JP2002341683A - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
- Publication number
- JP2002341683A JP2002341683A JP2001144587A JP2001144587A JP2002341683A JP 2002341683 A JP2002341683 A JP 2002341683A JP 2001144587 A JP2001144587 A JP 2001144587A JP 2001144587 A JP2001144587 A JP 2001144587A JP 2002341683 A JP2002341683 A JP 2002341683A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- fixing
- opening
- auxiliary heating
- fixing roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Control Of Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電子写真画像の高速定着がエネルギ消費を増
量することなく、効率よく貯留分配することによって安
定した遂行可能なものにし、装置を大型にしたり、複雑
化したりすることなく操作性の良い取り扱い易い定着装
置を提供することを課題にする。 【解決手段】 内部に加熱手段を設けた定着ローラとそ
れに対向する加圧ローラとを有する定着装置において、
加熱手段を有する補助加熱ローラを前記定着ローラに圧
着及びその解除が可能に設け、前記補助加熱ローラは開
閉可能な開閉蓋を有する断熱部材を用いた断熱カバーで
囲まれ、前記補助加熱ローラの前記定着ローラへの圧着
時には前記開閉蓋を開き、圧着解除時には前記開閉蓋を
閉じるようにしたことを特徴とする定着装置。
量することなく、効率よく貯留分配することによって安
定した遂行可能なものにし、装置を大型にしたり、複雑
化したりすることなく操作性の良い取り扱い易い定着装
置を提供することを課題にする。 【解決手段】 内部に加熱手段を設けた定着ローラとそ
れに対向する加圧ローラとを有する定着装置において、
加熱手段を有する補助加熱ローラを前記定着ローラに圧
着及びその解除が可能に設け、前記補助加熱ローラは開
閉可能な開閉蓋を有する断熱部材を用いた断熱カバーで
囲まれ、前記補助加熱ローラの前記定着ローラへの圧着
時には前記開閉蓋を開き、圧着解除時には前記開閉蓋を
閉じるようにしたことを特徴とする定着装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は定着装置における定
着ローラの表面温度の均一化及びその持続性を高め熱効
率が良く安定して高速処理に対処できる画像形成装置の
定着装置に関する。
着ローラの表面温度の均一化及びその持続性を高め熱効
率が良く安定して高速処理に対処できる画像形成装置の
定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】モノクロの電子写真方式の画像形成装置
における定着装置では、表面にゴム層を有し内部にヒー
タを有する定着ローラに加圧ローラを圧接させ、その間
をトナー像が転写された転写紙(記録紙)を通過させる
ことにより回収させるようにしてある。高速の定着装置
では、定着ローラの芯金の肉厚は可成り厚くしてありこ
こに熱を供給して均一な温度にさせるが、連続で大量に
転写紙(記録紙)を通過させると、電力制限(国によっ
て可成り厳しい電力規制が課せられている)のため熱の
供給が足りなくなり定着ローラの表面温度が下がったり
不均一になったりしがちになる。
における定着装置では、表面にゴム層を有し内部にヒー
タを有する定着ローラに加圧ローラを圧接させ、その間
をトナー像が転写された転写紙(記録紙)を通過させる
ことにより回収させるようにしてある。高速の定着装置
では、定着ローラの芯金の肉厚は可成り厚くしてありこ
こに熱を供給して均一な温度にさせるが、連続で大量に
転写紙(記録紙)を通過させると、電力制限(国によっ
て可成り厳しい電力規制が課せられている)のため熱の
供給が足りなくなり定着ローラの表面温度が下がったり
不均一になったりしがちになる。
【0003】これによりウオームアップ時にかなりの時
間を要したり、定着速度をあまり高くできない状態であ
った。これを解消しようとして芯金を薄くしたりする
と、ウオームアップ時間は早まるが、表面温度の不均一
性は解消できない状態であった。
間を要したり、定着速度をあまり高くできない状態であ
った。これを解消しようとして芯金を薄くしたりする
と、ウオームアップ時間は早まるが、表面温度の不均一
性は解消できない状態であった。
【0004】一方、カラー電子写真方式の画像形成装置
における定着装置では、高画質を得るためには定着ロー
ラの表面に弾性層を持つことが必要であり、この弾性層
が無いと網点画像の再現性に不均一が生じたり微細な光
沢むらが発生しビジュアルノイズが増加してしまう。こ
れは定着ローラ表面に弾性層を設けることによって記録
紙の表面の凹凸に対する追随性が高くなるからと考えら
れる。この場合の弾性層の厚さは僅かであっても良い
が、カラー画像はモノクロ画像に対して3倍近くの量の
トナーを使うため定着ローラへのトナー接着力が強力で
ありこれを剥離しようとすると強大な力が必要でそのた
めの傷害が起きる。これを防止するため、定着ローラ表
面を可成り厚い弾性層にするとその復元力で剥離力が生
まれ、セルフストリッピング効果が出てくる。即ち、前
述の網点再現性だけなら弾性層は可成り薄くても良いが
セルフストリッピング効果を得るためには可成り厚い弾
性層が必要になる。しかし、これでは定着ローラひいて
は定着装置の低熱容量化に反する。そして高速になるほ
ど熱エネルギの消費に対し補充しきれなくなってゆく。
における定着装置では、高画質を得るためには定着ロー
ラの表面に弾性層を持つことが必要であり、この弾性層
が無いと網点画像の再現性に不均一が生じたり微細な光
沢むらが発生しビジュアルノイズが増加してしまう。こ
れは定着ローラ表面に弾性層を設けることによって記録
紙の表面の凹凸に対する追随性が高くなるからと考えら
れる。この場合の弾性層の厚さは僅かであっても良い
が、カラー画像はモノクロ画像に対して3倍近くの量の
トナーを使うため定着ローラへのトナー接着力が強力で
ありこれを剥離しようとすると強大な力が必要でそのた
めの傷害が起きる。これを防止するため、定着ローラ表
面を可成り厚い弾性層にするとその復元力で剥離力が生
まれ、セルフストリッピング効果が出てくる。即ち、前
述の網点再現性だけなら弾性層は可成り薄くても良いが
セルフストリッピング効果を得るためには可成り厚い弾
性層が必要になる。しかし、これでは定着ローラひいて
は定着装置の低熱容量化に反する。そして高速になるほ
ど熱エネルギの消費に対し補充しきれなくなってゆく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術の上
述のような問題点を解消して高速定着をしても定着温度
やその均一性のばらつかない、しかもエネルギの消費を
極力抑え安定した定着のできる定着装置を提供すること
を課題目的にする。
述のような問題点を解消して高速定着をしても定着温度
やその均一性のばらつかない、しかもエネルギの消費を
極力抑え安定した定着のできる定着装置を提供すること
を課題目的にする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的は次の技術手段
(1)〜(6)の何れかによって達成できる。
(1)〜(6)の何れかによって達成できる。
【0007】(1) 内部に加熱手段を設けた定着ロー
ラとそれに対向する加圧ローラとを有する定着装置にお
いて、加熱手段を有する補助加熱ローラを前記定着ロー
ラに圧着及びその解除が可能に設けたことを特徴とする
定着装置。
ラとそれに対向する加圧ローラとを有する定着装置にお
いて、加熱手段を有する補助加熱ローラを前記定着ロー
ラに圧着及びその解除が可能に設けたことを特徴とする
定着装置。
【0008】(2) 内部に加熱手段を設けた定着ロー
ラとそれに対向する加圧ローラとを有する定着装置にお
いて、加熱手段を有する補助加熱ローラを前記定着ロー
ラに圧着及びその解除が可能に設け、前記補助加熱ロー
ラは開閉可能な開閉蓋を有する断熱カバーで囲まれ、前
記補助加熱ローラの前記定着ローラへの圧着時には前記
開閉蓋を開き、圧着解除時には前記開閉蓋を閉じるよう
にしたことを特徴とする定着装置。
ラとそれに対向する加圧ローラとを有する定着装置にお
いて、加熱手段を有する補助加熱ローラを前記定着ロー
ラに圧着及びその解除が可能に設け、前記補助加熱ロー
ラは開閉可能な開閉蓋を有する断熱カバーで囲まれ、前
記補助加熱ローラの前記定着ローラへの圧着時には前記
開閉蓋を開き、圧着解除時には前記開閉蓋を閉じるよう
にしたことを特徴とする定着装置。
【0009】(3) 前記補助加熱ローラ及び該補助加
熱ローラの軸受けを支持する支持部材を前記断熱カバー
の内側に設けることを特徴とする(2)項に記載の定着
装置。
熱ローラの軸受けを支持する支持部材を前記断熱カバー
の内側に設けることを特徴とする(2)項に記載の定着
装置。
【0010】(4) 内部に加熱手段を設けた定着ロー
ラとそれに対向する加圧ローラとを有する定着装置にお
いて、加熱手段を有する補助加熱ローラを前記定着ロー
ラに圧着及びその解除が可能に設け、前記補助加熱ロー
ラはそれと同心の円筒面を有する断熱カバーで囲まれ、
該断熱カバーはその一部に窓があけられ該窓を同心に開
閉可能にした同心の回転中心を設けた開閉蓋を有し、前
記補助加熱ローラの前記定着ローラへの圧着時には前記
開閉蓋を同心に開き、圧着解除時には前記開閉蓋を同心
に閉じることを特徴とする定着装置。
ラとそれに対向する加圧ローラとを有する定着装置にお
いて、加熱手段を有する補助加熱ローラを前記定着ロー
ラに圧着及びその解除が可能に設け、前記補助加熱ロー
ラはそれと同心の円筒面を有する断熱カバーで囲まれ、
該断熱カバーはその一部に窓があけられ該窓を同心に開
閉可能にした同心の回転中心を設けた開閉蓋を有し、前
記補助加熱ローラの前記定着ローラへの圧着時には前記
開閉蓋を同心に開き、圧着解除時には前記開閉蓋を同心
に閉じることを特徴とする定着装置。
【0011】(5) 内部に加熱手段を設けた定着ロー
ラとそれに対向する加圧ローラとを有する定着装置にお
いて、加熱手段を有する補助加熱ローラを前記定着ロー
ラに圧着及びその解除が可能に設け、前記補助加熱ロー
ラはそれと同心の円筒面を有する断熱カバーで囲まれ、
該断熱カバーはその一部に窓があけられ該窓を同心に開
閉可能にした同心の回転中心を設けた開閉蓋を有し、前
記補助加熱ローラの前記定着ローラへの圧着動作時に
は、前記開閉蓋に植えたピンを固定部材の溝に嵌合させ
たまま移動させることによって前記開閉蓋を同心に開
き、前記補助加熱ローラの前記定着ローラへの圧着解除
動作時には、前記開閉蓋に植えたピンを固定部材の溝に
嵌合させたまま逆方向に移動させることによって前記開
閉蓋を同心に閉じることを特徴とする定着装置。
ラとそれに対向する加圧ローラとを有する定着装置にお
いて、加熱手段を有する補助加熱ローラを前記定着ロー
ラに圧着及びその解除が可能に設け、前記補助加熱ロー
ラはそれと同心の円筒面を有する断熱カバーで囲まれ、
該断熱カバーはその一部に窓があけられ該窓を同心に開
閉可能にした同心の回転中心を設けた開閉蓋を有し、前
記補助加熱ローラの前記定着ローラへの圧着動作時に
は、前記開閉蓋に植えたピンを固定部材の溝に嵌合させ
たまま移動させることによって前記開閉蓋を同心に開
き、前記補助加熱ローラの前記定着ローラへの圧着解除
動作時には、前記開閉蓋に植えたピンを固定部材の溝に
嵌合させたまま逆方向に移動させることによって前記開
閉蓋を同心に閉じることを特徴とする定着装置。
【0012】(6) 内部に加熱手段を設けた定着ロー
ラとそれに対向する加圧ローラとを有する定着装置にお
いて、加熱手段を有する補助加熱ローラを前記定着ロー
ラに圧着及びその解除が可能に設け、前記補助加熱ロー
ラはそれと同心の円筒面を有する断熱カバーで囲まれ、
該断熱カバーはその一部に窓があけられ該窓を同心に開
閉可能にした同心の回転中心を設けた開閉蓋を有し、前
記開閉蓋の両側面の前記回転中心と同心に固定して設け
たピニオン歯車が、前記補助加熱ローラの前記定着ロー
ラへの圧着動作時及び圧着解除動作時には、別に設けら
れている固定の歯車又はラックと噛み合うことによって
前記開閉蓋の開閉動作がなされることを特徴とする定着
装置。
ラとそれに対向する加圧ローラとを有する定着装置にお
いて、加熱手段を有する補助加熱ローラを前記定着ロー
ラに圧着及びその解除が可能に設け、前記補助加熱ロー
ラはそれと同心の円筒面を有する断熱カバーで囲まれ、
該断熱カバーはその一部に窓があけられ該窓を同心に開
閉可能にした同心の回転中心を設けた開閉蓋を有し、前
記開閉蓋の両側面の前記回転中心と同心に固定して設け
たピニオン歯車が、前記補助加熱ローラの前記定着ロー
ラへの圧着動作時及び圧着解除動作時には、別に設けら
れている固定の歯車又はラックと噛み合うことによって
前記開閉蓋の開閉動作がなされることを特徴とする定着
装置。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の
意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の
実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示
すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限
定するものではない。
する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の
意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の
実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示
すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限
定するものではない。
【0014】本発明にかかわる定着装置を用いる画像形
成装置の実施の形態の一例を示す画像形成プロセスおよ
び各機構について、図1を用いて説明する。図1は、本
発明にかかわる定着装置を用いる画像形成装置の一実施
形態を示すカラー画像形成装置の断面構成図である。
成装置の実施の形態の一例を示す画像形成プロセスおよ
び各機構について、図1を用いて説明する。図1は、本
発明にかかわる定着装置を用いる画像形成装置の一実施
形態を示すカラー画像形成装置の断面構成図である。
【0015】図1によれば、像形成体である感光体ドラ
ム10は、例えばガラスや透光性アクリル樹脂等の透光
性部材によって形成される円筒状のドラム基体の外周
に、透光性の導電層及び有機感光層(OPC)の光導電
体層を形成したものである。
ム10は、例えばガラスや透光性アクリル樹脂等の透光
性部材によって形成される円筒状のドラム基体の外周
に、透光性の導電層及び有機感光層(OPC)の光導電
体層を形成したものである。
【0016】感光体ドラム10は、図示しない駆動源か
らの動力により、透光性の導電層を接地された状態で図
1の矢印で示す時計方向に回転される。
らの動力により、透光性の導電層を接地された状態で図
1の矢印で示す時計方向に回転される。
【0017】以下に説明する帯電手段としてのスコロト
ロン帯電器11、画像書込手段としての露光光学系1
2、現像手段としての現像器13は、それぞれ、イエロ
ー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒色
(K)の各色毎の画像形成プロセス用として準備されて
おり、本実施形態においては、図1の矢印にて示す感光
体ドラム10の回転方向に対して、Y、M、C、Kの順
に配置される。
ロン帯電器11、画像書込手段としての露光光学系1
2、現像手段としての現像器13は、それぞれ、イエロ
ー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒色
(K)の各色毎の画像形成プロセス用として準備されて
おり、本実施形態においては、図1の矢印にて示す感光
体ドラム10の回転方向に対して、Y、M、C、Kの順
に配置される。
【0018】帯電手段としてのスコロトロン帯電器11
は像形成体である感光体ドラム10の移動方向に対して
直交する方向(図1において紙面垂直方向)に感光体ド
ラム10と対峙し近接して取り付けられ、感光体ドラム
10の前述した有機感光体層に対し所定の電位に保持さ
れた制御グリッド(符号なし)と、コロナ放電電極11
aとして、例えば鋸歯状電極を用い、トナーと同極性の
コロナ放電とによって帯電作用(本実施形態においては
マイナス帯電)を行い、感光体ドラム10に対し一様な
電位を与える。コロナ放電電極11aとしては、その他
ワイヤ電極や針状電極を用いることも可能である。
は像形成体である感光体ドラム10の移動方向に対して
直交する方向(図1において紙面垂直方向)に感光体ド
ラム10と対峙し近接して取り付けられ、感光体ドラム
10の前述した有機感光体層に対し所定の電位に保持さ
れた制御グリッド(符号なし)と、コロナ放電電極11
aとして、例えば鋸歯状電極を用い、トナーと同極性の
コロナ放電とによって帯電作用(本実施形態においては
マイナス帯電)を行い、感光体ドラム10に対し一様な
電位を与える。コロナ放電電極11aとしては、その他
ワイヤ電極や針状電極を用いることも可能である。
【0019】各色毎の露光光学系12は、それぞれ、像
露光光の発光素子としてのLED(発光ダイオード)を
感光体ドラム10の軸と平行に複数個アレイ状に並べた
線状の露光素子(不図示)と等倍結像素子としてのセル
フォックレンズ(不図示)とがホルダに取り付けられた
露光用ユニットとして構成される。露光光学系保持部材
としての円柱状の保持体20に、各色毎の露光光学系1
2が取付けられて感光体ドラム10のドラム基体内部に
収容される。露光素子としてはその他、FL(蛍光体発
光)、EL(エレクトロルミネッセンス)、PL(プラ
ズマ放電)等の複数の発光素子をアレイ状に並べた線状
のものが用いられる。
露光光の発光素子としてのLED(発光ダイオード)を
感光体ドラム10の軸と平行に複数個アレイ状に並べた
線状の露光素子(不図示)と等倍結像素子としてのセル
フォックレンズ(不図示)とがホルダに取り付けられた
露光用ユニットとして構成される。露光光学系保持部材
としての円柱状の保持体20に、各色毎の露光光学系1
2が取付けられて感光体ドラム10のドラム基体内部に
収容される。露光素子としてはその他、FL(蛍光体発
光)、EL(エレクトロルミネッセンス)、PL(プラ
ズマ放電)等の複数の発光素子をアレイ状に並べた線状
のものが用いられる。
【0020】各色毎の画像書込手段としての露光光学系
12は、感光体ドラム10上での露光位置を、スコロト
ロン帯電器11と現像器13との間で、現像器13に対
して感光体ドラム10の回転方向上流側に設けた状態
で、感光体ドラム10の内部に配置される。
12は、感光体ドラム10上での露光位置を、スコロト
ロン帯電器11と現像器13との間で、現像器13に対
して感光体ドラム10の回転方向上流側に設けた状態
で、感光体ドラム10の内部に配置される。
【0021】露光光学系12は、別体のコンピュータ
(不図示)から送られメモリに記憶された各色の画像デ
ータに基づいて画像処理を施した後、一様に帯電した感
光体ドラム10に像露光を行い、感光体ドラム10上に
潜像を形成する。この実施形態で使用される発光素子の
発光波長は、通常Y、M、Cのトナーの透光性の高い6
80〜900nmの範囲のものが良好であるが、裏面か
ら像露光を行うことからカラートナーに透光性を十分に
有しないこれより短い波長でもよい。
(不図示)から送られメモリに記憶された各色の画像デ
ータに基づいて画像処理を施した後、一様に帯電した感
光体ドラム10に像露光を行い、感光体ドラム10上に
潜像を形成する。この実施形態で使用される発光素子の
発光波長は、通常Y、M、Cのトナーの透光性の高い6
80〜900nmの範囲のものが良好であるが、裏面か
ら像露光を行うことからカラートナーに透光性を十分に
有しないこれより短い波長でもよい。
【0022】各色毎の現像手段としての現像器13は、
内部にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)
若しくは黒色(K)の二成分(一成分でもよい)の現像
剤を収容し、それぞれ、例えば厚み0.5〜1mm、外
径15〜25mmの円筒状の非磁性のステンレスあるい
はアルミ材で形成された現像剤担持体である現像スリー
ブ13aを備えている。
内部にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)
若しくは黒色(K)の二成分(一成分でもよい)の現像
剤を収容し、それぞれ、例えば厚み0.5〜1mm、外
径15〜25mmの円筒状の非磁性のステンレスあるい
はアルミ材で形成された現像剤担持体である現像スリー
ブ13aを備えている。
【0023】現像領域では、現像スリーブ13aは、突
き当てコロ(不図示)により感光体ドラム10と所定の
間隙、例えば100〜1000μmをあけて非接触に保
たれ、感光体ドラム10の回転方向と最近接位置におい
て順方向に回転するようになっており、現像時、現像ス
リーブ13aに対してトナーと同極性(本実施形態にお
いてはマイナス極性)の直流電圧或いは直流電圧に交流
電圧ACを重畳する現像バイアス電圧を印加することに
より、感光体ドラム10の露光部に対して非接触の反転
現像が行われる。この時の現像間隔精度は画像むらを防
ぐために20μm程度以下が必要である。
き当てコロ(不図示)により感光体ドラム10と所定の
間隙、例えば100〜1000μmをあけて非接触に保
たれ、感光体ドラム10の回転方向と最近接位置におい
て順方向に回転するようになっており、現像時、現像ス
リーブ13aに対してトナーと同極性(本実施形態にお
いてはマイナス極性)の直流電圧或いは直流電圧に交流
電圧ACを重畳する現像バイアス電圧を印加することに
より、感光体ドラム10の露光部に対して非接触の反転
現像が行われる。この時の現像間隔精度は画像むらを防
ぐために20μm程度以下が必要である。
【0024】以上のように現像器13は、スコロトロン
帯電器11による帯電と露光光学系12による像露光に
よって形成される感光体ドラム10上の静電潜像を、非
接触の状態で感光体ドラム10の帯電極性と同極性のト
ナー(本実施形態においては感光体ドラムは負帯電であ
り、トナーは負極性)により反転現像する。
帯電器11による帯電と露光光学系12による像露光に
よって形成される感光体ドラム10上の静電潜像を、非
接触の状態で感光体ドラム10の帯電極性と同極性のト
ナー(本実施形態においては感光体ドラムは負帯電であ
り、トナーは負極性)により反転現像する。
【0025】画像形成のスタートにより不図示の像形成
体駆動モータの始動により感光体ドラム10が図1の矢
印で示す時計方向へ回転され、同時にYのスコロトロン
帯電器11の帯電作用により感光体ドラム10に電位の
付与が開始される。感光体ドラム10は電位を付与され
たあと、Yの露光光学系12において第1の色信号すな
わちYの画像データに対応する電気信号による露光(画
像書込)が開始され感光体ドラム10の回転走査によっ
てその表面の感光層に原稿画像のイエロー(Y)の画像
に対応する静電潜像が形成される。この潜像はYの現像
器13により非接触の状態で反転現像され、感光体ドラ
ム10上にイエロー(Y)のトナー像が形成される。
体駆動モータの始動により感光体ドラム10が図1の矢
印で示す時計方向へ回転され、同時にYのスコロトロン
帯電器11の帯電作用により感光体ドラム10に電位の
付与が開始される。感光体ドラム10は電位を付与され
たあと、Yの露光光学系12において第1の色信号すな
わちYの画像データに対応する電気信号による露光(画
像書込)が開始され感光体ドラム10の回転走査によっ
てその表面の感光層に原稿画像のイエロー(Y)の画像
に対応する静電潜像が形成される。この潜像はYの現像
器13により非接触の状態で反転現像され、感光体ドラ
ム10上にイエロー(Y)のトナー像が形成される。
【0026】次いで、感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上に、Mのスコロトロン帯電器11
の帯電作用により電位が付与され、Mの露光光学系12
の第2の色信号すなわちマゼンタ(M)の画像データに
対応する電気信号による露光(画像書込)が行われ、M
の現像器13による非接触の反転現像によって前記のイ
エロー(Y)のトナー像の上にマゼンタ(M)のトナー
像が重ね合わせて形成される。
(Y)のトナー像の上に、Mのスコロトロン帯電器11
の帯電作用により電位が付与され、Mの露光光学系12
の第2の色信号すなわちマゼンタ(M)の画像データに
対応する電気信号による露光(画像書込)が行われ、M
の現像器13による非接触の反転現像によって前記のイ
エロー(Y)のトナー像の上にマゼンタ(M)のトナー
像が重ね合わせて形成される。
【0027】同様のプロセスにより、Cのスコロトロン
帯電器11、露光光学系12及び現像器13によってさ
らに第3の色信号に対応するシアン(C)のトナー像
が、また、Kのスコロトロン帯電器11、露光光学系1
2及び現像器13によって第4の色信号に対応する黒色
(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成され、感光体
ドラム10の一回転以内にその周面上にカラーのトナー
像が形成される。
帯電器11、露光光学系12及び現像器13によってさ
らに第3の色信号に対応するシアン(C)のトナー像
が、また、Kのスコロトロン帯電器11、露光光学系1
2及び現像器13によって第4の色信号に対応する黒色
(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成され、感光体
ドラム10の一回転以内にその周面上にカラーのトナー
像が形成される。
【0028】このように、本実施の形態では、Y、M、
C及びKの露光光学系12による感光体ドラム10の有
機感光層に対する露光は、感光体ドラム10の内部より
透光性のドラム基体を通して行われる。従って、第2、
第3及び第4の色信号に対応する画像の露光は何れも先
に形成されたトナー像により遮光されることなく静電潜
像を形成することが可能となり、好ましいが、感光体ド
ラム10の外部から露光してもよい。
C及びKの露光光学系12による感光体ドラム10の有
機感光層に対する露光は、感光体ドラム10の内部より
透光性のドラム基体を通して行われる。従って、第2、
第3及び第4の色信号に対応する画像の露光は何れも先
に形成されたトナー像により遮光されることなく静電潜
像を形成することが可能となり、好ましいが、感光体ド
ラム10の外部から露光してもよい。
【0029】一方、転写材としての記録紙Pは、転写材
収納手段としての給紙カセット15より、送り出しロー
ラ(符号なし)により送り出され、給送ローラ(符号な
し)により給送されてタイミングローラ16へ搬送され
る。
収納手段としての給紙カセット15より、送り出しロー
ラ(符号なし)により送り出され、給送ローラ(符号な
し)により給送されてタイミングローラ16へ搬送され
る。
【0030】記録紙Pは、タイミングローラ16の駆動
によって、感光体ドラム10上に担持されたカラートナ
ー像との同期がとられ、紙帯電手段としての紙帯電器1
50の帯電により搬送ベルト14aに吸着されて転写域
へ給送される。搬送ベルト14aにより密着搬送された
記録紙Pは、転写域でトナーと反対極性(本実施形態に
おいてはプラス極性)の電圧が印加される転写手段とし
ての転写器14cにより、感光体ドラム10の周面上の
カラートナー像が一括して記録紙Pに転写される。
によって、感光体ドラム10上に担持されたカラートナ
ー像との同期がとられ、紙帯電手段としての紙帯電器1
50の帯電により搬送ベルト14aに吸着されて転写域
へ給送される。搬送ベルト14aにより密着搬送された
記録紙Pは、転写域でトナーと反対極性(本実施形態に
おいてはプラス極性)の電圧が印加される転写手段とし
ての転写器14cにより、感光体ドラム10の周面上の
カラートナー像が一括して記録紙Pに転写される。
【0031】カラートナー像が転写された記録紙Pは、
転写材分離手段としての紙分離AC除電器14hにより
除電されて、搬送ベルト14aから分離され、定着装置
17へと搬送される。
転写材分離手段としての紙分離AC除電器14hにより
除電されて、搬送ベルト14aから分離され、定着装置
17へと搬送される。
【0032】定着装置17はカラートナー像を定着する
ための上側の定着ローラ17aと、該定着ローラ17a
に対向して圧接して設けられる下側の加圧ローラ47a
とを有し、該定着ローラ17aは芯金171aの上に弾
性層としての合成ゴム層171dを被覆したローラであ
り、その内部中心には、赤外線或いは遠赤外線等の熱線
を発するヒータ171g等で熱線照射を行う加熱手段が
配設される。更に高速定着処理に対応させるために補助
加熱ローラ51aが定着ローラ17aに接触可能に設け
られている。
ための上側の定着ローラ17aと、該定着ローラ17a
に対向して圧接して設けられる下側の加圧ローラ47a
とを有し、該定着ローラ17aは芯金171aの上に弾
性層としての合成ゴム層171dを被覆したローラであ
り、その内部中心には、赤外線或いは遠赤外線等の熱線
を発するヒータ171g等で熱線照射を行う加熱手段が
配設される。更に高速定着処理に対応させるために補助
加熱ローラ51aが定着ローラ17aに接触可能に設け
られている。
【0033】定着ローラ17aと加圧ローラ47aとの
間で形成されるニップ部Nで記録紙Pが挟持され、熱と
圧力とを加えることにより記録紙P上のカラートナー像
が定着され、記録紙Pが排紙ローラ18により送られ
て、装置上部のトレイへ排出される。
間で形成されるニップ部Nで記録紙Pが挟持され、熱と
圧力とを加えることにより記録紙P上のカラートナー像
が定着され、記録紙Pが排紙ローラ18により送られ
て、装置上部のトレイへ排出される。
【0034】転写後の感光体ドラム10の周面上に残っ
たトナーは、像形成体クリーニング手段としてのクリー
ニング装置19に設けられたクリーニングブレード19
aによりクリーニングされる。残留トナーを除去された
感光体ドラム10はスコロトロン帯電器11によって一
様帯電を受け、次の画像形成サイクルに入る。
たトナーは、像形成体クリーニング手段としてのクリー
ニング装置19に設けられたクリーニングブレード19
aによりクリーニングされる。残留トナーを除去された
感光体ドラム10はスコロトロン帯電器11によって一
様帯電を受け、次の画像形成サイクルに入る。
【0035】次に本発明の定着装置17についての詳細
を図2(a),(b)の概略図、図3(a),(b),
(c)の断熱カバー及び開閉蓋を付けた状態の概略図、
図4(a),(b),(c)の開閉蓋の開閉機構の一例
及びその作動を示す概略図、図5(a),(b),
(c)の開閉蓋の開閉機構の他の一例及びその作動を示
す概略図及び図6の補助加熱ローラの軸方向断面図を用
いて説明する。
を図2(a),(b)の概略図、図3(a),(b),
(c)の断熱カバー及び開閉蓋を付けた状態の概略図、
図4(a),(b),(c)の開閉蓋の開閉機構の一例
及びその作動を示す概略図、図5(a),(b),
(c)の開閉蓋の開閉機構の他の一例及びその作動を示
す概略図及び図6の補助加熱ローラの軸方向断面図を用
いて説明する。
【0036】図2(a)は定着ローラ17aと加圧ロー
ラ47aとを有する定着装置17の定着ローラ17aに
補助加熱ローラ51aが接触及びその解除ができるよう
に、支軸62で回動するレバー61に取り付けられ、該
レバー61に設けたばね掛けピン63と所定の固定位置
に設けたばね掛けピン65との間に掛けたばね64によ
り前記両ローラが接触するように付勢されている。また
補助加熱を中止するときはレバー61に設けたピン66
がカム67の作動で両ローラの接触が解除されるように
してある。
ラ47aとを有する定着装置17の定着ローラ17aに
補助加熱ローラ51aが接触及びその解除ができるよう
に、支軸62で回動するレバー61に取り付けられ、該
レバー61に設けたばね掛けピン63と所定の固定位置
に設けたばね掛けピン65との間に掛けたばね64によ
り前記両ローラが接触するように付勢されている。また
補助加熱を中止するときはレバー61に設けたピン66
がカム67の作動で両ローラの接触が解除されるように
してある。
【0037】図2(b)は加圧ローラ47aで直接加圧
を行わず、無端の張架ベルトを介して加圧を行うもので
あり、その他の点は図2(a)と全く同じである。転写
に際しニップ量が十分に採れるので記録紙(転写紙)P
のスリップがより起こりにくい構造といえる。
を行わず、無端の張架ベルトを介して加圧を行うもので
あり、その他の点は図2(a)と全く同じである。転写
に際しニップ量が十分に採れるので記録紙(転写紙)P
のスリップがより起こりにくい構造といえる。
【0038】これだけでは熱エネルギの損失も大きいの
で補助加熱ローラ51aに断熱カバーやその一部開閉を
行う開閉蓋を設け、該補助加熱ローラ51aの定着ロー
ラ17aの圧着時に邪魔になる部分を開放して障害を避
けるための手段が必要になる。その断熱カバーは多角形
状の物でも良いが、以下の実施の形態では図3に示すよ
うに、補助加熱ローラ51aに円筒状の断熱カバー81
及び開閉蓋82を付け、図2で示した機構により例えば
両ローラが接触を離れ加熱を中止するときは開閉蓋82
を閉じて保温を保ち省エネルギになるようにし、両ロー
ラが接触して加熱を行うときは開閉蓋82を開くように
してある。(a)は定着ローラ17aからの離脱状態を
示し、(b)は定着ローラ17aへの接触状態を示し、
(c)は開閉蓋82の斜視図を示す。
で補助加熱ローラ51aに断熱カバーやその一部開閉を
行う開閉蓋を設け、該補助加熱ローラ51aの定着ロー
ラ17aの圧着時に邪魔になる部分を開放して障害を避
けるための手段が必要になる。その断熱カバーは多角形
状の物でも良いが、以下の実施の形態では図3に示すよ
うに、補助加熱ローラ51aに円筒状の断熱カバー81
及び開閉蓋82を付け、図2で示した機構により例えば
両ローラが接触を離れ加熱を中止するときは開閉蓋82
を閉じて保温を保ち省エネルギになるようにし、両ロー
ラが接触して加熱を行うときは開閉蓋82を開くように
してある。(a)は定着ローラ17aからの離脱状態を
示し、(b)は定着ローラ17aへの接触状態を示し、
(c)は開閉蓋82の斜視図を示す。
【0039】尚、図6に断熱カバー81とその開閉蓋8
2を装着した補助加熱ローラ51aの軸方向断面図を示
す。断熱カバー81はステンレスの円筒体81aにガラ
スウール81bを貼り付けたものであり、アルミニウム
の円筒体511aとその中心部のヒータ511gで形成
される補助加熱ローラ51aを軸受けごと包み込んだ効
率の良い断熱状態が達成されている。そして開閉蓋82
は断熱カバー81上の円筒面を回動してスライドし開閉
可能にしてある。
2を装着した補助加熱ローラ51aの軸方向断面図を示
す。断熱カバー81はステンレスの円筒体81aにガラ
スウール81bを貼り付けたものであり、アルミニウム
の円筒体511aとその中心部のヒータ511gで形成
される補助加熱ローラ51aを軸受けごと包み込んだ効
率の良い断熱状態が達成されている。そして開閉蓋82
は断熱カバー81上の円筒面を回動してスライドし開閉
可能にしてある。
【0040】図4は補助加熱ローラ51aに断熱カバー
81及び開閉蓋82を付けた状態の本発明の定着装置1
7の開閉蓋82の開閉手段の一例を示す概略図であり、
(a)は定着ローラ17aからの離脱と開閉蓋82の閉
じた状態を示し、(b)は定着ローラ17aへの接触と
開閉蓋82を開いた状態を示し、(c)は開閉蓋82の
斜視図を示す。
81及び開閉蓋82を付けた状態の本発明の定着装置1
7の開閉蓋82の開閉手段の一例を示す概略図であり、
(a)は定着ローラ17aからの離脱と開閉蓋82の閉
じた状態を示し、(b)は定着ローラ17aへの接触と
開閉蓋82を開いた状態を示し、(c)は開閉蓋82の
斜視図を示す。
【0041】即ち、図4(c)に示すように開閉蓋82
の両側板82aの少なくとも一方にピン85が植えられ
ている。そのピン85は定着装置17に固定されている
固定ガイド86の溝86aに嵌められていて、図4
(b)に示すようにばね64に付勢され、且つ、カム6
7がピン66から離れた状態で補助加熱ローラ51aが
定着ローラ17aに接触して開閉蓋82を開いている状
態になっている。このとき、閉信号を受けて図4(a)
に示すようにカム67が回動してピン66を押し上げて
レバー61が回動して補助加熱ローラ51aが接触を解
除される状態に移行すると、前記開閉蓋82の側板82
aに植えられたピン85が固定ガイド86の溝86aを
スライドし、且つ、断熱カバー81に同心に回動して開
閉蓋82は断熱カバー81の窓81wを塞ぐように閉じ
る。
の両側板82aの少なくとも一方にピン85が植えられ
ている。そのピン85は定着装置17に固定されている
固定ガイド86の溝86aに嵌められていて、図4
(b)に示すようにばね64に付勢され、且つ、カム6
7がピン66から離れた状態で補助加熱ローラ51aが
定着ローラ17aに接触して開閉蓋82を開いている状
態になっている。このとき、閉信号を受けて図4(a)
に示すようにカム67が回動してピン66を押し上げて
レバー61が回動して補助加熱ローラ51aが接触を解
除される状態に移行すると、前記開閉蓋82の側板82
aに植えられたピン85が固定ガイド86の溝86aを
スライドし、且つ、断熱カバー81に同心に回動して開
閉蓋82は断熱カバー81の窓81wを塞ぐように閉じ
る。
【0042】図5は補助加熱ローラ51aに断熱カバー
81及び開閉蓋82を付けた状態の本発明の定着装置1
7の開閉蓋82の開閉手段の他の一例を示す概略図であ
り、(a)は定着ローラ17aからの離脱と開閉蓋82
の閉じた状態を示し、(b)は定着ローラ17aへの接
触と開閉蓋82を開いた状態を示し、(c)は開閉蓋8
2の斜視図を示す。
81及び開閉蓋82を付けた状態の本発明の定着装置1
7の開閉蓋82の開閉手段の他の一例を示す概略図であ
り、(a)は定着ローラ17aからの離脱と開閉蓋82
の閉じた状態を示し、(b)は定着ローラ17aへの接
触と開閉蓋82を開いた状態を示し、(c)は開閉蓋8
2の斜視図を示す。
【0043】即ち、図5(c)に示すように開閉蓋82
の両側板82aの一方の回動軸に同心にピニオン83が
固定して取り付けられている。そのピニオン83は定着
装置17に固定されている固定歯車88の歯88aに咬
み合っていて、図5(b)に示すように補助加熱ローラ
51aが定着ローラ17aに接触して開閉蓋82を開い
ている状態になっている。このとき、閉信号を受けて図
5(a)に示すようにカム67が回動してピン66を押
し上げることにより、レバー61が回動して補助加熱ロ
ーラ51aが接触を解除される状態に移行すると、前記
開閉蓋82の側板82aに固定されているピニオン83
が固定歯車88の歯88aで回動されて開閉蓋82は断
熱カバー81の窓81wを塞ぐように閉じる。
の両側板82aの一方の回動軸に同心にピニオン83が
固定して取り付けられている。そのピニオン83は定着
装置17に固定されている固定歯車88の歯88aに咬
み合っていて、図5(b)に示すように補助加熱ローラ
51aが定着ローラ17aに接触して開閉蓋82を開い
ている状態になっている。このとき、閉信号を受けて図
5(a)に示すようにカム67が回動してピン66を押
し上げることにより、レバー61が回動して補助加熱ロ
ーラ51aが接触を解除される状態に移行すると、前記
開閉蓋82の側板82aに固定されているピニオン83
が固定歯車88の歯88aで回動されて開閉蓋82は断
熱カバー81の窓81wを塞ぐように閉じる。
【0044】前記レバー61が支軸62の周りに回動す
るのでなく平行移動するような構造の場合には前記固定
歯車88をラック歯車にすることができる。
るのでなく平行移動するような構造の場合には前記固定
歯車88をラック歯車にすることができる。
【0045】尚、補助加熱ローラ51aの定着ローラ1
7aへの接触はスタンバイ中の適当な時期や連続高速定
着中に行い、両ローラの接触解除は長時間停止時等に行
うように制御される。
7aへの接触はスタンバイ中の適当な時期や連続高速定
着中に行い、両ローラの接触解除は長時間停止時等に行
うように制御される。
【0046】
【発明の効果】本発明により電子写真画像の高速定着
が、熱エネルギの消費を増量することなく、それを効率
よく貯留分配することによって安定して遂行可能になっ
た。更に装置を大型にしたり、複雑化したりすることな
く操作性の良い取り扱い易い定着装置を提供することが
できた。
が、熱エネルギの消費を増量することなく、それを効率
よく貯留分配することによって安定して遂行可能になっ
た。更に装置を大型にしたり、複雑化したりすることな
く操作性の良い取り扱い易い定着装置を提供することが
できた。
【図1】本発明にかかわる定着装置を用いる画像形成装
置の実施の形態の一例を示すカラー画像形成装置の断面
構成図である。
置の実施の形態の一例を示すカラー画像形成装置の断面
構成図である。
【図2】補助加熱ローラを用いた本発明の定着装置の一
例を示す概略図であり、(a)は加圧ローラを用いたも
のであり、(b)は張架ベルトを介して加圧を行うもの
である。
例を示す概略図であり、(a)は加圧ローラを用いたも
のであり、(b)は張架ベルトを介して加圧を行うもの
である。
【図3】補助加熱ローラに断熱カバー及び開閉蓋を付け
た状態の本発明の定着装置の一例を示す概略図であり、
(a)は定着ローラからの離脱状態を示し、(b)は定
着ローラへの接触状態を示し、(c)は開閉蓋の斜視図
を示す。
た状態の本発明の定着装置の一例を示す概略図であり、
(a)は定着ローラからの離脱状態を示し、(b)は定
着ローラへの接触状態を示し、(c)は開閉蓋の斜視図
を示す。
【図4】補助加熱ローラに断熱カバー及び開閉蓋を付け
た状態の本発明の定着装置の開閉蓋の開閉手段の一例を
示す概略図であり、(a)は定着ローラからの離脱と開
閉蓋の閉じた状態を示し、(b)は定着ローラへの接触
と開閉蓋を開いた状態を示し、(c)は開閉蓋の斜視図
を示す。
た状態の本発明の定着装置の開閉蓋の開閉手段の一例を
示す概略図であり、(a)は定着ローラからの離脱と開
閉蓋の閉じた状態を示し、(b)は定着ローラへの接触
と開閉蓋を開いた状態を示し、(c)は開閉蓋の斜視図
を示す。
【図5】補助加熱ローラに断熱カバー及び開閉蓋を付け
た状態の本発明の定着装置の開閉蓋の開閉手段の他の一
例を示す概略図であり、(a)は定着ローラからの離脱
と開閉蓋の閉じた状態を示し、(b)は定着ローラへの
接触と開閉蓋を開いた状態を示し、(c)は開閉蓋の斜
視図を示す。
た状態の本発明の定着装置の開閉蓋の開閉手段の他の一
例を示す概略図であり、(a)は定着ローラからの離脱
と開閉蓋の閉じた状態を示し、(b)は定着ローラへの
接触と開閉蓋を開いた状態を示し、(c)は開閉蓋の斜
視図を示す。
【図6】補助加熱ローラの軸方向断面図である。
10 感光体ドラム 11 スコロトロン帯電器 12 露光光学系 13 現像器 17 定着装置 17a 定着ローラ 47a 加圧ローラ 51a 補助加熱ローラ 61 レバー 62 支軸 64 ばね 63,65 ばね掛けピン 66 ピン 67 カム 81 断熱カバー 81a 円筒体 81w 窓 82 開閉蓋 82a 側板 83 ピニオン 85 ピン 86 固定ガイド 86a ガイド溝 88 固定歯車 171a 芯金 171d 合成ゴム層(弾性層) 171g,511g ヒータ P 記録紙(転写紙)
Claims (6)
- 【請求項1】 内部に加熱手段を設けた定着ローラとそ
れに対向する加圧ローラとを有する定着装置において、
加熱手段を有する補助加熱ローラを前記定着ローラに圧
着及びその解除が可能に設けたことを特徴とする定着装
置。 - 【請求項2】 内部に加熱手段を設けた定着ローラとそ
れに対向する加圧ローラとを有する定着装置において、
加熱手段を有する補助加熱ローラを前記定着ローラに圧
着及びその解除が可能に設け、前記補助加熱ローラは開
閉可能な開閉蓋を有する断熱カバーで囲まれ、前記補助
加熱ローラの前記定着ローラへの圧着時には前記開閉蓋
を開き、圧着解除時には前記開閉蓋を閉じるようにした
ことを特徴とする定着装置。 - 【請求項3】 前記補助加熱ローラ及び該補助加熱ロー
ラの軸受けを支持する支持部材を前記断熱カバーの内側
に設けることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。 - 【請求項4】 内部に加熱手段を設けた定着ローラとそ
れに対向する加圧ローラとを有する定着装置において、
加熱手段を有する補助加熱ローラを前記定着ローラに圧
着及びその解除が可能に設け、前記補助加熱ローラはそ
れと同心の円筒面を有する断熱カバーで囲まれ、該断熱
カバーはその一部に窓があけられ該窓を同心に開閉可能
にした同心の回転中心を設けた開閉蓋を有し、前記補助
加熱ローラの前記定着ローラへの圧着時には前記開閉蓋
を同心に開き、圧着解除時には前記開閉蓋を同心に閉じ
ることを特徴とする定着装置。 - 【請求項5】 内部に加熱手段を設けた定着ローラとそ
れに対向する加圧ローラとを有する定着装置において、
加熱手段を有する補助加熱ローラを前記定着ローラに圧
着及びその解除が可能に設け、前記補助加熱ローラはそ
れと同心の円筒面を有する断熱カバーで囲まれ、該断熱
カバーはその一部に窓があけられ該窓を同心に開閉可能
にした同心の回転中心を設けた開閉蓋を有し、前記補助
加熱ローラの前記定着ローラへの圧着動作時には、前記
開閉蓋に植えたピンを固定部材の溝に嵌合させたまま移
動させることによって前記開閉蓋を同心に開き、前記補
助加熱ローラの前記定着ローラへの圧着解除動作時に
は、前記開閉蓋に植えたピンを固定部材の溝に嵌合させ
たまま逆方向に移動させることによって前記開閉蓋を同
心に閉じることを特徴とする定着装置。 - 【請求項6】 内部に加熱手段を設けた定着ローラとそ
れに対向する加圧ローラとを有する定着装置において、
加熱手段を有する補助加熱ローラを前記定着ローラに圧
着及びその解除が可能に設け、前記補助加熱ローラはそ
れと同心の円筒面を有する断熱カバーで囲まれ、該断熱
カバーはその一部に窓があけられ該窓を同心に開閉可能
にした同心の回転中心を設けた開閉蓋を有し、前記開閉
蓋の両側面の前記回転中心と同心に固定して設けたピニ
オン歯車が、前記補助加熱ローラの前記定着ローラへの
圧着動作時及び圧着解除動作時には、別に設けられてい
る固定の歯車又はラックと噛み合うことによって前記開
閉蓋の開閉動作がなされることを特徴とする定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001144587A JP2002341683A (ja) | 2001-05-15 | 2001-05-15 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001144587A JP2002341683A (ja) | 2001-05-15 | 2001-05-15 | 定着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002341683A true JP2002341683A (ja) | 2002-11-29 |
Family
ID=18990509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001144587A Pending JP2002341683A (ja) | 2001-05-15 | 2001-05-15 | 定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002341683A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007248664A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Kyocera Mita Corp | ベルト定着器 |
JP2011133502A (ja) * | 2009-12-22 | 2011-07-07 | Canon Inc | 定着装置および画像形成装置 |
US10386764B2 (en) | 2017-03-15 | 2019-08-20 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Fixing device having a multi-postion cam assembly |
-
2001
- 2001-05-15 JP JP2001144587A patent/JP2002341683A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007248664A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Kyocera Mita Corp | ベルト定着器 |
JP2011133502A (ja) * | 2009-12-22 | 2011-07-07 | Canon Inc | 定着装置および画像形成装置 |
US10386764B2 (en) | 2017-03-15 | 2019-08-20 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Fixing device having a multi-postion cam assembly |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2001215829A (ja) | 定着装置 | |
US5065187A (en) | Image forming system | |
JP3491218B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2002341683A (ja) | 定着装置 | |
JPH09222804A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2002296867A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP2000081805A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH1020716A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH09311572A (ja) | 画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法 | |
JPH10312096A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JPH09258518A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP2002040720A (ja) | 両面画像形成装置 | |
JP2001166617A (ja) | 定着装置 | |
JPH09258492A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2699288B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3293021B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH1090957A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH1078718A (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP2003015501A (ja) | 画像形成装置及びフライホイールの取り外し方法 | |
JPH096085A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JPH1091016A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH09311602A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH10268664A (ja) | 画像形成装置 | |
JPS60178470A (ja) | 電子写真複写装置 | |
JPH10104907A (ja) | 背面露光記録画像形成装置 |