JP2002311622A - 感光ドラム用基体、及び該感光ドラム用基体を用いた感光ドラム - Google Patents
感光ドラム用基体、及び該感光ドラム用基体を用いた感光ドラムInfo
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- JP2002311622A JP2002311622A JP2001115765A JP2001115765A JP2002311622A JP 2002311622 A JP2002311622 A JP 2002311622A JP 2001115765 A JP2001115765 A JP 2001115765A JP 2001115765 A JP2001115765 A JP 2001115765A JP 2002311622 A JP2002311622 A JP 2002311622A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アンダーコート層の形成を省略することがき
る感光ドラム用基体、及び該基体を用いた感光ドラムを
得る。 【解決手段】 熱可塑性樹脂に導電剤を配合した導電性
樹脂組成物を成形してなる感光ドラム用基体において、
前記感光ドラム用基体の周壁の表面抵抗値が周壁厚さ方
向に沿って漸次低くなるように形成したこと、又は前記
感光ドラム用基体の周壁の導電剤の存在量が周壁厚さ方
向に沿って漸次高くなるように形成した感光ドラム用基
体及び該感光ドラム用基体を用いた感光ドラムを提供す
る。
る感光ドラム用基体、及び該基体を用いた感光ドラムを
得る。 【解決手段】 熱可塑性樹脂に導電剤を配合した導電性
樹脂組成物を成形してなる感光ドラム用基体において、
前記感光ドラム用基体の周壁の表面抵抗値が周壁厚さ方
向に沿って漸次低くなるように形成したこと、又は前記
感光ドラム用基体の周壁の導電剤の存在量が周壁厚さ方
向に沿って漸次高くなるように形成した感光ドラム用基
体及び該感光ドラム用基体を用いた感光ドラムを提供す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真装置や静
電記録装置に用いられる感光ドラムの円筒状基体及び該
円筒状基体を用いた感光ドラムに関する。
電記録装置に用いられる感光ドラムの円筒状基体及び該
円筒状基体を用いた感光ドラムに関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ、プリンター等に
おける静電記録プロセスでは、まず、感光ドラムの表面
を一様に帯電させ、この感光ドラム表面に光学系から映
像を投射して光の当たった部分の帯電を消去することに
よって静電潜像を形成し、次いで、この静電潜像にトナ
ーを供給してトナーの静電的付着によりトナー像を形成
し、これを紙,OHP,印画紙等の記録媒体へと転写す
ることにより、プリントする方法が採られている。
おける静電記録プロセスでは、まず、感光ドラムの表面
を一様に帯電させ、この感光ドラム表面に光学系から映
像を投射して光の当たった部分の帯電を消去することに
よって静電潜像を形成し、次いで、この静電潜像にトナ
ーを供給してトナーの静電的付着によりトナー像を形成
し、これを紙,OHP,印画紙等の記録媒体へと転写す
ることにより、プリントする方法が採られている。
【0003】このような静電記録プロセスに用いられる
感光ドラムとしては、従来、図1に示した構造のものが
一般に用いられている。
感光ドラムとしては、従来、図1に示した構造のものが
一般に用いられている。
【0004】即ち、良導電性を有する円筒状基体1の両
端にフランジ2a,2bを嵌合固定すると共に、該円筒
状基体1の外周面に感光層3を形成したものが一般に用
いられており、通常、この感光ドラムは、図1に示され
ているように、電子写真装置の本体aに設けられた支持
軸4,4が両フランジ2a,2bに設けられた軸孔5,
5に挿入されて回転自在に支持され、一方のフランジ2
bに形成された駆動用ギア6にモータ等の駆動源と連結
されたギア7を歯合させ、回転駆動されるようになって
いる。
端にフランジ2a,2bを嵌合固定すると共に、該円筒
状基体1の外周面に感光層3を形成したものが一般に用
いられており、通常、この感光ドラムは、図1に示され
ているように、電子写真装置の本体aに設けられた支持
軸4,4が両フランジ2a,2bに設けられた軸孔5,
5に挿入されて回転自在に支持され、一方のフランジ2
bに形成された駆動用ギア6にモータ等の駆動源と連結
されたギア7を歯合させ、回転駆動されるようになって
いる。
【0005】この場合、上記円筒状基体1を形成する材
料としては、比較的軽量で機械加工性にも優れ、かつ良
好な導電性を有することから、アルミニウム合金が従来
から用いられている。
料としては、比較的軽量で機械加工性にも優れ、かつ良
好な導電性を有することから、アルミニウム合金が従来
から用いられている。
【0006】また近年、軽量で加工性に優れることか
ら、熱可塑性樹脂にカーボン等の導電剤を混合分散した
導電性樹脂組成物を射出成形した樹脂パイプを円筒状基
体1とし、かかる導電性樹脂パイプの基体1外周面に感
光層3を塗工して感光ドラムを得ることも行われてい
る。この場合、上記導電性樹脂組成物でフランジや駆動
用ギアを基体と一体に形成することにより、これらフラ
ンジ及び駆動用ギアと基体との間の導通を極めて安定的
に行うことができる。
ら、熱可塑性樹脂にカーボン等の導電剤を混合分散した
導電性樹脂組成物を射出成形した樹脂パイプを円筒状基
体1とし、かかる導電性樹脂パイプの基体1外周面に感
光層3を塗工して感光ドラムを得ることも行われてい
る。この場合、上記導電性樹脂組成物でフランジや駆動
用ギアを基体と一体に形成することにより、これらフラ
ンジ及び駆動用ギアと基体との間の導通を極めて安定的
に行うことができる。
【0007】ここで、感光ドラムは、上記基体1上に上
記感光層3を塗工形成することにより製造されるが、こ
の場合、図1では図示していないが、通常基体1と感光
層3との間にアンダーコート層を形成することが行われ
ている。このアンダーコート層は、感光層の接着性を高
めるためのプライマーとしての役割や、基体表面の微小
な異常(バリ,傷など)をカバーし、徐々に電荷を逃が
して良好な電気的性能を保持するためのもので、通常は
ナイロン12を主体とした非晶性共重合ナイロンなどか
らなる絶縁層であり、基体がアルミニウム製でも導電性
樹脂製であっても、このようなアンダーコート層が設け
られるのが普通である。
記感光層3を塗工形成することにより製造されるが、こ
の場合、図1では図示していないが、通常基体1と感光
層3との間にアンダーコート層を形成することが行われ
ている。このアンダーコート層は、感光層の接着性を高
めるためのプライマーとしての役割や、基体表面の微小
な異常(バリ,傷など)をカバーし、徐々に電荷を逃が
して良好な電気的性能を保持するためのもので、通常は
ナイロン12を主体とした非晶性共重合ナイロンなどか
らなる絶縁層であり、基体がアルミニウム製でも導電性
樹脂製であっても、このようなアンダーコート層が設け
られるのが普通である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このア
ンダーコート層の形成のために樹脂を塗工する工程が必
要となり、コスト削減の観点からこのようなアンダーコ
ート層を省略することが望まれる。
ンダーコート層の形成のために樹脂を塗工する工程が必
要となり、コスト削減の観点からこのようなアンダーコ
ート層を省略することが望まれる。
【0009】本発明は、このような状況下、従来におけ
る諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題と
する。即ち、本発明は、アンダーコート層の形成を省略
することがきる感光ドラム用基体、及び該基体を用いた
感光ドラムを提供することを目的とする。
る諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題と
する。即ち、本発明は、アンダーコート層の形成を省略
することがきる感光ドラム用基体、及び該基体を用いた
感光ドラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するため鋭意検討を重ねた結果、感光ドラムの円筒
状基体に導電性樹脂を用いる場合、樹脂に微粒子状の導
電剤を分散させることで導電性を発現させるが、これら
は通常均一に分散しているため、その導電性も均一と考
えてよい。しかしながら、周壁厚さ方向に沿って導電剤
の分散を変化させ、導電性が変化(表面抵抗値が変化)
するような傾斜材料にすることにより、主として抵抗調
整の目的で設けられるアンダーコート層の形成を省略し
ても良好な性能を有する感光ドラムが得られることを見
出し、本発明を完成したものである。
達成するため鋭意検討を重ねた結果、感光ドラムの円筒
状基体に導電性樹脂を用いる場合、樹脂に微粒子状の導
電剤を分散させることで導電性を発現させるが、これら
は通常均一に分散しているため、その導電性も均一と考
えてよい。しかしながら、周壁厚さ方向に沿って導電剤
の分散を変化させ、導電性が変化(表面抵抗値が変化)
するような傾斜材料にすることにより、主として抵抗調
整の目的で設けられるアンダーコート層の形成を省略し
ても良好な性能を有する感光ドラムが得られることを見
出し、本発明を完成したものである。
【0011】従って、本発明は、下記の感光ドラム用基
体、及び該感光ドラム用基体を用いた感光ドラムを提供
する。
体、及び該感光ドラム用基体を用いた感光ドラムを提供
する。
【0012】請求項1の発明は、熱可塑性樹脂に導電剤
を配合した導電性樹脂組成物を成形してなる感光ドラム
用基体において、前記感光ドラム用基体の周壁の表面抵
抗値が周壁厚さ方向に沿って漸次低くなるように形成し
たことを特徴とする感光ドラム用基体である。
を配合した導電性樹脂組成物を成形してなる感光ドラム
用基体において、前記感光ドラム用基体の周壁の表面抵
抗値が周壁厚さ方向に沿って漸次低くなるように形成し
たことを特徴とする感光ドラム用基体である。
【0013】請求項2の発明は、感光ドラム用基体の周
壁の最外表面部の表面抵抗値が、周壁厚さ方向最内表面
部の100倍以上である請求項1記載の感光ドラム用基
体である。
壁の最外表面部の表面抵抗値が、周壁厚さ方向最内表面
部の100倍以上である請求項1記載の感光ドラム用基
体である。
【0014】請求項3の発明は、感光ドラム用基体の周
壁の最外表面部の表面抵抗値が、105〜1013Ω/□
である請求項1又は2記載の感光ドラム用基体である。
壁の最外表面部の表面抵抗値が、105〜1013Ω/□
である請求項1又は2記載の感光ドラム用基体である。
【0015】請求項4の発明は、熱可塑性樹脂に導電剤
を配合した導電性樹脂組成物を成形してなる感光ドラム
用基体において、前記感光ドラム用基体の周壁の導電剤
の存在量が周壁厚さ方向に沿って漸次高くなるように形
成したことを特徴とする感光ドラム用基体である。
を配合した導電性樹脂組成物を成形してなる感光ドラム
用基体において、前記感光ドラム用基体の周壁の導電剤
の存在量が周壁厚さ方向に沿って漸次高くなるように形
成したことを特徴とする感光ドラム用基体である。
【0016】請求項5の発明は、感光ドラム用基体の周
壁の最外表面部における導電剤の存在量が周壁厚さ方向
最内表面部の1/10以下である請求項4記載の感光ド
ラム用基体である。
壁の最外表面部における導電剤の存在量が周壁厚さ方向
最内表面部の1/10以下である請求項4記載の感光ド
ラム用基体である。
【0017】請求項6の発明は、上記熱可塑性樹脂が、
メタキシリレンジアミンとアジピン酸とから得られるポ
リアミド樹脂及び/又はε−カプロラクタムから得られ
るポリアミド樹脂を含むものである請求項1乃至5のい
ずれか1項記載の感光ドラム用基体である。
メタキシリレンジアミンとアジピン酸とから得られるポ
リアミド樹脂及び/又はε−カプロラクタムから得られ
るポリアミド樹脂を含むものである請求項1乃至5のい
ずれか1項記載の感光ドラム用基体である。
【0018】請求項7の発明は、熱可塑性樹脂に導電剤
を配合した樹脂組成物を射出成形したものである請求項
1乃至6のいずれか1項記載の感光ドラム用基体であ
る。
を配合した樹脂組成物を射出成形したものである請求項
1乃至6のいずれか1項記載の感光ドラム用基体であ
る。
【0019】請求項8の発明は、上記熱可塑性樹脂が、
メタキシリレンジアミンとアジピン酸とから得られるポ
リアミド樹脂及び/又はε−カプロラクタムから得られ
るポリアミド樹脂を含むものであり、射出成形時の樹脂
冷却速度を150℃/分以下とし、比較的ゆっくりと冷
却固化させて得られたものである請求項7記載の感光ド
ラム用基体である。
メタキシリレンジアミンとアジピン酸とから得られるポ
リアミド樹脂及び/又はε−カプロラクタムから得られ
るポリアミド樹脂を含むものであり、射出成形時の樹脂
冷却速度を150℃/分以下とし、比較的ゆっくりと冷
却固化させて得られたものである請求項7記載の感光ド
ラム用基体である。
【0020】請求項9の発明は、円筒状基体の外周面に
感光層を塗工形成してなる感光ドラムにおいて、前記円
筒状基体として、請求項1乃至8のいずれか1項記載の
感光ドラム用基体を用いたことを特徴とする感光ドラム
である。
感光層を塗工形成してなる感光ドラムにおいて、前記円
筒状基体として、請求項1乃至8のいずれか1項記載の
感光ドラム用基体を用いたことを特徴とする感光ドラム
である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明につき更に詳しく説
明する。本発明の感光ドラム用基体は、第1に、感光ド
ラム用基体の周壁の表面抵抗値が厚み方向に沿って漸次
低くなるように形成し、これにより、感光ドラム用基体
の周壁の最外表面の残留電位を少なくし得、主として抵
抗調整の目的で設けられるアンダーコート層の形成を省
略することが可能となるものである。
明する。本発明の感光ドラム用基体は、第1に、感光ド
ラム用基体の周壁の表面抵抗値が厚み方向に沿って漸次
低くなるように形成し、これにより、感光ドラム用基体
の周壁の最外表面の残留電位を少なくし得、主として抵
抗調整の目的で設けられるアンダーコート層の形成を省
略することが可能となるものである。
【0022】具体的には、図2に示したように、感光ド
ラム用基体の周壁8の最外表面部の表面抵抗値が、周壁
厚さ方向最内表面部の表面抵抗値の100倍以上であ
り、特に10000倍以上であることが好ましい。感光
ドラム用基体の周壁の最外表面部の表面抵抗値が、周壁
厚さ方向最内表面部の表面抵抗値の100倍未満である
と、感光ドラム用基体の周壁の最外表面に電荷が蓄積し
残留電位が高くなって、感光体としての感度が低下し、
画像劣化が生じてしまう。
ラム用基体の周壁8の最外表面部の表面抵抗値が、周壁
厚さ方向最内表面部の表面抵抗値の100倍以上であ
り、特に10000倍以上であることが好ましい。感光
ドラム用基体の周壁の最外表面部の表面抵抗値が、周壁
厚さ方向最内表面部の表面抵抗値の100倍未満である
と、感光ドラム用基体の周壁の最外表面に電荷が蓄積し
残留電位が高くなって、感光体としての感度が低下し、
画像劣化が生じてしまう。
【0023】この場合、感光ドラム用基体の周壁の最外
表面部の表面抵抗値が、105〜1013Ω/□、特に
107〜1012Ω/□であることが好ましい。また、
周壁の中央部の表面抵抗値は102〜106Ω/□、特
に103〜105Ω/□であることが好ましく、周壁の
最内表面部の表面抵抗値は101〜105Ω/□、特に
102〜104Ω/□であることが好ましい。
表面部の表面抵抗値が、105〜1013Ω/□、特に
107〜1012Ω/□であることが好ましい。また、
周壁の中央部の表面抵抗値は102〜106Ω/□、特
に103〜105Ω/□であることが好ましく、周壁の
最内表面部の表面抵抗値は101〜105Ω/□、特に
102〜104Ω/□であることが好ましい。
【0024】また、本発明の感光ドラム用基体は、第2
に、感光ドラム用基体の周壁の導電剤の存在量が周壁厚
さ方向に沿って漸次高くなるように形成し、これによ
り、感光ドラム用基体の周壁の最表面の残留電位を少な
くし得、主として抵抗調整の目的で設けられるアンダー
コート層の形成を省略することが可能となるものであ
る。
に、感光ドラム用基体の周壁の導電剤の存在量が周壁厚
さ方向に沿って漸次高くなるように形成し、これによ
り、感光ドラム用基体の周壁の最表面の残留電位を少な
くし得、主として抵抗調整の目的で設けられるアンダー
コート層の形成を省略することが可能となるものであ
る。
【0025】この場合、図2に示したように、感光ドラ
ム用基体の周壁8の最外表面部における導電剤の存在量
が周壁厚さ方向最内表面部の1/10以下であり、好ま
しくは1/50以下、より好ましくは1/100以下で
ある。感光ドラム用基体の周壁の最外表面部の導電剤の
存在量が、周壁厚さ方向最内表面部の1/10を超える
と、感光ドラム用基体の周壁の最表面に電荷が蓄積し残
留電位が高くなって、感光体としての感度が低下し、画
像劣化が生じてしまう。なお、導電剤と共に上記各種ウ
ィスカ等の無機充填材を配合した場合には、これら無機
充填材も同様に1/10以下、好ましくは1/50以
下、より好ましくは、1/100以下とするものであ
る。
ム用基体の周壁8の最外表面部における導電剤の存在量
が周壁厚さ方向最内表面部の1/10以下であり、好ま
しくは1/50以下、より好ましくは1/100以下で
ある。感光ドラム用基体の周壁の最外表面部の導電剤の
存在量が、周壁厚さ方向最内表面部の1/10を超える
と、感光ドラム用基体の周壁の最表面に電荷が蓄積し残
留電位が高くなって、感光体としての感度が低下し、画
像劣化が生じてしまう。なお、導電剤と共に上記各種ウ
ィスカ等の無機充填材を配合した場合には、これら無機
充填材も同様に1/10以下、好ましくは1/50以
下、より好ましくは、1/100以下とするものであ
る。
【0026】上記のような特性を有する感光ドラム用基
体は、熱可塑性樹脂に導電剤を配合した導電性樹脂組成
物を成形することにより得ることができ、この場合、射
出成形時の金型表面温度を高く成形し、また、結晶化速
度の遅い樹脂を用いることで、金型内での冷却中に導電
剤微粒子が表面付近から内部へと徐々に高濃度に集まる
ため、感光ドラム用基体の周壁の厚さ方向最外表面部の
表面抵抗値を、周壁中央部及び周壁最内表面部の表面抵
抗値に比べて高くすることができる。
体は、熱可塑性樹脂に導電剤を配合した導電性樹脂組成
物を成形することにより得ることができ、この場合、射
出成形時の金型表面温度を高く成形し、また、結晶化速
度の遅い樹脂を用いることで、金型内での冷却中に導電
剤微粒子が表面付近から内部へと徐々に高濃度に集まる
ため、感光ドラム用基体の周壁の厚さ方向最外表面部の
表面抵抗値を、周壁中央部及び周壁最内表面部の表面抵
抗値に比べて高くすることができる。
【0027】この場合、金型キャビティとコアの温度を
適宜調節し、最適な結晶化速度を持つ樹脂を用いること
で、周壁厚さ方向に所望の表面抵抗値、導電性分布を持
たせることができる。例えば、熱可塑性樹脂として上記
ナイロンMXD6及び/又はナイロン6を含む導電性樹
脂組成物を射出成形して上記樹脂パイプを得る場合に
は、成形時の冷却速度を遅くしてゆっくりと冷却固化さ
せることにより、容易に周壁厚さ方向に所望の表面抵抗
値、導電性分布を持たせることができる。
適宜調節し、最適な結晶化速度を持つ樹脂を用いること
で、周壁厚さ方向に所望の表面抵抗値、導電性分布を持
たせることができる。例えば、熱可塑性樹脂として上記
ナイロンMXD6及び/又はナイロン6を含む導電性樹
脂組成物を射出成形して上記樹脂パイプを得る場合に
は、成形時の冷却速度を遅くしてゆっくりと冷却固化さ
せることにより、容易に周壁厚さ方向に所望の表面抵抗
値、導電性分布を持たせることができる。
【0028】具体的には、通常ナイロンMXD6及び/
又はナイロン6は樹脂温度280℃程度の溶融樹脂を8
0℃程度の金型に射出注入して200℃/分程度の速度
で冷却することにより成形されるが、これを金型温度1
00〜150℃、特に120〜140℃とし、冷却速度
150℃/分以下、特に80〜130℃/分の比較的遅
い速度で冷却固化させることにより、周壁厚さ方向に所
望の表面抵抗値、導電性分布を持たせることができる。
又はナイロン6は樹脂温度280℃程度の溶融樹脂を8
0℃程度の金型に射出注入して200℃/分程度の速度
で冷却することにより成形されるが、これを金型温度1
00〜150℃、特に120〜140℃とし、冷却速度
150℃/分以下、特に80〜130℃/分の比較的遅
い速度で冷却固化させることにより、周壁厚さ方向に所
望の表面抵抗値、導電性分布を持たせることができる。
【0029】前記樹脂組成物を構成する熱可塑性樹脂と
しては、カーボンブラックなどの導電剤を混合して成形
した場合に、周壁厚さ方向に所望の表面抵抗値、導電性
分布を持たせることが可能なものであればいずれのもの
でもよく、従来から感光ドラム用の基体に用いられてい
る公知の樹脂材料を用いることができるが、特に耐薬品
性及び機械的強度に優れることから、各種ナイロン等の
ポリアミド樹脂が好ましく用いられる。中でも、メタキ
シリレンジアミンとアジピン酸とから得られるポリアミ
ド樹脂及び/又はε−カプロラクタムから得られるポリ
アミド樹脂は、他の結晶化樹脂に比べて結晶化速度が遅
いため、カーボンブラックなどの導電剤と混合して成形
する場合に、成形時の冷却速度を制御することにより、
比較的容易に周壁厚さ方向に所望の表面抵抗値、導電性
分布を持たせることができ、本発明に好ましく用いられ
る。
しては、カーボンブラックなどの導電剤を混合して成形
した場合に、周壁厚さ方向に所望の表面抵抗値、導電性
分布を持たせることが可能なものであればいずれのもの
でもよく、従来から感光ドラム用の基体に用いられてい
る公知の樹脂材料を用いることができるが、特に耐薬品
性及び機械的強度に優れることから、各種ナイロン等の
ポリアミド樹脂が好ましく用いられる。中でも、メタキ
シリレンジアミンとアジピン酸とから得られるポリアミ
ド樹脂及び/又はε−カプロラクタムから得られるポリ
アミド樹脂は、他の結晶化樹脂に比べて結晶化速度が遅
いため、カーボンブラックなどの導電剤と混合して成形
する場合に、成形時の冷却速度を制御することにより、
比較的容易に周壁厚さ方向に所望の表面抵抗値、導電性
分布を持たせることができ、本発明に好ましく用いられ
る。
【0030】なお、上記メタキシリレンジアミンとアジ
ピン酸との重縮合反応によって製造されるポリアミド樹
脂は一般にナイロンMXD6と呼ばれるものであり、ま
た、ε−カプロラクタムを開環重合反応することによっ
て得られるポリアミド樹脂は一般にナイロン6と称され
るものである。
ピン酸との重縮合反応によって製造されるポリアミド樹
脂は一般にナイロンMXD6と呼ばれるものであり、ま
た、ε−カプロラクタムを開環重合反応することによっ
て得られるポリアミド樹脂は一般にナイロン6と称され
るものである。
【0031】また、本発明では、複数の樹脂を混合して
上記パイプの成形材料としてもよく、例えば上記ナイロ
ンMXD6及び/又はナイロン6と他の樹脂とを混合し
て用いてもよい。この場合、他の樹脂としては、特に制
限されるものではないが、ナイロン11、ナイロン1
2、ナイロン46、ナイロン66、ナイロン610、ナ
イロン612、ナイロン1212、及びこれらの共重合
物などの他のポリアミド樹脂を用いることが好ましい。
これら他の樹脂を混合する場合、その混合割合は、特に
制限されるものではないが、組成物を構成する樹脂成分
中の少なくとも5〜70質量%、特に10〜50質量%
が上記ナイロンMXD6、ナイロン6又はこれらの混合
物となるようにすることが好ましい。
上記パイプの成形材料としてもよく、例えば上記ナイロ
ンMXD6及び/又はナイロン6と他の樹脂とを混合し
て用いてもよい。この場合、他の樹脂としては、特に制
限されるものではないが、ナイロン11、ナイロン1
2、ナイロン46、ナイロン66、ナイロン610、ナ
イロン612、ナイロン1212、及びこれらの共重合
物などの他のポリアミド樹脂を用いることが好ましい。
これら他の樹脂を混合する場合、その混合割合は、特に
制限されるものではないが、組成物を構成する樹脂成分
中の少なくとも5〜70質量%、特に10〜50質量%
が上記ナイロンMXD6、ナイロン6又はこれらの混合
物となるようにすることが好ましい。
【0032】また、上記樹脂組成物に配合される導電剤
としては、上記樹脂中に均一に分散させることが可能な
ものであればいずれのものでもよく、例えばカーボンブ
ラック、グラファイト、アルミニウム,銅,ニッケル等
の金属粉、導電性ガラス粉などが挙げられるが、特にカ
ーボンブラックを用いることが好ましい。導電剤の添加
量は、特に制限されるものではないが、組成物の5〜4
0質量%、特に8〜30質量%とすることが好ましい。
としては、上記樹脂中に均一に分散させることが可能な
ものであればいずれのものでもよく、例えばカーボンブ
ラック、グラファイト、アルミニウム,銅,ニッケル等
の金属粉、導電性ガラス粉などが挙げられるが、特にカ
ーボンブラックを用いることが好ましい。導電剤の添加
量は、特に制限されるものではないが、組成物の5〜4
0質量%、特に8〜30質量%とすることが好ましい。
【0033】更に、上記樹脂組成物中には、補強や増量
の目的で、各種繊維等の無機充填材を配合することがで
きる。この充填材としては、カーボン繊維,導電性ウィ
スカ,導電性ガラス繊維等の導電性繊維やウィスカ、ガ
ラス繊維等の非導電性繊維などを用いることができる。
この場合、導電性繊維は、導電剤としても作用すること
かでき、導電性繊維を用いることにより、上記導電剤の
使用量を減らすことができる。
の目的で、各種繊維等の無機充填材を配合することがで
きる。この充填材としては、カーボン繊維,導電性ウィ
スカ,導電性ガラス繊維等の導電性繊維やウィスカ、ガ
ラス繊維等の非導電性繊維などを用いることができる。
この場合、導電性繊維は、導電剤としても作用すること
かでき、導電性繊維を用いることにより、上記導電剤の
使用量を減らすことができる。
【0034】これら、充填材の配合量は、用いる充填材
の種類や繊維の長さ,径などに応じて適宜選定され、特
に制限されるものではないが、通常は組成物の5〜40
質量%とすることが好ましく、より好ましくは10〜3
0質量%、さらに好ましくは15〜20質量%程度とす
ることが好ましい。
の種類や繊維の長さ,径などに応じて適宜選定され、特
に制限されるものではないが、通常は組成物の5〜40
質量%とすることが好ましく、より好ましくは10〜3
0質量%、さらに好ましくは15〜20質量%程度とす
ることが好ましい。
【0035】上記樹脂組成物中には、必要に応じて上記
導電剤及び充填材の他に、ポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)、シリコーン、二硫化モリブデン(MoS
2)、各種金属石鹸等の公知の添加剤を適量添加するこ
とができる。また、通常用いられるシランカップリング
剤やチタネートカップリング剤などを用いて、上記導電
剤や充填材に表面処理を施してもよい。
導電剤及び充填材の他に、ポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)、シリコーン、二硫化モリブデン(MoS
2)、各種金属石鹸等の公知の添加剤を適量添加するこ
とができる。また、通常用いられるシランカップリング
剤やチタネートカップリング剤などを用いて、上記導電
剤や充填材に表面処理を施してもよい。
【0036】本発明の感光ドラム用基体は、上記樹脂組
成物を円筒状に成形した導電性樹脂パイプからなるもの
であるが、この場合成形法としては、特に制限はなく、
射出成形法や押出成形法などの公知の方法を採用するこ
とができるが、通常は射出成形法が好ましく採用され
る。この場合、射出温度や射出圧力などの成形条件は、
用いる材料などに応じて上述したように、適宜調整する
ことができる。
成物を円筒状に成形した導電性樹脂パイプからなるもの
であるが、この場合成形法としては、特に制限はなく、
射出成形法や押出成形法などの公知の方法を採用するこ
とができるが、通常は射出成形法が好ましく採用され
る。この場合、射出温度や射出圧力などの成形条件は、
用いる材料などに応じて上述したように、適宜調整する
ことができる。
【0037】また、前記感光ドラム用基体の周壁の厚さ
は5μm〜5000μmとすることが好ましい。
は5μm〜5000μmとすることが好ましい。
【0038】本発明の感光ドラム用基体は、例えば図1
に示された円筒状基体1と同様に表面に感光層3が形成
されて感光ドラムとされるが、この場合本発明の感光ド
ラム用基体によれば、基体1と感光層3との間にアンダ
ーコート層を形成する必要がなく、本発明の基体外周面
に感光層を直接形成することができる。なお、感光層
は、公知の材料及び方法により塗工形成することがで
き、またその層構成も公知の構成とすることができる。
またその他の構成は通常の感光ドラムと同様とすること
ができる。
に示された円筒状基体1と同様に表面に感光層3が形成
されて感光ドラムとされるが、この場合本発明の感光ド
ラム用基体によれば、基体1と感光層3との間にアンダ
ーコート層を形成する必要がなく、本発明の基体外周面
に感光層を直接形成することができる。なお、感光層
は、公知の材料及び方法により塗工形成することがで
き、またその層構成も公知の構成とすることができる。
またその他の構成は通常の感光ドラムと同様とすること
ができる。
【0039】ここで、図1の感光ドラムでは、円筒状基
体1の両端面に別体に形成したフランジ2a,2bを嵌
着固定しているが、フランジ2a,2bの少なくとも一
方を上記樹脂パイプからなる本発明の基体と一体に形成
することもでき、更にフランジと共に起動用ギア6を一
体に形成することも可能である。
体1の両端面に別体に形成したフランジ2a,2bを嵌
着固定しているが、フランジ2a,2bの少なくとも一
方を上記樹脂パイプからなる本発明の基体と一体に形成
することもでき、更にフランジと共に起動用ギア6を一
体に形成することも可能である。
【0040】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明をより具体的に
説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものでは
ない。
説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものでは
ない。
【0041】下記組成の樹脂組成物を調製し、これを下
記条件で射出成形して、直径(外径)30mm、長さ2
60mm、周壁の肉厚1.5mmの導電性樹脂パイプを
成形した。
記条件で射出成形して、直径(外径)30mm、長さ2
60mm、周壁の肉厚1.5mmの導電性樹脂パイプを
成形した。
【0042】 <樹脂組成物> ナイロン66(宇部興産社製「UBEナイロン」) 50質量% ナイロンMXD6(三菱エンプラ社製「レニー」) 20質量% チタン酸カリウムウィスカ(大塚化学社製「ティスモ」) 20質量% ケッチェンブラック(ライオン社製) 10質量%
【0043】<成形条件> 樹脂温度:260〜280℃ 金型温度:130℃ 冷却速度:120℃/分 射出圧力:800kgf/cm2
【0044】得られた樹脂パイプの一部を切断し、その
周壁の断面を電子顕微鏡で観察したところ、図2に示し
たように、周壁8の最外表面部は、充填材(ケッチェン
ブラック及びチタン酸カリウムウィスカ)の存在量が、
周壁厚さ方向最内表面部の1/50以下であった。ま
た、得られた樹脂パイプの最外表面部、中央部、及び最
内表面部の表面抵抗を三菱化学(株)製 四探針式抵抗
値測定計「ロレスタGP」により測定した。結果を表1
に示す。
周壁の断面を電子顕微鏡で観察したところ、図2に示し
たように、周壁8の最外表面部は、充填材(ケッチェン
ブラック及びチタン酸カリウムウィスカ)の存在量が、
周壁厚さ方向最内表面部の1/50以下であった。ま
た、得られた樹脂パイプの最外表面部、中央部、及び最
内表面部の表面抵抗を三菱化学(株)製 四探針式抵抗
値測定計「ロレスタGP」により測定した。結果を表1
に示す。
【0045】
【表1】
【0046】次に、得られた樹脂パイプの外周面に、フ
タロシアニン系顔料を含むポリエステル樹脂をクロロホ
ルムに溶解した塗料を用いて電荷発生層を塗工し、更に
ヒドラゾン系化合物を含むポリカーボネート樹脂をクロ
ロホルムに溶解した塗料で電荷輸送層を塗工して、厚さ
30μmの感光層を形成し、感光ドラムを作成した。得
られた感光ドラムをレーザープリンタに装着して、画像
出し試験を行ったところ、良好な画像が安定的に得られ
た。
タロシアニン系顔料を含むポリエステル樹脂をクロロホ
ルムに溶解した塗料を用いて電荷発生層を塗工し、更に
ヒドラゾン系化合物を含むポリカーボネート樹脂をクロ
ロホルムに溶解した塗料で電荷輸送層を塗工して、厚さ
30μmの感光層を形成し、感光ドラムを作成した。得
られた感光ドラムをレーザープリンタに装着して、画像
出し試験を行ったところ、良好な画像が安定的に得られ
た。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来基体と感光層との間に主として抵抗調整の目的で設
けられているアンダーコート層の形成を省略することで
き、安価に高性能な感光ドラム用基体を得ることができ
る。
従来基体と感光層との間に主として抵抗調整の目的で設
けられているアンダーコート層の形成を省略することで
き、安価に高性能な感光ドラム用基体を得ることができ
る。
【図1】感光ドラムの一般的な構成を説明する断面図で
ある。
ある。
【図2】感光ドラム用基体の先端部を示す概略図であ
る。
る。
1 円筒状基体(感光ドラム用基体) 2,2a,2b フランジ 3 感光層 4 支持軸 5 軸孔 6 駆動用ギア 8 周壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H068 AA52 AA54 AA58 BB28 EA04 4F206 AA24 AA29 AG07 AG08 AH53 AH73 AK02 AR064 JA07 JL02 JN25 JN43
Claims (9)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂に導電剤を配合した導電性
樹脂組成物を成形してなる感光ドラム用基体において、 前記感光ドラム用基体の周壁の表面抵抗値が周壁厚さ方
向に沿って漸次低くなるように形成したことを特徴とす
る感光ドラム用基体。 - 【請求項2】 感光ドラム用基体の周壁の最外表面部の
表面抵抗値が、周壁厚さ方向最内表面部の100倍以上
である請求項1記載の感光ドラム用基体。 - 【請求項3】 感光ドラム用基体の周壁の最外表面部の
表面抵抗値が、10 5〜1013Ω/□である請求項1又
は2記載の感光ドラム用基体。 - 【請求項4】 熱可塑性樹脂に導電剤を配合した導電性
樹脂組成物を成形してなる感光ドラム用基体において、 前記感光ドラム用基体の周壁の導電剤の存在量が周壁厚
さ方向に沿って漸次高くなるように形成したことを特徴
とする感光ドラム用基体。 - 【請求項5】 感光ドラム用基体の周壁の最外表面部に
おける導電剤の存在量が周壁厚さ方向最内表面部の1/
10以下である請求項4記載の感光ドラム用基体。 - 【請求項6】 上記熱可塑性樹脂が、メタキシリレンジ
アミンとアジピン酸とから得られるポリアミド樹脂及び
/又はε−カプロラクタムから得られるポリアミド樹脂
を含むものである請求項1乃至5のいずれか1項記載の
感光ドラム用基体。 - 【請求項7】 熱可塑性樹脂に導電剤を配合した樹脂組
成物を射出成形したものである請求項1乃至6のいずれ
か1項記載の感光ドラム用基体。 - 【請求項8】 上記熱可塑性樹脂が、メタキシリレンジ
アミンとアジピン酸とから得られるポリアミド樹脂及び
/又はε−カプロラクタムから得られるポリアミド樹脂
を含むものであり、射出成形時の樹脂冷却速度を150
℃/分以下とし、比較的ゆっくりと冷却固化させて得ら
れたものである請求項7記載の感光ドラム用基体。 - 【請求項9】 円筒状基体の外周面に感光層を塗工形成
してなる感光ドラムにおいて、 前記円筒状基体として、請求項1乃至8のいずれか1項
記載の感光ドラム用基体を用いたことを特徴とする感光
ドラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001115765A JP2002311622A (ja) | 2001-04-13 | 2001-04-13 | 感光ドラム用基体、及び該感光ドラム用基体を用いた感光ドラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001115765A JP2002311622A (ja) | 2001-04-13 | 2001-04-13 | 感光ドラム用基体、及び該感光ドラム用基体を用いた感光ドラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002311622A true JP2002311622A (ja) | 2002-10-23 |
Family
ID=18966611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001115765A Pending JP2002311622A (ja) | 2001-04-13 | 2001-04-13 | 感光ドラム用基体、及び該感光ドラム用基体を用いた感光ドラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002311622A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7459249B2 (en) | 2003-05-23 | 2008-12-02 | Bridgestone Corporation | Base for photosensitive drum and photosensitive drum |
-
2001
- 2001-04-13 JP JP2001115765A patent/JP2002311622A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7459249B2 (en) | 2003-05-23 | 2008-12-02 | Bridgestone Corporation | Base for photosensitive drum and photosensitive drum |
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