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JP2002313488A - 分割コネクタ - Google Patents

分割コネクタ

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Publication number
JP2002313488A
JP2002313488A JP2001118726A JP2001118726A JP2002313488A JP 2002313488 A JP2002313488 A JP 2002313488A JP 2001118726 A JP2001118726 A JP 2001118726A JP 2001118726 A JP2001118726 A JP 2001118726A JP 2002313488 A JP2002313488 A JP 2002313488A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
sub
male
female
connector housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001118726A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideji Tate
秀司 舘
Kiyobumi Ichida
清文 市田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2001118726A priority Critical patent/JP2002313488A/ja
Priority to US10/122,899 priority patent/US6666728B2/en
Priority to DE10216640A priority patent/DE10216640B4/de
Publication of JP2002313488A publication Critical patent/JP2002313488A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 嵌合操作力を低減することの可能な分割コネ
クタを提供する。 【解決手段】 雄側サブコネクタ40Aは、雄側フレー
ム20に対して嵌合方向に沿って変位可能に組み付けら
れている。雌雄両コネクタF,Mを嵌合すると、弾性規
制片53が弾性変形して規制受部31に係止すること
で、雄側サブコネクタ40Aが仮係止位置に保持され、
他の雄側サブコネクタ40Bよりも先に相手側と結合さ
れる。結合が終了すると共に、弾性規制片53が復帰変
形して規制受部31との係止が解除され、雄側サブコネ
クタ40Aを嵌合方向の奥方へ変位させつつ、続いて雄
側サブコネクタ40Bの結合を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、嵌合操作力の低減
を図った分割コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】多極のコネクタにおいては、端子金具の
誤挿入を防止する等の理由から、分割型のコネクタが一
部で採用されている。この分割コネクタは、フレームに
形成した複数の収容部内に、それぞれ端子金具を装着し
たサブコネクタハウジングを収容して保持させる構成と
なっており、このコネクタを相手側のコネクタと嵌合す
ることで、各サブコネクタハウジングが対応する相手側
のコネクタハウジングと結合され、端子金具が相手側の
端子金具と接続されるようになっている。このような分
割コネクタにおいては、端子金具同士の摩擦に起因する
嵌合抵抗が大きくなるため、例えばレバーのカム作用を
利用して嵌合操作力の低減を図ったものが実開平5−5
5470号公報等に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年ではコネ
クタの多極化が進み、嵌合操作力がより増大する傾向に
あるため、更なる操作力低減の手段が望まれていた。本
発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、嵌合操作力を低減することの可能な分割コネクタを
提供するところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1の発明に係る分割コネクタは、端子金具が
装着される複数のサブコネクタハウジングをフレーム内
に収容してなり、相手側コネクタとの嵌合によって前記
各サブコネクタハウジングが相手側コネクタに設けられ
た相手側コネクタハウジングと結合されるようにした分
割コネクタであって、前記複数のサブコネクタハウジン
グのうちの一部のサブコネクタハウジングは、前記フレ
ームに対して前記相手側コネクタとの嵌合方向に沿って
変位可能に組み付けられており、当該サブコネクタハウ
ジングと前記フレームとの間には前記相手側コネクタが
嵌合されるときに当該サブコネクタハウジングを最終組
付位置よりも嵌合方向の先方位置に保持する保持手段が
設けられ、かつこの保持手段は当該サブコネクタハウジ
ングと前記相手側コネクタハウジングとの結合が終了す
ると共に解除されて、当該サブコネクタハウジングを前
記最終組付位置側へ変位させつつ、続いて他のサブコネ
クタハウジングと前記相手側コネクタハウジングとの結
合を行うようにしたところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記一部のサブコネクタハウジングは、前記
他のサブコネクタハウジングを間に挟むような位置に配
されているところに特徴を有する。
【0006】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のものにおいて、前記保持手段は、前記一部のサ
ブコネクタハウジングに形成されて、前記嵌合方向に直
交する方向へ弾性変形可能な弾性規制片と、前記フレー
ムに形成された規制受部とから構成されており、当該サ
ブコネクタハウジングと前記相手側コネクタハウジング
との結合途中には、前記弾性規制片が前記相手側コネク
タによって弾性変形させられて前記規制受部に係止する
ことで当該サブコネクタハウジングの変位を規制し、結
合が終了するとともに前記弾性規制片が復元変形して前
記規制受部との係止が解除されるようにしたところに特
徴を有する。
【0007】
【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、保
持手段によって一部のサブコネクタハウジングを最終組
付位置よりも嵌合方向の先方位置に保持して他のサブコ
ネクタハウジングよりも先に相手側コネクタハウジング
と結合させる。結合が終了すると共に、保持手段は保持
を解除して、一部のサブコネクタハウジングを嵌合方向
の奥方へ変位させつつ、続いて他のサブコネクタハウジ
ングの結合を行う。これにより、一部のサブコネクタハ
ウジングと他のサブコネクタハウジングとの結合タイミ
ングをずらすことができるため、嵌合操作力のピーク値
を低く抑えることができる。
【0008】請求項2の発明によれば、相手側コネクタ
との嵌合の際に、各サブコネクタハウジングの結合によ
る嵌合抵抗が一方に偏らないため、嵌合作業を円滑に行
うことができる。
【0009】請求項3の発明によれば、相手側コネクタ
ハウジングとの結合中には、サブコネクタハウジングに
設けられた弾性規制片がフレームに設けられた規制受部
に係止することでサブコネクタハウジングの嵌合方向の
奥方への変位が規制される。結合が終了するとともに弾
性規制片が復元変形して規制受部との係止が解除されて
サブコネクタハウジングが変位できるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>次に、本発明の
第1実施形態について図1から図11を参照して説明す
る。本実施形態のコネクタは、図1に示すように、互い
に嵌合・離脱が可能な雄側コネクタM(本発明の「分割
コネクタ」に相当)と、雌側コネクタF(本発明の「相
手側コネクタ」に相当)とから構成されている。
【0011】まず雌側コネクタFについて図1及び図2
によって説明すると、雌側コネクタFは、合成樹脂材か
らなる雌側フレーム10と、同じく合成樹脂材からなり
雌側フレーム10に保持される3つの雌側サブコネクタ
ハウジング11A〜11C(本発明の「相手側コネクタ
ハウジング」に相当、以下雌側サブコネクタという)と
を備えている。雌側フレーム10は、前後方向(図1の
左方を前側とする)に広く下方に開放する筒状のフード
部12を備えている。フード部12の縁部は幅方向にフ
ランジ状に延出しており、そこに左右に一対ずつロック
孔12Aが開口している。また、フード部12の上面を
貫通するようにして、上下に開口する略角筒形をなす3
つの収容部13A〜13Cが雌側フレーム10の長手方
向に並んで設けられている。各収容部13A〜13Cに
は、それぞれ雌側サブコネクタ11A〜11Cが収容さ
れる。
【0012】雌側サブコネクタ11A〜11Cは、外形
略直方体状をなしており、図示しないロック手段によっ
て収容部13A〜13C内に保持される。各雌側サブコ
ネクタ11A〜11Cは、雌側フレーム10に装着され
た状態では、雄側との結合面(底面)が互いに面一にな
っている。各雌側サブコネクタ11A〜11Cには、上
下に開口する複数のキャビティ14が整列して設けられ
ており、各キャビティ14には雌側端子金具(図示せ
ず)を装着可能とされている。この雌側端子金具は、一
端に端子接続部を備えており、ここに後述する雄側端子
金具43のタブ43Aが挿入されるとその内部に備えら
れた弾性接触片がタブ43Aに対して弾性的に接触する
ことで導通が取られるようになっている。
【0013】一方、雄側コネクタMは、合成樹脂材より
なる雄側フレーム20と、同じく合成樹脂材よりなり雄
側フレーム20に保持される2つの雄側サブコネクタハ
ウジング40A,40B(40Aは本発明の「一部のサ
ブコネクタハウジング」、40Bは「他のサブコネクタ
ハウジング」に相当、以下雄側サブコネクタという)と
を備えている。雄側フレーム20は、図3から図5に示
すように、雌側フレーム10と同様に前後方向に細長い
形状をなしており、その上部に前記したフード部12の
内側に嵌合可能な筒状の嵌合部21を備えている。嵌合
部21の外周にはロックアーム22が左右一対ずつ上方
に向けて突設されている。ロックアーム22は、雄側フ
レーム20の幅方向に弾性変形可能とされており、雌側
フレーム10と雄側フレーム20とを嵌合したときに
は、ロックアーム22がロック孔12Aに進入すると共
に、その先端の突起部分がロック孔12Aの縁部に弾性
的に係合することで雌雄両フレーム10,20が嵌合状
態にロックされるようになっている。
【0014】雄側フレーム20の下部は上下に開口する
角筒状をなすとともに、仕切壁23によって前後に仕切
られて、大小2つの収容部24A,24Bが形成され、
それぞれ雄側サブコネクタ40A,40Bを収容可能と
なっている。収容部24Bには、左右両側壁に雄側サブ
コネクタ40Bをロックするための一対のロック片32
が形成されている。収容部24Aには、左右の側壁に一
対ずつ上下方向に溝状をなす凹部26が設けられてい
る。各凹部26の内側には正面から見てL字断面をなす
係止片27が形成されており(図7もあわせて参照)、
その先端部は上方に向けて延びて嵌合部21内に突出し
ている。各係止片27の先端部は、雄側フレーム20の
幅方向に弾性変形可能とされている。また、各係止片2
7の上下方向の中央付近には、収容部24Aの内側に向
けて仮係止用突起27Aが設けられている。収容部24
Aの左右側壁には、計3カ所において下端側から上方へ
一対ずつ切り込みが入れられて、その切り込みの間に厚
み方向に弾性変形可能な抜止片29が形成されている。
各抜止片29の先端には、収容部24Aの壁面よりも内
側へ突出する抜止突起29Aが形成されている。各抜止
突起29Aの下面には、先細り状となるようなテーパ面
が形成されている。収容部24Aの左右側壁間には、前
後方向中央位置上部に橋渡し状に平板状の規制受部31
(本発明の「保持手段」に相当)が架設され、その前面
側上縁には規制用凹部31Aが形成されている。
【0015】なお、詳細には示さないが、雌側フレーム
10にはレバー(図示せず)が軸支され、そのレバーに
形成されたカム溝に、雄側フレーム20の側面に突設さ
れたフォロワピン33が嵌合される。そして、レバーの
揺動によるカム作用によって雌側フレーム10に雄側フ
レーム20が引き寄せられ、雌雄のコネクタF,Mが嵌
合されるようになっている。
【0016】雄側サブコネクタ40A,40Bは、図
1,図6及び図7等に示すように、共に外形略直方体状
をなしており、上下方向、幅方向についてはほぼ同一の
外寸法であり、前後方向については雄側サブコネクタ4
0Aが雄側サブコネクタ40Bの倍程度の外寸法を有し
ている。両雄側サブコネクタ40A,40Bには、相手
側の雌側サブコネクタ11A〜11Cの各キャビティ1
4に対応する位置に複数のキャビティ41が形成され、
各キャビティ41には雄側端子金具43がそのタブ43
Aを上方へ突出させた状態で装着されるようになってい
る。雄側サブコネクタ40Bには、左右側壁にロック突
起44が突設されており、これが前記した収容部24B
のロック片32に係合することで、雄側サブコネクタ4
0Bが収容部24B内に収容された状態で保持される。
【0017】雄側サブコネクタ40Aの左右両側壁に
は、各係止片27に対して下側から係合可能な抜止突片
46が一対ずつ設けられている。さらに、雄側サブコネ
クタ40Aの左右両側壁には、前端付近に各係止片27
の仮係止用突起27Aに係合可能な係止突起47が設け
られている。
【0018】雄側サブコネクタ40Aは、雄側フレーム
20に対して、本体部分全体が収容部24A内に収まる
最終組付位置と、この最終組付位置よりも嵌合方向の先
方(上方)に位置する仮係止位置との間で変位可能に組
み付けられている。雄側サブコネクタ40Aが仮係止位
置にある場合は、図1及び図7に示すように、雄側サブ
コネクタ40Aの本体部分が収容部24Aより嵌合部2
1側へ張り出しており、前記の抜止突片46が係止片2
7の下側に係止するとともに、係止突起47が仮係止用
突起27Aに対して上方から係合することで雄側サブコ
ネクタ40Aが係止される。なお、係止突起47と仮係
止用突起27Aとの互いの係止面にはそれぞれ緩やかな
傾斜角を持ったテーパ面が形成されており、係止突起4
7と仮係止用突起27Aとが互いに係止した状態から、
雄側サブコネクタ40Aに対して押し込む方向への外力
が加えられると、係止片27は前記のテーパ面に案内さ
れて外側へ弾性変形されて、雄側サブコネクタ40Aと
の係合が解除されるようになっている。
【0019】雄側サブコネクタ40Aが最終組付位置に
ある場合は、図8及び図11に示すように、その本体部
分が収容部24Aに収容され、雌側との結合面(上面)
が雄側サブコネクタ40Bのものと面一の状態となる。
また、最終組付位置においては、抜止片29に設けられ
た抜止突起29Aが雄側サブコネクタ40Aの下端に設
けられた抜止凹部49の内側に係合し、雄側サブコネク
タ40Aが抜け止めされる。
【0020】雄側サブコネクタ40Aの上面には、前後
方向の中央に左右に延びる逃がし溝51が形成されてお
り、仮係止位置においてはこの逃がし溝51内に雄側フ
レーム20の規制受部31の下部が入り込むようになっ
ている。逃がし溝51の前側には正面から見て門形をな
す支持壁52が上方へ立設され、その上辺から下方に向
けて弾性規制片53(規制受部とともに本発明の「保持
手段」に相当)が突設されている。この弾性規制片53
は、雌雄両コネクタF,Mの嵌合方向に対して直交する
方向に弾性変形可能とされており、雄側サブコネクタ4
0Aが仮係止位置にあるときに弾性規制片53を後方へ
弾性変形させると、規制受部31に係合して雄側サブコ
ネクタ40Aの下方への変位が規制されるようになって
いる。また、弾性規制片53の前面には、上面側にテー
パ面を有する被押圧突起54が設けられており、雌雄両
コネクタF,Mを嵌合するときに、雌側フレーム10に
おける収容部13Aの下端に形成された押圧部16が被
押圧突起54に当接して、弾性規制片53が後方に弾性
変形されるようになっている。また、押圧部16の上方
には逃がし部17が凹設されており、雌側サブコネクタ
11A,11Bが雄側サブコネクタ40Aに対して正規
に結合された位置(互いの面を突き合わせた状態)にあ
るときに、被押圧突起54の先端が内側に入り込めるよ
うになっている。
【0021】本実施形態は以上の構成であり、次にその
作用を説明する。まず雄側フレーム20の収容部24B
に下方から雄側サブコネクタ40Bを嵌合する。雄側サ
ブコネクタ40Bが収容部24B内に収まる正規の位置
まで嵌め込まれると、ロック突起44がロック片32に
係合して雄側サブコネクタ40Bが保持される。
【0022】次に、収容部24Aに下方から雄側サブコ
ネクタ40Aを嵌合する。雄側サブコネクタ40Aが抜
止突起29Aに突き当たると、そのテーパ面に導かれて
抜止片29が外側へ弾性変形し、雄側サブコネクタ40
Aの進入が許容される。雄側サブコネクタ40Aが収容
部24A内に収まる最終組付位置まで嵌め込まれると、
抜止片29が復元変形して抜止突起29Aが抜止凹部4
9内に入り込んで係合し、雄側サブコネクタ40Aの下
方への抜けが規制された状態となる。
【0023】雄側サブコネクタ40Aを最終組付位置を
越えて上方へさらに移動させると、係止突起47が仮係
止用突起27Aに突き当たり、係止片27が外側へ弾性
変形して仮係止用突起27Aが係止突起47に乗り上が
る。そして、雄側サブコネクタ40Aが仮係止位置に至
ると、係止片27が復元変形して係止突起47が仮係止
用突起27Aの上側に係合する(図7参照)。一方で抜
止突片46が係止片27の後端に係止して、雄側サブコ
ネクタ40Aの上方への抜けが規制される。
【0024】続いて、雌雄の両コネクタF,Mを嵌合す
る。嵌合部21をフード部12内に嵌め込むようにして
雌雄両コネクタF,Mを接近させ、前述のように、雌側
フレーム10の図示しないレバーのカム溝に雄側フレー
ム20のフォロワピン33を嵌合し、レバーを操作する
ことで、雌側フレーム10に雄側フレーム20が引き寄
せられる。すると、まず被押圧突起54が雌側フレーム
10の押圧部16に突き当たり(図10(A)参照)、
弾性規制片53が後方に弾性変形されて、規制受部31
の規制用凹部31A内に係合する。一方で雄側サブコネ
クタ40Aから突出する雄側端子金具43のタブ43A
が対応する雌側サブコネクタ11A,11Bのキャビテ
ィ14内に挿入され、雌側端子金具の端子接続部内に進
入して弾性接触片がタブ43Aに弾性的に接触する。雄
側サブコネクタ40Aは、雌側サブコネクタ11A,1
1Bの接近の際に雌雄の端子金具の嵌合抵抗によって、
嵌合方向奥側(下方)への押圧力を受けるが、弾性規制
片53が規制受部31に係合しているため、そのまま仮
係止位置に保持される。雌雄両コネクタF,Mの嵌合を
進めると、被押圧突起54は押圧部16の外面に乗り上
がった状態で摺接し(図10(B)参照)、雌側サブコ
ネクタ11A,11Bが雄側サブコネクタ40Aと互い
に面を突き合わせる位置に至ると共に、被押圧突起54
が押圧部16を越え(図10(C)参照)、弾性規制片
53が復元変形して、被押圧突起54の先端が逃がし部
17内に入り込む(図10(D)参照)。これにより、
雄側サブコネクタ40Aと雌側サブコネクタ11A,1
1Bとの結合が終了し、雄側サブコネクタ40Aの規制
が解除された状態となる。
【0025】雌雄両コネクタF,Mをさらに嵌合する
と、雄側サブコネクタ40Aは雌側サブコネクタ11
A,11Bに押圧されて共に嵌合方向の奥側へ移動す
る。続いて、雄側サブコネクタ40Bから突出するタブ
43Aが対応する雌側サブコネクタ11Cのキャビティ
14内に挿入され、雌側端子金具との接続が開始され
る。そして、雄側サブコネクタ40Bに雌側サブコネク
タ11Cが突き当たると、両サブコネクタ40B,11
Cの結合が終了し、雌雄両コネクタF,Mが正規に嵌合
された状態となる(図11参照)。このとき、雄側フレ
ーム20のロックアーム22が雌側フレーム10のロッ
ク孔12Aの孔縁に係合し、雌雄両コネクタF,Mが離
間不能にロックされる。また、雄側サブコネクタ40A
は、最終組付位置にあり、抜止突起29Aが抜止凹部4
9の内側に係合する。
【0026】以上のように本実施形態によれば、一部の
雄側サブコネクタ40Aが雄側フレーム20に対して嵌
合方向に沿って変位可能に組み付けられ、弾性規制片5
3及び規制受部31によってその雄側サブコネクタ40
Aを最終組付位置よりも嵌合方向の先方位置に保持し
て、他の雄側サブコネクタ40Bよりも先に相手側の雌
側サブコネクタ11A,11Bと結合させる。結合が終
了すると共に、弾性規制片53及び規制受部31による
保持が解除されて、雄側サブコネクタ40Aを嵌合方向
の奥方へ変位させつつ、続いて他の雄側サブコネクタ4
0Bの結合を行う。このように、雄側サブコネクタ40
Aと40Bとについて相手側との結合位置が互いに異な
るようにすることで、嵌合操作力のピーク値を低減する
ことができる。
【0027】また、雌側サブコネクタ11A,11Bと
の結合中には、雄側サブコネクタ40Aに設けられた弾
性規制片53が雄側フレーム20に設けられた規制受部
31に係止することで雄側サブコネクタ40Aの嵌合方
向の奥方への変位が規制される。結合が終了するととも
に、弾性規制片53が復元変形して規制受部31との係
止が解除されて、雄側サブコネクタ40Aが変位できる
ようになる。
【0028】<第2実施形態>次に本発明の第2実施形
態について図12及び図13を参照して説明する。な
お、第1実施形態と概ね同様の構成には同一符号を付し
て説明を省略する。本実施形態の雄側コネクタM2にお
いては、雄側フレーム60に3つの収容部24A〜24
Cが並んで設けられている。収容部24A、24Bに
は、それぞれ第1実施形態と同様に雄側サブコネクタ4
0A、40B(40Aは本発明の「一部のサブコネクタ
ハウジング」、40Bは「他のサブコネクタハウジン
グ」に相当)が収容される。収容部24Cには、雄側サ
ブコネクタ40Aと同一構造の雄側サブコネクタ40C
(本発明の「一部のサブコネクタハウジング」に相当)
が収容されるが、この収容部24Cにおける係止片61
及び規制受部62は、収容部24Aにおける係止片27
及び規制受部31に比べると、やや嵌合方向の奥方にず
れた位置に配されている。即ち、雄側サブコネクタ40
Cの仮係止位置は、雄側サブコネクタ40Aの仮係止位
置よりも嵌合方向の奥方に位置し、雄側サブコネクタ4
0Bの組付位置よりも嵌合方向の先方に位置している。
【0029】一方、雌側コネクタF2においては、雌側
フレーム63に5つの収容部13A〜13Eが並んで設
けられており、各収容部13A〜13Eにはそれぞれ雌
側サブコネクタ11A〜11Eが収容される。収容部1
3D,13Eとこれらに収容される雌側サブコネクタ1
1D,11Eとは、収容部13A,13Bとこれらに収
容される雌側サブコネクタ11A,11Bとほぼ同一の
構造となっている。各雌側サブコネクタ11A〜11E
は、雌側フレーム63に装着された状態では、雄側との
結合面(底面)が面一の状態となる。
【0030】雌雄両コネクタF2,M2を嵌合していく
と、はじめに収容部13Aの押圧部16が弾性規制片5
3を弾性変形させて、これが規制受部31に係止するこ
とで雄側サブコネクタ40Aの変位が規制された状態と
なる。そして、雄側サブコネクタ40Aから突出するタ
ブ43Aが雌側サブコネクタ11A,11Bの雌側端子
金具(図示せず)の端子接続部に挿入され、雄側サブコ
ネクタ40Aと雌側サブコネクタ11A,11Bとの結
合が開始される。続いて、収容部13Dの押圧部16が
雄側サブコネクタ40Cの弾性規制片53を弾性変形さ
せて、これが規制受部62に係止して、雄側サブコネク
タ40Cの変位が規制された状態となり、雄側サブコネ
クタ40Cと雌側サブコネクタ11D,11Eとの結合
が開始される。
【0031】雌雄両コネクタF2,M2の嵌合が進み、
雌側サブコネクタ11A,11Bが雄側サブコネクタ4
0Aに突き当たる位置に至ると、弾性規制片53が復帰
変形して、規制受部31との係止が解除される。続い
て、嵌合動作に伴って雄側サブコネクタ40Aが嵌合方
向の奥方へ変位していき、雌側サブコネクタ11D,1
1Eが雄側サブコネクタ40Cに突き当たる位置に至る
と、弾性規制片53が復帰変形して規制受部62との係
止が解除される。そして、嵌合動作に伴って雄側サブコ
ネクタ40Cが嵌合方向の奥方へ変位していき、最後に
雄側サブコネクタ40Bと雌側サブコネクタ11Cとが
結合されて、各雄側サブコネクタ40A〜40Cの結合
面(上面)が面一になった状態で雌雄両コネクタF2,
M2の嵌合作業が終了する。
【0032】さて、仮に雄側フレーム60に対して雄側
サブコネクタが前方から40A,40C,40Bの順で
並んで配置されていた場合には、雌雄両コネクタF2,
M2を嵌合する際に、嵌合抵抗が一方に偏るため、コネ
クタF2,M2が傾いて嵌合作業がうまくいかないおそ
れがある。しかし、本実施形態によれば、最終組付位置
よりも嵌合方向の先方位置に組み付けられた雄側サブコ
ネクタ11A,11Cが雄側サブコネクタ11Bを挟む
ような位置に配されているため、嵌合抵抗が一方に偏り
にくく、嵌合作業を円滑に行うことができる。
【0033】本発明の技術的範囲は、上記した実施形態
によって限定されるものではなく、例えば、次に記載す
るようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。 (1)上記実施形態とは逆に、仮係止位置に保持される
サブコネクタハウジングを雌側のコネクタに設けても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における分割コネクタの嵌合前の
状態を示す側断面図
【図2】雌側コネクタの底面図
【図3】雄側フレームの平面図
【図4】雄側フレームの側断面図
【図5】雄側フレームの正断面図
【図6】雄側サブコネクタの平面図
【図7】雄側サブコネクタを仮係止位置に組み付けた状
態を示す正断面図
【図8】雄側サブコネクタを最終組付位置に組み付けた
状態を示す正断面図
【図9】雄側コネクタの平面図
【図10】弾性規制片の動作を示す側断面図
【図11】雌雄両コネクタの嵌合が完了した状態を示す
側断面図
【図12】第2実施形態における分割コネクタの嵌合前
の状態を示す側断面図
【図13】嵌合が完了した状態を示す側断面図
【符号の説明】
F,F2…雌側コネクタ(相手側コネクタ) M,M2…雄側コネクタ(分割コネクタ) 10,63…雌側フレーム 11A〜11E…雌側サブコネクタ(相手側コネクタハ
ウジング) 20,60…雄側フレーム 31,62…規制受部(保持手段) 40A,40C…雄側サブコネクタ(一部のサブコネク
タハウジング) 40B…雄側サブコネクタ(他のサブコネクタハウジン
グ) 43…雄側端子金具(端子金具) 53…弾性規制片
フロントページの続き Fターム(参考) 5E021 FA05 FA10 FA14 FA16 FB10 FC02 FC08 FC09 FC31 FC36 FC38 HA05 HA07 HB11 HC12 HC31 HC37 KA05 KA15 5E087 EE02 EE11 FF06 FF27 GG14 JJ08 JJ09 LL04 MM05 QQ06 RR04 RR27

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子金具が装着される複数のサブコネク
    タハウジングをフレーム内に収容してなり、相手側コネ
    クタとの嵌合によって前記各サブコネクタハウジングが
    相手側コネクタに設けられた相手側コネクタハウジング
    と結合されるようにした分割コネクタであって、 前記複数のサブコネクタハウジングのうちの一部のサブ
    コネクタハウジングは、前記フレームに対して前記相手
    側コネクタとの嵌合方向に沿って変位可能に組み付けら
    れており、当該サブコネクタハウジングと前記フレーム
    との間には前記相手側コネクタが嵌合されるときに当該
    サブコネクタハウジングを最終組付位置よりも嵌合方向
    の先方位置に保持する保持手段が設けられ、かつこの保
    持手段は当該サブコネクタハウジングと前記相手側コネ
    クタハウジングとの結合が終了すると共に解除されて、
    当該サブコネクタハウジングを前記最終組付位置側へ変
    位させつつ、続いて他のサブコネクタハウジングと前記
    相手側コネクタハウジングとの結合を行うようにしたこ
    とを特徴とする分割コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記一部のサブコネクタハウジングは、
    前記他のサブコネクタハウジングを間に挟むような位置
    に配されていることを特徴とする請求項1に記載の分割
    コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記保持手段は、前記一部のサブコネク
    タハウジングに形成されて、前記嵌合方向に直交する方
    向へ弾性変形可能な弾性規制片と、前記フレームに形成
    された規制受部とから構成されており、当該サブコネク
    タハウジングと前記相手側コネクタハウジングとの結合
    途中には、前記弾性規制片が前記相手側コネクタによっ
    て弾性変形させられて前記規制受部に係止することで当
    該サブコネクタハウジングの変位を規制し、結合が終了
    するとともに前記弾性規制片が復元変形して前記規制受
    部との係止が解除されるようにしたことを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載の分割コネクタ。
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