JP2002201133A - 動物の外部寄生虫防除用組成物 - Google Patents
動物の外部寄生虫防除用組成物Info
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- JP2002201133A JP2002201133A JP2001150727A JP2001150727A JP2002201133A JP 2002201133 A JP2002201133 A JP 2002201133A JP 2001150727 A JP2001150727 A JP 2001150727A JP 2001150727 A JP2001150727 A JP 2001150727A JP 2002201133 A JP2002201133 A JP 2002201133A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、ノミのような動物の外
部寄生虫を防除する組成物を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 一般式(I): 【化1】 [式中、Yはハロアルキル基であり、mは0または1で
あり、Qは 【化2】 (Xは酸素原子または硫黄原子であり、R1およびR2は
水素原子、置換可アルキル基、置換可アルケニル基、置
換可アルキニル基、置換可シクロアルキル基、-C(W1)
R3基、-OR4基、-S(O)nR5基、−NHR6基、 【化3】 、−C(R8)=NO−R9基もしくは置換可アリール
基、またはR1およびR2は一緒になって=C(R10)R
11基を、あるいは隣接する窒素原子とともに窒素原子ま
たは酸素原子を含んでよい炭素数4〜5の5員または6
員複素環基を形成してもよく)または置換可複素環基で
ある]で表されるピリジン系化合物またはその塩を有効
成分として含有する動物の外部寄生虫防除用組成物。
部寄生虫を防除する組成物を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 一般式(I): 【化1】 [式中、Yはハロアルキル基であり、mは0または1で
あり、Qは 【化2】 (Xは酸素原子または硫黄原子であり、R1およびR2は
水素原子、置換可アルキル基、置換可アルケニル基、置
換可アルキニル基、置換可シクロアルキル基、-C(W1)
R3基、-OR4基、-S(O)nR5基、−NHR6基、 【化3】 、−C(R8)=NO−R9基もしくは置換可アリール
基、またはR1およびR2は一緒になって=C(R10)R
11基を、あるいは隣接する窒素原子とともに窒素原子ま
たは酸素原子を含んでよい炭素数4〜5の5員または6
員複素環基を形成してもよく)または置換可複素環基で
ある]で表されるピリジン系化合物またはその塩を有効
成分として含有する動物の外部寄生虫防除用組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定のピリジン系
化合物またはその塩を有効成分として含有する動物の外
部寄生虫防除用組成物に関する。
化合物またはその塩を有効成分として含有する動物の外
部寄生虫防除用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家畜、家禽やペットなどの動物の
外部寄生虫に対しては、各種の害虫防除剤、殺虫剤等が
用いられている。例えば、主に哺乳類や鳥類などの動物
の体外に寄生し、その血液を吸って栄養分とすることに
よって生息するノミ類の防除には、ピレスロイド系殺虫
剤を主成分とするものなどが広く使用されている。
外部寄生虫に対しては、各種の害虫防除剤、殺虫剤等が
用いられている。例えば、主に哺乳類や鳥類などの動物
の体外に寄生し、その血液を吸って栄養分とすることに
よって生息するノミ類の防除には、ピレスロイド系殺虫
剤を主成分とするものなどが広く使用されている。
【0003】また、本発明の外部寄生虫防除用組成物の
有効成分である特定のピリジン系化合物またはその塩
は、日本特許第2994182号、特開平10-195072号、特開平
11-180957号、WO 98/57969、WO 00/35285、WO 00/3591
2、WO 00/35913、WO 01/9104、WO 01/14373などに記載
された公知の化合物である。
有効成分である特定のピリジン系化合物またはその塩
は、日本特許第2994182号、特開平10-195072号、特開平
11-180957号、WO 98/57969、WO 00/35285、WO 00/3591
2、WO 00/35913、WO 01/9104、WO 01/14373などに記載
された公知の化合物である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、ノミの成虫
は、哺乳類や鳥類特にイヌやネコなどのペットに寄生
し、その血液を吸って栄養分とすることによって生息し
ている。ノミがペットに寄生すると、刺激や痒みによっ
てペットがいらだつうえに、アレルギーによる皮膚炎、
貧血などをおこすことがある。また、多種の病原体を媒
介することもある。さらには、飼い主にも寄生し、発赤
や発疹などを生じさせ、激しい痒みを伴なったり、アト
ピー性皮膚炎などのアレルギーの原因となることがあ
る。従って、本発明はノミのような動物の外部寄生虫を
防除する組成物を提供することを目的とする。
は、哺乳類や鳥類特にイヌやネコなどのペットに寄生
し、その血液を吸って栄養分とすることによって生息し
ている。ノミがペットに寄生すると、刺激や痒みによっ
てペットがいらだつうえに、アレルギーによる皮膚炎、
貧血などをおこすことがある。また、多種の病原体を媒
介することもある。さらには、飼い主にも寄生し、発赤
や発疹などを生じさせ、激しい痒みを伴なったり、アト
ピー性皮膚炎などのアレルギーの原因となることがあ
る。従って、本発明はノミのような動物の外部寄生虫を
防除する組成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、動物の外
部寄生虫を防除できる化合物につき、鋭意探索を行って
きた。その結果、農薬用途が見出されている特定のピリ
ジン系化合物に特に優れた動物の外部寄生虫防除効果が
あることを具体的に見出し、本発明を完成した。
部寄生虫を防除できる化合物につき、鋭意探索を行って
きた。その結果、農薬用途が見出されている特定のピリ
ジン系化合物に特に優れた動物の外部寄生虫防除効果が
あることを具体的に見出し、本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明は、一般式(I):
【化5】
【0007】[式中、Yはハロアルキル基であり、mは
0または1であり、Qは
0または1であり、Qは
【化6】
【0008】(Xは酸素原子または硫黄原子であり、R
1およびR2はそれぞれ独立に水素原子、置換されてもよ
いアルキル基、置換されてもよいアルケニル基、置換さ
れてもよいアルキニル基、置換されてもよいシクロアル
キル基、-C(W1)R3基、-OR4基、-S(O)nR5基、−
NHR6基、
1およびR2はそれぞれ独立に水素原子、置換されてもよ
いアルキル基、置換されてもよいアルケニル基、置換さ
れてもよいアルキニル基、置換されてもよいシクロアル
キル基、-C(W1)R3基、-OR4基、-S(O)nR5基、−
NHR6基、
【0009】
【化7】
【0010】、−C(R8)=NO−R9基もしくは置換
されてもよいアリール基であるか、またはR1およびR2
は一緒になって=C(R10)R11基を、あるいは隣接す
る窒素原子とともに窒素原子または酸素原子を含んでよ
い炭素数4〜5の5員または6員複素環基を形成しても
よく、R3は置換されてもよいアルキル基、置換されて
もよいアルケニル基、置換されてもよいアルキニル基、
置換されてもよいシクロアルキル基、置換されてもよい
アリール基、アルコキシ基、アルキルチオ基またはモノ
もしくはジアルキルアミノ基であり、R4は水素原子、
置換されてもよいアルキル基、置換されてもよいアルケ
ニル基、置換されてもよいアルキニル基、置換されても
よいシクロアルキル基、置換されてもよいアリール基、
置換されてもよい複素環基または−COR3基であり、
R5はアルキル基またはジアルキルアミノ基であり、R6
はアルキル基またはアリール基であり、ZはNまたは−
C−R7基であり、R7は水素原子、ハロゲン原子、置換
されてもよいアルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ
基またはニトロ基であり、R8およびR9はそれぞれ独立
に水素原子、置換されてもよいアルキル基、置換されて
もよいアルケニル基、置換されてもよいアルキニル基、
置換されてもよいアリール基または置換されてもよい複
素環基であり、R10およびR11はそれぞれ独立に水素原
子、置換されてもよいアルキル基、置換されてもよいア
ルケニル基、置換されてもよい複素環基、−N−
(R12)R13基、置換されてもよいアルコキシ基、置換
されてもよいアルキルチオ基であり、R12およびR13
はそれぞれ独立に水素原子、置換されてもよいアルキル
基、置換されてもよいアルケニル基、置換されてもよい
アルキニル基、置換されてもよいアリール基または置換
されてもよい複素環基であり、W 1は酸素原子または硫
黄原子であり、nは1または2である)または置換され
てもよい複素環基である]で表されるピリジン系化合物
またはその塩を有効成分として含有することを特徴とす
る動物の外部寄生虫防除用組成物に関する。
されてもよいアリール基であるか、またはR1およびR2
は一緒になって=C(R10)R11基を、あるいは隣接す
る窒素原子とともに窒素原子または酸素原子を含んでよ
い炭素数4〜5の5員または6員複素環基を形成しても
よく、R3は置換されてもよいアルキル基、置換されて
もよいアルケニル基、置換されてもよいアルキニル基、
置換されてもよいシクロアルキル基、置換されてもよい
アリール基、アルコキシ基、アルキルチオ基またはモノ
もしくはジアルキルアミノ基であり、R4は水素原子、
置換されてもよいアルキル基、置換されてもよいアルケ
ニル基、置換されてもよいアルキニル基、置換されても
よいシクロアルキル基、置換されてもよいアリール基、
置換されてもよい複素環基または−COR3基であり、
R5はアルキル基またはジアルキルアミノ基であり、R6
はアルキル基またはアリール基であり、ZはNまたは−
C−R7基であり、R7は水素原子、ハロゲン原子、置換
されてもよいアルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ
基またはニトロ基であり、R8およびR9はそれぞれ独立
に水素原子、置換されてもよいアルキル基、置換されて
もよいアルケニル基、置換されてもよいアルキニル基、
置換されてもよいアリール基または置換されてもよい複
素環基であり、R10およびR11はそれぞれ独立に水素原
子、置換されてもよいアルキル基、置換されてもよいア
ルケニル基、置換されてもよい複素環基、−N−
(R12)R13基、置換されてもよいアルコキシ基、置換
されてもよいアルキルチオ基であり、R12およびR13
はそれぞれ独立に水素原子、置換されてもよいアルキル
基、置換されてもよいアルケニル基、置換されてもよい
アルキニル基、置換されてもよいアリール基または置換
されてもよい複素環基であり、W 1は酸素原子または硫
黄原子であり、nは1または2である)または置換され
てもよい複素環基である]で表されるピリジン系化合物
またはその塩を有効成分として含有することを特徴とす
る動物の外部寄生虫防除用組成物に関する。
【0011】一般式(I)中、YにはCF3、CHF2、
CH2F、CF2Cl、CFCl2、CCl3、CH2C
F3、CF2CF3、CHBr2、CH2Brなどのハロア
ルキル基が含まれる。それらの中でも、炭素数1〜2、
ハロゲン原子1〜5のハロアルキル基が望ましく、トリ
フルオロメチル基がさらに望ましい。
CH2F、CF2Cl、CFCl2、CCl3、CH2C
F3、CF2CF3、CHBr2、CH2Brなどのハロア
ルキル基が含まれる。それらの中でも、炭素数1〜2、
ハロゲン原子1〜5のハロアルキル基が望ましく、トリ
フルオロメチル基がさらに望ましい。
【0012】一般式(I)中のQで表される置換基:
【化8】 基(以下Q1基とする)中に含まれるR1、R2、R3、R
4、R7、R8、R9、R10、R11、R12またはR13として
定義された置換されてもよいアルキル基;R1、R2、R
3、R4、R8、R9、R10、R11、R12またはR13として
定義された置換されてもよいアルケニル基;R1、R2、
R3、R4、R8、R9、R12またはR13として定義された
置換されてもよいアルキニル基ならびにR1、R2、R3
またはR4として定義された置換されてもよいシクロア
ルキル基の二次置換基としては、ハロゲン原子;アルコ
キシ基;アルキルチオ基;トリアルキルシリル基;フェ
ニル基;ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ニトロもし
くはハロアルキルで置換されたフェニル基;アルコキシ
またはアルキルチオで置換されてもよいフェノキシで置
換されたフェニル基;フェノキシ基;フェニルチオ基;
アミノ基;アルキルが1ケ乃至2ケ置換したアミノ基;
C2-6の環状アミノ基;モルホリノ基;アルキルで置換
されたモルホリノ基;1−ピペラジニル、アルキル、フ
ェニル、ピリジルもしくはトリフルオロメチルピリジル
で置換された1−ピペラジニル基;ハロゲン、アルキ
ル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、フェ
ニル(フェニルはハロゲン、アルキル、アルコキシ、ニ
トロ、ハロアルキルまたはフェノキシでさらに置換され
てもよい)、フェノキシ、フェニルチオ、シクロアルキ
ルもしくはシクロアルコキシで置換されてもよい複素環
基;ヒドロキシ基;シアノ基;シクロアルキル基;イミ
ノ基;−C(W2)R14基(W2は酸素原子または硫黄原
子であり、R14は水素原子;アミノ基;アルキルが1ケ
乃至2ケ置換したアミノ基;アルキル基;アルコキシ
基;アルキルチオ基;またはアリール基である);−O
C(W2)R15基(R15はアルキルまたはハロアルキルで
置換されたアリール基である);またはアルキルスルホ
ニル基が挙げられる。また上述の置換基がイミノ基の場
合にはアミノ基またはアルコキシ基とともにアミジノ基
またはイミダート基を形成してもよい。
4、R7、R8、R9、R10、R11、R12またはR13として
定義された置換されてもよいアルキル基;R1、R2、R
3、R4、R8、R9、R10、R11、R12またはR13として
定義された置換されてもよいアルケニル基;R1、R2、
R3、R4、R8、R9、R12またはR13として定義された
置換されてもよいアルキニル基ならびにR1、R2、R3
またはR4として定義された置換されてもよいシクロア
ルキル基の二次置換基としては、ハロゲン原子;アルコ
キシ基;アルキルチオ基;トリアルキルシリル基;フェ
ニル基;ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ニトロもし
くはハロアルキルで置換されたフェニル基;アルコキシ
またはアルキルチオで置換されてもよいフェノキシで置
換されたフェニル基;フェノキシ基;フェニルチオ基;
アミノ基;アルキルが1ケ乃至2ケ置換したアミノ基;
C2-6の環状アミノ基;モルホリノ基;アルキルで置換
されたモルホリノ基;1−ピペラジニル、アルキル、フ
ェニル、ピリジルもしくはトリフルオロメチルピリジル
で置換された1−ピペラジニル基;ハロゲン、アルキ
ル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、フェ
ニル(フェニルはハロゲン、アルキル、アルコキシ、ニ
トロ、ハロアルキルまたはフェノキシでさらに置換され
てもよい)、フェノキシ、フェニルチオ、シクロアルキ
ルもしくはシクロアルコキシで置換されてもよい複素環
基;ヒドロキシ基;シアノ基;シクロアルキル基;イミ
ノ基;−C(W2)R14基(W2は酸素原子または硫黄原
子であり、R14は水素原子;アミノ基;アルキルが1ケ
乃至2ケ置換したアミノ基;アルキル基;アルコキシ
基;アルキルチオ基;またはアリール基である);−O
C(W2)R15基(R15はアルキルまたはハロアルキルで
置換されたアリール基である);またはアルキルスルホ
ニル基が挙げられる。また上述の置換基がイミノ基の場
合にはアミノ基またはアルコキシ基とともにアミジノ基
またはイミダート基を形成してもよい。
【0013】また、他に、一般式(I)中のQ1基に含
まれるR1 またはR2 として定義された置換されてもよ
いアルキル基の置換基として、例えば4−ハロアルキル
−3−ピリジンカルボキサミド基、N−メチル−4−ハ
ロアルキル−3−ピリジンカルボキサミド基、4−ハロ
アルキル−3−ピリジンカルボキサミド−N−アルキレ
ンオキシ基なども含まれる。これらの置換基を含んだ一
般式(I)の化学構造式を例示する。
まれるR1 またはR2 として定義された置換されてもよ
いアルキル基の置換基として、例えば4−ハロアルキル
−3−ピリジンカルボキサミド基、N−メチル−4−ハ
ロアルキル−3−ピリジンカルボキサミド基、4−ハロ
アルキル−3−ピリジンカルボキサミド−N−アルキレ
ンオキシ基なども含まれる。これらの置換基を含んだ一
般式(I)の化学構造式を例示する。
【0014】
【化9】 (式中、R2 は前述の通りであり、Aは−(CH2 )l
−基または−(CH2 ) q−O−(CH2 )q −基であ
り、lは1〜4の整数であり、qは1または2である)
−基または−(CH2 ) q−O−(CH2 )q −基であ
り、lは1〜4の整数であり、qは1または2である)
【0015】即ち、上記の化合物は、アルキレン鎖など
によって結ばれた一般式(I)の化合物の2量体であ
る。加えて本発明組成物の有効成分には、そのような考
えに基づいた3量体も含まれる。
によって結ばれた一般式(I)の化合物の2量体であ
る。加えて本発明組成物の有効成分には、そのような考
えに基づいた3量体も含まれる。
【0016】一般式(I)中のQ1基に含まれるR1、R
2、R3、R4、R8、R9、R12またはR13として定義さ
れた置換されてもよいアリール基の二次置換基として
は、ハロゲン原子;アルキル基;ハロアルキル基;アル
コキシ基;ハロアルコキシ基;アルキルチオ基;シクロ
アルキル基;シクロアルコキシ基;アルコキシカルボニ
ル基;アルキルカルボニル基;アルキルカルボニルオキ
シ基;アリール基;アリールオキシ基;アリールチオ
基;アミノ基;アルキルが1ケ乃至2ケ置換したアミノ
基;シアノ基;ニトロ基;ヒドロキシ基が挙げられる。
2、R3、R4、R8、R9、R12またはR13として定義さ
れた置換されてもよいアリール基の二次置換基として
は、ハロゲン原子;アルキル基;ハロアルキル基;アル
コキシ基;ハロアルコキシ基;アルキルチオ基;シクロ
アルキル基;シクロアルコキシ基;アルコキシカルボニ
ル基;アルキルカルボニル基;アルキルカルボニルオキ
シ基;アリール基;アリールオキシ基;アリールチオ
基;アミノ基;アルキルが1ケ乃至2ケ置換したアミノ
基;シアノ基;ニトロ基;ヒドロキシ基が挙げられる。
【0017】一般式(I)中のQ1基に含まれるR4、R
8、R9、R10、R11、R12またはR 13として定義された
置換されてもよい複素環基の二次置換基としては、ハロ
ゲン原子;アルキル基;アルコキシ基;ハロアルコキシ
基;アルキルチオ基;ハロゲン、アルキル、アルコキ
シ、ニトロ、ハロアルキルもしくはフェノキシで置換さ
れてもよいフェニル基;フェノキシ基;フェニルチオ
基;シクロアルキル基;シクロアルコキシ基などが挙げ
られる。
8、R9、R10、R11、R12またはR 13として定義された
置換されてもよい複素環基の二次置換基としては、ハロ
ゲン原子;アルキル基;アルコキシ基;ハロアルコキシ
基;アルキルチオ基;ハロゲン、アルキル、アルコキ
シ、ニトロ、ハロアルキルもしくはフェノキシで置換さ
れてもよいフェニル基;フェノキシ基;フェニルチオ
基;シクロアルキル基;シクロアルコキシ基などが挙げ
られる。
【0018】一般式(I)中のQ1基に含まれるアルキ
ル基またはアルキル部分としては、炭素数が1〜6のも
の、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基が挙げられ、炭素数が3以
上のものは直鎖または枝分れ鎖の構造異性のものであっ
てもよい。一般式(I)中のQ1基に含まれるアルケニ
ル基としては、炭素数が2〜6のもの、例えばエテニル
基、プロペニル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセ
ニル基が挙げられ、炭素数が3以上のものは直鎖または
枝分れ鎖の構造異性のものであってよい。一般式(I)
中のQ1基に含まれるアルキニル基としては、炭素数が
2〜6のもの、例えばエチニル基、プロピニル基、ブチ
ニル基、ペンチニル基、ヘキシニル基が挙げられ、炭素
数が4以上のものは直鎖または枝分れ鎖の構造異性のも
のであってよい。一般式(I)中のQ1基に含まれるシ
クロアルキル基としては、炭素数が3〜8のもの、例え
ばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル
基またはシクロヘキシル基が挙げられる。
ル基またはアルキル部分としては、炭素数が1〜6のも
の、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基が挙げられ、炭素数が3以
上のものは直鎖または枝分れ鎖の構造異性のものであっ
てもよい。一般式(I)中のQ1基に含まれるアルケニ
ル基としては、炭素数が2〜6のもの、例えばエテニル
基、プロペニル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセ
ニル基が挙げられ、炭素数が3以上のものは直鎖または
枝分れ鎖の構造異性のものであってよい。一般式(I)
中のQ1基に含まれるアルキニル基としては、炭素数が
2〜6のもの、例えばエチニル基、プロピニル基、ブチ
ニル基、ペンチニル基、ヘキシニル基が挙げられ、炭素
数が4以上のものは直鎖または枝分れ鎖の構造異性のも
のであってよい。一般式(I)中のQ1基に含まれるシ
クロアルキル基としては、炭素数が3〜8のもの、例え
ばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル
基またはシクロヘキシル基が挙げられる。
【0019】一般式(I)中のQ1基に含まれるR1およ
びR2が一緒になって隣接する窒素原子と共に窒素原子
または酸素原子を含んでもよい炭素数4〜5の5員また
は6員複素環基としては、例えばモルホリノ基、ピロリ
ジノ基、ピペリジノ基、1−イミダゾリジニル基、2−
シアノイミノ−3−メチル−1−イミダゾリジニル基、
1−ピペラジニル基または4−メチル−1−ピペラジニ
ル基が挙げられる。
びR2が一緒になって隣接する窒素原子と共に窒素原子
または酸素原子を含んでもよい炭素数4〜5の5員また
は6員複素環基としては、例えばモルホリノ基、ピロリ
ジノ基、ピペリジノ基、1−イミダゾリジニル基、2−
シアノイミノ−3−メチル−1−イミダゾリジニル基、
1−ピペラジニル基または4−メチル−1−ピペラジニ
ル基が挙げられる。
【0020】一般式(I)のQ1基に含まれるアリール
基としては、フェニル基、チエニル基、フラニル基、ピ
リジル基、ナフチル基、ベンゾチエニル基、ベンゾフラ
ニル基、キノリニル基などが挙げられる。
基としては、フェニル基、チエニル基、フラニル基、ピ
リジル基、ナフチル基、ベンゾチエニル基、ベンゾフラ
ニル基、キノリニル基などが挙げられる。
【0021】一般式(I)中のQ1基に含まれる置換さ
れてもよい複素環基の複素環部分としては、ピリジル
基、チエニル基、フリル基、ピラジニル基、ピリミジニ
ル基、テトラヒドロフラニル基、チアゾリル基、イソオ
キサゾリル基、キノリル基、ピラゾリル基、オキサゾリ
ル基、オキサジアゾリル基、チアジアゾリル基、トリア
ゾリル基などの窒素原子、酸素原子および硫黄原子から
選ばれる1〜3個のヘテロ原子を含む5員〜7員の単環
式基またはフェニル縮合環式基が挙げられる。
れてもよい複素環基の複素環部分としては、ピリジル
基、チエニル基、フリル基、ピラジニル基、ピリミジニ
ル基、テトラヒドロフラニル基、チアゾリル基、イソオ
キサゾリル基、キノリル基、ピラゾリル基、オキサゾリ
ル基、オキサジアゾリル基、チアジアゾリル基、トリア
ゾリル基などの窒素原子、酸素原子および硫黄原子から
選ばれる1〜3個のヘテロ原子を含む5員〜7員の単環
式基またはフェニル縮合環式基が挙げられる。
【0022】一般式(I)中のQで表される置換されて
もよい複素環基の複素環部分としては、窒素原子、酸素
原子および硫黄原子から選ばれる2〜3個のヘテロ原子
を含む5〜7員の単環式基が望ましく、具体的には、ピ
ラゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、オキサジ
アゾリル基、チアジアゾリル基、トリアゾリル基などの
5員の単環式基;
もよい複素環基の複素環部分としては、窒素原子、酸素
原子および硫黄原子から選ばれる2〜3個のヘテロ原子
を含む5〜7員の単環式基が望ましく、具体的には、ピ
ラゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、オキサジ
アゾリル基、チアジアゾリル基、トリアゾリル基などの
5員の単環式基;
【0023】
【化10】 などの6員の単環式基などが挙げられる。
【0024】一般式(I)中のQで表される置換されて
もよい複素環基の二次置換基としては、ハロゲン原子、
ニトロ基、置換されてもよいアルキル基、置換されても
よいアルケニル基、置換されてもよいアルキニル基、置
換されてもよいアリール基、置換されてもよい複素環
基、置換されてもよいシクロアルキル基、水酸基、置換
されてもよいアルコキシ基、置換されてもよいアルケニ
ルオキシ基、置換されてもよいアルキニルオキシ基、置
換されてもよいアリールオキシ基、置換されてもよい複
素環オキシ基、置換されてもよいシクロアルコキシ基、
メルカプト基、置換されてもよいアルキルチオ基、置換
されてもよいアリールチオ基、置換されてもよいアルケ
ニルチオ基、置換されてもよいアルキニルチオ基、置換
されてもよいアリールチオ基、置換されてもよい複素環
チオ基、置換されてもよいシクロアルキルチオ基、置換
されてもよいカルボニル基、置換されてもよいアルコキ
シカルボニル基、置換されてもよいアリールカルボニル
基、置換されてもよいカルボニルオキシ基、フォルミル
基、置換されてもよいエステル基、置換されてもよいア
シル基、置換されてもよいスルホニル基、置換されても
よいスルフィル基、置換されてもよいスルホニルオキシ
基、置換されてもよいアルキルスルフィル基、置換され
てもよいスルホニルアルキル基、置換されてもよいアミ
ノ基、置換されてもよいイソシアナト基、置換されても
よいアリールアルキル基、置換されてもよい複素環アル
キル基などが挙げられる。
もよい複素環基の二次置換基としては、ハロゲン原子、
ニトロ基、置換されてもよいアルキル基、置換されても
よいアルケニル基、置換されてもよいアルキニル基、置
換されてもよいアリール基、置換されてもよい複素環
基、置換されてもよいシクロアルキル基、水酸基、置換
されてもよいアルコキシ基、置換されてもよいアルケニ
ルオキシ基、置換されてもよいアルキニルオキシ基、置
換されてもよいアリールオキシ基、置換されてもよい複
素環オキシ基、置換されてもよいシクロアルコキシ基、
メルカプト基、置換されてもよいアルキルチオ基、置換
されてもよいアリールチオ基、置換されてもよいアルケ
ニルチオ基、置換されてもよいアルキニルチオ基、置換
されてもよいアリールチオ基、置換されてもよい複素環
チオ基、置換されてもよいシクロアルキルチオ基、置換
されてもよいカルボニル基、置換されてもよいアルコキ
シカルボニル基、置換されてもよいアリールカルボニル
基、置換されてもよいカルボニルオキシ基、フォルミル
基、置換されてもよいエステル基、置換されてもよいア
シル基、置換されてもよいスルホニル基、置換されても
よいスルフィル基、置換されてもよいスルホニルオキシ
基、置換されてもよいアルキルスルフィル基、置換され
てもよいスルホニルアルキル基、置換されてもよいアミ
ノ基、置換されてもよいイソシアナト基、置換されても
よいアリールアルキル基、置換されてもよい複素環アル
キル基などが挙げられる。
【0025】これら二次置換基のうち、置換されてもよ
いものはハロゲン原子;シアノ基;ハロゲン、ハロアル
キル、シアノ、アルコキシ、アリールで置換されてもよ
いアルキル基;ハロゲン、アリールで置換されてもよい
アルコキシ基;水酸基;アルキルスルホニル、アリール
アルキル、複素環アルキル、アルキル、アリール、アル
キルアリール、アルキルヒドロキシ、シアノアルキル、
アルキニル、アルケニル、シクロアルキルで置換されて
もよいアミノ基;アルコキシ、アルキルアミノもしくは
アルキルで置換されてもよいカルボニル基;アルキルチ
オ基;アリールオキシ基;アリールチオ基;ハロゲン、
ハロアルコキシ、アルキルもしくはアリールで置換され
てもよいアリール基;ニトロ基;ハロゲンもしくはニト
ロで置換されてもよいアリールカルボニルオキシ基;シ
クロアルキル基;アルキルスルホニルオキシ基;アルキ
ルカルボニルオキシ基;アルキル、ハロアルキル、アル
ケニル、アルキニル、複素環アルキル、アリールオキ
シ、アリールオキシアルキル、アルコキシ、アルコキシ
カルボニルアルキル、ヒドロキシアルキル、シアノアル
キル、アルコキシアルキル、アルケニル、アリールアル
コキシ、アルコキシカルボニルアルキルで置換されても
よいイソシアナト基;アリールアルキル、ハロゲン、ア
ルキル、アルコキシで置換されてもよいアリールアルキ
ルイソシアナト基;シクロアルキルカルボニルオキシ
基;ハロアルキルで置換されてもよいシクロアルキルイ
ソシアナト基;アルキニルアルキルイソシアナト基;ア
ルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲン、水酸
基、ハロアルコキシ、ニトロ、ハロゲンで置換されたア
リールオキシもしくはアリールオキシで置換されてもよ
いアリールイソシアナト基;アルキル、アルコキシ、ア
リールもしくはエステルで置換されてもよい複素環基;
アルコキシイソシアノ基などの三次置換基によってさら
に置換することができる。
いものはハロゲン原子;シアノ基;ハロゲン、ハロアル
キル、シアノ、アルコキシ、アリールで置換されてもよ
いアルキル基;ハロゲン、アリールで置換されてもよい
アルコキシ基;水酸基;アルキルスルホニル、アリール
アルキル、複素環アルキル、アルキル、アリール、アル
キルアリール、アルキルヒドロキシ、シアノアルキル、
アルキニル、アルケニル、シクロアルキルで置換されて
もよいアミノ基;アルコキシ、アルキルアミノもしくは
アルキルで置換されてもよいカルボニル基;アルキルチ
オ基;アリールオキシ基;アリールチオ基;ハロゲン、
ハロアルコキシ、アルキルもしくはアリールで置換され
てもよいアリール基;ニトロ基;ハロゲンもしくはニト
ロで置換されてもよいアリールカルボニルオキシ基;シ
クロアルキル基;アルキルスルホニルオキシ基;アルキ
ルカルボニルオキシ基;アルキル、ハロアルキル、アル
ケニル、アルキニル、複素環アルキル、アリールオキ
シ、アリールオキシアルキル、アルコキシ、アルコキシ
カルボニルアルキル、ヒドロキシアルキル、シアノアル
キル、アルコキシアルキル、アルケニル、アリールアル
コキシ、アルコキシカルボニルアルキルで置換されても
よいイソシアナト基;アリールアルキル、ハロゲン、ア
ルキル、アルコキシで置換されてもよいアリールアルキ
ルイソシアナト基;シクロアルキルカルボニルオキシ
基;ハロアルキルで置換されてもよいシクロアルキルイ
ソシアナト基;アルキニルアルキルイソシアナト基;ア
ルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲン、水酸
基、ハロアルコキシ、ニトロ、ハロゲンで置換されたア
リールオキシもしくはアリールオキシで置換されてもよ
いアリールイソシアナト基;アルキル、アルコキシ、ア
リールもしくはエステルで置換されてもよい複素環基;
アルコキシイソシアノ基などの三次置換基によってさら
に置換することができる。
【0026】一般式(I)中のQで表される置換されて
もよい複素環基の二次置換基、三次置換基中のアルキル
基またはアルキル部分としては、炭素数が1〜6のも
の、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基が挙げられ、炭素数が3以
上のものは直鎖または枝分れ鎖の構造異性のものであっ
てもよい。アルケニル基としては、炭素数が2〜6のも
の、例えばエテニル基、プロペニル基、ブテニル基、ペ
ンテニル基、ヘキセニル基が挙げられ、炭素数が3以上
のものは直鎖または枝分れ鎖の構造異性のものであって
よい。アルキニル基としては、炭素数が2〜6のもの、
例えばエチニル基、プロピニル基、ブチニル基、ペンチ
ニル基、ヘキシニル基が挙げられ、炭素数が3以上のも
のは直鎖または枝分れ鎖の構造異性のものであってよ
い。シクロアルキル基としては、炭素数が3〜8のも
の、例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロ
ペンチル基またはシクロヘキシル基が挙げられる。アリ
ール基としては、フェニル基、チエニル基、フラニル
基、ピリジル基、ナフチル基、ベンゾチエニル基、ベン
ゾフラニル基、キノリニル基などが挙げられる。複素環
基としては、ピリジル基、チエニル基、フリル基、ピラ
ジニル基、チアゾリル基、イソオキサゾリル基、キノリ
ル基などの窒素原子、酸素原子および硫黄原子から選ば
れる1〜3個のヘテロ原子を含む5員または6員の単環
式基またはフェニル縮合環式基が挙げられる。
もよい複素環基の二次置換基、三次置換基中のアルキル
基またはアルキル部分としては、炭素数が1〜6のも
の、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基が挙げられ、炭素数が3以
上のものは直鎖または枝分れ鎖の構造異性のものであっ
てもよい。アルケニル基としては、炭素数が2〜6のも
の、例えばエテニル基、プロペニル基、ブテニル基、ペ
ンテニル基、ヘキセニル基が挙げられ、炭素数が3以上
のものは直鎖または枝分れ鎖の構造異性のものであって
よい。アルキニル基としては、炭素数が2〜6のもの、
例えばエチニル基、プロピニル基、ブチニル基、ペンチ
ニル基、ヘキシニル基が挙げられ、炭素数が3以上のも
のは直鎖または枝分れ鎖の構造異性のものであってよ
い。シクロアルキル基としては、炭素数が3〜8のも
の、例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロ
ペンチル基またはシクロヘキシル基が挙げられる。アリ
ール基としては、フェニル基、チエニル基、フラニル
基、ピリジル基、ナフチル基、ベンゾチエニル基、ベン
ゾフラニル基、キノリニル基などが挙げられる。複素環
基としては、ピリジル基、チエニル基、フリル基、ピラ
ジニル基、チアゾリル基、イソオキサゾリル基、キノリ
ル基などの窒素原子、酸素原子および硫黄原子から選ば
れる1〜3個のヘテロ原子を含む5員または6員の単環
式基またはフェニル縮合環式基が挙げられる。
【0027】一般式(I)の化合物は、酸性物質または
塩基性物質とともに塩を形成してもよく、酸性物質との
塩としては塩酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩、硫酸塩ま
たは硝酸塩のような無機酸塩であってよく、塩基性物質
との塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム
塩、アンモニウム塩またはジメチルアミン塩のような無
機或は有機塩基塩であってよい。
塩基性物質とともに塩を形成してもよく、酸性物質との
塩としては塩酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩、硫酸塩ま
たは硝酸塩のような無機酸塩であってよく、塩基性物質
との塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム
塩、アンモニウム塩またはジメチルアミン塩のような無
機或は有機塩基塩であってよい。
【0028】一般式(I)の化合物またはその塩は、日
本特許第2994182号、特開平10-195072号、特開平11-180
957号、WO 98/57969、WO 00/35285、WO 00/35912、WO 0
0/35913、WO 01/9104、WO 01/14373などに記載された方
法に準じて製造することができる。
本特許第2994182号、特開平10-195072号、特開平11-180
957号、WO 98/57969、WO 00/35285、WO 00/35912、WO 0
0/35913、WO 01/9104、WO 01/14373などに記載された方
法に準じて製造することができる。
【0029】本発明組成物は、ノミ類;ダニ類;ウシジ
ラミ、ウマジラミ、ヒツジジラミ、ウシホソジラミ、ア
タマジラミ等のシラミ類;イヌハジラミ等のハジラミ類
といった宿主動物の体表に生息するものに有効である
が、特にノミ類およびダニ類の防除に優れた効果を示
す。また、アブ、ヌカカ、ブヨ、サシバエ等の吸血性双
翅目害虫にも有効である。
ラミ、ウマジラミ、ヒツジジラミ、ウシホソジラミ、ア
タマジラミ等のシラミ類;イヌハジラミ等のハジラミ類
といった宿主動物の体表に生息するものに有効である
が、特にノミ類およびダニ類の防除に優れた効果を示
す。また、アブ、ヌカカ、ブヨ、サシバエ等の吸血性双
翅目害虫にも有効である。
【0030】本発明組成物が有効な宿主動物としては、
イヌ、ネコ、マウス、ラット、ハムスター、モルモッ
ト、リス、ウサギ、フェレット、鳥(例えば、ハト、オ
ウム、九官鳥、文鳥、インコ、ジュウシマツ、カナリ
ア)などのペット;ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジなどの家
畜;アヒル、ニワトリなどの家禽などが挙げられる。し
かしながら、本発明組成物はペット、中でもイヌおよび
ネコに特に有効である。外部寄生虫は、これら宿主動物
の背、腋下、下腹部、内股部などに寄生して生息する。
イヌ、ネコ、マウス、ラット、ハムスター、モルモッ
ト、リス、ウサギ、フェレット、鳥(例えば、ハト、オ
ウム、九官鳥、文鳥、インコ、ジュウシマツ、カナリ
ア)などのペット;ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジなどの家
畜;アヒル、ニワトリなどの家禽などが挙げられる。し
かしながら、本発明組成物はペット、中でもイヌおよび
ネコに特に有効である。外部寄生虫は、これら宿主動物
の背、腋下、下腹部、内股部などに寄生して生息する。
【0031】前記したノミ類は、ノミ目(Siphonapter
a)に属する外部寄生性無翅昆虫を、具体的にはヒトノ
ミ科(Puliedae)、ナガノミ科(Ceratephyllus)など
に属するノミ類を指す。ヒトノミ科に属するノミ類とし
ては、イヌノミ(Ctenocephalides canis)、ネコノミ
(Ctenocephalides felis)、ヒトノミ(Pulex irritan
s)、ニワトリフトノミ(Echidnophaga gallinacer
a)、ケオプトネズミノミ(Xenopsylla chenopis)、ヤ
マトネズミノミ(Monosyllus anisus)、ヨーロッパネ
ズミノミ(Nosopsyllus fasciatus)などが挙げられ
る。本発明組成物はノミ類の中でもヒトノミ科に属する
ノミ類の防除に優れ、その中でもイヌノミ、ネコノミと
いった主としてイヌおよびネコに寄生するノミ類の防除
に特に優れている。
a)に属する外部寄生性無翅昆虫を、具体的にはヒトノ
ミ科(Puliedae)、ナガノミ科(Ceratephyllus)など
に属するノミ類を指す。ヒトノミ科に属するノミ類とし
ては、イヌノミ(Ctenocephalides canis)、ネコノミ
(Ctenocephalides felis)、ヒトノミ(Pulex irritan
s)、ニワトリフトノミ(Echidnophaga gallinacer
a)、ケオプトネズミノミ(Xenopsylla chenopis)、ヤ
マトネズミノミ(Monosyllus anisus)、ヨーロッパネ
ズミノミ(Nosopsyllus fasciatus)などが挙げられ
る。本発明組成物はノミ類の中でもヒトノミ科に属する
ノミ類の防除に優れ、その中でもイヌノミ、ネコノミと
いった主としてイヌおよびネコに寄生するノミ類の防除
に特に優れている。
【0032】本発明組成物は、前記したダニ類の中でも
フタトゲチマダニ(Haemaphysalislongicornis)、ヤマ
トチマダニ(Haemaphysalis japonica)、アミノカクマ
ダニ(Dermacentor reticulatus)、タイワンカクマダ
ニ(Dermacentor taiwanesis)、キチマダニ(Haemaphy
salis flava)、ヤマトマダニ(Ixodes ovatus)、シュ
ルツェマダニ(Ixodes persulcatus)、オウシマダニ
(Boophilus microplus)などのマダニ類の防除に特に
優れている。
フタトゲチマダニ(Haemaphysalislongicornis)、ヤマ
トチマダニ(Haemaphysalis japonica)、アミノカクマ
ダニ(Dermacentor reticulatus)、タイワンカクマダ
ニ(Dermacentor taiwanesis)、キチマダニ(Haemaphy
salis flava)、ヤマトマダニ(Ixodes ovatus)、シュ
ルツェマダニ(Ixodes persulcatus)、オウシマダニ
(Boophilus microplus)などのマダニ類の防除に特に
優れている。
【0033】一般式(I)の化合物はそのまま使用して
もよいが、適当な担体と共に粉剤、粒剤、錠剤、散剤、
カプセル剤、プレミックス剤、液剤、乳剤などの剤形に
して使用することができる。適当な担体としては、通
常、飼料用薬剤に利用されているものが使用され、例え
ば、乳糖、蔗糖、ブドウ糖、澱粉、麦粉、コーン粉、大
豆油粕、脱脂米糠、炭酸カルシウム、その他市販の飼料
原料等を挙げることができる。また、一般式(I)の化
合物は、担体と共に各種ビタミン類、ミネラル類、アミ
ノ酸類、酵素製剤、解熱剤、鎮静剤、消炎剤、殺菌剤、
着色剤、芳香剤、保存剤等と配合併用して使用すること
もできる。さらに、一般式(I)の化合物は必要に応じ
て他の動物薬、例えば抗菌剤、栄養剤、駆虫剤、殺菌
剤、抗コクシジウム剤などと混用、併用することがで
き、この場合に一層優れた効果を示すこともある。混
用、併用できる他の動物薬として望ましいものとして
は、例えば以下のものが挙げられる。
もよいが、適当な担体と共に粉剤、粒剤、錠剤、散剤、
カプセル剤、プレミックス剤、液剤、乳剤などの剤形に
して使用することができる。適当な担体としては、通
常、飼料用薬剤に利用されているものが使用され、例え
ば、乳糖、蔗糖、ブドウ糖、澱粉、麦粉、コーン粉、大
豆油粕、脱脂米糠、炭酸カルシウム、その他市販の飼料
原料等を挙げることができる。また、一般式(I)の化
合物は、担体と共に各種ビタミン類、ミネラル類、アミ
ノ酸類、酵素製剤、解熱剤、鎮静剤、消炎剤、殺菌剤、
着色剤、芳香剤、保存剤等と配合併用して使用すること
もできる。さらに、一般式(I)の化合物は必要に応じ
て他の動物薬、例えば抗菌剤、栄養剤、駆虫剤、殺菌
剤、抗コクシジウム剤などと混用、併用することがで
き、この場合に一層優れた効果を示すこともある。混
用、併用できる他の動物薬として望ましいものとして
は、例えば以下のものが挙げられる。
【0034】(A)リン酸またはリン酸エステル (A-1) O−エチル−O−(8−キノリル)フェニル−チ
オホスフェート[一般名:キンチオフォス] (A-2) O,O−ジエチル O−(3−クロロ−4−メチ
ル−7−クマリル)チオホスフェート [一般名:ク
マホス] (A-3) O,O−ジエチル O−フェニルグリオキシロニ
トリル オキシム チオホスフェート [一般名:ホキ
シム] (A-4) O,O−ジエチル O−シアノクロロベンズアル
ドキシム チオホスフェート [一般名:クロロホキシ
ム] (A-5) O,O−ジエチル O−(4−ブロモ−2,5−
ジクロロフェニル)ホスホロチオエート [一般名:
ブロモホス−エチル] (A-6) O,O,O’,O’−テトラエチル−S,S’−
メチレン ジ(ホスホロジチオエート) [一般名:
エチオン] (A-7) 2−クロロ−(2,4−ジクロロフェニル)−ビ
ニル ジエチル ホスフェート [一般名:クロロフェ
ンビンホス] (A-8) O,O−ジメチル O−(3−メチル−4−メチ
ルチオフェニル)チオノホスフェート [一般名:フ
ェンチオン]
オホスフェート[一般名:キンチオフォス] (A-2) O,O−ジエチル O−(3−クロロ−4−メチ
ル−7−クマリル)チオホスフェート [一般名:ク
マホス] (A-3) O,O−ジエチル O−フェニルグリオキシロニ
トリル オキシム チオホスフェート [一般名:ホキ
シム] (A-4) O,O−ジエチル O−シアノクロロベンズアル
ドキシム チオホスフェート [一般名:クロロホキシ
ム] (A-5) O,O−ジエチル O−(4−ブロモ−2,5−
ジクロロフェニル)ホスホロチオエート [一般名:
ブロモホス−エチル] (A-6) O,O,O’,O’−テトラエチル−S,S’−
メチレン ジ(ホスホロジチオエート) [一般名:
エチオン] (A-7) 2−クロロ−(2,4−ジクロロフェニル)−ビ
ニル ジエチル ホスフェート [一般名:クロロフェ
ンビンホス] (A-8) O,O−ジメチル O−(3−メチル−4−メチ
ルチオフェニル)チオノホスフェート [一般名:フ
ェンチオン]
【0035】(B)カーバメート系化合物 (B-1) 2−イソプロポキシフェニル メチルカーバメー
ト [一般名:プロポクスル] (B-2) 1−ナフチル N−メチルカーバメート [一般
名:カルバリル]
ト [一般名:プロポクスル] (B-2) 1−ナフチル N−メチルカーバメート [一般
名:カルバリル]
【0036】(C)ピレスロイド類 (C-1) (δ−シアノ−4−フルオロ−3−フェノキシ)
−ベンジル 3−[2−(4−クロロフェニル)−2−
クロロビニル]−2,2−ジメチル−シクロプロパンカ
ルボキシレート [一般名:フルメスリン] (C-2) α−シアノ (4−フルオロ−3−フェノキシ)
−ベンジル −2,2−ジメチル−3−(2,2−ジク
ロロビニル)シクロプロパンカルボキシレート[一般
名:シフルスリン]ならびにそのエナンチオマーおよび
立体異性体 (C-3) α−シアノ−3−フェノキシベンジル(±)−シ
ス,トランス−3−(2,2−ジブロモビニル)−2,
2−ジメチル−シクロプロパンカルボキシレート[一般
名:デルタメスリン] (C-4) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,2−
ジメチル−3−(2,2−ジクロロビニル)−シクロプ
ロパンカルボキシレート[一般名:シペルメスリン] (C-5) 3−フェノキシベンジル(±)−シス,トランス
−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチル
−シクロプロパンカルボキシレート[一般名:ペルメス
リン] (C-6) 2−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−(2
−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−p−トルイジ
ノ)−3−メチルブチレート[一般名:フルバリネー
ト]
−ベンジル 3−[2−(4−クロロフェニル)−2−
クロロビニル]−2,2−ジメチル−シクロプロパンカ
ルボキシレート [一般名:フルメスリン] (C-2) α−シアノ (4−フルオロ−3−フェノキシ)
−ベンジル −2,2−ジメチル−3−(2,2−ジク
ロロビニル)シクロプロパンカルボキシレート[一般
名:シフルスリン]ならびにそのエナンチオマーおよび
立体異性体 (C-3) α−シアノ−3−フェノキシベンジル(±)−シ
ス,トランス−3−(2,2−ジブロモビニル)−2,
2−ジメチル−シクロプロパンカルボキシレート[一般
名:デルタメスリン] (C-4) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,2−
ジメチル−3−(2,2−ジクロロビニル)−シクロプ
ロパンカルボキシレート[一般名:シペルメスリン] (C-5) 3−フェノキシベンジル(±)−シス,トランス
−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチル
−シクロプロパンカルボキシレート[一般名:ペルメス
リン] (C-6) 2−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−(2
−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−p−トルイジ
ノ)−3−メチルブチレート[一般名:フルバリネー
ト]
【0037】(D)アミジン類 (D-1) 3−メチル−2−[2,4−ジメチル−フェニルイ
ミノ]−チアゾリジン (D-2) 2−(4−クロロ−2−メチルフェニルイミノ)
−3−メチルチアゾリジン (D-3) 2−(4−クロロ−2−メチルフェニルイミノ)
−3−(1−イソブチレニル)−チアゾリジン (D-4) 1,5−ビス−(2,4−ジメチルフェニル)−
3−メチル−1,3,5−トリアザペンタ−1,4−ジ
エン [一般名:アミトラズ]
ミノ]−チアゾリジン (D-2) 2−(4−クロロ−2−メチルフェニルイミノ)
−3−メチルチアゾリジン (D-3) 2−(4−クロロ−2−メチルフェニルイミノ)
−3−(1−イソブチレニル)−チアゾリジン (D-4) 1,5−ビス−(2,4−ジメチルフェニル)−
3−メチル−1,3,5−トリアザペンタ−1,4−ジ
エン [一般名:アミトラズ]
【0038】(E)ベンゾイルウレア類 (E-1) N−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−N’
−[3,5−ジクロロ−4−(3−クロロ−5−トリフ
ルオロメチル−2−ピリジルオキシ)フェニル]ウレア
[一般名:クロロフルアズロン] (E-2) 1−(4−クロロフェニル)−3−(2,6−
ジフルオロベンゾイル)尿素 [一般名:ジフルベンズ
ロン] (E-3) 1−[2,5−ジクロロ−4−(1,1,2,
3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシ)フェニル]−
3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア[一般
名:ルファヌロン] (E-4) 1−(2−クロロベンゾイル)−3−(4−ト
リフルオロメトキシフェニル)ウレア [一般名:トリ
フルムロン] (E-5) 1−[α−(4−クロロ−α−シクロプロピル
ベンジリデンアミノオキシ)−p−トリル]−3−
(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア[一般名:フ
ルシクロクスロン] (E-6) 1−[4−(2−クロロ−4−トリフルオロメ
チルフェノキシ)−2−フルオロフェニル]−3−
(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア[一般名:フ
ルフェノクスロン] (E-7) 1−[3,5−ジクロロ−4−(1,1,2,
2−テトラフルオロエトキシ)フェニル]−3−(2,
6−ジフルオロベンゾイル)ウレア[一般名:ヘキサフ
ルムロン] (E-8) 1−(3,5−ジクロロ−2,4−ジフルオロ
フェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウ
レア[一般名:テフルベンズロン]
−[3,5−ジクロロ−4−(3−クロロ−5−トリフ
ルオロメチル−2−ピリジルオキシ)フェニル]ウレア
[一般名:クロロフルアズロン] (E-2) 1−(4−クロロフェニル)−3−(2,6−
ジフルオロベンゾイル)尿素 [一般名:ジフルベンズ
ロン] (E-3) 1−[2,5−ジクロロ−4−(1,1,2,
3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシ)フェニル]−
3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア[一般
名:ルファヌロン] (E-4) 1−(2−クロロベンゾイル)−3−(4−ト
リフルオロメトキシフェニル)ウレア [一般名:トリ
フルムロン] (E-5) 1−[α−(4−クロロ−α−シクロプロピル
ベンジリデンアミノオキシ)−p−トリル]−3−
(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア[一般名:フ
ルシクロクスロン] (E-6) 1−[4−(2−クロロ−4−トリフルオロメ
チルフェノキシ)−2−フルオロフェニル]−3−
(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア[一般名:フ
ルフェノクスロン] (E-7) 1−[3,5−ジクロロ−4−(1,1,2,
2−テトラフルオロエトキシ)フェニル]−3−(2,
6−ジフルオロベンゾイル)ウレア[一般名:ヘキサフ
ルムロン] (E-8) 1−(3,5−ジクロロ−2,4−ジフルオロ
フェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウ
レア[一般名:テフルベンズロン]
【0039】(F)ネオニコチノイド類 (F-1)1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−N−
ニトロイミタゾリジニ−2−イリデンアミン [一般
名:イミダクロプリド] (F-2)ニテンピラム (F-3)アセタミプリド (F-4)チオメトキサム
ニトロイミタゾリジニ−2−イリデンアミン [一般
名:イミダクロプリド] (F-2)ニテンピラム (F-3)アセタミプリド (F-4)チオメトキサム
【0040】(G)アリールピラゾール類 (G-1)フィプロニル (G-2)アリールピラゾール (G-3)アセトピロール (G-4)エチピロール
【0041】(H)その他 (H-1)エチル (2E,4E)−3,7,11−トリメチ
ル−2,4−ドデカジエノエート [一般名:ヒドロ
プレン] (H-2)イソプロピル (2E,4E)−11−メトキシ−
3,7,11−トリメチル−2,4−ドデカジエノエー
ト [一般名:メソプレン] (H-3) 4−フェノキシフェニル 2−(2−ピリジルオ
キシ)プロピルエーテル[一般名:ピリプロキシフェ
ン] (H-4) (2RS,4SR)−4−(2−エチル−1,3
−ジオキソラン−4−イルメトキシ)フェニル=フェニ
ルエーテルの50ないし80%と(2RS,4SR)−
4−(2−エチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメ
トキシ)フェニル=フェニルエーテルの50ないし20
%の混合物 [一般名:ジオフェノラン] (H-5) エチル=2−(4−フェノキシフェノキシ)エチ
ルカーバメート[一般名:フェノキシカルブ] (H-6) N−シクロプロピル−1,3,5−トリアジン−
2,4,6−トリアミン[一般名:シロマジン] (H-7) アベルメクチン (H-8) イベルメクチン (H-9) ミルベマイシン (H-10) スピノサド (H-11)バリノマイシン (H-12)モネンシン (H-13)、サリノマイシン (H-14)オキシテトラサイクリン (H-15)レバミゾール (H-16)アザジラクチン[azadirachtin] (H-17)キノプレン[kinoprene] (H-18)テトラヒドロアザジラクチン[tetrahydroazadir
achtin] (H-19)テブフェノジド[tebufenozide]
ル−2,4−ドデカジエノエート [一般名:ヒドロ
プレン] (H-2)イソプロピル (2E,4E)−11−メトキシ−
3,7,11−トリメチル−2,4−ドデカジエノエー
ト [一般名:メソプレン] (H-3) 4−フェノキシフェニル 2−(2−ピリジルオ
キシ)プロピルエーテル[一般名:ピリプロキシフェ
ン] (H-4) (2RS,4SR)−4−(2−エチル−1,3
−ジオキソラン−4−イルメトキシ)フェニル=フェニ
ルエーテルの50ないし80%と(2RS,4SR)−
4−(2−エチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメ
トキシ)フェニル=フェニルエーテルの50ないし20
%の混合物 [一般名:ジオフェノラン] (H-5) エチル=2−(4−フェノキシフェノキシ)エチ
ルカーバメート[一般名:フェノキシカルブ] (H-6) N−シクロプロピル−1,3,5−トリアジン−
2,4,6−トリアミン[一般名:シロマジン] (H-7) アベルメクチン (H-8) イベルメクチン (H-9) ミルベマイシン (H-10) スピノサド (H-11)バリノマイシン (H-12)モネンシン (H-13)、サリノマイシン (H-14)オキシテトラサイクリン (H-15)レバミゾール (H-16)アザジラクチン[azadirachtin] (H-17)キノプレン[kinoprene] (H-18)テトラヒドロアザジラクチン[tetrahydroazadir
achtin] (H-19)テブフェノジド[tebufenozide]
【0042】一般式(I)の化合物と混用、併用できる
他の動物薬の中でも、ベンゾイルウレア類と混用、併用
するのが望ましい。なぜなら、一般式(I)の化合物と
ベンゾイルウレア類とを有効成分として含有する動物の
外部寄生虫防除用組成物は、各有効成分を混用、併用し
たときに理論的に予想できる外部寄生虫防除効果(相加
効果)を示すばかりでなく、特定の配合比においては理
論的に予想できない外部寄生虫防除効果(相乗効果)を
示すからである。この場合、一般式(I)の化合物とベ
ンゾイルウレア類との配合比は一般に1:60〜60:
1、望ましくは1:20〜20:1、さらに望ましくは
10:1〜1:10、最も望ましくは5:1〜1:5、
特別に望ましくは2:1〜1:2である。また、一般式
(I)の化合物と混用、併用できるベンゾイルウレア類
の中でも、上記(E)に列記したベンゾイルウレア類と
混用、併用するのがさらに望ましく、その中でもN−
(2,6−ジフルオロベンゾイル)−N’−[3,5−
ジクロロ−4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル
−2−ピリジルオキシ)フェニル]ウレアと混用、併用
するのが最も望ましい。N−(2,6−ジフルオロベン
ゾイル)−N’−[3,5−ジクロロ−4−(3−クロ
ロ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)フ
ェニル]ウレアは、そのまま一般式(I)の化合物と混
用、併用してもよいが、吸収性の改善された製剤、例え
ば、特開平11-92311号に記載されたような無定形ベンゾ
イルウレアとして混用、併用することが望ましい。
他の動物薬の中でも、ベンゾイルウレア類と混用、併用
するのが望ましい。なぜなら、一般式(I)の化合物と
ベンゾイルウレア類とを有効成分として含有する動物の
外部寄生虫防除用組成物は、各有効成分を混用、併用し
たときに理論的に予想できる外部寄生虫防除効果(相加
効果)を示すばかりでなく、特定の配合比においては理
論的に予想できない外部寄生虫防除効果(相乗効果)を
示すからである。この場合、一般式(I)の化合物とベ
ンゾイルウレア類との配合比は一般に1:60〜60:
1、望ましくは1:20〜20:1、さらに望ましくは
10:1〜1:10、最も望ましくは5:1〜1:5、
特別に望ましくは2:1〜1:2である。また、一般式
(I)の化合物と混用、併用できるベンゾイルウレア類
の中でも、上記(E)に列記したベンゾイルウレア類と
混用、併用するのがさらに望ましく、その中でもN−
(2,6−ジフルオロベンゾイル)−N’−[3,5−
ジクロロ−4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル
−2−ピリジルオキシ)フェニル]ウレアと混用、併用
するのが最も望ましい。N−(2,6−ジフルオロベン
ゾイル)−N’−[3,5−ジクロロ−4−(3−クロ
ロ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)フ
ェニル]ウレアは、そのまま一般式(I)の化合物と混
用、併用してもよいが、吸収性の改善された製剤、例え
ば、特開平11-92311号に記載されたような無定形ベンゾ
イルウレアとして混用、併用することが望ましい。
【0043】一般式(I)の化合物の投与量としては、
投与方法、投与目的、疾病症状等によって異なるが、通
常、宿主動物の体重1Kgに対して0.01mg以上10
0g以下、望ましくは0.1mg以上10g以下の割合で
投与するのが適当である。
投与方法、投与目的、疾病症状等によって異なるが、通
常、宿主動物の体重1Kgに対して0.01mg以上10
0g以下、望ましくは0.1mg以上10g以下の割合で
投与するのが適当である。
【0044】宿主への投与は、経口または非経口による
投与が行われる。経口投与法としては、例えば一般式
(I)の化合物を宿主動物の飼料に混入させておき飼料
とともに投与する方法や、一般式(I)の化合物を含有
する錠剤、液剤、カプセル剤、ウエハース、ビスケッ
ト、ミンチ肉等を投与する方法などが挙げられる。
投与が行われる。経口投与法としては、例えば一般式
(I)の化合物を宿主動物の飼料に混入させておき飼料
とともに投与する方法や、一般式(I)の化合物を含有
する錠剤、液剤、カプセル剤、ウエハース、ビスケッ
ト、ミンチ肉等を投与する方法などが挙げられる。
【0045】非経口投与方法としては、例えば一般式
(I)の化合物を適当な製剤にした上で、静注投与、筋
肉内投与、皮内投与、皮下投与やスポットオン処理、ポ
ワオン処理等により体内に取り込ませる方法、宿主動物
の皮下に一般式(I)の化合物を含有する樹脂片等を埋
め込む方法が挙げられる。
(I)の化合物を適当な製剤にした上で、静注投与、筋
肉内投与、皮内投与、皮下投与やスポットオン処理、ポ
ワオン処理等により体内に取り込ませる方法、宿主動物
の皮下に一般式(I)の化合物を含有する樹脂片等を埋
め込む方法が挙げられる。
【0046】
【発明の実施形態】次に本発明に関わる動物の外部寄生
虫防除用組成物の実施形態として望ましい態様のいくつ
かを以下に例示するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
虫防除用組成物の実施形態として望ましい態様のいくつ
かを以下に例示するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
【0047】(1)一般式(I):
【化11】 [式中、Y、mおよびQは前述の通りである]で表され
るピリジン系化合物またはその塩を有効成分として含有
する動物の外部寄生虫防除用組成物。
るピリジン系化合物またはその塩を有効成分として含有
する動物の外部寄生虫防除用組成物。
【0048】(2)Qが
【化12】 (Xは酸素原子または硫黄原子であり、R1およびR2が
それぞれ独立に水素原子、置換されてもよいアルキル
基、置換されてもよいアルケニル基、置換されてもよい
アルキニル基、置換されてもよいシクロアルキル基、-C
(W1)R3基、-S(O)nR5基、−NHR6基、
それぞれ独立に水素原子、置換されてもよいアルキル
基、置換されてもよいアルケニル基、置換されてもよい
アルキニル基、置換されてもよいシクロアルキル基、-C
(W1)R3基、-S(O)nR5基、−NHR6基、
【化13】 、−C(R8)=NO−R9基であるか、またはR1およ
びR2は一緒になって=C(R10)R11基を、あるいは隣
接する窒素原子とともに窒素原子または酸素原子を含ん
でよい炭素数4〜5の5員または6員複素環基を形成し
てもよく、R3、R5、R6、Z、R7、R8、R9、R10、
R11、W1およびnは前述の通りである)である前記
(1)の外部寄生虫防除用組成物。
びR2は一緒になって=C(R10)R11基を、あるいは隣
接する窒素原子とともに窒素原子または酸素原子を含ん
でよい炭素数4〜5の5員または6員複素環基を形成し
てもよく、R3、R5、R6、Z、R7、R8、R9、R10、
R11、W1およびnは前述の通りである)である前記
(1)の外部寄生虫防除用組成物。
【0049】(3)Qが
【化14】 (式中、Xは酸素原子または硫黄原子であり、R1およ
びR2がそれぞれ独立に水素原子、置換されてもよいア
ルキル基、置換されてもよいアルケニル基、置換されて
もよいアルキニル基、置換されてもよいシクロアルキル
基、-C(W1)R3基、-S(O)nR5基または−NHR6基で
あるか、またはR1およびR2は一緒になって=C
(R10)R11基を、あるいは隣接する窒素原子とともに
窒素原子または酸素原子を含んでよい炭素数4〜5の5
員または6員複素環基を形成してもよく、R 3、R5、R
6、W1およびnは前述の通りであり、R10およびR11は
それぞれ独立にアルコキシ基またはアルキルチオ基であ
る)である前記(1)の外部寄生虫防除用組成物。
びR2がそれぞれ独立に水素原子、置換されてもよいア
ルキル基、置換されてもよいアルケニル基、置換されて
もよいアルキニル基、置換されてもよいシクロアルキル
基、-C(W1)R3基、-S(O)nR5基または−NHR6基で
あるか、またはR1およびR2は一緒になって=C
(R10)R11基を、あるいは隣接する窒素原子とともに
窒素原子または酸素原子を含んでよい炭素数4〜5の5
員または6員複素環基を形成してもよく、R 3、R5、R
6、W1およびnは前述の通りであり、R10およびR11は
それぞれ独立にアルコキシ基またはアルキルチオ基であ
る)である前記(1)の外部寄生虫防除用組成物。
【0050】(4)Qが
【化15】 (式中、Xは酸素原子または硫黄原子であり、R1が水
素原子、置換されてもよいアルキル基、置換されてもよ
いアルケニル基、置換されてもよいアルキニル基、置換
されてもよいシクロアルキル基、置換されてもよいアリ
ール基または-C(W1)R3基であり、R3、R4およびW1
は前述のとおりである)である前記(1)の外部寄生虫
防除用組成物。
素原子、置換されてもよいアルキル基、置換されてもよ
いアルケニル基、置換されてもよいアルキニル基、置換
されてもよいシクロアルキル基、置換されてもよいアリ
ール基または-C(W1)R3基であり、R3、R4およびW1
は前述のとおりである)である前記(1)の外部寄生虫
防除用組成物。
【0051】(5)Xが酸素原子である前記(2)また
は(3)の外部寄生虫防除用組成物。
は(3)の外部寄生虫防除用組成物。
【0052】(6)R1およびR2がそれぞれ独立に水素
原子、置換されてもよいアルキル基、または−C(W1)
R3基であるか、またはR1およびR2が一緒になって=
C(R1 0)R11基を形成し、W1 は酸素原子または硫黄
原子であり、R3が置換されてもよいアルキル基、置換
されてもよいアリール基またはアルコキシ基であり、R
10およびR11がそれぞれ独立にアルコキシ基またはアル
キルチオ基である前記(3)の外部寄生虫防除用組成
物。
原子、置換されてもよいアルキル基、または−C(W1)
R3基であるか、またはR1およびR2が一緒になって=
C(R1 0)R11基を形成し、W1 は酸素原子または硫黄
原子であり、R3が置換されてもよいアルキル基、置換
されてもよいアリール基またはアルコキシ基であり、R
10およびR11がそれぞれ独立にアルコキシ基またはアル
キルチオ基である前記(3)の外部寄生虫防除用組成
物。
【0053】(7)R1が水素原子で、R2が−C
(R8)=NO−R9基であり、R8及びR9は前述の通り
である前記(2)の外部寄生虫防除用組成物。
(R8)=NO−R9基であり、R8及びR9は前述の通り
である前記(2)の外部寄生虫防除用組成物。
【0054】(8)R1およびR2が一緒になって=C
(R10)−N(R12)R13基を形成し、R10が水素原
子、置換されてもよいアルキル基、置換されてもよいア
ルケニル基または置換されてもよい複素環基であり、R
12およびR13は前述の通りである前記(2)の外部寄生
虫防除用組成物。
(R10)−N(R12)R13基を形成し、R10が水素原
子、置換されてもよいアルキル基、置換されてもよいア
ルケニル基または置換されてもよい複素環基であり、R
12およびR13は前述の通りである前記(2)の外部寄生
虫防除用組成物。
【0055】(9)R1が水素原子であり、R2が
【化16】 (式中、ZおよびR7は前述の通りである)である前記
(2)の外部寄生虫防除用組成物。
(2)の外部寄生虫防除用組成物。
【0056】(10)Xが酸素原子であり、R1および
R2がそれぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルコキ
シアルキル基、アルキルアミノアルキル基、C2-6環状
アミノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、シアノアル
キル基、チオカルバモイルアルキル基、アルキルカルボ
ニルオキシアルキル基、アルキルカルボニル基、アリー
ルカルボニル基、トリフルオロメチル置換アリールカル
ボニル基、アルコキシチオカルボニル基またはアルコキ
シカルボニル基であるか、またはR1 およびR2が一緒
になって=C(R10)R11基を形成し、R10およびR11
がそれぞれアルコキシ基およびアルキルチオ基である前
記(3)の外部寄生虫防除用組成物。
R2がそれぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルコキ
シアルキル基、アルキルアミノアルキル基、C2-6環状
アミノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、シアノアル
キル基、チオカルバモイルアルキル基、アルキルカルボ
ニルオキシアルキル基、アルキルカルボニル基、アリー
ルカルボニル基、トリフルオロメチル置換アリールカル
ボニル基、アルコキシチオカルボニル基またはアルコキ
シカルボニル基であるか、またはR1 およびR2が一緒
になって=C(R10)R11基を形成し、R10およびR11
がそれぞれアルコキシ基およびアルキルチオ基である前
記(3)の外部寄生虫防除用組成物。
【0057】(11)一般式(I)の化合物が、N−シ
アノメチル−4−トリフルオロメチル−3−ピリジンカ
ルボキサミド(化合物No.1)、N−エチル−4−トリ
フルオロメチル−3−ピリジンカルボキサミド(化合物
No.2)、4−トリフルオロメチル−3−ピリジンカル
ボキサミド 1−オキシド(化合物No.3)、4−トリフ
ルオロメチル−3−ピリジンカルボキサミド(化合物N
o.4)、N−チオカルバモイルメチル−4−トリフルオ
ロメチル−3−ピリジンカルボキサミド、N−エトキシ
メチル−4−トリフルオロメチル−3−ピリジンカルボ
キサミド、N−イソプロピルアミノメチル−4−トリフ
ルオロメチル−3−ピリジンカルボキサミド、N−シア
ノメチル−N,N−ビス(4−トリフルオロメチルニコ
チノイル)アミン、N−アセチル−N−シアノメチル−
4−トリフルオロメチル−3−ピリジンカルボキサミ
ド、N−シアノメチル−N−メチル−4−トリフルオロ
メチルピリジン−3−カルボキサミド、O−メチル N
−(4−トリフルオロメチルニコチノイル)チオカルバ
マート、N−メチル−4−トリフルオロメチルピリジン
−3−カルボキサミド、N−(N′,N′−ジメチルア
ミノメチル)−4−トリフルオロメチルピリジン−3−
カルボキサミド、N−(1−ピペリジルメチル)−4−
トリフルオロメチルピリジン−3−カルボキサミド、N
−シアノメチルN−(4−トリフルオロメチルニコチノ
イル)アミノメチルピバラート、O,S−ジメチル N
−(4−トリフルオロメチルニコチノイル)イミノホル
マート、N−ヒドロキシメチル−4−トリフルオロメチ
ル−3−ピリジンカルボキサミド、N−アセチル−4−
トリフルオロメチル−3−ピリジンカルボキサミドおよ
びメチル N−(4−トリフルオロメチルニコチノイ
ル)カルバマートまたはそれらの1−オキシドから成る
群より選ばれる少なくとも1つである前記(1)の外部
寄生虫防除用組成物。
アノメチル−4−トリフルオロメチル−3−ピリジンカ
ルボキサミド(化合物No.1)、N−エチル−4−トリ
フルオロメチル−3−ピリジンカルボキサミド(化合物
No.2)、4−トリフルオロメチル−3−ピリジンカル
ボキサミド 1−オキシド(化合物No.3)、4−トリフ
ルオロメチル−3−ピリジンカルボキサミド(化合物N
o.4)、N−チオカルバモイルメチル−4−トリフルオ
ロメチル−3−ピリジンカルボキサミド、N−エトキシ
メチル−4−トリフルオロメチル−3−ピリジンカルボ
キサミド、N−イソプロピルアミノメチル−4−トリフ
ルオロメチル−3−ピリジンカルボキサミド、N−シア
ノメチル−N,N−ビス(4−トリフルオロメチルニコ
チノイル)アミン、N−アセチル−N−シアノメチル−
4−トリフルオロメチル−3−ピリジンカルボキサミ
ド、N−シアノメチル−N−メチル−4−トリフルオロ
メチルピリジン−3−カルボキサミド、O−メチル N
−(4−トリフルオロメチルニコチノイル)チオカルバ
マート、N−メチル−4−トリフルオロメチルピリジン
−3−カルボキサミド、N−(N′,N′−ジメチルア
ミノメチル)−4−トリフルオロメチルピリジン−3−
カルボキサミド、N−(1−ピペリジルメチル)−4−
トリフルオロメチルピリジン−3−カルボキサミド、N
−シアノメチルN−(4−トリフルオロメチルニコチノ
イル)アミノメチルピバラート、O,S−ジメチル N
−(4−トリフルオロメチルニコチノイル)イミノホル
マート、N−ヒドロキシメチル−4−トリフルオロメチ
ル−3−ピリジンカルボキサミド、N−アセチル−4−
トリフルオロメチル−3−ピリジンカルボキサミドおよ
びメチル N−(4−トリフルオロメチルニコチノイ
ル)カルバマートまたはそれらの1−オキシドから成る
群より選ばれる少なくとも1つである前記(1)の外部
寄生虫防除用組成物。
【0058】(12)一般式(I)の化合物が、N−シ
アノメチル−4−トリフルオロメチル−3−ピリジンカ
ルボキサミド、N−エチル−4−トリフルオロメチル−
3−ピリジンカルボキサミド、4−トリフルオロメチル
−3−ピリジンカルボキサミド1−オキシドおよび4−
トリフルオロメチル−3−ピリジンカルボキサミドから
成る群より選ばれた少なくとも1つである前記(1)の
外部寄生虫防除用組成物。
アノメチル−4−トリフルオロメチル−3−ピリジンカ
ルボキサミド、N−エチル−4−トリフルオロメチル−
3−ピリジンカルボキサミド、4−トリフルオロメチル
−3−ピリジンカルボキサミド1−オキシドおよび4−
トリフルオロメチル−3−ピリジンカルボキサミドから
成る群より選ばれた少なくとも1つである前記(1)の
外部寄生虫防除用組成物。
【0059】(13)一般式(I)の化合物が、N−シ
アノメチル−4−トリフルオロメチル−3−ピリジンカ
ルボキサミドおよび/または4−トリフルオロメチル−
3−ピリジンカルボキサミドである前記(1)の外部寄
生虫防除用組成物。
アノメチル−4−トリフルオロメチル−3−ピリジンカ
ルボキサミドおよび/または4−トリフルオロメチル−
3−ピリジンカルボキサミドである前記(1)の外部寄
生虫防除用組成物。
【0060】(14)一般式(I)の化合物が、N−シ
アノメチル−4−トリフルオロメチル−3−ピリジンカ
ルボキサミドである前記(1)の外部寄生虫防除用組成
物。
アノメチル−4−トリフルオロメチル−3−ピリジンカ
ルボキサミドである前記(1)の外部寄生虫防除用組成
物。
【0061】(15)一般式(I)の化合物が、4−ト
リフルオロメチル−3−ピリジンカルボキサミドである
前記(1)の外部寄生虫防除用組成物。
リフルオロメチル−3−ピリジンカルボキサミドである
前記(1)の外部寄生虫防除用組成物。
【0062】(16)Qが置換されてもよい複素環基で
ある前記(1)の外部寄生虫防除用組成物。
ある前記(1)の外部寄生虫防除用組成物。
【0063】(17)複素環基部分が、窒素原子、酸素
原子および硫黄原子から選ばれる2〜3個のヘテロ原子
を含む5〜7員の単環式基である前記(16)の外部寄
生虫防除用組成物。
原子および硫黄原子から選ばれる2〜3個のヘテロ原子
を含む5〜7員の単環式基である前記(16)の外部寄
生虫防除用組成物。
【0064】(18)複素環基部分が、窒素原子、酸素
原子および硫黄原子から選ばれる2〜3個のヘテロ原子
を含む5員の単環式基である前記(16)の外部寄生虫
防除用組成物。
原子および硫黄原子から選ばれる2〜3個のヘテロ原子
を含む5員の単環式基である前記(16)の外部寄生虫
防除用組成物。
【0065】(19)5員の単環式基が、ピラゾリル
基、オキサゾリル基、チアゾリル基、オキサジアゾリル
基、チアジアゾリル基またはトリアゾリル基である前記
(18)の外部寄生虫防除用組成物。
基、オキサゾリル基、チアゾリル基、オキサジアゾリル
基、チアジアゾリル基またはトリアゾリル基である前記
(18)の外部寄生虫防除用組成物。
【0066】(20)複素環基部分が、窒素原子、酸素
原子および硫黄原子から選ばれる2〜3個のヘテロ原子
を含む6員の単環式基である前記(16)の外部寄生虫
防除用組成物。
原子および硫黄原子から選ばれる2〜3個のヘテロ原子
を含む6員の単環式基である前記(16)の外部寄生虫
防除用組成物。
【0067】(21)6員の単環式基が、
【化17】 (式中、R16はアルキル基である)である前記(20)
の外部寄生虫防除用組成物。
の外部寄生虫防除用組成物。
【0068】(22)R16がメチル基またはイソプロピ
ル基である前記(21)の外部寄生虫防除用組成物。
ル基である前記(21)の外部寄生虫防除用組成物。
【0069】(23)一般式(I)の化合物と、他の動
物薬とを有効成分として含有する動物の外部寄生虫防除
用組成物。
物薬とを有効成分として含有する動物の外部寄生虫防除
用組成物。
【0070】(24)他の動物薬が、(A)リン酸また
はリン酸エステル、(B)カーバメート系化合物、
(C)ピレスロイド類、(D)アミジン類、(E)ベン
ゾイルウレア類、(F)ネオニコチノイド類および
(G)アリールピラゾール類から成る群より選ばれた少
なくとも1種の動物薬である前記(23)の動物の外部
寄生虫防除用組成物。
はリン酸エステル、(B)カーバメート系化合物、
(C)ピレスロイド類、(D)アミジン類、(E)ベン
ゾイルウレア類、(F)ネオニコチノイド類および
(G)アリールピラゾール類から成る群より選ばれた少
なくとも1種の動物薬である前記(23)の動物の外部
寄生虫防除用組成物。
【0071】(25)他の動物薬が、ベンゾイルウレア
類である(23)の動物の外部寄生虫防除用組成物。
類である(23)の動物の外部寄生虫防除用組成物。
【0072】(26)ベンゾイルウレア類が、N−
(2,6−ジフルオロベンゾイル)−N’−[3,5−
ジクロロ−4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル
−2−ピリジルオキシ)フェニル]ウレア、1−(4−
クロロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイ
ル)尿素、1−[2,5−ジクロロ−4−(1,1,
2,3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシ)フェニ
ル]−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア、
1−(2−クロロベンゾイル)−3−(4−トリフルオ
ロメトキシフェニル)ウレア、1−[α−(4−クロロ
−α−シクロプロピルベンジリデンアミノオキシ)−p
−トリル]−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウ
レア、1−[4−(2−クロロ−4−トリフルオロメチ
ルフェノキシ)−2−フルオロフェニル]−3−(2,
6−ジフルオロベンゾイル)ウレア、1−[3,5−ジ
クロロ−4−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキ
シ)フェニル]−3−(2,6−ジフルオロベンゾイ
ル)ウレアおよび1−(3,5−ジクロロ−2,4−ジ
フルオロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾ
イル)ウレアから成る群より選ばれた少なくとも1種の
ものである前記(25)の動物の外部寄生虫防除用組成
物。
(2,6−ジフルオロベンゾイル)−N’−[3,5−
ジクロロ−4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル
−2−ピリジルオキシ)フェニル]ウレア、1−(4−
クロロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイ
ル)尿素、1−[2,5−ジクロロ−4−(1,1,
2,3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシ)フェニ
ル]−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア、
1−(2−クロロベンゾイル)−3−(4−トリフルオ
ロメトキシフェニル)ウレア、1−[α−(4−クロロ
−α−シクロプロピルベンジリデンアミノオキシ)−p
−トリル]−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウ
レア、1−[4−(2−クロロ−4−トリフルオロメチ
ルフェノキシ)−2−フルオロフェニル]−3−(2,
6−ジフルオロベンゾイル)ウレア、1−[3,5−ジ
クロロ−4−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキ
シ)フェニル]−3−(2,6−ジフルオロベンゾイ
ル)ウレアおよび1−(3,5−ジクロロ−2,4−ジ
フルオロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾ
イル)ウレアから成る群より選ばれた少なくとも1種の
ものである前記(25)の動物の外部寄生虫防除用組成
物。
【0073】(27)ベンゾイルウレア類が、N−
(2,6−ジフルオロベンゾイル)−N’−[3,5−
ジクロロ−4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル
−2−ピリジルオキシ)フェニル]ウレアである前記
(25)の動物の外部寄生虫防除用組成物。
(2,6−ジフルオロベンゾイル)−N’−[3,5−
ジクロロ−4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル
−2−ピリジルオキシ)フェニル]ウレアである前記
(25)の動物の外部寄生虫防除用組成物。
【0074】(28)前記(1)または(23)の組成
物を動物の外部寄生虫に作用させる外部寄生虫の防除方
法。
物を動物の外部寄生虫に作用させる外部寄生虫の防除方
法。
【0075】(29)外部寄生虫がノミ類である前記
(28)の方法。
(28)の方法。
【0076】(30)ノミ類がヒトノミ科またはナガノ
ミ科に属するノミ類である前記(29)の方法。
ミ科に属するノミ類である前記(29)の方法。
【0077】(31)ノミ類がヒトノミ科に属するノミ
類である前記(29)の方法。
類である前記(29)の方法。
【0078】(32)ヒトノミ科に属するノミ類が、イ
ヌノミ、ネコノミ、ヒトノミ、ニワトリフトノミ、ケオ
プトネズミノミ、ヤマトネズミノミまたはヨーロッパネ
ズミノミである前記(31)の方法。
ヌノミ、ネコノミ、ヒトノミ、ニワトリフトノミ、ケオ
プトネズミノミ、ヤマトネズミノミまたはヨーロッパネ
ズミノミである前記(31)の方法。
【0079】(33)ヒトノミ科に属するノミ類が、イ
ヌノミまたはネコノミである前記(31)の方法。
ヌノミまたはネコノミである前記(31)の方法。
【0080】(34)外部寄生虫がダニ類である前記
(28)の方法。
(28)の方法。
【0081】(35)外部寄生虫がマダニ類である前記
(28)の方法。
(28)の方法。
【0082】(36)マダニ類がフタトゲチマダニ、ヤ
マトチマダニ、アミメカクマダニ、タイワンカクマダ
ニ、キチマダニ、ヤマトマダニ、シュルチェマダニまた
はオウシマダニである前記(35)の方法。
マトチマダニ、アミメカクマダニ、タイワンカクマダ
ニ、キチマダニ、ヤマトマダニ、シュルチェマダニまた
はオウシマダニである前記(35)の方法。
【0083】(37)動物が家畜またはペットである前
記(28)の方法。
記(28)の方法。
【0084】(38)動物がペットである前記(28)
の方法。
の方法。
【0085】(39)ペットがイヌ、ネコ、マウス、ラ
ット、ハムスター、モルモット、リス、ウサギ、フェレ
ット、ハト、オウム、九官鳥、文鳥、インコ、ジュウシ
マツまたはカナリアである前記(38)の方法。
ット、ハムスター、モルモット、リス、ウサギ、フェレ
ット、ハト、オウム、九官鳥、文鳥、インコ、ジュウシ
マツまたはカナリアである前記(38)の方法。
【0086】(40)ペットがイヌまたはネコである前
記(38)の方法。
記(38)の方法。
【0087】(41)前記(1)または(23)の組成
物を動物に経口投与することによって動物の背、腋下、
下腹部、内股部などに寄生する外部寄生虫を防除する前
記(28)の方法。
物を動物に経口投与することによって動物の背、腋下、
下腹部、内股部などに寄生する外部寄生虫を防除する前
記(28)の方法。
【0088】
【実施例】本発明をより詳しく述べるために、以下に実
施例を記載するが、これらは本発明を限定するものでは
ない。
施例を記載するが、これらは本発明を限定するものでは
ない。
【0089】試験例1 羽化後3日以内のネコノミ未吸血成虫100頭を、イヌ
(ビーグル雄、8ヶ月齢、体重9.0kg)の背部被毛上
に放ち、寄生させた。第1回ノミの人工寄生4日後に、
ノミ取り櫛を用いてノミを回収し、ノミの定着数を調べ
た。ノミの寄生は1週間間隔で2回行った。第2回ノミの
人工寄生開始と同時に供試化合物(化合物No.1あるい
は化合物No.4)10mg/kgをゼラチンカプセルに充填
し、約10mlの水と共に単回強制経口投与した。投与量は
投与直前の体重から算出した。なお、イヌは、ケージに
入れて飼育し、水道水を自由に摂取させ、イヌ用飼料
(DEQ,オリエンタル酵母工業(株))の所定量を1日1
回与えた。第2回ノミの人工寄生4日後に、ノミ取り櫛
を用いてノミを回収し、ノミの定着数を調べ、第1回人
工寄生4日後のノミ定着数と比較し、ノミ定着抑制率を
求めた。その結果、化合物No.1および化合物No.4のノ
ミ定着抑制率は、各々98.2%および87.2%であ
った。
(ビーグル雄、8ヶ月齢、体重9.0kg)の背部被毛上
に放ち、寄生させた。第1回ノミの人工寄生4日後に、
ノミ取り櫛を用いてノミを回収し、ノミの定着数を調べ
た。ノミの寄生は1週間間隔で2回行った。第2回ノミの
人工寄生開始と同時に供試化合物(化合物No.1あるい
は化合物No.4)10mg/kgをゼラチンカプセルに充填
し、約10mlの水と共に単回強制経口投与した。投与量は
投与直前の体重から算出した。なお、イヌは、ケージに
入れて飼育し、水道水を自由に摂取させ、イヌ用飼料
(DEQ,オリエンタル酵母工業(株))の所定量を1日1
回与えた。第2回ノミの人工寄生4日後に、ノミ取り櫛
を用いてノミを回収し、ノミの定着数を調べ、第1回人
工寄生4日後のノミ定着数と比較し、ノミ定着抑制率を
求めた。その結果、化合物No.1および化合物No.4のノ
ミ定着抑制率は、各々98.2%および87.2%であ
った。
【0090】試験例2 羽化後3日以内のネコノミ未吸血成虫100頭を、イヌ
(ビーグル雄、8ヶ月齢、体重9.0kg)の背部被毛上
に放ち、寄生させる。第1回ノミの人工寄生4日後に、
ノミ取り櫛を用いてノミを回収し、ノミの定着数を調べ
る。ノミの寄生は1週間間隔で2回行う。第2回ノミの人
工寄生開始と同時に供試化合物(化合物No.1あるいは
化合物No.4)およびN−(2,6−ジフルオロベンゾ
イル)−N’−[3,5−ジクロロ−4−(3−クロロ
−5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)フェ
ニル]ウレアを非晶質に製剤したものの各々を15mg/k
gずつゼラチンカプセルに充填し、約10mlの水と共に単
回強制経口投与する。投与量は投与直前の体重から算出
できる。なお、イヌは、ケージに入れて飼育し、水道水
を自由に摂取させ、イヌ用飼料(DEQ,オリエンタル
酵母工業(株))の所定量を1日1回与える。第2回ノミの
人工寄生4日後に、ノミ取り櫛を用いてノミを回収し、
ノミの定着数を調べ、第1回人工寄生4日後のノミ定着
数と比較し、高いノミ定着抑制率が得られる。又、薬剤
投与14日後あるいは21日後にノミ成虫をイヌに放ち
寄生させる。放虫4日後に産下された卵をそれぞれ回収
した後、シャーレに移す。回収後、卵の孵化率を調査す
ることにより優れた残効性を有することが判る。
(ビーグル雄、8ヶ月齢、体重9.0kg)の背部被毛上
に放ち、寄生させる。第1回ノミの人工寄生4日後に、
ノミ取り櫛を用いてノミを回収し、ノミの定着数を調べ
る。ノミの寄生は1週間間隔で2回行う。第2回ノミの人
工寄生開始と同時に供試化合物(化合物No.1あるいは
化合物No.4)およびN−(2,6−ジフルオロベンゾ
イル)−N’−[3,5−ジクロロ−4−(3−クロロ
−5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)フェ
ニル]ウレアを非晶質に製剤したものの各々を15mg/k
gずつゼラチンカプセルに充填し、約10mlの水と共に単
回強制経口投与する。投与量は投与直前の体重から算出
できる。なお、イヌは、ケージに入れて飼育し、水道水
を自由に摂取させ、イヌ用飼料(DEQ,オリエンタル
酵母工業(株))の所定量を1日1回与える。第2回ノミの
人工寄生4日後に、ノミ取り櫛を用いてノミを回収し、
ノミの定着数を調べ、第1回人工寄生4日後のノミ定着
数と比較し、高いノミ定着抑制率が得られる。又、薬剤
投与14日後あるいは21日後にノミ成虫をイヌに放ち
寄生させる。放虫4日後に産下された卵をそれぞれ回収
した後、シャーレに移す。回収後、卵の孵化率を調査す
ることにより優れた残効性を有することが判る。
【0091】試験例3 フタトゲチマダニの成ダニ、若ダニあるいは幼ダニをウ
サギに放ち、定着させる。供試化合物(化合物No.1あ
るいは化合物No.4)30mg/kgを経口投与し、ダニ
の定着状況、吸血状況を調査する。その後、脱皮、産
卵、孵化の状況を調査する。各調査項目について、薬剤
非投与区と比較し、優れた殺ダニ効果を有することが判
る。
サギに放ち、定着させる。供試化合物(化合物No.1あ
るいは化合物No.4)30mg/kgを経口投与し、ダニ
の定着状況、吸血状況を調査する。その後、脱皮、産
卵、孵化の状況を調査する。各調査項目について、薬剤
非投与区と比較し、優れた殺ダニ効果を有することが判
る。
【0092】試験例4 フタトゲチマダニの成ダニ、若ダニあるいは幼ダニをウ
サギに放ち、定着させる。供試化合物(化合物No.1あ
るいは化合物No.4)およびN−(2,6−ジフルオロ
ベンゾイル)−N’−[3,5−ジクロロ−4−(3−
クロロ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキ
シ)フェニル]ウレアを非晶質に製剤したものの各々を
30mg/kgづつ経口投与し、ダニの定着状況、吸血状況
を調査する。その後、脱皮、産卵、孵化の状況を調査す
る。各調査項目について、薬剤非投与区と比較し、優れ
た殺ダニ効果を有することが判る。
サギに放ち、定着させる。供試化合物(化合物No.1あ
るいは化合物No.4)およびN−(2,6−ジフルオロ
ベンゾイル)−N’−[3,5−ジクロロ−4−(3−
クロロ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキ
シ)フェニル]ウレアを非晶質に製剤したものの各々を
30mg/kgづつ経口投与し、ダニの定着状況、吸血状況
を調査する。その後、脱皮、産卵、孵化の状況を調査す
る。各調査項目について、薬剤非投与区と比較し、優れ
た殺ダニ効果を有することが判る。
【0093】
【発明の効果】本発明によれば、特定のピリジン系化合
物を、動物の外部寄生虫防除剤として提供することがで
きる。
物を、動物の外部寄生虫防除剤として提供することがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 43/40 101 A01N 43/40 101L 43/78 43/78 B 43/88 101 43/88 101 47/34 47/34 C A61K 31/17 A61K 31/17 A61P 33/14 A61P 33/14 // C07D 213/82 C07D 213/82 213/89 213/89 Fターム(参考) 4C055 AA01 AA17 BA01 CA58 DA13 4C086 AA01 AA02 BC19 MA01 MA02 NA14 ZB37 4C206 AA01 AA02 HA28 HA30 MA01 MA02 ZB37 4H011 AC01 AC04 BA06 DA17 DF04
Claims (8)
- 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 [式中、Yはハロアルキル基であり、mは0または1で
あり、Qは 【化2】 (Xは酸素原子または硫黄原子であり、R1およびR2は
それぞれ独立に水素原子、置換されてもよいアルキル
基、置換されてもよいアルケニル基、置換されてもよい
アルキニル基、置換されてもよいシクロアルキル基、-C
(W1)R3基、-OR4基、-S(O)nR5基、−NHR6基、 【化3】 、−C(R8)=NO−R9基もしくは置換されてもよい
アリール基であるか、またはR1およびR2は一緒になっ
て=C(R10)R11基を、あるいは隣接する窒素原子と
ともに窒素原子または酸素原子を含んでよい炭素数4〜
5の5員または6員複素環基を形成してもよく、R3は
置換されてもよいアルキル基、置換されてもよいアルケ
ニル基、置換されてもよいアルキニル基、置換されても
よいシクロアルキル基、置換されてもよいアリール基、
アルコキシ基、アルキルチオ基またはモノもしくはジア
ルキルアミノ基であり、R4は水素原子、置換されても
よいアルキル基、置換されてもよいアルケニル基、置換
されてもよいアルキニル基、置換されてもよいシクロア
ルキル基、置換されてもよいアリール基、置換されても
よい複素環基または−COR3基であり、R5はアルキル
基またはジアルキルアミノ基であり、R6はアルキル基
またはアリール基であり、ZはNまたは−C−R7基で
あり、R7は水素原子、ハロゲン原子、置換されてもよ
いアルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基またはニ
トロ基であり、R8およびR9はそれぞれ独立に水素原
子、置換されてもよいアルキル基、置換されてもよいア
ルケニル基、置換されてもよいアルキニル基、置換され
てもよいアリール基または置換されてもよい複素環基で
あり、R10およびR11はそれぞれ独立に水素原子、置換
されてもよいアルキル基、置換されてもよいアルケニル
基、置換されてもよい複素環基、−N−(R12)R
13基、置換されてもよいアルコキシ基、置換されてもよ
いアルキルチオ基であり、R12およびR13はそれぞれ
独立に水素原子、置換されてもよいアルキル基、置換さ
れてもよいアルケニル基、置換されてもよいアルキニル
基、置換されてもよいアリール基または置換されてもよ
い複素環基であり、W 1は酸素原子または硫黄原子であ
り、nは1または2である)または置換されてもよい複
素環基である]で表されるピリジン系化合物またはその
塩を有効成分として含有することを特徴とする動物の外
部寄生虫防除用組成物。 - 【請求項2】 Qが 【化4】 (式中、Xは酸素原子または硫黄原子であり、R1およ
びR2はそれぞれ独立に水素原子、置換されてもよいア
ルキル基、置換されてもよいアルケニル基、置換されて
もよいアルキニル基、置換されてもよいシクロアルキル
基、-C(W1)R3基、-S(O)nR5基または−NHR6基で
あるか、またはR1およびR2は一緒になって=C
(R10)R11基を、あるいは隣接する窒素原子とともに
窒素原子または酸素原子を含んでよい炭素数4〜5の5
員または6員複素環基を形成してもよく、R 3は置換さ
れてもよいアルキル基、置換されてもよいアルケニル
基、置換されてもよいアルキニル基、置換されてもよい
シクロアルキル基、置換されてもよいアリール基、アル
コキシ基、アルキルチオ基またはモノもしくはジアルキ
ルアミノ基であり、R5はアルキル基またはジアルキル
アミノ基であり、R6はアルキル基またはアリール基で
あり、R10およびR11はそれぞれ独立にアルコキシ基ま
たはアルキルチオ基であり、W1は酸素原子または硫黄
原子であり、nは1または2である)である請求項1に
記載の動物の外部寄生虫防除用組成物。 - 【請求項3】 一般式(I)の化合物またはその塩と、
他の動物薬とを有効成分として含有することを特徴とす
る請求項1に記載の動物の外部寄生虫防除用組成物。 - 【請求項4】 他の動物薬がベンゾイルウレア類である
請求項3に記載の動物の外部寄生虫防除用組成物。 - 【請求項5】 ベンゾイルウレア類がN−(2,6−ジ
フルオロベンゾイル)−N’−[3,5−ジクロロ−4
−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジ
ルオキシ)フェニル]ウレアである請求項4に記載の動
物の外部寄生虫防除用組成物。 - 【請求項6】 請求項1または3の組成物を動物の外部
寄生虫に作用させることを特徴とする外部寄生虫の防除
方法。 - 【請求項7】 外部寄生虫がノミ類である請求項6に記
載の方法。 - 【請求項8】 外部寄生虫がダニ類である請求項6に記
載の方法。
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- 2001-05-21 JP JP2001150727A patent/JP2002201133A/ja active Pending
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JP7258945B2 (ja) | 2015-10-06 | 2023-04-17 | シンジェンタ パーティシペーションズ アーゲー | 害虫に対するノックダウン活性または吸血阻害活性を有する化合物および組成物 |
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