【発明の詳細な説明】
IL−8受容体アンタゴニスト
発明の分野
本発明は、新規アルケンジアミノ置換化合物、医薬組成物、それらの製造方法
、ならびにIL−8、GROα、GROβ、GROγ、ENA-78、およびN
AP−2により媒介される疾病の治療におけるそれらの使用に関する。
発明の背景
好中球誘引/活性化蛋白−1(NAP−1)、単球由来好中球化学走性因子(
MDNCF)、好中球活性化因子(NAF)、およびT細胞リンパ球化学走性因
子のごとく、多くの異なった名称がインターロイキン−8(IL−8)に付けら
れている。インターロイキン−8は好中球、好塩基球、およびT細胞の一部に対
する化学誘引物質である。インターロイキン−8は、主としてTNF、IL−1
α、IL−1βまたはLPSに曝露されたマクロファージ、繊維芽細胞、内皮お
よび上皮細胞を包含する有核細胞により、ならびにLPSまたは化学走性因子(
例えばFMLP)に曝露された場合の好中球自身により産生される。M.Baggiol
ini et al,J.Clin.Invest.84,1945(1989);J.Schroder et al,J.Immuno
l.139,3474(1987)およびJ.Immunol.144,2223(1990);Strieter,et al,Sc
ience 243 1467(1989)およびJ.Biol.Chem.264,10621(1989);Cassatella et al
,J.Immunol.148,3216(1992)。
GROα、GROβ、GROγおよびNAP−2もケモカインαファミリーに
属する。IL−8と同様、これらのケモカインも異なった名称で呼ばれている。
例えば、GROα、β、γはそれぞれMGSAα、β、γと呼ばれている(メラ
ノーマ増殖刺激活性)。Richmond et al,J.Cell Physiology 129,375(1986
)およびChang et al,J.Immunol.148,451(1992)参照。CXCモチーフの直
前にELRモチーフを有するα−ファミリーのケモカインはすべて、IL−8B
受
容体に結合する。
IL−8、GROα、GROβ、GROγ、ENA-78およびNAP−2は
インビトロにおいて多くの機能を刺激する。それらはすべて、好中球に対する化
学走性を有することが示されているが、IL−8およびGROαはTリンパ球お
よび好塩基球化学走性活性が示されている。さらに、IL−8は、正常およびア
トピー性の個体由来の好塩基球からのヒスタミン放出を誘導することができ、さ
らに、GROαおよびIL−8は、ライソゾーム酵素の放出および好中球からの
レスピラトリーバーストを誘導できる。IL−8は、デノボ蛋白合成を伴わない
好中球上のMac−1(CD11b/CD18)表面発現を増加させることも示
されている。このことは、血管内皮細胞に対する好中球の付着増加に貢献しうる
。多くの知られた疾病が塊状の好中球浸潤により特徴づけられている。IL−8
、GROα、GROβ、GROyおよびNAP−2は好中球の蓄積および活性化
を促進するので、これらのケモカインは乾癖およびリューマチ性関節炎を包含す
る広範な急性および慢性の炎症性疾患に関与している。Baggiolini et al,FEBS
Lett.307,97(1992);Miller et al,Crit.Rev.Immunol.12,17(1992);0ppen
heim et al,Annu.Rev.Immunol.9,617(1991);Seitz et al.,J.Clin.Inve
st.87,463(1991);Miller et al.,Am.Rev.Respir.Dis.146,427(1992);Do
nnely et al.,Lancet 341,643(1993)。さらに、ELRケモカイン(CXCモ
チーフの直前にアミノ酸ELRモチーフを含むケモカイン)もアンギオスタシス
に関与している。Strieter et al,Science 258,1798(1992)。
インビトロにおいて、IL−8、GROα、GROβ、GROγおよびNAP
−2は、7−トランスメンブラン、G−プロテイン結合ファミリーの受容体に結
合し活性化することにより、詳細にはIL−8受容体に結合することにより、最
も明白にはB−受容体に結合することにより、好中球の形態変化、化学走性、顆
粒放出、およびレスピラトリーバースト誘導する。Thomas et al.,J.Biol.Chem
.266,14839(1991);およびHolmes et al.,Science 253,1278(1991)。この受
容体ファミリーのメンバーに対する非ペプチド小型分子アンタゴニストの開発に
は先例がある。概説としてはProgress in Drug Research,Vo1.40,pp.33-98
,
Birkhauser Ver1ag,Basel 1993中R.Freidinger記載部分参照。それゆえ、IL
−8受容体は新規抗炎症剤の開発のための将来有望な標的を提示する。
2種の高親和性ヒトIL−8受容体(相同性77%)が特徴づけられている。
それらは、IL−8のみに高親和性をもって結合するIL−8Rα、ならびにI
L−8だけでなくGROα、GROβ、GROγおよびNAP−2にも高親和性
をもって結合するIL−8Rβである。Holmesらの上記文献;Murphy et al.,S
cience 253,1280(1991);Lee et al.,J.Biol.Chem.267,16283(1992);LaR
osa et al.,J.Biol.Chem.267,25402(1992);およびGayle et al.,J.Biol
.Chem.268,7283(1993)参照。
この分野における治療、IL−8αまたはβ受容体に結合しうる化合物に対す
る必要性があり続けている。それゆえ、IL−8産生増加(好中球および一部の
T細胞の炎症部位への化学走性の原因となる)に関連した症状は、IL−8受容
体結合の阻害剤である化合物により恩恵を受けるであろう。発明の概要
本発明は、IL−8αまたはβ受容体に結合するケモカインにより媒介される
疾病の処置方法を提供し、該方法は、有効量の式(I)の化合物またはその医薬
上許容される塩を投与することを含む。詳細には、ケモカインはIL−8である
。
また本発明は、IL−8のその受容体への結合を阻害する必要のある哺乳動物
におけるIL−8のその受容体への結合を阻害する方法であって、有効量の式(
I)の化合物を該哺乳動物に投与することを含む。
本発明において有用なのは下記構造式(I):
[式中、Zはシアノ、ニトロ、CF3、C(O)NR15R16、S(O)2NR15R16
、またはS(O)2R17であり;
R18は水素、ハロゲン、シアノ、置換されていてもよいC1-4アルキル、ハロ
置換C1-4アルキル、C(O)NR15R16、置換されていてもよいアリール、置
換されていてもよいアリールC1-4アルキル、置換されていてもよいヘテロアリ
ール、置換されていてもよいヘテロアリールC1-4アルキル、置換されていても
よいヘテロサイクリック、または置換されていてもよいヘテロサイクリックC1- 4
アルキルであり;
Rはイオン化可能な水素を有する官能基であり、pKaは10またはそれ未満
であり;
R1は、水素;ハロゲン;ニトロ;シアノ;ハロ置換C1-10アルキル;C1-10
アルキル;C2-10アルケニル;C1-10アルコキシ;ハロ置換C1-10アルコキシ;
アジド;(CR8R8)qS(O)tR4;ヒドロキシ;ヒドロキシC1-4アルキル;
アリール;アリールC1-4アルキル;アリールオキシ;アリールC1-4アルキルオ
キシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールアルキル;ヘテロサイクリック;ヘテロ
サイクリックC1-4アルキル;ヘテロアリールC1-4アルキルオキシ;アリールC2-10
アルケニル;ヘテロアリールC2-10アルケニル;ヘテロサイクリックC2-10
アルケニル;(CR8R8)qNR4R5;C2-10アルケニルC(O)NR4R5;(
CR8R8)qC(O)NR4R5;(CR8R8)qC(O)NR4R10;S(O)3H
;S(O)3R8;(CR8R8)qC(O)R11;C2-10アルケニルC(O)R11
;C2-10アルケニルC(O)OR11;(CR8R8)qC(O)OR12;(CR8R8
)qOC(O)R11;(CR8R8)qNR4C(O)R11;(CR8R8)qNHS
(O)2R19;(CR8R8)qS(O)2NR4R5から独立して選択されるか;あ
るいは2つのR1基は一緒になってO−(CH2)sO−または5ないし6員の飽
和もしくは不飽和環を形成してもよく;ここにアリール、ヘテロアリールおよび
ヘテロサイクリック部分は置換されていてもよく;
qは0、または1ないし10の値を有する整数であり;
tは0、または1または2の値を有する整数であり;
sは1ないし3の値を有する整数であり;
R4およびR5は独立して水素、置換されていてもよいC1-4アルキル、置換さ
れていてもよいアリール、置換されていてもよいアリールC1-4アルキル、置換
されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいヘテロアリールC1-4
アルキル、ヘテロサイクリック、またはヘテロサイクリックC1-4アルキルであ
るか、あるいはR4およびR5はそれらが結合する窒素と一緒になって酸素、窒素
もしくはイオウから選択されるさらなる異種原子を含んでいてもよい5ないし7
員環を形成し;
mは1ないし3の値を有する整数であり;
nは1ないし3の値を有する整数であり;
Yは、水素;ハロゲン;ニトロ;シアノ;ハロ置換C1-10アルキル;C1-10ア
ルキル;C2-10アルケニル;C1-10アルコキシ;ハロ置換C1-10アルコキシ;ア
ジド;(CR8R8)qS(O)tR4;ヒドロキシ;ヒドロキシC1-4アルキル;ア
リール;アリールC1-4アルキル;アリールオキシ;アリールC1-4アルキルオキ
シ;ヘテロアリール;ヘテロアリールアルキル;ヘテロアリールC1-4アルキル
オキシ;ヘテロサイクリック;ヘテロサイクリックC1-4アルキル;アリールC2 -10
アルケニル;ヘテロアリールC2-10アルケニル;ヘテロサイクリックC2-10
アルケニル;(CR8R8)qNR4R5;C2-10アルケニルC(O)NR4R5;(
CR8R8)qC(O)NR4R5;(CR8R8)qC(O)NR4R10;S(O)3H
;S(O)3R8;(CR8R8)qC(O)R11;C2-10アルケニルC(O)R11
;C2-10アルケニルC(O)OR11;C(O)R11;(CR8R8)qC(O)O
R12;(CR8R8)qOC(O)R11;(CR8R8)qNR4C(O)R11;(C
R8R8)qNHS(O)2Rd;(CR8R8)qS(O)2NR4R5から独立して選
択されるか;あるいは2個のY基は一緒になってO−(CH2)sO−または5な
いし6員の飽和もしくは不飽和環を形成してもよく;ここにアリール、ヘテロア
リールおよびヘテロサイクリック部分は置換されていてもよく;
R6およびR7は独立して水素またはC1-4アルキル基であるか;あるいはR6
およびR7はそれらが結合する窒素と一緒になって酸素、窒素もしくはイオウか
ら選択されるさらなる異種原子を含んでいてもよい5ないし7員環を形成し;
R8は、水素またはC1-4アルキルから独立して選択され;
R10はC1-10アルキルC(O)2R8であり;
R11は水素、C1-4アルキル、置換されていてもよいアリール、置換されてい
てもよいアリールC1-4アルキル、置換されていてもよいヘテロアリール、置換
されていてもよいヘテロアリールC1-4アルキル、置換されていてもよいヘテロ
サイクリック、または置換されていてもよいヘテロサイクリックC1-4アルキル
であり;
R12は水素、C1-10アルキル、置換されていてもよいアリールまたは置換され
ていてもよいアリールアルキルであり;
R13およびR14は独立して水素またはC1-4アルキルであり;
vは0、または1ないし4の値を有する整数であり;
R15およびR16は独立して水素、置換されていてもよいC1-4アルキル、置換
されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリールC1-4アルキル、置
換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいヘテロアリールC1- 4
アルキル、置換されていてもよいヘテロサイクリック、置換されていてもよい
ヘテロサイクリックC1-4アルキルであるか、あるいはR15およびR16はそれら
が結合する窒素と一緒になって酸素、窒素もしくはイオウから選択されるさらな
る異種原子を含んでいてもよい5ないし7員環を形成してもよく;
R17はC1-4アルキル、OR11、置換されていてもよいアリール、置換されて
いてもよいアリールC1-4アルキル、置換されていてもよいヘテロアリール、置
換されていてもよいヘテロアリールC1-4アルキル、置換されていてもよいヘテ
ロサイクリック、または置換されていてもよいヘテロサイクリックC1-4アルキ
ルであり;
R19はC1-4アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテ
ロアリールC1-4アルキル、ヘテロサイクリック、またはヘテロサイクリックC1 -4
アルキルであり、ここにこれらの基はすべて置換されていてもよく;
RdはNR6R7、アルキル、アリールC1-4アルキル、アリールC2-4アルケニ
ル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1-4アルキル、ヘテロアリールC2-4ア
ルケニル、ヘテロサイクリック、ヘテロサイクリックC1-4アルキルであり、こ
こにアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール
アルキル、ヘテロサイクリック、およびヘテロサイクリックアルキル環は置換さ
れていてもよく;
R20はW1、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいC5 -8
シクロアルキル、置換されていてもよいC1-10アルキル、置換されていてもよ
いC2-10アルケニル、または置換されていてもよいC2-10アルキニルであり;
され;ここにアステリスク*は環の結合ポイントを示し;
E'含有環は
アステリスク*は環の結合ポイントを示す]で示される化合物またはその医薬上
許容される塩である。発明の詳細な説明
式(I)の化合物は、IL−8αおよびβ受容体に結合するIL−8または他
のケモカインの阻害を必要とするヒト以外の哺乳動物の獣医学的処置に関しても
有用でありうる。動物において治療的または予防的に処置される、ケモカインに
より媒介される疾病は、本明細書の処置方法のセクションに記載の疾病を包含す
る。
式(I)の化合物において、適当には、Rは、10またはそれ未満、好ましく
は約3ないし9、より好ましくは約3ないし7のpKaを有するイオン化可能な
水素を提供する官能基である。かかる官能基はヒドロキシ、カルボン酸、チオー
ル、SR2、OR2、NH−C(O)Ra、C(O)NR6'R7'、式NHS(O)2
Rbで示される置換スルホンアミド、S(O)2NHRc、NHC(X2)NHRb
、またはテトラゾリルを包含するが、これらに限らない。
適当には、X2は酸素またはイオウであり、好ましくは酸素である。
好ましくは、官能基はスルホン酸以外のものであり、アリール、ヘテロアリー
ル、またはヘテロサイクリック部分環上に直接存在するかあるいはSR2もしく
はOR2におけるがごとくアリール、ヘテロアリール、またはヘテロサイクリッ
ク部分環上の置換基として存在する。より好ましくは、RはOH、SH、または
NHS(O)2Rbである。
適当には、R2は置換アリール、ヘテロアリール、またはヘテロイクリック環
であり、該環は10またはそれ未満のpKaを有するイオン化可能な水素を提供
する官能基を含む。
適当には、R6'およびR7'は水素、C1-4アルキル、アリール、アリールC1-4
アルキル、アリールC2-4アルケニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1-4ア
ルキル、ヘテロアリールC2-4アルケニル、ヘテロサイクリック、ヘテロサイク
リックC1-4アルキル、またはヘテロサイクリックC2-4アルケニル基であり、こ
れらすべては、ハロゲン;ニトロ;CF3のごときハロ置換C1-4アルキル;メチ
ルのごときC1-4アルキル;メトキシのごときC1-4アルコキシ;
NR9C(O)Ra;C(O)NR6R7;S(O)3H;またはC(O)OC1-4ア
ルキルにより独立して1回ないし3回置換されていてもよいが、R6'およびR7'
の一方が水素であるが両方ともが水素でない。
適当には、R6およびR7は独立して水素またはC1-4アルキル基であるか、あ
るいはR6およびR7はそれらが結合する窒素と一緒になって酸素、窒素またはイ
オウから選択されるさらなる異種原子を含んでいてもよい5ないし7員環を形成
する。このヘテロ環は本明細書に定義のごとく置換されていてもよい。
適当には、Raはアリール、アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ヘテロ
アリールC1-4アルキル、ヘテロサイクリック、またはヘテロサイクリックC1-4
アルキル基であり、それらすべてが1個ないし3個の基により独立して置換され
ていてもよく、該1個ないし3個の基はさらなるイオン化可能な基を含んでいて
もよく、該1個ないし3個の基はハロゲン、ニトロ、ハロ置換C1-4アルキル、
C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ヒドロキシ、SH、C(O)NR6R7、NH
−C(O)Ra、NHS(O)2Rb、S(O)2NR6R7、C(O)OR8、また
はテトラゾリル環を包含するがこれらに限らない。
適当には、RbはNR6R7、アルキル、アリール、アリールC1-4アルキル、ア
リールC2-4アルケニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1-4アルキル、ヘテ
ロアリールC2-4アルケニル、ヘテロサイクリック、またはヘテロサイクリック
C1-4アルキル、またはヘテロサイクリックC2-4アルケニル基、カンファーであ
り、それらすべてはハロゲン;ニトロ;CF3のごときハロ置換C1-4アルキル;
メチルのごときC1-4アルキル;メトキシのごときC1-4−アルコキシ;NR9C
(O)Ra;C(O)NR6R7;S(O)3H;またはC(O)OC1-4アルキル
により独立して1回ないし3回置換されていてもよい。
適当には、R9は水素またはC1-4アルキルであり、好ましくは水素である。
好ましくは、Rbは置換されていてもよいフェニル、ベンジル、またはスチリ
ルである。Rbがヘテロアリールの場合、好ましくは、それは置換されていても
よいチアゾール、置換されていてもよいチエニル、または置換されていてもよい
キノリニル環である。好ましくは、Rb置換基がNR9C(O)Raである場合、
好ましくはRaはメチルのごときアルキル基である。
適当には、Rcは水素、アルキル、アリール、アリールC1-4アルキル、アリー
ルC1-4アルケニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1-4アルキル、ヘテロア
リールC1-4アルケニル、ヘテロサイクリック、ヘテロサイクリックC1-4アルキ
ル、またはヘテロサイクリックC1-4アルケニル基であり、それらすべてはハロ
ゲン、ニトロ、ハロ置換C1-4アルキル、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、N
R9C(O)Ra、C(O)NR6R7、S(O)3H、またはC(O)OC1-4アル
キルにより独立して1回ないし3回置換されていてもよい。好ましくは、Rcは
置換されていてもよいフェニルである。
式(I)の化合物において、適当には、R1は、水素;ハロゲン;ニトロ;シ
アノ;CF3のごときハロ置換C1-10アルキル;メチル、エチル、イソプロピル
もしくはn−プロピルのごときC1-10アルキル;C2-10アルケニル;メトキシも
しくはエトキシのごときC1-10アルコキシ;トリフルオロメトキシのごときハロ
置換C1-10アルコキシ;アジド;(CR8R8)qS(O)tR4(tは0、1もし
くは2);ヒドロキシ;メタノールもしくはエタノールのごときヒドロキシC1- 4
アルキル;フェニルもしくはナフチルのごときアリール;ベンジルのごときア
リールC1-4アルキル;フェノキシのごときアリールオキシ;ベンジルオキシの
ごときアリールC1-4アルキルオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールアルキ
ル;ヘテロアリールC1-4アルキルオキシ;アリールC2-10アルケニル;ヘテロ
アリールC2-10アルケニル;ヘテロサイクリックC2-10アルケニル;(CR8R8
)qNR4R5;C2-10アルケニルC(O)NR4R5;(CR8R8)qC(O)NR4
R5;(CR8R8)qC(O)NR4R10;S(O)3H;S(O)3R8;(CR8
R8)qC(O)R11;C2-10アルケニルC(O)R11;C2-10アルケニルC(O
)OR11;C(O)R11;(CR8R8)qC(O)OR12;(CR8R8)qOC(
O)R11;(CR8R8)qNR4C(O)R11;(CR8R8)qNHS(O)2R19
;(CR8R8)qS(O)2NR4R5から独立して選択されるか;あるいは2個の
R1基は一緒になってO−(CH2)sO−または5ないし6員の飽和もしくは不
飽和環を形成してもよい。アリール;ヘテロアリール、およびヘテロサイクリッ
ク含有部分はすべて、後で定義するように置換されていてもよい。
適当には、sは1ないし3の値を有する整数である。
適当には、qは0、または1ないし10の値を有する整数である。
R1がジオキシブリッジを形成する場合、好ましくはsは1である。R1がさら
なる飽和もしくは不飽和環を形成する場合、好ましくは、それはナフチレン環シ
ステムを生じる6員環である。このナフチレン環は、他のR1基(上記定義のも
の)により独立して1回ないし3回置換されていてもよい。
適当には、R4およびR5は独立して水素、置換されていてもよいC1-4アルキ
ル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリールC1-4アル
キル、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいヘテリアリ
ールC1-4アルキル、ヘテロサイクリック、またはヘテロサイクリックC1-4アル
キルであるか、あるいはR4およびR5はそれらが結合する窒素と一緒になってO
/N/Sから選択されるさらなる異種原子を含んでいてもよい5ないし7員環を
形成する。
適当には、R8は水素またはC1-4アルキルから独立して選択される。
適当には、R10はCH2C(O)2HもしくはCH2C(O)2CH3のごときC1 -10
アルキルC(O)2R8である。
適当には、R11は水素、C1-4アルキル、アリール、アリールC1-4アルキル、
ヘテロアリール、ヘテロアリールC1-4アルキル、ヘテロサイクリック、または
ヘテロサイクリックC1-4アルキルである。
適当には、R12は水素、C1-10アルキル、置換されていてもよいアリールまた
は置換されていてもよいアリールアルキルである。
R19はC1-4アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテ
ロアリールC1-4アルキル、ヘテロサイクリック、またはヘテロサイクリックC1 -4
アルキルであり、これらの基すべては置換されていてもよい。
好ましくは、R1はハロゲン、シアノ、ニトロ、CF3、C(O)NR4R5、ア
ルケニルC(O)NR4R5、C(O)R4R10、アルケニルC(O)OR12、ヘ
テロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルケニル、またはS
(O)NR4R5であり、好ましくはR4およびR5は両方とも水素であるか、ある
いは一方がフェニルである。R1についての好ましい環の置換位置はフェニル含
有環の4−位である。
RがOH、SHまたはNSO2Rbである場合、好ましくはR1は3−位または
4−位で置換されているか、あるいは3,4−位でジ置換されている。適当には
、置換基は電子吸引基である。好ましくは、RがOH、SHまたはNSO2Rbで
ある場合、R1はニトロ、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、またはC(
O)NR4R5基である。
Rがカルボン酸の場合、好ましくはR1は水素であるか、あるいは好ましくは
R1は4−位で置換されており、より好ましくはトリフルオロメチルまたはクロ
ロにより置換されている。
適当には、R13およびR14は独立して水素、置換されていてもよいC1-4アル
キル(本明細書において定義するように直鎖状であっても分枝状であってもよい)
であり、あるいはR13およびR14の一方は置換されていてもよいアリールである
。
適当には、vは0、または1ないし4の値を有する整数である。
R13またはR14が置換されていてもよいアルキル基である場合、該アルキルは
ハロゲン;トリフルオロメチルのごときハロ置換C1-4アルキル;ヒドロキシ;
ヒドロキシC1-4アルキル、メトキシもしくはエトキシのごときC1-4アルコキシ
;ハロ置換C1-10アルコキシ、S(O)tR4;アリール;NR4R5;NHC(O
)R4;C(O)NR4R5;またはC(O)OR8により独立して1回ないし3回
置換されていてもよい。
適当には、Yは、水素;ハロゲン;ニトロ;シアノ;ハロ置換C1-10アルキル
;C1-10アルキル;C2-10アルケニル;C1-10アルコキシ;ハロ置換C1-10アル
コキシ;アジド;(CR8R8)qS(O)tR4;ヒドロキシ;ヒドロキシC1-4ア
ルキル;アリール;アリールC1-4アルキル;アリールオキシ;アリールC1-4ア
ルキルオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールアルキル;ヘテロアリー
ルC1-4アルキルオキシ;ヘテロサイクリック;ヘテロサイクリックC1-4アルキ
ル;アリールC2-10アルケニル;ヘテロアリールC2-10アルケニル;ヘテロサイ
クリックC2-10アルケニル;(CR8R8)qNR4R5;
C2-10アルケニルC(O)NR4R5;(CR8R8)qC(O)NR4R5;(CR8
R8)qC(O)NR4R10;S(O)3H;S(O)3R8;(CR8R8)qC(O
)R11;C2-10アルケニルC(O)R11;C2-10アルケニルC(O)OR11;(
CR8R8)qC(O)OR12;(CR8R8)qOC(O)R11;(CR8R8)qN
R4C(O)R11;(CR8R8)qNHS(O)2Rd;(CR8R8)qS(O)2N
R4R5から独立して選択されるか、あるいは2個のY基は一緒になってO−(C
H2)sO−または5ないし6員の飽和もしくは不飽和環を形成してもよい。上記
のアリール、ヘテロアリール、およびヘテロサイクリック含有部分はすべて、本
明細書記載のごとく置換されていてもよい。
Yがジオキシブリッジを形成する場合、好ましくはsは1である。Yがさらな
る飽和または不飽和環を形成する場合、好ましくは、それはナフチレン環システ
ムを生じる6員環である。これらの環は、他のY(上で定義したもの)により1
ないし3回置換されていてもよい。
適当には、RdはNR6R7、アルキル、アリールC1-4アルキル、アリールC2- 4
アルケニル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1-4アルキル、ヘテロアリー
ルC2-4アルケニル、ヘテロサイクリック、ヘテロサイクリックC1-4アルキル、
またはヘテロサイクリックC2-4アルケニル基であり、ここに上記のアリール、
ヘテロアリール、およびヘテロサイクリック含有部分はすべて、本明細書に定義
のごとく置換されていてもよい。
好ましくは、Yはハロゲン、C1-4アルコキシ、置換されていてもよいアリー
ル、置換されていてもよいアリールオキシまたはアリールアルコキシ、メチレン
ジオキシ、NR4R5、チオC1-4アルキル、チオアリール、ハロ置換アルコキシ
、置換されていてもよいC1-4アルキル、またはヒドロキシアルキルである。よ
り好ましくは、Yはモノ−もしくはジ−置換ハロゲン、モノ−もしくはジ−置換
ア
ルコキシ、メチレンジオキシ、アリール、またはアルキルであり;より好ましく
は、これらの基は2'−位または2'−,3'−位でモノ−もしくはジ−置換されて
いる。
Yは環の5つの位置のいずれにおいても置換されていてもよいが、好ましくは
、RがOH、SH、またはNSO2Rbである場合、好ましくはYは2'−位もし
くは3'−位でモノ−置換されており、好ましくは4'−は未置換である。環がジ
置換ならば、RがOH、SH、またはNSO2Rbである場合には、好ましくは、
置換基はモノサイクリック環の2'もしくは3'位に存在する。R1およびYの両
方が水素であってもよいが、少なくとも1つの環が置換されており、好ましくは
両方の環が置換されているのが好ましい。
式(I)の化合物において、適当には、Zはシアノ、ニトロ、CF3、C(O
)NR15R16、S(O)2NR15R16、またはS(O)2R17である。
適当には、R15およびR16は独立して水素、置換されていてもよいC1-4アル
キル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリールC1-4ア
ルキル、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいヘテロア
リールC1-4アルキル、置換されていてもよいヘテロサイクリック、置換されて
いてもよいヘテロサイクリックC1-4アルキルであるか、あるいはR15およびR1 6
はそれらが結合する窒素と一緒になって酸素、窒素、またはイオウから選択さ
れるさらなる異種原子を含んでいてもよい5ないし7員環を形成してもよい。
適当には、R17はC1-4アルキル、OR11、置換されていてもよいアリール、
置換されていてもよいアリールC1-4アルキル、置換されていてもよいヘテロア
リール、置換されていてもよいヘテロアリールC1-4アルキル、置換されていて
もよいヘテロサイクリック、または置換されていてもよいヘテロサイクリックC1-4
アルキルであり;存在していてもよい置換基は本明細書において定義したも
のである。
式(I)の化合物において、適当には、R18は水素、ハロゲン、シアノ、置換
されていてもよいC1-4アルキル、ハロ置換C1-4アルキル、C(O)NR15R16
、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいア
リールC1-4アルキル、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていて
もよいヘテロアリールC1-4アルキル、置換されていてもよいヘテロサイクリッ
ク、または置換されていてもよいヘテロサイクリックC1-4アルキルであり;存
在していてもよい置換基は本明細書において定義したものである。
X環はそのアステリスクを介した結合ポイントにより示される。X環はR1基
により置換されていてもよく、あるいはフェニル環およびX環の両方は独立して
(R1)mにより置換されていてもよい。適当には、X環が置換されている場合、
好ましくは窒素含有X環はC(O)NR4R5のごときアミド官能基により窒素部
分において置換されており、好ましくはR4またはR5の一方はフェニルのごとき
置換されていてもよいアリールである。好ましくは、より大型の飽和窒素含有環
はアリール環により置換されていてもよい。
式(I)の化合物において、R20はW1、置換されていてもよいヘテロアリー
ル、置換されていてもよいC5-8シクロアルキル、置換されていてもよいC1-10
アルキル、置換されていてもよいC2-10アルケニル、または置換されていてもよ
い置換C2-10アルキニルである。
適当には、E'含有環は
から選択されてもよい。
そのアステリスクを介した結合ポイントにより示されるE'含有環は存在して
いてもよいものである。存在しない場合、環は、図示したようにYにより置換さ
れたフェニル基である。E環はいずれの環においても(Y)n基により置換され
ていてもよく、飽和または不飽和であり、本明細書では不飽和環においてのみ置
換されているように示してある。
R20が置換されていてもよいC5-8シクロアルキル環の場合、環は上記のごと
き(Y)nにより置換されていてもよい。
R20が置換されていてもよいC1-10アルキル、置換されていてもよいC2-10ア
ルケニル、または置換されていてもよいC2-20アルキニルである場合、これらの
基はハロゲン、ニトロ;シアノ;トリフルオロメチルのごときハロ置換C1-10ア
ルキル;C1-10アルコキシ;ハロ置換C1-10アルコキシ;S(O)tR4;ヒドロ
キシ;ヒドロキシC1-4アルキル;アリールオキシ;アリールC1-4アルキルオキ
シ;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールC1-4アルキルオキシ;ヘテロサイ
クリック;ヘテロサイクリックC1-4アルキル;ヘテロサイクリック−オキシ;
ヘテロサイクリックC1-4アルキルオキシ;NR4R5;C(O)NR4R5;C(
O)NR4R10;S(O)3H;S(O)3R8;C(O)R11;C(O)OR12;
OC(O)R11;NR4C(O)R11により独立して1回ないし3回置換されて
いてもよい。R20が置換されていてもよいC2-10アルケニル、または置換されて
いてもよいC2-10アルキニルである場合、これらの基は、上記の他の基に加えて
、アリール、アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリール
アルキルで置換されていてもよい。
式(I)の化合物において、R20がヘテロアリール(HET)環である場合、
適当には、それはヘテロアリール環または環システムである。HET部分が多環
システムである場合、異種原子を含む環はウレア部分に直接結合している必要は
ない。この環システム中のすべての環は本明細書定義のごとく置換されていても
よい。好ましくは、HET部分はピリジルであり、2−、3−、または4−ピリ
ジルであってもよい。環が多環システム環である場合、好ましくは、それはベン
ゾイミダゾール、ジベンゾチオフェン、またはインドール環である。興味ある他
のヘテロサイクリック環はチオフェン、フラン、ピリミジン、ピロール、ピラゾ
ール、キノリン、イソキノリン、キナゾリニル、ピリジン、オキサゾール、チア
ゾール、チアジアゾール、トリアゾール、イミダゾール、またはベンゾイミダゾ
ールを包含するが、これらに限らない。
式(I)の化合物において、HET環はYにより1回ないし3回独立して置換
されていてもよく(すなわち(Y(n))により置換されていてもよく)、ここに
nは1ないし3の値を有する整数である。適当には、Yは水素;ハロゲン;ニト
ロ;シアノ;ハロ置換C1-10アルキル;C1-10アルキル;C2-10アルケニル;C1-10
アルコキシ;ハロ置換C1-10アルコキシ;アジド;(CR8R8)qS(O)t
R4;ヒドロキシ;ヒドロキシC1-4アルキル;アリール;アリールC1-4アルキ
ル;アリールオキシ;アリールC1-4アルキルオキシ;ヘテロアリール;ヘテロ
アリールアルキル;ヘテロアリールC1-4アルキルオキシ;ヘテロサイクリック
;ヘテロサイクリックC1-4アルキル;アリールC2-10アルケニル;ヘテロアリ
ールC2-10アルケニル;ヘテロサイクリックC2-10アルケニル;(CR8R8)q
NR4R5;C2-10アルケニルC(O)NR4R5;(CR8R8)qC(O)NR4R5
;(CR8R8)qC(O)NR4R10;S(O)3H;S(O)3R8;(CR8R8
)qC(O)R11;C2-10アルケニルC(O)R11;C2-10アルケニルC(O)
OR11;C(O)R11;(CR8R8)qC(O)OR12;(CR8R8)qOC(O
)R11;(CR8R8)qNR4C(O)R11;(CR8R8)qNHS(O)2Rd;
(CR8R8)qS(O)2NR4R5から独立して選択されるか;あるいは2個のY
基は一緒になってO−(CH2)sO−または5ないし6員の飽和もしくは不飽和
環を形成してもよい。これらのアリール、ヘテロアリール、およびヘテロサイク
リック含有部分は本明細書定義のごとく置換されていてもよい。
適当には、RdはNR6R7、アルキル、アリールC1-4アルキル、アリールC2- 4
アルケニル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1-4アルキル、ヘテロアリー
ルC2-4アルケニル、ヘテロサイクリック、ヘテロサイクリック
C1-4アルキルであり、ここにアルキル、アリール、ヘテロアリール、およびヘ
テロサイクリック含有部分は本明細書定義のごとく置換されていてもよい。
好ましくは、R20は置換されていてもよいフェニル、アリル、C1-10アルキル
、エトキシカルボニルエチル、ジメチルアセタール、2−メトキシイソプロピル
、または2−メトキシエチルである。
本明細書の用語「置換されていてもよい」とは、特記しないかぎり、フッ素、
塩素、臭素またはヨウ素のごときハロゲン;ヒドロキシ:ヒドロキシ置換C1-10
アルキル;メトキシまたはエトキシのごときC1-10アルコキシ;メチルチオ、メ
チルスルフィニルまたはメチルスルホニルのごときS(O)m'C1-10アルキル(
m'は0、1または2);NR4R5基におけるがごときアミノ、モノおよびジ−
置換アミノ;NHC(O)R4;C(O)NR4R5;C(O)OH;S(O)2N
R4R5;NHS(O)2R21;メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、また
はt−ブチルのごときC1-10アルキル;CF3のごときハロ置換C1-10アルキル
;フェニルのごとき置換されていてもよいアリール;ベンジルまたはフェネチル
のごとき置換されていてもよいアリールアルキル;置換されていてもよいヘテロ
サイクリック;置換されていてもよいヘテロサイクリックアルキル;置換されて
いてもよいヘテロアリール;または置換されていてもよいヘテロアリールアルキ
ルのごとき基を意味し、ここにこれらのアリール、ヘテロアリール、またはヘテ
ロサイクリック部分はハロゲン;ヒドロキシ;ヒドロキシ置換アルキル;C1-10
アルコキシ;S(O)m'C1-10アルキル;NR4R5基におけるがごときアミノ、
モノおよびジ−置換アミノ;C1-10アルキル、またはCF3のごときハロ置換C1 -10
アルキルにより1回ないし3回独立して置換されていてもよい。
適当には、R21はC1-4アルキル、アリール、アリールC1-4アルキル、ヘテロ
アリール、ヘテロアリールC1-4アルキル、ヘテロサイクリック、またはヘテロ
サイクリックC1-4アルキルである。
適当な医薬上許容される塩は当業者によく知られており、塩酸、臭化水素酸、
硫酸、リン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、酢酸、リンゴ酸、酒石酸
、
クエン酸、乳酸、蓚酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、安息香酸、サリチル
酸、フェニル酢酸およびマンデリン酸のごとき無機酸および有機酸の塩基性塩を
包含する。さらに、例えば置換基がカルボキシ基を含む場合には医薬上許容され
るカチオンを用いて式(I)の化合物の医薬上許容される塩を得てもよい。適当
な医薬上許容されるカチオンは当業者によく知られており、アルカリ金属、アリ
カリ土類金属、アンモニウムおよび4級アンモニウムカチオンを包含する。
本明細書の以下の用語は次のようなものをいう:
・「ハロ」−すべてのハロゲン、すなわち、クロロ、フルオロ、ブロモおよびヨ
ード。
・「C1-10アルキル」または「アルキル」−鎖長を限定しないかぎり、ともに1
ないし10個の炭素原子の直鎖基および分枝基であり、メチル、エチル、n−プ
ロピル、iso−プロピル、n−ブチル、sec−ブチル、iso−ブチル、t
ert−ブチル、n−ペンチル等を包含するが、これらに限らない。
・本明細書の用語「シクロアルキル」とは、好ましくは3ないし8個の炭素の環
状基を意味し、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル等を包含する
が、これらに限らない。
・本明細書の用語「アルケニル」とは、すべての場合において、鎖長を限定し
ないかぎり、ともに2ないし10個の炭素原子の直鎖基および分枝基を意味し、
エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1
−ブテニル、2−ブテニル等を包含するが、これらに限らない。
・「アリール」−フェニルおよびナフチル。
・「ヘテロアリール」(それ自体あるいは「ヘテロアリールオキシ」または「ヘ
テロアリールアルキル」のごとき組み合わせにおいて)−5〜10員の芳香族環
システムであって、その中の1個またはそれ以上の環がN、OまたはSからなる
群より選択される1個またはそれ以上の異種原子を含むものであり、例えば、ピ
ロール、ピラゾール、フラン、チオフェン、キノリン、イソキノリン、キナゾリ
ニル、ピリジン、ピリミジン、オキサゾール、チアゾール、チアジアゾール、ト
リアゾール、イミダゾール、またはベンゾイミダゾールが挙げられるが、これら
に限らない。
・「ヘテロサイクリック」(それ自体あるいは「ヘテロサイクリックアルキル」
のごとき組み合わせにおいて)−飽和または部分的に不飽和の4〜10員環シス
テムであり、その中で1個またはそれ以上の環がN、O、またはSからなる群よ
り選択される1個またはそれ以上の異種原子を含むものであり、例えばピロリジ
ン、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、テトラヒドロピラン、またはイミダ
ゾリジンが挙げられるが、これらに限らない。
・本明細書の用語「アリールアルキル」または「ヘテロアリールアルキル」また
は「ヘテロサイクリックアルキル」とは、特記しないかぎり、アリール、ヘテロ
アリールまたはヘテロサイクリック部分に結合した、上で定義したC1-10アルキ
ルを意味する。
・「スルフィニル」−対応スルフィドのオキシドS(O)であり、用語「チオ」
はスルフィドをいい、用語「スルホニル」は完全に酸化されたS(O)2基をい
う。
・本明細書の用語「2個のR1基は(2個のY基は)一緒になって5または6員
の飽和もしくは不飽和環を形成してもよい」とは、ナフチレン環システムの形成
またはC6シクロアルケニル(すなわちシクロヘキセン)もしくはC5シクロアル
ケニル部分(シクロペンテン)のごとき5または6員の部分的に飽和または不飽
和の環に結合したフェニル部分の形成を意味する。
本発明化合物は立体異性体、位置異性体、またはジアステレオマーとして存在
してもよいことが認識される。これらの化合物は1個またはそれ以上の不斉炭素
原子を含んでいてもよく、ラセミ体および光学的に活性な形態で存在してもよい
。これらの化合物のすべては本発明の範囲内に含まれる。
製造方法
下のスキームに示した合成手順のいくつかを適用することによって式(I)の
化合物を得てもよい。これらのスキームに示した合成は、種々の異なるR、R1
、およびアリール基を有する式(I)の化合物の製造に適用できる。スキーム中
に
説明した反応に適合するように適当に保護された存在してもよい置換基を用いて
反応を行う。そのような場合、後で脱保護を行い、ついで、一般的に開示された
性質の化合物を得る。ウレア核ができたら、官能基相互変換のための標準的方法
を適用することにより、これらの式を有するさらなる化合物を製造することがで
きる。
チオイミデート(2,スキーム1)から標記化合物を合成することができる。
スキーム中に用いたR'は式(I)の化合物について定義したR18である。同様
に、R''は、式(I)の化合物において定義した(R13R14)v−R20リンケー
ジである。Zは式(I)の化合物において定義したものと同じである。
スキーム1
電子吸引置換メチレン化合物1をLDA、アルキルリチウムまたはカリウムt
−ブトキシドのごとき強塩基と縮合させることによりチオイミデートを合成する
ことができる。ついで、生じたアニオンを市販チオイソシアネート(チオイソシ
アネートが市販されていない場合、重炭酸ナトリウムのごとき塩基の存在下で所
望アミンをチオホスゲンと反応させることにより合成できる)と反応させること
ができる。ついで、得られたチオアニオンを、ヨウ化メチルのようなハロゲン化
アルキルを用いてアルキル化して2を得る。
別法として、EDCのようなカップリング試薬の存在下で市販の酸3をアミン
と反応させることにより2を合成することもできる(スキーム2)。
スキーム2
ついで、アミドをLawessonの試薬と反応させることにより対応チオアミドを合
成することができる。最後に、リチウムジイソプロピルアミド(LDA)または
ナトリウムヘキサメチルジシラザンのような塩基を用いる脱プロトン化、ついで
、ヨウ化メチルを用いるアルキル化を行って2を得ることによりチオイミデート
を合成することができる。
ついで、チオイミデートをオルト官能化アニリンと反応させて標記化合物5を
得ることができる。酸化水銀または酢酸銀のようなイオウに対して高親和性を有
する金属塩を添加することにより、あるいはジメチルオキシランでイオウを酸化
してより良好な脱離基を生成することにより、反応を加速することができる。
スキーム3
別法として、チオウレアまたはウレアをアニオンZCH-R'(ZCH2R'をL
DAのごとき塩基と反応させて得る)と反応させることにより標記化合物(5,
スキーム4)を合成することもできる。1996年6月27日出願の米国仮出願
USSN60/020655(代理人処理番号P50467P);1996年8
月21日出願のUSSNO8/701299(代理人処理番号P50324−2)
および1996年6月27日出願の米国仮出願USSN60/020657(代
理人処理番号P50470P)(これらの開示を参照により本明細書に記載され
ているものとみなす)に記載のごとくチオウレアまたはウレアを合成する。
スキーム4
別法として、保護された2−ヒドロキシアニリンを用いて標記化合物を合成す
ることもできる(1996年6月27日出願の米国仮出願USSN60/020
655(代理人処理番号P50467P)に記載の合成を参照)。ついで、チオ
ホスゲンを用いてこの化合物をチオイソシアネートに変換し、ついで、RNH2
と反応させる。ついで、メタンスルホニルクロライドおよびトリエチルアミンの
ごとき塩基を用いてこの化合物を対応カルボジイミドに変換することができる。
スキーム5
ついで、トリエチルアミンまたは水素化ナトリウムのごとき塩基の存在下でカ
ルボジイミド8,スキーム5をZCH2R'と反応させて9を得ることができる。
ついで、この化合物を、THFのごとき極性溶媒中、Pd(PPh3)4、水素化
ホウ素ナトリウムおよびモルホリンのごとき標準的条件により脱保護して所望1
,1ジアミノエチレン10を得ることができる。
実施例において、すべての温度はセ氏(℃)である。特記しないかぎり、高速
原子衝撃を用いるVG Zab質量スペクトル計により質量スペクトル分析を行
った。1HNMR(以下、「NMR」という)スペクトルを、250MHzまた
は400MHzにおいて、それぞれBruker AM250またはAM400スペクトル計を用
いて記録した。多重度は:s=シングレット、d=ダブレット、t=トリプレッ
ト、q=カルテット、m=マルチプレットであり、brは広がったシグナルを示
す。Sat.は飽和溶液、equiv.は主反応物質に対する試薬のモル当量の割
合を示す。
Merckシリカゲル60(230〜400メッシュ)を用いてフラッシュクロマ
トグラフィーを行った。
合成例
本発明を下記実施例を参照して説明するが、実施例は単なる説明であって本発
明の範囲を何ら限定するものではない。すべての温度はセ氏であり、すべての使
用溶媒は使用できる最高純度のものであり、特記しないかぎり、すべての反応を
無水条件下、かつアルゴン雰囲気下で行う。
実施例1 1−ニトロ−2−[2−ヒドロキシ−4−シアノフェニルアミノ]−2−[2− ピリジルアミノ]エチレンの製造手順
a)2−ニトロ−6−シアノフェノールの調製
2−シアノフェノール(4.72g,40mmol)を塩化メチレン(80ml
)に溶解し、ついで、硝酸ナトリウム(3.76g,44mmol)を添加した。
ついで、硫酸(40ml/3M)の添加を行い、ついで、触媒量の亜硝酸ナトリ
ウ
ムを添加した。混合物を撹拌した。24時間後、反応混合物を塩化メチレンで希
釈し、水で抽出した。有機層をMgSO4で乾燥させ、ついで、濾過した。溶媒
を蒸発させ、得られた個体をシリカゲルクロマトグラフィー(4%MeOH/C
H2Cl2)に供して所望生成物(2.8g,42%)を得た。
b)3−アリルオキシ−4−ニトロベンゾニトリルの調製
DMF(20ml)中の3−ヒドロキシ−4−ニトロベンゾニトリル(5g,
30.5mmol)の溶液に、炭酸セシウム(15g,45.7mmol)および
臭化アリル(3.15ml,35.6mmol)を添加した。反応混合物を室温で
18時間撹拌し、ついで、酢酸エチルおよび水間に分配させた。一緒にした有機
相を乾燥させ、濃縮して所望生成物(5.85g,94%)を得た。EI−MS
m/z205(M+)。
c)2−アリルオキシ−4−シアノアニリンの調製
エタノール(30ml)中の3−アリルオキシ−4−ニトロベンゾニトリル(
5.85g,28.68mmol)の溶液に、塩化すず(II)(32g,143.
4mmol)を添加した。反応混合物を還流させながら4時間撹拌し、ついで、
室温まで冷却した。NaHCO3(水溶液)を添加してpH=7とした。ついで
、反応混合物を酢酸エチルで3回抽出した。一緒にした有機層をMgSO4で乾
燥させ、濾過し、減圧濃縮して所望生成物(4.5g,90%)を得た。EI-M
S m/z 175(M+)。
d)2−アリルオキシ−4−シアノフェニルチオイソシアネートの調製
CHCl3(150ml)中の2−アリルオキシ−4−シアノアニリン(1.5
g,8.62mmol)の溶液に、73mlの水中の5.1gの重炭酸ナトリウムを
添加し、ついで、チオホスゲン(0.79ml,10.45mmol)を添加した
。
反応混合物を室温で16時間撹拌した。ついで、酢酸エチルおよび水間に分配さ
せた。一緒にした有機相をMgSO4で乾燥させ、濃縮して所望生成物(1.6g
,86%)を得た。EI−MS m/z 217(M+)。
e)N−(2−アリルオキシ−4−シアノフェニル)]−N'−[2−ピリジル
]チオウレアの調製
DMF(3.0ml)中の2−アミノピリジン(1当量)の溶液に、2−アリ
ルオキシ−4−シアノフェニルチオイソシアネート(1当量)を添加することが
できる。反応混合物を室温で16時間撹拌することができる。得られた液体をシ
リカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)に供して所望生成物を得る
。
f)N−(2−アリルオキシ−4−シアノフェニル)−N'−(2−ピリジル)
カルボジイミドの調製
CH2Cl2(15ml)中のチオウレア(700mg,1.8mmol)の溶液
に、0℃において、塩化メタンスルホニル(0.29ml,3.6mmol)およ
びトリエチルアミン(0.75ml,5.4mmol)を添加することができる。
反応混合物を室温で30分撹拌することができる。反応混合物を酢酸エチルおよ
び水間に分配させることができる。一緒にした有機相をMgSO4で乾燥させ、
濃縮することができる。得られた液体をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エ
チル/ヘキサン)に供して所望生成物を得る。
g)1−ニトロ−2−[2−アリルオキシ−4−シアノフェニルアミノ]−2−
[2−ピリジルアミノ]エチレンの調製
乾DMF(2.4ml)中のニトロメタン(2.26mmol)の溶液を、アル
ゴン雰囲気下において、DMF(1.2ml)中の水素化ナトリウム(1.24m
mol)の懸濁液に滴下することができる。室温で30分撹拌後、DMF(2.
2ml)中のカルボジイミド(1.13mmol)の溶液を添加することができ
る。反応混合物を100℃で1時間撹拌することができる。ついで、酢酸エ
チルおよび水間に分配させることができる。一緒にした有機相をMgSO4で乾
燥させ、濾過し、濃縮することができる。得られた液体をトリエチルアミンで前
処理したシリカゲルによるクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)に供し
て所望生成物を得る。
h)1−ニトロ−2−[2−ヒドロキシ−4−シアノフェニルアミノ]−2−[
2−ピリジルアミノ]エチレンの調製
モルホリン(1ml)中の1−ニトロ−2−[2−アリルオキシ−4−シアノ
フェニルアミノ]−2−[2−ピリジルアミノ]エチレン(0.16mmol)
の溶液に、Pd(PPh3)4(0.0064mmol)を添加することができる
。反応混合物を室温で1時間撹拌することができる。ついで、酢酸エチルおよび
塩化アンモニウム(水溶液)間に分配させることができる。一緒にした有機相を
MgSO4で乾燥させ、濾過し、ついで、濃縮することができる。得られた液体
をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)に供して所望生成物
を得る。
式(I)の化合物の医薬上許容される塩を、既知方法により、例えば適当な溶
媒の存在下で適当量の酸または塩基で式(I)の化合物を処理することより得て
もよい。
処置方法
式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を、ヒトまたは他の哺乳動物
の細胞、例えば単球および/またはマクロファージ(これらに限らない)による
過剰または調節されないIL−8サイトカイン、またはIL−8αまたはβ受容
体(タイプIまたはタイプII受容体ともいう)に結合する他のケモカインの産
生により悪化または引き起こされる、ヒトまたは他の哺乳動物における疾病状態
の予防的または治療的処置のための医薬の製造において使用することができる。
したがって、本発明は、IL−8αまたはβ受容体に結合するケモカインによ
り媒介される疾病の処置方法を提供し、該方法は有効量の式(I)の化合物また
はその医薬上許容される塩を投与することを含む。詳細には、ケモカインはIL
−8、GROα、GROβ、GROγ、ENA−78、またはNAP−2である
。
式(I)の化合物を、ケモカイン機能、詳細にはIL−8、GROα、GRO
β、GROγ、ENA−78、またはNAP−2の機能を阻害するに十分な量投
与して、それらが生物学的に下方調節されて正常な生理学的レベル、またはいく
つかの場合には正常以下のレベルとなるようにして、疾病状態を改善する。例え
ば、本発明においては、IL−8、GROα、GROβ、GROγ、ENA−7
8、またはNAP−2の異常なレベルは以下のものを構成する:
(i)1mlあたり1ピコグラムに等しいかまたはそれ以上の遊離IL−8のレ
ベル;(ii)正常レベル以上の細胞IL−8、GROα、GROβ、GROγ
、ENA−78、またはNAP−2レベル;または(iii)それぞれIL−8
、GROα、GROβ、GROγ、ENA−78、またはNAP−2が産生され
る細胞または組織における基底レベル以上のIL−8、GROα、GROβ、G
ROγ、ENA−78、またはNAP−2の存在。
過剰または調節されないIL−8産生が悪化および/または発症に関与してい
る多くの疾病状態がある。ケモカインにより媒介される疾病は、乾癬、アトピー
性皮膚炎、関節炎、喘息、慢性閉塞性肺疾患、成人呼吸困難症候群、炎症性腸疾
患、クローン病、潰瘍性大腸炎、卒中、敗血性ショック、エンドトキシンショッ
ク、グラム陰性敗血症、トキシンショック症候群、心臓および腎臓の再潅流傷害
、糸球体腎炎、血栓症、対宿主移植片反応、アルツハイマー病、異型移植片拒絶
反応、マラリア、再狭窄、血管形成または望ましくない造血幹細胞放出を包含す
る。
これらの疾病は主として、塊状の好中球浸潤、T細胞浸潤、または新たな血管
の成長により特等づけられ、増大したIL−8、GROα、GROβ、GROγ
またはNAP−2の産生に関連しており、これらの産生増大は好中球の炎症部位
中への化学走性または内皮細胞の方向性のある増殖の原因である。他の炎症性サ
イトカイン(IL−1、TNF、およびIL−6)とは対照的に、IL−8、G
ROα、GROβ、GROγまたはNAP−2は、好中球化学走性、エラスター
ゼ放出を包含する酵素放出ならびにスーパーオキサイド産生および活性化の促進
というユニークな特性(これらに限らない)を有する。IL−8タイプIまたは
タイプII受容体を介して作動するα−ケモカイン、特にGROα、GROβ、
GROγまたはNAP−2は、内皮細胞の方向性のある増殖を促進することによ
り腫瘍の新たな血管形成を促進しうる。それゆえ、IL−8により誘導される化
学走性または活性化の阻害は好中球浸潤を直接減少させることとなるであろう。
最近の証拠はHIV感染の治療におけるケモカインの役割をも示唆している。
Littleman et al.,Nature 381,pp661(1996)およびKoup et al.,Nature 381,
pp667(1996)。
また本発明は、式(I)のケモカイン受容体アンタゴニスト化合物による、急
性硬化における治療ならびにCNS傷害の可能性のある個体における予防手段を
提供する。
ここで定義するCNS傷害は、例えば外科手術による解放性または貫通性の頭
部外傷、または例えば頭部領域に対する傷害による閉鎖性頭部外傷を包含する。
また虚血性卒中、特に頭部での卒中もこの定義に含まれる。
虚血性卒中は、特定の頭部領域への不十分な血液供給により起こる、通常には
栓子、血栓、または血管の局所的なアテローム性閉鎖の結果としての、狭い範囲
の神経学的疾患として定義される。この場合の炎症性サイトカインの役割が明か
となってきたので、本発明はこれらの傷害の潜在的処置のための手段を提供する
。これらの急性傷害に対して比較的小規模な処置を行うことができる。
TNF−αは、内皮白血球付着分子の発現を包含する前炎症性作用を有するサ
イトカインである。白血球は虚血性脳傷害部位中に浸潤するので、TNFを阻害
し、あるいはそのレベルを低下させる化合物が虚血性脳傷害の処置に有用である
。Liu et al.,Stoke,Vol.25.,No..7,pp 1481-1488(1994)(その開示を参
照により本明細書に記載されているものとみなす)。
閉鎖性頭部傷害および5−LO/CO混合剤での治療のモデルはShohami et a
l.,J.of Vaisc & Clinical Physiology and Pharmacology,Vol.3,No.2,p
p.99-107(1992)(その開示を参照により本明細書に記載されているものとみな
す)におい
て議論されている。浮腫形成を抑制する処置は、それらの処置動物における機能
を改善することが見いだされた。
式(I)の化合物を、IL−8αまたはβ受容体へのIL−8結合を阻害する
に十分な量投与し、かかる阻害は、例えば好中球化学走性および活性化の抑制に
よって明かとなる。式(I)の化合物がIL−8結合の阻害剤であるという知見
は、本明細書記載のインビトロ受容体結合アッセイにおける式(I)の化合物の
効果に基づく。式(I)の化合物は、いくつかの場合、組み換えタイプIおよび
タイプII IL−8受容体の両方を阻害することが示されている。好ましくは
、化合物は1種の受容体のみに対する阻害剤であり、より好ましくはタイプII
に対する阻害剤である。
本明細書の用語「IL−8により媒介される疾病または疾病状態」は、IL−
8、GROα、GROβ、GROγ、ENA−78、またはNAP−2自体の産
生により、あるいはIL−8、GROα、GROβ、GROγ、ENA−78、
またはNAP−2が引き起こす別のモノカイン(IL−1、IL−6またはTN
Fが挙げられるが、これらに限らない)の放出により、IL−8、GROα、G
ROβ、GROγ、ENA−78、またはNAP−2が役割を果たしているすべ
ての疾病状態をいう。例えば、IL−1が主要成分であり、IL−8に応答して
IL−1産生または作用が増大し、あるいはIL−1が分泌される疾病状態は、
それゆえ、IL−8により媒介される疾病状態とみなされる。
本明細書の用語「ケモカインにより媒介される疾病または疾病状態」は、IL
−8αまたはβ受容体に結合するケモカイン(IL−8、GROα、GROβ、
GROγ、ENA−78、またはNAP−2が挙げられるがこれらに限らない)
が役割を果たしているすべての疾病状態をいう。この用語は、IL−8自体の産
生により、あるいはIL−8が引き起こす別のモノカイン(IL−1、IL−6
またはTNFが挙げられるが、これらに限らない)の放出により、IL−8が役
割を果たしている疾病状態を包含するであろう。例えば、IL−1が主要成分で
あり、IL−8に応答してIL−1産生または作用が増大し、あるいはIL−1
が分泌される疾病状態は、それゆえ、IL−8により媒介される疾病状態とみな
される。
本明細書の用語「サイトカイン」は、細胞機能に影響し、免疫、炎症または造
血応答における細胞間相互作用を転調させる分子である分泌ポリペプチドをいう
。サイトカインは、いずれの細胞がそれらを産生するのかに関係なく、モノカイ
ンおよびリンホカインを包含する(これらに限らない)。例えば、一般的にはモ
ノカインは、マクロファージおよび/または単球のごとき単核細胞により産生さ
れ分泌されるといわれている。しかしながら、他の多くの細胞もモノカインを産
生し、それらの細胞としては、例えば天然キラー細胞、繊維芽細胞、好塩基球、
好中球、内皮細胞、脳の星状細胞、骨髄基質細胞、表皮ケラチン細胞およびBリ
ンパ球がある。一般的には、リンホカインはリンパ球により産生されるといわれ
ている。サイトカインの例は、インターロイキン−1(IL−1)、インターロ
イキン−6(IL−6)、インターロイキン−8(IL−8)、腫瘍壊死因子−
α(TNF−α)および腫瘍壊死因子−β(TNF−β)を包含するが、これら
に限らない。
本明細書の用語「ケモカイン」は、上記「サイトカイン」同様、細胞機能に影
響し、免疫、炎症または造血応答における細胞間相互作用を転調させる分子であ
る分泌ポリペプチドをいう。ケモカインは主として細胞膜を通して分泌され、特
定の白血球、好中球、単球、マクロファージ、T細胞、B細胞、内皮細胞および
平滑筋細胞の化学走性および活性化を引き起こす。ケモカインの例は、IL−8
、GROα、GROβ、GROγ、ENA−78、NAP−2、IP−10、M
IP−1α、MIP−β、PF4、およびMCP1、2および3を包含するが、
これらに限らない。
式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を治療に使用するためには、
通常的には、標準的な製薬慣習に従って医薬組成物中に処方する。それゆえ、本
発明は、有効かつ無毒の量の式(I)の化合物および医薬上許容される担体また
は希釈剤を含む医薬組成物もに関する。
式(I)の化合物、その医薬上許容される塩およびそれらを含有する医薬組成
物を、便利には、薬剤投与に慣用的に用いられる経路、例えば経川局所、非経
口的に、または吸入により投与してもよい。慣用的手順に従って式(I)の化合
物を標準的な医薬担体と混合するにとにより製造される慣用的な剤形として式(
I)の化合物を投与してもよい。式(I)の化合物を、既知の第2の治療活性化
合物と組み合わせて投与してもよい。これらの手順は、成分の混合、顆粒化およ
び打錠または溶解を適宜行って所望調合物を得ることを包含する。医薬上許容さ
れる担体または希釈剤の形態および特性は、混合される有効成分の量、投与経路
、および他のよく知られた要因により決定されることが理解されるであろう。担
体は、処方の他の成分に適合し、その受容者に害を及ぼさないという点で「許容
される」ものでなくてはならない。
使用する医薬担体は、例えば、固体または液体であってよい。固体担体の典型
例はラクトース、白陶土、スクロース、タルク、ゼラチン、寒天、ペクチン、ア
ラビアガム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸等である。液体担体の典
型例は、糖蜜、ピーナッツ油、オリーブ油、水等である。同様に、担体または希
釈剤は、グリセリルモノステアレートまたはグリセリルジステアレートまたはそ
れらとロウとの混合物のごとき、当該分野においてよく知られた時間遅延物質を
含んでいてもよい。
種々の剤形を使用できる。よって、固体担体を用いる場合、調合物を錠剤化し
、あるいは粉末またはペレットにして硬ゼラチンカプセルに入れ、あるいはトロ
ーチまたは甘味入り錠剤の形態とすることができる。固体担体の量は広範である
が、好ましくは約25mgないし約1gであろう。液体担体を用いる場合、調合
物はシロップ、エマルジョン、軟ゼラチンカプセル、アンプルのような滅菌注射
可能液体または非水性懸濁液の形態であろう。
式(I)の化合物を局所的に、すなわち、非全身的に投与してもよい。これに
は、式(I)の化合物の外部から上皮への投与、または口腔内(ほほ粘膜)への
投与、ならびにかかる化合物の耳、目および鼻への滴下等があり、それらによっ
ては化合物は有意には血流に入らない。対照的に、全身投与には経口、静脈、腹
腔内および筋肉内投与等がある。
局所投与に適した処方は、皮膚から炎症部位への浸透に適した液体または半液
体調合物(例えば、リニメント、ローション、クリーム、軟膏またはパスタ)、
ならびに目、耳または鼻への投与に適した滴剤を包含する。活性成分は、局所投
与には、処方の0.001重量%ないし10重量%、例えば1重量%ないし2重
量%を占めてもよい。しかしながら、活性成分は、処方の10重量%、好ましく
は5重量%未満、より好ましくは0.1重量%ないし1重量%を占めるであろう
。
本発明ローションは皮膚または目への適用に適したものを包含する。目のロー
ションは、殺細菌剤を含有していてもよい滅菌水性溶液を含み、滴剤の製造と同
様の方法により製造してもよい。皮膚に適用するためのローションまたはリニメ
ントは、皮膚の乾燥を促進し、皮膚を冷却する作用剤、例えばアルコールまたは
アセトン、および/または保湿剤、例えばグリセロールまたはヒマシ油もしくは
落花生油のごとき油脂を含んでいてもよい。
本発明クリーム、軟膏またはパスタは、外部適用のための活性成分の半固体処
方である。細分または粉末化した活性成分をそのまま、あるいは水性または非水
性液体中の溶液または懸濁液として、適当な機械類を利用して、グリース性また
は非グリース性の基材と混合することにより、それらを製造してもよい。基材は
、プロピレングリコールまたはマクロゲルのごときアルコールと混合された硬、
軟または流体パラフィン、グリセロール、蜜ロウ、金属セッケンのごとき炭化水
素;漿剤;アーモンド、トウモロコシ、落花生、ヒマまたはオリーブ油のごとき
天然起源の油脂;綿実油またはその誘導体またはステアリン酸もしくはオレイン
酸のごとき脂肪酸を含んでいてもよい。ソルビタンエステルまたはそのポリオキ
シエチレン誘導体のごときアニオン性、カチオン性または非イオン性界面活性剤
のごとき適当な界面活性剤を処方に含有させてもよい。天然ガム、セルロース誘
導体または珪酸含有シリカのごとき懸濁化剤ならびにラノリンのごとき他の成分
が含まれていてもよい。
本発明滴剤は、滅菌した水性または油性の溶液または懸濁液を含み、殺細菌剤
および/または殺真菌剤および/または他の適当な保存料、および好ましくは界
面活性剤を含有する適当な水溶液に活性成分を溶解することことにより製造して
もよい。ついで、得られた溶液を濾過により清澄化させ、適当な容器に移し、つ
いで、密封し、オートクレーブまたは98〜100℃に半時間維持することによ
り滅菌してもよい。別法として、溶液を濾過により滅菌し、ついで、無菌的方法
により容器に移してもよい。滴剤に含有させるのに適した殺細菌剤および殺真菌
剤の例は、硝酸フェニル水銀または酢酸フェニル水銀(0.002%)、塩化ベ
ンザルコニウム(0.01%)および酢酸クロロヘキシジン(0.01%)である
。油性溶液を製造に適した溶媒は、グリセロール、希アルコールおよびプロピレ
ングリコールを包含する。
式(I)の化合物を非経口的に、すなわち、静脈内、筋肉内、皮下、鼻腔内、
直腸内、膣内または腹腔内投与してもよい。皮下および筋肉内形態の非経口投与
が一般的に好ましい。かかる投与に適した剤形を慣用的方法により製造してもよ
い。式(I)の化合物を吸入により、すなわち、鼻腔内および経口吸入投与によ
り投与してもよい。かかる投与に適した剤形、例えばエアロゾル処方または計量
吸入器を慣用的方法により製造してもよい。
式(I)の化合物に関する本明細書に開示したすべての使用方法について、1
日の経口投与規則は、好ましくは体重kgあたり約0.01ないし約80mgで
あろう。1日の非経口投与規則は、好ましくは体重kgあたり約0.001ない
し約80mgであろう。1日の局所投与規則は、好ましくは0.1mgないし1
50mgを、1日1ないし4回、好ましくは2または3回投与されよう。1日の
吸入投与規則は、好ましくは体重kgあたり約0.01mgないし約1mgであ
ろう。また、式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩の最適な用量およ
び投与間隔は治療すべき症状の性質および程度、投与形態、経路および部位、な
らびに治療すべき個々の患者に応じて決定され、かかる最適値は慣用的方法によ
り決定できることが、当業者に理解されよう。さらに、最適治療コース、すなわ
ち、一定日数の間、1日に投与される式(I)の化合物またはその医薬上許容さ
れる塩の用量や投与回数を、当業者は慣用的な治療決定試験のコースを用いて確
認できることも、当業者に理解されよう。
本発明を下記の生物学的実施例を参照して説明するが、それらは単なる説明で
あり、本発明の範囲を何ら限定するものではない。生物学的実施例
本発明化合物の、IL−8およびGRO−αケモカイン阻害効果を下記インビ
トロアッセイにより調べた:
受容体結合アッセイ
比活性2000Ci/mmolの[125I]IL−8(ヒト組み換え型)はAmersha
m Corp.,Arlington Heights,ILから得られる。Gro−αはNEN-New England
Nuclearから得られる。他のすべての化学試薬は分析グレードのものである。既
に説明されているようにして(Holmes,et al.,Science,1991,253,1278)、
高レベルの組み換えヒトIL−8タイプαおよびβ受容体を、別個にチャイニー
ズハムスター卵巣細胞において発現させた。ホモジナイズバッファーを10mM
Tris−HCl,1mM MgSO4,0.5mM EDTA(エチレン−ジアミン
テトラー酢酸),1mM MPMSF(フッ化α−トルエンスルホニル),0.5m
g/Lロイペプチン,pH7.5に変更したこと以外は、すでに説明されているプ
ロトコールに準じて(Haour,et al.,J Biol Chem.,249 pp 2194-2205(1974)
)チャイニーズハムスター卵巣膜をホモジナイズした。ウシ血清アルブミンを標
準物質として使用するPierce Co.のマイクロアッセイキットを用いて膜蛋白濃度
を決定する。すべてのアッセイを96−ウェルマイクロプレートフォーマットで
行う。各反応混合物は、1.2mM MgSO4,0.1mM EDTA,25mMN
aClおよび0.03%CHAPSを含有する20mM Bis−Trisプロパ
ンおよび0.4mM Tris−HClバッファー中に125I IL−8(0.25
nM)または125I Gro−αおよび0.5μg/mlのIL−8Rαまたは1.
0μl/mlのIL−8Rβ膜を含む。さらに、DMSO中に前以て溶解してお
いた薬剤または試験化合物を最終濃度0.01nMないし100μMとなるよう
に添加する。室温で1時間後、Tomtec 96−ウェルハーベスターを用いてプレ
ート内容物をガラス線維フィルターマット上に集め、1%ポリエチレンイミン/
0.5% BSAでブロックし、25mM NaCl,10mM Tris−
HCl,1mM MgSO4,0.5mM EDTA,0.03% CHAPS,pH7.
4で3回洗浄する。ついで、フィルターを乾燥させ、Betaplate液体シンチレー
ションカウンターでカウントする。本明細書において組み換えIL−8Rα、ま
たはタイプI受容体を非許容受容体(non-permissive receptor)と称し、組み
換えIL−8Rβ、またはタイプII受容体を許容受容体(permissive recepto
r)と称す。化学走性のアッセイ:
これらの化合物のインビトロ阻害特性を、Current Protocols in Immunology
,vol I,Suppl 1,Unit 6.12.3.(参照によりその開示がすべて本明細書に記載
されているものとみなす)に記載された好中球化学走性アッセイにおいて調べる
。Current Protocols in Immunology,vol I,Suppl 1,Unit 7.23.1(参照によ
りその開示がすべて本明細書に記載されているものとみなす)に記載されたよう
にして好中球をヒト血液から単離する。化学誘引物質IL−8、GRO−α、G
RO−β、GRO−γおよびNAP−2を、0.1ないし100nMの濃度とし
て48マルチウェルチャンバー(Neuro Probe,Cabin John,MD)の下のチャン
バー中に入れる。2つのチャンバーを5ミクロンのポリカーボネートフィルター
で分離する。本発明化合物を試験する場合、細胞を上のチャンバーに添加する直
前にそれらを細胞と混合する(0.001nM〜1000nM)。5% CO2の
加湿インキュベーター中37℃で約45分ないし90分インキュベーションして
反応を進行させる。インキュベーション時間終了時に、ポリカーボネート膜を取
り、上サイドを洗浄し、ついで、Diff Quick染色プロトコール(Baxter Product
s,McGaw Park,IL,USA)を用いて膜を染色する。ケモカイン方向へ化学走性に
より移動した細胞を顕微鏡を用いて視覚的に計数する。一般的には、各試料につ
き4つの視野を計数し、これらの数を平均して移動細胞の平均数を得る。各試料
を3系で試験し、各化合物似つき少なくとも4回繰り返し試験する。特定の細胞
(陽性対照細胞)には化合物を添加せず、これらの細胞は、細胞の最大の化学走
性応答を示すものである。陰性対照(刺激を受けない)が所望の場合、ケモカイ
ンを下のチャンバーに入れ
ない。陽性対照と陰性対照との間の相異が細胞の化学走性活性を示す。エラスターゼ放出アッセイ:
本発明化合物を、ヒト好中球からのエラスターゼ放出を妨害する能力について
試験する。Current Protocols in Immunology,vol I,Suppl 1,Unit 7.23.1に
記載のようにして好中球をヒト血液から単離する。リンゲル溶液(NaCl11
8,KCl 4.56,NaHCO3 25,KH2PO4 1.03,グルコース11.1,
HEPES 5mM,pH7.4)中PMNs 0.88x106個の細胞懸濁液を9
6ウェルプレートの各ウェルに50μl入れる。このプレートに試験化合物(0
.001〜1000nM)を50μl、サイトカラシンBを50μl(20μg
/ml)およびリンゲルバッファーを50μl添加する。これらの細胞を5分間
暖め(37℃、5%CO2、95%RH)、ついで、IL−8、GRO−α、G
RO−β、GRO−γまたはNAP−2を最終濃度0.01〜1000nMとし
て添加する。45分間放置して反応を進行させ、ついで、96ウェルプレートを
遠心分離(800xg 5分)し、ついで、100μlの上清を取る。上清を第
2の96ウェルプレートに入れ、リン酸塩緩衝化セイラインに溶解した人エエラ
スターゼ基質(MeOSuc−Ala−Ala−Pro−Val−AMC,Nova
Biochem,La Jolla,CA)を最終濃度6μg/mlとして添加する。即座に、プ
レートを蛍光96ウェルプレートリーダー(Cytoflour 2350,Millipore,Bedfor
d,MA)中に置き、Nakajima et al.,J.Biol.Chem.,254,4027(1979)の方
法に従って3分間隔でデータを集める。PMNsからのエラスターゼ放出量を、
MeOSuc−Ala−Ala−Pro−Val−AMCの分解速度を測定する
ことにより計算する。外傷性脳傷害におけるTNF−αアッセイ
このアッセイは、ラットにおける実験的な側頭部流体軽打外傷性傷害(TBI
)後の特定の脳部位における腫瘍壊死因子mRNAの発現を調べるためのもので
ある。成体Sprague-Dawleyラット(n=42)をペントバルビタールナトリウム
(60mg/kg,腹腔内注射)で麻酔し、中程度の強度の側頭部流体軽打外傷
性傷害(2.4atm)を左の側頭壁側皮質の中心上に与えた(n=18)。また「偽」
処理(麻酔し、外傷を与えずに外科的処理を行う,n=18)も行った。傷害か
ら1、6および24時間後に動物を断頭により殺し、脳を取り、左の(傷害を受
けた)壁側皮質(LC)、反対側の右の皮質における対応部位(RC)、傷害を
受けた壁側皮質に隣接する皮質(LA)、右の皮質の対応隣接部位(RA)、左
の海馬(LH)および右の海馬(RH)を用意する。全RNAを単離し、ノーザ
ンブロットハイブリダイゼーションを行い、TNF−α陽性対照RNA(マクロ
ファージ=100%)と比較定量する。傷害後1時間で、傷害を受けた半球のL
H(陽性対照の104±17%、偽処理と比較してp<0.05)、LC(10
5±21%、p<0.05)およびLA(69±8%、p<0.01)においてT
NF−α mRNAの著しい増加が観察される。傷害から6時間後のLH(46
±8%、p<0.05)、LC(30±3%、p<0.01)およびLA(32±
3%、p<0.01)においても増加したTNF−α mRNA発現が観察される
が、傷害から24時間後までには解消する。反対側の半球において、外傷から1
時間後にRH(46±2%、p<0.01)、RC(4±3%)およびRA(2
2±8%)においてTNF−α mRNA発現が増加し、外傷から6時間後にお
いてRH(28±11%)、RC(7±5%)およびRA(26±6%、p<0
.05)であり、外傷から24時間後においては増加が観察されない。偽処理(
傷害を与えずに外科的処理)または無処理動物においては、いずれの時間におい
ても、いずれの半球においても、6つの脳部位のいずれにおいても、TNF−α
mRNA発現の一貫した変化は観察されない。これらの結果は、側矢状流体軽
打による脳傷害後に、側頭でのTNF−α mRNA発現が傷害を受けなかった
半球の部位を含む特定の脳部位において変化することを示す。TNF−αは神経
増殖因子(NGF)を誘導し、活性化星状細胞からの他のサイトカインの放出を
刺激するので、TNF−αの遺伝子発現におけるこの外傷後の変化は、CNS外
傷に対する急性ならびに再生的な応答において重要な役割を果たす。IL−β mRNAに関するCNS傷害モデル
このアッセイは、ラットにおける実験的な側頭部流体軽打外傷性傷害(TBI
)後の特定の脳部位におけるインターロイキン−1β(IL−1β)mRNAの
局所的発現の特徴を調べるものである。成体Sprague-Dawleyラット(n=42)
をペントバルビタールナトリウム(60mg/kg,腹腔内注射)で麻酔し、中
程度の強度の側頭部流体軽打外傷性傷害(2.4atm)を左の側頭壁側皮質の
中心上に与えた(n=18)。また「偽」処理(麻酔し、外傷を与えずに外科的
処理を行う)も行った。傷害から1、6および24時間後に動物を断頭により殺
し、脳を取り、左の(傷害を受けた)壁側皮質(LC)、反対側の右の皮質にお
ける対応部位(RC)、傷害を受けた壁側皮質に隣接する皮質(LA)、右の皮
質の対応隣接部位(RA)、左の海馬(LH)および右の海馬(RH)を用意す
る。全RNAを単離し、ノーザンブロットハイブリダイゼーションを行い、脳組
織IL−1β mRNAの量を、同じゲルに負荷したIL−1β陽性マクロファ
ージRNAの放射活性に対するパーセントとして示す。脳傷害から1時間後、傷
害を受けた半球のLC(陽性対照の20.0±0.7%、n=6、偽処理と比較し
てp<0.05)、LH(24.5±0.9%、p<0.05)およびLA(21.
5±3.1%、p<0.05)において著しく有意なIL−1β mRNAの発現
増加が観察され、LC(4.0±0.4%、n=6、p<0.05)およびLH(
5.0±1.3%、p<0.05)においては傷害から6時間後まで上昇したまま
である。偽処理または無処理動物においては、個々の脳部位のいずれにおいても
IL−1β mRNA発現は観察されない。これらの結果は、TBI後、脳の特
定部位において、IL−1β mRNAの一時的発現が局所的に刺激されること
を示す。IL−1βのごときサイトカインのこれらの局所的変化は、外傷後にお
いて役割を果たす。
特許および特許出願に限らず、本明細書で引用したすべての刊行物を、参照に
より、それぞれがそっくり本明細書に記載されているものとみなす。
上記説明は、本発明の好ましい具体例を含めて本発明を十分に開示する。本明
細書の特別に開示された具体例に対する修飾および改良は下記の請求の範囲内で
ある。さらなる苦労をしなくても、上記説明を用いて当業者は本発明を最大限に
利用できると確信する。それゆえ、本明細書の実施例は本発明の単なる説明であ
り、本発明の範囲を何ら限定しないものと解すべきである。排他的権利または特
権が主張されている本発明の具体例を次のように定義する。DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
IL-8 receptor antagonist
Field of the invention
The present invention relates to a novel alkenediamino-substituted compound, a pharmaceutical composition, and a method for producing the same.
And IL-8, GROα, GROβ, GROγ, ENA-78, and N
It relates to their use in the treatment of diseases mediated by AP-2.
Background of the Invention
Neutrophil attracting / activating protein-1 (NAP-1), monocyte-derived neutrophil chemotactic factor (
MDNCF), neutrophil activator (NAF), and T cell lymphocyte chemotaxis
As a child, many different names were given to interleukin-8 (IL-8).
Have been. Interleukin-8 binds to neutrophils, basophils and some T cells
Chemical attractant. Interleukin-8 is mainly composed of TNF, IL-1
macrophages, fibroblasts, endothelium and endothelium exposed to α, IL-1β or LPS
And nucleated cells, including epithelial cells, and LPS or chemotactic factors (
Produced by neutrophils themselves when exposed to, for example, FMLP). M. Baggiol
ini et al. Clin. Invest. 84, 1945 (1989); Schroder et al. Immuno
l. 139, 3474 (1987) and J.M. Immunol. 144, 2223 (1990); Strieter, et al, Sc
ience 243 1467 (1989) and J. Biol. Chem. 264, 10621 (1989); Cassatella et al.
, J. et al. Immunol. 148, 3216 (1992).
GROα, GROβ, GROγ and NAP-2 are also members of the chemokine α family
Belong. Like IL-8, these chemokines are called by different names.
For example, GROα, β, and γ are called MGSAα, β, and γ, respectively (
Norma growth stimulating activity). Richmond et al. Cell Physiology 129, 375 (1986
) And Chang et al, J. et al. Immunol. 148, 451 (1992). CXC motif
All of the α-family chemokines with an ELR motif before are IL-8B
Receiving
Binds to the body.
IL-8, GROα, GROβ, GROγ, ENA-78 and NAP-2
Stimulates many functions in vitro. They all convert to neutrophils
Although shown to be chemotactic, IL-8 and GROα are not
And basophil chemotaxis activity is shown. In addition, IL-8 is normal and
Histamine release from basophils from a topical individual can be induced,
In addition, GROα and IL-8 release lysosomal enzymes and release from neutrophils.
A respiratory burst can be induced. IL-8 does not involve de novo protein synthesis
Also shown to increase Mac-1 (CD11b / CD18) surface expression on neutrophils
Have been. This may contribute to increased neutrophil adhesion to vascular endothelial cells
. Many known diseases are characterized by massive neutrophil infiltration. IL-8
, GROα, GROβ, GROy and NAP-2 are neutrophil accumulation and activation
These chemokines include xerobiosis and rheumatoid arthritis as they promote
It is involved in a wide range of acute and chronic inflammatory diseases. Baggiolini et al, FEBS
Lett. 307, 97 (1992); Miller et al, Crit. Rev. Immunol. 12, 17 (1992); 0ppen
heim et al, Annu. Rev. Immunol. 9, 617 (1991); Seitz et al., J. Am. Clin. Inve
st. 87, 463 (1991); Miller et al., Am. Rev. Respir. Dis. 146, 427 (1992); Do
nnely et al., Lancet 341, 643 (1993). Furthermore, ELR chemokines (CXC
Chemokines containing the amino acid ELR motif just before the chief are also angiostasis
Are involved in Strieter et al, Science 258, 1798 (1992).
In vitro, IL-8, GROα, GROβ, GROγ and NAP
-2 binds to 7-transmembrane, a receptor of the G-protein binding family.
And activation, in particular by binding to the IL-8 receptor.
Also apparently binds to B-receptors, causing neutrophil morphological changes, chemotaxis, condyles
Induces granule release and respiratory burst. Thomas et al., J. Biol. Chem
. 266, 14839 (1991); and Holmes et al., Science 253, 1278 (1991). This receiving
For the development of non-peptide small molecule antagonists for members of the receptor family
Has precedent. For an overview, see Progress in Drug Research, Vo 1.40, pp. 33-98
,
Birkhauser Ver1ag, R in Basel 1993. Refer to the description of Freidinger. Therefore, IL
The -8 receptor represents a promising target for the development of new anti-inflammatory agents.
Two high affinity human IL-8 receptors (77% homology) have been characterized.
They bind to IL-8 with high affinity only to IL-8Rα, as well as I-8Rα.
High affinity not only for L-8 but also for GROα, GROβ, GROγ and NAP-2
Is IL-8Rβ that binds with Holmes et al., Supra; Murphy et al., S.
cience 253, 1280 (1991); Lee et al. Biol. Chem. 267, 16283 (1992); LaR
osa et al., J. Biol. Chem. 267, 25402 (1992); and Gayle et al., J. Am. Biol
. Chem. 268, 7283 (1993).
Therapies in this field, against compounds capable of binding to IL-8α or β receptors
There is a need to continue. Therefore, increased IL-8 production (neutrophils and some
Symptoms associated with T-cell chemotaxis to sites of inflammation) include IL-8 receptor
Compounds that are inhibitors of body binding would benefit.Summary of the Invention
The present invention is mediated by chemokines that bind to IL-8α or β receptors
Provided is a method of treating a disease, comprising an effective amount of a compound of formula (I) or a medicament thereof.
Administering an acceptable salt. In particular, the chemokine is IL-8
.
The invention also relates to a mammal in need of inhibiting the binding of IL-8 to its receptor.
A method for inhibiting the binding of IL-8 to its receptor in a method comprising the steps of:
Administering the compound of I) to said mammal.
Useful in the present invention are structural formulas (I):
[Wherein Z is cyano, nitro, CFThree, C (O) NRFifteenR16, S (O)TwoNRFifteenR16
, Or S (O)TwoR17Is;
R18Is hydrogen, halogen, cyano, optionally substituted C1-4Alkyl, halo
Substitution C1-4Alkyl, C (O) NRFifteenR16, An optionally substituted aryl,
Optionally substituted aryl C1-4Alkyl, heteroaryl which may be substituted
Optionally substituted heteroaryl C1-4Alkyl, even if substituted
Good heterocyclic or optionally substituted heterocyclic C1- Four
Alkyl;
R is a functional group having an ionizable hydrogen and has a pKa of 10 or less.
Is;
R1Is hydrogen; halogen; nitro; cyano; halo-substituted C1-10Alkyl; C1-10
Alkyl; C2-10Alkenyl; C1-10Alkoxy; halo-substituted C1-10Alkoxy;
Azide; (CR8R8)qS (O)tRFour; Hydroxy; hydroxy C1-4Alkyl;
Aryl; aryl C1-4Alkyl; aryloxy; aryl C1-4Alkylo
Xy; heteroaryl; heteroarylalkyl; heterocyclic; hetero
Cyclic C1-4Alkyl; heteroaryl C1-4Alkyloxy; aryl C2-10
Alkenyl; heteroaryl C2-10Alkenyl; heterocyclic C2-10
Alkenyl; (CR8R8)qNRFourRFiveC2-10Alkenyl C (O) NRFourRFive; (
CR8R8)qC (O) NRFourRFive; (CR8R8)qC (O) NRFourRTenS (O)ThreeH
S (O)ThreeR8; (CR8R8)qC (O) R11C2-10Alkenyl C (O) R11
C2-10Alkenyl C (O) OR11; (CR8R8)qC (O) OR12; (CR8R8
)qOC (O) R11; (CR8R8)qNRFourC (O) R11; (CR8R8)qNHS
(O)TwoR19; (CR8R8)qS (O)TwoNRFourRFiveIs independently selected from;
Or two R1The groups together form O- (CHTwo)sO- or 5-6 member satiety
May form a sum or unsaturated ring; where aryl, heteroaryl and
The heterocyclic moiety may be substituted;
q is 0 or an integer having a value from 1 to 10;
t is 0 or an integer having a value of 1 or 2;
s is an integer having a value of 1 to 3;
RFourAnd RFiveIs independently hydrogen, optionally substituted C1-4Alkyl, substituted
Optionally substituted aryl, optionally substituted aryl C1-4Alkyl, substituted
Optionally substituted heteroaryl, optionally substituted heteroaryl C1-4
Alkyl, heterocyclic, or heterocyclic C1-4Alkyl
Or RFourAnd RFiveIs oxygen, nitrogen together with the nitrogen to which they bind
Or 5 to 7 which may contain an additional hetero atom selected from sulfur.
Form a member ring;
m is an integer having a value of 1 to 3;
n is an integer having a value of 1 to 3;
Y is hydrogen; halogen; nitro; cyano; halo-substituted C1-10Alkyl; C1-10A
Lequil; C2-10Alkenyl; C1-10Alkoxy; halo-substituted C1-10Alkoxy; a
Jid; (CR8R8)qS (O)tRFour; Hydroxy; hydroxy C1-4Alkyl;
Reel; aryl C1-4Alkyl; aryloxy; aryl C1-4Alkyloxy
Heteroaryl; heteroarylalkyl; heteroaryl C1-4Alkyl
Oxy; heterocyclic; heterocyclic C1-4Alkyl; aryl CTwo -Ten
Alkenyl; heteroaryl C2-10Alkenyl; heterocyclic C2-10
Alkenyl; (CR8R8)qNRFourRFiveC2-10Alkenyl C (O) NRFourRFive; (
CR8R8)qC (O) NRFourRFive; (CR8R8)qC (O) NRFourRTenS (O)ThreeH
S (O)ThreeR8; (CR8R8)qC (O) R11C2-10Alkenyl C (O) R11
C2-10Alkenyl C (O) OR11C (O) R11; (CR8R8)qC (O) O
R12; (CR8R8)qOC (O) R11; (CR8R8)qNRFourC (O) R11; (C
R8R8)qNHS (O)TwoRd; (CR8R8)qS (O)TwoNRFourRFiveIndependently selected from
Or two Y groups are taken together to form O- (CHTwo)sO- or 5
It may form a 6-membered saturated or unsaturated ring;
Reel and heterocyclic moieties may be substituted;
R6And R7Is independently hydrogen or C1-4Is an alkyl group; or6
And R7Is oxygen, nitrogen or sulfur together with the nitrogen to which they bind
Forming a 5- to 7-membered ring optionally containing additional heteroatoms selected from:
R8Is hydrogen or C1-4Independently selected from alkyl;
RTenIs C1-10Alkyl C (O)TwoR8Is;
R11Is hydrogen, C1-4Alkyl, optionally substituted aryl, substituted
Aryl C1-4Alkyl, optionally substituted heteroaryl, substituted
An optionally substituted heteroaryl C1-4Alkyl, optionally substituted hetero
Cyclic or optionally substituted heterocyclic C1-4Alkyl
Is;
R12Is hydrogen, C1-10Alkyl, optionally substituted aryl or substituted
An optionally substituted arylalkyl;
R13And R14Is independently hydrogen or C1-4Alkyl;
v is 0 or an integer having a value of 1 to 4;
RFifteenAnd R16Is independently hydrogen, optionally substituted C1-4Alkyl, substituted
Optionally substituted aryl, optionally substituted aryl C1-4Alkyl, place
Optionally substituted heteroaryl, optionally substituted heteroaryl C1- Four
Alkyl, optionally substituted heterocyclic, optionally substituted
Heterocyclic C1-4Alkyl or RFifteenAnd R16Are those
Is selected from oxygen, nitrogen or sulfur together with the nitrogen to which it binds
May form a 5- to 7-membered ring which may contain heteroatoms;
R17Is C1-4Alkyl, OR11, Optionally substituted aryl, substituted
Optional aryl C1-4Alkyl, optionally substituted heteroaryl,
Optionally substituted heteroaryl C1-4Alkyl, optionally substituted hete
Cyclocyclic or optionally substituted heterocyclic C1-4Archi
Is;
R19Is C1-4Alkyl, aryl, arylalkyl, heteroaryl, hete
Lower aryl C1-4Alkyl, heterocyclic, or heterocyclic C1 -Four
Alkyl, wherein all of these groups may be substituted;
RdIs NR6R7, Alkyl, aryl C1-4Alkyl, aryl C2-4Alkene
, Heteroaryl, heteroaryl-C1-4Alkyl, heteroaryl C2-4A
Lucenyl, heterocyclic, heterocyclic C1-4Alkyl
Where alkyl, aryl, arylalkyl, heteroaryl, heteroaryl
Alkyl, heterocyclic, and heterocyclic alkyl rings are substituted
May be
R20Is W1An optionally substituted heteroaryl, an optionally substituted CFive -8
Cycloalkyl, optionally substituted C1-10Alkyl, optionally substituted
C2-10Alkenyl or optionally substituted C2-10Alkynyl;
Asterisk here*Represents the point of attachment of the ring;
E'-containing ring
asterisk*Represents the point of attachment of the ring.
It is an acceptable salt.Detailed description of the invention
The compound of formula (I) may be an IL-8 or other receptor that binds to IL-8 α and β receptors.
Veterinary treatment of non-human mammals requiring inhibition of chemokines
Can be useful. Chemokines treated therapeutically or prophylactically in animals
More mediated diseases include those described in the Methods of Treatment section herein.
You.
Suitably, in the compound of formula (I), R is 10 or less, preferably
Has an pKa of about 3 to 9, more preferably about 3 to 7,
A functional group that provides hydrogen. Such functional groups include hydroxy, carboxylic acid, thio-
, SRTwo, ORTwo, NH-C (O) Ra, C (O) NR6 'R7 ', The formula NHS (O)Two
RbA substituted sulfonamide represented by the formula: S (O)TwoNHRc, NHC (XTwo) NHRb
Or tetrazolyl, but is not limited to these.
Suitably, XTwoIs oxygen or sulfur, preferably oxygen.
Preferably, the functional group is other than sulfonic acid, aryl, heteroaryl
Or directly on the heterocyclic subcycle or SRTwoIf
Is ORTwoAryl, heteroaryl, or heterocyclic
And exists as a substituent on a partial ring. More preferably, R is OH, SH, or
NHS (O)TwoRbIt is.
Suitably, RTwoIs a substituted aryl, heteroaryl, or heterocyclic ring
Wherein the ring provides an ionizable hydrogen having a pKa of 10 or less.
Containing functional groups.
Suitably, R6 'And R7 'Is hydrogen, C1-4Alkyl, aryl, aryl C1-4
Alkyl, aryl C2-4Alkenyl, heteroaryl, heteroaryl C1-4A
Lucyl, heteroaryl C2-4Alkenyl, heterocyclic, heterocyclic
Rick C1-4Alkyl or heterocyclic C2-4An alkenyl group,
All of which are halogen; nitro; CFThreeHalo-substituted C1-4Alkyl; meth
C like Le1-4Alkyl; C such as methoxy1-4Alkoxy;
NR9C (O) RaC (O) NR6R7S (O)ThreeH; or C (O) OC1-4A
Alkyl may be independently substituted once to three times,6 'And R7 '
One is hydrogen but both are not hydrogen.
Suitably, R6And R7Is independently hydrogen or C1-4Whether it is an alkyl group
Or R6And R7Together with the nitrogen to which they bind
Forming a 5- to 7-membered ring optionally containing additional heteroatoms selected from Au
I do. The heterocycle may be optionally substituted as defined herein.
Suitably, RaIs aryl, aryl C1-4Alkyl, heteroaryl, hetero
Aryl C1-4Alkyl, heterocyclic, or heterocyclic C1-4
Alkyl groups, all of which are independently substituted by one to three groups
The one to three groups may comprise further ionizable groups
The one to three groups may be halogen, nitro, halo substituted C1-4Alkyl,
C1-4Alkyl, C1-4Alkoxy, hydroxy, SH, C (O) NR6R7, NH
-C (O) Ra, NHS (O)TwoRb, S (O)TwoNR6R7, C (O) OR8,Also
Includes, but is not limited to, a tetrazolyl ring.
Suitably, RbIs NR6R7, Alkyl, aryl, aryl C1-4Alkyl, a
Reel C2-4Alkenyl, heteroaryl, heteroaryl C1-4Alkyl, Hete
Lower aryl C2-4Alkenyl, heterocyclic, or heterocyclic
C1-4Alkyl or heterocyclic C2-4Alkenyl groups, camphor
All of which are halogen; nitro; CFThreeHalo-substituted C1-4Alkyl;
C like methyl1-4Alkyl; C such as methoxy1-4-Alkoxy; NR9C
(O) RaC (O) NR6R7S (O)ThreeH; or C (O) OC1-4Alkyl
May be independently substituted once to three times.
Suitably, R9Is hydrogen or C1-4Alkyl, and preferably hydrogen.
Preferably, RbIs an optionally substituted phenyl, benzyl, or still
It is. RbWhen is heteroaryl, preferably it may be substituted
A good thiazole, an optionally substituted thienyl, or an optionally substituted
It is a quinolinyl ring. Preferably, RbWhen the substituent is NR9C (O) RaIf it is,
Preferably RaIs an alkyl group such as methyl.
Suitably, RcIs hydrogen, alkyl, aryl, aryl C1-4Alkyl, Ally
Le C1-4Alkenyl, heteroaryl, heteroaryl C1-4Alkyl, heteroa
Reel C1-4Alkenyl, heterocyclic, heterocyclic C1-4Archi
Or heterocyclic C1-4Alkenyl groups, all of which are halo
Gen, nitro, halo substituted C1-4Alkyl, C1-4Alkyl, C1-4Alkoxy, N
R9C (O) Ra, C (O) NR6R7, S (O)ThreeH or C (O) OC1-4Al
It may be independently substituted once to three times by killing. Preferably, RcIs
Phenyl which may be substituted.
In the compounds of formula (I), suitably1Is hydrogen; halogen; nitro;
Ano; CFThreeHalo-substituted C1-10Alkyl; methyl, ethyl, isopropyl
Or C such as n-propyl1-10Alkyl; C2-10Alkenyl; also methoxy
Or C like ethoxy1-10Alkoxy; halo such as trifluoromethoxy
Substitution C1-10Alkoxy; azide; (CR8R8)qS (O)tRFour(If t is 0, 1
2); hydroxy; hydroxy C such as methanol or ethanol1- Four
Alkyl; aryl, such as phenyl or naphthyl; a, such as benzyl
Reel C1-4Alkyl; aryloxy such as phenoxy; benzyloxy
Like aryl C1-4Alkyloxy; heteroaryl; heteroarylalkyl
Le; heteroaryl C1-4Alkyloxy; aryl C2-10Alkenyl; hetero
Aryl C2-10Alkenyl; heterocyclic C2-10Alkenyl; (CR8R8
)qNRFourRFiveC2-10Alkenyl C (O) NRFourRFive; (CR8R8)qC (O) NRFour
RFive; (CR8R8)qC (O) NRFourRTenS (O)ThreeH; S (O)ThreeR8; (CR8
R8)qC (O) R11C2-10Alkenyl C (O) R11C2-10Alkenyl C (O
) OR11C (O) R11; (CR8R8)qC (O) OR12; (CR8R8)qOC (
O) R11; (CR8R8)qNRFourC (O) R11; (CR8R8)qNHS (O)TwoR19
; (CR8R8)qS (O)TwoNRFourRFiveIndependently selected from; or two
R1The groups together form O- (CHTwo)sO- or 5- or 6-membered saturated or unsaturated
It may form a saturated ring. Aryl; heteroaryl, and heterocyclic
All of the moieties may be substituted as defined below.
Suitably, s is an integer having a value of 1 to 3.
Suitably, q is 0 or an integer having a value from 1 to 10.
R1Forms a dioxy bridge, preferably s is 1. R1Garasara
When a saturated or unsaturated ring is formed, it is preferably a naphthylene ring
It is a six-membered ring that produces a stem. This naphthylene ring has another R1Group (as defined above)
) May be independently substituted once to three times.
Suitably, RFourAnd RFiveIs independently hydrogen, optionally substituted C1-4Archi
, Optionally substituted aryl, optionally substituted aryl C1-4Al
Killed, optionally substituted heteroaryl, optionally substituted heteroaryl
C1-4Alkyl, heterocyclic, or heterocyclic C1-4Al
Kill or RFourAnd RFiveTogether with the nitrogen to which they bind
A 5- to 7-membered ring optionally containing a further heteroatom selected from / N / S
Form.
Suitably, R8Is hydrogen or C1-4Independently selected from alkyl.
Suitably, RTenIs CHTwoC (O)TwoH or CHTwoC (O)TwoCHThreeLike C1 -Ten
Alkyl C (O)TwoR8It is.
Suitably, R11Is hydrogen, C1-4Alkyl, aryl, aryl C1-4Alkyl,
Heteroaryl, heteroaryl C1-4Alkyl, heterocyclic, or
Heterocyclic C1-4Alkyl.
Suitably, R12Is hydrogen, C1-10Alkyl, optionally substituted aryl or
Is an optionally substituted arylalkyl.
R19Is C1-4Alkyl, aryl, arylalkyl, heteroaryl, hete
Lower aryl C1-4Alkyl, heterocyclic, or heterocyclic C1 -Four
Alkyl, and all of these groups may be substituted.
Preferably, R1Is halogen, cyano, nitro, CFThree, C (O) NRFourRFive,
Lucenyl C (O) NRFourRFive, C (O) RFourRTen, Alkenyl C (O) OR12, F
Teloaryl, heteroarylalkyl, heteroarylalkenyl, or S
(O) NRFourRFiveAnd preferably RFourAnd RFiveAre both hydrogen or are
Or one is phenyl. R1Preferred ring substitution positions for
It is the 4-position of a ring.
R is OH, SH or NSOTwoRbIs preferably R1Is 3-position or
It is substituted at the 4-position or di-substituted at the 3,4-position. Appropriately
And the substituent is an electron withdrawing group. Preferably, R is OH, SH or NSOTwoRbso
In some cases, R1Is nitro, halogen, cyano, trifluoromethyl, or C (
O) NRFourRFiveGroup.
When R is a carboxylic acid, preferably R1Is hydrogen, or preferably
R1Is substituted at the 4-position, more preferably trifluoromethyl or
Has been replaced by b.
Suitably, R13And R14Is independently hydrogen, optionally substituted C1-4Al
Kill (which may be linear or branched as defined herein)
Or R13And R14Is an optionally substituted aryl
.
Suitably, v is 0 or an integer having a value from 1 to 4.
R13Or R14Is an optionally substituted alkyl group, the alkyl is
Halogen; halo-substituted C such as trifluoromethyl1-4Alkyl; hydroxy;
Hydroxy C1-4C such as alkyl, methoxy or ethoxy1-4Alkoxy
; Halo-substituted C1-10Alkoxy, S (O)tRFourAryl; NRFourRFiveNHC (O
) RFourC (O) NRFourRFiveOr C (O) OR81 to 3 times independently
It may be substituted.
Suitably, Y is hydrogen; halogen; nitro; cyano; halo-substituted C1-10Alkyl
C1-10Alkyl; C2-10Alkenyl; C1-10Alkoxy; halo-substituted C1-10Al
Coxy; azide; (CR8R8)qS (O)tRFour; Hydroxy; hydroxy C1-4A
Alkyl; aryl; aryl C1-4Alkyl; aryloxy; aryl C1-4A
Alkyloxy; heteroaryl; heteroarylalkyl; heteroaryl
Le C1-4Alkyloxy; heterocyclic; heterocyclic C1-4Archi
Ru; aryl C2-10Alkenyl; heteroaryl C2-10Alkenyl; heterocyclo
Click C2-10Alkenyl; (CR8R8)qNRFourRFive;
C2-10Alkenyl C (O) NRFourRFive; (CR8R8)qC (O) NRFourRFive; (CR8
R8)qC (O) NRFourRTenS (O)ThreeH; S (O)ThreeR8; (CR8R8)qC (O
) R11C2-10Alkenyl C (O) R11C2-10Alkenyl C (O) OR11; (
CR8R8)qC (O) OR12; (CR8R8)qOC (O) R11; (CR8R8)qN
RFourC (O) R11; (CR8R8)qNHS (O)TwoRd; (CR8R8)qS (O)TwoN
RFourRFiveOr two Y groups are taken together to form O- (C
HTwo)sO- or a 5- or 6-membered saturated or unsaturated ring may be formed. the above
The aryl, heteroaryl, and heterocyclic-containing moieties of
It may be substituted as described in the specification.
When Y forms a dioxy bridge, preferably s is 1. Y is more
When forming a saturated or unsaturated ring, preferably it is a naphthylene ring system.
It is a 6-membered ring that produces a system. These rings are linked by another Y (as defined above) to 1
It may be substituted three to three times.
Suitably, RdIs NR6R7, Alkyl, aryl C1-4Alkyl, aryl C2- Four
Alkenyl, heteroaryl, heteroaryl-C1-4Alkyl, heteroaryl
Le C2-4Alkenyl, heterocyclic, heterocyclic C1-4Alkyl,
Or heterocyclic C2-4An alkenyl group, wherein the above aryl,
All heteroaryl and heterocyclic containing moieties are defined herein.
It may be substituted as follows.
Preferably, Y is halogen, C1-4Alkoxy, optionally substituted aryl
Aryl, optionally substituted aryloxy or arylalkoxy, methylene
Dioxy, NRFourRFive, Thio C1-4Alkyl, thioaryl, halo-substituted alkoxy
, An optionally substituted C1-4Alkyl or hydroxyalkyl. Yo
More preferably, Y is a mono- or di-substituted halogen, mono- or di-substituted.
A
Alkoxy, methylenedioxy, aryl, or alkyl; more preferred
Is that these groups are mono- or di-substituted at the 2′-position or at the 2 ′-, 3′-position.
I have.
Y may be substituted at any of the five positions on the ring, but is preferably
, R is OH, SH, or NSOTwoRbAnd preferably Y is in the 2′-position
Alternatively, the 3'-position is mono-substituted, preferably the 4'- is unsubstituted. Ring is di
If substituted, R is OH, SH, or NSOTwoRbIf, preferably
Substituents are present at the 2 'or 3' position of the monocyclic ring. R1And both Y
May be hydrogen, but at least one ring is substituted, preferably
It is preferred that both rings are substituted.
In the compounds of formula (I), suitably Z is cyano, nitro, CFThree, C (O
) NRFifteenR16, S (O)TwoNRFifteenR16, Or S (O)TwoR17It is.
Suitably, RFifteenAnd R16Is independently hydrogen, optionally substituted C1-4Al
Killed, optionally substituted aryl, optionally substituted aryl C1-4A
Alkyl, optionally substituted heteroaryl, optionally substituted heteroaryl
Reel C1-4Alkyl, optionally substituted heterocyclic, substituted
Heterocyclic C1-4Alkyl or RFifteenAnd R1 6
Are selected from oxygen, nitrogen, or sulfur together with the nitrogen to which they bind.
May form a 5- to 7-membered ring which may contain additional heteroatoms.
Suitably, R17Is C1-4Alkyl, OR11An optionally substituted aryl,
Optionally substituted aryl C1-4Alkyl, heteroaryl which may be substituted
Reel, optionally substituted heteroaryl C1-4Alkyl, substituted
Heterocyclic C or optionally substituted heterocyclic C1-4
Alkyl; the optional substituents are as defined herein.
It is.
In the compounds of formula (I), suitably18Is hydrogen, halogen, cyano, substitution
C that may be1-4Alkyl, halo substituted C1-4Alkyl, C (O) NRFifteenR16
, An optionally substituted aryl, an optionally substituted
Reel C1-4Alkyl, optionally substituted heteroaryl, substituted
Good heteroaryl C1-4Alkyl, optionally substituted heterocyclyl
Or optionally substituted heterocyclic C1-4Alkyl;
The optional substituents are as defined herein.
The X ring is indicated by the point of attachment via its asterisk. X ring is R1Base
Or both the phenyl ring and the X ring are independently
(R1)mMay be substituted by Suitably, when ring X is substituted,
Preferably the nitrogen-containing X ring is C (O) NRFourRFiveNitrogen moieties due to amide functional groups such as
And preferably RFourOr RFiveOne of which is phenyl
Aryl which may be substituted. Preferably, a larger saturated nitrogen-containing ring
May be substituted by an aryl ring.
In the compounds of formula (I), R20Is W1, An optionally substituted heteroaryl
, An optionally substituted C5-8Cycloalkyl, optionally substituted C1-10
Alkyl, optionally substituted C2-10Alkenyl or optionally substituted
Replacement C2-10Alkynyl.
Suitably, the E'-containing ring is
May be selected.
The E'-containing ring represented by the point of attachment through the asterisk exists
It can be. If not present, the ring is substituted by Y as shown.
Phenyl group. The ring E is (Y)nSubstituted by a group
And may be saturated or unsaturated, and in the present specification, is substituted only in an unsaturated ring.
It is shown as being replaced.
R20Is an optionally substituted C5-8In the case of a cycloalkyl ring, the ring is as described above.
(Y)nMay be substituted by
R20Is an optionally substituted C1-10Alkyl, optionally substituted C2-10A
Lucenyl, or optionally substituted C2-20If alkynyl, these
The group is halogen, nitro; cyano; halo-substituted C such as trifluoromethyl1-10A
Lequil; C1-10Alkoxy; halo-substituted C1-10Alkoxy; S (O)tRFour; Hydro
Xy; hydroxy C1-4Alkyl; aryloxy; aryl C1-4Alkyloxy
C; heteroaryloxy; heteroaryl C1-4Alkyloxy; heterocyclyl
Click; Heterocyclic C1-4Alkyl; heterocyclic-oxy;
Heterocyclic C1-4Alkyloxy; NRFourRFiveC (O) NRFourRFive; C (
O) NRFourRTenS (O)ThreeH; S (O)ThreeR8C (O) R11; C (O) OR12;
OC (O) R11; NRFourC (O) R11Is independently substituted once to three times
It may be. R20Is an optionally substituted C2-10Alkenyl, or substituted
May be C2-10When alkynyl, these groups are in addition to the other groups mentioned above.
, Aryl, aryl C1-4Alkyl, heteroaryl, and heteroaryl
It may be substituted with alkyl.
In the compounds of formula (I), R20Is a heteroaryl (HET) ring;
Suitably, it is a heteroaryl ring or ring system. HET part is polycyclic
If it is a system, the ring containing the heteroatom need not be directly attached to the urea moiety.
Absent. All rings in this ring system may be substituted as defined herein.
Good. Preferably, the HET moiety is pyridyl, 2-, 3-, or 4-pyridyl.
It may be Jill. If the ring is a polycyclic system ring, preferably it is a benzene ring
Zoimidazole, dibenzothiophene, or indole ring. Other interested
Heterocyclic rings are thiophene, furan, pyrimidine, pyrrole, pyrazo
, Quinoline, isoquinoline, quinazolinyl, pyridine, oxazole, thia
Zol, thiadiazole, triazole, imidazole, or benzimidazo
But not limited to them.
In the compound of formula (I), the HET ring is independently substituted once to three times by Y.
(Ie (Y(n))), Where
n is an integer having a value of 1 to 3. Suitably, Y is hydrogen; halogen; nitro
B; cyano; halo-substituted C1-10Alkyl; C1-10Alkyl; C2-10Alkenyl; C1-10
Alkoxy; halo-substituted C1-10Alkoxy; azide; (CR8R8)qS (O)t
RFour; Hydroxy; hydroxy C1-4Alkyl; aryl; aryl C1-4Archi
Aryl; aryloxy; aryl C1-4Alkyloxy; heteroaryl; hetero
Arylalkyl; heteroaryl C1-4Alkyloxy; heterocyclic
; Heterocyclic C1-4Alkyl; aryl C2-10Alkenyl; heteroaryl
C2-10Alkenyl; heterocyclic C2-10Alkenyl; (CR8R8)q
NRFourRFiveC2-10Alkenyl C (O) NRFourRFive; (CR8R8)qC (O) NRFourRFive
; (CR8R8)qC (O) NRFourRTenS (O)ThreeH; S (O)ThreeR8; (CR8R8
)qC (O) R11C2-10Alkenyl C (O) R11C2-10Alkenyl C (O)
OR11C (O) R11; (CR8R8)qC (O) OR12; (CR8R8)qOC (O
) R11; (CR8R8)qNRFourC (O) R11; (CR8R8)qNHS (O)TwoRd;
(CR8R8)qS (O)TwoNRFourRFiveIndependently selected from; or two Y
The groups together form O- (CHTwo)sO- or 5- or 6-membered saturated or unsaturated
A ring may be formed. These aryls, heteroaryls, and heterocycles
The lick-containing moiety may be substituted as defined herein.
Suitably, RdIs NR6R7, Alkyl, aryl C1-4Alkyl, aryl C2- Four
Alkenyl, heteroaryl, heteroaryl-C1-4Alkyl, heteroaryl
Le C2-4Alkenyl, heterocyclic, heterocyclic
C1-4Alkyl, where alkyl, aryl, heteroaryl, and
The telocyclic-containing moiety may be substituted as defined herein.
Preferably, R20Is an optionally substituted phenyl, allyl, C1-10Alkyl
, Ethoxycarbonylethyl, dimethylacetal, 2-methoxyisopropyl
Or 2-methoxyethyl.
As used herein, the term "optionally substituted" means, unless otherwise specified, fluorine,
Halogen such as chlorine, bromine or iodine; hydroxy: hydroxy-substituted C1-10
Alkyl; C such as methoxy or ethoxy1-10Alkoxy; methylthio, me
S (O) such as tylsulfinyl or methylsulfonylm 'C1-10Alkyl (
m ′ is 0, 1 or 2); NRFourRFiveAmino, mono and di-
Substituted amino; NHC (O) RFourC (O) NRFourRFiveC (O) OH; S (O)TwoN
RFourRFive; NHS (O)TwoRtwenty one; Methyl, ethyl, propyl, isopropyl, and
Is C such as t-butyl1-10Alkyl; CFThreeHalo-substituted C1-10Alkyl
An optionally substituted aryl such as phenyl; benzyl or phenethyl
Optionally substituted arylalkyl; optionally substituted heteroalkyl
Cyclic; optionally substituted heterocyclic alkyl; substituted
Optionally substituted heteroaryl; or optionally substituted heteroarylalkyl
A group, such as aryl, heteroaryl, or heteroaryl.
The cyclic moiety is halogen; hydroxy; hydroxy-substituted alkyl;1-10
Alkoxy; S (O)m 'C1-10Alkyl; NRFourRFiveAmino, such as in the group
Mono and di-substituted amino; C1-10Alkyl or CFThreeHalo-substituted C1 -Ten
It may be independently substituted once to three times with alkyl.
Suitably, Rtwenty oneIs C1-4Alkyl, aryl, aryl C1-4Alkyl, hetero
Aryl, heteroaryl C1-4Alkyl, heterocyclic, or hetero
Cyclic C1-4Alkyl.
Suitable pharmaceutically acceptable salts are well-known to those skilled in the art and include hydrochloric acid, hydrobromic acid,
Sulfuric acid, phosphoric acid, methanesulfonic acid, ethanesulfonic acid, acetic acid, malic acid, tartaric acid
,
Citric acid, lactic acid, oxalic acid, succinic acid, fumaric acid, maleic acid, benzoic acid, salicyl
Acids, basic salts of inorganic and organic acids such as phenylacetic acid and mandelic acid
Include. Further, for example, when the substituent comprises a carboxy group, it is pharmaceutically acceptable.
The cation may be used to obtain a pharmaceutically acceptable salt of the compound of formula (I). suitable
Various pharmaceutically acceptable cations are well known to those skilled in the art and include alkali metals,
Includes potassium earth metal, ammonium and quaternary ammonium cations.
The following terms herein refer to:
"Halo"-all halogens, i.e. chloro, fluoro, bromo and yo
Mode.
・ "C1-10“Alkyl” or “alkyl” —unless the chain length is limited, both are 1
Straight-chain and branched groups of from 10 to 10 carbon atoms, methyl, ethyl, n-propyl
Ropyl, iso-propyl, n-butyl, sec-butyl, iso-butyl, t
tert-butyl, n-pentyl and the like, but are not limited thereto.
The term “cycloalkyl” as used herein is preferably a ring of 3 to 8 carbons
Meaning cyclopropyl, cyclopentyl, cyclohexyl, etc.
However, it is not limited to these.
The term "alkenyl" in this specification, in all cases, limits the chain length
Unless otherwise indicated both straight and branched groups of 2 to 10 carbon atoms,
Ethenyl, 1-propenyl, 2-propenyl, 2-methyl-1-propenyl, 1
-Butenyl, 2-butenyl and the like, but are not limited thereto.
"Aryl" -phenyl and naphthyl.
. "Heteroaryl" (itself or "heteroaryloxy" or "
-5- to 10-membered aromatic ring
A system wherein one or more rings comprises N, O or S
A compound containing one or more heteroatoms selected from the group
Roll, pyrazole, furan, thiophene, quinoline, isoquinoline, quinazoli
Nil, pyridine, pyrimidine, oxazole, thiazole, thiadiazole,
Riazole, imidazole, or benzimidazole, but these
Not limited to
・ "Heterocyclic" (itself or "heterocyclic alkyl")
-Saturated or partially unsaturated 4- to 10-membered ring cis
A group in which one or more rings consist of N, O, or S
Containing one or more heteroatoms selected from
, Piperidine, piperazine, morpholine, tetrahydropyran, or imida
But not limited thereto.
The term "arylalkyl" or "heteroarylalkyl" herein
Refers to "heterocyclic alkyl" unless otherwise specified.
C as defined above attached to an aryl or heterocyclic moiety1-10Archi
Means le.
"Sulfinyl"-the oxide S (O) of the corresponding sulfide, the term "thio"
Refers to sulfide and the term "sulfonyl" refers to fully oxidized S (O)TwoBase
U.
The term “two Rs”1The groups (two Y groups) together have 5 or 6 members
May form a saturated or unsaturated ring of ".
Or C6Cycloalkenyl (ie cyclohexene) or CFiveCycloal
5- or 6-membered partially saturated or unsaturated, such as kenyl moiety (cyclopentene)
It refers to the formation of a phenyl moiety attached to the sum ring.
The compounds of the present invention exist as stereoisomers, regioisomers, or diastereomers.
It will be appreciated that this may be done. These compounds have one or more asymmetric carbons
May contain atoms and may exist in racemic and optically active forms
. All of these compounds are included within the scope of the present invention.
Production method
By applying some of the synthetic procedures shown in the scheme below, the compound of formula (I)
A compound may be obtained. The syntheses shown in these schemes can be used for a variety of different R, R1
And the preparation of compounds of formula (I) having an aryl group. During the scheme
To
Using substituents, which may be present, protected as appropriate to accommodate the described reaction
Perform the reaction. In such cases, deprotection is performed later and then generally disclosed
A compound of the nature is obtained. Once the urea nucleus is created, standard methods for functional group interconversion
Can be applied to produce additional compounds having these formulas.
Wear.
Thioimidate (2The title compound can be synthesized from Scheme 1).
R ′ used in the scheme is R ′ as defined for compounds of formula (I)18It is. As well
Wherein R ″ is as defined for the compound of formula (I) (R13R14)v-R20Linkage
It is di. Z is the same as defined for the compound of formula (I).
Scheme 1
Electron-withdrawing methylene compounds1With LDA, alkyl lithium or potassium t
-Synthesis of thioimidate by condensation with a strong base such as butoxide
be able to. Then, the resulting anion is converted to a commercially available thioisocyanate (thioisocyanate).
If the anate is not commercially available, place it in the presence of a base such as sodium bicarbonate.
(Which can be synthesized by reacting the desired amine with thiophosgene)
Can be. The resulting thioanion is then halogenated, such as methyl iodide.
Alkylating with alkyl2Get.
Alternatively, a commercially available acid in the presence of a coupling reagent such as EDC3The amine
By reacting with2Can also be synthesized (Scheme 2).
Scheme 2
The corresponding thioamide is then synthesized by reacting the amide with Lawesson's reagent.
Can be achieved. Finally, lithium diisopropylamide (LDA) or
Deprotonation using a base such as sodium hexamethyldisilazane, followed by
, Alkylation using methyl iodide2Thioimidating by getting
Can be synthesized.
The thioimidate is then reacted with an ortho-functionalized aniline to give the title compound.5To
Obtainable. High affinity for sulfur such as mercury oxide or silver acetate
Oxidation of sulfur with the addition of metal salts
Thus, by producing a better leaving group, the reaction can be accelerated.
Scheme 3
Alternatively, thiourea or urea can be converted to the anion ZCH-R '(ZCHTwoR 'to L
By reacting with a base such as DA) to give the title compound (5,
Scheme 4) can also be synthesized. US provisional application filed June 27, 1996
USSN 60/020655 (agent processing number P50467P); 1996 1996
USSNO8 / 701299 filed on March 21 (agent number P503324-2)
And US provisional application USSN 60/020657, filed June 27, 1996
Agent Process Number P50470P) (the disclosures of which are described herein by reference).
Thiourea or urea is synthesized as described in (1).
Scheme 4
Alternatively, the title compound is synthesized using a protected 2-hydroxyaniline.
(US provisional application USSN 60/020, filed June 27, 1996)
655 (see proxy process number P50467P)). Then, thio
This compound is converted to thioisocyanate using phosgene, and then RNHTwo
And react with. Then, methanesulfonyl chloride and triethylamine
This compound can be converted to the corresponding carbodiimide using a base such as this.
Scheme 5
Then, in the presence of a base such as triethylamine or sodium hydride,
Rubodiimide8, Scheme 5 with ZCHTwoReact with R '9Can be obtained.
This compound is then converted to Pd (PPh) in a polar solvent such as THF.Three)Four, Hydrogenation
Deprotection by standard conditions such as sodium borohydride and morpholine gives the desired 1
, 1 diaminoethylene10Can be obtained.
In the examples, all temperatures are in degrees Celsius (° C). Unless otherwise noted, fast
Performed mass spectrum analysis with VG Zab mass spectrometer using atomic bombardment
Was.1HNMR (hereinafter, referred to as “NMR”) spectrum at 250 MHz or
Uses a Bruker AM250 or AM400 spectrometer at 400 MHz, respectively.
And recorded. Multiplicity: s = singlet, d = doublet, t = triple
G, quartet, m = multiplet, br indicates spread signal
You. Sat. is a saturated solution, equiv. Is the ratio of the molar equivalent of the reagent to the main reactant.
Indicates a match.
Flash chromatography using Merck silica gel 60 (230-400 mesh)
A torography was performed.
Synthesis example
The present invention will be described with reference to the following examples.
It is not intended to limit the scope of the light. All temperatures are in Celsius and all
Solvents are of the highest purity that can be used and perform all reactions unless otherwise specified.
It is carried out under anhydrous conditions and under an argon atmosphere.
Example 1 1-nitro-2- [2-hydroxy-4-cyanophenylamino] -2- [2- Of Pyridylamino] ethylene
a) Preparation of 2-nitro-6-cyanophenol
2-cyanophenol (4.72 g, 40 mmol) was added to methylene chloride (80 ml).
) And then sodium nitrate (3.76 g, 44 mmol) was added.
Then, sulfuric acid (40 ml / 3 M) was added, and then a catalytic amount of sodium nitrite was added.
C
Was added. The mixture was stirred. After 24 hours, the reaction mixture was diluted with methylene chloride.
And extracted with water. Organic layerFourAnd then filtered. solvent
Was evaporated, and the obtained solid was subjected to silica gel chromatography (4% MeOH / C
HTwoClTwo) To give the desired product (2.8 g, 42%).
b) Preparation of 3-allyloxy-4-nitrobenzonitrile
3-Hydroxy-4-nitrobenzonitrile (5 g,
30.5 mmol) in a solution of cesium carbonate (15 g, 45.7 mmol) and
Allyl bromide (3.15 ml, 35.6 mmol) was added. Reaction mixture at room temperature
Stirred for 18 hours, then partitioned between ethyl acetate and water. Organic together
The phases were dried and concentrated to give the desired product (5.85g, 94%). EI-MS
m / z 205 (M+).
c) Preparation of 2-allyloxy-4-cyanoaniline
3-allyloxy-4-nitrobenzonitrile (30 ml) in ethanol (30 ml)
5.85 g (28.68 mmol) in a solution of tin (II) chloride (32 g, 143.
4 mmol) was added. The reaction mixture was stirred at reflux for 4 hours, then
Cooled to room temperature. NaHCOThree(Aqueous solution) to pH = 7. Incidentally
The reaction mixture was extracted three times with ethyl acetate. The combined organic layers were dried over MgSOFourDry
Dry, filter and concentrate in vacuo to give the desired product (4.5 g, 90%). EI-M
S m / z 175 (M+).
d) Preparation of 2-allyloxy-4-cyanophenylthioisocyanate
CHClThree(150 ml) 2-allyloxy-4-cyanoaniline (1.5
g, 8.62 mmol) in a solution of 5.1 g of sodium bicarbonate in 73 ml of water.
Was added, followed by thiophosgene (0.79 ml, 10.45 mmol).
.
The reaction mixture was stirred at room temperature for 16 hours. Then partitioned between ethyl acetate and water.
I let you. The combined organic phases were extracted with MgSOFourAnd concentrated to the desired product (1.6 g).
, 86%). EI-MS m / z 217 (M+).
e) N- (2-allyloxy-4-cyanophenyl)]-N '-[2-pyridyl
Preparation of Thiourea
To a solution of 2-aminopyridine (1 eq) in DMF (3.0 ml) was added 2-ally
Addition of loxy-4-cyanophenylthioisocyanate (1 equivalent)
it can. The reaction mixture can be stirred at room temperature for 16 hours. Wash the obtained liquid
Subject to Rica gel chromatography (ethyl acetate / hexane) to obtain desired product
.
f) N- (2-allyloxy-4-cyanophenyl) -N '-(2-pyridyl)
Preparation of carbodiimide
CHTwoClTwoOf thiourea (700 mg, 1.8 mmol) in (15 ml)
At 0 ° C., methanesulfonyl chloride (0.29 ml, 3.6 mmol) and
And triethylamine (0.75 ml, 5.4 mmol) can be added.
The reaction mixture can be stirred at room temperature for 30 minutes. The reaction mixture was washed with ethyl acetate and
And water. The combined organic phases were extracted with MgSOFourAnd let it dry
It can be concentrated. The obtained liquid is subjected to silica gel chromatography (acetic acid
Chill / hexane) to give the desired product.
g) 1-Nitro-2- [2-allyloxy-4-cyanophenylamino] -2-
Preparation of [2-pyridylamino] ethylene
A solution of nitromethane (2.26 mmol) in dry DMF (2.4 ml) was added
Under a gon atmosphere, sodium hydride (1.24 m) in DMF (1.2 ml) was used.
mol) suspension. After stirring at room temperature for 30 minutes, DMF (2.
A solution of carbodiimide (1.13 mmol) in 2 ml) can be added.
You. The reaction mixture can be stirred at 100 ° C. for 1 hour. Then, acetate acetate
It can be distributed between chill and water. The combined organic phases were extracted with MgSOFourDry
It can be dried, filtered and concentrated. The resulting liquid is quenched with triethylamine
Chromatographed on treated silica gel (ethyl acetate / hexane).
To give the desired product.
h) 1-nitro-2- [2-hydroxy-4-cyanophenylamino] -2- [
Preparation of [2-pyridylamino] ethylene
1-Nitro-2- [2-allyloxy-4-cyano in morpholine (1 ml)
Phenylamino] -2- [2-pyridylamino] ethylene (0.16 mmol)
In a solution of Pd (PPhThree)Four(0.0064 mmol) can be added
. The reaction mixture can be stirred at room temperature for 1 hour. Then, ethyl acetate and
It can be partitioned between ammonium chloride (aqueous solution). The combined organic phases
MgSOFour, Filtered and then concentrated. The resulting liquid
Is subjected to silica gel chromatography (ethyl acetate / hexane) to give the desired product.
Get.
The pharmaceutically acceptable salts of the compounds of formula (I) can be prepared by known methods, e.
Obtained by treating a compound of formula (I) with an appropriate amount of an acid or base in the presence of a medium.
Is also good.
Treatment method
Converting a compound of formula (I) or a pharmaceutically acceptable salt thereof into a human or other mammal
Cells, such as, but not limited to, monocytes and / or macrophages
Excessive or unregulated IL-8 cytokine, or IL-8α or β receptor
Production of other chemokines that bind to the body (also called type I or type II receptors)
Disease states in humans or other mammals that are worsened or caused by life
Can be used in the manufacture of a medicament for the prophylactic or therapeutic treatment of
Thus, the present invention relates to chemokines that bind to IL-8α or β receptors.
A method for the treatment of a disease mediated by said compound, said method comprising an effective amount of a compound of formula (I) or
Comprises administering a pharmaceutically acceptable salt thereof. Specifically, chemokines are IL
-8, GROα, GROβ, GROγ, ENA-78, or NAP-2
.
Compounds of formula (I) may be used for chemokine function, in particular IL-8, GROα, GRO
dose sufficient to inhibit the function of β, GROγ, ENA-78, or NAP-2.
To bring them down to normal physiological levels, or
In some cases, subnormal levels are improved to improve the disease state. example
For example, in the present invention, IL-8, GROα, GROβ, GROγ, ENA-7
An abnormal level of 8, or NAP-2, constitutes:
(I) a level of free IL-8 equal to or greater than 1 picogram per ml;
Bell; (ii) cells above normal levels IL-8, GROα, GROβ, GROγ
, ENA-78, or NAP-2 levels; or (iii) IL-8, respectively
, GROα, GROβ, GROγ, ENA-78, or NAP-2 are produced
IL-8, GROα, GROβ, G above basal level in cells or tissues
Presence of ROγ, ENA-78, or NAP-2.
Excessive or unregulated IL-8 production is implicated in worsening and / or onset
There are many disease states. Diseases mediated by chemokines include psoriasis, atopy
Dermatitis, arthritis, asthma, chronic obstructive pulmonary disease, adult respiratory distress syndrome, inflammatory bowel disease
Disease, Crohn's disease, ulcerative colitis, stroke, septic shock, endotoxin shock
C, gram-negative sepsis, toxin shock syndrome, heart and kidney reperfusion injury
, Glomerulonephritis, thrombosis, graft-versus-host reaction, Alzheimer's disease, atypical graft rejection
Including response, malaria, restenosis, angiogenesis or unwanted hematopoietic stem cell release
You.
These diseases are mainly due to massive neutrophil infiltration, T cell infiltration, or new blood vessels.
IL-8, GROα, GROβ, GROγ characterized by increased growth of
Or the production of NAP-2, and these production increases are associated with neutrophil sites of inflammation
It is responsible for the chemotactic inward or directional growth of endothelial cells. Other inflammatory
In contrast to Itokine (IL-1, TNF, and IL-6), IL-8, G
ROα, GROβ, GROγ or NAP-2 are neutrophil chemotaxis, elastase
Enzyme release, including enzyme release, and enhanced superoxide production and activation
(But not limited to these). IL-8 type I or
Α-chemokines that operate through type II receptors, in particular GROα, GROβ,
GROγ or NAP-2 promotes the directional proliferation of endothelial cells.
May promote new tumor angiogenesis. Therefore, IL-8 induced activation
Inhibition of chemotaxis or activation will directly reduce neutrophil infiltration.
Recent evidence also suggests a role for chemokines in treating HIV infection.
Littleman et al., Nature 381, pp661 (1996) and Koup et al., Nature 381,
pp667 (1996).
The present invention also provides a compound of the formula (I)
Treatment in systemic sclerosis and preventive measures in individuals with potential CNS injury
provide.
CNS injuries as defined herein are, for example, surgical open or penetrating heads.
Head trauma, or closed head trauma, for example due to injury to the head area.
Ischemic stroke, especially in the head, is also included in this definition.
Ischemic stroke is caused by insufficient blood supply to a particular head area, usually
Narrow area as a result of local atherosclerotic closure of an obturator, thrombus, or blood vessel
Is defined as a neurological disorder. The role of inflammatory cytokines in this case is clear
As such, the present invention provides a means for the potential treatment of these injuries
. Relatively small procedures can be performed for these acute injuries.
TNF-α is a proinflammatory drug that includes the expression of endothelial leukocyte adhesion molecules.
Itokine. Inhibits TNF as leukocytes infiltrate into ischemic brain injury
Or compounds that reduce its levels are useful in treating ischemic brain injury
. Liu et al., Stoke, Vol. 25., No .. 7, pp 1481-1488 (1994) (see its disclosure)
As described herein by reference).
Models of closed head injury and treatment with 5-LO / CO mixtures are described by Shohami et al.
l., J. of Vaisc & Clinical Physiology and Pharmacology, Vol. 3, No. 2, p
p. 99-107 (1992), the disclosure of which is deemed to be incorporated herein by reference.
I smell
Have been discussed. Treatments that suppress edema formation are likely to function in treated animals.
Was found to improve.
Compounds of formula (I) inhibit IL-8 binding to IL-8α or β receptors
Such inhibition can be, for example, a reduction in neutrophil chemotaxis and activation.
Therefore it becomes clear. Finding that compounds of formula (I) are inhibitors of IL-8 binding
Is the compound of formula (I) in the in vitro receptor binding assay described herein.
Based on effect. Compounds of formula (I) may in some cases have recombinant type I and
It has been shown to inhibit both type II IL-8 receptors. Preferably
, The compounds are inhibitors of only one receptor, more preferably type II
Is an inhibitor of
As used herein, the term “disease or condition mediated by IL-8” refers to IL-
8. Production of GROα, GROβ, GROγ, ENA-78, or NAP-2 itself.
Raw or by IL-8, GROα, GROβ, GROγ, ENA-78,
Or another monokine caused by NAP-2 (IL-1, IL-6 or TN
F-8, GROα, G
ROβ, GROγ, ENA-78, or NAP-2 should play a role.
All disease states. For example, IL-1 is the major component and in response to IL-8
Disease states in which IL-1 production or action is increased or where IL-1 is secreted include:
Therefore, it is considered a disease state mediated by IL-8.
As used herein, the term "chemokine-mediated disease or condition" refers to IL
Chemokines that bind to -8α or β receptors (IL-8, GROα, GROβ,
(Including but not limited to GROγ, ENA-78, or NAP-2)
Refers to any disease state in which it plays a role. This term refers to the production of IL-8 itself.
Another monokine (IL-1, IL-6) that is caused by raw or IL-8
Or TNF) to release IL-8
It will include disease states that are playing a role. For example, IL-1 is the main component
Increased IL-1 production or action in response to IL-8, or IL-1
Are secreted as IL-8 mediated disease states.
Is done.
As used herein, the term “cytokine” refers to an effect on cell function, immunity, inflammation or production.
A secreted polypeptide that is a molecule that modulates cell-cell interactions in the blood response
. Cytokines are monocytokins regardless of which cells produce them.
But not limited to, and lymphokines. For example, in general
Nokine is produced by mononuclear cells such as macrophages and / or monocytes.
It is said to be secreted. However, many other cells also produce monokine.
Cells, such as natural killer cells, fibroblasts, basophils,
Neutrophils, endothelial cells, astrocytes of the brain, bone marrow stromal cells, epidermal keratinocytes and B cells
There is a damper ball. It is generally said that lymphokines are produced by lymphocytes.
ing. Examples of cytokines include interleukin-1 (IL-1), interloin
Ikin-6 (IL-6), interleukin-8 (IL-8), tumor necrosis factor-
α (TNF-α) and tumor necrosis factor-β (TNF-β)
Not limited to
The term “chemokine” in the present specification, like the above “cytokine”, affects cell functions.
Molecules that resonate and modulate cell-cell interactions in the immune, inflammatory or hematopoietic response.
Secreted polypeptide. Chemokines are secreted mainly through cell membranes and are
Constant leukocytes, neutrophils, monocytes, macrophages, T cells, B cells, endothelial cells and
Causes smooth muscle cell chemotaxis and activation. An example of a chemokine is IL-8
, GROα, GROβ, GROγ, ENA-78, NAP-2, IP-10, M
Including IP-1α, MIP-β, PF4, and MCPs 1, 2, and 3,
Not limited to these.
In order to use a compound of formula (I) or a pharmaceutically acceptable salt thereof for therapy,
Typically, they will be formulated into pharmaceutical compositions according to standard pharmaceutical practice. Hence the book
The invention provides an effective and non-toxic amount of a compound of formula (I) and a pharmaceutically acceptable carrier or
Also relates to a pharmaceutical composition comprising a diluent.
Compounds of formula (I), pharmaceutically acceptable salts thereof and pharmaceutical compositions containing them
The product may be conveniently placed in a route conventionally used for drug administration, e.g.
It may be administered orally or by inhalation. Compounds of formula (I) according to conventional procedures
The conventional formula is prepared by mixing the product with a standard pharmaceutical carrier.
The compounds of I) may be administered. The compound of formula (I) is activated by a known second therapeutic activation
It may be administered in combination with a compound. These procedures involve mixing the ingredients, granulating and
And tableting or dissolving to obtain the desired preparation. Pharmaceutically acceptable
The form and characteristics of the carrier or diluent used will depend on the amount of active ingredient being mixed, the route of administration.
, And other well-known factors. Responsible
The body is "acceptable" in that it is compatible with the other ingredients of the formulation and does not harm its recipients.
Be done. "
The pharmaceutical carrier employed can be, for example, a solid or liquid. Typical of solid carriers
Examples include lactose, white clay, sucrose, talc, gelatin, agar, pectin,
Labia gum, magnesium stearate, stearic acid and the like. Reference of liquid carrier
Examples are molasses, peanut oil, olive oil, water and the like. Similarly, carrier or dilute
The excipient is glyceryl monostearate or glyceryl distearate or
Time delay materials well known in the art, such as mixtures of these with waxes.
May be included.
Various dosage forms can be used. Therefore, when using a solid carrier, the formulation is tableted.
Powder or pellets in a hard gelatin capsule, or
Or sweetened tablets. Wide range of solid carriers
But will preferably be from about 25 mg to about 1 g. If liquid carrier is used, mix
Sterile injection such as syrup, emulsion, soft gelatin capsule, ampoule
It will be in the form of a possible liquid or non-aqueous suspension.
The compound of formula (I) may be administered locally, ie, non-systemically. to this
Is to administer the compound of formula (I) externally to the epithelium or to the oral cavity (approximately the mucosa).
Administration, and the drip of such compounds into the ears, eyes and nose.
In some cases, the compound does not enter the bloodstream significantly. In contrast, systemic administration is oral, intravenous, and abdominal.
Intracavitary and intramuscular administration.
Formulations suitable for topical administration are liquids or semi-liquids suitable for penetration from the skin to the site of inflammation
Body preparations (eg, liniment, lotion, cream, ointment or pasta),
And drops suitable for administration to the eye, ear or nose. The active ingredient is applied topically.
For example, 0.001% to 10% by weight of the formulation, for example, 1% to 2% by weight.
It may account for the amount%. However, the active ingredient comprises 10% by weight of the formulation, preferably
Will account for less than 5% by weight, more preferably between 0.1% and 1% by weight.
.
The lotions of the present invention include those suitable for application to the skin or eyes. Eye low
Preparations include sterile aqueous solutions that may contain bactericides and are compatible with the manufacture of drops.
It may be manufactured by the same method. Lotion or linime to apply to skin
Agents promote the drying of the skin and cool the skin, such as alcohol or
Acetone and / or humectants such as glycerol or castor oil or
Oils and fats such as peanut oil may be included.
The cream, ointment or pasta of the present invention is a semi-solid preparation of the active ingredient for external application.
Is better. Use finely divided or powdered active ingredients neat or aqueous or non-aqueous
As a solution or suspension in an ionic liquid, use appropriate machinery to
May be manufactured by mixing with a non-greasy base material. The substrate is
Hard mixed with alcohol, such as propylene glycol or macro gel,
Carbohydrates such as soft or liquid paraffin, glycerol, beeswax, metal soaps
Element; serum; almond, corn, peanut, castor or olive oil
Oils and fats of natural origin; cottonseed oil or derivatives thereof or stearic acid or olein
Fatty acids such as acids may be included. Sorbitan ester or its polyoxy
Anionic, cationic or nonionic surfactants such as ethylene derivatives
A suitable surfactant such as the following may be included in the formulation. Inducing natural gum and cellulose
Suspending agents such as conductors or silica containing silica and other ingredients such as lanolin
May be included.
Drops of the present invention include sterile aqueous or oily solutions or suspensions,
And / or fungicides and / or other suitable preservatives, and preferably
Manufactured by dissolving the active ingredient in a suitable aqueous solution containing a surfactant
Is also good. The resulting solution is then clarified by filtration, transferred to a suitable container, and
By sealing and autoclaving or maintaining at 98-100 ° C for half an hour.
May be sterilized. Alternatively, the solution can be sterilized by filtration and then sterile.
May be transferred to the container. Bactericides and fungicides suitable for inclusion in drops
Examples of the agent include phenylmercuric nitrate or acetate (0.002%),
Zalkonium (0.01%) and chlorohexidine acetate (0.01%).
. Suitable solvents for the preparation of oily solutions are glycerol, diluted alcohol and propylene.
Glycol.
The compounds of formula (I) can be administered parenterally, ie, intravenously, intramuscularly, subcutaneously, intranasally,
It may be administered rectally, vaginally or intraperitoneally. Parenteral administration in subcutaneous and intramuscular forms
Is generally preferred. Dosage forms suitable for such administration may be prepared by conventional methods.
No. The compounds of formula (I) are administered by inhalation, ie by intranasal and oral inhalation.
May be administered. Dosage forms suitable for such administration, such as aerosol formulation or metering
The inhaler may be manufactured by a conventional method.
For all uses disclosed herein for compounds of formula (I), 1
The daily oral dosage regimen is preferably from about 0.01 to about 80 mg / kg body weight.
There will be. The daily parenteral administration rule is preferably no more than about 0.001 per kg body weight
Would be about 80 mg. The daily local administration rule is preferably between 0.1 mg and 1 mg.
50 mg will be administered 1 to 4 times, preferably 2 or 3 times a day. One day
The rule of inhalation administration is preferably between about 0.01 mg / kg and about 1 mg / kg of body weight.
Would. In addition, the optimal dose of the compound of the formula (I) or a pharmaceutically acceptable salt thereof is determined.
And the interval between doses will depend on the nature and extent of the condition to be treated, the form of administration, the route and site,
It is determined according to the individual patient to be treated and the optimal value is determined by conventional methods.
It will be understood by those skilled in the art that In addition, optimal treatment course,
A compound of formula (I) or a pharmaceutically acceptable compound thereof administered daily for a certain number of days
The skilled artisan will be able to ascertain the salt dosage and frequency of administration using routine therapeutic decision testing courses.
It will also be appreciated by those skilled in the art.
The invention will be described with reference to the following biological examples, which are merely illustrative.
And does not limit the scope of the invention in any way.Biological examples
The inhibitory effects of the compounds of the present invention on IL-8 and GRO-α chemokines were determined by the following Imbi.
Determined by Toro assay:
Receptor binding assay
Specific activity of 2000 Ci / mmol [125I] IL-8 (human recombinant) is available from Amersha
m Corp., Arlington Heights, IL. Gro-α is NEN-New England
Obtained from Nuclear. All other chemical reagents are of analytical grade. Already
(Holmes, et al., Science, 1991, 253, 1278),
High levels of recombinant human IL-8 type α and β receptors are separately
It was expressed in hamster ovary cells. Homogenize buffer 10 mM
Tris-HCl, 1 mM MgSOFour, 0.5 mM EDTA (ethylene-diamine
Tetra-acetic acid), 1 mM MPMSF (α-toluenesulfonyl fluoride), 0.5 m
g / L leupeptin, pH 7.5, except that
According to the protocol (Haour, et al., J Biol Chem., 249 pp 2194-2205 (1974)
) Chinese hamster ovary membrane was homogenized. Bovine serum albumin
Membrane protein concentration using Pierce Co. microassay kit to be used as reference material
To determine. All assays are in 96-well microplate format
Do. Each reaction mixture contains 1.2 mM MgSOFour, 0.1 mM EDTA, 25 mM N
20 mM Bis-Tris property containing aCl and 0.03% CHAPS
And 0.4 mM Tris-HCl buffer125I IL-8 (0.25
nM) or125I Gro-α and 0.5 μg / ml IL-8Rα or 1.
Includes 0 μl / ml IL-8Rβ membrane. In addition, it should be dissolved in DMSO beforehand.
Drug or test compound to a final concentration of 0.01 nM to 100 μM.
To be added. After 1 hour at room temperature, pre-press using a Tomtec 96-well harvester.
The contents of the plate are collected on a glass fiber filter mat and 1% polyethyleneimine /
Block with 0.5% BSA, 25 mM NaCl, 10 mM Tris-
HCl, 1 mM MgSOFour, 0.5 mM EDTA, 0.03% CHAPS, pH 7.
Wash 3 times with 4. The filter is then dried and the Betaplate liquid scintillator
Count on the application counter. As used herein, recombinant IL-8Rα, or
Or type I receptor is called a non-permissive receptor
Recombinant IL-8Rβ or type II receptor is a permissive receptor (permissive receptor)
r).Chemotaxis assay:
The in vitro inhibitory properties of these compounds were measured using Current Protocols in Immunology.
, Vol I, Suppl 1, Unit 6.12.3. (All disclosures are incorporated herein by reference.
Neutrophil chemotaxis assay described in
. Current Protocols in Immunology, vol I, Suppl 1, Unit 7.23.1 (see reference)
The disclosure of which is all that is set forth herein).
Neutrophils are isolated from human blood. Chemoattractants IL-8, GRO-α, G
RO-β, GRO-γ and NAP-2 were used at a concentration of 0.1 to 100 nM.
Under the 48 multiwell chamber (Neuro Probe, Cabin John, MD)
Put it in the bar. Two chambers with 5 micron polycarbonate filter
To separate. When testing a compound of the present invention, cells are added directly to the upper chamber.
Prior to mixing them with the cells (0.001 nM to 1000 nM). 5% COTwoof
Incubate for about 45 to 90 minutes at 37 ° C in a humidified incubator
Allow the reaction to proceed. At the end of the incubation period, remove the polycarbonate membrane.
Wash the top side, then use the Diff Quick Staining Protocol (Baxter Product
s, McGaw Park, IL, USA). Chemotaxis toward chemokine
More migrated cells are visually counted using a microscope. Generally, one sample
Count the four fields and average these numbers to get the average number of migrating cells. Each sample
Are tested in triplicate and are repeated at least 4 times for each compound. Specific cells
No compound was added to (positive control cells), and these cells were
Sexual response. If a negative control (unstimulated) is desired,
Into the lower chamber
Absent. Differences between the positive and negative controls indicate the chemotactic activity of the cells.Elastase release assay:
The ability of the compounds of the present invention to interfere with elastase release from human neutrophils
test. Current Protocols in Immunology, vol I, Suppl 1, Unit 7.23.1
Neutrophils are isolated from human blood as described. Ringer's solution (NaCl11
8, KCl 4.56, NaHCOThree 25, KHTwoPOFour 1.03, glucose 11.1,
0.88 × 10 PMNs in HEPES 5 mM, pH 7.4)69 cell suspensions
Add 50 μl to each well of a 6-well plate. The test compound (0
(0.001 to 1000 nM) and 50 μl of cytochalasin B (20 μg)
/ Ml) and 50 μl of Ringer's buffer. These cells for 5 minutes
Warm (37 ° C, 5% COTwo, 95% RH), then IL-8, GRO-α, G
RO-β, GRO-γ or NAP-2 at a final concentration of 0.01 to 1000 nM
And add. The reaction was allowed to proceed for 45 minutes, then the 96-well plate was
Centrifuge (800 × g for 5 minutes), then take 100 μl of supernatant. Supernatant
2 in a 96-well plate and dissolved in phosphate buffered saline
Stase substrate (MeOSuc-Ala-Ala-Pro-Val-AMC, Nova
Biochem, La Jolla, CA) is added to a final concentration of 6 μg / ml. Immediately,
Fluorescent 96-well plate reader (Cytoflour 2350, Millipore, Bedfor
d, MA), and Nakajima et al., J. Mol. Biol. Chem., 254, 4027 (1979)
Data is collected at 3 minute intervals according to the method. Elastase release from PMNs
Measure the decomposition rate of MeOSuc-Ala-Ala-Pro-Val-AMC
It is calculated byTNF-α assay in traumatic brain injury
This assay is based on experimental temporal fluid dab traumatic injury (TBI) in rats.
) To examine the expression of tumor necrosis factor mRNA in specific brain regions after
is there. Adult Sprague-Dawley rats (n = 42) were treated with sodium pentobarbital
(60 mg / kg, intraperitoneal injection), moderate intensity temporal fluid trauma
Sexual injury (2.4 atm) was given over the center of the left temporal parietal cortex (n = 18). Also "false"
Treatment (anesthesia, surgical treatment without trauma, n = 18) was also performed. Injury
At 1, 6 and 24 hours after, the animals are sacrificed by decapitation, the brain is removed and the left (injured)
Girth) parietal cortex (LC), corresponding site (RC) in contralateral right cortex, injury
Cortex adjacent to the received parietal cortex (LA), corresponding adjacent site of the right cortex (RA), left
A hippocampus (LH) and a right hippocampus (RH) are prepared. Isolate total RNA and
After performing blot hybridization, TNF-α positive control RNA (macro
(Phage = 100%). One hour after injury, the L of the injured hemisphere
H (104 ± 17% of positive control, p <0.05 compared to mock), LC (10
T in 5 ± 21%, p <0.05 and LA (69 ± 8%, p <0.01)
A significant increase in NF-α mRNA is observed. LH (46 hours after injury)
± 8%, p <0.05, LC (30 ± 3%, p <0.01) and LA (32 ±
3%, p <0.01), increased TNF-α mRNA expression is also observed
But resolves by 24 hours after the injury. In the opposite hemisphere, 1
After hours, RH (46 ± 2%, p <0.01), RC (4 ± 3%) and RA (2
2 ± 8%), TNF-α mRNA expression increased, and 6 hours after trauma
RH (28 ± 11%), RC (7 ± 5%) and RA (26 ± 6%, p <0
.05), and no increase is observed 24 hours after trauma. Impersonation (
Surgical treatment without injury) or untreated animals at any time
In any hemisphere, and in any of the six brain sites, TNF-α
No consistent changes in mRNA expression are observed. These results indicate that sagittal fluid
Temporal TNF-α mRNA expression was not impaired following brain injury from beating
It shows that it changes in specific brain sites including hemispheric sites. TNF-α is a nerve
Induces growth factor (NGF) and releases other cytokines from activated astrocytes
This post-traumatic change in gene expression of TNF-α
Plays an important role in the acute and regenerative response to wounds.CNS injury model for IL-β mRNA
This assay is based on experimental temporal fluid dab traumatic injury (TBI) in rats.
)) Interleukin-1β (IL-1β) mRNA in specific brain regions after
The purpose of this study is to examine the characteristics of local expression. Adult Sprague-Dawley rat (n = 42)
Was anesthetized with sodium pentobarbital (60 mg / kg, intraperitoneal injection).
Temporal fluid pat traumatic injury (2.4 atm) of moderate intensity in left temporal parietal cortex
Given on center (n = 18). In addition, "sham" treatment (anaesthesia, surgical treatment without trauma)
Processing). Animals are killed by decapitation at 1, 6 and 24 hours after injury
The brain is removed and placed in the left (injured) parietal cortex (LC) and contralateral right cortex.
(RC), cortex adjacent to damaged parietal cortex (LA), right skin
Prepare corresponding adjacent sites of quality (RA), left hippocampus (LH) and right hippocampus (RH)
You. Total RNA was isolated, Northern blot hybridization was performed,
The amount of woven IL-1β mRNA was measured using the same gel loaded IL-1β positive macrophages.
It is shown as a percentage of the radioactivity of the diage RNA. 1 hour after brain injury, wound
Damaged hemisphere LC (20.0 ± 0.7% of positive control, n = 6, compared to mock treatment)
P <0.05), LH (24.5 ± 0.9%, p <0.05) and LA (21.
5 ± 3.1%, p <0.05) Significantly significant IL-1β mRNA expression
Increases were observed, LC (4.0 ± 0.4%, n = 6, p <0.05) and LH (
(5.0 ± 1.3%, p <0.05) at 6 hours after injury
It is. In mock-treated or untreated animals, at any of the individual brain sites
No IL-1β mRNA expression is observed. These results indicate that after TBI,
Local stimulation of transient expression of IL-1β mRNA at a fixed site
Is shown. These local changes in cytokines, such as IL-1β, may
Play a role.
All publications cited herein, not limited to patents and patent applications, are referenced by reference.
Accordingly, each is considered to be described in its entirety.
The above description fully discloses the invention including preferred embodiments of the invention. Honcho
Modifications and improvements to the specifically disclosed embodiments of the specification are set forth in the following claims.
is there. Without further elaboration, it is to be understood that one skilled in the art, using the preceding description, may utilize the present invention to its fullest extent.
I am convinced that it is available. Therefore, the embodiments herein are merely illustrative of the present invention.
It should, therefore, be understood that they do not limit the scope of the invention in any way. Exclusive rights or special
The embodiments of the claimed invention are defined as follows.
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(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
A61P 29/00 A61P 29/00
43/00 111 43/00 111
C07D 223/16 C07D 223/16 Z
235/04 235/04 ──────────────────────────────────────────────────続 き Continued on the front page (51) Int.Cl. 7 Identification symbol FI Theme coat ゛ (Reference) A61P 29/00 A61P 29/00 43/00 111 43/00 111 C07D 223/16 C07D 223/16 Z 235 / 04 235/04