JP2002519185A - 浮遊アレルゲンの処理 - Google Patents
浮遊アレルゲンの処理Info
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- JP2002519185A JP2002519185A JP2000557875A JP2000557875A JP2002519185A JP 2002519185 A JP2002519185 A JP 2002519185A JP 2000557875 A JP2000557875 A JP 2000557875A JP 2000557875 A JP2000557875 A JP 2000557875A JP 2002519185 A JP2002519185 A JP 2002519185A
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L9/00—Disinfection, sterilisation or deodorisation of air
- A61L9/14—Disinfection, sterilisation or deodorisation of air using sprayed or atomised substances including air-liquid contact processes
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- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
- Electrostatic Separation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
アレルゲン変性剤またはアレルゲン失活剤を含む液体組成物を収容するスプレー装置からアレルゲン液滴の浮遊源に向ける浮遊アレルゲンを変性するまたは失活させる方法であって、スプレー装置で液滴を噴霧する間に二層帯電によって該液滴に少なくとも±1×10-4C/kgの対質量比電荷を有するようなレベルの単極性電荷を与えることを含んでなる方法。
Description
本発明は浮遊アレルゲンの処理に関する。
【0001】 空気を通して運ばれ、ヒトの反応を誘発する種々のアレルゲンが知られている
。例えば、ハウスダストによって喘息および鼻炎などのヒトのアレルギー反応が
誘発され得ることは長年にわたって知られている。すでに1928年にアレルギー反
応の主な原因がダストの中のチリダニであることが報告されていたが、研究者ら
がその重要性を正しく評価したのは1960年代になってからであった。 チリダニ、デルマトフォゴイデス・ファリナエ(Dermatophogoides farinae)
(Der−fとして知られる)およびデルマトフォゴイデス・プテロニシヌス(
Dermatophogoides pteronyssinus)(Der−pとして知られる)の糞が身体の
免疫反応を誘発し、それによって十分に公知のアレルギー症状が引き起こされる
と考えられている。
。例えば、ハウスダストによって喘息および鼻炎などのヒトのアレルギー反応が
誘発され得ることは長年にわたって知られている。すでに1928年にアレルギー反
応の主な原因がダストの中のチリダニであることが報告されていたが、研究者ら
がその重要性を正しく評価したのは1960年代になってからであった。 チリダニ、デルマトフォゴイデス・ファリナエ(Dermatophogoides farinae)
(Der−fとして知られる)およびデルマトフォゴイデス・プテロニシヌス(
Dermatophogoides pteronyssinus)(Der−pとして知られる)の糞が身体の
免疫反応を誘発し、それによって十分に公知のアレルギー症状が引き起こされる
と考えられている。
【0002】 これらのアレルギー反応を克服する1つの方法は、チリダニおよびそれらの糞
を含んでいるカーペット等の表面を徹底的にかつ頻繁に電気掃除機で掃除するこ
とであるが、それは時間を費やすし(アレルゲンのない環境を保証するためには
それを定期的に行わなければならない)、電気掃除機および使用しているフィル
ターバッグ、例えばミクロンフィルターバッグまたは二層真空バッグの効率に非
常に左右される。
を含んでいるカーペット等の表面を徹底的にかつ頻繁に電気掃除機で掃除するこ
とであるが、それは時間を費やすし(アレルゲンのない環境を保証するためには
それを定期的に行わなければならない)、電気掃除機および使用しているフィル
ターバッグ、例えばミクロンフィルターバッグまたは二層真空バッグの効率に非
常に左右される。
【0003】 アレルゲンのない環境を作り出す別法は、例えば、浮遊アレルゲンに適合した
アレルゲン変性剤をエーロゾルスプレー装置によって用いてアレルゲンを変性す
ることである。かかる装置は活性化されるとエーロゾルスプレーを作り出し、こ
のスプレーは処理すべき任意の空間を標的としてもよい。 処理すべきアレルゲンは浮遊粒子であり、公知のエーロゾルスプレー装置の使
用ではアレルゲン変性剤と浮遊アレルゲン間の衝突の割合は低くなる。かかる衝
突の割合が低い結果、効果を達成するためにはアレルゲン変性剤を多量に使用し
なければならない。エーロゾルスプレー組成物が香料または芳香剤を含む場合に
は香水の香りが強いまたは芳香剤の選択が限られる等の他の結果もある。
アレルゲン変性剤をエーロゾルスプレー装置によって用いてアレルゲンを変性す
ることである。かかる装置は活性化されるとエーロゾルスプレーを作り出し、こ
のスプレーは処理すべき任意の空間を標的としてもよい。 処理すべきアレルゲンは浮遊粒子であり、公知のエーロゾルスプレー装置の使
用ではアレルゲン変性剤と浮遊アレルゲン間の衝突の割合は低くなる。かかる衝
突の割合が低い結果、効果を達成するためにはアレルゲン変性剤を多量に使用し
なければならない。エーロゾルスプレー組成物が香料または芳香剤を含む場合に
は香水の香りが強いまたは芳香剤の選択が限られる等の他の結果もある。
【0004】 問題のあるその他のアレルゲンにはネコアレルゲン(Fel−d)およびゴキ
ブリアレルゲン(Bla−g)がある。これらは適合した特定のアレルゲンに対
するアレルゲン変性剤をエーロゾルスプレー装置を用いて変性させることができ
る。 エーロゾルスプレー型装置は、スプレーの液滴がアレルゲン粒子と衝突する割
合が高い場合および液滴がアレルゲン粒子の表面を湿らせることができる場合に
効率が向上する。我々は今浮遊アレルゲンを変性するまたは失活させる改良法を
開発した。
ブリアレルゲン(Bla−g)がある。これらは適合した特定のアレルゲンに対
するアレルゲン変性剤をエーロゾルスプレー装置を用いて変性させることができ
る。 エーロゾルスプレー型装置は、スプレーの液滴がアレルゲン粒子と衝突する割
合が高い場合および液滴がアレルゲン粒子の表面を湿らせることができる場合に
効率が向上する。我々は今浮遊アレルゲンを変性するまたは失活させる改良法を
開発した。
【0005】 本発明は、アレルゲン変性剤またはアレルゲン失活剤を含む液体組成物を収容
するスプレー装置からアレルゲン液滴の浮遊源に向ける浮遊アレルゲンを変性す
るまたは失活させる方法であって、スプレー装置で液滴を噴霧する間に二層帯電
によって該液滴に少なくとも±1×10-4C/kgの対質量比電荷を有するよう
なレベルの単極性電荷を与えることを含んでなる方法を提供する。 液滴に与えられる単極性電荷は、液体がそこから噴霧されるときにスプレー装
置内の液体とスプレー装置自体との間の相互作用によってのみ発生することが好
ましい。特に、単極性電荷を液滴に与える方法は、比較的高電圧の供給源のよう
な任意の外部電荷誘導装置、またはバッテリーのような任意の内部電荷誘導装置
にスプレー装置を連結することを例え一部分でもあてにしないことが好ましい。
かかる配置により、エーロゾルスプレー装置はそれだけですべて完備しており、
工業、施設および家庭内等いずれにおける使用にも適合することが可能である。
するスプレー装置からアレルゲン液滴の浮遊源に向ける浮遊アレルゲンを変性す
るまたは失活させる方法であって、スプレー装置で液滴を噴霧する間に二層帯電
によって該液滴に少なくとも±1×10-4C/kgの対質量比電荷を有するよう
なレベルの単極性電荷を与えることを含んでなる方法を提供する。 液滴に与えられる単極性電荷は、液体がそこから噴霧されるときにスプレー装
置内の液体とスプレー装置自体との間の相互作用によってのみ発生することが好
ましい。特に、単極性電荷を液滴に与える方法は、比較的高電圧の供給源のよう
な任意の外部電荷誘導装置、またはバッテリーのような任意の内部電荷誘導装置
にスプレー装置を連結することを例え一部分でもあてにしないことが好ましい。
かかる配置により、エーロゾルスプレー装置はそれだけですべて完備しており、
工業、施設および家庭内等いずれにおける使用にも適合することが可能である。
【0006】 好ましくは、スプレー装置はいかなる電気回路も欠く家庭用圧力スプレー装置
であるが、手で扱うことができる。典型的には、かかる装置は10mL〜200
0mLの範囲の容量を有し、手でまたは自動作動機構によって作動できる。特に
好ましい家庭用装置は手で扱うエーロゾル缶である。 好ましくは、エーロゾルスプレー装置のオリフィスから実際に液滴を噴霧して
いる間に二層帯電が液滴に単極性電荷を与えることによって液滴対質量比電荷を
達成するために選択された作動器の材料、作動器のオリフィスの大きさおよび形
状、浸漬管の直径、バルブの特性ならびにエーロゾル装置内に収容されるアレル
ゲン変性またはアレルゲン失活組成物の処方等の特徴の少なくとも1つを有する
エーロゾルスプレー装置を使用した結果、少なくとも±1×10-4C/kgの対
質量比電荷を液滴に与える。
であるが、手で扱うことができる。典型的には、かかる装置は10mL〜200
0mLの範囲の容量を有し、手でまたは自動作動機構によって作動できる。特に
好ましい家庭用装置は手で扱うエーロゾル缶である。 好ましくは、エーロゾルスプレー装置のオリフィスから実際に液滴を噴霧して
いる間に二層帯電が液滴に単極性電荷を与えることによって液滴対質量比電荷を
達成するために選択された作動器の材料、作動器のオリフィスの大きさおよび形
状、浸漬管の直径、バルブの特性ならびにエーロゾル装置内に収容されるアレル
ゲン変性またはアレルゲン失活組成物の処方等の特徴の少なくとも1つを有する
エーロゾルスプレー装置を使用した結果、少なくとも±1×10-4C/kgの対
質量比電荷を液滴に与える。
【0007】 本発明の方法の結果として、エーロゾルスプレーの一部を形成する変性剤また
は失活剤によってアレルゲン粒子の標的化が積極的になされることとなる。結果
として、その浮遊活動状態からアレルゲンの沈降および失活が増加するため、知
覚および実際のレベルでアレルギー反応の減少が認められる。 この結果はエーロゾルスプレーの液滴に与えられた単極性電荷のために達成さ
れる。この電荷には2つの作用がある。個々の液滴がアレルゲン粒子に引き付け
られ、すべての液滴が同じ極性電荷を担持するため、それらは互いに反発する。
は失活剤によってアレルゲン粒子の標的化が積極的になされることとなる。結果
として、その浮遊活動状態からアレルゲンの沈降および失活が増加するため、知
覚および実際のレベルでアレルギー反応の減少が認められる。 この結果はエーロゾルスプレーの液滴に与えられた単極性電荷のために達成さ
れる。この電荷には2つの作用がある。個々の液滴がアレルゲン粒子に引き付け
られ、すべての液滴が同じ極性電荷を担持するため、それらは互いに反発する。
【0008】 従って、液滴の凝集はほとんどまたは全く起こらず、それらは帯電していない
液滴と比較してむしろ非常に大きく広がる傾向がある。さらに、液滴内の電荷か
らの反発力が液滴の表面張力より大きい場合には、帯電した液滴は破砕して(Ra
yleigh限界を超える)複数のより小さく帯電した液滴を生ずる。2つの相反する
力が等しくなるか、または液滴が十分に蒸発してしまうまでこの工程を続ける。 アレルゲン粒子は通常それらの周囲から電気的に単離され、典型的には、それ
らの周囲と同じ電位にある。従って、電気的に帯電した液滴の雲の中にある単離
したアレルゲン粒子は、液滴によって発生した電場の配置においてひずみを生じ
やすく、その結果液滴のアレルゲン粒子への引力が増大する。要するに、アレル
ゲン粒子は液滴によって標的される。
液滴と比較してむしろ非常に大きく広がる傾向がある。さらに、液滴内の電荷か
らの反発力が液滴の表面張力より大きい場合には、帯電した液滴は破砕して(Ra
yleigh限界を超える)複数のより小さく帯電した液滴を生ずる。2つの相反する
力が等しくなるか、または液滴が十分に蒸発してしまうまでこの工程を続ける。 アレルゲン粒子は通常それらの周囲から電気的に単離され、典型的には、それ
らの周囲と同じ電位にある。従って、電気的に帯電した液滴の雲の中にある単離
したアレルゲン粒子は、液滴によって発生した電場の配置においてひずみを生じ
やすく、その結果液滴のアレルゲン粒子への引力が増大する。要するに、アレル
ゲン粒子は液滴によって標的される。
【0009】 アレルゲン変性剤の例はタンニン酸であり、その使用が米国特許第4,806,526
号に記載されている。 多くのアレルゲン失活剤は処理されるチリダニアレルゲンの型に対して特異的
である。例えば、有効なDer−fアレルゲン失活剤はDer−pアレルゲン失
活剤として有効に作用しない。Der−fおよび/またはDer−pアレルゲン
を処理するための種々の失活剤が国際特許公開番号WO99/15208 に記載されて
いる。
号に記載されている。 多くのアレルゲン失活剤は処理されるチリダニアレルゲンの型に対して特異的
である。例えば、有効なDer−fアレルゲン失活剤はDer−pアレルゲン失
活剤として有効に作用しない。Der−fおよび/またはDer−pアレルゲン
を処理するための種々の失活剤が国際特許公開番号WO99/15208 に記載されて
いる。
【0010】 Der−fおよび/またはDer−pアレルゲンに対する失活剤の例として、
シーダー油、塩化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、アルミニウムクロロ水
和物、1−プロポキシプロパノール−2、ポリクアテルニウム−10、シリカゲ
ル、アルギン酸プロピレングリコール、硫酸アンモニウム、ヒノキチオール、L
−アスコルビン酸、固定化タンニン酸、クロロヘキシジン、無水マレイン酸、ヒ
ノキ油、AgClとTiO2 との複合物、ジアゾリジニル尿素、6−イソプロピ
ル−m−クレゾール、式I:
シーダー油、塩化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、アルミニウムクロロ水
和物、1−プロポキシプロパノール−2、ポリクアテルニウム−10、シリカゲ
ル、アルギン酸プロピレングリコール、硫酸アンモニウム、ヒノキチオール、L
−アスコルビン酸、固定化タンニン酸、クロロヘキシジン、無水マレイン酸、ヒ
ノキ油、AgClとTiO2 との複合物、ジアゾリジニル尿素、6−イソプロピ
ル−m−クレゾール、式I:
【0011】
【化4】
【0012】 の化合物、式II:
【0013】
【化5】
【0014】 の化合物、式III :
【0015】
【化6】
【0016】 (式中、n=2〜200) の反復単位を2以上含む重合性ジアルデヒド、尿素、シクロデキストリン、水素
添加ホップ油、ポリビニルピロリドン、N−メチルピロリドン、アントラキノン
のナトリウム塩、チオグリコール酸カリウムまたはグルタルアルデヒドが挙げら
れる。 エーロゾルスプレー装置を用いて空気中に噴霧する液体組成物は、好ましくは
水と炭化水素との混合物、またはエマルション、または使用前もしくは噴霧過程
中にスプレー装置を振ることによってエマルションに変わる液体である。本発明
の方法に従って噴霧するために適した形態に調製することのできる組成物の例は
米国特許第4806526 号に基づいた組成物である。
添加ホップ油、ポリビニルピロリドン、N−メチルピロリドン、アントラキノン
のナトリウム塩、チオグリコール酸カリウムまたはグルタルアルデヒドが挙げら
れる。 エーロゾルスプレー装置を用いて空気中に噴霧する液体組成物は、好ましくは
水と炭化水素との混合物、またはエマルション、または使用前もしくは噴霧過程
中にスプレー装置を振ることによってエマルションに変わる液体である。本発明
の方法に従って噴霧するために適した形態に調製することのできる組成物の例は
米国特許第4806526 号に基づいた組成物である。
【0017】 すべての液体エーロゾルが二層帯電または液滴の破砕の結果として正味の負ま
たは正電荷を担持することが知られている一方で、標準装置から噴霧された液滴
に与えられた電荷はわずかに±1×10-8〜1×10-5C/kgのオーダーであ
る。 本発明はエーロゾルスプレー装置から噴霧したときに液体の帯電が増加するよ
うにエーロゾルスプレー系の設計の種々の特徴を組み合わせることに期待してい
る。
たは正電荷を担持することが知られている一方で、標準装置から噴霧された液滴
に与えられた電荷はわずかに±1×10-8〜1×10-5C/kgのオーダーであ
る。 本発明はエーロゾルスプレー装置から噴霧したときに液体の帯電が増加するよ
うにエーロゾルスプレー系の設計の種々の特徴を組み合わせることに期待してい
る。
【0018】 典型的なエーロゾルスプレー装置は、 1.装置から噴霧すべき組成物を含むことができるエーロゾルおよび液体また
はガス状噴射剤と、 2.その上端がバルブと連結している缶中に伸びる浸漬管と、 3.バルブを操作するために下げることができるバルブの上にある作動器と、 4.そこから組成物を噴霧するオリフィスを有する作動器中に設けられたイン
サートとを有してなることを特徴とする。
はガス状噴射剤と、 2.その上端がバルブと連結している缶中に伸びる浸漬管と、 3.バルブを操作するために下げることができるバルブの上にある作動器と、 4.そこから組成物を噴霧するオリフィスを有する作動器中に設けられたイン
サートとを有してなることを特徴とする。
【0019】 好ましいエーロゾルスプレー装置は国際特許公開番号WO97/012227に記載さ
れている。 材料、作動器の形状および大きさ、作動器のインサート、バルブおよび浸漬管
ならびに噴霧すべき液体の特性を含むエーロゾル装置の態様を選択することによ
って液滴に高電荷を与えることが可能であるため、液体を液滴として分散させる
時に要求されるレベルの電荷が発生する。
れている。 材料、作動器の形状および大きさ、作動器のインサート、バルブおよび浸漬管
ならびに噴霧すべき液体の特性を含むエーロゾル装置の態様を選択することによ
って液滴に高電荷を与えることが可能であるため、液体を液滴として分散させる
時に要求されるレベルの電荷が発生する。
【0020】 エーロゾル系の多くの特性は二層帯電および液体組成物とエーロゾル系の表面
との間の電荷交換を増加させる。かかる増加は系を通過する流れの乱れを増加さ
せ、液体および容器の内部表面ならびにバルブおよび作動器系との間の接触の頻
度および速度を増加させる因子によってもたらされる。 例えば、作動器の特性を最適化して容器から噴霧される液体の電荷レベルを増
加させることができる。作動器のインサートより小さい0.45mm以下の大き
さのオリフィスは作動器を通して噴霧される液体の電荷レベルを増加させる。電
荷レベルを増加させる傾向にあるナイロン、ポリエステル、アセタール、PVCお
よびポリプロピレンのような作動器用材料の選択もまた装置から噴霧される液体
の電荷レベルを増加させることができる。インサート中のオリフィスの形状を最
適化して、それが作動器を通して噴霧されるときに液体の電荷レベルを増加させ
ることができる。液体の機械的粉砕を促進するインサートはよりよい帯電を与え
る。
との間の電荷交換を増加させる。かかる増加は系を通過する流れの乱れを増加さ
せ、液体および容器の内部表面ならびにバルブおよび作動器系との間の接触の頻
度および速度を増加させる因子によってもたらされる。 例えば、作動器の特性を最適化して容器から噴霧される液体の電荷レベルを増
加させることができる。作動器のインサートより小さい0.45mm以下の大き
さのオリフィスは作動器を通して噴霧される液体の電荷レベルを増加させる。電
荷レベルを増加させる傾向にあるナイロン、ポリエステル、アセタール、PVCお
よびポリプロピレンのような作動器用材料の選択もまた装置から噴霧される液体
の電荷レベルを増加させることができる。インサート中のオリフィスの形状を最
適化して、それが作動器を通して噴霧されるときに液体の電荷レベルを増加させ
ることができる。液体の機械的粉砕を促進するインサートはよりよい帯電を与え
る。
【0021】 スプレー装置の作動器のインサートは、伝導性、絶縁性、半導性または静電気
散逸材料から作製されてもよい。 浸漬管の特性を最適化して容器から噴霧される液体の電荷レベルを増加させる
ことができる。狭い、例えば内部の直径が約1.27mmの浸漬管は液体の電荷
レベルを増加させ、浸漬管材料も帯電させて電荷を増加させることができる。 容器から噴霧される時に液体製品の対質量比電荷を増加させるバルブの特性を
選択することができる。ハウジング中の約0.65mmの小さい尾部のオリフィ
スは、噴霧中に製品の対質量比電荷を増加させる。ステム中の穴の数を例えば2
×0.50mmに減らすこともまた噴霧中の製品の電荷を増加させる。一般によ
り高い電荷レベルを与える、例えば0.50mm〜1.0mmの蒸気相コックの
存在により電荷レベル、より大きいオリフィスを最大限にする助けとなる。
散逸材料から作製されてもよい。 浸漬管の特性を最適化して容器から噴霧される液体の電荷レベルを増加させる
ことができる。狭い、例えば内部の直径が約1.27mmの浸漬管は液体の電荷
レベルを増加させ、浸漬管材料も帯電させて電荷を増加させることができる。 容器から噴霧される時に液体製品の対質量比電荷を増加させるバルブの特性を
選択することができる。ハウジング中の約0.65mmの小さい尾部のオリフィ
スは、噴霧中に製品の対質量比電荷を増加させる。ステム中の穴の数を例えば2
×0.50mmに減らすこともまた噴霧中の製品の電荷を増加させる。一般によ
り高い電荷レベルを与える、例えば0.50mm〜1.0mmの蒸気相コックの
存在により電荷レベル、より大きいオリフィスを最大限にする助けとなる。
【0022】 製品処方の変化もまた帯電レベルに影響を及ぼし得る。炭化水素と水との混合
物、または混和しない炭化水素と水とのエマルションを含む処方は、水だけまた
は炭化水素だけの処方のいずれかよりも、エーロゾル装置から噴霧された時によ
り高い対質量比電荷を担持する。 本発明に使用されるアレルゲン中和組成物は、油相、水性相、界面活性剤、ア
レルゲン変性剤またはアレルゲン失活剤および噴射剤を含んでいることが好まし
い。
物、または混和しない炭化水素と水とのエマルションを含む処方は、水だけまた
は炭化水素だけの処方のいずれかよりも、エーロゾル装置から噴霧された時によ
り高い対質量比電荷を担持する。 本発明に使用されるアレルゲン中和組成物は、油相、水性相、界面活性剤、ア
レルゲン変性剤またはアレルゲン失活剤および噴射剤を含んでいることが好まし
い。
【0023】 油相は、好ましくは2〜10%w/wの量で組成物中に存在する炭素数9ない
し12の炭化水素を含んでいることが好ましい。 界面活性剤は0.1〜1.0%w/wの量で組成物中に存在するオレイン酸グ
リセリルまたはオレイン酸ポリグリセロールであることが好ましい。 噴射剤はブタン、所望によりプロパンとの混合物である液化石油ガス(LPG)で
あることが好ましい。噴射剤は、組成物が「湿った」組成物としてまたは「乾い
た」組成物として噴霧することを意図しているかどうかによって、10〜90%
w/wの量で存在してもよい。「湿った」組成物に対して噴射剤は好ましくは2
0〜50%w/wの量で、さらに好ましくは30〜40%w/wの量で存在する
。
し12の炭化水素を含んでいることが好ましい。 界面活性剤は0.1〜1.0%w/wの量で組成物中に存在するオレイン酸グ
リセリルまたはオレイン酸ポリグリセロールであることが好ましい。 噴射剤はブタン、所望によりプロパンとの混合物である液化石油ガス(LPG)で
あることが好ましい。噴射剤は、組成物が「湿った」組成物としてまたは「乾い
た」組成物として噴霧することを意図しているかどうかによって、10〜90%
w/wの量で存在してもよい。「湿った」組成物に対して噴射剤は好ましくは2
0〜50%w/wの量で、さらに好ましくは30〜40%w/wの量で存在する
。
【0024】 エーロゾルスプレー装置から噴霧される液滴は、一般に液滴のピークが40μ
mにある5〜100μmの範囲の直径を有する。エーロゾルスプレー装置から噴
霧される液体は所定量の粒子状物質、例えばヒュームドシリカ、または所定量の
メントールもしくはナフタレンのような揮発性の固体物質を含んでもよい。 アレルゲンの中和に加え、本発明の方法はまた粒子の間接帯電によって浮遊粒
子が沈殿する自然の工程を促進し、それによって空気の質を急速におよび便利に
改善することができる。
mにある5〜100μmの範囲の直径を有する。エーロゾルスプレー装置から噴
霧される液体は所定量の粒子状物質、例えばヒュームドシリカ、または所定量の
メントールもしくはナフタレンのような揮発性の固体物質を含んでもよい。 アレルゲンの中和に加え、本発明の方法はまた粒子の間接帯電によって浮遊粒
子が沈殿する自然の工程を促進し、それによって空気の質を急速におよび便利に
改善することができる。
【0025】 典型的なスプレー装置用の缶はアルミニウムまたはラッカー被覆もしくはラッ
カー被覆していない錫板などから作られる。作動器のインサートは、例えばアセ
タール樹脂から作製してもよい。バルブステムの横開口部は、典型的には直径0
.51mmの2つの開口の形態である。
カー被覆していない錫板などから作られる。作動器のインサートは、例えばアセ
タール樹脂から作製してもよい。バルブステムの横開口部は、典型的には直径0
.51mmの2つの開口の形態である。
【0026】
以下、実施例のみを挙げて添付図面を参照しながら本発明を説明する。 図1および2には、本発明のエーロゾルスプレー装置が示されている。該装置
は従来法でアルミニウム、またはラッカー被覆したもしくはラッカー被覆してい
ないブリキなどから作られた缶1を有し、液滴が適当な静電的電荷を担持するこ
とができるような伝導率を有する液体3に対する溜め2を規定している。缶の中
には、浸漬管4、バルブおよび作動器アセンブリ5とを有してなる導管系を介し
て缶1から液体3を押し出すことができる圧力下のガスが存在する。浸漬管4は
缶1の底の周辺部分で終わる一方の端部6と、バルブアセンブリの尾部8に連結
している他方の端部7とを有する。尾部8は缶の上部の開口部に嵌合した取り付
け用アセンブリ9によって固定されており、浸漬管4が連結している端部7と尾
部オリフィス11を規定している下部10を有する。尾部は下部11に比較的狭
い直径の内腔12およびその上部13に比較的広い直径を有する。バルブアセン
ブリは、また、尾部の内腔12内に設けられ、バネ15の作用に反して内腔12
内を軸方向に移動するように配置されたステム管14を有する。バルブのステム
14は1つ以上の横開口部(ステムの穴)17(図2参照)を有する内部内腔1
6を有する。バルブアセンブリはバルブのステム14をステム管14のうち腔1
6が作動器の内腔19と連絡するように収容する中央内腔19を有する作動器1
8を有する。内腔19に対して垂直に伸びる作動器中の通路20は、通路20と
連絡している内腔23を有するインサート22の形状でスプレーヘッドを設けた
ポスト21を有するくぼみで内腔19とつながっている。
は従来法でアルミニウム、またはラッカー被覆したもしくはラッカー被覆してい
ないブリキなどから作られた缶1を有し、液滴が適当な静電的電荷を担持するこ
とができるような伝導率を有する液体3に対する溜め2を規定している。缶の中
には、浸漬管4、バルブおよび作動器アセンブリ5とを有してなる導管系を介し
て缶1から液体3を押し出すことができる圧力下のガスが存在する。浸漬管4は
缶1の底の周辺部分で終わる一方の端部6と、バルブアセンブリの尾部8に連結
している他方の端部7とを有する。尾部8は缶の上部の開口部に嵌合した取り付
け用アセンブリ9によって固定されており、浸漬管4が連結している端部7と尾
部オリフィス11を規定している下部10を有する。尾部は下部11に比較的狭
い直径の内腔12およびその上部13に比較的広い直径を有する。バルブアセン
ブリは、また、尾部の内腔12内に設けられ、バネ15の作用に反して内腔12
内を軸方向に移動するように配置されたステム管14を有する。バルブのステム
14は1つ以上の横開口部(ステムの穴)17(図2参照)を有する内部内腔1
6を有する。バルブアセンブリはバルブのステム14をステム管14のうち腔1
6が作動器の内腔19と連絡するように収容する中央内腔19を有する作動器1
8を有する。内腔19に対して垂直に伸びる作動器中の通路20は、通路20と
連絡している内腔23を有するインサート22の形状でスプレーヘッドを設けた
ポスト21を有するくぼみで内腔19とつながっている。
【0027】 エラストマー物質からなる輪24をバルブのステム14の外表面の間に設け、
通常このシール環はバルブステム14中の横開口部17を閉じる。バルブアセン
ブリの構成は、作動器18を手で下に押すと、図2に示すようにバネ15の作用
に反してバルブのステム14を下向きに押し進めるため、シール環24は横開口
部17を閉じなくなる。この位置で、溜め2からスプレーヘッドの内腔23まで
通路が設けられるため、缶の中のガスの圧力下、浸漬管4、尾部の内腔12、バ
ルブのステム内腔16、作動器の内腔19および通路20とを有してなる導管系
を介してスプレーヘッドまで液体を押し出すことができる。
通常このシール環はバルブステム14中の横開口部17を閉じる。バルブアセン
ブリの構成は、作動器18を手で下に押すと、図2に示すようにバネ15の作用
に反してバルブのステム14を下向きに押し進めるため、シール環24は横開口
部17を閉じなくなる。この位置で、溜め2からスプレーヘッドの内腔23まで
通路が設けられるため、缶の中のガスの圧力下、浸漬管4、尾部の内腔12、バ
ルブのステム内腔16、作動器の内腔19および通路20とを有してなる導管系
を介してスプレーヘッドまで液体を押し出すことができる。
【0028】 オリフィス27(図1には示されていない)を尾部8の壁の中に設けて蒸気相
コックを構成し、それによって溜め2中のガス圧がバルブアセンブリを通して液
体の流れに直接作用することができる。このことによって液体の乱れを増加する
。オリフィス27の直径が少なくとも0.76mmである場合に、増加した電荷
が供給されることが判明した。 好ましくは、バルブのステム内腔16と尾部の内腔12とをつなぐ横開口部1
7は、静電的電荷の発生を増大させるためにそれぞれ0.51mm以下の直径を
有する2つのオリフィスの形態である。さらに、浸漬管4の直径は、液体に与え
る電荷を増加させるために好ましくはできるだけ小さく、例えば1.2mmであ
る。また、尾部のオリフィス11の直径ができるだけ小さく、例えば約0.64
mm以下の場合には電荷の発生が増大する。
コックを構成し、それによって溜め2中のガス圧がバルブアセンブリを通して液
体の流れに直接作用することができる。このことによって液体の乱れを増加する
。オリフィス27の直径が少なくとも0.76mmである場合に、増加した電荷
が供給されることが判明した。 好ましくは、バルブのステム内腔16と尾部の内腔12とをつなぐ横開口部1
7は、静電的電荷の発生を増大させるためにそれぞれ0.51mm以下の直径を
有する2つのオリフィスの形態である。さらに、浸漬管4の直径は、液体に与え
る電荷を増加させるために好ましくはできるだけ小さく、例えば1.2mmであ
る。また、尾部のオリフィス11の直径ができるだけ小さく、例えば約0.64
mm以下の場合には電荷の発生が増大する。
【0029】 図3は、図1および2の装置の作動器のインサートの断面を縮尺を大きくして
示している。簡単に言うと、この図において内腔23は1つの円筒形の開口とし
て示されている。しかしながら、内腔23は好ましくは、例えば図4に示された
形状を有する。内腔23の開口は符号31によって表され、内腔の開口規定部分
は符号30によって表されている。内腔出口における開口規定部分の周囲の全長
はL(mm)によって表され、aは内腔出口における開口の全面積(mm2 )で
あり、Lおよびaの値は図4に示す通りである。L/aは8を超え、この状態は
作動器インサートとそこを通過する液体との間の接触面積が増加することを意味
するため、特に伝導性があって電荷を発生させることが判明した。
示している。簡単に言うと、この図において内腔23は1つの円筒形の開口とし
て示されている。しかしながら、内腔23は好ましくは、例えば図4に示された
形状を有する。内腔23の開口は符号31によって表され、内腔の開口規定部分
は符号30によって表されている。内腔出口における開口規定部分の周囲の全長
はL(mm)によって表され、aは内腔出口における開口の全面積(mm2 )で
あり、Lおよびaの値は図4に示す通りである。L/aは8を超え、この状態は
作動器インサートとそこを通過する液体との間の接触面積が増加することを意味
するため、特に伝導性があって電荷を発生させることが判明した。
【0030】 液体の低流速のみを許容する値に断面積aを減少させることなく高いL/a比
を得るために、多くの異なる形状を採用することができる。従って、例えば、(i
) 内腔出口は(中央の開口があるまたはない)複数の弓形のような開口を有し、
(ii)出口は複数の扇形のような開口を有し、(iii) 開口はグリルまたは格子の形
状で一緒に出口を形成し、(iv)出口は一般に十字架状であり、(v) 開口は同心環
の形状で一緒に出口を規定する作動器インサート内腔の形状、およびこれらの形
状の組み合わせを使用することが可能である。舌状部分が液流に突出し、それに
よって振動することができる作動器インサート内腔の形状が特に好ましい。この
振動特性は流れの乱れおよび二重層の静電的電荷の分離の増大を引き起こし、よ
り多くの電荷を大量の液体に移動させる。
を得るために、多くの異なる形状を採用することができる。従って、例えば、(i
) 内腔出口は(中央の開口があるまたはない)複数の弓形のような開口を有し、
(ii)出口は複数の扇形のような開口を有し、(iii) 開口はグリルまたは格子の形
状で一緒に出口を形成し、(iv)出口は一般に十字架状であり、(v) 開口は同心環
の形状で一緒に出口を規定する作動器インサート内腔の形状、およびこれらの形
状の組み合わせを使用することが可能である。舌状部分が液流に突出し、それに
よって振動することができる作動器インサート内腔の形状が特に好ましい。この
振動特性は流れの乱れおよび二重層の静電的電荷の分離の増大を引き起こし、よ
り多くの電荷を大量の液体に移動させる。
【0031】 図5は、作動器インサート22の渦流室35の1つの可能な形状の平面図を示
している。渦流室は等しく間隔を設け、内腔23を囲む中央領域37に接してい
る4つの横溝36を有する。使用に際し、加圧下のガスによって溜め2から押し
出された液体は通路20に沿って進み、溝の縦軸に直交する溝36に達する。溝
の形状は、液体が中央領域37、そして内腔23に入るより前に円運動に従う傾
向があるためである。結果として、液体は液体中の静電的電荷を増大させる実質
的な乱れに曝される。
している。渦流室は等しく間隔を設け、内腔23を囲む中央領域37に接してい
る4つの横溝36を有する。使用に際し、加圧下のガスによって溜め2から押し
出された液体は通路20に沿って進み、溝の縦軸に直交する溝36に達する。溝
の形状は、液体が中央領域37、そして内腔23に入るより前に円運動に従う傾
向があるためである。結果として、液体は液体中の静電的電荷を増大させる実質
的な乱れに曝される。
【0032】 以下、実施例を挙げて本発明を説明する。 実施例1 人為的に発生させたダスト粒子(家庭内で発生する)のエーロゾル中のアレル
ゲン(例えば、Der p1, Der f1, Fel d1またはBla g1)の濃度を定量し、中和剤
を含む帯電した液体エーロゾルおよび中和剤を含まない同一の帯電した液体エー
ロゾルでダストの雲を処理した後の配置を比較した。2.2m3 のテスト室で2
.0gのハウスダストを圧縮空気で分散させてダストの雲を発生させた。2.0
gの液体エーロゾル(中和剤を含んだものか、または含んでいないもののいずれ
か)をダストの雲の中央に噴霧し、空気の採取を直ちに開始した。浮遊粒子を回
収するために直列型フィルターホルダー(German laboratories )で支持したガ
ラス繊維入り濾紙によって、1分間当たり18リットルの速度で5分間空気を採
取した。アレルゲンを1mLの10%BSA PBS−T(0.05%Twee
nおよび10%ウシ血清アルブミンを含むリン酸緩衝溶液)中で一晩、これらの
採取した濾紙から溶出させた。次いで濾紙を取り除いて残りの溶液を13000
rpmで5分間遠心分離した。溶解したアレルゲンを含む上清を清浄な容器にデ
カントした。対照測定はダストの雲を液体エーロゾルで処理しないで採取して行
った。中和剤を含む帯電したエーロゾルおよび中和剤を含まない同量のエーロゾ
ルでの制御および処理については最低5回繰り返して行った。採取した溶液中の
アレルゲン濃度を標準ELISA(酵素結合イムノソルベント分析)法を用いて
分析した。
ゲン(例えば、Der p1, Der f1, Fel d1またはBla g1)の濃度を定量し、中和剤
を含む帯電した液体エーロゾルおよび中和剤を含まない同一の帯電した液体エー
ロゾルでダストの雲を処理した後の配置を比較した。2.2m3 のテスト室で2
.0gのハウスダストを圧縮空気で分散させてダストの雲を発生させた。2.0
gの液体エーロゾル(中和剤を含んだものか、または含んでいないもののいずれ
か)をダストの雲の中央に噴霧し、空気の採取を直ちに開始した。浮遊粒子を回
収するために直列型フィルターホルダー(German laboratories )で支持したガ
ラス繊維入り濾紙によって、1分間当たり18リットルの速度で5分間空気を採
取した。アレルゲンを1mLの10%BSA PBS−T(0.05%Twee
nおよび10%ウシ血清アルブミンを含むリン酸緩衝溶液)中で一晩、これらの
採取した濾紙から溶出させた。次いで濾紙を取り除いて残りの溶液を13000
rpmで5分間遠心分離した。溶解したアレルゲンを含む上清を清浄な容器にデ
カントした。対照測定はダストの雲を液体エーロゾルで処理しないで採取して行
った。中和剤を含む帯電したエーロゾルおよび中和剤を含まない同量のエーロゾ
ルでの制御および処理については最低5回繰り返して行った。採取した溶液中の
アレルゲン濃度を標準ELISA(酵素結合イムノソルベント分析)法を用いて
分析した。
【0033】 中和剤を含むエーロゾル組成物を以下の成分から生成した。 エチルアルコール(30%v/v) 水(59%v/v) ベンジルアルコール(10%v/v) タンニン酸(1%w/v) 混合物を通常のエーロゾル缶に導入した。
【0034】 圧縮空気を用いて缶を加圧して、缶内の圧力を130psiにした。 高圧電源から缶の継目に−10kVの電荷を供給し、このスプレーから放出さ
れた液滴の電荷レベルを人為的に−1×10-4C/kgの対質量比電荷まで上げ
た。約1.5g/秒の流速が得られた。液滴は急速に空気中に分散するようにな
った。 前述のエーロゾルスプレー装置と同じエーロゾル組成物を充填した公知の標準
エーロゾルスプレー装置とを比較した。前述のプロトコールに従い、部屋内のア
レルゲンを消すために用いたとき、前述の装置では公知の標準装置と比較して必
要とされる噴霧量が明らかに少なかった。
れた液滴の電荷レベルを人為的に−1×10-4C/kgの対質量比電荷まで上げ
た。約1.5g/秒の流速が得られた。液滴は急速に空気中に分散するようにな
った。 前述のエーロゾルスプレー装置と同じエーロゾル組成物を充填した公知の標準
エーロゾルスプレー装置とを比較した。前述のプロトコールに従い、部屋内のア
レルゲンを消すために用いたとき、前述の装置では公知の標準装置と比較して必
要とされる噴霧量が明らかに少なかった。
【0035】 実施例2 化学線で発生させた定量した濃度のアレルゲンを含むダストの雲中のダスト粒
子の減少速度を空気粒子計数装置(APC 300A, Malvern Instruments, Malvern,
UK)を用いて定量した。自然な過程でのみ起こる減少速度を、手で扱うエーロゾ
ルパックディスペンサーから噴霧したアレルゲン変性剤(−1.4×10-4C/
kg-1の対質量比電荷)を含む帯電した液体エーロゾル組成物および同量の帯電
していない液体エーロゾル(−1.3×10-6C/kg-1の対質量比電荷)でダ
ストの雲を処理した後の速度とを比較した。2.2m3 のテスト室で2.0gの
ダストを圧縮空気で分散させて、ダスト粒子(家庭内の原因)の雲を発生させた
。この雲の中の粒子濃度を14分間にわたって空気粒子計数装置を用いて定量し
、このダストに対する自然の減少速度に対する速度を得た。帯電した液体エーロ
ゾルスプレーおよび帯電していない液体エーロゾルスプレーのダスト粒子の濃度
への効果を定量するために、粒子濃度の最初の測定のすぐ後に、これらのうちの
1つである2.0gスプレーを人為的なダストの雲の中央に噴霧した。ダストの
濃度のそれ以後の測定は、液体エーロゾルスプレーによって達成された粒子の減
少を反映した。粒子の沈降の自然な速度について、ならびに帯電していない液体
エーロゾルスプレーおよび帯電した液体エーロゾルスプレーによってもたらされ
る減少については、最低5回繰り返して行った。
子の減少速度を空気粒子計数装置(APC 300A, Malvern Instruments, Malvern,
UK)を用いて定量した。自然な過程でのみ起こる減少速度を、手で扱うエーロゾ
ルパックディスペンサーから噴霧したアレルゲン変性剤(−1.4×10-4C/
kg-1の対質量比電荷)を含む帯電した液体エーロゾル組成物および同量の帯電
していない液体エーロゾル(−1.3×10-6C/kg-1の対質量比電荷)でダ
ストの雲を処理した後の速度とを比較した。2.2m3 のテスト室で2.0gの
ダストを圧縮空気で分散させて、ダスト粒子(家庭内の原因)の雲を発生させた
。この雲の中の粒子濃度を14分間にわたって空気粒子計数装置を用いて定量し
、このダストに対する自然の減少速度に対する速度を得た。帯電した液体エーロ
ゾルスプレーおよび帯電していない液体エーロゾルスプレーのダスト粒子の濃度
への効果を定量するために、粒子濃度の最初の測定のすぐ後に、これらのうちの
1つである2.0gスプレーを人為的なダストの雲の中央に噴霧した。ダストの
濃度のそれ以後の測定は、液体エーロゾルスプレーによって達成された粒子の減
少を反映した。粒子の沈降の自然な速度について、ならびに帯電していない液体
エーロゾルスプレーおよび帯電した液体エーロゾルスプレーによってもたらされ
る減少については、最低5回繰り返して行った。
【0036】 依然として浮遊している直径1〜2ミクロンの粒子の割合に関する典型的な結
果を図6に示す。自然の過程だけではダスト粒子の沈降速度は極めて安定してお
り、遅かった。手で扱うエーロゾルパック装置によって発生させた液体エーロゾ
ルスプレーでは90秒以内に粒子の60%が減少した。帯電した液体エーロゾル
スプレーでは90秒以内に粒子のほぼ80%が減少した。液体エーロゾルを帯電
させた時に達成された粒子の減少およびアレルゲンの変性についての向上は、帯
電していない液体エーロゾルによって達成されたものを超えており、統計学的に
明らかであった(p<0.05)。
果を図6に示す。自然の過程だけではダスト粒子の沈降速度は極めて安定してお
り、遅かった。手で扱うエーロゾルパック装置によって発生させた液体エーロゾ
ルスプレーでは90秒以内に粒子の60%が減少した。帯電した液体エーロゾル
スプレーでは90秒以内に粒子のほぼ80%が減少した。液体エーロゾルを帯電
させた時に達成された粒子の減少およびアレルゲンの変性についての向上は、帯
電していない液体エーロゾルによって達成されたものを超えており、統計学的に
明らかであった(p<0.05)。
【図1】 本発明のエーロゾルスプレー装置の断面図である。
【図2】 図1の装置のバルブアセンブリの断面図である。
【図3】 図2に示すアセンブリの作動器インサートの断面図である。
【図4】 図3に示すスプレーヘッドの内腔をA方向から見たときの形状を示す。
【図5】 図3に示すスプレーヘッドの渦流室をB方向から見たときの形状を示す。
【図6】 実施例6に記載されたアレルゲンを含むダスト粒子の沈降速度に関する本発明
の方法を示す。
の方法を示す。
【符号の説明】 1 缶 2 溜め 3 液体 4 浸漬管 5 アセンブリ
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年6月19日(2000.6.19)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項15
【補正方法】変更
【補正内容】
【化1】 の化合物、式II:
【化2】 の化合物、式III :
【化3】 (式中、n=2〜200) の反復単位を2以上含む重合性ジアルデヒド、尿素、シクロデキストリン、水素
添加ホップ油、ポリビニルピロリドン、N−メチルピロリドン、アントラキノン
のナトリウム塩、チオグリコール酸カリウムまたはグルタルアルデヒドである請
求項1ないし14のいずれかに記載の方法。
添加ホップ油、ポリビニルピロリドン、N−メチルピロリドン、アントラキノン
のナトリウム塩、チオグリコール酸カリウムまたはグルタルアルデヒドである請
求項1ないし14のいずれかに記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 ヒューズ,ジョン,ファレル イギリス,サザンプトン SO40 2J L,バートレー,シェファーズ クローズ 2番地 (72)発明者 フォックス,ロドニー,トマス イギリス,ハル HU16 4AS,コッテ ィンガム,サウス ストリート 30番地 (72)発明者 ハリソン,マーク,ニール イギリス,バートン−オン−トレント D E13 9HZ,タットべリー,クロムウェ ル クローズ 27番地 (72)発明者 ホイットモア,リンゼイ,フェイ イギリス,ウィンチェスター SO21 1 UQ,コールデン コモン,ティーズ フ ァーム ロード 60番地 (72)発明者 ハーパー,ダンカン,ロジャー イギリス,ハル HU3 2TA,ブルバ ード 78番地,フラット 2 Fターム(参考) 4D054 AA20 BB19
Claims (15)
- 【請求項1】 アレルゲン変性剤またはアレルゲン失活剤を含む液体組成物を収容するスプレ
ー装置からアレルゲン液滴の浮遊源に向ける浮遊アレルゲンを変性するまたは失
活させる方法であって、前記スプレー装置で前記液滴を噴霧する間に二層帯電に
よって前記液滴に少なくとも±1×10-4C/kgの対質量比電荷を有するよう
なレベルの単極性電荷を与えることを含んでなる方法。 - 【請求項2】 前記スプレー装置がエーロゾルスプレー装置である請求項1記載の方法。
- 【請求項3】 前記液体組成物がエマルションである請求項1または2記載の方法。
- 【請求項4】 前記液滴の直径が5から100μmの範囲である請求項1ないし3のいずれか
に記載の方法。 - 【請求項5】 前記組成物がDer−f、Der−p、Fel−dおよび/またはBla−g
アレルゲンに対して有効なアレルゲン変性剤またはアレルゲン失活剤を含む請求
項1ないし4のいずれかに記載の方法。 - 【請求項6】 内部または外部電荷誘導装置から全く電荷が与えられることなく、単極性電荷
が前記液体と前記スプレー装置との間の相互作用によってのみ前記液滴に与えら
れる請求項1ないし5のいずれかに記載の方法。 - 【請求項7】 エーロゾルスプレー装置のオリフィスから実際に液滴を噴霧している間に二層
帯電が前記液滴に単極性電荷を与えることによって液滴対質量比電荷を達成する
ために選択された作動器の材料、作動器のオリフィスの大きさおよび形状、浸漬
管の直径、バルブの特性ならびにエーロゾル装置内に収容されるアレルゲン変性
またはアレルゲン失活組成物の処方等の特徴の少なくとも1つを有する前記エー
ロゾルスプレー装置を使用した結果、少なくとも±1×10-4C/kgの対質量
比電荷を前記液滴に与える請求項6記載の方法。 - 【請求項8】 前記液体組成物が油相、水性相、界面活性剤、アレルゲン変性剤またはアレル
ゲン失活剤および噴射剤を含んでなる請求項1ないし7のいずれかに記載の方法
。 - 【請求項9】 前記油相が炭素数9ないし12の炭化水素を含む請求項8記載の方法。
- 【請求項10】 前記炭素数9ないし12の炭化水素が前記組成物中に2〜10%w/wの量で
存在する請求項9記載の方法。 - 【請求項11】 前記界面活性剤がオレイン酸グリセリルまたはオレイン酸ポリグリセロールで
ある請求項8ないし10のいずれかに記載の方法。 - 【請求項12】 前記界面活性剤が組成物中に0.1〜1.0%w/wの量で存在する請求項8
ないし11のいずれかに記載の方法。 - 【請求項13】 前記噴射剤が液化石油ガスまたは圧縮ガスである請求項8ないし12のいずれ
かに記載の方法。 - 【請求項14】 前記噴射剤が組成物中に20〜50%w/wの量で存在する請求項13記載の
方法。 - 【請求項15】 前記アレルゲン変性剤がタンニン酸であって、Der−fおよび/またはDe
r−pアレルゲンに対する失活剤の例として、シーダー油、塩化ヘキサデシルト
リメチルアンモニウム、アルミニウムクロロ水和物、1−プロポキシプロパノー
ル−2、ポリクアテルニウム−10、シリカゲル、アルギン酸プロピレングリコ
ール、硫酸アンモニウム、ヒノキチオール、L−アスコルビン酸、固定化タンニ
ン酸、クロロヘキシジン、無水マレイン酸、ヒノキ油、AgClとTiO2 との
複合物、ジアゾリジニル尿素、6−イソプロピル−m−クレゾール、式I: 【化1】 の化合物、式II: 【化2】 の化合物、式III : 【化3】 (式中、n=2〜200) の反復単位を2以上含む重合性ジアルデヒド、尿素、シクロデキストリン、水素
添加ホップ油、ポリビニルピロリドン、N−メチルピロリドン、アントラキノン
のナトリウム塩、チオグリコール酸カリウムまたはグルタルアルデヒドが挙げら
れる請求項1ないし14のいずれかに記載の方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GBGB9814372.0A GB9814372D0 (en) | 1998-07-02 | 1998-07-02 | Treatment of airborne allergens |
GB9814372.0 | 1998-07-02 | ||
PCT/GB1999/001976 WO2000001429A2 (en) | 1998-07-02 | 1999-06-23 | Treatment of airborne allergens |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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---|---|
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EP (1) | EP1091767B1 (ja) |
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AT (1) | ATE247989T1 (ja) |
AU (1) | AU752213B2 (ja) |
BR (1) | BR9911704A (ja) |
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ES (1) | ES2207234T3 (ja) |
GB (1) | GB9814372D0 (ja) |
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ZA (1) | ZA200007641B (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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