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JP2002533663A - 質量流量を測定する方法およびセンサ - Google Patents

質量流量を測定する方法およびセンサ

Info

Publication number
JP2002533663A
JP2002533663A JP2000589907A JP2000589907A JP2002533663A JP 2002533663 A JP2002533663 A JP 2002533663A JP 2000589907 A JP2000589907 A JP 2000589907A JP 2000589907 A JP2000589907 A JP 2000589907A JP 2002533663 A JP2002533663 A JP 2002533663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
temperature
pulse
length
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000589907A
Other languages
English (en)
Inventor
マイヤー、フェーリクス
レヒナー、モーリッツ
Original Assignee
ゼンジリオン アクチエンゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ゼンジリオン アクチエンゲゼルシャフト filed Critical ゼンジリオン アクチエンゲゼルシャフト
Publication of JP2002533663A publication Critical patent/JP2002533663A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/68Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using thermal effects
    • G01F1/696Circuits therefor, e.g. constant-current flow meters
    • G01F1/698Feedback or rebalancing circuits, e.g. self heated constant temperature flowmeters
    • G01F1/6986Feedback or rebalancing circuits, e.g. self heated constant temperature flowmeters with pulsed heating, e.g. dynamic methods

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 加熱素子4 は液体またはガスの質量流量を測定するために2つの温度センサ5 、6 間に配置される。質量流量は温度センサ5 、6 の温度差から決定される。加熱素子4 は装置の電力消費を減少するためにパルスにより動作される。監視回路12はさらに電力消費を減少する。実際の測定部分11は温度センサ5 、6 の信号がしきい値状態を満たすとき前記監視回路12によってのみオンに切換えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は独立クレームにしたがったガスまたは液体の質量流量を測定する方法
およびセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
このタイプの装置は、文献(“Scaling of Thermal CMOS Gas Flow Microsens
ors : Experiment and Simulation ”、F. Mayer、IEEE Micro Electro Mechani
cal Systems (IEEE、1996年)、116ff 頁)または文献(Single-Chip CMOS Ane
momenter、F. Mayer、IEEE International Electron Devices Meeting (IEDM、
1997年)、895ff 頁)に記載されている。これらはガスまたは流体の質量流量を
決定するために使用される。これらは2つの温度センサ間に配置されている加熱
素子を含んでいる。2つの温度センサの温度差は質量流量の指示を与える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなセンサは電力消費が比較的大きい。それ故、正確性を犠牲にするが
、加熱素子を通る電流を出来る限り低く維持しようとする。
【0004】 米国特許第4 651 564 号明細書は加熱素子がパルス方法で動作されるセンサ
について説明し、パルスはパルス間の休止期間と同じ長さである。このパルス動
作は測定の正確性を増加する。しかしながら、電力消費の減少はこの明細書記載
の発明の目的ではない。
【0005】 EP-A-698 786号明細書は異なる加熱電流により動作される加熱素子を具備す
る装置について記載している。加熱素子は同時に温度センサとして使用される。
異なる加熱電流における測定は測定される流動を決定するために必要とされる。
【0006】 それ故、低い電力消費で動作する最初に説明したタイプのセンサおよび方法
をそれぞれ与えることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的は独立クレームの構成により達成される。
【0008】 本発明によれば、加熱素子はそれ故、サイクルで動作され、ここで第1の短
いサイクル相では第2の長いサイクル相よりも多量の加熱が発生する。したがっ
て、例えば第2のサイクル相でスイッチはオフの状態のままであるか、低い電力
で動作されることができる。
【0009】 このパルス動作により、電力消費は実質上減少されることができる。質量流
量を決定するため2つのセンサ信号を処理することによって、これは依然として
可能である。好ましくは加熱素子のパルス長またはスイッチオン時間は、熱平衡
に到達され、質量流量が実質上通常の方法で決定されることができるようにこの
目的に対して選択される。
【0010】 好ましい実施形態では、センサには監視回路が設けられ、これは周期的に温
度信号をチェックする。これらの温度信号が所定のしきい値状態を満たすと直ち
に測定回路は動作状態にされ、これは質量流量を正確に決定する。この方法で、
必要な電力はさらに減少されることができる。
【0011】 好ましくは、異なる動作モードが与えられる。電力消費が減少した第1のモ
ードでは、非常に短い加熱パルスだけが発生され、一方第2の加熱モードのパル
スはそれより長い。これは必要ならば、電力消費が減少した動作モードを使用す
ることを可能にする。正確度が減少した測定だけがこの動作モードで可能である
が、これは多くの応用に対して十分である。増加した電力消費の動作モードは高
い正確度の測定が必要である場合のみ使用される。
【0012】 好ましくは、加熱パルスは連続的な加熱パルス間の距離の少なくとも5倍、
好ましくは10倍である。
【0013】
【発明の実施の形態】
さらに本発明の別の実施形態、利点、応用は請求項2以下および、図面を参照
する以下の説明から明白になる。 本発明にしたがった流量センサの好ましい実施形態では、図1で示されている
ようなセンサ装置が使用される。この装置は文献(“Scaling of Thermal CMOS
Gas Flow Microsensors : Experiment and Simulation ”、F. Mayer、IEEE Mic
ro Electro Mechanical Systems (IEEE、1996年)、116ff 頁)に詳細に記載さ
れている。
【0014】 これは開口または凹部2がエッチングされているシリコンの単結晶1に整列
される。開口または凹部2は誘電体から作られた薄膜3により被覆される。抵抗
性の加熱素子4は薄膜3に配置される。2つの熱電対5、6は加熱素子4に関し
て対称的に整列され、温度センサとして作用する。熱電対5、6と加熱素子4は
測定される媒体が最初に第1の熱電対5を通過し、その後加熱素子4を、そして
最後に第2の熱電対6を通過する流れの方向7になる方法で整列されている。
【0015】 前述の文献で説明されているように、測定される媒体の質量流量は図1にし
たがった装置により決定されることができる。この目的で、熱電対5、6の温度
差が測定され、これは流量速度と、媒体の密度および圧力に依存する。適切な較
正テーブルにより、質量流量は温度差から計算されることができる。
【0016】 質量流量を測定するため、図2で示されているような回路が使用されること
ができる。これは加熱素子4と熱電対5、6とを有する実際のセンサセクション
10と、センサセクション10からの信号を処理し質量流量を計算する測定セクショ
ン11と、以下さらにその目的を説明する随意選択的な監視回路12と、加熱素子4
の駆動装置13とを具備する。
【0017】 測定セクション11は正確な増幅器15を具備し、これは熱電対5、6の温度信
号の差を増幅する。このようにして増幅された差信号はアナログデジタル変換器
16を経てマイクロプロセッサ17へ与えられる。マイクロプロセッサ17は差信号か
ら質量流量を決定するために較正テーブルを使用する。変換器16が適切な方法で
非線形に動作するならば、マイクロプロセッサの仕事はまた変換器16により実行
されることができる。
【0018】 測定セクション11はさらに測定制御装置18を具備し、これはとりわけ部分15
−17に与えられる電力を制御し、その機能をさらに以下説明する。
【0019】 電力消費を低く維持するため、装置はサイクルおよびパルスで動作される。
これは図3で示されている。
【0020】 マイクロプロセッサ17または測定制御装置18はパルスを駆動装置13へ送信し
、これは加熱素子4に対して例えば40msの長さtpの対応する電流パルスI
を発生する。電流パルス間で、加熱素子4は例えば2秒の長さtrの期間中は加
熱されない(または減少した方法でのみ加熱される)。
【0021】 電流パルスIの長さtpは、熱電対5、6の温度T1、T2が各パルスの終
了時に平衡値T1 maxとT2 maxに到達するように選択される。それ故
、マイクロプロセッサは時間tmにおいて温度差T2 max−T1 maxを
測定することができ、これを通常の方法で処理する。
【0022】 熱電対は抵抗よりもパルス状の温度変化下で少ないドリフトとエージングを
示す傾向があるので、熱電対は抵抗よりも温度パルスの測定に適している。
【0023】 この装置のパルス動作により、加熱素子4の電力消費は顕著に減少されるこ
とができる。それぞれ良好に電力節約するため、パルス長tpは第2のサイクル
長trよりも少なくとも5分の1、好ましくは10分の1よりも小さくするべき
である。
【0024】 さらに電力消費を減少するため、種々の付加的な測定が交互にまたは組合わ
せて使用されることができる。これらを以下説明する。
【0025】 第1の測定は、センサが2つの動作モードを有することからなり、これは測
定制御装置18または監視制御装置22により選択される。第1の動作モードでは、
パルス長tpは例えば10msまで減少され、測定は対応して早期に実行される
。この場合、パルス長は熱平衡に到達するのに十分ではない。しかしながら、僅
かに減少した正確度の測定を行うことが可能である。第2の動作モードでは、例
えば40msの十分なパルス幅tpが使用される。
【0026】 動作モードは自動的に選択されるか(例えば第1の動作モードが通常標準的
に使用され、第2の動作モードは増加した正確度の較正または測定に対してだけ
に与えられる)またはこれらは外部から故意に選択されることができる。
【0027】 電力消費を減少するための第1の測定の重要な利点は、付加的な回路素子を
必要とすることにある。
【0028】 さらに電力消費を減少するために、A/D変換器16の分解能は動作モードに
依存して行われることができる。第1の動作モードでは少量の時間だけが測定に
有効であり、さらに、測定結果は正確度が少ない。それ故、A/D変換器16はこ
の動作モードでは減少された分解能で動作される。これは測定を加速する。さら
に、A/D変換器16の電力消費が減少される。第2の動作モードでは、A/D変
換器は十分な分解能で動作される。
【0029】 電力消費を減少するためのさらなる測定は前述の監視回路12を使用する。こ
れは増幅器20を具備し、その出力信号は比較装置21によって基準電圧Vref と比
較される。監視回路12の機能は監視制御装置22により制御される。監視制御装置
22は測定制御装置18に接続され、測定セクション11をオンとオフに切換えること
ができる。
【0030】 監視制御装置12は2つのモードで装置を動作することを可能にする。第1の
モード(監視モード)では、以下さらに説明するように、監視制御装置22は測定
セクション11を減勢し、監視回路12はセンサの状態を監視する。第2のモード(
測定モード)では、監視制御装置22は測定セクションを付勢し、測定セクション
11は前述したような方法で標準的なパルス測定を実行する。
【0031】 監視モードでは、監視制御装置22は加熱素子の駆動装置13の制御を行い、図
3のように短い加熱パルスを発生し、これは熱電対4、5に対応する温度変化を
生じさせる。対応する温度信号は増幅器20で増幅され、温度差T2max−T1
maxは比較装置21で基準値Vref と比較される。
【0032】 温度差が基準値Vref よりも低い限り、測定される媒体の流速は非常に小さ
く無視されることができることが想定される。正確な測定はこの場合、不必要で
あり、測定セクション11は付勢される必要はない。しかしながら、温度差が基準
値Vref を超えるとすぐに、監視制御装置22は測定セクション11を付勢し、これ
はさらに正確な測定を実行する。
【0033】 監視回路12は大きいアナログ回路を使用してできる限り簡単に設計されるの
に好ましく、それによってその電力消費は減少されることができるが、正確性を
限定する。それ故、測定セクション11は温度差が基準値Vref よりも低い状態で
あっても、監視回路を較正する監視モード中に周期的に付勢される。このような
較正相では、測定セクションは測定された質量流量が所定のしきい値よりも下で
あるか否かをチェックする。イエスであるならば、基準値は補正値により減少さ
れる。ノーであるならば、それに対応して増加される。
【0034】 監視回路12により、複雑な測定セクション11は低い質量流量中にオフに切換
えられている状態であるので、電力消費は減少されることができる。これは質量
流量が長期間にわたって低い測定環境では、特に重要である。
【0035】 質量流量の弱い変化だけが予測される測定環境では、図4で示されているよ
うに監視回路12の別の実施形態が使用されることができる。マイクロプロセッサ
17は基準値Vref に加えて比較値Vprevを発生する。増幅器20の出力値Vout は
比較値Vprevと共に回路25に供給され、これはこれらの2つの値の絶対差Vout
−Vprevを計算する。この絶対値は比較装置21で基準値Vref と比較される。
【0036】 図4の実施形態の動作方法は図2の動作方法と対応するが、2つの温度セン
サの温度差信号が比較値Vprevから所定値だけ偏差を生じるとすぐに、監視制御
装置22が測定セクション11を付勢する点を除く。
【0037】 測定セクション11が1つの値を測定するとき、これは比較値Vprevとして温
度センサの対応する差信号を記憶する。これはその後、消勢される。監視回路12
は比較値からの偏差を測定する。この偏差が基準値Vref を超えるとすぐに、測
定セクション11は再度付勢され、次の測定を実行し、新しい比較値Vprevを発生
する。このようにして測定セクション11は信号が変化するときのみ付勢される。
【0038】 これに加えて、測定セクションはまた監視セクションを較正し、値Vref と
Vprevを更新するためにこの実施形態で周期的に付勢されることができる。
【0039】 図4の実施形態では、比較値Vprevがゼロに等しく設定されるならば、これ
は機能において実質上図2のものに対応している。基本的に、監視回路は図2お
よび4の実施形態に記載されている回路よりも他のまたはさらに別のしきい値状
態に対する温度センサの信号をチェックすることができる。
【0040】 これまで示した実施形態では、監視回路12と測定セクション11はパルス方法
で加熱素子4を動作する。しかしながら、例えば監視回路12だけがパルス動作を
使用し、測定回路11は付勢時間全体にわたって加熱素子をオンの状態にしておく
ことも可能である。さらに低い正確度しか必要としない場合には、監視回路12が
測定回路よりも小さいエネルギの加熱パルスを使用することも可能である。
【0041】 温度センサで熱平衡に到達するまで待機すべきであるならば、図1にしたが
ったセンサ形状の典型的なパルス長tpは15乃至50msの範囲である。しか
しながら、約1msまでの短いパルスを使用することも可能であり、この場合、
平衡温度T1maxとT2maxは例えば外挿法により決定される。
【0042】 電流は2つの加熱パルス間では加熱素子を流れないことが好ましい。しかし
ながら、動作温度にさらに迅速に到達するためにベース電力で連続的に加熱素子
を動作することも考えられる。
【0043】 図2、4の回路素子は部分的または完全に装置のシリコンキャリア1上に集
積されることができる。しかしながら、これらはまた外部コンポーネントとして
構成されることもできる。
【0044】 本発明の適用について本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発
明はそれらに限定されず、特許請求の範囲の技術的範囲内で異なる方法により実
行されることもできることが指摘されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 加熱素子と温度センサの配置の斜視図および中心断面図。
【図2】 本発明にしたがった流量センサの第1の実施形態の簡単化されたブロック図。
【図3】 温度センサからの加熱電流と信号の波形図。
【図4】 本発明にしたがった流量センサの第2の実施形態のブロック図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスまたは液体がそれぞれ第1の温度センサ(5) と、加熱素
    子(4) と、第2の温度センサ(6) とを通って導かれ、質量流量が2つの温度セン
    サ(5,6) の温度信号から決定されるガスまたは液体の質量流量を測定する方法に
    おいて、 加熱エネルギを節約するために、加熱素子はサイクルで動作され、第1のサイ
    クル相では、加熱素子は第2のサイクル相よりも高温度で動作され、第1のサイ
    クル相は第2のサイクル相よりも短い時間であることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 質量流量は2つの温度センサ(5,6) の温度信号の差から決定
    されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 第1のサイクル相(tp)は、熱平衡が温度センサ(5,6) の
    領域に到達されるような長さの時間に少なくとも一時的に選択されることを特徴
    とする請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 温度センサ(5,6) と加熱素子(4) は少なくとも部分的に誘電
    体薄膜(3) 上に配置され、誘電体薄膜(3) は半導体装置(1) の開口または凹部(2
    ) 上に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 2つの異なる動作モードが与えられ、第1の動作モードにお
    いて、第1のサイクル相で、第1の長さの加熱パルスが発生され、第2のサイク
    ル相で、第2の長さの加熱パルスが発生され、第1の長さは第2の長さよりも小
    さく、特に第1の長さは、その第1の長さの端部において温度センサ(5,6) の領
    域では熱平衡に到達できないように小さく設定されていることを特徴とする請求
    項1乃至4のいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 第1のサイクル相は第2のサイクル相の5分の1以下、好ま
    しく10分の1以下であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 順番に流動方向に配置された2つの温度センサ(5,6) と、温
    度センサ(5,6) の間に配置された加熱素子(4) と、両温度センサ(5,6) の温度信
    号から質量流量を決定する測定手段(11,12,13)とを具備し、特に請求項1乃至6
    のいずれか1項記載の方法を実行するためのガスまたは流体の質量流量を決定す
    る質量流量センサにおいて、 測定手段(11,12,13)は加熱パルスを発生するためにパルスのエネルギを加熱素
    子(4) へ供給するパルス制御装置(17,22) を具備し、連続的なパルスの間の距離
    (tr)はパルス自体の長さよりも長いことを特徴とするセンサ。
  8. 【請求項8】 パルス制御装置(17,22) は、少なくとも加熱パルスの一部の
    長さが温度センサ(5,6) が加熱パルスの端部において実質上熱平衡であるような
    長さにされるように構成されていることを特徴とする請求項7記載のセンサ。
  9. 【請求項9】 加熱素子(4) と温度センサ(5,6) は、半導体装置(1) の開口
    または凹部(2) 上に延在する誘電体薄膜(3) 上に少なくとも部分的に配置されて
    いることを特徴とする請求項7または8記載のセンサ。
  10. 【請求項10】 測定手段は監視回路(12)と、監視回路(12)により付勢され
    る測定セクション(11)を具備し、 測定セクション(11)は温度信号に基づいて質量流量を決定するように設計され
    ており、 監視回路(12)は温度信号を周期的に監視し、温度信号が所定のしきい値状態を
    満たすならば測定セクション(11)を付勢するように構成されていることを特徴と
    する請求項7または8記載のセンサ。
  11. 【請求項11】 測定セクション(11)は監視回路(12)を較正するように設計
    されていることを特徴とする請求項10記載のセンサ。
  12. 【請求項12】 パルス制御装置(17,22) は、第1の動作モードにおいて、
    監視回路(12)の動作中に第1加熱パルスを発生し、測定セクション(11)の動作中
    に第2の加熱パルスを発生し、第1の加熱パルスは第2の加熱パルスよりも少な
    いエネルギを有することを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 しきい値状態は所定の比較値(0、Vprev)からの温度信
    号差の偏差から決定されることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項
    記載のセンサ。
  14. 【請求項14】 温度センサ(5,6) は加熱素子の両側に実質上対称的に配置
    されていることを特徴とする請求項7乃至13のいずれか1項記載のセンサ。
  15. 【請求項15】 2つの異なる動作モードを有し、第1の動作モードでは第
    1の長さのパルスが発生され、第2の動作モードでは第2の長さのパルスが発生
    され、第1の長さは第2の長さよりも小さく、第1の長さは、その端部において
    熱平衡は温度センサ(5,6) の領域に到達できないように小さく設定されているこ
    とを特徴とする請求項7乃至13のいずれか1項記載のセンサ。
  16. 【請求項16】 調節可能な分解能を有するデジタルアナログ変換器(16)を
    具備し、分解能は第2の動作モードよりも第1の動作モードで小さく設定されて
    いることを特徴とする請求項15記載のセンサ。
  17. 【請求項17】 温度センサ(5,6) は熱電対であることを特徴とする請求項
    7乃至16のいずれか1項記載のセンサ。
JP2000589907A 1998-12-22 1999-12-08 質量流量を測定する方法およびセンサ Pending JP2002533663A (ja)

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