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JP2002364713A - モータ - Google Patents

モータ

Info

Publication number
JP2002364713A
JP2002364713A JP2001169862A JP2001169862A JP2002364713A JP 2002364713 A JP2002364713 A JP 2002364713A JP 2001169862 A JP2001169862 A JP 2001169862A JP 2001169862 A JP2001169862 A JP 2001169862A JP 2002364713 A JP2002364713 A JP 2002364713A
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JP
Japan
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worm shaft
shaft
worm
motor
rotating
Prior art date
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Application number
JP2001169862A
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English (en)
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Inventor
Kazuto Kito
和人 木藤
Yoshiaki Saito
祥彰 齋藤
Takayoshi Aoyama
隆義 青山
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
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Publication of JP2002364713A publication Critical patent/JP2002364713A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/50Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members
    • F16D3/64Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members comprising elastic elements arranged between substantially-radial walls of both coupling parts
    • F16D3/68Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members comprising elastic elements arranged between substantially-radial walls of both coupling parts the elements being made of rubber or similar material

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gear Transmission (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ウォーム及びウォームホイールを備えたモータ
において、モータ効率の向上、軸受の偏磨耗の低減、及
び小型化を図ることができるモータを提供する。 【解決手段】モータは、ヨーク4と、ヨーク4に支持さ
れ、回転駆動される回転軸6と、ヨーク4に固定される
ギヤハウジング21と、回転軸6と同軸上にギヤハウジ
ング21に支持されるウォーム軸23と、ウォーム軸2
3に噛合されるとともに出力側に連結されるウォームホ
イール24と、回転軸6とウォーム軸23とを略一体回
転可能に連結し、該回転軸6と該ウォーム軸23との芯
ずれを許容するとともに、該回転軸6と該ウォーム軸2
3間の衝撃を吸収する緩衝連結部材30とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータに係り、詳
しくはウォーム及びウォームホイールを備えたモータに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パワーウインド装置やサンルーフ
装置等に用いられるモータは、モータ本体と減速部とを
備えている。そして、このようなモータとしては、モー
タ本体の回転駆動される回転軸の先端部にウォーム(ウ
ォーム軸)を形成し、そのウォームを減速部のギヤハウ
ジング内に収容してウォームホイールに噛合させたもの
がある。そして、このようなモータでは、回転軸を基端
部、先端部、及び中間部の3箇所で軸受にて支持してい
る。又、このようなモータでは、回転軸の駆動中に出力
側で過負荷が加わった場合等、ウォームがウォームホイ
ールとの噛み合い反力により軸直交方向(径方向)に急
激に大きな力を受けるため、回転軸の中間部と軸受との
間に該軸の逃がし用のクリアランスを設け、該軸の撓み
を許容して該衝撃を吸収している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにクリアランスを設けると、該クリアランス分、ウ
ォームとウォームホイールとの噛み合い量の低下を招く
ことになり、ひいてはモータ効率の低下を招くことにな
る。又、回転軸が撓むことから軸受の偏磨耗が発生し易
いという問題がある。尚、このことは、異音の発生等の
原因となる。
【0004】又、ウォームホイールの内側にゴムクッシ
ョン等を配設し、該ゴムクッションを介して出力側であ
る出力軸を回転させることで、前記のような衝撃をゴム
クッションにて吸収するものがある。しかし、この場
合、減速後の衝撃吸収であるため、ゴムクッションの体
積が大きくなり、ウォームホイールの小型化や薄型化が
困難になるという問題がある。
【0005】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、ウォーム及びウォーム
ホイールを備えたモータにおいて、モータ効率の向上、
軸受の偏磨耗の低減、及び小型化を図ることができるモ
ータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、モータケースと、前記モ
ータケースに支持され、回転駆動される回転軸と、前記
モータケースに固定されるギヤハウジングと、前記回転
軸と同軸上に前記ギヤハウジングに支持されるウォーム
軸と、前記ウォーム軸に噛合されるとともに出力側に連
結されるウォームホイールと、前記回転軸と前記ウォー
ム軸とを略一体回転可能に連結し、該回転軸と該ウォー
ム軸間の衝撃を吸収する緩衝連結部材とを備えたモータ
を要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のモータにおいて、前記緩衝連結部材は、前記回転軸と
一体回転し、回転方向に係合可能な回転軸側係合部を有
する回転軸側回転体と、前記ウォーム軸と一体回転し、
回転方向に係合可能なウォーム軸側係合部を有するウォ
ーム軸側回転体と、前記回転軸側係合部と前記ウォーム
軸側係合部との間で回転方向に係合されて配設される緩
衝部材とを備えた。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載のモータにおいて、前記緩衝部材は、隣り合う前
記回転軸側係合部と前記ウォーム軸側係合部間にそれぞ
れ設けられ、該各緩衝部材は緩衝部材連結部にて環状に
連結された。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
のモータにおいて、前記緩衝部材連結部は、弾性を有
し、前記回転軸側回転体及び前記ウォーム軸側回転体の
互いの芯ずれを許容するための隙間に介在される。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4
のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記回転軸側
係合部及び前記ウォーム軸側係合部を、それぞれ回転方
向に複数設けた。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のモータにおいて、前記回転軸側係合部及び前記ウォー
ム軸側係合部を、それぞれ等角度間隔に設けた。請求項
7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項に記
載のモータにおいて、前記回転軸及び前記ウォーム軸
は、前記モータケースと前記ギヤハウジングに対して、
それぞれ少なくとも両端側の2個所で回転可能に支持さ
れる。
【0012】請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7
のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記緩衝部材
は、ゴム材からなる。請求項9に記載の発明は、請求項
1乃至8のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記
緩衝連結部材の一部に、前記回転軸、又は前記ウォーム
軸の回転を検出するための回転検出部材を設けた。
【0013】請求項10に記載の発明は、モータケース
と、前記モータケースに支持され、回転駆動される回転
軸と、前記モータケースに固定されるギヤハウジング
と、前記回転軸と同軸上に前記ギヤハウジングに支持さ
れるウォーム軸と、前記ウォーム軸に噛合されるととも
に出力側に連結されるウォームホイールと、前記回転軸
と前記ウォーム軸とを略一体回転可能に連結し、該回転
軸と該ウォーム軸との芯ずれを許容するとともに、該回
転軸と該ウォーム軸間の衝撃を吸収する緩衝連結部材と
を備えたモータを要旨とする。
【0014】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
緩衝連結部材にて、回転軸とウォーム軸とが略一体回転
可能に連結され、同緩衝連結部材にて、該回転軸と該ウ
ォーム軸間の衝撃が吸収される。よって、例えば、回転
軸の駆動中に出力側で過負荷が加わった場合等、出力側
からの衝撃は緩衝連結部材にて吸収される。これによ
り、例えばウォーム軸とその軸受間に、ウォーム軸の径
方向への逃がし用のクリアランスを設ける必要がなくな
る。よって、クリアランス分のウォーム軸とウォームホ
イールとの噛み合い量の低下を抑止することができ、ひ
いてはモータの高効率化を図ることができる。又、衝撃
が吸収されるため、ウォーム軸が撓み難くなり、その軸
受の偏磨耗が低減される。さらに、ウォームホイールと
出力側との間に緩衝部材を設ける場合に比べて、衝撃を
吸収するための緩衝部材、例えばゴム材の体積を小さく
することができる。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、回転軸が
回転駆動されると、回転軸側回転体が一体回転し、その
回転軸側係合部から緩衝部材を介してウォーム軸側係合
部に回転力が伝達され、ウォーム軸側回転体及びウォー
ム軸が略一体回転される。よって、緩衝部材にて回転軸
とウォーム軸間の衝撃が吸収される。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、緩衝部材
は、隣り合う前記回転軸側係合部と前記ウォーム軸側係
合部との間にそれぞれ設けられ、該各緩衝部材は緩衝部
材連結部にて環状に連結されるため、緩衝部材が一部品
となり、部品点数の増大が抑制される。又、各緩衝部材
は、緩衝部材連結部にて環状に連結されるため、隣り合
う前記回転軸側係合部と前記ウォーム軸側係合部との間
から径方向外側に飛び出してしまうことが防止される。
よって、緩衝部材を径方向に保持するための構造が特に
不要となり、各部材を簡単な形状や構成とすることがで
きる。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、前記緩衝
部材連結部は、弾性を有し、前記回転軸側回転体及び前
記ウォーム軸側回転体の互いの芯ずれを許容するための
隙間に介在されるため、回転軸及びウォーム軸の芯ずれ
が許容されるとともに、回転軸側回転体とウォーム軸側
回転体との衝突やそれにと伴う騒音や磨耗が低減され
る。
【0018】請求項5に記載の発明によれば、前記回転
軸側係合部及び前記ウォーム軸側係合部は、それぞれ回
転方向に複数設けられるため、隣り合う回転軸側係合部
とウォーム軸側係合部との間にそれぞれ設けられる緩衝
部材の数を4個以上とすることができ、各緩衝部材にか
かる荷重を小さくすることができる。よって、回転軸と
ウォーム軸間の衝撃がバランス良く吸収されるととも
に、耐久性が向上される。
【0019】請求項6に記載の発明によれば、前記回転
軸側係合部、及び前記ウォーム軸側係合部は、それぞれ
等角度間隔に設けられるため、各部材を大幅に回動させ
なくても、その組み付け時の周方向の位置決めを行なう
ことができる。よって、その組み付け作業が容易とな
る。
【0020】請求項7に記載の発明によれば、前記回転
軸及び前記ウォーム軸は、前記モータケースと前記ギヤ
ハウジングに対して、それぞれ少なくとも両端側の2個
所で回転可能に支持される。そして、回転軸とウォーム
軸間の衝撃が吸収されることから、回転軸及びウォーム
軸を常に同軸上に保持(径方向に逃げ難く、撓み難く、
がたつき難く)することができる。よって、特にウォー
ム軸とウォームホイールとの噛み合い量の低下を抑止す
ることができ、ひいてはモータの高効率化を図ることが
できる。
【0021】請求項8に記載の発明によれば、前記緩衝
部材は、ゴム材よりなるため、容易に成形及び配置する
ことができる。請求項9に記載の発明によれば、前記緩
衝連結部材の一部には、前記回転軸、又は前記ウォーム
軸の回転を検出するための回転検出部材が設けられるた
め、例えば、予め回転検出部材としてのセンサマグネッ
トを緩衝連結部材の一部に固定しておくことにより、そ
の部品管理が容易となる。
【0022】請求項10に記載の発明によれば、緩衝連
結部材にて、回転軸と前記ウォーム軸とが略一体回転可
能に連結され、該回転軸と該ウォーム軸との芯ずれが許
容されるとともに、該回転軸と該ウォーム軸間の衝撃が
吸収される。よって、例えば、回転軸の駆動中に出力側
で過負荷が加わった場合等、出力側からの衝撃は緩衝連
結部材にて吸収される。これにより、例えばウォーム軸
とその軸受間に、ウォーム軸の径方向への逃がし用のク
リアランスを設ける必要がなくなる。よって、クリアラ
ンス分のウォーム軸とウォームホイールとの噛み合い量
の低下を抑止することができ、ひいてはモータの高効率
化を図ることができる。又、衝撃が吸収されるため、ウ
ォーム軸が撓み難くなり、その軸受の偏磨耗が低減され
る。さらに、ウォームホイールと出力側との間に緩衝部
材を設ける場合に比べて、衝撃を吸収するための緩衝部
材、例えばゴム材の体積を小さくすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態について図1〜図8を参照して説明する。図1
は、本実施の形態におけるモータ1の要部断面図を示
す。モータ1は、モータ本体2と減速部3とを備えてい
る。
【0024】図1に示すように、上記モータ本体2は、
モータケースとしてのヨークハウジング(以下、単にヨ
ークという)4、1対のマグネット5、回転軸6、コア
鉄心7、コンミテータ(整流子)8、樹脂製のブラシホ
ルダ9、給電用のブラシ10、本体側第1及び第2軸受
11,12を備えている。
【0025】ヨーク4は、略有底扁平円筒状に形成され
ている。そして、ヨーク4の軸直交方向断面の長手方向
両端の内周面には、1対のマグネット5が対向して固着
されている。また、ヨーク4の底部には、本体側第1軸
受11が固定され、該軸受11にて回転軸6の基端部が
回転可能に支持されている。この回転軸6の先端部に
は、図2に示すように、円柱形状から平行に面取りした
2面巾凸部6a(図2及び図3参照)が形成されてい
る。
【0026】上記マグネット5の位置に対応する上記回
転軸6の中間部には、前記コア鉄心7が固定されてい
る。また、上記回転軸6の上記コア鉄心7よりも先端側
には、コンミテータ8が固定されている。
【0027】上記ヨーク4の開口部には、該ヨーク4の
軸直交方向断面の長手方向の外側に延びるフランジ部4
aが形成されている。ヨーク4の開口部には、ブラシホ
ルダ9が嵌合固定されている。このブラシホルダ9は、
ヨーク4の開口部と対応し、同開口部を略覆っている。
ブラシホルダ9のヨーク4内部側には図示しない配線で
外部の図示しない制御装置(外部電源)に接続される一
対のブラシ10が配設されている。又、ブラシホルダ9
の略中央には本体側第2軸受12が設けられ、該軸受1
2にて上記回転軸6の先端側が回転可能に支持されてい
る。
【0028】ここで、上記ブラシ10は、上記コンミテ
ータ8に対応した位置に配置されて同コンミテータ8と
接触している。よって、制御装置(外部電源)からブラ
シ10及びコンミテータ8を介してコア鉄心7に巻装し
たコイル導線に電流が供給されると、同コア鉄心7及び
回転軸6が回転駆動される。
【0029】減速部3は、ギヤハウジング21と、減速
部側第1及び第2軸受22a,22bと、ウォーム軸2
3と、ウォームホイール24と、出力軸25とを備え
る。ギヤハウジング21は、樹脂製であって、そのモー
タ本体2に固定される側(図1中、上側)端部(以下、
上側端部という)には、ブラシホルダ9が嵌合される嵌
合凹部21aが形成されている。そして、ギヤハウジン
グ21は、嵌合凹部21aにブラシホルダ9が嵌合され
た状態で、上側端部外縁側がヨーク4のフランジ部4a
にネジ26にてネジ止めされている。
【0030】ギヤハウジング21には、前記嵌合凹部2
1aの中央から凹設された円形の収容凹部21b、及
び、該収容凹部21bの底部中央から回転軸6の軸線方
向に沿って延びるように凹設したウォーム軸収容部21
cが形成されている。又、ギヤハウジング21には、ウ
ォーム軸収容部21cの中間部の軸線直交方向(図1
中、左方向)に該ウォーム軸収容部21cと連通するホ
イール収容部21dが形成されている。
【0031】そして、ギヤハウジング21のウォーム軸
収容部21cの開口部には、減速部側第1軸受22aが
固定されている。又、ウォーム軸収容部21cの底部に
は、減速部側第2軸受22bが固定されている。尚、本
実施の形態の減速部側第1及び第2軸受22a,22b
は、金属製で略円筒形状のすべり軸受(メタル軸受)で
ある。
【0032】ウォーム軸23は、金属材料よりなり、そ
の中間部にウォーム23aが形成されている。又、ウォ
ーム軸23の基端部には、円柱形状から平行に面取りし
た2面巾凸部23b(図2及び図3参照)が形成されて
いる。又、ウォーム軸23の基端部には、2面巾凸部2
3bから突出した円柱形状の当接凸部23c(図2及び
図3参照)が形成されている。そして、ウォーム軸23
は、その両端側で前記減速部側第1及び第2軸受22
a,22bに回転可能に支持されてウォーム軸収容部2
1c内に収容されている。
【0033】ウォームホイール24は、ウォーム23a
と噛合され、ウォーム軸23と直交する方向(図1の紙
面直交方向)の軸中心で回転可能にホイール収容部21
d内に収容されている。そして、出力軸25は、ウォー
ムホイール24の回転に応じて同軸で回転するように該
ウォームホイール24に連結されている。尚、この出力
軸は、図示しない外部の負荷、例えば車両のウインドガ
ラスやサンルーフのルーフガラスに連結される。
【0034】前記回転軸6は、緩衝連結部材30を介し
てウォーム軸23に連結されている。この緩衝連結部材
30は、回転軸6とウォーム軸23を略一体回転可能に
連結するとともに、該回転軸6とウォーム軸23間の衝
撃を吸収する。詳しくは、緩衝連結部材30は、図2及
び図3に示すように、回転軸側回転体31と、ウォーム
軸側回転体32と、一体緩衝部材33と、ボール34と
を備えている。
【0035】回転軸側回転体31は、樹脂製であり、図
2〜図5に示すように、略円盤形状の円盤部31aと、
円盤部31aの軸中心から軸線方向(図2、図3及び図
5中、下方向)に延出した筒部31bと、円盤部31a
の外周縁の所定位置から軸線方向(図2、図3及び図5
中、下方向)に突出した回転軸側係合部31cとから構
成されている。本実施の形態の回転軸側係合部31c
は、円盤部31aの外周縁の3個所から突出している。
又、回転軸側係合部31cは、円盤部31aの外周縁に
等角度間隔で設けられている。又、各回転軸側係合部3
1cは、円盤部31aの軸中心を中心とした略扇形状に
形成されている。又、円盤部31a及び筒部31bの軸
中心には、前記回転軸6の2面巾凸部6aが嵌挿可能な
2面巾凹部31dが円盤部31a側から凹設されてい
る。又、筒部31bの軸中心先端部には、その先端側か
ら徐々に直径の小さくなるテーパ凹部31eが形成され
ている。このテーパ凹部31eは、2面巾凹部31dま
で連通して形成されている。そして、回転軸側回転体3
1は、2面巾凹部31dに回転軸6の2面巾凸部6aが
嵌挿されて該回転軸6と一体回転するように固定されて
いる。
【0036】ウォーム軸側回転体32は、樹脂製であ
り、図2、図3、図7及び図8に示すように、略円柱形
状の円柱部32aと、円柱部32aの軸中心から軸線方
向(図2、図3及び図8中、上方向)に延出した筒部3
2bと、円柱部32aの外周側の所定位置から軸線方向
(図2、図3及び図8中、上方向)に突出したウォーム
軸側係合部32cとから構成されている。本実施の形態
のウォーム軸側係合部32cは、円柱部32aの外周側
の3個所から突出している。又、ウォーム軸側係合部3
2cは、円柱部32aの外周側に等角度間隔で設けられ
ている。又、各ウォーム軸側係合部32cは、円柱部3
2aの軸中心を中心とした略扇形状に形成されている。
又、円柱部32aにおいて、前記筒部32bと反対方向
の軸線方向(図2、図3及び図8中、下方向)には、内
径が前記ウォーム軸23の外径と同じの筒形状に延びる
センサマグネット圧入部32gが形成されている。又、
円柱部32aの軸中心には、前記ウォーム軸23の2面
巾凸部23bが嵌挿可能な2面巾凹部32dが筒部32
bの反対側から凹設されている。さらに、円柱部32a
及び筒部32bの軸中心には、前記ウォーム軸23の当
接凸部23cが嵌挿可能な円形凹部32eが2面巾凹部
32dの底部から凹設されている。又、筒部32bの軸
中心先端部には、その先端側から徐々に直径の小さくな
るテーパ凹部32fが形成されている。このテーパ凹部
32fは、円形凹部32eまで連通して形成されてい
る。そして、ウォーム軸側回転体32は、2面巾凹部3
2dにウォーム軸23の2面巾凸部23bが嵌挿される
とともに、円形凹部32eに当接凸部23cが嵌挿され
て該ウォーム軸23と一体回転するように固定されてい
る。
【0037】一体緩衝部材33は、ゴム材からなり、図
2、図3及び図6に示すように、環状の緩衝部材連結部
としての緩衝部連結部33aと、緩衝部連結部33aの
外周から放射状に突出する緩衝部材としての緩衝部33
bとから構成されている。この一体緩衝部材33の緩衝
部連結部33aの内径は、前記回転軸側回転体31及び
前記ウォーム軸側回転体32の各筒部31b,32bの
外径と略同じに設定されている。又、緩衝部連結部33
aの外径は、前記各回転軸側係合部31c及び前記各ウ
ォーム軸側係合部32cの内径(各係合部31c,32
cの内側から該回転体31,32の軸中心までを半径と
した径)と略同じに設定されている。又、緩衝部33b
は、緩衝部連結部33aの周方向に6個設けられてい
る。又、緩衝部33bは、等角度間隔に設けられてい
る。又、緩衝部33bは、緩衝部連結部33aの軸中心
を中心とした略扇形状に形成されている。
【0038】そして、回転軸側回転体31、ウォーム軸
側回転体32、及び一体緩衝部材33は、各緩衝部33
bが周方向に隣り合う回転軸側係合部31cとウォーム
軸側係合部32cとの間に配置されるように連結され
る。このとき、緩衝部連結部33aは、図3に示すよう
に、各筒部31b,32bに外嵌されるとともに、各回
転軸側係合部31c及び各ウォーム軸側係合部32cの
内側に内嵌されるように配置される。又、このとき、対
向する両テーパ凹部31e,32f間には、ボール34
が略収容されて保持され、該ボール34は回転軸6(2
面巾凸部6a)の先端及びウォーム軸23(当接凸部2
3c)の先端と当接される。又、このように連結された
状態で、対向する両筒部31b,32bの端面間と、対
向する回転軸側係合部31cと円柱部32aの端面間
と、対向するウォーム軸側係合部32cと円盤部31a
の端面間には、それぞれ若干の隙間が形成されるように
各部材の寸法が設定されている。よって、少なくとも1
つの前記端面が当接するまでの範囲で、回転軸側回転体
31に対してウォーム軸側回転体32が傾動可能とされ
る。尚、この傾動時、前記緩衝部連結部33aは、圧縮
されて弾性変形することになる。
【0039】尚、本実施の形態では、ウォーム軸側回転
体32が固定される前に、回転検出部材としてのセンサ
マグネット41がウォーム軸側回転体32のセンサマグ
ネット圧入部32gに圧入されて固定されている。詳し
くは、センサマグネット41は、図2に示すように、前
記円柱部32aと同じ外径の略円盤形状に形成され、そ
の軸中心部には、前記ウォーム軸側回転体32のセンサ
マグネット圧入部32gが圧入可能な円形孔41aが形
成されている。そして、センサマグネット41は、その
円形孔41aにセンサマグネット圧入部32gが圧入さ
れて該ウォーム軸側回転体32に固定されている。又、
本実施の形態のギヤハウジング21の前記センサマグネ
ット41と対応した位置には、図示しない回転センサ
(例えばホールIC)が配置され、該回転センサの検出
信号によりフィードバック制御が可能とされている。
【0040】上記のように構成されたモータ1は、以下
のように動作する。モータ本体2が駆動され、回転軸6
が回転駆動されると、回転軸6と回転軸側回転体31が
一体回転する。すると、回転軸側回転体31の回転軸側
係合部31cから一体緩衝部材33の緩衝部33bを介
してウォーム軸側回転体32のウォーム軸側係合部32
cに回転力が伝達され、回転軸側回転体31と共にウォ
ーム軸側回転体32及びウォーム軸23が略一体回転す
る。すると、ウォーム軸23の回転に応じてウォームホ
イール24が回転し、そのウォームホイール24の回転
に応じて出力軸25が回転する。よって、出力軸25に
連結される負荷、例えば車両のウインドガラスやサンル
ーフのルーフガラス等が駆動される。
【0041】そして、上記したような駆動中に、例えば
出力軸25側で過負荷が加わると、緩衝連結部材30、
詳しくは一体緩衝部材33の緩衝部33bにて、回転軸
6とウォーム軸23間の衝撃が吸収される。
【0042】次に、上記実施の形態の特徴的な作用効果
を以下に記載する。 (1)緩衝連結部材30、詳しくは一体緩衝部材33の
緩衝部33bにて、回転軸6とウォーム軸23間の衝撃
が吸収されるため、ウォーム軸23と、減速部側第1及
び第2軸受22a,22b間に、ウォーム軸23の径方
向への逃がし用のクリアランスを設ける必要がなくな
る。よって、クリアランス分のウォーム軸23とウォー
ムホイール24との噛み合い量の低下を抑止することが
でき、ひいてはモータ1の高効率化を図ることができ
る。又、衝撃が吸収されるため、ウォーム軸23が撓み
難くなり、減速部側第1及び第2軸受22a,22bの
偏磨耗が低減される。さらに、ウォームホイール24と
出力軸25との間に緩衝部材を設ける場合と異なり、モ
ータ1の減速前段階で衝撃を吸収するため、緩衝部材
(緩衝部33b)の体積を小さくすることができる。
【0043】(2)緩衝部33bは、隣り合う回転軸側
係合部31cとウォーム軸側係合部32cとの間にそれ
ぞれ設けられ、該各緩衝部33bは緩衝部連結部33a
にて環状に連結されるため、緩衝部材が一部品(一体緩
衝部材30)となり、部品点数の増大が抑制される。こ
れにより、組み付け作業工程数の増大は抑制される。
又、各緩衝部33bは、緩衝部連結部33aにて環状に
連結されるため、隣り合う回転軸側係合部31cとウォ
ーム軸側係合部32cとの間から径方向外側に飛び出し
てしまうことが防止される。よって、緩衝部33bを径
方向に保持するための構造が特に不要となり、各部材を
簡単な形状や構成とすることができる。
【0044】(3)緩衝部連結部33aは、各筒部31
b,32bに外嵌されるとともに、各回転軸側係合部3
1c及び各ウォーム軸側係合部32cの内側に内嵌され
るように配置される。言い換えると、緩衝部連結部33
aは、回転軸側回転体31及びウォーム軸側回転体32
の互いの芯ずれを許容するための隙間に介在される。そ
して、緩衝部連結部33aは、弾性を有するため、回転
軸6及びウォーム軸23の芯ずれが許容されるととも
に、回転軸側回転体31とウォーム軸側回転体32との
衝突やそれにと伴う騒音や磨耗が低減される。尚、回転
軸6及びウォーム軸23の芯ずれが許容されることは、
各部材の高い寸法精度や高い組み付け精度を必要としな
くなるため、ひいてはモータ1のコストの低減に寄与す
る。
【0045】(4)回転軸側係合部31c及びウォーム
軸側係合部32cは、それぞれ回転方向に3個ずつ設け
られ、隣り合う回転軸側係合部31cとウォーム軸側係
合部32cとの間にそれぞれ設けられる緩衝部33bの
数は6個とされている。よって、各緩衝部33bにかか
る荷重は小さくなる。よって、回転軸6とウォーム軸2
3間の衝撃がバランス良く吸収されるとともに、耐久性
が向上される。
【0046】(5)回転軸側係合部31c、ウォーム軸
側係合部32c、及び緩衝部33bは、それぞれ等角度
間隔に設けられるため、各部材31c,32c,33b
を大幅に回動させなくても、その組み付け時の周方向の
位置決めを行なうことができる。よって、その組み付け
作業が容易となる。又、各部材31c,32c,33b
は周方向に所定パターンを繰り返す形状となるため、各
部材31c,32c,33bを容易に設計及び製造する
ことができる。
【0047】(6)回転軸6及びウォーム軸23は、ヨ
ーク4とギヤハウジング21に対して、それぞれ両端側
の2個所で回転可能に支持される。そして、回転軸6と
ウォーム軸23間の衝撃が吸収されることから、回転軸
6及びウォーム軸23を常に同軸上に保持(径方向に逃
げ難く、撓み難く、がたつき難く)することができる。
よって、特にウォーム軸23とウォームホイール24と
の噛み合い量の低下を抑止することができ、ひいてはモ
ータ1の高効率化を図ることができる。
【0048】(7)一体緩衝部材33(緩衝部33b)
は、ゴム材からなるため、容易に成形及び配置すること
ができる。 (8)ウォーム軸側回転体32には、2面巾凹部32d
及びセンサマグネット圧入部32gが形成され、センサ
マグネット41には、該センサマグネット圧入部32g
が圧入される円形孔41aが形成され、2面巾凹部32
dにウォーム軸23に形成された2面巾凸部23bが嵌
挿されることで、各部材の回り止めがなされている。こ
のようにすると、ウォーム軸23に回転方向に係合する
2種類(ウォーム軸側回転体32用とセンサマグネット
41用)の回り止め部を形成しなくてよいため、その加
工が容易となり、製造コストを低減することができる。
又、センサマグネット41は、樹脂製のウォーム軸側回
転体32に固定されるため、その割れが低減される。
【0049】(9)緩衝連結部材30の一部であるウォ
ーム軸側回転体32に、センサマグネット41(回転検
出部材)を固定するようにしたため、例えば、予めセン
サマグネット41をウォーム軸側回転体32に固定して
おくことにより、その部品管理が容易となる。
【0050】上記実施の形態は、以下のように変更して
実施してもよい。 ・上記実施の形態では、緩衝連結部材30は、回転軸側
回転体31と、ウォーム軸側回転体32と、一体緩衝部
材33と、ボール34とを備えるとしたが、回転軸6と
ウォーム軸23を略一体回転可能に連結するとともに、
該回転軸6とウォーム軸23間の衝撃を吸収できれば、
他の構成に変更してもよい。例えば、ボール34を省略
した構成としてもよい。尚、この場合、他の部材の形状
等を適宜変更する必要がある。このようにしても、上記
実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0051】・上記実施の形態では、各緩衝部33bを
緩衝部連結部33aにて環状に連結したが、各緩衝部3
3bを独立した緩衝部材としてもよい。但し、この場
合、その緩衝部材を隣り合う回転軸側係合部31cとウ
ォーム軸側係合部32cとの間に保持する構造を必要と
する。このようにしても、上記実施の形態の効果
(1)、(4)、(6)〜(8)と同様の効果を得るこ
とができる。
【0052】・上記実施の形態では、緩衝部連結部33
aは、回転軸側回転体31及びウォーム軸側回転体32
の互いの芯ずれを許容するための隙間に介在されるとし
たが、芯ずれを許容するための隙間とは無関係の位置に
配置するように変更してもよい。このようにしても、上
記実施の形態の効果(1)、(2)、(4)〜(8)と
同様の効果を得ることができる。
【0053】・上記実施の形態では、回転軸側係合部3
1c及びウォーム軸側係合部32cの数をそれぞれ3個
ずつとし、緩衝部33bの数を6個としたが、それらの
個数を適宜変更してもよい。尚、回転軸側係合部及びウ
ォーム軸側係合部の数をそれぞれ複数とすると、緩衝部
の数を4個以上とすることができ、各緩衝部にかかる荷
重を小さくすることができる。
【0054】・上記実施の形態では、回転軸側係合部3
1c、ウォーム軸側係合部32c、及び緩衝部33b
は、それぞれ等角度間隔に設けられるとしたが、少なく
とも1つを不等角度間隔に設けてもよい。このようにし
ても、上記実施の形態の効果(1)〜(4)、(5)〜
(8)と同様の効果を得ることができる。又、例えば、
出力軸25側で過負荷が加わる方向が特定される場合
等、該方向の過負荷に基づく衝撃を吸収する側(1つお
きの郡)の緩衝部の周方向幅を長くしてもよい。このよ
うにすると、緩衝部の無駄を低減しながら、回転軸6と
ウォーム軸23間の衝撃を吸収することができる。
【0055】・上記実施の形態では、一体緩衝部材33
(緩衝部33b)は、ゴム材からなるとしたが、他の材
料に変更してもよい。例えば、緩衝部をコイルばねに変
更して実施してもよい。このようにしても、コイルばね
にて、回転軸6とウォーム軸23間の衝撃を吸収するこ
とができる。
【0056】・上記実施の形態では、ウォーム軸23の
2面巾凸部23bにてウォーム軸側回転体32及びセン
サマグネット41の回り止めを行なったが、ウォーム軸
側回転体32及びセンサマグネット41の回り止めを行
なうための構造を別々に構成してもよい。このようにし
ても、上記実施の形態の効果(1)〜(7)と同様の効
果を得ることができる。
【0057】・上記実施の形態では、センサマグネット
41をウォーム軸側回転体32に固定したが、センサマ
グネット41等の回転を検出するための回転検出部材
を、緩衝連結部材30の他の一部(例えば、回転軸側回
転体31)に設けて(固定して)実施してもよい。この
ようにしても、例えば、予めセンサマグネット(回転検
出部材)を回転軸側回転体31に固定しておくことによ
り、その部品管理が容易となる。
【0058】・上記実施の形態では、センサマグネット
41に円形孔41aを形成し、その円形孔41aにウォ
ーム軸側回転体32のセンサマグネット圧入部32gを
圧入して該センサマグネット41と該ウォーム軸側回転
体32(ウォーム軸23)を固定したが、両者を接着剤
により固定してもよい。このようにしても、例えば、予
めセンサマグネットをウォーム軸側回転体に接着してお
くことにより、その部品管理が容易となる。
【0059】・上記実施の形態では、緩衝連結部材30
は、回転軸側回転体31(回転軸6)とウォーム軸側回
転体32(ウォーム軸23)の芯ずれを許容するとした
が、該芯ずれを許容しない構成に変更してもよい。この
ようにしても、上記実施の形態の効果(1)、(2)、
(4)〜(8)と同様の効果を得ることができる。
【0060】上記実施の形態から把握できる技術的思想
について、以下にその効果とともに記載する。 (イ)請求項2乃至4のいずれか1項に記載のモータに
おいて、前記回転軸側係合部(31c)、前記ウォーム
軸側係合部(32c)、及び前記緩衝部材(33b)
を、それぞれ等角度間隔に複数設けたことを特徴とする
モータ。このようにすると、前記回転軸側係合部、前記
ウォーム軸側係合部、及び前記緩衝部材は、それぞれ等
角度間隔に複数設けられるため、各部材を大幅に回動さ
せなくても、その組み付け時の周方向の位置決めを行な
うことができる。よって、その組み付け作業が容易とな
る。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ウォーム及びウォームホイールを備えたモータにおい
て、モータ効率の向上、軸受の偏磨耗の低減、及び小型
化を図ることができるモータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のモータの要部断面図。
【図2】本実施の形態の緩衝連結部材の分解斜視図。
【図3】本実施の形態の緩衝連結部材の要部断面図。
【図4】本実施の形態の回転軸側回転体の底面図。
【図5】本実施の形態の回転軸側回転体の断面図。
【図6】本実施の形態の一体緩衝部材の平面図。
【図7】本実施の形態のウォーム軸側回転体の平面図。
【図8】本実施の形態のウォーム軸側回転体の断面図。
【符号の説明】
4…ヨーク(モータケース)、6…回転軸、21…ギヤ
ハウジング、23…ウォーム軸、24…ウォームホイー
ル、30…緩衝連結部材、31…回転軸側回転体、32
…ウォーム軸側回転体、41…センサマグネット(回転
検出部材)、31c…回転軸側係合部、32c…ウォー
ム軸側係合部、33a…緩衝部連結部(緩衝部材連結
部)、33b…緩衝部(緩衝部材)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青山 隆義 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ 株式 会社内 Fターム(参考) 3J009 DA11 EA06 EA19 EA23 EA32 EB20 FA03 FA14 5H607 BB01 BB04 BB14 BB26 CC03 DD07 DD19 EE32 EE36 JJ08 KK08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータケース(4)と、 前記モータケース(4)に支持され、回転駆動される回
    転軸(6)と、 前記モータケース(4)に固定されるギヤハウジング
    (21)と、 前記回転軸(6)と同軸上に前記ギヤハウジング(2
    1)に支持されるウォーム軸(23)と、 前記ウォーム軸(23)に噛合されるとともに出力側に
    連結されるウォームホイール(24)と、 前記回転軸(6)と前記ウォーム軸(23)とを略一体
    回転可能に連結し、該回転軸(6)と該ウォーム軸(2
    3)間の衝撃を吸収する緩衝連結部材(30)とを備え
    たことを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のモータにおいて、 前記緩衝連結部材(30)は、 前記回転軸(6)と一体回転し、回転方向に係合可能な
    回転軸側係合部(31c)を有する回転軸側回転体(3
    1)と、 前記ウォーム軸(23)と一体回転し、回転方向に係合
    可能なウォーム軸側係合部(32c)を有するウォーム
    軸側回転体(32)と、 前記回転軸側係合部(31c)と前記ウォーム軸側係合
    部(32c)との間で回転方向に係合されて配設される
    緩衝部材(33b)とを備えたことを特徴とするモー
    タ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のモータにおい
    て、 前記緩衝部材(33b)は、隣り合う前記回転軸側係合
    部(31c)と前記ウォーム軸側係合部(32c)間に
    それぞれ設けられ、該各緩衝部材(33b)は緩衝部材
    連結部(33a)にて環状に連結されたことを特徴とす
    るモータ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のモータにおいて、 前記緩衝部材連結部(33a)は、弾性を有し、前記回
    転軸側回転体(31)及び前記ウォーム軸側回転体(3
    2)の互いの芯ずれを許容するための隙間に介在される
    ことを特徴とするモータ。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれか1項に記載の
    モータにおいて、 前記回転軸側係合部(31c)及び前記ウォーム軸側係
    合部(32c)を、それぞれ回転方向に複数設けたこと
    を特徴とするモータ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のモータにおいて、 前記回転軸側係合部(31c)及び前記ウォーム軸側係
    合部(32c)を、それぞれ等角度間隔に設けたことを
    特徴とするモータ。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    モータにおいて、 前記回転軸(6)及び前記ウォーム軸(23)は、前記
    モータケース(4)と前記ギヤハウジング(21)に対
    して、それぞれ少なくとも両端側の2個所で回転可能に
    支持されることを特徴とするモータ。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の
    モータにおいて、 前記緩衝部材(33b)は、ゴム材からなることを特徴
    とするモータ。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の
    モータにおいて、 前記緩衝連結部材(30)の一部に、前記回転軸
    (6)、又は前記ウォーム軸(23)の回転を検出する
    ための回転検出部材(41)を設けたことを特徴とする
    モータ。
  10. 【請求項10】 モータケース(4)と、 前記モータケース(4)に支持され、回転駆動される回
    転軸(6)と、 前記モータケース(4)に固定されるギヤハウジング
    (21)と、 前記回転軸(6)と同軸上に前記ギヤハウジング(2
    1)に支持されるウォーム軸(23)と、 前記ウォーム軸(23)に噛合されるとともに出力側に
    連結されるウォームホイール(24)と、 前記回転軸(6)と前記ウォーム軸(23)とを略一体
    回転可能に連結し、該回転軸(6)と該ウォーム軸(2
    3)との芯ずれを許容するとともに、該回転軸(6)と
    該ウォーム軸(23)間の衝撃を吸収する緩衝連結部材
    (30)とを備えたことを特徴とするモータ。
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