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JP2002537967A - 有機材料の非強制処理用処理タンクおよびその方法 - Google Patents

有機材料の非強制処理用処理タンクおよびその方法

Info

Publication number
JP2002537967A
JP2002537967A JP2000602182A JP2000602182A JP2002537967A JP 2002537967 A JP2002537967 A JP 2002537967A JP 2000602182 A JP2000602182 A JP 2000602182A JP 2000602182 A JP2000602182 A JP 2000602182A JP 2002537967 A JP2002537967 A JP 2002537967A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
lid
processing
inner tank
treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000602182A
Other languages
English (en)
Inventor
ミカル ミカルセン、
ホーコン ビェルネイ、
Original Assignee
ミカルセン、 カーレ、 ミカル
エルスタヴィク、 アルネ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ミカルセン、 カーレ、 ミカル, エルスタヴィク、 アルネ filed Critical ミカルセン、 カーレ、 ミカル
Publication of JP2002537967A publication Critical patent/JP2002537967A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D11/00Solvent extraction
    • B01D11/02Solvent extraction of solids
    • B01D11/0269Solid material in other moving receptacles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F27/00Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders
    • B01F27/80Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders with stirrers rotating about a substantially vertical axis
    • B01F27/94Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders with stirrers rotating about a substantially vertical axis with rotary cylinders or cones
    • B01F27/941Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders with stirrers rotating about a substantially vertical axis with rotary cylinders or cones being hollow, perforated or having special stirring elements thereon

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Extraction Or Liquid Replacement (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
  • Fertilizers (AREA)
  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 処理タンクは、外側タンクにベアリングによって実質的に鉛直な回転軸で回転可能に支持され、孔を設けた壁領域を有する内側タンクを備えた二重タンクである。内側タンクの穴の開いた領域には格子が設けられており、内側および外側タンクの間の空間にはショベルが傾いて配置されている。ショベルは、内側タンクの回転中、タンク内の流体の攪拌を行う。さらに、蓋は、内側タンクの上部で上下動するように構成されている。この蓋もまた、格子が設けられているのが好ましい。本発明は、また、本発明による処理タンクを使った魚の廃棄物、かにの殻、オキアミまたは植物材料のような有機材料を処理するための方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有機材料の穏やかな処理、特に魚の廃棄物、かに、オキアミ、また
は植物材料などのような有機材料の処理を行うための処理タンクに関する。さら
に、本発明は、有機材料の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
魚処理工場などのような処理環境においては、最大限の生産量でさらに非常に
清潔に実現するように、原材料を効率的にかつ穏やかに処理する必要がある。 しかし、例えば固定攪拌器などからなる通常の攪拌組立体を使用した場合、回
収するべき材料の一部も粉砕され、処理水とともに失われてしまう。さらに、抽
出液が残留物からの粒子によって汚染される可能性がある。さらに、抽出液の一
部が残留物中に残存し、理論的な生産量と比較して損失があるというもう一つの
問題点がある。
【0003】 このような処理タンクの実際の適用例は、例えば、魚処理工場における廃棄物
の除去、トロール漁船上でのオキアミの処理など、数多く存在する。別の分野に
おける適用例としては、植物材料からの精油の抽出などがある。
【0004】 よって、本発明の目的は、上記のような問題点を解決もしくはかなり軽減でき
るとともに有機材料の効率的かつ穏やかな処理を容易に行い、製品の質を損なう
ことなく従来の抽出可能な量より多く抽出材料を生産できる、新規な改良された
処理タンクを提供することにある。 本発明のもう一つの目的は、自動制御などのような変更が可能となることで、
処理の全体的な経済性が高くなる産業活動に大変よく適合された処理タンクを提
供することにある。
【0005】
【問題を解決するための手段】 これら、そして他の目的は、その内容物を穏やかに処理するための処理タンク
によって実現される。特に、攪拌のための手段を含む有機材料の処理を意図して
いて、処理タンクは、外側タンクにベアリングによって実質的に鉛直な回転軸で
回転可能に支持され、孔を設けた壁領域を有する内側タンクを備えた二重タンク
であり、内側タンクの孔を設けた領域に格子が設けてあり、内側タンクと外側タ
ンクの間の空間にはショベルが傾斜して設けてあり、そのショベルは、内側タン
クの回転中にタンク内の流体を攪拌する役割を果たし、内側タンクの上部には上
下するように配置した蓋が設けられていて、その蓋にも格子が設けてあることを
特徴とする。
【0006】 また、本発明は、材料を制御された量の処理液とともに処理タンクに投入して
その材料を周知の条件下で処理することにより、材料を穏やかに攪拌するのが好
ましいとされる魚の廃棄物、かにの殻、オキアミまたは植物材料などのような有
機材料を処理する方法に関し、孔を設けた格子状の壁領域を有し、ベアリングに
よって外側タンクにおおむね垂直な回転軸で回転可能に支持された内側タンクを
備えた二重処理タンクを使用する工程と; 網目寸法が固体材料がすべて内側タンクに残るような大きさとなる格子を選択
する工程と; 温度やpHのような処理変数を関連する処理の性質によって制御する工程と; 内側タンクを外側タンクに対して回転させ、内側タンクと外側タンクとの間の
ショベルが材料を穏やかに攪拌しやすくすることによって処理液を攪拌する工程
と; タンクから処理液を排出する前または排出中に内側タンク上の蓋を上下する手
段によって処理の最後に個体材料を圧縮する工程とを含むことを特徴する。
【0007】 本発明の好ましい実施形態と方法については、従属クレームで開示している。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明を説明する。図1は、本発明による二重タンク1
を示していて、外側タンクの固定壁2と、内側タンクの孔を設けた壁3と、鉛直
軸R−Rを中心とした両タンクの共通ベアリング4,5とを有する。外側タンク
は、蓋6を有し、内側タンクは好ましくは孔の開いた蓋7を有し、蓋7は、スプ
ライン軸15を中心としてタンクに対して下方に移動できるように配置されてい
る。蓋6、7は、ともにカベル(cavelles)30によって強化されている。タン
クの下には、ボールプラグ弁8が示されていて、これによって材料がタンクの中
に投入されて処理され、またそれによって処理後に残留物が除去される。
【0009】 内側壁3と外側壁2の間には、ショベル9が示されていて、その一部は、外側
壁2の内側に取り付けられていて、一部は内側壁3の外側に取り付けられていて
、内側タンクが回転すると、これらが協働してタンク内の流体を攪拌する。羽根
車10が内側タンクの下に示されているが、その寸法と形状によってタンクの内
容物の攪拌の仕方が変わる。適用例によっては、図1の参照番号11で示すかき
取りショベルを備えていてもよい。タンクの上部に水を汲み上げるための供給導
管12が示されていて、同様に、タンクの底に例えば窒素(N2)を供給するた
めの導管13が示されている。さらに、図1には、タンクの底部に位置する抽出
液の排出用の絞り弁14が示されている。
【0010】 図2aおよび2bは、内側タンクを示していて、内側壁3、回転軸R−R、蓋
7、ショベル9(内側タンクの外側に固定されているもの)、内側タンクの支持
構造体17の羽根車10、さらには、タンク壁の開放領域における格子18など
、詳細部分に関しては、図1にも示されている。蓋7が上下移動する際にそれを
誘導するための螺旋形状の溝19も示している。この誘導溝19は、タンク壁3
の内側に配置されている。誘導溝19は、蓋7の“ねじ山”のような機能を果た
す。タンクの上部には、ほとんどの間、水密かつ気密な蓋によって密閉されてい
るマンホールを有する。点線Lt、Lbは、蓋7の最上部および最下部を示してい
る。図2bには、蓋の上下動中に誘導溝19と協働するように構成されたキャス
タ23を示している。
【0011】 図3は、格子で覆われた穴の開いた領域20を有する蓋7と、分配管21と、
洗浄液を噴出管24まで、特殊な装置によって供給管12(図1)を介して供給
するゴムホース22(図面では4本示す)を示している。図3の左側の矢印は、
通常の操作の回転方向を示す。また、図は、分配管21の支線も示していて、分
配管21が耐薬品性ゴム管22などに接続されている軸からキャリア・アーム2
5に沿って延在していて、分配管は、供給管21から蓋の円周に沿って噴出管2
4まで延在している。これら(ゴムホース)は、蓋が下降する際に回転と比例し
て下方向に移動するだけなので特に厳しい磨耗を受けることはない。
【0012】 格子18は、処理する材料の種類によって所望の網目の寸法を有するものと交
換することができる。タンク内の攪拌は、内側タンクの回転によって行われるた
め、外側タンクと内側タンクとの間の攪拌はショベル9によって行われるが、任
意選択的に、内側タンクの底部の羽根車10によって行われる。本発明の好まし
い実施形態では、内側タンクの底部の羽根車10は、液体をタンクの中央から外
側に向かって壁まで押し出すことができるように設計されていて、一方、内側お
よび外側タンクの間のショベルは、液体を二つの壁の間の領域で上方向に持ち上
げるように設計されている。全体的な効果は、タンクの中央の液体が全体的に下
方向への移動及び、効果的であるが穏やかな攪拌である。羽根車10は、図に示
すように内側タンクの内側に設けても、また、内側タンクの外側、あるいは一部
を内側タンクの内側、一部を内側タンクの外側に設けてもよい。
【0013】 液体を最大限移動させることができるようにするためには、内側タンクの十分
な(substantial)領域に穴を開け、格子で覆うことと、支持構造体のみがタン
クに強度と剛性を提供するのに十分であることがよい。よって、内側タンクの蓋
7に孔を開け、格子18を設けるのが好ましい。内側の蓋は、内側タンクの中を
降下できるように配置されている。中央ブシュ29(図2b)をスプライン軸1
5などの上に設け、例えば油圧ブレーキ装置によってスプライン軸15を内側タ
ンクの回転に対して遅延させることにより降下させるのがもっとも簡単な方法で
ある。内側タンクの内側壁上の外側誘導溝19により、蓋は、運転中、常にタン
クに対して水平位置に保持される。汎用性を最大限に広げるためには、蓋7に、
蓋が上下動するときに誘導溝19に沿って転動する、ある種のキャスタ23を設
けるとよい。これらの誘導溝19は、好ましい実施形態では、蓋7は、内側タン
クが最上部から底部まで移動する際に半回転するように構成されている。誘導溝
の上昇角度は27度を超えてはならない。
【0014】 図3に示すように、噴出管24を蓋7の内側に設けるのもまた好ましく、その
噴出管は、一連のノズル開口を備えている。この配置の目的は、蓋7が降下する
間に内側タンクの壁を洗浄もしくはシャワーによって残留物すべてを内側タンク
の底部に集め、格子18もしくは誘導溝19に付着した残りの固体材料によって
内側タンクの降下が阻止されないようにする。また、これにより、残りの固体物
質が、蓋7が下がったときに蓋7の上部に残らないように防ぐことができる。液
体の供給は中央の軸の穴を通って最も便利に実施される。すすぎ液は通常ポンプ
によって処理タンクから取り入れる。
【0015】 蓋7を降下させる機能の最も重要な目的は、抽出液の排出の前にタンク内の原
材料/残留物の圧縮を制御しやすくし、抽出液の残留をできるだけ少量に抑える
ことである。これにより、残留物が抽出液とともに流したい材料の一部をブロッ
クするフィルタのような役割をすることを防ぐことができる。材料をしっかりと
保持することにより、タンクも安定し、回転速度を上げることができ、残留物の
遠心分離を改善することができるようになる。
【0016】 内側タンクを取り付けるもっとも実用的な方法は、キャリア・アーム25によ
って上側端部に取り付け、キャリア・アーム25をピニオン軸に接続する。蓋7
は、いわゆるスプラインブシュ29によってスプライン軸15に取り付けること
ができる。外側の蓋は、カベル30で補強されていて、好ましくはボルトにより
、水密及び気密状態で外側タンクに取り付けられている。
【0017】 本発明のもう一つの好ましい実施形態によると、かき取りショベル11が内側
タンクの中心の、好ましくはかき取りショベル11用に前記軸27を受容する寸
法の中心孔を設けたスプライン軸15の中心を通る軸27に取り付けられている
。かき取りショベルの機能は、タンクの底部中心の入口/出口開口8から材料を
取り除くことである。かき取りショベルは、必要なときのみ作動されるため、自
動制御は必要ない。
【0018】 一般的処理の開始時には、原材料をボールプラグ弁8を介して内側タンクに投
入する。抽出液の出口は原材料の入口開口に近接して位置し、絞り弁の形式にし
てもよい。これは、別のタンクに投入されてさらに処理される。
【0019】 固形材料のタンクを空にするもっとも簡単な方法は、タンクを液体で充填し、
蓋を上位に維持しながらタンクを通常の動作と反対の方向に回転させることであ
る。
【0020】 タンクにガスを供給するようにしても便利である。最も一般的には原材料の酸
化を防ぐために不活性ガスを加えるが、添加物のような特別な目的のためのガス
も加えることも所望により可能である。この目的のため、そして必要に応じて一
つもしくはそれ以上のガス供給装置を設けてもよい。
【0021】 下側ベアリングの下部には排出部が設けられていて、メンテナンスまたは交換
の前にベアリングの液体の排出をすることができる。ベアリングでは、タンクの
長期にわたる停止時間中または抽出液の交換の前にも液体に排出を行ってもよい
【0022】 回転軸R−Rの配置に関し、原則的に完全に垂直な配置からある程度の変位は
可能であるが、内側タンクが高速で回転する際にタンクやそのベアリングにかか
る歪みに関しては不利となる。
【0023】 タンクの回転速度は広い制限内で変化させることが可能であるが、通常絶対速
度が一般的処理ではタンクの外周で0.5−1m/sの範囲内となるように設定
する。処理が完了した後、残留物を遠心分離し、処理液をできるだけ多く取り除
く。遠心分離中、円周部の絶対速度は通常3.5−6m/sとする。
【0024】 本発明による処理タンクは、通常、処理変数、主に温度と液体レベルを制御す
るための周知の装置を多数含んでいる。これら装置には、全く単純な電気ヒータ
、熱交換機および/またはタンクに上記を加えるためのパイプ装置などがある。
典型的な適用例としては、底部の円錐形部分の実質的全体を入口32とともに覆
う蒸気ループ31は、円錐形部分のすぐ上の外側タンクの下部に配置されている
。濃縮物の出口は、タンクの底弁の近傍に配置されている。ループ32全体は、
円錐形の底部から例えば10cmの垂直距離となるように配置されていて、蒸気
ループと抽出液との間が確実に接触するように構成されている。また、タンク全
体の周りにスチームジャケットを設けて加熱することも可能である。エネルギー
を最適に利用するため、蒸気ループからの濃縮物によって抽出液の加熱を補助す
る外部熱交換器を介して循環させてもよく、また、抽出液をタンクに供給する際
に類似した装置で予め加熱してもよい。
【0025】 内側タンクの構造をさらに補強して、蓋7が降下する際に材料をさらに圧縮で
きるようにしてもよい。
【0026】 タンクの寸法は、広い範囲内で変更してもよく、実際には、実際の適用におけ
る必要性によってのみ制限される。
【0027】 次に、タンクの使用例を説明する。例1 魚の廃棄物のエンシレージ(ensilage) 魚処理工場からの魚の廃棄物からなる原材料を本発明によるタンクの中に投入
し、内側タンクは回転するように設定する。原材料は、タンクの底の中央8から
内側の穴の開いたタンクの中に入る。処理水と血液が、タンクの中の原材料から
分離され、出口14から外にくみ出される。タンクを適宜充填したら、外側タン
ク上のショベル9に続く穴の開いた供給管26を介して水と酸を加えて所望の濃
度とする。よって酸は上部から底部まで均等に分配される。タンクは適当な温度
まで加熱され、エンシレージを生成する。処理中、蓋7は、必要に応じて、また
は所望に応じて降下することができる。エンシレージの生成を完了した後、蓋7
を降下させ、一方、内側タンクの壁3を、管24の開口を通じて洗浄し、その後
、エンシレージを出口14からタンク内に液体がなくなるまで汲み出す。その後
、回転速度を上げ、残りの材料を遠心分離させてエンシレージとする。その後残
った材料を汲み出す場合には、内側タンクの回転方向を逆にして蓋7をその最上
位置まで上昇させる。すると、適当な量の水分がタンクの中に送られ、残りの材
料が弁8を介して汲み出されて、その後の処理または処分がなされる。
【0028】例2 かに/海老の殻 殻は、弁8を介してタンクに投入される前に粉砕機で粉砕する。内側タンクが
一杯になったら、水を加え、所望の温度まで加熱する。適当な酵素を添加しても
よい。酸のような液体の添加物や主成分を外側タンクのショベル9に沿った供給
管26を介して追加し、所望の濃度にする。所望通りに酵素の作用が働いたら、
蓋7を降下させ、その結果得られた液体を外側タンクの出口14から外へ汲み出
し、殻は遠心分離にかけられて残りの液体をできる限り取り除く。液体は、その
後、さらに処理され、例えば風味料となる。例1で説明した内容と同じく、蓋を
降下させている間に内側タンクの壁3をすすぐのが好ましい。
【0029】 蓋を最上位まで上昇させ、水をタンクに充填する。充填したら、所望の温度ま
で過熱し、酸を所望の濃度まで追加する。殻は、脱塩され、その後、脱塩の進行
とともに酸の追加が加わる制御された条件のもと、キチンとなる。脱塩が完了す
ると、蓋7を降下させ、同時に内側タンクの壁3を洗浄し、タンクから、外側タ
ンクの出口14を介して液体を排出する。次に、残留材料を遠心分離する。その
後、蓋を再びその最上部まで持ち上げ、水を加えて殻を洗浄する。蓋を再び下げ
、すすぎ水を外側タンクの出口14から外に汲み出す。キチンを最終的に汲み出
したら、この処理は、例1で説明したように取り扱う。すなわちタンクに水を充
填して、内側タンクを弁8を開いた状態で逆回転させてキチンを排出する。
【0030】例3 精油を抽出するための植物材料 関連する植物/ハーブをタンクの中に汲み出し可能な懸濁液の形態で弁8または
マンホール20から導入する。所望の抽出液を加える。タンクを所望の抽出温度
に加熱する。抽出中、必要または所望があれば蓋7を降下させることができる。
抽出を行ったら、蓋7を降下させ、抽出液を出口14から汲み出す。新たに抽出
する前、あるいは弁8を介した材料の排出の前に、残留材料を遠心分離し、圧縮
する。
【0031】例4 オキアミ この例では、タンクをオキアミトロール漁船上に設置すると便利である。オキ
アミを捕獲したら、オキアミ肉を通常の方法で搾り出す。オキアミの廃棄物は、
その後、弁8からタンクの中に投入され、内側タンクが一杯になったら、タンク
に好ましくは海水を充填する。液体を所望の温度に加熱する。ここで殻の自己分
解が行われる。自己分解が完了すると、すべてのたんぱく質が溶解する。次に、
蓋7が降下し、殻を圧縮して、同時に内側タンクの壁3を洗浄し、その後、たん
ぱく質を豊富に含むとともに油分を含む液体を出口14から汲み出し、その後、
場合によっては処理する。タンクに残った殻を遠心分離し、たんぱく質を豊富に
含む油性液をできるだけ多く取り除く。その後、タンクを好ましくは真水で充填
し、殻を洗浄して汲み出す手順を繰り返す。タンクからすすぎ水を排出し、殻を
遠心分離したら、タンクを再び真水で充填し、前の例のように所望の濃度まで酸
を加え、殻を脱塩する。タンクを所望の温度まで加熱し、酸の濃度と温度を全脱
塩工程中、一定に保つ。通常1時間から4時間後、この工程が完了したら、蓋7
を降下させ、殻/キチンを圧縮し、ミネラルを豊富に含む液体を外側タンクの出
口14から汲み出す。タンクの液体を完全に排出したら、回転方向を逆にして、
蓋をその最上部まで上昇し、水をタンクに充填してキチンを洗浄する。キチンを
洗浄し、圧縮してすすぎ水を出口14から汲み出す。すべての(遊離)すすぎ水
を取り除いたら、キチンを遠心分離し、残りの水分を取り除く。 最後にタンクに水を充填し、蓋を最上部まで上昇させる。回転方向を逆にして
、キチンを内側タンクの入口/出口8を介して汲み出す。
【0032】 上記の例は、単に処理タンクの使用例を示したに過ぎない。本発明の範囲は、
添付の請求の範囲によってのみ限定されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 断面以外に位置する詳細部分を点線で示す、本発明によるタンクの
実施形態の縦断面図である。
【図2a】 格子と支持構造を示す、図1に示すタンクの内側タンクの側面図
である。
【図2b】 格子と支持構造体を省略することにより他の詳細部分を強調した
、図1に示すタンクの内側タンクの側面図である。
【図3】 内側タンクの蓋を上から見た図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D004 AA04 CA03 CA13 CA15 CA34 CA40 CB08 CB09 CB15 CB21 CB26 CB31 CB50 CC03 CC12 DA02 DA06 DA20 4D056 AB12 AB14 AC22 BA04 CA07 CA11 CA13 CA18 CA22 CA28 CA33 CA36 CA39 CA40 DA01 DA10 4G078 AA13 AB09 BA05 CA03 DA30 EA10

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その内容物の穏やかな処理、特に有機材料の処理を行うため
    の攪拌手段を含む処理タンクであって、該処理タンクは外側タンクにベアリング
    によって実質的に鉛直な回転軸(R−R)で回転可能に支持され、孔を設けた壁
    領域を有する内側タンク(3)を備えた二重タンクであり、前記内側タンク(3
    )の孔を設けた領域に格子(18)が設けてあり、前記内側タンクと前記外側タ
    ンクの間の空間にはショベル(9)が傾斜して設けてあり、前記ショベルは、前
    記内側タンクの回転中に前記二重タンク内の流体を攪拌する役割を果たし、前記
    内側タンクの上部には上下するように配置した蓋(7)が設けられていて、前記
    蓋にも格子が設けてあることを特徴とする、前記処理タンク。
  2. 【請求項2】 前記内側タンク(3)が前記外側タンクの蓋(6)の中で上
    側ベアリング(5)によって回転可能に支持されていることと、下側ベアリング
    (4)は、主に前記内側タンクのガイドとして機能することとを特徴とする、請
    求項1に記載の処理タンク。
  3. 【請求項3】 原材料の入口と固体の除去が下側ベアリングと同心に配置さ
    れた弁(8)と連通する導管を介して行われることを特徴とする、請求項1に記
    載の処理タンク。
  4. 【請求項4】 内側および外側壁(3,2)の間の前記ショベル(9)のう
    ちの一部が前記外側壁(2)の内部に固定して配置された固定ショベルであり、
    残りは、前記内側壁(3)の外側に取り付けたショベルであり、前記内側タンク
    とともに回転することを特徴とする、請求項1に記載の処理タンク。
  5. 【請求項5】 前記内側タンクの前記蓋(7)は、スプライン軸(15)な
    どの上のブシュ(29)によって支持されていて、前記スプライン軸は前記二重
    タンクと同心に配置されていて、前記蓋(7)は、前記スプライン軸(15)の
    制動機構によって下降可能に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載
    の処理タンク。
  6. 【請求項6】 ノズル管(24)が前記蓋(7)の周囲に沿って取り付けら
    れていて、前記ノズル管は、前記内側タンクの前記壁(3)を特に、前記蓋(7
    )の下降と連動して洗浄するようにしたことを特徴とする、請求項1に記載の処
    理タンク。
  7. 【請求項7】 前記内側タンクの底に位置する羽根車(10)は、前記内側
    タンクの中心から抽出液を前記内側タンク(3)の壁から外側に移動させ、液体
    が格子(18)を通過して内側(3)および外側(2)壁の間のショベル(9)
    まで通過するようなっていることを特徴とする、請求項1に記載の処理タンク。
  8. 【請求項8】 前記蓋(7)用の軸(15)に孔が設けてあり、前記孔を介
    してパッキングの際に降下させることができるかき取りショベル(11)の軸を
    配置し、弁(8)と連通する入口/出口を覆う材料をかき取るようしたことを特
    徴とする、請求項1に記載の処理タンク。
  9. 【請求項9】 誘導溝(19)が前記内側タンク(3)の内側に配置されて
    いて、前記蓋(7)の上の溝またはキャスタ(23)と協働し、前記蓋の上下動
    を誘導し、前記蓋のねじ山として機能することを特徴とする、請求項1に記載の
    処理タンク。
  10. 【請求項10】 孔の開いた管(26)が前記外側タンク(2)上の一つも
    しくはそれ以上の前記ショベル(9)の全長に沿って配置され、所望の薬品を供
    給することを特徴とする、請求項1に記載の処理タンク。
  11. 【請求項11】 材料を制御された量の処理液とともに処理タンクの中に導
    入し、前記材料に対し、周知の条件下で処理することにより、前記材料を穏やか
    に攪拌することが好ましいとされる魚の廃棄物、かにの殻、オキアミ、または植
    物材料のような有機材料を処理するための方法であって; 孔を設けた格子状の壁領域を有し、ベアリングによって外側タンクにおおむね
    垂直な回転軸で回転可能に支持された内側タンクを備えた二重処理タンクを使用
    する工程と; 網目寸法が固体材料がすべて内側タンクに残るような大きさとなる格子を選択
    する工程と; 温度やpHのような処理変数を関連する処理の性質によって制御する工程と; 内側タンクを外側タンクに対して回転させ、前記内側タンクと前記外側タンク
    との間のショベルが材料を穏やかに攪拌しやすくすることによって処理液を攪拌
    する工程と; 前記処理タンクから処理液を排出する前または排出中に内側タンク上の蓋を上
    下する手段によって処理の最後に固体材料を圧縮する工程とを含むことを特徴す
    る、前記最初に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記内側タンクが回転し、前記蓋が最上位にあるときに、
    材料の充填が底弁と前記処理タンクの軸と同心に位置する充填管を介して前記処
    理タンクの底部で行われることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記処理液が抽出液であることを特徴とする、請求項11
    に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記内側タンクの壁を処理期間全体またはその一部の間に
    可動な前記蓋の下側に配置されたノズルを介して水ですすぐことを特徴とする、
    請求項11に記載の方法。
  15. 【請求項15】 処理完了後、残留物が遠心分離および/または圧縮される
    ことを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  16. 【請求項16】 処理中に前記内側タンクの前記蓋が一定の間隔で上下動す
    ることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記処理タンク内の前記固体材料が空になったときに前記
    内側タンクの回転方向が逆となることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記内側タンクと連通していない前記外側タンクの底部の
    もう一つの出口から液体が排水されることを特徴とする、請求項11に記載の方
    法。
  19. 【請求項19】 前記固体材料が水などのような搬送液とともにタンク内に
    汲み出されることと、前記搬送液は固体をタンク内に搬送している間循環可能で
    あることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記内側タンクの前記蓋に沿ってノズル管に供給されたす
    すぎ液が前記処理タンクから取り出されることを特徴とする、請求項11に記載
    の方法。
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