JP2003047135A - ジャンクションブロック - Google Patents
ジャンクションブロックInfo
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- JP2003047135A JP2003047135A JP2001234691A JP2001234691A JP2003047135A JP 2003047135 A JP2003047135 A JP 2003047135A JP 2001234691 A JP2001234691 A JP 2001234691A JP 2001234691 A JP2001234691 A JP 2001234691A JP 2003047135 A JP2003047135 A JP 2003047135A
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- Japan
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- bus bar
- vertical
- case
- terminal
- connector insertion
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
ることができるジャンクションブロックを提供する。 【解決手段】 本体ケース12内には、本体ケース12
の内奥面に対し垂直にかつ互いに平行に配置した縦バス
バー16群が収容されている。本体ケース12には、縦
バスバー用コネクタ18が着脱可能な縦バスバー用コネ
クタ挿入口17が複数箇所に設けられている。また、本
体ケース12の外側面にて並設された縦バスバー用コネ
クタ挿入口17の間のスペースには端子収容部61が配
設されている。端子収容部61にはジョイント端子71
が選択的に収容されている。ジョイント端子71を縦バ
スバー16群の延びる方向と交差する方向に沿って配設
することにより、複数の縦バスバー16が連結される。
Description
搭載されるジャンクションブロックに関するものであ
る。
では、自動車に搭載される車両用負荷機器の急増に伴
い、電気的回路構成が複雑化するとともに高密度化する
傾向にある。ジャンクションブロックは、バッテリーに
接続される電源側回路と、車両用負荷機器に接続される
出力側回路とを備えている。従来、電源側回路及び出力
側回路はいずれも平バスバーによって構成されている。
この平バスバーは、ジャンクションブロックの本体ケー
ス内に収容されたものであって、合成樹脂製の絶縁板を
介して積層されている。
レス装置で打ち抜いたものであることから、平バスバー
が回路の複雑化及び高密度化により大型化すれば、プレ
ス装置に用いる金型の大型化を招くばかりか、設備投資
額も高くなる。また、金型が大型化すれば、それを設置
するためのスペースも確保する必要があり、平バスバー
を生産する場所が限定されることとなる。更に、自動車
の仕様の違いによって電源側回路及び出力側回路を変更
あるいは追加するには、平バスバーを成形するための金
型を新たに設備投資する必要がある。電源側回路及び出
力側回路の変更が小規模なものであっても、金型をモデ
ィファイすることは、コスト的に容易なことではない。
に、電源側回路及び出力側回路を平バスバーで形成する
のではなく、本体ケースを構成する第1ケース及び第2
ケースの底面に対し垂直にかつ互いに平行に配置した縦
バスバー群で形成することが考えられる。縦バスバー
は、帯状素材を所定の長さに切断することで得ることが
できる。そのため、電源側回路及び出力側回路を大型の
プレス装置を用いずに形成することができる。従って、
電源側回路及び出力側回路をいずれも縦バスバー群で構
成すれば、金型をモディファイすることがない、金型の
設備投資が必要ないといった利点を得ることができる。
を全て縦バスバー群で構成すると、以下に示す別の問題
を生む。即ち、縦バスバーは、平バスバーのように絶縁
板を介して何層も積層する構成を採用することができな
い。このことから、電源側回路は、出力側回路と比較し
てレイアウトが複雑であるため、各縦バスバーの配置が
複雑となり、縦バスバーを立体的に交差させなければな
らない。要するに、電源側回路に縦バスバー群を用いれ
ば、その配置スペースが大きくなり、縦バスバーを用い
たジャンクションブロックが平バスバーを用いたジャン
クションブロックよりも大きくなる。その問題を解決す
るために、電源側回路を平バスバーで形成し、出力側回
路を縦バスバー群で形成した構成が用いられるようにな
っている。
ス51a及びロアケース51bからなる本体ケース51
には、縦バスバー用コネクタ挿入口52が複数箇所に設
けられている。各縦バスバー用コネクタ挿入口52に
は、縦バスバー53に接続される縦バスバー用コネクタ
54が着脱可能になっている。また、ロアケース51b
上にて縦バスバー用コネクタ挿入口52が設けられてい
ない空きスペースには、複数の端子収容部55が配設さ
れている。端子収容部55にはジョイント端子56が選
択的に収容されている。このジョイント端子56は縦バ
スバー53群の延びる方向と交差する方向に沿って配設
されるようになっている。その結果、複数の縦バスバー
53が連結される。
収容部55は、ロアケース51b側のみに設けられてお
り、アッパーケース51a側には設けられていない。そ
のため、端子収容部55が増えた場合には、端子収容部
55を配設した部分に対応させるために縦バスバー53
を長くする必要がある(図10にA1で示す部分)。そ
れに伴い、延長された縦バスバー53を収容するために
本体ケース51を大型化しなければならない。その結
果、本体ケース51が縦バスバー53群が延びる方向に
おいて長くなってしまい、ジャンクションブロックが大
型化するという問題がある。
であり、その目的は、大型化することなくジョイント端
子を配設することができるジャンクションブロックを提
供することにある。
めに、請求項1に記載の発明では、第1ケース及び第2
ケースからなる本体ケース内に、前記両ケースの底面に
対し平行に配置される平バスバーと、前記両ケースの底
面に対し垂直にかつ互いに平行に配置される縦バスバー
群とを収容するとともに、前記本体ケースに、前記縦バ
スバーに接続される縦バスバー用コネクタが着脱可能な
縦バスバー用コネクタ挿入口を複数箇所に設けたジャン
クションブロックであって、端子収容部を、前記第1ケ
ース上にて並設された前記縦バスバー用コネクタ挿入口
の間のスペースに配設するとともに、前記第2ケース上
にて並設された前記縦バスバー用コネクタ挿入口の間の
スペースに配設し、前記端子収容部に選択的に収容され
るジョイント端子を前記縦バスバー群の延びる方向と交
差する方向に沿って配設することにより、複数の前記縦
バスバーを連結したことを要旨とする。
合、それら端子収容部は第2ケース上に限らず第1ケー
ス上にも配設される。そのため、端子収容部が増えて
も、端子収容部が配設される範囲が縦バスバー群が延び
る方向において広がらないため、ジョイント端子に交差
する縦バスバーが短くて済む。それに伴い、本体ケース
が縦バスバー群が延びる方向において大型化するのが防
止される。従って、ジャンクションブロックを大型化す
ることなく、ジョイント端子を配設することができる。
ー群の延びる方向に直交する方向に限らず、縦バスバー
群の延びる方向に斜めに交差する方向も含むものとす
る。請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明
において、前記第1ケースに設けられた複数の前記縦バ
スバー用コネクタ挿入口と、前記第2ケースに設けられ
た複数の前記縦バスバー用コネクタ挿入口とを、前記縦
バスバーが延びる方向に互いにずらして配設したことを
要旨とする。
方向から投影したときに、第1ケースに設けられた縦バ
スバー用コネクタ挿入口と第2ケースに設けられた縦バ
スバー用コネクタ挿入口とが重なる部分が小さくなる。
その結果、第1ケース側に設けられた縦バスバー用コネ
クタ挿入口の間に端子収容部を配設するためのスペース
が生じるため、ジョイント端子を確実に配設できる。
は請求項2に記載の発明において、前記本体ケースの外
側面から前記端子収容部が突出する量を、前記本体ケー
スの外側面から前記コネクタ挿入口が突出する量よりも
小さくなるように設定したことを要旨とする。
挿入口の間のスペースは指が挿入可能になっているた
め、縦バスバー用コネクタを容易に把持することができ
る。従って、端子収容部を設けた場合でも、縦バスバー
用コネクタを着脱するときの作業性を維持できる。
求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記端子
収容部に前記ジョイント端子の基端部が収容される端子
収容溝を設けるとともに、前記端子収容溝の開口端面を
前記縦バスバーの端縁に当接させたことを要旨とする。
収容されるため、ジョイント端子を確実に保持できる。
また、端子収容溝の開口端面に縦バスバーの端縁が当接
するため、縦バスバーを確実に保持できる。ゆえに、ジ
ョイント端子及び縦バスバーのガタ付きがなくなるた
め、ジャンクションブロックからの異音の発生を防止で
きる。その上、ジョイント端子と縦バスバーとの導通を
安定させることができる。
室内に搭載される自動車用ジャンクションブロックの一
実施形態について、図面を参照して説明する。
ブロック11は合成樹脂製の本体ケース12を備え、そ
の本体ケース12は、第2ケースとしてのロアケース1
4と、第1ケースとしてのアッパーケース15とから構
成されている。ロアケース14は上面が開口され、アッ
パーケース15は下面が開口されている。アッパーケー
ス15の外周縁には複数の係止孔15aが形成され、こ
の係止孔15aにロアケース14の外周縁に形成された
係止突部14aが着脱可能に係合されている。この係合
によって、ロアケース14とアッパーケース15とが嵌
合した状態に保持される。
バスバー積層体25が収容されている。バスバー積層体
25は、本体ケース12内のアッパーケース15側に配
設されている。バスバー積層体25は、合成樹脂からな
る複数の絶縁板26と平バスバー27とを交互に積層す
ることにより構成されている。平バスバー27とは、ア
ッパーケース15及びロアケース14の底面に対して平
行に配置されたバスバーを指す。平バスバー27は、一
枚の金属板材をプレス装置で打ち抜いたものであって、
その端部にはタブ28が直角に折曲されている。タブ2
8の先端部には図示しない挿入口が設けられている。
ら外方へ突出され、アッパーケース15に形成されたコ
ネクタ装着部29、リレー装着部30及びヒューズ装着
部31内にそれぞれ挿入されている。そして、コネクタ
装着部29にコネクタ33が装着されることで、そのコ
ネクタ33に設けられた端子(図示しない)がタブ28
に接続され、図示しないバッテリーから電力が供給され
る。
着されることにより、そのリレー34に設けられた端子
34aがタブ28に接続される。因みに、本実施形態に
おけるリレー34は、自動車のワイパー装置に設けられ
た駆動モーターをオン・オフするためのものである。更
に、ヒューズ装着部31にヒューズ35が装着されるこ
とにより、そのヒューズ35に設けられた端子35aが
タブ28の挿入口に挟入される。このヒューズ35によ
り、図示しない自動車の車両用負荷機器の保護が図られ
る。車両用負荷機器としては、既に上述したワイパー装
置以外に、例えば、ヘッドライト、ウインカーランプ等
がある。
は、平板を打ち抜いて形成した複数の圧接端子40が貫
設されている。ヒューズ35用の圧接端子40について
は、その一端が一部のヒューズ装着部31の内側に挿入
されている。また、リレー34用の圧接端子40につい
ては、その一端が一部のリレー装着部30の内側に挿入
されている。更に、コネクタ33用の圧接端子40につ
いては、その一端が一部のコネクタ装着部29の内側に
挿入されている。各装着部29,30,31に各圧接端
子40が挿入される箇所としては、前記平バスバー27
のタブ28が挿入されていないところが挙げられる。
中央部に形成された基部41と、基部41の両端部にそ
れぞれ突設された二股状をなす2つの挟持部42,43
とから構成されている。基部41の両端部には、2つの
係止突部44がそれぞれ形成されている。つまり、本実
施形態では、基部41の一側部につき2つの係止突部4
4があることから、1つの圧接端子40につき合計4つ
の係止突部44が設けられている。その結果、圧接端子
40の基部41の両側部がジグザグ状になっている。そ
して、圧接端子40がバスバー積層体25に圧入される
ことにより、その基部41の両側部が絶縁板26に係合
されるようになっている。この係合によって、圧接端子
40は、その取付姿勢が適正に保持される。即ち、バス
バー積層体25の両面に対して直交する角度で圧接端子
40が保持される。
れぞれ先端部に挿入口42a,43aを備えている。そ
して、コネクタ33の端子、リレー34の端子34a、
ヒューズ35の端子35aが挟持部42の挿入口42a
に挟入されることにより、圧接端子40に対する電気的
接続が図られる。それに対して、縦バスバー16が挟持
部43の挿入口43aに挟入されることにより、圧接端
子40に対する電気的接続が図られる。要するに、コネ
クタ33、リレー34、ヒューズ35はそれぞれ圧接端
子40を介して縦バスバー16に接続されている。
けられた平バスバー27によって形成される回路とは電
気的に接続されていない。このことから、電気回路的に
は圧接端子40と平バスバー27とは無関係であるとい
える。従って、コネクタ33、リレー34及びヒューズ
35に設けられた複数ある端子34a,35aのうち一
部は、平バスバー27で形成された電気回路を介すので
はなく、圧接端子40を介して縦バスバー16にダイレ
クトに接続されている。
下方におけるロアケース14内には縦バスバー16が複
数収容されている。各縦バスバー16は、本体ケース1
2内のロアケース14側に配設されている。各縦バスバ
ー16は、アッパーケース15及びロアケース14の底
面に対し垂直に配置されている。各縦バスバー16は互
いに平行に配置されている。各縦バスバー16は、それ
らのうち殆どが一方向に沿って一定の間隔をおいて配列
されている。具体的に言うと、縦バスバー16は、ロア
ケース14の長手方向に沿って延設されている。尚、本
実施形態では、これら縦バスバー16として、銅製の帯
状素材を所定の長さに切断して得られるフレキシブルバ
スバーを用いている。
本体ケース12の上下両面に位置する箇所には、それぞ
れ複数の縦バスバー用コネクタ挿入口17が形成されて
いる。即ち、縦バスバー用コネクタ挿入口17は、アッ
パーケース15上及びロアケース14上に並設されてい
る。これら縦バスバー用コネクタ挿入口17は、本体ケ
ース12の厚さ方向において平バスバー27が配設され
ていない部分に集中配置されている。アッパーケース1
5側の縦バスバー用コネクタ挿入口17及びロアケース
14側の縦バスバー用コネクタ挿入口17は、縦バスバ
ー16の延びる方向に互いにずらして配設されている。
そのため、アッパーケース15側の縦バスバー用コネク
タ挿入口17及びロアケース14側の縦バスバー用コネ
クタ挿入口17は、本体ケース12をその厚さ方向から
投影したときに重ならないようになっている。即ち、縦
バスバー用コネクタ挿入口17の間のスペースは、少な
くとも縦バスバー用コネクタ挿入口17の幅よりも大き
くなる。これら縦バスバー用コネクタ挿入口17は、本
体ケース12の幅方向に沿って延びる細長い形状となっ
ている。各縦バスバー用コネクタ挿入口17は全て同一
の幅となるように形成されている。各縦バスバー用コネ
クタ挿入口17の長手方向における両端部外側面には、
嵌合突起17aがそれぞれ突設されている。
タ挿入口17には、縦バスバー用コネクタ18が着脱可
能に挿入されている。具体的には、縦バスバー用コネク
タ18は、アッパーケース15側に設けられた縦バスバ
ー用コネクタ挿入口17に挿入されるとともに、ロアケ
ース14側に設けられた縦バスバー用コネクタ挿入口1
7に挿入されている。縦バスバー16の延びる方向にお
いて隣り合う縦バスバー用コネクタ18は互いに離間し
た状態に配設されている。尚、各縦バスバー用コネクタ
18の挿入方向は縦バスバー16の延びる方向に直交し
ている。
ており、それらの内部には接続端子19が収容されてい
る。それら接続端子19の先端は、縦バスバー16のア
ッパーケース15側の端縁またはロアケース14側の端
縁に接続されている。一方、各接続端子19の基端部に
は、ワイヤーハーネスを構成するリード線20が圧着さ
れている。各リード線20は、図示しない自動車の車両
用負荷機器に電気的に接続されている。各コネクタ18
のリード線20は、前記コネクタ33に接続される電線
よりも細くなっている。具体的に言うと、各コネクタ1
8のリード線20は、導体断面積が1.5mm2以下の
細物である。一方、コネクタ33の電線は、導体断面積
が2mm2以上の太物である。
は、例えば、パワーウィンドウ、フォグランプ、ヘッド
ライト等が挙げられる。尚、各コネクタ18において、
全ての端子収容孔19aに接続端子19が収容されてい
る訳ではない。これら端子収容孔19aには接続端子1
9が選択的に収容されるようになっている。従って、車
両用負荷機器を変更するようなことがあっても、縦バス
バー16の接続を変更することが可能になり、自動車の
仕様が多少違っていても容易に対応することが可能とな
る。
方向における両端部には、ロック部21がそれぞれ設け
られている。各ロック部21には嵌合孔21aが設けら
れている。これら嵌合孔21aに前記嵌合突起17aを
嵌合させることにより、各コネクタ18が縦バスバー用
コネクタ挿入口17に固定される。
の係合溝22が同コネクタ18の挿入方向に沿って設け
られている。各係合溝22は、コネクタ18の長手方向
に沿って並んでいる。本実施形態では、各係合溝22の
幅は、縦バスバー16の厚さよりもやや小さくなってい
ることが望ましい。
には縦バスバー16が挟入されるようになっている。そ
の結果、縦バスバー用コネクタ18が、縦バスバー16
のアッパーケース15側の端縁または縦バスバー16の
ロアケース14側の端縁に接続される。尚、縦バスバー
16のアッパーケース15側の端縁に接続される縦バス
バー用コネクタ18及び縦バスバー16のロアケース1
4側の端縁に接続される縦バスバー用コネクタ18は、
前記本体ケース12をその厚さ方向から投影したときに
重ならないように配設されている。
15及びロアケース14上にて縦バスバー用コネクタ挿
入口17が設けられていない空きスペースには、複数の
端子収容部61が配設されている。より具体的には、端
子収容部61は、ロアケース14上にて並設された縦バ
スバー用コネクタ挿入口17の間のスペースに配設され
ている。また、端子収容部61は、アッパーケース15
上にて並設された縦バスバー用コネクタ挿入口17の間
のスペースに配設されている。即ち、端子収容部61
は、アッパーケース15上及びロアケース14上に並設
されている。これら端子収容部61は、本体ケース12
の厚さ方向において縦バスバー用コネクタ挿入口17が
配設されている部分に集中配置されている。アッパーケ
ース15側の端子収容部61及びロアケース14側の端
子収容部61は、縦バスバー16の延びる方向に互いに
ずらして配設されている。そのため、アッパーケース1
5側の端子収容部61及びロアケース14側の端子収容
部61は、本体ケース12をその厚さ方向から投影した
ときに重ならないようになっている。また、本体ケース
12の外側面から端子収容部61が突出する量は、本体
ケース12の外側面から縦バスバー用コネクタ挿入口1
7が突出する量よりも小さくなるように設定されてい
る。具体的には、本実施形態において、端子収容部61
の突出量は縦バスバー用コネクタ挿入口17の突出量の
約半分になっている。即ち、本体ケース12に端子収容
部61が突設されることにより、本体ケース12の外側
面が凹凸になる。
ス12の幅方向に沿って延びる細長い形状となってい
る。各端子収容部61は全て同一の長さとなるように形
成されている。各端子収容部61は全て同一の幅となる
ように形成されている。各端子収容部61の幅は、縦バ
スバー用コネクタ挿入口17の幅よりも小さくなってい
る。本実施形態において、各端子収容部61の幅は、縦
バスバー用コネクタ挿入口17の幅の3分の2程度の大
きさに設定されている。端子収容部61には、端子収容
溝62が同端子収容部61の延びる方向に沿って延設さ
れている。端子収容溝62の開口端面は、縦バスバー1
6のロアケース14側及びアッパーケース15側の端縁
に当接している。
には、平板を打ち抜いて形成したジョイント端子71が
選択的に収容されている。図9に示すように、ジョイン
ト端子71は、基端部72と、基端部72からそれぞれ
延設された二股状をなす複数(本実施形態では2つ)の
挟持部73とを備えている。基端部72は矩形状に形成
され、端子収容溝62に収容されるようになっている。
本実施形態において、基端部72の板厚は、端子収容溝
62の幅とほぼ同一に設定されている。この圧入によっ
て、ジョイント端子71は、その取付姿勢が適正に保持
される。即ち、本体ケース12の厚さ方向に対して直交
する角度でジョイント端子71が保持される。尚、基端
部72の板厚を端子収容溝62の幅よりも大きくして、
ジョイント端子71を端子収容溝62に圧入させてもよ
い。
る。各挟持部73は、先端部に挿入口73aを備えてい
る。そして、互いに隣り合う縦バスバー16のアッパー
ケース15側またはロアケース14側の端縁が挟持部7
3の挿入口73aに挟入されることにより、両縦バスバ
ー16同士の電気的接続が図られる。各挟持部73は、
ジョイント端子71を縦バスバー16に接続したとき
に、縦バスバー16群の延びる方向と直交する方向に沿
って配設されている。その結果、複数の縦バスバー16
が連結される。
回路構成について説明する。図7及び図8に示すよう
に、ジャンクションブロック11の回路構成としては、
特定の電気部品であるリレー34及びヒューズ35を境
界にして、電源側回路47と出力側回路48とに分ける
ことができる。電源側回路47は、バッテリーに接続さ
れるものであって、平バスバー27によって形成されて
いる。一方、出力側回路48は、ワイパー装置等の車両
用負荷機器に接続されるものであって、縦バスバー16
群によって形成されている。
た理由は次のことによる。即ち、電源側回路47は、出
力側回路48よりもレイアウトが複雑である。そのた
め、平バスバー27を用いれば、それを何層も積層する
ことが可能であるため、平バスバー27の配線スペース
をできる限り小さくすることが可能になるためである。
ー16で構成した理由は次のことによる。出力側回路4
8は、電源側回路47のようにコネクタ33の端子、リ
レー34の端子34a及びヒューズ35の端子35aに
接続する必要がない。そのため、出力側回路48を、平
バスバー27のように複数層積層することによって三次
元的に構成する必要がない。ゆえに、出力側回路48が
電源側回路47よりも比較的単純なレイアウトとなるか
らである。それに加え、縦バスバー16を用いれば、前
記本体ケース12に設けた縦バスバー用コネクタ挿入口
17に、配線経路が異なる縦バスバー用コネクタ18を
自在に交換することが可能となるからである。即ち、自
動車の仕様の違いによって車両用負荷機器が追加あるい
は変更になっても、容易に対応することが可能となる。
また、出力側回路48を縦バスバー16で構成すれば、
出力側回路48を構成するためにプレス装置を用いる必
要がなくなるからである。従って、出力側回路48を縦
バスバー16で構成すれば、出力側回路48において金
型の設備投資が必要ないといった利点を得ることができ
る。
効果を得ることができる。 (1)端子収容部61は、ロアケース14上に限らずア
ッパーケース15上にも配設される。そのため、端子収
容部61が増えても、端子収容部61をロアケース14
上のみに配設した場合のように、端子収容部61が配設
される範囲が縦バスバー16群が延びる方向において広
がるのを防止できる。ゆえに、ジョイント端子71に交
差する縦バスバー16が短くて済む。それに伴い、本体
ケース12が縦バスバー16群が延びる方向において大
型化するのが防止される。従って、ジャンクションブロ
ック11を大型化することなく、ジョイント端子71を
配設することができる。
71は比較的低コストで構成できるため、出力側回路4
8の設計変更に容易に対応できる。さらに、端子収容部
61が突設されることにより本体ケース12の外側面が
凹凸になるため、本体ケース12自体の強度を向上させ
ることができる。
ース15側の端子収容部61とロアケース14側の端子
収容部61とに分けて収容されている。そのため、ジョ
イント端子71の挿入口73aに対する縦バスバー16
の挟入が、アッパーケース15側のジョイント端子71
の挿入口73aに挟入するときと、ロアケース14側の
ジョイント端子71の挿入口73aに挟入するときとに
分けられる。ゆえに、挟持部73の挿入口73aに縦バ
スバー16を挟入するために必要な力が小さくて済む。
従って、ジャンクションブロック11を効率よく作製で
きる。
ネクタ挿入口17及びアッパーケース15側の縦バスバ
ー用コネクタ挿入口17は、縦バスバー16が延びる方
向に互いにずらして配設されている。そのため、本体ケ
ース12をその厚さ方向から投影したときに、アッパー
ケース15に設けられた縦バスバー用コネクタ挿入口1
7とロアケース14に設けられた縦バスバー用コネクタ
挿入口17とが重なる部分がなくなる。その結果、アッ
パーケース15上にて隣り合う縦バスバー用コネクタ挿
入口17の間隔は、少なくとも縦バスバー用コネクタ挿
入口17の幅よりも大きくなる。この縦バスバー用コネ
クタ挿入口17の幅は端子収容部61の幅よりも大きい
ため、隣り合う縦バスバー用コネクタ挿入口17の間に
端子収容部61を配設するためのスペースが生じる。ゆ
えに、ジョイント端子71を確実に配設できる。
容部61が突出する量は、本体ケース12の外側面から
縦バスバー用コネクタ挿入口17が突出する量よりも小
さくなっている。そのため、縦バスバー用コネクタ挿入
口17の間のスペースに対する指の挿入が可能になる。
よって、縦バスバー用コネクタ18を容易に把持するこ
とができる。従って、端子収容部61を設けた場合で
も、縦バスバー用コネクタ18を着脱するときの作業性
を維持できる。
されるため、ジョイント端子71を確実に保持できる。
また、端子収容溝62の開口端面に縦バスバー16の端
縁が当接するため、アッパーケース15とロアケース1
4とが嵌合されたときに縦バスバー16を確実に保持で
きる。ゆえに、ジョイント端子71及び縦バスバー16
のガタ付きがなくなるため、ジャンクションブロック1
1からの異音の発生を防止できる。その上、ジョイント
端子71と縦バスバー16との導通を安定させることが
できる。
材を所定の長さに切断するだけで得られるため、縦バス
バー16の配策が容易になる。ゆえに、出力側回路48
の構成が容易になる。
5及びロアケース14に分けられているため、平バスバ
ー27と絶縁板26とからなるバスバー積層体25を本
体ケース12内に収容できる。
更してもよい。 ・アッパーケース15に設けられた複数の縦バスバー用
コネクタ挿入口17と、ロアケース14に設けられた複
数の縦バスバー用コネクタ挿入口17とを、本体ケース
12をその厚さ方向から投影したときに重なるように配
設してもよい。
の外側面から端子収容部61が突出する量を、本体ケー
ス12の外側面から縦バスバー用コネクタ挿入口17が
突出する量と同一に設定してもよいし、大きくなるよう
に設定してもよい。
た、本実施形態において、両挟持部73を互いに離間さ
せ、各挟持部73の各挿入口73aに互いに離れた(隣
り合っていない)位置にある縦バスバー16の端縁を挟
入することにより、これら縦バスバー16同士の電気的
接続を図ってもよい。
される技術的思想を以下に列挙する。 (1)請求項1〜4のいずれか一項において、前記ジョ
イント端子は、前記縦バスバーを挟持する複数の挟持部
を備え、それら挟持部は同一方向に延設されていること
を特徴とするジャンクションブロック。
挟持部は、前記ジョイント端子を前記縦バスバーに接続
したときに同縦バスバー群の延びる方向と直交する方向
に沿って配設されていることを特徴とするジャンクショ
ンブロック。
端子を前記端子収容溝に圧入したことを特徴とするジャ
ンクションブロック。 (4)請求項1〜4、技術的思想(1)〜(3)のいず
れか一項において、前記縦バスバーは、金属製の帯状素
材を所定の長さに切断することで得られ、前記接続端子
が接続可能なフレキシブルバスバーであることを特徴と
するジャンクションブロック。よって、技術的思想
(4)によれば、縦バスバーの配索が容易になる。
発明によれば、ジャンクションブロックを大型化するこ
となく、ジョイント端子を配設することができる。
ト端子を確実に配設できる。請求項3に記載の発明によ
れば、端子収容部を設けた場合でも、縦バスバー用コネ
クタを着脱するときの作業性を維持できる。
ションブロックからの異音の発生を防止できる。その
上、ジョイント端子と縦バスバーとの導通を安定させる
ことができる。
の全体斜視図。
接続状態を示す全体斜視図。
概略図。
の要部断面図。
4…第2ケースとしてのロアケース、15…第1ケース
としてのアッパーケース、16…縦バスバー、17…縦
バスバー用コネクタ挿入口、18…縦バスバー用コネク
タ、61…端子収容部、62…端子収容溝、71…ジョ
イント端子、72…基端部。
Claims (4)
- 【請求項1】第1ケース及び第2ケースからなる本体ケ
ース内に、前記両ケースの底面に対し平行に配置される
平バスバーと、前記両ケースの底面に対し垂直にかつ互
いに平行に配置される縦バスバー群とを収容するととも
に、前記本体ケースに、前記縦バスバーに接続される縦
バスバー用コネクタが着脱可能な縦バスバー用コネクタ
挿入口を複数箇所に設けたジャンクションブロックであ
って、 端子収容部を、前記第1ケース上にて並設された前記縦
バスバー用コネクタ挿入口の間のスペースに配設すると
ともに、前記第2ケース上にて並設された前記縦バスバ
ー用コネクタ挿入口の間のスペースに配設し、前記端子
収容部に選択的に収容されるジョイント端子を前記縦バ
スバー群の延びる方向と交差する方向に沿って配設する
ことにより、複数の前記縦バスバーを連結したことを特
徴とするジャンクションブロック。 - 【請求項2】前記第1ケースに設けられた複数の前記縦
バスバー用コネクタ挿入口と、前記第2ケースに設けら
れた複数の前記縦バスバー用コネクタ挿入口とを、前記
縦バスバーが延びる方向に互いにずらして配設したこと
を特徴とする請求項1に記載のジャンクションブロッ
ク。 - 【請求項3】前記本体ケースの外側面から前記端子収容
部が突出する量を、前記本体ケースの外側面から前記コ
ネクタ挿入口が突出する量よりも小さくなるように設定
したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
ジャンクションブロック。 - 【請求項4】前記端子収容部に前記ジョイント端子の基
端部が収容される端子収容溝を設けるとともに、前記端
子収容溝の開口端面を前記縦バスバーの端縁に当接させ
たことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項
に記載のジャンクションブロック。
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JP2001234691A JP3888098B2 (ja) | 2001-08-02 | 2001-08-02 | ジャンクションブロック |
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JP3888098B2 JP3888098B2 (ja) | 2007-02-28 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007265699A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Fujikura Ltd | ジョイントコネクタ |
-
2001
- 2001-08-02 JP JP2001234691A patent/JP3888098B2/ja not_active Expired - Fee Related
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