JP2002365731A - 透過型プロジェクションスクリ−ン用前面板およびレンチキュラーシート - Google Patents
透過型プロジェクションスクリ−ン用前面板およびレンチキュラーシートInfo
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- JP2002365731A JP2002365731A JP2001175259A JP2001175259A JP2002365731A JP 2002365731 A JP2002365731 A JP 2002365731A JP 2001175259 A JP2001175259 A JP 2001175259A JP 2001175259 A JP2001175259 A JP 2001175259A JP 2002365731 A JP2002365731 A JP 2002365731A
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- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Abstract
表面のハードコート層を改良して、外光による光散乱が
低減し、コントラストの低下を招くことが少ない構成の
スクリーンを提供する。 【解決手段】ハードコート層に、AG(アンチ・グレ
ア)手法に加えて、外光の吸収作用を持たせる。すなわ
ち、ハードコート層内に、好適な着色剤と光拡散性微粒
子、あるいは黒色の光拡散性微粒子を分散配合し、観察
者側表面が着色された構成とすることにより、余分な外
部光のみを吸収し、コントラストを向上した透過型プロ
ジェクションスクリ−ンを提供する。
Description
ルレンズシ−トとレンチキュラ−シ−トを組み合わせて
構成される透過型プロジェクションTV向けのスクリ−
ン(以下、透過型プロジェクションスクリ−ンと称す
る)に関する。
一般に、フレネルレンズシ−トとレンチキュラ−シ−ト
との組み合わせにより構成される。使用形態によって
は、さらに観察者側の最外面に、保護板の機能を持つこ
とになる前面板が配置される。
外面にあたるレンチキュラ−シ−トのレンチキュラ−レ
ンズ形成面の反対側平坦面に、スクリ−ン保護のための
ハ−ドコ−ト層を形成することが一般的である。
側表面がスクリ−ン最外面となるため、該表面にスクリ
−ン保護のためのハ−ドコ−ト層を形成する必要があ
る。
−ト層には、スクリ−ンを保護するための十分な強度が
要されると同時に、外部からの光を散乱させ画面への映
り込みを減少させる防眩機能、埃等の付着による汚れを
防止するための帯電防止機能などの諸機能が求められて
いる。一般に帯電防止機能を付与するためには帯電防止
剤を添加する手法がとられている。
ドコ−ト塗工液中に光拡散性微粒子を混合し、ハ−ドコ
−ト層表面に凹凸を形成させる手法(AG;アンチ・グ
レア)が採用されている。しかし、光拡散性微粒子を塗
工厚の薄いハ−ドコ−ト層に多量に添加すると、表面で
光散乱が起きるため、特に斜め方向からスクリ−ンを観
察する際、スクリ−ン全体が白く見えてしまい、画面コ
ントラストが低下してしまうことが課題となっている。
映像の「明輝度/暗輝度」で示されるが、上記のよう
に、スクリーン表面で外光(日光や室内照明光)による
光散乱が生じると、上式での分母の「暗輝度」も高くな
り、全体としてのコントラストが低下する。特に、プロ
ジェクタからの投射映像光が出射するスクリーン正面よ
り斜めから観察した場合に、投射映像光に比較して上記
光散乱の占めるウエイトが高くなり、斜め方向でのコン
トラスト低下が顕著となる。原因としては、原理的には
解明されておらず、実験的に現象が確認されているに過
ぎないが、このような課題は、特に室内の照明輝度が低
い場合に顕著であり、日本に比べて室内の照明輝度が低
いとされる欧米の生活環境において、透過型プロジェク
ションTVを視覚する場合に一層顕著である。
着目したものであり、観察者側表面のハードコート層を
改良して、外光による光散乱が低減し、コントラストの
低下を招くことが少ない構成のスクリーンを提供するこ
とを目的とする。
ト層に、上記のAG手法に加え、外光の吸収作用を持た
せることで、上記目的を実現する。すなわち、ハードコ
ート層内に、好適な着色剤と光拡散性微粒子、あるいは
黒色の光拡散性微粒子を分散配合し、観察者側表面が着
色された構成とすることにより、余分な外部光のみを吸
収し、コントラストを向上した透過型プロジェクション
スクリ−ンを提供するものである。上記のハードコート
層は、前面板の観察者側に形成される。あるいは前面板
を備えずレンチキュラーシートが観察者側に配置される
構成の場合は、レンチキュラーシートの最外面となる光
拡散層に形成されることになる。
レネルレンズシート,レンチキュラーシート,前面板の
3枚の光学部材から構成される透過型プロジェクション
スクリーン用の前面板において、前面板は、観察者側と
なる表面に、着色されたハードコート層を形成すること
を特徴とする。
(光源)側に配置されるフレネルレンズシートとの組み
合わせにより透過型プロジェクションスクリーンを構成
するレンチキュラーシートにおいて、前記レンチキュラ
ーシートの観察者側となる表面に、着色されたハードコ
ート層を形成することを特徴とする。
ては、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレー
トの単体あるいは混合体からなる放射線硬化性樹脂が好
ましい。
着色剤としては、アゾ系染料、アントラキノン系染料、
キノフタロン系染料、メチン系染料、縮合多環系染料、
反応染料、カ−ボンブラック、無機顔料であるチタンホ
ワイト、チタンエロ−、酸化鉄系(赤、黄茶)、群青、
コバルトブル−、酸化クロムグリ−ン、スピネルグリ−
ン、カドミウムエロ−、カドミウムレッド、有機顔料で
あるアニリンブラック、フタロシアニン系、ペリレン
系、ピロ−ル系の単体あるいは混合体から選択される。
詳細に説明する。 <実施形態1:前面板>本実施形態における透過型プロ
ジェクションスクリ−ン用前面板は、上記の放射線硬化
性樹脂をバインダ−として、上記の着色剤と光拡散性微
粒子、あるいは黒色光拡散性微粒子を分散配合した混合
物を、プラスチック板上に各種塗工方式により塗布した
後、紫外線照射により硬化することにより得られる。
ある必要はなく、着色剤が分散混合された透光性を有す
る着色プラスチック板であっても、黒色の光拡散性微粒
子を分散混合したプラスチック板であっても良い。
記着色剤の混合比率は、0.01重量部〜20重量部が
望ましい。
た、上記の前面板を用いず、プロジェクタ(光源)側に
配置されるフレネルレンズシートとレンチキュラーシー
トとの組み合わせにより透過型プロジェクションスクリ
ーンを構成する場合は、レンチキュラーシートに上記の
前面板の機能を持たせることになる。この場合、前記レ
ンチキュラーシートの観察者側となる表面に、上述のよ
うな着色されたハードコート層を形成する。
面に、着色されたハードコート層を形成する方式が、多
種のバリエーションが考えられる。以下、図面により、
フレネルレンズシート1と組み合わせて透過型プロジェ
クションスクリ−ンを構成する各種レンチキュラーシー
トのバリエーションを説明する。
本構成を説明すると、透明支持体3の片面(フレネルレ
ンズシート側)に、放射線硬化性樹脂の硬化物により半
円柱状凸シリンドリカルレンズ群が0.3mm以下のピ
ッチで並設されてなるレンチキュラーレンズ部2が形成
されており、前記透明支持体3の反レンズ部側である平
坦な他面には、前記半円柱状凸シリンドリカルレンズ群
の非集光部に相当する各単位レンズの境界に相当する位
置に、ストライプ状の遮光パターン4(ブラックストラ
イプ=BS)が形成され、さらに前記遮光パターン上に
粘着層5を介して、光透過性樹脂をバインダーとして光
拡散剤6を含有する構成の光拡散層7が形成されてお
り、前記光拡散層7の表面(観察者側)に、放射線硬化
性樹脂をバインダーとし、着色剤8を分散混合してなる
ハードコート層9を形成した構成である。
色剤8が分散混合されることを必須とする。
剤8に加えて光拡散剤6を含有する構成である。
に、光拡散剤6に加えて着色剤8を含有する光拡散層7
上に、図1と同様のハードコート層9を形成した構成の
レンチキュラーシートに係る説明図である。
に、黒色の光拡散性微粒子10を分散混合してなる光拡散
層7上に、図1と同様のハードコート層9を形成した構
成のレンチキュラーシートに係る説明図である。尚、光
拡散層7内に分散混合される光拡散剤6を全て黒色の光
拡散性微粒子10に変える必要はなく、光拡散剤6(黒色
でない)と黒色の光拡散性微粒子10が所望配合でブレン
ドされた構成でも良い。
微粒子10を分散混合した構成のハードコート層9を、光
拡散層7上に形成した構成のレンチキュラーシートに係
る説明図である。
に、光拡散剤6に加えて着色剤8を含有する光拡散層7
上に、図4と同様のハードコート層9を形成した構成の
レンチキュラーシートに係る説明図である。
に、黒色の光拡散性微粒子10を分散混合してなる光拡散
層7上に、図4,5と同様のハードコート層9を形成し
た構成のレンチキュラーシートに係る説明図である。
インダー内に光拡散剤6および/または黒色の光拡散性
微粒子10を分散混合してなる構成の光拡散層であるが、
光拡散層7としてはそれらに限るものではなく、透光性
プラスチックあるいは着色された透光性プラスチックの
表面に、光拡散剤6および/または黒色の光拡散性微粒
子10を分散混合してなるインキを塗布形成してなる構成
の光拡散層7を用いても良い。(図示せず)
光性(着色)プラスチックとして、アクリル系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニ
ル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹
脂、ポリカーボネイト系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、
ポリアリレート系樹脂、ポリサルフォン系樹脂、ポリエ
ーテルサルフォン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリオレフ
ィン系樹脂、フッ素化ポリイミド系樹脂、ノルボルネン
系樹脂、ナイロン系樹脂、などから選択される単体ある
いは混合体が好適である。
しては、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレー
トの単体あるいは混合体からなる放射線硬化性樹脂が好
ましい。
着色剤8としては、アゾ系染料、アントラキノン系染
料、キノフタロン系染料、メチン系染料、縮合多環系染
料、反応染料、カ−ボンブラック、無機顔料であるチタ
ンホワイト、チタンエロ−、酸化鉄系(赤、黄茶)、群
青、コバルトブル−、酸化クロムグリ−ン、スピネルグ
リ−ン、カドミウムエロ−、カドミウムレッド、有機顔
料であるアニリンブラック、フタロシアニン系、ペリレ
ン系、ピロ−ル系の単体あるいは混合体から選択され
る。
の添加量としては、放射線硬化性樹脂に対して0.01
〜1.0%重量部が好ましく、またハードコート層9の
厚さは5〜35μmの範囲が好ましい。
フタレート樹脂,ポリカーボネート樹脂,ポリプロピレ
ン樹脂などからなるフィルム基材の使用が好ましい。
ウム,水酸化アルミニウム,アクリル樹脂,有機シリコ
ーン樹脂,ポリスチレン,尿素樹脂,ホルムアルデヒド
縮合物など、有機/無機を問わず、適宜に選択される。
る場合の本発明の実施例について説明する。
となる放射線硬化性樹脂としてジペンタエリスリト−ル
ヘキサアクリレ−ト(日本化薬製、KAYARAD−D
PHA)90重量部と、帯電防止剤としてメタクリロイ
ルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド(共
栄社製 ライトエステルDQ−100)15重量部と、
密着モノマ−としてジメチロ−ルトリシクロデカンジア
クリレ−ト(共栄社化学製 ライトアクリレ−トDCP
−A)10重量部と光開始剤として1−ヒドロキシシク
ロヘキシルフェニルケトン(チバガイギ−製 イルガキ
ュア184)5重量部と平均粒径5.43μm、屈折率
1.535の光拡散性微粒子を13重量部に加えて、ア
ゾ系染料を含む各種染料を組み合わせてなる着色剤0.
3重量部をメタノ−ル中に混合溶解し、カ−テンコ−タ
−にて透明なメタクリル酸スチレン共重合樹脂板上に厚
さ30μmで塗布しオ−ブンにて溶媒を気化除去した
後、紫外線を照射して硬化させることにより、ハ−ドコ
−ト層を施した透過型プロジェクションスクリ−ン用前
面板を得た。
スクリ−ン用前面板を、三星電子製43インチテレビセ
ットに、フレネルレンズシ−ト,レンチキュラ−シ−ト
と共に装着し、コントラスト、外光反射率を測定した。
測定にはBM−7((株)トプコン製)を用い、スクリ
−ン正面(測定角0度)、測定角30度、測定角45度
でそれぞれ測定を行い、コントラスト、外光反射率の角
度依存性の評価を行った。また、コントラスト測定につ
いてはスクリ−ン表面の中央部の照度が0Lx時と20
0Lx時でそれぞれ行った。
量部とした以外は実施例1と同様にハ−ドコ−ト層を施
した透過型プロジェクションスクリ−ン用前面板を得
た。
部とした以外は実施例1と同様にハ−ドコ−ト層を施し
た透過型プロジェクションスクリ−ン用前面板を得た。
こと以外は実施例1と同様にハ−ドコ−ト層を施した透
過型プロジェクションスクリ−ン用前面板を得た。
樹脂板形成時に、アゾ系染料を含む各種染料を組み合わ
せてなる着色剤を前記メタクリル酸スチレン共重合樹脂
100重量部に対して、0.002重量部混合して得た
着色メタクリル酸スチレン共重合樹脂板にハ−ドコ−ト
層を施さず、透過型プロジェクションスクリ−ン用前面
板の比較サンプルとして得た。コントラスト,外光反射
率の測定は、上記の実施例,比較例と同様に行なった。
透過型プロジェクションスクリ−ン用前面板についての
評価結果を表1に示す。また、表2には<比較例1>に
対する各<実施例>のコントラスト、外光反射率の比率
を示す。
較例1>と比べ、測定角度が大きくなるに従って、コン
トラスト比率の増加,外光反射率比率の減少傾向が見ら
れる。即ち斜め方向からスクリ−ンを観測した際にも白
く見える傾向が抑制されることを示しており、良好な透
過型プロジェクションスクリ−ン用前面板が得られた。
せて改良することにより、外光による光散乱が低減し、
コントラストの低下を招くことが少ない構成の透過型プ
ロジェクションスクリ−ンが提供される。特に、本発明
では、従来の透過型プロジェクションスクリ−ンに比べ
て、高いコントラストと低い外光反射率が実現され、特
に斜め方向からのスクリ−ン観察時に課題となる画面全
体が白く見える現象を解決することが可能であり、室内
の照明輝度が低いとされる欧米の生活環境において、透
過型プロジェクションTVを視覚する場合に、その効果
は一層顕著となる。
例を示す説明図。
例を示す説明図。
例を示す説明図。
例を示す説明図。
例を示す説明図。
例を示す説明図。
=BS) 5…粘着層 6…光拡散剤 7…光拡散層 8…着色剤 9…ハードコート層
Claims (18)
- 【請求項1】少なくとも、フレネルレンズシート,レン
チキュラーシート,前面板の3枚の光学部材から構成さ
れる透過型プロジェクションスクリーン用の前面板にお
いて、 透明プラスチック板を基材とし、前記基材のスクリーン
観察者側となる表面に、放射線硬化性樹脂をバインダー
とし、着色剤を分散混合してなるハードコート層を形成
した構成であることを特徴とする透過型プロジェクショ
ンスクリーン用前面板。 - 【請求項2】前記ハードコート層が、放射線硬化性樹脂
からなるバインダーに、着色剤に加えて、さらに光拡散
性微粒子を分散混合してなることを特徴とする請求項1
記載の透過型プロジェクションスクリーン用前面板。 - 【請求項3】少なくとも、フレネルレンズシート,レン
チキュラーシート,前面板の3枚の光学部材から構成さ
れる透過型プロジェクションスクリーン用の前面板にお
いて、 透明プラスチック板を基材とし、スクリーン観察者側と
なる表面に、放射線硬化性樹脂をバインダーとし、黒色
の光拡散性微粒子を分散混合してなるハードコート層を
形成した構成であることを特徴とする透過型プロジェク
ションスクリーン用前面板。 - 【請求項4】透明プラスチック板に代えて、着色剤を分
散配合してなる透光性着色プラスチック板を基材とする
ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の透過型
プロジェクションスクリーン用前面板。 - 【請求項5】前記着色剤が、アゾ系染料、アントラキノ
ン系染料、キノフタロン系染料、メチン系染料、縮合多
環系染料、反応染料、カ−ボンブラック、無機顔料であ
るチタンホワイト、チタンエロ−、酸化鉄系(赤、黄
茶)、群青、コバルトブル−、酸化クロムグリ−ン、ス
ピネルグリ−ン、カドミウムエロ−、カドミウムレッ
ド、有機顔料であるアニリンブラック、フタロシアニン
系、ペリレン系、ピロ−ル系の単体、あるいは混合体か
らなる請求項1〜4の何れかに記載の透過型プロジェク
ションスクリ−ン用前面板。 - 【請求項6】前記放射線硬化性樹脂が、ペンタエリスリ
トールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトー
ルテトラ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトール
ヘキサ(メタ)アクリレートの単体、あるいは混合体か
らなる請求項1〜5の何れかに記載の透過型プロジェク
ションスクリ−ン用前面板。 - 【請求項7】プロジェクタ(光源)側に配置されるフレ
ネルレンズシートとの組み合わせにより透過型プロジェ
クションスクリーンを構成するレンチキュラーシートに
おいて、 前記レンチキュラーシートは、 透明支持体の片面に、放射線硬化性樹脂の硬化物によ
り、半円柱状凸シリンドリカルレンズ群が0.3mm以
下のピッチで並設されてなるレンチキュラーレンズ部が
形成されており、 前記透明支持体の反レンズ部側である平坦な他面には、
前記半円柱状凸シリンドリカルレンズ群の非集光部に相
当する各単位レンズの境界に相当する位置に、ストライ
プ状の遮光パターンが形成され、さらに前記遮光パター
ン上に粘着層を介して、光透過性樹脂をバインダーとし
て光拡散剤を含有する構成の光拡散層が形成されてお
り、 前記光拡散層の表面(観察者側)に、放射線硬化性樹脂
をバインダーとし、着色剤を分散混合してなるハードコ
ート層を形成した構成であることを特徴とする透過型プ
ロジェクションスクリーン用レンチキュラーシート。 - 【請求項8】前記ハードコート層が、放射線硬化性樹脂
からなるバインダーに、着色剤に加えて、さらに光拡散
性微粒子を分散混合してなることを特徴とする請求項7
記載の透過型プロジェクションスクリーン用レンチキュ
ラーシート。 - 【請求項9】前記ハードコート層が、放射線硬化性樹脂
からなるバインダーに、黒色の光拡散性微粒子を分散混
合してなることを特徴とする請求項7記載の透過型プロ
ジェクションスクリーン用レンチキュラーシート。 - 【請求項10】前記光拡散層は、着色剤を分散配合して
なる透光性着色プラスチック中に光拡散性微粒子を分散
混合してなる構成の光拡散シートであることを特徴とす
る請求項7〜9の何れかに記載の透過型プロジェクショ
ンスクリーン用レンチキュラーシート。 - 【請求項11】前記光拡散層は、透光性プラスチック中
に黒色の光拡散性微粒子を分散混合してなる構成の光拡
散シートであることを特徴とする請求項7〜9の何れか
に記載の透過型プロジェクションスクリーン用レンチキ
ュラーシート。 - 【請求項12】前記光拡散層は、着色剤を分散配合して
なる透光性着色プラスチック中に黒色の光拡散性微粒子
を分散混合してなる構成の光拡散シートであることを特
徴とする請求項7〜9の何れかに記載の透過型プロジェ
クションスクリーン用レンチキュラーシート。 - 【請求項13】前記光拡散層は、透光性プラスチック板
を基材とし、少なくとも一方の表面に、バインダー中に
光拡散性微粒子を分散混合してなるインキを塗布形成し
てなる構成であることを特徴とする請求項7〜9の何れ
かに記載の透過型プロジェクションスクリーン用レンチ
キュラーシート。 - 【請求項14】前記光拡散層は、着色剤を分散配合して
なる透光性着色プラスチック板を基材とし、少なくとも
一方の表面に、バインダー中に光拡散性微粒子を分散混
合してなるインキを塗布形成してなる構成であることを
特徴とする請求項7〜9の何れかに記載の透過型プロジ
ェクションスクリーン用レンチキュラーシート。 - 【請求項15】バインダー中に分散混合される光拡散性
微粒子が黒色であることを特徴とする請求項13または
14に記載の透過型プロジェクションスクリーン用レン
チキュラーシート。 - 【請求項16】前記着色剤が、アゾ系染料、アントラキ
ノン系染料、キノフタロン系染料、メチン系染料、縮合
多環系染料、反応染料、カ−ボンブラック、無機顔料で
あるチタンホワイト、チタンエロ−、酸化鉄系(赤、黄
茶)、群青、コバルトブル−、酸化クロムグリ−ン、ス
ピネルグリ−ン、カドミウムエロ−、カドミウムレッ
ド、有機顔料であるアニリンブラック、フタロシアニン
系、ペリレン系、ピロ−ル系の単体あるいは混合体から
なる請求項7〜15の何れかに記載の透過型プロジェク
ションスクリ−ン用レンチキュラーシート。 - 【請求項17】ハードコート層を構成するバインダーと
なる前記放射線硬化性樹脂が、ペンタエリスリトールト
リ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ
(メタ)アクリレートの単体あるいは混合体からなる請
求項7〜16の何れかに記載の透過型プロジェクション
スクリ−ン用レンチキュラーシート。 - 【請求項18】光拡散層を構成するバインダーあるいは
透光性(着色)プラスチックとして、アクリル系樹脂、
ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビ
ニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹
脂、ポリカーボネイト系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、
ポリアリレート系樹脂、ポリサルフォン系樹脂、ポリエ
ーテルサルフォン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリオレフ
ィン系樹脂、フッ素化ポリイミド系樹脂、ノルボルネン
系樹脂、ナイロン系樹脂、などから選択される単体ある
いは混合体からなる請求項7〜17の何れかに記載の透
過型プロジェクションスクリ−ン用レンチキュラーシー
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001175259A JP2002365731A (ja) | 2001-06-11 | 2001-06-11 | 透過型プロジェクションスクリ−ン用前面板およびレンチキュラーシート |
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---|---|---|---|
JP2001175259A JP2002365731A (ja) | 2001-06-11 | 2001-06-11 | 透過型プロジェクションスクリ−ン用前面板およびレンチキュラーシート |
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Publication Number | Publication Date |
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