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JP2002305813A - 住宅用分電盤 - Google Patents

住宅用分電盤

Info

Publication number
JP2002305813A
JP2002305813A JP2001101850A JP2001101850A JP2002305813A JP 2002305813 A JP2002305813 A JP 2002305813A JP 2001101850 A JP2001101850 A JP 2001101850A JP 2001101850 A JP2001101850 A JP 2001101850A JP 2002305813 A JP2002305813 A JP 2002305813A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting
mounting plate
branch
branch switch
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001101850A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokazu Shin
広和 進
Takahide Okamoto
高英 岡本
Hideki Yoshida
英樹 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2001101850A priority Critical patent/JP2002305813A/ja
Publication of JP2002305813A publication Critical patent/JP2002305813A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】組立作業を容易にした住宅用分電盤を提供す
る。 【解決手段】この住宅用分電盤は、前面が開口したボデ
ィと、ボディ内部に納装される複数の分岐回路用遮断器
32と、分岐回路用遮断器32に給電するための導電バ
ー120a〜120cと、ボディ内に固定される分岐用
取付板80と、分岐回路用遮断器32が取着される分岐
開閉器取付部及び導電バー120a〜120cを支持す
る導電バー支持部が一体に設けられ、分岐回路用遮断器
32及び導電バー120a〜120cが取り付けられた
状態で分岐用取付板80の前面に取り付けられる合成樹
脂成型品からなる取付台100とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅用分電盤に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の分電盤としては、特開平6−1
53338号公報に記載されたものが知られている。こ
の公報に記載された分電盤は、図15乃至図17に示す
ように、前面が開口した箱体の底板11に所定の間隔を
おいて略平行に配置される帯板状の一対のフレーム14
1,142と、上下方向における中央部に背面側に向か
って凹設された取付凹所144を有し、取付凹所144
の上下両側に設けた連結片145,145にフレーム1
41,142がそれぞれ連結される取付板143と、取
付板143の取付凹所144内に前面側から挿入され、
取付板143に対して引掛係止されるバー支持板146
と、バー支持板146にそれぞれ取着される中性極及び
電圧極の導電バー147,148と、一端部に設けた端
子部を導電バー147,148に差込接続するととも
に、他端部を取付板143の連結片145上に載置した
状態で取付板143にねじ固定される分岐回路用遮断器
32’と、バー支持板146に取り付けられる蓋149
とを備えている。
【0003】ここで、フレーム141,142と、取付
板143と、バー支持板146と、分岐回路用遮断器3
2’とを組み立てる際には、先ず取付板143の取付凹
所144にバー支持板146を引掛係止して、この取付
板143にフレーム141,142をねじ止めした後、
バー支持板146に支持された導電バー147,148
に分岐回路用遮断器32’の一端部に設けた端子部を差
込接続した状態で、分岐回路用遮断器32’を取付板1
43にねじ止めしていた。
【0004】この分電盤では、フレーム141,142
と取付板143とのねじ結合部を分岐回路用遮断器3
2’が塞いでおり、取付板143に最初に分岐回路用遮
断器32’を取り付けると、分岐回路用遮断器32’が
邪魔になって取付板143にフレーム141,142を
取り付けることができなくなるため、先ず取付板143
にフレーム141,142を取り付けた後、最後に分岐
回路用遮断器32’を取付板143に取り付けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の住宅用分電
盤では、導電バー147,148を支持するバー支持板
146と、分岐回路用遮断器32’が取着される取付板
143とが別体に形成されているため、部品点数が増加
し、またバー支持板146を取付板143に取り付ける
作業が必要となるから、組立工数が増加するという問題
があった。
【0006】また、分岐回路用遮断器32’を取付板1
43に取り付けた状態では、この取付板143をフレー
ム141,142に取り付けることができないため、バ
ー支持板146、導電バー147,148及び分岐回路
用遮断器32’を取付板143に取り付けた状態で1つ
の部品(ユニット)として取り扱うことができず、組立
作業の作業性が悪いという問題があった。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、組立作業を容易にし
た住宅用分電盤を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、前面が開口した箱体と、箱体
内部に納装される分岐開閉器と、分岐開閉器に給電する
ための導電バーと、箱体の開口を前面側として箱体内部
に取り付けられる取付板と、分岐開閉器が取着される分
岐開閉器取付部及び導電バーを支持する導電バー支持部
が一体に設けられ、分岐開閉器及び導電バーが取り付け
られた状態で取付板の前面に取り付けられる取付台とを
備えて成ることを特徴とし、分岐開閉器及び導電バーを
保持した取付台と取付板とを用いて分岐開閉器及び導電
バーを箱体に取り付けることができ、分岐開閉器取付部
と導電バー支持部とが別体に形成されている場合に比べ
て、部品数が少なくなり、且つ、分岐開閉器取付部と導
電バー支持部とを別々に取付板に取り付ける作業がなく
なるから、組立工数を少なくできる。さらに、分岐開閉
器及び導電バーを取付台に取り付けた状態で取付台を取
付板に取り付けることができるから、分岐開閉器及び導
電バーを保持した取付台を1つのユニットとして取り扱
うことができ、組立作業の作業性が向上する。
【0009】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、取付板と対向する取付台の部位に、取付板に設け
た係止部に引掛係止される被係止部を設けたことを特徴
とし、請求項1の発明の作用に加え、ねじなどの部材を
用いることなく、係止部と被係止部とを係止させること
によって取付台を取付板に取り付けているので、取付作
業の作業性が向上する。
【0010】請求項3の発明では、請求項2の発明にお
いて、係止部は、取付台を取付板に対して略平行に移動
させることによって被係止部と引掛係止することを特徴
とし、請求項2の発明の作用に加え、係止部と被係止部
とを係止させる際に取付台を移動させる移動量を十分長
くすれば、係止部と被係止部とが係止する部位の長さを
十分確保することができ、取付台を取付板に対して確実
に取り付けることができる。
【0011】請求項4の発明では、請求項3の発明にお
いて、係止部と被係止部とを引掛係止させる際に取付台
を移動させる移動方向は、箱体を建物の壁面に取り付け
た状態で天井側から床面側に向かう方向であることを特
徴とし、請求項3の発明の作用に加え、箱体を建物の壁
面に取り付けた際に取付台の重みで係止部と被係止部と
の係止状態が外れるのを防止できる。
【0012】請求項5の発明では、請求項4の発明にお
いて、係止部及び被係止部は、箱体を建物の壁面に取り
付けた状態で取付板及び取付台における天井側及び床面
側の部位にそれぞれ設けられ、係止部と係止する被係止
部の部位は移動方向に対して略直交する方向にそれぞれ
突出し、天井側に設けた被係止部における係止部との係
止部位と、床面側に設けた被係止部における係止部との
係止部位とはそれぞれ反対方向に突出することを特徴と
し、請求項4の発明の作用に加え、天井側に設けた被係
止部における係止部との係止部位と、床面側に設けた被
係止部における係止部との係止部位とがそれぞれ反対方
向に突出しているので、係止部と被係止部とが係止した
際に移動方向と直交する方向における取付台のがたつき
を少なくでき、取付台を取付板に対して強固に取り付け
ることができる。
【0013】請求項6の発明では、請求項2乃至5の発
明において、係止部と被係止部とが係止位置に移動した
状態で、取付板に設けた係合部に凹凸係合される被係合
部を取付台に設けたことを特徴とし、請求項2乃至5の
発明の作用に加え、係止位置で係合部と被係合部とが凹
凸係合することにより、係止部と被係止部との係止状態
が外れるのを防止できる。
【0014】請求項7の発明では、請求項1乃至6の発
明において、取付台において導電バー支持部の両側に分
岐開閉器取付部を設け、導電バー支持部の両側に複数の
分岐開閉器を配置するとともに、箱体の底板に、箱体の
開口側から見て分岐開閉器の投影部位よりも外側まで電
線挿通用の窓孔を貫設したことを特徴とし、請求項1乃
至6の発明の作用に加え、窓孔は箱体の開口側から見て
分岐開閉器の投影部位よりも外側まで張り出しているの
で、取付板の背面側から挿入された電線を、分岐開閉器
と窓孔との間の隙間に通して分岐開閉器に接続すること
ができ、電線を引き回す作業を容易に行える。
【0015】請求項8の発明では、請求項7の発明にお
いて、導電バー支持部を間にして両側に配置される分岐
開閉器の配列方向における取付板の両側部が箱体の開口
側に向けて折曲されたことを特徴とし、請求項7の発明
の作用に加え、取付板の両側部を箱体の開口側に折曲し
ているので、取付板の背面側から挿入された電線を分岐
開閉器に接続する際に、電線の外被が取付板の角に摺れ
て破れるのを防止できる。
【0016】請求項9の発明では、請求項7又は8の発
明において、分岐開閉器の器体はその一部が分岐開閉器
取付部の外側に突出した状態で分岐開閉器取付部に取り
付けられており、取付板の端面と、分岐開閉器取付部の
外側に突出する器体の先端面とを略面一にしたことを特
徴とし、請求項7又は8の発明の作用に加え、取付板の
端面が分岐開閉器の器体の先端面よりも外側に突出する
ことはなく、窓孔と取付板との間に電線を挿通するため
の隙間を確保することができるから、電線の引き回し作
業を容易に行える。
【0017】請求項10の発明では、請求項1乃至9の
発明において、取付板に、箱体の底板側に突出する補強
リブを設けたことを特徴とし、請求項1乃至9の発明の
作用に加え、補強リブを設けることによって取付板の強
度を高めることができる。
【0018】請求項11の発明では、請求項1乃至10
の発明において、分岐開閉器の器体は略直方体状であっ
て、器体の一端部に導電バーに差込接続される受刃を有
し、差込方向と略直交する器体の側面に引掛溝を設ける
とともに、分岐開閉器取付部に、分岐開閉器を導電バー
に差込接続した際に引掛溝に引掛係止して当該分岐開閉
器が差込方向と直交する方向へ移動するのを防止する複
数の引掛突起を当該分岐開閉器を間に挟むような位置に
設けたことを特徴とし、請求項1乃至10の発明の作用
に加え、複数の引掛突起は分岐開閉器を間に挟むような
位置に設けられているので、引掛突起により分岐開閉器
の差込方向を規制することができ、したがって受刃と導
電バーとの位置を正確に合わせることができ、分岐開閉
器と導電バーとの電気的接続を確実に行える。しかも分
岐開閉器は導電バーに受刃を差込接続するとともに、引
掛突起と引掛溝とを引掛係止させることによって分岐開
閉器取付部に取り付けられるので、ねじなどの部材を用
いることなく取付作業を行うことができ、取付作業の作
業性が向上する。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1乃至図
14を参照して説明する。本実施形態の住宅用分電盤
は、図2及び図3に示すように、1つの主幹回路用遮断
器31と分岐開閉器としての複数の分岐回路用遮断器3
2とを外殻1の中に配置した分電盤であって、複数の分
岐回路用遮断器32は上下2列に並設してある。尚、以
下の説明では、特に断りがなければ、図3の向きにおい
て上下左右の方向を規定し、また図3における紙面側
(手前側)を前面とする。したがって、図5における左
端は後端となる。
【0020】外殻1は合成樹脂成形品であって、前面が
開口した箱状のボディ(箱体)10と、ボディ10の前
面側に結合されるカバー20とで構成される。
【0021】カバー20は後面が開口した略箱状に形成
され、ボディ10内に収納される主幹回路用遮断器31
や分岐回路用遮断器32などの内器の一部を露出させる
窓孔21,22が前面に開口している。
【0022】ボディ10は矩形枠状に形成された底板1
1と、底板11の外周縁の全周から前方に向かって突設
された周壁12とを一体に形成して構成され、底板11
の中央には矩形状に形成された電線挿通用の窓孔13が
開口している。
【0023】底板11には、窓孔13を挟んで左右両側
に支持台14a,14bが2個づつ突設されている。両
支持台14a,14bの周囲には、それぞれ、断面L字
状であって矩形領域の角部を為すように配列されたガイ
ド壁15a,15bが形成される。上側の支持台14a
の近傍には、底板11からの高さ寸法が支持台14aよ
りもやや高い抜止ボス16が下方に隣接して設けられて
いる。また、下側のガイド壁15bの前端面には、ガイ
ド壁15bの下端部から上下方向における略中間部まで
を覆う受け片17が連続一体に形成されている。ここ
に、底板11と受け片17との間の間隔は、底板11と
支持台14bとの間の間隔よりもやや広くなるように設
定されている。
【0024】また、底板11における窓孔13の周縁部
には全周に亘って前方に突出する補強突条18を形成し
てあり、さらに底板11のうち窓孔13の上下の周縁部
には複数個の通し孔19が左右方向に沿って等ピッチで
形成してある。このように、窓孔13の周縁部には全周
に亘って補強突条18が形成されているので、補強突条
18により窓孔13の周部が補強される。つまり、比較
的大面積である窓孔13を形成しながらも、補強突条1
8により剛性を保つことができる。また、底板11に
は、窓孔13を挟んで対向する上下両側部間に補強バー
23が架設されている。この補強バー23は、両端部に
設けた孔(図示せず)と通し孔19とに固定ねじ24を
通してボディ10の背面側に配置されたナット(図示せ
ず)に螺合することにより、ボディ10にねじ止めされ
ており、窓孔13を挟んで対向する上下両側部間を補強
バー23が連結することによって、ボディ10の剛性を
高めている。
【0025】ところで、ボディ10に設けた左右の支持
台14a,14bには、図3に示すように、主幹回路用
遮断器31や分岐回路用遮断器32などの内器を取り付
けるための架台40が取り付けられる。
【0026】架台40は、主幹回路用遮断器31が取り
付けられる主幹用取付板50と、分岐回路用遮断器32
などの部品が取り付けられた取付台100を支持する分
岐用取付板80とを連結して構成される。
【0027】主幹用取付板50は、図14に示すよう
に、板金(鉄板)により縦長の長方形状に形成されてお
り、主幹用取付板50の上下の幅寸法は、窓孔13の上
下の幅寸法よりも狭い寸法に形成されている。主幹用取
付板50の長手方向に沿った左側縁にはボディ10の支
持台14a,14bにそれぞれ固定される一対の支持片
41aが突設され、右側縁には分器用取付板80にそれ
ぞれ連結される一対の連結片51が上下に突設されてい
る。各連結片51には位置決め用のだるま孔52と、連
結ねじ54を挿通するためのねじ挿通孔53とが左右に
並べて形成されている。
【0028】分岐用取付板80は、図1に示すように、
板金(鉄板)により矩形板状に形成され、分岐用取付板
80の上下の幅寸法は、窓孔13の上下の幅寸法よりも
狭い寸法に形成されている。分器用取付板80の上下方
向に沿った左側縁には主幹用取付板50の連結片51に
連結される一対の連結片81が上下に突設され、右側縁
にはボディ10の支持台14a,14bにそれぞれ固定
される一対の支持片41bが上下に突設されている。各
連結片81には、連結ねじ54が螺合するねじ孔82が
形成され、このねじ孔82の近傍には連結片51に設け
ただるま孔52の大径部に挿入される連結突起83が裏
面側から打ち出されている。
【0029】而して、両取付板50,80を連結する際
には、主幹用取付板50の連結片51と分岐用取付板8
0の連結片81とを、連結片51を前面側にして重ね合
わせた状態で、連結片51のねじ挿通孔53に通した連
結ねじ54を連結片81のねじ孔82に螺合することに
より、主幹用取付板50と分岐用取付板80とが連結さ
れる。この時、連結片51に設けただるま孔52の大径
部内に連結片81に設けた連結突起83が挿入され、分
岐用取付板80が主幹用取付板50に対して位置決めさ
れる。
【0030】このように架台40は、主幹用取付板50
の連結片51と分岐用取付板80の連結片81とを連結
して構成され、全体としては矩形板状の平面形状をな
し、底板11の四隅にそれぞれ設けた支持台14a,1
4bに支持片41a,41bが載置されるとともに、支
持台14a,14bに螺入される取付ねじ42を用いて
ボディ10に固定される。ここに、各支持片41a,4
1bには、取付ねじ42の頭部の直径よりも大きい丸孔
状の大径部の上縁の一部に取付ねじ42の頭部の直径よ
りも幅狭の溝部が連続するだるま孔状の取付孔43が設
けられている。而して、架台40をボディ10に取り付
ける際は、取付ねじ42を支持台14a,14bのねじ
孔に緩く螺入した状態で、取付ねじ42の頭部に取付孔
43の大径部を通し、取付ねじ42の頭部が溝部内に入
り込むように架台40をスライドさせた後、取付ねじ4
2を締め付けることによって、架台40の取付作業を容
易に行うことができる。
【0031】また、上述のように支持台14a,14b
の周囲にはガイド壁15a,15bが形成されているか
ら、架台40の取付位置をガイド壁15a,15bに合
わせることで位置決めが容易にでき、そのうえ、下側の
ガイド壁15bには受け片17が形成されているから、
下側の支持片41a,41bの一部を受け片17の後面
側に重複させることで、取付ねじ42が外れても受け片
17で架台40の荷重を受けることができる。また上述
した補強バー23は、主幹用取付板50と分岐用取付板
80との連結部位に対応する位置に取り付けられてお
り、下側の連結片51,81に対応する部位には、上側
に突出する略L字状の受け片23aが突設されているか
ら、架台40を取り付ける際に下側の連結片51,53
の一部を受け片23aの後面側に重複させることによっ
て、架台40の荷重を受けることができる。
【0032】さらに、取付孔43の溝部に取付ねじ42
を挿入した状態では、取付孔43の大径部に抜止ボス1
6が挿入されるように抜止ボス16の位置が設定されて
おり、取付ねじを締め付けた後には支持片41a,41
bがボディ10に対して回り止めされることになる。ま
た、抜止ボス16が取付孔43の大径部に挿入されるこ
とによって、取付ねじ42が多少緩んでも支持片41
a,41bのがたつきを防止することができる。たとえ
ば、地震などの外部震動によって取付ねじ42に経年的
な緩みが多少生じたとしても、ボディ10に対して架台
40が移動したり脱落したりするのを防止できる。
【0033】次に分岐用取付板80に取り付けられる取
付台100について説明する。取付台100には分岐回
路用遮断器32や導電バー120a〜120cなどの部
品が取り付けられる。取付台100は合成樹脂成型品で
あって、上下方向における略中央部に背面側に向かって
凹設された取付凹所101を有し、この取付凹所101
に導電バー120a〜120cが取り付けられるととも
に、取付凹所101よりも一段高くなった上下両側の取
付段部102,102に複数の分岐回路用遮断器32が
それぞれ取り付けられる。本実施形態では、導電バー支
持部としての取付凹所101の両側に分岐開閉器取付部
としての取付段部102を設けており、取付凹所101
を間にして複数の分岐回路用遮断器32が2列に配列さ
れている。なお、取付凹所101の左右方向における幅
寸法は、取付段部102の左右方向における幅寸法より
も広くなっており、取付凹所101の左右方向の両端部
は取付段部102よりも外側まで突出している。
【0034】この取付台100の背面の上下両側には、
図8〜図12に示すように、後方に向かって突出する断
面略L字状の被係止部としての引掛係止片108,10
9が4個づつ左右方向に並べて形成されている。尚、図
8〜図12では、説明を容易にするため分岐回路用遮断
器32を省略して図示してある。ここで、引掛係止片1
08,109は、外殻1を建物の壁面に取り付けた状態
で取付台100の背面における天井側及び床側の部位に
それぞれ設けられており、上側(天井側)の引掛係止片
108の先端は図9中左側に向かって突出し、下側(床
面側)の引掛係止片109の先端は図9中右側に向かっ
て突出している。すなわち、上側の引掛係止片108の
先端と下側の引掛係止片109の先端とはそれぞれ反対
方向に向かって突出している。そして、各引掛係止片1
08,109には、側方に突出する横片108a,10
9aの上面略中央に上側に向かって突出する被係合部と
しての係合突起108c,109cがそれぞれ突設され
ている。
【0035】一方、分岐用取付板80の上下両側部に
は、引掛係止片108,109がそれぞれ挿入される係
止孔85,86が4個づつ左右方向に並べてそれぞれ形
成されている。各係止孔85,86は、引掛係止片10
8,109の横片108a,109aがそれぞれ挿入さ
れる幅広部85a,86aと、幅広部85a,86aの
下側縁の一端部で幅広部85a,86aにそれぞれ連通
し、引掛係止片108,109の後方に突出する縦片1
08b,109bがそれぞれ挿入される幅狭部85b,
86bとで構成され、各幅狭部85b,86bの中間部
からは引掛係止片108,109に設けた係合突起10
8c,109cとそれぞれ凹凸係合する係合部としての
係合溝85c,86cが連続して設けられている。ここ
で、上側の引掛係止片108における係止孔85との係
止部位(横片108a)と、下側の引掛係止片109に
おける係止孔86との係止部位(横片109a)とはそ
れぞれ反対方向に向かって突出しているので、係止孔8
5の形状と係止孔86の形状とは左右対称な形状となっ
ている。また、分岐用取付板80には、分器用取付板8
0を前面側から打ち出すことにより背面側に向かって突
出する補強リブ87が左右方向および上下方向に沿って
形成されており、この補強リブ87によって分岐用取付
板80の強度を高めている。
【0036】而して、取付台100を分岐用取付板80
に取り付ける際には、取付台100に設けた引掛係止片
108,109と、分岐用取付板80に設けた係止孔8
5,86との位置を合わせて、図9及び図10に示すよ
うに引掛係止片108,109の横片108a,109
aをそれぞれ対応する係止孔85,86の幅広部85
a,86a内に挿入した後に、取付台100を図中下側
(矢印Aの方向)にスライドさせると、引掛係止片10
8,109の縦片108b,109bが係止孔85,8
6の幅狭部85b,86b内に挿入されて、引掛係止片
108,109の横片108a,109aと幅狭部85
b,86bの縁とが係止して、取付台100が分岐用取
付板80に取り付けられる(図11及び図12参照)。
またこの時、引掛係止片108,109の横片108
a,109aに設けた係合突起108c,109cが各
係止孔85,86の係合溝85c,86cと凹凸係合
し、引掛係止片108,109の抜け止めが行われる。
【0037】このように、本実施形態では取付台100
に設けた引掛係止片108,109を、分岐用取付板8
0に設けた係止孔85,86と引掛係止させることによ
って、取付台100を分岐用取付板80に保持させてお
り、ねじなどの部材を用いることなく、取付台100を
分岐用取付板80に取り付けているので、取付作業を容
易に行える。
【0038】また、従来例で説明した住宅用分電盤で
は、バー支持板146を取付板143に設けた取付凹所
144内に取付板143に対して略直交する方向から挿
入し、バー支持板146に設けた弾性を有する引掛爪1
46aを取付凹所144の内側面に設けた角孔144a
と引掛係止させることによって、バー支持板146を取
付板143に取り付けているが、引掛爪146aと角孔
144aとの係止量を十分確保するためには、引掛爪1
46aの撓み量を大きくしなければならず、引掛爪14
6aが破損する虞があり、また引掛爪146aの撓み量
を小さくすると、引掛爪146aと角孔144aとの係
止量が少なくなって、引掛爪146aが外れやすくなる
という問題がある。それに対して本実施形態では、取付
台100を分岐用取付板80に対して略平行な方向に移
動(スライド)させることによって、取付台100に設
けた引掛係止片108,109と係止孔85,86とを
係止させており、取付台100の移動量を長くすれば、
引掛係止片108,109と係止する部分の長さを十分
確保でき、取付台100を分岐用取付板80に確実に取
り付けることができる。なお、取付台100を分岐用取
付板80に取り付ける際に取付台100を移動させる方
向は、外殻1を建物の壁面に取り付けた状態で建物の天
井側から床面側に向かう方向(すなわち重力方向)と一
致しているので、取付台100の重みによって引掛係止
片108,109と係止孔85,86との係止状態が外
れることはなく、取付台100が分岐用取付板80から
脱落するのを防止できる。
【0039】また、上述のように係止孔85,86と引
掛係止片108,109とは、分岐用取付板80及び取
付台100の上下両側にそれぞれ設けられており、引掛
係止片108,109の先端(すなわち、引掛係止片1
08,109における係止孔85,86との係止部位)
は、外殻1を建物の壁面に取り付けた状態で建物の天井
側から床面側に向かう方向(重力方向)と略直交する方
向に突出し、その突出方向は上側(天井側)の引掛係止
片108と下側(床面側)の引掛係止片109とで反対
方向になっているので、引掛係止片108,109と係
止孔85,86とが係止した際に引掛係止片108,1
09と係止孔85,86との寸法誤差によって発生する
左右方向のがたつきを小さくでき、取付台100を分岐
用取付板80に強固に取り付けることができる。
【0040】次に、取付台100に導電バー120a〜
120c及び分岐回路用遮断器32を取り付けるための
構成について説明する。
【0041】取付台100の取付凹所101には、上下
方向における略中央部に左右方向に沿って走る隔壁10
3が前面側に向かって突設され、隔壁103における左
右方向の両端部であって、取付段部102からの突出部
位には前方に突出する支持ポスト104,104が形成
されている。各支持ポスト104の前面(図7の上面)
には凹所104aが形成され、凹所104aの底部には
図示しないナットが保持されている。また、隔壁103
には隔壁103に対して直交する7個の分離壁103a
が等ピッチで一体に形成されており、これらの分離壁1
03aによって隔壁103が8つの区画に分割されてい
る。
【0042】また、取付凹所101における隔壁103
の上下両側部には、電圧極の導電バー120b,120
cが載置される載置部101a,101bが設けられ、
各載置部101a,101bの左右方向における両側部
には後方に凹没した凹所105が2個上下方向に並べて
設けてあり、各凹所105の底部には図示しないナット
が保持されている。
【0043】各載置部101a,101bの上下方向に
おける中間部には、前方に向かって突出する8本の係止
突起106が左右方向に並べて突設してある。各係止突
起106は、左右方向においては分離壁103aによっ
て分離された各区画の中間部にそれぞれ位置し、各係止
突起106には、隔壁103と対向する面に隔壁103
側に向かって突出する引掛爪106aが突設されてい
る。また、7個の分離壁103aの内、1つおきで4個
の分離壁103aの上下の端面には、係止突起106側
に向かって突出する弾性爪片103bがそれぞれ形成さ
れ、取付凹所101の上下の端面にも隔壁103側に向
かって突出する引掛爪101cが3箇所づつ形成されて
いる。
【0044】一方、取付台100に保持される3本の導
電バー120a〜120cの内、中性極の導電バー12
0aは2つの支持ポスト104の間に架設される。導電
バー120aは導電材料により細長の板状に形成され、
長手方向に沿って等ピッチで複数の挿通孔121が形成
されている。また導電バー120aの長手方向における
両端部には端子片122が延設され、各端子片122に
は固定ねじ37を挿通するためのねじ挿通孔124が形
成されている。而して、各端子片122のねじ挿通孔1
24に通した固定ねじ37を、支持ポスト104の凹所
104a内に設けたナットに螺合することにより、導電
バー120aが支持ポスト104,104間に架設され
る。
【0045】また、電圧極の2本の導電バー120b,
120cはそれぞれ載置部101a,101b上に載置
される。導電バー120b,120cは導電材料により
細長の板状に形成され、長手方向の両端部には固定ねじ
37を挿通するためのねじ挿通孔125,126がそれ
ぞれ形成されている。而して、ねじ挿通孔125,12
6に通した固定ねじ37を、載置部101a,101b
に設けた凹所105内に保持されるナットに螺合するこ
とにより、導電バー120b,120cが載置部101
a,101bに固定される。この時、導電バー120
b,120cの短幅方向の一端部は分離壁103aに設
けた弾性爪片103bと載置部101a,101bとの
間で保持され、他端部は係止突起106に設けた引掛爪
106aと載置部101a,101bとの間で保持され
る。したがって、導電バー120b,120cを取付台
100に取り付ける際には、引掛爪106aと載置部1
01a,101bとの間に導電バー120b,120c
の一端部を挿入した状態で、導電バー120b,120
cの他端部を載置部101a,101b側に押しつけれ
ば、弾性爪片103bが撓んで導電バー120b,12
0cの他端部が弾性爪片103bを乗り越え、弾性爪片
103bと載置部101a,101bとの間で導電バー
120b,120cの他端部が保持される。そこで、弾
性爪片103bは後方に向かって分離壁103aからの
突出量が大きくなるように形成され、導電バー120
b,120cを取り付ける際に当接する部位は傾斜面に
なっている。このように、分離壁103aは導電バー1
20b,120cの一端を保持する壁部として機能す
る。
【0046】ところで、取付台100は合成樹脂成形品
であるから、分離壁103aに弾性爪片103bを形成
するには、載置部101a,101bに挿通されるスラ
イドコアを用いてアンダカット部を形成する必要があ
る。そこで、各載置部101a,101bにはスライド
コアを挿通させるための透孔107aが必然的に形成さ
れ、取付台100の裏面には各透孔107aの周囲を取
り囲むようにして後方に突出するボス部107がそれぞ
れ突設される(図8参照)。一方、分岐用取付板80の
上下方向における略中央部には、上下方向に並ぶ2個の
ボス部107がそれぞれ挿入される矩形状の貫通孔84
が左右方向に並べて4個形成されている。而して、取付
台100を分岐用取付板80に取り付けた状態では、上
下方向に並ぶ2個のボス部107が分岐用取付板80の
貫通孔84内にそれぞれ挿入されて、取付台100が分
岐用取付板80に位置決めされるとともに、透孔107
aを通る沿面距離をボス部107を設けない場合に比べ
て大きくとることができる。上述のように各載置部10
1a,101bには導電バー120b,120cが載置
されるから、ボス部107を設けていることによって、
導電バー120b,120cと分岐用取付板80との沿
面距離を大きくとることができる。
【0047】また、分岐用取付板80には、上下方向に
おける両側縁から前面側に向かって突出する折曲片88
が、分岐用取付板80の上下縁を折曲することによって
形成されており、分岐用取付板80の上下方向における
幅寸法は、折曲片88と分岐回路用遮断器32の端面と
が略面一になるような幅寸法に設定されている。ここ
で、窓孔13の上下方向における幅寸法は、上下2列に
配列された分岐回路用遮断器32の両端間の寸法よりも
大きい寸法に形成されており、ボディ10の前面側から
見て分岐回路用遮断器32の投影部位よりも外側まで張
り出しているので、上側に位置する分岐回路用遮断器3
2と窓孔13の上側縁との間、下側に位置する分岐回路
用遮断器32と窓孔13の下側縁との間にはそれぞれ隙
間が形成されるから、この隙間を利用して外殻1の背面
側から外殻1内に導入された電線を各分岐回路用遮断器
32に接続することができ、電線の引き回し作業を容易
に行える。ここで、分岐用取付板80の上下両側縁はそ
れぞれ前面側に折り曲げられて、折曲片88が形成され
ているので、各分岐回路用遮断器32に接続される電線
が分岐用取付板80の角に摺れて外被が破れるのを防止
できる。
【0048】ところで、電圧極の導電バー120b,1
20cの短幅方向における一方の側縁(隔壁103と対
向する側縁)には、前方に向かって突出する接続片12
7が一体に形成されている。各接続片127からは、分
岐回路用遮断器32の端子部37a,37bにそれぞれ
差込接続される2本の端子片127a,127bが接続
片127に対して略直交する方向に向かって延設されて
おり、一方の端子片127aは隔壁103から遠ざかる
方向に向かって突出し、他方の端子片127bは隔壁1
03に近付く方向に向かって突出する。すなわち、端子
片127a,127bは接続片127に対して互いに異
なる方向に突出することになる。さらに、導電バー12
0b,120cを載置部101a,101bにそれぞれ
取り付けた状態では、導電バー120b,120cの内
の一方に設けた端子片127aが後側、他方に設けた端
子片127bが前側にそれぞれ位置する。また、端子片
127bの接続片127からの突出量は、端子片127
aの接続片127からの突出量よりも大きくなってお
り、導電バー120b,120cの内の一方に設けた端
子片127aと他方に設けた端子片127bの先端の位
置が上下左右において揃うように位置している。このよ
うな配置によって、別々の導電バー120b,120c
に設けた端子片127aと端子片127bとが前後に並
ぶことになる。ここで、支持ポスト104に取り付けら
れた中性極の導電バー120aの短幅方向の両端縁も上
下方向における位置が両端子片127a,127bの先
端縁と一致する。なお、異なる導電バー120b,12
0cに設けた接続片127は隔壁103によって絶縁さ
れる。
【0049】また、取付台100の各取付段部102の
外側縁(上下方向において取付凹所101から遠い側の
側縁)には、取付段部102の端縁よりも外側に突出
し、分岐回路用遮断器32を導電バー120a〜120
cに差込接続した際に保持溝38に引掛係止して当該分
岐回路用遮断器32が差込方向と直交する方向へ移動す
るのを防止する逆L字状の遮断器保持片(引掛突起)1
28が左右方向に沿って8個づつ並設されており、遮断
器保持片128を設けた側と反対側の側縁には、左右方
向において各遮断器保持片128に対応する部位に、前
面側に向かって突出し分岐回路用遮断器32の側面と当
接する遮断器支持片129が7個づつ形成されている。
さらに各取付段部102の左右方向における両側部には
前面側に向かって突出し分岐回路用遮断器32の側面と
当接する遮断器支持片135がそれぞれ形成されてい
る。
【0050】この取付段部102の前面側には、それぞ
れ、分岐回路用遮断器32を8個まで取着することがで
きる。分岐回路用遮断器32の器体は略直方体状であっ
て、長手方向の一端部にはスリット状の3つの端子部3
5a〜35cが設けられる。端子部35a〜35cのう
ち端子部35aには中性極の導電バー120aが挿入さ
れ、端子部35b,35cには電圧極の導電バー120
b又は120cの端子片127a,127bがそれぞれ
挿入される。ただし、各分岐回路用遮断器32はそれぞ
れ各導電バー120a,120b,120cのうちの2
本にのみ電気的に接続され、他の1本はダミーとして扱
われる。たとえば、図6に示す例では端子部35a,3
5cのみに受刃32aが配設されており、端子部35a
に導電バー120aが接続され、端子部35cに端子片
127aが接続されるが、端子片127bは端子部35
bに挿入されるだけで電気的な接続は行われない。
【0051】上述のようにして取付台100に取り付け
られた導電バー120a〜120cは主幹回路用遮断器
31の負荷側の端子36aと電気的に接続される。端子
36aは主幹回路用遮断器31の器体36の側面から突
出しており、主幹回路用遮断器31を取り付けると、端
子36aと導電バー120a〜120cとが重なり、固
定ねじ37を取付台100の凹所104a,105内に
保持されるナットに螺合することにより、端子36aと
導電バー120a〜120cとが電気的に接続される。
【0052】ところで、導電バー120a〜120cは
分岐回路用遮断器32を接続するために設けられてお
り、本実施形態では上下2段に8個ずつの分岐回路用遮
断器32を配列している。分岐回路用遮断器32の器体
の一方の側面(差込方向と直交する面)には各取付段部
102に設けた遮断器保持片128に係合する保持溝
(引掛溝)38が開口する。さらに、分岐回路用遮断器
32の前面であって隔壁103寄りの端部には2個の結
束用突部39が突設されている。
【0053】而して、分岐回路用遮断器32を取付台1
00に取り付けるに際しては、端子部35aに導電バー
120aを挿入し、端子部35b,35cには端子片1
27a,127bを挿入せずに分岐回路用遮断器32を
端子片127a,127bの幅方向にずらしている状態
から、分岐回路用遮断器32の保持溝38に遮断器保持
片128が挿入されるとともに端子片127a,127
bが端子部35b,35cに挿入されるように分岐回路
用遮断器32をスライドさせると、取付段部102前面
と遮断器保持片128との間で保持溝38の周部が挟持
されるようになり、ねじなどの部材を用いることなく取
付作業を行うことができるから、取付作業の作業性が向
上する。また、複数の遮断器保持片128は分岐回路用
遮断器32を間に挟むような位置に設けられているの
で、これらの遮断器保持片128によって分岐回路用遮
断器32の差込方向を規制することができ、したがって
受刃32aと導電バー120a〜120cとの位置を正
確に合わせることができ、分岐回路用遮断器32と導電
バー120a〜120cとの電気的接続を確実に行え
る。また、分岐回路用遮断器32を取付台100に取り
付けると、遮断器支持片129,135が分岐回路用遮
断器32の側面に当接して分岐回路用遮断器32の位置
ずれが防止される。
【0054】このようにして、分岐回路用遮断器32が
取付台100に取り付けられた状態では、図6に示すよ
うに、上下の分岐回路用遮断器32の間に分離壁103
aの上下幅程度の隙間が形成される。この隙間を覆う形
で分岐回路用遮断器32の前面には結束部材130が取
り付けられる。結束部材130は8個の分岐回路用遮断
器32の幅寸法に相当する長さを有し、上下の分岐回路
用遮断器32の間に形成される隙間に挿入される挿入脚
131を備える。また、結束部材130は導電バー12
0aの挿通孔111に圧入される圧入突起132を備
え、圧入突起132が挿通孔111に圧入されることに
よって結束部材130が導電バー120aに固定され
る。結束部材130には上下の各分岐回路用遮断器32
の前面に重なる部位まで延長された結束片133が形成
され、結束片133の先端部に設けた切欠溝134が分
岐回路用遮断器32の前面に突設された結束用突部39
に係合することによって、上下の分岐回路用遮断器32
が結束片133に連結されるようにしてある。この結束
部材130を設けていることにより、各分岐回路用遮断
器32が結束部材130を介して連結されることにな
る。要旨ではないから詳述しないが、結束部材130の
結束片133は各分岐回路用遮断器32ごとに切欠溝1
34と結束用突部39との係合状態を解除できるように
構成されている。
【0055】ところで、電圧極の導電バー120b,1
20cについては幅の異なる2種類の導電バーを選択的
に使用することが可能となるように構成されている。つ
まり、電流容量に応じて幅の異なる導電バー120b,
120cを選択するから、電流容量に応じて厚みの異な
る導電バー120b,120cを選択する場合に比較す
ると、電流容量が大きい場合に用いる導電バー120
b,120cの表面積をより大きくすることができ、放
熱効果を向上させることができる。本実施形態では導電
バー120b,120cとして、幅寸法が載置部101
a,101bの幅寸法の約半分の寸法に形成された幅狭
の導電バーを用いた例を示しているが、幅狭の導電バー
と幅広の導電バーとでは取付位置が異なるだけで、基本
的な構成は同様であるので、幅広の導電バーについては
図示及び説明を省略する。尚、導電バー120b,12
0cとして幅寸法が載置部101a,101bの幅寸法
よりもやや小さい寸法に形成された幅広の導電バーを用
いる場合には、幅広の導電バーの上下縁を引掛爪101
c及び弾性爪片103bとそれぞれ係止させることによ
り、導電バー120b,120cが取付台100に保持
される。
【0056】また、図14に示すように、主幹用取付板
50の左側部にはねじ孔55が2個設けられている。本
実施形態では、主幹回路用遮断器31が遮断された状態
でも火災報知器などへの電源を確保することができるよ
うに、主幹回路用遮断器31の電源側から電源を得る自
立電源系を設けてあり、自立電源系には分岐回路用遮断
器32とは別に内器としての自立回路遮断器33が挿入
される。自立回路遮断器33は分岐回路用遮断器32と
同構成を有するものであり、電源側には後述するバー端
子が挿入接続されるスリット状の3つの端子部34a〜
34cが設けられる。なお自立回路遮断器33において
は中央の端子部34bには導電バーを接続する部材が設
けられておらず、端子部34a,34cのみが有効に利
用される。
【0057】自立回路遮断器33は補助取付板60を介
して主幹用取付板50に取り付けられる。補助取付板6
0は矩形板状に形成され、長手方向における両側縁から
それぞれ段差部61を介して連結片62が延設されてい
る。連結片62には連結孔63がそれぞれ設けられてお
り、この連結孔63に連結ねじ64を挿通して、主幹用
取付板50に設けたねじ孔55に螺入すると、主幹用取
付板50に補助取付板60を連結することができる。こ
のように、補助取付板60には段差部61を設けてお
り、主幹用取付板50において補助取付板60が配置さ
れる部位は主幹用取付板50が取り付けられる部位より
も一段高くなっているので、主幹回路用遮断器31と自
立回路遮断器33との高さの違いを吸収して、主幹回路
用遮断器31においてハンドル31aの形成されている
面と、自立回路遮断器33においてハンドル33aが形
成されている面とが略同一になっている。
【0058】また、補助取付板60の長手方向における
一端側(下端縁)には、自立回路遮断器33の器体に設
けた取付溝(図示せず)内に挿入される取付係止片65
が切り起こしにより形成されている。補助取付板60の
長手方向の他端部(上端部)には中継端子台70を取り
付けるためのねじ孔66が形成されている。
【0059】中継端子台70は、自立回路遮断器33の
端子部34a,34cにそれぞれ挿入接続される2本の
バー端子71a,71bが合成樹脂成形品の基台72に
突設されるとともに、各バー端子71a,71bに電気
的に接続された端子ねじ付きの端子73,73とを備え
るものである。各端子73,73は、接続電線74(図
13参照)を介して、主幹回路用遮断器31の電源側に
おける一方の電圧極と中性極との各端子にそれぞれ接続
される。つまり、中継端子台70は、主幹回路用遮断器
31に接続された接続電線74という電路の形状から、
自立回路遮断器33の端子部34a,34cに対応する
バー端子71a,71bという電路の形状に変換する機
能を有する。また、基台72の底部からは、U字状の切
欠部75aがそれぞれ形成された固定片75が2個突設
されており、切欠部75a内に挿入した固定ねじ76を
補助取付板60に設けたねじ孔66に螺合させることに
よって、中継端子台70を補助取付板60に固定するこ
とができる。また、中継端子台70には、基台72の上
面及び外側面(すなわち、主幹回路用遮断器31と対向
する面と反対側の面)をそれぞれ覆う断面L字状の端子
カバー78が着脱自在に取り付けられる。基台72の上
面及び外側面には断面L字状の係止片77が突設され、
各係止片77に対応する端子カバー78の部位には係止
孔79が開口しており、係止片77と係止孔79とを引
掛係止させることによって、端子カバー78が中継端子
台70に取着され、端子73と接続電線74との接続部
が保護される。
【0060】而して、補助取付板60に設けた取付係止
片65を自立回路遮断器33に設けた取付溝(図示せ
ず)に挿入する形で自立回路遮断器33を補助取付板6
0上に載置した後、各端子部34a,34cにバー端子
71a,71cを挿入接続した状態で中継端子台70を
固定ねじ76によって補助取付板60にねじ固定する
と、自立回路遮断器33は補助取付板60と中継端子台
70とによって保持され、補助取付板60に対して固定
される。なお、自立回路遮断器33では、端子部34
a,34cだけがバー端子71a,71cに電気的に接
続されるから、自立回路遮断器33には一方の電圧極と
中性極との間の電圧が印加される。
【0061】上述した住宅用分電盤を組み立てる際に
は、取付台100に導電バー120a〜120cを取り
付け、さらに分岐回路用遮断器32を取り付けた後、結
束部材130を取り付けて、取付台100に導電バー1
20a〜120c及び分岐回路用遮断器32を保持させ
る。そして、ボディ10に取り付けられた架台40に分
岐回路用遮断器32及び導電バー120a〜120cを
保持した取付台100を取り付けると共に、主幹回路用
遮断器31を主幹用取付板50に取り付け、端子ねじ3
7を用いて主幹回路用遮断器31の端子36aと導電バ
ー120a〜120cとを電気的に接続する。このよう
に、本実施形態では導電バー120a〜120c及び分
岐回路用遮断器32を取付台100に取り付けた状態で
1つのユニットとして取り扱うことができるので、組立
作業の作業性が向上する。また、分岐回路用遮断器32
及び導電バー120a〜120cを保持した取付台10
0と架台40(分岐用取付板80)とを用いて分岐回路
用遮断器32及び導電バー120a〜120cをボディ
10に取り付けることができるから、従来の分電盤のよ
うに分岐開閉器取付部と導電バー支持部とが別体に形成
されている場合に比べて、部品数が少なくなり、組立作
業性が向上する。
【0062】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、前面
が開口した箱体と、箱体内部に納装される分岐開閉器
と、分岐開閉器に給電するための導電バーと、箱体の開
口を前面側として箱体内部に取り付けられる取付板と、
分岐開閉器が取着される分岐開閉器取付部及び導電バー
を支持する導電バー支持部が一体に設けられ、分岐開閉
器及び導電バーが取り付けられた状態で取付板の前面に
取り付けられる取付台とを備えて成ることを特徴とし、
分岐開閉器及び導電バーを保持した取付台と取付板とを
用いて分岐開閉器及び導電バーを箱体に取り付けること
ができ、分岐開閉器取付部と導電バー支持部とが別体に
形成されている場合に比べて、部品数が少なくなり、且
つ、分岐開閉器取付部と導電バー支持部とを別々に取付
板に取り付ける作業がなくなるから、組立工数を少なく
できるという効果がある。さらに、分岐開閉器及び導電
バーを取付台に取り付けた状態で取付台を取付板に取り
付けることができるから、分岐開閉器及び導電バーを保
持した取付台を1つのユニットとして取り扱うことがで
き、組立作業の作業性が向上するという効果もある。
【0063】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、取付板と対向する取付台の部位に、取付板に設けた
係止部に引掛係止される被係止部を設けたことを特徴と
し、請求項1の発明の効果に加え、ねじなどの部材を用
いることなく、係止部と被係止部とを係止させることに
よって取付台を取付板に取り付けているので、取付作業
の作業性が向上するという効果がある。
【0064】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、係止部は、取付台を取付板に対して略平行に移動さ
せることによって被係止部と引掛係止することを特徴と
し、請求項2の発明の効果に加え、係止部と被係止部と
を係止させる際に取付台を移動させる移動量を十分長く
すれば、係止部と被係止部とが係止する部位の長さを十
分確保することができ、取付台を取付板に対して確実に
取り付けることができるという効果がある。
【0065】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、係止部と被係止部とを引掛係止させる際に取付台を
移動させる移動方向は、箱体を建物の壁面に取り付けた
状態で天井側から床面側に向かう方向であることを特徴
とし、請求項3の発明の効果に加え、箱体を建物の壁面
に取り付けた際に取付台の重みで係止部と被係止部との
係止状態が外れるのを防止できるという効果がある。
【0066】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、係止部及び被係止部は、箱体を建物の壁面に取り付
けた状態で取付板及び取付台における天井側及び床面側
の部位にそれぞれ設けられ、係止部と係止する被係止部
の部位は移動方向に対して略直交する方向にそれぞれ突
出し、天井側に設けた被係止部における係止部との係止
部位と、床面側に設けた被係止部における係止部との係
止部位とはそれぞれ反対方向に突出することを特徴と
し、請求項4の発明の効果に加え、天井側に設けた被係
止部における係止部との係止部位と、床面側に設けた被
係止部における係止部との係止部位とがそれぞれ反対方
向に突出しているので、係止部と被係止部とが係止した
際に移動方向と直交する方向における取付台のがたつき
を少なくでき、取付台を取付板に対して強固に取り付け
ることができるという効果がある。
【0067】請求項6の発明は、請求項2乃至5の発明
において、係止部と被係止部とが係止位置に移動した状
態で、取付板に設けた係合部に凹凸係合される被係合部
を取付台に設けたことを特徴とし、請求項2乃至5の発
明の効果に加え、係止位置で係合部と被係合部とが凹凸
係合することにより、係止部と被係止部との係止状態が
外れるのを防止できるという効果がある。
【0068】請求項7の発明は、請求項1乃至6の発明
において、取付台において導電バー支持部の両側に分岐
開閉器取付部を設け、導電バー支持部の両側に複数の分
岐開閉器を配置するとともに、箱体の底板に、箱体の開
口側から見て分岐開閉器の投影部位よりも外側まで電線
挿通用の窓孔を貫設したことを特徴とし、請求項1乃至
6の発明の効果に加え、窓孔は箱体の開口側から見て分
岐開閉器の投影部位よりも外側まで張り出しているの
で、取付板の背面側から挿入された電線を、分岐開閉器
と窓孔との間の隙間に通して分岐開閉器に接続すること
ができ、電線を引き回す作業を容易に行えるという効果
がある。
【0069】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、導電バー支持部を間にして両側に配置される分岐開
閉器の配列方向における取付板の両側部が箱体の開口側
に向けて折曲されたことを特徴とし、請求項7の発明の
効果に加え、取付板の両側部を箱体の開口側に折曲して
いるので、取付板の背面側から挿入された電線を分岐開
閉器に接続する際に、電線の外被が取付板の角に摺れて
破れるのを防止できるという効果がある。
【0070】請求項9の発明は、請求項7又は8の発明
において、分岐開閉器の器体はその一部が分岐開閉器取
付部の外側に突出した状態で分岐開閉器取付部に取り付
けられており、取付板の端面と、分岐開閉器取付部の外
側に突出する器体の先端面とを略面一にしたことを特徴
とし、請求項7又は8の発明の効果に加え、取付板の端
面が分岐開閉器の器体の先端面よりも外側に突出するこ
とはなく、窓孔と取付板との間に電線を挿通するための
隙間を確保することができるから、電線の引き回し作業
を容易に行えるという効果がある。
【0071】請求項10の発明は、請求項1乃至9の発
明において、取付板に、箱体の底板側に突出する補強リ
ブを設けたことを特徴とし、請求項1乃至9の発明の効
果に加え、補強リブを設けることによって取付板の強度
を高めることができるという効果がある。
【0072】請求項11の発明は、請求項1乃至10の
発明において、分岐開閉器の器体は略直方体状であっ
て、器体の一端部に導電バーに差込接続される受刃を有
し、差込方向と略直交する器体の側面に引掛溝を設ける
とともに、分岐開閉器取付部に、分岐開閉器を導電バー
に差込接続した際に引掛溝に引掛係止して当該分岐開閉
器が差込方向と直交する方向へ移動するのを防止する複
数の引掛突起を当該分岐開閉器を間に挟むような位置に
設けたことを特徴とし、請求項1乃至10の発明の効果
に加え、複数の引掛突起は分岐開閉器を間に挟むような
位置に設けられているので、引掛突起により分岐開閉器
の差込方向を規制することができ、したがって受刃と導
電バーとの位置を正確に合わせることができ、分岐開閉
器と導電バーとの電気的接続を確実に行えるという効果
がある。しかも分岐開閉器は導電バーに受刃を差込接続
するとともに、引掛突起と引掛溝とを引掛係止させるこ
とによって分岐開閉器取付部に取り付けられるので、ね
じなどの部材を用いることなく取付作業を行うことがで
き、取付作業の作業性が向上するという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の住宅用分電盤に用いる分岐用取付
板に分岐回路用遮断器及び導電バーを保持した取付台を
取り付ける前の状態を示す分解斜視図である。
【図2】同上の分解斜視図である。
【図3】同上のカバーを外した状態の一部破断せる正面
図である。
【図4】同上の正面図である。
【図5】同上の側断面図である。
【図6】同上の分岐用取付板に分岐回路用遮断器及び導
電バーを保持した取付台を取り付けた状態の断面図であ
る。
【図7】同上の要部分解斜視図である。
【図8】同上の取付台を裏側から見た斜視図である。
【図9】同上の取付台を分岐用取付板に引掛係止する前
の状態を前面側から見た図である。
【図10】同上の取付台を分岐用取付板に引掛係止する
前の状態を後面側から見た図である。
【図11】同上の取付台を分岐用取付板に引掛係止した
状態を前面側から見た図である。
【図12】同上の取付台を分岐用取付板に引掛係止した
状態を後面側から見た図である。
【図13】同上の主幹用取付板に主幹回路用遮断器及び
自立回路遮断器を取り付けた状態を前面側から見た図で
ある。
【図14】同上の主幹用取付板に自立回路遮断器を取り
付ける前の状態の分解斜視図である。
【図15】従来の住宅用分電盤の要部分解斜視図であ
る。
【図16】同上の要部斜視図である。
【図17】同上の要部分解斜視図である。
【符号の説明】
32 分岐回路用遮断器 80 分岐用取付板 100 取付台 120a〜120c 導電バー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 英樹 石川県鹿島郡鳥屋町字春木ラ部55番地 肥 田電器株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面が開口した箱体と、箱体内部に納装さ
    れる分岐開閉器と、分岐開閉器に給電するための導電バ
    ーと、箱体の開口を前面側として箱体内部に取り付けら
    れる取付板と、分岐開閉器が取着される分岐開閉器取付
    部及び導電バーを支持する導電バー支持部が一体に設け
    られ、分岐開閉器及び導電バーが取り付けられた状態で
    取付板の前面に取り付けられる取付台とを備えて成るこ
    とを特徴とする住宅用分電盤。
  2. 【請求項2】取付板と対向する取付台の部位に、取付板
    に設けた係止部に引掛係止される被係止部を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の住宅用分電盤。
  3. 【請求項3】係止部は、取付台を取付板に対して略平行
    に移動させることによって被係止部と引掛係止すること
    を特徴とする請求項2記載の住宅用分電盤。
  4. 【請求項4】係止部と被係止部とを引掛係止させる際に
    取付台を移動させる移動方向は、箱体を建物の壁面に取
    り付けた状態で天井側から床面側に向かう方向であるこ
    とを特徴とする請求項3記載の住宅用分電盤。
  5. 【請求項5】係止部及び被係止部は、箱体を建物の壁面
    に取り付けた状態で取付板及び取付台における天井側及
    び床面側の部位にそれぞれ設けられ、係止部と係止する
    被係止部の部位は移動方向に対して略直交する方向にそ
    れぞれ突出し、天井側に設けた被係止部における係止部
    との係止部位と、床面側に設けた被係止部における係止
    部との係止部位とはそれぞれ反対方向に突出することを
    特徴とする請求項4記載の住宅用分電盤。
  6. 【請求項6】係止部と被係止部とが係止位置に移動した
    状態で、取付板に設けた係合部に凹凸係合される被係合
    部を取付台に設けたことを特徴とする請求項2乃至5記
    載の住宅用分電盤。
  7. 【請求項7】取付台において導電バー支持部の両側に分
    岐開閉器取付部を設け、導電バー支持部の両側に複数の
    分岐開閉器を配置するとともに、箱体の底板に、箱体の
    開口側から見て分岐開閉器の投影部位よりも外側まで電
    線挿通用の窓孔を貫設したことを特徴とする請求項1乃
    至6記載の住宅用分電盤。
  8. 【請求項8】導電バー支持部を間にして両側に配置され
    る分岐開閉器の配列方向における取付板の両側部が箱体
    の開口側に向けて折曲されたことを特徴とする請求項7
    記載の住宅用分電盤。
  9. 【請求項9】分岐開閉器の器体はその一部が分岐開閉器
    取付部の外側に突出した状態で分岐開閉器取付部に取り
    付けられており、取付板の端面と、分岐開閉器取付部の
    外側に突出する器体の先端面とを略面一にしたことを特
    徴とする請求項7又は8記載の住宅用分電盤。
  10. 【請求項10】取付板に、箱体の底板側に突出する補強
    リブを設けたことを特徴とする請求項1乃至9記載の住
    宅用分電盤。
  11. 【請求項11】分岐開閉器の器体は略直方体状であっ
    て、器体の一端部に導電バーに差込接続される受刃を有
    し、差込方向と略直交する器体の側面に引掛溝を設ける
    とともに、分岐開閉器取付部に、分岐開閉器を導電バー
    に差込接続した際に引掛溝に引掛係止して当該分岐開閉
    器が差込方向と直交する方向へ移動するのを防止する複
    数の引掛突起を当該分岐開閉器を間に挟むような位置に
    設けたことを特徴とする請求項1乃至10記載の住宅用
    分電盤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010246276A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Kawamura Electric Inc 住宅用分電盤の内部機器ユニット取り付け構造
JP2020068610A (ja) * 2018-10-25 2020-04-30 河村電器産業株式会社 分電盤ケースの基台

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