JP2002526422A - 乳癌の同定、診断、及び治療の方法 - Google Patents
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Abstract
Description
例が存在する。アメリカ合衆国では、8人の婦人に一人が乳癌にかかっていると
結果的に診断されるらしい。数多くの治療が年間を通して開発されているが、そ
れでもなお効果的な治療法はこの疾患を早期検出することに大きく関わっている
。しかしながら婦人の非常に多くが、初期及び悪性の乳房の疾患が関与する症状
をかかえており、乳癌が存在するかどうかを調べるためにさらに診断及び評価を
行う必要がある。そのためさまざまな診断技術が開発されており、その最も一般
的なのは中心部分の生検(core biopsy)及び切除生検というような外科的手法
である。最近では、細針吸引法(fine needle spiration :FNA)の細胞学が開発
されているが、それは外科的手法よりも侵襲性は小さいものの、必ずしも外科的
生検に置き代わるというわけではない。
液を外部で収集して分析を行い、乳癌の危険度とある程度相関させたことは、本
発明にとって特に関心がもたれる。しかしながらこのような体液の収集物は一般
的には乳頭の表面から採集され、乳管構造の全体からの物質を含んでいる。個々
の乳管の状態についての情報は一般的には得られない。個々の乳管についての情
報はカニューレを挿入して内視鏡検査かX線透視検査を行って得ることができる
が、そのような検査は乳頭からの分泌物がある婦人に対してや、研究の目的でお
もに行われており、それぞれ個々の乳管については通常検査されていなかった。
々の乳管内の内視鏡や乳管からの体液収集物は、仲介するマーカーを同定するた
めの重要な診断上の裏づけを保持している。乳管の分泌液、ならびに個々の乳管
から基本的に乳管毎に得られる細胞性及び非細胞性のマーカー材料(例えば、タ
ンパク質、炭水化物、及び他の非細胞性マーカー材料ばかりでなく、上皮細胞や
他の細胞も)を容易に収集できることが重要な価値となろうことは、本発明にと
って特に関心がもたれる。収集したマーカー材料を調べることによって、それぞ
れの乳管における癌及び前癌状態を非常に早い段階で同定することができる。さ
らにその状態を特定の乳管と関連させることによって、治療の効果を高め、患者
への外傷を小さくしようと試みるとともに、治療をその乳管に特異的に指向させ
て行うことができる。
頼性のある堅実な方式で乳管口を同定することは非常に困難であった。しかしな
がらこの問題は、1997年9月16日に出願された同時係属中の米国特許第08/931,78
6号に報告された発明によって解決された。なおその開示全体が参照として本明
細書に組み入れられる。管の口をラベルすることによって、それぞれの乳管につ
いての入口の位置を確認することができる。
功は、各乳管の網状組織の少なくともその領域から、ほとんどの領域から、好ま
しくはすべての領域から細胞材料及び非細胞材料を収集する能力に依存すると思
われる。乳管は非常に複雑であり、入り組んだ三次元の幾何学構造をしており、
網状組織のより離れた部分で徐々に直径が小さくなっている。したがって乳管の
網状組織から表示材料試料を得ることは重要な難題である。
てのみ成功していた。LoveおよびBarsky (1996) The Lancet 348: 997-999にお
いて本発明者らによって報告されたように、乳管に堅いカニューレを挿入し、非
常に少容量(0.2ml〜0.5ml)の塩水を点滴注入した。塩水をキャピラリーチュー
ブにより分割して回収し、細胞の材料を塩水から回収した。しかしながら細胞材
料が乳管の網状組織のほとんどの部分かあるいは全ての部分から回収されたかど
うかは明らかでなかった。このような標本試料を得ることができない限り、信頼
性のある診断は実施できない。この論文は二管カテーテルの開発を目的とするが
、そのようなカテーテルまたはその使用はこの発表には記載されていない。
terminal ductal lobular unit)において、個々の細胞が過剰増殖して乳管が「
乳管過形成」に至ると考えられる第1段階で発生する。その後過形成細胞のいく
つかは、新生物や癌になる異型性の過形成細胞という重大な危険度を伴った異型
性になる可能性がある。最初に癌化した細胞は乳管内に留まっていて、その状態
はインサイチューでの腺管癌(DCIS)であると言われる。しかしながら時間が経
過するとその癌細胞は乳管内の環境から外側に侵襲する能力を持ち、患者にとっ
て致命的になる可能性のある中期段階の危険性を示す。乳癌は、前悪性と悪性の
別個の細胞段階、即ち正常の乳管上皮、異型性の乳管過形成、インサイチューで
の腺管癌(DCIS)、及び最終的に侵襲性の腺管癌を経て進行する。この最初の三
段階は乳管系内で確認でき、従って診断して治療する場合には、最大の治癒可能
性がある。
るには早期診断と効果的な治療形態の両者が必要である。現在では、マンモグラ
フィーが乳癌を検出するために当技術分野で地位を得ている診断ツールである。
しかしながらマンモグラフィーは、大きさが0.1cm〜1cmの範囲内に達した腫瘍を
検出する能力しかないことがよくある。このような腫瘍塊は、この疾患の進行が
開始してから8年から10年という期間で達せられると思われる。このような遅い
段階で乳癌が検出されると、効果的な治療が可能になるには遅すぎることが多い
。
属中の米国特許第08/931,786号、同第09/067,661号、同第09/301,058号、及び同
第60/122,076号に記載されており、それらの開示内容全体は参照として本明細書
に組み入れられている。これらの出願にはともに、乳房の乳頭にある一個または
複数(通常はすべて)の個々の乳管口を同定するため、及び過形成、DCIS、また
は他の異常な状態が個々の乳管の網状組織に存在するかどうかを検出する目的で
その網状組織から細胞材料及び他の材料を収集するための技術が記載されている
。これらの技術は、早くて正確な乳癌及び他の疾患状態の診断を行う際に非常に
役立つと思われるが、それらは一旦診断された状態の抑制及び治療を直接的に行
うものではない。
が当てられており、それには乳房の切除、腫瘍の局所的切除(「腫瘍摘除」)、
放射線照射、及び化学療法が含まれる。これらの技術が非常に有効であることも
多いが、それらは特定の欠点を有している。乳房の切除は癌が局所的に再発する
ことに対して最高の保証をもたらすが、外観を損ない、患者に非常に困難な選択
を迫る。腫瘍摘除は外観を損なうことは少ないが、癌の再発の危険度がより高い
。放射線照射と化学療法は辛く、再発に対して完全に有効ではない。このような
従来の治療法は、非常に早い段階で乳房の前悪性及び悪性の状態を検出するのが
可能になると約束された新規の診断技術の利点の全てを常に得られるわけではな
いと思われる。
は阻害する方法は、参照として本明細書にそのすべての開示内容が組み入れられ
る、1999年9月17日に出願された同時係属中の米国特許第09/313,463号(弁理士
明細書番号第18612-000810号)に提案されている。その出願では、放射線周波数
及び他の形態のエネルギーが過形成増殖を阻害するために乳管の並んでいる部分
を壊死させるために用いられる。有効であることはわかっているものの、これら
の手法が全ての癌及び他の乳腺の異常を治療するのに満足のゆくものであるかど
うかは明かでない。
並びに異型性の乳管過形成(ADH)を確認、診断、治療、及び/または抑制を行う
ための改良された別の手法を提供することが望ましい。特に、個々の乳管内のDC
IS及び他の異常な状態を早期に診断する手法と組み合わせて用いることのできる
治療方式を提供することが望まれる。このような手法は、現在の手法よりも患者
にとって侵襲性と外傷性が小さいべきであるとともに、結果的に乳房の美観の消
失が最小または美観を損なわないべきであって、さらに乳管内及び/または乳管
の網状組織全体と末端の乳管小葉単位のいたるところの標的部位に局所的に効果
がなくてはならない。好ましくはこの手法は、一回で、または非常に少ない治療
期間で行なわれる能力があるべきである。少なくともこれらの三つの目的のうち
のいくつかが、以下に記載した発明によって達成できると思われる。
号(弁理士明細書番号第18612-000810号)、並びに同第09/301,058号が先に記載
されており、その全体が本明細書で参照される。乳管へのアクセスに関連する本
発明者の一人による刊行物には、LoveおよびBarsky (1996) Lancet 348: 997-99
9と、15th Annual San Antonio Breast Cancer Symposium, San Antonio, TX, A
bstract 197において公開されたLove (1992) 「Breast duct endoscopy: a pilo
t study of a potential technique for evaluating intraductal disease」と
、BarskyおよびLove (1996)「Pathological analysis of breast duct endoscop
ed mastectomies,」Laboratory Investigation, Modern Pathlogy, Abstract 67
が含まれる。本発明者らによる早期に乳管にアクセスする操作についての記載は
、Lewis (1997) Biophotonics International, pages 27-28, May/June 1997に
開示された。
ついては、Sartorius (1995) Breast Cancer Res. Treat. 35: 255-266と、Loga
n (編), Breast Carcinoma, New York, Wiley, pp.281-300におけるSatoriousら
, (1977)「Contrast ductography for the recognition and localization of b
enign and malignant breast lessions: An improved technique,」と、Petraki
s (1993) Cancer Epidem. Biomarker Prev. 2: 3-10と、Petrakis (1993) Epide
m. Rev. 15: 188-195と、Petrakis (1986) Breast Cancer Res. Treat. 8: 7-19
と、Wrenschら, (1992) Am. J. Epidem. 135: 130-141と、Wrenschら, (1990) B
reast Cancer Res. Treat. 15: 39-51と、Wrenschら, (1989) Cancer Res. 49:
2168-2174に記載されている。細針による乳房の吸引で異常のバイオマーカーが
存在することは、Fabianら, (1993) Proc. Ann. Meet. Am. Assoc. Cancer Res.
34: A1556に記載されている。乳頭に分泌物がある婦人の乳管内の乳頭腫を同定
するするために堅い1.2mmの内視鏡を使用することについては、Makitaら, (1991
) Breast Cancer Res. Treat. 18: 179-188に記載されている。乳頭の分泌物を
研究するために0.4mmのフレキシブルな観察機器を使用することについては、Oka
zakiら, (1991) Jpn. J. Clin. Oncol. 21: 188-193に記載されている。乳頭の
ブロットによって得られる液体で行うCEAについては、Imayamaら, (1996) Cance
r 78: 1229-1234に記載されている。管内カニューレ挿入によって乳房に上皮破
壊性物質を送達することについては、国際公開公報第97/05898号及び米国特許第
5,763,415号に記載されている。
次の米国特許第4,776,349号、同第4,869,248号、同第4,872,458号、同第4,979,9
48号、同第5,045,056号、同第5,100,388号、同第5,159,925号、同第5,222,938号
、同第5,277,201号、同第5,242,390号、同第5,403,311号、同第5,433,708号、同
第5,507,744号、及び同第5,709,224号に記載されている。
ついては、国際公開公報97/05898号に記載されている。
及び治療を行うための改良された方法、システム、並びにキットを提供する。特
定すると、改良された方法及び装置が、乳管にある細胞または体液を分析して診
断を行い、さらにステージ分類を行うとともに、癌細胞や癌組織を治療する段階
、及び/または癌細胞の増殖の出現を抑制する段階を提供する。これらの方法は
、乳管の癌または他の疾患のおそれがある患者において行われると思われる。
る。末端の乳管小葉単位、即ちTDLUは、乳管及び乳房の基底部に存在していてそ
こに向かう乳管の支流からなる網状組織である。この網状組織は、TDLUから乳頭
に向かって延びる乳房の母乳管に流れる。最終的に、乳管口の母乳管の各末端は
乳頭の表面に位置している。婦人はそれぞれの乳頭に平均して6個から12個の乳
管口を持っている。末端の乳管小葉単位の描写及び定義については、Wellings S
R, Pathol Res Pract 166(4): 515-35 (1989)、StirlingおよびChandler, Virch
ows Arch A Pathol Anat Histol 372 (3): 205-26 (1976)、及びFrasterら, Am
J Sung Pathol 22 (12): 1521-7 (1998)参照のこと。
管の網状組織、及び末端の乳管小葉単位に向けられる。病変が周辺組織に侵襲す
る前に乳管内の病変に接近することは、身体検査、マンモグラフィー、磁気共鳴
イメージング(MRI)、及びインピーダンスマッピングといった現在利用可能な
技術よりも、乳房の新生物形成の病変をスクリーニングし、またその位置を明ら
かにするずっと感度の高い、正確な方法を提供する。本発明の方法は、乳房にあ
る個々の乳管または複数の乳管が前悪性及び/または悪性の病変を示すことを同
定できるようにする。任意であるがこの方法はさらに、個々の乳管にある病変の
位置を決めることを可能にする。
網状組織における疾患の位置を正確に定義することに加えて、本発明は乳房の新
生物形成の病変のステージを明らかにするための新規の方法、及び周辺の(セン
チネル(sentinel))リンパ節の関与を同定する手段を提供する。リンパ節の関
与は、センチネル節の関与を含む。センチネル節は、乳癌では第一線の腋窩リン
パドレナージ節として定義されている(SalmonおよびEried, Presse Med 27 (11
): 509-12 (1998)参照)。乳房の周りのリンパ節には主として腋窩リンパ節が含
まれ、胸骨傍リンパ節への広がりは小さい(BlandおよびCopeland,「The Breast
: Comprehensive Management of Benign and Malignant Diseases」1991 W. B.
Saunders Co., Philadelphia, PA pages 30-31参照)。このように本発明は、腫
瘍または病変がセンチネルリンパ節に広がっているかどうかを同定するための手
段を提供する。BlandおよびCopeland,「The Breast: Comprehensive Management
of Benign and Malignant Diseases」1991 W. B. Saunders Co., Philadelphia
, PA pages 27-29, 342、及び737-738も参照されたい。
しているため、最も適当な外科的または医学的治療を決定しかつ実行し、それに
よって優れた臨床的な結果が得られるという医者の能力を大きく高めることがで
きる。そのうえ、現在のスクリーニング法よりも感度の高い技術であって、かつ
乳房の病変を正確に位置を決めることができるため、できる限り最も早い段階(
中期に進行する前)で病変を同定することが可能であり、それによって正確な治
療用の外科的切除や特異的に標的化する医学的治療法が可能になって治癒の見込
みが高まる。
物質、及び/または治療用薬剤の病変への送達を仲介するために用いられる。こ
の標的分子は抗体、リガンド、受容体などであってもよく、病変における標的の
物質に選択的に結合する能力があるものであると思われる。標的用薬剤として作
用する標識化された部分及び物質は、放射性標識、蛍光標識、化学発光性標識、
生物発光性標識などの便利な標識であるとよい。治療用薬剤は、抗新生物形成薬
、毒物、抗体(標的用物質としても治療用物質としても機能できる)などであっ
てもよい。治療用薬剤は、乳管内の病変を阻害したり、融除したり、または他の
方法で治療したりするために局所的に送達されることが考えられる。
上皮、異型性乳管の過形成、インサイチューでの腺管癌、及び最終的には侵襲性
の腺管癌を経て進行する。初めの3つのステージは、末端の乳管小葉単位などの
乳管系に留まっており、したがって診断して治療を行えば治癒の可能性は最も大
きい。これらの段階はすべて、特有の細胞マーカー及びエピトープによって特性
を明らかにできるが、その際、それらのそれぞれが乳管系内の病変の正確な位置
を定義するための同定用薬剤に結合させた特異的分子による標的となりうる。ス
テージ分類とは、例えば細胞が正常であるか、前癌であるか、または癌であるか
(例えば、良性であるか、前悪性か、または悪性か)を同定することによる乳管
上皮細胞のステージ分類を言う。更に詳細に言うと、乳管の上皮細胞をステージ
分類する方法を追加してもよく、例えば前癌細胞が過形成性、異型的な過形成性
、またはインサイチューでグレードの低い癌として同定することができる。同様
に癌細胞は、例えばインサイチューでグレードの高い癌や侵襲性の癌として同定
できる可能性がある。
や侵襲性の癌などの癌である。乳癌はマンモグラフィーや身体検査などの現在の
標準的な患者管理である方式によって最も同定されやすく、そしてこれらの方式
によって検出されるものはたいてい癌(インサイチューまたは侵襲性のいずれか
)である。したがって本発明に関して外科医にとっての最大の助力は、外科医が
外科手術(例えば、「Y」もしくは「J」または他のタイプの切除)の際に癌組織
をきれいにかつ完全に切断できるように、乳管や末端の乳管小葉単位における病
変及び/または腫瘍を局所的に同定できることである。本発明はまた、磁気共鳴
イメージング(MRI)によって検出できる病変の位置を明らかにする方法、また
は例えば陽電子放出型断層撮影法(positional emission tomography)(PET)
などの、乳房組織を開く必要のない他のそのような方法も提供する。MRI−検出
可能な分子(例えば、Pharmacyclics, Inc., Sunnyvale, Californiaから入手で
きるもの)、または不透明な分子など、または例えばヨウ素−125またはインジ
ウム−111のような放射性化合物、または米国特許第4,938,948号(その開示内容
全体が本明細書に参照として組み入れられる)に開示されている他のそのような
化合物を用いて標識した標的分子及び/またはそれらに複合化した標的分子が、
組織を切断する前に、あるいはMRIの援助により切除生検で、外科医に追加の、
または別の指針を提供する。このように好ましい標的分子は癌を同定したり、結
合したりまたは検出したりできる。コントラストによって異型性の病変を検出す
ることで、癌及び前癌状態の早いステージでの新しい治療を開発できる。したが
って、より慎重な観察およびカウンセリングを必要とする患者の同定が可能にな
る。
乳管にカニューレ挿入することで乳頭を通して(通常は一個または複数の乳管口
を通して)直接的に乳管の網状組織に送達する方法を提供する。この方式で局所
的に送達すると、標的部位に到達する同定用薬剤の濃度を全身性で送達すること
によって可能となるであろう濃度よりも増加させることができるため、同定用薬
剤の効果を高めると思われる。例えば、全身性で送達されると過度になる可能性
のある用量を、許容できない副作用及び毒性を生じさせることなく局所的に送達
することができる。
供し、さもなければそれは全身性のプロトコールから削除できる(例えば乳癌組
織と反応し、かつ例えば肺や肝臓の組織と反応する薬剤)。したがって全身性で
送達すると身体の他の組織と交差作用する可能性のある、多くの潜在能力を持っ
た乳癌または前癌状態の乳癌の治療用薬剤を、身体の他の組織と交差作用する危
具なく乳房に局所的に送達できる。
または分泌された抗原)に特異的に結合して、関心対象の細胞タイプの同定を行
うためのビヒクルとして機能するある様式に含まれる化合物または物質(例えば
抗体、タンパク質、ペプチド、ポリヌクレオチド、薬物、化学物質、リガンド、
受容体など)が含まれる。本発明とっての標的用薬剤には、Her−2(EGF受容体
)またはErbBファミリーのリガンドもしくは受容体と、熱ショックタンパク質27
などのような熱ショックタンパク質(HSP)と、サイトケラチン(特定するとケ
ラチン14)と、エストロゲン及びプロゲステロン受容体(またはアンドロゲンも
しくは他のステロイド受容体)と、カテプシン−Dを含むカテプシンと、FGF1−1
8、VEGF、IGF−I、IGF−II、PDGF、KGF、EGF、PLGF、HGF、TNF、TGFα、TGFβな
どを含む増殖因子/サイトカインと、ウロキナーゼ、ウロキナーゼタイプのプラ
スミノーゲンアクチベーター(UPA)、プラスミン、アンチプラスミン、UPA受容
体(UPAR)、フィブリノーゲン、PAI−1及び2−ケモカイン(C−C及びC−X−Cの
両方)と、インテグリン、セレクチン、カドヘリン、アルファvベータ3を含むも
のと、CEA、PSA、マスピン、fas、fasリガンドと、コラゲナーゼ、メタロプロテ
イナーゼ、TIMP、分裂した基底膜のエピトープ、ストロモリシン−3−Ki−67、K
i−S1、p53、nm23、bc1−2、p21ras、サイクリン、pS2のような乳管内の細胞標
的に特異的な薬剤を含むことができる。また本明細書に列挙した活性薬剤のいず
れかから生じさせた抗体も含まれる。他の標的用薬剤には、小分子、タンパク質
/ペプチド、脂質、または核酸を含んでいてもよい。選択されるある種の抗体は
、それ自体が治療能力と標的能力の両方を持っていると考えられる。このような
一例には、乳癌について現在認められている治療法と同様に、Her−2受容体に対
するモノクローナル抗体が含まれる。
れらは「標的用薬剤」であるため、病変の細胞に選択的に結合して限界を示し、
即ち他の上皮細胞と乳菅の並んでいる細胞には好んで結合しない。
は他の抗原が同じ細胞よりも成長して大きくなるのを妨害したり、阻止したり、
遅らせたり、または弱めたりする何らかの作用であり得る。また標的用薬剤は、
標的の異常な細胞に対する治療用薬剤に複合化させてもよく、病んでいるか異常
な細胞にその複合化した治療用薬剤を送達する。標的用薬剤自体は相当な細胞毒
物質ではないが、標的用薬剤は特異的に癌細胞や前癌細胞を標的とし、その癌細
胞や前癌細胞を治療用薬剤に複合化させた細胞毒物質と接触させる。そのため非
特異的結合と非特異的細胞毒作用は、健康な細胞と細胞毒の薬剤との間の接触が
避けられることで阻止される。この能力を持って作用する標的分子は特異的に癌
細胞または前癌細胞に活性な治療用薬剤を送達するために機能し、かつその活性
な薬剤(標的用薬剤に複合化させた)には、例えば国際公開公報第97/05898号に
列挙されているもののような細胞毒物質が用いられてもよく、かつ例えば細胞分
解性の薬剤、成長阻害剤、アンタゴニスト、アゴニスト、及び標的用分子に複合
化する能力があって乳管内で癌細胞または前癌細胞に効率的に送達される何らか
の他の治療上活性な薬剤のような他の薬剤が用いられてもよい。
標的とするモノクローナル抗体または他の標的分子(例えば、タンパク質、ペプ
チド、核酸、または小さな有機分子)に複合化でき、かつその複合化化合物を乳
房の癌または前癌を治療学的に処理すべく乳管内に送達することができる。この
薬物含有リポソームには、治療作用のある望ましい薬物、例えば細胞毒物質(例
えば、国際公開公報第97/05898号に列挙されているような細胞毒物質など)、ま
たは癌細胞もしくは前癌細胞または関連する抗原と標的用薬剤(リポソームが結
合されている)を接触させることでリポソームにより運搬されて放出されうるい
ずれかの別の治療作用のある薬剤を含有させることができる。薬物含有リポソー
ムは、本明細書に記載したもののような利用可能なリポソームであってもよいし
、また米国特許第5,512,294号に記載されているもののようなリポソームであっ
てもよい。
ン、プロテアーゼ、及び腫瘍特異的抗原などの、過剰発現するか、またはステー
ジ特異性のエピトープもしくは標的に誘導されるモノクローナル抗体または他の
分子を用いて乳管の網状組織に位置するかその近くにある異型性細胞または癌細
胞を同定する方法を提供する。好ましくは同定用薬剤は標的を結合した細胞膜に
対して特異的であるが、例えば細胞から産生され、親の細胞の近くに存在する可
溶性タンパク質産物、及び細胞壁を通過する能力のある同定用薬剤を用いる細胞
内の産物であって、例えば体内にあるか、細胞壁透過性のペプチドまたは小分子
のような他の細胞成分を検出することもできる。同定用薬物には、それ自体が画
像形成可能であるか、または放射線非伝導物質、放射線活性物質もしくは同様の
検出可能な物質(米国特許第4,928,948号に記載された物質も参照されたい)な
どの同定用化合物に結合できる小さな化学的実在物、タンパク質、または核酸が
用いられてもよい。また主な病変標的用薬剤は、二次抗体に対する、または確認
用化合物を運搬するか、もしくはそれ自体が確認用化合物である分子に対する標
的としてそれ自体が機能してもよい。乳管内の病変の広がりの同定、位置の決定
、及び輪郭の決定により、例えば外科的切除の「Y」タイプか「J」タイプかとい
うような、病変に対する適切な治療を行う位置を決めて方針を立てる医者の手腕
が大いに高められる。
の標的用分子に結合されている)を充填したリポソーム、蛍光化合物、放射性化
合物、放射線透過性の化合物などが含まれ、それらは画像工程で可視化する補助
手段として機能する。この同定用薬剤は、先に標的用薬剤(抗体または他の標的
用分子など)に結合させてもよいし、また関心対象となる部位に特異的に局在化
させるための二次的な標的用薬剤を必要としてもよい。またこの同定用薬剤は、
それ自体に標的用薬剤を結合する能力があってもよく、それによって可視化によ
り同定できるようになる。特異的な同定用薬剤には、−ガドリニウム(すべて放
射線画像のコントラスト形成剤)−テクニシウム(すべて、核医学の画像形成で
用いられる放射性核種)、強磁性材料(磁気センサーによって検出可能)−音波
ホログラフィーの反射材料(超音波で検出される)、電気伝導性材料(電気的セ
ンサーによって検出でき、マッピングできる)−サーモグラフィーの反射材料(
サーモグラフィーで検出される);−外部でのモニターが可能であるか目で見る
ことのできる他の薬剤をインピーダンス胸部マッピングで検出可能なインピーダ
ンス変換分子が含まれる。標的用薬剤はまた、リポソーム、免疫リポソーム、分
岐ポリマー、タンパク質、または何らかの巨大分子などのキャリア中に存在させ
てもよい。
解酵素またはプロテアーゼの利点を採用することが含まれ、そこではその酵素ま
たはプロテアーゼはフィブリン溶解活性またはプロテアーゼ活性が高まっている
領域を「リストアップ」する基質を開裂するために用いられる。例えばDCISまた
は侵襲性癌において発現レベルが高まっているUPAR、UPA、カテプシン、コラゲ
ナーゼ、またはメタロプロテナーゼを用いることで、これらの酵素によって活性
化した同定用薬剤で乳管内のこれらの病変を正確に位置を決めることができる。
よい。実際に同定用薬剤は非常に高い特異的活性と増幅可能性を有するべきであ
り(即ちこの概念では「分岐したDNA」に似ている)、それにより検出の容易性
が最大になる。いくつかの潜在性を持った同定用薬剤が下記に列挙されている。
、または危険性を階級付けする、またはステージ分類する方法も提供する。さま
ざまなステージの癌の侵襲性と関連する二つまたはそれ以上のマーカーの発現は
、上記に記載されたモノクローナル抗体または他の標識試薬を用いれば同時に乳
管内で測定することができる。特定の例として、Her−2の発現はDCISで飛躍的に
増加し、かつそれは侵襲性の癌に進行した後でもレベルは上昇し続ける。一方ス
ロトモリシン−3は、侵襲性の癌に隣接する細胞においてのみ発現性が高いよう
に思われる。Her−2及びストロモリシン-3に対する抗体が別個の同定用薬剤に結
合した場合、一方もしくはもう一方、または両方が存在するため、新生物形成性
の病変のステージをより正確に医師が判定する助けとなる。従って、これらのよ
うな別個のマーカーを用いると、母乳管の新生物形成性の病変をより正確にステ
ージ分類することが可能になり、かつ医師がこれらの病変を治療する際の最も適
切な治療法を決定するための非侵襲性の別法を提供することができる。
特徴付ける全ての分子、分子構造、及び/または他のエピトープ性もしくは抗原
性の表面、またはその他の特徴のことを言う。例示的なマーカー分子はこの出願
の別の部分で列挙されている。本発明はさらに、リンパ節の関与を検出する方法
も提供する。拡散性の色素または放射性核種を乳管内に投与し、乳管内の病変に
特異的に評価する。このような薬剤は、現時点で行われている外科的方法や、他
の侵襲的で腫瘍内か腫瘍の周辺に注入される薬剤よりも、または病変標的マーカ
ー以外をまさに乳管内に投与した場合よりもずっと正確にキー-センチネル節(k
ey sentinel node)を同定する。このアプローチの利点は、乳管の網状組織全体
にわたって薬剤を放出するのではなく、病変の付近に焦点をあてて薬剤を放出す
ることができることにある。これによって特定の病変に最も通じていそうなリン
パ性を正確に同定することが可能になる。こうして本発明は、以前は検出できな
い腫瘍または病変の始まりのレベルを、侵襲性または外科的な手法を用いなくて
も得ることができる。
用薬剤に結合した標的分子を提供する段階、及び癌細胞の増殖を阻害するのに充
分な量でその標的分子を予め選択した個々の乳管に送達する段階を含む。本発明
はまた、前悪性または悪性の乳癌を治療する方法も提供し、その方法は、治療作
用のある標的分子自体を提供する段階、及び予め選択した個々の乳管にその結合
化合物を、癌細胞の増殖を阻害するのに充分な量で送達する段階を含む。この治
療方法は、前悪性または悪性の乳癌が、過形成性、異型的な過形成性、インサイ
チューでグレードの低い乳管の癌、インサイチューでグレードの高い乳管の癌、
及び侵襲性の癌からなる群より選択されるステージを有する細胞を含んでいる場
合を包含することができる。
せて、一次抗体または二次抗体が結合した薬剤や、または治療が必要とされてい
る病変または乳管の網状組織全体に局所的な治療をもたらすことが可能な他の分
子に対する標的として機能させることもできる。結合価の高い標的用薬剤が望ま
しいが、それによれば大量の診断用の同定用薬剤と治療用分子の両方を同時に運
搬して診断の感度及び治療能力を高めることができるからである。これらの薬剤
はその際、直接的に乳管の網状組織に投与され、これらの分子の診断能力と治療
能力を大きく高める。
るといった望ましい治療効果を達成できる生物学的に活性な薬剤のことを言う。
例示的な生物活性の治療作用のある薬剤には、タンパク質、炭水化物、核酸、小
さな有機分子が含まれ、特に例えば酵素、抗体、抗新生物薬、細菌静止薬、殺菌
薬、抗ウイルス薬、止血薬、抗炎症薬、ホルモン、抗血管形成薬、抗体などが含
まれる。本発明に使用するに好ましい治療上活性な薬剤には、化学療法の低分子
(即ち、シクロホスファミド、アドリアミシン、タモキシフェン、ラロキシフェ
ン、タキソールなど)、治療的タンパク質(即ち、ハーセプチン(herceptin)
、マスピン、アンギオスタチン、エンドスタチンなど)及び遺伝子または核酸(
p53、マスピン、リボザイム)が含まれる。
に様々な活性薬剤または別の担体に任意で結合させてもよい。
い速度で分割を行っている細胞が、同定及び/または治療の標的になると思われ
る。多くの確立された薬剤を、母乳管内や母乳管の近くにある増殖中の細胞に選
択的に取り込ませることができる。これらの薬剤には、ヌクレオシド類自体(Br
DU、標識されたチミジンなど)またはタンパク質、脂質もしくは核酸の合成の増
加に関連する細胞構成要素、及び必須要素が含まれる。
変の同定及び/または治療に利用することができる。その標的分子は、病変のタ
イプと標的分子の特異性に基づいて選択すれよい。例えば癌性の病変に対する標
的分子には、癌細胞または抗原に特異的な標的分子が用いられる。同様に異型性
細胞に対する標的分子には、異型性の乳管上皮細胞または抗原に対して特異的な
分子が含まれる。例えばHer−2抗原に対する抗体はインサイチューでの癌を検出
することができ、そのためHer−2に対する抗体または他の標的分子をインサイチ
ューの癌を検出するために利用する。切除するにあたって乳管の癌を同定したい
と希望している外科医は、例えばインサイチューまたは侵襲性のいずれかの癌に
特異的な抗体を選択する。こうして例えばヒト抗c−erbB−2抗体(ヘルセプチン
)は、Lufterら, Int J Biol Markers 14 (2): 55-9 (1999)に記載されているよ
うに、癌(例えば侵襲性の癌)または前癌(例えばインサイチューでグレードの
低い腺管癌)を治療するために乳管に投与される局所的治療において利用できる
。治療的に作用しうる、または前癌もしくは癌の病変を同定するための他の標的
分子には、例を挙げると、乳管に局所的に送達することによって利用できるFerr
anteら, Cancer Chemother Pharmacol 43 Suppl: S61-8 (1999)に記載された化
合物、例えばパクリタキセル(paclitaxel)と、Adluriら, Br J Cancer 79 (11
-12): 1806-12 (1999)に記載されているようなQS−21をプラスしたMUC1−KLHと
、Tagliabueら, Eur J Cancer 34 (12): 1982-3 (1998)に記載された標的分子と
、Clin Cancer Res 1 (8): 859-64 (1995)に記載されたイムノトキシンと、Seon
ら, Clin Cancer Res 3 (7): 1031-44 (1997)に記載された抗非ヒトエンドグリ
ンイムノトキシンと、Reddishら, Int J Cancer 76 (6): 817-23 (1998)に記載
されたような合成MUC1ペプチドと、Parkら, Cancer Lett 118 (2): 153-60 (199
7)及びParkら, Proc. Nat'l Acad Sci 92 (5): 1327-31 (1995)と、Valeriusら,
Blood 90 (11): 4485-92 (1997)に記載されたもののような二重特異性の抗体と
、DeNardoら, J Nucl Med 38 (8): 1180-5 (1997)に記載されているような抗体B
rE−3マウスIgG1モノクローナル抗体と、Moscatelloら, Cancer Res 57 (8): 14
19-24 (1997)に記載されているようなペプチドワクチンと、Petersonら, Cancer
Res 55 (23 Suppl): 5847s-5851s (1995)に記載されているようなMUC1モノクロ
ーナル抗体と、Howellら, Int J Biol Markers 10 (3): 129-35 (1995)に記載さ
れているようなモノクローナル抗体と、Markenら, J Biol Chem 269 (10): 7397
-401 (1994)に記載されているようなL6抗原を標的とする分子とが含まれる。
たは治療するために利用できるいくつかの抗体標的分子には、44−3A6抗原(Dud
aら, Tumor Biol 12: 254-260 (1991)参照)、A−80抗原(Eriksonら, Hum Path
ol 23 (12): 1366-1372 (1992)、Shinら, APMIS 97: 1053-1067 (1989)、Shinら
, APMIS 97 (12): 1053-67 (1989)参照)、DF3抗原(Ohuchiら, JNCI 79 (1): 1
09-(1987)参照)、H23抗原(Zaretsyら, FEBS 265: 1,246-50、Kedyarら, Proc
Nat'l Acad Sci 86 (4): 1362-6 (1989)、Steinら, Int J. Cancer 47 (2): 163
-9 (1991)参照)、83 D4抗原(Pancinoら, Hybridoma 9 (4): 389-(1990)、Kons
kaら, Int J Oncol 12 (2): 361-7 (1998)、Pancinoら, Br. J. Cancer 63 (3):
390-8 (1991)参照)、及びJDB1抗原(StrelkauskasおよびTaylor, Cancer Innu
nol Immunother 23 (1): 31-40 (1986)及びStrelkauskasら, Hum Antibodies Hy
bridomas 5 (3-4): 157-64参照)に特異的な抗体、抗体B72.3(Tavassoliら, Am
J Surg Pathol 14 (2): 128-33 (1990)、Preyら, Hum Pathol 22 (6): 598-602
(1991)、Lamkiら, J Nucl Med 32 (7): 1326-32 (1991)、及びContegiacomoら,
Eur J Cancer 30A (6): 813-20 (1994)参照)、Courtneyら, Br J Cancer Supp
l 10: 92-5 (1990)に記載されているような抗体323/A3、並びにKuhajaら, Cance
r 52: 1257-64 (1983)に記載されているような癌胎児性抗原(CEA)が含まれる
。一般に乳癌に関与するモノクローナル抗体及び乳癌に関与するいくつかの特定
のモノクローナル抗体はThor 13 (4): 393-401 (1986)にて論じられている。
ーレを挿入するため、および乳管の網状組織に診断用及び/または治療用薬剤を
送達するためのシステムとキットが含まれる。このシステムは、個々の乳管網状
組織に通常は乳房の乳頭の開口を経てアクセスできるように形成されたカテーテ
ルを含む。このようなアクセスを可能にする適当なカテーテルは、本明細書に参
照としてその開示全体が組み入れられる、同時係属中の米国特許第09/301,058号
に記載されている。このシステムはさらに、先に記載したような少なくとも一つ
の標識用試薬や治療用試薬を含み、それは患者において処置を遂行するのに好ま
しい量、通常は「単位用量」と言われる量でバイアルまたは他の滅菌性容器中に
存在している。このシステムには、以下に記載したキットに入れた構成要素のよ
うな他の構成要素をさらに含んでいてもよい。
と組み合わせて少なくとも一本のアクセスカテーテルを含んでいる。さらにこの
キットはこの方法を実施するのに必要な何らかの試薬を含んでいればよく、通常
はカテーテルと使用説明書と任意の試薬を保持するパッケージ及び望まれる可能
性のある他のキット構成要素を備えている。
(そして任意でそれ以上)、使用説明書(IFU)、及びバイアル104に入れた試薬
が含まれる。この使用説明書の全部または一部はパッケージ上に提供されていて
もよいし、あるいはどこか他のところに提供されていてもよいが、通常その使用
説明書は、別個の用紙か別個の小冊子に印刷されていると思われる。パッケージ
110としては箱、バッグ、トレー、チューブ、ポーチ、または他の便利な医療装
置パッケージを含むことができる。少なくともこのアクセス用カテーテル102を
用いると、パッケージ内の滅菌が維持できる。システムはカテーテル102と試薬1
04を含み、任意で他の構成要素を含む。
乳管に注入し、さらにこれらの細胞の癌による増殖を助長するためにエストロゲ
ンペレットの皮下インプラントを入れる。数日から2週間後、これらのマウスの
乳管を細い一本の管腔カテーテルでアクセスして塩水を注入し、乳管の体液と混
合されたその塩水を搾りとって集めることによってヒトの乳癌の存在を、回収さ
れた細胞を細胞学的に分析して検出する。
る。最初のグループは触診できる腫瘍を含まずマンモグラフィーでも陰性のマウ
スであり、2番目のグループは触診でわかる腫瘍を含むマウスである。Gd3+、Dy 3+ 、Tc及びInのような画像コントラスト増強薬剤(米国特許第5,512,294号に記
載されている)を含む抗−p185Her−2免疫リポソーム(国際公開公報第97/38731
号に記載されている)を、国際公開公報第97/38731号に記載されているように両
方のグループ由来のマウスに乳頭で乳管にアクセスすることによって投与し、腫
瘍に接触させる。30分から1時間後、アクセスした乳房を塩水溶液で洗浄して非
特異的に付着した免疫リポソームを除去する。MRIをその動物に行って乳管内部
の乳癌病変部の位置を決定する。病変の位置の情報を、MRI、再度行ったマンモ
グラフィー写真及び身体検査の間で相互に関連させる。腫瘍の大きさと腫瘍また
は病変から共鳴するMRIシグナルとの間に線形回帰が形成される。この回帰の推
定法を用いることでマンモグラフィー写真及び/または身体検査で検出されない
腫瘍または病変の大きさを決定できる。
成用試薬を含む他の画像形成試薬も免疫リポソームの代わりに利用できる。これ
らの試薬を利用すれば、ガンマカウンターカメラがその含有量で画像形成する際
に用いられる。
させる。Her−2抗体を複合化したリポソームがイットリウム−90を癌細胞に送達
するために用いられる。癌のある乳管にはその後塩水を注入することによって乳
管細胞を集め、異常を探す。異常が存続していたら別の治療を行ってその状態を
モニターする。
J Pathol 155: 303)を研究のために用いる。それらが最初に妊娠した後、それ
らのラットの胸部を細い一本の管腔カテーテルでアクセスして塩水を注入し、乳
管の体液と混合されたその塩水を搾りとって集めることによって異型性細胞また
は癌の存在を、回収された細胞の細胞学的分析によって検出する。
初のグループは触診でわかる腫瘍を含まずマンモグラフィーでも陰性のラットで
あり、2番目のグループは触診でわかる腫瘍を含むマウスである。Gd3+、Dy3+
、Tc及びInのような画像コントラスト増強試薬(米国特許第5,512,294号に記載
されている)を含む抗−p185Her−2免疫リポソーム(国際公開公報第97/38731号
に記載されている)を、国際公開公報第97/38731号に記載されているように両方
のグループ由来のラットに乳頭で乳管にアクセスすることによって投与し、腫瘍
に接触させる。30分から1時間後、アクセスした乳房を塩水溶液で洗浄して非特
異的に付着した免疫リポソームを除去する。MRIをその動物に行って乳管内部の
乳癌細胞の位置を決定する。腫瘍の位置の相互関連を、MRIと再度行った身体検
査またはマンモグラフィー写真との間で決定する。腫瘍の大きさと腫瘍または病
変から共鳴するMRIシグナルとの間に線形回帰が形成される。この回帰の推定法
を用いることでマンモグラフィー写真及び/または身体検査で検出されない腫瘍
または病変の大きさを決定できる。
用試薬を含む他の画像形成試薬も免疫リポソームの代わりに利用できる。このよ
うな画像形成のためにはガンマカウンターカメラが利用できると思われる。
飾、及び等価物を用いてもよい。したがって先の記載は、添付の特許請求の範囲
によって定義される本発明の範囲を制限すると捉えるべきではない。
入するカニューレ、任意の試薬、使用にあたっての使用説明書、及び任意のパッ
ケージを備えたキットが図示されている。
Claims (32)
- 【請求項1】 同定用薬剤に結合させた標的分子を提供する段階、及び 予め選択した個々の乳管を通して、前悪性または悪性の癌細胞を同定するのに
充分な量の結合化合物を送達する段階 を含む、乳管もしくは乳管の網状組織における前悪性または悪性の乳癌の位置を
同定する方法。 - 【請求項2】 送達段階が、乳管のカニューレ挿入またはカテーテル挿入を
含む、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 結合化合物が、乳房の一本より多い管に送達される、請求項
1記載の方法。 - 【請求項4】 細胞が、該細胞の周辺組織および細胞を含む組織を切除する
目的で同定される、請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 同定用薬剤を提供する段階、及び 予め選択した個々の乳管を通して、前悪性または悪性の癌細胞を同定するのに
充分な量の該同定用薬剤を送達する段階 を含む、乳管または乳管の網状組織における前悪性または悪性の乳癌の位置を同
定する方法。 - 【請求項6】 送達段階が、乳管のカニューレ挿入またはカテーテル挿入を
含む、請求項5記載の方法。 - 【請求項7】 同定用薬剤が、乳房の一本より多い管に送達される、請求項
5記載の方法。 - 【請求項8】 細胞が、該細胞の周辺組織および細胞含む組織を切除する目
的で同定される、請求項5記載の方法。 - 【請求項9】 標的用薬剤に結合させた同定用薬剤を提供する段階、及び 予め選択した個々の乳管を通して、リンパ節の関与を検出するのに充分な量の
結合化合物を送達する段階 を含む、前悪性または悪性の乳癌の増殖を有すると診断された患者におけるリン
パ節の関与を検出する方法。 - 【請求項10】 リンパ節の関与を検出する段階が、センチネルリンパ節に
おいて標的用薬剤に結合させた同定用薬剤を検出する段階を含む、請求項9記載
の方法。 - 【請求項11】 送達段階が、乳管のカニューレ挿入またはカテーテル挿入
を含む、請求項9記載の方法。 - 【請求項12】 標的用薬剤に結合させた同定用薬剤が、乳房の一本より多
い管に送達される、請求項9記載の方法。 - 【請求項13】 同定用薬剤を提供する段階、及び 予め選択した個々の乳管を通してリンパ節の関与を検出するのに充分な量の該
同定用薬剤を送達する段階 を含む、前悪性または悪性の乳癌の増殖を有すると診断された患者におけるリン
パ節の関与を検出する方法。 - 【請求項14】 リンパ節の関与を検出する段階が、センチネルリンパ節に
おいて同定用薬剤を検出する段階を含む、請求項13記載の方法。 - 【請求項15】 送達段階が、乳管のカニューレ挿入またはカテーテル挿入
を含む、請求項13記載の方法。 - 【請求項16】 同定用薬剤が、乳房の一本より多い管に送達される、請求
項13記載の方法。 - 【請求項17】 治療用薬剤に結合させた標的分子を提供する段階、及び 予め選択した個々の乳管を通して、癌細胞の増殖を阻害するのに充分な量の結
合化合物を送達する段階 を含む、前悪性または悪性の乳癌を治療する方法。 - 【請求項18】 送達段階が、乳管のカニューレ挿入またはカテーテル挿入
を含む、請求項17記載の方法。 - 【請求項19】 結合化合物が、乳房の一本より多い管に送達される、請求
項17記載の方法。 - 【請求項20】 標的用薬剤が、タンパク質、ポリペプチド、ペプチド、抗
体、抗体断片、リガンド、受容体、薬物、化学物質、脂質、リポソーム、小分子
、及び核酸からなる群より選択される薬剤を含む、請求項17記載の方法。 - 【請求項21】 治療用薬剤が、細胞毒物質、細胞融解剤、増殖阻害剤、ア
ンタゴニスト、アゴニスト、及びリポソームを含む薬物または薬剤からなる群よ
り選択される、請求項17記載の方法。 - 【請求項22】 治療用薬剤が、標的用薬剤に結合することができる癌細胞
または前癌細胞に対する治療作用を有する薬剤を含む、請求項17記載の方法。 - 【請求項23】 治療作用を有する標的分子自体を提供する段階、及び 予め選択した個々の乳管を通して、癌細胞の増殖を阻害するのに充分な量の該
該標的分子を送達する段階 を含む、前悪性または悪性の乳癌を治療する方法。 - 【請求項24】 送達段階が、乳管のカニューレ挿入またはカテーテル挿入
を含む、請求項23記載の方法。 - 【請求項25】 標的分子が、乳房の一本より多い管に送達される、請求項
23記載の方法。 - 【請求項26】 標的分子が、タンパク質、ポリペプチド、ペプチド、抗体
、抗体断片、リガンド、受容体、薬物、化学物質、脂質、リポソーム、小分子、
及び核酸からなる群より選択される薬剤を含む、請求項23記載の方法。 - 【請求項27】 治療作用が、細胞毒性、細胞融解作用、増殖の阻害、拮抗
作用、作動作用、及び免疫毒性からなる群より選択される、請求項23記載の方法
。 - 【請求項28】 治療作用が、癌細胞または前癌細胞に対して有効である、
請求項23記載の方法。 - 【請求項29】 前悪性または悪性の乳癌が、過形成、異型性の過形成、イ
ンサイチューでグレードの低い腺管癌、インサイチューでグレードの高い腺管癌
、及び侵襲性の癌からなる群より選択されるステージを有する細胞を含む、請求
項17または23記載の方法。 - 【請求項30】 ヒトの乳房の管の網状組織に到達できるように形成された
少なくとも一本のカテーテル、及び 請求項1〜28のいずれか一項記載の方法を示している利用に際しての指示書 を含む、乳管内の病変の位置を決めるためまたは治療するためのキット。 - 【請求項31】 キットを用いて行われる方法で利用される試薬を保持する
少なくとも一つの容器をさらに含む、請求項30記載のキット。 - 【請求項32】 カテーテル及び利用するための指示書を保持するパッケー
ジをさらに含む、請求項30記載のキット。
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