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JP2002353555A - 外部共振器型波長可変半導体レーザ - Google Patents

外部共振器型波長可変半導体レーザ

Info

Publication number
JP2002353555A
JP2002353555A JP2001155071A JP2001155071A JP2002353555A JP 2002353555 A JP2002353555 A JP 2002353555A JP 2001155071 A JP2001155071 A JP 2001155071A JP 2001155071 A JP2001155071 A JP 2001155071A JP 2002353555 A JP2002353555 A JP 2002353555A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor laser
wavelength
external
external resonator
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001155071A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Fujino
仁志 藤野
Sung Chul Park
成哲 朴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suntech Co
Original Assignee
Suntech Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suntech Co filed Critical Suntech Co
Priority to JP2001155071A priority Critical patent/JP2002353555A/ja
Publication of JP2002353555A publication Critical patent/JP2002353555A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続して高速で波長を可変することができ、
シングルモードの発振が可能な外部共振器型波長可変半
導体レーザを実現すること。 【解決手段】 半導体レーザ11の一方を増反射膜12
とし、外部ミラー17との間で光行路を形成する。この
光行路中に波長選択性の高い光バンドパスフィルタ15
を挿入する。この光行路をアクチュエータ18で連続し
て変化させると共に、光バンドパスフィルタ15の透過
特性を変化させる。これによって連続して高速で波長可
変を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は波長多重光通信や光
部品の光学特性評価システムに用いられる外部共振器型
波長可変半導体レーザに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来外部共振器型波長可変半導体レーザ
として、例えば特開平6−326382号に、半導体レ
ーザと外部反射鏡を用いて外部共振器を形成し、外部共
振器中にバンドパスフィルタ等の波長選択素子を挿入し
た半導体レーザ光源が示されている。このような半導体
レーザにおいては、バンドパスフィルタの選択波長を変
化させることによって、発振波長を変化させることがで
きる。
【0003】しかし外部共振器型半導体レーザにおいて
波長選択素子の分解能が十分でなければ縦マルチモード
発振が起こってしまう。そのためには外部共振器内の他
の選択素子、例えばエタロンを挿入した外部共振器型半
導体レーザも知られている。このような半導体レーザで
は、バンドパスフィルタでおおまかな波長選択を行い、
エタロンを用いて微細な波長選択を行い、これによって
シングルモード発振されたレーザ光を得るようにしてい
る。そしてバンドパスフィルタの波長を可変することに
より発振波長を変化させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な方法では、エタロンの波長ピーク毎に発振が行われ
る、いわゆるモードホップが生じる。モードホップは発
振波長が不連続となるだけでなく、光強度まで不安定に
してしまうという欠点があった。このような欠点を解消
するためには、エタロンの選択周波数についても連続し
て可変させ、エタロンとバンドパスフィルタとを連動し
て変化させる必要がある。通常エタロンの波長を変化さ
せる際には、温度を調整しその熱膨張率と屈折率変化率
を利用してエタロンの光路長を微小に変化させて行って
いる。従って波長を変化させるために長時間がかかると
いう欠点があった。又外部共振器の光路内にバンドパス
フィルタとエタロンとを挿入する場合には、位置調整と
温度制御が必要で、制御が複雑となり、小型化には限界
があるという問題点があった。
【0005】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたものであって、波長を連続して変化させるこ
とができ、小型化が可能な外部共振器型半導体レーザを
得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体レーザ
と、前記半導体レーザの反射膜と共に外部共振器を形成
する外部反射ミラーと、前記外部共振器中に設けられ、
外部共振モード間隔の2倍以下のフィルタ半値幅を有
し、透過波長を変化させる光バンドパスフィルタと、前
記外部反射ミラーの光行路長を調整するアクチュエータ
と、を具備し、前記外部反射ミラーの位置と前記光バン
ドパスフィルタの中心波長の変化を連動させる制御部
と、を具備することを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は本発
明の第1の実施の形態による外部共振器型波長可変半導
体レーザ光源を示す図である。本図において半導体レー
ザ11の一方の面に増反射膜12、他方の面に無反射膜
13が形成されている。そして無反射膜13側のレーザ
光が出射する面には、光を平行光とするコリメータレン
ズ14及び光バンドパスフィルタ15が設けられる。光
バンドパスフィルタ15はガラス基板上に低屈折率誘電
体層と高屈折率誘電体層とを多層に積層したものであ
り、光が透過する角度を変化させることによって透過波
長をわずかに変化させることができる。光バンドパスフ
ィルタ15は図示のように円形の回転テーブル16上に
配置され、平行ビームに対する入射角度が例えば0〜2
7°の間で連続的に変化できるものとする。又この光軸
上には外部反射ミラー17を有し、X軸方向にその位置
をわずかに変化させるアクチュエータ18が設けられて
いる。そして半導体レーザ11の増反射膜12と外部反
射ミラー17によって外部共振器が構成される。光バン
ドパスフィルタ15の回転テーブル16とアクチュエー
タ18とはドライバ19,20を介して制御部21によ
って制御されるものとする。
【0008】又半導体レーザ11の増反射膜12側には
出射したレーザ光を平行ビームにするコリメートレンズ
22、光アイソレータ23、レーザ光を集光するレンズ
24及びその光を入射する光ファイバ25が設けられて
いる。
【0009】次にこの実施の形態による半導体レーザの
動作について説明する。図2はこのバンドパスフィルタ
の特性と外部共振モードでの特性及び発振スペクトルを
示すものである。半導体レーザ11を駆動すると、増反
射膜12とアクチュエータで保持される外部反射ミラー
17の間が外部共振器長(光路長)となってレーザ光が
発振する。この光路長をL、発振波長をλとすると、外
部共振器モード間隔Δλext は次式で表される。 Δλext =λ2 /2L ここでバンドパスフィルタの半値幅Δλbfを外部共振器
モード間隔の2倍以下、即ちΔλbf≦2Δλext とすれ
ば、図2(a)に示すようにバンドパスフィルタの半値
幅の中に図2(b)に示す外部共振器モードが2〜3個
入るようになる。そしてこの2〜3個の外部共振器モー
ドの中で最も利得を持ったモードで図2(c)に示すよ
うに単一モード発振する。
【0010】例えば外部共振器長Lを7mm、λを15
50nmとすると、外部共振器モード間隔Δλext
0.17nmとなる。波長可変時には光バンドパスフィ
ルタ15を回転させると同時に外部反射ミラー17をア
クチュエータ18によってX軸方向に変化させ、外部共
振器長Lを変化させる。図3はこのバンドパスフィルタ
15の角度変化に対する波長の変化の特性を示すグラフ
である。
【0011】又アクチュエータ18には例えば圧電現象
を利用したPZTや、ボイスコイルモータ等を用い、ド
ライバ20で駆動することによって外部共振器長Lを変
化させる。外部共振器長Lと発振波長λとは次式 mλ=2L という関係が成り立っている。ここでmは整数である。
例えばmが9000のときL(λ)=4500λという
関係が成り立つ。外部共振器長をL(λ)=4500λ
の関係に従って変化させ、これに従ってフィルタ角度を
変化させれば、連続波長可変が可能となる。ここでボイ
スコイルモータのような変位量の大きいアクチュエータ
を用いた場合、図2(b)に示す選択特性の特定のピー
クを波長変化の範囲で連続して変化させることができる
ため、モードホップのない連続波長可変が可能となる。
又PZTのような変位量の小さい小型アクチュエータを
用いた場合には、mの値を一定に保ったままでは可変範
囲が狭いので、モードホップが起こることがある。しか
し可変範囲が外部共振器モード間隔、即ち発振波長λ 0
±Δλext /2以上で連続波長可変が可能であれば、m
の値を順次切換えていくことによって波長可変範囲全体
で単一モード発振を保証することができる。
【0012】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態について説明する。図4は本発明の第2の実
施の形態による外部共振器型波長可変半導体レーザ光源
を示す図である。本図において半導体レーザ11には、
その一方の面に増反射膜12、他方の面に無反射膜13
が形成されている。そして無反射膜13側のレーザ光が
出射する面には、光を平行光とするコリメータレンズ1
4及び光バンドパスフィルタ15が設けられる。光バン
ドパスフィルタ15はガラス基板上に低屈折率誘電体層
と高屈折率誘電体層とを多層に積層したものであり、光
が透過する角度を変化させることによって透過波長をわ
ずかに変化させることができる。光バンドパスフィルタ
15は図示のように円形の回転テーブル16上に配置さ
れ、平行ビームに対する入射角度が例えば0〜27°の
間で連続的に変化できるものとする。又この光軸上には
外部反射ミラー17を有し、X軸方向にその位置をわず
かに変化させるアクチュエータ18が設けられている。
そして半導体レーザ11の増反射膜12と外部反射ミラ
ー17によって外部共振器が構成される。光バンドパス
フィルタ15の回転テーブル16とアクチュエータ18
とはドライバ19,20を介して制御部21によって制
御されるものとする。そして部分反射ミラー17の透過
光側には、光アイソレータ23とレーザ光を集光するた
めレンズ24及びその光を入射する光ファイバ25が設
けられている。
【0013】このように構成しても前述した第1の実施
の形態と同様に、波長可変範囲で単一モード発振が可能
となる。そしてこのように部分反射ミラー17の透過光
から出力光を得ることにより、自然放出光の抑えられた
出力光が得られる。
【0014】尚第1,第2の本実施の形態では利得媒質
として半導体レーザを用いているが、半導体増幅器を用
いてもよい。尚第1,第2の本実施の形態では利得媒質
として半導体レーザを用いているが、面発光レーザを用
いてもよい。又第1,第2の本実施の形態では、半導体
レーザの増反射膜12と外部反射ミラー17によって外
部共振器が構成されているが、増反射膜を用いる代わり
に半導体レーザの壁開面を用いてもよい。
【0015】尚第1,第2の本実施の形態では、光バン
ドパスフィルタへの入射角を変化させて波長を変化させ
ているが、特公平7−92530号に示されるように、
入射位置に応じて透過波長の変化する光干渉フィルタを
用いてもよい。
【0016】又第1,第2の実施の形態では、光バンド
パスフィルタへの入射角度を変化させて波長を変化させ
ているが、入射角度に応じて透過波長が変化する透過型
の回折格子を用いてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、比較的簡単な構成で連続して波長を可変することが
できる。又エタロンを用いた場合に比べ温度制御を行う
必要がなく、制御が容易で小型化が可能となる。更に波
長変化速度の速い外部共振器型半導体レーザを得ること
ができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による外部共振器型
波長可変半導体レーザを示すブロック図である。
【図2】本実施の形態によるバンドパスフィルタと外部
共振器の波長選択特性、及び発振波長の関係を示す図で
ある。
【図3】フィルタの角度に対する波長の変化特性を示す
グラフである。
【図4】本発明の第2の実施の形態による外部共振器型
波長可変半導体レーザを示すブロック図である。
【符号の説明】
11 半導体レーザ 12 増反射膜 13 無反射膜 14,22 コリメータレンズ 15 光バンドパスフィルタ 16 回転テーブル 17 外部反射ミラー 18 アクチュエータ 19,20 ドライバ 21 制御部 23 光アイソレータ 25 光ファイバ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザと、前記半導体レーザの反
    射膜と共に外部共振器を形成する外部反射ミラーと、 前記外部共振器中に設けられ、外部共振モード間隔の2
    倍以下のフィルタ半値幅を有し、透過波長を変化させる
    光バンドパスフィルタと、 前記外部反射ミラーの光行路長を調整するアクチュエー
    タと、を具備し、 前記外部反射ミラーの位置と前記光バンドパスフィルタ
    の中心波長の変化を連動させる制御部と、を具備するこ
    とを特徴とする外部共振器型波長可変半導体レーザ。
JP2001155071A 2001-05-24 2001-05-24 外部共振器型波長可変半導体レーザ Pending JP2002353555A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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