[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2002300383A - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理方法をコンピュータに実行させるプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、画像処理方法をコンピュータに実行させるプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Info

Publication number
JP2002300383A
JP2002300383A JP2001097767A JP2001097767A JP2002300383A JP 2002300383 A JP2002300383 A JP 2002300383A JP 2001097767 A JP2001097767 A JP 2001097767A JP 2001097767 A JP2001097767 A JP 2001097767A JP 2002300383 A JP2002300383 A JP 2002300383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
evaluation value
image processing
calculating step
calculating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001097767A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4605931B2 (ja
Inventor
Tei Abe
悌 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2001097767A priority Critical patent/JP4605931B2/ja
Publication of JP2002300383A publication Critical patent/JP2002300383A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4605931B2 publication Critical patent/JP4605931B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 演算処理量が少なく、安定して画像データの
周期を算出することのできる画像処理方法および画像処
理装置を提供することにある。 【解決手段】 デジタル画像データのエッジ量を算出す
るエッジ量算出工程と画素値同士の差分に基づく評価値
を算出する評価値算出工程とエッジ量算出工程および評
価値算出工程から得られる値に基づいて前記デジタル画
像データの周期を算出する周期算出工程とから構成され
たので、演算処理量が少なく安定して画像データの周期
を算出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】本発明はスキャナ、ファクシミ
リ、デジタル複写機等の機器で入力されるデジタル画像
データを対象とし、画像の属性によって異なる処理をお
こなうことにより画像の高画質化やデータ圧縮、通信の
高速化などをおこなう画像処理方法および画像処理装置
並びその情報記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像処理を画像の特性に応じて
最適におこなうために画像の属性を判別する技術とし
て、像域分離技術がある。この像域分離の結果、網点で
あると判断された場合に網点の線数に応じた処理をおこ
なっていた。
【0003】たとえば、特開平5−48894号の画像
処理装置では、画像を所定サイズのブロックに分割し、
ブロック内の網点写真の画素濃度を示すパルス波形をカ
ウントすることにより線数を検出し、線数に応じた平滑
化処理をおこなう方法が開示されている。
【0004】また、特公平8−31952号の画像処理
装置では、自己相関係数を用いて網点線数を検出し、RO
M内に格納された各種フィルタの係数を選択して、網点
領域のみにフィルタ処理をおこない、網点を中間調に変
換する技術思想が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、上記の特開平5
−48894号に開示された画像処理装置では、以下の
ような問題点を有していた。
【0006】つまり、画像濃度を示す波形のパルスをカ
ウントすることによって線数を検出するために、画像濃
度の波形が理想的にきれいに現れる場合にしか適用でき
ず、実際の画像において、このような理想的な画像が得
られることはほとんどなく、現実的ではなかった。
【0007】また、上記の特公平8−31952号に開
示された画像処理装置では、自己相関係数を用いて網点
ピッチを求めるのであるが、先ず自己相関係数を算出す
るために多くの乗算および除算処理が必要となり、これ
を実現するには非常に多くの演算量を要するものであ
る。
【0008】本発明は、従来のかかる点に鑑みなされた
もので、乗算や除算処理が不要で演算処理量が少なく、
多少のノイズを含む画像データであっても安定して画像
データの周期を算出できる画像処理方法およびそれを実
現するための画像処理装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明にかかる画像処理装置は、デ
ジタル画像データのエッジ量を算出するエッジ量算出手
段と、画素値同士の差分に基づく評価値を算出する評価
値算出手段と、エッジ量算出手段および評価値算出手段
から得られる値に基づいて前記デジタル画像データの周
期を算出する周期算出手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0010】また、請求項2に記載の発明にかかる画像
処理装置は、請求項1に記載の発明において、前記エッ
ジ量算出手段において、前記デジタル画像データ中の注
目画素の画素値と隣接または近傍の画素の画素値との差
分からエッジ量を算出することを特徴とする。
【0011】また、請求項3に記載の発明にかかる画像
処理装置は、請求項1に記載の発明の、前記評価値算出
手段において、前記デジタル画像データ中の注目画素を
含むブロックと大きさが同じで該ブロックの近傍にある
ブロックを対象とし、該ブロック間で対応する全ての画
素値同士の差の合計或いは平均を用いて評価値を算出す
ることを特徴とする。
【0012】また、請求項4に記載の発明にかかる画像
処理装置は、請求項1に記載の発明の、前記評価値算出
手段において、前記デジタル画像データ中の注目画素を
含むブロックと大きさが同じで該ブロックの近傍にある
ブロックを対象とし、該ブロック間で対応する特定の画
素値同士の差の合計或いは平均を用いて評価値を算出す
ることを特徴とする。
【0013】また、請求項5に記載の発明にかかる画像
処理装置は、請求項1に記載の発明の、前記周期算出手
段において、注目画素のエッジ量が予め決定した閾値よ
りも大きい場合のみ算出をおこなうことを特徴とする。
【0014】また、請求項6に記載の発明にかかる画像
処理装置は、請求項1に記載の発明の、前記評価値算出
手段および周期算出手段において、注目画素の2次元方
向の近傍を対象とすることを特徴とする。
【0015】また、請求項7に記載の発明にかかる画像
処理装置は、請求項1に記載の発明の、前記評価値算出
手段および周期算出手段において、注目画素の一次元方
向のみの近傍を対象とすることを特徴とする。
【0016】また、請求項8に記載の発明にかかる画像
処理方法は、デジタル画像データのエッジ量を算出する
エッジ量算出工程と、画素値同士の差分に基づく評価値
を算出する評価値算出工程と、エッジ量算出工程および
評価値算出工程から得られる値に基づいて前記デジタル
画像データの周期を算出する周期算出工程と、を含んだ
ことを特徴とする。
【0017】また、請求項9に記載の発明にかかる画像
処理方法は、請求項8に記載の発明の、前記エッジ量算
出工程において、前記デジタル画像データ中の注目画素
の画素値と隣接または近傍の画素の画素値との差分から
エッジ量を算出することを特徴とする。
【0018】また、請求項10に記載の発明にかかる画
像処理方法は、請求項8に記載の発明の、前記評価値算
出工程において、前記デジタル画像データ中の注目画素
を含むブロックと大きさが同じで該ブロックの近傍にあ
るブロックを対象とし、該ブロック間で対応する全ての
画素値同士の差の合計或いは平均を用いて評価値を算出
することを特徴とする。
【0019】また、請求項11に記載の発明にかかる画
像処理方法は、請求項8に記載の発明の、前記評価値算
出工程において、前記デジタル画像データ中の注目画素
を含むブロックと大きさが同じで該ブロックの近傍にあ
るブロックを対象とし、該ブロック間で対応する特定の
画素値同士の差の合計或いは平均を用いて評価値を算出
することを特徴とする。
【0020】また、請求項12に記載の発明にかかる画
像処理方法は、請求項8に記載の発明の、前記周期算出
工程において、注目画素のエッジ量が予め決定した閾値
よりも大きい場合のみ算出をおこなうことを特徴とす
る。
【0021】また、請求項13に記載の発明にかかる画
像処理方法は、請求項8に記載の発明の、前記評価値算
出工程および周期算出工程において、注目画素の2次元
方向の近傍を対象とすることを特徴とする。
【0022】また、請求項14に記載の発明にかかる画
像処理方法は、請求項8に記載の発明の、前記評価値算
出工程および周期算出工程において、注目画素の一次元
方向のみの近傍を対象とすることを特徴とする。
【0023】また、請求項15に記載の発明にかかるプ
ログラムは、デジタル画像データのエッジ量を算出する
エッジ量算出工程と、画素値同士の差分に基づく評価値
を算出する評価値算出工程と、エッジ量算出工程および
評価値算出工程から得られる値に基づいて前記デジタル
画像データの周期を算出する周期算出工程と、を含む各
工程をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0024】また、請求項16に記載の発明にかかるプ
ログラムは、請求項15に記載の発明の、前記エッジ量
算出工程において、前記デジタル画像データ中の注目画
素の画素値と隣接または近傍の画素の画素値との差分か
らエッジ量を算出することを特徴とする。
【0025】また、請求項17に記載の発明にかかるプ
ログラムは、請求項15に記載の発明の、前記評価値算
出工程において、前記デジタル画像データ中の注目画素
を含むブロックと大きさが同じで該ブロックの近傍にあ
るブロックを対象とし、該ブロック間で対応する全ての
画素値同士の差の合計或いは平均を用いて評価値を算出
することを特徴とする。
【0026】また、請求項18に記載の発明にかかるプ
ログラムは、請求項15に記載の発明の、前記評価値算
出工程において、前記デジタル画像データ中の注目画素
を含むブロックと大きさが同じで該ブロックの近傍にあ
るブロックを対象とし、該ブロック間で対応する特定の
画素値同士の差の合計或いは平均を用いて評価値を算出
することを特徴とする。
【0027】また、請求項19に記載の発明にかかるプ
ログラムは、請求項15に記載の発明の、前記周期算出
工程において、注目画素のエッジ量が予め決定した閾値
よりも大きい場合のみ算出をおこなうことを特徴とす
る。
【0028】また、請求項20に記載の発明にかかるプ
ログラムは、請求項15に記載の発明の、前記評価値算
出工程および周期算出工程において、注目画素の2次元
方向の近傍を対象とすることを特徴とする。
【0029】また、請求項21に記載の発明にかかるプ
ログラムは、請求項15に記載の発明の、前記評価値算
出工程および周期算出工程において、注目画素の一次元
方向のみの近傍を対象とすることを特徴とする。
【0030】また、請求項22に記載の発明にかかるコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記請求項15
〜21のいずれか一つに記載されたプログラムを記録し
たことを特徴とする。
【0031】この請求項22の発明によれば、前記請求
項15〜21に記載された方法をコンピュータに実行さ
せるプログラムを記録したことで、そのプログラムをコ
ンピュータ読み取り可能となり、これによって、前記請
求項15〜21の動作をコンピュータによって実現する
ことができる。
【0032】このように上記本発明によれば、非常に簡
単なデータ処理により、デジタル画像データの周期を求
めることができる。
【0033】また前記目的を達成するため本発明によれ
ば、前記エッジ量算出手段において、前記デジタル画像
データ中の注目画素の画素値と隣接または近傍の画素の
画素値との差分からエッジ量を算出するので、エッジ量
を減算処理のみによって算出することができる。また、
前記エッジ量算出工程において、前記デジタル画像デー
タ中の注目画素の画素値と隣接または近傍の画素の画素
値との差分からエッジ量を算出するので、エッジ量を減
算処理のみによって算出することができる。
【0034】前記目的を達成するため本発明によれば、
前記評価値算出手段において、前記デジタル画像データ
中の注目画素を含むブロックと大きさが同じで該ブロッ
クの近傍にあるブロックを対象とし、該ブロック間で対
応する全ての画素値同士の差の合計或いは平均を用いて
算出するので、周期を算出するための評価値として2つ
のブロック同士の全ての画素値の差の合計或いは平均値
を使用するので、画像にノイズが含まれている場合でも
精度よく評価値を算出することができる。
【0035】また、前記評価値算出工程において、前記
デジタル画像データ中の注目画素を含むブロックと大き
さが同じで該ブロックの近傍にあるブロックを対象と
し、該ブロック間で対応する全ての画素値同士の差の合
計或いは平均を用いて算出するので、周期を算出するた
めの評価値として2つのブロック同士の全ての画素値の
差の合計或いは平均値を使用するので、画像にノイズが
含まれている場合でも精度よく評価値を算出することが
できる。
【0036】前記目的を達成するため本発明によれば、
前記評価値算出手段において、前記デジタル画像データ
中の注目画素を含むブロックと大きさが同じで該ブロッ
クの近傍にあるブロックを対象とし、該ブロック間で対
応する特定の画素値同士の差の合計或いは平均を用いて
評価値を算出するので、周期を算出するための評価値と
して、2つのブロック同士の特定の画素の差の合計或い
は平均値を使用するので、非常に高速で評価値を算出す
ることができる。
【0037】また、前記評価値算出工程において、前記
デジタル画像データ中の注目画素を含むブロックと大き
さが同じで該ブロックの近傍にあるブロックを対象と
し、該ブロック間で対応する特定の画素値同士の差の合
計或いは平均を用いて評価値を算出するので、周期を算
出するための評価値として、2つのブロック同士の特定
の画素の差の合計或いは平均値を使用するので、非常に
高速で評価値を算出することができる。
【0038】前記目的を達成するため本発明によれば、
前記周期算出手段において、注目画素のエッジ量が予め
決定した閾値よりも大きい場合のみ算出をおこなうの
で、周期を算出する対象データをエッジ部分だけとする
ことができるために、非常に精度よく周期を求めること
ができる。つまり、エッジ部分でない平坦な部分につい
ては、請求項1の評価算出工程で算出される評価は、画
像が周期性を有していなくても、概ね小さくなる傾向が
あり、そのような評価値は信頼性が低い。したがって、
周期を算出する対象としてエッジ部分だけとすること
で、評価値の信頼性が向上する。
【0039】また、前記周期算出工程において、注目画
素のエッジ量が予め決定した閾値よりも大きい場合のみ
算出をおこなうので、周期を算出する対象データをエッ
ジ部分だけとすることができるために、非常に精度よく
周期を求めることができる。つまり、エッジ部分でない
平坦な部分については、請求項1の評価算出工程で算出
される評価は、画像が周期性を有していなくても、概ね
小さくなる傾向があり、そのような評価値は信頼性が低
い。したがって、周期を算出する対象としてエッジ部分
だけとすることで、評価値の信頼性が向上する。
【0040】前記目的を達成するため本発明によれば、
前記評価値算出手段および周期算出手段において、注目
画素の2次元方向の近傍を対象とするので、評価値およ
び周期を2次元的な距離で算出できるため、デジタル画
像データが2次元的な周期を有していても、正確に求め
ることができる。たとえば、網点印刷の場合、スクリー
ン角と称して30度や45度方向に網点のパターンが繰
り返し印刷され、このような場合でも、網点の周期を正
確に算出できる。
【0041】また、前記評価値算出工程および周期算出
工程において、注目画素の2次元方向の近傍を対象とす
るので、評価値および周期を2次元的な距離で算出でき
るため、デジタル画像データが2次元的な周期を有して
いても、正確に求めることができる。たとえば、網点印
刷の場合、スクリーン角と称して30度や45度方向に
網点のパターンが繰り返し印刷され、このような場合で
も、網点の周期を正確に算出できる。
【0042】前記目的を達成するため本発明によれば、
前記評価値算出手段および周期算出手段において、注目
画素の一次元方向のみの近傍を対象とするために、評価
値および周期を一次元方向のみで算出することができ、
非常に少ない処理量で評価値および周期を算出すること
ができる。
【0043】また、前記評価値算出工程および周期算出
工程において、注目画素の一次元方向のみの近傍を対象
とするために、評価値および周期を一次元方向のみで算
出することができ、非常に少ない処理量で評価値および
周期を算出することができる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる画像処理
方法の一具体例の構成を図面を参照しながら詳細に説明
する。本発明は、デジタル画像データの種類(2値、多
値、カラー、動画等)に限定されることなく適用が可能
であるが、ここでは、多値画像、或いはカラー画像の一
成分(たとえば、R,G,B中のG成分)に適用した場
合を例に説明する。特に、処理量を少なく実現するため
の実施の形態として、一次元方向のみの演算としその方
向と主走査方向の周期を求める実施の形態を示す。
【0045】図1は、本発明の画像処理方法を実現する
ための画像処理装置の構成を示すブロック図である。こ
こで画像処理装置は、デジタル画像データを装置本体内
に取り込む画像入力部10と、デジタル画像データの注
目画素に対してエッジ量を算出するエッジ量算出部11
と、画素値同士の差分に基づく評価値を算出する評価値
算出部12と、エッジ量および評価値から画像の周期を
算出する周期算出部13と、各種制御をおこなう制御部
14と、画像などの各データを表示するデータ表示部1
5と、画像データや中間データ、プログラム、結果など
を蓄えておくデータ保存部16と、情報記録媒体を駆動
する外部記憶装置17とから構成されている。
【0046】つぎに、以上のように構成された画像処理
装置が1画素単位の画像データの周期を算出する動作に
ついて、図2に示すフローチャートおよび図3に示す評
価算出処理の例にしたがって説明する。
【0047】先ず、処理ステップS101では、画像入
力装置または外部記憶装置等からデジタル画像データを
装置本体内のメモリに取り込む。処理ステップS102
では、注目画素として画像の始点にセットする。
【0048】処理ステップS103では、注目画素のエ
ッジ量(傾き)を算出する。注目画素をg[0]とし、
主走査方向の画素値をg[i]とするとエッジ量は、
(g[n]−g[0])/nで求めることができる。こ
こで、nはエッジ量を求める間隔であるが、これは通常
1〜3程度が適当である。
【0049】処理ステップS104では、処理ステップ
S103で求めたエッジ量が閾値よりも大きいか否かを
判定する。閾値よりも大きい場合は処理ステップS10
5へ進み、閾値よりも小さい場合は処理ステップS11
0へ進む。
【0050】処理ステップS105では、評価値を算出
する。評価値pは、図3に示すように対応する2つのブ
ロック内の対応する画素値同士の差分の平均として求め
ることができる。 即ち、
【0051】
【数1】
【0052】pは、小さいほど注目画素を含む周囲と評
価対象とする画素の周囲の画素値が近いことを表してい
る。
【0053】処理ステップS106では、処理ステップ
S105で求めた評価値が閾値よりも小さいか否かを判
定する。閾値よりも小さい場合は、処理ステップS10
7へ進み、閾値よりも大きい場合は、処理ステップS1
08へ進む。
【0054】処理ステップS107では、画像の周期を
決定する。即ち、処理ステップS105で求めた評価値
pが小さいため、評価対象の画像までの距離が周期であ
るとみなし、式(1)のxを注目画素の周期とする。
【0055】処理ステップS108では、評価対象の画
素がまだあるか否かを判定する。評価対象の画素は求め
たい周期の範囲までとすればよい。即ち、式(1)のx
が求めたい周期の最大値に達していれば、処理ステップ
S109へ進み、達していなければ処理ステップS11
0へ進む。
【0056】処理ステップS109では、評価対象の画
素を一つ進める。即ち、式(1)のxの値を1だけ増
す。処理ステップS110では、求めたい周期の範囲内
に閾値よりも小さい評価値が得られなかったので、周期
は不定(求まらず)と判定する。
【0057】処理ステップS111では、周期を求める
対象の画素がまだ存在するか否かを判定し、まだ存在す
る場合は、処理ステップS112へ進み、処理ステップ
S103からの処理を繰り返し、存在しない場合には、
全ての処理を終了する。
【0058】尚、以上のフローチャートに於いては、評
価値pを2つのブロック内の対応する画素値同士の差分
の平均として求めたが、差分の合計を用いてもよい。
【0059】また、別の実施の形態として、評価値算出
工程において、デジタル画像データ中の注目画素を含む
ブロックと大きさが同じで該ブロックの近傍にあるブロ
ックを対象とし、該ブロック間で対応する全ての画素値
同士の差の合計或いは平均を用いて評価値を算出しても
よい。
【0060】以上のように、全ての画素値同士の差分、
或いは差分の平均値を用いた場合には、画像にノイズが
含まれていても、精度のよい評価値を得ることができ
る。
【0061】また、別の実施の形態として、評価値算出
工程において、デジタル画像データ中の注目画素を含む
ブロックと大きさが同じで該ブロックの近傍にあるブロ
ックを対象とし、該ブロック間で対応する特定の画素値
同士の差の合計或いは平均を用いて評価値を算出しても
よい。
【0062】以上の実施の形態によれば、周期を算出す
るための評価値として、2つのブロック同士の特定の画
素の差の合計或いは平均値を使用するので、非常に高速
で評価値を算出することができる。
【0063】また、別の実施の形態として、周期算出工
程において、注目画素のエッジ量が予め決定した閾値よ
りも大きい場合のみ算出をおこなうものであってもよ
い。
【0064】以上の実施の形態によれば、周期を算出す
る対象データをエッジ部分だけとすることができるため
に、非常に精度よく周期を求めることができる。つま
り、エッジ部分でない平坦な部分については、請求項1
の評価算出工程で算出される評価は、画像が周期性を有
していなくても、概ね小さくなる傾向があり、そのよう
な評価値は信頼性が低い。したがって、周期を算出する
対象としてエッジ部分だけとすることで、評価値の信頼
性が向上する。
【0065】また、別の実施の形態として、評価値算出
工程および周期算出工程において、注目画素の2次元方
向の近傍を対象とするものであってもよい。
【0066】以上の実施の形態によれば、評価値および
周期を2次元的な距離で算出できるため、デジタル画像
データが2次元的な周期を有していても、正確に求める
ことができる。たとえば、網点印刷の場合、スクリーン
角と称して30度や45度方向に網点のパターンが繰り
返し印刷され、このような場合でも、網点の周期を正確
に算出できる。
【0067】また、別の実施の形態として、評価値算出
工程および周期算出工程において、注目画素の一次元方
向のみの近傍を対象とするものであってもよい。
【0068】上記実施の形態によれば、評価値および周
期を一次元方向のみで算出することができ、非常に少な
い処理量で評価値および周期を高速に算出することがで
きる。
【0069】また、別の実施の形態として、デジタル画
像データのエッジ量を算出するエッジ量算出手段と、画
素値同士の差分に基づく評価値を算出する評価値算出手
段と、エッジ量算出手段および評価値算出手段から得ら
れる値に基づいて前記デジタル画像データの周期を算出
する周期算出手段とをコンピュータが実行可能なプログ
ラムで実現し、該プログラムをコンピュータが読み取り
可能な形態で記録した情報記録媒体であってもよい。
【0070】上記実施の形態によれば、非常に簡単な処
理によってデジタル画像データの周期を求めることがで
きる。
【0071】本発明は以上の実施の形態に限ることなく
本発明の技術思想に基づいて種々の設計変更が可能であ
る。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば多
少のノイズを含む画像データであっても、安定した画像
データの周期を算出することができる。また、乗算や除
算処理を必要とせず、演算処理量を少なくすることがで
きる。更に、その周期に基づいて、画像の特性に応じた
最適な処理を選択できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる画像処理装置の機
能的な構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における周期算出処理の概
要を示すフローチャートである。
【図3】図1における評価算出部の評価算出処理の一例
を示す説明図である。
【符号の説明】
10 画像入力部 11 エッジ量算出部 12 評価値算出部 13 周期算出部 14 制御部 15 データ表示部 16 データ保存部 17 外部記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C077 LL17 PP27 PP46 PP47 PP48 PP49 PP68 PQ12 PQ18 PQ20 5L096 AA06 BA07 DA02 FA06 FA32 FA72 GA07

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル画像データのエッジ量を算出す
    るエッジ量算出手段と、 画素値同士の差分に基づく評価値を算出する評価値算出
    手段と、 エッジ量算出手段および評価値算出手段から得られる値
    に基づいて前記デジタル画像データの周期を算出する周
    期算出手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記エッジ量算出手段において、前記デ
    ジタル画像データ中の注目画素の画素値と隣接または近
    傍の画素の画素値との差分からエッジ量を算出すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記評価値算出手段において、前記デジ
    タル画像データ中の注目画素を含むブロックと大きさが
    同じで該ブロックの近傍にあるブロックを対象とし、該
    ブロック間で対応する全ての画素値同士の差の合計或い
    は平均を用いて評価値を算出することを特徴とする請求
    項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記評価値算出手段において、前記デジ
    タル画像データ中の注目画素を含むブロックと大きさが
    同じで該ブロックの近傍にあるブロックを対象とし、該
    ブロック間で対応する特定の画素値同士の差の合計或い
    は平均を用いて評価値を算出することを特徴とする請求
    項1に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記周期算出手段において、注目画素の
    エッジ量が予め決定した閾値よりも大きい場合のみ算出
    をおこなうことを特徴とする請求項1に記載の画像処理
    装置。
  6. 【請求項6】 前記評価値算出手段および周期算出手段
    において、 注目画素の2次元方向の近傍を対象とすることを特徴と
    する請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記評価値算出手段および周期算出手段
    において、 注目画素の一次元方向のみの近傍を対象とすることを特
    徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 デジタル画像データのエッジ量を算出す
    るエッジ量算出工程と、 画素値同士の差分に基づく評価値を算出する評価値算出
    工程と、 エッジ量算出工程および評価値算出工程から得られる値
    に基づいて前記デジタル画像データの周期を算出する周
    期算出工程と、 を含んだことを特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前記エッジ量算出工程において、前記デ
    ジタル画像データ中の注目画素の画素値と隣接または近
    傍の画素の画素値との差分からエッジ量を算出すること
    を特徴とする画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記評価値算出工程において、前記デ
    ジタル画像データ中の注目画素を含むブロックと大きさ
    が同じで該ブロックの近傍にあるブロックを対象とし、
    該ブロック間で対応する全ての画素値同士の差の合計或
    いは平均を用いて評価値を算出することを特徴とする画
    像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記評価値算出工程において、前記デ
    ジタル画像データ中の注目画素を含むブロックと大きさ
    が同じで該ブロックの近傍にあるブロックを対象とし、
    該ブロック間で対応する特定の画素値同士の差の合計或
    いは平均を用いて評価値を算出することを特徴とする画
    像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記周期算出工程において、注目画素
    のエッジ量が予め決定した閾値よりも大きい場合のみ算
    出をおこなうことを特徴とする画像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記評価値算出工程および周期算出工
    程において、 注目画素の2次元方向の近傍を対象とすることを特徴と
    する画像処理方法。
  14. 【請求項14】 前記評価値算出工程および周期算出工
    程において、 注目画素の一次元方向のみの近傍を対象とすることを特
    徴とする画像処理方法。
  15. 【請求項15】 デジタル画像データのエッジ量を算出
    するエッジ量算出工程と、 画素値同士の差分に基づく評価値を算出する評価値算出
    工程と、 エッジ量算出工程および評価値算出工程から得られる値
    に基づいて前記デジタル画像データの周期を算出する周
    期算出工程と、 を含む各工程をコンピュータに実行させるプログラム。
  16. 【請求項16】 前記エッジ量算出工程において、前記
    デジタル画像データ中の注目画素の画素値と隣接または
    近傍の画素の画素値との差分からエッジ量を算出するこ
    とを特徴とする請求項15に記載のプログラム。
  17. 【請求項17】 前記評価値算出工程において、前記デ
    ジタル画像データ中の注目画素を含むブロックと大きさ
    が同じで該ブロックの近傍にあるブロックを対象とし、
    該ブロック間で対応する全ての画素値同士の差の合計或
    いは平均を用いて評価値を算出することを特徴とする請
    求項15に記載のプログラム。
  18. 【請求項18】 前記評価値算出工程において、前記デ
    ジタル画像データ中の注目画素を含むブロックと大きさ
    が同じで該ブロックの近傍にあるブロックを対象とし、
    該ブロック間で対応する特定の画素値同士の差の合計或
    いは平均を用いて評価値を算出することを特徴とする請
    求項15に記載のプログラム。
  19. 【請求項19】 前記周期算出工程において、注目画素
    のエッジ量が予め決定した閾値よりも大きい場合のみ算
    出をおこなうことを特徴とする請求項15に記載のプロ
    グラム。
  20. 【請求項20】 前記評価値算出工程および周期算出工
    程において、 注目画素の2次元方向の近傍を対象とすることを特徴と
    する請求項15に記載のプログラム。
  21. 【請求項21】 前記評価値算出工程および周期算出工
    程において、 注目画素の一次元方向のみの近傍を対象とすることを特
    徴とする請求項15に記載のプログラム。
  22. 【請求項22】 前記請求項15〜21のいずれか一つ
    に記載されたプログラムを記録したことを特徴とするコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2001097767A 2001-03-30 2001-03-30 画像処理装置、画像処理方法、画像処理方法をコンピュータに実行させるプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Expired - Fee Related JP4605931B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001097767A JP4605931B2 (ja) 2001-03-30 2001-03-30 画像処理装置、画像処理方法、画像処理方法をコンピュータに実行させるプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001097767A JP4605931B2 (ja) 2001-03-30 2001-03-30 画像処理装置、画像処理方法、画像処理方法をコンピュータに実行させるプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002300383A true JP2002300383A (ja) 2002-10-11
JP4605931B2 JP4605931B2 (ja) 2011-01-05

Family

ID=18951504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001097767A Expired - Fee Related JP4605931B2 (ja) 2001-03-30 2001-03-30 画像処理装置、画像処理方法、画像処理方法をコンピュータに実行させるプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4605931B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105335987A (zh) * 2014-06-09 2016-02-17 联想(北京)有限公司 图像数据处理方法及装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0730752A (ja) * 1993-07-09 1995-01-31 Konica Corp 画像領域判別装置
JP2001086368A (ja) * 1999-09-09 2001-03-30 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 画像処理装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0730752A (ja) * 1993-07-09 1995-01-31 Konica Corp 画像領域判別装置
JP2001086368A (ja) * 1999-09-09 2001-03-30 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 画像処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105335987A (zh) * 2014-06-09 2016-02-17 联想(北京)有限公司 图像数据处理方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4605931B2 (ja) 2011-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2226064T3 (es) Metodo y aparato para el proceso de imagenes.
US7149355B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, image processing program, and computer-readable record medium storing image processing program
US8970916B2 (en) Image processing apparatus and method of supplementing pixel value
EP0407213B1 (en) Image processing apparatus
KR101450782B1 (ko) 화상 처리 장치 및 프로그램
CN101777176B (zh) 一种去除挂网图像锯齿的方法及装置
US7764292B2 (en) Three dimensional graphics processing apparatus, image display apparatus, three dimensional graphics processing method, control program and computer-readable recording medium
WO2013161111A1 (ja) 画像評価装置、画像選択装置、画像評価方法、記録媒体、ならびに、プログラム
US7489832B2 (en) Imaging apparatus, image processing method for imaging apparatus and recording medium
JP2002300383A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理方法をコンピュータに実行させるプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JPH06309452A (ja) 解像度変換処理装置
JP3952188B2 (ja) 画像補間装置、画像補間方法および画像補間プログラム
JP7427398B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理システム及びプログラム
JP2010186401A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体
JP2020188424A (ja) 画像処理装置、画像形成装置及び画像領域判別方法。
JP2008166983A (ja) 解像度変換処理方法、画像処理装置、画像表示装置及びプログラム
US10134113B1 (en) Digital media environment for removal of interference patterns from digital images
JP5762846B2 (ja) 画像処理装置
JP3150778B2 (ja) 閾値決定装置
JPS61157163A (ja) 画像処理装置
JP2023178850A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP2006050480A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びそのプログラム
JP2004207923A (ja) エッジ生成装置、エッジ生成方法およびエッジ生成プログラム
CN118710619A (zh) 基于梯度和纹理的半色调图像质量评价方法、存储介质和电子设备
JP3476649B2 (ja) 画像処理方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090804

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090730

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100705

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100928

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101005

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees