JP2002227726A - 内燃機関の燃料供給装置 - Google Patents
内燃機関の燃料供給装置Info
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Abstract
つ噴射燃料による奪熱で生じるアイシングを防止するこ
とである。 【解決手段】 シリンダヘッド6に形成された取り付け
穴61にインジェクタ11を保持せしめて、インジェク
タ11の先端面に開口する噴孔201から燃料を噴射供
給する燃料供給装置において、噴孔201からの燃料を
案内する燃料案内流路401を設けるとともに燃料案内
流路401を包囲してシリンダヘッド6と当接する熱伝
導性部材4を配置することで、燃料案内流路401の出
口4011の近傍が燃料により冷却され過ぎないように
し、インジェクタ11を断熱性の保持部材3を介して取
り付け穴61に保持せしめることでシリンダヘッド6か
らの熱を受けてインジェクタ11内の燃料がベーパ化し
ないようにする。
Description
装置に関する。
状態の液化燃料ガスを用いるものがある。かかる内燃機
関の燃料供給装置は、液化燃料ガスを一定の低温下で加
圧状態にして液化し、これを燃料タンク内に貯蔵してイ
ンジェクタに液相で供給する。
等の内側を吸気が流通する隔壁に取り付け穴を形成して
取り付けられ、インジェクタ先端面に開口する隔壁の内
側に燃料が噴射供給される。燃料は噴射時に気化して多
量の気化潜熱を奪うから、その結果、インジェクタの噴
孔の近傍において吸気中の水分が氷結して(アイシン
グ)噴孔の周囲に付着し、噴孔を塞ぐ氷塊に成長するこ
とがある。これにより噴孔の実質的な開口面積が小さく
なってしまい、燃料流量が変化する。ひいては、氷塊に
成長した後、氷塊が急に脱離し、これを繰り返すこと
で、燃料の噴射量が増減して空燃比が変動するという問
題が生じる。
シングを防止すべく、燃料タンクからインジェクタに燃
料を供給する供給配管と、インジェクタの余剰燃料を燃
料タンクに回収するリターン配管とで形成される燃料の
循環路の途中にヒータや内燃機関の冷却水の熱を使った
加熱部を設けて燃料を加熱し、アイシングの発生を防止
するようにしたものがある(第1従来例)。
には、インジェクタの噴孔部の前方で吸気マニホールド
のインジェクタ取り付け口に、すり鉢状に立ち上がる氷
結防止部材を設けたものがある。この技術では、外気が
氷点下の時のエンジン停止後にインジェクタの噴孔部が
結露してアイシングが発生するのを回避すべく、低温の
吸気が噴孔部に達する前に氷結防止部材のすり鉢状の表
面において結露させている(第2従来例)。
来例では、液化燃料ガスを用いる内燃機関に適用する
と、燃料を加熱すると燃料がベーパー化しやすくなり、
噴射量の調量精度が低下するという問題がある。
を十分に結露させる必要から、氷結防止部材がすり鉢状
に開いて伝熱面積がなるべく広くとられており、液化燃
料ガスを用いる内燃機関に適用した場合に、噴孔を囲む
ように配置された氷結防止部材から噴射燃料への伝熱で
噴孔の周りの熱がどんどん奪われていく。このため、か
えってアイシングが生じやすくなる。
ベーパ化を伴わずにアイシングを防止することのできる
内燃機関の燃料供給システムを提供することを目的とす
る。
は、吸気が内側を流れる隔壁にインジェクタの取り付け
穴を形成して該取り付け穴にインジェクタを保持せし
め、インジェクタの先端面に開口する噴孔から隔壁の内
側に前記吸気と混合気を形成する燃料を供給する内燃機
関の燃料供給装置において、インジェクタを断熱性材料
で構成された保持部材を介して前記取り付け穴に保持せ
しめ、インジェクタの噴孔から噴射された燃料を前記隔
壁の内側へ案内する燃料案内流路を設け、該燃料流路形
成位置に前記隔壁の内側に達する貫通孔が形成されて前
記燃料案内流路を包囲する隔壁の一部若しくは隔壁と当
接する熱伝導性部材を配置し、かつ、燃料案内流路の壁
面の面積を、前記隔壁の一部若しくは前記熱伝導性部材
から燃料案内流路壁面への伝熱を規定する部位の伝熱面
積よりも小さく設定する。
は、氷結防止部材が吸気通路側に向かって開いた形状を
している前記第2従来例と異なり、燃料案内流路では受
熱する面積が燃料案内流路の流路壁の面積に制限されて
いるから、気化が抑制されて気液混合状態で燃料案内流
路を流通する。そして、燃料案内流路の出口に達すると
受熱面積が増大するので、急激に気化する。燃料案内流
路は、隔壁の一部若しくは隔壁と当接する熱伝導性部材
により包囲されており、これらを介して隔壁の一部若し
くは熱伝導性部材よりも外周の隔壁から伝熱する。ここ
で、燃料案内流路壁面において燃料に奪熱される面積
が、隔壁の一部若しくは熱伝導性部材から燃料案内流路
壁面への伝熱を規定する部位の伝熱面積よりも小さく制
限されているから、燃料案内流路の近傍では燃料による
奪熱よりも隔壁からの熱の供給の方が多くなる傾向を示
し、燃料案内流路の出口近傍では隔壁から熱が供給され
て温度の低下を抑制することができ、アイシングを防止
することができる。
れた保持部材を介して前記取り付け穴に保持されている
ので隔壁からの伝熱を抑制することができ、インジェク
タ内の燃料のベーパ化を防止することができる。
の構成において、前記燃料案内流路の外周に、該燃料案
内流路に近接して低熱伝導性の部位を設ける。
を設けることで、伝熱抑制により、流通燃料による奪熱
が抑制され、さらにアイシングを防止することができ
る。また、この奪熱の抑制により、隔壁から燃料案内流
路の近傍への過度な熱供給が不要となり、インジェクタ
内の燃料のベーパ化をさらに抑制することができる。
の構成において、前記隔壁の一部若しくは前記熱伝導性
部材に貫通孔を形成し、該貫通孔に、前記燃料案内流路
の流路壁の最内周部を構成する筒状の部材を挿入して前
記低熱伝導性の部位とする。
内周部では、伝熱抑制により、流通燃料による奪熱が抑
制される。
の構成において、前記燃料案内流路の流路壁の最内周部
の外周に環状間隙を形成して前記低熱伝導性の部位とす
る。
による奪熱部位が、燃料に最も近い燃料案内流路の流路
壁の最内周部に実質的に制限され、流通燃料による奪熱
部位の熱容量は比較的小さなものとなる。これにより流
通燃料による奪熱が抑制される。
2の発明の構成において、前記噴孔が開口するインジェ
クタの先端面と、前記貫通穴が開口する前記取り付け穴
の底面または前記熱伝導性部材の後端面の間にOリング
を設けて前記噴孔から燃料案内流路へと流れる燃料がO
リングの外周に流出しないようにする。
ないので、噴孔から燃料案内流路へと流れる燃料の受熱
面積が少なくなって燃料による奪熱が抑制されるので、
さらに良好にアイシングを防止することができる。
の構成において、前記隔壁を前記取り付け穴が貫通する
構造とし、前記インジェクタの先端側で前記取り付け穴
を前記熱伝導性部材により塞ぎ、インジェクタ先端部と
一体的に結合されるとともに、噴孔との対向位置に内部
を前記燃料案内流路とした筒状部が突出してなる流路部
材を設け、前記熱伝導性部材と流路部材との間に間隙部
を形成する。
ので、インジェクタの隔壁への取り付け状態によらず、
噴孔と燃料案内流路の相対位置が変化しない。これによ
り、噴射特性の経時変化や装置間ばらつきを防止するこ
とができる。
6の発明の構成において、前記燃料案内流路の出口が開
口する前記隔壁の一部若しくは前記熱伝導性部材の面
に、溝状の凹部を形成する。
燃料案内流路の出口から中に侵入するのが回避され、低
温時に燃料案内流路が氷により閉塞して始動性が悪化す
るのを防止することができる。
7の発明の構成において、前記隔壁の一部または前記熱
伝導性部材を前記隔壁の内側に突出せしめる。
なるから、燃料案内流路の出口から噴射された燃料が吸
気の下流に速やかに流れる。これにより燃料が燃料案内
流路の出口近傍に滞留することが回避され、燃料案内流
路の出口から噴射された燃料により前記出口近傍が奪熱
されるのをさらに抑制することができる。
内燃機関の燃料供給装置の全体構成を示す。燃料供給装
置は、4気筒内燃機関のもので、LPGタンク12内に
貯留した液相の液化燃料ガスであるLPGを燃料として
各気筒に1対1に対応して設けられた燃料噴射用のイン
ジェクタ11に送出する送出管路13を有し、各インジ
ェクタ11には送出管路13の下流端に位置するデリバ
リパイプ131からLPGが分配供給される。デリバリ
パイプ131には、余剰LPGをLPGタンク12に回
収する回収管路14が接続されている。
れて、LPGが上記デリバリパイプ131に送出され
る。また、回収管路14には、リリーフ弁16が設けら
れて、そのリリーフ圧によりデリバリパイプ131内の
燃料圧力が規定される。
示すもので、インジェクタ11は、後述する燃料ガイド
4とともに各気筒の隔壁であるシリンダヘッド6に取り
付けられ、シリンダヘッド6を隔壁として形成される吸
気通路内に燃料を噴射する。各気筒とも図例の共通の構
成を有し、また、共通の前記デリバリパイプ131から
燃料が供給される。
1の下端に先端部であるバルブボディ22が結合し、イ
ンジェクタ先端面であるバルブボディ22の下端面22
1には、下端壁220を貫通する噴孔201が開口して
おり、噴孔201からはバルブボディ22内に配設され
た図示しないバルブの作動により燃料が噴出する。ハウ
ジング21内にはデリバリパイプ131からの燃料をバ
ルブボディ22内に供給する図示しない供給路が形成さ
れており、ハウジング21の上端部は燃料の入り口部2
11となっている。燃料入り口部211はデリバリパイ
プ131の接続穴1311に嵌入され、燃料入り口部2
11の側面と接続穴1311の内壁面との間がOリング
24により液密が保持されている。ハウジング21内に
はまた、バルブ駆動用のソレノイド等が配設されてお
り、ハウジング21の側面から外方へ突出するコネクタ
部212から入力する通電制御信号によりソレノイドを
作動せしめて燃料の噴射と停止とを切り換える。
リンダヘッド6に取り付けるための取り付け穴61はシ
リンダヘッド6を貫通する段付きのもので、吸気通路側
が小径となっている。
外周に環状でゴム製の断熱性保持部材であるインシュレ
ータ3が取り付けられ、インシュレータ3を介して取り
付け穴61の大径部に保持されている。インシュレータ
3はインジェクタ11のバルブボディ22の側面から突
出する環状の段部213にて位置決めされている。
略断面ハット状の肉厚円形に成形したもので、取り付け
穴61をバルブボディ22の先端側で塞いでいる。そし
て、上端のフランジ部41が、取り付け穴61の段面と
前記インシュレータ3の下端面の間に挟持されている。
燃料ポンプ15の作動によりデリバリパイプ131内の
燃料圧力が上昇すると、その燃料圧力によりインジェク
タ11が下方に押圧され、燃料ガイド4がインジェクタ
11とともにシリンダヘッド6に対して強く固定される
ことになる。なお、燃料ガイド4の側面には環状溝が形
成されてこれにOリング5が嵌め込まれており、燃料ガ
イド4とシリンダヘッド6の間をシールし、気密を保持
する。
201位置に貫通孔が形成されて、噴孔201から燃焼
室へと燃料を案内する燃料案内流路401としてある。
燃料は燃料ガイド4の下端面42に開口する燃料案内流
路401の出口4011から噴射される。
クタバルブボディ22の下端面221よりもやや大径の
浅い凹部が形成してあり、その段差は、前記のごとくイ
ンジェクタ11がシリンダヘッド6に強く固定された場
合にも、凹部の段底面43とインジェクタバルブボディ
下端面221の間に間隙が確保される高さに設定され
る。
ンプ15の作動で、燃料がインジェクタ11にリリーフ
弁16で規定される所定の燃料圧力で供給される。そし
てインジェクタ11を開弁すると、燃料が噴孔201か
ら燃料案内流路401を通って吸気通路内に噴射され
る。
吸気通路の空気に晒される燃料ガイド4の下端面42に
開口する燃料案内流路出口4011の近傍である。
料案内流路401を流通する−10°Cから−40°C
の燃料により奪熱されるが、燃料ガイド4は、熱伝導の
よいアルミニウム材からなり、そのフランジ部41の下
端面411が前記のごとく取り付け穴段面611に密着
して、燃料ガイド4とシリンダヘッド6とが一体化して
いることで、互いに密着する両面411,611におい
て良好に熱が受け渡され、燃料案内流路出口4011と
燃料ガイドフランジ部41とが対極に位置していても燃
料ガイド4内部で温度勾配が生じにくく、比較的高温の
シリンダヘッド6から燃料案内流路出口4011の近傍
へ良好に伝熱する。なお、密着する両面411,611
は、燃料案内流路出口4011の近傍を含む燃料案内流
路401の壁面への熱伝達を規定し、密着する両面41
1,611の面積の大きさに応じた熱を供給することが
できることになる。
る燃料ガイドフランジ部下端面411が取り付け穴段面
611と接触する面積を、燃料が燃料ガイド4から奪熱
する面積である、燃料ガイド4の凹部段底面43を含む
燃料案内流路401の流路内壁面の面積よりも十分に大
きく設定しておくことで、上記両面411,611で受
け渡されて燃料案内流路401の流路内壁面に供給され
る熱の方が燃料案内流路401の流路内壁面で燃料に奪
熱される熱よりも多くなる傾向を示し、燃料案内流路出
口4011の近傍が冷却されすぎず、アイシングを防止
することができる。また、前記燃料案内流路401の流
路内壁の面積を規定する燃料案内流路401の径は小さ
い方が燃料による奪熱面積が小さくなって望ましいが、
燃料の流通を考慮して設定する必要がある。すなわち、
燃料は一部が気化して燃料案内流路401において気液
混合状態となっているので、体積が膨張している。した
がって、この体積膨張に起因して燃料の流通抵抗が大き
くならないように、燃料案内流路401の径を確保する
のがよい。インジェクタ11の開弁時間で規定される燃
料の噴射量等に影響するおそれがあるからである。発明
者らの調査によればφ1〜φ3程度が望ましい。
6から燃料案内流路出口4011の近傍が冷却され過ぎ
ないようにする熱輸送がなされるが、インジェクタ11
はインシュレータ3を介してシリンダヘッド6に固定さ
れ、インシュレータ3は熱伝導率の低いゴム製であるか
ら、インジェクタ11自体はシリンダヘッド6からの伝
熱は僅かに抑えられる。これにより、インジェクタ11
自体にシリンダヘッド6の有する熱が多量に伝達せず、
インジェクタ11内、特にバルブボディ22内の燃料が
ベーパ化するのを防止することができる。
イシングの防止と燃料のベーパ化の防止とを両立するこ
とができ、燃料の調量精度の向上を図ることができる。
装置を示す。第1実施形態において、燃料ガイドの構造
を変えたもので、第1実施形態と実質的に同じ作動をす
る部分には同じ番号を付し、第1実施形態との相違点を
中心に説明する。
ダヘッド6の取り付け穴61の小径部の径よりもやや小
さくしているが、燃料ガイド4Aは、取り付け穴61の
小径部の径と略同径であり、組付け時には、取り付け穴
61の大径部側から小径部に打ち込むことで、シリンダ
ヘッド6に取り付けられる。
4と取り付け穴61の側面612とが密着するので、シ
リンダヘッド6と燃料ガイド4Aの間の伝熱面積が増大
するとともに、気密保持用のOリング(図1参照)を不
要とすることができる。
装置を示す。第2実施形態において、燃料案内流路が形
成される部分の構造を変えたもので、第2実施形態と実
質的に同じ作動をする部分には同じ番号を付し、第2実
施形態との相違点を中心に説明する。
の燃料ガイドと同じ構造のもので、インジェクタ11の
噴孔201位置に形成される貫通孔402が孔径を前記
各実施形態よりもやや大きくとってあり、ここに流路部
材であるインナーパイプ71が挿入してある。インナー
パイプ71は内径がφ1程度で外径が貫通孔402より
もやや小径の筒状部材で、アウターパイプ42よりも低
熱伝導材料が望ましい。インナーパイプ71の中は燃料
案内流路401としてあり、インナーパイプ71が燃料
案内流路401の流路壁の最内周部分となっている。イ
ンナーパイプ71の上端部にはフランジ部711が設け
てあり、該フランジ部711が燃料ガイド4Bの凹部底
面43に形成された凹部431に嵌着されて、インナー
パイプ71が燃料ガイド4Bと一体化している。このと
き、インナーパイプ71の外周面と燃料ガイド4Bの貫
通孔402の側面との間に環状の間隙部403が形成さ
れる。
1の近傍である燃料ガイド4Bの貫通孔402の下端開
口部近傍にシリンダヘッド6からの熱が供給されてアイ
シングを防止するのに加えてつぎの効果を奏する。すな
わち、燃料案内流路401がインナーパイプ71内に形
成されているので、燃料案内流路401を流通する燃料
はインナーパイプ71と接触する。ここで、インナーパ
イプ71の熱伝導率を低くしているので、燃料案内流路
401を流通する燃料による奪熱がさらに抑制され、ア
イシングをさらに良好に防止することができる。また、
燃料による奪熱を抑制することで、シリンダヘッド6か
ら燃料ガイド4Bへ過度に熱を供給する必要がなくな
り、燃料のベーパ化をさらに好適に抑制することができ
る。
貫通孔402の側面とインナーパイプ71の側面との間
に環状間隙部403を有している。環状間隙部403は
空気の層であり、燃料ガイド4Bの他の部位よりも低熱
伝導性の部位となっている。すなわち、その内周側と外
周側との間で伝熱を抑制する伝熱障壁となる。これによ
り、燃料案内流路401の流通燃料により奪熱される部
位が、実質的に、燃料案内流路401の流路壁の最内周
部分であるインナーパイプ71に制限され、奪熱部位の
熱容量がインナーパイプ71に制限された比較的小さな
ものになる。流通燃料による奪熱量が抑制される。これ
により、アイシングをさらに良好に防止することがで
き、燃料のベーパ化を防止することができる。
成において適用することもできる。
装置を示す。第2実施形態において、燃料ガイドの構造
を変えたもので、第2実施形態と実質的に同じ作動をす
る部分には同じ番号を付し、第2実施形態との相違点を
中心に説明する。
ドに、その下端面42側で燃料案内流路出口4011の
近傍に、これと同軸に環状の深溝を形成したもので、該
深溝により形成される環状間隙部403Aが、第3実施
形態の環状間隙部403と同様に、その内周側と外周側
との間で伝熱を抑制する伝熱障壁となる。これにより、
燃料案内流路401の流通燃料により奪熱される部位
が、実質的に、燃料案内流路401の流路壁の最内周部
分である、環状間隙部403Aよりも内周の筒状部分4
21に制限される。前記奪熱部位の熱容量が、筒状部分
421に限定された比較的小さなものとなる。これによ
り、流通燃料による奪熱量が抑制される。また、燃料ガ
イド4Cの環状間隙部403Aよりも外周部分では良好
にシリンダヘッド6からの熱が伝達するから、燃料案内
流路出口4011近傍が冷却されすぎるのが回避され
る。これにより、アイシングをさらに良好に防止するこ
とができ、燃料のベーパ化を防止することができる。
成において適用することもできる。
装置を示す。第2実施形態において、燃料ガイドの構造
を変えたもので、第2実施形態と実質的に同じ作動をす
る部分には同じ番号を付し、第2実施形態との相違点を
中心に説明する。
ドをやや長くして、下側略半部がシリンダヘッド6の内
側の面62から突出せしめてある。
るほど吸気の流速が相対的に速いから、燃料ガイド4D
を前記内側の面62から突出せしめることで、燃料案内
流路出口4011から噴射された燃料が吸気流に乗って
速やかにその下流に流れ、燃料案内流路出口4011か
ら離れる。これにより、噴射された燃料が拡散して燃料
案内流路出口4011近傍部に達し該近傍部から奪熱す
ることが抑制される。また、燃料ガイド4Dが突出部分
でシリンダ内の吸気流から良好に受熱する。これによ
り、アイシングをさらに良好に防止することができる。
実施形態の構成において適用することもできる。
装置を示す。第2実施形態において、燃料ガイドの構造
を変えるとともに新たな部材を追加したもので、第2実
施形態と実質的に同じ作動をする部分には同じ番号を付
し、第2実施形態との相違点を中心に説明する。
ドと基本的に同じ構造で、上端面に形成された凹部底面
43に、燃料案内流路401の入口4012を囲み環状
の溝45が形成され、これにOリング52が装着されて
いる。Oリング52は燃料ガイド凹部底面43およびイ
ンジェクタ下端面221の間に挟持されてこれらの面4
3,221と弾接しており、両面43,221と密着す
る環状の密着部が燃料案内流路出口4011および噴孔
201の周囲に形成される。これにより、噴孔201か
ら噴出した燃料は、Oリング52よりも外周側に流れる
ことなく燃料案内流路入口4012に流入する。したが
って、Oリング52よりも外周側で燃料ガイド4Eの凹
部底面43が燃料と接しないので、この部分で燃料ガイ
ド4Eが燃料から奪熱されることはない。したがって、
燃料ガイド4Eの温度低下が回避されて、アイシングを
さらに良好に防止することができる。
4、第5実施形態の構成において適用することもでき
る。
に本発明の燃料供給装置を示す。第2実施形態において
燃料ガイドの構造を変えたもので、第2実施形態と実質
的に同じ作動をする部分には同じ番号を付し、第2実施
形態との相違点を中心に説明する。
ドと基本的に同じ構造で、その下端面42に、燃料案内
流路出口4011を通り下端面42の周縁に達する十字
の浅い溝46を形成したもので、溝46の幅は略燃料案
内流路出口4011と同じである。
結した水を捕捉するので、燃料ガイド下端面42におけ
る水の自由な移動が規制され、燃料案内流路出口401
1から燃料案内流路401の中に水が侵入するのを抑制
することができる。これにより、燃料案内流路401に
侵入した水が内燃機関の停止中に凍結して燃料案内流路
出口4011を閉塞してしまうのが回避され、低温時に
おける始動性の悪化を防止することができる。
4、第5、第6実施形態の構成において適用することも
できる。
装置を示す。第1実施形態において燃料ガイドを用いな
いで実質的に同等の作用を得るようにしたもので、第1
実施形態と実質的に同じ作動をする部分には同じ番号を
付し、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
61Aは、前記各実施形態の取り付け穴から小径部を省
略して大径部のみとしたものと実質的に同じもので、取
り付け穴61の底面63にはインジェクタの先端面22
1よりもやや大径の凹部が形成されている。また、シリ
ンダヘッド6Aには取り付け穴61Aの下方に前記凹部
の段底面631に開口する貫通穴が形成され、燃料案内
流路401としてある。
にインシュレータ3を介して取り付け穴61Aに保持さ
れ、図示しないデリバリパイプ内の燃料圧力によりイン
ジェクタ11の環状段部213で位置決めされたインシ
ュレータ3を挟んで取り付け穴底面63の環状段上面6
32に押しつけられ、シリンダヘッド6Aに固定され
る。このときインジェクタ先端面221と取り付け穴凹
部段底面631の間にギャップが確保されるように、取
り付け穴底面63に形成する凹部の段差が設定される。
い鋳鉄等を成形したものであるから、シリンダヘッド6
Aの一部6aが燃料案内流路401を囲むことで、実質
的に第2実施形態の構成と同じ効果を得ることができ
る。燃料ガイドを必要としないので、部品数が少なくな
る。なお、燃料ガイドを用いる前記各実施形態の構成で
は燃料ガイドの材料の選択により熱伝導性を制御するこ
とができ、燃料案内流路をシリンダヘッドとは別の部品
に形成するので、製造が容易であり、適宜、要求される
仕様により、いずれの構成を採るかを決めればよい。
給装置を示す。前記各実施形態と実質的に同じ作動をす
る部分には同じ番号を付し、第1実施形態との相違点を
中心に説明する。インジェクタ11Aは、ハウジング2
1の下端にバルブ25が配設されたバルブボディ22A
が結合してなり、バルブボディ22Aの下端面には噴孔
201が貫通する噴孔板23が取り付けられている。
アダプタ72とアウターアダプタ4Gとが設けてある。
インナーアダプタ72、アウターアダプタ4Gは例えば
アルミニウム材からなる。インナーアダプタ72はイン
ジェクタ先端部であるバルブボディ22Aに嵌着されて
これを覆う蓋部721と、その下端面より突出する筒状
部722とからなる。蓋部721はバルブボディ22A
に圧入して結合し、蓋部721とバルブボディ22Aの
密着部は液密が保持されている。筒状部722は両端開
口のもので、インナーアダプタ72がバルブボディ22
Aに嵌着されたとき、インジェクタ先端面である噴孔板
23の下端面231に開口する噴孔201直下に位置
し、筒状部722内は噴孔201と連通して、噴孔20
1から噴射された燃料を吸気通路へと案内する燃料案内
流路401となる。
の燃料ガイドと同様に、取り付け穴61の下側小径半部
よりもやや小径の円形部材で、アウターアダプタ4Gの
上端面にはインナーアダプタ72よりもやや大径の穴4
7が形成されており、アウターアダプタ4Gに対しイン
ジェクタ側端部であるその上端部4aにてインナーアダ
プタ72が挿入されている。実質的にインジェクタ11
Aとは接触しない。また、アウターアダプタ4Gにはイ
ンナーアダプタ筒状部722が挿通する貫通孔402A
が形成してある。貫通孔402Aはインナーアダプタ筒
状部722よりもやや大径で、インナーアダプタ筒状部
722の側面と貫通孔402Aの壁面の間には環状の僅
かな間隙部403Bが形成されている。また、インナー
アダプタ蓋部721の下端面とアウターアダプタ4Gの
穴47の底面471の間に隙間が確保されている。
ランジ部41を有しており、フランジ部41の下側の環
状の面411は取り付け穴61の段面611と当接して
いる。インシュレータ3はインナーアダプタフランジ部
7211とアウターアダプタフランジ部41との間に挟
持されるとともに、外周面が取り付け穴61の側面と密
着している。
ンジェクタ11A内に供給される燃料の圧力により、ア
ウターアダプタフランジ部41は取り付け穴611の段
面に密着し、シリンダヘッド6からアウターアダプタ4
Gに良好に熱伝達する。
穴61の下側小径半部よりもやや小径としているので、
実質的に、シリンダヘッド6から熱を受け取るアウター
アダプタ4Gの伝熱部位がフランジ部41に制限され
る。アウターアダプタフランジ部41と取り付け穴段面
611との間の接触面積によりシリンダヘッド6からの
伝熱量を調整し、インナーアダプタ72に伝熱する量を
抑制している。
Gがインナーアダプタ72と非接触であり、またインジ
ェクタ11Aとの間には断熱性部材であるインシュレー
タ3が介設されている。したがって、シリンダヘッド6
からインナーアダプタ72への伝熱はインナーアダプタ
筒状部722の外周からのみなされることになる。
料案内流路401を囲み、シリンダヘッド6からアウタ
ーアダプタ4Gに伝達される熱により、燃料案内流路出
口4011の近傍である貫通穴402Aの周縁部が冷却
され過ぎるのを抑制することができる。また、インナー
アダプタ筒状部722とアウターアダプタ4Gとの間に
は僅かな環状間隙部が形成されて、燃料案内流路401
を流通する燃料による奪熱部位が、燃料案内流路401
の流路壁の最内周部分であるインナーアダプタ筒状部7
22に制限され、流通燃料による奪熱量が抑制される。
これにより、アイシングを良好に防止することができ、
燃料のベーパ化を防止することができる。
ダプタ4Gが一体なので、噴孔201と燃料案内流路4
01の位置関係が一定している。例えば前記第1実施形
態等の構造では、燃料案内流路401のうち、燃料ガイ
ド4とバルブボディ22の間が、第6実施形態で指摘し
たようにデッドボリュームとなっており、燃料案内流路
壁面から燃料への伝熱の増大を招く。ここで燃料ガイド
4とバルブボディ22の間を狭くすればデッドボリュー
ムを減らせるが、そうすると、インシュレータ3が経年
変化で上下方向に縮むと(へたると)バルブボディ22
が燃料ガイド4に接触して燃料ガイド4からバルブボデ
ィ22への熱伝達量が急激に増大し、バルブボディ22
内の燃料がベーパ化してしまう。このように、デッドボ
リュームの削減と、燃料ガイド4とバルブボディ4との
間の接触回避とはトレードオフの関係になっている。
成されるインナーアダプタ72がインジェクタ11Aと
一体化しているので、デッドボリュームが変化すること
はない。一方、アウターアダプタ4Gの穴47の深さは
インナーアダプタ72との接触マージンを規定するが、
デッドボリュームの大きさとは無関係なので、インシュ
レータ3のへたりを考慮して相当程度深くすることがで
きる。これにより、燃料案内流路壁面から燃料への伝熱
の抑制と、噴孔201形成面と燃料ガイド(本実施形態
ではアウターアダプタ)との間の接触の回避とを両立す
ることができる。
筒状部722の長さ等は、インナーアダプタ筒状部72
2の下端面がインシュレータ3がへたった場合でもアウ
ターアダプタ4Gの下端面から下方に突出しないように
設定され、組付け時には、インナーアダプタ筒状部72
2の下端面はアウターアダプタ4Gの下端面よりも貫通
穴402Aの奥側に後退した位置にある。インナーアダ
プタ筒状部722がアウターアダプタ4Gの下端面から
突出すると、突出部においてアイシングが生じるおそれ
があるからである。
位置関係が一定しているから、組付け時にインジェクタ
11Aとアウターアダプタ4Gとが位置ずれしていて
も、噴射特性が一定する。
余裕があるので、インシュレータ3の材料選択が増える
とともに、インシュレータ3の交換時期についても長く
とることができる。
供給装置を示す。液化燃料ガスを燃料に用いる内燃機関
では、インジェクタ内の燃料のベーパ化を防止するため
燃料の熱容量に着目し、燃料供給装置を、インジェクタ
の略全体がデリバリパイプ内に位置するサイドフィード
の構成とし、循環燃料によりインジェクタを冷却するよ
うにしたものがある。本実施形態は、本発明をかかるサ
イドフィードの燃料供給装置に適用したものである。前
記各実施形態と実質的に同じ作動をする部分には同じ番
号を付し、前記各実施形態との相違点を中心に説明す
る。
向に伸びるパイプ本体1311を横切りシリンダヘッド
6側に突出する両端開口の筒状の取り付け部1312が
各気筒に対応して1つずつ設けてあり、これにインジェ
クタ11Bが挿入してある。インジェクタ11Bは、取
り付け部1312との間をシールするOリング531,
532を介して取り付け部1312に保持され、取り付
け部1312の両端開口部を塞いでいる。インジェクタ
11B内には、パイプ本体1311内を流通する燃料が
図示しない供給口から供給されるようになっている。
クタ11Bと結合する前記取り付け部1312は実質的
にインジェクタ11Bの一部をなし、その外周に設けら
れたインシュレータ3を介してシリンダヘッド6を貫通
する取り付け穴61に保持されている。
アダプタ4Hとインナーアダプタ73とが設けてある。
アウターアダプタ4Hは例えばアルミニウム材からな
り、インナーアダプタ73はアウターアダプタ4Hより
も熱伝導率の低い合成樹脂製である。インナーアダプタ
73は下端部が細くなった段付きの棒状体で、インジェ
クタ先端部であるバルブボディ22Aの下端面に形成さ
れた凹部222に嵌入してある。インナーアダプタ73
の内部には中心を通る燃料案内流路401が形成され、
凹部222の段底面に開口する噴孔201からの燃料を
案内するようになっている。本実施形態でも燃料案内流
路401が形成されるインナーアダプタ73がインジェ
クタ11Bと一体的に設けられているので、インシュレ
ータ3のへたり等でアウターアダプタ4Hとインナーア
ダプタ73との相対位置が変化しても、燃料案内流路4
01は形状および噴孔201との相対位置が一定してい
る。
が第1実施形態の燃料ガイドと同じもので、上端のフラ
ンジ部41がインシュレータ3の下端面と取り付け穴6
1の段面611との間に挟持ざれている。インシュレー
タ3の上端面はデリバリパイプ取り付け部1312の段
面と当接しており、デリバリパイプ131Aによる押し
付け荷重により、インシュレータ3を介してアウターア
ダプタフランジ部41が取り付け穴段面611に押し付
けられ、アウターアダプタ4Hとシリンダヘッド6との
間で良好に伝熱する。
タ73の小径下端部731が挿通する貫通孔402Bが
形成されて、アウターアダプタ4Hが燃料案内流路40
1を囲んでいる。また、貫通孔402Bはインナーアダ
プタ小径下端部731よりもやや大径で、インナーアダ
プタ小径下端部731の側面と貫通孔402Bの壁面の
間には僅かな間隙部403Cが形成されている。
からの伝熱作用により、燃料案内流路出口4011に近
接する、アウターアダプタ4Hの貫通孔402Bの周縁
部が冷却されすぎず、また、燃料案内流路401の流路
壁の最内周部であるインナーアダプタ下端部731を金
属等に比して低熱伝導性の合成樹脂で構成するととも
に、インナーアダプタ下端部731とアウターアダプタ
4Hの間に前記間隙部403Cを設けることで、燃料に
よる奪熱を抑制することができる。これにより、アイシ
ングを良好に防止することができる。
アダプタ4Hと接触しないので、アウターアダプタ4H
と同種金属等の材料でも略同等の伝熱抑制効果を得るこ
とができる。
上記実施形態に記載のものに限定されるものではなく、
本発明の趣旨に反しない限り任意である。
するインジェクタのシリンダヘッドへの取り付け状態を
示す断面図である。
図である。
するインジェクタのシリンダヘッドへの取り付け状態を
示す断面図である。
するインジェクタのシリンダヘッドへの取り付け状態を
示す断面図である。
するインジェクタのシリンダヘッドへの取り付け状態を
示す断面図である。
するインジェクタのシリンダヘッドへの取り付け状態を
示す断面図である。
するインジェクタのシリンダヘッドへの取り付け状態を
示す断面図である。
置を構成するインジェクタのシリンダヘッドへの取り付
け状態を示す断面図であり、(B)は(A)におけるX
矢視図である。
するインジェクタのシリンダヘッドへの取り付け状態を
示す断面図である。
成するインジェクタのシリンダヘッドへの取り付け状態
を示す断面図である。
構成するインジェクタのシリンダヘッドへの取り付け状
態を示す断面図である。
(熱伝導性部材) 4G,4H アウターアダプタ(熱伝導性部材) 4a 上端部(インジェクタ側端部) 41 フランジ部 411 下端面 43 燃料ガイド凹段底面(熱伝導性部材後端面) 401 燃料案内流路 402,402A,402B 貫通孔 403,403A,403B,403C 環状間隙部 45 Oリング 46 溝 6,6A シリンダヘッド(隔壁) 6a 一部 61 取り付け穴 611 段面 71 インナーパイプ(流路部材) 72 インナーアダプタ(流路部材) 721 蓋部 722 筒状部 73 インナーアダプタ(流路部材) 731 下端部
Claims (8)
- 【請求項1】 吸気が内側を流れる隔壁にインジェクタ
の取り付け穴を形成して該取り付け穴にインジェクタを
保持せしめ、インジェクタの先端面に開口する噴孔から
隔壁の内側に前記吸気と混合気を形成する燃料を供給す
る内燃機関の燃料供給装置において、 インジェクタを断熱性材料で構成された保持部材を介し
て前記取り付け穴に保持せしめ、 インジェクタの噴孔から噴射された燃料を前記隔壁の内
側へ案内する燃料案内流路を設け、 該燃料案内流路形成位置に前記隔壁の内側に達する貫通
孔が形成されて前記燃料案内流路を包囲する隔壁の一部
若しくは隔壁と当接する熱伝導性部材を配置し、 かつ、燃料案内流路の壁面の面積を、前記隔壁の一部若
しくは前記熱伝導性部材から燃料案内流路壁面への伝熱
を規定する部位の伝熱面積よりも小さく設定したことを
特徴とする内燃機関の燃料供給装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の内燃機関の燃料供給装置
において、前記燃料案内流路の外周に、該燃料案内流路
に近接して低熱伝導性の部位を設けた内燃機関の燃料供
給装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の内燃機関の燃料供給装置
において、前記隔壁の一部若しくは前記熱伝導性部材に
貫通孔を形成し、 該貫通孔に、前記燃料案内流路の流路壁の最内周部を構
成する筒状の部材を挿入して前記低熱伝導性の部位とし
た内燃機関の燃料供給装置。 - 【請求項4】 請求項2記載の内燃機関の燃料供給装置
において、前記燃料案内流路の流路壁の最内周部の外周
に環状間隙を形成して前記低熱伝導性の部位とした内燃
機関の燃料供給装置。 - 【請求項5】 請求項1または2いずれか記載の内燃機
関の燃料供給装置において、前記噴孔が開口するインジ
ェクタの先端面と、前記貫通穴が開口する前記取り付け
穴の底面または前記熱伝導性部材の後端面の間にOリン
グを設けて前記噴孔から燃料案内流路へと流れる燃料が
Oリングの外周に流出しないようにした内燃機関の燃料
供給装置。 - 【請求項6】 請求項1記載の内燃機関の燃料供給装置
において、前記隔壁を前記取り付け穴が貫通する構造と
し、 前記インジェクタの先端側で前記取り付け穴を前記熱伝
導性部材により塞ぎ、 インジェクタ先端部と一体的に結合されるとともに、噴
孔との対向位置に内部を前記燃料案内流路とした筒状部
が突出してなる流路部材を設け、 前記熱伝導性部材と流路部材との間に間隙部を形成した
内燃機関の燃料供給装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし6いずれか記載の内燃機
関の燃料供給装置において、前記燃料案内流路の出口が
開口する前記隔壁の一部若しくは前記熱伝導性部材の面
に、溝状の凹部を形成した内燃機関の燃料供給装置。 - 【請求項8】 請求項1ないし7いずれか記載の内燃機
関の燃料供給装置において、前記隔壁の一部または前記
熱伝導性部材を前記隔壁の内側に突出せしめた内燃機関
の燃料供給装置。
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