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JP2002332223A - 芳香族基を含むエステルと光保護剤を含有するケラチン物質のためのケア又はメークアップ化粧品組成物とその使用 - Google Patents

芳香族基を含むエステルと光保護剤を含有するケラチン物質のためのケア又はメークアップ化粧品組成物とその使用

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Publication number
JP2002332223A
JP2002332223A JP2002131849A JP2002131849A JP2002332223A JP 2002332223 A JP2002332223 A JP 2002332223A JP 2002131849 A JP2002131849 A JP 2002131849A JP 2002131849 A JP2002131849 A JP 2002131849A JP 2002332223 A JP2002332223 A JP 2002332223A
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JP
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acid
composition
ester
composition according
aliphatic
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002131849A
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English (en)
Inventor
Arunoo Pasukaru
アルノー パスカル
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LOreal SA
Original Assignee
LOreal SA
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Filing date
Publication date
Application filed by LOreal SA filed Critical LOreal SA
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光保護力が大幅に高められた化粧品用組成物
を提供する。 【解決手段】 生理的に許容可能な媒体に、UV線を遮
蔽可能な少なくとも1つの光保護剤と、粒状相と、芳香
族基を含む少なくとも1つのエステルであって、室温で
液体であり、ヒドロキシル化脂肪族酸とそのエステルか
ら選択されるヒドロキシル化脂肪族化合物の鎖の末端に
あるかペンダントされた少なくとも1つのヒドロキシル
基の芳香族酸でのエステル化から生じるエステルとを含
有せしめて組成物とする。あるいは、上記エステルを、
無機粒状遮蔽剤を含む光保護剤と組み合わせて組成物と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、紫外線(U
V)から皮膚及び/又は唇及び/又は外皮(爪、睫毛、
眉、体毛及び頭髪)のようなヒトのケラチン物質を保護
することを意図したケア又はメークアップ化粧品用組成
物に関する。この組成物は特にUV線を遮蔽又はブロッ
クすることができる光保護剤と、芳香族基を含む有効量
のエステルであって、室温で液体であり、ヒドロキシル
化脂肪族酸とそのエステルから選択されるヒドロキシル
化脂肪族化合物の鎖の末端にあるかペンダントされた少
なくとも1つのヒドロキシル基の芳香族酸でのエステル
化から生じるエステルを含有する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】280
nmと400nmの間の波長の光線によりヒトの表皮は
日焼し、UV-B線として知られている280と320
nmの間の波長の光線により、皮膚は、自然なサンタン
状態の形成の障害となるサンバーン状態となったり、紅
斑が形成されたりする;よって、このUV-B線は遮蔽
されなければならない。また、皮膚をサンタン状態にす
る320と400nmの間の波長を有するUV-A線
は、特に、敏感肌又は絶えず太陽光線にさらされている
皮膚に悪影響を与えうることが知られている。UV-A
線は、特に、皮膚の弾性を喪失させ、しわを出現せし
め、皮膚を時期尚早の老化に導く原因となる。それら
は、紅斑反応の誘因を促進し、ある個体においてはこの
反応を増幅させ、光毒性又は光アレルギー反応を引き起
こすことさえある。よって、UV-A線もまた遮蔽する
ことが望ましい。
【0003】媒体に可溶又は不溶な有機又は無機で、有
害なUV線を吸収したり選択的にブロックすることがで
きるサンスクリーン剤として一般的に知られている様々
なタイプの抗日光光保護剤が、UV-A及びUV-B線を
遮蔽又はブロックするために市場に出ており、これらス
クリーン剤(及びその量)は所望される日光保護ファク
ターの関数として選択される;この日光保護ファクター
(SPF)は、UV遮蔽剤を用いた場合に紅斑が形成され
始めるまでに必要な照射量の、UV遮蔽剤を用いない場
合に紅斑が形成され始めるまでに必要なUV線の照射量
に対する比率を数学的に表したものである。
【0004】サンスクリーン剤を含む組成物の処方は有
機又は無機(鉱物性)遮蔽剤の効果を増加させる目的の
かなりの研究の主題である。抗日光組成物中に存在する
油が遮蔽剤の吸収特性とSPF値に影響を及ぼすことが
よく知られている。よって処方者は有機及び無機遮蔽剤
を溶解し又は分散させる非常に良好な性質と、特に適用
の点において良好な官能特性の双方を有する油類を研究
している。「油」という用語は室温(25℃)及び大気
圧(760mmHg)で液体である任意の非水性化合物
を意味する。本発明者によれば、その化学構造中に芳香
族基を持つ油類は、これらの有機遮蔽剤との構造類似性
が非常に良好な溶解化特性を付与するために有機遮蔽剤
の対する好適な溶媒群を構成する。
【0005】例えば、安息香酸C12−15アルキル
(例えばFinetex社から販売されているFinsolv TN)、
分枝アルコールの安息香酸エステル、例えばC.P.Hal
l社の欧州特許出願公開第848944号に記載された
もの、又はダウコーニングの米国特許第5008101
号に記載されたフェニルシリコーンを挙げることができ
る。これらの溶媒は、適用時にドライな束の間の感覚
と、比較的べとつかない皮膜の生成によって特徴付けら
れる化粧製品、例えば抗日光製品、ケアクリーム又はロ
ーションを調製するのに極めて適した官能特性を有して
いる。他方、これらの溶媒は、特にメークアップの分
野、例えばリップスティック又は成型ファンデーション
において、又はケアの分野、例えばリップケアバーム又
は滋養クリームのような他の製品を処方するには必ずし
も適してはいない。特にFinetex社の米国特許第595
9130号に記載されている、ヒドロキシル化酸エステ
ル、特にヒマシ油と安息香酸を反応させて得られた芳香
族エステルが更に知られている。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】こ
れらのエステルについて鋭意研究を行ったところ、本出
願人は、驚くべきことに、紫外線からの保護を意図した
組成物の光保護力を、この組成物に、UV遮蔽剤と、芳
香族基を含む少なくとも1つのエステルであって、室温
で液体であり、ヒドロキシル化脂肪族酸とそのエステル
から選択されるヒドロキシル化脂肪族化合物の鎖の末端
にあるかペンダントされた少なくとも1つのヒドロキシ
ル基の芳香族酸でのエステル化から生じるエステルを組
み合わせることによって、大幅に増大させることができ
ることを見いだした。よって、本発明の一主題は、生理
的に許容可能な媒体に、UV線を遮蔽可能な少なくとも
1つの光保護剤と、粒状相と、芳香族基を含む少なくと
も1つのエステルであって、室温で液体であり、ヒドロ
キシル化脂肪族酸とそのエステルから選択されるヒドロ
キシル化脂肪族化合物の鎖の末端にあるかペンダントさ
れた少なくとも1つのヒドロキシル基の芳香族酸でのエ
ステル化から生じるエステルとを含有する、ケラチン物
質のためのケア又はメークアップ化粧品組成物である。
本発明に係る組成物において光保護剤、粒状相及び芳香
族基を含むエステルは別個の化合物である。
【0007】本発明の主題は、また、生理的に許容可能
な媒体に、一又は複数の無機粒状遮蔽剤を含むUV線を
遮蔽可能な少なくとも1つの光保護剤と、芳香族基を含
む少なくとも1つのエステルであって、室温で液体であ
り、ヒドロキシル化脂肪族酸とそのエステルから選択さ
れるヒドロキシル化脂肪族化合物の鎖の末端にあるかペ
ンダントされた少なくとも1つのヒドロキシル基の芳香
族酸でのエステル化から生じるエステルとを含有する、
ケラチン物質のためのケア又はメークアップ化粧品組成
物である。確かに、Finetex社の米国特許第59591
30号には、芳香族基を含むこれらのエステルが固体の
有機遮蔽剤を可溶化させる点で良好な性質と良好な顔料
分散特性を有していることは記載されている。しかし、
上記文献は本発明に係る抗日光組成物を開示しておら
ず、このような組成物のSPFを有意に増加させるとい
うこれらのエステルの能力については記載も示唆もして
いない。本発明に係る組成物は好ましくは皮膚及び/又
は唇及び/又は外皮(integuments)をUV線、特に日
光照射から保護することを意図した組成物の形態であ
る。
【0008】本発明の他の主題は、少なくとも1つの光
保護剤を含む、化粧品組成物において又はUV線から皮
膚及び/又は唇及び/又は外皮を保護するための生理学
的組成物の製造において、上記組成物の光保護力を改善
するための、芳香族基を含む少なくとも1つのエステル
であって、室温で液体であり、ヒドロキシル化脂肪族酸
とそのエステルから選択されるヒドロキシル化脂肪族化
合物の鎖の末端にあるかペンダントされた少なくとも1
つのヒドロキシル基の芳香族酸でのエステル化から生じ
るエステルの使用である。「生理学的組成物」という表
現はヒトの皮膚、外皮及び/又は顔の唇に適用すること
ができる非毒性の化粧品又は皮膚科組成物を意味する。
本発明の主題はまた少なくとも1つの光保護剤を含む抗
日光化粧品組成物において又は抗日光生理学的的組成物
の製造において、芳香族基を含む少なくとも1つのエス
テルであって、室温で液体であり、ヒドロキシル化脂肪
族酸とそのエステルから選択されるヒドロキシル化脂肪
族化合物の鎖の末端にあるかペンダントされた少なくと
も1つのヒドロキシル基の芳香族酸でのエステル化から
生じるエステルの使用である。
【0009】本発明の他の主題は、日光照射からヒトの
皮膚、唇及び/又は外皮を保護する美容方法において、
少なくとも1つの光保護剤を含む化粧品組成物中に、芳
香族基を含む有効量のエステルであって、室温で液体で
あり、ヒドロキシル化脂肪族酸とそのエステルから選択
されるヒドロキシル化脂肪族化合物の鎖の末端にあるか
ペンダントされた少なくとも1つのヒドロキシル基の芳
香族酸でのエステル化から生じるエステルを導入するこ
とからなる方法。本発明の主題はまた少なくとも1つの
光保護剤を含む化粧品組成物の抗日光保護性を増大させ
るための方法において、上記組成物中に、芳香族基を含
む少なくとも1つのエステルであって、室温で液体であ
り、ヒドロキシル化脂肪族酸とそのエステルから選択さ
れるヒドロキシル化脂肪族化合物の鎖の末端にあるかペ
ンダントされた少なくとも1つのヒドロキシル基の芳香
族酸でのエステル化から生じるエステルを導入すること
からなる方法である。
【0010】最後に、本発明の主題は、少なくとも1つ
の光保護剤を含む化粧品組成物の日光保護ファクターを
増大させる方法において、上記組成物中に、芳香族基を
含む有効量のエステルであって、室温で液体であり、ヒ
ドロキシル化脂肪族酸とそのエステルから選択されるヒ
ドロキシル化脂肪族化合物の鎖の末端にあるかペンダン
トされた少なくとも1つのヒドロキシル基の芳香族酸で
のエステル化から生じるエステルを導入することからな
る方法である。保護ファクターを増大させることに加え
て、本発明に係る芳香族基を含むエステルは展伸性と滑
らかさについて良好な官能特性を付与し、また経時的に
良好な保持力とべとつきと脂性感のなさの性質を付着皮
膜に付与する。得られる組成物はまた良好な均一性と良
好な熱安定性(組成物の偏析がない)を示す。良好な均
一性を持つ付着物を得ることは特にメークアップ製品に
対して所望される。
【0011】本発明の目的に対して、「光保護剤」とい
う表現は、UV-A及び/又はUV-B線の吸収及び/又
は反射及び/又は分散のメカニズムによって、上記照射
とこの又はこれらの化合物が適用された皮膚、唇及び/
又は外皮の表面との接触を防止し、又は少なくとも制限
することを可能にする任意の化合物又は化合物の任意の
組み合わせを意味する。これらの化合物は、UV-A及
び/又はUV-B範囲で活性な親水性有機遮蔽剤及び/
又は親油性有機遮蔽剤及び/又は無機遮蔽剤、例えばU
V分散及び/又はUV反射鉱物顔料又はナノ顔料、及び
またそれらの混合物でありうる。光保護剤は組成物の全
重量に対して0.1%から45%、好ましくは0.5%
から25%を占めることができる。
【0012】好ましくは、光保護剤は、一又は複数の粒
状遮蔽剤、すなわち組成物の生理学的に許容可能な媒体
に不溶性である一又は複数の遮蔽剤を含む。特に、これ
らの粒状遮蔽剤は無機又は鉱物性遮蔽剤である。好まし
くは、無機粒状遮蔽剤は、UV線を散乱及び/又は反射
により物理的に遮蔽可能な、処理又は未処理の金属酸化
物の顔料又はナノ顔料から選択される。「処理顔料又は
ナノ顔料」という表現は、例えばCosmetics & Toiletri
es, 1990年2月,105巻,53-64頁に記載されたような化合
物、例えばアミノ酸、ミツロウ、脂肪酸、脂肪アルコー
ル、アニオン性界面活性剤、レシチン、脂肪酸のナトリ
ウム、カリウム、亜鉛、鉄又はアルミニウム塩、金属ア
ルコキシド(チタン又はアルミニウムのもの)、ポリエ
チレン、シリコーン、タンパク質(コラーゲン、エラス
チン)、アルカノールアミン、フルオロ化合物、シリコ
ン酸化物、金属酸化物、ヘキサメタリン酸ナトリウム、
アルミナ又はグリセロールで化学的、電子的、メカノケ
ミカル及び/又は機械的性質の一又は複数の表面処理を
受けた顔料を意味する。
【0013】本発明の好適な一実施態様では、無機粒状
遮蔽剤は、酸化チタン(アモルファス又はルチル型及び
/又はアナターゼ型の結晶)、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化
ジルコニウム又は酸化セリウムの処理又は未処理ナノ顔
料、及びそれらの混合物から選択される。処理されたナ
ノ顔料はより詳細には次のもので処理されたナノチタン
酸化物でありうる: − シリカ及びアルミナ、例えばタイカ(Tayca)社から
の製品「二酸化マイクロチタン(Microtitanium Dioxid
e)MT500SA」及び「二酸化マイクロチタン(Micro
titanium Dioxide)MT100SA」、及びTioxide社か
らの製品「チオベイル(Tioveil)Fin」、「チオベイ
ル(Tioveil)OP」、「チオベイル(Tioveil)MOTG」
及び「チオベイル(Tioveil)IPM」、 − アルミナ及びステアリン酸アルミニウム、例えばタ
イカ社からの製品「二酸化マイクロチタン(Microtitani
um Dioxide)MT100T」、 − アルミナ及びラウリン酸アルミニウム、例えばタイ
カ社からの製品「二酸化マイクロチタン(Microtitanium
Dioxide)MT100S」、 − 酸化鉄及びステアリン酸鉄、例えばタイカ社からの
製品「二酸化マイクロチタン(Microtitanium Dioxide)
MT100F」、 − シリカ、アルミナ及びシリコーン、例えばタイカ社
からの製品「二酸化マイクロチタン(Microtitanium Dio
xide)MT100SAS」、「二酸化マイクロチタン(Mi
crotitanium Dioxide)MT600SAS」及び「二酸化
マイクロチタン(Microtitanium Dioxide)MT500S
AS」、 − ヘキサメタリン酸ナトリウム、例えばタイカ社から
の製品「二酸化マイクロチタン(Microtitanium Dioxid
e)MT150W」、 − オクチルトリメトキシシラン、例えばデガッサ(Deg
ussa)社からの製品「T−805」、 − アルミナ及びステアリン酸、例えばケミラ(Kemira)
社からの製品「UVT−M160」、 − アルミナ及びグリセロール、例えばケミラ(Kemira)
社からの製品「UVT−M212」、 − アルミナ及びシリコーン、例えばケミラ(Kemira)社
からの製品「UVT−M262」。
【0014】未処理のナノ酸化チタンは、例えばタイカ
社から取引名「二酸化マイクロチタン(Microtitanium D
ioxide)MT500B」又は「二酸化マイクロチタン(Mi
crotitanium Dioxide)MT600B」で販売されている
ものでありうる。未処理のナノ酸化亜鉛は、例えば住友
社から「ウルトラファイン酸化亜鉛パウダー」なる名称
で、プレスパース(Presperse)社から「Finex2
5」なる名称で、イケダ社から「MZO−25」なる名
称で、又はサンスマート(Sunsmart)社から「Z−Cot
e」なる名称で販売されているものでありうる。処理さ
れたナノ酸化亜鉛は例えばサンスマート社から「Z−C
ote HP1」なる名称で販売されているものであり
うる。ナノ顔料は、未変性の形態又は顔料ペーストの形
態、つまり例えば英国特許出願公開第2206339号
に記載されているように、分散剤を伴う混合物として本
発明に係る組成物中に導入することができる。好ましく
は、5と500nm、好ましくは10と250nm、よ
り好ましくは10から100nm、例えば10から50
nmのサイズの一次粒子を含むナノ顔料が選択される。
【0015】ナノ顔料は本発明に係る組成物の全重量の
0.1%から30%、好ましくは0.5%から15%を
占めうる。UV活性親水性有機遮蔽剤及び/又は親油性
有機遮蔽剤は、ケイ皮誘導体;ジベンゾイルメタン誘導
体;サリチル酸誘導体(親油性遮蔽剤);ショウノウ誘
導体;トリアジン誘導体(親油性遮蔽剤)、例えば米国
特許第4367390号、欧州特許出願第863145
号、欧州特許出願第517104号、欧州特許出願第5
70838号、欧州特許出願第796851号、欧州特
許出願第775698号、欧州特許出願第878469
号及び欧州特許出願第933376号;ベンゾフェノン
誘導体類;β,β'-ジフェニルアクリレート誘導体、ベ
ンズイミダゾール誘導体;ビス-ベンザゾリル誘導体、
例えば欧州特許出願公開第0669323号及び米国特
許第2463264号に記載されているもの;ビス-ヒ
ドロキシフェノールベンゾトリアゾール誘導体、例えば
米国特許第5237071号、米国特許第516635
5号、英国特許出願公開第2303549号、独国特許
出願第19726184号及び欧州特許出願公開第89
3119号に記載されたもの;p-アミノ安息香酸誘導
体(親水性遮蔽剤);炭化水素系遮蔽ポリマー、親油性
遮蔽シリコーン、例えば国際公開第93/04665号
に記載されたもの、及びその混合物から選択されうる。
【0016】UV-A活性及び/又はUV-B活性がある
親油性有機遮蔽剤の例としては:p-アミノ安息香酸、
オキシエチレン化(25モル)p-アミノベンゾアート、
p-ジメチルアミノ安息香酸2-エチルヘキシル、N-オ
キシプロピレン化p-アミノ安息香酸エチル、p-アミノ
安息香酸グリセリル、サリチル酸ホモメンチル、サリチ
ル酸2-エチルヘキシル、サリチル酸トリエタノールア
ミン、サリチル酸4-イソプロピルベンジル、4-tert-
ブチル-4'-メトキシジベンゾイルメタン、4-イソプロ
ピルジベンゾイルメタン、4-メトキシケイ皮酸2-エチ
ルヘキシル、ジイソプロピルケイ皮酸メチル、4-メト
キシケイ皮酸イソアミル、4-メトキシケイ皮酸ジエタ
ノールアミン、アントラニル酸メンチル、2-シアノ-
3,3'-ジフェニルアクリル2-エチルヘキシル酸、2-
シアノ-3,3'-ジフェニルアクリル酸エチル、2-ヒド
ロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2,4-ジヒドロキ
シベンゾフェノン、2,2',4,4'-テトラヒドロキシベ
ンゾフェノン、2,2'-ジヒドロキシ-4,4'-ジメトキ
シベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-n-オクトキシベ
ンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシ-4'-メチル
ベンゾフェノン、3-(4'-メチルベンジリデン)-d,l-
ショウノウ、3-ベンジリデン-d,l-ショウノウ、ウロ
カニン酸、2,4,6-トリス[p-(2'-エチルヘキシル-
1'-オキシカルボニル)アニリノ]-1,3,5-トリアジ
ン、2-[p-(tert-ブチルアミド)アニリノ]-4,6-ビス
[p-(2'-エチルヘキシル-1'-オキシカルボニル)アニ
リノ]-1,3,5-トリアジン、2,4-ビス{[4-(2-エチ
ルヘキシルオキシ)]-2-ヒドロキシフェニル}-6-(4-
メトキシフェニル)-1,3,5-トリアジン、N-(2及び
4)-[(2-オキソボロン-3-イリデン)メチル]ベンジル]
アクリルアミドのポリマー、ベンザルマロナート官能基
を含むポリオルガノシロキサン類、ベンゾトリアゾール
官能基を含むポリオルガノシロキサン類、例えばドロメ
トリゾールトリシロキサン、及びそれらの混合物、を挙
げることができる。
【0017】UV-A活性及び/又はUV-B活性がある
親水性有機遮蔽剤の例としては、2-フェニルベンゾイ
ミダゾール-5-スルホン酸及びその塩類、α-(2-オキ
ソボルン-3-イリデン)トルイル-4-スルホン酸及びそ
の可溶性の塩類、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフ
ェノン-5-スルホナート、3-(4'-トリメチルアンモニ
ウム)ベンジリデンボルナン-2-オン-メチルスルファー
ト、3-(4'-スルホ)ベンジリデンボルナン-2-オン及
びその可溶性の塩類、1,4-ビス(ベンズイミダゾリル)
フェニレン-3,3',5,5'-テトラスルホン酸とその可
溶性の塩類、ベンゼン-1,4-ビス(3-メチリデン-10
-ショウノウスルホン酸)及びその可溶性の塩類、を挙げ
ることができる。媒体に不溶性である有機遮蔽剤として
は、2,2'-メチレンビス[6-(2H-ベンゾトリアゾル-
2-イル)-4-(1,1,3,3-テトラメチルブチル)フェノ
ール]又は化合物(2,2'-メチレンビス[6-(2H-ベン
ゾトリアゾル-2-イル)-4-(メチル)フェノール]を挙げ
ることができる。
【0018】本発明において特に使用することができる
有機親油性遮蔽剤としては、 − ホフマン・ラロシュ社から商品名「パルソール(Par
sol)1789」で販売されている4-tert-ブチル-4'-
メトキシジベンゾイルメタン; − ホフマン・ラロシュ社から商品名「パルソール(Par
sol)MCX」で販売されているメトキシケイ皮酸オクチ
ル; − BASF社から商品名「ユビヌル(Uvinul)N53
9」で販売されているα-シアノ-β,β-ジフェニルアク
リル酸2-エチルヘキシル(オクトクリレン); − メルク社から商品名「ユーソレックス(Eusolex)6
300」で販売されている4-メチルベンジリデンショ
ウノウ; − BASF社から商品名「ユビヌルM40」で販売さ
れているベンゾフェノン-3(オキシベンゾン); − ハーマン・アンド・ライマー(Haarmaan & Reimer)
社から商品名ネオ・ヘリオパン(Neo Heliopan)OSで販
売されているサリチル酸オクチル又はサリチル酸2-エ
チルヘキシル; − BASF社から商品名「ユビヌル(Uvinul)T15
0」で販売されている2,4,6-トリス[p-(2'-エチル
ヘキシル-1'-オキシカルボニル)-アニリノ]-1,3,5-
トリアジン; − ローディア・シミー(Rhodia Chimie)社から商品名
「シラトリゾール(Silatrizole)」で販売されているド
ロメトリゾールトリシロキサン、 を挙げることができる。
【0019】本発明において特に使用することができる
親水性有機遮蔽剤としては、シメックス(Chimex)社から
商品名「メキソリル(Mexoryl)SX」で販売されている
ベンゼン-1,4-ビス(3-メチリデン-10-ショウノウ
スルホン酸)、及びメルク社から商品名「ユーソレック
ス(Eusolex)232」で販売されている2-フェニルベン
ゾイミダゾール-5-スルホン酸;及びその混合物を挙げ
ることができる。本発明に係る組成物の生理学的に許容
可能な媒体に可溶性である一又は複数の有機遮蔽剤が好
ましく選択される。有機遮蔽剤は本発明に係る組成物の
全重量に対して0.1%から15%、より好ましくは1
%から10%を占めうる。
【0020】本発明に係る組成物はまた芳香族基を含む
一又は複数のエステルであって、室温で液体であり、ヒ
ドロキシル化脂肪族酸とそのエステルから選択されるヒ
ドロキシル化脂肪族化合物の鎖の末端にあるかペンダン
トされた少なくとも1つのヒドロキシル基の芳香族酸で
のエステル化から生じるエステルをまた含む。「ヒドロ
キシル化脂肪族化合物」という表現は脂肪族ヒドロキシ
カルボン酸又は脂肪族ヒドロキシカルボン酸エステルを
意味する。該酸(エステル化されていないもの)は、2
から40の炭素原子、好ましくは10から34の炭素原
子、より好ましくは12から28の炭素原子を特に含
む;酸はまた芳香族酸でエステル化され得る1から20
のヒドロキシル基、好ましくは1から10のヒドロキシ
ル基、より好ましくは1から6のヒドロキシル基を更に
含む。エステル形態のヒドロキシル化化合物は、1から
40の炭素原子、より好ましくは3から30の炭素原子
を含みうる脂肪族アルコールとの脂肪族ヒドロキシカル
ボン酸の-COOH官能基のエステル化から生じる。こ
のアルコールはモノアルコール又はポリオールでありう
る。ポリオールとの脂肪族ヒドロキシカルボン酸の反応
から誘導されたエステルは部分的又は全体的にエステル
化されたエステルでありうる。
【0021】好ましくは、ヒドロキシル化脂肪族化合物
は脂肪族ヒドロキシカルボン酸から誘導されたエステル
から選択される。換言すれば、本発明の組成物の芳香族
基を含む液状エステルはエステルのエステルである。好
適には、芳香族基を含むこのエステルはその脂肪酸残基
が少なくとも12の炭素原子を含む脂肪酸エステルのエ
ステルである。好ましくは、芳香族酸とのエステル化に
関与するヒドロキシル基はヒドロキシル化化合物の酸部
分に担持されている。本発明では、組成物は、室温(2
5℃)と大気圧(760mmHg)で液体である、芳香
族基を含む一又は複数のエステルを含みうる。芳香族酸
とのエステル化に関与するヒドロキシル化脂肪族化合物
のヒドロキシル基が鎖の末端にある場合、この基は脂肪
族ヒドロキシカルボン酸の-COOH官能基に対してα-
ω位にある。
【0022】芳香族酸は、次のカルボン酸: a)一酸、例えば安息香酸、フェニル酢酸、ケイ皮酸、
3-フェニルプロパン酸又はサリチル酸; b)二酸、例えばテレフタル酸; c)三酸、例えばトリメリット酸; d)四酸、例えばピロメリット酸; 及びそれらの混合物から選択される。好ましくは芳香族
酸はヒドロキシル化されていない(特に、芳香族基はヒ
ドロキシル化されていない)。好適には芳香族酸は安息
香酸である。
【0023】本発明において使用できるエステルとして
は、次の脂肪族ヒドロキシル化カルボン酸の少なくとも
1つの芳香族酸とのエステル化から得られたものを挙げ
ることができる: i)次の式の飽和直鎖状モノヒドロキシル化脂肪族一
酸:
【化8】 (ここで、0≦x+y≦37)、例えば乳酸(x+y=
0);次の式:
【化9】 (x=5、y=10及びx+y=15)の12-ヒドロ
キシオクタデカン酸(又は12-ヒドロキシステアリン
酸)及び次の式:
【化10】 (x=5及びy=0)のα-ヒドロキシオクタデカン
酸、 又は(2) HO-CH-(CH)-COOH (ここで、0≦x≦38)例えば、グリコール酸HO-
CH-COOH(x=0);又は式HO-CH-(CH
)14-COOH(x=14)のジュニパー(杜松)酸
(16-ヒドロキシヘキサデカン酸); ii)次の式の飽和分枝状モノヒドロキシル化脂肪族一
酸:
【化11】 (ここで、0≦x+y≦35)、例えば次の式
【化12】 (X=1、y=0及びx+y=1)の5-メチル-2-ヒ
ドロキシヘキサン酸(ロイシン酸)又は(3')次の
式:
【化13】 の2-エチル-3-ヒドロキシカプリル酸; iii)次の式の不飽和モノヒドロキシル化脂肪族一
酸:
【化14】 (ここで、0≦x+y+z≦35)、例えばx=5、y
=1、z=7及びx+y+z=13の次の式
【化15】 の12-ヒドロキシ(シス)-9-オクタデセン酸(又はリ
シノレイン酸)、又は
【化16】 (ここで、0≦x+y+z≦35)、例えばx=0、y
=0、z=1及びx+y+z=1の次の式
【化17】 の3-ヒドロキシ-4-ヘキサン酸、又はx=7、y=1
2、z=0及びx+y+z=17の次の式
【化18】 の2-ヒドロキシ-15-テトラコセン酸(又はオキシネ
ルボン酸); 又は(6)HOCH-(CH)-CH=CH-(CH)
-COOH (ここで、0≦x+y≦36)、例えばx=8、y=4
及びx+y=12の式HO-CH-(CH)-CH=C
H-(CH)-COOHの16-ヒドロキシ-6-ヘキサ
デセン酸; iv)次の式の飽和ポリヒドロキシル化脂肪族一酸:
【化19】 (ここで、0≦x+y+z≦36)、例えばx=7、y
=0、z=7及びx+y+z=14の式
【化20】 の9,10-ジヒドロキシオクタデカン酸、例えばx=
5、y=2、z=7及びx+y+z=14の式(7)の
9,12-ジヒドロキシオクタデカン酸、又は9,10,1
6-トリヒドロキシヘキサデカン酸(アレウリ(aleurit
ic)酸)又は式:
【化21】 の9,10,12-トリヒドロキシオクタデカン酸、又は
ヘキサヒドロキシオクタデカン酸及びオクタヒドロキシ
オクタデカン酸; v)次の式の飽和モノヒドロキシル化脂肪族ポリ酸:
【化22】 (ここで、0≦x+y≦37)、例えばリンゴ酸、又は
クエン酸;及び vi)飽和ポリヒドロキシル化脂肪族ポリ酸、例えば酒
石酸;及びそれらの混合物。
【0024】本発明において使用することができる他の
脂肪族ヒドロキシル化化合物としては、次の脂肪族ヒド
ロキシル化酸エステルの少なくとも1つの芳香族酸との
エステル化から得られるものを挙げることができる: vii)飽和直鎖状モノヒドロキシル化脂肪族一酸エス
テル、例えば、 − 乳酸エステル、例えば乳酸イソステアリル、C12
−C13アルコールから誘導されたラクテート、乳酸オ
クチルドデシル、乳酸オレイル又は乳酸ミリスチル; − 12-ヒドロキシオクタデカン(又は12-ヒドロキ
システアリン)酸エステル、例えばヒドロキシステアリ
ン酸2-エチルヘキシル、ヒドロキシステアリン酸オク
チルドデシル、ヒドロキシステアリン酸イソステアリ
ル、ヒドロキシステアリン酸イソデシル、トリヒドロキ
システアリン酸グリセリル(又は水添ヒマシ油)又はヘ
キサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリトリチル; viii)リシノレイン酸(又は12-ヒドロキシ(シ
ス)-9-オクタデセン酸)エステル等の不飽和モノヒド
ロキシル化脂肪族一酸エステル、例えばリシノレイン酸
ブチル、リシノレイン酸オクチルドデシル、リシノレイ
ン酸セチル、トリリシノレイン酸グリセリル又はヒマシ
油; ix)飽和モノヒドロキシル化脂肪族ポリ酸エステル、
例えばリンゴ酸ジイソステアリル、クエン酸トリイソス
テアリル、クエン酸トリオクチルドデシル; x)飽和ポリヒドロキシル化脂肪族ポリ酸エステル、例
えば2つの分枝状C12−C13ジアルコールとの反応
から誘導されたタートラート; 及びそれらの混合物。
【0025】ポリオールのエステル化から得られる、本
発明において使用できるエステル形態のヒドロキシル化
化合物としては、一般に次のものを挙げることができ
る: xi)ヒドロキシル化脂肪族酸と反応したCからC
16のポリオールの部分的又は全体的なエステル、例え
ば特に、トリグリセリド、ペンタエリトリトールエステ
ル、ネオペンチルグリコールエステル、ジペンタエリト
リトールエステル、ポリグリセロールエステル又はソル
ビトールエステル; 及びそれらの混合物。好ましくは、本発明の芳香族基を
含むエステルは、脂肪酸残基が少なくとも12の炭素原
子を含む脂肪族脂肪酸エステルのエステルから選択され
る。特に、ヒドロキシル化化合物はリシノレイン酸エス
テル、12-ヒドロキシステアリン酸エステル、乳酸エ
ステル及び14-ヒドロキシエイコセン酸エステル、及
びそれらの混合物から選択される。
【0026】特に使用することができる芳香族基を含む
エステルには次のものが含まれる: − 以下でモノベンゾイルリシノレイン酸グリセリルと
称される、例えばFinetex社からフィンソルブ(Finsolv)
BCO-110という名称で販売されている、1対1
(1/1)の割合でのヒマシ油の安息香酸でのエステル
化反応から得られるエステル、 − 以下でモノ-ジベンゾイルリシノレイン酸グリセリ
ルと称される、例えばFinetex社からフィンソルブ(Fins
olv)BCO-115という名称で販売されている、1対
1.5(1/1.5)の割合でのヒマシ油の安息香酸と
の反応から得られる化合物、 − 以下でジベンゾイルリシノレイン酸グリセリルと称
される、例えばFinetex社からフィンソルブ(Finsolv)B
CO-120という名称で販売されている、1対2(1
/2)の割合でのヒマシ油の安息香酸とのエステル化反
応から得られる化合物、 − 以下でトリベンゾイルリシノレイン酸グリセリルと
称される、例えばFinetex社からフィンソルブ(Finsolv)
BCO-130という名称で販売されている、1対3
(1/3)の割合でのヒマシ油の安息香酸とのエステル
化反応から得られる化合物、及び − それらの混合物。 好ましくは、使用される芳香族基を含むエステルはモノ
-ジベンゾイルリシノレイン酸グリセリルである。
【0027】リシノレイン酸はヒマシ油の80%から9
2%を占める。よって、そのエステル化によって殆どが
(80%から92%)リシノレイン酸エステルのエステ
ルになる。14-ヒドロキシエイコセン酸又はレスクエ
ロール(lesquerolic)酸のエステルを主として含む
(52%から57%)レスクエレラ(lesquerella)油
の安息香酸とのエステル化反応から生じるエステルもま
た使用することができる。本発明の組成物の芳香族基を
含むエステルは米国特許第5959130号に記載され
た方法に従って製造することができる。本発明の組成物
の芳香族基を含むエステルは組成物の全重量に対して
0.1%から99.9%、好ましくは1%から99%、
より好ましくは5%から90%、例えば5%から70%
の範囲の量で存在しうる。好適には、芳香族基を含むエ
ステル/光保護剤の比は999から0.01、好ましく
は200から1の範囲とできる。
【0028】好適な一実施態様では、本発明に係る組成
物は粒状相を含有する。「粒状相(particulate phas
e)」という表現は、室温で固体であり、アモルファス
又は結晶性であり、室温とその融点又は軟化点を越えた
温度でさえ媒体に不溶性である一又は複数の粒子を含む
相を意味する。この粒状相は組成物の全重量の0.01
%から40%、好ましくは0.5%から25%を占めう
る。粒状相は化粧品組成物に通常使用される顔料及び/
又は真珠光沢剤(nacres)及び/又はフィラーを含有し
うる。顔料は、白色又は有色で、鉱物性又は有機物で、
被覆又は非被覆であって、標準的又はナノメーターサイ
ズでありうる;それらは本発明に係る組成物の生理学的
に許容可能な媒体に不溶性である。それらは組成物を着
色及び/又は不透明化するためのものである。これらの
顔料は上述の無機(又は鉱物性)粒状遮蔽剤、例えばU
V-分散剤及び/又はUV-反射鉱物性顔料又はナノ顔料
でありうる。挙げることができる鉱物性顔料は、二酸化
チタン、二酸化亜鉛、二酸化ジルコニウム又は二酸化セ
リウム、また酸化亜鉛、酸化鉄、酸化クロム、フェリッ
クブルー、クロム水和物、ウルトラマリン(アルミノシ
リケートポリスルヒド)、ピロリン酸マンガン及びある
種の金属パウダー、例えば銀又はアルミニウムパウダー
である。挙げることができる有機顔料は、カーボンブラ
ック及びコチニールカルミン又はバリウム、ストロンチ
ウム、カルシウム又はアルミニウムをベースとしたレー
キ類である。顔料は組成物の全重量の0.05%から4
0%の割合、好ましくは2%から20%の割合で組成物
中に存在しうる。
【0029】粒状相はまた上述の遮蔽剤のような、媒体
に不溶性である有機遮蔽剤を含有しうる。「真珠光沢
剤」及び「真珠光沢顔料」という用語は、特にある種の
貝類によりその殻の内部に生成されるか、合成等され
る、虹色の光沢のある粒子を意味するものと理解される
べきであり、これは組成物の生理的に許容可能な媒体に
不溶性である。真珠光沢剤は、0.01重量%から20
重量%、好ましくは1重量%から15重量%の割合で組
成物中に存在し得、白色の真珠母顔料、例えば、チタン
又はオキシ塩化ビスマスで被覆されたマイカ、有色の真
珠光沢顔料、例えば、酸化鉄を有するチタンマイカ、特
にフェリックブルー又は酸化クロムを有するチタンマイ
カ、又は上述した種類の有機顔料を有するチタンマイカ
から選択することができる。好ましくは、本発明に係る
組成物は顔料及び/又は真珠光沢剤を含み、これら化合
物は上記組成物中に存在する光保護剤とは異なってい
る。
【0030】フィラーは、タルク、マイカ、シリカ、カ
オリン、ポリアミドパウダー、ポリ-β-アラニンパウダ
ー、ポリエチレンパウダー、テトラフルオロエチレンポ
リマーパウダー、ラウロイルリシン、デンプン、窒化ホ
ウ素、中空のミクロスフェア、アクリルポリマー粒子、
シリコーン樹脂のマイクロビーズ、軽質炭酸カルシウ
ム、リン酸二カルシウム、炭酸マグネシウム、水和炭酸
マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、中空のシリカの
ミクロスフィア、ガラス又はセラミックのマイクロカプ
セル、8から22の炭素原子、好ましくは12から18
の炭素原子を含む有機カルボン酸から誘導される金属石
鹸、及びその混合物から選択することができる。フィラ
ーは組成物に0.01重量%から35重量%、好ましく
は0.5重量%から15重量%の割合で存在しうる。本
組成物は水と場合によっては水に完全に又は部分的に可
溶性である一又は複数の化合物を含有する水性相をまた
含みうる。
【0031】本発明の組成物は、芳香族基を含むエステ
ルに加えて、ロウ、油としても知られている、芳香族基
を含む上記エステル以外の室温(25℃)と大気圧(7
60mmHg)で液状である少なくとも1つの更なる脂
肪物質、室温でペースト状の脂肪物質、ガム、樹脂及び
親油性ポリマー、及びそれらの混合物を含有してもよ
い。これらの更なる脂肪物質は、組成物の全重量の0.
01%から90%、好ましくは0.05%から60%、
より好ましくは1%から35%を占めうる。
【0032】油は炭化水素ベース油及び/又はシリコー
ン油及び/又はフルオロ油でありうる。これらの油は動
物、植物、鉱物又は合成由来でありうる。「炭化水素ベ
ースの油」という表現は炭素及び水素原子を主に含み、
おそらくはヒドロキシル、エステル、エーテル及びカル
ボキシル官能基から選択される一又は複数の官能基を含
む油を意味する。本発明において使用することができる
油の例としては以下のものを挙げることができる: − ペルヒドロスクアレンのような動物性の炭化水素ベ
ース油; − 植物由来の炭化水素ベース油、例えば4から24の
炭素原子を含む脂肪酸の液状トリグリセリド、例えばヘ
プタン酸又はオクタン酸トリグリセリド、あるいはヒマ
ワリ油、トウモロコシ油、大豆油、ゼニアオイ(marrow)
油、グレープシード油、ゴマ油、ヘーゼルナッツ油、ア
プリコット油、マカダミア油、ヒマシ油、アボカド油、
カプリル酸/カプリン酸のトリグリセリド、例えばステ
アリネリーズ・デュボア(Stearineries Dubois)社から
販売されているもの又はダイナミット・ノーベル(Dynam
it Nobel)社によってミグリオール(Miglyol)810、8
12及び818の名称で販売されているもの、ホホバ油
又はカリテ(karite)バター油; − 鉱物性又は合成由来の直鎖状又は分枝状の炭化水
素、例えば流動パラフィン、及びその誘導体、ペトロリ
ウムジェリー、ポリデセン、及びパーリーム(Parleam)
のような水素化イソブテン; − 合成エステル及び合成エーテル、特に脂肪酸のも
の、例えば式RCOOR の油(ここで、Rは1か
ら40の炭素原子を含む高級脂肪酸残基、Rは1から
40の炭素原子を含む炭化水素ベース鎖を表し、R
≧10)、例えばプルセリン(purcellin)油、イソ
ノナン酸イソノニル、ミリスチン酸イソプロピル、パル
ミチン酸2-エチルヘキシル、ステアリン酸2-オクチル
ドデシル、エルカ酸2-オクチルドデシル、イソステア
リン酸イソステアリル又はトリメリット酸トリデシル;
ヒドロキシル化エステル、例えば乳酸イソステアリル、
ヒドロキシステアリン酸オクチル、ヒドロキシステアリ
ン酸オクチルドデシル、リンゴ酸ジイソステアリル、ク
エン酸トリイソセチル及び脂肪アルキルのヘプタノアー
ト、オクタノアート及びデカノアート;ポリオールエス
テル、例えばプロピレングリコールジオクタノアート、
ネオペンチルグリコールジヘプタノアート及びジエチレ
ングリコールジイソノナノアート;及びペンタエリトリ
トールエステル、例えばテトライソステアリン酸ペンタ
エリトリチル; − 12から26の炭素原子を含む脂肪アルコール、例
えばオクチルドデカノール、2-ブチルオクタノール、
2-ヘキシルデカノール、2-ウンデシルペンタデカノー
ル、オレイルアルコール; − 部分的に炭化水素ベース及び/又はシリコーンベー
スであってもよいフルオロ油; − シリコーン油、例えば直鎖状又は環状の揮発性又は
非揮発性ポリジメチルシロキサン(PDMSs);シリ
コーン鎖の末端かペンダント状態にあるアルキル、アル
コキシ又はフェニル基を含んでなるポリジメチルシロキ
サンで、これらの基が2から24の炭素原子を含むも
の;フェニルシリコーン、例えばフェニルトリメチコー
ン、フェニルジメチコーン、フェニルトリメチルシロキ
シジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコーン、ジ
フェニルメチルジフェニルトリシロキサン、2-フェニ
ルエチル-トリメチルシロキシシリケート; − その混合物。
【0033】好ましくは、本発明に係る組成物はロウを
含む。「ロウ」という用語は、その融点を越えると媒体
に可溶であり室温で媒体に不溶である結晶性化合物を意
味する。本発明において使用されるロウとしては、化粧
品において一般に使用されているものを挙げることがで
きる:これらは、特に天然由来のもので、場合によって
は変性されていてもよく、例えばラノリン、ヒプロピレ
ン化又はアセチル化ラノリン、ミツロウ、カルナウバロ
ウ、キャンデリラロウ、オーリクーリー(ouricoury)
ロウ、モクロウ、コルク繊維ロウ、サトウキビロウ、ラ
イスロウ、モンタンロウ、パラフィン、褐炭ロウ、マイ
クロクリスタリンロウ、セレシン、オゾケライト、水素
化ヒマシ油;合成ロウ、例えばエチレンの重合により誘
導されるポリエチレンロウ及びフィッシャー−トロプッ
シュロウ、あるいは脂肪酸エステル、例えばステアリン
酸オクタコサニル、30℃、より好ましくは45℃で固
体のグリセリド、シリコーンロウ、例えば10から45
の炭素原子のアルキル又はアルコキシ鎖を含むアルキル
ジメチコーン又はアルコキシジメチコーン、30℃で固
体のポリ(ジ)メチルシロキサンエステルで、エステル
鎖が少なくとも10の炭素原子を含むもの;及びそれら
の混合物である。
【0034】本発明に係る組成物はまた当該分野で通常
使用されている一又は複数の添加剤、例えば柔軟剤、抗
酸化剤、防腐剤、不透明化剤、中和剤、安定剤、エモリ
エント剤、シリコーン類、フルオロ化合物、消泡剤、香
料、界面活性剤、ポリマー類、噴霧剤、酸性化又は塩基
性化剤、親油性ゲル化剤又は液状脂肪物質、水性相ゲル
化剤、分散剤、染料及び化粧品用活性剤を含みうる。こ
れらの添加剤は組成物の全重量に対して0.001%か
ら30%、好ましくは0.005%から15%の割合で
組成物中に存在しうる。挙げることができる染料には、
水溶性又は油溶性染料、特に天然の有機染料、例えばコ
チニールカルミン、及び/又は合成染料、例えばハロア
シッド染料、アゾ染料及びアントラキノン染料が含まれ
る。更に、鉱物性染料、例えば硫酸銅を挙げることもで
きる。
【0035】組成物中に存在しうる化粧品用活性剤とし
ては、α-ヒドロキシ酸、昆虫忌避剤、抗炎症剤、サブ
スタンスPアンタゴニスト、ビタミンA、E、C及びB
、プロビタミン、例えばD-パンテノール、鎮静剤、
例えばα-ビサボロール(bisabolol)、アロエベラ、ア
ラントイン、植物抽出物又はエッセンシャル油、保護剤
又は再構成剤、例えばセラミド、清涼化活性剤、例えば
メントールとその誘導体、エモリエント剤(ココアバタ
ー、ジメチコーン)、保湿剤(アルギニンPCA)、グ
リセロール、抗シワ活性剤及び必須脂肪酸、及びそれら
の混合物を挙げることができる。本発明に係る組成物は
また皮膚を人工的にサンタン状態にする、及び/又は褐
色にするための薬剤、例えばジヒドロキシアセトン(D
HA)をまた含みうる。言うまでもなく、当業者であれ
ば、考慮される添加によって、本発明の組成物の保護フ
ァクターを減少させず、上記組成物の安定性を損なわな
いように留意して、これらのアジュバントの種類と濃度
を選択するであろう。
【0036】本発明に係る組成物は、特に、油性溶液、
油性又は無水ゲル、水中油型もしくは油中水型エマルシ
ョン、複合エマルション、又はベジクルによる水中油デ
ィスパージョンの形態でありうる。組成物がエマルショ
ンである場合、このエマルションの水性相は、公知の方
法(Bangham, Standish及びWatkins. J. Mol. Biol. 1
3, 238 (1965)、仏国特許第2315991号及び仏国
特許第2416008号)に従って調製される非イオン
性ベジクルディスパージョンを含みうる。本発明の特定
の一実施態様では、本発明に係る組成物は当業者によっ
て通常の形で調製することができる。組成物は、成型製
品の形態、例えばスティック又はチューブの形態、ソフ
トなペーストあるいはゲル、程度の差はあれ流動性のク
リーム、ミルク、軟膏、パウダー、エアロゾルムース又
はスプレーの形態とすることができる。
【0037】好ましくは、本発明に係る組成物は程度の
差はあれ剛性のスティックの形態である。本発明の化粧
品組成物は紫外線からヒトの表皮又は毛髪を保護するた
めの組成物として、抗日光組成物として又はメークアッ
プ製品として使用することができる。本発明に係る化粧
品組成物がヒトの表皮をUV線から保護するために、又
は抗日光組成物として使用される場合は、それは成型製
品、ソフトなペースト、クリーム、ミルク、軟膏、ゲ
ル、クリームゲル、スティック又は固形チューブ、パウ
ダー、エアロゾルフォーム又はスプレーの形態でありう
る。本発明に係る化粧品組成物がUV線から毛髪を保護
するために使用される場合は、組成物は、染色又はブリ
ーチ施術の前又は後、毛髪のパーマネントウェーブ性術
又はストレート化性術の間又は後に使用するためのコン
ディショナー、シャンプー、スタイリング又はトリート
メントローション又はゲル、ブロー乾燥又はヘアーセッ
トローション又はゲル、あるいはパーマネントウェー
ブ、ストレート化、毛髪の染色又はブリーチ処理の組成
物の形態とできる。
【0038】本組成物は、睫毛、眉、皮膚又は唇のため
のメークアップ組成物、例えば表皮手入れクリーム、フ
ァンデーション、口紅のチューブ、リップグロス、リッ
プバームのようなケア特性も持つ製品、アイシャドウ、
フェイスパウダー、マスカラ、アイライナー又は皮膚着
色製品(例えば自己サンタン製品)として使用すること
ができる。好ましくは、本発明に係る組成物は唇用のメ
ークアップ組成物である。好適な一実施態様では、組成
物は無水形態(5%未満の水)である。好適には、組成
物は室温で固体の形態である。
【0039】
【実施例】次の実施例は本発明を非限定的な形で例証す
るためのものである。量は質量パーセントで与えられ
る。 実施例1ないし5:ナノ酸化チタンの存在下におけるS
PFに対する本発明に係るエステルの影響 本発明者らは本発明に係る芳香族基を含むエステルのS
PFに対する影響をヒマシ油及びネオペンタン酸2-オ
クチルドデシルと比較した。光保護剤はナノ酸化チタン
である。以下の組成物1、2、3、4及び5を調製す
る:
【表1】
【0040】手順:酸化チタン(B相)を油性相Aの一
部で粉砕する。ロウ(C相)をA相の残りの部分と共に
上で得られた粉砕材料中に添加する。混合物を磁気バー
で攪拌しながら100℃にてホモジェナイズする。混合
物を41−42℃でモールド中に100℃で鋳込む。 インビトロでのSPFの測定 B. L. Diffey, J. Soc. Cosmet. Chem. 40, 127-133,
(1989)に記載された「インビトロ」法に従って実施例1
ないし5の各々について日光保護ファクター(SPF)
を測定した。測定は室温にて、キセノンランプとインテ
グレーションスフィアを備えたオプトメトリックス(Opt
ometrics)社のUV-可視SPF290S分光光度計を使
用して実施した。各組成物は3M社の接着テープTransp
oreに塗布し、1.5mg/cmの割合で均一で一様
な付着物の形態で石英スライドに固定した。
【0041】結果
【表2】 これらの結果は、本発明のエステルにより、ヒマシ油及
びネオペンタン酸2-オクチルドデシルのような既知の
油と比較してナノ酸化チタンのSPFの有意な上昇が見
られることを示している。
【0042】実施例6ないし9:ナノ酸化亜鉛の存在下
におけるSPFに対する本発明に係るエステルの影響 本発明者らは本発明に係る芳香族基を含むエステルのS
PFに対する影響をヒマシ油及びネオペンタン酸2-オ
クチルドデシルと比較した。光保護剤はナノ酸化亜鉛で
ある。以下の組成物6、7、8及び9を調製する:
【表3】
【0043】前のものと同じ手順を使用する。SPFは
前の実施例の方法に従って測定する。 結果
【表4】 本発明のエステルにより、ネオペンタン酸2-オクチル
ドデシルと比較したナノ酸化亜鉛を含む組成物のSPF
を増加させることが見いだされ、それはヒマシ油で得ら
れたものと多かれ少なかれ等価である。
【0044】実施例10ないし13:油溶性有機遮蔽剤
の存在下におけるSPFに対する本発明に係るエステル
の影響 本発明者らは本発明に係る芳香族基を含むエステルのS
PFに対する影響をネオペンタン酸2-オクチルドデシ
ルと比較した。光保護剤はメトキシケイ皮酸オクチルで
ある。以下の組成物10、11、12及び13を調製す
る:
【表5】
【0045】手順:A相とB相の成分を混合して室温で
攪拌しながら均一化する。ロウ(C相)を加えて混合物
を磁気バーで攪拌しながら100℃にて均一化する。混
合物を41−42℃でモールド中に100℃で鋳込む。 インビトロでのSPFの測定 B. L. Diffey, J. Soc. Cosmet. Chem. 40, 127-133,
(1989)に記載された「インビトロ」法に従って実施例8
ないし10の各々について日光保護ファクター(SP
F)を測定した。測定はキセノンランプとインテグレー
ションスフィアを備えたオプトメトリックス(Optometri
cs)社のUV-可視SPF290S分光光度計を使用して
実施した。各組成物は3M社の接着テープTransporeに
塗布し、1.5mg/cmの割合で均一で一様な付着
物の形態で石英スライドに固定した。
【0046】結果
【表6】 これらの結果は、本発明のエステルにより、ネオペンタ
ン酸オクチルドデシルのような標準的な油と比較して、
メトキシケイ皮酸オクチルのような有機遮蔽剤のSPF
を増加させることを示している。
【0047】 実施例14:唇用のケアベース − モノジベンゾイルリシノレイン酸グリセリル 22.58% (Finsolv BCO-115) − 安息香酸C12−15アルキル 20.78% − フェニルトリメチコーン 5.19% − リンゴ酸ジイソステアリル 7.27% − トリメリット酸トリデシル 15.58% − ラノリン油 13.50% − BHT 0.10% − ポリエチレンロウ(MW=500) 3.22% − キャンデリラロウ 5.64% − カルナウバロウ 3.14% − ナノ酸化チタン(KemiraのUV-Titan M262) 3.00% 100.00% 手順 ナノ酸化チタンを3本ロールミルを使用してモノ-ジベ
ンゾイルリシノレイン酸グリセリルで粉砕する。他の成
分をついで添加し、混合物を、ロウが溶融し混合物が均
一になるまで磁気攪拌しながら100℃に加熱する。つ
いで、混合物を100℃にてモールドのセル内に鋳込ん
でスティックを得る。
【0048】 実施例15:リップスティック − モノジベンゾイルリシノレイン酸グリセリル 15.58% (Finsolv BCO-115) − 安息香酸C12−15アルキル 20.78% − フェニルトリメチコーン 5.19% − リンゴ酸ジイソステアリル 7.27% − トリメリット酸トリデシル 15.58% − ラノリン油 13.50% − BHT 0.10% − ポリエチレンロウ(MW=500) 3.22% − キャンデリラロウ 5.64% − カルナウバロウ 3.14% − ナノ酸化チタン(KemiraのUV-Titan M262) 3.00% − FD&Cイエロー6Alレーキ 3.37% − 黒酸化鉄 0.06% − DCレッド21Alレーキ 0.61% − DCレッド7 2.96% 100.00% 手順 ナノ酸化チタンを3本ロールミルを使用してモノ-ジベ
ンゾイルリシノレイン酸グリセリルで粉砕する。顔料
を、油相の残り、ラノリン及びBHTからなる混合物で
3本ロールミルにて粉砕する。二つの粉砕した材料を組
み合わせ、ついでロウを添加し、混合物を、ロウが溶融
し混合物が均一になるまで磁気攪拌しながら100℃に
て加熱する。ついで、組成物を100℃にてモールドの
セル内に鋳込んでスティックを得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/06 A61K 7/06 7/08 7/08 7/09 7/09 Fターム(参考) 4C083 AA011 AA012 AA121 AA122 AB211 AB212 AB231 AB232 AB241 AB242 AC211 AC311 AC341 AC342 AC372 AC431 AC471 AC472 AC551 AC811 AC851 AD021 AD022 AD091 AD151 AD152 AD531 BB21 BB25 BB41 BB44 BB47 BB48 BB49 CC04 CC13 CC14 CC19 CC33 CC38 CC39 DD08 DD11 DD17 DD22 DD30 DD32 DD33 DD34 DD41 EE17 EE28 EE29

Claims (49)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生理的に許容可能な媒体に、UV線を遮
    蔽可能な少なくとも1つの光保護剤と、粒状相と、芳香
    族基を含む少なくとも1つのエステルであって、室温で
    液体であり、ヒドロキシル化脂肪族酸とそのエステルか
    ら選択されるヒドロキシル化脂肪族化合物の鎖の末端に
    あるかペンダントされた少なくとも1つのヒドロキシル
    基の芳香族酸でのエステル化から生じるエステルとを含
    有する、ケラチン物質のためのケア又はメークアップ化
    粧品組成物。
  2. 【請求項2】 生理的に許容可能な媒体に、一又は複数
    の無機粒状遮蔽剤を含むUV線を遮蔽可能な少なくとも
    1つの光保護剤と、芳香族基を含む少なくとも1つのエ
    ステルであって、室温で液体であり、ヒドロキシル化脂
    肪族酸とそのエステルから選択されるヒドロキシル化脂
    肪族化合物の鎖の末端にあるかペンダントされた少なく
    とも1つのヒドロキシル基の芳香族酸でのエステル化か
    ら生じるエステルとを含有する、ケラチン物質のための
    ケア又はメークアップ化粧品組成物。
  3. 【請求項3】 光保護剤が組成物の全重量に対して0.
    1%から45%、好ましくは0.5%から25%を占め
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 無機粒状遮蔽剤が、UV線を散乱及び/
    又は反射により物理的に遮蔽可能な、処理又は未処理の
    金属酸化物の顔料又はナノ顔料から選択されることを特
    徴とする請求項2又は3に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 無機粒状遮蔽剤が、酸化チタン、酸化亜
    鉛、酸化鉄、酸化ジルコニウム又は酸化セリウムの処理
    又は未処理ナノ顔料、及びそれらの混合物から選択され
    ることを特徴とする請求項2ないし4の何れか1項に記
    載の組成物。
  6. 【請求項6】 ナノ顔料がナノ酸化チタン及びナノ酸化
    亜鉛から選択されることを特徴とする請求項5に記載の
    組成物。
  7. 【請求項7】 ナノ顔料が、5から500nm、好まし
    くは10と250nmの間、より好ましくは10nmと
    100nmの間のサイズの一次粒子を含むことを特徴と
    する請求項4ないし6の何れか1項に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 ナノ顔料が組成物の全重量に対して0.
    1%から30%、好ましくは0.5%から15%を占め
    ることを特徴とする請求項4ないし7の何れか1項に記
    載の組成物。
  9. 【請求項9】 芳香族酸が、安息香酸、フェニル酢酸、
    ケイ皮酸、3-フェニルプロパン酸、サリチル酸;テレ
    フタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸及びそれら
    の混合物から選択されることを特徴とする請求項1ない
    し8の何れか1項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 芳香族酸が安息香酸であることを特徴
    とする請求項1ないし9の何れか1項に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 ヒドロキシル化脂肪族酸が2から40
    の炭素原子、好ましくは10から34の炭素原子、より
    好ましくは12から28の炭素原子を含むことを特徴と
    する請求項1ないし10の何れか1項に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 ヒドロキシル化脂肪族酸が、芳香族酸
    でエステル化され得る1から20のヒドロキシル基、好
    ましくは1から10のヒドロキシル基、より好ましくは
    1から6のヒドロキシル基を更に含むことを特徴とする
    請求項1ないし11の何れか1項に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 ヒドロキシル化脂肪族化合物が、 i)次の式: 【化1】 (ここで、0≦x+y≦37) 又は(2) HO-CH-(CH)-COOH (ここで、0≦x≦38)の飽和直鎖状モノヒドロキシ
    ル化脂肪族一酸; ii)次の式: 【化2】 (ここで、0≦x+y≦35)又は(3')次の式の2-
    エチル-3-ヒドロキシカプリル酸: 【化3】 の飽和分枝状モノヒドロキシル化脂肪族一酸; iii)次の式: 【化4】 (ここで、0≦x+y+z≦35)又は 【化5】 (ここで、0≦x+y+z≦35) 又は(6)HOCH-(CH)-CH=CH-(CH)
    -COOH (ここで、0≦x+y≦36)の不飽和モノヒドロキシ
    ル化脂肪族一酸; iv)次の式: 【化6】 (ここで、0≦x+y+z≦36)の飽和ポリヒドロキ
    シル化脂肪族一酸; v)次の式: 【化7】 (ここで、0≦x+y≦37)の飽和モノヒドロキシル
    化脂肪族ポリ酸; vi)飽和ポリヒドロキシル化脂肪族ポリ酸; vii)飽和直鎖状モノヒドロキシル化脂肪族一酸エス
    テル、例えば乳酸エステル及び12-ヒドロキシオクタ
    デカン酸エステル; viii)リシノレイン酸エステル等の不飽和モノヒド
    ロキシル化脂肪族一酸エステル; ix)飽和モノヒドロキシル化脂肪族ポリ酸エステル; x)飽和ポリヒドロキシル化脂肪族ポリ酸エステル; xi)ヒドロキシル化脂肪族酸と反応するCからC
    16ポリオールの部分的又は全体的なエステル; から選択されることを特徴とする請求項1ないし12の
    何れか1項に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 脂肪族ヒドロキシル化化合物が、 − 乳酸;12-ヒドロキシオクタデカン酸;α-ヒドロ
    キシオクタデカン酸; − グリコール酸又はジュニパー酸; − ロイシン酸又は2-エチル-3-ヒドロキシカプリル
    酸; − リシノレイン酸; − 3-ヒドロキシ-4-ヘキサン酸又はオキシネルボン
    酸; − 16-ヒドロキシ-6-ヘキサデセン酸; − 9,10-ジヒドロキシオクタデカン酸、9,12-ジ
    ヒドロキシオクタデカン酸、アレウリ(aleuritic)
    酸、9,10,12-トリヒドロキシオクタデカン酸、ヘ
    キサヒドロキシオクタデカン酸又はオクタヒドロキシオ
    クタデカン酸; − リンゴ酸又はクエン酸; − 酒石酸; − 乳酸イソステアリル、C12−C13アルコールか
    ら誘導されたラクテート、乳酸オクチルドデシル、乳酸
    オレイル、乳酸ミリスチル; − ヒドロキシステアリン酸2-エチルヘキシル、ヒド
    ロキシステアリン酸オクチルドデシル、ヒドロキシステ
    アリン酸イソステアリル、ヒドロキシステアリン酸イソ
    デシル、トリヒドロキシステアリン酸グリセリル、ヘキ
    サヒドロキシステアリン酸ジペンタエリトリチル; − リシノレイン酸ブチル、リシノレイン酸オクチルド
    デシル、リシノレイン酸セチル、トリリシノレイン酸グ
    リセリル、ヒマシ油; − リンゴ酸ジイソステアリル、クエン酸トリイソステ
    アリル、クエン酸トリオクチルドデシル; − 分枝状C12−C13ジアルコールから誘導された
    タートラート;及びそれらの混合物から選択されること
    を特徴とする請求項1ないし13の何れか1項に記載の
    組成物。
  15. 【請求項15】 芳香族基を含むエステルが、その脂肪
    酸残基が少なくとも12の炭素原子を含む脂肪族脂肪酸
    エステルのエステルであることを特徴とする請求項1な
    いし14の何れか1項に記載の組成物。
  16. 【請求項16】 脂肪族ヒドロキシル化化合物が、リシ
    ノレイン酸エステル、12-ヒドロキシステアリン酸エ
    ステル、乳酸エステル及び14-ヒドロキシエイコセン
    酸エステル、及びそれらの混合物から選択されることを
    特徴とする請求項1ないし15の何れか1項に記載の組
    成物。
  17. 【請求項17】 芳香族基を含むエステルが、モノベン
    ゾイルリシノレイン酸グリセリル、モノ-ジベンゾイル
    リシノレイン酸グリセリル、ジベンゾイルリシノレイン
    酸グリセリル及びトリベンゾイルリシノレイン酸グリセ
    リル、及びそれらの混合物から選択されることを特徴と
    する請求項1ないし16の何れか1項に記載の組成物。
  18. 【請求項18】 芳香族基を含むエステルがモノ-ジベ
    ンゾイルリシノレイン酸グリセリルであることを特徴と
    する請求項1ないし17の何れか1項に記載の組成物。
  19. 【請求項19】 芳香族基を含むエステルが組成物の全
    重量に対して0.1%から99.9%、好ましくは1%
    から99%、より好ましくは5%から90%の範囲の量
    で存在することを特徴とする請求項1ないし18の何れ
    か1項に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 エステル/光保護剤比が999から
    0.01、好ましくは200から1の範囲であることを
    特徴とする請求項1ないし19の何れか1項に記載の組
    成物。
  21. 【請求項21】 顔料及び/又は真珠光沢剤を含むこと
    を特徴とする請求項1ないし20の何れか1項に記載の
    組成物。
  22. 【請求項22】 ロウ、油、室温でペースト状の脂肪物
    質、ガム、樹脂及び親油性ポリマー、及びそれらの混合
    物から選択される少なくとも1つの更なる脂肪物質を含
    むことを特徴とする請求項1ないし21の何れか1項に
    記載の組成物。
  23. 【請求項23】 ロウを含むことを特徴とする請求項1
    ないし22の何れか1項に記載の組成物。
  24. 【請求項24】 更なる脂肪物質が組成物の全重量の
    0.01%から90%、好ましくは0.05%から60
    %、より好ましくは1%から35%を占めることを特徴
    とする請求項22又は23に記載の組成物。
  25. 【請求項25】 柔軟剤、酸化防止剤、防腐剤、不透明
    化剤、中和剤、安定剤、エモリエント剤、シリコーン
    類、フルオロ化合物、消泡剤、香料、界面活性剤、ポリ
    マー類、噴霧剤、酸性化又は塩基性化剤、親油性ゲル化
    剤、液状脂肪物質、分散剤、染料及び化粧品用又は皮膚
    科用活性剤、及びそれらの混合物から選択される一又は
    複数の添加剤を含むことを特徴とする請求項1ないし2
    4の何れか1項に記載の組成物。
  26. 【請求項26】 添加剤が組成物の全重量の0.001
    %から30%、好ましくは0.005%から10%の割
    合で存在することを特徴とする請求項25に記載の組成
    物。
  27. 【請求項27】 油性溶液、油性又は無水ゲル、水中油
    型もしくは油中水型エマルション、複合エマルション又
    はベジクルによる水中油ディスパージョンの形態である
    ことを特徴とする請求項1ないし26の何れか1項に記
    載の組成物。
  28. 【請求項28】 成型製品、ソフトなペースト、クリー
    ム、ミルク、軟膏、ゲル、クリームゲル、スティック、
    固形チューブ、パウダー、エアロゾルムース又はスプレ
    ーの形態の抗日光組成物又はUV線からヒト表皮を保護
    するための組成物であることを特徴とする請求項1ない
    し27の何れか1項に記載の組成物。
  29. 【請求項29】 シャンプー、コンディショナー又はロ
    ーションの形態のUV線から毛髪を保護するための組成
    物であることを特徴とする請求項1ないし28の何れか
    1項に記載の組成物。
  30. 【請求項30】 睫毛、眉、皮膚及び/又は唇のための
    メークアップ組成物であることを特徴とする請求項1な
    いし29の何れか1項に記載の組成物。
  31. 【請求項31】 唇のためのメークアップ組成物である
    ことを特徴とする請求項1ないし30の何れか1項に記
    載の組成物。
  32. 【請求項32】 無水形態であることを特徴とする請求
    項1ないし31の何れか1項に記載の組成物。
  33. 【請求項33】 室温で固体形態であることを特徴とす
    る請求項1ないし32の何れか1項に記載の組成物。
  34. 【請求項34】 UV線、特に日光照射線から皮膚及び
    /又は唇及び/又は外皮を保護するための組成物の形態
    であることを特徴とする請求項1ないし33の何れか1
    項に記載の組成物。
  35. 【請求項35】 少なくとも1つの光保護剤を含む、化
    粧品組成物において又はUV線から皮膚及び/又は唇及
    び/又は外皮を保護するための生理学的組成物の製造に
    おいて、上記組成物の光保護力を改善するための、芳香
    族基を含む少なくとも1つのエステルであって、室温で
    液体であり、ヒドロキシル化脂肪族酸とそのエステルか
    ら選択されるヒドロキシル化脂肪族化合物の鎖の末端に
    あるかペンダントされた少なくとも1つのヒドロキシル
    基の芳香族酸でのエステル化から生じるエステルの使
    用。
  36. 【請求項36】 少なくとも1つの光保護剤を含む抗日
    光化粧品組成物において又は抗日光生理学的的組成物の
    製造において、芳香族基を含む少なくとも1つのエステ
    ルであって、室温で液体であり、ヒドロキシル化脂肪族
    酸とそのエステルから選択されるヒドロキシル化脂肪族
    化合物の鎖の末端にあるかペンダントされた少なくとも
    1つのヒドロキシル基の芳香族酸でのエステル化から生
    じるエステルの使用。
  37. 【請求項37】 芳香族基を含むエステルが請求項9な
    いし19の何れか1項に記載のものであることを特徴と
    する請求項35又は36に記載の使用。
  38. 【請求項38】 光保護剤が組成物の全重量に対して
    0.1%から45%、好ましくは0.5%から25%を
    占めることを特徴とする請求項35ないし37の何れか
    1項に記載の使用。
  39. 【請求項39】 光保護剤が、一又は複数のUV活性親
    水性有機遮蔽剤及び/又は一又は複数の親油性有機遮蔽
    剤及び/又は一又は複数の無機遮蔽剤を含むことを特徴
    とする請求項35ないし38の何れか1項に記載の使
    用。
  40. 【請求項40】 UV活性親水性有機遮蔽剤及び/又は
    親油性有機遮蔽剤が、ケイ皮誘導体;ジベンゾイルメタ
    ン誘導体;サリチル酸誘導体;ショウノウ誘導体;トリ
    アジン誘導体;ベンゾフェノン誘導体類;β,β'-ジフ
    ェニルアクリレート誘導体、ベンズイミダゾール誘導
    体;ビス-ベンザゾリル誘導体;ビス-ヒドロキシフェノ
    ールベンゾトリアゾール誘導体;p-アミノ安息香酸誘
    導体;遮蔽炭化水素系ポリマー、遮蔽シリコーン、及び
    その混合物から選択されることを特徴とする請求項39
    に記載の使用。
  41. 【請求項41】 光保護剤が、UV線を散乱及び/又は
    反射により物理的に遮蔽可能な、処理又は未処理の金属
    酸化物の顔料又はナノ顔料から選択される少なくとも1
    つの無機粒状遮蔽剤を含むことを特徴とする請求項35
    ないし40の何れか1項に記載の使用。
  42. 【請求項42】 無機粒状遮蔽剤が、酸化チタン、酸化
    亜鉛、酸化鉄、酸化ジルコニウム又は酸化セリウムの処
    理又は未処理ナノ顔料、及びそれらの混合物から選択さ
    れることを特徴とする請求項41に記載の使用。
  43. 【請求項43】 ナノ顔料がナノ酸化チタン及びナノ酸
    化亜鉛から選択されることを特徴とする請求項41又は
    42に記載の使用。
  44. 【請求項44】 ナノ顔料が、5から500nm、好ま
    しくは10と250nmの間、より好ましくは10nm
    と100nmの間のサイズであることを特徴とする請求
    項41ないし43の何れか1項に記載の使用。
  45. 【請求項45】 エステル/光保護剤比が999から
    0.01、好ましくは200から1の範囲であることを
    特徴とする請求項35ないし44の何れか1項に記載の
    使用。
  46. 【請求項46】 日光照射からヒトの皮膚、唇及び/又
    は外皮を保護する美容方法において、少なくとも1つの
    光保護剤を含む化粧品組成物中に、芳香族基を含む有効
    量のエステルであって、室温で液体であり、ヒドロキシ
    ル化脂肪族酸とそのエステルから選択されるヒドロキシ
    ル化脂肪族化合物の鎖の末端にあるかペンダントされた
    少なくとも1つのヒドロキシル基の芳香族酸でのエステ
    ル化から生じるエステルを導入することからなる方法。
  47. 【請求項47】 少なくとも1つの光保護剤を含む化粧
    品組成物の抗日光保護性を増大させるための方法におい
    て、上記組成物中に、芳香族基を含む少なくとも1つの
    エステルであって、室温で液体であり、ヒドロキシル化
    脂肪族酸とそのエステルから選択されるヒドロキシル化
    脂肪族化合物の鎖の末端にあるかペンダントされた少な
    くとも1つのヒドロキシル基の芳香族酸でのエステル化
    から生じるエステルを導入することからなる方法。
  48. 【請求項48】 少なくとも1つの光保護剤を含む化粧
    品組成物の日光保護ファクターを増大させる方法におい
    て、上記組成物中に、芳香族基を含む有効量のエステル
    であって、室温で液体であり、ヒドロキシル化脂肪族酸
    とそのエステルから選択されるヒドロキシル化脂肪族化
    合物の鎖の末端にあるかペンダントされた少なくとも1
    つのヒドロキシル基の芳香族酸でのエステル化から生じ
    るエステルを導入することからなる方法。
  49. 【請求項49】 芳香族基を含むエステルが請求項9な
    いし19の何れか1項に記載のものであることを特徴と
    する請求項46ないし48の何れか1項に記載の方法。
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