JP2002330581A - 直流電源装置 - Google Patents
直流電源装置Info
- Publication number
- JP2002330581A JP2002330581A JP2001135723A JP2001135723A JP2002330581A JP 2002330581 A JP2002330581 A JP 2002330581A JP 2001135723 A JP2001135723 A JP 2001135723A JP 2001135723 A JP2001135723 A JP 2001135723A JP 2002330581 A JP2002330581 A JP 2002330581A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output current
- power supply
- chopper
- switching frequency
- converter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Dc-Dc Converters (AREA)
Abstract
出力電流リプルを小さくできる直流電源装置を実現す
る。 【解決手段】本発明の直流電源装置は、チョッパ変換装
置の出力電流とスイッチング周波数との関係から算出さ
れるパワー半導体デバイスの損失が定格以下で、且つ最
適なスイッチング周波数となるように、スイッチング周
波数をチョッパ出力電流値に対して連続的に可変制御
し、低出力電流領域では定格出力電流時のスイッチング
周波数より高くする。
Description
り、特に直流出力について低リプル、及び直流フィルタ
を小形化とするのに好適な直流電源装置に関する。
直流電源装置の例が、第6回電気学会茨城支所発表会の
資料「IGBTを用いた正弦波交直変換器+二象限チョ
ッパ方式加速器電源の開発」に記載されていて、一定周
波数の搬送波(三角波)と変調波(チョッパ出力電圧指
令)との大小比較によってチョッパ変換装置のIGBT
のオン・オフを制御する三角波比較パルス幅変調方式が
開示されている。
出力電圧の降圧チョッパ=1象限チョッパ回路方式の場
合)を図2に示す。図2において、変調波VCは、自動
電流制御回路(以下ACR)の演算出力と出力電圧平均
値Voaveとを自動電圧制御回路(以下AVR)にて比較
演算して得られ、変調波VCと一定周波数の搬送波TR
Iとの大小関係により、チョッパ変換装置4用パワー半
導体デバイス(例えばIGBT)のオン・オフ信号が生
成される。本従来技術では搬送波TRIのスイッチング
周期T及びチョッパ変換装置4の入力段直流電圧EDC
が一定であるため、チョッパ変換装置4の出力電圧平均
値Voaveは、IGBTのオン通電時間Tonに比例して出
力され、その関係は(数1)式で表される。
そのインダクタンスをLとするとその関係は(数2)式
で表される。
チョッパ変換装置4の後段に直流リアクトル5と直流コ
ンデンサ6との直列共振で構成する直流パッシブフィル
タ15等を設置し出力電流リプルΔIを低減する必要が
ある。この直流パッシブフィルタ15のゲイン特性は、
チョッパ変換装置の出力電流値をIoutとし、そのリプ
ル率を(数3)式で算出するものとすると リプル率=ΔI/Iout <リプル規定値 …(数3) の条件を満足するように決定する。
合、(数2)式より出力電流リプルΔIの値は、定格出
力電流の時と出力電流が最小値(直流リアクトル5の断
続限界電流値)の時とではほぼ同一となる。よって(数
3)式より出力電流Iout が最小値の時が最もリプル率
は大きくなる。
に含まれるリプル率を低電流領域から定格電流領域まで
低く抑えるためには、出力電流Iout が最小値のときの
条件で直流パッシブフィルタ15のゲイン特性を決定す
れば、定格出力電流の全運転範囲において仕様を満足で
きる。しかし、このことは出力電流Iout が増大するに
つれリプル率は比例して小さくなるので、出力電流値が
大きい領域では直流パッシブフィルタが過剰に設置され
ていることとなり、直流電源装置が大型でコスト高なフ
ィルタを設置していることとなっていた。
出力電流領域では定格出力電流時と比較してリプル率が
大きく、また定格出力電流の全運転範囲においてリプル
規定値を満足するようにした場合、直流パッシブフィル
タの寸法が大型でコスト高になってしまうという問題が
あった。
力電流検出値の大きさによってチョッパ変換装置のスイ
ッチング周波数を可変制御することにより、低電流領域
においても前記従来技術で発生する出力電流リプルをよ
り小さくし、小形の直流パッシブフィルタで規定値を満
足することができる直流電源装置を提供することであ
る。
力電流領域では、定格出力電流のときと比較してパワー
半導体デバイスの電力損失が小さい。そのため定格出力
電流のときのスイッチング周波数より高くしても発熱に
よる素子破壊には至らない。
ッパ変換装置の出力電流とスイッチング周波数との関係
から算出されるパワー半導体デバイスの損失が定格以下
で、且つ最適なスイッチング周波数となるように、スイ
ッチング周波数をチョッパ出力電流値に対して連続的に
可変制御する。すなわち、低出力電流領域では定格出力
電流時のスイッチング周波数より高くする。
いて説明する。図1に示すように、交流電源1から給電
される交流電力は順変換装置2によって直流電力に変換
される。変換された直流電力は一旦直流フィルタ3を介
して、チョッパ変換装置4によって所定の直流電力に変
換される。チョッパ変換装置4から出力された直流電力
は直流リアクトル5と直流コンデンサ6との直列共振で
構成する直流パッシブフィルタ15を介し負荷7の電磁
石に供給される。ここでチョッパ変換装置4は、負荷7
の電磁石に通電する出力電流指令回路14に見合った出
力電流が流れるよう自動電流制御回路13,自動電圧制
御回路12を経由して生成された変調波VCと、搬送波
周波数指令回路16を経由して搬送波発振回路11から
出力される搬送波TRIとのレベルをコンパレータ10
で比較し、その大小によってチョッパ変換装置4のIG
BTのオン・オフパルスを生成し、ドライバー回路9を
介してIGBTをオン・オフ動作させる。
veは、IGBTのオン通電時間をTon、搬送波のスイッ
チング周期をT、チョッパ変換装置4の入力段直流電圧
をEDCとすると(数4)式で表される。
圧チョッパ=1象限チョッパ回路方式の場合である。ま
た出力電流リプルΔIは、負荷7をコイルとした場合、
そのインダクタンスをLとすると(数5)で表される。
時間)と置くと Voave=EDC×Don duty …(数6) ΔI=EDC×{1−(Don duty)}×Don duty×T/L …(数7) となる。
力電圧平均値Voaveが一定値のもとではDon dutyも一定
であり、Don duty一定の条件において(数7)式より出
力電流リプルΔIはスイッチング周期Tに比例する。す
なわち、スイッチング周期Tを小さくする(スイッチン
グ周波数fswを高くする)ことにより出力電流リプルΔ
Iを小さくできる。
と、スイッチング損失Pswとの2つがあり、両者の損失
によるIGBTの接合部温度上昇が定格使用以下となる
ようにIGBTコレクタ電流Ic ,スイッチング周波数
fsw(=1/T、T:スイッチング周期)を決定する必
要がある。ここで定常損失Psat とスイッチング損失P
swは、IGBTコレクタ電流Ic ,スイッチング周波数
fswに比例関係にあり、スイッチング周波数fswが一定
の場合IGBTの損失はIGBTコレクタ電流Ic が大
きくなるにしたがい増加し、一方IGBTコレクタ電流
Ic が一定の場合スイッチング周波数fswが高くなるに
したがい増加する。そこで、本実施例ではIGBTコレ
クタ電流Icが小さい場合はIGBTコレクタ電流Ic
が大きい場合よりもスイッチング周波数fswを高くして
運転する。
力電流指令値Ipat を入力し、IGBTコレクタ電流Ic と
スイッチング周波数fswとの関係より、IGBTの発生
損失および出力電流リプルが最適となるスイッチング周
波数fswが演算され、その出力(搬送波周波数パターン
指令)が電圧/周波数コンバータ17を経由して搬送波
発振回路11に入力される。搬送波発振回路11では、
入力された搬送波周波数パターン指令にしたがい搬送波
TRIの周波数(スイッチング周期T)が可変制御され
る。
グ周波数は出力電流指令値により可変制御され、低出力
電流領域でも出力電流リプルは小さく制御することが可
能となる。
の降圧チョッパでパワー半導体デバイスはIGBTの場
合を説明したが、自己消弧形のパワー半導体デバイスで
あれば、IGBT以外の、パワー半導体デバイスでもよ
く、また、両極性の2象限チョッパ、それ以上の象限の
チョッパ方式、及びチョッパ変換装置が並列n多重の場
合でも同様な効果を得ることができる。
路16に出力電流指令値Ipat を入力してスイッチング
周波数fswを演算しているが、出力電流検出値Iout を
入力してもよい。
装置によれば、チョッパ変換装置の出力電流によってス
イッチング周波数を可変制御するので、低出力電流領域
の出力電流リプルを小さくできる。また本発明の直流電
源装置によれば、小型のパッシブフィルタで、低出力電
流領域から定格出力電流の領域においてリプル規定値を
満足するようにできる。
タ、4…チョッパ変換装置、5…直流リアクトル、6…
直流コンデンサ、7…負荷、8…直流電流検出器、9…
ドライバー回路、10…コンパレータ、11…搬送波発
振回路、12…自動電圧制御回路、13…自動電流制御
回路、14…出力電流指令回路、15…直流パッシブフ
ィルタ、16…搬送波周波数指令回路、17…電圧/周
波数コンバータ。
Claims (3)
- 【請求項1】パワー半導体デバイスを用いた交流を直流
に変換する順電力変換装置と、順電力変換装置にて変換
された直流を同じくパワー半導体デバイスを用いて所定
の直流電力に変換するチョッパ変換装置、及び出力リプ
ルを低減するための直流パッシブフィルタとで構成され
た直流電源装置において、 チョッパ変換装置のスイッチング周波数をチョッパ出力
電流値に対して連続的に可変制御する制御回路を具備し
たことを特徴とする直流電源装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の直流電源装置において、
前記チョッパ変換装置のスイッチング周波が、低出力電
流領域では定格出力電流時のスイッチング周波数より高
いことを特徴とする直流電源装置。 - 【請求項3】請求項2に記載の直流電源装置において、
前記チョッパ変換装置のスイッチング素子がIGBTで
あることを特徴とする直流電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001135723A JP2002330581A (ja) | 2001-05-07 | 2001-05-07 | 直流電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001135723A JP2002330581A (ja) | 2001-05-07 | 2001-05-07 | 直流電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002330581A true JP2002330581A (ja) | 2002-11-15 |
Family
ID=18983134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001135723A Pending JP2002330581A (ja) | 2001-05-07 | 2001-05-07 | 直流電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002330581A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011160646A (ja) * | 2010-02-03 | 2011-08-18 | Samsung Mobile Display Co Ltd | Dc−dcコンバータ及び有機電界発光表示装置 |
JP2012130180A (ja) * | 2010-12-16 | 2012-07-05 | Nichicon Corp | 電源装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6369428A (ja) * | 1986-09-11 | 1988-03-29 | 富士電機株式会社 | パルス電源装置 |
JPH09308233A (ja) * | 1996-05-16 | 1997-11-28 | Nec Eng Ltd | Dc/dcコンバータ |
JP2000059990A (ja) * | 1998-08-17 | 2000-02-25 | Hitachi Ltd | 安定化電源装置 |
-
2001
- 2001-05-07 JP JP2001135723A patent/JP2002330581A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6369428A (ja) * | 1986-09-11 | 1988-03-29 | 富士電機株式会社 | パルス電源装置 |
JPH09308233A (ja) * | 1996-05-16 | 1997-11-28 | Nec Eng Ltd | Dc/dcコンバータ |
JP2000059990A (ja) * | 1998-08-17 | 2000-02-25 | Hitachi Ltd | 安定化電源装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011160646A (ja) * | 2010-02-03 | 2011-08-18 | Samsung Mobile Display Co Ltd | Dc−dcコンバータ及び有機電界発光表示装置 |
US8791886B2 (en) | 2010-02-03 | 2014-07-29 | Samsung Display Co., Ltd. | DC-DC converter and organic light emitting display device including the same |
JP2012130180A (ja) * | 2010-12-16 | 2012-07-05 | Nichicon Corp | 電源装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2427068C2 (ru) | Резонансный преобразователь постоянного тока и способ управления этим преобразователем | |
RU2436210C2 (ru) | Система и способ управления с модуляцией для резонансного контура | |
JP6153144B1 (ja) | Dc/dcコンバータの制御装置および制御方法 | |
EP3166219B1 (en) | Power converter and air-conditioning device provided with said power converter | |
Krein | Ripple correlation control, with some applications | |
JP2012501156A (ja) | 自己最適化効率を有するスイッチング電源 | |
JP2012501156A5 (ja) | ||
JP2003510001A (ja) | Llc変換器及びllc変換器を制御する方法 | |
JP5298050B2 (ja) | スイッチング電源回路 | |
Ahmed | Modeling and simulation of ac–dc buck-boost converter fed dc motor with uniform PWM technique | |
JP3567944B2 (ja) | 太陽光発電用電力変換装置 | |
CN103633831B (zh) | 控制电路、时间计算单元及控制电路操作方法 | |
JP5323383B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP2002330581A (ja) | 直流電源装置 | |
JP3258137B2 (ja) | 電動機駆動装置 | |
CN214337787U (zh) | 一种开关电源电路的控制电路及开关电源 | |
JP3621926B2 (ja) | 太陽光発電装置 | |
JP2001016860A (ja) | インバータ制御装置 | |
JPH10174477A (ja) | 電動機駆動装置及びこれを用いた空気調和機 | |
JPH11164481A (ja) | アクティブフィルタの制御方法 | |
CN117394661B (zh) | 导通时间产生电路及开关转换器 | |
JP2001320880A (ja) | 整流電源 | |
US9369041B2 (en) | Analog input output linearization control | |
JP2001197732A (ja) | 半導体電力変換装置の制御装置 | |
JPH0851774A (ja) | スイッチング電源回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20060512 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060512 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080221 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100819 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100824 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110104 |