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JP2002503063A - 構成方法および装置 - Google Patents

構成方法および装置

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Publication number
JP2002503063A
JP2002503063A JP2000531009A JP2000531009A JP2002503063A JP 2002503063 A JP2002503063 A JP 2002503063A JP 2000531009 A JP2000531009 A JP 2000531009A JP 2000531009 A JP2000531009 A JP 2000531009A JP 2002503063 A JP2002503063 A JP 2002503063A
Authority
JP
Japan
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decoder
receiver
identifier
parameter
conditional access
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000531009A
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English (en)
Inventor
メリック,ジェローム
デクレック,クリストファ
レターナー,パトリス
Original Assignee
カナル プラス ソシエテ アノニム
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カナル プラス ソシエテ アノニム filed Critical カナル プラス ソシエテ アノニム
Publication of JP2002503063A publication Critical patent/JP2002503063A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
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Abstract

(57)【要約】 異なる限定受信システムで作動可能な受信機/復号器内で使用される装置であって、受信機/復号器が、受信機/復号器によって受信されたデータを限定受信システムに依存して構成可能な操作プロトコルに従って操作するための手段と、操作プロトコルに関連付けられたパラメータを格納するための手段とを含み、前記装置が、限定受信システムに依存して操作プロトコルの構成を指示するコマンドを受け取るための手段と、コマンドに依存して格納手段からパラメータを検索するための手段と、操作プロトコルを構成する際に使用するために前記パラメータを操作手段に出力するための手段とを備えており、それにより操作手段が全ての限定受信システムのための操作プロトコルを構成するために必要な全てのパラメータを受け取る必要が無いようにした装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、受信機/復号器で使用するための装置、特に、受信機/復号器によ
って使用される操作プロトコルまたは限定受信システムの変化に応答して、受信
機/復号器の構成部品を構成するための装置に関する。本発明はまた、データに
アクセスするために受信機/復号器を構成する方法に関し、該データは、コンピ
ュータ・プログラムまたはテレビ番組の形など、任意の適切な形を取ることがで
きる。
【0002】 本発明は、受信信号が受信機を介して受信機/復号器に渡され、次いでテレビ
ジョン・セットに渡される放送ディジタル・テレビジョン・システムに特定の適
用分野を見出す。ここで使用する用語「受信機/復号器」は、復号された信号ま
たは復号されていない信号のいずれか、例えばテレビジョン信号および/または
ラジオ信号を受信するための受信機を内包することができる。この用語はまた、
受信信号を復号するための復号器をも内包することができる。そのような受信機
/復号器の実施形態は、例えば「セットトップ・ボックス」で受信信号を復号す
るための受信機と一体的な復号器をを含むことができ、そのような復号器は物理
的に離れた受信機と協力して機能し、あるいはそのような復号器はウェブ・ブラ
ウザまたはビデオ・レコーダなどの追加機能を含む。
【0003】
【従来の技術】
受信機/復号器は、圧縮MPEG型信号をテレビジョン・セット用のテレビジ
ョン信号に復号することができる。それは、受信機/復号器内のインタフェース
を介して、リモート・コントローラ・ハンドセットによって制御される。受信機
/復号器は着信ビット・ストリームを処理するために使用され、システムに様々
な制御およびその他の機能を実行させる様々な(通常コンピュータ・ソフトウェ
ア)アプリケーション・モジュールを含むコンピュータ・システムを含む。用語
MPEGは、国際標準化機構の作業班「Motion Pictures Ex
pert Group」によって作成されたデータ伝送標準を指し、特に、ディ
ジタル・テレビジョン適用分野用に作成され、文書ISO 13818−1、I
SO 13818−2、ISO 13818−3およびISO 13818−4
に記載されたMPEG−2標準を指すが、それだけに限定されない。本発明の出
願の文脈において、この用語は、ディジタル・データ伝送の分野に適用可能なM
PEG形式の全ての変形、修正、または発展を含む。
【0004】 限定受信システムは、エンド・ユーザが、1つまたはそれ以上の放送供給者か
らディジタル・テレビジョン放送にアクセスすることを可能にする。そのような
限定受信システムでは、加入者認可システム(SAS)が、商業的提供(com
mercial offer)として入手可能であって様々な商業化方式(加入
方式、事前予約方式、インパルス方式)に従って販売されるテレビ番組へのアク
セス権を管理する。SASは、これらの権利および加入者管理システム(SMS
)から受け取る情報に従って、メッセージ発生器を使用して、メッセージ・エミ
ッタによってマルチプレクサを介して加入者の受信機/復号器に同報通信される
、いわゆる「エンタイトルメント管理メッセージ」(EMM)を生成する。EM
Mは、1人の加入者または1群の加入者宛に指定することができる。エンタイト
ルメント制御メッセージ(ECM)は、スクランブルされた番組に関連して送信
されるメッセージである。ECMは、ユーザが制御語のスクランブルを解除して
、テレビ番組などの放送伝送のスクランブルを解除する権利を得ることを可能に
する。放送伝送中、制御語は一般的に数秒ごとに変化し、したがって変化する制
御語のスクランブル解除を可能にするために、ECMもまた周期的に伝送される
【0005】 商業的提供(つまり、放送供給者によって販売される1つまたはそれ以上のテ
レビ番組)に関するメッセージを解読することのできる、スマートカードなどの
セキュリティ・モジュールが、受信機/復号器に挿入される。エンド・ユーザは
、受信機/復号器およびスマートカードを使用して、イベントを購入することが
できる。
【0006】 受信機/復号器は、種々の異なる製造者によって設計され製造されることが予
想される。したがって、それは種々の異なるハードウェア設計を持つことができ
、多数の限定受信システムの1つをサポートすることができる。実際、受信機/
復号器は2つ以上の限定受信システムをサポートすることができる。この場合、
一度に使用されるシステムは加入者によって選択され、加入者は、選択した限定
受信システムにアクセスするために、受信機/復号器に正しいスマートカードを
挿入しなければならない。
【0007】 放送がMPEG型信号の形を取る場合、データは、それぞれの型のデータ・ス
トリーム、例えば映像データ・ストリーム、音声データ・ストリーム、およびテ
レテキスト・データ・ストリーム内の一般的に188バイトのデータ・パケット
の形で受信される。各パケットには13ビットのパケット識別子(PID)が先
行し、MPEGデータ・ストリームで移送される全てのパケットにPIDが1つ
づつ付く。アプリケーションEMMおよびECMに関連するデータ・パケットは
一般的に、1つまたはそれ以上のMPEGセクションを備えている。
【0008】 トランスポンダから受信する信号の周波数、PIDの値、および例えばEMM
をダウンロードするために必要なその他の情報など、各限定受信システムのパラ
メータは、受信機/復号器のメモリに格納される。この結果、特に受信機/復号
器が幾つかの異なる限定受信システムをサポートする場合には、受信機/復号器
のメモリ要件が大きくなることがある。
【0009】 これらのパラメータの1つが更新されたり、あるいは限定受信システムが変更
された場合、エンド・ユーザが例えばデータ・ストリームで放送されるテレビ番
組にアクセスすることを可能にするために、受信したデータ・ストリームの操作
を実行する受信機/復号器の構成部品を更新する必要がある。したがって、受信
機/復号器の構成部品へのアクセスを必要とする多くのアプリケーションが受信
機/復号器に格納されることがあり、受信機/復号器の複雑さが追加される。そ
のようなアプリケーションは、受信したデータ・ストリームの操作に使用される
パラメータの値を格納する必要があり、これは受信機/復号器のメモリ要件をさ
らに追加し得る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この問題およびその他の問題を解決しようとするものである。 本発明は、異なる限定受信システムで作動可能な受信機/復号器内で使用され
る装置であって、受信機/復号器が、受信機/復号器によって受信されたデータ
を限定受信システムに依存して構成可能な操作プロトコルに従って操作するため
の手段と、操作プロトコルに関連付けられたパラメータを格納するための手段と
を含み、前記装置が、 限定受信システムに依存して操作プロトコルの構成を指示するコマンドを受け
取るための手段と、 コマンドに依存して格納手段からパラメータの少なくとも1つを検索するため
の手段と、 操作プロトコルを構成する際に使用するために前記パラメータを操作手段に出
力するための手段であって、それにより操作手段が全ての限定受信システムのた
めの操作プロトコルを構成するために必要な全てのパラメータを受け取る必要が
無いようにする手段 を備えている装置を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
1つの好適な実施形態では、操作手段はデマルチプレクサおよびフィルタの形
で設けられ、この場合、受信したデータの操作は、受信したデータのフィルタリ
ングの形を取る。この場合、用語「操作プロトコル」は、受信データの特定の構
成要素だけを受信機/復号器によって抽出することができるようにするフィルタ
の設定を指し、プロトコルの構成は、受信データ・ストリームの異なる構成要素
を抽出するためにフィルタを交換する形で提供される。
【0012】 操作手段は、操作プロトコルの1つの変化に関係するパラメータを受け取るだ
けなので、装置(「限定受信装置(Conditional Access d
evice)」という)は、異なる限定受信システムからのデータをダウンロー
ドできるように操作プロトコルを構成する効率的な手段を提供することができる
【0013】 限定受信装置は、パラメータの出力を指示するコマンドを受け取った後、操作
手段にパラメータを出力するように構成することができる。例えば1つの限定受
信システム用に操作プロトコルを構成する際に使用できるパラメータは、この第
2コマンドを受け取って初めて送られるので、操作プロトコルが異なる限定受信
システム用に構成される間に、およびしたがって操作手段がこの限定受信システ
ムに関連付けられるデータを操作している間に、格納手段からパラメータの検索
を行うことができる。これにより、操作プロトコルの構成を効率的に行うことが
可能になる。
【0014】 装置は、構成アプリケーションからコマンドを受け取ることができることが好
ましい。装置は、格納手段に格納されたパラメータの更新を装置に通知するコマ
ンドを受け取ることができ、このコマンドは構成アプリケーションによって出力
することができる。
【0015】 パラメータは、受信機/復号器によって現在使用されている限定受信システム
の識別子を含むことができる。これは、操作プロトコルに関連付けられるパラメ
ータをグループごとに格納し、各グループを特定の限定受信システムに関連付け
ることを可能にする。したがって、出力手段は、受信機/復号器によって現在使
用されている限定受信システムの識別子に関連付けられたパラメータを出力する
ように、構成することができる。装置はまた、構成アプリケーションからのコマ
ンドに応答して、現在受信機/復号器によって使用されている限定受信システム
の識別子を変更することもできる。
【0016】 各パラメータは、受信機/復号器によって受信されるデータ・パケットの少な
くとも1バイトの1セクションを備えることができる。各パラメータは、受信機
/復号器によって受信されるデータ・パケットの識別子を備えることが好ましい
。したがって、各パラメータは、EMMの識別子およびECMの識別子のうちの
1つまたはそれ以上を備えることができる。
【0017】 装置は、複数のクライアント・アプリケーションから複数のパラメータのため
のコマンドを受け取るように構成することができる。
【0018】 本発明はまた、上述の装置と、装置の制御下で作動するように構成された前記
操作手段と、操作プロトコルに関連付けられたパラメータを格納するための前記
手段とを含む受信機/復号器をも提供する。
【0019】 本発明はまた、データにアクセスするために受信機/復号器を構成する方法で
あって、受信機/復号器が、受信機/復号器によって受信されたデータを限定受
信システムに依存して構成可能な操作プロトコルに従って操作するための手段と
、操作プロトコルに関連付けられたパラメータを格納するための手段とを含み、
前記方法が、 限定受信システムに依存して操作プロトコルの構成を指示するコマンドを受け
取るステップと、 コマンドに依存して格納手段からパラメータの少なくとも1つを検索するステ
ップと、 操作プロトコルを構成する際に使用するために前記パラメータを操作手段に出
力するステップであって、それにより操作手段が全ての限定受信システムのため
の操作プロトコルを構成するために必要な全てのパラメータを受け取る必要が無
いようにするステップ を備えている方法にまで及ぶ。 この方法は、上述の装置の特徴と同様の特徴を備えている。
【0020】 本発明はまた、受信機/復号器で使用するための装置において、受信機/復号
器が、受信機/復号器によって受信される操作データに関連付けられるパラメー
タを格納するための手段と、少なくとも1つのアプリケーションまたはさらなる
装置とを含み、前記装置が少なくとも1つのパラメータの識別子を生成するため
の手段と、 前記識別子を前記少なくとも1つのアプリケーションまたはさらなる装置に出
力するための手段 を備えている装置にも及ぶ。
【0021】 識別子は、前記アプリケーションまたはさらなる装置が識別子に基づいて受信
データにアクセスすることを可能にすることができる。言い換えると、アプリケ
ーションまたはさらなる装置は、検索されたデータにアクセスするために構成さ
れた操作プロトコルの全てのパラメータを格納する必要が無いので、受信機/復
号器のメモリを効率的に使用することができる。
【0022】 装置は、異なる限定受信システムで作動可能な受信機/復号器で使用すること
ができ、パラメータは、限定受信システムに依存して構成可能な操作プロトコル
に従って、受信機/復号器によって受信される操作データに関連づけられる。
【0023】 前記少なくとも1つのパラメータは、受信機/復号器によって受信されるデー
タ・パケットの識別子を備えることができる。したがって、前記少なくとも1つ
のパラメータは、エンタイトルメント制御メッセージの識別子および受信機/復
号器によって受信されるイベントの映像、音声、テレテキスト、およびサブタイ
トル・データ・パケットのそれぞれの識別子のうちの1つを備えることができる
。 装置は、各々がそれぞれの割り当てられた識別子を有する複数のパラメータを
格納するように構成することができる。
【0024】 本発明は、上述の装置と、限定受信システムに依存して構成可能な操作プロト
コルに従って受信機/復号器によって受信されるデータの操作に関連付けられる
パラメータを格納するための前記手段と、前記アプリケーションまたは前記さら
なる装置と含む受信機/復号器にまで及ぶ。
【0025】 1つの好適な実施形態では、異なる限定受信システムは異なる暗号化プロトコ
ルであり、パラメータは解読パラメータであり、データの操作は暗号化されたデ
ータの解読であり、操作プロトコルは解読プロトコルである。したがって、本発
明はまた、 受信機/復号器によって受信された暗号化されたデータの解読に使用される解
読パラメータを格納するための手段であって、前記パラメータが複数の異なる暗
号化プロトコルの解読が可能なように構成されている前記手段と、 少なくとも1つの解読プロトコルを構成するために解読パラメータを受け取る
ための手段と、 構成された解読プロトコルの識別子を少なくとも1つのさらなる装置またはア
プリケーションに渡して、前記さらなる装置または前記アプリケーションが前記
識別子に基づいて解読された形式で前記暗号化データにアクセスすることを可能
にする手段であって、それにより前記さらなる装置またはアプリケーションが前
記暗号化データの解読を行うために必要な全てのパラメータを格納する必要を無
くする前記手段 を備えている受信機/復号器で使用するための装置にも及ぶ。
【0026】 本発明はまた、受信機/復号器によって受信されるデータの操作に関連付けら
れるパラメータを格納するための手段と、少なくとも1つのアプリケーションま
たはさらなる装置とを含む受信機/復号器を構成する方法において、 少なくとも1つのパラメータの識別子を生成し、 前記少なくとも1つのアプリケーションまたはさらなる装置に前記識別子を出
力する ことを備えている方法にも及ぶ。 この方法は、上述の装置の特徴に類似した特徴をも備えている。
【0027】 本発明の好適な特徴を次に、純粋に例として、添付の図面に関連して説明する
。 適切なディジタル対話型テレビジョン・システムの詳細は、我々の同時係属出
願PCT/EP97/02106−02117で見つけることができ、それらを
参照されたい。それらの開示を参照によってここに組み込む。参照を容易にする
ために、上記明細書により詳細に説明されている部品は一般的に、これらの明細
書で使用されている参照数字によって示す。
【0028】 ディジタル・テレビジョン放送および受信システム1000の概要を、図1に
示す。本発明は、既知のMPEG−2圧縮システムを使用して圧縮ディジタル信
号を送信する、大部分が従来通りのディジタル・テレビジョン・システム200
0を含む。より詳しくは、放送センタ内のMPEG−2圧縮器2002は、ディ
ジタル信号ストリーム(一般的に映像信号のストリーム)を受け取る。圧縮器2
002は、リンケージ2006によってマルチプレクサおよびスクランブラ20
04に接続される。マルチプレクサ2004は、複数のさらなる入力信号を受け
取り、1つまたはそれ以上のトランスポート・ストリームをアセンブルして、言
うまでもなくテレコム・リンクをはじめ幅広い様々な形を取ることができるリン
ケージ2010を介して、圧縮ディジタル信号を放送センタの送信機2008に
送信する。送信機2008は電磁信号を、アップリンク2012を介して衛星ト
ランスポンダ2014に向けて送信し、そこでそれらは電気的に処理され、概念
的ダウンリンク2016を介して、従来エンド・ユーザが所有または賃借してい
る皿形の地上受信機2018に放送される。受信機2018によって受信された
信号は、エンド・ユーザが所有または賃借している一体化受信機/復号器202
0に伝送され、エンド・ユーザのテレビジョン・セット2022に接続される。
受信機/復号器2020は、圧縮MPEG−2信号をテレビジョン・セット20
22用のテレビジョン信号に復号する。
【0029】 限定受信システム3000はマルチプレクサ2004および受信機/復号器2
020に接続されており、部分的に放送センタに、部分的に復号器に配置される
。それは、エンド・ユーザが1つまたはそれ以上の放送供給者からのディジタル
・テレビジョン放送にアクセスすることを可能にする。商業的提供(つまり、放
送供給者によって販売される1つまたは幾つかのテレビ番組)に関連するメッセ
ージを解読できるスマートカードを、受信機/復号器2020内に挿入すること
ができる。復号器2020およびスマートカードを使用して、エンド・ユーザは
加入契約方式またはペイ・パー・ビュー方式のいずれかでイベントを購入するこ
とができる。
【0030】 同じくマルチプレクサ2004および受信機/復号器2020に接続され、再
び部分的に放送センタに、部分的に復号器に配置されている対話型システム40
00は、エンド・ユーザがモデム・バック・チャネル4002を介して様々なア
プリケーションと対話することを可能にする。
【0031】 次に限定受信システム3000について、より詳細に説明する。 図2を参照しながら、概略的に述べると、限定受信システム3000は加入者
認可システム(SAS)3002を含む。SAS3002は、それぞれのTCP
−IPリンケージ3006によって(他の種類のリンケージを代替的に使用する
こともできるが)、各放送提供者ごとに1つづつ、1つまたはそれ以上の加入者
管理システム(SMS)3004に接続される。代替的に、1つのSMSを2つ
の放送供給者の間で共有することもでき、あるいは1つの供給者が2つのSMS
を使用することなどもできる。
【0032】 「マザー」スマートカード3010を利用する暗号化ユニット3008の形の
第1暗号化ユニットは、リンケージ3012を介してSASに接続される。再び
マザー・スマートカード3016を利用する暗号化ユニット3014の形の第2
暗号化ユニットは、リンケージ3018を介してマルチプレクサ2004に接続
される。受信機/復号器2020は、「ドータ」スマートカード3020を受容
する。それは、モデム・バック・チャネル4002を介して通信サーバ3022
によってSAS3002に直接接続される。SASは、要求されたときに、とり
わけ加入契約権をドータ・スマートカードに送信する。
【0033】 スマートカードには、1つまたはそれ以上の商業的運用者(commerci
al operator)の秘密が含まれる。「マザー」スマートカードは、様
々な種類のメッセージを暗号化し、「ドータ」スマートカードは、それらにそう
する権利がある場合には、メッセージを解読する。
【0034】 第1および第2暗号化ユニット3008および3014は、ラックと、ソフト
ウェアがEEPROMに格納された電子VMEカードと、最高20枚までの電子
カードとそれぞれの電子カードに1枚づつのスマートカード3010および30
16とをそれぞれ1枚(カード3016)はECMを暗号化するため、1枚(カ
ード3010)はEMMを暗号化するために備えている。
【0035】 次に、ディジタル・テレビジョン・システムの限定受信システム3000の作
動を、テレビジョン・システム2000および限定受信システム3000の様々
な構成部品に関連して、より詳細に説明する。 マルチプレクサおよびスクランブラ 図1および図2に関連して、放送センタでは、最初にディジタル映像信号が、
MPEG−2圧縮器2002を使用して圧縮される(つまりビット・レート減少
)。この圧縮信号は次に、他の圧縮データなど、他のデータと多重化するために
、リンケージ2006を介してマルチプレクサおよびスクランブラ2004に伝
送される。
【0036】 スクランブラは、スクランブリング・プロセスで使用されかつマルチプレクサ
2004内でMPEG−2ストリームに含まれる制御語を生成する。制御語は内
部的に生成され、エンド・ユーザの一体化受信機/復号器2020が番組をスク
ランブル解除することを可能にする。
【0037】 番組をどのように販売するかを示すアクセス基準もまた、MPEG−2ストリ
ームに追加される。番組は、多数の「加入契約」方式の1つおよび/または多数
の「ペイ・パー・ビュー」(PPV)方式またはイベントの1つのいずれかで販
売することができる。加入契約方式では、エンド・ユーザは1つまたはそれ以上
の商業的提供または「ブーケ(bouquet)」に加入し、したがってこれら
のブーケ内の全てのチャネルを見る権利を得る。好適な実施形態では、1ブーケ
のチャネルから最高960までの商業的提供を選択することができる。ペイ・パ
ー・ビュー方式では、エンド・ユーザは、自分が希望するイベントを購入する能
力を提供される。これは、イベントを事前に予約する(「予約方式」」か、また
はイベントが放送されるやいなやイベントを購入する(「インパルス方式」)か
のいずれかによって達成することができる。好適な実施形態では、全てのユーザ
は、彼らが加入契約方式まで視聴するかそれともPPVモードで視聴するかに関
係なく加入者であるが、言うまでもなくPPV視聴者は必ずしも加入者である必
要はない。
【0038】 制御語およびアクセス基準は両方とも、エンタイトルメント制御メッセージ(
ECM)を作成するのに使用される。これは、スクランブルされた番組に関連し
て送信されるメッセージである。メッセージには制御語(番組のスクランブル解
除を可能にする)および放送番組のアクセス基準が含まれる。アクセス基準およ
び制御語は、リンケージ3018を介して第2暗号化ユニット3014に伝送さ
れる。このユニットで、ECMは生成され、暗号化され、マルチプレクサおよび
スクランブラ2004に伝送される。放送伝送中に、制御語は一般的に数秒ごと
に変化し、したがって変化する制御語をスクランブル解除することを可能にする
ために、ECMもまた周期的に伝送される。冗長性のために、各ECMは一般的
に2つの制御語、つまり現在の制御語および次の制御語を含む。
【0039】 放送供給者によってデータ・ストリームで放送される各サービスは、多数の異
なる構成要素を備えている。例えば、テレビ番組は映像成分、音声成分、サブタ
イトル成分等々を含む。サービスのこれらの成分の各々は、その後トランスポン
ダ2014に放送するために個別にスクランブルされて暗号化される。サービス
の各々のスクランブルされた成分に対し、別個のECMが必要である。代替的に
、スクランブルされた成分の全部に対して、単一のECMが必要である場合もあ
る。
【0040】番組の送信 マルチプレクサ2004は、SAS3002からの暗号化されたEMMと、第
2暗号化ユニット3014からの暗号化されたECMと、圧縮器2002からの
圧縮された番組とを備えた電気信号を受け取る。マルチプレクサ2004は番組
にスクランブルをかけ、スクランブルされた番組と、暗号化されたEMMと、暗
号化されたECMとを電気信号として、リンケージ2010を介して放送センサ
の送信機2008へ伝送する。送信機2008は電磁信号を、アップリンク20
12を介して衛星トランスデューサ2014に向けて送信する。番組の受信 衛星トランスポンダ2014は送信機2008によって送信された電磁信号を
受信して処理し、ダウンリンク2016を介してエンド・ユーザが所有または賃
借する従来皿の形の地上受信機2018に信号を送信する。受信機2018によ
って受信された信号は、エンド・ユーザが所有または賃借しておりエンド・ユー
ザのテレビジョン・セット2022に接続された、一体化受信機/復号器202
0に伝送される。受信機/復号器2020は多重化信号を再分離して、暗号化E
MMおよび暗号化ECM付きのスクランブルされた番組を得る。
【0041】 番組がスクランブルされていない場合、つまりECMがMPEG−2ストリー
ムで伝送されていない場合、受信機/復号器2020は圧縮データを復元し、信
号をテレビジョン・セット2022に伝送するための映像信号に変換する。
【0042】 番組がスクランブルされている場合、受信機/復号器2020はMPEG−2
ストリームから対応するECMを抽出して、エンド・ユーザの「ドータ」スマー
トカード3020にECMを渡す。これは、受信機/復号器2020のハウジン
グ内に差し込まれる。ドータ・スマートカード3020は、エンド・ユーザがE
CMを解読して番組にアクセスする権利を持つか否かを管理する。否の場合、番
組をスクランブル解除できないことを示すために、負の状態が受信機/復号器2
020に渡される。エンド・ユーザが権利を持つ場合には、ECMが解読され、
制御語が抽出される。次いで復号器2020は、この制御語を用いて番組のスク
ランブルを解除することができる。圧縮MPEG−2ストリームは復元され、テ
レビジョン・セット2022に前方伝送するために映像信号に翻訳される。
【0043】加入者管理システム(SMS) 加入者管理システム(SMS)3004は、エンド・ユーザ・ファイル、商業
的提供、加入契約、PPV詳細、ならびにエンド・ユーザの消費および権限に関
するデータの全てを管理するデータベース3024を含む。SMSは物理的にS
ASから遠く離れることができる。
【0044】 各SMS3004は、それぞれのリンケージ3006を介してSAS3002
に、エンド・ユーザに送信されるエンタイトルメント管理メッセージ(EMM)
の修正または作成を暗示するメッセージを送信する。
【0045】 SMS3004はまた、EMMの修正または作成を暗示するものではなく、(
製品の注文時にエンド・ユーザに付与された権限に関する、またはエンド・ユー
ザに請求される金額に関する)エンド・ユーザの状態の変化のみを暗示するメッ
セージをSAS3002に送信する。
【0046】 後述するように、SAS3002はメッセージ(一般的にコール・バック情報
または課金情報などの情報を要求する)をSMS3004に送信するので、2つ
の間の通信は双方向であることが明らかになるであろう。
【0047】エンタイトルメント管理メッセージ(EMM) EMMは、(1つのスクランブルされた番組、または同一商業的提供の一部で
ある場合1組のスクランブルされた番組の専用であるECMとは対照的に)個人
エンド・ユーザ(加入者)またはエンド・ユーザ・グループ専用のメッセージで
ある。各グループは、任意の数のエンド・ユーザを含むことができる。グループ
としてのこの編成は、帯域幅の最適化を目的とする。つまり、1つのグループへ
のアクセスにより、多数のエンド・ユーザに到達することができる。
【0048】 様々な特定の種類のEMMを使用することができる。個人EMMは個人加入者
専用であり、一般的にペイ・パー・ビュー・サービスの提供に使用される。これ
らはグループ識別子およびそのグループ内における加入者の位置を含む。いわゆ
る「グループ」加入契約EMMは、例えば256人の個人ユーザのグループ専用
であり、一般的に幾つかの加入契約サービスの管理に使用される。このEMMは
グループ識別子および加入者のグループ・ビットマップを有する。視聴者EMM
は視聴者全体の専用であり、例えば特定の運用者が特定の無料サービスを提供す
るために使用することができる。「視聴者」とは、同一システム識別子(CS
ID)を持つスマートカードを有する加入者全体である。最後に、「一意」のE
MMは、スマートカードの一意の識別子にアドレス指定される。
【0049】 次に典型的なEMMの構造について、図3を参照しながら説明する。基本的に
、一連のディジタル・データ・ビットとして実現されるEMMは、ヘッダ306
0と、EMM本体3062と、シグネチャ3064とを備えている。ヘッダ30
60は今度は、種類が個人、グループ、視聴者、またはその他の種類であるかど
うかを識別するための種類識別子3066と、EMMの長さを示す長さ識別子3
068とを備えている。EMM本体3062は、言うまでもなく、その種類によ
って大きく異なる。最後に、一般的に8ビット長であるシグネチャ3064は、
EMMの残りのデータの破損に対する多数のチェックを提供する。
【0050】加入者認可システム(SAS) SMS3004によって生成されたメッセージは、リンケージ3006を介し
て加入者認可システム(SAS)3002に渡され、これが今度は、SMS30
04によって生成されたメッセージの受領を確認通知するメッセージを生成し、
これらの確認通知をSMS3004に渡す。
【0051】 概略的に述べると、SASは、加入契約方式の権利を付与しかつ毎月自動的に
権利を更新する加入契約チェーン領域と、PPVイベントの権利を付与するペイ
・パー・ビュー・チェーン領域と、加入者およびPPVチェーン領域によって形
成されたEMMをマルチプレクサおよびスクランブラ2004に渡し、したがっ
てEMMと共にMPEGストリームを供給するためのEMMインジェクタを備え
ている。コンピュータ・ソフトウェアをユーザのパーソナル・コンピュータにダ
ウンロードする場合のペイ・パー・ファイル(PPF)権など、他の権利を付与
する場合には、他の同様の領域も提供される。
【0052】 SAS3002の1つの機能は、加入契約方式で商業的提供として利用可能な
、または様々な商業化方式(予約方式、インパルス方式)によってPPVイベン
トとして販売される、テレビ番組へのアクセス権を管理することである。SAS
3002は、これらの権利、およびSMS3004から受け取る情報に従って、
加入者向けのEMMを生成する。
【0053】 EMMは、管理キーおよび利用キーに関する暗号化のために、暗号化ユニット
(CU)30088に渡される。CUはEMMのシグネチャ3064を完成して
、EMMをSAS3002内のメッセージ発生器(MG)に戻し、そこでヘッダ
3060が追加される。EMMは完全なEMMとしてメッセージ・エミッタ(M
E)に渡される。メッセージ発生器は、放送の開始および停止の時間ならびにE
MMの放出速度を決定し、これらを適切な指示としてEMMと共にメッセージ・
エミッタに渡す。MGは所定のEMMを1回生成するだけである。EMMの循環
送信を実行するのはMEである。
【0054】 EMMの発生後、MGはEMMに一意の識別子を割り当てる。MGはEMMを
MEに渡すときに、EMM IDをも渡す。これにより、特定のEMMをMGお
よびMEの両方で識別することができる。
【0055】 図4は、例示的EMM(実際には最も簡単なEMMであるPPV EMM)を
示す。PID(パケット識別子)3170は2つの部分、つまり実際のID31
72およびパケットの長さパラメータ3174(次のパケットの開始を識別でき
るようにするために必要である)を備えている。PID全体は1バイトのみの情
報で表され、4ビットがIDに、4ビットが長さに確保される。
【0056】スマートカード ドータまたは「加入者」スマートカード3020は図5に概略的に示されてお
り、使用時に受信機/復号器2020のカード読取器における対応する接点配列
に接続される標準接点配列120に結合される入力/出力バスを有する、モトロ
ーラ6805マイクロプロセッサなどの8ビット・マイクロプロセッサ110を
備えており、カード読取器は従来の設計である。マイクロプロセッサ110はま
た、好ましくはマスクROM130、RAM140、およびEEPROM150
へのバス接続をも備えている。
【0057】 EEPROM150は、特定の動的に形成される運用者ゾーン154、155
、56、および動的に形成されるデータ・ゾーンを含み、次にこれらについて、
図6を参照しながら説明する。 EEPROM150は、スマートカード3020の製造者によって設定された
永久加入者スマートカード識別子を含む、8バイト永久「カードID」(または
製造者)ゾーンを備えている。
【0058】 スマートカードをリセットすると、マイクロプロセッサ110は信号を受信機
/復号器2020に発行し、この信号は、スマートカードによって使用される限
定受信システムの識別子と、カードIDをはじめ、スマートカードに格納されて
いるデータから生成されるデータとをデータを備えている。
【0059】 この信号は受信機/復号器2020によって格納され、これはその後、格納さ
れた信号を利用して、スマートカードが受信機/復号器2020によって使用さ
れる限定受信システムと互換可能であるかどうかを検査する。
【0060】 EEPROM150はまた、擬似乱数を生成するためのプログラムを含む永久
「擬似乱数ジェネレータ」ゾーン152をも含む。そのような乱数は、スマート
カード3020によって生成され、放送者に返送されるトランザクション出力信
号を多様化するために使用される。
【0061】 乱数ジェネレータ・ゾーン152の下に、144バイトの永久「管理」ゾーン
153が設けられる。永久管理ゾーン153は、後述する通りゾーン154、1
55、156・・・の動的作成(および除去)の際にROM130のプログラム
によって利用される、特定の運用者ゾーンである。永久管理ゾーン153は、ゾ
ーンを作成または除去するスマートカードの権利に関連するデータを含む。
【0062】 管理ゾーン153の下には、それぞれ運用者1、2、...Nのための一連の
「運用者ID」ゾーン154、155、156がある。エンド・ユーザが放送さ
れた番組をその運用者によって解読することができるように、通常、少なくとも
1つの運用者IDゾーンが加入者スマートカード3020のEEPROMにプリ
ロードされる。しかし、後で説明する通り、エンド・ユーザ(加入者)によって
彼のスマートカード3020を介して生成されるトランザクション出力信号に応
答して、管理ゾーン153を使用して、さらなる運用者IDゾーンを動的に作成
することができる。
【0063】 各運用者ゾーン154、155、56は、EEPROM150に格納された1
つまたはそれ以上の「運用者データ・オブジェクト」に関連付けられる。図6に
示すように、運用者IDゾーンの下に、一連の動的に作成された「運用者データ
」オブジェクト157−165が配置される。これらのオブジェクトには各々、 a)図6の左側の区画に示すように、関連運用者1、2、3・・・Nに対応する
「識別子」1、2、3・・・N、 b)オブジェクトの型を示す「ID」、および c)図6の各関連運用者オブジェクトの右側の区画に示すように、データのため
に確保された「データ」ゾーンが表示される。運用者1のデータ・オブジェクト
のデータの型の以下の記述が他の全ての運用者のデータ・オブジェクトにも適用
可能であるように、各運用者が同様の組のデータ・オブジェクトに関連付けられ
ることを理解する必要がある。また、データ・オブジェクトがEEPROMの隣
接物理領域に配置されていること、およびそれらの順序は重要ではないことに気
付かれるであろう。
【0064】 データ・オブジェクトの削除は、スマートカードに「穴」166を形成する。
つまり、削除されたオブジェクトが以前に占めていたバイト数は、すぐには占有
されない。このようにして「空いた」バイト数、または「穴」には、 a)「識別子」0、および b)バイトがオブジェクトを受容できることを示す「ID」 が表示される。
【0065】 作成される次のデータ・オブジェクトは、識別子0で識別される穴を埋める。
この方法により、EEPROM150の限定されたメモリ容量(4キロビット)
が効率的に利用される。
【0066】 次に各運用者に関連付けられるデータ・オブジェクトの組に話を進め、ここで
データ・オブジェクトの例を説明する。
【0067】 データ・オブジェクト157は、受信機/復号器2020によって受信された
暗号化EMMを解読するために使用されるEMMキーを含む。このデータ・オブ
ジェクト157は、スマートカード3020の配付前に作成することができ、か
つ/または(前述の通り)新しい運用者ゾーンを作成するときに動的に作成する
ことができる。
【0068】 データ・オブジェクト159は、エンド・ユーザが自分の加入している特定の
「束」の番組を暗号解読することを可能にするために、関連付けられた運用者(
この場合、運用者1)によって送信されたECMキーを含む。新しいECMキー
は一般的に毎月、運用者1(この場合)からの放送を視聴するエンド・ユーザの
総合的権利を更新するグループ加入契約(更新)EMMと一緒に、送信される。
別個のEMMキーおよびECMキーの使用により、様々な方法で(この実施形態
では、加入契約によったり個別的に(ペイ・パー・ビュー))視聴する権利を購
入することができ、またセキュリティが増加する。ペイ・パー・ビュー(PPV
)方式については後で説明する。
【0069】 新しいECMキーが周期的に送られるので、ユーザが例えば受信機/復号器の
スイッチを切ったり、あるいはクロックをリセットすることによって、受信機/
復号器2020内のタイマをオーバライドする古いECMキーの期限満了を防止
するために、古いECMキーを使用するのを防止することが不可欠である。した
がって、運用者ゾーン154は、ECMキーの旧弊データを含む領域(一般的に
2バイトのサイズを有する)を備えている。スマートカード3020は、この日
付と受信したECMに含まれる現在の日付とを比較し、現在の日付が旧弊の日付
より遅い場合には、暗号解読を防止するように構成される。旧弊日付は、上述の
通りEMMを介して伝送される。
【0070】 図7を参照すると、PPVイベントの記述167は、視聴するセッション(番
組および放送の時間と日付に対応する)を識別する「セッションID」168と
、視聴する権利をどのように購入するか(例えば予約方式で)を示す「セッショ
ン方式」169と、「セッション・インデックス」170と、「セッション・ビ
ュー」171とを含む。
【0071】 PPV方式による番組の受信に関連して、受信機復号器2020は、番組がP
PV方式で販売されたものであるかどうかを決定する。そうである場合、復号器
2020は、PPVイベント記述167に格納された項目を用いて、番組のセッ
ションIDがその中に格納されているかどうかを検査する。セッションIDがそ
こに格納されている場合、制御語がECMから抽出される。
【0072】 セッションIDがその中に格納されていない場合、特定のアプリケーションに
よって、受信機/復号器2020は、エンド・ユーザがECMから読み出される
例えば25トークンの費用でセッションを視聴する権利、またはイベントを購入
するために通信サーバ3022に接続する権利を持たないことを指摘するメッセ
ージを、エンド・ユーザに表示する。トークンを使用して、例えばエンド・ユー
ザが(リモート・コントローラ2026によって(図2参照))「はい」と答え
た場合、復号器2020はECMをスマートカードに送り、スマートカードは、
スマートカードのウォレット(財布)3020を25トークンだけ減らし、セッ
ションID168、セッション方式169、セッション・インデックス170、
およびセッション・ビュー171をPPVイベント記述167に書き込み、EC
Mからの制御語を抽出して解読する。
【0073】 「予約」方式では、スマートカードがEMMを使用してPPVイベント記述1
67にセッションID168、セッション方式169、セッション・インデック
ス170、およびセッション・ビュー171を書き込むように、EMMがスマー
トカード3020に渡される。
【0074】 セッション・インデックス170は、1つの放送を他の放送から区別するため
に設定することができる。この特徴により、放送の部分集合に、例えば5回の放
送のうち3回に許可を与えることができる。PPVイベント記述167に格納さ
れた現在のセッション・インデックス170とは異なるセッション・インデック
スを持つECMがスマートカードに渡されるやいなや、セッション・ビュー17
1の数が1だけ減少する。セッション・ビューが0に達すると、スマートカード
は、現在のセッション・インデックスとは異なるセッション・インデックスを持
つECMを解読することを拒絶する。
【0075】 セッション・ビューの初期値は、放送供給者がそれに関連するイベントを定義
する方法のみによって決まる。それぞれのイベントのセッション・ビューは、ど
んな値でも取ることができる。 スマートカード内のマイクロプロセッサ110は、特定の番組の視聴回数が限
度に達した時にそれを検出するために、計数および比較プログラムを実装する。 PPVイベント記述167のセッションID168、セッション方式169、
セッション・インデックス170、およびセッション・ビュー171は全て、前
述の「コールバック」手順を使用して、スマートカードから抽出することができ
る。
【0076】 各受信機/復号器2020は、受信機/復号器が特定の個別スマートカード、
同じまたは対応する製造者によって作成された特定の分類のスマートカード、ま
たはその分類の受信機/復号器だけで使用するように意図された何らかの他の分
類のスマートカードでのみ作動することができるようにするために、受信機/復
号器を一意に識別するかまたはその製造者を識別することができ、あるいは何ら
かの他の方法でそれを分類することができる識別子を含む。
【0077】 この方法で、1つの放送供給者によって消費者に供給された受信機/復号器2
020は、不認可ドータ・スマートカード3020の使用が防止される。
【0078】受信機/復号器 図8に関連して、受信機/復号器2020は、マイクロプロセッサおよび共通
アプリケーション・プログラミング・インタフェース4054の制御下で実行す
る実行時エンジン4008を備えている。それらは、アプリケーションの観点か
ら全ての受信機/復号器2020が同一となるように、全ての受信機/復号器2
020にインストールされる。
【0079】 この説明のために、アプリケーションは、好ましくは受信機/復号器2020
の高レベル機能を制御するための1片のコンピュータ・コードであることが好ま
しい。例えば、エンド・ユーザがリモート・コントローラの焦点をテレビジョン
・セット2022の画面上に表示されたボタン・オブジェクトに合わせ、確認キ
ーを押すと、そのボタンに関連付けられた指示シーケンスが実行される。
【0080】 対話型アプリケーションはメニューを提示し、エンド・ユーザの要求によりコ
マンドを実行し、アプリケーションの目的に関連するデータを提供する。アプリ
ケーションは、常駐アプリケーション、すなわち受信機/復号器2020のRO
M(またはFLASHまたはその他の不揮発性メモリ)に格納されているアプリ
ケーションとするか、または同報通信され受信機/復号器2020のRAMまた
はFLASHメモリにダウンロードされるアプリケーションのいずれかとするこ
とができる。。
【0081】 アプリケーションは、受信機/復号器2020内のメモリ場所に格納され、資
源ファイルとして表現される。アプリケーションは、アイコン・ライブラリ・フ
ァイル、画像ファイル、文字フォント・ファイル、色テーブル・ファイル、およ
びASCIIテキスト・ファイルなどのデータ・ファイルを使用することができ
る。対話型アプリケーションはまた、入力および/または出力を実行することに
よってオンライン・データを得ることもできる。
【0082】 図9を参照すると、受信機/復号器2020は、幾つかのインタフェース、具
体的にはMPEG信号フロー用の同調器4028、直列インタフェース4030
、並列インタフェース4032、および1つはシステムの一部を形成するスマー
トカード3020用、1つはバンク・カード(支払い、ホーム・バンキング等を
行うために使用する)またはその他のスマート・カード用の2つのカード読取器
4036を含む。受信機/復号器はまた、ユーザが好み等をテレビジョン信号(
番組)制作者に逆に指摘することができるように、テレビジョン信号制作者への
モデム・バック・チャネル4002に対するインタフェース4034をも含む。
【0083】 受信機/復号器2020は、RAMボリューム、FLASHボリューム、およ
びROMボリュームに分割されたメモリを含むが、この物理編成は論理編成とは
区別される。メモリはさらに、様々なインタフェースに関連付けられるメモリ・
ボリュームに分割することができる。ある観点からは、メモリは、ハードウェア
の一部とみなすことができる。別の観点からは、メモリは、ハードウェアとは別
に示されたシステムの全体をサポートあるものまたは含むものとみなすことがで
きる。
【0084】 図9に関連して、システムは、仮想機械4007の一部を形成する実行時エン
ジン4008を中心にしているとみなすことができる。これは、一方(「高レベ
ル側」)をアプリケーションに、他方(「低レベル側」)を、後述する様々な中
間論理装置を介して、受信機/復号器ハードウェア4061に結合される。受信
機/復号器ハードウェアは、上述の通り様々なポートまたはインタフェース(ハ
ンドセット2026用のインタフェース2030、MPEGストリーム・インタ
フェース4028、直列インタフェース4030、並列インタフェース4032
、カード読取器4036へのインタフェース、およびモデム・バック・チャネル
4002へのインタフェース4034)を含むとみなすことができる。
【0085】 図8に関連して、様々なアプリケーション4057がユニット4007に結合
される。より一般的に使用されるアプリケーションの幾つかは、4057に示す
ように、多かれ少なかれ永久的にシステムに常駐することができるが、他はMP
EGデータ・ストリームから、または他のポートから必要に応じてシステムにダ
ウンロードされる。
【0086】 ユニット4007は、実行時エンジン4008に加えて、ツールボックス40
58を含む幾つかの常駐ライブラリ関数4006をも含む。ライブラリは、エン
ジン4008によって使用されるC言語の雑関数を含む。これらは、データ構造
の圧縮、復元、または比較、線引き等のデータ操作を含む。ライブラリ4006
はまた、ハードウェアおよびソフトウェアのバージョン番号、および空きRAM
空間などの受信機/復号器2020内のファームウエア4060に関する情報、
および新しい装置4062をダウンロードするときに使用する関数をも含む。関
数は、フラッシュ・メモリまたはRAMメモリに格納されたライブラリにダウン
ロードすることができる。
【0087】 実行時エンジン4008は装置マネージャ4068に結合され、装置マネージ
ャは1組の装置4062に結合され、1組の装置は装置ドライバ4060に結合
され、装置ドライバは今度はポートまたはインタフェースに結合される。広い意
味では、装置ドライバは論理インタフェースを定義するとみなすことができるの
で、2つの異なる装置ドライバを共通の物理ポートに結合することができる。装
置は通常、2つ以上の装置ドライバに結合される。装置を単一の装置ドライバに
結合する場合、装置は通常、通信のために必要な完全な機能性を組み込むように
設計されるので、別個の装置ドライバの必要性がうまく回避される。特定の装置
はそれら自体の間で連絡することができる。
【0088】 受信機/復号器2020の各機能は、装置4062によって表される。装置は
ローカルまたはリモートのどちらでもよい。ローカル装置4064は、スマート
カード、SCARTコネクタ信号、モデム、直列および並列インタフェース、M
PEG映像および音声再生装置、およびMPEGセクションおよびテーブル抽出
器を含む。遠隔場所で実行するリモート装置4066は、ポートおよび手順を、
受信機/復号器製造者によって提供され設計される装置および装置ドライバによ
ってではなく、システム権限者または設計者によって定義しなければならないと
いう点で、ローカル装置とは異なる。
【0089】 新しい装置4062を作成する場合、関連アプリケーション4056を放送セ
ンタからダウンロードすることによって、それを既存の受信機/復号器2020
内にインストールすることができる。このダウンロードは受信機/復号器202
0の中で、ハードウェアおよびソフトウェアのバージョンを検査し、正しければ
新しい装置4062を表すソフトウェア・モジュールをロードし、新しい装置コ
ードを(フラッシュ・メモリ内の)ファームウェア内にインストールするための
ライブラリ4006の手順を尋ねるアプリケーション4056によって実行され
る。これにより、ソフトウェアの残りに影響を及ぼすことなく、受信機/復号器
2020内に新しい機能を柔軟かつ確実にインストールすることができる。
【0090】 装置マネージャ4068は、アプリケーション4056と受信機/復号器20
20の特定の機能との間の共通ソフトウェア・インタフェースである。装置マネ
ージャ4068は、装置4062へのアクセスを制御し、予想外のイベントの受
け取りを宣言し、共用メモリを管理する。
【0091】 実行時エンジン4008はマイクロプロセッサおよび共通アプリケーション・
プログラミング・インタフェースの制御下で実行する。それらは、アプリケーシ
ョンの観点から全ての受信機/復号器2020が同一となるように、全ての受信
機/復号器2020にインストールされる。
【0092】 エンジン4008は、受信機/復号器2020上でアプリケーション4056
を実行する。それは対話型アプリケーション4056を実行し、受信機/復号器
2020の外部からイベントを受信し、グラフィックスおよびテキストを表示し
、サービスのための装置を呼び出し、特定の計算のためにエンジン4008に接
続されたライブラリ4006の関数を使用する。
【0093】 実行時エンジン4008は、各受信機/復号器2020にインストールされた
実行可能なコードであり、アプリケーションを解釈して実行するためのインタプ
リタを含む。エンジン4008は、単一タスク・オペレーティング・システム(
MS−DOSなど)をはじめ、どんなオペレーティング・システムにも適応可能
である。エンジン4008はプロセス・シーケンサ・ユニット(これはキー押し
などの様々なイベントを受けて、様々な動作を実行する)をベースにしており、
様々なハードウェア・インタフェースからのイベント待ち行列を管理するために
それ自体のスケジューラを含む。それはまた、グラフィックスおよびテキストの
表示をも処理する。プロセス・シーケンサ・ユニットは、1組の動作群を備えて
いる。各イベントは、イベントの性質によってプロセス・シーケンサ・ユニット
をその現在の動作群から別の動作群に移動させ、新しい動作群の動作を実行させ
る。
【0094】 エンジン4008は、アプリケーション4056を受信機/復号器メモリ20
28にロードおよびダウンロードするためのコード・ローダを備えている。最適
な使用を確実にするために、必要なコードだけがRAMまたはフラッシュ・メモ
リにロードされる。ダウンロードされたデータは、アプリケーション4056の
変形または無許可アプリケーションの実行を防止するために、認証機構によって
確認される。エンジン4008はさらに、デコンプレッサを備えている。アプリ
ケーション・コード(中間コードの形)は、空間の節約のため、およびMPEG
−2トランスポート・ストリームからまたは組込み受信機/復号器モードを介し
て高速ダウンロードするために圧縮されるので、コードはRAMにロードする前
に復元しなければならない。エンジン4008はまた、アプリケーション・コー
ドを解釈して様々な変数値を更新し状態変化を決定するためのインタプリタと、
誤りチェッカとを備えている。
【0095】 任意の装置4062のサービスを使用する前に、プログラム(アプリケーショ
ン指示シーケンスなど)は、「クライアント」として、つまり、装置4062ま
たは装置マネージャ4068への論理アクセス方法として、宣言しなければなら
ない。マネージャはクライアントに、装置への全てのアクセス時に参照されるク
ライアント番号を与える。装置4062は幾つかのクライアントを持つことがで
き、各装置4062のクライアントの数は、装置4062の種類によって規定さ
れる。クライアントは、手順「Device:Open Channel」によ
って装置4062に導入される。この手順はクライアント番号をクライアントに
割り当てる。クライアントは、手順「Device:Close Channe
l」によって、装置マネージャ4068のクライアント・リストから引き出すこ
とができる。
【0096】 各装置は、他の装置と共通する3つの標準手順の1つによって、装置マネージ
ャ4068の制御下で、アプリケーションとインタフェースする。情報は、テー
ブルによってアプリケーションと装置との間で受け渡すことができる。3つの基
本的手順を下に手短に要約する。 1)Device:Call このコマンドはアプリケーションによって使用さ
れ、同期コマンドまたはデータ転送を実行することができる。アプリケーション
の実行は、装置ドライバによる動作が完了したときに制御が戻るまで中止される
。これにより、厳密な順序で実行しなければならない動作を確実に制御すること
ができる。 2)Device:I/O このコマンドは、非同期動作を可能にする。つまり
、アプリケーションは、データ転送または装置ドライバによって実行される特定
の機能を実行するための要求を送ることができ、データ転送または機能が装置ド
ライバによって実行されている間、アプリケーションの実行を続けることができ
る。 3)Device:Event イベント捕捉機能は、装置がイベントをアプリ
ケーションに通知することを可能にし、イベントが通知されたときにアプリケー
ションが実行しているコードとは関係なく、イベントに応答して、特定の動作を
アプリケーションが取ることを可能にする。イベントに優先順位を付けることが
できる。イベントは、バス・リセットなど、インタフェースで発生するイベント
を通知するために、または例えば要求されたデータ転送の完了を通知することに
よって、非同期コマンドの監視を行うために、使用することができる。
【0097】 上述の通り、実行時エンジンの主ループは、様々なプロセス・シーケンサ・ユ
ニットに結合され、主ループが適切なイベントに遭遇したとき、制御は一時的に
プロセス・シーケンサ・ユニットの1つに移される。
【0098】 図10を参照すると、装置マネージャは、一時的格納のために装置からイベン
トが渡される待ち行列100を含む。適切な間隔で、仮想機械はこの待ち行列に
信号を送り、そこから最初の項目を抽出する。このイベント項目は、仮想機械内
の待ち行列構造101に移動する。イベント項目の優先レベルによって、それは
、5つの待ち行列0から4のうちの適切な1つに挿入される。イベント項目は、
実行時エンジンの制御下で、待ち行列選択ユニット102によって待ち行列構造
101から抽出される。
【0099】 イベントが待ち行列構造101から選択されると、それは、プロセス・シーケ
ンサ・ユニット・ドライバ105と1組のプロセス・シーケンサ・ユニット10
6とで構成されるプロセス・シーケンサ・ユニット・エンジン104に渡される
。各プロセス・シーケンサ・ユニットは、1つの動作群から別の動作群への各ス
テップが一般的に現在の動作群およびイベントの性質によって異なるように、一
緒に連結された1組の動作群である。異なるプロセス・シーケンサ・ユニットは
、「次」の動作群つまりシステムがイベントに応答して始動する動作群がイベン
トの性質のみに依存し、現在の動作群には関係しないものを含めて、異なるサイ
ズおよび複雑さを有する。また、プロセス・シーケンサ・ユニット・ブロックの
右側に示すように、例えば同一プロトコルを使用する単一ポートからの幾つかの
別個のデータ・ストリームを処理するために、プロセス・シーケンサ・ユニット
の幾つかのコピー、つまり幾つかの同一のプロセス・シーケンサ・ユニットがあ
るかもしれない。
【0100】 イベントが選択されると、それは適切なプロセス・シーケンサ・ユニットに渡
される。これにより、プロセス・シーケンサ・ユニットの現在の動作群から適切
な出口が選択される。この結果、適切な次の作業群が選択され、例えばメッセー
ジを装置マネージャに送ることや指示シーケンスの実行などを含む、その動作群
内の動作が実行される。プロセス・シーケンサ・ユニット内の動作群はまた、イ
ベント・メッセージを他のプロセス・シーケンサ・ユニットに送ることもできる
。指示シーケンスが選択された場合、指示シーケンスの識別は、指示シーケンス
・セレクタ107に送られる。これにより指示シーケンス・メモリ108から希
望の指示シーケンスが得られ、それが指示シーケンス・インタプリタ109に渡
され、これが指示シーケンスを実行する。
【0101】 システムはまたフィルタ110をも含み、ここにプロセス・シーケンサ・ユニ
ット106からイベントの種類がロードされる。イベント項目が装置マネージャ
の待ち行列100から仮想機械内の待ち行列構造101に渡されると、その種類
または性質がフィルタ110内のリストと照合され、それが認識されない種類で
あった場合、それは拒絶される。これは、例えば装置マネージャまたはキーボー
ドから仮想機械で処理できない種類のイベントが生成された場合に、これらのイ
ベントが待ち行列構造101に渡されないことを確実にする。(この種のイベン
トが待ち行列構造101に渡されると、それらはその待ち行列構造内に蓄積され
るか、またはそれらはプロセス・シーケンサ・ユニット・エンジン104の誤動
作を引き起こすかもしれない。) したがって、我々の基本的システムは、アプリケーションが様々な装置と連絡
することを可能にする上でかなりの柔軟性を持つプラットフォームを提供するこ
とが分かる。
【0102】限定受信システム 図11および図12に関連して、受信機/復号器2020は限定受信装置また
はCA装置4100を含む。CA装置4100は、ポート4103を介してスマ
ートカード読取器4036用の装置ドライバ4102に、およびポート4105
を介して受信機/復号器2020のデマルチプレクサおよびフィルタ4502用
の装置ドライバ4104に結合される。CA装置はまた、受信機/復号器202
0に格納されたアプリケーション4056´、4057´からコマンドを受け取
りかつそれらにメッセージを伝送し、かつ例えばそこに格納されたデータを検索
するために受信機/復号器2020のメモリ4024にアクセスするため、ポー
ト4101を介して装置マネージャ4068にも結合される。
【0103】 CA装置4100は、構成アプリケーション、例えば常駐アプリケーション4
057´に、受信機/復号器によってサポートされる限定受信システムおよび受
信機/復号器によって現在使用されている限定受信システムのことを知らせるこ
とができる。そのような構成アプリケーションは、受信機/復号器2020によ
って現在使用されている限定受信システムを変更することができる。受信機/復
号器によって現在使用されている限定受信システムの種類は、CA装置4100
によって割り当てられた通りに、受信機/復号器のメモリ4024のバッファに
書き込まれる。このバッファのアドレスは、装置マネージャ4068を介して構
成アプリケーション4057´に伝送することができる。このバッファはまた、
受信機/復号器によって現在使用されている限定受信システムのバージョン、受
信機/復号器によってサポートされる各限定受信システム、および受信機/復号
器によってサポートされる各限定受信システムのバージョンに関する情報をも含
む。
【0104】 コマンド「CALL_SELECT」は、受信機/復号器によって使用される
限定受信システムをアプリケーション・プログラムが選択することを可能にする
。限定受信システムの種類およびバージョン番号は、受信機/復号器のメモリ4
024内のメモリ・ゾーンに格納される。受信機/復号器によってサポートされ
るいずれかの限定受信システムに関連付けられるメモリ・ゾーンのアドレスもま
た、装置マネージャ4068を介して構成アプリケーション4057´に転送可
能である。メモリ・ゾーンのアドレスを受け取った後、アプリケーション・プロ
グラムはこのアドレスをこのコマンドのCA装置4100に送る。コマンドに応
答して、CA装置4100は、メモリ4024のメモリ・ゾーンのバッファに格
納されたデータを変更する。コマンドは、コマンドの終了を示す信号、またはも
しEMMまたはECMのいずれかが受信機/復号器2020によってロードされ
ている最中であるかまたは受信機/復号器2020によって処理中である場合に
はコマンドの失敗を示す信号を返す。
【0105】 CA装置4100は、受信機/復号器2020によってサポートされる限定受
信システムのために、EMMをロードすること、および構成要素のスクランブル
を行うためにECMのデマルチプレクシングを行うことを可能にする。
【0106】 図12に関連して、受信機2018によって受信された電磁信号は、MPEG
同調器4028に伝送される。同調器は一般的にある周波数範囲を走査し、その
範囲内で搬送周波数が検出されたときにだけ停止する。このようにして検出され
た信号は復調器4500に伝送され、これは信号を復調し、それらをデマルチプ
レクサおよびフィルタ4502に伝送する。
【0107】 デマルチプレクサおよびフィルタ4502は、必要なデータ・ストリームの構
成要素だけが受信機/復号器2020によって抽出されるように、受信したデー
タ・ストリームの操作を実行する。データ操作は、受信機/復号器によって現在
使用されている限定受信システムに依存して構成可能な操作プロトコルに従って
行うことができる。
【0108】 データは、MPEGデータ・ストリームで、それぞれの種類のデータ・ストリ
ーム、例えば映像データ・ストリーム、音声データ・ストリーム、およびテレテ
キスト・データ・ストリーム内で、一般的に188バイトのデータ・パケットの
形で移送される。MPEGデータ・ストリームで移送される各パケットにPID
が1つづつ、各パケットの前に13ビットのパケット識別子(PID)が付く。
番組マップ・テーブル(PMTテーブル)は様々なデータ・ストリームのリスト
を含み、それぞれのPIDに従って各データ・ストリームの内容を画定する。各
PMTテーブルは、それぞれの放送チャネルに関連付けられる。PIDは、デー
タ・ストリーム内のアプリケーションの存在を装置に報知することができ、PI
DはPMTテーブルを用いて識別される。PIDの値により、操作プロトコルに
関連付けられるパラメータが得られる。
【0109】 アプリケーション、EMM、およびECMに関連するデータ・パケットは一般
的に、1つまたはそれ以上のMPEGセクションを備えている。映像パケット、
音声パケット、テレテキスト・パケット、およびサービスのためのテレテキスト
・パケットを受信機/復号器によってダウンロードすることができるためには、
正しいEMMおよびECMを事前に得なければならない。
【0110】 デマルチプレクサおよびフィルタ4502の操作プロトコルは、データ・スト
リームのセクションをフィルタにかけて希望するアプリケーション、EMMまた
はECMをダウンロードすることを可能にするために、データ・ストリームの一
般的に8バイトのMPEGセクションのうち少なくとも1バイトまたはそれ以上
、一般的にオフセット・バイト0およびオフセット・バイト3から9を利用する
。ダウンロードするアプリケーション、EMMまたはECMのPIDの値によっ
て、フィルタは、その特定のアプリケーション、EMMまたはECMだけをダウ
ンロードすることができるように、構成することができる。デマルチプレクサお
よびフィルタ4502によってフィルタをかけた後、EMMまたはECMは、受
信機/復号器のスマートカード読取器に挿入されたスマートカード3020に転
送して、そこに格納することができる。
【0111】 デマルチプレクサおよびフィルタ4502はデスクランブラ4504に接続さ
れ、デスクランブラは次にMPEGチップ4506に接続される。チップ450
6は次に、テレビジョン2022に接続される。デマルチプレクサおよびフィル
タ4502は一般的に、受信機/復号器2020のメモリ4024のRAMボリ
ューム4022に接続された最高32個までの出力を提供する。
【0112】 映像パケット、音声パケット、テレテキスト・パケット、およびサービス用の
サブタイトル・パケットは、デマルチプレクサ4502によって分離され、EC
Mから抽出された制御語を用いてデスクランブラ4504によってスクランブル
解除され、処理してテレビジョン・セット2022と互換性のある形式の信号に
するためにMPEGチップ4506に伝送される。
【0113】EMMローディング CA装置4100は、受信機/復号器2020によって使用されている、また
は使用される限定受信システムに依存して、受信機/復号器内のEMMのローデ
ィングを制御する。
【0114】 限定受信テーブル(CATテーブル)は様々な限定受信システム(システム識
別子(CSID)の形)のリストを含んでおり、データのデマルチプレクシング
およびフィルタリングに使用するための各CSIDに関連付けられたEMMのP
ID3170を画定する。CATテーブルは、データ・ストリームから定期的に
ダウンロードされ、受信機/復号器2020のメモリ4024のメモリ・ゾーン
に格納される。CATテーブルはいつでも、例えば、EMMパケットが新しいト
ランスポンダから転送されているため、テーブルによって識別されたEMMのい
ずれかのPIDが変化した場合に、更新することができる。
【0115】 更新されたCATテーブルが受信機/復号器2020にダウンロードされたと
きに、アプリケーションは、コマンド「CALL_SET_CAT」を使用して
、CA装置4100に新しいCATテーブルの存在を通知することができる。
【0116】 受信機/復号器によって使用されている限定受信システムのために正しいデー
タ操作プロトコルが使用され、正しいEMMが例えばスマートカード3020に
伝送されるように、各システムのPIDのリストが、受信機/復号器2020の
デマルチプレクサおよびフィルタ4502の構成に使用される。
【0117】 したがって、 (i)CATテーブル、または (ii)受信機/復号器によって使用されている限定受信システム のいずれかに変化がある場合、デマルチプレクサおよびフィルタ4502は更新
され、データ操作プロトコルが変化する。
【0118】 アプリケーションからコマンド「CALL_SET_INFO」を受け取ると
、CA装置4100は、受信機/復号器によって使用される限定受信システムを
識別し、メモリ4024に格納されたCATテーブルを使用して、その限定受信
システムのEMMのPIDの値を備えたテーブルを生成する。
【0119】 CA装置4100がアプリケーションからコマンド「IO_EMM_STAR
T」を受け取ると、このようにして生成されたテーブルがデマルチプレクサおよ
びフィルタ・ドライバ4104に伝送され、正しい操作プロトコルが使用される
ように、それにしたがってデマルチプレクサおよびフィルタ4502が構成され
る。コマンドは、コマンドの終了を示す信号、またはもしEMMが現在ダウンロ
ードされている最中であるか、または限定受信システムがCA_SELECTコ
マンドを用いて設定されていない場合には、コマンドの失敗を示すアプリケーシ
ョン4057’を信号に返す。 CA装置の上記動作を、図13に要約する。
【0120】 最初に、ステップS100で、CA装置は、アプリケーションからポート41
01を介して、受信機/復号器2020のメモリ4024の新しいCATテーブ
ルのCA装置を通知するコマンド「CALL_SET_CAT」を受け取る。C
ATテーブルから、CA装置は、受信機/復号器2020によってサポートされ
る全ての様々な限定受信システム(システム識別子(CSID)の形)のリスト
、および各CSIDに関連付けられるEMMのPIDのリストにアクセスするこ
とができる。これらのリストは、デマルチプレクサおよびフィルタ4502の操
作プロトコルに関連付けられたパラメータを提供する。
【0121】 次に、ステップS102で、CA装置は、アプリケーションからポート410
1を介して、受信機/復号器によって使用される限定受信システムを識別するコ
マンド「CALL_SET_INFO」を受け取り、かつ応答で、CA装置はス
テップS104で、CATテーブルを使用して、ポート4101を介してメモリ
4204から検索されたその限定受信システムのみのEMMのPIDの値を備え
たテーブルを生成する。
【0122】 最後に、ステップS106で、CA装置は、アプリケーションからポート41
01を介してコマンド「IO_EMM_START」を受け取り、かつ、その限
定受信システムだけを受信機/復号器2020によってダウンロードすることが
できるように、デマルチプレクサおよびフィルタ4502用の操作プロトコルを
構成するため、つまり、デマルチプレクサおよびフィルタ4502のフィルタを
構成するために、ステップS104で生成されたテーブルが、ステップS108
で、ポート4105を介してデマルチプレクサおよびフィルタ・ドライバ410
4に伝送される。
【0123】 上記動作では、操作プロトコルを構成するために必要なパラメータだけが、デ
マルチプレクサおよびフィルタ4502に伝送される。
【0124】 ダウンロードされたEMMのその後の処理に関連して、CA装置4100から
のイベント「EVENT_CA_EMM」は、スマートカードに伝送されたEM
Mのスマートカードによる受取りの信号をアプリケーションに送り、かつ、ポー
ト4103を介してスマートカード・ドライバ4102によって提供される格納
されたEMMのアドレスおよび情報を含むアプリケーションにアドレス指定され
たパラメータ・ブロックを提供するように構成され、この情報は、受信機/復号
器2020によって使用されている限定受信システムによって異なる。イベント
「EVENT_CA_EMM_ERROR」は、例えばスマートカードがEMM
を格納する権利を持たない場合には、スマートカードによるそれに伝送されたE
MMの拒絶の信号を送り、かつ、スマートカードによって提供される情報を含む
アプリケーションにアドレス指定されたデータ・ブロックを提供するように構成
され、この情報は、受信機/復号器によって使用されている限定受信システムに
よって異なる。
【0125】 代替的に、「適用可能な」EMM(つまり、アプリケーションに関して伝送さ
れたEMM)は、例えばアプリケーション4056が正常に機能していることを
確認するために、受信機/復号器のメモリ内に格納することができる。イベント
「EVENT_CA_APP_EMM」は、適用可能なEMMの受け取りの信号
をアプリケーションに送るように構成される。イベントは、格納されたEMMの
アドレスを含むアプリケーションにアドレス指定されたデータベースを提供する
【0126】ECMローディング CA装置4100は、構成要素のスクランブル解除のために、ECMのデマル
チプレクシングを管理する。
【0127】 コマンド「CALL_ADD_ECM」を使用して、アプリケーションは、P
MTテーブルによって指定される通り受信機/復号器2020がロードするEC
MのPIDをCA装置4100に提供する。PMTテーブルはメモリ4024内
に格納され、これは様々なデータ・ストリームのリストを含み、それぞれのPI
Dに従って各データ・ストリームの内容を画定する。PIDは、ECMを管理す
るために必要なCALL_SELECTコマンドを使用して選択された限定受信
システムに関するその他の情報と一緒に提供される。そのような情報は一般的に
、限定受信システムの識別、PPVイベントのセッション番号、およびPPVイ
ベントのインデックス番号を含む。
【0128】 CA装置4100はECMのPIDの識別子「DESCR_ID」を割り当て
、ECMのPIDのDESCR_IDがあるメモリ・ゾーンのアドレスを、装置
マネージャ4068を介してアプリケーションに返す。ECM PIDは、一意
のDESCR_IDに対応する。代替的に、CA装置は、限定受信システムが選
択されていないこと、PIDが以前に装置に伝送されていること、またはDES
CR_IDの予め定められた最大数に達したことを示す誤りメッセージを、装置
マネージャ4068を介してアプリケーションに返すことがある。
【0129】 CA装置4100はまた、受信機/復号器がECMを受け取ることを可能にす
るために、PIDの値をデマルチプレクサおよびフィルタ・ドライバ4104に
返す用意がある。
【0130】 アプリケーションはその後、デマルチプレクシングが行われるイベントの映像
パケット、音声パケット、サブタイトル・パケット、およびテレテキスト・パケ
ットのPIDの受信機/復号器のメモリ内のアドレスを識別するために、CA装
置4100にコマンド「CALL_SERVICE_SET_PID」を伝送す
る。これらのPIDのこれらの値は、ECMのPIDに以前に割り当てられたD
ESCR_ID識別子に連結させることができる。次いでこの識別子は、データ
・ストリームの構成要素を識別するためにアプリケーションによって使用するこ
とができ、アプリケーションがこれらの構成要素全部の値を受け取る必要がなく
なる。
【0131】 映像パケット、音声パケット、サブタイトル・パケット、およびテレテキスト
・パケットのデマルチプレクシングおよびフィルタリングは、アプリケーション
がコマンド「CALL_SERVICE_START」をCA装置4100に伝
送するまで、開始されない。このコマンドを受け取ると、CA装置は、ECMの
PIDの値およびイベントのデータ・パケットを、デマルチプレクサおよびフィ
ルタ・ドライバ4104に伝送する。ECMはデマルチプレクシングおよびフィ
ルタリングが行われ、その中に格納するためにスマートカード3020に伝送さ
れる。イベントの構成要素をスクランブル解除するための制御語がECMから抽
出され、デスクランブラ4504に伝送される。 CA装置の上記動作を、図14に要約する。
【0132】 最初に、ステップS200で、CA装置はポート4101を介してアプリケー
ションからコマンド「CALL_ADD_ECM」を受け取り、これは、受信機
/復号器のメモリ4024に格納されたPMTテーブルによって指定される通り
、受信機/復号器2020によってロードされるECMのPIDをCA装置41
00に提供する。CA装置4100はECMのPIDに識別子DESCR_ID
を割り当て、識別子のメモリ・ゾーンのアドレスをアプリケーションに返す。
【0133】 次に、ステップS202で、CA装置はアプリケーションからコマンド「CA
LL_SERVICE_SET_PID」を受け取り、これは、PIDの値をC
A装置4100が検索することができるように、デマルチプレクシングが行われ
る映像パケット、音声パケット、サブタイトル・パケット、およびテレテキスト
・パケットのPIDの受信機/復号器のメモリ内のアドレスをCA装置4100
に提供する。PIDの値は、ECMのPIDに割り当てられたDESCR_ID
に連結される。
【0134】 最後に、ステップS204で、CA装置は、ポート4101を介してアプリケ
ーションからコマンド「CALL_SERVICE_START」を受け取り、
ステップS206で、CA装置4100は、ECMのPIDの値およびイベント
のパケットをデマルチプレクサおよびフィルタ・ドライバ4104に伝送する。
【0135】 再び、上記の動作でも、操作プロトコルを構成するために必要なパラメータだ
けが、デマルチプレクサおよびフィルタ4502に伝送される。それに加えて、
ECMおよび様々な種類のデータ・パケットのPIDに単一の識別子DESCR
_IDが割り当てられ、アプリケーションはその後、それに連結されたパラメー
タ全部を参照することなく、この識別子を参照することができる。
【0136】 上述の通り、CA装置4100は、受信機/復号器2020によってサポート
されるいずれかの限定受信システムのために構成要素をスクランブル解除するた
め、EMMのローディングおよびECMのデマルチプレクシングを管理する。C
A装置4100のこれらの管理機能の各々に対し、アプリケーションからCA装
置4100に同一コマンドが送られる。EMMのローディングに関しては、CA
装置は、使用される限定受信システムに関係なく、コマンド「CALL_SET
_CAT」、「CALL_SET_INFO」および「CALL_EMM_ST
ART」をいずれかのアプリケーションから受け取り、ECMの管理に関しては
、CA装置は、再び、使用される限定受信システムに関係なく、コマンド「CA
LL_ADD_ECM」、「CALL_SERVICE_SET_PID」およ
び「CALL_SERVICE_START」をいずれかのアプリケーションか
ら受け取る。EMMのローディングおよびECMの管理は、最終コマンドを受け
取った後で初めて開始する。EMMのローディングとECM管理を開始するコマ
ンドをCA装置4100が受け取るまでは、例えばデマルチプレクサおよびフィ
ルタ4502を更新する必要は無い。また、CATテーブルおよびPMTテーブ
ルにリストされたパラメータ全部をデマルチプレクサおよびフィルタ4502に
伝送する必要も無い。必要な操作プロトコルに関連付けられるパラメータだけが
、デマルチプレクサおよびフィルタ4502に伝送される。同様に、PMTテー
ブル内のパラメータ全部をアプリケーションに伝送する必要は無い。パラメータ
のDESCR_ID識別子だけでよい。
【0137】 本発明についての上記の説明は純粋に例として行ったものであって、発明の範
囲内で細部の変形を行うことができることは理解されるであろう。 説明の中で開示した各特徴ならびに(適宜)請求の範囲および図面は、独立し
て、または適切に組み合わせて実施することができる。
【0138】 上述の好適な実施形態では、本発明の特定の特徴がコンピュータ・ソフトウェ
アを使用して実現されている。しかし、これらの特徴のいずれも、ハードウェア
を用いて実現できることは、当業者には当然明瞭であろう。さらに、ハードウェ
ア、コンピュータ・ソフトウェア、および類似物によって実行される機能が、電
気信号または類似の信号を用いて実行されることは、容易に理解されるであろう
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施形態に係るディジタル・テレビジョン・システムの全体的
なアーキテクチャを示す。
【図2】 ディジタル・テレビジョン・システムの限定受信システムのアーキテクチャを
示す。
【図3】 限定受信システムで使用されるエンタイトルメント管理メッセージの構造を示
す。
【図4】 EMMの構造を詳細に示す。
【図5】 スマートカードの略図である。
【図6】 スマートカードのメモリ内のゾーンの配列の略図である。
【図7】 PPVイベント記述の略図である。
【図8】 受信機/復号器の機能ブロック図である。
【図9】 受信機/復号器のインタフェースの略図である。
【図10】 仮想機械の特定の構成部品および実行時エンジンをより詳細に示す。
【図11】 受信機/復号器における限定受信装置の配列を示す機能ブロック図である。
【図12】 MPEGデータ・ストリームからセクションをダウンロードするための受信シ
ステムのアーキテクチャを示す。
【図13】 EMMをダウンロードするためにデマルチプレクサおよびフィルタを構成する
方法におけるステップを示す。
【図14】 ECMをダウンロードするためにデマルチプレクサおよびフィルタを構成する
方法におけるステップを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L T,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 レターナー,パトリス フランス国 エフ−92150 スレスネス リュ クルセレト 44 Fターム(参考) 5C064 BA01 BA07 BB10 BC16 BC17 BC20 BC22 BD08 5J104 AA01 AA16 BA03 EA04 EA26 NA05 NA35 NA36 PA05

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる限定受信システムで作動可能な受信機/復号器内で使
    用される装置であって、前記受信機/復号器が、前記受信機/復号器によって受
    信されたデータを前記限定受信システムに依存して構成可能な操作プロトコルに
    従って操作するための手段と、前記操作プロトコルに関連付けられたパラメータ
    を格納するための手段とを含み、前記装置が、 前記限定受信システムに依存して前記操作プロトコルの構成を指示するコマン
    ドを受け取るための手段と、 前記コマンドに依存して格納手段からパラメータを検索するための手段と、 操作プロトコルを構成する際に使用するために前記パラメータを前記操作手段
    に出力するための手段 を備えており、それにより前記操作手段が全ての限定受信システムのための操作
    プロトコルを構成するために必要な全てのパラメータを受け取る必要が無いよう
    にした装置。
  2. 【請求項2】 前記パラメータの出力を指示するコマンドを受け取ると、前
    記操作手段に前記パラメータを出力するように構成された、請求項1に記載の装
    置。
  3. 【請求項3】 前記格納手段に格納されたパラメータの更新を前記装置に通
    知するコマンドを受け取るための手段を備えている、請求項1または2に記載の
    装置。
  4. 【請求項4】 前記パラメータが前記受信機/復号器によって現在使用され
    ている限定受信システムの識別子を含む、請求項1から3のいずれかに記載の装
    置。
  5. 【請求項5】 前記パラメータが前記識別子に関連付けられる、請求項4に
    記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記装置が構成アプリケーションからコマンドを受け取るこ
    とができる、請求項1から5のいずれかに記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記装置が、前記構成アプリケーションからのコマンドに応
    答して、前記受信機/復号器によって現在使用されている限定受信システムの識
    別子を変更することができる、請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 各前記パラメータが前記受信機/復号器によって受信される
    データ・パケットの少なくとも1バイトのセクションを備えている、請求項1か
    ら7のいずれかに記載の装置。
  9. 【請求項9】 各前記パラメータが前記受信機/復号器によって受信される
    データ・パケットの識別子を備えている、請求項1から8のいずれかに記載の装
    置。
  10. 【請求項10】 前記パラメータがエンタイトルメント管理メッセージ(E
    MM)の識別子を含む、請求項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記パラメータがエンタイトルメント制御メッセージ(E
    CM)の識別子を含む、請求項9に記載の装置。
  12. 【請求項12】 複数のクライアント・アプリケーションから複数のパラメ
    ータの要求を受け取るように構成された、請求項1から11のいずれかに記載の
    装置。
  13. 【請求項13】 前記操作手段が前記装置の制御下で作動して、データと、
    前記操作プロトコルに関連付けられたパラメータを格納するための手段とを操作
    するように構成された、前記請求項1から12のいずれかに記載の装置を含む受
    信機/復号器。
  14. 【請求項14】 前記操作手段が、受信手段によって受信したデータからデ
    ータの特定の成分を濾波することができるデマルチプレクサおよびフィルタを備
    えている、請求項13に記載の受信機/復号器。
  15. 【請求項15】 前記受信手段によって受信されたデータの特定の成分だけ
    が前記受信機/復号器によってダウンロードされるように、前記操作プロトコル
    がフィルタを変更する、請求項14に記載の受信機/復号器。
  16. 【請求項16】 データにアクセスするために受信機/復号器を構成する方
    法であって、前記受信機/復号器が、前記受信機/復号器によって受信されたデ
    ータを限定受信システムに依存して構成可能な操作プロトコルに従って操作する
    ための手段と、前記操作プロトコルに関連付けられたパラメータを格納するため
    の手段とを含み、前記方法が、 前記限定受信システムに依存して前記操作プロトコルの構成を指示するコマン
    ドを受け取るステップと、 前記コマンドに依存して前記格納手段からパラメータを検索するステップと、 前記操作プロトコルを構成する際に使用するために前記パラメータを前記操作
    手段に出力するステップと を備えており、それにより前記操作手段が全ての限定受信システムのための操作
    プロトコルを構成するために必要な全てのパラメータを受け取る必要が無いよう
    にした方法。
  17. 【請求項17】 前記パラメータの出力を指示するコマンドを受け取ると、
    前記パラメータが出力される、請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記格納手段に格納されたパラメータの更新を前記装置に
    通知するコマンドを受け取るステップを備えている、請求項16または17に記
    載の方法。
  19. 【請求項19】 前記パラメータが前記受信機/復号器によって現在使用さ
    れている限定受信システムの識別子を含む、請求項16から18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記パラメータが前記識別子に関連付けられる、請求項1
    9に記載の方法。
  21. 【請求項21】 構成アプリケーションからコマンドを受け取る、請求項1
    6から20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 記構成アプリケーションからのコマンドに応答して、前記
    受信機/復号器によって現在使用されている限定受信システムの識別子が変更さ
    れる、請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 各前記パラメータが前記受信機/復号器によって受信され
    るデータ・パケットの少なくとも1バイトのセクションを備えている、請求項1
    6から22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 各前記パラメータが前記受信機/復号器によって受信され
    るデータ・パケットの識別子を備えている、請求項16から23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記パラメータがエンタイトルメント管理メッセージ(E
    MM)の識別子を含む、請求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記パラメータがエンタイトルメント制御メッセージ(E
    CM)の識別子を含む、請求項24に記載の方法。
  27. 【請求項27】 複数のクライアント・アプリケーションから複数のパラメ
    ータの要求を受け取る、請求項16から24に記載の方法。
  28. 【請求項28】 受信機/復号器内で使用される装置であって、前記受信機
    /復号器が、前記受信機/復号器によって受信されたデータを操作するための手
    段と、少なくとも1つのアプリケーションまたはさらなる装置とを含み、前記装
    置が、 少なくとも1つのパラメータの識別子を生成するための手段と、 前記識別子を前記少なくとも1つのパラメータまたはさらなる装置に出力する
    ための手段と を備えている装置。
  29. 【請求項29】 前記受信機/復号器が異なる限定受信システムで作動可能
    であり、前記パラメータが、前記限定受信システムに依存して構成可能な操作プ
    ロトコルに従って前記受信機/復号器によって受信された操作データに関連付け
    られる、請求項28に記載の装置。
  30. 【請求項30】 前記少なくとも1つのパラメータが前記受信機/復号器に
    よって受信されるデータ・パケットの識別子を備えている、請求項28または2
    9に記載の装置。
  31. 【請求項31】 前記少なくとも1つのパラメータが、前記受信機/復号器
    によって受信されるエンタイトルメント制御メッセージ(ECM)の識別子を備
    えている、請求項30に記載の装置。
  32. 【請求項32】 前記少なくとも1つのパラメータが、前記受信機/復号器
    によって受信されるイベントの映像、音声、テレテキスト、およびサブタイトル
    ・データ・パケットのそれぞれの識別子を備えている、請求項30または31に
    記載の装置。
  33. 【請求項33】 各々がそれぞれの割り当てられた識別子を有する複数のパ
    ラメータを格納するように構成された、請求項28から32のいずれかに記載の
    装置。
  34. 【請求項34】 請求項28から33のいずれかに記載の装置と、前記受信
    機/復号器によって受信された操作データに関連付けられたパラメータを格納す
    るための前記手段と、前記さらなる装置または前記アプリケーションとを含む受
    信機/復号器。
  35. 【請求項35】 受信機/復号器を構成する方法であって、前記受信機/復
    号器が、前記受信機/復号器によって受信された操作データに関連付けられたパ
    ラメータを格納するための手段と、少なくとも1つのアプリケーションまたはさ
    らなる装置とを含み、前記方法が、 少なくとも1つのパラメータの識別子を生成し、 前記識別子を前記少なくとも1つのアプリケーションまたはさらなる装置に出
    力する ことを備えている方法。
  36. 【請求項36】 前記受信機/復号器が異なる限定受信システムで作動可能
    であり、前記パラメータが、前記限定受信システムに依存して構成可能な操作プ
    ロトコルに従って前記受信機/復号器によって受信された操作データに関連付け
    られる、請求項35に記載の方法。
  37. 【請求項37】 前記少なくとも1つのパラメータが前記受信機/復号器に
    よって受信されるデータ・パケットの識別子を備えている、請求項35または3
    6に記載の方法。
  38. 【請求項38】 前記少なくとも1つのパラメータが、前記受信機/復号器
    によって受信されるエンタイトルメント制御メッセージ(ECM)の識別子を備
    えている、請求項37に記載の方法。
  39. 【請求項39】 前記少なくとも1つのパラメータが、前記受信機/復号器
    によって受信されるイベントの映像、音声、テレテキスト、およびサブタイトル
    ・データ・パケットのそれぞれの識別子を備えている、請求項37または38に
    記載の方法。
  40. 【請求項40】 各々がそれぞれの割り当てられた識別子を有する複数のパ
    ラメータを格納することをさらに備えている、請求項35から39のいずれかに
    記載の方法。
  41. 【請求項41】 実質的に添付の図面に関連してここで説明した受信機/復
    号器内で使用するための装置。
  42. 【請求項42】 実質的に添付の図面に関連してここで説明した受信機/復
    号器を構成する方法。
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