[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2002500233A - 抗−クリプトコッカルペプチド類 - Google Patents

抗−クリプトコッカルペプチド類

Info

Publication number
JP2002500233A
JP2002500233A JP2000527559A JP2000527559A JP2002500233A JP 2002500233 A JP2002500233 A JP 2002500233A JP 2000527559 A JP2000527559 A JP 2000527559A JP 2000527559 A JP2000527559 A JP 2000527559A JP 2002500233 A JP2002500233 A JP 2002500233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
active ingredient
dolastatin
neoformans
embedded image
antifungal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000527559A
Other languages
English (en)
Inventor
ジョージ・アール・ペチット
ロビン・ケー・ペチット
Original Assignee
アリゾナ ボード オブ リーゼンツ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アリゾナ ボード オブ リーゼンツ filed Critical アリゾナ ボード オブ リーゼンツ
Publication of JP2002500233A publication Critical patent/JP2002500233A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K5/00Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • C07K5/02Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing at least one abnormal peptide link
    • C07K5/0205Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing at least one abnormal peptide link containing the structure -NH-(X)3-C(=0)-, e.g. statine or derivatives thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/10Antimycotics
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K7/00Peptides having 5 to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • C07K7/02Linear peptides containing at least one abnormal peptide link
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ここで記載したのは、ドラスタチン10およびその4個の変異種(ここでは“ペプチド”)をベースとする抗真菌剤および菌類が引き起こす感染症で苦しんでいる患者への治療方法である。 【解決手段】 ブロスマクロ分析により、これらのペプチドはATCC菌株およびCryptococcus neoformansの臨床培養をおこない抗真菌物質であることがわかった。C.neoformansのためのspeficitityは固形培地ディスクでも証明されさらに抗菌活性は殺菌動態学の実験で確認された。最も有効な変異体のブロスマクロでの最小抑制は0.0975−1.56μg/ml、最小濃度は0.0975−156μg/mlのそれぞれの範囲であった。該最小抑制濃度はヒトの漿液の中でもほとんど同じであったが、低いpHでは増加した。この新しい抗真菌剤を使用するための好ましい投薬方法もまた述べられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、一般的に一つ以上の真菌類の病気の治療に関し、特に詳しくは、ド
ラスタチン10の選ばれた構造変異体が抗真菌薬として著しく有用であることの
発見に関する。 この研究は、National Cancer Institute,DHH
S から授与されたOutstanding Investigator Gr
ant CA44344−01−09によって部分的に援助された。米国合衆国
政府はこの発明にある程度の権利を有する。
【0002】 ドラスタチン10の解明及び分離は、1989年3月28日G.R.PETE
ITに付与された米国特許4,416,444に記載されているが、ドラスタチ
ン10の合成に対する努力及びそのある種の修正は米国特許4,978,744
;5,410,024;5,504,191;5,521,284;5,530
,097;5,599,902;5,635,483;5,663,149;及
び5,665,860に記載されている。これらはすべて1990〜1997間
にG.R.PETEIT等に付与された。上記の引用米国特許の各々からの一般
的バックグラウンド情報はここに一括される。
【0003】 ドラスタチン10は4個の異形アミノ酸を含む線状ペプチド(化合物1a,図
1)で、最初はインド洋産のDolabella auriculariaアメ
フラシから単離された(参照:Pettit et al,顕著な海洋動物の抗
ネオプラスチック成分の単離:ドラスタチン10,J Am Chem Soc
.1987,109:6883−85)。ドラスタチン10の合成(Petti
t et al.,The absolute configuration
and synthesis of natural(−)−dolastat
in 10,J Am Chem 1 Soc 1989,111:5463−
65;Pettit et al.,ドラスタチン24.Synthesis
of(−)−dolastatin 10.X−ray moleculars
tructure of N,N−di−methylvalyl−valyl
−dolaisolauinetert−butyl ester,J Che
m Soc.Perkin Trans 1 1996,859−63)、19
95年にI期の癌の臨床試験の開始で、その強力な抗ネオプラスチックの詳細な
調査が促進された(参照:The dolastatins.,In:Herz
et al.,(eds)Progress in the Chemist
ry of Organic Natural Products,70年版ニ
ューヨークSprnger−Verlag,1997:1−79)。該アメフラ
シ誘導体ペプチド ドラスタチン10は現在、I期およびII期の癌の臨床試験
にある。哺乳類の細胞において、ドラスタチン10の細胞内ターゲットはチュー
ビュリンである。ペプチドは、微小管の組み立て及びチュービュリン依存のGT
P結合を制止し(Bai et al.,ドラスタチン10,海産動物から誘導
される強力な細胞増殖抑制ペプチド:チュービュリン重合の阻害はツルニチニチ
草アルカロイド拘束域を調査、Biochem Phar 1 col 199
0、39(12):1941−49)、そしてチュービュリンへのビンクリスチ
ン結合の非競争的抑制剤である(Bai et al.,交換可能なヌクレオチ
ド及びツルニチニチ草アルカロイド域の近くのペプチド細胞分裂阻害剤のための
明らかな域でのチュービュリンに対するドラスタチン10の結合、J Bilo
Chem 1990年265(28):17141−49)。ドラスタチン10
は広い範囲の動物及びびヒトの癌細胞ラインのメタフェース阻止を起こし、ハツ
カネズミ腫瘍モデルにおいて印象的な活性を示す(参照:Petit et a
l,1997,supra)。さらに、ドラスタチン10は、確かにヒトのリン
パ腫細胞ラインでのアポトシスを起こす(Beckwith et al.,海
産物による人間のリンパ腫細胞ラインの成長抑制,ドラスタチン10および15
,J Nat Cancer Inst 1993,85 8(6)483−8
8:Maki et al.,bcl−2およびP−53の腫瘍蛋白はブリオス
タチン1によって調整することができ、ヒトの中のドラスタチンは大きい細胞リ
ンパ腫を分散する、Anti−Cancer Drugs 1995,:329
−97)。このアポプトティックのメカニズムはその細胞分裂阻止性の効果とは
明らかに無関係である(上記Beckwith et al.,1993;Ma
ki et.al.1995)。
【0004】 進行した硬い腫瘍を持つ患者の臨床試験においては、200ug/mまでの
最小毒性がある(Tran et al.,Phase 1,進行した硬い腫瘍
を持つ大人のにおけるドラスタチン10のファルマコカイネチック/ファルマコ
ダイナミック研究,Proceedings ofthe American
Association for Cancer Research,San
Diego,CA 1997 #2056;Bagniewwski et a
l.,硬い腫瘍を持つ大人の患者におけるドラスタチン10のファルマコカイネ
チック,Proceedings of the American Asso
ciation for Cancer Research,San Dieg
o,CA 1997,#2056;McElory et al.,Phase
1進行した硬い腫瘍を持つ患者におけるドラスタチン10の試み,Proce
edings of the American Society of Cl
inical Oncology,Denver,CO 1997,#782)
【0005】 ドラスタチン10に対して発見されたチュービュリン結合性は、ドラスタチン
10もまた抗真菌剤として有用であるかも知れないと考える見解をさらに促進し
た。その努力はドラスタチン10および4個の特殊な構造のモジフィケイション
(図1)をもたらした。それはCryptcoccus neoformana
nsに対して特に活性である所の効力のある特有な抗真菌類物質と一致した。
【0006】 ドラスタチン10およびその4個の構造モジフィケイションの抗真菌スペクト
ルは評価されここに公表する。肉汁マクロ希釈アッセイにおいて、このペプチド
はATCC株やCryptcoccus neoformansの(フルコナゾ
ール抵抗株を含む)臨床単離物に対して殺菌性であったが、試験した他のイース
トや糸状真菌類のいづれにもそうでなかった。C.neoformansの特異
性もまたはに固相ジスクジフュージョンアッセイに表され、そして殺菌活性はキ
リングカイネチック実験において確かめられた。19個の臨床アイソレートの5
0%および90%がメチル エステルモディフィケーションによって抑えられた
(MIC50,MIC90)MICはそれぞれ0.195uμg/mlおよび
0.39ug/mlであった。このペプチドに対するMFC50(最小殺菌濃度
)は、0.39μg/mlであり、MFC90は0.78μg/mlであった。
最も有効な肉汁大希釈溶液の濃度の最小抑制及び最小殺菌は、それぞれ0.09
75−1.56μg/mlおよび0.0975−6.24μg/mlであった。
最小抑制濃度(MICs)は、ほぼヒトの血漿に等しいが、低いpHで増加する
。これらのペプチドはC.neoformansのための可能性のある化学療法
薬ではあるが免疫不全患者への感染および死亡を引き起こす厄介な問題をも提供
する。
【0007】 従って、本発明の主な目的は、新しい抗−クリプトコッカル ペプチドおよび
その使用方法を提供することにある。 本発明のもう一つの目的は、ドラスタチン10の解明と同定及び防カビ剤とし
て使用するためその化学的モジフィケーションを提供することにある。 これら及びなおその他の目的は、以下の具体例な詳細な記載から、顕著に予期
しない態様において、本発明によって容易に達成される。
【0008】 抗真菌剤 ドラスタチン10 1aおよびモジフィケーション1d(図1)は別に記載のご
とく合成された(Pettite et al.,1989,supra;Pe
ttite et al.,1996,supra;Pettite et a
l.,Antineoplastic agent 365.ドラスタチン10
SAR probes,Anti−Cancer Drug Design
1997:In press)。モジフィケーション1eの合成はアメリカ特許
5,663,149(1997年9月2日発行)に、そしてモジフィケーション
1bおよび1cの合成はアメリカ特許出願中のSN*−*に記載されている。こ
の化合物はすべての分析より先に直ちに無菌ジメチルスルホキシド(DMSO)
で再構成された。DMSOのみではどんな微生物試験でも抑制効果を検出できな
かった。
【0009】 真菌類の株 C.neoformansの臨床培養はバージニア大学メディカル センター
の患者の脳脊髄液、血液、骨髄、唾液、気管支洗浄液および感染した傷から得ら
れた。fluco−nazoleに対する臨床上の耐性菌株はCase Wes
tern Reserve 大学、Medical Mycologyセンター
によって得られた(Jessup,C.J.et al,1997;Poste
r #F−88,37th IACCA.Toronto,Canada参照)
。イースト株(C.albidus & C.Iaurentiiのほか)はp
H5.6,35℃,Sabouraud Dextrose Agar(SDA
)で単一コロニー転移により維持された。Cryptcoccus albid
us,C.laurentii及びC.uniguttulatus(#660
33)はSDA,pH6.6,25℃で維持され、C.uniguttulat
us(#34143)及びC.aterは25℃でイーストマーフォロギー(Y
M)アガー、そして糸状真菌類は35℃でポテイトデキストロースアガー(PD
A)で維持された。
【0010】 ディスク拡散感染力テスト 抗菌性活性はNCCLS(National Comittee for C
linical Laboratory Standard,Performa
nce Standard for Antimicrobial Disk
Susceptibility Tests−Sixth Edition:A
pproved standard M2−A6,NCCLS,Wayne,P
A,1997)によりディスク拡散感染力テストによって検査された。接種原は
SDA肉汁の中に625nmでの0.10の濃度に調整され、SDAのプレート
に散布された。過剰の湿気は薬剤の2倍の希釈溶液を含む乾燥したデイスクを適
用する前10分間吸収させた。テストプレートは35℃(C.albidusお
よびC.laurentiiでは25℃)で培養し、抑制ゾーンは48時間後に
記録された。この最小抑制濃縮(MIC)は成長抑制の明らかなゾーンで生じる
薬剤の最低濃縮であることが判明した。Staphy−lococcus au
reus,Enterococcus faecalis,Escherich
ia coliおよびNeisseria gonorrhoeaeのディスク
感応性テストもまた行われた。
【0011】 イーストのブロスマクロ希釈溶液感染性テスト ドラスタチン10およびその変異体をNCCLS(National Com
mittee for Clinical Laboratory Stand
ards,Reference Method for Broth Dilu
tion Anti−fungal Susceptibility Test
ing of Yeasts:Approved Standard M−27
−A,NCCLS,Wayne,PA,1997)のブロスマクロ希釈溶液検査
法に従って、イーストで調べた。イーストは最終接種原率0.5−2.5X10
コロニー形成単位(CFU)/mlで得るように懸濁されそして希釈された。
テストは0.165Mのモルフォリンプロパネスルホン酸(MOPS)−緩衝R
PMI1640媒体(pH7.0)の中にペプチドの希釈溶液が二つ折りで入っ
ている無菌の12X75mmのプラスチック チューブで行うわれた。一方のチ
ューブは濁りを調整するために薬品のない状態にした。チューブは振動させずに
35℃(C.albidus および C.laurentiiでは25℃)で
培養された。MICsをCryptcoccusでは72時間後、イースト属で
は48時間後に終えた。該MICをテストした生体があらゆる成長を止める化合
物の最低濃度として画定した。
【0012】 糸状真菌のブロスマクロ希釈溶液感染性テスト Aspergillus fumigatusおよびRhizopus ol
igosporusのブロスマクロ希釈溶液感染性テストは標準的な手順を少し
改良した方法によっておこなわれた(Espi−nel−Ingroff et
al.,糸状真菌の抗真菌感染性テストのための標準的な手順のMultic
enter評価J Clin Microbiol 1997,35:139−
43)。分生子および胞子嚢柄を形成させるために、A.fumigatus及
びR.oligosporusを35℃6日、PDAスラントの上で培養した。
真菌のスラントは無菌の0.85%NaCl 1mlに浸し、そしてその懸濁液
は無菌のパストゥールピペットの先でコロニーをそっと扱うことによって作られ
た。得られた菌糸残存物および分生子または胞子嚢柄の混合物は回収され、無菌
で透明なミクロフュージ チューブに移され、分光光度計で調節され、そして濃
い微粒子は10分間沈殿させられた。ホモジナイズされた上澄み懸濁液はさらに
無菌のミクロフュージ チューブ移され、15秒間ろ過され、分光光度計で調節
され、そして、無菌の0.165M MOPS−緩衝RPMI1640媒体pH
7.0で0.5−2.5×10CFU/mlの範囲に最終接種物がなるよう希
釈された。合成されたペプチドに対する感染性は上述のイースト培養でのブロス
マクロ希釈溶液感染性テストによって決められた。糸状真菌のMICsは24時
間後に読まれた。
【0013】 真菌類を殺すための最小濃度 真菌類を殺すための最小濃度(MFCs)はドラグ−フリーSDAプレート上
のMICブロスマクロ希釈溶液感染性シリーズでの成長がみられない各チューブ
から0.1mlを二次培養することによって決定した。Cryptcoccus
では、35℃48時間(C.albidusおよびC.laurentiiでは
25℃)、そして、他のすべてのイーストおよび糸状真菌では35℃24時間、
このプレートを培養した。このMFCはSDAプレート上の成長を止める薬の最
小濃度として決定した。 寄主要因の効果 ブロス大希釈溶液感染性テストはpH5,6およひ7でRPMIとして行われ
た。RPMIの中には正常なヒトの漿液(Lampire Biologica
l Labs)ありと50%なしであった。Cryptcoccus neof
ormans #90112は、それぞれのケースで使われた。 殺菌動態 MOPS−緩衝RPMI1640媒体pH7.0でのC.neoforman
s(#90112)の夜通しの培養は抗真菌ペプチドの1×ブロスマクロ希釈溶
液MFCを含む同じ媒体、或いはDMSOと同じ容量のなかで接種された。培養
は35℃で揺り動かされ、そしてディリューション プラッティングのため様々
な時間帯に無菌処理した部分標本として取り出された。
【0014】 結論および考察 ドラスタチン10およびおよび4個の類似体は抗真菌活性(表1)に狭い−ス
ペクトルを持っていることが、抗菌活性のための最初のスクリーン、ディスク散
布検査で推測された。さらに、100ug/ディスクで、テストしたパクテリア
の菌株(見よ、Materi andMethods,上出)の阻害抑制がみら
れた。このC.neoformansの特異性はブロスマクロ希釈溶液(表2)
で確かめられた。ディスク散布法では、本化合物は近種のC.albidusお
よびC.laurentii、C.laurentiiおよびC.aterの成
長阻止はなかった。C.neoformansのためのMFCsは、MICsよ
り典型的に同じか或いは2倍卓越していた。例外はC.neoformans#
14116で起きた、化合物1bおよひ1cでMFCsをしたところMICsよ
り16倍卓越していた。ドラスタチン10は、またフルコナゾルに臨床的に耐性
であったC.neoformansの菌株に抗真菌であった(Jessup e
t al.,上出)。メチルエステル1dはブロスマクロ希釈溶液感染性テスト
で最も有力な抗真菌ペプチドであり、C.neoformansの19件の臨床
例でテストされ(フルコナゾル耐性菌は含まない)分離された。耐臨床分離は見
出されなかった。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】 C.neoformansの19臨床培養のうち、培養物の50%およひ90
%であるMICsは変異1dがそれぞれ0.195μg/mlおよび0.39μ
g/mlであることによって抑制された(MIC50,MIC90)。変異1d
にたいするMFC50は0.39μg/ml、そしてMFC90は0.78μg
/mlであった。変異1dに対するMICs臨床培養物は0.0975−0.7
8μg/mlの範囲であり、そしてMFCsは0.0975−6.24μg/m
lの範囲であった。臨床培養物68%以上のMFC/MIC率は2より小さいか
同じであり、そして培養物の26%は4であった。該MFCsは決められた培養
期間の後に得られ、そして一週間後に対比された。再生の証拠はまったくなかっ
た。
【0018】 該ペプチドの4個の抗真菌効果は殺菌動態学実験(図2)(変異1cの少数は
殺菌動態を妨げた)で確認された。概して、殺菌はMICの1×および4×の間
では濃度に依るが、MICの4×および8×での間では濃度に依らなかった。C
FUsにおける最もドラマチックな減少は変異1dで得られた。 ドラスタチン10および3個の変異体はMICsおよびMFCsのブロス マ
クロ テストでのpHおよび漿液という二つの寄主の影響を研究をするのに十分
に役に立つ量があった。該MICsおよびMFCsは酸性化されたRPMIで増
加した(表4)。該、変異1dの抗クリプトコッカル活性は低いpHで最も影響
を受けなかった。pH8でのMICs a得させることを試みたが、菌株はアル
カリRPMIでは成長しなかった。
【0019】
【表3】
【0020】
【表4】
【0021】 酸性培地でのC.neoformansを殺菌することについて、ドラスタチ
ン10の濃度が増加すれば、ペプチドの活性が失われるのか、或いはさらにテス
トした検体が急速に増殖するか、二つの検査がおこなはれた。ドラスタチン10
をブロス マクロ分析で同じ条件のもと、pH5、pH6およびpH7で保ち、
そして6個のヒト癌細胞ライン(膵BXPC−3、神経芽細胞腫SK−N−SH
、甲状腺SW1736、肺の小細胞癌NCI−H460、咽頭FADU、前立腺
DU−145)のGI50s(細胞成長の50%を抑えるよう濃縮したもの)を
比較した。酸で処理したドラスタチン10には抗増殖活性の明確な損失はみられ
なかった(データーは示してない)。もう一つの方法は、C.neoforma
nsを含むpH5、pH6またはpH7のRPMI培地のフラスコを振ることで
長時間の光学濃度を比較した。pH5およびpH6の増殖率は同じであり、pH
7では、僅かに少ない増殖率であった(データーは示してない)。酸性培地での
ドラスタチン10のMICsおよびMFCsでの増加は説明できない。中性での
ペプチドのさらに急速に増加する取り込みの可能な説明は浸透性の増加あるいは
転写メカニズムあるいはドラスタチン10のイオン化状態が真菌のターゲット(
ヒト癌細胞ラインのコントロールは、ドラスタチン10のイオン化状態が哺乳類
のチュ−ブリン ターゲットには相互に影響し合わないということを示唆する)
に相互に作用をあたえる。確かに、低いpHでの増加したMICsは臨床での抗
真菌薬の開発のための化合物の可能性を無視できない。酸性培地でMICsが増
えるとして既に知られている抗生物質は、ストレプトマイシン、エリトロマイシ
ン、ゲンタマイシンそしてメトロニダゾールがある(for review s
ee,アムステルダム「液状培地における抗生物質の感染度テスト」Loria
n(ed.)Antibiotics in laboratory medi
cine,Mメリーランド:Wilkins,1996:52−111)。
【0022】 試験管内で、ドラスタチン10はヒト、犬、マウスの血漿のなかで、37℃少
なくとも24時間安定している(Newman et al.,「自然海の生成
物ドラスタチン10(NSC 376128)の臨床以前の薬理学」、Drug
Metabolism and Disposition 1994,22(
3):428−32)。マウスに静脈注射の後の半減期の推定は5.6である(
Newman et al.,1994,該出)。ヒトの漿液があるなしにかか
わらず、C.neoformansに対するペプチドのMICsおよびMFCs
はひじょうに似ている(表5)。化合物1dおよび1eにとって、MICsおよ
びMFCsはヒトの漿液の存在にかかわらない。2個の異なる供給物(Sigm
a,Lampire)からの漿液の中のペプチドの活性は似ている(データーは
示してない)。
【0023】
【表5】
【0024】 上記から、新しい抗真菌剤の関連性がわかった。ヒトの癌の臨床試験において
、本化合物は、455μm/m以上の容量の最小毒性をもっているようで(T
ranetal.,1997既出、Bangniewski et al.,1
997既出、McElroy et al.,1997既出))、癌患者への真
菌感染症の発病率は5%近くから30%である(Meunier,「新生物病患
者のカビ寄生」Current Clinical刊行 Int J Anti
−microbial Agents 1996,6:135−40)、そして
C.Neoformansは、このような感染の先駆になるケースでもある(S
amonis et al.,「癌患者における真菌感染」。増加する課題In
vivo,1992,6:183−94)。有望な臨床毒性データーが得られ
たことにより、ペプチドがクリプトコックス症に苦しむ患者のための限られた治
療法に、貴重な追加になることは明らかである。ここで評価された特徴によって
、変異1dが生体をクリプトコッカルから守る最も有望な研究であると思える。
C.Neoformansに対する特異性を得たことは、ペプチドneofor
mansの同属の病気に対して可能性のある治療法として試みられるべきである
【0025】 投与量は、真菌病のタイプや感染部位などの患者の状態、同時に行うなはれて
いる治療法および治療の頻度といった要因に依存する。 例えば、患者の体重当たりの活性成分の量は、静脈注射では0.1から約6μm
/Kg、経口投与では0.1から約30μm/Kg、筋肉内注射では0.1から
6μm/Kg、経鼻吸入では0.1から約30μm/Kg、そしてエアゾルの場
合0.1から約30μm/Kgである。 濃度であらわすと、局所への用途、例えば、経皮、経鼻、経咽頭、経気管支、
経膣、または眼部からの投与では、本発明組成物中の活性成分は約0.01から
約50W/W%好ましくは、約1から約20W/W%であり、腸管外の用途では
約0.05から約50W/W%であり、好ましくは約5%から約20W/W%で
ある。
【0026】 本発明の組成物は、好ましくは単位用量形態、例えば活性成分の適量を含む患
部用湿布薬や軟膏、錠剤、カプセル、ピル、粉末、顆粒、座薬、無菌の腸管外用
液または懸濁液、トローチの形でヒトや動物に投与する。また、諸事情により活
性成分を効果的に供給する。
【0027】 経口投与のためには、固形または液状の単位用量形態が製造される。 粉末剤は、活性成分を適当な細かいサイズに粉砕し希釈剤と混合ることにより
極めて容易に得られる。希釈剤は、例えば乳糖やデンプンのような可食性の炭水
化物であって良い。好ましくは蔗糖のような甘味剤が調味油とどうように用いら
れる。 カプセル剤は、上述のような粉末をゼラチン製のカプセルに充填 して製造す
る。好ましくは、充填の操作を助けるために、充填する前に先立ってタルク、ス
テアリン酸、マグネシウム、ステアリン酸カルシウムなどのような滑剤を粉末に
加える。 ゼラチンの軟カプセル剤は、活性成分のスラリーを、植物油、軽 質の液状ペ
トロラクラム、その他の不活性油やトリグリセリドと共に機械によるカプセル化
で製造する。
【0028】 錠剤は粉末混合物を準備し、顆粒化あるいはスラッグ化し、滑剤 を加え、そ
して圧縮して製造する。粉末混合物は、活性成分を混合し、希釈剤や基剤、例え
ば、デンプン、乳糖、カオリン、リン酸カルシウムなどと共に適当に細粉化して
製造する。粉末混合物は、結合剤、例えばコーンシロップ、ゼラチン液、メチル
セルロース液やアラビアゴムで湿らせ、そして編み目を強制通過させて顆粒にす
ることができる。顆粒化する代わりに、粉末混合物を、例えば、錠剤機の中を通
し、得られた不完全な形の錠剤を小片(スラグ)に粉砕してスラグ化することが
できる。スラグには、ステアリン酸、ステアリン塩、タルクや鉱物油を添加して
錠剤成形用の型に付着するのを防ぐため、潤滑化することができる。潤滑化され
た混合物を圧縮して錠剤とする。
【0029】 好ましくは、錠剤はシェラックのシーリング コーティングや腸溶性のコーテ
ィング、糖やメチルセルロースのコーティングおよびカルナウバ蝋のポリッシュ
コーティングから成る保護コーティングを施すことができる。 ひとさじ分が一定量の活性成分を含むようにした、シロップ、エリキシル、お
よび懸濁液のような経口投与のための液状の単位用量形態をも調剤することがで
きる。水溶性の形態は、糖と香料と保存剤と一緒に水性賦形剤中に溶解してシロ
ップとすることによって製造する。エリキシルは、水性アルコール賦形剤を適当
な甘味剤と香料と共に用いて製造する。懸濁液は、アラビアゴム、トラガカント
、メチルセルロースのような懸濁溶剤を用い、適当な賦形剤と共に不溶性の形で
つくることができる。
【0030】 腸管外投与のために、活性成分と無菌の賦形剤(水が好ましい)を用いて、液
状の単位用量形態を製造する。活性成分は、その形態や濃度に応じて、賦形剤の
中に懸濁させるかまたは溶解させる。溶液をつくるには、活性成分を注射用の適
当な賦形剤に溶かし、適当なバイアルまたはアンプルに封入する前に無菌ろ過す
る。好ましくは、賦形剤の中に佐剤、例えば局所麻酔剤、保存剤や緩衝剤を溶解
させる。腸管外懸濁液は、活性成分を賦形剤の中に溶解させずに懸 濁させ、そ
して減菌工程はろ過によって完了しないことを除けば、実質的に上記と同様にし
て製造される。腸管外懸濁液に関して、活性成分は無菌賦形剤に懸濁させる前に
好ましくはエチレンオキシドと接触させて減菌する。好ましくは、界面活性剤ま
たは湿潤剤を組成物に含有させ、活性成分の分布を均一にする。
【0031】 さらに治療として、経口および腸管外投与のほかに、膣からのルートにも使用
できる。活性成分は、座薬という手段で投与できる。融点がほぼ体温であるかま
たは容易に溶ける賦形剤が用いられる。例えば、カカオバターや数々のポリエチ
レングリコール類(カーボワックス)が、高い効果をもつ座薬用賦形剤として使
用できる。 鼻内滴下のための点鼻薬には、活性成分と適当な好ましくはパイロジェンを含
まない水(“P.F.”)を用いて、液状の単位用量形態を製造する。投与法と
して吸入法が選択されたときには、乾燥粉末が処方し得る。 エアゾルとしての用途のためには、活性成分を気体または液化した噴霧剤、例
えば、ジクロロジフルオロメタン、二酸化炭素、窒素、プロパンなどおよび必要
または所望に応じ通常の佐剤、例えば、共溶剤や湿潤剤と共に、加圧エアゾル容
器内に封入して製造する。 皮膚に対する真菌病の好ましい治療法においては、活性成分は主要担体として
水と油乳剤から成る軟膏又は膏薬として患部に塗布される。その他の通常の成分
は、必要に応じて、ワセリンおよび鉱油、ポリエチレングリコールの如きリポフ
ィリック溶解剤、カーボワックス、ラノリンおよび芳香剤を含む。
【0032】 本願明細書において使用する「単位用量形態」という用語は、ヒトや動物の単
位用として適当な物理的に個々の単位を意味し、ここに各々の単位は、必要な医
療用希釈剤、担体または賦形剤と一緒になって所望の治療効果を生ずるように計
算された量の活性成分を含有するものである。本発明の所望な単位用量形態の明
細は、次の条件により指示され直接に依存する。すなわち、(a)活性成分の特
性および特定の所望の治療効果および(b)この明細書に開示してあるように、
ヒトにおける治療用途のための活性成分を配分する技術に本質的な限界。これら
は、本発明の特徴である。適当な単位用量形態の例としては、錠剤、カプセル剤
、トローチ、座薬、粉末剤、ウエハース、カシュ剤、茶さじ用剤、大さじ用剤、
滴剤、アンプル剤、パイアル剤、以上のいずれかの複合形態、その他ここに述べ
られるような他の形態がある。
【0033】 抗真菌剤として用いられる活性成分は、それ自体容易に入手でき、そして既に
確立されており、ここには再び記載する必要のない方法で製造できるような医薬
用材料を用いることによって容易に単位用量形態としてつくることができる。本
発明の理解を更に助けるために、但し本発明を限定する意味ではなく、本発明を
一層明瞭に開示するための実施例を以下に掲げる。本発明の実施のために幾つか
の用量形態を作成した。ここに記載した「活性成分」とは、既に述べた如く、ド
ラスタチン10あるいはその変異体として掲示した化合物の一つのことである。
【0034】 組成物 A 硬ゼラチンカプセル剤 カプセル中に活性成分20mgを含有する、二鞘式硬質ゼラチンカプセル剤1
000個を、次のタイプと分量の成分から製造する。 微粉化した活性成分 2gm トウモロコシデンプン 20g タルク 20g ステアリン酸マグネシウム 2g エア・マイクロナイザーで微粉化した活性成分を、他の微粉化成分に加え、完
全に混合し、常用に従ってカプセルに充填する。 ここに得たカプセル剤は、1回1〜2カプセル1日1〜4回経口投与すれば真
菌病の治療に有用である。 上記方法に準じ、活性成分を2gmの代わりに0.1gm、5gmまたは20
gm用いることにより、1カプセル中に活性成分をそれぞれ0.1gm、5gm
または20gm含有する製剤を製造することができる。
【0035】 組成物 B 軟ゼラチンカプセル剤 最初に化合物をトウモロコシ油0.5mlに懸濁して材料をカプセル化できる
ようにし、次に上述の方法でカプセル化して、1カプセル中にエア・マイクロナ
イザーで微粉化した活性成分2gmを含有する経口投与用の一鞘式ソフトゼラチ
ンカプセル剤を製造する。 このカプセル剤は、1回1〜2カプセル1日1〜4回経口投与すれば真菌病の
治療に有用である。
【0036】 組成物 C 錠剤 一錠中に活性成分2gmを含有する錠剤1000錠を、次のタイプと分量の成
分から製造した。 微粉化した活性成分 2gm 乳糖 300gm トウモロコシデンプン 50gm ステアリン酸マグネシウム 4gm 軟質液状ペトロレータム 5gm エア・マイクロナイザーで微粉化した活性成分を他の成分に加え、完全に混合
しスラグ化し、このスラグを16番篩を通して力を加えて錠剤とし、1錠中に活
性成分が2gm含まれるようになる。 上述の錠剤は、1回1〜2錠1日1〜4回経口投与することによって、真菌病
を治療するのに有用である。 上述と同じようにして、活性成分2gmの代わりに0.1gm,5gmまたは
20gmを用いることにより、1錠中に活性成分を0.1gm,5gmまたは2
0gm含有する錠剤を製造することができる。
【0037】 組成物 D 経口用懸濁剤 次のタイプと量の成分を用いて、各茶さじ1杯(5ml)容量あたり2mgの
活性成分を含有する水性懸濁液1リットルを製造する。 微粉化した活性成分 0.4gram クエン酸 2gm 安息香酸 1gm 蔗糖 790gm トラガント 5gm レモン油 2gm 脱イオン水を加え全量1000ml クエン酸、安息香酸、蔗糖、トラガカント及びレモン油を充分な量の水に分散
させ850mlの懸濁液とする。エア・マイクロナイザーで微粉化した活性成分
を、それが均一に分布するまでシロップで攪拌し、充分な量の水を加えて100
0mlとする。 このようにして製造された組成物は1回茶さじ1杯1日3回(15ml)投与
することにより、真菌病を治療するのに有用である。
【0038】 組成物 E 非経口用製品 真菌病治療用活性成分400μgをそのミリリットル中に含有する非経口注射
用無菌水性懸濁液1リットルを、次のタイプと量の成分から製造する。 微粉化した活性成分 400mg ポリソルベート80 5mg メチルパラベン 2.5mg プロピルパラベン 0.17mg 注射用水を加え全量 1000ml 活性成分以外のすべての成分を水に溶かし、溶液をろ過して無菌とし、これに
エア・マイクロナイザーで微粉化した無菌の活性成分を添加し、得られる懸濁液
を無菌のバイアルに充填し、バイアルを密閉する。 このようにして得られた組成物は、1回1ml(1ml)1日1〜3回用いる
ことにより真菌病の治療に有用である。
【0039】 組成物 F 経直腸および経膣座薬 次のタイプの成分を用い、1個の重量2.5gでかつ活性成分2gmを座薬1
000個を製造する。 微粉化した活性成分 0.15gm プロピレングリコール 150gm ポリエチレングリコール4000を加え全量 2,500gm 活性成分をエア・マイクロナイザーを用いて微粉化し、プロピレングリコール
に添加し、混合物が均一に分散されるまでコロイドミルに通過させる。ポリエチ
レングリコールを融かし、プロピレングリコール分散液を、ゆっくりと攪拌しつ
つ添加する。この懸濁液を、冷却していない40℃の型に注入し、組成物を放冷
して固化させ、型から取り出し、各々の座薬をホイルで包む。 上述の座薬は真菌病の治療のために直腸または膣に挿入する。
【0040】 組成物 G 経鼻用懸濁液 次のタイプと分量の成分を用いて、1mlあたり2gmの活性成分を含有する
経鼻点滴用の無菌水性懸濁液1lを製造する。 微粉化した活性成分 2gm ポリソルベート80 5gm メチルパラベン 2.5gm プロピルパラベン 0.17gm 脱イオン水を加え全量 1000ml 活性成分以外のすべての成分を水に溶かし、その溶液をろ過して無菌とし、こ
の無菌液に、エア・マイクロナイザーで微粉化した無菌の活性成分を加え、得た
懸濁液を無菌容器へ無菌充填する。 この組成物は0.2〜1.0mlを1日1〜4回点鼻することにより真菌病の
治療に有用である。 活性成分はまた、非希釈の純品形態で皮膚、経鼻、経咽頭、経気管支または経
口的に局所使用のためにも存在しうる。
【0041】 組成物 H 粉末剤 バルク形態の活性成分5gをエア・マイクロナイザーを用いて微粉化し、シェ
イカータイプの容器に入れる。 上記組成物は1日1〜4回局所に適用することにより真菌病の治療に有用であ
る。
【0042】 組成物 I 経口用粉末剤 バルク形態の活性成分10gをエア・マイクロナイザーを用いて微粉化し、各
々2gmずつ分包する。 上述の粉末は、1回1〜2包を1日1〜4回、コップ一杯の水に懸濁させて経
口投与することにより、真菌病の治療に有用である。
【0043】 組成物 J 吸入剤 バルク形態の活性成分10gを、エア・マイクロナイザーを用いて微粉化する
。 この組成物2gmを1日1〜4回吸入することによって真菌病の治療に有用で
ある。
【0044】 組成物 K 軟膏 バルク形態の活性成分100gを、エア・マイクロナイザーを用いて微粉化す
る。次に、この微粉末を水とオイル乳液の中に混入させ、適度な湿気と好ましい
芳香を与える。 この軟膏を少なくとも1日2回患部にぬり、ぬり薬として使用することによっ
て真菌病の治療に有用である。
【0045】 上述したところから、それに基づく新規で有用な抗新生物薬剤および新規で有
用な抗新生物製剤がここに記載され説明されており、それは上記の目的のすべて
を極めて予期しない態様で満たしている。この開示に直面する当業者において容
易に起こるその修飾、変更および適用は、請求の範囲で定義される本発明の精神
の範囲内にあると意図されることは当然に理解される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ドラスタチン10(1a)および誘導体(1b−1e)の化学構
造を示す。
【図2】 ドラスタチン10および選ばれたモジフィケーションのCryp
t−coccus neoformansの致死活性を示す。ここに「致死」は
各化合物に対して四角形(薬剤なし)、三角形(1x)、逆三角形(4xMIC
)およびダイヤモンド形(8xMIC)で示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),CA,JP,U S Fターム(参考) 4C084 AA02 BA01 BA10 BA14 BA15 BA23 BA32 CA51 CA59 MA55 MA60 MA66 NA14 ZB352 4H045 AA30 BA11 CA50 EA29

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬学的に受容可能な担体と下記の化学構造から成る群から選
    ばれた活性成分の有効量を投与することから成る真菌類誘導感染された患者を処
    理する方法。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】 【化5】
  2. 【請求項2】 該真菌類はCryptcoccus neoformans
    クリプトコッカス ネオフォルマンスである請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 該真菌類起因感染疾患はクリプトコッカスでCryptco
    ccus neoformansとの接触から生ずる表皮および全身性疾患であ
    る請求項1に依る方法。
  4. 【請求項4】 該活性成分は非経口手段によって投与されるする請求項3に
    依る方法。
  5. 【請求項5】 該活性成分は局所的に投与される請求項3に依る方法。
  6. 【請求項6】 該活性成分は静脈内に投与される請求項3に依る方法。
  7. 【請求項7】 該活性成分は座薬で投与される請求項3に依る方法。
  8. 【請求項8】 該活性成分は水と油乳剤、ワセリン、鉱油、加湿剤、溶解剤
    および芳香剤から成る担体に担持される請求項5に依る方法。
JP2000527559A 1998-01-09 1999-01-08 抗−クリプトコッカルペプチド類 Pending JP2002500233A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US7087998P 1998-01-09 1998-01-09
US60/070,879 1998-01-09
US9170598P 1998-07-03 1998-07-03
US60/091,705 1998-07-03
PCT/US1999/000418 WO1999035164A1 (en) 1998-01-09 1999-01-08 Anti-cryptococcal peptides

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002500233A true JP2002500233A (ja) 2002-01-08

Family

ID=26751584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000527559A Pending JP2002500233A (ja) 1998-01-09 1999-01-08 抗−クリプトコッカルペプチド類

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6620911B1 (ja)
EP (1) EP1045858B1 (ja)
JP (1) JP2002500233A (ja)
AT (1) ATE284412T1 (ja)
CA (1) CA2315230C (ja)
DE (1) DE69922484D1 (ja)
WO (1) WO1999035164A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013533228A (ja) * 2010-06-10 2013-08-22 シアトル ジェネティックス, インコーポレイテッド 新規アウリスタチン誘導体およびその使用

Families Citing this family (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6323315B1 (en) * 1999-09-10 2001-11-27 Basf Aktiengesellschaft Dolastatin peptides
US7256257B2 (en) 2001-04-30 2007-08-14 Seattle Genetics, Inc. Pentapeptide compounds and uses related thereto
CA2802205C (en) * 2002-07-31 2016-01-19 Seattle Genetics, Inc. Drug conjugates and their use for treating cancer, an autoimmune disease or an infectious disease
KR100459872B1 (ko) * 2003-05-07 2004-12-03 삼성전자주식회사 트렌치 게이트를 갖는 매몰 채널형 트랜지스터 및 그제조방법
CA3062320C (en) 2003-11-06 2022-11-15 Seattle Genetics, Inc. Monomethylvaline compounds capable of conjugation to ligands
EA012181B1 (ru) * 2004-10-18 2009-08-28 Амген, Инк. Соединения тиадиазола и их применение
US8288352B2 (en) 2004-11-12 2012-10-16 Seattle Genetics, Inc. Auristatins having an aminobenzoic acid unit at the N terminus
EP3498289A1 (en) 2005-07-07 2019-06-19 Seattle Genetics, Inc. Monomethylvaline compounds having phenylalanine side-chain modifications at the c-terminus
US8871720B2 (en) 2005-07-07 2014-10-28 Seattle Genetics, Inc. Monomethylvaline compounds having phenylalanine carboxy modifications at the C-terminus
US8480797B2 (en) 2005-09-12 2013-07-09 Abela Pharmaceuticals, Inc. Activated carbon systems for facilitating use of dimethyl sulfoxide (DMSO) by removal of same, related compounds, or associated odors
US8435224B2 (en) 2005-09-12 2013-05-07 Abela Pharmaceuticals, Inc. Materials for facilitating administration of dimethyl sulfoxide (DMSO) and related compounds
CA2622204C (en) 2005-09-12 2016-10-11 Abela Pharmaceuticals, Inc. Systems for removing dimethyl sulfoxide (dmso) or related compounds, or odors associated with same
EP1937286B1 (en) 2005-09-12 2016-03-09 Abela Pharmaceuticals, Inc. Compositions comprising dimethyl sulfoxide (dmso)
US7750116B1 (en) 2006-02-18 2010-07-06 Seattle Genetics, Inc. Antibody drug conjugate metabolites
SG183044A1 (en) 2007-07-16 2012-08-30 Genentech Inc Humanized anti-cd79b antibodies and immunoconjugatesand methods of use
AR067544A1 (es) 2007-07-16 2009-10-14 Genentech Inc Anticuerpos anti- cd79b e inmunoconjugados y metodos de uso de los mismos
US7897619B2 (en) 2007-07-17 2011-03-01 Amgen Inc. Heterocyclic modulators of PKB
US7919504B2 (en) * 2007-07-17 2011-04-05 Amgen Inc. Thiadiazole modulators of PKB
US20090035848A1 (en) * 2007-08-03 2009-02-05 Robert Hickey Moving bed biofilm reactor (mbbr) system for conversion of syngas components to liquid products
AR070168A1 (es) 2008-01-31 2010-03-17 Genentech Inc Anticuerpos anti-cd79b e inmunoconjugados y metodos de uso de los mismos
DK2842575T3 (da) * 2008-03-18 2017-11-27 Seattle Genetics Inc Auristatin-lægemiddel-linker-konjugater
BRPI0921494A2 (pt) 2008-11-03 2018-10-30 Prad Reasearch And Development Ltd método de planejamento de uma operação de amostragem para uma formação subterrãnea, método de contolar uma operação de amostragem de formação subterrânea, método de controlar uma operação de perfuração para uma formação subterrãnea, e método de realizar uma amostragem durante a operação de perfuração.
WO2011053874A1 (en) 2009-10-30 2011-05-05 Tandem Abela Development Group Llc Dimethyl sulfoxide (dmso) and methylsulfonylmethane (msm) formulations to treat osteoarthritis
US8987209B2 (en) 2010-09-29 2015-03-24 Seattle Genetics, Inc. N-carboxyalkyl-auristatin and the use thereof
ES2543888T3 (es) 2011-03-16 2015-08-25 Seattle Genetics, Inc. N-carboxialquil-auristatinas y su utilización
AR088694A1 (es) 2011-11-17 2014-06-25 Pfizer Peptidos citotoxicos y conjugados de anticuerpo-farmaco de los mismos
AU2012395148B2 (en) 2012-11-24 2016-10-27 Hangzhou Dac Biotech Co., Ltd. Hydrophilic linkers and their uses for conjugation of drugs to cell binding molecules
US9353150B2 (en) 2012-12-04 2016-05-31 Massachusetts Institute Of Technology Substituted pyrazino[1′,2′:1 ,5]pyrrolo[2,3-b]-indole-1,4-diones for cancer treatment
CA2905509A1 (en) 2013-03-15 2014-09-18 Memorial Sloan-Kettering Cancer Center Hsp90-targeted cardiac imaging and therapy
US10464955B2 (en) 2014-02-28 2019-11-05 Hangzhou Dac Biotech Co., Ltd. Charged linkers and their uses for conjugation
ES2796903T3 (es) 2014-09-23 2020-11-30 Hoffmann La Roche Procedimiento de uso de inmunoconjugados anti-CD79b
US20180030095A1 (en) 2015-02-13 2018-02-01 George Robert Pettit Silstatin compounds
AU2015242213A1 (en) 2015-07-12 2018-03-08 Hangzhou Dac Biotech Co., Ltd Bridge linkers for conjugation of cell-binding molecules
US9839687B2 (en) 2015-07-15 2017-12-12 Suzhou M-Conj Biotech Co., Ltd. Acetylenedicarboxyl linkers and their uses in specific conjugation of a cell-binding molecule
US10918627B2 (en) 2016-05-11 2021-02-16 Massachusetts Institute Of Technology Convergent and enantioselective total synthesis of Communesin analogs
CN116143678A (zh) 2016-11-14 2023-05-23 杭州多禧生物科技有限公司 偶联连接体,含有此连接体的细胞结合分子-药物偶联物及其制备和应用
WO2018209239A1 (en) 2017-05-11 2018-11-15 Massachusetts Institute Of Technology Potent agelastatin derivatives as modulators for cancer invasion and metastasis
US10640508B2 (en) 2017-10-13 2020-05-05 Massachusetts Institute Of Technology Diazene directed modular synthesis of compounds with quaternary carbon centers
WO2019094709A1 (en) 2017-11-09 2019-05-16 Pettit George R Betulastatin compounds
US11535634B2 (en) 2019-06-05 2022-12-27 Massachusetts Institute Of Technology Compounds, conjugates, and compositions of epipolythiodiketopiperazines and polythiodiketopiperazines and uses thereof
WO2022182415A1 (en) 2021-02-24 2022-09-01 Massachusetts Institute Of Technology Himastatin derivatives, and processes of preparation thereof, and uses thereof

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5635483A (en) * 1992-12-03 1997-06-03 Arizona Board Of Regents Acting On Behalf Of Arizona State University Tumor inhibiting tetrapeptide bearing modified phenethyl amides
US5504191A (en) * 1994-08-01 1996-04-02 Arizona Board Of Regents Acting On Behalf Of Arizona State University Human cancer inhibitory pentapeptide methyl esters
US5599902A (en) * 1994-11-10 1997-02-04 Arizona Board Of Regents Acting On Behalf Of Arizona State University Cancer inhibitory peptides
US5663149A (en) * 1994-12-13 1997-09-02 Arizona Board Of Regents Acting On Behalf Of Arizona State University Human cancer inhibitory pentapeptide heterocyclic and halophenyl amides

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013533228A (ja) * 2010-06-10 2013-08-22 シアトル ジェネティックス, インコーポレイテッド 新規アウリスタチン誘導体およびその使用

Also Published As

Publication number Publication date
ATE284412T1 (de) 2004-12-15
EP1045858A1 (en) 2000-10-25
EP1045858B1 (en) 2004-12-08
US6620911B1 (en) 2003-09-16
CA2315230A1 (en) 1999-07-15
DE69922484D1 (de) 2005-01-13
WO1999035164A1 (en) 1999-07-15
CA2315230C (en) 2004-06-29
EP1045858A4 (en) 2001-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002500233A (ja) 抗−クリプトコッカルペプチド類
AU2006295440B2 (en) Capsule formulation of pirfenidone and pharmaceutically acceptable excipients
US6017932A (en) Pharmaceutical compositions containing at least one NSAID having increased bioavailability
AU675092B2 (en) Methods of combating (pneumocystis carinii) pneumonia and compounds useful therefor
CA2019974C (en) Treatment of inflammation
JPH11506421A (ja) 腸感染に対する薬物の調製のためのフマギロールおよびその誘導体の使用
JP2009514856A (ja) 医薬品ガリウム組成物及び方法
TW200540179A (en) Macrolides
WO2021164765A1 (zh) 靶向递送和激活的免疫刺激性偶联复合物的制备和用途
AU2003227702A1 (en) Epothilone derivative for the treatment of hepatoma and other cancer diseases
JPS6352012B2 (ja)
WO2005007191A1 (ja) 医薬組成物
CN114181225B (zh) 一种含笑内酯衍生物及其药物组合物、制备方法和用途
JPH0466538A (ja) 抗潰瘍剤
JP4287523B2 (ja) 抗腫瘍剤
JPS6261568B2 (ja)
AU2013201986A1 (en) Capsule Formulation Of Pirfenidone And Pharmaceutically Acceptable Excipients
AU2014240300C1 (en) Capsule Formulation of Pirfenidone and Pharmaceutically Acceptable Excipients
JPH01221344A (ja) 新規セスキテルペン化合物及び制癌剤
JPH0616549A (ja) メサンギウム細胞増殖抑制剤
JPS58210010A (ja) 抗腫瘍剤
JPS6323173B2 (ja)
JPS5980679A (ja) 2−〔(4(5)−カルボキシイミダゾ−ル−5(4)−カルボキサミド)−フエニルアセタミド〕カルボキシメチル−6h−2,3−ジヒドロチアジン−カルボキシリツクアシツド誘導体および該化合物を有効成分とする食細胞機能賦活剤
JPS58210019A (ja) 抗腫瘍剤
JPS58208228A (ja) 抗腫瘍剤