JP2002345310A - 歩行型移植機 - Google Patents
歩行型移植機Info
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Abstract
レイ置きを備えた歩行型移植機を得ることを目的とする
ものである。 【解決手段】 機体側方に設けられた予備苗台の側部
に空トレイ置きを設け、前記空トレイ置きは内方に折畳
み可能に構成され、しかも折畳み時に上方に回動可能に
構成する。
Description
て育苗した苗を植え付ける歩行型移植機に関するもので
ある。
苗を植え付ける歩行型移植機において、ボンネット上、
機体両側に予備苗台を設ける構造、及び移植を終えた空
トレイを機体に固定する手段を備えたものは知られてい
る。しかし、空トレイの固定手段はボンネット上の予備
苗台に設けられており、苗を移植する畝を跨ぐために機
体の側方にて操作を行うオペレ−タからは離れており、
使い勝手が悪く、作業効率に影響を及ぼす等の不都合が
あった。
不具合を解決すべくなされたものであり、移植作業時の
オペレ−タに近い位置に空トレイ置きを備えた歩行型移
植機を得ることを目的とするものである。
目的を達成するために、次のような歩行型移植機を提供
するものである。すなわち、セルトレイを用いて育苗し
た苗を移植する歩行型移植機において、機体側方に設け
られた予備苗台の側部に空トレイ置きを設けたことを特
徴とする歩行型移植機である。また、空トレイ置きは機
体内方に折畳み可能に構成されていることを特徴とする
歩行型移植機である。そして、空トレイ置きは折畳み時
に上方に回動可能に構成されていることを特徴とする歩
行型移植機である。
に示す実施例に基づいて説明する。図1は歩行型移植機
の側面説明図、図2は同じく平面説明図である。図中
(1)はエンジン(2)を搭載するベ−スフレ−ム、
(3)は前記フレ−ム(1)後端に連設するミッション
ケ−ス、(4)は前記ミッションケ−ス(3)に左右ス
イングケ−ス(5)を介して上下揺動可能に支持する左
右の走行駆動輪である後輪、(6)は前記フレ−ム
(1)の前端側にスイングア−ム(7)を介して上下揺
動可能に支持する左右の前輪、(8)は前記ミッション
ケ−ス(3)の後方にシャ−シフレ−ム(9)を介し装
設する苗供給装置、(10)は左右の後輪(4)(4)
間で前記ミッションケ−ス(3)に植付伝動ケ−ス(1
1)を介して装設する苗植付部、(12)は畝面(A)
を鎮圧する鎮圧ロ−ラである。なお、(B)は畝面
(A)間の溝を示している。
上下揺動可能に支持するゲ−ジ輪であり、前記苗供給装
置(8)における左右往復移動する苗載台(14)上の
苗トレイ(15)より1株分のポット苗を苗取出爪(1
6)でもって取出すと共に、この取出されたポット苗を
前記苗植付部(10)のホッパ型植付爪(18)に供給
し、操向ハンドル(19)操作による機体の走行中、畝
面(A)に一定間隔毎のポット苗の植付け、すなわち移
植を行うように構成している。
1)は植付クラッチレバ−、(22)は走行変速レバ
−、(23)は株間変速レバ−、(24)は植深調節レ
バ−、(25)は左右サイドクラッチレバ−、(26)
は上面ボンネット、(27)は燃料タンク、(28)は
ボンネット横に設けられた予備苗台、(28a)は該予
備苗台の支持枠、(51)はボンネット上に設けられた
予備苗台、(51a)は該予備苗台(51)の支持枠、
(52)は空トレイ置き、(53)は空トレイ押さえで
ある。
明する。図3は走行部の側面図、図4は同じく平面図で
ある。機体を昇降させて車高調節を行う油圧昇降シリン
ダ(29)と、機体の左右方向傾斜角度を修正する水平
制御用油圧ロ−リングシリンダ(30)を備えるもの
で、前記ミッションケ−ス(3)の走行出力軸(31)
の左右両端に遊転支持する左右スイング(5)(5)の
基端ボス(32a)(32b)に左右の固定枢着板(3
3a)(33b)を設け、各枢着板(33a)(33
b)にタ−ンバックル(34a)付き連結リンク(34
b)を介してロ−リング支点軸(35)両端の揺動ア−
ム(36a)(36b)を連結させ、前記支点軸(3
5)中間を回転自在に貫挿させるスイング軸(37)を
前記昇降シリンダ(21)のピストンロッド(38)先
端に連結させると共に、前記支点軸(35)にロ−リン
グア−ム(39)を介してロ−リングシリンダ(30)
のピストンロッド(40)を連結させるもので、前記ス
イング軸(37)にブラケット(41)を介して前記ロ
−リングシリンダ(30)を取付けると共に、前記ミッ
ションケ−ス(3)上側にガイドフレ−ム(42)を固
設させ、ガイドフレ−ム(42)に前記昇降シリンダ
(29)を取付け、ガイドフレ−ム(42)の長溝(4
3)によってスイング軸(37)を往復摺動案内するよ
うに構成している。
下及び上方向に左右揺動ア−ム(27a)(27b)を
突設させ、前記昇降シリンダ(29)のピストンロッド
(38)を進退時、スイング軸(37)を摺動させ、左
右のスイングケ−ス(5)(5)を一体的に同一方向に
上下動させ、機体を昇降させて車高調節を行う一方、前
記ロ−リングシリンダ(30)のピストンロッド(4
0)を進退時、前記支点軸(35)を回転させ、左右の
スイングケ−ス(5)(5)を上下逆方向に上下動させ
て機体の左右傾斜角度を修正する水平制御を行うように
構成している。
ンパ(44)付き前フレ−ム(45)をボルト止め固定
し、前フレ−ム(45)に固定軸(46)を設け、該軸
(46)両端に左右スイング支点軸(47)(47)を
回転自在に取付け、各軸(47)(47)に一端を固定
する左右スイングア−ム(7)(7)他端に前車軸(4
8)(48)を介して左右前輪(6)(6)を遊転軸支
させると共に、左右スイング支点軸(47)(47)に
リンク(49)(49)を介して左右スイングロッド
(50)(50)前端を連結させ、各ロッド(50)
(50)後端を前記各枢着板(33a)(33b)に連
結させるもので、後輪(4)を駆動し、前輪(6)を従
動させると共に、スイング軸(37)を押引して機体を
昇降させる油圧昇降シリンダ(29)と、前記スイング
軸(37)に支持させてロ−リング支点軸(35)を回
転させて機体を左右に傾斜させるロ−リングシリンダ
(30)とを備え、畝(A)を跨ぐように側溝(B)に
前後輪(6)(4)を配置させ、前記昇降シリンダ(2
9)制御により左右の前後輪(6)(4)を逆方向に昇
降させ、機体を左右傾斜調節するように構成している。
おいて、本発明の空トレイ置きを図5及び図6に基づい
て説明する。図5は空トレイ置きを予備苗台側部に設け
た側面説明図、図6は同じく背面説明図である。空トレ
イ置き(52)はボンネット(26)横の予備苗台(2
8)側方に回動固定機構(54)を介して回動自在に設
けられている。前記回動固定機構(54)は詳しくはL
字状枢着板(55)、コイルスプリング(56)及びス
テ−(57)より構成されている。該枢着板(55)の
一端はシャ−シ−フレ−ム(9)に固着され、その他端
には略コ字状の空トレイ置き(52)が軸着されてい
る。また、矩形状環からなる空トレイ押さえ(53)の
下部環体の所定位置にステ−(57)を嵌合させ、該ス
テ−(57)と予備苗台(28)側部間にコイルスプリ
ング(56)を張架するように構成し、常時空トレイ押
さえ(53)が空トレイ置き(52)を付勢している。
このように、回動固定機構(54)に支点越え構造が採
用されることにより、空トレイ置き(52)の回動時
に、空トレイ押さえ(53)も同時に回動することがで
きるのである。
2)と空トレイ押さえ(53)の回動状態が図6に示さ
れている。すなわち (1)空トレイ置き: (1)−A:使用状態、すなわち、予備苗台(28)と
空トレイ置き(52)が並置された状態を示している。 (1)−B:収納状態、すなわち、予備苗台(51)と
同じ高さまで折畳まれた状態を示している。 (2)空トレイ押さえ: (2)−A:押さえた状態、すなわち、空トレイ押さえ
(53)が空トレイ置き(52)を押さえている状態を
示している。 (2)−B:開いた状態、すなわち、空トレイ置き(5
2)が収納途中であり、直立して最も高い位置にある状
態を示している。 (2)−C:空トレイ置き(52)が収納された状態、
すなわち、予備苗台(51)と同じ高まで収納された際
の空トレイ押さえ(53)の位置を示している。
ット(26)横の予備苗台(28)側部に空トレイ置き
(52)を設けたので、オペレ−タの位置に近くなり、
移植作業時に、オペレ−タは畝(B)を避けるため操向
ハンドル(19)の一側(通常は左側に位置する)で操
作を維持しながら、空トレイの搬出・搬入操作を容易に
行うことができる。また、予備苗台(28)と空トレイ
置き(52)は並置されているので、上下方向に重なる
ことはなく、空トレイを置く際に予備苗台が邪魔になる
ことがない。
(54)にコイルスプリング(56)を用いて回動可能
な支点越え構造を採用しているので、収納及び使用状態
を片手で変更でき、空トレイ押さえ(53)の開閉、空
トレイの搬出・搬入作業が片手操作により可能である。
収納時には機体全幅方向に収まり非作業時に邪魔になら
ず、また、収納高さもボンネット(26)上の予備苗台
(51)と略同じ高さになるので、機体最下げ時にも後
車輪(4)のタイヤに干渉することはなく、作業終了
後、狭い場所へ本機を格納でき、保護シ−トもかけやす
いので、機体の保守管理に寄与する。
すように構成してもよい。図7は空トレイ押さえを予備
苗台に押しつけた側面説明図、図8は同じく空トレイ押
さえを解放した側面説明図である。通常、歩行型移植機
のボンネット上に予備苗台と折畳み式の空トレイ押さえ
が装備されているが、このような装備によると予備苗台
は前後方向に2トレイしか載置することができないの
で、作業能率の面で不都合が生じた。
からなる略U字形状の空トレイ押さえ(70)を創案し
た。前記空トレイ押さえ(70)の一端はボンネット
(26)上の予備苗台(51)の支持枠(51a)先端
下部に設けられたブラケット(71)に取付けられ、そ
の先端(70a)は空トレイを押しつけ、該トレイを確
実に保持する機能を奏するように構成されている。ま
た、ボンネット(26)上の予備苗台(51)の支持枠
(51a)中程にコイルスプリング(72)を設置し、
そのスプリング(72)先端は前記ブラケット(72)
に取付けられている。これにより、空トレイ押さえ(7
0)の使用時と未使用時をスプリング(72)による支
点越えで位置決めされるのである。
(70)の作動状態を説明する。 (1):空トレイ押さえ(70)使用時には、空トレイ
を(ロ)の位置に配置し、空トレイ押さえ(70)の先
端部(70a)でトレイ結合部を弾性押圧する(図示
(A)の位置)。 (2):空トレイ押さえ(70)未使用時には、空トレ
イを弾性力に抗して反転させ、予備苗台(51)を
(ハ)の位置に配置させ、その予備苗台(51)底面に
空トレイ押さえ(70)先端が支持するように設定され
る。この状態で、ボンネット上予備苗台(29)に3枚
の予備苗台を(イ)(ロ)(ハ)の位置に載置すること
が可能である。 なお、空トレイ押さえ(70)未使用時の位置(B)を
高く設定し、予備苗台(ハ)が斜め上方に位置するよう
に構成してもい。さらに、別実施例として、位置決め用
のスプリング(72)を使用せずに、空トレイ押さえ
(70)の先端部(70a)に所定の重量を装備させる
重力方式を採用しても同等の効果が得られる。
ボンネット上の予備苗台にバネの付勢力で押圧するタイ
プの空トレイ押さえが設けられているが、この種のもの
は、空トレイを載置するとき、空トレイ押さえを持ち上
げる必要があり、作業が繁雑になる等の不都合が生じ
た。
側面に空トレイを縦方向に載置すべく、機体幅方向にス
ライド可能に丸鋼で構成された空トレイ受けが設けら
れ、その空トレイ受けは予備苗台下方であって、後輪上
方に位置させるように構成されている。前記、空トレイ
受けの構成を図9及び図10に基づいて説明する。図9
は空トレイ押さえを予備苗台側部に設けた側面説明図、
図10は同じく背面説明図である。予備苗台(28)の
支持枠(28a)と支持台(28b)の締め付け部に空
トレイ受座(81)を共締めし、この受座(81)に側
面視で矩形状の枠体からなる丸鋼製空トレイ受け(8
0)を差込みボルト等により抜け止めされている。な
お、空トレイ受け(80)のピッチはトレイ長さの1/
2、1/4に設定されている。そして、空トレイ受け
(80)は背面視で横F字状に形成され、外枠体(80
a)、内枠体(80b)及び機体幅方向に伸縮可能な水
平支持枠(80c)とにより構成されている。これによ
り、空トレイを外枠体(80a)、内枠体(80b)及
び支持枠体(80c)よって形成された空間部に垂直方
向に収納し、未使用時には機体幅方向に支持枠体(80
c)をスライドさせることにより、本機の全幅を縮小さ
せることが可能である。
0)に空トレイを搬入する作業が片手で容易に行うこと
ができ、しかも異なった種類のトレイでも丸鋼に引っ掛
かり、風でとばされることがない。また、空トレイ受け
(80)はスライド自在に構成され、その配置は予備苗
台(28)下方であって、後輪(4)上方に位置してい
るので、使用時には空トレイ受け(80)を引き出だけ
なので使いやすく、未使用時には押し込むだけの簡単な
操作で、コンパクトに収納することができるものであ
る。なお、空トレイ受け(80)の内枠体(80b)を
図示X位置付近で固定させ、外枠体(80a)のみスラ
イドさせるように構成してもよい。このような構成によ
り、風の強いときでも、押さえ込むことができる。
レイを用いて育苗した苗を移植する歩行型移植機におい
て、請求項1のものによれば、機体側方に設けられた予
備苗台の側部に空トレイ置きを設けたので、移植作業時
のオペレ−タの位置に近くなり、操作を容易に行うこと
ができる。また、請求項2のものによれば、空トレイ置
きは機体内方に折畳み可能に構成されているので、収納
時に機体全幅に収まり、非作業時には邪魔にならず、狭
い場所へ格納することができる。そして、請求項3のも
のによれば、空トレイ置きは折畳み時に上方に回動可能
に構成されているので、機体が最下げ位置にあっても後
輪に干渉することはない。
図
図
図
図
明図
明図
明図
説明図
Claims (3)
- 【請求項1】 セルトレイを用いて育苗した苗を移植す
る歩行型移植機において、機体側方に設けられた予備苗
台の側部に空トレイ置きを設けたことを特徴とする歩行
型移植機。 - 【請求項2】 前記空トレイ置きは機体内方に折畳み可
能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
歩行型移植機。 - 【請求項3】 前記空トレイ置きは折畳み時に上方に回
動可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至
2に記載の歩行型移植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001162310A JP4676648B2 (ja) | 2001-05-30 | 2001-05-30 | 歩行型移植機 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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Publications (2)
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---|---|
JP2002345310A true JP2002345310A (ja) | 2002-12-03 |
JP4676648B2 JP4676648B2 (ja) | 2011-04-27 |
Family
ID=19005460
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4676648B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009284831A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Iseki & Co Ltd | 苗移植機のトレイ載置装置 |
JP2016063783A (ja) * | 2014-09-25 | 2016-04-28 | 井関農機株式会社 | 移植機 |
JP2017209115A (ja) * | 2017-09-06 | 2017-11-30 | 井関農機株式会社 | 移植機 |
Citations (4)
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JPH0615425U (ja) * | 1992-08-05 | 1994-03-01 | ヤンマー農機株式会社 | 移植機 |
JPH11196633A (ja) * | 1998-01-14 | 1999-07-27 | Kubota Corp | 移植機 |
JPH11289823A (ja) * | 1998-04-14 | 1999-10-26 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 苗移植機 |
-
2001
- 2001-05-30 JP JP2001162310A patent/JP4676648B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2017209115A (ja) * | 2017-09-06 | 2017-11-30 | 井関農機株式会社 | 移植機 |
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