JP2002366946A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
合した画像処理の処理速度を大幅に向上し得る。 【解決手段】 入力する画像データをリアルタイム処理
するRPU14は、画素補間・ガンマ補正処理部41に
処理途中の画素データを保持する空間レジスタ群50を
備えている。CPU17は、コプロセッサ・インターフ
ェース80を介して、空間レジスタ群50に格納した画
素データを取り込み適応型画像処理を施した後に、空間
レジスタ群50の任意のレジスタにその処理データを戻
すことができる。
Description
タに画素補間などを施す画像処理装置に関する。
ジタル・スチル・カメラなどの撮像デバイスでは、レン
ズ群やプリズムなどからなる光学系を透過した光はCC
DセンサやCMOSセンサなどの撮像センサで検出され
画像信号に変換される。その画像信号はデジタル信号
(原画像データ)にA/D変換された後に、画素補間、
色空間変換、輪郭強調および解像度変換などの種々の画
像処理を施され、液晶表示装置(ファインダー)などで
表示される。また撮像デバイスの中には、その画像処理
を施した画像データを、JPEG(Joint Photographic
Experts Group)やモーションJPEG、MPEG(Mo
ving Picture Experts Group)などの各種方式で圧縮符
号化した後に不揮発性メモリなどのメモリカードに書き
出したり、インターフェースを介してパーソナル・コン
ピュータなどの外部機器に出力したりする機能を有する
ものもある。また、通常、前記原画像データに対する画
像処理のリアルタイム性を高めるべく、撮像デバイスに
は画像処理専用のチップ(集積回路)が組み込まれてい
る。しかし、ハードウェア構成のチップがなし得る画像
処理には、予め組み込まれた画像処理しか実行できない
という制限があり、このため、ハードウェアの仕様から
外れた画像処理(適応型画像処理と呼ばれる。)はCP
Uに依存したプログラム(ソフトウェア)で実現され
る。
うなCPUに依存した適応型画像処理ではオーバーヘッ
ドが大きく、処理時間が長大化し易いという問題があ
る。例えば、撮像した原画像データをソフトウェア処理
で画素補間する場合、その原画像データは一旦、SDR
AMなどのバッファに転送され格納される。次いでCP
Uは、そのバッファにアクセスして2次元画素配列の原
画像データを読み出さねばならないため、データ転送そ
のものに非常に時間がかかってしまう。また、CPUに
おけるソフトウェア処理とチップにおけるハードウェア
処理とを組み合わせた画像処理を行う場合にもデータ転
送時のオーバーヘッドが大きくなる。すなわち、1画素
毎のデータ転送回数には、CPUとバッファとの間で画
像データを読出しおよび書き出しするために2ステッ
プ、チップとバッファとの間で補間データを読出しおよ
び書き出しするために2ステップが要求され、合計4ス
テップが必要となる。このことが処理時間を長大化させ
る一因にもなっていた。
するところは、ハードウェア処理とソフトウェア処理と
を組み合わせた画像処理の速度を大幅に向上し得る画像
処理装置を提供する点にある。
め、請求項1に係る発明は、ハードウェアで構成される
画像処理部と、所定のプログラムに基づいた適応型画像
処理を実行するマイクロ・プロセッサと、を備えた画像
処理装置であって、前記画像処理部は、処理途中の画像
データを保持するレジスタを備え、前記マイクロ・プロ
セッサは、前記レジスタに保持された画像データを当該
レジスタに直接アクセスして読出し、且つ、前記適応型
画像処理を施した画像データを当該レジスタに直接アク
セスして戻すインターフェースを備えることを特徴とす
るものである。
の画像処理装置であって、前記画像処理部に対する画像
データの入出力は少なくとも1チャンネルのDMA(ダ
イレクト・メモリ・アクセス)で実行されるものであ
る。
は2記載の画像処理装置であって、前記マイクロ・プロ
セッサの処理速度が前記画像処理部の処理速度と同程度
もしくは当該処理速度よりも低い場合に、少なくとも、
前記マイクロ・プロセッサで前記適応型画像処理を実行
する期間は、前記レジスタに同一の画像データを保持さ
せ、且つ、前記画像処理部における処理を一時中断させ
るものである。
は2記載の画像処理装置であって、少なくとも、前記マ
イクロ・プロセッサで前記適応型画像処理を実行する期
間に前記レジスタが同一の画像データを保持するよう
に、前記マイクロ・プロセッサの処理速度が前記画像処
理部の処理速度よりも高く設定されるものである。
は2記載の画像処理装置であって、前記画像処理部は、
入力する画像データの所定の2次元局所領域の画素デー
タを保持する第1の前記レジスタと、当該第1のレジス
タに保持された前記画素データを用いた画素補間を実行
する画素補間回路と、を備える。
の画像処理装置であって、前記画素補間回路は、前記2
次元局所領域内の全画素データの平均値または前記2次
元局所領域内の各色成分毎の平均値を算出し、前記各平
均値を第2の前記レジスタに保持させる線形演算回路を
備える。
の画像処理装置であって、前記画素補間回路は、前記2
次元局所領域内の前記各色成分毎の平均値を特定の色成
分の平均値で除算した色成分比率を算出し、該色成分比
率を第3の前記レジスタに保持させる色成分比演算回路
を備える。
の画像処理装置であって、前記画素補間回路は、前記2
次元局所領域内の所定の注目画素の画素データと前記平
均値との偏差(高域成分)を算出し、該偏差を第4の前
記レジスタに保持させる高域成分演算回路を備える。
の画像処理装置であって、前記画素補間回路は、前記2
次元局所領域内の任意の画素データを昇順または降順に
並べ替え、第5の前記レジスタに保持させる並べ替え演
算回路を備える。
載の画像処理装置であって、前記画素補間回路は、前記
2次元局所領域内の画素データの各々に所定の係数値を
乗算して加算する空間フィルタリングを実行し、第6の
前記レジスタに保持させる空間フィルタ回路を備える。
記載の画像処理装置であって、前記空間フィルタ回路
は、前記各画素データに対応する係数値を記憶した複数
種類の係数テーブルと、該係数テーブルを切り換えるセ
レクタと、を備える。
〜11の何れか1項に記載の画像処理装置であって、前
記インターフェースとしてコプロセッサ・インターフェ
ースを用いたものである。
る画像処理装置を搭載したデジタル・スチル・カメラ1
の全体構成を示す機能ブロック図である。このデジタル
・スチル・カメラ1は、AF(オート・フォーカス)機
能や自動露出調節機能などを備えた光学機構11を有し
ており、この光学機構11を通して入射した被写体画像
の光がCCDからなる画像撮像センサ12で検出され
る。また被写体を撮影するタイミングと同期するように
光量を調節された光をストロボ(閃光装置)30から発
して被写体に照射することができる。アナログ信号処理
回路13は、画像撮像センサ12から出力された被写体
の画像信号をデジタル化して得られる原画像データをR
PU(リアルタイム・プロセッシング・ユニット)14
に出力する。RPU(画像処理部)14は入力する原画
像データに対して、後述する画素補間や色空間変換など
の画像処理をリアルタイムに実行する機能を有する。ま
た上記アナログ信号処理回路13とRPU14はそれぞ
れメイン・バス10と接続されており、アナログ信号処
理回路13から出力される原画像データをRPU14に
入力させずに、メイン・バス10を介して主メモリ26
に転送させ一時記憶させることができる。
は主メモリ26のバッファ領域に転送されて一時記憶さ
れたり、メイン・バス10を介してディスプレイ・モジ
ュール20に転送されLCD(液晶表示装置)23に表
示されたりする。尚、同図中、符号21はデジタル・エ
ンコーダ、22はLCD駆動回路22を示している。ま
たそのバッファ領域に記憶された画像データは、CPU
17やDMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)コント
ローラ24の制御により読み出され、メイン・バス10
を介して圧縮処理部25に転送されJPEGやMPEG
などの方式で圧縮符号化された後に、インターフェース
27Aに転送され不揮発性メモリからなるメモリ・カー
ド27に格納できる。また圧縮処理部25で圧縮符号化
した画像データを外部インターフェース28に転送し、
この外部インターフェース28と接続された外部の表示
装置やコンピュータなどに転送することも可能である。
2を駆動する駆動回路、符号16はRPU14および駆
動回路15などの動作タイミングを規律するタイミング
・ジェネレータ、符号18はPLL発振回路、符号19
はCPU17の補助演算を実行するコプロセッサを示し
ている。またクロック・ジェネレータ29は、PLL発
振回路18から供給されるクロック信号を逓倍もしくは
分周することで、RPU14、タイミング・ジェネレー
タ16、CPU17およびデジタル・エンコーダ21な
どの全モジュールの駆動クロック信号を生成する。
12は、光電効果で発生したキャリア(電子またはホー
ル)を蓄積する電荷蓄積部と、蓄積されたキャリアに電
界を印加して転送するように制御する電荷転送部とを備
える一般的なものである。例えば、IT−CCD(Inte
rline Transfer CCD;インタライン転送CCD)、FF
−CCD(Full Frame CCD;フルフレームCCD)、F
T−CCD(Frame Transfer CCD;フレーム転送CC
D)、FIT−CCD(Frame Interline Transfer CC
D;フレームインターライン転送CCD)などが挙げら
れる。また画像撮像センサ12としては、画素を構成す
るラインのうち偶数番目ラインからなるフィールド(偶
数フィールド)と奇数番目ラインからなるフィールド
(奇数フィールド)とから交互に画素データを読み出さ
れるインターレース(飛越し走査)タイプのものと、ラ
イン順次に画素データを読み出されるプログレッシブ
(順次走査)タイプのものとの何れかが使用される。
尚、本実施の形態では、画像撮像センサ12にCCD撮
像センサを採用するが、これに限らず、電荷転送部をも
たないCMOS撮像センサを採用してもよい。このよう
な画像撮像センサ12の感光部上には単板式の色フィル
タ・アレイが配設されている。
機能ブロック図である。RPU14は集積回路化されて
おり、単一画素処理部40,画素補間・ガンマ補正処理
部41,色空間変換・色抑圧処理部42,空間フィルタ
リング・コアリング処理部43および解像度変換部44
を備えている。各処理ブロック40〜44はメイン・バ
ス10と接続されており、画像データを処理ブロック4
0〜44でシリアル(逐次的)に画像処理させることが
できるし、一の処理ブロックのみで画像処理することも
可能である。例えば、主メモリ26に一時記憶された画
像データをメイン・バス10経由で画素補間・ガンマ補
正処理部41にDMA転送し画像処理させた後、画素補
間・ガンマ補正処理部41から出力された処理データを
メイン・バス10経由で主メモリ26上のバッファにD
MA転送し格納することができる。
上のバッファからDMA転送されて入力する原画像デー
タを単一画素単位で処理する機能を有し、入力する原画
像データを複数フレームもしくは複数フィールドに亘り
平均化する経時的平均化処理やシェーディング処理など
を実行する。例えば、経時的平均化処理では、被写体の
露光量が不足している場合、画像撮像センサ12から通
常周期で読出した複数フレームまたは複数フィールドに
亘る画素データを累積することで露出量を増大させる処
理が行われる。従来、被写体の露光量が不足している場
合は、画像撮像センサ12からの画素データの読出しを
所定期間停止し、画像撮像センサ12の感光部における
蓄積電荷量を十分に増大させた後に画素データを読出し
たり、アナログ信号処理回路13で画像信号を増幅した
りすることが行われていたが、これらでは画素データに
含まれるノイズも増大しS/N特性が低下するという問
題が生じていた。また、シェーディング処理は、画像の
全体が平均的に一様な明るさになるように、各画素の輝
度値をゲイン調整することで実行される。ここで、シェ
ーディングとは、光学機構11の中心部に対する周辺部
の減光や、画像撮像センサ12の受光感度の不均一に起
因して生ずる、被写体画像の本来の輝度と映像信号との
間の変換特性の不整合を意味しており、例えば、画像の
周辺部が中心部に比べて暗くなるという輝度ムラとなっ
て現れるものである。
1は主要な機能として、後に詳述するように、内部に組
み込まれた空間レジスタ群(レジスタ)50に一時記憶
した画素データを用いて各画素毎に不足の色成分を補間
する画素補間機能と、ルック・アップ・テーブル(以
下、LUTと呼ぶ。)を用いてガンマ値などを補正する
ガンマ補正機能とを有している。画像撮像センサ12の
感光部上に配設される単板式の色フィルタ・アレイに
は、「R(赤色)」,「G(緑色)」,「B(青色)」
の3原色系色フィルタや、「Y(イエロー色)」、「M
(マゼンダ色)」、「C(シアン色)」、「G(緑
色)」のような4色の補色系色フィルタなどがある。図
3は、ベイヤー配列と称する3原色系色フィルタ配列3
5を例示する模式図、図4は、補色系色フィルタ配列3
7を例示する模式図である。3原色系の色フィルタ配列
35は、太線枠で示した2×2画素の単位画素領域36
を繰り返し単位として配列して構成される。その単位画
素領域36には、対角をなす2画素の各々にGフィルタ
が配列され、残る2画素にRフィルタとBフィルタが配
列されている。また、補色系の色フィルタ配列37は、
太線枠で示した2×2画素の単位画素領域38を繰り返
し単位として配列して構成される。その単位画素領域3
8には、Mフィルタ、Gフィルタ、CフィルタおよびY
フィルタが各画素と一対一対応で配列される。このよう
な色フィルタ・アレイを透過した光から得た画素データ
は、一画素に単色成分しかもたないため、画素補間機能
は、一画素に3色もしくは4色の色成分をもたせるよう
に当該着目画素の周辺画素の色成分を用いてそれらの平
均値などを算出することで不足の色成分を補間する。ま
た、ガンマ補正機能は、離散的な階調をもつ色成分値
(入力値)と各入力値に対応する補正後の色成分値(出
力値)とをLUTに保持しており、このLUTに基づい
て入力値は対応する出力値に変換し出力する。
7は、以上の画素補間・ガンマ補正処理部41に組み込
まれた空間レジスタ群50とインターフェースを介して
直接アクセスでき、その空間レジスタ群50に記憶され
た画素データを取り込んで画像処理し、その空間レジス
タ群50の任意のレジスタに戻すことが可能である。
原信号がカラー画像信号の場合に例えばRGB信号から
YCbCr信号へ色空間を変換する色空間変換機能と、
画像中の明部と暗部の色抑圧(クロマサプレス;偽色防
止)を行う色抑圧機能とを有している。色空間変換機能
で変換先の色空間としては、YCbCr色空間の他に、
NTSC(National Television System Committee)方
式などで規定されているYIQ色空間などを採用しても
構わない。また色抑圧機能は画像に現れる明部および暗
部の発色を抑制することで自然な画質を実現するもので
ある。一般に、画像に現れる暗部は様々なノイズの影響
を受けやすい性質をもつため、暗部ではできるだけ発色
を抑制することが自然な画質を出すことにつながる。一
方、画像の現れる明部は当該明部を撮像した撮像素子や
その他の種々のハードウェアの特性に応じて変調の影響
を受け易い部分でありホワイトバランスが狂い易い部分
であるため、出来るだけ発色を抑制することが自然な画
質を出すことにつながる。これらを考慮して色抑圧機能
は画像中の明部と暗部の発色が抑制される。
理部43は、画像データの5×5画素程度の局所領域に
空間フィルタ(重みマスク)を適用し、各空間フィルタ
の係数値を対応する画素データに重み付け(乗算)し加
算するという積和演算を実行する空間フィルタリング機
能と、空間フィルタリング処理を施された画像データに
対し、高域成分が一定レベルを超えたときに一般的な非
線形処理(コアリング)を施すコアリング機能とを有す
るものである。以上の空間フィルタリング機能とコアリ
ング機能とで画像に含まれる雑音が低減されたり、線お
よびエッジ部分を強調する輪郭強調処理が実行されたり
する。
ルタリング・コアリング処理部43から出力された画像
データのサイズを、バイリニア法(線形補間法)などに
基づいて縮小または拡大する機能を有している。
態に係る画像処理装置を以下に詳説する。図5は、本実
施の形態に係る画像処理装置を構成する画素補間・ガン
マ補正処理部41の概略を示すブロック図である。この
画素補間・ガンマ補正処理部41は、上記した空間レジ
スタ群50として、上記単一画素処理部40またはメイ
ン・バス10から入力する画素データの5×5画素分を
記憶する入力データ・レジスタ群50Aと、各演算回路
53〜58で処理された画素データ(中間データ)を記
憶する中間データ・レジスタ群50Bと、補間組み合わ
せ回路59で処理された画素データを記憶する補間デー
タ・レジスタ群50Cとを備えている。各レジスタ群5
0A〜50CはDフリップ・フロップなどから構成さ
れ、AND素子72から出力される制御信号に同期して
動作する。AND素子72は、CPU17から伝達する
PC(Processing Control)制御信号と画素クロックC
LKとを論理積演算し、双方の信号レベルが高レベルの
ときに限り高レベルの制御信号を出力する。
わるコプロセッサ・インターフェース80を介して画素
補間・ガンマ補正処理部41のレジスタ群50A〜50
Cの各々と接続されている。またCPU17は、メモリ
(図示せず)に格納されたプログラムをロードし、当該
プログラムに記述されたコプロセッサ・インターフェー
ス80の命令に基づいて前記レジスタ群50A〜50C
の任意のレジスタ(以下、画素補間用レジスタと呼
ぶ。)に直接アクセスでき、当該レジスタに格納された
画素データをCPU17内の汎用レジスタ(図示せず)
に取り込んで格納し、格納した画素データを用いて画素
補間・ガンマ補正処理部41では処理し得ない適応型補
間処理をソフトウェアで実行できる。そしてCPU17
は、コプロセッサ・インターフェース80を介してその
適応型補間データを任意の画素補間用レジスタに転送し
格納させることが可能である。例えば、画素補間用レジ
スタからCPU17上の汎用レジスタにデータを移動さ
せる移動命令は、"MFC $1, $2"のように表現され得る。
その移動命令中、"$1"はCPU17内の汎用レジス
タ、"$2"は画素補間用レジスタを示している。このよう
な移動命令は、1CPUサイクルで実行できるため、高
速に且つ効率良く双方のレジスタ間で画素データを移動
できる。
ロックCLKの周波数と同程度もしくは画素クロックC
LKの周波数よりも低い場合は、上記適応型画像処理を
実行し且つ画素データをレジスタ群50A〜50Cのレ
ジスタに戻す迄の処理期間は、PC制御信号のレベルを
L(Low)レベルに維持し、各レジスタに同一の画素デ
ータを保持させ、リアルタイム処理を一時中断させる。
これは、レジスタ群50A〜50Cに保持されている画
素データが適応型画像処理途中で更新されるのを防ぐた
めの措置である。他方、CPU17のクロック周波数が
画素クロックCLKの周波数よりも十分に高い場合は、
CPU17で適応型画像処理を行いつつ、PC制御信号
のレベルをH(High)レベルに維持したまま画素補間・
ガンマ補正処理部41のリアルタイム処理を続行でき
る。かかる場合は、RPU14におけるリアルタイム性
を損なうこと無く適応型画像処理を実行できるため好ま
しい。
を用いる代わりに、CPU17の論理アドレスとSRA
M上のアドレスとをメモリ・マッピングし、メイン・バ
ス10を介して画素補間用レジスタとSRAMとの間で
画素データを移動させるメモリ管理インターフェース
(図示せず)を用いてもよい。但し、1つの命令を実行
するのに一般的には平均で4CPUサイクル以上必要と
なるため、データ転送の速度および効率の観点からは、
本実施の形態のようにコプロセッサ・インターフェース
80を用いるのが望ましい。
力は、少なくとも1チャンネルのDMAで実行できる。
DMAコントローラ24を用いることで、CPU17は
RPU14に対する画素データの転送処理の負荷を受け
ないため、適応型画像処理の処理速度の向上が可能であ
る。また上記画像撮像センサ12には、画像読出しの進
行の中断および再開を許可しないタイプと、画像読出し
の進行の中断および再開を許可するタイプとに2分され
る。
中断と再開を許可しない通常のIT−CCDなどで構成
される場合、RPU14の1クロックタイムの間にCP
U17による適応型画像処理が終了しないときは、上述
の通り、アナログ信号処理回路13から出力される原画
像データを一旦、主メモリ26のバッファ領域に転送し
記憶させる必要がある。かかる場合、適応型画像処理を
行わない期間、DMAコントローラ24は、そのバッフ
ァ領域に格納された原画像データをRPU14にDMA
転送する動作に1チャンネルを使用し、RPU14から
出力される処理データを主メモリ26の他のバッファ領
域にDMA転送する動作に1チャンネルを使用するた
め、合計2チャンネルが必要となる。他方、適応型画像
処理を行う期間、上記PC制御信号のレベルをLレベル
に切り換えることでRPU14の動作は一時中断される
と同時に、DMAコントローラ24はDMA転送動作を
一時中断するように制御される。そして、当該適応型画
像処理の終了後にRPU14の動作およびDMA転送動
作が再開される。尚、実際には、DMA転送された画素
データが入力するRPU14のデータ入力部、およびD
MA転送される画素データを出力するRPU14のデー
タ出力部には、FIFOバッファ(図示せず)が設けら
れている。このため、DMA転送するか否かのタイミン
グはそのFIFOバッファによる緩衝作用により左右さ
れるが、上記のPC制御信号がLレベルである期間は、
少なくとも、RPU14からFIFOバッファに対する
データ入出力要求は発生しない。
行の中断と再開を許可できるFT−CCDやCMOSな
どで構成される場合は、アナログ信号処理回路13から
出力される原画像データを一旦、主メモリ26のバッフ
ァ領域に転送する必要が無く、その原画像データは、直
接、RPU14に転送できる。このため、適応型画像処
理を行わない期間、DMAコントローラ24は、RPU
14から出力される処理データを主メモリ26のバッフ
ァ領域にDMA転送する動作に1チャンネル使用するだ
けでよい。また適応型画像処理を行う期間は、上記PC
制御信号のレベルをLレベルに切り換えることでRPU
14の動作は一時中断されると同時に、DMAコントロ
ーラ24はDMA転送動作を一時中断するように制御さ
れる。そして、当該適応型画像処理の終了後にRPU1
4の動作およびDMA転送動作が再開される。
順次で入力する画素データを、水平方向に5画素分且つ
垂直方向に5画素分記憶する25個のレジスタ51,5
1,…を備えており、各レジスタ51,…は、ライン・
メモリ52A,52B,52C,52Dを介して直列接
続されている。また画素クロックCLKの印加により画
素データはレジスタ51,51,…とライン・メモリ5
2A〜52Dとを順次移動し、画像データ内の5×5画
素の所望の局所領域の画素データをレジスタ群50Aに
記憶させ保持させることができる。このような入力デー
タ・レジスタ群50Aに記憶された局所領域内の画素デ
ータは、各演算回路53〜58に選択的に取り込まれ処
理された後、中間データ・レジスタ群50Bに記憶され
る。それら演算回路53〜58のうち線形演算回路53
は、当該局所領域の中心画素(以下、注目画素と呼
ぶ。)に対して線形演算により5種類の補間値を算出で
きる。第1の補間値は、当該局所領域内の全画素データ
の平均値Callであり、レジスタ60aに格納される。
すなわち、図6に示すように当該局所領域内の画素値を
R[i,j](i,jは0〜4の整数、iは行番号、j
は列番号)で表現するとすれば、注目画素値はR[2,
2]であり、Call=(R[0,0]+R[0,1]+
…+R[4,3]+R[4,4])/25で算出され
る。また第2〜第5の補間値C1〜C4は、同色成分のみ
を用いた平均値であり、レジスタ60b〜60eにそれ
ぞれ格納される。本実施の形態では、4色成分に対応し
得るように4種類の補間値(平均値)が算出可能であ
る。例えば、図3に示す色配列の画素データをレジスタ
群50Aに保持し且つ注目画素データをG成分に設定し
た場合、当該注目画素に不足の色成分はR成分とB成分
であるから、当該注目画素値R[2,2]を選択的に読
み出してそのまま補間値C1とし、画素値R[2,
1]、R[2,3]を選択的に読み出してR成分(補間
値)C2を算出し、また画素値R[1,2]、R[3,
2]を選択的に読み出してB成分(補間値)C3を算出
する。このようにして各画素に対応する3色成分を補間
することが可能となる。以上の補間値は、コプロセッサ
・インターフェース80を介してCPU17のレジスタ
に移動され適応型画像処理を施された後に、レジスタ群
50A〜50C内の任意のレジスタに戻され得る。例え
ば、CPU17で前記平均値Callと比較して他の補間
値C1,C2,C3,C4の何れかの輝度値分布が偏ってい
ると判定された場合、CPU17はデータ・ベースなど
に従って当該補間値を補正(適応型画像処理)した後に
レジスタ60b〜60eに戻すことができる。
60b〜60eに格納した各色成分C1,C2,C3,C4
を用いて基準となる色成分と他の色成分との比率を算出
し、レジスタ61a〜61cに出力し保持させる機能を
有する。例えば、基準となる色成分C1と他の色成分
C2,C3,C4との比率は、C2/C1、C3/C1および
C 4/C1で算出される。
画素値から各色成分の平均値(低域成分)を減算した高
域成分を算出し、レジスタ62a〜62eに出力し保持
させる機能を有する。この高域成分演算回路55は、全
方向、水平方向、垂直方向および対角方向の5種類の高
域成分を算出できる。例えば、全方向の高域成分(偏
差)Hallは、Hall=R[2,2]−Call、の演算式
で算出できる。水平方向の高域成分(偏差)HHは、当
該画素値から、水平方向に亘る5個の画素値の平均値を
減算した値であり、具体的には、HH=R[2,2]−
(R[2,0]+R[2,1]+R[2,2]+R
[2,3]+R[2,4])/5、の演算式で算出でき
る。また垂直方向の高域成分(偏差)HVは、当該画素
値から、垂直方向に亘る5個の画素値の平均値を減算し
た値であり、具体的には、HV=R[2,2]−(R
[0,2]+R[1,2]+R[2,2]+R[3,
2]+R[4,2])/5、の演算式で算出できる。そ
して、対角方向の高域成分(偏差)H Dは、当該画素値
から、左上方から右下方もしくは右上方から左下方への
対角方向に亘る5個の画素値の平均値を減算した値であ
り、具体的には、HD=R[2,2]−(R[0,0]
+R[1,1]+R[2,2]+R[3,3]+R
[4,4])/5、もしくは、HD=R[2,2]−
(R[0,4]+R[1,3]+R[2,2]+R
[3,1]+R[4,0])/5、の演算式で算出でき
る。
62a〜62eに格納した高域成分を読み出して各高域
成分の平方を分散量として算出し、レジスタ63a〜6
3eに出力し保持させる機能を有する。全方向の分散V
allは、Vall=Hall 2、の演算式で算出され、レジスタ
63aに格納される。また、水平方向、垂直方向および
対角方向の分散もそれぞれ、VH=HH 2、VV=HV 2およ
びVD=HD 2、の演算式で算出され、レジスタ62b〜
62eに格納される。尚、分散量を求める代わりに標準
偏差などの他の統計量を算出してもよい。
算回路55、分散演算回路56で算出された値は、コプ
ロセッサ・インターフェース80を介してレジスタから
CPU17内のレジスタに移動されて、CPU17で上
記適応型画像処理を行う際に利用され得る。このため、
CPU17がレジスタ60b〜60eに格納した補間値
に対してホワイト・バランスなどの微調整を行う際、上
記高域成分や分散量などの演算時間を省くことができ、
適応型画像処理を高速に実行できる。
データの5×5画素の局所領域に空間フィルタ(重みマ
スク)を適用し、当該局所領域内の各画素に割り当てら
れた係数値を当該画素データに重み付け(乗算)し加算
するという積和演算を実行する機能を有する。図7は、
空間フィルタ回路57の係数テーブル73の例を示す模
式図である。係数テーブル73は、上記入力データ・レ
ジスタ群50Aに保持された各画素データに対応する係
数値K[0,0],K[0,1],…,K[4,4]を
格納している。画像データのi行j列目(i,j:整
数)の注目画素値G[i,j](=R[2,2])に対
する出力画素値O[i,j]は次式(1)に従って算出
され、レジスタ64に格納される。
の出力画素値O[i,j]に所定の補正値を加算できる
し、出力画素値O[i,j]を2の巾乗値で除算して算
術シフトすることもできる。またCPU17はこのよう
な空間フィルタ回路57の出力画素値を取り込み適応型
画像処理を行うことができる。
の係数値テーブルを備えることが好ましい。図8は、第
1係数テーブル73Aと第2係数テーブル73Bを備え
た空間フィルタ回路57を示す概略図である。空間フィ
ルタ回路57は、CPU17からのFS(Filter Selec
t)制御信号により第1および第2係数テーブル73
A,73Bの何れか一方を選択するセレクタ74と、こ
のセレクタ74を介して読み出した係数値を用いて上記
積和演算を実行する空間フィルタリング演算回路75と
を備えている。例えば、第1係数テーブル73Aを高周
波数成分算出用、第2係数テーブル73Bを低周波数成
分算出用のものとして係数値を書き込んでおくことで、
高周波数成分と低周波数成分との双方を得ることができ
る。また複数の係数テーブルを用意することは処理の高
速化に繋がる。例えば、1つの係数テーブルしか用意さ
れていない場合、1画素データの処理に対して、その係
数テーブルに高周波数成分算出用の係数値を書き込むた
めに数CPUステップ、前記係数値を読出すために1C
PUステップ、その係数テーブルに低周波数成分算出用
の係数値を書き込んで更新するために数CPUステッ
プ、そして前記係数値を読出すために1CPUステップ
がそれぞれ必要となり、処理時間が長大化し易い。他
方、2つの係数テーブル73A,73Bを用意した場合
は、各テーブルに高周波数成分算出用と低周波数成分算
出用の係数値をそれぞれ書き込んでおけば、1画素デー
タの処理に対して、セレクタ74の切換制御に1CPU
ステップ、高周波成分算出用の係数値を読出すために1
CPUステップ、低周波数成分算出用の係数値を読出す
ために1CPUステップがそれぞれ必要であるが、1つ
の係数テーブルしか用意していない場合と比べると処理
時間の大幅な短縮が可能であることが分かる。
タ・レジスタ群50Aから読出した画素データを降順ま
たは昇順に並べ替え演算し、レジスタ65に出力し保持
させる機能を有する。例えば、CPU17は、コプロセ
ッサ・インターフェース80を介してレジスタ65に保
持された画素データを取り込み、並べ替えた画素データ
の中央値(メディアン)を当該注目画素の画素値とする
メディアン補間や、当該中央値付近の複数の画素データ
を選択して平均化する補間などの適応型画像処理を行っ
た後、レジスタ65に戻すことができる。
た画素データは、中間データ・レジスタ群50Bから補
間組み合わせ回路59に読み出される。補間組み合わせ
回路59は、レジスタ群50Bから読出した画素データ
を用いて3色成分もしくは4色成分を画素補間した後、
各色成分毎にそれぞれ、レジスタ66a,66b,66
c,66dに出力し保持させる。尚、補間組み合わせ回
路59は、中間データ・レジスタ群50Bのレジスタ6
0b,60c,60d,60eに保持された各色成分
(補間値)をそのまま読み出してレジスタ66a〜66
dに出力しても構わない。
B,70C,70Dは、それぞれ補間データ・レジスタ
群50Cのレジスタ66a,66b,66c、66dか
ら伝達した画素データに対してLUTを用いてガンマ補
正を実行し、各補正データをレジスタ71a,71b,
71c,71dに出力し保持させる。そして、レジスタ
71a〜71dで保持された画素データは、図2に示し
た色空間変換・色抑圧処理部42に出力される。
れば、CPU17は、RPU14に入力しリアルタイム
処理されている途中の画素データをコプロセッサ・イン
ターフェース80を介して取り込み、適応型画像処理を
施した後に、RPU14に戻してリアルタイム処理を続
行させることができる。よって、RPU14におけるハ
ードウェア処理とCPU17におけるソフトウェア処理
(適応型画像処理)とを組み合わせた複合処理を効率良
く実行でき、その処理速度を大幅に向上させることが可
能となる。
像処理装置によれば、上記インターフェースにより上記
マイクロ・プロセッサは上記画像処理部のレジスタに直
接アクセスして画像データの読出しおよび書き出しを実
行できる。よって、画像処理部でハードウェア処理の途
中にある画像データに対してマイクロ・プロセッサでソ
フトウェア処理(適応型画像処理)を施し、ソフトウェ
ア処理した画像データを画像処理部に戻してハードウェ
ア処理を続行させることが可能となる。従って、ハード
ウェア処理とソフトウェア処理との複合処理を極めて効
率良く行うことができ、その処理速度を大幅に向上させ
ることが可能となる。
対して画像データをDMA転送する期間、マイクロ・プ
ロセッサはデータ転送の処理負荷を受けないため、適応
型画像処理を専念して実行できる。このため、適応型画
像処理の処理速度を更に向上することが可能となる。
理の最中にレジスタの記憶内容が更新されるのを確実に
防止することができる。
理の最中にレジスタの記憶内容が更新されるのを確実に
防止できると共に、画像処理部におけるハードウェア処
理のリアルタイム性を損なうこと無く適応型画像処理を
実行することが可能となる。
中の画素データに対してマイクロ・プロセッサで適応型
画像処理を施すことができる。また、画素補間処理で利
用されるレジスタや該レジスタに保持された演算結果を
利用した適応型画像処理を行うことが可能である。
ッサは、上記線形演算回路で算出した2種類の平均値を
用いて適応型画像処理を実行できるため、当該平均値の
演算時間を省くことができ適応型画像処理の速度を向上
できる。
ッサは、上記色成分比演算回路で算出した色成分比率を
用いてホワイト・バランスの微調整などの適応型画像処
理を実行できるため、当該色成分比率の演算時間を省く
ことができ適応型画像処理の速度を向上できる。
ッサは、上記高域成分演算回路で算出した偏差(高域成
分)を用いてホワイト・バランスの微調整などの適応型
画像処理を実行できるため、当該偏差の演算時間を省く
ことができ適応型画像処理の速度を向上できる。
ッサは、上記並べ替え演算回路で昇順または降順に並べ
替えた画素データを用いてメディアン(中央値)補間な
どの適応型画像処理を実行できるため、画素データを並
べ替える演算時間を省くことができ適応型画像処理の速
度を向上できる。
セッサは、空間フィルタリングで実行する積和演算結果
をレジスタから読み出して適応型画像処理を実行でき、
当該適応型画像処理の速度を向上できる。
フィルタリングを実行するとき、1種類の係数テーブル
しか用意していない場合と比べると、係数テーブルの係
数値を書き込み更新する回数が減るため、処理時間を大
幅に短縮化することが可能となる。
ッサ・インターフェースによるレジスタ間の画素データ
の移動命令は1CPUサイクルで実行できるため、上記
画像処理部におけるハードウェア処理とマイクロ・プロ
セッサにおけるソフトウェア処理との複合処理速度を更
に向上できる。
したデジタル・スチル・カメラの全体構成を示す機能ブ
ロック図である。
するRPUを示すブロック図である。
補間・ガンマ補正処理部の概略を示すブロック図であ
る。
フィルタ回路の係数テーブルを示す模式図である。
路を示す概略図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 ハードウェアで構成される画像処理部
と、所定のプログラムに基づいた適応型画像処理を実行
するマイクロ・プロセッサと、を備えた画像処理装置で
あって、 前記画像処理部は、処理途中の画像データを保持するレ
ジスタを備え、 前記マイクロ・プロセッサは、前記レジスタに保持され
た画像データを当該レジスタに直接アクセスして読出
し、且つ、前記適応型画像処理を施した画像データを当
該レジスタに直接アクセスして戻すインターフェースを
備える、ことを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の画像処理装置であって、
前記画像処理部に対する画像データの入出力は少なくと
も1チャンネルのDMA(ダイレクト・メモリ・アクセ
ス)で実行される、画像処理装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の画像処理装置で
あって、前記マイクロ・プロセッサの処理速度が前記画
像処理部の処理速度と同程度もしくは当該処理速度より
も低い場合に、少なくとも、前記マイクロ・プロセッサ
で前記適応型画像処理を実行する期間は、前記レジスタ
に同一の画像データを保持させ、且つ、前記画像処理部
における処理を一時中断させる、画像処理装置。 - 【請求項4】 請求項1または2記載の画像処理装置で
あって、少なくとも、前記マイクロ・プロセッサで前記
適応型画像処理を実行する期間に前記レジスタが同一の
画像データを保持するように、前記マイクロ・プロセッ
サの処理速度が前記画像処理部の処理速度よりも高く設
定される、画像処理装置。 - 【請求項5】 請求項1または2記載の画像処理装置で
あって、前記画像処理部は、入力する画像データの所定
の2次元局所領域の画素データを保持する第1の前記レ
ジスタと、当該第1のレジスタに保持された前記画素デ
ータを用いた画素補間を実行する画素補間回路と、を備
える、画像処理装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の画像処理装置であって、
前記画素補間回路は、前記2次元局所領域内の全画素デ
ータの平均値または前記2次元局所領域内の各色成分毎
の平均値を算出し、前記各平均値を第2の前記レジスタ
に保持させる線形演算回路を備える、画像処理装置。 - 【請求項7】 請求項6記載の画像処理装置であって、
前記画素補間回路は、前記2次元局所領域内の前記各色
成分毎の平均値を特定の色成分の平均値で除算した色成
分比率を算出し、該色成分比率を第3の前記レジスタに
保持させる色成分比演算回路を備える、画像処理装置。 - 【請求項8】 請求項6記載の画像処理装置であって、
前記画素補間回路は、前記2次元局所領域内の所定の注
目画素の画素データと前記平均値との偏差(高域成分)
を算出し、該偏差を第4の前記レジスタに保持させる高
域成分演算回路を備える、画像処理装置。 - 【請求項9】 請求項5記載の画像処理装置であって、
前記画素補間回路は、前記2次元局所領域内の任意の画
素データを昇順または降順に並べ替え、第5の前記レジ
スタに保持させる並べ替え演算回路を備える、画像処理
装置。 - 【請求項10】 請求項5記載の画像処理装置であっ
て、前記画素補間回路は、前記2次元局所領域内の画素
データの各々に所定の係数値を乗算して加算する空間フ
ィルタリングを実行し、第6の前記レジスタに保持させ
る空間フィルタ回路を備える、画像処理装置。 - 【請求項11】 請求項10記載の画像処理装置であっ
て、前記空間フィルタ回路は、前記各画素データに対応
する係数値を記憶した複数種類の係数テーブルと、該係
数テーブルを切り換えるセレクタと、を備える、画像処
理装置。 - 【請求項12】 請求項1〜11の何れか1項に記載の
画像処理装置であって、前記インターフェースとしてコ
プロセッサ・インターフェースを用いる、画像処理装
置。
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