JP2002217304A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
シタで形成したチャージポンプ用半導体装置において、
MOSキャパシタの周波数応答性を改善し、高周波数の
スイッチングを行う場合でも、MOSキャパシタの容量
の電圧依存性により昇圧能力が制限されることを無くす
こと。 【解決手段】 チャージポンプ用MOSキャパシタとし
て、基板側の1つのチャネル領域中に、複数の第1電極
を設け、この複数の第1電極の上方に絶縁層と、複数の
第2電極とを備えて構成する。この複数の第1及び第2
電極によりMOSキャパシタの抵抗値を低減して、MO
Sキャパシタの容量の電圧依存性を低減し、その周波数
応答性を改善する。
Description
路を有し、そのチャージポンプ用キャパシタをMOSキ
ャパシタで形成した半導体装置に関する。
ク部と高電圧ロジック部を1チップ上に形成する半導体
装置においては、低電圧電源をチャージポンプ回路で昇
圧して高電圧電源を得るように構成されている。
を示す図であり、チャ−ジポンプ回路71で低電圧電源
73の電圧Vcc(3V)を、負荷72が必要とする電
圧Vo(15V)に昇圧する。このチャ−ジポンプ回路
71は、図のように、入力端子INと出力端子OUT間
に直列接続されたP型MOSFETQ1〜Qnと、この
MOSFETQ1〜Qnのゲートにゲート電圧を供給す
る直列接続された反転バッファ回路B1〜Bnと、各M
OSFETQ1〜Qn及び出力端子間に一端が接続され
たキャパシタC1〜Cnと、キャパシタC1〜Cn−1
の他端に所定の電位を印加する直列接続された反転バッ
ファ回路B1a〜Bn−1aと、反転バッファ回路B1
〜Bn、反転バッファ回路B1a〜Bn−1aに所定の
高/低レベルのクロック出力を供給する発振回路OSC
と、から構成される(キャパシタCn−1、反転バッフ
ァ回路Bn−1aは、図示省略している)。なお、最終
段のキャパシタCnは、負荷に供給する電力が大きい場
合には、図示のようにチャージポンプ回路の外付け部品
とされる。
プ回路71の動作は、まず、発振回路OSCの出力がH
レベルのとき、反転バッファ回路B1の出力はLレベル
でありMOSFETQ1はオンし、反転バッファ回路B
2の出力はHレベルでありMOSFETQ2はオフす
る。また、反転バッファ回路B1aの出力はLレベルに
あり、反転バッファ回路B2aの出力はHレベルにあ
る。このため、キャパシタC1に電源電圧Vccが蓄積
されるように作用する。
なると、反転バッファ回路B1の出力はHレベルであり
MOSFETQ1はオフし、反転バッファ回路B2の出
力はLレベルでありMOSFETQ2はオンする。この
とき、反転バッファ回路B1aの出力はHレベルにあ
り、反転バッファ回路B2aの出力はLレベルにある。
このため、電荷保存側によりキャパシタC1に蓄積され
ている電源電圧Vccに、反転バッファ回路B1aの出
力のHレベル(電源電圧Vccとしている)が重畳され
て、キャパシタC2に電源電圧Vccの2倍の電圧が蓄
積されるように作用する。
出力信号のH/Lレベルの反転ごとに繰り返され、キャ
パシタCnの電圧は負荷72の必要とする電圧Voに向
かって上昇していく。
していない低電圧回路等とともに、1チップ上に形成す
る場合には、キャパシタC1〜Cn−1を、他のMOS
トランジスタ等と整合させるように、MOSキャパシタ
で形成することが多い。
9の模式図を参照して説明する。P形半導体基板(以
下、基板)80にNウエル領域81を形成する。そのN
ウエル領域81内の両端側に、不純物を多く入れて導電
度を高くしたN+領域82−1,82−2を形成する。
このN+領域82−1,82−2に挟まれた、Nウエル
領域の上に絶縁酸化膜(図示省略)を介してゲート電極
83を形成する。もし、Nウエル領域81にP型MOS
FETを形成すると仮定した場合に、N+領域82−
1,82−2は、P+のドレイン領域、ソース領域とな
る領域に相当し、また、N+領域82−1,82−2に
挟まれたNウエル領域はチャネル領域に相当する。(以
下、この領域を、チャネル領域と称する場合がある。)
ではアルミ配線層86で表示)で端子T1に引き出さ
れ、またN+領域82−1,82−2は配線85(図9
ではアルミ配線層87で表示)で同電位に接続され、端
子T2に引き出される。これにより、ゲート電極83と
N+領域82−1,82−2との間に静電容量(以下、
容量)が形成され、MOSキャパシタとして機能する。
また、配線層86,87間、配線層87とゲート電極8
3との間にも容量が形成されるが、その値はそれほど大
きいものとはならない。なお、素子分離用の酸化膜88
−1,88−2が設けられている。
大きくはないので、負荷72の消費する電力が大きい場
合にはその分を常時供給するために、発振回路OSCの
周波数、即ちMOSFETQ1〜Qnをオン・オフする
スイッチング周波数を高く設定することになる。
示されるような、MOSキャパシタは、その印加電圧の
変化に伴って容量が変化してしまう、いわゆる電圧依存
性を有している。これは、MOSキャパシタの容量は、
ゲート酸化膜を誘電体とする容量とチャネル領域の状態
に応じた容量(例えば、空乏層容量)とを加えた値(直
列和)で与えられる。ゲート酸化膜容量は膜圧に関係す
るものの電圧依存性が無く固定値であるが、チャネル領
域の状態に応じた容量は、チャネルの形成の有無やその
深さ(基板内部への深さ)等に依存する性質がある。し
たがって、チャネルの領域の状態は、印加する電圧に対
応して変化するから、MOSキャパシタの容量は電圧依
存性を持つことになる。
っていても、充分な電圧が印加できれば問題はないわけ
であるが、チャージポンプ用のMOSキャパシタでは、
充放電により、その電圧が常に変動する。特に、初段の
MOSキャパシタに印加される電圧は低く、チャネル領
域を形成するNウエル領域81の抵抗値が高いことか
ら、印加される電圧レベルが変化してから所定の容量に
なるまでに時間を必要とし、周波数応答性が悪くなって
しまう。
る。この図10は、スイッチング周波数SW.fが1M
Hzの場合についての例を示すもので、横軸に各MOS
キャパシタ端子T1,T2間に印加される電圧Vgを取
り、縦軸にそのMOSキャパシタの容量Cを取ってい
る。この印加電圧Vgは、端子T1、T2間に印加され
る電圧のうち、端子T1側を正電位として示している。
の値が例えば図中1点鎖線で示すように、大きさが約7
50pFであり、その電圧依存性も通常は2V〜3Vで
飽和する。しかし、スイッチング周波数が高いことによ
って、その立ち上がり特性が悪くなっており、また容量
値の大きさも低くなっていることが分かる。この特性
は、スイッチング周波数の高低にしたがって、変化する
ことになる。
を小さくしたり、Nウエルの特性を変更することで、周
波数応答性などを改善することは可能である。けれど
も、MOSキャパシタは、MOSFETの製造工程を併
用して形成されるため、MOSキャパシタのみの事情で
電極やNウエルの特性を変更することは容易でない。ま
た、変更できたとしても、製造工程におけるコストや時
間の点で問題となる。
電圧依存性により、チャージポンプ回路としての昇圧能
力が制限されてしまうという問題がある。
デンサをMOSキャパシタで形成したチャージポンプ用
半導体装置において、MOSキャパシタの周波数応答性
を改善し、高周波数のスイッチングを行う場合でも、M
OSキャパシタの容量の電圧依存性により昇圧能力が制
限されることを低減することを目的とする。
は、同一基板上に形成されたMOSFET及びMOSキ
ャパシタを含むチャージポンプ回路を有し、前記MOS
キャパシタの少なくとも1つは、前記基板上の1つの領
域中の複数箇所に設けられた複数の第1電極と、これら
複数の第1電極の上方で、かつ少なくとも前記各第1電
極間領域上に設けた絶縁層と、この絶縁層上に設けた複
数の第2電極とを備えて構成されていることを特徴とす
る。
体装置において、前記1つの領域は、素子間分離部によ
り他の領域と分離されている特定導電型の半導体領域で
あることを特徴とする。
体装置において、前記第1電極は、前記特定導電型の半
導体領域の導電度を高くして電極として形成されている
ことを特徴とする。
体装置において、前記絶縁層は、絶縁酸化膜であること
を特徴とする。
体装置において、前記第1電極は各々、平行にかつ細長
く形成されており、前記第2電極は前記各第1電極間領
域に略対応して平行に且つ長方形に形成されていること
を特徴とする。
体装置において、前記MOSキャパシタは、前記チャー
ジポンプ回路の初段のチャージポンプ用キャパシタとし
て用いられ、少なくとも終段のチャージポンプ用キャパ
シタとは形状が異なることを特徴とする。
ンプ用MOSキャパシタの基板側の1つの領域中の複数
箇所に電極を形成して、このMOSキャパシタの抵抗値
を低減しているから、MOSキャパシタの容量が電圧依
存性を持っていても、その周波数応答性が改善され、高
周波数のスイッチングを行う場合でも、チャージポンプ
回路としての昇圧能力を確保できる。
より他の領域と分離されている特定導電型の半導体領域
である。また、前記第1電極は、前記特定導電型の半導
体領域の導電度を高くして電極として形成されている。
さらに、前記絶縁層は、絶縁酸化膜である。また、前記
第1電極は各々、平行にかつ細長く形成されており、前
記第2電極は前記各第1電極間領域に略対応して平行に
且つ長方形に形成されている。したがって、MOSキャ
パシタを、MOSFETなど他の素子と同一の工程で製
造することができる。
ージポンプ回路の初段のチャージポンプ用キャパシタと
して用いられている。これにより、使用される電圧にお
いて、電圧依存性を有している初段のキャパシタの特性
が改善するから、チャージポンプ回路の昇圧能力を向上
することができる。
実施の形態について説明する。図1、図2は、本発明の
実施形態に係り、MOSFETなど他の素子とともに1
チップの半導体装置の同一基板上に作り込まれるチャー
ジポンプ用MOSキャパシタの構成例を示す図である。
図1はその上面図を模式的に示す図であり、図2はその
断面図を模式的に示す図である。図3は動作を説明する
ための等価回路図であり、図4は、本発明の半導体装置
におけるチャージポンプ用MOSキャパシタの電圧−容
量特性を、従来例と対比して示す図である。
エル領域11を形成し、このNウエル領域11の外側に
素子分離用酸化膜18−1,18−2が形成されてい
る。この素子分離用酸化膜18−1,18−2によっ
て、MOSキャパシタの領域が他の素子の領域と分離さ
れている。素子間分離部としては、この素子分離用酸化
膜の外、溝分離などの種々の素子分離法が採用できる。
来例と同様の、電極であるN+領域12−1,12−6
に加えて、他に4つの電極であるN+領域12−2〜1
2−5を細長く形成している。したがって、Nウエル領
域11には、この合計6つのN+領域12−1〜12−
6によって、図示のように5つの電極間領域(n=5)
が形成される。これらのN+領域12−1〜12−6
は、それぞれ一方端部で配線15(図2ではアルミ配線
層17で表示)により同電位に並列接続され、端子T2
に引き出される。
形成されたそれぞれの電極間領域(Nウエル領域)の上
に、絶縁酸化膜(図示省略)を介して5つのゲート電極
13−1〜13−5が形成されている。これらのゲート
電極13−1〜13−5は、一部がN+領域12−1〜
12−6と絶縁酸化膜(図示省略)を介して重なり合っ
ていることが望ましい。これらのゲート電極13−1〜
13−5は、それぞれ他方端部で配線14(図2ではア
ルミ配線層16で表示)により同電位に接続され、端子
T1に引き出されている。なお、図1で、■印はコンタ
クトポイントを示している。
域12−1,12−2との間、ゲート電極13−2とN
+領域12−2,12−3との間、ゲート電極13−3
とN+領域12−3,12−4との間、ゲート電極13
−4とN+領域12−4,12−5との間、およびゲー
ト電極13−5とN+領域12−5,12−6との間に
それぞれ容量が形成され、それらが並列接続されて、端
子T1,T2間でMOSキャパシタとして機能する。な
お、配線層16,17間、配線層17とゲート電極13
−1〜13−5との間にも容量が形成されるが、その値
はそれほど大きいものとはならない。
実施の形態に係る、チャージポンプ用MOSキャパシタ
の作用について、従来例のものと対比しながら、説明す
る。
ゲート電極13−1〜13−5の抵抗に比べて、チャネ
ル領域のNウエル11の抵抗は遙かに大きい。この1例
をシート抵抗で表すと、ゲート電極13−1〜13−5
のシート抵抗は10Ω/□であり、Nウエル11のシー
ト抵抗は1kΩ/□である。
シタの抵抗と、本実施の形態のMOSキャパシタの抵抗
を計算する。まず、従来例のものでは、MOSキャパシ
タの幅をL、奥行きをHとすると、 ゲート抵抗Rg:(H/L)×10Ω Nウエル抵抗Rn/w:(L/H)×(1/2)×1k
Ω、であり、簡単化のために、H=Lとした場合には、
ゲート抵抗Rg=10Ω、Nウエル抵抗Rn/w=50
0Ωとなる。この等価回路が図3(a)に示されてい
る。Cは、MOSキャパシタの容量である。なお、wは
電極数で、2である。
は、同様に、幅をL、奥行きをHとし、MOSキャパシ
タが5つに分割されているから、各分割されたキャパシ
タについてみると、 ゲート抵抗Rg1:{H/(L/5)}×10Ω Nウエル抵抗Rn/w1:{(L/5)/H}×(1/
2)×1kΩ、である。簡単化のために、H=Lとした
場合には、ゲート抵抗Rg1=50Ω、Nウエル抵抗R
n/w1=100Ωとなる。この等価回路が図3(b)
に示されている。C1は、分割されたMOSキャパシタ
の容量である。なお、MOSキャパシタが5つに分割さ
れ、且つそれらが並列に接続されているから、ゲート抵
抗Rg1、分割されたMOSキャパシタの容量C1、N
ウエル抵抗Rn/w1の直列回路が、5回路分並列接続
される。このMOSキャパシタの周波数応答特性など
は、1つの回路も合成回路も全く同じであるから、1回
路について検討すればよい。勿論、容量値については、
並列回路数分だけ加算されることになる。
抵抗Rn/w1が小さくなり(500Ω→100Ω)、
またゲート抵抗Rg1とNウエル抵抗Rn/w1とを加
算した抵抗も小さくなる(510Ω→150Ω)。
依存性を有するMOSキャパシタの容量Cと、ゲート抵
抗Rg及びNウエル抵抗Rn/wの直列回路の周波数特
性について検討する。まず第1に、端子T1,T2間に
電圧が印加された際に、ゲート抵抗Rg及びNウエル抵
抗Rn/wの電圧降下によりMOSキャパシタの容量C
への電荷の蓄積が遅れる。この遅れの程度は、ゲート抵
抗Rg及びNウエル抵抗Rn/wの値に依存する。次に
第2に、その電荷蓄積の遅れにより、MOSキャパシタ
の容量Cの値が電圧依存領域に留まる時間が長くなる。
MOSキャパシタについて、図8,図9の従来例のもの
に比較すると、ゲート抵抗Rg1とNウエル抵抗Rn/
w1とを加算した抵抗が小さくなる(510Ω→150
Ω)とともに、これにより充電される分割されたMOS
キャパシタの容量C1も小さくなる。したがってMOS
キャパシタの充電時定数は小さくなり、電荷の蓄積は早
くなる。また、MOSキャパシタの容量C1の値が電圧
依存領域にとどまる時間が短くなる。なお、これらの点
は、各々のゲート抵抗Rg1、Nウエル抵抗Rn/w1
及びMOSキャパシタの容量C1の条件が同じと仮定す
ると、図3(b)に破線で示したように同電位点同志を
接続できるから、合成した回路で見ても同じ結果とな
る。
チャージポンプ用MOSキャパシタにおいて、一方の電
極である6つのN+領域12−1〜12−6により、N
ウエル11のチャネル領域に5つの電極間領域を形成
し、この5つの領域に略対応して5つのゲート電極13
−1〜13−5を設け、それぞれ電極間領域とゲート電
極との間でMOSキャパシタ素子を形成し、それらを並
列接続して合成したMOSキャパシタとしている。
るMOSキャパシタの抵抗値、即ちゲート抵抗RgとN
ウエル抵抗Rn/wを加算した抵抗を低減している。し
たがって、MOSキャパシタの容量が電圧依存性を持っ
ていても、その周波数応答性が改善され、高周波数のス
イッチングを行う場合でも、チャージポンプ回路として
の昇圧能力を確保することができる。
の例を実線で示している。なお、破線で示した特性は、
対比のために示した従来例のものである。この図4は、
図10と同様に、スイッチング周波数が1MHzの場合
についての例を示すもので、横軸に印加電圧Vgを取
り、縦軸にMOSキャパシタの容量Cを取っている。こ
の印加電圧Vgは、端子T1、T2間に印加される電圧
を、端子T1側を正電位として示している。
電圧依存性は有するものの、スイッチング周波数が1M
Hzと高い周波数であるにもかかわらず、比較的低い印
加電圧(2V程度)で、図中1点鎖線で示す静特性の値
(約750pF)に近い容量値に達している。この特性
は、ほぼ静特性(スイッチング周波数が0)に近くなっ
ている。
N+領域間の領域nを5としているが、勿論この数5は
例示であり、2以上の任意の数nとすることができる。
々、平行にかつ細長く形成されているが、これらN+領
域12−1〜12−6を図5のように、一端側で結合す
るように同様のN+領域12Aを設けてもよい。
線14により1側で共通に接続する外、図5のように、
各ゲート電極上で図示長手方向に配線14を延長し、複
数の点でコンタクトを取るようにしてもよい。
域12−1〜12−6の間に小さいスポット状N+領域
12Bが電極として複数設けられ、それらスポット状N
+領域上のゲート電極部13−1〜13−5が切りかか
れている。そして、各ゲート電極上方で図示長手方向に
配線15を延長し、スポット状N+領域12Bにコンタ
クトを取るようにしてもよい。
2−1〜12−6を一端側で結合するように、さらにN
+領域12Aを形成すること、各ゲート電極13−1〜
13−5上で長手方向に配線14を延長し複数の点でコ
ンタクトを取ること、また、N+領域12−1〜12−
6の間に小さいスポット状N+領域12Bを電極として
複数設けることにより、MOSキャパシタの周波数応答
性をさらに改善することができる。
ート電極の有効面積は小さくなるので、その分だけ従来
のMOSキャパシタより面積を大きくする必要がある。
したがって、チャージポンプ回路の中段以降、少なくと
も終段のチャージポンプ用キャパシタには、本発明のM
OSキャパシタとは異なる他の構成のキャパシタを用い
るようにしてもよい。
を、図7のようなチャージポンプ回路へ適用するに際
し、使用される電圧において、電圧Vg−容量Cの特性
が、ほぼ飽和する以前、即ち容量Cが電圧依存性を有し
ているキャパシタに適用することが有効である。したが
って、本発明のMOSキャパシタを、少なくとももっと
も電圧が低い初段のチャージポンプ用キャパシタとして
用いることが望ましい。
ポンプ用MOSキャパシタの基板側の1つの領域中の複
数箇所に電極を形成して、このMOSキャパシタの抵抗
値を低減しているから、MOSキャパシタの容量が電圧
依存性を持っていても、その周波数応答性が改善され、
高周波数のスイッチングを行う場合でも、チャージポン
プ回路としての昇圧能力を確保できる。
より他の領域と分離されている特定導電型の半導体領域
である。また、前記第1電極は、前記特定導電型の半導
体領域の導電度を高くして電極として形成されている。
さらに、前記絶縁層は、絶縁酸化膜である。また、前記
第1電極は各々、平行にかつ細長く形成されており、前
記第2電極は前記各第1電極間領域に略対応して平行に
且つ長方形に形成されている。したがって、MOSキャ
パシタを、MOSFETなど他の素子と同一の工程で製
造することができる。
ージポンプ回路の初段のチャージポンプ用キャパシタと
して用いられている。これにより、使用される電圧にお
いて、電圧依存性を有している初段のキャパシタの特性
が改善するから、チャージポンプ回路の昇圧能力を向上
することができる。
Sキャパシタの上面図。
Sキャパシタの断面図。
電圧−容量特性を示す図。
MOSキャパシタの上面図。
ンプ用MOSキャパシタの上面図。
面図。
面図。
電圧−容量特性を示す図。
Claims (6)
- 【請求項1】 同一基板上に形成されたMOSFET及
びMOSキャパシタを含むチャージポンプ回路を有し、 前記MOSキャパシタの少なくとも1つは、 前記基板上の1つの領域中の複数箇所に設けられた複数
の第1電極と、これら複数の第1電極の上方で、かつ少
なくとも前記各第1電極間領域上に設けた絶縁層と、こ
の絶縁層上に設けた複数の第2電極とを備えて構成され
ている、 ことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記1つの領域は、素子間分離部により
他の領域と分離されている特定導電型の半導体領域であ
ることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項3】 前記第1電極は、前記特定導電型の半導
体領域の導電度を高くして電極として形成されているこ
とを特徴とする請求項2記載の半導体装置。 - 【請求項4】 前記絶縁層は、絶縁酸化膜であることを
特徴とする請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項5】 前記第1電極は各々、平行にかつ細長く
形成されており、前記第2電極は前記各第1電極間領域
に略対応して平行に且つ長方形に形成されていることを
特徴とする請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項6】 前記MOSキャパシタは、前記チャージ
ポンプ回路の初段のチャージポンプ用キャパシタとして
用いられ、少なくとも終段のチャージポンプ用キャパシ
タとは形状が異なることを特徴とする請求項1記載の半
導体装置。
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