JP2002518298A - 害虫を遠ざけるための組成物 - Google Patents
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- C07D207/08—Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hydrocarbon radicals, substituted by hetero atoms, attached to ring carbon atoms
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、本質的に、式(I)の周知の化合物の使用に基づく、害虫を阻止するための非治療的方法を記載する。さらに、これらの物質を活性成分として含む対応害虫阻止組成物、害虫阻止組成物を調製するための式(I)の化合物、及び害虫に対する防御における式(I)の化合物の使用が記載される。したがって、本発明は、式(I)の化合物又はそれらの酸付加塩を、どのように、及びどの形態で、害虫を物質、場所又は温血動物から阻止するのに用いるのかを記載する。
【化1】
Description
【0001】 本発明は、本質的には、害虫を阻止するための非治療的方法であって、以下に
示されるほとんど周知の式(I)の化合物の使用に基づく方法に関する。さらに
、これらの物質を活性成分として含む対応害虫駆除組成物、害虫阻止組成物を調
製するための式(I)の化合物、及び害虫に対する防御における式(I)の化合
物の使用に関する。
示されるほとんど周知の式(I)の化合物の使用に基づく方法に関する。さらに
、これらの物質を活性成分として含む対応害虫駆除組成物、害虫阻止組成物を調
製するための式(I)の化合物、及び害虫に対する防御における式(I)の化合
物の使用に関する。
【0002】 驚くべきことに、下記式(I):
【0003】
【化2】 (式中、 Rは水素、C1−C20−アルキル又は−C(O)−R8であって、R8はC 1 −C20−アルキル、C1−C20−アルコキシ、非置換フェニル又はC1−
C3−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C1−C3−ハロアルコキシ、ハ
ロゲン、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシ、アミノもしくはニトロで1回以上
置換されているフェニルであり; R1は水素、C1−C20−アルキル、−C(O)−R3、−C(S)−R4 、C(O)−O−R5、−C(O)−NH−R6又は−C(S)−NH−R7で
あって;ここで、R3、R4、R5、R6及びR7は、互いに独立に、C1−C 10 −アルキル、アセトキシ、C1−C10−ハロアルキル、C1−C10−ア
ルコキシもしくはC1−C10−ハロアルコキシを示し、又は、互いに独立に、
非置換フェニル又はC1−C3−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C1−
C3−ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、C1−C3−アルコ
キシ、アミノ、CHOもしくはニトロで1回以上置換されているフェニルであり
; R2及びR3は、互いに独立に、水素、C1−C3−アルキル、C1−C3−
ハロアルキル、C1−C3−ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル
、アミノ、アリール又はニトロであり; Raは水素、非置換C1−C20−アルキル又はハロゲン、シアノ、ヒドロキ
シル、アルコキシ、ニトロ、フェニル、ビフェニル、ベンゾイルオキシもしくは
フェノキシフェニルで1回以上置換されているC1−C20−アルキルであって
、ここで、各々のフェニル、ビフェニル、ベンジルオキシもしくはフェノキシフ
ェニルは非置換であるか、又はC1−C3−アルキル、C1−C3−ハロアルキ
ル、C1−C3−ハロアルコキシ、C1−C3−アルコキシ、ハロゲン、シアノ
、ヒドロキシル、アミノもしくはニトロで1回以上置換されており;あるいは、
C3−C8−シクロアルキル、フェニル、ビフェニル、フェノキシフェニル又は
ヘテロシクリルであって、ここで、これらの環状基の各々は非置換であるか、又
はC1−C3−アルキル、C2−C6−アルケニル、C1−C3−ハロアルキル
、C1−C3−ハロアルコキシ、C1−C3−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、
ヒドロキシル、アミノ、(C1−C3−アルキル)2N、アセチルもしくはニト
ロで1回以上置換されており;あるいは、C1−C6−アルキレン−アリールを
表し、ここでアリール基は非置換であるか、又はC1−C3−アルキル、C1−
C3−ハロアルキル、C1−C3−ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、ヒドロ
キシルもしくはニトロで1回以上置換されており;あるいは、炭素原子の数に依
存して1ヶ所もしくは数カ所の位置で酸素が割り込むC1−C20−アルキルを
表し;及び Rbは水素、C1−C20−アルキル、ヘテロシクリル又はアリールを示し、
ここで、これらの環状基の各々は非置換であるか、又はC1−C3−アルキル、
C1−C3−ハロアルキル、C1−C3−ハロアルコキシ、C2−C6−アルケ
ニル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、C1−C3−アルコキシ、アミノ、(
C1−C3−アルキル)2N、もしくはニトロで1回以上置換されている。)の
化合物又はそれらの酸付加塩が、害虫の阻止に著しく適することが見出されてい
る。上記化合物の本発明による使用法により、ヒト、動物、物体又は特定の場所
の様々な害虫のほとんどを阻止することができ、式(I)の範囲内にある多くの
化合物はそれらの特に長期の効力持続期間について注目に値する。
C3−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C1−C3−ハロアルコキシ、ハ
ロゲン、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシ、アミノもしくはニトロで1回以上
置換されているフェニルであり; R1は水素、C1−C20−アルキル、−C(O)−R3、−C(S)−R4 、C(O)−O−R5、−C(O)−NH−R6又は−C(S)−NH−R7で
あって;ここで、R3、R4、R5、R6及びR7は、互いに独立に、C1−C 10 −アルキル、アセトキシ、C1−C10−ハロアルキル、C1−C10−ア
ルコキシもしくはC1−C10−ハロアルコキシを示し、又は、互いに独立に、
非置換フェニル又はC1−C3−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C1−
C3−ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、C1−C3−アルコ
キシ、アミノ、CHOもしくはニトロで1回以上置換されているフェニルであり
; R2及びR3は、互いに独立に、水素、C1−C3−アルキル、C1−C3−
ハロアルキル、C1−C3−ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル
、アミノ、アリール又はニトロであり; Raは水素、非置換C1−C20−アルキル又はハロゲン、シアノ、ヒドロキ
シル、アルコキシ、ニトロ、フェニル、ビフェニル、ベンゾイルオキシもしくは
フェノキシフェニルで1回以上置換されているC1−C20−アルキルであって
、ここで、各々のフェニル、ビフェニル、ベンジルオキシもしくはフェノキシフ
ェニルは非置換であるか、又はC1−C3−アルキル、C1−C3−ハロアルキ
ル、C1−C3−ハロアルコキシ、C1−C3−アルコキシ、ハロゲン、シアノ
、ヒドロキシル、アミノもしくはニトロで1回以上置換されており;あるいは、
C3−C8−シクロアルキル、フェニル、ビフェニル、フェノキシフェニル又は
ヘテロシクリルであって、ここで、これらの環状基の各々は非置換であるか、又
はC1−C3−アルキル、C2−C6−アルケニル、C1−C3−ハロアルキル
、C1−C3−ハロアルコキシ、C1−C3−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、
ヒドロキシル、アミノ、(C1−C3−アルキル)2N、アセチルもしくはニト
ロで1回以上置換されており;あるいは、C1−C6−アルキレン−アリールを
表し、ここでアリール基は非置換であるか、又はC1−C3−アルキル、C1−
C3−ハロアルキル、C1−C3−ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、ヒドロ
キシルもしくはニトロで1回以上置換されており;あるいは、炭素原子の数に依
存して1ヶ所もしくは数カ所の位置で酸素が割り込むC1−C20−アルキルを
表し;及び Rbは水素、C1−C20−アルキル、ヘテロシクリル又はアリールを示し、
ここで、これらの環状基の各々は非置換であるか、又はC1−C3−アルキル、
C1−C3−ハロアルキル、C1−C3−ハロアルコキシ、C2−C6−アルケ
ニル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、C1−C3−アルコキシ、アミノ、(
C1−C3−アルキル)2N、もしくはニトロで1回以上置換されている。)の
化合物又はそれらの酸付加塩が、害虫の阻止に著しく適することが見出されてい
る。上記化合物の本発明による使用法により、ヒト、動物、物体又は特定の場所
の様々な害虫のほとんどを阻止することができ、式(I)の範囲内にある多くの
化合物はそれらの特に長期の効力持続期間について注目に値する。
【0004】 少なくとも1つの塩基性中心を有する式(I)の化合物は、例えば、酸付加塩
を形成することができる。これらは、例えば、鉱酸、例えば、過塩素酸、硫酸、
硝酸、亜硝酸、リン酸又はヒドロハロ酸のような強無機酸を用いて、強有機カル
ボン酸、典型的には、適切である場合には例えばハロゲンで置換されているC1 −C4アルカンカルボン酸、例えば、酢酸、例えば、適切である場合には不飽和
であるジカルボン酸、例えば、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フ
マル酸もしくはフタル酸、典型的にはヒドロキシカルボン酸(アスコルビン酸、
乳酸、リンゴ酸、酒石酸、若しくはクエン酸など)又は安息香酸を用いて、ある
いは有機スルホン酸、典型的には、適切である場合には例えばハロゲンで置換さ
れているC1−C4アルカンスルホン酸もしくはアリールスルホン酸、例えば、
メタンスルホン酸もしくはp−トルエンスルホン酸を用いて形成される。これら
の塩のうち、強酸、特には鉱酸、特にヒドロハロ酸HCl及びHBrで形成され
るものが特に好ましい。複数の置換の全ては、同等もしくは異なる置換基が同時
に生じ得るものと解釈される。これらの置換基の定義において存在するアルキル
基は、炭素原子の数に依存して、直鎖であっても分岐鎖であってもよく、例えば
、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチ
ル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オ
クタデシル又はエイコシルに加えて、それらの分岐異性体、例えば、イソプロピ
ル、イソブチル、sec.−ブチル、tert.−ブチル、イソペンチル、ネオ
ペンチル又はイソヘキシルであり得る。アルコキシ、ハロアルキル及びハロアル
コキシ基は前記アルキル基から誘導される。
を形成することができる。これらは、例えば、鉱酸、例えば、過塩素酸、硫酸、
硝酸、亜硝酸、リン酸又はヒドロハロ酸のような強無機酸を用いて、強有機カル
ボン酸、典型的には、適切である場合には例えばハロゲンで置換されているC1 −C4アルカンカルボン酸、例えば、酢酸、例えば、適切である場合には不飽和
であるジカルボン酸、例えば、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フ
マル酸もしくはフタル酸、典型的にはヒドロキシカルボン酸(アスコルビン酸、
乳酸、リンゴ酸、酒石酸、若しくはクエン酸など)又は安息香酸を用いて、ある
いは有機スルホン酸、典型的には、適切である場合には例えばハロゲンで置換さ
れているC1−C4アルカンスルホン酸もしくはアリールスルホン酸、例えば、
メタンスルホン酸もしくはp−トルエンスルホン酸を用いて形成される。これら
の塩のうち、強酸、特には鉱酸、特にヒドロハロ酸HCl及びHBrで形成され
るものが特に好ましい。複数の置換の全ては、同等もしくは異なる置換基が同時
に生じ得るものと解釈される。これらの置換基の定義において存在するアルキル
基は、炭素原子の数に依存して、直鎖であっても分岐鎖であってもよく、例えば
、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチ
ル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オ
クタデシル又はエイコシルに加えて、それらの分岐異性体、例えば、イソプロピ
ル、イソブチル、sec.−ブチル、tert.−ブチル、イソペンチル、ネオ
ペンチル又はイソヘキシルであり得る。アルコキシ、ハロアルキル及びハロアル
コキシ基は前記アルキル基から誘導される。
【0005】 ハロはハロゲンを表し、通常はフッ素、塩素、臭素又はヨウ素、好ましくはフ
ッ素又は塩素、特には塩素を表し、それにより対応する置換基は1つ以上の同じ
もしくは異なるハロゲン原子を含み得る。
ッ素又は塩素、特には塩素を表し、それにより対応する置換基は1つ以上の同じ
もしくは異なるハロゲン原子を含み得る。
【0006】 ハロゲン置換炭素含有基、例えば、ハロアルキルもしくはハロアルコキシは部
分的にハロゲン化もしくはペルハロゲン化されていてもよく、それにより、複数
のハロゲン化の場合、ハロゲン置換基は同一であっても異なっていてもよい。ハ
ロアルキルの例−基それ自体としての、並びに他の基及び化合物、例えば、ハロ
アルコキシの構成要素としての−は、フッ素、塩素及び/又は臭素で一ないし三
置換されているメチル、例えば、CHF2又はCF3;フッ素、塩素及び/又は
臭素で一ないし五置換されているエチル、例えば、CH2CF3、CF2CF3 、CF2CCl3、CF2CHCl2、CF2CHF2、CF2CFCl2、C
F2CHBr2、CF2CHClF、CF2CHBrF又はCClFCHClF
;フッ素、塩素及び/又は臭素で一ないし七置換されているプロピルもしくはイ
ソプロピル、例えばCH2CHBrCH2Br、CF2CHFCF3、CH2C
F2CF3又はCH(CF3)2;及びフッ素、塩素及び/又は臭素で一ないし
九置換されているブチル又はその異性体のうちの1つ、例えば、CF(CF3)
CHFCF3又はCH2(CF2)2CF3である。
分的にハロゲン化もしくはペルハロゲン化されていてもよく、それにより、複数
のハロゲン化の場合、ハロゲン置換基は同一であっても異なっていてもよい。ハ
ロアルキルの例−基それ自体としての、並びに他の基及び化合物、例えば、ハロ
アルコキシの構成要素としての−は、フッ素、塩素及び/又は臭素で一ないし三
置換されているメチル、例えば、CHF2又はCF3;フッ素、塩素及び/又は
臭素で一ないし五置換されているエチル、例えば、CH2CF3、CF2CF3 、CF2CCl3、CF2CHCl2、CF2CHF2、CF2CFCl2、C
F2CHBr2、CF2CHClF、CF2CHBrF又はCClFCHClF
;フッ素、塩素及び/又は臭素で一ないし七置換されているプロピルもしくはイ
ソプロピル、例えばCH2CHBrCH2Br、CF2CHFCF3、CH2C
F2CF3又はCH(CF3)2;及びフッ素、塩素及び/又は臭素で一ないし
九置換されているブチル又はその異性体のうちの1つ、例えば、CF(CF3)
CHFCF3又はCH2(CF2)2CF3である。
【0007】 アルケニル−基それ自体として、並びに他の基及び化合物、例えば、アルケン
オキシ、ハロゲンアルケニル又はハロゲンアルケンオキシの構成要素として−は
、各々の場合において、当該基又は化合物における炭素原子の数を十分に考慮し
て、直鎖、例えば、ビニル、1−メチルビニル、アリル、1−ブテニルもしくは
2−ヘキセニル、又は分岐鎖、例えば、イソプロペニルのいずれかである。
オキシ、ハロゲンアルケニル又はハロゲンアルケンオキシの構成要素として−は
、各々の場合において、当該基又は化合物における炭素原子の数を十分に考慮し
て、直鎖、例えば、ビニル、1−メチルビニル、アリル、1−ブテニルもしくは
2−ヘキセニル、又は分岐鎖、例えば、イソプロペニルのいずれかである。
【0008】 適切なシクロアルキル置換基は3ないし8個の炭素原子を含み、例えば、シク
ロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル
又はシクロオクチルである。対応するシクロアルケニル置換基はモノであっても
よく、又は、繰り返しになるが、不飽和、例えば、シクロペンタジエニルもしく
はシクロオクタテトラエニルでもあり得る。シクロペンチル及びシクロヘキシル
が好ましい。
ロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル
又はシクロオクチルである。対応するシクロアルケニル置換基はモノであっても
よく、又は、繰り返しになるが、不飽和、例えば、シクロペンタジエニルもしく
はシクロオクタテトラエニルでもあり得る。シクロペンチル及びシクロヘキシル
が好ましい。
【0009】 本発明の脈絡において、アリールはフェニル又はナフチル、特にはフェニルで
あるものと理解される。これらのアリール基は非置換であるか、又はC1−C3 −アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C1−C3−アルコキシ、C1−C3 −ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、アミノもしくはニトロで
1回以上置換されており、ここで複数の置換の各々が同一の置換基に限定される
ことはない;その代わりに、混合された置換基が現れることがある。
あるものと理解される。これらのアリール基は非置換であるか、又はC1−C3 −アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C1−C3−アルコキシ、C1−C3 −ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、アミノもしくはニトロで
1回以上置換されており、ここで複数の置換の各々が同一の置換基に限定される
ことはない;その代わりに、混合された置換基が現れることがある。
【0010】 本発明の脈絡において、ヘテロシクリルは、少なくとも1つの酸素、イオウ又
は窒素原子を含む、脂肪族もしくは芳香族の、さらにはベンゾ縮合の、環状基を
意味するものと理解される。5及び6員複素環が好ましい。ヘテロシクリルには
、典型的には、ジオキソラニル、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、
ピリジル、ピリル、フリル、チエニル、イミダゾリル、テトラヒドロフリル、テ
トラヒドロピリル、テトラヒドロピラニル、ジヒドロフリル、ジヒドロピラニル
、ベンゾフリル、ベンゾチエニル、イソキサゾリル、オキサゾリル、チアゾリル
、オキサゾリニル、オキサゾリジニル、インドリル、イミダゾリニル、イミダゾ
リジニル及びジオキサニルのような置換基が含まれる。特には、非置換であるか
、又は1つもしくは2つのハロゲン原子を含むものが好ましく、ハロゲンは、こ
の場合、フッ素、塩素又は臭素を表すが、特には塩素である。これらのヘテロシ
クリル基のうち、ピロリジニル、ピペリジニル、ピリジル、ピリル、フリル、チ
エニル、テトラヒドロフリル、ベンゾフリル及びベンゾチエニルが特に注目に値
する。
は窒素原子を含む、脂肪族もしくは芳香族の、さらにはベンゾ縮合の、環状基を
意味するものと理解される。5及び6員複素環が好ましい。ヘテロシクリルには
、典型的には、ジオキソラニル、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、
ピリジル、ピリル、フリル、チエニル、イミダゾリル、テトラヒドロフリル、テ
トラヒドロピリル、テトラヒドロピラニル、ジヒドロフリル、ジヒドロピラニル
、ベンゾフリル、ベンゾチエニル、イソキサゾリル、オキサゾリル、チアゾリル
、オキサゾリニル、オキサゾリジニル、インドリル、イミダゾリニル、イミダゾ
リジニル及びジオキサニルのような置換基が含まれる。特には、非置換であるか
、又は1つもしくは2つのハロゲン原子を含むものが好ましく、ハロゲンは、こ
の場合、フッ素、塩素又は臭素を表すが、特には塩素である。これらのヘテロシ
クリル基のうち、ピロリジニル、ピペリジニル、ピリジル、ピリル、フリル、チ
エニル、テトラヒドロフリル、ベンゾフリル及びベンゾチエニルが特に注目に値
する。
【0011】 式(I)の脈絡における好ましい下位群は、 Rが水素又はC1−C6アルキルであり; R1が水素、C1−C6−アルキル、−C(O)−R3又は−C(S)−R4 であって;ここでR3及びR4は、互いに独立に、C1−C3−アルキル、アセ
トキシ、C1−C2−ハロアルキルであるか、あるいは、互いに独立に、非置換
フェニル又はC1−C3−アルキル、C1−C3−ハロアルキルもしくはハロゲ
ンで1回以上置換されているフェニルであり; R2及びR3が、互いに独立に、水素又はC1−C3−アルキルであり; Raが水素、C5−C20−アルキル、C3−C8−シクロアルキル又はフェ
ニルであって、ここで、これらの環状基の各々は非置換であるか、又はC1−C 3 −アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C1−C3−アルコキシ、ハロゲン
、アミノ、(C1−C3−アルキル)2Nもしくはアセチルで1回以上置換され
ており;及び Rbが水素、非置換フェニル又はC1−C3−アルキル、C1−C3−ハロア
ルキル、C1−C3−アルコキシ、ハロゲン、アミノもしくは(C1−C3−ア
ルキル)2Nで1回以上置換されているフェニルである、 化合物(それらの酸付加塩を含む)によって形成される。
トキシ、C1−C2−ハロアルキルであるか、あるいは、互いに独立に、非置換
フェニル又はC1−C3−アルキル、C1−C3−ハロアルキルもしくはハロゲ
ンで1回以上置換されているフェニルであり; R2及びR3が、互いに独立に、水素又はC1−C3−アルキルであり; Raが水素、C5−C20−アルキル、C3−C8−シクロアルキル又はフェ
ニルであって、ここで、これらの環状基の各々は非置換であるか、又はC1−C 3 −アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C1−C3−アルコキシ、ハロゲン
、アミノ、(C1−C3−アルキル)2Nもしくはアセチルで1回以上置換され
ており;及び Rbが水素、非置換フェニル又はC1−C3−アルキル、C1−C3−ハロア
ルキル、C1−C3−アルコキシ、ハロゲン、アミノもしくは(C1−C3−ア
ルキル)2Nで1回以上置換されているフェニルである、 化合物(それらの酸付加塩を含む)によって形成される。
【0012】 式(I)の脈絡において、特に好ましい化合物は、Rが水素であり、かつ残り
の置換基が式(I)の下で定義される通りであるものに加えて、それらの酸付加
塩である。その顕著な活性のために好ましいさらなる下位群は、R1が−C(O
)−R3であって、ここでR3が非置換フェニル又はC1−C3−アルキル、特
にはメチル、エチル、もしくはイソプロピルで1回以上置換されているフェニル
を表し、かつ残りの置換基が式(I)の下におけるものと同様に定義される式I
の化合物に加えて、それらの酸付加塩によって形成される。R2及びR3が、互
いに独立に、水素又はメチルであり、かつ残りの基が式(I)の下におけるもの
と同様に定義される式(I)の化合物に加えて、それらの酸付加塩も目的もので
ある。
の置換基が式(I)の下で定義される通りであるものに加えて、それらの酸付加
塩である。その顕著な活性のために好ましいさらなる下位群は、R1が−C(O
)−R3であって、ここでR3が非置換フェニル又はC1−C3−アルキル、特
にはメチル、エチル、もしくはイソプロピルで1回以上置換されているフェニル
を表し、かつ残りの置換基が式(I)の下におけるものと同様に定義される式I
の化合物に加えて、それらの酸付加塩によって形成される。R2及びR3が、互
いに独立に、水素又はメチルであり、かつ残りの基が式(I)の下におけるもの
と同様に定義される式(I)の化合物に加えて、それらの酸付加塩も目的もので
ある。
【0013】 上記式(I)の化合物のうち、RaがC5−C20−アルキル、非置換フェニ
ル又はC1−C3−アルキル、メトキシもしくは塩素で1回以上置換されている
フェニルであるもの(それらの酸付加塩を含む)、特には、Raが直鎖C7−C 20 −アルキルである代表化合物(それらの酸付加塩を含む)が特に好ましい。
遊離活性成分は明らかに酸付加塩に対して好ましい。
ル又はC1−C3−アルキル、メトキシもしくは塩素で1回以上置換されている
フェニルであるもの(それらの酸付加塩を含む)、特には、Raが直鎖C7−C 20 −アルキルである代表化合物(それらの酸付加塩を含む)が特に好ましい。
遊離活性成分は明らかに酸付加塩に対して好ましい。
【0014】 以下に列挙される個々の物質の群の各代表化合物がその顕著な活性のために特
に好ましく、星印でマークされたものは新規であって本発明の成分を表す: 2−[n−(1−ヒドロキシヘキシル)]ピロリジン*、2−[n−(1−ヒド
ロキシヘプチル)]ピロリジン*、2−[n−(1−ヒドロキシヘプチル)]−
5−(tert.−ブチル)ピロリジン、2−[n−(1−ヒドロキシヘプチル
)]−5−(n−ブチル)ピロリジン、2−[n−(1−ヒドロキシオクチル)
]ピロリジン*、[n−(1−ヒドロキシオクチル)]−5−(n−プロピル)
−ピロリジン、2−[n−(1−ヒドロキシノニル)]ピロリジン*、2−[n
−(1−ヒドロキシデシル)]ピロリジン*、2−[n−(1−ヒドロキシウン
デシル)]ピロリジン*、2−[n−(1−ヒドロキシドデシル)]ピロリジン * 、2−[n−(1−ヒドロキシトリデシル)]ピロリジン*、2−[n−(1
−ヒドロキシテトラデシル)]ピロリジン*、2−[n−(1−ヒドロキシペン
タデシル)]ピロリジン*、2−[n−(1−ヒドロキシヘキサデシル)]ピロ
リジン*、2−[n−(1−ヒドロキシヘプタデシル)]ピロリジン*、2−[
n−(1−ヒドロキシオクタデシル)]ピロリジン*、2−[n−(1−ヒドロ
キシノナデシル)]ピロリジン*、2−[n−(1−ヒドロキシエイコシル)]
ピロリジン*、2−[n−(1−ヒドロキシエンエイコシル)]ピロリジン*、
2−[(1−フェニル)(1−ヒドロキシ)−メチル]ピロリジン、2−[(1
−[4−クロロフェニル])(1−ヒドロキシ)メチル]ピロリジン、2−[(
1−[2,4−ジメチルフェニル])(1−ヒドロキシ)メチル]−5,5−ジ
メチル−ピロリジン又は2−[(1−[3−クロロフェニル])(1−ヒドロキ
シ)メチル]−5,5−ジメチル−ピロリジン。
に好ましく、星印でマークされたものは新規であって本発明の成分を表す: 2−[n−(1−ヒドロキシヘキシル)]ピロリジン*、2−[n−(1−ヒド
ロキシヘプチル)]ピロリジン*、2−[n−(1−ヒドロキシヘプチル)]−
5−(tert.−ブチル)ピロリジン、2−[n−(1−ヒドロキシヘプチル
)]−5−(n−ブチル)ピロリジン、2−[n−(1−ヒドロキシオクチル)
]ピロリジン*、[n−(1−ヒドロキシオクチル)]−5−(n−プロピル)
−ピロリジン、2−[n−(1−ヒドロキシノニル)]ピロリジン*、2−[n
−(1−ヒドロキシデシル)]ピロリジン*、2−[n−(1−ヒドロキシウン
デシル)]ピロリジン*、2−[n−(1−ヒドロキシドデシル)]ピロリジン * 、2−[n−(1−ヒドロキシトリデシル)]ピロリジン*、2−[n−(1
−ヒドロキシテトラデシル)]ピロリジン*、2−[n−(1−ヒドロキシペン
タデシル)]ピロリジン*、2−[n−(1−ヒドロキシヘキサデシル)]ピロ
リジン*、2−[n−(1−ヒドロキシヘプタデシル)]ピロリジン*、2−[
n−(1−ヒドロキシオクタデシル)]ピロリジン*、2−[n−(1−ヒドロ
キシノナデシル)]ピロリジン*、2−[n−(1−ヒドロキシエイコシル)]
ピロリジン*、2−[n−(1−ヒドロキシエンエイコシル)]ピロリジン*、
2−[(1−フェニル)(1−ヒドロキシ)−メチル]ピロリジン、2−[(1
−[4−クロロフェニル])(1−ヒドロキシ)メチル]ピロリジン、2−[(
1−[2,4−ジメチルフェニル])(1−ヒドロキシ)メチル]−5,5−ジ
メチル−ピロリジン又は2−[(1−[3−クロロフェニル])(1−ヒドロキ
シ)メチル]−5,5−ジメチル−ピロリジン。
【0015】 本発明の脈絡において、害虫は、特には、昆虫、ダニ及びマダニであるものと
理解される。これらには、レピドプテラ(Lepidoptera)、コレオプ
テラ(Coleoptera)、ホモプテラ(Homoptera)、ヘテロプ
テラ(Heteroptera)、ジプテラ(Diptera)、チサノプテラ
(Thysanoptera)、オルトプテラ(Orthoptera)、アノ
プルラ(Anoplura)、シホナプテラ(Siphonaptera)、マ
ロファガ(Mallophaga)、チサヌラ(Thysanura)、イソプ
テラ(Isoptera)、ソコプテラ(Psocoptera)及びヒメノプ
テラ(Hymenoptera)の目が含まれる。しかしながら、特に言及する
ことができる害虫はヒト又は動物を苦しめ、かつ病原体を担持するもの、例えば
、ムスカ・ドメスチカ(Musca domestica)、ムスカ・ベツスチ
スシマ(Musca vetustissima)、ムスカ・アウツムナリス(
Musca autumnalis)、ファニア・カニクラリス(Fannia
canicularis)、サルコファガ・カルナリア(Sarcophag
a carnaria)、ルシリア・クプリナ(Lucilia cuprin
a)、ヒイポダーマ・ボビス(Hypoderma bovis)、ヒポダーマ
・リネアツム(Hypoderma lineatum)、クリソミイア・クロ
ロピガ(Chrysomyia chloropyga)、ダーマトビア・ホミ
ニス(Dermatobia hominis)、コクリオミイア・ホミニボラ
ックス(Cochliomyia hominivorax)、ガステロフィル
ス・インテスチナリス(Gasterophilus intestinali
s)、エストルス・オビス(Oestrus ovis)、ストモキシス・カル
シトランス(Stomoxys calcitrans)、ヘマトビア・イリタ
ンス(Haematobia irritans)のようなハエ類及びクリシデ
(Culicidae)、シムリイデ(Simuliidae)、サイコジデ(
Psychodidae)のようなカ類であるが、吸血害虫、例えば、クテノセ
ファリデス・フェリス(Ctenocephalides felis)及びク
テノセファリデス・カニス(Ctenocephalides canis)(
ネコ及びイヌのノミ)、ゼノシラ・ケオピス(Xenopsylla cheo
pis)、プレックス・イリタンス(Pulex irritans)、ダーマ
トフィルス・ペネトランス(Dermatophilus penetrans
)のようなノミ、ダマリナ・オビス(Damalina ovis)、ペジクル
ス・ヒューマニス(Pediculus humanis)のようなシラミ、咬
刺ハエ(biting flies)及びアブ(タバニデ(Tabanidae
))、ヘマトポタ種(Haematopota spp.)、例えばヘマトポタ
・プルビアリス(Haematopota pluvialis)、タバニデア
種(Tabanidea spp.)、例えばタバヌス・ニグロビッタツス(T
abanus nigrovittatus)、クリソプシネ種(Chryso
psinae spp.)、例えばクリソプス・ケクチエンス(Chrysop
s caecutiens)、ツェツェバエ、例えばグロスシニア(Gloss
inia)の種、咬刺昆虫、特にはゴキブリ、例えばブラテラ・ジャーマニカ(
Blatella germanica)、ブラッタ・オリエンタリス(Bla
tta orientalis)、ペリプラネタ・アメリカーナ(Peripl
aneta americana)、ダニ、例えばダーマニッスス・ガルリネ(
Dermanyssus gallinae)、サルコプテス・スカビエイ(S
arcoptes scabiei)、ソロプテス・オビス(Psoropte
s ovis)及びソレルガテス種(Psorergates spp.)並び
に、最後にはなるが特には、マダニである。後者のものはアカリナ(Acari
na)目に属する。既知のマダニを代表するものは、例えば、ブーフィルス(B
oophilus)、アムブリオマ(Amblyomma)、アノセンタ(An
ocentor)、ダーマセンタ(Dermacentor)、ヘマフィサリス
(Haemaphysalis)、ヒアロマ(Hyalomma)、イクソデス
(Ixodes)、リピセンタ(Rhipicentor)、マルガロプス(M
argaropus)、リピセファルス(Rhipicephalus)、アル
ガス(Argas)、オトビウス(Otobius)及びオルニトドロス(Or
nithodoros)等であり、これらは、好ましくは、ウシ、ブタ、ヒツジ
及びヤギのような家畜、ニワトリ、七面鳥及びガチョウのような家禽、ミンク、
キツネ、チンチラ、ウサギのような毛皮動物に加えて、ネコ及びイヌのような家
庭内動物を含む温血動物に感染するが、ヒトにも感染する。
理解される。これらには、レピドプテラ(Lepidoptera)、コレオプ
テラ(Coleoptera)、ホモプテラ(Homoptera)、ヘテロプ
テラ(Heteroptera)、ジプテラ(Diptera)、チサノプテラ
(Thysanoptera)、オルトプテラ(Orthoptera)、アノ
プルラ(Anoplura)、シホナプテラ(Siphonaptera)、マ
ロファガ(Mallophaga)、チサヌラ(Thysanura)、イソプ
テラ(Isoptera)、ソコプテラ(Psocoptera)及びヒメノプ
テラ(Hymenoptera)の目が含まれる。しかしながら、特に言及する
ことができる害虫はヒト又は動物を苦しめ、かつ病原体を担持するもの、例えば
、ムスカ・ドメスチカ(Musca domestica)、ムスカ・ベツスチ
スシマ(Musca vetustissima)、ムスカ・アウツムナリス(
Musca autumnalis)、ファニア・カニクラリス(Fannia
canicularis)、サルコファガ・カルナリア(Sarcophag
a carnaria)、ルシリア・クプリナ(Lucilia cuprin
a)、ヒイポダーマ・ボビス(Hypoderma bovis)、ヒポダーマ
・リネアツム(Hypoderma lineatum)、クリソミイア・クロ
ロピガ(Chrysomyia chloropyga)、ダーマトビア・ホミ
ニス(Dermatobia hominis)、コクリオミイア・ホミニボラ
ックス(Cochliomyia hominivorax)、ガステロフィル
ス・インテスチナリス(Gasterophilus intestinali
s)、エストルス・オビス(Oestrus ovis)、ストモキシス・カル
シトランス(Stomoxys calcitrans)、ヘマトビア・イリタ
ンス(Haematobia irritans)のようなハエ類及びクリシデ
(Culicidae)、シムリイデ(Simuliidae)、サイコジデ(
Psychodidae)のようなカ類であるが、吸血害虫、例えば、クテノセ
ファリデス・フェリス(Ctenocephalides felis)及びク
テノセファリデス・カニス(Ctenocephalides canis)(
ネコ及びイヌのノミ)、ゼノシラ・ケオピス(Xenopsylla cheo
pis)、プレックス・イリタンス(Pulex irritans)、ダーマ
トフィルス・ペネトランス(Dermatophilus penetrans
)のようなノミ、ダマリナ・オビス(Damalina ovis)、ペジクル
ス・ヒューマニス(Pediculus humanis)のようなシラミ、咬
刺ハエ(biting flies)及びアブ(タバニデ(Tabanidae
))、ヘマトポタ種(Haematopota spp.)、例えばヘマトポタ
・プルビアリス(Haematopota pluvialis)、タバニデア
種(Tabanidea spp.)、例えばタバヌス・ニグロビッタツス(T
abanus nigrovittatus)、クリソプシネ種(Chryso
psinae spp.)、例えばクリソプス・ケクチエンス(Chrysop
s caecutiens)、ツェツェバエ、例えばグロスシニア(Gloss
inia)の種、咬刺昆虫、特にはゴキブリ、例えばブラテラ・ジャーマニカ(
Blatella germanica)、ブラッタ・オリエンタリス(Bla
tta orientalis)、ペリプラネタ・アメリカーナ(Peripl
aneta americana)、ダニ、例えばダーマニッスス・ガルリネ(
Dermanyssus gallinae)、サルコプテス・スカビエイ(S
arcoptes scabiei)、ソロプテス・オビス(Psoropte
s ovis)及びソレルガテス種(Psorergates spp.)並び
に、最後にはなるが特には、マダニである。後者のものはアカリナ(Acari
na)目に属する。既知のマダニを代表するものは、例えば、ブーフィルス(B
oophilus)、アムブリオマ(Amblyomma)、アノセンタ(An
ocentor)、ダーマセンタ(Dermacentor)、ヘマフィサリス
(Haemaphysalis)、ヒアロマ(Hyalomma)、イクソデス
(Ixodes)、リピセンタ(Rhipicentor)、マルガロプス(M
argaropus)、リピセファルス(Rhipicephalus)、アル
ガス(Argas)、オトビウス(Otobius)及びオルニトドロス(Or
nithodoros)等であり、これらは、好ましくは、ウシ、ブタ、ヒツジ
及びヤギのような家畜、ニワトリ、七面鳥及びガチョウのような家禽、ミンク、
キツネ、チンチラ、ウサギのような毛皮動物に加えて、ネコ及びイヌのような家
庭内動物を含む温血動物に感染するが、ヒトにも感染する。
【0016】 マダニはハード及びソフトマダニに分けることができ、1、2もしくは3種類
の宿主動物に感染することを特徴とする。これらはそれら自身で通過宿主動物に
付着し、血液又は体液を吸引する。十分に吸血したメスのマダニはその宿主動物
から落下して多量の卵(2000ないし3000)を床又は他のあらゆる保護さ
れた場所の適切な亀裂に産卵し、そこで幼虫が孵化する。次に、これらが、血液
を吸引するために宿主動物を探し求める。1種類の宿主動物にのみ感染するマダ
ニの幼虫は2回脱皮し、それによりそれらが選択した宿主を離れることなく若虫
に、そして最後に成虫マダニになる。2もしくは3種類の宿主動物に感染するマ
ダニの幼虫は、血液を摂取した後その動物を離れ、局部環境において脱皮し、血
液を吸引するために若虫又は成虫マダニとして第2もしくは第3の宿主を探し求
める。
の宿主動物に感染することを特徴とする。これらはそれら自身で通過宿主動物に
付着し、血液又は体液を吸引する。十分に吸血したメスのマダニはその宿主動物
から落下して多量の卵(2000ないし3000)を床又は他のあらゆる保護さ
れた場所の適切な亀裂に産卵し、そこで幼虫が孵化する。次に、これらが、血液
を吸引するために宿主動物を探し求める。1種類の宿主動物にのみ感染するマダ
ニの幼虫は2回脱皮し、それによりそれらが選択した宿主を離れることなく若虫
に、そして最後に成虫マダニになる。2もしくは3種類の宿主動物に感染するマ
ダニの幼虫は、血液を摂取した後その動物を離れ、局部環境において脱皮し、血
液を吸引するために若虫又は成虫マダニとして第2もしくは第3の宿主を探し求
める。
【0017】 マダニは、世界的に、多くのヒト及び動物疾患の伝染及び蔓延の原因である。
それらの経済的影響から、最も重要なマダニはブーフィルス、リピセファルス、
イクソデス、ヒアロマ、アムブリオマ及びダーマセンタである。これらは細菌性
、ウイルス性、リケッチア性及び原性動物性疾患のキャリアであり、ダニ麻痺及
びダニ中毒を引き起こす。1匹のマダニでさえ麻痺を引き起こすことが可能であ
り、これは摂取の間にその唾液が宿主動物体内に浸透することによる。マダニに
よって生じる疾患は、通常、数種類の宿主動物に感染するマダニによって伝染す
る。このような疾患、例えば、バベシア症、アナプラズマ病、タイレリア症及び
心水病は、全世界における多数の家庭内動物及び家畜の死亡又は障害の原因であ
る。温和な気候の多くの国においては、イクソジデ(Ixodide)マダニが
慢性的に有害なライム病の作用因子を野生動物からヒトに伝染させる。疾患の伝
染を別にすると、マダニは家畜の生産における多大な経済的損失の原因である。
損失は宿主動物の死亡に限らず、毛皮に対する損傷、成長の損失、ミルク生産の
減少及び肉の価値の減少をも含む。動物に対するマダニ感染の有害効果は多年に
わたって周知であり、マダニ防除計画を用いて大きく進歩してはいるが、現在ま
でこれらの寄生虫を防除又は排除する完全に満足のいく方法は見出されておらず
、加えて、マダニはしばしば化学活性成分に対する耐性を発現している。
それらの経済的影響から、最も重要なマダニはブーフィルス、リピセファルス、
イクソデス、ヒアロマ、アムブリオマ及びダーマセンタである。これらは細菌性
、ウイルス性、リケッチア性及び原性動物性疾患のキャリアであり、ダニ麻痺及
びダニ中毒を引き起こす。1匹のマダニでさえ麻痺を引き起こすことが可能であ
り、これは摂取の間にその唾液が宿主動物体内に浸透することによる。マダニに
よって生じる疾患は、通常、数種類の宿主動物に感染するマダニによって伝染す
る。このような疾患、例えば、バベシア症、アナプラズマ病、タイレリア症及び
心水病は、全世界における多数の家庭内動物及び家畜の死亡又は障害の原因であ
る。温和な気候の多くの国においては、イクソジデ(Ixodide)マダニが
慢性的に有害なライム病の作用因子を野生動物からヒトに伝染させる。疾患の伝
染を別にすると、マダニは家畜の生産における多大な経済的損失の原因である。
損失は宿主動物の死亡に限らず、毛皮に対する損傷、成長の損失、ミルク生産の
減少及び肉の価値の減少をも含む。動物に対するマダニ感染の有害効果は多年に
わたって周知であり、マダニ防除計画を用いて大きく進歩してはいるが、現在ま
でこれらの寄生虫を防除又は排除する完全に満足のいく方法は見出されておらず
、加えて、マダニはしばしば化学活性成分に対する耐性を発現している。
【0018】 家畜及びペットへのノミの感染も同様に依然として、満足に解決されていない
か、又は相当の支出でのみ解決可能である問題をその所有者に提示する。マダニ
と同様に、ノミは厄介なだけではなく疾患のキャリアであり、様々な真菌疾患を
、特には多湿の温暖な気候の地域、例えば、地中海、USAの南部等において、
宿主動物から宿主動物及びアニマルキーパーに伝染させる。特に危険な者は、免
疫系が弱っている人々又は免疫系が未だ十分に発達していない子供達である。そ
れらの複雑なライフサイクルのため、周知のノミ防除方法で完全に満足のいくも
のはなく、これは特には、大部分の周知方法が基本的に毛皮内の成虫ノミの防除
に向けられたものであって、動物の毛皮だけではなく床の上、カーペット、動物
の寝具、椅子の上、庭及び感染した動物が接触する全ての他の場所に存在するノ
ミの異なる幼生段階は完全に手つかずのままであるためである。ノミ対策は通常
高価であり、長期間にわたって継続しなければならない。成功は、通常、感染し
た動物、例えば、イヌ又はネコだけではなく、感染した動物が頻繁に滞在する全
ての場所を同時に処置することに依存する。
か、又は相当の支出でのみ解決可能である問題をその所有者に提示する。マダニ
と同様に、ノミは厄介なだけではなく疾患のキャリアであり、様々な真菌疾患を
、特には多湿の温暖な気候の地域、例えば、地中海、USAの南部等において、
宿主動物から宿主動物及びアニマルキーパーに伝染させる。特に危険な者は、免
疫系が弱っている人々又は免疫系が未だ十分に発達していない子供達である。そ
れらの複雑なライフサイクルのため、周知のノミ防除方法で完全に満足のいくも
のはなく、これは特には、大部分の周知方法が基本的に毛皮内の成虫ノミの防除
に向けられたものであって、動物の毛皮だけではなく床の上、カーペット、動物
の寝具、椅子の上、庭及び感染した動物が接触する全ての他の場所に存在するノ
ミの異なる幼生段階は完全に手つかずのままであるためである。ノミ対策は通常
高価であり、長期間にわたって継続しなければならない。成功は、通常、感染し
た動物、例えば、イヌ又はネコだけではなく、感染した動物が頻繁に滞在する全
ての場所を同時に処置することに依存する。
【0019】 このような複雑な手順は本発明の式(I)の化合物では不必要であり、これは
考察中の式(I)の化合物の利点が、それらが非常に有効であり、同時に、標的
寄生虫及び温血動物の両者に対して毒性が非常に低いものであるためである。こ
れは、それらの活性が標的寄生虫の死に基づくものではなく、それらが宿主生物
を攻撃し、刺し、咬み、又は他のあらゆる方法で害を及ぼす前に回避するそれら
の防御に基づくものであるためである。ここで論じられる式(I)の化合物の存
在は、咬まれたり刺されたりすることのない、あるいは処置された宿主動物が全
く寄生されないことさえある処置された環境をそれらが突然残すような方法で寄
生虫を攪乱するように思われる。顕著な点は、寄生虫が活性成分と短時間接触し
たときにその効果が生じることである。短時間接触した後には、寄生虫はさらに
活性成分と接触することを回避する。さらなる利点は、例えばDEET(N,N
−ジエチル−m−トルアミド)と比較して長期間の作用にあり、このDEETは
非常に有効ではあるがどちらかと言えば迅速に揮発し、したがって、約2時間後
にはもう再塗布しなければならず、そのため動物の長期間の治療には適していな
い。本発明の活性成分の使用は、それらがほとんど無臭であるため、快適なもの
でもある。
考察中の式(I)の化合物の利点が、それらが非常に有効であり、同時に、標的
寄生虫及び温血動物の両者に対して毒性が非常に低いものであるためである。こ
れは、それらの活性が標的寄生虫の死に基づくものではなく、それらが宿主生物
を攻撃し、刺し、咬み、又は他のあらゆる方法で害を及ぼす前に回避するそれら
の防御に基づくものであるためである。ここで論じられる式(I)の化合物の存
在は、咬まれたり刺されたりすることのない、あるいは処置された宿主動物が全
く寄生されないことさえある処置された環境をそれらが突然残すような方法で寄
生虫を攪乱するように思われる。顕著な点は、寄生虫が活性成分と短時間接触し
たときにその効果が生じることである。短時間接触した後には、寄生虫はさらに
活性成分と接触することを回避する。さらなる利点は、例えばDEET(N,N
−ジエチル−m−トルアミド)と比較して長期間の作用にあり、このDEETは
非常に有効ではあるがどちらかと言えば迅速に揮発し、したがって、約2時間後
にはもう再塗布しなければならず、そのため動物の長期間の治療には適していな
い。本発明の活性成分の使用は、それらがほとんど無臭であるため、快適なもの
でもある。
【0020】 もちろん、本発明の活性成分を同じ活性領域を有する他の物質又は殺寄生虫薬
又は他の活性改良性物質と混合して作用をさらに改良し、又は長期持続性にした
後に塗布することもできるが、従来技術の多くの化合物とは対照的に、それらが
有利な特性の全てを既に併せ持つため、これは全く不必要である。
又は他の活性改良性物質と混合して作用をさらに改良し、又は長期持続性にした
後に塗布することもできるが、従来技術の多くの化合物とは対照的に、それらが
有利な特性の全てを既に併せ持つため、これは全く不必要である。
【0021】 寄生虫を追い詰めたままにするだけではなく殺そうとする場合には、もちろん
、適切な殺虫剤及び/又はダニ駆除剤を添加することによって達成することがで
きる。しかしながら、実際には、多くの場合これは不必要である。
、適切な殺虫剤及び/又はダニ駆除剤を添加することによって達成することがで
きる。しかしながら、実際には、多くの場合これは不必要である。
【0022】 本発明の活性成分は、好ましくは、希釈形態で用いる。通常、これらは適切な
処方賦形剤を用いることによって最終塗布形態にし、その結果、0.1ないし9
5重量%、好ましくは0.5ないし90重量%の活性成分を含む。
処方賦形剤を用いることによって最終塗布形態にし、その結果、0.1ないし9
5重量%、好ましくは0.5ないし90重量%の活性成分を含む。
【0023】 多くの場合において活性成分は温血動物に塗布し、もちろん、皮膚と接触させ
るため、適切な処方賦形剤は化粧品において周知である賦形剤及び投与形態であ
る。これらは溶液、エマルジョン、軟膏、クリーム、ペースト、粉末、スプレー
等の形態で投与することができる。
るため、適切な処方賦形剤は化粧品において周知である賦形剤及び投与形態であ
る。これらは溶液、エマルジョン、軟膏、クリーム、ペースト、粉末、スプレー
等の形態で投与することができる。
【0024】 家畜もしくはペット、例えば、ウシ、ウマ、ロバ、ラクダ、イヌ、ネコ、家禽
、ヒツジ、ヤギ等に投与するには、いわゆる‘ポア・オン(pour−on)’
又は‘スポット・オン(spot−on)’処方が特に適する;これらの液体又
は半液体処方は、毛皮又は羽毛の小領域に塗布しなければならないだけであり、
展着油又は他の展着性添加物のおかげで他に何かをすることなしにそれら自体で
毛皮又は羽毛全体にわたって分散し、全領域にわたって活性となる。
、ヒツジ、ヤギ等に投与するには、いわゆる‘ポア・オン(pour−on)’
又は‘スポット・オン(spot−on)’処方が特に適する;これらの液体又
は半液体処方は、毛皮又は羽毛の小領域に塗布しなければならないだけであり、
展着油又は他の展着性添加物のおかげで他に何かをすることなしにそれら自体で
毛皮又は羽毛全体にわたって分散し、全領域にわたって活性となる。
【0025】 もちろん、無生命物質、例えば、衣類又はイヌ及びネコのバスケット、畜舎、
カーペット、カーテン、居住区、貯蔵所等を前記処方で処置し、それにより寄生
虫感染から防御することができる。
カーペット、カーテン、居住区、貯蔵所等を前記処方で処置し、それにより寄生
虫感染から防御することができる。
【0026】 ゴキブリを防除するため、それらの所在地、通常、壁の亀裂、家具等に噴霧又
は粉末散布することができる。ゴキブリは非常に活発であってそれらを完全に駆
逐することはほとんど不可能であるため、本発明の活性成分を用いるときには、
ゴキブリに対する活性を有する殺虫剤をさらに用いることが推奨される。
は粉末散布することができる。ゴキブリは非常に活発であってそれらを完全に駆
逐することはほとんど不可能であるため、本発明の活性成分を用いるときには、
ゴキブリに対する活性を有する殺虫剤をさらに用いることが推奨される。
【0027】 ヒトへの塗布については、心地よい香りのエッセンス、例えば、芳香剤を添加
して塗布をより魅力的なものにすることができる。
して塗布をより魅力的なものにすることができる。
【0028】 以下の本発明による活性成分の調製及び使用の例は、本発明を制限することな
く説明する役に立つ。
く説明する役に立つ。
【0029】 特には、好ましい処方は以下のように製造される: 処方例1 皮膚に塗布するためのローションの形態にある害虫阻止組成物は、表1からの
本発明による活性成分のうちの1種類30部、芳香剤1.5部及びイソプロパノ
ール68.5部を混合することにより調製し、ここで後者はエタノールで置き換
えることができる。
本発明による活性成分のうちの1種類30部、芳香剤1.5部及びイソプロパノ
ール68.5部を混合することにより調製し、ここで後者はエタノールで置き換
えることができる。
【0030】 処方例2 ペットの毛皮上に噴霧するためのエアロゾルの形態にある害虫阻止組成物は、
表1からの本発明による活性成分のうちの1種類30部、芳香剤1.5部及びイ
ソプロパノール68.5%からなる50%活性成分溶液を、エアロゾル缶内で、
噴霧ガスとしての50%Frigen 11/12(ハロゲン化炭化水素)と配
合することによって調製する。
表1からの本発明による活性成分のうちの1種類30部、芳香剤1.5部及びイ
ソプロパノール68.5%からなる50%活性成分溶液を、エアロゾル缶内で、
噴霧ガスとしての50%Frigen 11/12(ハロゲン化炭化水素)と配
合することによって調製する。
【0031】 処方例3 毛皮上に噴霧するためのエアロゾルの形態にある害虫阻止組成物は、本発明に
よる活性成分のうちの1種類20部、芳香剤1部、イソプロパノール79部から
なる40%活性成分溶液を、エアロゾル缶内で、噴霧ガスとしての60%プロパ
ン/ブタン(15:85の比)と配合することによって調製する。
よる活性成分のうちの1種類20部、芳香剤1部、イソプロパノール79部から
なる40%活性成分溶液を、エアロゾル缶内で、噴霧ガスとしての60%プロパ
ン/ブタン(15:85の比)と配合することによって調製する。
【0032】 例として、以下の表は、本発明に従って用いることができる式(I)の下に含
まれる幾つかの化合物を再現するものであるが、全リストではない。イタリック
体で示される物質は新規であり、本発明の一部である。残りの物質(それらの調
製方法を含む)は文献から周知である。次の調製例は単に特に好ましい物質のう
ちの1つを例示する役に立ち、かつそれに関連するものである。これらの周知物
質の大部分は様々な病気のためのヒト用医薬、例えば、気管支拡張薬、抗アレル
ギー薬、鎮痛薬、利尿薬、抗うつ薬、血液希薄化剤等において用いられる。幾つ
かは植物成長調節活性を有することに起因する;他のものは化学触媒又は医薬の
中間体として用いられる。
まれる幾つかの化合物を再現するものであるが、全リストではない。イタリック
体で示される物質は新規であり、本発明の一部である。残りの物質(それらの調
製方法を含む)は文献から周知である。次の調製例は単に特に好ましい物質のう
ちの1つを例示する役に立ち、かつそれに関連するものである。これらの周知物
質の大部分は様々な病気のためのヒト用医薬、例えば、気管支拡張薬、抗アレル
ギー薬、鎮痛薬、利尿薬、抗うつ薬、血液希薄化剤等において用いられる。幾つ
かは植物成長調節活性を有することに起因する;他のものは化学触媒又は医薬の
中間体として用いられる。
【0033】 ほんの一例を引用するため、R、R2、R3及びRbが水素であり、R1が水
素又はアルキルであり、かつRaがヒドロキシル化フェニルである式(I)の範
囲内に含まれる代表的なものの調製がDE−3 024 436に記載されてお
り、そこに開示されるそれらの代表物は気管支拡張薬、血圧降下剤及び抗うつ剤
として特徴付けられている。
素又はアルキルであり、かつRaがヒドロキシル化フェニルである式(I)の範
囲内に含まれる代表的なものの調製がDE−3 024 436に記載されてお
り、そこに開示されるそれらの代表物は気管支拡張薬、血圧降下剤及び抗うつ剤
として特徴付けられている。
【0034】 調製例:2−[(1−[3−クロロフェニル])(1−ヒドロキシ)メチル]
−5,5−ジメチルピロリジンの調製 35.4ml(0.24モル)のジイソプロピルアミンを350mlのテトラ
ヒドロフランに溶解し、ドライアイス及びアセトンの浴を用いて窒素の下で−7
5℃に冷却する。この温度で、ヘキサン中のブチルリチウムの1.6モル濃度溶
液180ml(0.29モル)を滴下により添加する。冷却浴を取り除くことに
より温度を−10℃に上昇させる。そのようにして得られたリチウム−ジイソプ
ロピルアミンの溶液を再度−78℃に冷却する。この溶液を20分にわたって3
2g(0.25モル)の1−ニトロソ−2,2−ジメチルピロリジンと混合し、
さらに10分間攪拌する。その後、35.2g(0.25モル)の3−クロロベ
ンズアルデヒドを滴下により15分にわたって添加し、その混合物を−75℃で
さらに3時間攪拌する。次に、得られたオレンジ色の溶液に、テトラヒドロフラ
ン80ml中40ml(0.7モル)の氷酢酸の溶液を滴下により20分にわた
って添加する。今や明黄色となったその反応混合物を冷却浴を取り除くことによ
って室温に温めた後、各々1リットルの飽和塩化ナトリウム溶液及び塩化メチル
の混合液に注ぐ。振盪した後、水相を分離して各々200mlの塩化メチレンで
2回洗浄する。合わせた有機相を200mlの水で洗浄して硫酸ナトリウムで乾
燥させ、溶媒残滓を真空中で除去する。結晶性残滓を、熱い間に、180mlの
トルエン及び270mlのヘキサンの混合液に溶解する。冷却することで、標題
の物質が143−144℃の融点を有する白色結晶の形態で得られる。
−5,5−ジメチルピロリジンの調製 35.4ml(0.24モル)のジイソプロピルアミンを350mlのテトラ
ヒドロフランに溶解し、ドライアイス及びアセトンの浴を用いて窒素の下で−7
5℃に冷却する。この温度で、ヘキサン中のブチルリチウムの1.6モル濃度溶
液180ml(0.29モル)を滴下により添加する。冷却浴を取り除くことに
より温度を−10℃に上昇させる。そのようにして得られたリチウム−ジイソプ
ロピルアミンの溶液を再度−78℃に冷却する。この溶液を20分にわたって3
2g(0.25モル)の1−ニトロソ−2,2−ジメチルピロリジンと混合し、
さらに10分間攪拌する。その後、35.2g(0.25モル)の3−クロロベ
ンズアルデヒドを滴下により15分にわたって添加し、その混合物を−75℃で
さらに3時間攪拌する。次に、得られたオレンジ色の溶液に、テトラヒドロフラ
ン80ml中40ml(0.7モル)の氷酢酸の溶液を滴下により20分にわた
って添加する。今や明黄色となったその反応混合物を冷却浴を取り除くことによ
って室温に温めた後、各々1リットルの飽和塩化ナトリウム溶液及び塩化メチル
の混合液に注ぐ。振盪した後、水相を分離して各々200mlの塩化メチレンで
2回洗浄する。合わせた有機相を200mlの水で洗浄して硫酸ナトリウムで乾
燥させ、溶媒残滓を真空中で除去する。結晶性残滓を、熱い間に、180mlの
トルエン及び270mlのヘキサンの混合液に溶解する。冷却することで、標題
の物質が143−144℃の融点を有する白色結晶の形態で得られる。
【0035】 表1においてイタリック体で示される、式(I)の範囲内の新規代表物は、周
知物質と同様に調製することができる。“R”欄において、丸括弧内に酸を有す
る代表物は対応する酸付加塩である。
知物質と同様に調製することができる。“R”欄において、丸括弧内に酸を有す
る代表物は対応する酸付加塩である。
【0036】 以下の表において、Acはアセチル、AcOはアセチルオキシ、Meはメチル
、MeOはメトキシ、Etはエチル、EtOはエトキシ、Pはプロピル、POは
プロポキシ、nPはn−プロピル、iPはイソ−プロピル、Bはブチル、nBは
n−ブチル、iBはイソ−ブチル、sBはsec.−ブチル、tBはtert.
−ブチル、Phはフェニル;Bzはベンジル、cProはシクロプロピル、cB
uはシクロブチル、cPenはシクロペンチル、cHexはシクロヘキシル、c
Hepはシクロヘプチル、cOcはシクロオクチル、及びmeはメチレンである
。
、MeOはメトキシ、Etはエチル、EtOはエトキシ、Pはプロピル、POは
プロポキシ、nPはn−プロピル、iPはイソ−プロピル、Bはブチル、nBは
n−ブチル、iBはイソ−ブチル、sBはsec.−ブチル、tBはtert.
−ブチル、Phはフェニル;Bzはベンジル、cProはシクロプロピル、cB
uはシクロブチル、cPenはシクロペンチル、cHexはシクロヘキシル、c
Hepはシクロヘプチル、cOcはシクロオクチル、及びmeはメチレンである
。
【0037】
【表1】
【0038】 生物学的例: 害虫忌避物質を試験するためのアリーナ試験法 この方法は、各々5cmの断面の6つのウェルを有するタイタープレートにお
いて、コンピュータ支援ビデオシステムを用いて行う。タイタープレートの各々
のウェルには円形の濾紙又は他の適切な担持物質が裏打ちされている。試験しよ
うとする式Iの物質を、可溶性に劣る物質については超音波処理及び加熱を用い
て、メタノール、アセトニトリル又は他の適切な溶媒に溶解する。1ないし10
0μg/cm2の量で、溶解した試験物質を約2.4cm2半径の四分円もしく
は円面積を有する濾紙の中心に乗せる。6つのウェルのうちの4つは異なる試験
物質又は異なる希釈(例えば、1、3.2、5、10及び20μg/cm2)の
同じ試験物質で満たす。第5ウェルは標準物質としてのDEET(N,N−ジメ
チル−m−トルアミド)で処理する。第6ウェルは純粋溶媒で満たし、これは対
照としての役割を果たす。試験しようとする寄生虫、例えば、マダニの60ない
し100匹の幼虫又は25ないし50匹の若虫又は10ないし25匹の成虫を各
々の濾紙に加え、そのシステムをガラス板で覆ってビデオカメラの下に配置する
。5秒の間隔で、ビデオカメラが6つのウェルの全ての個々の画像を撮影する。
定性的な評価のため、これらの画像を連続フィルムとして経時的に観察し、濾紙
上での寄生虫の移動を光学的に追跡してそれらを対照ウェルNo.6又は第5ウ
ェル内の標準における移動と比較する。定性的観察は、このようにして、試験寄
生虫が濾紙の表面全体を均一に移動して試験物質を無視するのかどうか、又はそ
れらが処理帯域を回避するかどうか、及びそれがどの程度の期間にわたるのか、
又は試験寄生虫の挙動に対する試験物質の希釈の影響がどの程度であるのかにつ
いて為される。このようにして、中性及び忌避物質を決定する。同時に、試験物
質の活性の持続期間を決定し、標準のものと比較する。個々のウェルの各々につ
いての全ての画像を互いに重ね合わせてプロットすることにより、異なる密度領
域が得られる。これは寄生虫が特定の場所を訪れる頻度を表す。この頻度を、対
照との、及び標準との比較においてウィルコクソン(Willcoxon)法に
よって統計的に、したがって定量的に評価する。表1の化合物、例えば、No.
1.11ないし1.31、1.45、1.47及び1.55が優れた活性を示す
。
いて、コンピュータ支援ビデオシステムを用いて行う。タイタープレートの各々
のウェルには円形の濾紙又は他の適切な担持物質が裏打ちされている。試験しよ
うとする式Iの物質を、可溶性に劣る物質については超音波処理及び加熱を用い
て、メタノール、アセトニトリル又は他の適切な溶媒に溶解する。1ないし10
0μg/cm2の量で、溶解した試験物質を約2.4cm2半径の四分円もしく
は円面積を有する濾紙の中心に乗せる。6つのウェルのうちの4つは異なる試験
物質又は異なる希釈(例えば、1、3.2、5、10及び20μg/cm2)の
同じ試験物質で満たす。第5ウェルは標準物質としてのDEET(N,N−ジメ
チル−m−トルアミド)で処理する。第6ウェルは純粋溶媒で満たし、これは対
照としての役割を果たす。試験しようとする寄生虫、例えば、マダニの60ない
し100匹の幼虫又は25ないし50匹の若虫又は10ないし25匹の成虫を各
々の濾紙に加え、そのシステムをガラス板で覆ってビデオカメラの下に配置する
。5秒の間隔で、ビデオカメラが6つのウェルの全ての個々の画像を撮影する。
定性的な評価のため、これらの画像を連続フィルムとして経時的に観察し、濾紙
上での寄生虫の移動を光学的に追跡してそれらを対照ウェルNo.6又は第5ウ
ェル内の標準における移動と比較する。定性的観察は、このようにして、試験寄
生虫が濾紙の表面全体を均一に移動して試験物質を無視するのかどうか、又はそ
れらが処理帯域を回避するかどうか、及びそれがどの程度の期間にわたるのか、
又は試験寄生虫の挙動に対する試験物質の希釈の影響がどの程度であるのかにつ
いて為される。このようにして、中性及び忌避物質を決定する。同時に、試験物
質の活性の持続期間を決定し、標準のものと比較する。個々のウェルの各々につ
いての全ての画像を互いに重ね合わせてプロットすることにより、異なる密度領
域が得られる。これは寄生虫が特定の場所を訪れる頻度を表す。この頻度を、対
照との、及び標準との比較においてウィルコクソン(Willcoxon)法に
よって統計的に、したがって定量的に評価する。表1の化合物、例えば、No.
1.11ないし1.31、1.45、1.47及び1.55が優れた活性を示す
。
【0039】 アムブリオマ・ヘベレウム(Amblyomma hebraeum)又はバ
リエガツム(variegatum)(若虫)に対するイン・ビトロでのアリー
ナ試験 この試験は、ウェル当たり約25ないし50匹の若虫を加えて、上述の通りに
行う。10mgの溶解した試験物質を2.4cm2半径の面積に塗布する。ビデ
オ画像の評価では、式Iの化合物がアムブリオマ若虫に対する顕著な阻止作用を
示し、それがDEETよりもかなり長期間持続することを示す。特に顕著な長期
間の活性は、例えば、化合物No.1.31、1.45、1.47及び1.55
によって、3.2μg/cm2の希釈まででさえも示される。
リエガツム(variegatum)(若虫)に対するイン・ビトロでのアリー
ナ試験 この試験は、ウェル当たり約25ないし50匹の若虫を加えて、上述の通りに
行う。10mgの溶解した試験物質を2.4cm2半径の面積に塗布する。ビデ
オ画像の評価では、式Iの化合物がアムブリオマ若虫に対する顕著な阻止作用を
示し、それがDEETよりもかなり長期間持続することを示す。特に顕著な長期
間の活性は、例えば、化合物No.1.31、1.45、1.47及び1.55
によって、3.2μg/cm2の希釈まででさえも示される。
【0040】 ブーフィルス・ミクロプルス・ビアラ(Boophilus micropl
us Biarra)(幼虫)に対するイン・ビトロでのアリーナ試験 この試験は、ウェル当たり約60ないし100匹の幼虫を加えて、上述の通り
に行う。10mgの溶解した試験物質を2.4cm2半径の面積に塗布する。ビ
デオ画像の評価では、式Iの化合物がボフィルス(Bophilus)幼虫に対
する顕著な阻止作用を示し、それがDEETよりもかなり長期間持続することを
示す。特に顕著な長期間の活性は、例えば、化合物No.1.31、1.45、
1.47及び1.55によって、3.2μg/cm2の希釈まででさえも示され
る。
us Biarra)(幼虫)に対するイン・ビトロでのアリーナ試験 この試験は、ウェル当たり約60ないし100匹の幼虫を加えて、上述の通り
に行う。10mgの溶解した試験物質を2.4cm2半径の面積に塗布する。ビ
デオ画像の評価では、式Iの化合物がボフィルス(Bophilus)幼虫に対
する顕著な阻止作用を示し、それがDEETよりもかなり長期間持続することを
示す。特に顕著な長期間の活性は、例えば、化合物No.1.31、1.45、
1.47及び1.55によって、3.2μg/cm2の希釈まででさえも示され
る。
【0041】 リピセファルス・サングイネウス(Rhipicephalus sangu
ineus)(若虫)に対するイン・ビトロでのアリーナ試験 この試験は、約40ないし50匹の若虫を用いて例Bと同様に行う。ビデオ画
像の評価では、本発明による化合物が良好な忌避作用を示すことが示される。特
には、これらの化合物はそれらのほぼ完全な忌避作用で注目に値し、その作用は
DEETよりもかなり長期間持続する。特に顕著な長期間の活性は、例えば、化
合物No.1.31、1.45、1.47及び1.55によって、3.2μg/
cm2の希釈まででさえも示される。
ineus)(若虫)に対するイン・ビトロでのアリーナ試験 この試験は、約40ないし50匹の若虫を用いて例Bと同様に行う。ビデオ画
像の評価では、本発明による化合物が良好な忌避作用を示すことが示される。特
には、これらの化合物はそれらのほぼ完全な忌避作用で注目に値し、その作用は
DEETよりもかなり長期間持続する。特に顕著な長期間の活性は、例えば、化
合物No.1.31、1.45、1.47及び1.55によって、3.2μg/
cm2の希釈まででさえも示される。
【0042】 同様の試験設定において、同じ試験物質をハエの様々な種、例えば、ムスカ・
ドメスチカに対するそれらの誘因活性について試験する。上述の物質が、これら
の試験モデルを用いてさえも、強力な忌避作用を示すことが示される。
ドメスチカに対するそれらの誘因活性について試験する。上述の物質が、これら
の試験モデルを用いてさえも、強力な忌避作用を示すことが示される。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年6月21日(2000.6.21)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 EP−0,281,908は、特定のα,ω−アミノアルコール誘導体、例え
ば、あるピペリジンの昆虫及びマダニ忌避剤としての使用を開示する。US−4
,299,840は、マダニ及び他の咬刺昆虫を退けるための方法であって、動
物又はヒトに特定のピロリドン誘導体を局所塗布することを含む方法を開示する
。EP−0,238,319は、プロリン特異的エンドペプチターゼの阻害剤と
しての一群のピロリジン誘導体を開示するが、いかなる忌避活性をも報告しては
いない。 本発明の脈絡において、害虫は、特には、昆虫、ダニ及びマダニであるものと
理解される。これらには、レピドプテラ(Lepidoptera)、コレオプ
テラ(Coleoptera)、ホモプテラ(Homoptera)、ヘテロプ
テラ(Heteroptera)、ジプテラ(Diptera)、チサノプテラ
(Thysanoptera)、オルトプテラ(Orthoptera)、アノ
プルラ(Anoplura)、シホナプテラ(Siphonaptera)、マ
ロファガ(Mallophaga)、チサヌラ(Thysanura)、イソプ
テラ(Isoptera)、ソコプテラ(Psocoptera)及びヒメノプ
テラ(Hymenoptera)の目が含まれる。しかしながら、特に言及する
ことができる害虫はヒト又は動物を苦しめ、かつ病原体を担持するもの、例えば
、ムスカ・ドメスチカ(Musca domestica)、ムスカ・ベツスチ
スシマ(Musca vetustissima)、ムスカ・アウツムナリス(
Musca autumnalis)、ファニア・カニクラリス(Fannia
canicularis)、サルコファガ・カルナリア(Sarcophag
a carnaria)、ルシリア・クプリナ(Lucilia cuprin
a)、ヒイポダーマ・ボビス(Hypoderma bovis)、ヒポダーマ
・リネアツム(Hypoderma lineatum)、クリソミイア・クロ
ロピガ(Chrysomyia chloropyga)、ダーマトビア・ホミ
ニス(Dermatobia hominis)、コクリオミイア・ホミニボラ
ックス(Cochliomyia hominivorax)、ガステロフィル
ス・インテスチナリス(Gasterophilus intestinali
s)、エストルス・オビス(Oestrus ovis)、ストモキシス・カル
シトランス(Stomoxys calcitrans)、ヘマトビア・イリタ
ンス(Haematobia irritans)のようなハエ類及びクリシデ
(Culicidae)、シムリイデ(Simuliidae)、サイコジデ(
Psychodidae)のようなカ類であるが、吸血害虫、例えば、クテノセ
ファリデス・フェリス(Ctenocephalides felis)及びク
テノセファリデス・カニス(Ctenocephalides canis)(
ネコ及びイヌのノミ)、ゼノシラ・ケオピス(Xenopsylla cheo
pis)、プレックス・イリタンス(Pulex irritans)、ダーマ
トフィルス・ペネトランス(Dermatophilus penetrans
)のようなノミ、ダマリナ・オビス(Damalina ovis)、ペジクル
ス・ヒューマニス(Pediculus humanis)のようなシラミ、咬
刺ハエ(biting flies)及びアブ(タバニデ(Tabanidae
))、ヘマトポタ種(Haematopota spp.)、例えばヘマトポタ
・プルビアリス(Haematopota pluvialis)、タバニデア
種(Tabanidea spp.)、例えばタバヌス・ニグロビッタツス(T
abanus nigrovittatus)、クリソプシネ種(Chryso
psinae spp.)、例えばクリソプス・ケクチエンス(Chrysop
s caecutiens)、ツェツェバエ、例えばグロスシニア(Gloss
inia)の種、咬刺昆虫、特にはゴキブリ、例えばブラテラ・ジャーマニカ(
Blatella germanica)、ブラッタ・オリエンタリス(Bla
tta orientalis)、ペリプラネタ・アメリカーナ(Peripl
aneta americana)、ダニ、例えばダーマニッスス・ガルリネ(
Dermanyssus gallinae)、サルコプテス・スカビエイ(S
arcoptes scabiei)、ソロプテス・オビス(Psoropte
s ovis)及びソレルガテス種(Psorergates spp.)並び
に、最後にはなるが特には、マダニである。後者のものはアカリナ(Acari
na)目に属する。既知のマダニを代表するものは、例えば、ブーフィルス(B
oophilus)、アムブリオマ(Amblyomma)、アノセンタ(An
ocentor)、ダーマセンタ(Dermacentor)、ヘマフィサリス
(Haemaphysalis)、ヒアロマ(Hyalomma)、イクソデス
(Ixodes)、リピセンタ(Rhipicentor)、マルガロプス(M
argaropus)、リピセファルス(Rhipicephalus)、アル
ガス(Argas)、オトビウス(Otobius)及びオルニトドロス(Or
nithodoros)等であり、これらは、好ましくは、ウシ、ブタ、ヒツジ
及びヤギのような家畜、ニワトリ、七面鳥及びガチョウのような家禽、ミンク、
キツネ、チンチラ、ウサギのような毛皮動物に加えて、ネコ及びイヌのような家
庭内動物を含む温血動物に感染するが、ヒトにも感染する。
ば、あるピペリジンの昆虫及びマダニ忌避剤としての使用を開示する。US−4
,299,840は、マダニ及び他の咬刺昆虫を退けるための方法であって、動
物又はヒトに特定のピロリドン誘導体を局所塗布することを含む方法を開示する
。EP−0,238,319は、プロリン特異的エンドペプチターゼの阻害剤と
しての一群のピロリジン誘導体を開示するが、いかなる忌避活性をも報告しては
いない。 本発明の脈絡において、害虫は、特には、昆虫、ダニ及びマダニであるものと
理解される。これらには、レピドプテラ(Lepidoptera)、コレオプ
テラ(Coleoptera)、ホモプテラ(Homoptera)、ヘテロプ
テラ(Heteroptera)、ジプテラ(Diptera)、チサノプテラ
(Thysanoptera)、オルトプテラ(Orthoptera)、アノ
プルラ(Anoplura)、シホナプテラ(Siphonaptera)、マ
ロファガ(Mallophaga)、チサヌラ(Thysanura)、イソプ
テラ(Isoptera)、ソコプテラ(Psocoptera)及びヒメノプ
テラ(Hymenoptera)の目が含まれる。しかしながら、特に言及する
ことができる害虫はヒト又は動物を苦しめ、かつ病原体を担持するもの、例えば
、ムスカ・ドメスチカ(Musca domestica)、ムスカ・ベツスチ
スシマ(Musca vetustissima)、ムスカ・アウツムナリス(
Musca autumnalis)、ファニア・カニクラリス(Fannia
canicularis)、サルコファガ・カルナリア(Sarcophag
a carnaria)、ルシリア・クプリナ(Lucilia cuprin
a)、ヒイポダーマ・ボビス(Hypoderma bovis)、ヒポダーマ
・リネアツム(Hypoderma lineatum)、クリソミイア・クロ
ロピガ(Chrysomyia chloropyga)、ダーマトビア・ホミ
ニス(Dermatobia hominis)、コクリオミイア・ホミニボラ
ックス(Cochliomyia hominivorax)、ガステロフィル
ス・インテスチナリス(Gasterophilus intestinali
s)、エストルス・オビス(Oestrus ovis)、ストモキシス・カル
シトランス(Stomoxys calcitrans)、ヘマトビア・イリタ
ンス(Haematobia irritans)のようなハエ類及びクリシデ
(Culicidae)、シムリイデ(Simuliidae)、サイコジデ(
Psychodidae)のようなカ類であるが、吸血害虫、例えば、クテノセ
ファリデス・フェリス(Ctenocephalides felis)及びク
テノセファリデス・カニス(Ctenocephalides canis)(
ネコ及びイヌのノミ)、ゼノシラ・ケオピス(Xenopsylla cheo
pis)、プレックス・イリタンス(Pulex irritans)、ダーマ
トフィルス・ペネトランス(Dermatophilus penetrans
)のようなノミ、ダマリナ・オビス(Damalina ovis)、ペジクル
ス・ヒューマニス(Pediculus humanis)のようなシラミ、咬
刺ハエ(biting flies)及びアブ(タバニデ(Tabanidae
))、ヘマトポタ種(Haematopota spp.)、例えばヘマトポタ
・プルビアリス(Haematopota pluvialis)、タバニデア
種(Tabanidea spp.)、例えばタバヌス・ニグロビッタツス(T
abanus nigrovittatus)、クリソプシネ種(Chryso
psinae spp.)、例えばクリソプス・ケクチエンス(Chrysop
s caecutiens)、ツェツェバエ、例えばグロスシニア(Gloss
inia)の種、咬刺昆虫、特にはゴキブリ、例えばブラテラ・ジャーマニカ(
Blatella germanica)、ブラッタ・オリエンタリス(Bla
tta orientalis)、ペリプラネタ・アメリカーナ(Peripl
aneta americana)、ダニ、例えばダーマニッスス・ガルリネ(
Dermanyssus gallinae)、サルコプテス・スカビエイ(S
arcoptes scabiei)、ソロプテス・オビス(Psoropte
s ovis)及びソレルガテス種(Psorergates spp.)並び
に、最後にはなるが特には、マダニである。後者のものはアカリナ(Acari
na)目に属する。既知のマダニを代表するものは、例えば、ブーフィルス(B
oophilus)、アムブリオマ(Amblyomma)、アノセンタ(An
ocentor)、ダーマセンタ(Dermacentor)、ヘマフィサリス
(Haemaphysalis)、ヒアロマ(Hyalomma)、イクソデス
(Ixodes)、リピセンタ(Rhipicentor)、マルガロプス(M
argaropus)、リピセファルス(Rhipicephalus)、アル
ガス(Argas)、オトビウス(Otobius)及びオルニトドロス(Or
nithodoros)等であり、これらは、好ましくは、ウシ、ブタ、ヒツジ
及びヤギのような家畜、ニワトリ、七面鳥及びガチョウのような家禽、ミンク、
キツネ、チンチラ、ウサギのような毛皮動物に加えて、ネコ及びイヌのような家
庭内動物を含む温血動物に感染するが、ヒトにも感染する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 デイ・クリシオ,ニコラ スイス国、ツエー・ハー−4058・バーゼ ル、イム・スリナム・97 Fターム(参考) 4C069 AA16 4H011 AC06 BA01 BB09 BC01 BC03 DA13 DA21 DB05
Claims (13)
- 【請求項1】 温血動物から害虫を阻止するための非治療的方法であって、
式(I): 【化1】 (式中、 Rは水素、C1−C20−アルキル又は−C(O)−R8であって、ここでR 8 はC1−C20−アルキル、C1−C20−アルコキシ、非置換フェニル又は
C1−C3−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C1−C3−ハロアルコキ
シ、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシ、アミノもしくはニトロで1
回以上置換されているフェニルであり; R1は水素、C1−C20−アルキル、−C(O)−R3、−C(S)−R4 、C(O)−O−R5、−C(O)−NH−R6又は−C(S)−NH−R7で
あって;ここで、R3、R4、R5、R6及びR7は、互いに独立に、C1−C 10 −アルキル、アセトキシ、C1−C10−ハロアルキル、C1−C10−ア
ルコキシもしくはC1−C10−ハロアルコキシを示し、又は、互いに独立に、
非置換フェニル又はC1−C3−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C1−
C3−ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、C1−C3−アルコ
キシ、アミノ、CHOもしくはニトロで1回以上置換されているフェニルであり
; R2及びR3は、互いに独立に、水素、C1−C3−アルキル、C1−C3−
ハロアルキル、C1−C3−ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル
、アミノ、アリール又はニトロであり; Raは水素、非置換C1−C20−アルキル又はハロゲン、シアノ、ヒドロキ
シル、アルコキシ、ニトロ、フェニル、ビフェニル、ベンゾイルオキシもしくは
フェノキシフェニルで1回以上置換されているC1−C20−アルキルであって
、ここで各々のフェニル、ビフェニル、ベンジルオキシもしくはフェノキシフェ
ニルは非置換であるか、又はC1−C3−アルキル、C1−C3−ハロアルキル
、C1−C3−ハロアルコキシ、C1−C3−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、
ヒドロキシル、アミノもしくはニトロで1回以上置換されており;あるいは、C 3 −C8−シクロアルキル、フェニル、ビフェニル、フェノキシフェニル又はヘ
テロシクリルであって、ここで、これらの環状基の各々は非置換であるか、又は
C1−C3−アルキル、C2−C6−アルケニル、C1−C3−ハロアルキル、
C1−C3−ハロアルコキシ、C1−C3−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ヒ
ドロキシル、アミノ、(C1−C3−アルキル)2N、アセチルもしくはニトロ
で1回以上置換されており;あるいは、C1−C6−アルキレン−アリールを表
し、ここでアリール基は非置換であるか、又はC1−C3−アルキル、C1−C 3 −ハロアルキル、C1−C3−ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、ヒドロキ
シルもしくはニトロで1回以上置換されており;あるいは、炭素原子の数に依存
して1ヶ所もしくは数カ所の位置で酸素が割り込むC1−C20−アルキルを表
し;及び Rbは水素、C1−C20−アルキル、ヘテロシクリル又はアリールを示し、
ここでこれらの環状基の各々は非置換であるか、又はC1−C3−アルキル、C 1 −C3−ハロアルキル、C1−C3−ハロアルコキシ、C2−C6−アルケニ
ル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、C1−C3−アルコキシ、アミノ、(C 1 −C3−アルキル)2N、もしくはニトロで1回以上置換されている。)の化
合物又はその酸付加塩のうちの1つを局所的に、展着性添加物と共に、温血動物
の皮膚、毛皮又は羽毛に塗布する前記方法。 - 【請求項2】 式(I)の化合物又はその酸付加塩のうちの1つを塗布する
、請求項1による方法であって、 Rが水素又はC1−C6アルキルであり; R1が水素、C1−C6−アルキル、−C(O)−R3又は−C(S)−R4 であって;ここでR3及びR4は、互いに独立に、C1−C3−アルキル、アセ
トキシ、C1−C2−ハロアルキルであるか、あるいは、互いに独立に、非置換
フェニル又はC1−C3−アルキル、C1−C3−ハロアルキルもしくはハロゲ
ンで1回以上置換されているフェニルであり; R2及びR3が、互いに独立に、水素又はC1−C3−アルキルであり; Raが水素、C5−C20−アルキル、C3−C8−シクロアルキル又はフェ
ニルであって、ここで、これらの環状基の各々は非置換であるか、又はC1−C 3 −アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C1−C3−アルコキシ、ハロゲン
、アミノ、(C1−C3−アルキル)2Nもしくはアセチルで1回以上置換され
ており;及び Rbが水素、非置換フェニル又はC1−C3−アルキル、C1−C3−ハロア
ルキル、C1−C3−アルコキシ、ハロゲン、アミノもしくは(C1−C3−ア
ルキル)2Nで1回以上置換されているフェニルであり; それらの酸付加塩を含む前記方法。 - 【請求項3】 式(I)の化合物又はその酸付加塩のうちの1つを塗布する
、請求項1又は2のうちの1項による方法であって、Rが水素であり、かつ残り
の置換基が式(I)の下で定義される通りである前記方法。 - 【請求項4】 式(I)の化合物又はその酸付加塩のうちの1つを塗布する
、請求項1ないし3のうちの1項による方法であって、R1が−C(O)−R3 であって、ここでR3が非置換フェニル又はC1−C3−アルキル、特にはメチ
ル、エチル、もしくはイソプロピルで1回以上置換されているフェニルを表し、
かつ残りの置換基が式(I)におけるものと同様に定義される前記方法。 - 【請求項5】 式(I)の化合物又はその酸付加塩のうちの1つを塗布する
、請求項1ないし4のうちの1項による方法であって、R2及びR3が、互いに
独立に、水素又はメチルであり、かつ残りの基が式(I)の下におけるものと同
様に定義される前記方法。 - 【請求項6】 式(I)の化合物又はその酸付加塩のうちの1つを塗布する
、請求項1ないし5のうちの1項による方法であって、RaがC5−C20−ア
ルキル、非置換フェニル又はC1−C3−アルキル、メトキシもしくは塩素で1
回以上置換されているフェニルである前記方法。 - 【請求項7】 式(I)の化合物又はその酸付加塩のうちの1つを塗布する
、請求項1ないし6のうちの1項による方法であって、Raが直鎖C7−C20 −アルキルである前記方法。 - 【請求項8】 用いられる活性成分が以下に指定される物質又はそれらの酸
付加塩のうちの1つである、請求項1による方法: 2−[n−(1−ヒドロキシヘキシル)]ピロリジン、2−[n−(1−ヒドロ
キシヘプチル)]ピロリジン、2−[n−(1−ヒドロキシヘプチル)]−5−
(tert.−ブチル)ピロリジン、2−[n−(1−ヒドロキシヘプチル)]
−5−(n−ブチル)ピロリジン、2−[n−(1−ヒドロキシオクチル)]ピ
ロリジン、[n−(1−ヒドロキシオクチル)]−5−(n−プロピル)−ピロ
リジン、2−[n−(1−ヒドロキシノニル)]ピロリジン、2−[n−(1−
ヒドロキシデシル)]ピロリジン、2−[n−(1−ヒドロキシウンデシル)]
ピロリジン、2−[n−(1−ヒドロキシドデシル)]ピロリジン、2−[n−
(1−ヒドロキシトリデシル)]ピロリジン、2−[n−(1−ヒドロキシテト
ラデシル)]ピロリジン、2−[n−(1−ヒドロキシペンタデシル)]ピロリ
ジン、2−[n−(1−ヒドロキシヘキサデシル)]ピロリジン、2−[n−(
1−ヒドロキシヘプタデシル)]ピロリジン、2−[n−(1−ヒドロキシオク
タデシル)]ピロリジン、2−[n−(1−ヒドロキシノナデシル)]ピロリジ
ン、2−[n−(1−ヒドロキシエイコシル)]ピロリジン、2−[n−(1−
ヒドロキシエンエイコシル)]ピロリジン、2−[(1−フェニル)(1−ヒド
ロキシ)−メチル]ピロリジン、2−[(1−[4−クロロフェニル])(1−
ヒドロキシ)メチル]ピロリジン、2−[(1−[2,4−ジメチルフェニル]
)(1−ヒドロキシ)メチル]−5,5−ジメチル−ピロリジン及び2−[(1
−[3−クロロフェニル])(1−ヒドロキシ)メチル]−5,5−ジメチル−
ピロリジン。 - 【請求項9】 式(I)の化合物をポア・オン又はスポット・オン処方の形
態で塗布する、請求項1ないし8のうちの1項による方法。 - 【請求項10】 害虫をそれらが望まれない場所又は物質から阻止するため
の方法であって、有効量の、請求項1ないし8のうちの1項による式(I)の化
合物を昆虫を阻止しよう望む場所又は物質に塗布する前記方法。 - 【請求項11】 害虫を退けるための組成物であって、請求項1ないし8の
うちの1項による式(I)の化合物及び展着性添加物を含む前記組成物。 - 【請求項12】 害虫を退けるための組成物の調製方法であって、請求項1
ないし8のうちの1項による式(I)の化合物を展着性添加物と混合する前記方
法。 - 【請求項13】 2−[n−(1−ヒドロキシヘキシル)]ピロリジン、2
−[n−(1−ヒドロキシヘプチル)]ピロリジン、2−[n−(1−ヒドロキ
シオクチル)]ピロリジン、2−[n−(1−ヒドロキシノニル)]ピロリジン
、2−[n−(1−ヒドロキシデシル)]ピロリジン、2−[n−(1−ヒドロ
キシウンデシル)]ピロリジン、2−[n−(1−ヒドロキシドデシル)]ピロ
リジン、2−[n−(1−ヒドロキシトリデシル)]ピロリジン、2−[n−(
1−ヒドロキシテトラデシル)]ピロリジン、2−[n−(1−ヒドロキシペン
タデシル)]ピロリジン、2−[n−(1−ヒドロキシヘキサデシル)]ピロリ
ジン、2−[n−(1−ヒドロキシヘプタデシル)]ピロリジン、2−[n−(
1−ヒドロキシオクタデシル)]ピロリジン、2−[n−(1−ヒドロキシノナ
デシル)]ピロリジン、2−[n−(1−ヒドロキシエイコシル)]ピロリジン
及び2−[n−(1−ヒドロキシエンエイコシル)]ピロリジン、 からなる群より選択される式(I)の化合物。
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