
差の低下であり、もう一つは、ハロゲン化銀が残留する
ことによりネガフィルム濃度の短波長側の成分(例えば
イエロー色素画像)程濃度が高くなり、読み取りにはよ
り強い光量を必要とするから、長波長側の成分(例え
ば、マゼンタ色素画像、シアン色素画像)が混入しやす
くなることである。従って、脱銀工程を省略した場合、
かかる残存する銀による彩度低下を補正する為、青、
緑、赤間における色濁り(クロストーク)を補正する処
理がなされることが好ましい。
る銀による彩度低下が生じる。その要因としては、主に
2つの点が考えられる。一つは、現像銀による色素濃度
差の低下であり、もう一つは、ハロゲン化銀が残留する
ことによりネガフィルム濃度の短波長側の成分(例えば
イエロー色素画像)程濃度が高くなり、読み取りにはよ
り強い光量を必要とするから、長波長側の成分(例え
ば、マゼンタ色素画像、シアン色素画像)が混入しやす
くなることである。従って、脱銀工程を省略した場合、
かかる残存する銀による彩度低下を補正する為、青、
緑、赤間における色濁り(クロストーク)を補正する処
理がなされることが好ましい。
【0058】請求項3、5、6等に記載の画像処理条件
とは、階調性、粒状性、鮮鋭性及び色再現性など、画質
に関わる各特性を改善するために用いる前記段落番号
[0055]に記載の画像処理手段の設定を意味する。
具体的な例としては、前記色濁り(クロストーク)演算
(下記一般式)のa〜iのパラメータを指す。
とは、階調性、粒状性、鮮鋭性及び色再現性など、画質
に関わる各特性を改善するために用いる前記段落番号
[0055]に記載の画像処理手段の設定を意味する。
具体的な例としては、前記色濁り(クロストーク)演算
(下記一般式)のa〜iのパラメータを指す。
【0059】
【数1】
【0060】請求項4及び前記に記載の色濁り(クロス
トーク)演算とは、ネガフィルムをスキャナを用いて読
み取る(光電変換)際に、色分解に用いる光源やフィル
タの分光特性からY(イエロー)・M(マゼンタ)・C
(シアン)の分離が100%にならない為、画像処理演
算により不要成分を低減することである。
トーク)演算とは、ネガフィルムをスキャナを用いて読
み取る(光電変換)際に、色分解に用いる光源やフィル
タの分光特性からY(イエロー)・M(マゼンタ)・C
(シアン)の分離が100%にならない為、画像処理演
算により不要成分を低減することである。
【0061】本発明の画像処理においては、特開200
1−160907号に記載のように、画像情報を輝度
と、色情報に分離し、それぞれに異なる画像処理(例え
ば、輝度成分にのみ鮮鋭化)を施す処理方法、及び処理
の程度(設定値)も本発明の画像処理条件に含まれる。
1−160907号に記載のように、画像情報を輝度
と、色情報に分離し、それぞれに異なる画像処理(例え
ば、輝度成分にのみ鮮鋭化)を施す処理方法、及び処理
の程度(設定値)も本発明の画像処理条件に含まれる。
【0062】また、特開2000−209440に記載
のように、鮮鋭化処理を施した後、平滑化処理を施すな
どの処理手順、及び処理の程度(設定値)も本発明の画
像処理条件に含まれる。
のように、鮮鋭化処理を施した後、平滑化処理を施すな
どの処理手順、及び処理の程度(設定値)も本発明の画
像処理条件に含まれる。
【0063】請求項3に記載の本発明においては、読み
取り手段と画像処理手段の設定を赤外情報(ハロゲン化
銀+現像銀)を読み取り演算するかしないか、赤外情報
を現像処理前に読み取り(ハロゲン化銀)、ハロゲン化
銀と現像銀画像成分を分離するかしないか、赤外情報の
読み取りを行わない演算方法とするかしないか、するな
らどの方式とするか、色素生成量と現像銀量の相関テー
ブルを作製し色補正を施すかしないか等をネガフィルム
の種別毎に設定し、これらの方式に関わる読み取り条件
と、画像処理条件の設定をしても良い。
取り手段と画像処理手段の設定を赤外情報(ハロゲン化
銀+現像銀)を読み取り演算するかしないか、赤外情報
を現像処理前に読み取り(ハロゲン化銀)、ハロゲン化
銀と現像銀画像成分を分離するかしないか、赤外情報の
読み取りを行わない演算方法とするかしないか、するな
らどの方式とするか、色素生成量と現像銀量の相関テー
ブルを作製し色補正を施すかしないか等をネガフィルム
の種別毎に設定し、これらの方式に関わる読み取り条件
と、画像処理条件の設定をしても良い。
【0064】本発明に係る画像形成装置は、前記現像処
理手段、画像読み取り手段、画像処理手段を有してお
り、これらを連続的に動作させることにより最短時間で
デジタル画像データを得ることが可能な装置である。
理手段、画像読み取り手段、画像処理手段を有してお
り、これらを連続的に動作させることにより最短時間で
デジタル画像データを得ることが可能な装置である。
【0065】請求項12に記載のように、前記画像形成
装置は、特開2001−066707に記載のようなセ
ルフオペレーションの装置とすることが望ましい。
装置は、特開2001−066707に記載のようなセ
ルフオペレーションの装置とすることが望ましい。
【0066】本発明において、フィルムの種類情報を得
る手段とは、フィルム、及びフィルムを遮光状態で内包
するパトローネの形状やデザインの識別する手段であ
る。手段の例としては、請求項8に記載のように、DX
コード[パトローネに記載された、ユニバーサル商品コ
ード(バーコード、バーコードの算用数字表示)、デザ
イン、又はフィルムに施されたラスターマーク]の少な
くとも1つを読み取る為の読み取りセンサー部と、コー
ド解析処理部からなる装置である。
る手段とは、フィルム、及びフィルムを遮光状態で内包
するパトローネの形状やデザインの識別する手段であ
る。手段の例としては、請求項8に記載のように、DX
コード[パトローネに記載された、ユニバーサル商品コ
ード(バーコード、バーコードの算用数字表示)、デザ
イン、又はフィルムに施されたラスターマーク]の少な
くとも1つを読み取る為の読み取りセンサー部と、コー
ド解析処理部からなる装置である。
【0067】本発明は、請求項10に記載のように熱現
像処理することが好ましく、例えば、ハロゲン化銀乳剤
層を有し露光済であるハロゲン化銀写真感光材料と、処
理部材とを、画像形成用水性媒を介して重ね合わせて現
像処理を行い、前記ハロゲン化銀写真感光材料に画像を
形成させる画像形成方法に適用することが好ましい。こ
の際、前記画像形成用水性媒が少なくとも1種の発色現
像主薬及び/又は発色現像主薬プレカーサを含有するこ
とが好ましい。以下に詳述する。
像処理することが好ましく、例えば、ハロゲン化銀乳剤
層を有し露光済であるハロゲン化銀写真感光材料と、処
理部材とを、画像形成用水性媒を介して重ね合わせて現
像処理を行い、前記ハロゲン化銀写真感光材料に画像を
形成させる画像形成方法に適用することが好ましい。こ
の際、前記画像形成用水性媒が少なくとも1種の発色現
像主薬及び/又は発色現像主薬プレカーサを含有するこ
とが好ましい。以下に詳述する。
【0068】本発明の現像処理においては、下記(1)
〜(13)に示す条件を適用することが好ましい。
〜(13)に示す条件を適用することが好ましい。
【0069】(1)前記画像形成用水性媒の25℃にお
ける粘度が、10.1cp以上15000cp以下であ
ること。
ける粘度が、10.1cp以上15000cp以下であ
ること。
【0070】(2)前記発色現像主薬及び/又は発色現
像主薬プレカーサが、下記一般式(1)およびアルカリ
の存在下で一般式(1)の化合物を放出または形成する
化合物の少なくとも1種であること。一般式(1)
像主薬プレカーサが、下記一般式(1)およびアルカリ
の存在下で一般式(1)の化合物を放出または形成する
化合物の少なくとも1種であること。一般式(1)
【0071】
【化1】
【0072】R1,R2:アルキル基、アリール基、ヘテ
ロ環基を表す。R1とR2が連結して環を形成してもよ
い。 R3:アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。異
なるR3同士が連結して環を形成してもよい。n:0〜
4の整数。
ロ環基を表す。R1とR2が連結して環を形成してもよ
い。 R3:アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。異
なるR3同士が連結して環を形成してもよい。n:0〜
4の整数。
【0073】(3)前記ハロゲン化銀写真感光材料が、
実質的に発色現像主薬及び発色現像主薬プレカーサを含
有しないこと。
実質的に発色現像主薬及び発色現像主薬プレカーサを含
有しないこと。
【0074】(4)前記処理部材が、実質的に発色現像
主薬及び発色現像主薬プレカーサを含有しないこと。
主薬及び発色現像主薬プレカーサを含有しないこと。
【0075】(5)前記画像形成用水性媒が、塩基プレ
カーサを含有すること。
カーサを含有すること。
【0076】(6)前記処理部材が水に難溶な金属化合
物を含有し、かつ画像形成用水性媒が錯形成化合物を含
有すること。
物を含有し、かつ画像形成用水性媒が錯形成化合物を含
有すること。
【0077】(7)前記処理部材が錯形成化合物を含有
し、かつ画像形成用水性媒が水に難溶な金属化合物を含
有すること。
し、かつ画像形成用水性媒が水に難溶な金属化合物を含
有すること。
【0078】(8)前記ハロゲン化銀写真感光材料に含
まれるゼラチン重量a(g/m2)、前記処理部材に含
まれるゼラチン重量b(g/m2)、及び、前記処理部
材に含まれるか若しくは前記画像形成用水性媒から付与
される前記錯形成化合物の量c(mmol/m2)が、 1≦c/(a+b)≦10 の関係にあること。
まれるゼラチン重量a(g/m2)、前記処理部材に含
まれるゼラチン重量b(g/m2)、及び、前記処理部
材に含まれるか若しくは前記画像形成用水性媒から付与
される前記錯形成化合物の量c(mmol/m2)が、 1≦c/(a+b)≦10 の関係にあること。
【0079】(9)前記処理部材に含まれるか若しくは
画像形成用水性媒から付与される前記錯形成化合物の量
c(mmol/m2)と、前記処理部材に含まれるか若
しくは前記画像形成用水性媒から付与される前記水に難
溶な金属化合物の量d(mmol/m2)が、 0.2≦d/c≦6 の関係にあること。
画像形成用水性媒から付与される前記錯形成化合物の量
c(mmol/m2)と、前記処理部材に含まれるか若
しくは前記画像形成用水性媒から付与される前記水に難
溶な金属化合物の量d(mmol/m2)が、 0.2≦d/c≦6 の関係にあること。
【0080】(10)前記ハロゲン化銀写真感光材料に
含まれるゼラチン重量a(g/m2)、前記処理部材に
含まれるゼラチン重量b(g/m2)、及び、前記画像
形成用水性媒から付与される水の量e(g/m2)が、 1≦e/(a+b)≦6 の関係にあること。
含まれるゼラチン重量a(g/m2)、前記処理部材に
含まれるゼラチン重量b(g/m2)、及び、前記画像
形成用水性媒から付与される水の量e(g/m2)が、 1≦e/(a+b)≦6 の関係にあること。
【0081】(11)前記画像形成用水性媒から付与さ
れる発色現像主薬および発色現像主薬プレカーサの量の
和f(mmol/m2)が、 3≦f≦40 の関係にあること。
れる発色現像主薬および発色現像主薬プレカーサの量の
和f(mmol/m2)が、 3≦f≦40 の関係にあること。
【0082】(12)前記画像形成用水性媒を前記処理
部材に付与した後、前記ハロゲン化銀写真感光材料と重
ね合わせること。
部材に付与した後、前記ハロゲン化銀写真感光材料と重
ね合わせること。
【0083】(13)前記現像処理が43℃以上95℃
以下の加熱現像(熱現像処理)であること。
以下の加熱現像(熱現像処理)であること。
【0084】更に上記(1)〜(13)を含む本発明に
ついて詳細に説明する。まず画像形成用水性媒について
説明する。画像形成用水性媒には少なくとも1種の発色
現像主薬及び/又は発色現像主薬のプレカーサーを含有
する。
ついて詳細に説明する。まず画像形成用水性媒について
説明する。画像形成用水性媒には少なくとも1種の発色
現像主薬及び/又は発色現像主薬のプレカーサーを含有
する。
【0085】発色現像主薬とは、潜像を有するハロゲン
化銀を還元して自らは酸化体となることによりカプラー
と反応して色素画像を形成できる化合物のことを言う。
発色現像主薬の具体的例示化合物としては、特願平2−
203169号明細書第26〜31頁に記載されている
(C−1)〜(C−16)、特開昭61−289350
号29〜31頁に記載されている(1)〜(8)、及び
特開平3−246543号5〜9頁に記載されている
(1)〜(62)、特願平2−203169号に記載さ
れている例示化合物(C−1)、(C−3)、特開昭6
1−289350号に記載されている例示化合物
(2)、及び特開平3−246543号に記載されてい
る例示化合物(1)、特願平11−339858号の一
般式I〜Vに記載されている化合物、等のp−フェニレ
ンジアミン系現像主薬、特願平11−339858号の
一般式I〜Vに記載されているスルホンアミドフェノー
ル系発色現像主薬、スルホンアミドアニリン系発色現像
主薬、ヒドラジン系発色現像主薬、等をあげることがで
きる。また、特開平5−241305号、同11−16
7185号、特願平11−358973号の一般式
(1)〜(6)に記載のp−フェニレンジアミン系発色
現像主薬プレカーサも用いることができる。
化銀を還元して自らは酸化体となることによりカプラー
と反応して色素画像を形成できる化合物のことを言う。
発色現像主薬の具体的例示化合物としては、特願平2−
203169号明細書第26〜31頁に記載されている
(C−1)〜(C−16)、特開昭61−289350
号29〜31頁に記載されている(1)〜(8)、及び
特開平3−246543号5〜9頁に記載されている
(1)〜(62)、特願平2−203169号に記載さ
れている例示化合物(C−1)、(C−3)、特開昭6
1−289350号に記載されている例示化合物
(2)、及び特開平3−246543号に記載されてい
る例示化合物(1)、特願平11−339858号の一
般式I〜Vに記載されている化合物、等のp−フェニレ
ンジアミン系現像主薬、特願平11−339858号の
一般式I〜Vに記載されているスルホンアミドフェノー
ル系発色現像主薬、スルホンアミドアニリン系発色現像
主薬、ヒドラジン系発色現像主薬、等をあげることがで
きる。また、特開平5−241305号、同11−16
7185号、特願平11−358973号の一般式
(1)〜(6)に記載のp−フェニレンジアミン系発色
現像主薬プレカーサも用いることができる。
【0086】これらの内、p−フェニレンジアミン系発
色現像主薬を用いるのがよく、水酸基やスルホニル基な
どの親水性基を有した化合物は特に好ましく用いること
ができる。
色現像主薬を用いるのがよく、水酸基やスルホニル基な
どの親水性基を有した化合物は特に好ましく用いること
ができる。
【0087】本発明において好ましく用いられるp−フ
ェニレンジアミン系発色現像主薬は、下記一般式(1)
で表わすことができる。 一般式(1)
ェニレンジアミン系発色現像主薬は、下記一般式(1)
で表わすことができる。 一般式(1)
【0088】
【化2】
【0089】R1,R2:アルキル基、アリール基、ヘテ
ロ環基を表す。R1とR2が連結して環を形成してもよ
い。 R3:アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。異
なるR3同士が連結して環を形成してもよい。 n:0〜4の整数
ロ環基を表す。R1とR2が連結して環を形成してもよ
い。 R3:アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。異
なるR3同士が連結して環を形成してもよい。 n:0〜4の整数
【0090】一方、本発明に用いられる、発色現像主薬
プレカーサは、アルカリの存在下で上記一般式(1)で
表される化合物を放出または形成する化合物の少なくと
も1種であることが有効である。
プレカーサは、アルカリの存在下で上記一般式(1)で
表される化合物を放出または形成する化合物の少なくと
も1種であることが有効である。
【0091】アルカリの存在下で上記一般式(1)で表
される化合物を放出または形成する化合物としては以下
の一般式(1B)で表される化合物より選択されること
が好ましい。 一般式(1B)
される化合物を放出または形成する化合物としては以下
の一般式(1B)で表される化合物より選択されること
が好ましい。 一般式(1B)
【0092】
【化3】
【0093】R1,R2:アルキル基、アリール基、ヘテ
ロ環基を表す。R1とR2が連結して環を形成してもよ
い。 R3:アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。異
なるR3同士が連結して環を形成してもよい。 R4,R5:水素原子(但し、R4,R5が同時に水素原子
であることはない。)、または加水分解または求核反応
によって水素原子になり得る基を表す。R4とR5が連結
して環を形成してもよい。 n:0〜4の整数
ロ環基を表す。R1とR2が連結して環を形成してもよ
い。 R3:アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。異
なるR3同士が連結して環を形成してもよい。 R4,R5:水素原子(但し、R4,R5が同時に水素原子
であることはない。)、または加水分解または求核反応
によって水素原子になり得る基を表す。R4とR5が連結
して環を形成してもよい。 n:0〜4の整数
【0094】これら発色現像主薬プレカーサの具体的化
合物としては、特願2000−312253明細書中に
記載の化合物1−1〜1−18、2−1〜2−22、3
−1〜3−33、4−1〜4−8、5−1〜5−8を挙
げることができる。
合物としては、特願2000−312253明細書中に
記載の化合物1−1〜1−18、2−1〜2−22、3
−1〜3−33、4−1〜4−8、5−1〜5−8を挙
げることができる。
【0095】画像形成用水性媒の25℃における粘度は
10.1センチポアズ(cp)〜15000センチポア
ズであることが好ましい。上記の範囲より粘度が低い場
合は現像ムラが発生しやすく、高い場合は物質の拡散が
阻害されるため、発色濃度低下等の弊害を発生し好まし
くない。好ましい範囲は15センチポアズから3000
センチポアズであり、更に好ましくは20センチポアズ
から1000センチポアズである。
10.1センチポアズ(cp)〜15000センチポア
ズであることが好ましい。上記の範囲より粘度が低い場
合は現像ムラが発生しやすく、高い場合は物質の拡散が
阻害されるため、発色濃度低下等の弊害を発生し好まし
くない。好ましい範囲は15センチポアズから3000
センチポアズであり、更に好ましくは20センチポアズ
から1000センチポアズである。
【0096】上記の粘度をコントロールする方法として
は、例えば現像処理性能に影響を与えない範囲で処理液
中に水溶性のポリマーを含有させることや、処理性能に
影響を与えない範囲で塩濃度をコントロールすること、
水以外の親水性溶媒を処理性能に影響を与えない程度含
有させる方法が挙げられるが特にこれらに限定されな
い。本発明で使用できる水溶性ポリマーとしては、例え
ば、ポリビニルアルコール類、ポリビニルピロリドン
類、ポリビニルピリジニウムハライド、各種変性ポリビ
ニルアルコール等のビニルポリマーおよびその誘導体、
ポリアクリルアミド、ポリジメチルアクリルアミド、ポ
リジメチルアミノアクリレート、ポリアクリル酸ソー
ダ、アクリル酸メタクリル酸共重合体塩、ポリメタクリ
ル酸ソーダ、アクリル酸ビニルアルコール共重合体塩等
のアクリル基を含むポリマー、澱粉、酸化澱粉、カルボ
キシル澱粉、ジアルデヒド澱粉、カチオン化澱粉、デキ
ストリン、アルギン酸ソーダ、アラビアゴム、カゼイ
ン、プルラン、デキストラン、メチルセルロース、エチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロース等の天然高分子材料またはその誘
導体、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ポリビニルエーテル、ポリグリセリン、マレイン
酸アルキルビニルエーテル共重合体、マレイン酸−N−
ビニルピロール共重合体、スチレン−無水マレイン酸共
重合体、ポリエチレンイミン等の合成ポリマー等を挙げ
ることができる。
は、例えば現像処理性能に影響を与えない範囲で処理液
中に水溶性のポリマーを含有させることや、処理性能に
影響を与えない範囲で塩濃度をコントロールすること、
水以外の親水性溶媒を処理性能に影響を与えない程度含
有させる方法が挙げられるが特にこれらに限定されな
い。本発明で使用できる水溶性ポリマーとしては、例え
ば、ポリビニルアルコール類、ポリビニルピロリドン
類、ポリビニルピリジニウムハライド、各種変性ポリビ
ニルアルコール等のビニルポリマーおよびその誘導体、
ポリアクリルアミド、ポリジメチルアクリルアミド、ポ
リジメチルアミノアクリレート、ポリアクリル酸ソー
ダ、アクリル酸メタクリル酸共重合体塩、ポリメタクリ
ル酸ソーダ、アクリル酸ビニルアルコール共重合体塩等
のアクリル基を含むポリマー、澱粉、酸化澱粉、カルボ
キシル澱粉、ジアルデヒド澱粉、カチオン化澱粉、デキ
ストリン、アルギン酸ソーダ、アラビアゴム、カゼイ
ン、プルラン、デキストラン、メチルセルロース、エチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロース等の天然高分子材料またはその誘
導体、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ポリビニルエーテル、ポリグリセリン、マレイン
酸アルキルビニルエーテル共重合体、マレイン酸−N−
ビニルピロール共重合体、スチレン−無水マレイン酸共
重合体、ポリエチレンイミン等の合成ポリマー等を挙げ
ることができる。
【0097】画像形成用水性媒より付与される発色現像
主薬、及び発色現像主薬プレカーサーの量は、規定する
のが好ましい。すなわち前記画像形成用水性媒から付与
される発色現像主薬と発色現像主薬プレカーサーの総量
f(mmol/m2)が、3≦f≦40の範囲にあるこ
とが好ましい。fがこの範囲になるように調製すること
により、十分な発色濃度が得られ、かつカブリの発生が
少なく、画像形成用水性媒に高濃度の発色現像主薬を溶
解する必要がないため、画像形成用水性媒の保存安定性
の劣化を小さくすることができる。
主薬、及び発色現像主薬プレカーサーの量は、規定する
のが好ましい。すなわち前記画像形成用水性媒から付与
される発色現像主薬と発色現像主薬プレカーサーの総量
f(mmol/m2)が、3≦f≦40の範囲にあるこ
とが好ましい。fがこの範囲になるように調製すること
により、十分な発色濃度が得られ、かつカブリの発生が
少なく、画像形成用水性媒に高濃度の発色現像主薬を溶
解する必要がないため、画像形成用水性媒の保存安定性
の劣化を小さくすることができる。
【0098】画像形成用水性媒は、1種の液のみから構
成されてもよく、2種以上の部分液を混合して用いても
良い。2種以上の部分液を混合する場合、混合は感光材
料、或いは次に述べる処理部材の表面においてなされて
もよく、或いは直前に混合してから感光材料、或いは処
理部材に付与されても良い。処理装置構造の単純化、処
理の均一性等の観点より画像形成用水性媒が1種の液の
みより構成されることが望ましい。
成されてもよく、2種以上の部分液を混合して用いても
良い。2種以上の部分液を混合する場合、混合は感光材
料、或いは次に述べる処理部材の表面においてなされて
もよく、或いは直前に混合してから感光材料、或いは処
理部材に付与されても良い。処理装置構造の単純化、処
理の均一性等の観点より画像形成用水性媒が1種の液の
みより構成されることが望ましい。
【0099】次に処理部材について説明する。処理部材
とは、感光材料と画像形成用水性媒の存在下で重ね合わ
せて発色現像処理を行うのに用いられるシート状の部材
を言い、コンベンショナル感光材料で使われているよう
な材質の支持体上に、必要に応じて特定化合物を含有さ
せたバインダー層を設けたシート状処理部材のことを指
す。
とは、感光材料と画像形成用水性媒の存在下で重ね合わ
せて発色現像処理を行うのに用いられるシート状の部材
を言い、コンベンショナル感光材料で使われているよう
な材質の支持体上に、必要に応じて特定化合物を含有さ
せたバインダー層を設けたシート状処理部材のことを指
す。
【0100】処理部材の支持体としては、コンベンショ
ナルな感光材料の支持体として用いられているものを使
用することができ、例えば、ポリエチレンなどのポリオ
レフィンフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボ
ネートフィルム、セルローストリアセテートなどのセル
ロース誘導体フィルム、ポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレンナフタレートなどのポリエステルフィル
ム、極性基などの置換基を導入したポリエステルフィル
ム、ピロメリット酸或いはその無水物とジアミンの反応
などで得られるポリイミド等のフィルム等が挙げられ
る。
ナルな感光材料の支持体として用いられているものを使
用することができ、例えば、ポリエチレンなどのポリオ
レフィンフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボ
ネートフィルム、セルローストリアセテートなどのセル
ロース誘導体フィルム、ポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレンナフタレートなどのポリエステルフィル
ム、極性基などの置換基を導入したポリエステルフィル
ム、ピロメリット酸或いはその無水物とジアミンの反応
などで得られるポリイミド等のフィルム等が挙げられ
る。
【0101】本発明の様に、発色現像処理後、ハロゲン
化銀写真感光材料から銀、及び銀化合物を実質的に除去
することなく、さらに処理部材を剥離することなく画像
を読みとることを想定した場合、処理部材で用いられる
支持体の可視光に対する光学濃度は極力低いことが望ま
しい。
化銀写真感光材料から銀、及び銀化合物を実質的に除去
することなく、さらに処理部材を剥離することなく画像
を読みとることを想定した場合、処理部材で用いられる
支持体の可視光に対する光学濃度は極力低いことが望ま
しい。
【0102】処理部材上に塗設されるバインダーには、
感光材料で一般的に用いられるのと同様のものを用いる
ことができるが、親水性のものが好ましい。その例とし
ては後記のリサーチ・ディスクロージャーおよび特開昭
64−13546号の(71)頁〜(75)頁に記載さ
れたものが挙げられるが、塗設したときに透明か半透明
の親水性バインダーが好ましく、透明なものが特に好ま
しい。具体的には、例えばゼラチン、ゼラチン誘導体等
の蛋白質またはセルロース誘導体、澱粉、アラビアゴ
ム、デキストラン、プルラン、カラギーナン等の多糖類
のような天然化合物や、ポリビニールアルコール、ポリ
ビニルピロリドン、アクリルアミド重合体等の合成高分
子化合物が挙げられる。また、米国特許第4,960,
681号、特開昭62−245260号等に記載の高吸
水性ポリマー、すなわち−COOMまたは−SO3M
(Mは水素原子またはアルカリ金属)を有するビニルモ
ノマーの単独重合体またはこのビニルモノマー同士もし
くは他のビニルモノマーとの共重合体(例えば、メタク
リル酸ナトリウム、メタクリル酸アンモニウム、アクリ
ル酸カリウムなど)も使用される。これらのバインダー
は、2種以上組み合わせて用いることもできる。組み合
わせて用いる場合はゼラチンと他のバインダーの組み合
わせが好ましい。また、ゼラチンは、種々の目的に応じ
て石灰処理ゼラチン、酸処理ゼラチン、カルシウムなど
の含有量を減らしたいわゆる脱灰ゼラチンから選択すれ
ば良く、組み合わせて用いる事も好ましい。
感光材料で一般的に用いられるのと同様のものを用いる
ことができるが、親水性のものが好ましい。その例とし
ては後記のリサーチ・ディスクロージャーおよび特開昭
64−13546号の(71)頁〜(75)頁に記載さ
れたものが挙げられるが、塗設したときに透明か半透明
の親水性バインダーが好ましく、透明なものが特に好ま
しい。具体的には、例えばゼラチン、ゼラチン誘導体等
の蛋白質またはセルロース誘導体、澱粉、アラビアゴ
ム、デキストラン、プルラン、カラギーナン等の多糖類
のような天然化合物や、ポリビニールアルコール、ポリ
ビニルピロリドン、アクリルアミド重合体等の合成高分
子化合物が挙げられる。また、米国特許第4,960,
681号、特開昭62−245260号等に記載の高吸
水性ポリマー、すなわち−COOMまたは−SO3M
(Mは水素原子またはアルカリ金属)を有するビニルモ
ノマーの単独重合体またはこのビニルモノマー同士もし
くは他のビニルモノマーとの共重合体(例えば、メタク
リル酸ナトリウム、メタクリル酸アンモニウム、アクリ
ル酸カリウムなど)も使用される。これらのバインダー
は、2種以上組み合わせて用いることもできる。組み合
わせて用いる場合はゼラチンと他のバインダーの組み合
わせが好ましい。また、ゼラチンは、種々の目的に応じ
て石灰処理ゼラチン、酸処理ゼラチン、カルシウムなど
の含有量を減らしたいわゆる脱灰ゼラチンから選択すれ
ば良く、組み合わせて用いる事も好ましい。
【0103】次に、本発明で用いられる塩基プレカーサ
について説明する。アルカリ供給源としては塩基プレカ
ーサを用いる。ここで塩基プレカーサとは反応によって
アルカリを放出する化合物を指し、例えば特開昭56−
13745号、同57−132332号に記載の塩基発
生剤、英国特許998,949号、米国特許3,22
0,846号、同3,523,795号、特開昭50−
22625号、同59−168440号、同59−16
8441号、同59−180537号、同60−237
443号、同61−32844号、同61−36743
号、同61−52639号、同61−51139号、同
61−51140号、同61−52638号、同61−
53631号、同61−53634号、同61−536
35号、同61−53636号、同61−53637
号、同61−53638号、同61−53639号、同
61−53640号、同61−55644号、同61−
55645号、同61−55646号、同61−219
950号、同61−251840号等に記載の加熱によ
って塩基成分を放出または形成する化合物、欧州特許公
開第210,660号、米国特許第4,740,445
号等に記載の水に難溶な塩基性金属化合物およびこの塩
基性金属化合物を構成する金属イオンと水を媒体として
錯形成反応しアルカリを放出する化合物の組合せ等を挙
げることができる。
について説明する。アルカリ供給源としては塩基プレカ
ーサを用いる。ここで塩基プレカーサとは反応によって
アルカリを放出する化合物を指し、例えば特開昭56−
13745号、同57−132332号に記載の塩基発
生剤、英国特許998,949号、米国特許3,22
0,846号、同3,523,795号、特開昭50−
22625号、同59−168440号、同59−16
8441号、同59−180537号、同60−237
443号、同61−32844号、同61−36743
号、同61−52639号、同61−51139号、同
61−51140号、同61−52638号、同61−
53631号、同61−53634号、同61−536
35号、同61−53636号、同61−53637
号、同61−53638号、同61−53639号、同
61−53640号、同61−55644号、同61−
55645号、同61−55646号、同61−219
950号、同61−251840号等に記載の加熱によ
って塩基成分を放出または形成する化合物、欧州特許公
開第210,660号、米国特許第4,740,445
号等に記載の水に難溶な塩基性金属化合物およびこの塩
基性金属化合物を構成する金属イオンと水を媒体として
錯形成反応しアルカリを放出する化合物の組合せ等を挙
げることができる。
【0104】塩基プレカーサとして水に難溶な塩基性金
属化合物およびこの塩基性金属化合物を構成する金属イ
オンと水を媒体として錯形成反応しアルカリを放出する
化合物の組合せを用いることは特に好ましい。
属化合物およびこの塩基性金属化合物を構成する金属イ
オンと水を媒体として錯形成反応しアルカリを放出する
化合物の組合せを用いることは特に好ましい。
【0105】上記「水に難溶な塩基性金属化合物(以
下、難溶性金属化合物とも呼ぶ)」と「塩基性金属化合
物を構成する金属イオンと水を媒体として錯形成反応し
アルカリを放出する化合物(以下、錯形成化合物とも呼
ぶ)」は、いずれも塩基プレカーサとして定義する。
下、難溶性金属化合物とも呼ぶ)」と「塩基性金属化合
物を構成する金属イオンと水を媒体として錯形成反応し
アルカリを放出する化合物(以下、錯形成化合物とも呼
ぶ)」は、いずれも塩基プレカーサとして定義する。
【0106】水に難溶性の塩基性金属化合物を構成する
金属イオンに対する錯形成化合物としては、例えば、エ
チレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、ジエチレント
リアミン五酢酸等のアミノカルボン酸またはその塩、ア
ミノホスホン酸またはその塩、2−ピコリン酸、ピリジ
ン−2,6−ジカルボン酸、5−エチル−2−ピコリン
酸等のピリジルカルボン酸またはその塩、ベンジルイミ
ノジ酢酸、α−ピコリルイミノジ酢酸等のイミノジ酢酸
またはその塩等を用いることができる。錯形成化合物
は、グアニジン等の有機塩基またはナトリウム等のアル
カリ金属で中和した塩の形での使用が好ましい。
金属イオンに対する錯形成化合物としては、例えば、エ
チレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、ジエチレント
リアミン五酢酸等のアミノカルボン酸またはその塩、ア
ミノホスホン酸またはその塩、2−ピコリン酸、ピリジ
ン−2,6−ジカルボン酸、5−エチル−2−ピコリン
酸等のピリジルカルボン酸またはその塩、ベンジルイミ
ノジ酢酸、α−ピコリルイミノジ酢酸等のイミノジ酢酸
またはその塩等を用いることができる。錯形成化合物
は、グアニジン等の有機塩基またはナトリウム等のアル
カリ金属で中和した塩の形での使用が好ましい。
【0107】水に対して難溶性の塩基性金属化合物の例
としては、20℃の水に対する溶解度が0.5以下の金
属酸化物、水酸化物、炭酸塩、リン酸塩、珪酸塩、硝酸
塩、アルミン酸塩等が挙げられるが、とりわけ下記一般
式(M)で表される金属化合物を用いることが好まし
い。
としては、20℃の水に対する溶解度が0.5以下の金
属酸化物、水酸化物、炭酸塩、リン酸塩、珪酸塩、硝酸
塩、アルミン酸塩等が挙げられるが、とりわけ下記一般
式(M)で表される金属化合物を用いることが好まし
い。
【0108】一般式(M)
ZgXh
式中、Zはアルカリ金属以外の金属を表し、Xは酸化物
イオン、水酸化物イオン、炭酸イオン、リン酸イオン、
珪酸イオン、硝酸イオンまたはアルミン酸イオンを表
す。gおよびhは、各々ZとXの原子価が均衡を保てる
ような整数を表す。一般式(M)で表される金属化合物
は、結晶水を有してもよく、また複塩を形成してもよ
い。
イオン、水酸化物イオン、炭酸イオン、リン酸イオン、
珪酸イオン、硝酸イオンまたはアルミン酸イオンを表
す。gおよびhは、各々ZとXの原子価が均衡を保てる
ような整数を表す。一般式(M)で表される金属化合物
は、結晶水を有してもよく、また複塩を形成してもよ
い。
【0109】一般式(M)においてZとしては、Z
n2+、Co2+、Ni2+、Fe2+、Mn2+、Cu2+、Hg
2+、Zr2+、Ba2+、Sr2+、Ca2+等の金属イオンが
挙げられる。好ましくはZn2+イオンが挙げられる。X
としては酸化物イオン、水酸化物イオン、リン酸イオン
および炭酸イオンが挙げられる。
n2+、Co2+、Ni2+、Fe2+、Mn2+、Cu2+、Hg
2+、Zr2+、Ba2+、Sr2+、Ca2+等の金属イオンが
挙げられる。好ましくはZn2+イオンが挙げられる。X
としては酸化物イオン、水酸化物イオン、リン酸イオン
および炭酸イオンが挙げられる。
【0110】具体的な化合物例としては、Zn(OH)
2、ZnO、Co(OH)2、CoO、Ni(OH)2、
Cu(OH)2、Fe(OH)2、Mn(OH)2、Ba
CO3、SrCO3、CaCO3、塩基性炭酸亜鉛、塩基
性炭酸コバルト、塩基性炭酸ニッケル、塩基性炭酸ビス
マス等を挙げることができ、中でも水を含む分散媒で分
散したときに、分散液に着色しないものが好ましい。
2、ZnO、Co(OH)2、CoO、Ni(OH)2、
Cu(OH)2、Fe(OH)2、Mn(OH)2、Ba
CO3、SrCO3、CaCO3、塩基性炭酸亜鉛、塩基
性炭酸コバルト、塩基性炭酸ニッケル、塩基性炭酸ビス
マス等を挙げることができ、中でも水を含む分散媒で分
散したときに、分散液に着色しないものが好ましい。
【0111】塩基プレカーサの導入方法としては、前記
画像形成用水性媒に塩基プレカーサの少なくとも1種を
含有させる。前記錯形成化合物と難溶性金属化合物の組
み合わせを画像形成用水性媒より供給する場合は、前述
の様に画像形成用水性媒を2種以上の部分液に分液化
し、それぞれの部分液に錯形成化合物と難溶性金属化合
物を分けて導入する方法が好ましい。
画像形成用水性媒に塩基プレカーサの少なくとも1種を
含有させる。前記錯形成化合物と難溶性金属化合物の組
み合わせを画像形成用水性媒より供給する場合は、前述
の様に画像形成用水性媒を2種以上の部分液に分液化
し、それぞれの部分液に錯形成化合物と難溶性金属化合
物を分けて導入する方法が好ましい。
【0112】より効率的に本発明の目的を達成するため
には、前記画像形成用水性媒に錯形成化合物を含有し、
前記処理部材に難溶性金属化合物を含有する構成をとる
か、或いは、前記画像形成用水性媒に難溶性金属化合物
を含有し、前記処理部材に錯形成化合物を含有する構成
をとることが有効である。この場合、例えば、処理部材
に難溶性金属化合物を含有し、画像形成水性媒に錯形成
化合物を含有する構成をとる場合には、処理部材中には
錯形成化合物が、画像形成用水性媒中には難溶性金属化
合物が、それぞれ実質的に含有されないことが望まし
い。
には、前記画像形成用水性媒に錯形成化合物を含有し、
前記処理部材に難溶性金属化合物を含有する構成をとる
か、或いは、前記画像形成用水性媒に難溶性金属化合物
を含有し、前記処理部材に錯形成化合物を含有する構成
をとることが有効である。この場合、例えば、処理部材
に難溶性金属化合物を含有し、画像形成水性媒に錯形成
化合物を含有する構成をとる場合には、処理部材中には
錯形成化合物が、画像形成用水性媒中には難溶性金属化
合物が、それぞれ実質的に含有されないことが望まし
い。
【0113】本発明の画像形成方法に用いられるハロゲ
ン化銀写真感光材料、及び前記処理部材に使用されてい
るゼラチンの総量と、前記錯形成化合物の量関係、さら
には、前記錯形成化合物と前記難溶性金属化合物の量比
を調節することが好ましい。具体的には、前記感光材料
に含まれるゼラチン量をa(g/m2)、前記処理部材
に含まれるゼラチン量をb(g/m2)、前記処理部材
に含まれるか、もしくは、前記画像形成用水性媒により
付与される錯形成化合物の量をc(g/m2)とした場
合、1≦c/(a+b)≦10の関係となることであ
り、さらに、前記処理部材に含まれるか、もしくは、前
記画像形成用水性媒により付与される難溶性金属化合物
の量をd(g/m2)とした場合、0.2≦d/c≦6
となることである。
ン化銀写真感光材料、及び前記処理部材に使用されてい
るゼラチンの総量と、前記錯形成化合物の量関係、さら
には、前記錯形成化合物と前記難溶性金属化合物の量比
を調節することが好ましい。具体的には、前記感光材料
に含まれるゼラチン量をa(g/m2)、前記処理部材
に含まれるゼラチン量をb(g/m2)、前記処理部材
に含まれるか、もしくは、前記画像形成用水性媒により
付与される錯形成化合物の量をc(g/m2)とした場
合、1≦c/(a+b)≦10の関係となることであ
り、さらに、前記処理部材に含まれるか、もしくは、前
記画像形成用水性媒により付与される難溶性金属化合物
の量をd(g/m2)とした場合、0.2≦d/c≦6
となることである。
【0114】ゼラチンはpHに対するバッファー効果を
有するので、十分なアルカリ量を確保するために、ゼラ
チン量と錯形成化合物量、さらには錯形成化合物量と難
溶性金属化合物量を調節する事は重要である。一方、錯
形成化合物は化合物の種類にもよるが多少なりともハロ
ゲン化銀の現像に対する抑制作用を有している。この抑
制作用は例えば観賞用感光材料で用いられるような、現
像性の高いハロゲン化銀乳剤に対してはさしたる問題と
はならない。ところがカラーネガフィルム等の撮影用感
材に用いられる沃化銀含有率の高い比較的現像性の低い
ハロゲン化銀乳剤には少なからぬ影響がある。この観点
からも上記の量比を調節することは重要である。
有するので、十分なアルカリ量を確保するために、ゼラ
チン量と錯形成化合物量、さらには錯形成化合物量と難
溶性金属化合物量を調節する事は重要である。一方、錯
形成化合物は化合物の種類にもよるが多少なりともハロ
ゲン化銀の現像に対する抑制作用を有している。この抑
制作用は例えば観賞用感光材料で用いられるような、現
像性の高いハロゲン化銀乳剤に対してはさしたる問題と
はならない。ところがカラーネガフィルム等の撮影用感
材に用いられる沃化銀含有率の高い比較的現像性の低い
ハロゲン化銀乳剤には少なからぬ影響がある。この観点
からも上記の量比を調節することは重要である。
【0115】発色現像主薬及び/又はそのプレカーサを
pHを規定した画像形成用水性媒から付与することによ
り、安定して高濃度の色素画像を与えることが可能とな
り、かつ汎用されているカラーネガフィルム等の感光材
料の処理も可能となる。従って、感光材料が実質的に発
色現像主薬及び発色現像主薬プレカーサを含有しないこ
とが好ましく、さらには、前記処理部材が実質的に発色
現像主薬及び発色現像主薬プレカーサを含有しないこと
が好ましい。感光材料、ならびに処理部材が実質的に発
色現像主薬及び発色現像主薬プレカーサを含有しないこ
とにより、感光材料や処理部材の経時保存性が向上し、
常時安定した色素画像を得ることができる。
pHを規定した画像形成用水性媒から付与することによ
り、安定して高濃度の色素画像を与えることが可能とな
り、かつ汎用されているカラーネガフィルム等の感光材
料の処理も可能となる。従って、感光材料が実質的に発
色現像主薬及び発色現像主薬プレカーサを含有しないこ
とが好ましく、さらには、前記処理部材が実質的に発色
現像主薬及び発色現像主薬プレカーサを含有しないこと
が好ましい。感光材料、ならびに処理部材が実質的に発
色現像主薬及び発色現像主薬プレカーサを含有しないこ
とにより、感光材料や処理部材の経時保存性が向上し、
常時安定した色素画像を得ることができる。
【0116】前記画像形成用水性媒より付与される水の
量を規定することも好ましい。前述のごとく感光材料に
含まれるゼラチン量をa(g/m2)、処理部材に含ま
れるゼラチン量をb(g/m2)とし、前記画像形成用
水性媒より付与される水の量をe(g/m2)とする
と、1≦e/(a+b)≦6の関係が成立する範囲が有
効である。この範囲より少ない水の量であると発色現像
反応が感光材料の最下層まで十分行われないし、これ以
上の量になると画像形成用水性媒が感光材料と処理部材
の間からはみ出して処理機内部を汚染する事になり、ひ
いては現像ムラ等の弊害を発生する事となる場合があ
る。
量を規定することも好ましい。前述のごとく感光材料に
含まれるゼラチン量をa(g/m2)、処理部材に含ま
れるゼラチン量をb(g/m2)とし、前記画像形成用
水性媒より付与される水の量をe(g/m2)とする
と、1≦e/(a+b)≦6の関係が成立する範囲が有
効である。この範囲より少ない水の量であると発色現像
反応が感光材料の最下層まで十分行われないし、これ以
上の量になると画像形成用水性媒が感光材料と処理部材
の間からはみ出して処理機内部を汚染する事になり、ひ
いては現像ムラ等の弊害を発生する事となる場合があ
る。
【0117】画像形成用水性媒は処理部材に付与した
後、感光材料と重ね合わせても良いし、感光材料に付与
した後に処理部材と重ね合わせて処理しても良いが、画
像形成用水性媒を処理部材に付与した後、感光材料と重
ね合わせる方式が有効である。
後、感光材料と重ね合わせても良いし、感光材料に付与
した後に処理部材と重ね合わせて処理しても良いが、画
像形成用水性媒を処理部材に付与した後、感光材料と重
ね合わせる方式が有効である。
【0118】次に画像形成用水性媒、及び/又は処理部
材に導入しても良いその他の添加剤について説明する。
材に導入しても良いその他の添加剤について説明する。
【0119】画像形成用水性媒には、前述の発色現像主
薬、塩基プレカーサ、抑制剤のほかにも、発色現像主薬
の可溶化剤、保恒剤、湿潤剤等が含まれて良い。発色現
像主薬の可溶化剤としては、トリエタノールアミン、ポ
リエチレングリコール類、特願平7−10769号に記
載のパラトルエンスルホン酸等が挙げられ、保恒剤とし
ては、亜硫酸ナトリウム、ヒドロキシルアミン、及び特
開平8−29924号第9〜13項に記載のヒドロキシ
ルアミン類が挙げられる。湿潤剤としてはプロピレング
リコール、グリセリン、ソルビトール等の多価アルコー
ル類等を挙げることができる。。
薬、塩基プレカーサ、抑制剤のほかにも、発色現像主薬
の可溶化剤、保恒剤、湿潤剤等が含まれて良い。発色現
像主薬の可溶化剤としては、トリエタノールアミン、ポ
リエチレングリコール類、特願平7−10769号に記
載のパラトルエンスルホン酸等が挙げられ、保恒剤とし
ては、亜硫酸ナトリウム、ヒドロキシルアミン、及び特
開平8−29924号第9〜13項に記載のヒドロキシ
ルアミン類が挙げられる。湿潤剤としてはプロピレング
リコール、グリセリン、ソルビトール等の多価アルコー
ル類等を挙げることができる。。
【0120】画像形成用水性媒には該水性媒を感光材料
または処理部材に付与するときの塗布助剤として、また
処理部材にはバインダー層を塗設する場合の塗布助剤と
して界面活性剤を添加するのが良い。使用する界面活性
剤に特に制限はなく感光材料の作成に当たり一般に用い
られる界面活性剤、塗布助剤等を用いることができる。
または処理部材に付与するときの塗布助剤として、また
処理部材にはバインダー層を塗設する場合の塗布助剤と
して界面活性剤を添加するのが良い。使用する界面活性
剤に特に制限はなく感光材料の作成に当たり一般に用い
られる界面活性剤、塗布助剤等を用いることができる。
【0121】画像形成用水性媒を付与する方式として
は、気相を介する噴霧方式や塗り付け方式を採用するこ
とができる。噴霧方式としては、圧電素子の振動を利用
して液滴を飛翔させる方式(例えばピエゾ式インクジェ
ットヘッド等)や、或いは突沸を利用したサーマルヘッ
ドを用いて液滴を飛翔させるもの、また、空気圧や液圧
により液を噴霧するスプレー方式等が挙げられる。ここ
でいう塗り付け方式とは、感光材料や処理部材の表面に
画像形成用水性媒をいわゆる塗布方式にて一定量供給す
ることを言い、画像形成用水性媒の満たされたタンクに
感光材料を浸漬させ、バルク液からの拡散により成分を
感光材料に浸透させる方法は含まない。塗布方式による
処理液供給手段としては、液体をローラー等の部材を介
して塗布したりカーテン塗布の如き直接液体を供給する
方法がある。
は、気相を介する噴霧方式や塗り付け方式を採用するこ
とができる。噴霧方式としては、圧電素子の振動を利用
して液滴を飛翔させる方式(例えばピエゾ式インクジェ
ットヘッド等)や、或いは突沸を利用したサーマルヘッ
ドを用いて液滴を飛翔させるもの、また、空気圧や液圧
により液を噴霧するスプレー方式等が挙げられる。ここ
でいう塗り付け方式とは、感光材料や処理部材の表面に
画像形成用水性媒をいわゆる塗布方式にて一定量供給す
ることを言い、画像形成用水性媒の満たされたタンクに
感光材料を浸漬させ、バルク液からの拡散により成分を
感光材料に浸透させる方法は含まない。塗布方式による
処理液供給手段としては、液体をローラー等の部材を介
して塗布したりカーテン塗布の如き直接液体を供給する
方法がある。
【0122】具体的には、エアドクターコーター、ブレ
ードコーター、ロッドコーター、ナイフコーター、スク
イズコーター、含浸コーター、リバースローラーコータ
ー、トランスファーローラーコーター、カーテンコータ
ー、ダブルローラーコーター、スライドホッパー塗布、
グラビアコーター、キスロールコーター、ビードコータ
ー、キャストコーター、スプレイコーター、カレンダー
コーター、押し出しコーター等が挙げられる。特に好ま
しい方式としては、スクイズコーター、グラビアコータ
ー、含浸コーター、ビードコーター、ブレードコーター
が挙げられる。
ードコーター、ロッドコーター、ナイフコーター、スク
イズコーター、含浸コーター、リバースローラーコータ
ー、トランスファーローラーコーター、カーテンコータ
ー、ダブルローラーコーター、スライドホッパー塗布、
グラビアコーター、キスロールコーター、ビードコータ
ー、キャストコーター、スプレイコーター、カレンダー
コーター、押し出しコーター等が挙げられる。特に好ま
しい方式としては、スクイズコーター、グラビアコータ
ー、含浸コーター、ビードコーター、ブレードコーター
が挙げられる。
【0123】本発明においては、加熱現像処理を行い処
理時間の短縮化を図るのが良い。該加熱現像処理の条件
としては加熱現像温度が45℃以上95℃以下で行われ
ることが有効であり、さらには55℃以上95℃以下の
範囲が良い。
理時間の短縮化を図るのが良い。該加熱現像処理の条件
としては加熱現像温度が45℃以上95℃以下で行われ
ることが有効であり、さらには55℃以上95℃以下の
範囲が良い。
【0124】感材を加熱する加熱手段としては、熱ドラ
ムや熱ベルトなどの感材と接触して伝導により加熱する
伝導加熱手段や、ドライヤーなどの対流により加熱する
対流加熱手段や、赤外線や高周波の電磁波などの放射に
より加熱する放射加熱手段などが挙げられる。そして、
伝導加熱手段の場合、処理される感材の裏面への悪影響
を防止するために、加熱される熱源は処理部材の裏面側
から接触することが好ましい。
ムや熱ベルトなどの感材と接触して伝導により加熱する
伝導加熱手段や、ドライヤーなどの対流により加熱する
対流加熱手段や、赤外線や高周波の電磁波などの放射に
より加熱する放射加熱手段などが挙げられる。そして、
伝導加熱手段の場合、処理される感材の裏面への悪影響
を防止するために、加熱される熱源は処理部材の裏面側
から接触することが好ましい。
【0125】本発明において、上述の画像形成方法によ
り発色現像処理工程が終了し、イメージセンサーによる
読み取り終了後に現像停止処理を行っても良いし、行わ
なくても良い。現像停止処理とは、現像処理後に、例え
ば酸を感光材料に付与する処理、現像抑制剤を感光材料
に付与する処理、発色現像主薬を失活させる化合物を感
光材料に付与する処理、現像銀を酸化できる化合物を感
光材料に付与する処理等を言う。
り発色現像処理工程が終了し、イメージセンサーによる
読み取り終了後に現像停止処理を行っても良いし、行わ
なくても良い。現像停止処理とは、現像処理後に、例え
ば酸を感光材料に付与する処理、現像抑制剤を感光材料
に付与する処理、発色現像主薬を失活させる化合物を感
光材料に付与する処理、現像銀を酸化できる化合物を感
光材料に付与する処理等を言う。
【0126】現像処理された感光部材の画像情報を読み
取る場合には、少なくとも3つの各々の色素の吸収がで
きる波長領域の光を全面照射あるいはスリット走査して
その反射光、あるいは透過光の光量を測定する方法が好
ましい。この場合、拡散光を用いた方が、平行光を用い
るより、フィルムのマット剤、傷等の情報が除去できる
ので好ましい。また、受光部には、半導体イメージセン
サー(前述のエリア型CCDまたはCCDラインセンサ
ー等)を用いるのが好ましい。
取る場合には、少なくとも3つの各々の色素の吸収がで
きる波長領域の光を全面照射あるいはスリット走査して
その反射光、あるいは透過光の光量を測定する方法が好
ましい。この場合、拡散光を用いた方が、平行光を用い
るより、フィルムのマット剤、傷等の情報が除去できる
ので好ましい。また、受光部には、半導体イメージセン
サー(前述のエリア型CCDまたはCCDラインセンサ
ー等)を用いるのが好ましい。
【0127】本発明には、上述のような画像形成方法に
基づいて発色現像処理を施した前記感光材料から銀、及
び銀化合物(ハロゲン化銀を含む)を除去することな
く、すなわち、いわゆる漂白処理や定着処理を施すこと
無く、形成された画像を読みとる。さらには発色現像処
理時に用いた処理部材を現像処理終了後、前記感光材料
から剥離することなく、そのまま画像情報を読みとるこ
とも効果的である。
基づいて発色現像処理を施した前記感光材料から銀、及
び銀化合物(ハロゲン化銀を含む)を除去することな
く、すなわち、いわゆる漂白処理や定着処理を施すこと
無く、形成された画像を読みとる。さらには発色現像処
理時に用いた処理部材を現像処理終了後、前記感光材料
から剥離することなく、そのまま画像情報を読みとるこ
とも効果的である。
【0128】
【実施例】次に、本発明を実施例によって更に具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施態様に限定されるも
のではない。
説明するが、本発明はこれらの実施態様に限定されるも
のではない。
【0129】図1は本発明に係る画像形成装置による処
理工程の一例を示すフロー図、図2は本発明に係る画像
形成装置の一実施例を示す構成説明図である。
理工程の一例を示すフロー図、図2は本発明に係る画像
形成装置の一実施例を示す構成説明図である。
【0130】先ず、図1に基き処理工程の一例を説明す
る。顧客がフィルム(感光材料)を画像形成装置のフィ
ルム投入ユニットに投入することによって処理が開始
(スタート)される。
る。顧客がフィルム(感光材料)を画像形成装置のフィ
ルム投入ユニットに投入することによって処理が開始
(スタート)される。
【0131】投入されたフィルムはフィルム情報のバー
コードが読み取られ、読み取ったバーコードをフィルム
データベース内の情報を参照し照らし合わされる。
コードが読み取られ、読み取ったバーコードをフィルム
データベース内の情報を参照し照らし合わされる。
【0132】フィルムデータベースに参照した結果、処
理が不可能である場合は、フィルムは画像形成装置外へ
排出される。
理が不可能である場合は、フィルムは画像形成装置外へ
排出される。
【0133】参照した結果、処理条件データベース内に
処理条件が記録されており、処理が可能と判断された場
合は、処理工程に進む。
処理条件が記録されており、処理が可能と判断された場
合は、処理工程に進む。
【0134】参照された処理条件の情報に基づき、例え
ば、(1)現像処理時間、(2−1)光源強度、(2−
2)CCD感度、(3−1)色濁り補正パラメータ、
(3−2)平滑化処理(PC暗)パラメータ、などが調
整され制御される。かかる調整・制御に不都合が生じた
ときは、再度、処理条件の確認が行われ、調整・制御さ
れる。
ば、(1)現像処理時間、(2−1)光源強度、(2−
2)CCD感度、(3−1)色濁り補正パラメータ、
(3−2)平滑化処理(PC暗)パラメータ、などが調
整され制御される。かかる調整・制御に不都合が生じた
ときは、再度、処理条件の確認が行われ、調整・制御さ
れる。
【0135】処理条件の調整・制御が終了し、処理の準
備が完了したら、処理にかかる所要時間及び画質設定が
表示される。
備が完了したら、処理にかかる所要時間及び画質設定が
表示される。
【0136】表示された内容に応じて再度の調整が必要
な場合は、パラメータ調整メニューが表示され、該表示
に基づきパラメータを入力し、処理条件データベースを
参照した後、再び各種処理条件の調整・制御が行われ
る。
な場合は、パラメータ調整メニューが表示され、該表示
に基づきパラメータを入力し、処理条件データベースを
参照した後、再び各種処理条件の調整・制御が行われ
る。
【0137】表示された内容で問題の無い場合は、処理
が実行される。
が実行される。
【0138】処理実行命令に基き、現像処理手段におけ
る現像処理、画像読み取り手段における画像の読み取
り、画像処理手段における画像処理、メディア書き込み
手段によるメディア書き込み、が順次行われて、処理が
終了(エンド)する。
る現像処理、画像読み取り手段における画像の読み取
り、画像処理手段における画像処理、メディア書き込み
手段によるメディア書き込み、が順次行われて、処理が
終了(エンド)する。
【0139】次に、図1のフロー図に基き説明した処理
工程をより具体的に説明するため、現像処理装置として
図2に示す熱現像装置を用いた処理について説明する。
尚、本発明において画像形成装置は図2に示す熱現像装
置に限定されるものではないし、現像手段についても熱
現像のみに限定されるものではない。
工程をより具体的に説明するため、現像処理装置として
図2に示す熱現像装置を用いた処理について説明する。
尚、本発明において画像形成装置は図2に示す熱現像装
置に限定されるものではないし、現像手段についても熱
現像のみに限定されるものではない。
【0140】図2においては、現像工程において処理シ
ート(処理部材)301を用い熱現像ドラム上で熱現像
を行う一例が示されている。例えば、特願2000−3
68132号の段落番号[0067]〜[0114]及
び図19に示される態様と同様に、フィルム投入ユニッ
ト400からフィルム先端だしユニット401を経て感
光材料Fは、処理シート301との貼り合わせ部404
に搬送される。
ート(処理部材)301を用い熱現像ドラム上で熱現像
を行う一例が示されている。例えば、特願2000−3
68132号の段落番号[0067]〜[0114]及
び図19に示される態様と同様に、フィルム投入ユニッ
ト400からフィルム先端だしユニット401を経て感
光材料Fは、処理シート301との貼り合わせ部404
に搬送される。
【0141】また、処理シート供給ロール300から供
給された上記処理シート301上には、処理液供給部の
処理液カートリッジ107によって供給された処理液
(発色現像液)が処理液供給ノズル108を介して塗布
される。その後、貼り合わせ部404において前記処理
シート301と前記感光材料Fとが重ね合わされること
によって、感光材料Fに現像剤が供給される。
給された上記処理シート301上には、処理液供給部の
処理液カートリッジ107によって供給された処理液
(発色現像液)が処理液供給ノズル108を介して塗布
される。その後、貼り合わせ部404において前記処理
シート301と前記感光材料Fとが重ね合わされること
によって、感光材料Fに現像剤が供給される。
【0142】上記のような例では、不活性な状態の発色
現像液を処理液カートリッジ107に封入し、予め処理
シート301上に塗布された化学物質と反応させること
により活性な状態を作り出すような処理液の調製方法を
用いることが好ましい。
現像液を処理液カートリッジ107に封入し、予め処理
シート301上に塗布された化学物質と反応させること
により活性な状態を作り出すような処理液の調製方法を
用いることが好ましい。
【0143】このような調製方法の例は、特願2000
−390651号に記載されている。このような方法を
用いれば、処理液カートリッジ107内の処理液の保存
安定性を向上させることができる。
−390651号に記載されている。このような方法を
用いれば、処理液カートリッジ107内の処理液の保存
安定性を向上させることができる。
【0144】更に、図2においては、感光材料Fと処理
シート301を重ね合わせて熱現像を行うため、均一な
温度制御を行うためには、図2に示すようなドラムベル
ト型の熱現像機を使用することが好ましい。
シート301を重ね合わせて熱現像を行うため、均一な
温度制御を行うためには、図2に示すようなドラムベル
ト型の熱現像機を使用することが好ましい。
【0145】即ち、保温ボックス303内の熱現像ドラ
ム302に対し、エンドレスベルト304が圧接してあ
り、このエンドレスベルト304によって押圧され乍ら
感光材料Fは熱現像ドラム302と接触(伝熱)搬送さ
れ、剥離つめ405によって剥離されてから冷却ロール
406によって冷却(伝熱)される。その後、フィルム
スキャナ30による読み取りが行われる。
ム302に対し、エンドレスベルト304が圧接してあ
り、このエンドレスベルト304によって押圧され乍ら
感光材料Fは熱現像ドラム302と接触(伝熱)搬送さ
れ、剥離つめ405によって剥離されてから冷却ロール
406によって冷却(伝熱)される。その後、フィルム
スキャナ30による読み取りが行われる。
【0146】保温ボックス303内における熱現像の
際、CPU126は、フィルム投入ユニット400に投
入した感光材料Fからバーコードリーダー125により
読み取った種類情報を用いて、ドラム回転速度制御部1
27を介してエンドレスベルト304の回転速度を調整
して熱現像の制御を行う。
際、CPU126は、フィルム投入ユニット400に投
入した感光材料Fからバーコードリーダー125により
読み取った種類情報を用いて、ドラム回転速度制御部1
27を介してエンドレスベルト304の回転速度を調整
して熱現像の制御を行う。
【0147】図2においては、上記の処理(現像処理)
を施された感光材料Fを、引き続きフィルムスキャナ3
0(例えば、コニカ社製、RX−II)による読み取
り、例えば、インターフェイスとしてSCSI(例えば
adaptec社製、AHA−2940AU)を使い、
パーソナルコンピュータ(例えば、富士通製、FMV−
DESK POWER TII20D、RAM128M
増設)に転送し、得られたデジタル情報を画像処理後、
インクジェットプリンタ(例えば、セイコーエプソン社
製、PM−800C)等のプリンタで出力することがで
きる。
を施された感光材料Fを、引き続きフィルムスキャナ3
0(例えば、コニカ社製、RX−II)による読み取
り、例えば、インターフェイスとしてSCSI(例えば
adaptec社製、AHA−2940AU)を使い、
パーソナルコンピュータ(例えば、富士通製、FMV−
DESK POWER TII20D、RAM128M
増設)に転送し、得られたデジタル情報を画像処理後、
インクジェットプリンタ(例えば、セイコーエプソン社
製、PM−800C)等のプリンタで出力することがで
きる。
【0148】フィルムスキャナ30による画像情報の読
み取りの際、CPU126は、フィルム投入ユニット4
00に投入した感光材料Fからバーコードリーダ125
により読み取った種類情報を用いて、フィルムスキャナ
制御部128を介して画像読み取り条件を調整する。
み取りの際、CPU126は、フィルム投入ユニット4
00に投入した感光材料Fからバーコードリーダ125
により読み取った種類情報を用いて、フィルムスキャナ
制御部128を介して画像読み取り条件を調整する。
【0149】フィルムスキャナ30によって読み取られ
た画像情報は、データケーブルを通して画像処理部11
8に転送された後、メディア書込みユニット119を介
してMO121やCD−R122等の記録媒体に記録保
存されるか、及び/又はインターネット120を通じて
サーバ123内に保存される。この際、CPU126
は、フィルム投入ユニット400に投入した感光材料F
からバーコードリーダ125により読み取った種類情報
を用いて、画像処理部118を介して画像情報の青、
緑、赤間における色濁り(クロストーク)補正の補正パ
ラメータを調整する。尚、データケーブル124は有線
でも無線でも良い。
た画像情報は、データケーブルを通して画像処理部11
8に転送された後、メディア書込みユニット119を介
してMO121やCD−R122等の記録媒体に記録保
存されるか、及び/又はインターネット120を通じて
サーバ123内に保存される。この際、CPU126
は、フィルム投入ユニット400に投入した感光材料F
からバーコードリーダ125により読み取った種類情報
を用いて、画像処理部118を介して画像情報の青、
緑、赤間における色濁り(クロストーク)補正の補正パ
ラメータを調整する。尚、データケーブル124は有線
でも無線でも良い。
【0150】フィルムスキャナ30としては、通常より
高い感度を有する装置を用いることが好ましい。その例
としては、特願2000−283453号の実施例1に
記載のエリアCCDを用いたフィルムスキャナ等が好ま
しい一例として挙げられる。また、光源にはより高強度
の光源が好ましく、LEDの他に、ハロゲンランプ、メ
タルハライドランプ等が好ましく用いられる。
高い感度を有する装置を用いることが好ましい。その例
としては、特願2000−283453号の実施例1に
記載のエリアCCDを用いたフィルムスキャナ等が好ま
しい一例として挙げられる。また、光源にはより高強度
の光源が好ましく、LEDの他に、ハロゲンランプ、メ
タルハライドランプ等が好ましく用いられる。
【0151】尚、図中、50は搬送ローラ、402はフ
ィルムFのゴミ取り用ブラシ、403は処理シート30
1のカッター、407はアキュームローラ、そして4は
現像・読み取り済みフィルムFの巻き取りカートリッジ
を示す。
ィルムFのゴミ取り用ブラシ、403は処理シート30
1のカッター、407はアキュームローラ、そして4は
現像・読み取り済みフィルムFの巻き取りカートリッジ
を示す。
【0152】尚、図2においては、現像工程において、
フィルム1本を処理する毎に処理液および処理シートが
交換される実施態様とされてもよい。即ち、図2に示し
た処理液カートリッジ107、処理シートロール300
に代えて、処理シートカートリッジと処理液カートリッ
ジからなる構成を用いてもよく、例えば、処理シートカ
ートリッジと前記処理液カートリッジが一体化した状態
で用いられてもよい。このようなカートリッジ構成を用
いることにより、操作の簡便性をより高くすることがで
きる。
フィルム1本を処理する毎に処理液および処理シートが
交換される実施態様とされてもよい。即ち、図2に示し
た処理液カートリッジ107、処理シートロール300
に代えて、処理シートカートリッジと処理液カートリッ
ジからなる構成を用いてもよく、例えば、処理シートカ
ートリッジと前記処理液カートリッジが一体化した状態
で用いられてもよい。このようなカートリッジ構成を用
いることにより、操作の簡便性をより高くすることがで
きる。
【0153】上記のような一例としては米国特許第4,
371,248号、図6に示されるような形態のカート
リッジを用いることができる。
371,248号、図6に示されるような形態のカート
リッジを用いることができる。
【0154】図2に示した、熱現像装置において、処理
液カートリッジ107を一本のカラーフィルムの処理が
終了するたびに手動で交換してもよいが、自動的にカー
トリッジ交換が行われるシステムとしてもよい。
液カートリッジ107を一本のカラーフィルムの処理が
終了するたびに手動で交換してもよいが、自動的にカー
トリッジ交換が行われるシステムとしてもよい。
【0155】図2には特に図示していないが、このよう
な構成においては処理液カートリッジ107を装填する
部位において予め複数の処理液カートリッジ107を装
填することが出来る機構を有していることが好ましい。
な構成においては処理液カートリッジ107を装填する
部位において予め複数の処理液カートリッジ107を装
填することが出来る機構を有していることが好ましい。
【0156】また、処理液カートリッジ107は現像処
理液を感光材料F(カラーフィルム)または処理シート
301に供給可能な状態になると同時に、供給可能にな
る前の状態との違いが目視で簡単に識別できる構造(例
えば、ノズルカバーがはずれる、現像液封入袋が破れた
状態になる等)に変化するか、現像液を供給する位置に
装填されると同時に、識別マークが表示される(例え
ば、カートリッジ本体に識別マークが現れる、カートリ
ッジ本体に識別マークが貼合される等)ような機構また
は機能を有していることが好ましい。
理液を感光材料F(カラーフィルム)または処理シート
301に供給可能な状態になると同時に、供給可能にな
る前の状態との違いが目視で簡単に識別できる構造(例
えば、ノズルカバーがはずれる、現像液封入袋が破れた
状態になる等)に変化するか、現像液を供給する位置に
装填されると同時に、識別マークが表示される(例え
ば、カートリッジ本体に識別マークが現れる、カートリ
ッジ本体に識別マークが貼合される等)ような機構また
は機能を有していることが好ましい。
【0157】一方、例えば、現像液を含有させたスポン
ジローラを用い、100μm程度の膜厚で現像液がフィ
ルム(F)に塗布されるように調整してもよい。
ジローラを用い、100μm程度の膜厚で現像液がフィ
ルム(F)に塗布されるように調整してもよい。
【0158】
【発明の効果】本発明によれば、環境上の負荷を軽減し
つつ、店舗・処理時間などの制約を改善した、顧客にと
って利便性に優れる画像形成装置及び画像形成方法を提
供することができる。
つつ、店舗・処理時間などの制約を改善した、顧客にと
って利便性に優れる画像形成装置及び画像形成方法を提
供することができる。
【図1】本発明に係る画像形成装置による処理工程の一
例を示すフロー図
例を示すフロー図
【図2】本発明に係る画像形成装置の一実施例を示す構
成説明図
成説明図
F 感光材料
4 巻き取りカートリッジ
30 フィルムスキャナ
50 搬送ローラ
107 処理液カートリッジ
108 処理液供給ノズル
118 画像処理部
119 メディア書込みユニット
120 インターネット
121 MO
122 CD−R
123 サーバ
124 データケーブル
125 バーコードリーダー
126 CPU
127 ドラム回転速度制御部
128 フィルムスキャナ制御部
300 処理シート供給ロール
301 処理シート
302 熱現像ドラム
303 保温ボックス
304 エンドレスベルト
400 フィルム投入ユニット
401 フィルム先端だしユニット
402 ゴミ取り用ブラシ
403 カッタ
404 貼り合わせ部
405 剥離つめ
406 冷却ローラ
407 アキュムローラ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H04N 1/60 H04N 1/12 Z
Fターム(参考) 2H110 AC09 BA17
2H112 AA03 BB05 BB12
5C072 AA01 BA02 EA05 FB30 VA03
5C077 LL01 MM03 MP08 PP32 PP37
PP66 PP72 PQ08 TT10
5C079 HB01 JA11 LA01 LA31 LB00
NA01 NA18 PA08
Claims (17)
- 【請求項1】ハロゲン化銀カラー写真感光材料に発色現
像を施す現像処理手段と、顕在化した色素画像情報を画
像入力媒体を介して電気信号に変換しデジタル画像デー
タを形成する画像読み取り手段と、該デジタル画像デー
タに所定の画像処理を施す画像処理手段とを有するデジ
タル画像形成装置において、該画像形成装置が、該ハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料の種類情報を得る手段を有
し、該情報を用いて前記画像読み取り手段における画像
読取り条件を調整することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】ハロゲン化銀カラー写真感光材料に発色現
像を施す現像処理手段と、顕在化した色素画像情報を画
像入力媒体を介して電気信号に変換しデジタル画像デー
タを形成する画像読み取り手段と、該デジタル画像デー
タに所定の画像処理を施す画像処理手段とを有するデジ
タル画像形成装置において、該画像形成装置が、該ハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料の種類情報を得る手段を有
し、該情報を用いて前記現像処理手段における現像処理
条件と、前記画像読み取り手段における画像読み取り条
件とを調整することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】ハロゲン化銀カラー写真感光材料に発色現
像を施す現像処理手段と、顕在化した色素画像情報を画
像入力媒体を介して電気信号に変換しデジタル画像デー
タを形成する画像読み取り手段と、該デジタル画像デー
タに所定の画像処理を施す画像処理手段とを有するデジ
タル画像形成装置において、該画像形成装置が、該ハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料の種類情報を得る手段を有
し、該情報を用いて前記画像処理手段における現像処理
条件と、前記画像処理手段における画像読み取り条件
と、前記画像処理手段における画像処理条件とを調整す
ることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項4】ハロゲン化銀カラー写真感光材料に発色現
像を施す現像処理手段と、顕在化した色素画像情報を画
像入力媒体を介して電気信号に変換しデジタル画像デー
タを形成する画像読み取り手段と、該デジタル画像デー
タに所定の画像処理を施す画像処理手段とを有するデジ
タル画像形成装置において、該画像形成装置が、該ハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料の種類情報を得る手段を有
し、該種別情報を用いて前記現像処理手段における現像
処理時間と、前記画像処理手段における画像処理条件中
の該ハロゲン化銀カラー写真感光材料から読み取った画
像情報の青、緑、赤間における色濁り(クロストーク)
補正の補正パラメータとを調整することを特徴とする画
像形成装置。 - 【請求項5】前記画像読み取り手段における画像読み取
り条件が、読み取りに用いる光源の光量、分光分布特
性、画像入力媒体の感度、読み取り時間の少なくとも1
つであることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の
画像形成装置。 - 【請求項6】前記現像処理手段における現像処理条件が
現像処理時間であることを特徴とする請求項2、3又は
5に記載の画像形成装置。 - 【請求項7】前記画像処理手段における画像処理条件
が、青、緑、赤間における色濁り(クロストーク)補正
であることを特徴とする請求項3、5又は6に記載の画
像形成装置。 - 【請求項8】前記ロゲン化銀カラー写真感光材料の種類
情報を得る手段が、前記ハロゲン化銀カラー写真感光材
料を内包する部材に記載されたDXコード[ユニバーサ
ル商品コード(バーコード、バーコードの算用数字表
示)、デザイン、前記ハロゲン化銀カラー写真感光材料
に施されたラスターマーク]の少なくとも1つの読み取
りであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記
載の画像形成装置。 - 【請求項9】前記現像処理手段が前記ハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料に含まれる銀の一部又は全部が残った状
態で読み取る構成であることを特徴とする請求項1〜8
のいずれかに記載の画像形成装置。 - 【請求項10】前記現像処理手段における現像処理が、
熱現像処理であることを特徴とする請求項1〜9のいず
れかに記載の画像形成装置。 - 【請求項11】前記現像処理手段における現像処理が、
前記ハロゲン化銀カラー写真感光材料の潜像バーコード
の施された領域以外の撮影コマ領域に対し施されること
を特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の画像形
成装置。 - 【請求項12】前記画像形成装置がセルフオペレーショ
ン端末であることを特徴とする請求項1〜11のいずれ
かに記載の画像形成装置。 - 【請求項13】前記現像処理手段における現像処理条
件、前記画像読み取り手段における読み取り条件、前記
画像処理手段における画像処理条件をコードとして記録
しておく手段を具備したことを特徴とする請求項1〜1
2のいずれかに記載の画像形成装置。 - 【請求項14】ハロゲン化銀カラー写真感光材料に発色
現像を施す現像処理工程と、顕在化した色素画像情報を
画像入力媒体を介して電気信号に変換しデジタル画像デ
ータを形成する画像読み取り工程と、該デジタル画像デ
ータに所定の画像処理を施す画像処理工程とを有するデ
ジタル画像形成方法において、該ハロゲン化銀カラー写
真感光材料の種類情報を得る工程を有し、該情報を用い
て前記画像読み取り工程における画像読取り条件を調整
することを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項15】ハロゲン化銀カラー写真感光材料に発色
現像を施す現像処理工程と、顕在化した色素画像情報を
画像入力媒体を介して電気信号に変換しデジタル画像デ
ータを形成する画像読み取り工程と、該デジタル画像デ
ータに所定の画像処理を施す画像処理工程とを有するデ
ジタル画像形成方法において、該ハロゲン化銀カラー写
真感光材料の種類情報を得る工程を有し、該情報を用い
て前記現像処理工程における現像処理条件と、前記画像
読み取り工程における画像読み取り条件とを調整するこ
とを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項16】ハロゲン化銀カラー写真感光材料に発色
現像を施す現像処理工程と、顕在化した色素画像情報を
画像入力媒体を介して電気信号に変換しデジタル画像デ
ータを形成する画像読み取り工程と、該デジタル画像デ
ータに所定の画像処理を施す画像処理工程とを有するデ
ジタル画像形成方法において、該ハロゲン化銀カラー写
真感光材料の種類情報を得る工程を有し、該情報を用い
て前記画像処理工程における現像処理条件と、前記画像
処理工程における画像読み取り条件と、前記画像処理工
程における画像処理条件とを調整することを特徴とする
画像形成方法。 - 【請求項17】ハロゲン化銀カラー写真感光材料に発色
現像を施す現像処理工程と、顕在化した色素画像情報を
画像入力媒体を介して電気信号に変換しデジタル画像デ
ータを形成する画像読み取り工程と、該デジタル画像デ
ータに所定の画像処理を施す画像処理工程とを有するデ
ジタル画像形成方法において、該ハロゲン化銀カラー写
真感光材料の種類情報を得る工程を有し、該種別情報を
用いて前記現像処理工程における現像処理時間と、前記
画像処理工程における画像処理条件中の該ハロゲン化銀
カラー写真感光材料から読み取った画像情報の青、緑、
赤間における色濁り(クロストーク)補正の補正パラメ
ータとを調整することを特徴とする画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002121808A JP2003050437A (ja) | 2001-05-28 | 2002-04-24 | 画像形成装置及び画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001158086 | 2001-05-28 | ||
JP2001-158086 | 2001-05-28 | ||
JP2002121808A JP2003050437A (ja) | 2001-05-28 | 2002-04-24 | 画像形成装置及び画像形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003050437A true JP2003050437A (ja) | 2003-02-21 |
Family
ID=26615762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002121808A Pending JP2003050437A (ja) | 2001-05-28 | 2002-04-24 | 画像形成装置及び画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003050437A (ja) |
-
2002
- 2002-04-24 JP JP2002121808A patent/JP2003050437A/ja active Pending
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