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JP2002321938A - 光増幅ガラスおよび光増幅導波路製造方法 - Google Patents

光増幅ガラスおよび光増幅導波路製造方法

Info

Publication number
JP2002321938A
JP2002321938A JP2001125554A JP2001125554A JP2002321938A JP 2002321938 A JP2002321938 A JP 2002321938A JP 2001125554 A JP2001125554 A JP 2001125554A JP 2001125554 A JP2001125554 A JP 2001125554A JP 2002321938 A JP2002321938 A JP 2002321938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
optical amplification
parts
mol
matrix
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001125554A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Nagashima
達雄 長嶋
Hiromi Kondo
裕己 近藤
Setsuo Ito
節郎 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP2001125554A priority Critical patent/JP2002321938A/ja
Publication of JP2002321938A publication Critical patent/JP2002321938A/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C21/00Treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by diffusing ions or metals in the surface
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/04Glass compositions containing silica
    • C03C3/062Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/04Glass compositions containing silica
    • C03C3/076Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight
    • C03C3/095Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing rare earths

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  • Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ファイバ加工を行うことなく酸化ビスマス系光
増幅導波路が得られる光増幅ガラスの提供。 【解決手段】Bi23を21〜79モル%含有するマト
リクスガラスに、Er、Tm、PrおよびDyからなる
群から選ばれた1種以上が添加されている光増幅ガラス
であって、該マトリクスガラスがアルカリ金属酸化物を
7.6モル%以上含有する光増幅ガラス。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イオン交換に適し
た酸化ビスマス系光増幅ガラスおよび光増幅導波路製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】波長多重光通信方式において使用される
光増幅器への応用等を目的として、濃度消光が起りにく
く短い長さで所望の光増幅が得られるコア/クラッド構
造のEr添加酸化ビスマス系光増幅ガラスファイバが提
案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】光増幅ガラスファイバ
に用いられる光増幅ガラスにはファイバ加工時に失透し
ないことが求められる。一方、このような制約は光増幅
ガラスの光増幅機能を低下させるおそれがある。
【0004】本発明は、ファイバ加工を行うことなく酸
化ビスマス系光増幅導波路が得られる光増幅ガラスおよ
び前記光増幅導波路の製造方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、Bi23を2
1〜79モル%含有するマトリクスガラスに、Er、T
m、PrおよびDyからなる群から選ばれた1種以上が
添加されている光増幅ガラスであって、該マトリクスガ
ラスがアルカリ金属酸化物を7.6モル%以上含有する
光増幅ガラスを提供する。また、前記光増幅ガラスに対
し2段階熱イオン交換を行うことを特徴とする光増幅導
波路製造方法を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の光増幅ガラス(以下本発
明のガラスという。)は、通常、後述する2段階熱イオ
ン交換等によって光増幅導波路とされ、該光増幅導波路
は石英系ガラスファイバと接続される。本発明のガラス
は、石英系ガラスファイバの低損失波長領域(概ね13
00〜1650nmの波長領域)、特に、S+バンド
(波長:1450〜1490nm)、Sバンド(波長:
1490〜1530nm)、Cバンド(波長:1530
〜1560nm)またはLバンド(波長:1570〜1
600nm)において光増幅機能を有することが好まし
い。なお、光増幅を行わせるための励起光としては通
常、波長が900〜1490nmの光が用いられる。
【0007】本発明のガラスはマトリクスガラスおよび
添加成分からなり、該添加成分となり得るのはEr、T
m、Pr、DyおよびYbである。なお、添加成分の含
有量は、酸化物基準ではなく元素基準を用いて表し、か
つマトリクスガラスを100質量部とする質量部表示で
示す。以下、質量部を単に部と表示する。
【0008】本発明のガラスは、CバンドまたはLバン
ドにおいて光増幅を行う場合はErを、S+バンドまた
はSバンドにおいて光増幅を行う場合はTmを、130
0nm帯において光増幅を行う場合はPrまたはDy
を、それぞれ含有することが好ましい。
【0009】Erの含有量は0.01〜10部であるこ
とが好ましい。0.01部未満では、CバンドまたはL
バンドにおける光増幅率が低下するおそれがある。より
好ましくは0.1部以上、特に好ましくは0.5部以上
である。10部超ではガラス化が困難になるおそれがあ
る。より好ましくはそれぞれ5部以下、特に好ましくは
それぞれ4部以下である。
【0010】Tm、PrおよびDyの含有量はそれぞれ
10部以下であることが好ましい。10部超ではガラス
化が困難になるおそれがある。より好ましくはそれぞれ
5部以下、特に好ましくはそれぞれ4部以下である。T
mを含有する場合、Prを含有する場合、または、Dy
を含有する場合、それぞれの含有量は0.01部以上で
あることが好ましい。より好ましくは0.05部以上、
特に好ましくは0.1部以上である。
【0011】本発明のガラスは必須ではないが光増幅率
をより増大させるためにYbを10部まで含有してもよ
い。10部超ではガラス化が困難になる。好ましくは5
部以下である。Ybの前記光増幅率を増大させる効果
は、本発明のガラスがErを含有する場合に顕著であ
る。Ybを含有する場合、その含有量は好ましくは0.
01部以上、より好ましくは0.1部以上、特に好まし
くは0.5部以上である。
【0012】本発明のガラスは、特開平6−19453
3号公報等によって公知の2段階熱イオン交換法を適用
して光増幅導波路とするのに好適である。前記2段階熱
イオン交換法とは、導波路を構成すべき部分以外にマス
クをしたガラス(被イオン交換ガラス)をイオン交換用
融液Aに浸漬して前記マスクをされていない部分に高屈
折率イオン交換層(以下高屈折率層という。)を形成
し、次に、前記高屈折率層をガラス内部に移動させるべ
く別のイオン交換用融液Bにガラスを浸漬し、かつ電場
を印加するものである。たとえば、前記ガラスはNaを
含有し、前記イオン交換用融液AはAgNO3融液であ
り、前記イオン交換融液BはNaNO3融液である。
【0013】本発明のガラスに対し2段階熱イオン交換
法を適用して製造した光増幅導波路においては、波長が
1300〜1650nmであって光通信の信号光に用い
られる光がシングルモードで伝播できることが好まし
い。波長が900〜1490nmである励起光もシング
ルモードで伝播できることがより好ましい。以下、前記
信号光および前記励起光の波長範囲を包含する波長範囲
900〜1650nmを伝播波長帯という。
【0014】高屈折率層の、波長633nmの光に対す
る屈折率n633から被イオン交換ガラスのn633を減じた
Δn633は0.002〜0.55であることが好まし
い。この範囲外では伝播波長帯の光をシングルモードで
伝播させることが困難になるおそれがある。高屈折率層
の厚さが3μmの場合Δn633は0.005〜0.2
7、同厚さが4μmの場合Δn633は0.005〜0.
16、同厚さが5μmの場合Δn633は0.005〜
0.10であることがそれぞれ好ましい。なお、高屈折
率層を形成するために被イオン交換ガラスをイオン交換
用融液に浸漬する時間は、好ましくは10時間以下、よ
り好ましくは6時間以下である。
【0015】なお、本発明において、伝播波長帯に属さ
ない波長633nmの光に対する屈折率によって高屈折
率層の屈折率を評価したのは次の理由による。すなわ
ち、後述するプリズムカプラを用いて伝播波長帯の光に
対する屈折率を高精度で測定する場合、高屈折率層の厚
さは5μm超でなければならない。したがって、厚さが
典型的には2〜5μmである高屈折率層について、伝播
波長帯の光に対する屈折率の高精度測定は困難である。
一方、n633の高精度測定には高屈折率層の厚さは1.
5μmあれば充分であり、n633の高精度測定は可能で
ある。
【0016】本発明のガラスのガラス転移点TGは36
0℃以上であることが好ましい。360℃未満では、光
増幅のための励起光として強度の大きいレーザー光を使
用した場合ガラスが熱的に損傷するおそれがある。ま
た、イオン交換する場合に融液の温度を高くできずイオ
ン交換効率が低下するおそれがある。TGは、好ましく
は380℃以上、より好ましくは400℃以上、特に好
ましくは420℃以上である。
【0017】次に、マトリクスガラスについて、モル%
を単に%と表示して以下に説明する。Bi23は必須で
ある。21%未満では光増幅率が低下する。好ましくは
24%以上である。79%超では、ガラス化が困難にな
る、TGが低くなる、またはイオン交換層の高屈折率化
が困難になる。好ましくは70%以下、より好ましくは
60%以下、特に好ましくは50%以下、最も好ましく
は40%以下である。
【0018】アルカリ金属酸化物はイオン交換のための
必須成分である。アルカリ金属酸化物の含有量の合計、
すなわち、Li2O、Na2O、K2O、Rb2OおよびF
2Oの含有量の合計は7.6〜30モル%であること
が好ましい。7.6%未満ではイオン交換層の高屈折率
化が困難になるおそれがある。より好ましくは11%以
上である。30%超では、ガラス化が困難になる、TG
が低くなる、または耐候性が低下するおそれがある。よ
り好ましくは20%以下、特に好ましくは15%以下で
ある。
【0019】Li2OおよびNa2Oの少なくともいずれ
か一方を含有することが好ましく、Na2Oを含有する
ことがより好ましい。Na2Oを含有する場合、その含
有量は11〜20%であることが好ましい。11%未満
では高屈折率化が困難になるおそれがある。より好まし
くは11.5%以上である。20%超ではTGが低くな
る、または耐候性が低下するおそれがある。より好まし
くは13.5%以下である。なお、この場合、Na2
以外のアルカリ金属酸化物を含有してもよいし、含有し
なくてもよい。
【0020】本発明のガラスをより失透しにくくした
い、等の場合には、K2Oは含有しないことが好まし
い。
【0021】マトリクスガラスは、下記酸化物基準で、 Bi23 21〜79%、 SiO2 10〜60%、 Ga23 0〜40%、 Al23 0〜30%、 Li2O 0〜30%、 Na2O 0〜30%、 K2O 0〜30%、 Rb2O 0〜30%、 Fr2O 0〜30%、 CeO2 0〜10%、 ZnO 0〜20%、 MgO 0〜20%、 CaO 0〜20%、 SrO 0〜20%、 BaO 0〜20%、 GeO2 0〜20%、 WO3 0〜10%、 TeO2 0〜20%、 TiO2 0〜10%、 ZrO2 0〜10%、 SnO2 0〜10%、 Y23 0〜10%、 から本質的になり、Li2O+Na2O+K2O+Rb2
+Fr2Oが7.6〜30モル%であることが好まし
い。
【0022】次に、この好ましいマトリクスガラスにつ
いて説明する。なお、Bi23およびアルカリ金属酸化
物については先に説明したので省略する。SiO2はネ
ットワークフォーマであり必須である。10%未満で
は、ガラス化が困難になる、またはファイバ加工時に失
透するおそれがある。より好ましくは20%以上であ
る。60%超では、光増幅率が低下する、またはガラス
作製時の溶融温度が高くなる。より好ましくは50%以
下、特に好ましくは40%以下である。
【0023】Ga23は必須ではないが、利得が得られ
る波長幅を大きくするために、またはファイバ加工時の
失透を抑制するために40%まで含有してもよい。40
%超ではガラス作製時に結晶が析出しガラスの透過率が
低下するおそれがある。好ましくは30%以下、より好
ましくは25%以下である。Ga23を含有する場合、
その含有量は1%以上であることが好ましい。より好ま
しくは5%以上、特に好ましくは10%以上である。
【0024】Al23は必須ではないが、TGを上げる
ために30%まで含有してもよい。30%超ではガラス
作製時に結晶が析出しガラスの透過率が低下するおそれ
がある。より好ましくは20%以下、特に好ましくは1
0%以下である。Al23を含有する場合はその含有量
は0.1%以上であることが好ましい。より好ましくは
1%以上、特に好ましくは2%以上である。
【0025】CeO2は必須ではないが、ガラス組成中
のBi23がガラス溶融中に還元されて金属ビスマスと
して析出しガラスの透明性を低下させることを抑制する
ために、10%まで含有してもよい。10%超では、ガ
ラス化が困難になる、または、黄色またはオレンジ色の
着色が強くなってガラスの透過率が低下するおそれがあ
る。好ましくは1%以下、より好ましくは0.5%以
下、特に好ましくは0.3%以下である。CeO2を含
有する場合、その含有量は0.01%以上であることが
好ましい。より好ましくは0.05%以上、特に好まし
くは0.1%以上である。なお、ガラスの透過率の低下
を避けたい場合、CeO2の含有量は0.15%未満と
することが好ましく、実質的にCeO2を含有しないこ
とがより好ましい。
【0026】ZnO、MgO、CaO、SrOおよびB
aOはいずれも必須ではないが、ガラスを安定化させる
ためにそれぞれ20%まで含有してもよい。20%超で
はガラスが結晶化しやすくなるおそれがある。
【0027】GeO2は必須ではないが、ガラス形成を
容易にするとともに屈折率を高くする効果があり、20
%まで含有してもよい。20%超ではガラスが結晶化し
やすくなるおそれがある。好ましくは10%以下、より
好ましくは5%以下である。GeO2を含有する場合、
その含有量は0.1%以上であることが好ましい。より
好ましくは1%以上である。
【0028】WO3は必須ではないが、利得が得られる
波長幅を大きくするために10%まで含有してもよい。
10%超では光増幅率が低下するおそれがある。
【0029】TeO2は必須ではないが、光増幅率を増
大させるために20%まで含有してもよい。20%超で
はガラス作製時に結晶が析出しガラスの透過率が低下す
るおそれがある。好ましくは10%以下、より好ましく
は5%以下である。TeO2を含有する場合、その含有
量は好ましくは1%以上、より好ましくは2%以上であ
る。
【0030】TiO2、ZrO2、SnO2およびY23
はいずれも必須ではないが、ガラス作製時の失透を抑制
するために、または屈折率を調整するためにそれぞれ1
0%まで含有してもよい。10%超ではガラスが結晶化
しやすくなるおそれがある。
【0031】前記好ましいマトリクスガラスは本質的に
上記成分からなるが、本発明の目的を損なわない範囲で
他の成分を含有してもよい。該「他の成分」の含有量の
合計は10%以下であることが好ましい。
【0032】次に、前記「他の成分」について述べる。
ガラス形成を容易にするために、または屈折率を調整す
るために、CdO、PbO、La23等を含有してもよ
い。なお、B23はマルチフォノン緩和を増大させるお
それがあるので含有しないことが好ましい。
【0033】
【実施例】表1のBi23からBaOまでの欄にモル%
表示で示した組成のマトリクスガラス100質量部に、
同表に質量部表示で示される量のEr、Ybが添加され
ている組成のガラスを次のようにして作製した。すなわ
ち、原料を調合、混合して白金ルツボに入れ、大気雰囲
気中で1150℃に1時間保持して溶解し、得られた溶
融ガラスを板状に流し出し、450℃に4時間保持後常
温まで冷却する徐冷を行った。例1〜3は実施例、例4
〜7は比較例である。
【0034】このようにして作製したガラスのガラス転
移点TG(単位:℃)を示差熱分析により、波長130
4nm、波長633nmの光に対する屈折率n1304、n
633をメトリコン社製モデル2010プリズムカプラ
(商品名)によりそれぞれ測定した。この測定結果か
ら、n1304がn633の約0.98倍であることがわか
る。
【0035】また、例3のガラスを大きさ15mm×7
mm×2mmの板状に加工し、発光スペクトルを次のよ
うにして測定した。すなわち、出力1Wの半導体レーザ
ーダイオードを用いて波長980nmの光をガラスに照
射し、PbS検出器を用いて波長1500〜1600n
mにおける発光スペクトルを測定した。結果を図1に太
線で示す。なお、図1中の細線は、ホウケイ酸塩系ガラ
ス(BK7)100質量部にErが0.5質量部添加さ
れている光増幅ガラスの発光スペクトルである(IEE
E Photonics Technology Le
tters,Vol.4,1041−1135,199
2年)。
【0036】
【表1】
【0037】次に、例1、3、5のガラスについて、該
ガラスを大きさ20mm×15mm×1mmの板状に加
工し、370℃のAgNO3融液に、1〜6時間浸漬す
る処理を行った(表2の処理1A4〜処理5A6)。次
に、該処理されたガラスをイオン交換水内で超音波洗浄
後n633を測定した。結果を表2に、前記浸漬した時間
を同表の時間の欄にそれぞれ示す。
【0038】また、例2、3のガラスについて、AgN
3とLiNO3を1モル:1モルの割合で含有する融液
をAgNO3融液の代わりに用い、また前記浸漬時間を
表3の該当欄に示す時間とした以外は前記処理と同様に
処理を行い、前記超音波洗浄後n633を測定した(表3
の処理2B2〜処理3B2)。
【0039】また、例2のガラスについて、AgNO3
とLiNO3を1モル:3モルの割合で含有する融液を
AgNO3融液の代わりに用い、また前記浸漬時間を表
3の該当欄に示す時間とした以外は前記処理と同様に処
理を行い、前記超音波洗浄後n 633を測定した(表3の
処理2C2、処理2C4)。
【0040】また、電子線マイクロアナライザ(EPM
A)を用いて、処理3B4を行ったガラスの表面近傍の
Ag濃度プロファイルを測定した。その結果、イオン交
換層の厚さは4μmであった。
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、ファイバ加工を行うこ
となく酸化ビスマス系光増幅導波路が得られる光増幅ガ
ラス、およびファイバ加工を行うことなく製造できる酸
化ビスマス系光増幅導波路が得られる。
【0044】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光増幅ガラスおよびEr添加ホウケイ
酸塩系ガラスの発光スペクトルを示す図。
フロントページの続き Fターム(参考) 4G062 AA04 BB01 BB06 CC10 DA05 DA06 DB01 DB02 DB03 DB04 DC01 DD01 DE01 DE02 DE03 DE04 DF01 EA01 EA02 EA03 EA04 EA10 EB01 EB02 EB03 EB04 EC01 EC02 EC03 EC04 ED01 ED02 ED03 ED04 EE01 EE02 EE03 EE04 EF01 EF02 EF03 EF04 EG01 EG02 EG03 EG04 FA01 FA10 FB01 FB02 FB03 FC01 FC02 FC03 FD01 FD02 FD03 FD04 FE01 FE02 FE03 FF01 FG01 FH01 FJ01 FJ02 FJ03 FK01 FL01 FL02 FL03 GA04 GA05 GA06 GA07 GB01 GC01 GD01 GD02 GD03 GD04 GE01 HH01 HH02 HH03 HH05 HH06 HH07 HH08 HH09 HH11 HH13 HH15 HH17 HH20 JJ01 JJ03 JJ05 JJ07 JJ10 KK01 KK02 KK03 KK05 KK06 KK07 KK08 KK10 MM02 NN01 5F072 AB07 AB09 YY17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Bi23を21〜79モル%含有するマト
    リクスガラスに、Er、Tm、PrおよびDyからなる
    群から選ばれた1種以上が添加されている光増幅ガラス
    であって、該マトリクスガラスがアルカリ金属酸化物を
    7.6モル%以上含有する光増幅ガラス。
  2. 【請求項2】マトリクスガラス100質量部にErが
    0.01〜10質量部添加されている請求項1に記載の
    光増幅ガラス。
  3. 【請求項3】マトリクスガラス100質量部にYbが
    0.01〜10質量部添加されている請求項1または2
    に記載の光増幅ガラス。
  4. 【請求項4】マトリクスガラスが、下記酸化物基準のモ
    ル%表示で、 Bi23 21〜79%、 SiO2 10〜60%、 Ga23 0〜40%、 Al23 0〜30%、 Li2O 0〜30%、 Na2O 0〜30%、 K2O 0〜30%、 Rb2O 0〜30%、 Fr2O 0〜30%、 CeO2 0〜10%、 ZnO 0〜20%、 MgO 0〜20%、 CaO 0〜20%、 SrO 0〜20%、 BaO 0〜20%、 GeO2 0〜20%、 WO3 0〜10%、 TeO2 0〜20%、 TiO2 0〜10%、 ZrO2 0〜10%、 SnO2 0〜10%、 Y23 0〜10%、 から本質的になり、Li2O+Na2O+K2O+Rb2
    +Fr2Oが7.6〜30モル%である請求項1、2ま
    たは3に記載の光増幅ガラス。
  5. 【請求項5】マトリクスガラスがNa2Oを11〜20
    モル%含有する請求項1、2、3または4に記載の光増
    幅ガラス。
  6. 【請求項6】マトリクスガラスがK2Oを含有しない請
    求項1〜5のいずれかに記載の光増幅ガラス。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の光増幅ガ
    ラスに対し2段階熱イオン交換を行うことを特徴とする
    光増幅導波路製造方法。
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